JP2023510575A - 二重差動減速機の超高減速変速機 - Google Patents

二重差動減速機の超高減速変速機 Download PDF

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Abstract

筐体(18)と、第1の入力軸(IA1)の周りを回転可能な少なくとも第1の入力(20)と、第1の出力軸(OA1)の周りを回転可能な少なくとも第1の出力(26)と、を有する変速機。変速機は、第1の入力に接続され、かつ第1の入力によって駆動可能な第1の外側ギア(14)、第1の内遊星ギア(11)および第1の外遊星ギア(15)を備える第1の遊星ギアセットをさらに含み、内遊星ギアおよび外遊星ギアは、互いに堅固に接続され、かつ互いと軸方向に整列している。第1の遊星ギアセットは、第1の外側ギアを介して回転可能(22、24)であり、第1の出力軸の周りも回転可能(23)である。変速機は、第1の外遊星ギアと噛み合う第2の外側ギア(16)と、第1の出力に接続され、かつ第1の内遊星ギアを介して第1の出力軸の周りを回転可能な第2の内側ギア(12)と、をさらに含む。

Description

本発明は、高減速変速機、具体的には二重差動減速機の高減速変速機を対象とする。
高低減変速機の基本的な機能は、例えば車両の車輪またはヘリコプターの回転子を推進するために、高入力RPMを低RPMに低減することである。このような変速機の出力RPMは、通常、0~1,000RPMの範囲である。例えば、原動機が電気モータまたはジェットエンジンである場合、入力RPMは20,000RPM以上になり得る。
高減速を実現することができる最先端の変速機は、以下を含む。
1.円筒形状のギアを採用する多段変速機
2.1段における比率が20のベベルウォームギア減速機
3.章動ベベルギアを備えたペリサイクリック変速機
4.サイクロイド変速機
円筒形状のギアを備える多段変速機は、軸受およびギアを備える多数のシャフトを必要とする。減速比が20の場合、少なくとも4段が必要とされる。4つの減速段は、4つのシャフト、8つの軸受、および4つのギアメッシュを必要とする。1つの単一段の効率が99.4%(0.9944=0.976)の場合、4つのギアメッシュのみを観察すると、97.6%の全体の効率を示す。4段の円筒形状の変速機は、かなり大きい変速機筐体エンベロープを必要とする。
ベベルウォームギア駆動装置は、例えば、高減速ハイポイド(HRH)または超減速ハイポイド(SRH)と呼ばれ得る。ウォーム形状のピニオンは、たいてい1~5歯を有し、リングギアは典型的に27~75歯を有する。達成可能な最大比率は75の範囲である。約15を超える比率は、低下したバックドライブ能力を有する。バックドライブ能力を有さないギアセットはセルフロック式である。セルフロック式ギアセットは、車両の駆動列またはヘリコプターの主回転子駆動装置では使用され得ない。ベベルウォームギア駆動装置は、面幅方向の大型の部品によって、高い滑り速度も作り出す。例えば、5つの歯を備えるSRHピニオンは、60歯のリングギアと噛み合うと、10,000RPM(変速機入力速度に等しい)のピニオン速度で側面間での617m/分の相対滑りを作り出す。これは、125MPH(ピニオン速度=4,000RPM)をより速く運転しているときに、スポーツカーのハイポイドアクスル駆動で予想される最大の滑りよりも高い。この例は、変速入力を2倍にすることは、効率を低下させるだけでなく、表面の損傷や早期故障のリスクも有することを説明する。
ペリサイクリック変速機(例えば、PCT/US2020/059810)は、高い相対表面滑りを生成することなく、約20~100の範囲での非常に高い減速を実現することができる。2つのベベルギア間のシャフト角度が180°に近づくと、相対滑り速度は0に低下する。最も一般的なペリサイクリック変速機における160°より高いシャフト角度のため、入力速度が20,000RPM以上であっても、相対滑り速度は重大ではない。ペリサイクリック変速機の欠点は、章動部材の角度が付けられた軸受シート、および角度が付けられたシートで軸受に加えられる非常に大きい力である。ペリサイクリック変速機で可能性がある別の問題の原因は、章動部材が生成する軸方向の質量力である。高速ペリサイクリック変速機は、偶数の章動部材の鏡像配置、ならびにギアの正確なタイミング、および正確な均衡調整を必要とする。
サイクロイド変速機は、ペリサイクリック変速機の二次元アナログである。偏心入力シャフトの1回転は、出力シャフトを1~2歯ピッチだけ回転させる。サイクロイド変速機の半径方向の質量力は、2つ目のサイクロイドディスクの並べられた配置によって補正され得ない。その結果、高減速サイクロイド変速機は、非常に低速の出力速度で低速入力速度が減速された場合にのみ使用される。
10~100の高い比率が達成されるべきである場合、設計者は、遊星減速機と組み合わされることが多い多段円筒形変速機を好み得る。多段変速機は当技術分野でよく知られており、適度な電力密度を供給する。
部品の製造が容易であり、および動作条件が予測可能なコンパクトな高減速変速機を作成する必要が依然としてある。好ましくは、変速機の個々の関与する部分が、それ自体、それぞれ標準的な機械設計部品として知られている場合、耐久性および耐久寿命の予測は、例えば、American GearManufacturers Association(AGMA)、International Standardization Organization(ISO)、および/またはその他の国内規格などの規格によって提供される計算アルゴリズムを適用することによって強化される。これらのアルゴリズムは、何万もの疲労寿命試験、ならびに何十年にもわたって評価されてきた多くの適用係数に依存する。安全工学において、そのような実証済みのアルゴリズムおよび適用係数は、開発者にとって貴重なツールである。
本発明は、少なくとも第1の入力が第1の入力軸の周りを回転可能であり、少なくとも第1の出力が第1の出力軸の周りを回転可能である、筐体を備える変速機を対象とする。変速機はさらに、ベベルギアであり、第1の入力に接続され、第1の入力によって駆動可能な第1の外側ギアを備える。
変速機はさらに、第1の内遊星ギアおよび第1の外遊星ギアを備える第1の遊星ギアセットを備え、第1の内遊星ギアおよび第1の外遊星ギアは各々がベベルギアであり、第1の内遊星ギアは第1の外遊星ギアに堅固に接続され、かつ、第1の外遊星ギアと軸方向に整列している。第1の遊星ギアセットは、第1の外側ギアを介して回転可能である。第1の内遊星ギアは、第1の遊星ギア軸の周りを回転可能であり、および第1の外遊星ギアは、第1の遊星ギア軸の周りを回転可能であり、それにより、第1の遊星ギアセットが第1の遊星ギア軸の周りを回転可能である。さらに、第1の遊星ギアセットもまた、第1の出力軸の周りを回転可能である。
本発明の変速機は、ベベルギアであり、および第1の外遊星ギアと噛み合っている第2の外側ギアと、ベベルギアであり、第2の内側ギアが第1の出力軸の周りを回動可能である、第2の内側ギアが第1の内遊星ギアを介して回転可能である、第1の出力に接続されている第2の内側ギアと、をさらに含む。
本発明の変速機では、第1の入力の所定の回転速度について、第1の出力軸の周りの第1の遊星ギアセットの回転は、第2の内側ギアの第1の回転差動成分をもたらし、第1の遊星ギア軸の周りの第1の遊星ギアセットの回転は、第2の内側ギアの第2の回転差動成分をもたらし、第1の回転差動成分および第2の回転差動成分は、所定の入力回転速度よりも低い第2の内側ギア速度および第1の出力回転速度を生じさせる。
自動車の差動装置の例を示す。 二重差動変速機を例証する。 2つの入力を備える拡張された二重差動装置を示す。 2つの出力シャフト間に追加の差動機能を備える二重差動装置を示す。
本明細書で使用される「発明(invention)」、「本発明(the invention)」、および「本発明(the present invention)」という用語は、本明細書の主題のすべて、および以下の任意の特許請求の範囲を広く指すことを意図するものである。これらの用語を含む記述は、本明細書に記載された主題を限定するもの、または以下のいかなる特許請求の範囲の意味もしくは範囲も限定するものと理解されるべきではない。さらに、本明細書は、本出願のいかなる特定部分、段落、記述、または図面においても、いかなる特許請求の範囲によってカバーされる主題を説明または限定しようと努めるものではない。本主題は、本明細書全体、すべての図面、および以下のいずれの特許請求の範囲を参照することによって理解されるはずである。本発明は、他の構成が可能であり、様々な方式で実践されるか、または実行されることが可能である。また、本明細書で使用される表現および用語は、説明のためのものであり、限定的であるとみなされるべきではないことが理解される。
ここで、本発明の詳細を、単に例として、本発明を図示する添付図面を参照して考察する。図面において、類似の特徴または構成要素は、同様の参照番号によって言及される。特定の態様または要素のサイズおよび相対的なサイズは、明確にするため、または詳細な説明目的のために誇張され得る。本発明をより良く理解し、かつ見やすくするため、ドア、ケーシング、筐体、内側または外側の防護物などは、図面から省略される場合がある。
本明細書での「含む」、「有する」、および「備える」、ならびにこれらの変形の使用は、その後に列挙される項目およびその等価物、ならびに追加の項目をも包含することを意味する。方法またはプロセスの要素を識別するための文字または数字の使用は、単に識別のためのものであり、要素が特定の順序で実行されるべきであることを示すことを意味するわけではない。本明細書で使用する場合、単数形「1つの(a)」、「1つの(an)」、および「その(the)」は、文脈上、特に別様に明示されない限り、複数形も同様に含むことが意図され、「および/または(and/or)」という用語は、1つ以上の関連する列挙された項目の任意の、およびすべての組み合わせを含む。
以下で、図面を説明する際、上部、下部、上方、下方、後方、底部、頂部、前、後などの方向に言及する場合があるが、これらは、便宜上、図面に対して(通常、見られるように)言及される。これらの方向は、文字通りに解釈されること、またはいかなる形でも本発明を限定することを意図しない。加えて、「第1の」、「第2の」、「第3の」などの用語は、説明の目的で本明細書に使用されており、明示的に述べられない限り、重要性もしくは意義を示すか、または暗示することを意図するものではない。
差動装置は、二次元の遊星減速機を三次元に拡張したものとみなされ得る。遊星ギアでは、例えば内ギアをサンギアに接続することによって、または内ギアを筐体に接続することによって、特定の比率を達成することができる。
一般に、標準的な差動装置は入力エンジントルクを2つの方式で分割し、差動装置の各出力が異なる速度で回転することを許容する。標準的な差動装置の機能は、自動車で使用されているような作動ユニットの二次元図を示す図1を参照して説明され得る。入力回転は、最終駆動ギア1からキャリア8を介して2つの遊星ギア(即ち、遊星)2および3に伝達される。遊星2および3は、各々が出力シャフト6および7に接続されたサイドギア4および5に回転を伝達する。出力軸6および7が車両の駆動輪に接続される場合、直進および等しい両輪の牽引力の場合、ωout1とωout2は互いに等しく、および入力速度ωinに等しい。
カーブを走行する場合、(例えばシャフト6に接続された)カーブの外側に向かう車輪は、(例えばシャフト7に接続された)カーブの内側に向かう車輪よりも長い距離を走行しなければならない。カーブを走行する場合における車輪の滑りを防ぐために、カーブの外側に向かう車輪はより速く回転し、カーブの内側に向かう車輪はより遅く回転しなければならない。差動装置はこの要件に自動的に対応する。一定の駆動速度ωinでは、シャフト7はシャフト6と同じ牽引トルクを維持しながらωinで回転することはできず、より低い速度ωout2=ωin-Δωを必要とする。次に、シャフト7と同じ牽引トルクを維持するために、シャフト6はより高い速度ωout1=ωin+Δωを必要とする。遊星2および3は、シャフト6と7の間のトルク平衡を維持するために、プラスマイナスΔωで自動的に回転を開始する。差動変速機は、遊星変速機の三次元版とみなされる。
自動車の最も一般的な用途では、サイドギア4および5は、出力シャフト6および7を介して駆動輪に接続される。車両が直進しているときに両方の駆動輪が同じ牽引力を有する場合、および両方の車輪が同じ直径を有する場合、4つのギア2、3、4および5(Δω=0)の間に相対運動はなく、ならびに、入力回転ωinが2つの出力シャフト6および7に対して1の比率で送信される(ωout1=ωout2=ωin)。カーブを走行する場合、(例えばシャフト6に接続された)カーブの外側に向かう車輪は、(例えばシャフト7に接続された)カーブの内側に向かう車輪よりも長い距離を走行しなければならない。差動装置は、遊星の回転によってこの要件を可能にする(この例では、ギア2は+Δωで回転し、ギア3は-Δωで回転する)。このような回転の結果、カーブの外側に向かう車輪の出力速度はω+Δωになり、カーブの内側に向かう車輪の出力速度はω-Δωになり、これは、車速(ωに相当)を維持し、車輪の滑り、または牽引力の損失を伴わずにカーブ走行条件に対応する。
式中、
ω・・・キャリア入力速度
Δω・・・サイドギアのデルタ回転
4つの差動ギアすべての歯数が同一である場合、遊星の回転は正確にΔωである(例えば、上部は時計回り(CW)方向に回転し、下部は反時計回り(CCW)方向に回転する)。
高出力密度の低、中、高減速変速機の独創的な解決策は、図2に示される二重差動装置である。二重差動変速機は対称であり、高出力密度を有する。二重差動変速機は、好ましくは、第1の内遊星ギア11、第2の内遊星ギア13、第1の内側ギア10、第2の内側ギア12、第1の外遊星ギア15、第2の外遊星ギア17、第1の外側ギア14、および第2の外側ギア16を含む8つのギアの対称配向を有し、すべてのギアは、各々が、ナットが固定され得るねじ端部分を有する、直径方向に対向する支柱36が取り付けられた中央スリーブを含むキャリア19の周りに位置する。シャフト20からギア14への(軸IA1を中心とする)入力回転φ1は、ギア15および17をそれぞれの支柱36の周りでφ3および-φ3だけ回転させる。ギア16は(例えば、図に示されるようにピン35を介して)筐体18に回転不可能に接続されているため、(軸SA1を中心とする)回転φ3および(軸SA2を中心とする)回転-φ3は、ギアの歯数比z2/z1に応じた回転の大きさでキャリア19の回転-φ2(23)を作動させる。図2(および図3)の実施形態では、第1の内側ギア10は選択的であるが、均衡および/または安定性の目的で含まれ得る。
第1の内遊星ギア11は、スプライン接続を介してなど、第1の外遊星ギア15に堅固に接続され、第2の内遊星ギア13は、スプライン接続を介してなど、第2の外遊星ギア17に堅固に接続される。11と15の間、ならびに13と17の間の接続は、キャリア19の回転を、第1の回転成分(第1の差動)として、出力ギアとして機能する第2の内側ギア12に直接伝達する。回転φ3および-φ3(軸SA1の周りの回転22および軸SA2の周りの回転24)もまた、第2の内側ギア12への第2の回転成分(第2の差動)を表すギア11および13に伝達される。この2回目の回転の大きさは、ギアの歯数比z3/z4に依存する。8つのギアすべての歯数が等しい場合、比率は無限大であり、これは、入力回転21の結果として、(軸OA1を中心に回転可能な)出力シャフト26が回転しない(回転25=φ4=0)ことを意味する。例えば、歯数z2が他のすべての歯数z1、z3、z4と1つの歯だけ異なる場合、全体の伝達比φ1/φ4は非常に高くなる。好ましくは、軸SA1およびSA2は一致している(即ち、SA1=SA2)。
シャフト20からの入力回転21は、ギア15および17に伝達され、ギア15の回転22、およびギア17の回転24を引き起こす。ギア15および17は両方ともギア16と噛み合う。ギア16は筐体18に堅固に接続される。ギア16が回転することができないという事実は、キャリア19の回転23を引き起こす。ギア15および11、ならびにギア17および13は、互いに回転的に拘束される。キャリア回転23は、第1の回転成分(第1の差動)を第2の内側ギア12に与える。回転22および24は、第2の回転成分(第2の差動)を第2の内側ギア12に追加する。関連する8つのベベルギアすべてが同じ数の歯を有する場合、出力回転25は0になる。この説明は、例えば、キャリア19の90°回転φ2は、ギア15および17を22および24の方向に90°回転させるということである。したがって、出力ギア12は、キャリアから90°回転φ2を受け取り、ギア11および13から(反対方向への)90°回転φ3を受け取り、その結果、入力回転21から独立して回転しない。この実施形態は実用的な利益はないように思われるが、この例は、二重差動伝達の機能を実証するために使用される。この例では、比率はφ1/φ4=∞である。
個々の歯数を使用して比率の式を導出すると、ギアの歯数を14/16に対して15/17および10/12に対して11/13の変化により、様々な可能な比率が結果として得られる。
Figure 2023510575000002
または、
Figure 2023510575000003
Figure 2023510575000004
Figure 2023510575000005
プラグ(2)を(4)に
Figure 2023510575000006
または、
Figure 2023510575000007
プラグ(6)を(3)に
Figure 2023510575000008
プラグ(6)を(2)に
Figure 2023510575000009
プラグ(8)を(7)に
Figure 2023510575000010
再配置
Figure 2023510575000011
式中、
1・・・ギア14およびギア16の歯数
2・・・ギア15およびギア17の歯数
3・・・ギア10およびギア12の歯数
4・・・ギア11およびギア13の歯数
φ1・・・回転角ギア14
φ2・・・回転角キャリア19
φ3・・・回転角ギア15(およびギア17が負のφ3方向である場合)
φ4・・・回転角ギア12(および出力シャフト26)
R・・・入力速度を出力速度で割った比率
次の4つの例では、変速機のサイズを大幅に変更することなく、二重差動装置で実現され得る非常に高い範囲の比率を実証するために、様々な数の歯の組み合わせが使用される。
例1:
1=40;z2=39;z3=40;z4=40;比率R=-78.000
例2:
1=40;z2=41;z3=40;z4=40;比率R=82.000
例3:
1=45;z2=50;z3=40;z4=40;比率R=20.000
例4:
1=30;z2=50;z3=40;z4=40;比率R=5.000
2つの入力シャフトを備えた拡張された二重差動装置の2次元図からなる二重差動変速機の機能の拡張が図3に示される。図2と比較すると、図3ではギア30、31およびシャフト32が追加されている。拡張された配置では、第2の外側ギア16は、筐体18によって回転的に拘束されないが、ギア16は、ここで、第1の円筒形状のギア30に接続され、第1の円筒形状のギア30は、筐体18に対して回転可能に配置され、入力軸IA2の周りを回転可能な第2の入力シャフト32に接続された第2の円筒ギア31(即ち、ピニオン)と噛み合う。この第2の入力の可能性は、2つの異なる原動機、例えば、異なる速度およびトルクの特性を有する電気モータとの様々な入力速度の組み合わせを許容する。例えば、1つのモータは、速度調整せずに定速信号で動作する高トルクおよび低速モータであり得る。例えば、出力RPMが0であることが必要とされる場合、第2のモータは逆回転する。例えば、車両の巡航速度までの急加速の場合、最初に第2のモータがオフにされ、差動ギアとキャリアの蓄積された運動エネルギーが車両の加速に使用される。数秒後、例えば車両が巡航速度の半分に達すると、第2のモータは正の回転方向に作動される。加速の最初の段階では、従来の電気自動車のバッテリーから大量のエネルギーが引き出される。拡張された二重差動装置は、穏やかな運転期間中、および減速および制動動作中に運動エネルギーを蓄えることを許容する。
第2の外側ギア16は、筐体18に対して回転可能に配置された第1の円筒形状のギア30に接続され、第2の入力シャフト32に接続された第2の円筒形状のギア31と噛み合う。2つの入力シャフトの場合、2つの入力回転に対する出力回転の間に次の関係をもたらす比率の数値は1つではない。
Figure 2023510575000012
または
Figure 2023510575000013
Figure 2023510575000014
Figure 2023510575000015
プラグ(12)を(14)に
Figure 2023510575000016
または
Figure 2023510575000017
プラグ(16)を(13)に
Figure 2023510575000018
プラグ(16)を(12)に
Figure 2023510575000019
プラグ(18)を(17)に
Figure 2023510575000020
第2の入力回転
Figure 2023510575000021
式中、
5・・・歯数ギア30
6・・・歯数ギア31
φ5・・・ギア16および30の回転角度
異なる入力回転φ6に式(19)を適用することによって、2つの特別な場合に遭遇し得る。場合1では、出力速度(回転角φ4)はギア16の速度(回転角φ5)と等しい。この場合、出力回転φ4は入力回転φ1に等しく、結果としてR=1.00の比率になる。
(19)にプラグインされた
Figure 2023510575000022
φ4に対する解かれた(21)
Figure 2023510575000023
または簡略化された
Figure 2023510575000024
結果として
Figure 2023510575000025
場合2において、入力回転φ5は0であり、これは式(19)を簡略化し、式(9)と等しくなる。
(19)にプラグインされたφ5=0
Figure 2023510575000026
0の項の削除
Figure 2023510575000027
式(9)は、ギア16が変速機筐体に堅固に接続されるという事実に基づいており、これは、φ5=0の場合を提示し、式(19)が決定的であることを証明する。
二重差動装置のギアは、ストレートベベルギア、スパイラルベベルギア、または円筒形状のギアを備えた面ギアであり得る。高い入力速度の場合、地上のスパイラルベベルギアは、高い負荷容量に関連して、最高の効率および最低の騒音放出を果たす。二重差動装置の軸力は、ストレートベベルギアを備えた自動車の差動装置の力と同様である。
ハイポイドオフセットを有するギアは使用しないことが好ましいという事実のため、相対的な表面滑りは面幅方向の成分を有さず、輪郭の滑りのみで構成される。比率が1.0に近く、外径が120mm(自動車の二重差動変速機に一般的)で、速度が1,000RPMのスパイラルベベルギアセットの相対的な輪郭の滑りは、最大で約84m/分となる。二重差動変速機の2つの最速ギア(14および15)間の相対速度は、入力速度の約50%にすぎない。式8、φ3=φ1/2・z1/z2は、z1=40およびz2=41(φ3=φ1/2・40/41=0.488・φ1)の場合、入力速度の48.8%にすぎないギア15の速度を果たす。したがって、ギア14とギア15の間の相対速度は、この場合、φ1-φ3=0.512・φ1である。これは、二重差動変速機の最速ギア間の相対速度が通常、入力速度の約半分にすぎないことを意味する。入力速度が10,000RPMの場合、二重差動装置はわずか10・84m/分・0.512=430.08m/分有する。標準のスパイラルベベルギア変速機と比較すると、この場合、二重差動変速機の滑り速度はわずか51.2%である。述べられた様々なタイプの変速機の滑り速度および効率の概要が表1に示される。表1が基づく滑り速度および効率の計算は、Gleason UNICAL(商標)ベベルギア分析および最適化ソフトウェアなどの市販のソフトウェアによって決定され得る。
Figure 2023510575000028
表1における比較は、他のタイプの減速機に対する二重差動減速機の利点を明確に示す。低い相対的な表面滑りは、より小さい摩擦を示し、より高い伝達効率を結果としてもたらす。より小さい摩擦は、より少ない変速機内で生成される熱を結果としてもたらす。計算されたギア効率が、表1の最後の列に示される。80の比率で98.8%の高いギア効率値、および10,000RPMの変速機入力速度は、最先端の変速機では報告されていない。
拡張された二重差動装置は、第2の入力(入力2)により多種の適用を許容する。例えば、入力2が時計回り(CW)方向に回転する1,500RPMの非可変速度の低速高トルクモータに接続され、および入力1が反時計回り(CCW)方向に回転する可変高速低トルクモータに接続される場合、時計回り(CCW)方向の場合、出力速度が0RPMであるように入力1の速度(例えば、-9,500RPM)を選択できる。この例は、次の歯数に基づく。
1=45
2=50
3=40
4=40
5=60
6=20
入力2(シャフト32)の速度はn6=1,500RPM CW(正に等しい)、および最初の減速z6/z5=20/60の場合、ギア30の速度はn5=500RPMに等しい。出力シャフトの速度はn4=0である。
式(19)は、角度φの代わりにRPMの回転速度nが使用される場合にも有効である。
4=(n1+n5)/2・[1-z1/z2・z4/z3]+n5・z1/z2・z4/z3
0=(n1+500)/2・[1-45/50・40/40]+500・45/50・40/40となり、
または 0=(n1/2+250)・0.1+450
その結果 n1=-9,500RPMとなる
この例の実際の適用は、交差点の信号機の前でアイドリングしている車両であり得る。赤信号が青に変わると、車両を0MPH~35MPHに加速するために、n1が-9,500RPM~0に減少させることができる。加速期間中、ギア10、11、12、13、14、15、16、および17、ならびにキャリア19、および入力1に接続されたモータを備えた二重差動装置アセンブリの運動エネルギーを利用して、加速エネルギーの大半を供給する。35MPHより速く運転することは、単純に入力を反対方向に回転することを必要とする。70MPHの車速では、入力1の速度はn1=+9,500RPMに達する。車両のデューティサイクル(高速道路または市街地走行)に応じて、低速モータがオフにされ得、入力2を係止するためにクラッチ(図示せず)が適用され得る。この場合、入力1に接続された可変速モータは、例えば軽負荷の市街地走行に必要とされるすべてのエネルギーを供給する。
回復エネルギーのバーストをバッテリーに絶えず逆充電しようとすると、電気効率が非常に低くなり、わずか数秒内に大量のエネルギーを受け入れるバッテリーの化学的容量が制限される。例えば、35MPHで駆動する中型セダンは、約0.4kWhの運動エネルギーを有する。赤になったばかりの信号機の前で速度をかなり速く下げることは、約2~3秒以内に0.4kWhを回復することを必要とする。その結果、ブレーキディスクまたは電子車両制御モジュールのいずれかで、0.10~0.15kWh以下がバッテリーに逆充電され得、および0.25kWhが熱に変換される可能性がある。入力1のモータを含む二重差動装置は、約96%の効率で約0.24kWhを蓄えることができ、これは、車両が赤信号の前に完全に停止すると、二重差動装置の回転の形で0.23kWhが利用可能になることを意味する。このエネルギーは、信号が青に変わった後、車両を加速するためにわずか数分後に使用される。今日のバッテリー技術では、短期間のエネルギー貯蔵は効率的に行われ得ない。二重差動装置の概念は、同じ走行距離能力を維持することによってバッテリーのサイズを減少させることを許容する。
2つの入力速度の組み合わせは、最適なモータおよび変速効率を実現することにより、様々な運転条件に二重差動変速機を採用する多種の可能性を可能にする。高速回転する差動キャリアユニットでの簡単なエネルギー貯蔵の追加の側面は、特に大型トラックを0MPH~30MPHに加速するために高エネルギーバーストが必要とされる場合に、車両のバッテリーを補助する。内燃エンジンとは対照的に、電気モータは、外部抵抗なしで、アイドル状態で動作している間、エネルギーをほとんど必要としない。
2つの入力を備えた二重差動装置を利用して、電気モータおよび燃焼機関からハイブリッド車両の駆動輪にエネルギーを収集して伝達することもできる。このような配置により、2つの原動機の各々に最適な速度の組み合わせが見つけられ得、これはハイブリッド車両におけるいかなる追加の変速機の排除も許容する。
前述のように、二重差動装置の機能には、第1の内側ギア10は必要とされない。第1の内側ギア10は変速機を対称にするために使用され、大型の歯および変速機筐体の変形(高負荷時)の場合、ギア10がギア11および13のトルクを等しく保つのに役立つと予測された。対称および均衡が問題ではない場合、二重差動変速機を7つ、6つ、またはさらには5つのギアからなるように簡素化し、それによって製造コストを削減するために、ギア10ならびに、さらにギア13および/または17が削除されてもよい。
車両の駆動軸の車輪間に本発明の二重差動変速機を配置することを許容するために、図2からの二重差動装置の修正版の二次元図を示す追加の実施形態が図4に示される。図4の変速機は、2つの出力シャフト26と41の間に追加の差動機能を有する。出力シャフト26は変速機筐体の右側に残り、出力軸OA2を中心に回転可能な追加された出力シャフト41は、左側で変速機筐体を出る。二重差動装置の正しい機能に必要とされないギア10が削除され、およびシャフト41が、図2のシャフト26の機能であった主変速機シャフトとして機能する。図2における第1の内側ギア12は、図4ではギア40に置き換えられている。ギア40は、4つの差動ギア42、43、44、および45の配置のための空間を作り出すために、内部が中空である。ギア42および43は、ピン46によってギア40に対して所定の位置に保持される遊星である。ピン46は、最終出力速度のギアであるギア40に接続される。ギア44および45はサイドギアである。出力軸26はサイドギア44に接続され、および出力シャフト41はサイドギア45に接続される。図4の設計は、出力シャフト7および6について図1で説明されたように、2つの出力シャフト26と41の間で同じ差動機能を実現する。エンドキャップ47は、ギア40の内部の差動装置を閉じ、ならびにシャフト26のラジアルスリーブ軸受として、およびギア44のスラストスリーブ軸受として機能する。ギア40の中空空間の壁は、ギア42および43のスラストスリーブ軸受として利用される。好ましくは、軸入力軸IA1および出力軸OA2は平行であり、より好ましくは、一致している(即ち、IA1=OA2)。
図4の変速機は、追加の差動装置を含み、追加の差動装置は、例えば車両が屈曲部を走行しているときに、様々な車輪速度に対応する。図1に示されるものと同様の差動装置がギア40に組み込まれている。図4における変速機は、右輪に接続され得る出力軸26と、左輪に接続され得る出力軸41とを有する。入力シャフト20は、依然として変速機の左側に位置する。入力シャフト20が中空シャフトを備えた電気モータに接続される場合、本発明の変速機および駆動電気モータは、車両の駆動車軸と一列に並べられ得る。これは、出力シャフト26が第1の駆動シャフトおよび等速(CV)ジョイントを介して右側の駆動輪に接続され得、ならびに出力シャフト41が第2の駆動シャフトおよびCVジョイントを介して左側の駆動輪に接続され得ることを意味する。
本発明は、好ましい実施形態を参照しながら説明されてきたが、本発明は、これらの特定の実施形態に限定されないことを理解されたい。本発明は、添付の特許請求の範囲の趣旨および範囲から逸脱することなく、本主題が属する、当業者にとっては明らかであろう変更を含むことが意図されている。

Claims (13)

  1. 変速機であって、筐体と、少なくとも第1の入力および少なくとも第1の出力と、を備え、前記変速機は、
    第1の外側ギアであって、前記第1の外側ギアはベベルギアであり、前記第1の入力に接続され、かつ前記第1の入力によって駆動可能である、第1の外側ギアと、
    第1の遊星ギアセットであって、前記第1の遊星ギアセットは、第1の内遊星ギアおよび第1の外遊星ギアを備え、前記第1の内遊星ギアおよび前記第1の外遊星ギアは、各々がベベルギアであり、前記第1の内遊星ギアは、前記第1の外遊星ギアに堅固に接続され、かつ前記第1の外遊星ギアと軸方向に整列しており、前記第1の遊星ギアセットは、前記第1の外側ギアを介して回転可能である、第1の遊星ギアセットと、
    第2の外側ギアであって、前記第2の外側ギアはベベルギアであり、前記第1の外遊星ギアと噛み合う、第2の外側ギアと、
    第2の内側ギアであって、前記第2の内側ギアはベベルギアであり、前記第1の出力に接続され、前記第2の内側ギアは、前記第1の内遊星ギアを介して回転可能である、第2の内側ギアと、をさらに備え、
    前記第1の入力は、第1の入力軸の周りを回転可能であり、
    前記第1の出力は、第1の出力軸の周りを回転可能であり、
    前記第1の内遊星ギアは、第1の遊星ギア軸の周りを回転可能であり、前記第1の外遊星ギアは、前記第1の遊星ギア軸の周りを回転可能であり、それにより結果として、前記第1の遊星ギアセットは、前記第1の遊星ギア軸の周りを回転可能であり、
    前記第1の遊星ギアセットは、前記第1の出力軸の周りをさらに回転可能であり、
    前記第2の内側ギアは、前記第1の出力軸の周りを回転可能である、変速機。
  2. 前記第1の入力軸および前記第1の出力軸は互いに平行である、請求項1に記載の変速機。
  3. 前記第1の入力軸および前記第1の出力軸は互いに一致する、請求項2に記載の変速機。
  4. 前記第2の外側ギアは回転不可能である、請求項1に記載の変速機。
  5. 前記第1の入力の所定の回転速度について、
    前記第1の出力軸の周りの前記第1の遊星ギアセットの回転は、前記第2の内側ギアの第1の回転差動成分をもたらし、
    前記第1の遊星ギア軸の周りの前記第1の遊星ギアセットの回転は、前記第2の内側ギアの第2の回転差動成分をもたらし、
    前記第1の回転差動成分および前記第2の回転差動成分は、前記所定の入力回転速度よりも低い第2の内側ギア速度および第1の出力回転速度を生じさせる、請求項1に記載の変速機。
  6. 前記第1の遊星ギアセットとは反対側に配置された第2の遊星ギアセットをさらに備え、前記第2の遊星ギアセットは、
    第2の内遊星ギアおよび第2の外遊星ギアを備え、前記第2の内遊星ギアおよび前記第2の外遊星ギアは、各々がベベルギアであり、前記第2の内遊星ギアは、前記第2の外遊星ギアに堅固に接続され、かつ前記第2の外遊星ギアと軸方向に整列しており、前記第2の遊星ギアセットは、前記第1の外側ギアを介して回転可能であり、
    前記第2の内遊星ギアは、第2の遊星ギア軸の周りを回転可能であり、前記第2の外遊星ギアは、前記第2の遊星ギア軸の周りを回転可能であり、それにより結果として、前記第2の遊星ギアセットは、前記第2の遊星ギア軸の周りを回転可能であり、
    前記第2の遊星ギアセットは、前記第1の出力軸の周りをさらに回転可能である、請求項1に記載の変速機。
  7. 前記第1の遊星ギア軸および前記第2の遊星ギア軸は互いに一致する、請求項6に記載の変速機。
  8. 第2の入力軸の周りを回転可能な第2の入力であって、前記第2の入力は、前記第2の入力軸の周りを回転可能な第1の円筒形状のギアを含む、第2の入力をさらに備え、
    前記変速機は、前記第1の出力軸の周りを回転可能であり、かつ前記第1の円筒形状のギアと噛み合う第2の円筒形状のギアをさらに含み、前記第2の円筒形状のギアは、前記第2の外側ギアに堅固に接続されている、請求項1に記載の変速機。
  9. 内部空間を有し、前記内部空間内に位置する複数のベベルギアを備える差動機構を含む前記第2の内側ギアをさらに備える、請求項1に記載の変速機。
  10. 第2の出力軸の周りを回転可能な第2の出力をさらに備え、前記第1の出力および前記第2の出力は、前記第2の内側ギアおよび前記差動機構に接続されている、請求項9に記載の変速機。
  11. 前記第1の出力および前記第2の出力は反対方向に延びる、請求項10に記載の変速機。
  12. 前記第2の出力は前記第1の入力内、かつ前記第1の入力を通って延びる、請求項10に記載の変速機。
  13. 変速機における入力シャフトの回転速度を低下させる方法であって、前記方法は、
    前記入力シャフトを所定の回転速度で回転させることを含み、前記回転させることにより、
    第1の遊星ギアセットを第1の出力軸の周りで回転させ、それにより結果として、出力シャフトに接続された第2の内側ギアの第1の回転差動成分を生じさせることと、
    前記第1の遊星ギアセットを第1の遊星ギア軸の周りで回転させ、それにより結果として、前記出力シャフトに接続された前記第2の内側ギアの第2の回転差動成分を生じさせることと、がもたらされ、
    前記第1の回転差動成分および前記第2の回転差動成分は、前記入力シャフトの前記所定の回転速度よりも低い前記第2の内側ギアおよび前記出力シャフトの回転速度を生じさせる、方法。
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