JP2023514903A - カウンタブームを備えるクレーン及びカウンタブームの起立方法 - Google Patents

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Abstract

この発明は、メインブームと、カウンタブームと、クレーンの上部キャリッジに配置された起立架台と、を備え、起立架台は、ケーブルアジャスタを介してカウンタブームのガイイングに接続されている、クレーン、特に移動式クレーン又はクローラクレーンに、関する。ケーブルアジャスタ及び/又はガイイングを一時的に受けるために、カウンタブーム又はカウンタブームの旋回軸に連結された少なくとも1つの圧力プロップが設けられている。圧力プロップの受け点は、ケーブルアジャスタ又はガイイングがそれ自体で、カウンタブームの特定の起立角度で、圧力プロップから離昇し得るように、設計されている。【選択図】図4

Description

この発明は、メインブームと、カウンタブームと、クレーンの上部キャリッジに配置された起立架台と、を備え、起立架台は、ケーブルアジャスタを介してカウンタブームのガイイングに接続されている、クレーン、特に移動式クレーン又はクローラクレーンに、関する。
格子マスト大型クレーンは、一般に、メインブーム及びカウンタブームで構成されている。ブームシステムは、移動式下部キャリッジに回転可能に取り付けられた上部キャリッジに、取り付けられている。クレーンを起立させるために、メインブームは、カウンタブームが、メインブームを起立させるためのケーブルアジャスタのためのプロップとして機能するという点で、既に組み立てられ且つ起立されたカウンタブームによって、組み立てられる。
以前から知られているクレーンタイプでは、上部キャリッジに取り付けられた調整可能な起立架台が、カウンタブームの組立のために、必要とされる。これは、下部キャリッジ11及び上部キャリッジ12を備えるクレーンを示す、図1a,1bの概略クレーン表現に、示されている。調整可能な起立架台4’は、ガイイング6を介して、カウンタブーム3のブームヘッドに接続されている。ケーブルアジャスタ5は、上部キャリッジ12に直接的に取り付けられ、ガイイング6に接続されている。ケーブルアジャスタ5を引っ込むことによって、カウンタブーム3は、起立され得る。選択される構造についての理由は、カウンタブーム3無しで、クレーンを動作させる可能性である。このための前提条件は、調整可能な起立架台4’である。選択される構造は、特に1500tまでのリフト能力を持つクレーンにおいて、使用される。
1500t以上のリフト能力を持つ大型クレーンでは、カウンタブームの使用は、義務である。カウンタブームを起立させるために、様々なタイプの必要とされる起立架台4が、このようなクレーンのために、開発されてきた。最も広く使用されているタイプは、上部キャリッジ12に配置された固定の起立架台4であり、これは、カウンタブーム3の起立中にケーブルアジャスタ5のための固定点及び圧力プロップとして、機能する。この原理は、図2a,2bに示されている。図1a,1bに示されるような調整可能な起立架台4’を用いた解決手段は、このような起立架台4’の必要とされる高い重量、及び上部キャリッジにおけるスペースの問題のため、ここでは不可能である。
本願は、既存の解決手段に対する可能な改善を求める。
この目的は、請求項1の特徴を有するクレーン、特に移動式クレーン又はクローラクレーンによって、達成される。クレーンの有利な実施形態は、従属請求項の主題である。カウンタブームを起立させるための新規且つ改良された方法は、請求項6の特徴によって提供される。この方法の有利な実施形態は、従属する方法の請求項の主題である。
本発明によれば、ケーブルアジャスタと、カウンタブーム、特にカウンタブームフット又はカウンタブームの旋回軸の近傍に連結された追加的な圧力プロップによって上部キャリッジに配置された起立架台(erecting trestle)と、を備えるクレーン本体を補強することが、提案される。圧力プロップは、好ましくは旋回可能に連結されており、特に水平軸回りに旋回可能である。また想像できるのは、カウンタブームの旋回軸上における直接的な圧力プロップの関節である。この場合、圧力プロップの旋回軸は、カウンタブームの旋回軸と同軸でもよい。ケーブルアジャスタは、通常、ケーブルアジャスタを作動させることによってカウンタブームの起立角度を変更できるようにするために、ガイイングに接続されている。ガイイングは、通常、ケーブルアジャスタからカウンタブームの先端部まで延びている。
少なくとも起立プロセス中、圧力プロップは、ケーブルアジャスタ及び/又はガイイングに接触しており、圧力プロップは、特に、ケーブルアジャスタ及び/又はガイイングを、その自由端において適切なベアリング点を介して受ける。これにより、ケーブルアジャスタ及び/又はガイイングは、圧力プロップによって、カウンタブームの背部から離れるように付勢され得る。
圧力プロップによりケーブルアジャスタ/ガイイングに追加的に与えられる圧縮力のため、上部キャリッジの後部における使用された起立架台又はターンテーブルは、明確に小さな寸法になり得る。レバーアームのためのジオメトリ及び必要な起立モーメントの発生は、採用された圧力プロップによって、著しく生成される。対照的に、従来技術の解決手段によれば、カウンタブームに対して十分な起立モーメントを少しでも発生できるようにするために、起立架台は、上部キャリッジから垂直方向に比較的遠くに突出しなければならない。
本発明の別の利点は、起立架台、ケーブルアジャスタ、圧力プロップ及びガイイングで形成された発明のジオメトリにおいて、カウンタブームの角度の変化がレバーアームのマイナーな変化につながるという点で構成されており、これは、要するに、特にフラットな位置において、全体のプロセスに対して正の影響を有する。
また、起立架台で可能なサイズの節約は、必然の利点につながる。動力伝達中に変化されたジオメトリは、カウンタブームの起立のために必要なケーブルアジャスタの引込長さが低減するという事実に、つながる。
好ましい実施形態によれば、圧力プロップは、カウンタブームの背部に連結されている。有利であると判明されたものは、そのブームフットの近傍におけるカウンタブームの背部にある圧力プロップの旋回アタッチメントである。圧力プロップのこの位置は、カウンタブームの起立中に生じるレバーアームに対して、最適な影響をもたらす。
同様に、本発明によれば、圧力プロップとケーブルアジャスタ又はガイイングとの間における接続は、一時的にすぎず、すなわち、ケーブルアジャスタ又はカウンタブームガイイングはそれ自体で、圧力プロップから自身を離昇させ得る。特に、ケーブルアジャスタ/ガイイングは、カウンタブームの起立プロセスの開始時にのみ、圧力プロップに動作可能に接続される。カウンタブームの特定の起立角度から、ケーブルアジャスタ/ガイイングはそれ自体で、圧力プロップから自身を離昇させる。ケーブルアジャスタが離昇した後に圧力プロップが転倒するのを防ぐために、対応する抑止点(arresting point)が設けられてもよい。転倒は、両方向に行われ得る。
ケーブルアジャスタ又はガイイングが圧力プロップの適切なベアリング点に載せられ、このことがカウンタブームの特定の起立角度で離昇することを可能にするがしかし、圧力プロップの旋回運動を発生させる張力がケーブルアジャスタによって圧力プロップに対して与えられ得る場合に、有利である。これは、ガイイング又はベアリング点の近傍におけるストッパのような、対応する抑止手段によって起こると、想像され得る。
圧力プロップのベアリング点は、好ましくは、ケーブルアジャスタのトップブロックのローラ軸を受けてベアリングするために、適している。理想的な場合には、ケーブルプーリの運転が損なわれず、これにより、ケーブルアジャスタが制限無く動作する。例えば、ベアリング点は、ローラ軸を圧力プロップの長手方向に離昇することを可能にするがしかし、圧力プロップの長手軸に対して横方向へのトップブロックの相対的な移動は、対応するサイドストッパに起因して妨げられることが、考えられる。ケーブルアジャスタのトップブロックは、ロック機構によって、圧力プロップに一時的に固定され得ることが、同様に想像可能である。
使用される起立架台は、上部キャリッジにおける固定の特に三角形の起立架台として、構成されてもよい。好ましくは、起立架台は、上部キャリッジの後端部に取り付けられる。ケーブルアジャスタに加えて、起立架台も同様に、ケーブルアジャスタの引込機構(retracting mechanism)を受け得る。
クレーンの有利な実施形態によれば、クレーンは、移動式クレーン又はクローラクレーンとして構成される。ここでは、カウンタブームとして、適切な格子ブームが採用される。例えば、メインブームは、格子ブームである。
本発明に係るクレーンに加えて、本発明は、本発明に係るクレーンのカウンタブームを起立させるための方法にも、関する。本発明によれば、ケーブルアジャスタ又はガイイングは、圧力プロップによりカウンタブームの背部から離れるように付勢されるために、カウンタブームの起立プロセスの開始時に、圧力プロップのベアリング点によって、カウンタブームの小さな起立角度で受けられる、という方法のために提案される。カウンタブームの所定の起立角度において、ケーブルアジャスタ/ガイイングはそれ自体で、圧力プロップから離昇(lift off)することを、意味する。
本方法の実施により得られる広範囲に亘る利点は、クレーンを参照して既に上で説明されている。したがって、繰り返しを避けるために、さらなる実施形態は、この時点では省略される。
本方法の実施のために、カウンタブームを、上部キャリッジに、既にそこに連結されている圧力プロップと共に、取り付けるための第一段階として、最初に提案されている。次のステップでは、カウンタブーム先端の方向において圧力プロップを前方に折り畳むように設けられ得る。さらなるステップでは、この目的のために設けられた圧力プロップのベアリング点における端部に、ケーブルアジャスタを置くために、ケーブルアジャスタも同様に、前方に引っ張られる。同時に、カウンタブームのガイイングは、ケーブルアジャスタに、接続されており、特にボルト留めされている。
次のステップでは、ケーブルアジャスタの引込機構を引っ込めることによって、圧力プロップが最初に特定の角度まで起立されることが、提供されてもよい。これは、ベアリング点の近傍における対応するストッパ又は抑止手段によって達成されており、これは、ケーブルアジャスタから圧力プロップへの張力伝達を提供する。同時に、張力は、カウンタブームガイイングの張りに、つながる。
次のステップでは、カウンタブームは、ケーブルアジャスタの引込機構をさらに引っ込めることによって、すなわち特定の所望の起立角度まで、起立され得る。特定のカウンタブーム角度から、ケーブルアジャスタは、圧力プロップから自動的に離昇する。さらなるクレーン作業中、圧力プロップは、もはや必要とされない。カウンタブームは、ガイイング及びケーブルアジャスタによって、単独で、ガイされて起伏可能(luffable)である。カウンタブームは、逆の順序で置かれる。上述の抑止点のため、圧力プロップは、圧力プロップが特定の配置角度でトップブロックを再びピックアップできる位置に、留まる。
本発明のさらなる利点及び特性は、図面に示される例示的な実施形態を参照して、以下に詳細に説明されるであろう。
図1a、図1b、図2a、図2bは、従来技術に係るクレーンの異なる実施形態を示す。 図1a、図1b、図2a、図2bは、従来技術に係るクレーンの異なる実施形態を示す。 図1a、図1b、図2a、図2bは、従来技術に係るクレーンの異なる実施形態を示す。 図1a、図1b、図2a、図2bは、従来技術に係るクレーンの異なる実施形態を示す。 図3a~3fは、本発明の方法の実施中における本発明に係るクレーンの表現を時系列順に示す。 図3a~3fは、本発明の方法の実施中における本発明に係るクレーンの表現を時系列順に示す。 図3a~3fは、本発明の方法の実施中における本発明に係るクレーンの表現を時系列順に示す。 図3a~3fは、本発明の方法の実施中における本発明に係るクレーンの表現を時系列順に示す。 図3a~3fは、本発明の方法の実施中における本発明に係るクレーンの表現を時系列順に示す。 図3a~3fは、本発明の方法の実施中における本発明に係るクレーンの表現を時系列順に示す。 図4は、起立されたデリックブーム及び取り付けられたメインブームを有する本発明に係るクレーンの側面図を示す。 図5a~5hは、本発明の利点を説明するために公知のクレーンと本発明に係るクレーンとの様々な比較を示す。 図5a~5hは、本発明の利点を説明するために公知のクレーンと本発明に係るクレーンとの様々な比較を示す。 図5a~5hは、本発明の利点を説明するために公知のクレーンと本発明に係るクレーンとの様々な比較を示す。 図5a~5hは、本発明の利点を説明するために公知のクレーンと本発明に係るクレーンとの様々な比較を示す。 図5a~5hは、本発明の利点を説明するために公知のクレーンと本発明に係るクレーンとの様々な比較を示す。 図5a~5hは、本発明の利点を説明するために公知のクレーンと本発明に係るクレーンとの様々な比較を示す。 図5a~5hは、本発明の利点を説明するために公知のクレーンと本発明に係るクレーンとの様々な比較を示す。 図5a~5hは、本発明の利点を説明するために公知のクレーンと本発明に係るクレーンとの様々な比較を示す。
図1a、図1b、図2a、図2bに示されるような、従来技術に係るクレーン構造は、導入部分において既に説明されている。したがって、繰り返しの説明は、省略される。
本発明に係る構造は、図3及び図4に示される。個々のクレーンコンポーネントは、図4の大きな表現において最もよく認識されるものであり、そこに示されている大型クレーンは、下部キャリッジ11(ここではクローラ走行ギア)と、下部キャリッジに回転可能に配置されたターンテーブル12と、を含む。デリックタイプのカウンタブーム3は、ターンテーブル12に起伏可能に連結されている。メインブーム13も同様に、ターンテーブルに起伏可能に取り付けられており、格子マストとして構成されている。
上部キャリッジ12の後端部には、起立架台40が配置されており、起立架台40は、剛体構造として、上部キャリッジ12に固定的に取り付けられている。起立架台40は、実質的に三角形である。起立架台40の最上点には、ケーブルアジャスタ5が取り付けられている。ケーブルアジャスタ5の長さは、引込機構5aによって設定されることができ、引込機構5aも同様に、起立架台40に取り付けられている。
個々のガイロッドからなるガイイング6は、ケーブルアジャスタ5のトップブロック51に、直接的にボルト留めされている。引込機構5aを作動することによって、すなわちケーブルを引っ込むことによって、ケーブルアジャスタ5の長さが低減され、これによって、ガイイングが張られることができ、長さが変化されることができ、デリックブーム3が起伏されることができる。
本発明に係る圧力プロップ311は、デリックブーム3の関節脚部上に、水平軸回りに回動可能なように、取り付けられている。その自由端には、トップブロック51を受けて圧力プロップ311に圧縮力を加えるために、適切なベアリング点311aが設けられている。
デリックブーム3の組立及び配置プロセスは、時系列順に示す図3a~図3fのクレーン状態を参照して、図示され得る。図3aに示されるような第1ステップでは、デリックブーム3のカウンタブーム関節ピース31が、ターンテーブル12に取り付けられる。圧力プロップ311は、カウンタブーム関節ピース31に、既に予め取り付けられている。分解及び配置プロセスは、逆の順序で行われる(図3f~3a)。
図3bに示されるような次の方法ステップでは、圧力プロップ311は、デリックブーム先端の方向において、前方に折り畳まれる。同時に、ケーブルアジャスタ5は、引込機構5aを巻き出すことによって延長され、トップブロック51も同様に、デリックブーム先端の方向において前方に引っ張られ、そのローラ軸は、圧力プロップのベアリング点311aによって受けられることができる。同時に、トップブロック51は、デリックブーム3のガイイング6に、ボルト留めされる。
図3cに示されるような次の方法ステップでは、圧力プロップ311は、ケーブルアジャスタ5の引込機構を作動させることによって起立されており、特に、起立架台40の方向において後方に旋回される。結果として、デリックブーム3のガイイング6は、同時に張られる。
引込機構5aによるケーブルアジャスタ5のストランドのさらなる引込によって、図3dに示されるように、カウンタブーム3は、起立されることができる。図3aは、また、デリックブーム3の起立角度を概略的に図示しており、ケーブルアジャスタ5のトップブロック51は、圧力プロップ311でのベアリング点311aに丁度位置付けられているがしかし、既に圧力プロップ311から離昇し始めている。図3eに示される位置にデリックブーム3をさらに起立させることによって、ケーブルアジャスタ5は、圧力プロップ311から完全に離昇する。圧力プロップ311は、この状態からは機能せず、抑止装置によって所定の位置に留まる。完全を期すために、図3fは、デリックブーム3の所望の端部位置もまた、示している。この表現は、原則として、図4の表現と同一である(後者が、取り付けられたメインブーム13を既に示していることを除いて)。カウンタブーム3のための公知のフォールバックプレス312は、依然として必要であり、図3a~3f及び4に示されている。
したがって、定常のクレーン運転中、ケーブルアジャスタ5及びガイイング6のいずれも、圧力プロップ311に接触しない。したがって、圧力プロップは、クレーン運転全体の間、機能しないままであり、デリックブーム3を起立させるためにのみ必要とされる。
図5a~5hでは、本発明の利点を可視化するために、本発明に係るクレーンの概略表現は、従来技術のクレーン構造と比較される。図5a,5bの比較は、従来技術(図5a)に係る起立架台4と、本発明(図5b)に係る起立架台40と、の割合を示すのに、役立つ。明らかに見えるのは、両方の起立架台4,40の高さにおける明確な差分である。起立架台40は、よりシンプル且つより小さな、固定の起立架台40である。これは、製造中における明確な重量及びコストの節約をもたらす。カウンタブーム3の起立中に十分なレバーアームHを得るために、従来技術(図5a)では、起立架台40を相対的に大型且つ高く設計する必要がある。ここで説明された圧力プロップ311(図5b)を用いることによって、ターンテーブルの後部における起立架台40は、明確に小さく設計されることができる。
本発明に係るクレーンでは、ケーブルアジャスタ5の引込機構におけるケーブル長さに対して、明確に小さな長さLが、同時に、必要である。従来の構造(図5d)の固定の起立架台4と、ここで説明される本発明のクレーン本体(図5c)と、の直接的な比較は、引込機構5aによる起立のために必要なケーブル長さLが、図5dよりも短いことを、示す。より短い長さLは、ケーブルアジャスタ5のためのケーブルのリービングによって、掛けられる。より短い長さLは、ここに記載されている解決手段(図5c)におけるより小さな起立架台40に起因しており、これは、より好ましい起立ジオメトリにつながる。
さらに、本発明に係る解決手段は、カウンタブーム3が起立される(カウンタブーム3の角度の変化が、レバーアームのより小さな変化につながる)とき、ケーブルアジャスタ5(図5e参照)のためのより優れたレバーアームH’をもまた、提供する。図5fの従来のクレーンに係るカウンタブーム3がさらに降下されるとき、例えば1度の角度の変化は、図5eに示されるような本発明に係るクレーンの場合よりも、レバーアームのより大きな低減に、つながる。ここで関連するレバーアームH’は、ケーブルアジャスタ5の中心線とカウンタブーム関節点との間における垂直距離である。
さらに、本発明(図5g)に係るクレーンでは、従来のクレーン(図5h)と比較して、わずかに良好なジオメトリが得られることができる。より短い固定の起立架台40に起因して、図5hに比較して図5gに示されるように、いくつかのカウンタブーム位置において、より良いレバーアームH’’が得られる。図5gの表現では、レバーアームH’’は、同じブーム長さ及び上部キャリッジ長さで、図5hのレバーアームH’’よりも、わずかに長い。すなわち、より大きなモーメントは、ガイイングストランド6において、同じ力で発生され得る。ここで関連するレバーアームH’’は、ブームガイイング6とカウンタブーム関節点との間における垂直距離である。

Claims (12)

  1. メインブームと、カウンタブームと、クレーンの上部キャリッジに配置された起立架台と、を備え、前記起立架台は、ケーブルアジャスタを介して前記カウンタブームのガイイングに接続されている、クレーン、特に移動式クレーン又はクローラクレーンであって、
    前記ケーブルアジャスタ及び/又は前記ガイイングを一時的に受けるために、前記カウンタブーム又は前記カウンタブームの旋回軸に連結された少なくとも1つの圧力プロップが設けられており、前記圧力プロップの受け点は、特に、前記ケーブルアジャスタ又は前記ガイイングがそれ自体で、前記カウンタブームの特定の起立角度で、前記圧力プロップから離昇し得るように、設計されている、ことを特徴とするクレーン。
  2. 前記圧力プロップは、前記カウンタブームの背部に、そのブームフット又はその旋回軸の近傍において、特に水平軸回りに旋回可能であるように、旋回可能に取り付けられている、ことを特徴とする請求項1に記載のクレーン。
  3. 前記ケーブルアジャスタを受けるための前記圧力プロップのベアリング点は、前記ケーブルアジャスタによって前記圧力プロップに対して前記圧力プロップの旋回運動を発生させる張力を与えることができるようにするために受けられる、前記ケーブルアジャスタ/前記ガイイングのための抑止装置又はストッパを含む、ことを特徴とする請求項1又は2に記載のクレーン。
  4. 前記圧力プロップのベアリング点によって、前記ケーブルアジャスタのトップブロックのローラ軸が受けられ得て、任意に、前記ベアリング点における前記ローラ軸の一時的な固定のためにロック機構が設けられ得る、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載のクレーン。
  5. 前記起立架台は、前記上部キャリッジにおける固定の特に三角形の起立架台として設計されており、好ましくは、前記上部キャリッジの後端部に取り付けられており、前記起立架台は、好ましくは、前記ケーブルアジャスタの引込ウインチを受ける、ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1つに記載のクレーン。
  6. 前記カウンタブームは、格子ブームである、ことを特徴とする請求項1から5のいずれか1つに記載のクレーン。
  7. 前記ケーブルアジャスタ又は前記ガイイングは、前記圧力プロップによって前記カウンタブームの背部から離れるように付勢されるために、前記カウンタブームの起立プロセスの開始時に、前記圧力プロップのベアリング点によって、前記カウンタブームの小さな起立角度で受けられており、前記ケーブルアジャスタ又は前記ガイイングはそれ自体で、前記カウンタブームの所定の起立角度で、前記圧力プロップから離昇する、ことを特徴とする請求項1から6のいずれか1つに記載のクレーンのカウンタブームの起立方法。
  8. 第1ステップにおいて、前記カウンタブームは、前記圧力プロップと共に、前記上部キャリッジに取り付けられる、ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 前記カウンタブームの組立後、前記圧力プロップは、前記カウンタブーム先端の方向に前方に折り畳まれ、前記ケーブルアジャスタは、前記ガイイングに接続され、前記圧力プロップは、前記ベアリング点に置かれる、ことを特徴とする請求項8記載の方法。
  10. 前記ケーブルアジャスタの引込機構を引っ込むことによって、前記圧力プロップが起立され、前記ガイイングが張られる、ことを特徴とする請求項9記載の方法。
  11. 前記カウンタブームは、前記ケーブルアジャスタの引込機構を引っ込むことによって起立される、ことを特徴とする請求項7から10のいずれか1つに記載の方法。
  12. 前記圧力プロップは、前記カウンタブームを起立させるためだけに、前記ケーブルアジャスタ又は前記ガイイングに接続される、ことを特徴とする請求項7から11のいずれか1つに記載の方法。
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