JP2023518962A - ディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置および方法 - Google Patents
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Abstract
Description
1.深絞りスピニングと流動スピニングの2つのスピニング工程は、互いに独立して完全に分離して作業するため、ワークピースの加工の流れおよび作業時間が長すぎる。しかも深絞りスピニングの作業後に、セットアップを新たに交換して調整してから、流動スピニング作業ができるようになるので、加工時間が遅れるだけでなく、部品の精度も一定の影響を受ける。
2.深絞りスピニング成形の際に、単一のスピニングローラーによる多パスを用いるか、同じ幾何パラメータの2つ(または複数)のスピニングローラーを用いて、繰り返し多パス成形を行い、各スピニングローラーの幾何パラメータが同じであるため、パス圧下量が制限され、この場合にはパス数を増加せざるを得ない。これは、作業時間の増加にもつながる。さらに重要なのは、ワークピース加工時間およびセットアップの交換および調整時間の延長により、ワークピースの製造工程が不連続になり、ワークピースが硬化して材料が破壊される。
3.電流補助スピニング成形を採用している場合もあるが、いずれも一方の電極をワークピースであるワークピースの表面に印加し、回転時に動的に接触して発生するスパークによりワークピース表面をアブレーションさせ、成形後の部品表面の損傷が深刻になり、製品の品質に影響する。
ディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置は、スピニングコア型4、心押し台6、およびスピニングコア型4の周方向に均等に配置された複数のスピニングローラー3を備える。各スピニングローラー3は、スピニングコア型4の軸方向および径方向にそれぞれオフセット配置になっている。各スピニングローラー3のスピニング面は、深絞りスピニング面1、流動スピニング段および整形スピニング面2を含む。前記オフセット配置とは、各スピニングローラー3の深絞りスピニング面1、流動スピニング段および整形スピニング面2がスピニングコア型4の軸方向および径方向にそれぞれオフセット配置になっている。
円板状のワークピース7を心押し台6でスピニングコア型4にセンタリングして押し付ける工程と、
ワークピース7の方向に向かって逆押し板5をワークピース7のエッジに押し付けるように、スピニングコア型4の軸方向に沿ったスラスト力を逆押し板5に付与し、ワークピース7の中心領域からエッジへ流れるパルス電流を心押し台6および逆押し板5に付与し、電流補助スピニングとする工程と、
スピニングローラー3が3個である場合、各深絞りスピニング面1の円弧半径および整形スピニング面2の傾斜角度が順次徐々に減少し、それに応じて、流動スピニング段のテーパ構造の先端アールとスピニングコア型4との隙間も徐々に減少するように、スピニングローラー3の深絞りスピニング面1を動作ポジションにする工程と、
スピニングローラーの円弧半径の大きい順に、深絞りスピニング面1がワークピース7を順次徐々に深絞りスピニングを行い、深絞りスピニングが流動スピニング段の先端アールまで達したときにワークピース7の流動スピニングが完了し、ワークピース7の深絞り、薄肉化を完了し、次に整形スピニング面2に入り、薄肉されたワークピース7の表面に対して徐々に光整形を行うことによって、ワークピース7の深絞りスピニング、流動スピニングおよび整形スピニング過程が完了し、ディープカップ状部品全体の所望の肉厚が得られるまで、スピニングローラーの1回の送りで深絞り、流動および整形スピニングの3つの工程が完成するように、スピニングコア型4を回転させる工程とを含む。
(1)本発明は、深絞りスピニングと流動スピニング(または整形スピニング)機能を、1つのスピニングローラーにオフセット配置方式で巧みに集積して複合化し、深絞りスピニング、流動スピニング(または整形スピニング)の複数のスピニング工程の間のセットアップの交換、工程の切り替えおよび調整の時間を省いた。そして、セットアップを交換するたびにセットアップを再調整するという煩雑なプロセスを効果的に克服した。
(2)従来技術において、深絞りスピニング成形の際に、単一のスピニングローラーによる多パスを用いるか、同じ幾何パラメータの2つ(または複数)のスピニングローラー旋輪を用いて、繰り返し多パス成形を行い、各スピニングローラーの幾何パラメータが同じであるため、パス圧下量が制限され、この場合にはパス数を増加せざるを得ない。これは、作業時間の増加にもつながる。さらに重要なのは、ワークピース加工時間およびセットアップ交換および調整時間の延長により、ワークピースの製造工程が不連続になり、ワークピースが硬化して材料が破壊される。
本発明は、各スピニングローラーのオフセット配置を採用し、すなわちスピニングローラーの深絞りスピニング面1の弧面半径の差異が異なるか、整形スピニング面2の傾斜角度の差異が異なるか、流動スピニング段のテーパ構造の先端アールの位置が異なる。そのため、各スピニングローラーでは、深絞りスピニングに用いる弧状型面形状構造の相違により、スピニングコア型が1回転する周期毎に、各スピニングローラーは、ワークピースの異なる部位に圧力をかけ、パス圧下量を増加させ、スピニングパス(spinning pass)を減少させることに有利であり、生産効率を向上させるだけでなく、材料の加工過程が不連続であることから、最終的にワークピースが硬化して材料が破壊され、使用できないなどの欠陥を減少させることにも有利である。
(3)本発明は、オフセットスピニングを採用し、かつ各パスのスピニング毎に部分的に深絞りスピニング、流動スピニングおよび整形スピニング工程を完成させることができ、作業過程が連続するだけでなく、材料の硬化を効果的に防止し、生産効率を最大限に高めることができる。
(4)心押し台および逆押し板を利用してワークピースの中心領域およびエッジにパルス電流を印加することにより、ワークピースの有用表面と電極との動的接触による放電焼付を避けることができ、部品表面の仕上がりや精度の要求を図ることができる。最終的なトリミング工程では、アブレーションされた不要なエッジが切除され、高品質のスピニング部品が得られる。
電流補助成形を採用したことも材料の可塑性をさらに高めた。
逆押し板を設けることで、上記目的に加えて、深絞りスピニング成形の安定性を向上させて材料の座屈しわを防止することができる。
図1~図4に示すように、本発明は、ディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置を開示し、スピニングコア型4、心押し台6、およびスピニングコア型4の周方向に均等に配置された複数のスピニングローラー3を備える。各スピニングローラー3は、スピニングコア型4の軸方向および径方向にそれぞれオフセット配置になっている。各スピニングローラー3のスピニング面は、深絞りスピニング面1、流動スピニング段、整形スピニング面2を含む。前記オフセット配置とは、各スピニングローラー3の深絞りスピニング面1、流動スピニング段、整形スピニング面2がスピニングコア型4の軸方向および径方向にそれぞれオフセット配置になっている。
各スピニングローラー3の深絞りスピニング面1の断面線が円弧線であり、かつ各深絞りスピニング面1の円弧半径が順次徐々に減少する。
各スピニングローラー3の整形スピニング面2の断面形状が直線であり、回転順に応じて、最初の2つの隣接するスピニングローラー3の整形スピニング面2のスピニングコア型4の軸線に対する傾斜角度が同一または順次減少し、一方、3番目のスピニングローラー3の整形スピニング面2のスピニングコア型4の軸線に対する傾斜角度が最初の2つのスピニングローラー3の傾斜角度より小さい。
図3において、各スピニングローラーの整形スピニング面2は、その機能別に異なる傾斜角αに設計され、スピニングローラーAおよびBが流動スピニングに用いられ、αA=αB=3°を従来のパラメータで設計することができる。各パスのスピニング時に深絞りスピニング、流動スピニングが存在するため、明らかなスピニングローラー螺旋痕の発生を避けるため、3つのスピニングローラー3は、いずれも深絞りスピニングと整形スピニングの機能を持つように設計されており、αC=0.5°とすることで、部品表面の整形効果を高めることができる。もちろん、具体的な応用要求に応じて、角度は、柔軟に変動する。
深絞りスピニング面1の円弧線と整形スピニング面2とが直線的に接する先端アールである各流動スピニング段がテーパ構造であり、かつ各流動スピニング段の先端アールが順次徐々にずれていく。
ステップ1:円板状のワークピース7を心押し台6でスピニングコア型4にセンタリングして押し付ける。
ステップ2:ワークピース7の方向に向かって逆押し板5をワークピース7のエッジに押し付けるように、スピニングコア型4の軸方向に沿ったスラスト力を逆押し板5に付与し、ワークピース7の中心領域からエッジへ流れるパルス電流を心押し台6および逆押し板5に付与し、電流補助スピニングとする。
ステップ3:スピニングローラー3が3個である場合、各深絞りスピニング面1の円弧半径および整形スピニング面2の傾斜角度が順次徐々に減少し、それに応じて、流動スピニング段のテーパ構造の先端アールとスピニングコア型4との隙間も徐々に減少するように、スピニングローラー3の深絞りスピニング面1を動作ポジションにする。
ステップ4:スピニングローラーの円弧半径の大きい順に、深絞りスピニング面1がワークピース7を順次徐々に深絞りスピニングを行い、深絞りスピニングが流動スピニング段の先端アールまで達したときにワークピース7の流動スピニングが完了し、ワークピース7の深絞り、薄肉化を完了し、次に整形スピニング面2に入り、薄肉されたワークピース7の表面に対して徐々に光整形を行うことによって、ワークピース7の深絞りスピニング、流動スピニングおよび整形スピニング過程が完了し、ディープカップ状部品全体の所望の肉厚が得られるまで、スピニングローラーの1回の送りで深絞り、流動および整形スピニングの3つの工程が完成するように、スピニングコア型4を回転させる。最後にディープカップ状部品の口部の余辺が切除される。
(付記1)
スピニングコア型(4)、心押し台(6)、およびスピニングコア型(4)の周方向に均等に配置された複数のスピニングローラー(3)を備えたディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置であって、
各スピニングローラー(3)は、スピニングコア型(4)の軸方向および径方向にそれぞれオフセット配置になっており、
各スピニングローラー(3)のスピニング面は、深絞りスピニング面(1)、流動スピニング段および整形スピニング面(2)を含み、
前記オフセット配置とは、各スピニングローラー(3)の深絞りスピニング面(1)、流動スピニング段および整形スピニング面(2)がスピニングコア型(4)の軸方向および径方向にそれぞれオフセット配置になっていることを特徴とするディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置。
付記1に記載のディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置であって、
前記スピニングローラー(3)は、少なくとも3個であり、
前記オフセット配置は、具体的に、
各スピニングローラー(3)の深絞りスピニング面(1)の断面線が円弧線であり、かつ各深絞りスピニング面(1)の円弧半径が順次徐々に減少し、
各スピニングローラー(3)の整形スピニング面(2)の断面形状が直線であり、回転順に応じて、最初の2つの隣接するスピニングローラー(3)の整形スピニング面(2)のスピニングコア型(4)の軸線に対する傾斜角度が同一または順次減少し、一方、3番目のスピニングローラー(3)の整形スピニング面(2)のスピニングコア型(4)の軸線に対する傾斜角度が最初の2つのスピニングローラー(3)の傾斜角度より小さく、
深絞りスピニング面(1)の円弧線と整形スピニング面(2)とが直線的に接する先端アールである各流動スピニング段がテーパ構造であり、かつ各流動スピニング段の先端アールが順次徐々にずれていくことを特徴とするディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置。
付記2に記載のディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置であって、
前記最初の2つの隣接するスピニングローラー(3)の傾斜角度が同一であることは、2°~3°の範囲で同じであることを意味し、順次減少することは、2°~3°の範囲で順次減少することを意味し、前記3番目のスピニングローラー(3)の傾斜角度は、0.5°~1°であることを特徴とするディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置。
付記3に記載のディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置であって、
前記ディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置は、
ワークピース(7)の縁に当接する逆押し板(5)をさらに含み、
逆押し板(5)と心押し台(6)にそれぞれ電極が設けられ、心押し台(6)に正電極があり、逆押し板(5)が負極であり、
スピニング中に、ワークピース(7)の中心領域から心押し台(6)および逆押し板(5)を介してエッジへパルス電流が流れ、電流補助スピニングとなることを特徴とするディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置。
付記4に記載のディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置であって、
前記ワークピース(7)は、合金構造鋼であり、電流補助スピニング時のパルス電流は、1100A~1400Aであることを特徴とするディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置。
付記5に記載のディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置であって、
スピニングローラー(3)は、3個である場合、スピニングコア型(4)の周方向に120°に均一に配置されていることを特徴とするディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置。
付記1~6のいずれか一つに記載の装置で実現されるディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形方法であって、
円板状のワークピース(7)を心押し台(6)でスピニングコア型(4)にセンタリングして押し付ける工程と、
ワークピース(7)の方向に向かって逆押し板(5)をワークピース(7)のエッジに押し付けるように、スピニングコア型(4)の軸方向に沿ったスラスト力を逆押し板(5)に付与し、ワークピース(7)の中心領域からエッジへ流れるパルス電流を心押し台(6)および逆押し板(5)に付与し、電流補助スピニングとする工程と、
スピニングローラー(3)が3個である場合、各深絞りスピニング面(1)の円弧半径および整形スピニング面(2)の傾斜角度が順次徐々に減少し、それに応じて、流動スピニング段のテーパ構造の先端アールとスピニングコア型(4)との隙間も徐々に減少するように、スピニングローラー(3)の深絞りスピニング面(1)を動作ポジションにする工程と、
スピニングローラーの円弧半径の大きい順に、深絞りスピニング面(1)がワークピース(7)を順次徐々に深絞りスピニングを行い、深絞りスピニングが流動スピニング段の先端アールまで達したときにワークピース(7)の流動スピニングが完了し、ワークピース(7)の深絞り、薄肉化を完了し、次に整形スピニング面(2)に入り、薄肉されたワークピース(7)の表面に対して徐々に光整形を行うことによって、ワークピース(7)の深絞りスピニング、流動スピニングおよび整形スピニング過程が完了し、ディープカップ状部品全体の所望の肉厚が得られるまで、スピニングローラーの1回の送りで深絞り、流動および整形スピニングの3つの工程が完成するように、スピニングコア型(4)を回転させる工程とを含むことを特徴とするディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形方法。
付記7に記載のディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形方法であって、
流動スピニング段の先端アールとスピニングコア型(4)の軸面との間の隙間が最も小さいスピニングローラー(3)は、ディープカップ状部品の成形後の最終的な肉厚を決定することを特徴とするディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形方法。
付記8に記載のディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形方法であって、
ディープカップ状部品の所望の肉厚に達した後、ディープカップ状部品の口部の余辺を切除することを特徴とするディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形方法。
Claims (9)
- スピニングコア型(4)、心押し台(6)、およびスピニングコア型(4)の周方向に均等に配置された複数のスピニングローラー(3)を備えたディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置であって、
各スピニングローラー(3)は、スピニングコア型(4)の軸方向および径方向にそれぞれオフセット配置になっており、
各スピニングローラー(3)のスピニング面は、深絞りスピニング面(1)、流動スピニング段および整形スピニング面(2)を含み、
前記オフセット配置とは、各スピニングローラー(3)の深絞りスピニング面(1)、流動スピニング段および整形スピニング面(2)がスピニングコア型(4)の軸方向および径方向にそれぞれオフセット配置になっていることを特徴とするディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置。 - 請求項1に記載のディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置であって、
前記スピニングローラー(3)は、少なくとも3個であり、
前記オフセット配置は、具体的に、
各スピニングローラー(3)の深絞りスピニング面(1)の断面線が円弧線であり、かつ各深絞りスピニング面(1)の円弧半径が順次徐々に減少し、
各スピニングローラー(3)の整形スピニング面(2)の断面形状が直線であり、回転順に応じて、最初の2つの隣接するスピニングローラー(3)の整形スピニング面(2)のスピニングコア型(4)の軸線に対する傾斜角度が同一または順次減少し、一方、3番目のスピニングローラー(3)の整形スピニング面(2)のスピニングコア型(4)の軸線に対する傾斜角度が最初の2つのスピニングローラー(3)の傾斜角度より小さく、
深絞りスピニング面(1)の円弧線と整形スピニング面(2)とが直線的に接する先端アールである各流動スピニング段がテーパ構造であり、かつ各流動スピニング段の先端アールが順次徐々にずれていくことを特徴とするディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置。 - 請求項2に記載のディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置であって、
前記最初の2つの隣接するスピニングローラー(3)の傾斜角度が同一であることは、2°~3°の範囲で同じであることを意味し、順次減少することは、2°~3°の範囲で順次減少することを意味し、前記3番目のスピニングローラー(3)の傾斜角度は、0.5°~1°であることを特徴とするディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置。 - 請求項3に記載のディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置であって、
前記ディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置は、
ワークピース(7)の縁に当接する逆押し板(5)をさらに含み、
逆押し板(5)と心押し台(6)にそれぞれ電極が設けられ、心押し台(6)に正電極があり、逆押し板(5)が負極であり、
スピニング中に、ワークピース(7)の中心領域から心押し台(6)および逆押し板(5)を介してエッジへパルス電流が流れ、電流補助スピニングとなることを特徴とするディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置。 - 請求項4に記載のディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置であって、
前記ワークピース(7)は、合金構造鋼であり、電流補助スピニング時のパルス電流は、1100A~1400Aであることを特徴とするディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置。 - 請求項5に記載のディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置であって、
スピニングローラー(3)は、3個である場合、スピニングコア型(4)の周方向に120°に均一に配置されていることを特徴とするディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形装置。 - 請求項1~6のいずれか一項に記載の装置で実現されるディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形方法であって、
円板状のワークピース(7)を心押し台(6)でスピニングコア型(4)にセンタリングして押し付ける工程と、
ワークピース(7)の方向に向かって逆押し板(5)をワークピース(7)のエッジに押し付けるように、スピニングコア型(4)の軸方向に沿ったスラスト力を逆押し板(5)に付与し、ワークピース(7)の中心領域からエッジへ流れるパルス電流を心押し台(6)および逆押し板(5)に付与し、電流補助スピニングとする工程と、
スピニングローラー(3)が3個である場合、各深絞りスピニング面(1)の円弧半径および整形スピニング面(2)の傾斜角度が順次徐々に減少し、それに応じて、流動スピニング段のテーパ構造の先端アールとスピニングコア型(4)との隙間も徐々に減少するように、スピニングローラー(3)の深絞りスピニング面(1)を動作ポジションにする工程と、
スピニングローラーの円弧半径の大きい順に、深絞りスピニング面(1)がワークピース(7)を順次徐々に深絞りスピニングを行い、深絞りスピニングが流動スピニング段の先端アールまで達したときにワークピース(7)の流動スピニングが完了し、ワークピース(7)の深絞り、薄肉化を完了し、次に整形スピニング面(2)に入り、薄肉されたワークピース(7)の表面に対して徐々に光整形を行うことによって、ワークピース(7)の深絞りスピニング、流動スピニングおよび整形スピニング過程が完了し、ディープカップ状部品全体の所望の肉厚が得られるまで、スピニングローラーの1回の送りで深絞り、流動および整形スピニングの3つの工程が完成するように、スピニングコア型(4)を回転させる工程とを含むことを特徴とするディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形方法。 - 請求項7に記載のディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形方法であって、
流動スピニング段の先端アールとスピニングコア型(4)の軸面との間の隙間が最も小さいスピニングローラー(3)は、ディープカップ状部品の成形後の最終的な肉厚を決定することを特徴とするディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形方法。 - 請求項8に記載のディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形方法であって、
ディープカップ状部品の所望の肉厚に達した後、ディープカップ状部品の口部の余辺を切除することを特徴とするディープカップ状薄肉部品電流補助複合スピニング成形方法。
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