JP2023505896A - エアベント - Google Patents

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Abstract

自動車用H∨ACのエアベントには、制御支持ベーン及び制御されたベーンが備えられている。制御支持ベーン及び制御されたベーンは、それぞれのアレイに異なる向きで設置されている。制御支持ベーンは、制御支持ベーンの後ろに設置された制御されたベーンに接続された制御部材を支持している。制御部材の少なくとも一部は、制御支持ベーン内に少なくとも部分的に配置されている。【選択図】 図2

Description

本発明は、特に、しかし排他的にではないが、車両の複数の暖房、換気及び空調(HVAC)システムにおける複数のエアベント(air vent)、及び特に自動車用の複数のエアベントの複数のベーン(vane)の制御に関する。
車両の複数のエアベントの複数のベーンは、複数のHVACシステムからの空気の流れを車両の周囲に向けて乗客の快適さを向上させるために使用される。図17乃至19に例を示す従来の複数のエアベントの構成では、2つの角度位置(angular position)に複数のベーンがあり、フロントベーン101は、第1の水平角度位置に配置された(arranged)客室に隣接し、リアベーン106は、第2の垂直角度位置でフロントベーンの後ろに配置されている。空気の方向を制御する複数のベーンに加えて、その上流に、複数のベーンに流れる空気の量を調整するために独立して制御される複数のフラップ(flap)(図示せず)が複数のエアベントに設けられていることがよくある。
水平ベーン101は、垂直方向の空気の方向を調整するためにその向きを変えて上下に回転し、一方、垂直ベーン106は、空気出力の横方向を調整するためにその配向を変えて左右に軸回転する。図示されている複数のベーンは、通常、複数の配列内に設置されていて、水平ベーン101は、それと連動して移動する他の複数の水平ベーン(図示せず)に接続され、垂直ベーン106は、それと連動して移動する他の複数の垂直ベーン(図19に表示)に接続されている。
リアベーン106の制御は、制御部材102が前面(front)ベーン101によって支持されるように、フロントベーン101の周りに設置されたスライダ102の形態の制御部材によって達成される。フォーク(fork)104は、ヒンジ(hinge)103によってスライダの背面に接続され、垂直方向に自由に軸回転(pivot)できるように、フォーク104の2つの股部分(prong)は、リアベーン106の前面に設けられたバー(bar)105に隣接する。リアベーン106は、バー105の後ろに穴107を有し、リアベーン106が、必要に応じて穴に突き出ることができる複数の突起104によって制限されることなく軸回転することを可能にする。既知のエアベントのこの例に見られる、穴107を組み込んだ、スライダ102及びフォーク104の配置は、乱流を導入し、したがってノイズを導入し、また、気流の方向制御の有効性を低下させる。さらに、車両がますます静かになるにつれて、低レベルの音源も制御される必要があり、既知のベーン制御では、自動車にとって望ましくないノイズをもたらす不均一な路面によって引き起こされる外乱にさらされるとガタガタと音を立てる。
本発明は、先行技術で特定された1つまたは複数の欠陥に対処すること、及び/または他の改善を提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、少なくとも1つの制御支持ベーンを備え、制御支持ベーンが制御部材を支持しているエアベントであって、制御部材の少なくとも一部が、少なくとも部分的に制御支持ベーン内に位置しているエアベントが提供される。
このようにして、本発明は、制御支持ベーン上の気流が制御部材によって妨害されにくく、したがって気流の方向性が改善され、乱流が低減され、さらに気流が口笛のような望ましくないノイズを生成する可能性が低い構成を提供する。
制御部材の少なくとも一部は、完全に制御支持ベーン内に配置されていてよい。
制御支持ベーンは、実質的に平面であってよい。制御支持ベーンは、前縁(leading edge)及び/または後縁(trailing edge)を含んでいてよい。制御支持ベーンは、第1の(例えば、上部)空気偏向面を含んでいてよく、第2の(例えば、下部)空気偏向面を含んでいてよい、第2の空気偏向面は、第1の空気偏向面と対向していてもよい。第1の空気偏向面及び/または第2の空気偏向面は、実質的に平面であってよい。
第1の空気偏向面及び/または第2の空気偏向面は平坦であってよい。第1の空気偏向面及び/または第2の空気偏向面は滑らかであってよい。上部空気偏向面は、使用者から見える可能性が最も高い面であるため、平坦及び/または滑らかであることが特に好ましい。平面/実質的に平面の表面からの偏差は理想的には最小限に抑えられるが、偏差はより適切に下側の空気偏向面で調整することができる。
制御支持ベーンの横断面は、前縁及び後縁ならびに第1の空気偏向面及び第2の空気偏向面によって定義される形状として定義することができる、つまり、ベーンの縦軸を横切る断面(スパンの一方の端から他方の端まで伸びる断面)である。横断面は、スパン全体にわたって一定の厚さ(すなわち実質的に一定の厚さ)を有していてよい。そのスパンを横切る横断面の一定の厚さは、ベーン上の空気の流れを妨げるような膨らみやそれに類するものを有していない。
例えば特定の材料を適用するために膨らみが必要な場合は、それは好ましくは下側に設けられ、その結果、上部の空気偏向面は平面で、平らで、滑らかであるとよい。
制御支持ベーンは、対向する第1の空気偏向面及び第2の空気偏向面との間の分離距離である厚さを有し、したがって、平均(mean)厚さを計算することができる。
制御部材は、好ましくは、制御部材ノブ(knob)を含む。制御支持ベーンの厚さが測定される方向の寸法として定義される制御部材ノブの高さは最大の高さである。例えば、制御支持ベーンが水平に設置されている場合、その平均厚さはその垂直方向の平均高さであり、制御部材ノブの最大高さは同様に制御部材ノブの垂直方向の最長測定値である。
制御部材ノブの最大高さは、好ましくは、制御支持ベーンの平均厚さと実質的に等しいか、またはそれ以下である。制御ノブの最大高さは、好ましくは、制御支持ベーンの横断面の最大厚さと実質的に等しいか、またはそれ以下である。
実質的に平面の形状は、気流に現れる断面積が最小化され、気流偏向表面積が最大化されるので、ベーンにとって有益である。滑らかな及び/または平坦な上部空気偏向面も同様に有益であり、両方とも空気流の乱れを低減する。
ベーンの平均厚さと実質的に等しいか、またはそれより小さく、及び/または制御支持ベーンの横断面の最大高さと実質的に等しいか、またはそれより小さい制御部材ノブの最大高さは、薄型の制御部材ノブをもたらし、不必要に空気の流れを妨げない。
制御支持ベーンの横断面の最大厚さは、10mm、9mm、8mm、7mm、6mm、5mm、4mm、3mm、または2mmを超えない方がよい。
制御支持ベーンの平均厚さは、10mm、9mm、8mm、7mm、6mm、5mm、4mm、3mm、または2mmを超えない方がよい。
制御支持ベーンのスパン全体で、制御支持ベーンの最大厚さは、制御支持ベーンの平均厚さから3mm、2mm、1mmまたは0.5mmを超えない範囲内でずれることがある。平均厚さからの偏差を最小限に抑えることで、均一な厚さが保証され、制御部材を支持する役割に適応するように最小限の変更を加えつつ、制御部材の厚さ、特に制御部材ノブの厚さに対応するための実質的な膨らみなしに、制御支持ベーンがその機能(空気出力の方向の調整)に最も適した形状になり、全体的な構成に貢献する。
制御部材ノブは細長くてよい。特に、制御部材ノブは、制御支持ベーンの最も長い軸と一致した長軸を有して細長くてよい。
空気の流れは、第1の空気偏向面によって偏向される前に、制御部材によって妨げられない。
制御部材のノブは、第1の空気偏向面及び第2の空気偏向面の平面を超えて延びないかまたは最小限にしか延びなくてよい。これも、気流の乱れを避けるために重要である。
制御支持ベーンは、スロットを含んでいてよく、制御部材の少なくとも一部は、制御支持ベーンのスロット内に少なくとも部分的に位置している。
スロットは、制御支持ベーンの第1の空気偏向面及び/または第2の空気偏向面に凹部として形成することができる。凹部は、前縁から後縁まで延びていてよい。このように、制御部材の少なくとも一部が少なくとも部分的に凹部内に位置している場合、制御支持ベーンを取り囲む制御部材と比較して、制御部材は、空気偏向面から、さほど延びることができず、それによって、空気流の妨害を低減でき、ノイズを減らし、効率を向上させるために、エアベント内の遮るもののない領域をできるだけ大きく保つことが有利である。
あるいは、好ましくは、スロットは、制御支持ベーンの後縁から制御支持ベーンの前縁まで(第1の空気偏向面と第2の空気偏向面との間)に支持ベーンを通って延びる穴によって形成されてよい。制御部材の少なくとも一部は、制御支持ベーンのスロット内に少なくとも部分的に位置していてよく、またはこの場合、制御部材の少なくとも一部は、制御支持ベーンのスロット内に完全に位置し、制御支持ベーンによって囲まれていてよい。
制御支持ベーン内に位置する制御部材は、制御支持ベーンが構造的安定性を提供するため、制御支持ベーンの周囲に位置するものよりも薄くすることができ、これにより、生産に必要な材料が減少する。これは特に、制御部材の少なくとも一部が、完全に支持ベーンの穴の中に位置している場合である。さらに、これにより制御スライダの設置面積(footprint)を減らすことができ、エアベントの美的外観を向上させることができる。さらに、空気流内に制御部材が少なく、空気流の乱れを少なくすることができる。
制御部材はスロット内を移動できてよい。制御部材の動きは極めて重要な場合がある。制御部材の動きは軸回転可能であってよい。制御部材の動きは回転可能であってよい。しかしながら、好ましくは、制御部材の動きは並進的であり、より好ましくはスライド可能であり、最も好ましくは制御支持ベーンの後縁に沿って横方向にスライド可能である(後縁は通常、前縁を通過した後に空気が通過する縁であり、したがって、使用者に面したエアベントの前面に設置される)。
制御部材の動きにより、制御支持ベーンの後縁と前縁の間で制御入力を移送することができる。
制御部材ノブは、使用者が握ることができる。制御部材は、接続部材を備えることができる(その少なくとも一部はスロット内に少なくとも部分的に(または完全に)位置していてもよい)。制御部材は、キャリア(制御支持ベーンの前縁に位置していてもよく、接続部材によって制御部材ノブに接続されてよい)を含んでいてもよい。
制御部材の少なくとも一部を制御支持ベーンに少なくとも部分的に位置させることにより、制御部材ノブは、もはやスライダの不可欠な部分としての構造的な役割を果たす必要がなくなり、主に人間工学的及び美的要件に従って設計することができる。
スロットの断面は、接続部材の断面の高さと実質的に同じ高さであってよい。したがって、接続部材はスロットに密接に嵌まることがある。スロットの断面は、接続部材の断面の幅よりも幅が大きくてよい。例えば、接続部材の断面の幅の2倍の幅、接続部材の断面の幅の3倍の幅、接続部材の断面の幅の4倍の幅、または接続部材の断面の幅の5倍の幅である。接続部材の断面及び/またはスロットの断面は、矩形であってよい。
特にスロットが穴である場合、例えばスロット及び制御部材の断面の構成は、制御部材が1つの軸線(一実施形態では幅)に沿って制御支持ベーンとは独立に移動し、その軸線を中心に回転し、制御支持ベーンと共に移動することを可能にする。
制御部材キャリアは、ベーンのスロット(例えば、穴)を通る空気の流れを防ぐように構成され、サイズ設定され、及びアレンジされてよい。これにより、スロット/穴自体がノイズ/乱流を引き起こすことを防ぐ。
制御部材キャリアは、制御支持ベーンの前縁の凹部内に設置してよい。制御部材は、トラック(track)上に設置してよい。トラックは、制御支持ベーンの前縁の凹部に設けられてよい。制御支持ベーンの前縁の凹部は、リップ(lip)を有していてもよく、制御部材キャリアが設置されるトラックを提供するように、キャリアに対応する溝を設けてもよい。
制御部材キャリアを制御支持ベーンの前縁の凹部内に配置することにより、制御部材キャリアは気流の乱れを少なく/まったく引き起こさず、制御部材を制御支持ベーンに固定し、ガタつきを避け、制御部材の動きをガイドできる。
エアベントは、制御されるベーンをさらに含んでいてもよく、その配向は、制御部材によって制御される。
制御部材は、制御部材の動きが制御されるベーンの向きを調整するように、リンク(以下、特別に設定がなければlinkage)によって、制御されるベーンに接続されてもよい。リンクは、延長リンク、すなわち、制御部材の移動及び/または制御支持ベーンの移動に応答して、延長または収縮するように動作可能なリンクであってもよい。
制御支持ベーンの配向は、例えば、水平軸線/横軸線であるとよい軸線を中心に制御支持ベーンを軸回転させることによって、調整可能であることが好ましい。
本発明の第2の態様は、制御支持ベーン及び制御されるベーンを含むエアベントを提供する。エアベントは、制御支持ベーンは制御部材を含み、そして制御部材の動きが制御されるベーンの配向を調整するように、制御部材がリンクによって制御されるベーンに接続され、リンクは延長リンクであるエアベントである。延長リンクは、制御部材の動き及び/または制御支持ベーンの動きに応答して延長または収縮するために使用中に動作可能である。
このようにして、従来技術の場合のように、制御されるベーンの空気力学を損なうことなく、2つのベーン間の機械的リンク(link)を維持することが可能である。制御されるベーン上の気流は、リンクによって乱されることが少なくなるため、気流の方向性が向上する。さらに、気流によって生じるホイッスルのような不要なノイズが発生する可能性が低くなる。さらに、延長リンクは各ベーンと係合し、ガタつきを低減する。
延長リンクは、制御されるベーンの後縁に設置された第1の可撓性ジョイントによって制御されるベーンに接続されてよい。
後部ベーンの後縁のこの配置は、背面の複数のベーンに複数の切り欠き(cut-outs)がある上述の既知の配置と比較して、気流の乱れを低減する結果となる。
延長リンクは、2つの部分を含んでよい。第1の部分は、制御部材を介して制御支持ベーンに接続されてよい。第2の部分は、制御されるベーンに接続されてよい。延長リンクは、複数の部分の1つが他の部分によって伸縮自在に受け取られ、伸縮自在に延長することができる。この伸縮自在の構成は、2つの部分が常に接触していることを意味し、それによって2つの部分の間のガタつきを回避している。
延長リンクは、1以上の可撓性ジョイントのそれぞれの1つの要素を含むことができる。延長リンクは、2つの可撓性ジョイントのそれぞれの1つの要素を含んでよい。または、例えば、第1の可撓性ジョイントは、少なくとも2つの自由度(つまり、上下及び左右に移動する自由度)を持っていてよい。第1の可撓性ジョイントは、少なくとも3つの自由度(特に、上下、左右に移動したり、回転したりする自由度)を持っていてよい。それは例えば、ボールソケットジョイントであってよい。それは、延長リンクの第2の部分と制御されたベーンとの間の接合部であってよい。それは、延長リンクの第2の部分のソケットによって提供されるボールソケットジョイントであってよく、そして制御されるベーンに接続されたボールであってよい。第1の可撓性ジョイントは、制御されたベーンの後縁から制御支持ベーンに向かって突出していてよい。ボールは、制御されたベーンから制御支持ベーンに向かって延びるロッド(rod)上に提供されていてもよい。
または、例えば、第2の可撓性ジョイントは、1つの自由度を有していてよい。それは、例えば、ヒンジであってよい。それは、延長リンクの第1の部分と制御部材との間のヒンジであってよい。それは、延長リンクの第1の部分と制御部材のキャリアとの間のヒンジであってよい。
少なくとも2つの自由度を有する第1の可撓性ジョイントと1つの自由度を有する第2の可撓性ジョイントの組合せにより、延長可能なリンクは、第2の軸線の周りで制御部材から制御されるベーンへの入力を移送することなく、第1の軸線の周りで制御部材から制御されるベーンへの入力を移送することができる。これにより、制御支持ベーンは、制御されるベーンとは独立して移動し、制御されるベーンは、制御支持ベーンとは独立して移動できる。第1の可撓性ジョイントに回転の自由を与えることは、より流動的な動きを提供するために、つまり、動きがぎくしゃくしないために、有益である。
例えば、制御支持ベーンは、空気を上向きまたは下向きに偏向させるために、通常の使用では水平に延び、水平軸線を中心に軸回転可能であってよく、制御されるベーンは、空気を左向きまたは右向きに偏向させるために、通常の使用では垂直に延び、垂直軸線を中心に軸回転可能であってよく、第2の可撓性ジョイントの位置に重要な変化を伴わずに、制御部材の横方向の動きは、制御支持ベーンの動きとは独立して、制御されるベーンの軸回転に影響してよく、制御支持ベーンを回転させている間の第1の(垂直)軸線の周りの第1の可撓性ジョイントの動きは、制御されるベーンの動きとは独立していてよく、第2の可撓性ジョイント動きは、その(水平)軸線を中心にし、第1の可撓性ジョイントの動きは、その第2の(水平)軸線を中心にするが、同じ横方向の位置であって、第1の(垂直)軸線を中心とした動きではない。
制御されるベーンは、制御支持ベーンの背面(通常の使用では、使用者の観点から制御支持ベーンの背後)に配置してよく、つまり、制御支持ベーンは、フロントベーンでよく、制御されるベーンは、リアベーンでよい。
制御支持ベーンは、連動して動く複数のベーンからなる第1の配列内に配置設置してよい。制御されるベーンは、連動して動く複数のベーンからなる第2の配列内に配置してよい。
本発明の第2の態様(任意選択でその任意の特徴を含む)のエアベントは、もちろん、本発明の第1の態様(任意選択でその任意の特徴を含む)によるエアベントであってよい。例えば、本発明の1つの具体的に想定される態様は、少なくとも1つの制御支持ベーン及び制御されるベーンを含み、制御部材を支持する制御支持ベーンを含むエアベントである。このエアベントでは、制御部材の少なくとも一部は、制御支持ベーン内に少なくとも部分的に位置していて、制御部材の動きが、制御されるベーンの配向を調整するように、制御部材は、延長リンクによって制御されるベーンに接続されている。
さらに、第1の態様の本質的な特徴がない場合、第1の態様の任意の特徴は、第2の態様に含まれていてよい(例えば、本発明の第2の態様のエアベントは、少なくとも制御部材の一部が、制御支持ベーン内に少なくとも部分的に位置しているという特徴を必ずしも含まなくとも、第1の態様(例えば、ノブ、接続部材、及びキャリアを含む)に関連して記載された制御部材の詳細のいずれかを含んでいてよい)。同様に、第2の態様に関連して記載された任意の特徴は、第2の態様の本質的な特徴(例えば、本発明の第1の態様または第2の態様のいずれかにおいて、制御支持ベーン及び/または制御されるベーンは、連動して移動する複数のベーンの配列内に配置してもよいこと)がない場合に、第1の態様に含まれてもよい。
本発明の第3の態様は、少なくとも1つの制御支持ベーンを備え、制御支持ベーンが制御部材を支持しているエアベントを提供する。このエアベントは、制御部材が、制御部材ノブを含み、制御部材の少なくとも一部が、少なくとも部分的に制御支持ベーン内に配置され、制御部材ノブが作動されたときに、制御部材ノブが、減衰抵抗を提供するために、制御支持ベーンと摩擦係合するレギュレータをさらに備える。
制御部材ノブに減衰抵抗(例えば、制御部材のノブに加えられる力に比例する抵抗)を提供することにより、ある範囲の力が加えられたときに、スムースな作動を達成することができる。
レギュレータが、制御支持ベーンと制御部材ノブとの間の静止摩擦を低減してよい。
制御支持ベーンの材料と制御部材ノブの材料との間に存在する静止摩擦を減らすことにより、制御部材ノブの作動を初期化するために必要な力が少なくなり、したがって、より使用者にとって応答性の高い入力が達成される。ダンピング効果と組み合わせて、最終的には低摩擦のダンピング抵抗が得られ、これは、高級自動車を象徴する高品質な製造の印となる。
レギュレータは、エラストマーから構成することができる。またシリコンゴムから構成することもできる。レギュレータは、50から100の間、例えば、60から70の間のショア硬度を有していてもよい。好ましくは、65のショア硬度を有してよい。レギュレータは、締まりばめ(interference fit)で制御部材ノブと係合していてもよい。当業者は、レギュレータのショア硬度及び締まりばめを変化させることにより、減衰抵抗を調整することができる。静止摩擦の減少は、パッドのショア硬度と締まりばめを変化させることにより、同様に調整することができる。
複数のエラストマーは、適切な材料を選択し、レギュレータのサイズを調整することにより、さまざまな硬度の複数の材料を提供する。制御ノブの触覚性能(触感応答)を調整して、使用者の感じ方(experience)を向上させる。
レギュレータはパッド、または好ましくはリングであってよく、それは、例えば、制御ノブの接続部材の周りに延びるように提供されてよい。レギュレータは制御支持ベーンの前面と係合することができる。
本発明の第3の態様の(任意選択でその任意の特徴を含む)エアベントは、もちろん、本発明の第1の態様または第2の態様(任意選択でその任意の特徴を含む)によるエアベントであってよい。
さらに、第1の態様及び/または第2の態様の本質的な特徴がない場合、第1の態様及び/または第2の態様の任意の特徴を第3の態様に含めてよい。
本発明の第4の態様は、制御支持ベーンと制御されるベーンとを備え、制御支持ベーンは制御部材を含み、制御部材の並進運動が、制御されるベーンの配向を調整するように、制御部材が、延長リンクによって制御されたベーンに接続されたエアベントである。このエアベントでは、制御部材の少なくとも一部が、少なくとも部分的に制御支持ベーン内に配置されている。
制御部材と制御されるベーンとの間の延長リンクと、制御支持ベーン内に少なくとも部分的に配置されている制御部材の少なくとも一部との組合せは、所望の経路からの気流の乱れの低減を提供するので、特に有益である。
本発明の第4の態様のエアベントは、もちろん、(任意選択で、その任意の特徴を含み)本発明の第1の態様、第2の態様、及び/または第3の態様によるエアベントであってよい。
さらに、本発明の第1から第3の態様のいずれかの任意の特徴は、第1/第2/第3の態様の本質的な複数の特徴がない場合、第3の態様に含まれてよく、ここでは繰り返さない。任意の態様のエアベント(及び任意選択で任意の複数の機能または複数の機能の組合せを含む)は、好ましくは車両用のエアベントであり、より好ましくは自動車用エアベントであり、最も好ましくはダッシュボードで使用するためのエアベントである。
本発明のさらなる態様では、本発明の第1の態様及び/または本発明の第2の態様(及び任意選択で任意の複数の特徴または複数の特徴の組合せを含む)によるエアベントを備える車両、好ましくは自動車が提供される。好ましくは、エアベントは車両のダッシュボードに設けられる。
本発明をより明確に理解するために、その実施形態を、一例として、添付の図面を参照して説明する。
HVACシステム用のエアベントを備えた車両の内部の斜視図である。 通常の操作におけるユーザの視点から見た図1のエアベントの1つの主要コンポーネントの正面図である。 図1と図2の制御スライダと制御支持ベーンの正面図である。 図1~3の制御スライダの背面図である。 図1~4の空気口の制御部材キャリアと第1の伸縮式リンケージ部分の背面斜視図である。 図5の制御部材キャリアとともに制御支持ベーンに取り付けられた図3及び4の制御スライダの部分分解背面透視図である。 図1及び図2のエアベントの伸縮式リンケージ部分の要素の正面図である。 図2の主要なリアベーンの正面図である。 図1と図2のすべてのエアベントにおける伸縮式リンケージと主要なリアベーンを介して制御支持ベーンに接続された一連のリアベーンの背面透視図である。 組み立てられた制御支持ベーン、制御部材、及び図1と図2のエアベントの伸縮式リンケージの部分分解された背面図である。 組み立てられた制御支持ベーン、主要なリアベーン、制御部材、及びニュートラル位置にある2つのベーンを備えた図1及び図2のエアベントの伸縮式リンケージの側面図である。 通常の操作でユーザが見たときに、空気を最大限に下向き及び右向きに偏向させるように設置された図11のエアベントアセンブリの側面図である。 通常の操作でユーザから見たときに空気を最大限に上向き及び右向きに偏向させるように設置された図11のエアベントアセンブリの側面斜視図である。 通常の操作でユーザが見たときに空気を上向き及び左向きに偏向させるように設置された図11のエアベントアセンブリの側面図である。 図1及び図2のエアベントの断面図である。 図2の制御支持ベーンの断面概略図である。 従来のエアベントアセンブリの水平ベーンの断面概略図である。 従来のエアベントアセンブリのフロントベーン及びリアベーンと制御部材の背面斜視図である。 図18の従来のエアベントアセンブリの断面図である。
図1から16を参照すると、車両用のHVACベント2の実施形態、特にそのベーン制御システムが示されている。図1は、HVACシステム用の2つの中央のエアベント2を備えた車両1の内装を示している。図2に最もよく示されているように、各エアベント2は、水平角度位置に設置された複数のベーンからなる第1のアレイを構成し、前面アレイ接続部材10によって接続される、制御支持ベーン3と追加の水平ベーン5を含んでいる。制御部材すなわち制御スライダ4は、制御支持ベーン3に取り付けられている。複数のベーン6、7からなる第2のアレイは、第1のアレイの後面に(通常の操作中の使用者の観点から)、垂直角度位置で配置され、5つの等間隔のリアベーン6、7がある。中央のベーン6は、制御されるリアベーン6すなわち主リアベーン6である。そして中央のベーン6には、さらに2つのリアベーン7が両側に隣接している。垂直角度位置にある5つのベーンは、リアアレイ接続部材9によって接続されている。主リアベーン6は、伸縮リンケージ8によって制御スライダ4に接続されている。複数のベーンの上流には、ベーン3、5、6、7に到達する空気の量を調整するために、独立して制御されるフラップ・アレンジメント(図示せず)が設けられている。
図3~図6を参照すると、制御支持ベーン3上の気流の方向は、矢印11によって示されている。制御支持ベーン3は、前縁(rear edge)15と後縁(front edge)16との間に延びる平面状の上部空気偏向面12(第1の空気偏向面)及び平面状の下部空気偏向面13(第2の空気偏向面)を備えた平面状である。上部空気偏向面12は平坦であり、これはベーンの空気偏向品質を改善し、(見ることができる制御支持ベーン3の上部空気偏向面12の使用中に)自動車の乗員から見たときに審美的に心地よいベーンを提供する。制御支持ベーン3の横断面の厚さは、一端から他端まで、そのスパン全体にわたって一定である。つまり、前縁15と後縁16、及び第1の空気偏向面12と第2の空気偏向面13によって定義される形状、つまり(スパンの一方の端からもう一方の端まで延びる)ベーンの長手方向軸線を横切る断面は、厚さが均一で、ベーン上の空気の流れを妨げるような膨らみなど有していない。具体的には、この実施形態では、横断面は、一端から他端までのスパン全体、及び前縁15と後縁16との間の両方で均一な厚さを有し、実質的に矩形状である。(上述のように、何らかの機械的な理由で膨らみが必要な場合は、下側に設けることが望ましい。)
ベーンは、制御支持ベーン3の前(リア)縁[leading (rear) edge]15の凹部の主縁21から前部の後縁(trailing edge)16まで、その本体を通る制御部材スロット14を有する。複数のスパー(spurs)17は、制御支持ベーン3の後縁16から突出し、制御部材スロット14の複数の横方向縁(lateral edges)に隣接している。前縁15と後縁16は、空気の流れを改善するために丸みを帯びている。後縁16に近接する制御支持ベーン3の一端18には、突起19が設けられている。突起19の中心線の軸線は、後縁16と平行であり、制御支持ベーン3の平面内にある。突起19は、空気口2のハウジングの穴(図示せず)に受け入れられて、制御支持ベーン3を所定の位置に軸回転可能に固定する。
図6に示すように、制御スライダの凹部20は、制御支持ベーン3の前縁15に設けられ、制御スライダの凹部20は、制御支持ベーン3の前縁15から制御支持ベーン3の後縁16までの1/4の距離まで延びている。制御スライダの凹部20は、制御支持ベーン3に3つの新しい縁を作成し、主凹部縁21は、前縁15に平行であり、制御部材スロット14を含み、2つの凹部側縁23a、23bは、前縁15から主凹部縁21に90度の角度で接続している。主凹部縁21の中心に沿って延びるのは2つのトラック22である。第1のトラック22aは、第1の凹部側縁23aから制御部材スロット14まで延びており、第2のトラック22bは、第2の凹部側縁23bから制御部材スロット14まで延びている。両方のトラック22は、実質的に正方形の断面及び制御支持ベーン3の幅の1/3の幅を有している。
前縁15には、更に水平ベーン接続ポイント24が設けられており、水平ベーン接続ポイント24は、制御支持ベーン3で第2の凹部24に形成されている。第2の凹部24は、制御スライダ凹部20と同じ深さまで、前縁15から後縁16に向かって延びている。第2の凹部の対向する側面から2つの半円形の突起25が延びており、2つの半円形の突起25は、下部空気偏向面13の平面に対して垂直である。図2に示すように、フロントアレイ接続部材10に接続するために、接続ロッド26は、2つの半円形の突起25の間に設けられている。
図3及び図4に示すように、制御スライダ4は、制御部材ノブ30と接続部材31とで構成されている。制御部材ノブ30は細長く、この実施形態では、平らな側面の菱形である。制御部材ノブ30の長軸は、制御支持ベーン3の最長軸と整合される。制御部材ノブ30の長軸は、第1の空気偏向面12及び第2の空気偏向面13のそれぞれの平面を超えて延在しないので、気流の乱れを回避する。
接続部材31は、実質的に矩形の断面を有していて細長い。接続部材31が、制御部材ノブ30の背面33に対して垂直になるように、接続部材31は、制御部材ノブ30の背面33の中央で制御部材ノブ30に固定されている。接続部材31の端部であって、制御部材ノブ30の遠位にある接続部材31の2つの主要な面の間に、スリット32が形成されており、その結果2つの固定突起34を形成している。各突起34の端部は、外縁にリップ35とともに作られている。
図4では、制御部材ノブの主軸線に沿ってチャネル40を提供するために、制御部材ノブ30の背面33が凹んでいる。チャネル40の幅は、接続部材31が完全にチャネル40内にあり、チャネルリップ41に接触しないように、接続部材31の厚さよりも大きい。使用中、複数のスパー17は、チャネル40内にある。
シリコンパッド/リング45の形態のレギュレータ、すなわち接続部材31と同じ断面を有する中心を通る穴46を備えた直方体スペーサーも設けられている。これは、使用中、制御部材ノブ30の背面33で、接続部材31の周りに位置し、締まりばめ(interference fit)によって所定の位置に保持される。レギュレータ45は、制御部材ノブ30の動きを制御することを可能にし、特に、移動するのに必要な作動力を所定の値に設定することを可能にする。レギュレータ45のシリコン材料は、制御部材ノブ30と制御支持ベーン3との間の静止摩擦を低減し、制御部材ノブ30が横方向に動かされているときに減衰抵抗(すなわち、制御支持ノブ30に加えられる力に比例する抵抗)を提供する。レギュレータ45のシリコン材料はまた、制御部材ノブ30と制御支持ベーン3との間の静止摩擦を低減する。減衰抵抗及び静止摩擦の減少は、制御部材ノブ30を作動させるのに必要な力が一定である場合に、制御部材ノブ30に滑らかな動きを提供する。望ましい触覚性能は、抵抗の程度を変えることによって達成することができる。抵抗の程度は、シリコンパッド45の硬度とレギュレータ45と制御部材ノブ30との間の締まりばめの程度を変えることによって調整される。本実施形態では、レギュレータのショア硬度は65である。
図2を参照すると、追加の水平ベーン5は、矩形の形状を備えた実質的に平らである。穴29は、追加の水平ベーンの後縁27を備えたコーナーに近接する短辺37に開けられる。穴29は、エアベント2のハウジング内の突起(図示せず)を受け入れるために、短辺37に垂直に開けられ、追加の水平ベーン5を軸回転可能に固定する。追加の水平ベーンの前縁28には、追加の水平ベーンの前縁28から追加の水平ベーンの後縁27に向かって延在し、追加の水平ベーンの前縁28と穴29を含む短縁37との間のコーナーに近接して水平ベーンコネクタスリット36が設けられており、これがフロントアレイ接続部材10を受け入れる。これにより、制御支持ベーン3及び追加の水平ベーン5が連動して軸回転することを確実にする。
図5は、制御部材キャリア50及び第1の伸縮部51を示している。制御部材キャリア50は、制御部材キャリア50の長さに沿ってスライダチャネル54が形成されるように、U字形の断面を備えた細長い形状である。スライダチャネル54の反対側の背面52には、背面52と垂直に延びる2つのヒンジ突起53があり、各ヒンジ突起53は、制御部材キャリア50のそれぞれの端部から制御部材キャリア50の長さの3分の1の位置に位置している。
各ヒンジ突起53は、各ヒンジ突起53の内面57(内面は他の突起に面する面である)から同じヒンジ突起53の外面58(外面は内面に対向する面である)まで延びるヒンジ穴56を有する。各ヒンジ突起53の内面57に溝59が形成され、溝59は、ヒンジ穴56の最も広い部分から、背面52から遠位のヒンジ突起53の端部まで延びている。ヒンジ溝59の幅は、ヒンジ穴56の直径と実質的に等しく、ヒンジ溝59の深さは、ヒンジ穴56のヒンジ突起53の3分の1の厚さから、遠位端のヒンジ突起53の3分の2の厚さに増加する。
隆起部55は、制御部材キャリア50の端部から対応するヒンジ突起53まで、制御部材キャリア50の主要な長さに沿って、背面52の中心線を沿って延びている。
2つのヒンジ突起53の間に2つの接続スロット60が設けられ、この2つの接続スロットは、背面52からスライダチャネル54を含む反対側まで延びている。各接続スロット60の背面52側には、接続スロット60の断面からわずかに突出するような保持歯61が設けられている。図10に示すように、接続部材31の突起34は、制御部材キャリア50のスロット60を通って延び、保持歯61と係合する。
図5には、第1の伸縮セクション51も示されている。第1の伸縮セクション51はT字形であり、主要部分62は、十二角形の外側断面63及び八角形の内側断面64を有する管状形態を有する。交差部分66は、T字形の第1の伸縮セクション51の一部を担う。交差部分66は、主要部分62のいずれかの側に垂直に対称に設置され、主要部分62から遠位の交差部分66の端部は、それぞれ、主要部分62の垂直方向の共通の軸線を共有するシャフト68を備えている。シャフト68の後ろに位置するのは、各シャフト68の長さをヒンジ突起53の厚さとして設定するカラー67である。二本のシャフト68は、二つのヒンジ穴56にクリップ留めされるため、第1の伸縮セクション51の主要部分62が、制御部材キャリア50にヒンジで接続されて、制御部材キャリアに対して上下に軸回転することができる。
図7は、第2の伸縮セクション70を示している。第2の伸縮セクションは、八角形の断面を有する細長いロッド(rod)71で形成され、第1の端部72は、第1の伸縮セクション51の主要部分62に容易に挿入できるように面取りされている。第2の端部73には、ソケット74の直径方向に対向する両側に2つのスリット75を備えた部分球形ソケット74が設けられておりボール92を受け入れるために弾性的に拡張し、次にボールを保持するために収縮することを可能にしている。
制御されるベーン即ち主要リアベーン6は、図8に最もよく示され、主要リアベーンは、平たい形状である。主要リアベーンのエッジ80は丸みを帯びている。主要なリアベーン6の上部ショートエッジ81は、短い第1の円筒形突起82を支持し、これは、上部ショートエッジ81と主要リアベーンの後部エッジ85との間の角に近接して配置され、垂直軸線を中心に回転する主要リアベーン6を極めて安全にエアベントのハウジングに嵌入する。矢印83は、全体的な気流方向を示し(この空気は乱流である可能性があるが、全体的な気流方向は示されるようになることが理解される)、主要リアベーンの前縁84は、通常の使用での気流と最初に接触する主要リアベーン6のエッジであり、主要リアベーンの後部エッジ85は、前縁84の反対側のエッジである。下部ショートエッジ86には、第2の円筒形突起87が配置されている。2つの突起82、87は、共通の軸線を共有している。主要リアベーン6の遠位の第2の突起87の端部に取り付けられているのは結合バー88であり、結合バー88は、第2の突起に垂直であり、主要リアベーン6と同一面内にある。結合バー88の反対側の端部及び側部には、接続されていない端部90が面取りされている第3の円筒形突起89が設けられている。
ロッド91は、上部ショートエッジ81に近接する後縁85上で主要リアベーン6に垂直に接続される。主要リアベーン6の遠位にあるロッド91の端部は、ボールソケットジョイント77のボール92を形成するために、球体92が取り付けられる。ボール92と下部ショートエッジ86との間で、後縁85は、前縁84から離れて延長され、この延長部94は、下部ショートエッジ86で最大の範囲にあり、ボール92に近接して最も狭い範囲で先細になっている。
添付の図1から図15を参照すると、シリコンパッド45は、背面33と接触するまで接続部材31上にスライドされる。次に、制御スライダ4は、図6に見られるように、制御ノブ30が制御支持ベーン3の後縁16に近接するように、制御部材スロット14に挿入される。同様に図6に示されるように、第1の伸縮セクション51は、二つの断面シャフト68を対応する二つのヒンジ穴56にガイドする、二つのヒンジ溝59で制御部材キャリア50にクリップされる。制御部材キャリア50及び第1の伸縮セクション51は、一緒になって第1のヒンジ47(すなわち、1自由度のヒンジ)を形成する。
第1のヒンジ47は、接続部材31の二つの固定突起34を制御部材キャリア50の二つの接続スロット60にクリップすることによって制御スライダ4に接続される。二つの固定突起34上の二つのリップ35は、部品を一緒に保持するために、制御部材キャリア50上の二つの保持歯61と係合する。図10に見られるように、これは、制御部材キャリア50が制御支持ベーンの凹部20内に位置し、スライダチャネル54が凹部内の二つのトラック22にまたがる結果となる。図15に見られるように、制御スライダ4は、制御ノブ30及び制御部材キャリア50によって、制御部材スロット14に保持される。
次に、第2の伸縮セクション70が、第1の端部72が面取りされた第1の伸縮セクション51に最初に挿入され、断面が2つの部分の互いに関連する回転を制限し、第1の伸縮セクション51及び第2の伸縮セクション70が一緒になって、延長リンクとして、伸縮リンク8を形成する。
図11及び図15を参照すると、伸縮リンク8は、ボール9を部分球形ソケット74に係合させることによって主要リアベーン6に取り付けられ、これらが一緒になってボールソケットジョイント77を形成する。ボール9及び部分球形ソケット74は、ジョイントが上下、左右の移動及び回転可能であり、それにより、制御スライダ4と主要リアベーン6との間の制御運動がスムースになるように、互いに相対的なサイズが決められている。制御支持ベーン3及び主要リアベーン6の両平面は、水平に設置された制御支持ベーン3及び垂直に設置された主要リアベーン6と直交している。
図2を参照すると、追加の水平ベーン5は、制御支持ベーン3の下に平行に設置されている。制御支持ベーン3及び追加の水平ベーン5は、制御支持ベーン3の接続ロッド26と追加の水平ベーン5のスロット36のシャフトとをクリップする2つの凹部を有するバーである前面アレイ接続部材10によって接続される。
図11に示されるように、制御支持ベーン3及び主要リアベーン6の両方が初期中立位置にある状態では、気流11は、各ベーンの前縁15,84に垂直に現れる。動作中、制御スライダ4は、後縁の軸線に沿って、例えば右に、制御部材スロット14内で横方向に移動してもよく、レギュレータ45は、作動に対して減衰抵抗を提供する。制御スライダが右に移動すると、制御部材キャリア50も右に移動し、第1のヒンジ47は、垂直方向にのみ自由に回転することができるので、伸縮リンク8もまた、右に横断する。主要リアベーン6は、エアベントのハウジング(図示せず)に接続された短い第1の円筒形突起82によって所定の位置に保持されるため、移動することができないので、代わりに、短い第1の円筒形突起82を中心に軸回転して、気流を右に向ける配向になる。ボールソケットジョイント77は、動作中に伸縮リンク8と主要リアベーン6との間の係合を維持するために枢軸回転をし、一方、制御部材キャリア50の幅は、制御スライダ4が最も右の位置にある場合でも、制御支持ベーン3を通る穴14が塞がれることを確実にする。
同様に、制御スライダ4が左に動かされると、制御部材キャリア50も左に動かされ、第1のヒンジ47は、この動きを調整するために枢軸回転することができず、伸縮リンク8は左に移動する。主要リアベーン6もまた、左に移動することが制限されているので、第1の円筒形突起82を中心に、空気を左に向ける配向に軸回転する。この場合、左端の位置でも、制御支持ベーン3を通る穴14は、口笛のような音を避けるために、制御部材キャリア50によって塞がれている。
制御スライダ4が右端の位置にある状態から始めて、制御スライダ4が垂直に、例えば下向きに動かされる場合、制御部材スロット14は、この方向に制御スライダ4に運動の自由を提供せず、さらに、制御支持ベーン3もまた、突起19により、垂直方向の並進から固定されている。したがって、制御支持ベーン3は、図12に示されるように、突起19を中心に旋回し、上部空気偏向面12は、空気を下向きに向ける。制御部材ノブ30を上向きに押すことに応答して、制御支持ベーン3が図12の位置から図13の位置に旋回すると、制御部材キャリア50は、主要リアベーン6に対して移動し、第1のヒンジ47とボールソケットジョイント77との間の空間は、制御支持ベーン3の平面がほぼ水平になるまで最初に減少し、そして増加する。第1の伸縮セクション51は、第1のヒンジ47に統合され、第2の伸縮セクション70は、主要リアベーン6上のボール93からの離脱が制限され、したがって、2つの伸縮セクション51、70は、伸縮自在に収縮し、次いで、制御支持ベーン3(及び同じアレイ内の他のベーン)が空気流を上向きにするように配置される(主要リアベーン6及び同じアレイ内の他のベーンが空気を右向きにする)まで互いに対して延びる。
制御支持ベーン3がその最大上方に向けられている間、伸縮リンク8は、制御支持ベーン3と主要リアベーン6との間の係合を維持するために延ばされる。制御スライダ4が図13の位置から図14の位置に横方向に移動されると、制御支持ベーン3が中立位置にあった場合のように、制御部材キャリア50も横方向に移動するので、第1のヒンジ47は、横方向に軸回転できず、その結果、伸縮リンク8は、制御スライダ4と共に横方向に移動する。
図16及び図17を参照すると、本発明の実施形態の制御支持ベーン3の最小厚さ36及び従来技術の水平ベーン101の最小厚さ136は、所定の荷重(すなわち、使用中に適用される負荷に加えて、誤用/乱用に対応するための超過分)に対抗するための要件によって決定される。実施形態の制御支持ベーン3に制御部材スロット14が存在するため、制御支持ベーン3の最小厚さ36は、堅牢である従来技術の水平ベーン101の最小厚さ136よりもわずかに大きい。
しかしながら、接続部材31は、それ自体が制御支持ベーン3内に設置される制御部材スロット14内に設置されるので、本発明の本実施形態のベーン及び制御スライダアセンブリの全体的な厚さが増すことはない。制御部材スロット14内での接続部材31の円滑な移動を確実にするために、接続部材31と制御部材スロット14との間にクリアランス38a及び38bが設けられ、クリアランス38a及び38bは、制御部材スロット14の高さよりわずかに低い接続部材31の厚さを有することによって達成される。この場合も、クリアランス38a及び38bは、制御支持ベーン3内に設置されるので、それは、組み合わされた制御支持ベーン3及び接続部材31の全体的な厚さを増加させることはない。
これは、スライダ102が水平ベーン101の周りに設置されている従来技術の水平ベーン101には当てはまらない。水平ベーン101に沿ったスライダ102の円滑な動きは、水平ベーン101の上の1つのクリアランス138a、及び水平ベーン101の下の1つのクリアランス138b(それぞれ水平ベーン101とスライダ102との間)の二つのクリアランスを設けることにより提供される。スライダ102及びクリアランス138a及び138bは、水平ベーン101の外部に設けられるので、それらは、組み合わされた水平ベーン101及びスライダ102の全体的な厚さを増加させる。
したがって、制御支持ベーン3は、その中に接続部材31を収容するために、従来技術の水平ベーン101の最小厚さ136よりも大きい最小厚さ36を持たなければならないが、制御支持ベーン3と接続部材31の合計厚さは、制御支持ベーン3の厚さ36に等しいままである。水平ベーン101とスライダ102の合計厚さは、水平ベーン101の厚さ136に、水平ベーン101とスライダ102との間のクリアランス138a及び138bと、スライダ102の厚さ137a及び137bを加えたものに等しく、これは、合計で、制御支持ベーン13の厚さ36よりも大きい。
特に、従来技術では、スライダ102は、必然的に、水平ベーン101の厚さよりも大きい高さを有し、制御支持ベーン3の平均厚さ(すなわち、対向する第1の空気偏向面及び第2の空気偏向面の間の平均分離距離)は、制御部材ノブ30の最大高さ(すなわち、制御支持ベーンの厚さが測定される方向の寸法)にほぼ等しい。
したがって、制御部材ノブは薄型であり、不必要に空気の流れを妨げるべきでない。本実施形態では、制御支持ベーンの最大厚さは約5mmであり、全体を通して実質的に同じ厚さであるため、制御支持ベーン3の平均厚さもまた約5mmであり、制御支持ベーン3の最大厚さは、制御支持ベーン3の平均厚さから逸脱していない。
上記実施形態は、単なる例として説明されている。添付の特許請求の範囲で定義される本発明の範囲から逸脱することなく、多くの変形が可能である。

Claims (35)

  1. 少なくとも1つの制御支持ベーンを備え、前記制御支持ベーンが制御部材を支持しているエアベントであって、
    前記制御部材が、制御部材ノブを含み且つ前記制御部材の少なくとも一部が、少なくとも部分的に前記制御支持ベーン内に位置しており、且つ前記制御部材ノブが作動されたときに、減衰抵抗を提供するために、前記制御支持ベーンと摩擦係合するレギュレータを前記制御部材ノブがさらに備えているエアベント。
  2. 前記レギュレータが、前記制御支持ベーンと前記制御部材ノブとの間の静止摩擦を低減する請求項1に記載のエアベント。
  3. 前記レギュレータが、エラストマーからなる請求項1または2のいずれか1項に記載のエアベント。
  4. 前記レギュレータが、シリコンゴムからなる請求項1乃至3のいずれか1項に記載のエアベント。
  5. 前記レギュレータが、60から70のショア硬度を有している請求項1乃至4のいずれか1項に記載のエアベント。
  6. 前記レギュレータが、締まり嵌めで前記制御部材ノブと係合する請求項1乃至5のいずれか1項に記載のエアベント。
  7. 少なくとも1つの制御されるベーンをさらに含み、前記制御部材が、前記制御されるベーンの配向を制御し、且つ前記制御支持ベーンが、平らな上部空気偏向面を有する請求項1乃至6のいずれか1項に記載のエアベント。
  8. 少なくとも1つの制御支持ベーン及び少なくとも1つの制御されるベーンを備え、前記制御支持ベーンが制御部材を支持しているエアベントであって、前記制御部材の少なくとも一部が、少なくとも部分的に前記制御支持ベーン内に位置しており、前記制御部材が、前記制御されるベーンの配向を制御し、前記制御支持ベーンが、平らな上部空気偏向面を有するエアベント。
  9. 前記上部空気偏向面によって偏向される前には、前記空気の流れが、前記制御部材によって妨げられることがない請求項8に記載のエアベント。
  10. 前記上部空気偏向面が、平滑である請求項1乃至9のいずれか1項に記載のエアベント。
  11. 前記制御部材の少なくとも一部が、前記制御支持ベーンのスロット内に位置している請求項1乃至10のいずれか1項に記載のエアベント。
  12. 前記制御部材の少なくとも一部が、完全に前記制御支持ベーン内の穴内に位置しており且つ前記制御支持ベーンによって囲まれており、前記穴が第1の空気偏向面と第2の空気偏向面の間で前縁から後縁まで延びている請求項1乃至11のいずれか1項に記載のエアベント。
  13. 前記スロットの断面が、前記接続部材の断面と実質的に高さが等しく且つ前記スロットの前記断面が、前記接続部材の前記断面よりも幅が広く、任意で、前記接続部材が矩形の断面を有している請求項11または12に記載のエアベント。
  14. 前記制御部材が、前記制御支持ベーン内で並進運動可能である請求項1乃至13のいずれか1項に記載のエアベント。
  15. 前記制御部材の前記並進運動が、前記制御支持ベーンの前記後縁に平行な軸線に沿って横方向にスライドすることである請求項12に直接的または間接的に従属する場合の請求項14に記載のエアベント。
  16. 前記制御部材が、前記制御部材ノブ、制御部材キャリア、及び前記制御部材キャリアと前記制御部材ノブとを接続する接続部材を含み、前記接続部材が、少なくとも部分的に前記制御支持ベーン内に配置されている請求項1乃至15のいずれか1項に記載のエアベント。
  17. 前記制御部材キャリアが、前記穴を通る空気の流れを防ぐように構成されている請求項15に記載のエアベント。
  18. 前記制御部材キャリアが、前記制御支持ベーンの前記前縁の凹部内に配置されている請求項16または請求項17に記載のエアベント。
  19. 前記制御部材の動きが、前記制御されるベーンの配向を調整するように、前記制御されるベーンが、リンクによって前記制御部材に接続されている請求項1乃至18のいずれか1項に記載のエアベント。
  20. 前記制御支持ベーンと前記制御されるベーンとが、異なる角度位置に配置されている請求項7乃至19のいずれか1項に記載のエアベント。
  21. 前記リンクが、延長リンクである請求項19または請求項20に記載され、またはそれらに従属する請求項のいずれか1項に記載のエアベント。
  22. 前記延長リンクが、伸縮自在に延長する請求項21に記載のエアベント。
  23. 前記延長リンクが、2つの部分から形成され、前記第1の部分が、前記制御部材によって前記制御支持ベーンに接続され、前記第2の部分が、前記制御されるベーンに接続されている請求項21または22のどちらか1項に記載のエアベント。
  24. 前記延長リンクが、前記制御されるベーンの前記後縁に配置された第1の可撓性ジョイントによって、前記制御されるベーンに接続されている請求項21乃至23のいずれか1項に記載のエアベント。
  25. 前記第1の可撓性ジョイントが、ボールソケットジョイントである請求項23に記載のエアベント。
  26. 前記第1の可撓性ジョイントが、上/下、左/右及び回転の、少なくとも3方向の自由度での動きを許容する請求項24または25に記載のエアベントでエアベント。
  27. 前記制御されるベーンが、前記制御支持ベーンの背面側に位置している請求項7乃至26のいずれか1項に記載のエアベント。
  28. 前記制御支持ベーンが、連動して移動する複数のベーンの配列内に配置されている請求項1乃至27のいずれか1項に記載のエアベント。
  29. 前記制御されるベーンが、連動して移動する複数のベーンの配列内に配置されている請求項7乃至28のいずれか1項に記載のエアベント。
  30. 前記制御支持ベーンのスパン全体の前記制御支持ベーンの最大厚さが、平均厚さから1mm未満の偏差である請求項1乃至29のいずれか1項に記載のエアベント。
  31. 前記第1の空気偏向面と前記第2の空気偏向面の間の分離間隔が、5mm以下であり、前記平均分離間隔が、4mm以下である請求項12または請求項12に従属する請求項のいずれか1項に記載のエアベント。
  32. 前記制御部材ノブが、細長いものである請求項1または請求項1に従属する請求項のいずれか1項に記載のエアベント。
  33. 前記制御部材の動きが、制御されるベーンの配向を調整するように、前記制御部材が、リンクによって前記制御されるベーンに接続され、前記リンクが、延長リンクであり、前記延長リンクが、前記制御されるベーンの後縁に配置された第1の可撓性ジョイントによって、前記制御されるベーンに接続されている請求項1に記載のエアベント。
  34. 制御されるベーンをさらに含み、前記制御部材の動きが、前記制御されたベーンの方向を調整するように、前記制御部材が、延長リンクによって前記制御されたベーンに接続されている請求項1に記載のエアベント。
  35. 請求項1乃至34のいずれか1項に記載のエアベントを有する車両。
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