JP2023513943A - フレーバーの付与された粒子送達システム - Google Patents

フレーバーの付与された粒子送達システム Download PDF

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Abstract

本発明の技術分野は、異なる粒子を含むフレーバーの付与された送達システムに関するものである。前記システムを調製するための方法および前記システムを含む消費者製品も本発明の対象である。

Description

本発明の技術分野は、複数の異なる粒子を含む、フレーバー(風味)の付与された送達システムに関するものである。前記システムを調製するための方法および前記システムを含む消費者製品もまた、本発明の対象である。
背景
食品にフレーバーを付与する手法は様々である。その中でも、食品中に、フレーバーの付与された送達システムを組み込むことを挙げることができる。フレーバー付与成分を粒子に封入することによって、フレーバー付与成分の送達効率および活性寿命を改善することができる。粒子は、食品中の相性の悪い成分との物理的または化学的反応や、揮発または蒸発からフレーバー付与成分を保護するなど、いくつかの利点を提供する。粒子は、咀嚼、調理または溶解時にフレーバーを放出する粒子によってフレーバーを食品に送達し、食品内に保持することができるという点で、フレーバーの送達および保存に特に効果的であり得る。
さらに、食品に関連する官能的な感覚は、多くの消費者にとって重要である。しかしながら、送達システムを調製するためのプロセスに応じて、封入するフレーバー付与成分の性質に関していくつかの制約が生じるため、消費者に提供され得る官能的なプロファイルの影響または知覚が制限される場合がある。
したがって、当業界では、消費者に心地よい体験を提供するために、費用対効果(cost-in-use performance)を改善しながら、所望の期間にわたり適切なレベルでフレーバーを放出する、物理的および化学的安定性に優れたフレーバー付与成分を含む送達システムに対するニーズがある。本発明は、当業界のこうしたニーズや他のニーズを満たすものである。
発明の概要
[フレーバーの付与された粒子送達システム]
本発明の第1の対象は、
- 第1の担体および前述の第1の担体内に封入された第1のフレーバーオイルを含む少なくとも1つの第1の粒子と、
- 第2の担体および前述の第2の担体内に封入された第2のフレーバーオイルを含む少なくとも1つの第2の粒子と
を含み、
前述の第1のフレーバーオイルと前述の第2のフレーバーオイルとは異なり、かつ/または前述の第1の担体と前述の第2の担体とは異なる、フレーバーの付与された粒子送達システムである。
(担体)
本発明で定義される粒子は、担体材料に内包されたフレーバーオイルを含む。
本明細書において、送達システムとは、活性成分、特にフレーバーオイルを保護し、かつ/またはそれらの放出を制御するものと理解される。
本明細書において、担体または担体材料とは、一定量のフレーバーオイルを内包するか、封入するか、または保持するのに適している担体の材料であることが理解される。送達システムは、マトリックス形態である粒子を含む。
典型的には、粒子がマトリックス形態である場合、担体材料はマトリックス材料であり、粒子は、粒子の総質量を基準にして、好ましくは少なくとも10質量%のフレーバーオイルを内包していなければならない。
特定の実施形態では、担体または担体材料は、固体担体材料であり、すなわち、エマルションまたは溶媒は、担体または担体材料でない。
一実施形態によれば、粒子はマトリックス形態である(すなわち、オイルがポリマーマトリックス、例えば、モノマー、オリゴマーまたはポリマー担体マトリックス内に内包された形態である)。
特定の実施形態では、担体材料は、モノマー、オリゴマーもしくはポリマー担体材料、またはそれらの2つ以上の混合物を含む。
オリゴマー担体は、2~10個のモノマー単位が共有結合によって連結されている担体である。例えば、オリゴマー担体が炭水化物である場合、オリゴマー担体は、スクロース、ラクトース、マルトース、トレハロース、フラクトオリゴ糖、またはそれらの混合物であってよい。
モノマー担体材料の例は、例えば、グルコース、フルクトース、マンノース、ガラクトース、アラビノース、フコース、ソルビトール、マンニトール、またはそれらの混合物である。
ポリマー担体は、共有結合によって連結された10個超のモノマー単位を有する。
一実施形態によれば、第1の担体および第2の担体は、イヌリン、チコリ根繊維、野菜/果実/塊茎繊維、スクロース、グルコース、ラクトース、レブロース、フルクトース、マルトース、リボース、デキストロース、イソマルト、ソルビトール、マンニトール、エリスリトール、キシリトール、ラクチトール、マルチトール、ペンタトール、アラビノース、ペントース、キシロース、ガラクトース、水添デンプン加水分解物、マルトデキストリン、寒天、カラギーナン、その他のガム、ポリデキストロース、ポリビニルアルコールなどの合成ポリマー、スクシニル化デンプンなどの半合成ポリマー、セルロースエーテル、ゼラチンなどのタンパク質、ならびにそれらの誘導体および混合物からなる群において選択された少なくとも1種の化合物を含む。
本発明の特定の実施形態によれば、第1および/または第2の担体は、マルトデキストリン、またはマルトデキストリンとスクロース、グルコース、ラクトース、レブロース、マルトース、フルクトース、イソマルト、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、ラクチトール、マルチトールおよび水添デンプン加水分解物からなる群より選択される少なくとも1種の材料との混合物を含む。
一実施形態によれば、マルトデキストリンは、20以下の(≦20)デキストロース当量(DE)、より具体的には18のDEを有する。
特定の実施形態によれば、第1の担体および/または第2の担体に使用されるマルトデキストリンは、低DE(典型的には10未満)のマルトデキストリンと、高DE(典型的には10以上)のマルトデキストリンとの混合物である。
特定の実施形態によれば、第1の担体は、変性デンプンとマルトデキストリンとを含み、第2の担体は、単糖類または二糖類とマルトデキストリンとを含む。
特定の実施形態によれば、第1の担体は、変性デンプンとマルトデキストリンとを含み、第2の担体は、スクロースとマルトデキストリンとを含む。
特定の実施形態によれば、第1の担体は、1250~5000g/molの範囲内の分子量Mnを有する。
特定の実施形態によれば、第2の担体は、500~2000g/molの範囲内の分子量Mnを有する。
特定の実施形態によれば、第2の担体は、600g/molよりも大きい、好ましくは700g/molよりも大きい分子量Mnを有する。
特定の実施形態によれば、第2の担体は、600~2000g/mol、好ましくは700~2000g/molの範囲内の分子量Mnを有する。
実際、特定の理論に限定されることを意図するものではないが、担体の分子量が増加すると、あるタイプの粒子から別のタイプの粒子への水分移動が制限されることにより、ケーキングに対する物理的安定性が改善され得る。
Mnの値は、当業者であれば、例えばSECマルチディテクターシステムを用いることによって容易に測定することができる。
非限定的な例として、以下のデバイスおよび方法を用いることができる:SEC装置は、屈折率(RI)検出器、光散乱(LS)検出器および粘度(VS)検出器を組み込んだViscotek トリプルディテクターアレイ(TDA)を備えたViscotek TDA305 maxシステム(英国Malvern Instruments社製)である。Mnを測定する典型的な方法は以下のとおりである:クロマトグラフィーシステムは、A7ガードカラムの下流に直列に配置された、それぞれ4KDaおよび2000KDaのプルランを公称の排除限界とする、A2000(CLM3015)およびA6000(CLM3020)(長さ300mm×内径8.0mm、Malvern Instruments社製)から構成される。溶離液は0.1M硝酸ナトリウムであり、流速は0.4mL/分である。注入量は100μLであり、サンプル濃度は約2mg/mLである。測定はすべて35℃で行った。3回の連続注入に対する最大ピーク時の保持容量の標準偏差は0.06%であり、方法の再現性は許容範囲内である。
配合の技術分野に精通した当業者であれば、混合物中の個々の成分のMnの知識に基づいて、任意の混合物のMnを予測することもできる。
第1の粒子および/または第2の粒子は、乳化剤(emulsifier agent)を含むことができる。代表的な例としては、レシチンおよび脂肪酸のクエン酸エステルが挙げられるが、他の適切な乳化剤は、G.L. Hasenhuettl and R.W. Hartel編Food emulsifiers and their applications, 1997などの参考テキストに挙げられている。
第1の粒子は、可塑剤を含むことができる。使用され得る可塑剤の中でも、例えば、水、ポリオール、例えばグリセロール、プロピレングリコールおよびそれらのエステル(すなわち、トリアセチン)、ならびにそれらの混合物を挙げることができる。
一実施形態によれば、第1の粒子の担体と第2の粒子の担体とは異なる。「異なる」とは、第1の粒子の担体と第2の粒子の担体とが、担体に含まれる(各)成分の性質および/または量において異なることを意味する。
(フレーバーオイル)
「フレーバーオイル」とは、ここでは、フレーバー付与配合物の調製に使用されるフレーバー付与成分もしくはフレーバー付与成分の混合物、溶媒またはアジュバント、すなわち、食用組成物(飲料を含むがこれに限らない)またはチュアブル製品に添加して、その官能的な特性、特にそのフレーバーおよび/または味を付与、改善または修飾することを目的とする成分の特定の混合物を意味する。フレーバーオイルは、好ましくは約20℃で液体であるが、いくつかのフレーバー付与成分(例えば、メントール、バニリン等)については約20℃で固体であってもよい。フレーバー付与成分とは、単一の化合物または混合物を含む、天然および合成起源の両方の様々なフレーバー材料と定義されると理解される。これらのフレーバー付与成分の多くは、S. Arctander, Perfume and Flavour Chemicals, 1969, Montclair, N.J., USA、またはそのより最近版などの参考テキスト、またはM. B. Jacobs著Fenaroli’s Handbook of Flavour Ingredients, 1975, CRC Press or Synthetic Food Adjuncts, 1947 (van Nostrand Co., Inc.)などの同種類の他の著作において列挙されている。フレーバー付与配合物の調製に現在使用されている溶媒およびアジュバントも当業界ではよく知られている。これらの物質は、フレーバー付与および/または芳香付与食品および消費者製品に精通した当業者にはよく知られている。フレーバー付与成分は、味覚修飾物質または味覚化合物であってもよい。
味覚化合物の例は、塩、無機塩、有機酸、糖、アミノ酸およびその塩、リボヌクレオチド、ならびにそれらの供給源である。
「味覚修飾物質」とは、消費者の味覚受容体に作用するか、または消費される製品に口当たりに関連する官能特性(ボディ、丸み、またはマウスコーティング(mouth-coating)など)を提供する活性成分として理解される。味覚修飾物質の非限定的な例としては、塩味、脂肪感、うま味、こく味、熱感または清涼感、甘味、酸味、ヒリヒリ感、苦味または酸味を増強、修飾または付与する活性成分が挙げられる。
一実施形態によれば、第1および/または第2のフレーバーオイルは、成分が酸化および/または酸分解を受けやすい食品および飲料での使用に適した活性成分を含む。以下に列挙する成分は、酸化および/もしくは分解から保護される系において使用することができるか、または列挙する成分はまた、酸化および/もしくは酸分解を受けやすい活性成分と組み合わせて共成分として使用することができる。
本明細書で提供される特定の成分は、フレーバーまたはフレーバー組成物であり、特にlogP値が2以上であることを特徴とするフレーバーである。
さらに本明細書で提供されるのは、天然に存在する優勢な酸としてクエン酸を有する果実に由来するか、またはこれに基づくフレーバーであり、例えば、柑橘類(例えば、レモン、ライム)、リモネン、イチゴ、オレンジおよびパイナップルなどが挙げられるが、これらに限定されるわけではない。一実施形態では、フレーバーは、果実から直接抽出されたレモン、ライム、またはオレンジジュースである。フレーバーの更なる実施形態は、オレンジ、レモン、グレープフルーツ、ライム、シトロン、クレメンタイン、マンダリン、タンジェリン、および任意の他の柑橘類、またはそれらの変種もしくは混成物から抽出されたジュースまたは液体を含む。特定の実施形態では、フレーバーは、オレンジ、レモン、グレープフルーツ、ライム、シトロン、クレメンタイン、マンダリン、タンジェリン、および任意の他の柑橘類、またはそれらの変種もしくは混成物、ザクロ、キウイフルーツ、スイカ、リンゴ、バナナ、ブルーベリー、メロン、ジンジャー、ピーマン、キュウリ、パッションフルーツ、マンゴー、ナシ、トマトおよびイチゴから抽出または蒸留された液体を含む。
更なる実施形態では、フレーバーはレモンまたはライムである。更なる実施形態では、フレーバーはシトラールを含む。
本明細書での使用が企図される他の活性成分は、4-アミノ-5-(3-(イソプロピルアミノ)-2,2-ジメチル-3-オキソプロポキシ)-2-メチルキノリン-3-カルボン酸;4-アミノ-5,6-ジメチルチエノ[2,3-d]ピリミジン-2(1H)-オン;(S)-1-(3-(((4-アミノ-2,2-ジオキシド-1H-ベンゾ[c][1,2,6]チアジアジン-5-イル)オキシ)メチル)ピペリジン-1-イル)-3-メチルブタン-1-オン;および3-[(4-アミノ-2,2-ジオキシド-1H-2,1,3-ベンゾチアジアジン-5-イル)オキシ]-2,2-ジメチル-N-プロピルプロパンアミドからなる群より選択される成分である。
本明細書での使用が企図される更なる成分は、甘味付与化合物から選択されるものを含む。特定の実施形態では、甘味付与化合物は、ステビアエキス、ステビアエキスのグリコシル化誘導体(例えば、限定されないが、ステビアのトランスグルコシル化甘味グリコシド混合物)、糖(例えば、限定されないが、スクロース、グルコース、フルクトース、高フルクトースコーンシロップおよびコーンシロップ)、スクラロース、Dトリプトファン、NHDC、ポリオール(糖アルコール、例えば、限定されないが、ソルビトール、キシリトール、マンニトール、キシロース、モンクフルーツエキス、エリスリトール、アラビノース、ラムノースおよびラクトース)、ステビオサイド、レバウディオサイドA、タウマチン、モグロシド(例えば、限定されないが、ラカンカエキスに存在するもの)、モネリン、ネオテーム、アスパルテーム、アリテーム、アセスルファムカリウム、サッカリン、グリチルリチン酸モノアンモニウム、シクラミン酸カルシウム、シクラミン酸ナトリウム、サッカリンナトリウム、サッカリンカリウム、サッカリンアンモニウム、およびサッカリンカルシウムからなる群より選択される。
別の実施形態によれば、第1および/または第2のフレーバーオイルは、食品および飲料での使用に適した活性成分を含み、この成分は、高温、典型的には70℃を超える温度で揮発、変換および/または分解を受けやすい。
一実施形態によれば、第1のフレーバーオイルは、熱の影響を受けやすいフレーバー付与成分を含み、第2のフレーバーオイルは、酸化の影響を受けやすいフレーバー付与成分を含む。
高温の影響を受けやすい成分は、リモネンおよび他のモノテルペン、アルデヒド、アルコール、硫黄化合物(例えばチオール、チオアルデヒド、メルカプトテルペン、チオテルペン)、ケトン、カルボニルならびにそれらの混合物からなる群より選択されてもよい。
特定の実施形態によれば、第1のフレーバーオイルは、高温、典型的には70℃を超える温度で揮発、変換および/または分解を受けやすいフレーバー付与成分を含み、第2のフレーバーオイルは、酸化および/または酸分解を受けやすいフレーバー付与成分を含む。
第1のフレーバーオイルにおいて、高温の影響を受けやすいフレーバー付与成分の量は、好ましくは、第1のフレーバーオイルの総質量を基準にして、1~80%、特に1~50%の範囲内の量で使用される。
第2のフレーバーオイルにおいて、酸化分解および/または酸分解を受けやすいフレーバー付与成分の量は、第2のフレーバーオイルの総質量を基準にして、1~80%、特に1~50%の範囲内の量で使用される。
一実施形態によれば、第1のフレーバーオイルは、酸、アルコール、アルデヒド、エステル、フラン、フラノン-ケトン、ケトンおよびそれらの混合物からなる群において選択されるフレーバー付与成分を含む。
一実施形態によれば、第2のフレーバーオイルは、酸、アルコール、アルデヒド、ケトン、ラクトン、フェノール、ピラジンおよびそれらの混合物からなる群において選択されるフレーバー付与成分を含む。
一実施形態によれば、
- 第1のフレーバーオイルは、100ダルトン未満の分子量および/または10mmHg超の蒸気圧および/または100℃未満の沸点(標準圧力において)を有するフレーバー付与成分を少なくとも10%含み、かつ/または
- 第2のフレーバーオイルは、100ダルトン超の分子量および/または10mmHg未満の蒸気圧および/または100℃超の沸点を有するフレーバー付与成分を少なくとも25%含む。
一実施形態によれば、第1のフレーバーオイルは、100ダルトン未満の分子量および/または10mmHg超の蒸気圧および/または100℃未満の沸点(標準圧力において)を有するフレーバー付与成分を少なくとも25%含む。
一実施形態によれば、第1のフレーバーオイルは、100ダルトン未満の分子量および/または10mmHg超の蒸気圧および/または100℃未満の沸点(標準圧力において)を有するフレーバー付与成分を少なくとも40%含む。
一実施形態によれば、第2のフレーバーオイルは、100ダルトン超の分子量および/または10mmHg未満の蒸気圧および/または100℃超の沸点(標準圧力において)を有するフレーバー付与成分を少なくとも50%含む。
一実施形態によれば、第2のフレーバーオイルは、100ダルトン超の分子量および/または10mmHg未満の蒸気圧および/または100℃超の沸点(標準圧力において)を有するフレーバー付与成分を少なくとも75%含む。
多くのフレーバー成分の沸点は、Beilstein Handbook, Lange’s Handbook of Chemistry, and the CRC Handbook of Chemistry and Physicsなどの様々な化学ハンドブックおよびデータベースから入手することができる。沸点は、標準圧力(760mmHg)で示されている。
フレーバー付与成分の蒸気圧も、既存の文献(例えば、CRC Handbook of Chemistry and Physics)に基づいて容易に測定することができるか、または専用のソフトウェアを用いて計算することができる。
第1の粒子と第2の粒子とは、異なる粒子径を有することができる。
押し出された粒子は、典型的には0.1~5000ミクロン、好ましくは400~800ミクロンの範囲内のサイズを有するが、噴霧乾燥粒子は、典型的には50~500ミクロン、好ましくは50~250ミクロンの範囲内のサイズを有する。
特定の実施形態では、粒子の平均サイズは、典型的には0.1~1000ミクロン、好ましくは400~800ミクロンである。
特定の実施形態によれば、第1の粒子と第2の粒子との質量比は、10:90~90:10、好ましくは50:50~80:20で構成される。
[粒子を調製するための方法]
本発明で定義される粒子を調製するための方法は、当該技術分野でよく知られている。非限定的な例としては、押出成形(熱間押出成形または二軸押出成形)、噴霧乾燥、造粒を挙げることができる。
(二軸押出成形)
別の実施形態によれば、第1および/または第2の粒子は、例えば、国際公開第2016/102426号に開示された方法に従って、二軸押出成形によって調製される。
第1および/または第2の粒子は、以下のステップ:
a)微細に分割されたフレーバーオイルを中に含む連続相担体の混合物であって、前述の混合物が室温よりも高いガラス転移温度Tを有するような低い含水量を有する混合物を調製するステップ;
b)スクリュー押出機内で前述の混合物を90~130℃の温度で加熱して溶融塊を形成するステップ;
c)溶融塊をダイを通して押し出すステップ;
d)ダイを出たところで溶融塊を切り刻んで、混合物のガラス転移温度Tと実質的に同じガラス転移温度を有する生成物を提供するステップ
を含む二軸押出成形方法によって調製することができる。
第1および/または第2の粒子は、以下のステップ:
a)少なくとも担体材料と可塑剤、好ましくは水とを混合して、混合物を形成するステップ;
b)混合物を、溶融塊を形成するのに十分な温度で加熱するステップ;
c)溶融塊をダイを通して押し出して、押出物を形成するステップ;
d)押出物を切断または粉砕して、押し出された粒子を形成するステップ
を含む二軸押出成形方法によって調製することができ、
ここで、フレーバーは、ステップa)の混合物および/またはステップb)の溶融塊に添加される。
フレーバーと担体との混合物のガラス転移温度は、初期混合物に添加される可塑剤の量に依存する。
一実施形態によれば、粒子のガラス転移温度は、混合物のガラス転移温度と実質的に同じである。これは、水の損失を少なくするか、または損失がないようにすることによって達成される。
この特定の実施形態によれば、得られる溶融物のガラス転移温度(T)が最終生成物の所望のT値に対応し、それと実質的に同一であるようにするために、少量の可塑剤が混合物に添加される。言い換えれば、湿式造粒などの他の方法とは対照的に、押出前の混合物のガラス転移温度は、最終生成物に必要な値を既に有しており、この温度は、生成物が自由流動性粒子の形態で環境温度にて貯蔵され得るように、室温よりも高く、好ましくは40℃よりも高い。その結果、本発明のこの実施形態は、許容可能な値までTを上昇させるために水を除去することを目的とした、押出後の追加の乾燥ステップを省くことができる。
したがって、本発明において可塑剤が採用される割合は、担体の性質および最終生成物の要求されるTの関数として当業者が適合させ選択することが可能な広い範囲の値で変化する。
一実施形態によれば、可塑剤の含有量は、前述の混合物が室温よりも高いガラス転移温度Tを有するような量である。
可塑剤は好ましくは水であるが、ポリオール、例えばグリセロール、プロピレングリコールおよびそれらのエステル(すなわち、トリアセチン)も同様に使用することができる。また、有機酸(クエン酸、リンゴ酸など)、アミノ酸、単糖類および二糖類(グルコース、マルトース、フルクトース、スクロースなど)ならびにそれらの混合物もTを下げるために使用することができる。
特定の実施形態によれば、水とポリオール、例えばプロピレングリコールとの混合物が可塑剤として使用される。
特定の実施形態によれば、ポリオール、例えばプロピレングリコールが可塑剤として使用される。
実際、ポリオール、例えばプロピレングリコールによる水の置換または部分的な置換は、ケーキングに対する送達システムの物理的安定性を改善し得ることが示されている。実際、このような可塑剤の導入は、第1の粒子の担体の水分活性を低下させ、ひいては他のタイプの粒子(第2の粒子)に向かう水の移動を制限または排除することができる。典型的には、ポリオールは、可塑剤の総質量を基準にして、10~90質量%、好ましくは25~75質量%、より好ましくは40~60質量%の範囲内の量で導入されてもよい。
典型的には、可塑剤は、ステップa)の混合物の総質量を基準にして、0.5~10%、好ましくは0.5~5%の範囲内の量で使用される。
押し出された粒子は、例えば切断プロセスなどを用いて、まだ熱いうちに押出機のダイ面で成形されてもよい。
一実施形態では、押し出された粒子は、約0.5~5mmのサイズを有する。
このようにして、混合物は、混合物の温度を、典型的には90~130℃の範囲内の所定の温度に維持する押出機アセンブリ内で押し出される。この温度は、本発明のシステムに適合されている:まず第一に、混合物を溶融塊の形態に保つために、担体のガラス転移温度よりも高くなければならない。圧力もまた、溶融物の均質性を維持するのに適切な値に適用および調整される。典型的には、装置のサイズに応じて最大100bar(10Pa)の圧力値を使用することができる(例えば、大規模な押出機では200barまで圧力を上昇させる必要があるかもしれない)。
この特定の実施形態では、混合物が押出機のダイ部分に到達するとき、温度は依然として担体のガラス転移温度よりも高い。押出機にはカッターナイフが装備されており、混合物はこのようにして溶融物の温度で切断される。周囲の空気によって周囲温度まで冷却されると、溶融マトリックスを切断前に冷却する他の方法の場合とは異なり、既に切断されたガラス状物質は、スフェロナイザ、流動層乾燥機または他のデバイスで成形または乾燥する必要がない。特定の実施形態では、周囲の空気は冷気を含む。
フレーバーオイル/マトリックスのガラス転移温度は、初期混合物に添加される可塑剤の量に依存する。実際、水の割合が増加するとTが低下することは当該技術分野でよく知られている。本発明の後者の実施形態では、混合物に添加される可塑剤の割合は低くなり、すなわち、得られる混合物のガラス転移温度が、最終的なフレーバー送達システム、すなわち押し出された生成物に所望されるガラス転移温度と実質的に等しくなるようなものとなる。
ここで、上述したように、得られる封入された化合物または組成物の要件は、それが貯蔵され、その後に使用される温度を大幅に上回るガラス転移温度Tを示すことである。このようにして、臨界温度(T)は、少なくとも室温よりも高く、好ましくは40℃よりも高くなければならない。したがって、本発明において水が採用される割合は、マトリックスに使用される炭水化物ガラスおよび最終生成物の要求されるTの関数として当業者が適合させ選択することができる広い範囲の値で変化する。
上記のように、この方法の押出しステップは、押出し装置を必要とする。商業的に許容可能な押出装置は、商品名Clextral BC 21二軸押出機であり、溶融物がまだプラスチックであるときに、ダイ出口で溶融物を切り刻むことができるカッターナイフを備える。このようにして、切断される生成物は、マトリックスのガラス転移温度よりも高い温度にある。
押出装置は、二軸スクリューに限定されず、例えば、一軸スクリュー、ラム、または他の同様の押出方法を含み得る。
押出プロセス中、混合物は、約0.250~10mm、より具体的には約0.5~約2.0mm、より具体的には0.7~2.0mmの範囲の所定の直径を有するオリフィスを有するダイを通して押し出される。しかしながら、ダイの直径をはるかに大きくすることも可能である。
ピースの長さは、特定の切断装置のストローク速度を制御することによって調節される。
切断されたピースは、その後、周囲の空気によって常温まで冷却される。乾燥または更なる処理は必要ない。得られる顆粒はサイズ均一性を提示し、得られるカプセルのこのサイズ均一性により、フレーバー放出の制御を改善することができる。
溶融物がダイを出るときに造粒が行われる本発明のこの特定の実施形態によれば、このようにして、実質的に均一な粒度分布の固体フレーバー送達システムが得られる。
別の実施形態では、潤滑剤が本明細書で提供される。いかなる理論にも拘束されることを望まないが、潤滑剤は、出口ダイでの溶融塊のせん断および膨張を低減させると考えられている。いくつかの実施形態では、潤滑剤は、中鎖トリグリセリド(MCT)を含んでいてもよい。別の実施形態では、潤滑剤は、レシチンまたは脂肪酸エステル(例えば、クエン酸、酒石酸、酢酸)、DATEM、CITREMまたは前述の混合物のようなミセル界面活性剤を含む。特定の実施形態では、潤滑剤は、質量基準で、粒子の総質量の約5%まで、特に約0.2~約5%まで、より具体的には約0.8~約2%まで、さらにより具体的には約1~2%の量で提供されてもよい。この実施形態では、潤滑剤は、粒子の総質量の2%の量で提供される。別の実施形態では、潤滑剤は、粒子の総質量の1%の量で提供される。
(ホットメルト押出)
別の実施形態によれば、第1および/または第2の粒子は、例えば、国際公開第2004/082393号に開示された方法に従って、ホットメルト押出によって調製される。
第1および/または第2の粒子は、以下のステップ:
a)少なくとも1つの担体の水溶液を調製して、シロップを形成するステップ;
b)シロップを加熱して、濃縮溶液または溶融物を形成するステップ;
c)溶融物全体に活性フレーバー成分または組成物を均一に分散させて、溶融物-活性混合物を形成するステップ;
d)溶融物-活性混合物を、混合物が溶融状態になる温度まで冷却するステップ;
e)溶融混合物を冷却有機溶媒中に押し出し、押し出された溶融塊を粒子に分解するステップ;および
f)粒子を乾燥させるステップ
を含むホットメルト押出方法によって調製されてもよい。
特定の実施形態によれば、ステップa)~f)は連続的に行われ、ステップb)は、ステップb)におけるシロップを熱交換器の表面に通過させ、ステップd)は、ステップd)における溶融物-活性混合物を熱交換器の表面に通過させることによって行われる。
一実施形態によれば、ステップb)は、掃引表面熱交換器上で行われる。
一実施形態によれば、ステップd)は、掻取り表面熱交換器上で行われる。
一実施形態によれば、シロップは、ステップb)において、105~150℃の範囲内の温度まで加熱される。
一実施形態によれば、ステップb)における熱交換器内のシロップの平均滞留時間は、1分~10分の範囲内である。
一実施形態によれば、ステップa)の水溶液は、溶液の総質量に対して12~40質量%の水を含む。
一実施形態によれば、ステップa)の水溶液は、出発材料を乾燥固体重量タンクから混合タンクおよび加熱タンクに搬送し、加熱タンクから多管式熱交換器を通してポンプ供給し、ループで高温タンクに戻す手段によって調製される。
一実施形態によれば、ステップb)の終了時の溶融物は、2~11質量%の範囲内の含水率を有する。
一実施形態によれば、ステップc)は、混合物の滞留時間が1分未満である高せん断ホモジナイザによって行われる。
一実施形態によれば、溶融物-活性混合物は、102~135℃の範囲内の温度まで冷却される。
一実施形態によれば、ステップc)において溶融物を通して分散されたフレーバー成分または組成物の少なくとも90質量%が、調製された粒子状組成物に効果的に封入される。
一実施形態によれば、押出ステップは、1×10Pa~3×10Paの範囲内の圧力で行われる。
(噴霧乾燥方法)
一実施形態によれば、第1および/または第2の粒子は、例えば米国特許出願公開第2015/0374018(A1)号明細書に開示された方法に従って、噴霧乾燥によって調製される。
第1の粒子および/または第2の粒子は、以下のステップ:
(i)エマルションを調製するステップであって、
- 水と、
- 担体と、
- フレーバーオイルと、
- 任意選択的に、乳化剤と
を含むエマルションを調製するステップと、
(ii)ステップi)において得られたエマルションを乾燥させて、粉末状組成物を得るステップと
を含む方法によって調製されてよい。
エマルションは、高せん断混合、超音波処理または均質化などの任意の既知の乳化方法を用いて形成することができる。このような乳化方法は、当業者にはよく知られている。
一実施形態によれば、エマルションは、100s-1のせん断速度で65℃にて50mPa・s~500mPa・sの範囲内の粘度を有する。流動粘度は、同心円筒形状のTA Instruments AR2000レオメータ(米国デラウェア州New Castle社製)を用いて測定した。
本発明の好ましい態様では、エマルション中の水の量は、エマルションの総質量に対して40~60質量%の範囲内である。
一実施形態によれば、エマルション中の担体の量は、エマルションの総質量に対して40~60質量%の範囲内である。
一実施形態によれば、エマルション中の活性成分の量は、エマルションの総質量に対して10~30質量%の範囲内である。
エマルションはまた、任意成分を含んでいてもよい。特に、有効量の難燃剤または爆発抑制剤をさらに含有していてもよい。噴霧乾燥エマルション中のこのような試剤の種類および濃度は、当業者には公知である。このような難燃剤または爆発抑制剤の非限定的な例としては、無機塩、C~C12カルボン酸、C~C12カルボン酸の塩、およびそれらの混合物を挙げることができる。好ましい爆発抑制剤は、サリチル酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、イソ酪酸、吉草酸、カプロン酸、クエン酸、コハク酸、ヒドロキシコハク酸、マレイン酸、フマル酸、シュウ酸、グリオキシル酸、アジピン酸、乳酸、酒石酸、アスコルビン酸、前述の酸のいずれかのカリウム塩、カルシウム塩および/またはナトリウム塩、ならびにそれらの任意の混合物である。
その他の任意成分としては、酸化防止剤、防腐剤、着色剤および染料が挙げられる。
エマルションの液滴サイズd(v0.9)は、好ましくは0.5~15μm、より好ましくは0.5~10μmの範囲内である。
一実施形態によれば、ステップii)において、エマルションは、粉末状組成物を得るように噴霧乾燥される。
噴霧乾燥が使用される場合、エマルションは、最初に噴霧ステップに供され、その間にエマルションは噴霧塔に液滴の形態で分散される。このような分散を行うには、エマルションを液滴の形態で分散させることができる任意のデバイスを使用することができる。例えば、エマルションは、噴霧ノズルを介して、または遠心式ホイールディスクを介して案内され得る。振動オリフィスを使用してもよい。
本発明の一態様では、エマルションは、乾燥塔に存在する粉末化剤の雲に液滴の形態で分散される。このようなタイプのプロセスは、例えば、国際公開第2007/054853号または国際公開第2007/135583号に詳細に記載されている。
特定の配合の場合、粒子のサイズは、塔内に分散される液滴のサイズに影響される。液滴の分散に噴霧ノズルが使用される場合、そのような液滴のサイズは、例えば、ノズルを通る微粒化ガスの流量によって制御することができる。遠心式ホイールディスクが使用される場合、液滴のサイズを調整する主な要因は、ディスクからタワーに液滴を分散させる際の遠心力である。遠心力そのものは、回転速度およびディスクの直径に依存する。エマルションの供給流量、その表面張力およびその粘度も、最終的な液滴サイズおよび粒度分布を制御するパラメータである。これらのパラメータを調整することによって、当業者は塔内で分散させるエマルションの液滴のサイズを制御することができる。
チャンバ内で噴霧されると、液滴は、当該技術分野で知られている任意の技術を用いて乾燥させることができる。これらの方法は、噴霧乾燥の技術分野における特許文献および非特許文献に完全に記載されている。例えば、Spray-Drying Handbook, 3rd ed., K. Masters; John Wiley (1979)には、非常に様々な噴霧乾燥方法が記載されている。
本発明のプロセスは、任意の従来の噴霧塔で実施することができる。従来の多段式乾燥装置は、例えば、本方法のステップを行うのに適切である。これは、噴霧塔と、塔の底部において、塔を通って落下した後に部分的に乾燥された粒子の進行を阻止する流動層とを含んでいてもよい。
噴霧乾燥ステップ中に失われるフレーバーの量は、好ましくは15%未満、より好ましくは10%未満、最も好ましくは5%未満であり、これらのパーセンテージは、噴霧乾燥ステップ中に失われるフレーバーが全くない場合に粒子中に存在するであろう理論量に対して質量で定義されている。
封入されたフレーバーの性質に応じて、ある方法が別の方法と比較して好ましいであろう。好ましくは、粒子が感熱性のフレーバーオイルを含む場合、高温を必要としない方法、または高温が限られた期間のみ必要とされる方法が粒子の調製に使用されるであろう。
特定の実施形態によれば、第1の粒子と第2の粒子とは、異なる方法によって得られる。
特定の実施形態によれば、第1の粒子は、二軸押出成形によって得られ、第2の粒子は、ホットメルト押出成形によって得られる。
[フレーバーの付与された送達システムを調製するためのプロセス]
フレーバーの付与された送達システムは、第1の粒子と第2の粒子とをブレンドすることによって簡便に調製することができる。
[フレーバー送達システムを含む消費者製品]
本発明の第2の対象は、フレーバーの付与された粒子送達システムを含むフレーバーの付与された消費者製品である。好ましくは、フレーバーの付与された製品は、食品または飲料である。
食品が粒子状または粉末状の食品である場合、乾燥粒子は、ドライミキシングによって容易にそれに添加され得る。代表的な食品は、インスタントスープまたはソース、朝食用シリアル、粉乳、ベビーフード、粉末状ドリンク、粉末状チョコレートドリンク、スプレッド、粉末状シリアルドリンク、チューインガム、発泡性錠、シリアルバー、およびチョコレートバーからなる群より選択される。粉末状の食品またはドリンクは、製品を水、牛乳および/もしくはジュース、または他の水性液体で再構成した後に消費されることを意図したものであってもよい。
本明細書で提供される乾燥粒子は、飲料、流動性乳製品、調味料、焼き菓子、フロスティング、ベーカリーフィリング、キャンディ、チューインガム、および他の食品にフレーバーを与えるのに適している場合がある。
飲料としては、限定されないが、コーラ、レモンライム、ルートビア、ヘビーシトラス(「デュータイプ」)、果実フレーバーおよびクリームソーダを含む炭酸ソフトドリンク;粉末状ドリンク、ならびにファウンテンシロップおよびコーディアルなどの液体濃縮物;モルトドリンク、ココア、コーヒーおよびコーヒー系ドリンク、コーヒー代替品およびシリアル系ドリンクなどのホット飲料;ドライミックス製品およびレディ・トゥ・ドリンクティー(ハーブティーおよびティーリーフ系)を含む茶;果実ジュースおよび野菜ジュースフレーバーの付与された風味飲料ならびにジュースドリンク、ネクター、濃縮ジュース、パンチおよび「エード」;炭酸および通常の、甘味およびフレーバーの付与された水;スポーツ/エナジー/健康ドリンク;ビールおよびモルト飲料、サイダー、およびワイン(泡の無い、スパークリング、強化ワインおよびワインクーラー)を含むアルコール飲料に加えてアルコールフリーおよび他の低アルコール製品;加熱(注入、低温殺菌、超高温、オーミック加熱または商業的無菌殺菌)および熱充填包装で加工された他の飲料;ならびにろ過または他の保存技術によって作られた低温充填製品が挙げられる。
特定の実施形態によれば、フレーバーの付与された消費者製品は、茶飲料の形態である。
特定の実施形態によれば、フレーバーの付与された消費者製品は、コーヒー飲料の形態である。
流動性乳製品としては、限定されないが、例えば、牛乳、アイスクリーム、シャーベットおよびヨーグルトなどの非凍結、部分凍結および凍結した流動性乳製品が挙げられる。
調味料としては、限定されないが、ケチャップ、マヨネーズ、サラダドレッシング、ウスターソース、果実フレーバーの付与されたソース、チョコレートソース、トマトソース、チリソースおよびマスタードが挙げられる。
焼き菓子としては、限定されないが、ケーキ、クッキー、ペストリー、パン、ドーナツなどが挙げられる。
ベーカリーフィリングとしては、限定されないが、低pHまたは中性pHのフィリング、高固形分、中固形分または低固形分フィリング、果実またはミルクベース(プリンタイプもしくはムースタイプ)フィリング、ホットまたはコールドメイクアップフィリングおよび脱脂フィリング~全脂フィリングが挙げられる。
非限定的な例として、フレーバーの付与された消費者製品は、以下の形態をとる:
- 焼き菓子(例えば、パン、ドライビスケット、ケーキ、その他の焼き菓子)、
- 非アルコール飲料(例えば、炭酸ソフトドリンク、容器入り飲料水、スポーツ/エナジードリンク、ジュースドリンク、野菜ジュース、野菜ジュース調製品)、
- アルコール飲料(例えば、ビールおよび麦芽飲料、酒精飲料)、
- インスタント飲料(例えば、ホットドリンク、インスタント野菜ドリンク、粉末状ソフトドリンク、インスタントコーヒーおよび紅茶、チョコレートドリンク、麦芽飲料)、
- シリアル製品(例えば、朝食用シリアル、調理済み既製米製品、米粉製品、キビおよびソルガム製品、生麺または調理済み麺およびパスタ製品)、
- 乳製品(例えば、フレッシュチーズ、ソフトチーズ、ハードチーズ、乳飲料、ホエイ、バター、部分的または全体的に加水分解した乳タンパク質含有製品、発酵乳製品、練乳および類似品)、
- 乳製品(例えば、果実またはフレーバーの付与されたヨーグルト、アイスクリーム、果実アイス)、
- 菓子製品(例えば、チューインガム、ハードおよびソフトキャンディ)、
- チョコレートおよびコンパウンドコーティング、
- 油脂またはそのエマルションに基づく製品(例えば、マヨネーズ、スプレッド、マーガリン、ショートニング、レムラード、ドレッシング、香辛料調製品)、
- スパイスの付与された、マリネにされた、または加工された魚製品(例えば、魚肉ソーセージ、すり身)、
- 卵または卵製品(乾燥卵、卵白、卵黄、カスタード)、
- デザート類(例えば、ゼラチンおよびプリン)、
- 大豆タンパク質またはその他の大豆画分で作られた製品(例えば、豆乳およびそれから作られた製品、大豆レシチン含有調製品、豆腐もしくはテンペなどの発酵製品またはそれから製造された製品、醤油)、
- 野菜調製品(例えば、ケチャップ、ソース、加工および再構成された野菜、乾燥野菜、急速冷凍された野菜、調理済み野菜、酢漬け野菜、野菜の濃縮物またはペースト、調理済み野菜、ジャガイモ調製品)、
- ベジタリアン用代用肉、ベジタリアン用バーガー、
- 香辛料または香辛料調製品(例えば、マスタード調製品、西洋わさび調製品)、香辛料混合物、特に、例えばスナックの分野で使用される調味料、
- スナック品(例えば、焼いたもしくは揚げたポテトチップスまたはポテト生地製品、パン生地製品、トウモロコシ、米または挽いたナッツをベースとする押出品)、
- 肉製品(例えば、加工肉、鶏肉、牛肉、豚肉、ハム、生ソーセージまたは生肉調製品、スパイス漬けもしくはマリネされた新鮮な肉または保存された肉製品、再成形肉)、
- 即席食品(例えば、インスタント麺、米、パスタ、ピザ、トルティーヤ、ラップ)ならびにスープおよびブロス(例えば、ストック、セイボリーキューブ、乾燥スープ、インスタントスープ、調理済みスープ、レトルトスープ)、ソース(インスタントソース、乾燥ソース、調理済みソース、グレービー、スイートソース)。
次に、以下の実施例により、本発明をさらに詳細に説明する。
[実施例1 本発明による送達システムの調製]
(1-A)粒子Aの調製
・方法の説明
BC-21共回転二軸押出機(フランス国フィルミニーClextral社製、L/D=32)を使用して、フレーバーオイルを固体微粒子形態に封入した。粉末フィードは、マルトデキストリン18DEとCapsul(登録商標)とから構成されていた。粉末は、8.0kg/hrを設定値としたロスインウェイト粉末フィーダによって押出機に供給した。潤滑剤(Neobee M5)を100g/hrの割合で注入した。押出機バレルの温度設定値は20~100℃であった。スクリュー速度は500rpmで一定に保った。炭水化物溶融物は、直径1mmの穴を有するダイプレートを通して押し出した。定常的な押出し状態を確立した後、回転式の切断刃/ナイフによって粒子を切断し、粒子を710~1400μmで篩分した。
フレーバーオイルA(表2の組成を参照)を押出機に注入した。可塑剤として水を450g/hrで押出機に注入し、ガラス転移温度(T)約35~40℃の試料を得た。
以下の組成を有する粒子を得た。
Figure 2023513943000001
(1-B)粒子A1の調製
粒子A1は、注入した可塑剤の43%を水からプロピレングリコールに置き換えた以外は、粒子Aの調製と同じプロトコルを用いて調製した。
Figure 2023513943000002
(2-A)粒子Bの調製
・プロセスの説明
以下の組成のシロップ液:
成分 質量部
スクロース 40
マルトデキストリン18DE 40
水 20
を、80℃にて8.0kg/分の速度で第1の熱交換器にポンプ供給した。
蒸気(約150℃)を熱交換器のジャケットに供給し、シロップから水を蒸発させた。蒸気の温度および流量は、蒸発後に所望の水分量が生じるように調節した。熱交換器内の滞留時間は2分であった。
濃縮されたシロップに加えて水が熱交換器を出てタンクに入り、水蒸気が除去された。溶融物は、約6%の水分含量と127℃の温度であった。
ポンプによりタンクから溶融物を除去し、フレーバーオイルB(表4の組成を参照)を1.5kg/分の速度で処理ラインに注入した。
溶融物とフレーバーオイルとの混合物は、インライン高せん断ミキサを10秒間通過して、エマルションを形成した。
エマルションは第2の熱交換器を通過して、熱交換器の出口で測定される温度120℃まで冷却された。熱交換器のジャケットを流れる媒体(温水)の温度は、エマルションの出口温度を達成するように調節された。次いで、生成物は押出ダイを通過し、冷イソプロパノール浴に入った。フィラメントの衝撃破壊後、そこで得られた粒子を流動層乾燥機で45分の滞留時間で乾燥させた。
以下の組成を有する粒子が得られた。
Figure 2023513943000003
(2-B)粒子B1~B4の調製
粒子B1~B4は、以下の担体組成物を用いて、粒子Bの調製と同じプロトコルを用いて調製した。
Figure 2023513943000004
Figure 2023513943000005
(3)ブレンドの調製
粒子Aと粒子Bとを20:80の比で混合し、本発明の送達システムを得た。
[実施例2 ホットコーヒー飲料における本発明の送達システムの性能]
パネリストに、
(1)粒子Aのみ
(2)粒子Bのみ
(3)本発明の送達システム(A+B)
を含むホットコーヒー飲料において、様々な標準化された官能記述子を用いることによって官能プロファイルを記述するよう求めた。
結果を以下の表にまとめる。
Figure 2023513943000006
粒子AまたはA1を粒子B、B1~B4のいずれかと混合しても、同様の結果が得られる。
この表から、本発明の送達システムは、粒子Aまたは粒子Bを別々に摂取した場合と比較して、新しい官能特性を提供すると結論づけることができる。
[実施例3 ホットティー飲料における本発明による送達システム]
フレーバーオイルCを封入した粒子Cを、粒子Aを調製するためのプロセスに従って調製した(粒子Aと同じ担体)。フレーバーオイルDを封入した粒子Dを、粒子Bを調製するためのプロセスに従って調製した(粒子Bと同じ担体)。
粒子Cと粒子Dとを20:80の比で混合して本発明の送達システムを得て、ホットティー飲料に組み込んだ。

Claims (14)

  1. - 第1の担体および前記第1の担体内に封入された第1のフレーバーオイルを含む少なくとも1つの第1の粒子と、
    - 第2の担体および前記第2の担体内に封入された第2のフレーバーオイルを含む少なくとも1つの第2の粒子と、
    を含み、
    前記第1のフレーバーオイルと前記第2のフレーバーオイルとは異なっており、かつ/または前記第1の担体と前記第2の担体とは異なっている、フレーバーの付与された粒子送達システム。
  2. 前記第1のフレーバーオイルと前記第2のフレーバーオイルとが異なっており、かつ前記第1の担体と前記第2の担体とが異なっている、請求項1記載のフレーバーの付与された粒子送達システム。
  3. 前記第1の担体が1250~5000g/molの範囲内の分子量Mnを有しており、かつ前記第2の担体が600~2000g/molの範囲内の分子量Mnを有している、請求項1または2記載のフレーバーの付与された粒子送達システム。
  4. 前記第1のフレーバーオイルが熱の影響を受けやすいフレーバー付与成分を含み、かつ前記第2のフレーバーオイルが酸化の影響を受けやすいフレーバー付与成分を含む、請求項1から3までのいずれか1項記載のフレーバーの付与された粒子送達システム。
  5. 前記第1のフレーバーオイルが、酸、アルコール、アルデヒド、エステル、フラン、フラノン-ケトン、ケトンおよびそれらの混合物からなる群より選択されるフレーバー付与成分を含む、請求項1から4までのいずれか1項記載のフレーバーの付与された粒子送達システム。
  6. 前記第2のフレーバーオイルが、酸、アルコール、アルデヒド、ケトン、ラクトン、フェノール、ピラジンおよびそれらの混合物からなる群より選択されるフレーバー付与成分を含む、請求項1から5までのいずれか1項記載のフレーバーの付与された粒子送達システム。
  7. - 前記第1のフレーバーオイルが、100ダルトン未満の分子量および/または10mmHg超の蒸気圧および/または100℃未満の沸点を有するフレーバー付与成分を少なくとも10%含み、かつ/または
    - 前記第2のフレーバーオイルが、100ダルトン超の分子量および/または10mmHg未満の蒸気圧および/または100℃超の沸点を有するフレーバー付与成分を少なくとも25%含む、
    請求項1から6までのいずれか1項記載のフレーバーの付与された粒子送達システム。
  8. 前記第1の担体および/または前記第2の担体が、イヌリン、チコリ根繊維、野菜/果実/塊茎繊維、スクロース、グルコース、ラクトース、レブロース、フルクトース、マルトース、リボース、デキストロース、イソマルト、ソルビトール、マンニトール、キシリトール、ラクチトール、マルチトール、エリスリトール、ペンタトール、アラビノース、ペントース、キシロース、ガラクトース、水添デンプン加水分解物、マルトデキストリン、寒天、カラギーナン、その他のガム、ポリデキストロース、ポリビニルアルコールなどの合成ポリマー、スクシニル化デンプンなどの半合成ポリマー、セルロースエーテル、ゼラチンなどのタンパク質、ならびにそれらの誘導体および混合物からなる群より選択される少なくとも1種の化合物を含む、請求項1から7までのいずれか1項記載のフレーバーの付与された粒子送達システム。
  9. 前記第1の粒子と前記第2の粒子との質量比が、10:90~90:10の範囲内である、請求項1から8までのいずれか1項記載のフレーバーの付与された粒子送達システム。
  10. 前記第1の粒子と前記第2の粒子との質量比が、50:50~80:20の範囲内である、請求項9記載のフレーバーの付与された粒子送達システム。
  11. 前記第1の粒子と前記第2の粒子とが異なる方法によって得られたものである、請求項1から10までのいずれか1項記載のフレーバーの付与された粒子送達システム。
  12. 前記第1の粒子が二軸押出成形によって得られたものであり、かつ前記第2の粒子がホットメルト押出成形によって得られたものである、請求項11記載のフレーバーの付与された粒子送達システム。
  13. 請求項1から12までのいずれか1項記載のフレーバーの付与された粒子送達システムを含む、フレーバーの付与された消費者製品。
  14. 飲料、甘味品、および香味品からなる群より選択される、請求項13記載の消費者製品。
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