JP2023178037A - 電子機器 - Google Patents

電子機器 Download PDF

Info

Publication number
JP2023178037A
JP2023178037A JP2022091080A JP2022091080A JP2023178037A JP 2023178037 A JP2023178037 A JP 2023178037A JP 2022091080 A JP2022091080 A JP 2022091080A JP 2022091080 A JP2022091080 A JP 2022091080A JP 2023178037 A JP2023178037 A JP 2023178037A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
movable unit
finder
flexible
fixed
electronic device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022091080A
Other languages
English (en)
Inventor
光一 小田垣
Koichi Odagaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2022091080A priority Critical patent/JP2023178037A/ja
Priority to PCT/JP2023/017068 priority patent/WO2023233908A1/ja
Publication of JP2023178037A publication Critical patent/JP2023178037A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B13/00Viewfinders; Focusing aids for cameras; Means for focusing for cameras; Autofocus systems for cameras
    • G03B13/02Viewfinders
    • G03B13/06Viewfinders with lenses with or without reflectors
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies
    • G03B17/04Bodies collapsible, foldable or extensible, e.g. book type
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/50Constructional details
    • H04N23/53Constructional details of electronic viewfinders, e.g. rotatable or detachable

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Viewfinders (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Camera Bodies And Camera Details Or Accessories (AREA)
  • Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)

Abstract

【課題】可動ユニットの移動や回動に応じたフレキシブル基板の動きや変形を制限する。【解決手段】電子機器1において、可動ユニット12は、本体22、33に対して収納位置と引き出し位置との間での移動し、引き出し位置と回動位置との間で回動する。可動ユニットと本体とを電気的に接続するフレキシブル基板39は、可動ユニットに固定された第1の固定部102と該第1の固定部よりも本体側において固定された第2の固定部115との間に可撓部117を有する。可撓部は、可動ユニットが収納位置、引き出し位置および回動位置にあるときにそれぞれ、互いに異なる第1の形状、第2の形状および第3の形状を有する。可動ユニットは、可撓部に当接可能な部分として、収納位置において第1および第2の固定部よりも収納方向に位置し、引き出し位置において第2の固定部よりも引き出し方向に位置する第1の基板制限部46dを有する。【選択図】図14

Description

本発明は、可動ユニットを備えた撮像装置等の電子機器に関する。
撮像装置に設けられた電子ビューファインダ等の表示ユニットには、撮像装置の本体に対して引き出し可能で、さらに引き出した状態で回動可能とすることで、ユーザの撮像時の姿勢の自由度を拡大するものがある。
特許文献1には、引き出し可能かつ回動可能なファインダユニットを備えた撮像装置が開示されている。この撮像装置では、ファインダユニットに設けられた基板と本体に固定された制御部との電気的な接続にフレキシブル基板が用いられており、ファインダユニットの本体に対する引き出しおよび回動に応じてフレキシブル基板が変形する。
特開2019-179947号公報
しかしながら、特許文献1の撮像装置では、ファインダユニットの本体に対する引き出しや回動に応じたフレキシブル基板の動きや変形に対する制限が不十分である。このため、フレキシブル基板に過剰な負荷がかかったり、フレキシブル基板が他の部材の間に挟み込まれたりするおそれがある。
本発明は、表示ユニット等の可動ユニットの移動や回動に応じたフレキシブル基板の動きや変形を制限することで、フレキシブル基板の過剰な負荷や挟み込みを回避できるようにした電子機器を提供する。
本発明の一側面としての電子機器は、該電子機器の本体に対して、収納位置と引き出し位置との間での移動および引き出し位置と回動位置との間での回動が可能な可動ユニットと、可動ユニットと本体とを電気的に接続するフレキシブル基板とを有する。フレキシブル基板は、可動ユニットに固定された第1の固定部と該第1の固定部よりも本体側において固定された第2の固定部との間に可撓部を有する。可撓部は、可動ユニットが収納位置、引き出し位置および回動位置にあるときにそれぞれ、互いに異なる第1の形状、第2の形状および第3の形状を有する。可動ユニットは、可撓部に当接可能な部分として、収納位置において第1および第2の固定部よりも収納方向に位置し、引き出し位置において第2の固定部よりも引き出し方向に位置する第1の基板制限部を有する。第1の基板制限部は、可動ユニットが引き出し位置から収納位置に移動する際に可撓部の第2の形状から第1の形状以外への変形を制限し、可動ユニットが回動位置から引き出し位置に回動する際に可撓部の第3の形状から第2の形状以外の形状への変形を制限することを特徴とする。なお、上記電子機器は、可動ニットに、撮像素子からの出力信号を用いて生成された画像を表示する表示素子を含むものでああってもよい。
本発明によれば、可動ユニットの移動や回動に応じたフレキシブル基板の動きや変形を制限することで、フレキシブル基板の過剰な負荷や挟み込みを回避することができる。
実施例の撮像装置の前側および背面側斜視図。 実施例の撮像装置(ファインダ部の収納状態、引き出し状態および回動状態)の背面側斜視図。 実施例の撮像装置の分解斜視図。 実施例の撮像装置のファインダユニットの分解斜視図とカム部材の斜視図。 ファインダユニットの断面図および背面図。 ファインダユニットの固定筒の斜視図。 実施例におけるファインダフレキシブル基板の斜視図。 実施例におけるファインダ支持機構の分解斜視図。 ファインダ部の収納状態、引き出し状態および回動状態でのファインダ支持機構の側面図。 ファインダユニットの分解斜視図。 ファインダ支持機構のホルダの斜視図。 ファインダユニットの側面図および断面図。 ファインダユニットの背面図および断面図。 ファインダ部の収納状態、引き出し状態および回動状態のファインダユニットの断面図。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1(a)および図1(b)は、本発明の実施例である電子機器としての撮像装置(デジタルスチルカメラ:以下、カメラ)1を示している。 図1(a)は斜め前側から見たカメラ1を、図1(b)は斜め後側から見たカメラ1を示している。カメラ1には、交換レンズ2が着脱可能に装着される。なお、撮像装置にレンズが一体に設けられていてもよい。
以下の説明において、交換レンズ2の光軸C1が被写体側(前側)に延びる方向を+Z方向、その反対側(背面側)を-Z方向とし、これらをまとめZ方向とする。また、背面側から見たときの右側を-X方向、左側を+X方向とし、これらをまとめてX方向とする。さらに、上方向を+Y方向、下方向を-Y方向とし、これらをまとめてY方向とする。X方向、Y方向およびZ方向は互いに直交する方向である。
カメラ1の前面の右側には、ユーザによって把持されるフロントグリップ3が前側に突出するように設けられている。カメラ1の前面中央には、交換レンズ2を装着可能とするマウント部4が設けられている。マウント部4には、電気接点群5が設けられている。カメラ1は、マウント部4に装着された交換レンズ2との通信や電源供給を電気接点群5を介して行う。カメラ1内のマウント部4の奥には、交換レンズ2内の撮像光学系により形成された被写体像(光学像)を撮像する撮像素子13が設けられている。
カメラ1の上面には、電源レバー6、モードダイヤル7、レリーズボタン8およびアクセサリシュー9が設けられている。電源レバー6は、カメラ1の電源のオン/オフを切り替えるためにユーザにより操作される。モードダイヤル7は、撮像モードを切り替えるためにユーザにより操作される。レリーズボタン8は、AFやAE等の撮像準備動作や撮像の開始を指示するためにユーザにより操作される。アクセサリシュー9は、カメラ1におけるマウント部4の上方に設けられ、様々な外付けアクセサリが着脱可能に装着される。
カメラ1の背面には、表示部10、背面操作部11およびファインダ部12が設けられている。カメラ1の電源がオンされ、静止画撮像モードまたは動画撮像モードが設定されているとき、表示部10には、撮像素子13からの出力信号を用いて生成された表示用画像(ライブビュー画像)が表示される。また、表示部10には、シャッタ速度や絞り値等の撮像パラメータも表示される。
背面操作部11は、記録された撮像画像の再生を指示するための再生ボタンを含む。再生ボタンをユーザが操作することで、撮像画像が表示部10に再生表示される。また背面操作部11は、動画撮像を指示する動画撮像ボタンを含む。動画撮像ボタンをユーザが操作することで、動画撮像が開始または停止される。背面操作部11の横には、ユーザがカメラ1を把持した際に親指を置く指接触面14が設けられている。
可動ユニット(表示ユニット)としてのファインダ部12は、センサ窓15、接眼窓16および視度調整ダイヤル17を有する。センサ窓15は、接眼窓16の下方に配置され、後述する接眼センサによる接眼検出用の光路を確保するために設けられている。ユーザが接眼窓16を覗いた(接眼窓16に接眼した)ことを接眼センサが検出すると、表示部10に表示されていたライブビュー画像が、ファインダ部12の内部の後述するファインダ内表示パネルに表示される。視度調整ダイヤル17は、フロントグリップ3や指接触面14が設けられている側に配置されている。視度調整ダイヤル17をユーザが操作して視度を調整することで、ユーザがファインダ部12を通じて表示画像をピントが合った状態で見ることができる。
ファインダ部12は、図2(a)に示すようにカメラ1に対して収納される位置と、図2(b)に示すようにカメラ1から後方(-Z方向)に引き出される位置とに移動可能である。またファインダ部12は、図2(c)に示すように、カメラ1に対して引き出された位置から、X方向に延びる回動軸A回りで上方(+Y方向)に回動(チルト)する位置にも移動(回動)可能である。ファインダ部12は、接眼窓16がほぼ真上を向く角度まで回動することができる。
以下の説明において、ファインダ部12の図2(a)に示す状態を収納状態といい、収納状態でのファインダ部12の位置を収納位置という。また、図2(b)に示す状態を引き出し状態といい、引き出し状態でのファインダ部12の位置を引き出し位置という。さらに図2(c)に示す状態を回動状態といい、回動状態でのファインダ部12の位置を回動位置という。
収納状態、引出状態および回動状態のいずれの状態においても、ユーザは接眼窓16を覗いてライブビュー画像を見ることができる。収納状態は、通常の撮像や携帯に向いた状態である。引き出し状態は、アクセサリシュー9に大型の外付けアクセサリを装着したときにユーザが顔を外付けアクセサリに干渉させることなく接眼窓16を覗くことができる状態である。ファインダ部12は、引き出し状態の位置から図2(c)に示す最大の回動位置までの間で回動角度をシームレスに変更および保持することができる。これにより、接眼窓16を覗くユーザの姿勢の自由度を拡大することができる。
図3(a)は、カメラ1を分解して示している。カメラ1は、内部構造部材20に対して複数のユニットが組み付けられることで構成される。複数のユニットには、前面カバーユニット21、上面カバーユニット22、側面カバーユニット23、主基板24および後面カバーユニット25が含まれる。上面カバーユニット22には、ファインダユニット26が内側から組み付けられる。上面カバーユニット22とファインダユニット26は一体となった状態で内部構造部材20に固定される。上面カバーユニット22は、ファインダ部12の一部を覆うとともに、カメラ1の外観の一部を構成する外装ユニットでもある。
図3(b)は、上面カバーユニット22、アクセサリシュー9およびファインダユニット26を分解して示している。アクセサリシュー9は、シュー係合部材30、信号端子ステージ31、アクセサリシュー用フレキシブル基板32、アクセサリシュー保持部材33およびアクセサリシュースプリング34を含む。シュー係合部材30は、装着された外付けアクセサリを係合保持するための部材である。信号端子ステージ31は、樹脂材料で形成されたベース部材に外付けアクセサリ用の接点部材31aが保持された構成を有する。アクセサリシュー用フレキシブル基板32は、接点部材31aに電気的に接続され、主基板24に電気的に接続される。これにより、アクセサリシュー9に装着された外付けアクセサリとカメラ1とが相互に通信することができる。
アクセサリシュー保持部材33は、シュー係合部材30を保持する構造躯体であり、上面カバーユニット22の中で高剛性かつ高強度を有する部材である。4本のビス33aは、アクセサリシュー保持部材33、アクセサリシュー用フレキシブル基板32および上面カバーユニット22を貫通してシュー係合部材30に螺合される。これにより、アクセサリシュー保持部材33およびシュー係合部材30は強固に保持される。信号端子ステージ31は、シュー係合部材30と上面カバーユニット22とに挟持される。アクセサリシュースプリング34は、導電性を有する金属材料からなり、装着された外付けアクセサリを+Y方向に付勢する弾性変形部を有する。ファインダユニット26は、上面カバーユニット22の内側から組み付けられ、2本のビス27でアクセサリシュー保持部材33に締結されて強固に保持される。その際、ファインダユニット26の一部である図8に示す固定板51が、アクセサリシュー保持部材33を介して上面カバーユニット22に固定される。
図4(a)は、ファインダ部12を分解して示している。ファインダ部12の光学ユニット12aは、前述したファインダ内表示パネル(表示素子)35、レンズホルダ36、固定筒37、レンズ前カバー38、ファインダ用フレキシブル基板(以下、ファインダFPCという)39、ガイドシャフト40およびカム部材42を有する。ファインダ内表示パネル35は、固定筒37に両面テープ等で固定されている。
レンズホルダ36は、ファインダ内表示パネル35から出射した光を接眼窓16に導くレンズ群36aを保持する。ガイドシャフト40は、レンズホルダ36のスリーブ部36bを貫通する。ガイドシャフト40の両端は、固定筒37とレンズ前カバー38とにより保持される。ガイドシャフト40は、レンズホルダ36を、レンズ群36aの光軸(以下、ファインダ光軸という)Fが延びるZ方向に移動可能にガイドする。ガイドシャフト40上におけるレンズホルダ36と固定筒37との間にはバネ41が配置されている。バネ41は、レンズホルダ36を-Z方向に付勢する。
図4(b)は、カム部材42を拡大して示している。カム部材42は、軸受け部42aと、カム部42bと、ギア部42cとを有する。軸受け部42aには、固定筒37の不図示の軸部が貫通する。この状態でカム部材42は、固定筒37とレンズ前カバー38とにより挟持される。これによりカム部材42は固定筒37により回転可能に保持される。
図5(a)は、レンズホルダ36および固定筒37のYZ断面を示している。図5(b)は、-Z方向から見たレンズホルダ36および固定筒37を示している。図4(a)に示したように、レンズホルダ36は、バネ41によって-Z方向に付勢される。これにより、カム部材42のカム部42bに、図5(b)に示すレンズホルダ36の凸部36cが常に当接する。カム部材42は、図4(a)に示した視度調整ダイヤル17と一体回転可能である。カム部材42が回転すると、カム部42bのリフトによって凸部36cを介してレンズホルダ36がZ方向に移動する。この際、レンズホルダ36のスリーブ部36bがガイドシャフト40bによってZ方向にガイドされる。板バネ43は、カム部材42のギア部42cに弾性的に係合して、カム部材42の回転位置を保持する。このような構成において、ユーザが視度調整ダイヤル17を回転操作すると、レンズホルダ36がZ方向に移動するため、ファインダ部12をユーザの視度に合った状態に調整することができる。
図6は、固定筒37を拡大して示している。固定筒37には、図4(a)に示したビス101が螺合される2つのビス穴110と、ファインダFPC39を位置決めするための2つの位置決め突起111を有する。
図7(a)、(b)は、ファインダFPC39を拡大して示している。図7(a)は斜め前側から見たファインダFPC39を、図7(b)は斜め後側から見たファインダFPC39をそれぞれ示している。
ファインダFPC39は、図3(a)に示した主基板24と図4(b)に示す表示パネル基板35aとを電気的に接続するとともに、表示パネル基板35aと図4(b)に示す接眼センサ用フレキシブル基板(以下、センサFPCという)44とを電気的に接続する。表示パネル基板35aにはファインダ内表示パネル35が実装されており、センサFPC44には接眼センサ44aが実装されている。
図7(b)に示すように、ファインダFPC39のうちコネクタ搭載部102の裏面には、補強板103が貼り付けられている。これにより、ファインダFPC39におけるコネクタ搭載部102の剛性が他の部分より高くなる。コネクタ搭載部102には、表示パネル基板35aを接続するためのコネクタ104と、センサFPC44を接続するためのコネクタ105がと搭載されている。コネクタ搭載部102は、2つのビス挿通穴106と2つの位置決め穴107を有する。2つの位置決め穴107には、固定筒37の2つの位置決め突起111が挿通される。これにより、コネクタ搭載部102が固定筒37に対して位置決めされる。この状態で、ビス挿通穴106に挿通されたビス101が固定筒37のビス穴110に螺合することで、第1の固定部としてのコネクタ搭載部102が固定筒37に固定される。ファインダFPC39における補強板103が貼り付けられた部分と貼り付けられていない部分との境界114は、ファインダFPC39のうち変形不可な領域と変形可能な領域との境界である。
ファインダFPC39は、さらに2つの位置決め穴109を有する。またファインダFPC39は、図14に示すように主基板24に搭載されたコネクタ116に接続されるコネクタ接続用端子部108を有する。
センサFPC44に実装された接眼センサ44aによってユーザが接眼窓16を覗いたことが検出されると、前述したようにライブビュー画像の表示が表示部10からファインダ内表示パネル35に切り替わる。図4(a)に示すように、センサFPC44は、外装部材であるアウターカバー45に接着により固定されるセンサ窓15の裏面に押し当てられるように配置されて、ビスによりセンサ窓15の窓枠部に固定される。
レンズ前カバー38は、その外周部に形成されたフランジ部38aにおいてビスによりインナーカバー46に固定される。レンズ前カバー38が固定されたインナーカバー46には、アウターカバー45がビスにより固定される。これにより、光学ユニット12aは、アウターカバー45とインナーカバー46とにより覆われる。
さらに図4(a)に示すように、インナーカバー46の+Z側には、外観形成部としての円弧部46aが設けられている。円弧部46aの内側には、ファインダFPC39を通すための開口部46bが形成されている。円弧部46aは、図2(a)、(b)に示すようにファインダ部12が収納状態と引き出し状態のときは外部に露出せず、回動状態のときに外観を形成するように外部に露出して、内部の構造が見えないようにする目隠しとなる。
また、インナーカバー46における円弧部46aの上端には、第1の基板制限部としてのFPC位置制限部46dが設けられている。さらにインナーカバー46における開口部46bの近傍には、第2の基板制限部としてのFPC曲げ制限部46cが設けられている。これらFPC位置制限部46dとFPC曲げ制限部46cの詳細については後述する。
アウターカバー45の-Z側の外面には、接眼窓16を覗いたユーザの顔に当たるクッション部材としてのゴム製のアイピースカバー47がビスで固定される。
図5(a)に示すように、レンズ群36aは、複数のレンズにより構成されている。レンズ群36aのうちファインダ内表示パネル35に最も近いレンズ(パネル側レンズ)の外径をD1とし、接眼窓16に最も近いレンズ(窓側レンズ)の外径をD2とする。これらパネル側および窓側レンズの外径D1、D2は、ファインダ内表示パネル35に表示された画像を拡大するためにファインダ内表示パネル35よりも大きい。さらに、外径D1は外径D2よりも小さい。このため、レンズホルダ36のうちパネル側レンズを保持する部分の上部は、窓側レンズを保持する部分に対して、外径の差分(D2-D1)の半分だけ外寸が小さくなるように形成されている。さらに、レンズホルダ36を覆う固定筒37も、パネル側レンズの上方(+Y側)の部分にスペース37aが空くように形成されている。スペース37aは、Y方向に(D2-D1)の半分の高さを有するとともに、Z方向の奥行きとX方向の幅とを有する。
図5(b)中の破線は、ファインダ光軸Fが延びる方向(-Z方向)から見たときにレンズ群36aの最大外径D2を有する窓側レンズが存在する領域を示している。固定筒37は、窓側レンズ(レンズホルダ36)の左右の円弧形状の側面に沿った円弧側面部R2を有する。左右の円弧側面部R2は、ファインダ光軸Fに関して左右対称となるように形成されている。固定筒37の左右の外側におけるファインダ光軸Fよりも上方(+Y側)の領域には、左右の円弧側面部R2と、固定筒37の上面37dを左右に延長した面と、左右の円弧側面部R2に外接して上下方向に延びる面37bとにより囲まれる三角形状のスペース37cが形成される。
図8は、ファインダ部12を支持するファインダ支持機構50を分解して示している。ファインダ支持機構50はカメラ1により保持され、ファインダ部12を収納位置、引き出し位置および回動位置に移動可能に支持する。図9(a)、(b)、(c)はそれぞれ、ファインダ部12が収納状態、引き出し状態および回動状態にあるときのファインダ支持機構50を+X側から見て示している。
図8に示すように、ファインダ支持機構50は、固定板(固定部材)51、直進板(直進部材)52、回動板(回動部材)53およびフリップ部材54を有する。固定板51は、金属板をプレス加工することで製造され、ファインダ支持機構50の構造躯体となる部材である。固定板51は、第1の壁部51a、第2の壁部51bおよび第3の壁部51cを有する。
第1の壁部51aと第2の壁部51bは、それぞれZ方向に延び、X方向おいて互いに対向する一対の側壁部である。第1の壁部51aは、X方向において、ファインダ光軸Fに対して図1(b)に示した視度調整ダイヤル17に近い側に配置されている。第2の壁部51bは、同方向において、ファインダ光軸Fに対して視度調整ダイヤル17とは反対側に配置されている。言い換えれば、第2の壁部51bは、ファインダ部12の収納状態において、後に説明に用いる図12(a)および図13(a)に示すように、ファインダ光軸Fを含んでYZ面に平行な面S1に対して視度調整ダイヤル17とは反対側に配置されている。
第3の壁部51cは、図9(a)~(c)に示すようにファインダ光軸Fより下方(-Y側)に位置してXZ面に平行な連結部であり、そのX方向両端において第1の壁部51aと第2の壁部51bに接続されている。このように一対の側壁部(51a、51b)がファインダ光軸Fより下の位置で連結部(51c)によって連結されることで、固定板51はZ方向から見てU字形状を有する。
図3(b)に示した上面カバーユニット22とファインダユニット26が互いにビス27により固定された状態において、固定板51はアクセサリシュー保持部材33にビス27により締結される。この結果、Z方向から見て、固定板51はアクセサリシュー保持部材33とともに矩形枠形状をなして高い剛性を有する。アクセサリシュー保持部材33には、高剛性のシュー係合部材30も固定されるため、さらに固定板51の剛性が高まる。
なお、上面カバーユニット22、アクセサリシュー保持部材33、内部構造部材20および主基板24等のカメラ1における固定部材は、可動ユニットとしてのファインダ部12に対する「本体」を構成する。
第1の壁部51aと第2の壁部51bには、直進板52の引き出し/収納方向(Z方向)に直線状に延びる直進レール51dが形成されている。また、第1の壁部51aと第2の壁部51bには、引き出し/収納方向に直線状に延びる凹部51eが形成されている。凹部51eの前端と後端には、クリック穴51fが形成されている。
第1の壁部51aの-Z方向の端部には凹形状部51gが形成されている。この凹形状部51gの内側スペースには、ファインダ部12が収納状態にあるときに視度調整ダイヤル17が収納される。
第2の壁部51bには、直進レール51dの途中から-Y方向に分岐する円弧形状のレール(以下、円弧レールという)51hが形成されている。円弧レール51hは、直進レール51dの途中から、図2(c)に示した回動軸Aを中心とする円周方向に沿って円弧状に延びている。なお、円弧レール51hは第2の壁部51bにのみ形成されており、第1の壁部51aには形成されていない。
直進板52は、金属板をプレス加工することで製造される部材であり、固定板51の内側に配置される。直進板52は、固定板51に対して引き出し方向(-Z方向)にのみ直進移動可能に固定板51により保持される。直進板52は、第1の壁部52a、第2の壁部52bおよび第3の壁部52cを有する。
第1の壁部52aと第2の壁部52bは、Z方向に延びてX方向にて互いに対向する一対の側壁部である。第1の壁部52aは、X方向において、ファインダ光軸Fに対して図1(b)に示した視度調整ダイヤル17に近い側に配置されている。第2の壁部52bは、同方向において、ファインダ光軸Fに対して視度調整ダイヤル17とは反対側に配置されている。
第3の壁部52cは、ファインダ光軸Fより下方(-Y側)に位置してXZ面に平行な連結部であり、そのX方向両端において第1の壁部52aと第2の壁部52bに接続されている。このように一対の側壁部(52a、52b)がファインダ光軸Fより下の位置で連結部(52c)によって連結されることで、直進板52はZ方向から見てU字形状を有する。
第1の壁部52aと第2の壁部52bには、回動板53の回動中心となる回動軸Aに対する軸受けとなる孔部52dが形成されている。第2の壁部52bには、固定板51の円弧レール51hに対応する円弧レール52eが形成されている。第1の壁部52aと第2の壁部52bには、+Z側に突出する板バネ部52gが設けられている。板バネ部52gの前端部に設けられた凸部52fは、固定板51の凹部51eおよびクリック穴51fと弾性的に係合する。
さらに第1の壁部52aと第2の壁部52bには、被ガイド部としての直進ガイドピン52h、52iが1組ずつ設けられる。2組の直進ガイドピン52h、52iは、X方向においてファインダ光軸Fに対して対称に配置されている。各組の直進ガイドピン52hと直進ガイドピン52iは、引き出し/収納方向において所定の間隔で配置されている。直進ガイドピン52h、52iは、固定板51に直進板52が組み込まれた状態で直進レール51dを貫通して、第1の壁部52aと第2の壁部52bに加締めにより固定される。直進ガイドピン52h、52iは直進レール51dに沿って移動可能であり、これにより直進板52が固定板51に対して引き出し/収納方向に直進移動するようにガイドされる。
この際、直進板52の凸部52fと固定板51の凹部51eとの摺動が、ファインダ部12を引き出し/収納方向に移動させるように操作するユーザに操作感を与える。これは、固定板51に対して直進板52が移動する際に凸部52fと凹部51e間の摩擦力が移動に対する抗力となり、該抗力によって操作感が生じるためである。さらに、凸部52fとクリック穴51fとの係合によって、ファインダ部12の収納位置や引き出し位置でのクリックストップ感がユーザに与えられる。
回動板53は、金属板をプレス加工することで製造される部材であり、直進板52の内側に配置される。回動板53は、ファインダ部12を保持するとともに、直進板52に対して図9(c)に示した回動軸Aを中心として回動可能に直進板52により保持される。回動板53は、第1の壁部53a、第2の壁部53bおよび第3の壁部53cを有する。
第1の壁部53aと第2の壁部53bは、Z方向に延びてX方向にて互いに対向する一対の側壁部である。第1の壁部53aは、X方向において、ファインダ光軸Fに対して図1(b)に示した視度調整ダイヤル17に近い側に配置されている。第2の壁部53bは、同方向において、ファインダ光軸Fに対して視度調整ダイヤル17とは反対側に配置されている。
第3の壁部53cは、ファインダ光軸Fより上方(+Y側)に位置してXZ面に平行な連結部であり、そのX方向両端において第1の壁部53aと第2の壁部53bに接続されている。このように一対の側壁部(53a、53b)がファインダ光軸Fより上の位置で連結部(53c)によって連結されることで、回動板53はZ方向から見て逆U字形状を有する。直進板52と回動板53は、これらが組み合わさることで、Z方向から見て矩形枠形状となすため、これらの剛性が高まる。
このように、固定板51、直進板52および回動板53はそれぞれ、回動軸Aが延びるX方向の両側に一対の側壁部を有する。固定板51の一対の側壁部(51a、51b)の内側に直進板52の一対の側壁部(52a、52b)が配置され、直進板52の一対の側壁部の内側に回動板53の一対の側壁部(53a、53b)が配置される。
回動板53の第1の壁部53aと第2の壁部53bは、図5(b)に示したようにファインダ部12における固定筒37の外側に形成されたスペース37cに配置される。これにより、回動板53を設けたことによるX方向でのサイズの増加を抑えることが可能となる。また、回動板53の第3の壁部53cは、図5(a)に示した固定筒37の上方に形成されたスペース37aに配置される。これにより、回動板53を設けたことによる+Y方向でのサイズの増加を抑えることが可能となる。
また第1の壁部53aと第2の壁部53bには、回動板53の回動中心となる回動軸Aに対する軸受けとなる孔部53dが、直進板52の孔部52dと同軸上に配置されるように形成されている。また第1の壁部53aと第2の壁部53bにおける孔部53dの近傍には、回動軸Aが延びるX方向に曲がった立ち曲げ部53eが形成されている。さらに第1の壁部53aと第2の壁部53bには、回動軸ピン53fが皿バネ53gと孔部52dと直進板52の孔部53dを貫通した状態で加締めにより固定される。こうして回動板53に固定された回動軸ピン53fによって、回動板53の回動中心となる回動軸Aが形成される。
皿バネ53gは、回動軸Aが延びる方向に圧縮されて撓んだ状態で回動軸ピン53fと第1および第2の壁部53a、53bとの間に配置され、これら第1および第2の壁部53a、53bを直進板52の第1および第2の壁部52a、52bに押圧する。これにより第1の壁部52a、53a間と第2の壁部52b、53b間に摩擦力が生じる。この摩擦力は、ファインダ部12を回動させるユーザに操作感を与えるとともに、回動板53をその回動範囲のいずれの回動角度でも保持可能とする。
回動板53の上方または下方への回動時において、図9(b)、(c)に示すように、立ち曲げ部53eが直進板52の回動制限部52j、52kに当接することで、回動板53のそれ以上の上方または下方への回動が制限される。すなわち、回動制限部52j、52kによって回動板53の回動範囲が制限される。
なお本実施例では、2つの回動軸ピン53fの両方に対して皿バネ53gを設ける場合について説明している。しかし、一方の回動軸ピン53fに対してのみ皿バネ53gを設けてもよい。また本実施例では、第1の壁部52a、53a間と第2の壁部52b、53b間に生じた摩擦力によって回動板53の回動位置を保持する場合について説明している。しかし、回動板53に設けた凸部が直進板52に所定の回動角度ごとに形成された凹部に係合することで回動板53の回動位置を保持するようにしてもよい。
固定板51と直進板52と回動板53が組み付けられた状態において、回動板53の第2の壁部53bには、固定板51の直進レール51dと直進板52の円弧レール52eを貫通する回動ガイドピン53fが加締めにより固定される。回動ガイドピン53fは、直進板52と回動板53が引き出し/収納方向に移動する際に直進レール51dに沿って移動可能であるとともに、回動板53が回動軸A回りで回動する際に円弧レール51h、52eに沿って移動可能である。回動ガイドピン53fは、回動板53の回動時に円弧レール51hと係合することで、直進板52と回動板53の引き出し/収納方向への移動を阻止しつつ回動板53の回動をガイドする。
フリップ部材54は、固定板51の第3の壁部51cよりも下方(-Y方向)に配置される。フリップ部材54は、シャフト54aを介して固定板51により回動可能に保持され、トーションスプリング54bの付勢力によって直進板52を上方(+Y方向)に付勢する。
直進板52は、図9(a)に示す収納位置から、直進ガイドピン52h、52iが固定板51の直進レール51dに沿って移動することで図9(b)に示す引き出し位置まで移動する。この際、前述したように直進板52の板バネ部52gに設けられた凸部52fが固定板51の凹部51eに対して摺動することでユーザに引き出し操作感が与えられる。引き出し状態では、直進ガイドピン52hは直進レール51dの-Z方向の端部に位置し、回動板53の回動ガイドピン53fは、直進レール51dの途中の円弧レール51hとの分岐点に位置している。
引き出し位置から、回動板53は、回動軸Aを中心として回動ガイドピン53fが固定板51の円弧レール51hに沿ってその端部まで移動することで図9(c)に示す回動位置まで回動する。この際、前述したように皿バネ53gが回動板53の第1および第2の壁部53a、53bを直進板52の第1および第2の壁部52a、52bに押圧することでユーザに回動操作感が与えられる。
ここで、固定板51において、凹部51eは円弧レール51hを避けた位置に形成する必要があるため、回動軸Aからは離れた位置に形成される。つまり、凹部51eに係合する直進板52の板バネ部52gに設けられた凸部52fと回動軸Aとが互いに離れた位置関係にある。仮に引き出し状態から回動状態までの間の回動操作感を板バネ部52gの付勢力を利用して得ようとすると、板バネ部52gが大きくなってその先端の回動軌跡が大きくなる。この結果、固定板51に、凸部52fに係合する凹部51eを大きな径の円弧状に形成する必要が生じ、固定板51の大型化に繋がる。
これに対して、本実施例では、ファインダ支持機構50を固定板51、直進板52および回動板53の3体構成とし、収納状態から引き出し状態の間の操作感を発生する構成と引き出し状態と回動状態との間で操作感を発生させる構成とを異なる位置に設けている。これにより、ファインダ支持機構50の土台となる固定板51の大型化を抑えている。
直進ガイドピン52h、52iのピン外径は、固定板51の直進レール51dの幅(Y高方向の高さ)に対して若干小さく設定されている。これにより、直進ガイドピン52h、52iが直進レール51d内でスームズに移動可能となっている。図9(a)に示すZ方向における直進ガイドピン52h、52i間の間隔L52は、短すぎて直進板52のがたつきが大きくならないように適切に設定されている。
また、ファインダ部12の回動範囲を拡大する観点では、ファインダ部12が上面カバーユニット22と干渉しないようにするために、回動軸Aをなるべく-Z方向寄りに配置することが望ましい。また、直進板52と回動板53は、皿バネ53gが回動軸Aが延びる方向に撓んだ状態で連結されるため、回動板53の回動に伴って直進板52も一緒に回動しようとする動きが発生する。その動きを抑制する(つまりは直進板52に作用する回転モーメントを小さくする)観点からは、回動軸Aと直進ガイドピン52hとをなるべく近づけて配置するのが好ましい。
さらに、回動ガイドピン53fは回動軸Aを中心として回動板53と一体に回動するため、固定板51と直進板52には回動ガイドピン53fの回動軌跡に対応する円弧レール51h、52eが形成されている。このとき、図9(a)に示す回動軸Aと回動ガイドピン53fとの間隔(つまりは回動半券)L53が長すぎると、固定板51と直進板52に円弧レール51h、52eを形成するための大きな部分が必要になる。このため、固定板51と直進板52の大型化を回避する観点から、間隔L53を適切な値に設定する必要がある。
以上のことを考慮して、回動軸A、直進ガイドピン52h、回動ガイドピン53fおよび直進ガイドピン52iは、収納状態および引き出し状態における+Z方向にこの順序で配置されている。これにより、回動軸A、直進ガイドピン52h、52iおよび回動ガイドピン53fがそれらの機能を果たしつつ、Z方向での小型化を実現している。仮に回動ガイドピン53fが直進ガイドピン52hよりも-Z方向に配置されていると、回動軸Aと直進ガイドピン52hとの距離を短くすることが困難になる。また、仮に回動ガイドピン53fが直進ガイドピン52iよりも+Z方向に配置されていると、間隔L53が長くなりすぎて、固定板51と直進板52に円弧レール51h、52eを形成するための必要な部分が大きくなる。
図10は、ファインダユニット26を分解して示している。ファインダユニット26は、前述したファインダ部12およびファインダ支持機構50と、ファインダ支持機構50を収容かつ保持する支持機構ホルダ55とを有する。支持機構ホルダ55と固定板51は、アクセサリシュー9のアクセサリシュー保持部材33にビス27により固定される。
図11(a)は、斜め下側から見た支持機構ホルダ55を示している。支持機構ホルダ55の底面には、2つの位置決め突起112が形成されているとともに、両面テープ113が貼り付けられている。
図11(b)は、ファインダFPC39が底面に組み付けられた支持機構ホルダ55を示している。ファインダFPC39に形成された2つの位置決め穴部に支持機構ホルダ55の2つの位置決め突起112が挿入されることで、ファインダFPC39が支持機構ホルダ55に対して位置決めされる。この状態で、両面テープ113によりファインダFPC39が支持機構ホルダ55に固定される。ファインダFPC39のうち支持機構ホルダ55に両面テープ113で貼り付けられた部分は第2の固定部に相当し、以下の説明において貼り付け部115という。
図10および図8に示すように、回動板53は、上述した第1から第3の壁部53a~53cに加えて、第4の壁部53hと第5の壁部53iとを有する。第4の壁部53hと第5の壁部53iは、第3の壁部53cにおける+Z方向の端部におけるX方向の両端近傍の部分がXY面に平行になるように下方に曲げられて形成された部分である。図10に示すように、第4の壁部53hと第5の壁部53iはそれぞれビス50aによりファインダ部12のインナーカバー46に結合される。また、第1の壁部53aと第2の壁部53bもそれぞれ、ビス50bによりインナーカバー46に結合される。このようにして、回動板53がファインダ部12に固定される。
図12(a)は、+Z方向から見たファインダユニット26を、固定板51と支持機構ホルダ55の図示を省略して示している。図12(b)は、図12(a)おけるAA-AA線に沿った断面を示している。AA-AA線は2つのビス50aのうち一方の中心を通っている。図12(c)は、+X方向から見たファインダユニット26を、固定板51と支持機構ホルダ55の図示を省略して示している。図12(d)は、図12(c)におけるBB-BB線に沿った断面を示している。BB-BB線は2つのビス50bの中心を通っている。
図12(b)、(c)に示すように、X方向におけるファインダユニット26の領域を次のように定義する。まず、収納状態において、ファインダユニット26のうちカメラ1の外観を構成する(カメラ1から外部に露出する)領域を第1の外観領域26aとし、カメラ1内に収納される(カメラ1から外部に露出しない)領域を第1の収納領域26bとする。また、Z方向におけるレンズホルダ36が移動する領域をレンズ側領域26cとし、レンズ側領域26cよりも+Z側の領域をパネル側領域26dとする。
図12(a)に示すように、2つのビス50aは、+Z方向から見たときにファインダFPC39とは重ならない位置に配置されている。また、2つのビス50aは、収納状態において、ファインダ光軸Fを含んでYZ面に平行な面S1に関して対称な位置に配置されている。さらに、図12(b)に示すように、2つのビス50aは、ファインダ光軸Fよりも+Y側であって、Z方向におけるパネル側領域26dに配置されている。
図12(c)に示すように、直進板52は、収納状態において、Z方向における第1の収納領域26bかつパネル側領域26dに配置されている。このような配置により、直進板52をレンズ側領域26cに配置する場合に比べて直進板52のX方向での幅を小さくすることができ、ファインダ支持機構50を小型化することが可能となる。
また図12(c)に示すように、直進板52の板バネ部52gは、収納状態において、+X方向から見てインナーカバー46における円弧部46aよりも内側(-Z側)の部分に重なる位置に配置されている。このように配置することで、図8に示したように板バネ部52gの凸部52fに対応して固定板51に設けられた凹部51eも、+X方向から見てインナーカバー46の円弧部46aよりも内側に収めることが可能となる。この結果、円弧部46aよりも下側(-Y側)のスペースを、図3(a)に示した内部構造部材20を配置する領域として使用可能となるので、カメラ1のサイズの増加を抑えることができる。
図12(b)に示すように、回動板53のうち第3の壁部53cは、回動軸Aが延びる+X方向から見て、レンズ側領域26c内にあるレンズ群36aの接眼窓16に元も近いレンズ36a1とは重ならない位置に配置されている。
2つのビス50bは、図12(c)に示すようにZ方向においてレンズ側領域26cに位置し、かつ図12(d)に示すようにスペース37c内に配置されている。このように、ファインダ部12(インナーカバー46)は、Z方向における回動軸Aを挟んだ両側の位置でビス50a、50bによりファインダ支持機構50の回動板53に対して固定されるので、ファインダ部12は回動板53によって強固に保持される。また、ビス50a、50bを上記のように配置することで、ファインダ支持機構50のサイズの増加を抑えることができる。
図13(a)は、-Z方向から見たファインダユニット26を示している。図13(b)、(c)はそれぞれ、図13(a)におけるDD-DD線とCC-CC線に沿った断面を示している。
図13(b)に示すように、固定板51の第1の壁部51aには、直進レール51dと凹形状部51gが形成されている。収納状態において、ファインダ部12のうち第1の外観領域26aのX方向での長さ(外部への突出量)をファインダ突出量L26とする。ファインダ突出量L26が大きいと、ユーザがカメラ1を携帯する際に邪魔になる。つまり、ファインダ突出量L26をカメラ1を携帯する際に邪魔にならない量に抑えるためには、視度調整に関する構成部品を第1の収納領域26b内にも配置する必要がある。
このため本実施例では、第1の壁部51aの直進レール51dより下側(-Y側)に凹形状部51gを形成して、視度調整に関するガイドシャフト40、バネ41および固定筒37のうちこれらを収容する部分等の構成部品を第1の収納領域26b内に配置している。この結果、-Z方向から見て固定板51の第1の壁部51aと重なる領域に視度調整ダイヤル17を配置可能となっている。このように構成することで、視度調整ダイヤル17を設けることによるファインダユニット26のX方向でのサイズの増加を抑えることができる。
また、図13(c)に示すように、固定板51において第1の壁部51aとは反対側の第2の壁部51bには、直進レール51dと円弧レール51hが形成されている。円弧レール51hの一部は、第1の外観領域26a内に形成されている。これにより、ファインダユニット26をX方向において小型化することができる。
本実施例では、ファインダ部12におけるX方向での視度調整ダイヤル17の反対側には視度調整に関する構成部品を配置していない。これにより、ファインダ部12内に円弧レール51hを延ばすためのレール収納スペース12cを形成することが可能となる。つまり、X方向の視度調整ダイヤル17とは反対側の第2の壁部51bにのみ円弧レール51hを形成することで、円弧レール51hのうち第1の外観領域26aに突出する部分を収容するレール収納スペース12cをファインダ部12内に形成することができる。このような構成により、ファインダユニット26のX方向でのサイズの増加を抑えることができる。
図14(a)、(b)、(c)はそれぞれ、収納状態、引き出し状態および回動状態のファインダユニット26の断面を示している。これらの断面は、ファインダ光軸Fを通ってYZ平面に平行な断面である。図14(a)、(b)、(c)のそれぞれにおいて、主基板24については、コネクタ116の周辺部分のみを示している。
ファインダFPC39のうち前述した境界114と貼り付け部115との間の部分(以下、可撓部という)117は、YZ面に平行な面内で自由に曲げ変形が可能である。前述したように、ファインダFPC39のうち補強板103が貼り付けられたコネクタ搭載部102は固定筒37に固定され、貼り付け部115は支持機構ホルダ55に固定されている。境界114は可撓部117のうち第1の固定部側の端に相当する。また、可撓部117のうち貼り付け部115に隣接した部分が第2の固定部側の端に相当する。
このため、ファインダ部12が収納位置、引き出し位置および回動位置の間で移動すると、支持機構ホルダ55に対して移動する固定筒37を含むファインダ部12と一体にコネクタ搭載部102が支持機構ホルダ55に対して移動する。このとき、貼り付け部115は、支持機構ホルダ55に対して固定されて移動しない。このため、ファインダFPC39のコネクタ搭載部102と貼り付け部115の相対的な位置関係が、可撓部117の曲げ変形によって変化する。
次に、可撓部117の曲げ変形について、具体的に説明する。ファインダ部12が図14(a)に示す収納位置にあるときは、ファインダFPC39の可撓部117は、その中間位置がFPC位置制限部46dによって+Z方向に押し込まれることで+Z方向に凸となる第1の形状を有する。このとき、後述するように、可撓部117のうち貼り付け部115と中間位置との間の部分は+Z方向に倒れた形状となる。
ファインダ部12が図14(b)に示す引き出し位置にあるときは、ファインダFPC39の可撓部117は、その中間位置からFPC位置制限部46dが離れた(近接した)状態となることで、+Z方向に緩やかな凹となる第2の形状を有する。このとき、後述するように可撓部117のうち貼り付け部115と中間位置との間の部分は-Z方向に倒れた形状となり、可撓部117の全体が貼り付け部115よりも-Z方向に位置する。
ファインダ部12が図14(c)に示す回動位置にあるときは、ファインダFPC39の可撓部117は、その中間位置からFPC位置制限部46dが大きく離れ、かつ境界114が上方に回動することで、引き出し状態よりさらに緩やかに+Z方向に凸となる第3の形状を有する。
ファインダ部12が収納位置から引き出し位置に向かって-Z方向(引き出し方向)に移動する際には、ファインダFPC39の貼り付け部115が支持機構ホルダ55に固定されたまま、コネクタ搭載部102が-Z方向に移動する。
一方、ファインダ部12が図14(b)の引き出し位置から図14(a)の収納位置に+Z方向(収納方向)に移動する際には、貼り付け部115が支持機構ホルダ55に固定されたまま、コネクタ搭載部102が+Z方向に移動する。この際、ファインダ部12と一体に移動するFPC位置制限部46dは、収納方向において貼り付け部115の位置を超えるまでは、可撓部117に対して当接せずに近接して該可撓部117の-Z方向に凸となる変形(第1の形状以外の形状への変形)を制限する。すなわち、FPC位置制限部46dは、可撓部117が誤って-Z方向に変形した際にこれに当接することで可撓部117を+Z方向に凸となる第1の形状に導く。そしてFPC位置制限部46dは、貼り付け部115の位置を超えると、可撓部117に当接してこれを+Z方向に押すことで、可撓部117を第1の形状まで変形させる。
このように、FPC位置制限部46dは、ファインダ部12の引き出し位置から収納位置への移動に際して、可撓部117の自由な動きや変形を制限し、可撓部117の形状を引き出し位置での第2の形状から収納状態での第1の形状に確実に戻す機能を有する。仮にFPC位置制限部46dが設けられていないと、ファインダ部12の引き出し位置から収納位置への移動時に可撓部117が自由に変形して、可撓部117が他の部材の間に挟まる等の不具合が生じるおそれがある。
なお、FPC位置制限部46dはファインダFPC39に当接してこれを押すため、その形状は、ファインダFPC39を傷付ける鋭利な形状ではなく、円弧形状等の滑らかな形状であることが望ましい。また、FPC位置制限部46dは、前述したようにインナーカバー46の円弧部46aの端部に形成されているため、FPC位置制限部46dを別部品として設ける場合に比べて、部品数を削減して構成を簡略化することができる。
また前述したように、可撓部117の両端である境界114と貼り付け部115に隣接した部分とはそれぞれ、Y方向においてファインダ光軸F(およびコネクタ搭載部102)を挟んで互いに反対側に位置している。これにより、可撓部117を長く確保することができ、ファインダ部12の大きな移動に追従して変形可能になっている。
FPC位置制限部46dは、図14(a)の収納状態では貼り付け部115よりも+Z側(収納方向)に位置し、図14(b)の引き出し状態では貼り付け部115よりも-Z側(引き出し方向)に位置する。この結果、収納状態と引き出し状態との間で、可撓部117のうち貼り付け部115とFPC位置制限部46dに当接可能な中間位置との間の部分は、貼り付け部115を支点として+Z側に倒れる状態(図14(a))と-Z側に倒れる状態(図14(b))との間で揺動する。このように、可撓部117はファインダ部12の引き出し/収納方向への移動に対して揺動して追従する。これにより、FPC位置制限部46dを設けるという簡単な構成で可撓部117の挙動を安定させることができる。
図14(a)に示すように、FPC位置制限部46dから境界114までのZ方向での距離をL60とする。L60は、収納状態でのファインダFPC39の可撓部117が収容されるスペースのZ方向の長さである。本実施例では、L60をファインダ部12の収納位置から引き出し位置までの引き出し可能量よりも小さく設定している。これにより、収納状態でのファインダユニット26をZ方向において小型化することができる。
ファインダ部12が引き出し位置から図14(c)の回動位置に回動軸A回りで反時計回り方向に回動する際には、ファインダFPC39の貼り付け部115が支持機構ホルダ55に固定されたまま、コネクタ搭載部102が回動軸A回りで同方向に回動する。このとき、FPC位置制限部46dは可撓部117から離れていく。
一方、ファインダ部12が回動位置から引き出し位置に回動軸A回りで時計回り方向に回動する際には、貼り付け部115が支持機構ホルダ55に固定されたまま、コネクタ搭載部102が回動軸A回りで同方向に回動する。そして、ファインダ部12のFPC位置制限部46dも、回動軸A回りで時計回り方向に回動する。この際、FPC位置制限部46dは、可撓部117に近づいていくことで、可撓部117の自由な動きや変形を制限し、可撓部117を引き出し状態での第2の形状に戻り易くする機能を有する。つまり、FPC位置制限部46dは、ファインダ部12の回動位置から引き出し位置への回動時に、可撓部117の第3の形状から第2の形状以外の形状への変形を制限する。
このように、FPC位置制限部46dは、ファインダ部12の回動位置から収納位置への一連の移動において、ファインダFPC39の可撓部117の動きや変形を効果的に制限し、可撓部117の形状を第3の形状から第2の形状を経て第1の形状に戻す。
収納状態および引き出し状態のファインダ部12を第1の方向としてのX方向から見たとき、可撓部117の一端側の境界114は、第2の方向としてのY方向において、ファインダ光軸Fに対して回動軸Aと同じ側に位置する。すなわち、境界114および回動軸Aと貼り付け部115に隣接した部分とはそれぞれ、Y方向においてファインダ光軸F(およびコネクタ搭載部102)を挟んで互いに反対側に位置する。そして、境界114は、貼り付け部115に隣接した部分よりも回動軸Aに近い位置にある。これにより、ファインダ部12が引き出し位置から回動位置に回動する際の境界114の回動軸A回りでの回動軌跡が小さくなる。この結果、ファインダ部12の動きに追従するために必要な可撓部117の長さを短くすることができ、可撓部117の動きの安定性を向上させることができる。
また、図14(a)に示すように、ファインダ部12のY方向でのサイズ(外寸)をL70とすると、境界114から貼り付け部115までの可撓部117の全体およびFPC位置制限部46dがY方向においてL70の範囲内に位置している。これにより、ファインダユニット26を小型に構成することができる。
また、前述したように、インナーカバー46にはFPC曲げ制限部46cが設けられている。FPC曲げ制限部46cは、ファインダ部12が収納位置、引き出し位置および回動位置間での移動時および回動時のうち少なくとも一方においてファインダFPC39の境界114付近に過大な力が加わった場合にファインダFPC39に当接してこれを支える。これにより、ファインダFPC39の境界114付近に作用する力(応力)を低減して、境界114付近での断線等の不具合の発生を防止することができる。
以上説明したように本実施例によれば、ファインダ部12の移動や回動に応じたファインダFPC39の動きや変形を制限して、ファインダFPC39の過剰な負荷や挟み込みを回避することができる。
なお、本発明の実施例には、上述したデジタルスチルカメラ(カメラ1)に限らず、ビデオカメラやテレビカメラ等の各種撮像装置その他の電子機器であって、収納位置、引き出し位置および回動位置に移動可能な表示ユニットを有するものも含まれる。また、表示ユニットとして上述した電子ビューファインダ以外のものも含まれる。さらに、本発明の実施例には、表示ユニット以外の可動ユニットであって、電子機器の本体とフレキシブル基板で接続されたものを有する電子機器も含まれる。可動ユニットとしては、電子機器に対するユーザ操作を行うための操作ユニットや電子機器を伸縮させるために移動する伸縮ユニット等がある。
上述した実施の形態は、以下の構成を含む。
(構成1)
電子機器の本体に対して、収納位置と引き出し位置との間での移動および前記引き出し位置と回動位置との間での回動が可能な可動ユニットと、
前記可動ユニットと前記本体とを電気的に接続するフレキシブル基板とを有し、
前記フレキシブル基板は、前記可動ユニットに固定された第1の固定部と該第1の固定部よりも前記本体側において固定された第2の固定部との間に可撓部を有し、
前記可撓部は、前記可動ユニットが前記収納位置、前記引き出し位置および前記回動位置にあるときにそれぞれ、互いに異なる第1の形状、第2の形状および第3の形状を有し、
前記可動ユニットは、前記可撓部に当接可能な部分として、前記収納位置において前記第1および第2の固定部よりも収納方向に位置し、前記引き出し位置において前記第1および第2の固定部よりも引き出し方向に位置する第1の基板制限部を有し、
前記第1の基板制限部は、
前記可動ユニットが前記引き出し位置から前記収納位置に移動する際に前記可撓部の前記第2の形状から前記第1の形状以外への変形を制限し、
前記可動ユニットが前記回動位置から前記引き出し位置に回動する際に前記可撓部の前記第3の形状から前記第2の形状以外の形状への変形を制限することを特徴とする電子機器。
(構成2)
前記第1の基板制限部は、前記可動ユニットが前記引き出し位置から前記収納位置に移動する際に、前記可撓部に当接して前記可撓部を前記第2の形状から前記第1の形状に変形させるように移動することを特徴とする構成1に記載の電子機器。
(構成3)
前記第1の基板制限部は、前記可動ユニットの前記回動位置から前記引き出し位置への回動に伴って回動しながら前記可撓部に近づくことで、前記可撓部の前記第2の形状以外の形状への変形を制限することを特徴とする構成1または2に記載の電子機器。
(構成4)
前記可動ユニットが前記収納位置にあるときは、前記可撓部は、前記2の固定部よりも前記収納方向に位置する部分と前記第2の固定部よりも前記引き出し方向に位置する部分とを有し、
前記可動ユニットが前記引き出し位置および前記回動位置にあるときは、前記可撓部の全体が前記2の固定部よりも前記引き出し方向に位置することを特徴とする構成1から3のいずれか1つに記載の電子機器。
(構成5)
前記収納位置および前記引き出し位置にある前記可動ユニットを、該可動ユニットの回動中心となる回動軸が延びる第1の方向から見たときに、前記第1の方向と前記収納および引き出し方向とに直交する第2の方向において、前記可撓部のうち前記1の固定部側の端と前記第2の固定部側の端とが前記第1の固定部に対して互いに反対側に位置することを特徴とする構成1から4のいずれか1つに記載の電子機器。
(構成6)
前記収納位置および前記引き出し位置にある前記可動ユニットを前記第1の方向から見たときに、前記第2の方向において、前記回動軸が前記第1の固定部に対して前記可撓部の前記第1の固定部側の端が位置する側と同じ側に位置することを特徴とする構成5に記載の電子機器。
(構成7)
前記収納位置および前記引き出し位置にある前記可動ユニットを前記第1の方向から見たときに、前記第2の方向において、前記第1の固定部側の端が前記第2の固定部側の端によりも前記回動軸に近い位置にあることを特徴とする構成6に記載の電子機器。
(構成8)
前記収納位置および前記引き出し位置にある前記可動ユニットを、該可動ユニットの回動中心となる回動軸が延びる第1の方向から見たときに、前記第1の方向と前記収納および引き出し方向とに直交する第2の方向における前記可動ユニットの外寸の範囲内に、前記可撓部の全体と前記第1の基板制限部が位置することを特徴とする構成1から7のいずれか1つに記載の電子機器。
(構成9)
前記可動ユニットが前記収納位置および前記引き出し位置にあるとき、前記収納および引き出し方向における前記可撓部の前記第1の固定部側の端と前記第1の基板制限部との間の距離が、前記可動ユニットの前記収納位置から前記引き出し位置への引き出し可能量よりも小さいことを特徴とする構成1から8のいずれか1つに記載の電子機器。
(構成10)
前記可動ユニットは、前記収納位置および前記引き出し位置では前記本体から外部に露出せず、前記回動位置で外部に露出する外観形成部を有し、
前記第1の基板制限部は、前記外観形成部に一体に設けられていることを特徴とする構成1から9のいずれか1つに記載の電子機器。
(構成11)
前記可動ユニットは、該可動ユニットの移動時および回動時のうち少なくとも一方において前記可撓部の前記第1の固定部側の端に加わる力を低減するように前記可撓部に当接する第2の基板制限部を有することを特徴とする構成1から10のいずれか1つに記載の電子機器。
(構成12)
光学系により形成される光学像を撮像する撮像素子と、
前記撮像素子からの出力信号を用いて生成された画像を表示する表示素子とを有し、
前記可動ユニットは、前記表示素子を含むことを特徴とする構成1から11のいずれか一項に記載の電子機器。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
1 カメラ
12 ファインダ部
39 ファインダ用フレキシブル基板(ファインダFPC)
46c FPC曲げ制限部
46d FPC位置制限部
102 コネクタ搭載部
115 貼り付け部
117 可撓部

Claims (12)

  1. 電子機器の本体に対して、収納位置と引き出し位置との間での移動および前記引き出し位置と回動位置との間での回動が可能な可動ユニットと、
    前記可動ユニットと前記本体とを電気的に接続するフレキシブル基板とを有し、
    前記フレキシブル基板は、前記可動ユニットに固定された第1の固定部と該第1の固定部よりも前記本体側において固定された第2の固定部との間に可撓部を有し、
    前記可撓部は、前記可動ユニットが前記収納位置、前記引き出し位置および前記回動位置にあるときにそれぞれ、互いに異なる第1の形状、第2の形状および第3の形状を有し、
    前記可動ユニットは、前記可撓部に当接可能な部分として、前記収納位置において前記第1および第2の固定部よりも収納方向に位置し、前記引き出し位置において前記第2の固定部よりも引き出し方向に位置する第1の基板制限部を有し、
    前記第1の基板制限部は、
    前記可動ユニットが前記引き出し位置から前記収納位置に移動する際に前記可撓部の前記第2の形状から前記第1の形状以外への変形を制限し、
    前記可動ユニットが前記回動位置から前記引き出し位置に回動する際に前記可撓部の前記第3の形状から前記第2の形状以外の形状への変形を制限することを特徴とする電子機器。
  2. 前記第1の基板制限部は、前記可動ユニットが前記引き出し位置から前記収納位置に移動する際に、前記可撓部に当接して前記可撓部を前記第2の形状から前記第1の形状に変形させるように移動することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  3. 前記第1の基板制限部は、前記可動ユニットの前記回動位置から前記引き出し位置への回動に伴って回動しながら前記可撓部に近づくことで、前記可撓部の前記第2の形状以外の形状への変形を制限することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  4. 前記可動ユニットが前記収納位置にあるときは、前記可撓部は、前記2の固定部よりも前記収納方向に位置する部分と前記第2の固定部よりも前記引き出し方向に位置する部分とを有し、
    前記可動ユニットが前記引き出し位置および前記回動位置にあるときは、前記可撓部の全体が前記2の固定部よりも前記引き出し方向に位置することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  5. 前記収納位置および前記引き出し位置にある前記可動ユニットを、該可動ユニットの回動中心となる回動軸が延びる第1の方向から見たときに、前記第1の方向と前記収納および引き出し方向とに直交する第2の方向において、前記可撓部のうち前記1の固定部側の端と前記第2の固定部側の端とが前記第1の固定部に対して互いに反対側に位置することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  6. 前記収納位置および前記引き出し位置にある前記可動ユニットを前記第1の方向から見たときに、前記第2の方向において、前記回動軸が前記第1の固定部に対して前記可撓部の前記第1の固定部側の端が位置する側と同じ側に位置することを特徴とする請求項5に記載の電子機器。
  7. 前記収納位置および前記引き出し位置にある前記可動ユニットを前記第1の方向から見たときに、前記第2の方向において、前記第1の固定部側の端が前記第2の固定部側の端によりも前記回動軸に近い位置にあることを特徴とする請求項6に記載の電子機器。
  8. 前記収納位置および前記引き出し位置にある前記可動ユニットを、該可動ユニットの回動中心となる回動軸が延びる第1の方向から見たときに、前記第1の方向と前記収納および引き出し方向とに直交する第2の方向における前記可動ユニットの外寸の範囲内に、前記可撓部の全体と前記第1の基板制限部が位置することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  9. 前記可動ユニットが前記収納位置および前記引き出し位置にあるとき、前記収納および引き出し方向における前記可撓部の前記第1の固定部側の端と前記第1の基板制限部との間の距離が、前記可動ユニットの前記収納位置から前記引き出し位置への引き出し可能量よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  10. 前記可動ユニットは、前記収納位置および前記引き出し位置では前記本体から外部に露出せず、前記回動位置で外部に露出する外観形成部を有し、
    前記第1の基板制限部は、前記外観形成部に一体に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  11. 前記可動ユニットは、該可動ユニットの移動時および回動時のうち少なくとも一方において前記可撓部の前記第1の固定部側の端に加わる力を低減するように前記可撓部に当接する第2の基板制限部を有することを特徴とする請求項1に記載の電子機器。
  12. 光学系により形成される光学像を撮像する撮像素子と、
    前記撮像素子からの出力信号を用いて生成された画像を表示する表示素子とを有し、
    前記可動ユニットは、前記表示素子を含むことを特徴とする請求項1から11のいずれか一項に記載の電子機器。
JP2022091080A 2022-06-03 2022-06-03 電子機器 Pending JP2023178037A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022091080A JP2023178037A (ja) 2022-06-03 2022-06-03 電子機器
PCT/JP2023/017068 WO2023233908A1 (ja) 2022-06-03 2023-05-01 電子機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022091080A JP2023178037A (ja) 2022-06-03 2022-06-03 電子機器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023178037A true JP2023178037A (ja) 2023-12-14

Family

ID=89026310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022091080A Pending JP2023178037A (ja) 2022-06-03 2022-06-03 電子機器

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2023178037A (ja)
WO (1) WO2023233908A1 (ja)

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4285233B2 (ja) * 2003-12-24 2009-06-24 ソニー株式会社 撮像装置
JP7237615B2 (ja) * 2019-01-31 2023-03-13 キヤノン株式会社 撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
WO2023233908A1 (ja) 2023-12-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8743277B2 (en) Electronic apparatus
US7787193B2 (en) Imaging device and camera
US7722263B2 (en) Imager apparatus
US7578627B2 (en) Imager apparatus
US7742102B2 (en) Extendable pivot shaft mechanism, and an extendable pivot shaft mechanism of a camera for pivoting a rotatable grip on a camera body
KR20070095232A (ko) 스윙형 덮개부재 구조 및 전자기기
US7477316B2 (en) Pivot shaft mechanism, and a pivot shaft mechanism of a camera for pivoting a rotatable grip on a camera body
KR20190112741A (ko) 전자기기
EP2197197A2 (en) Display apparatus
WO2023233908A1 (ja) 電子機器
US20040233303A1 (en) Electronic camera
JP4495479B2 (ja) ポップアップストロボ
JP2023104712A (ja) ファインダユニット、撮像装置
JP4566432B2 (ja) 電子機器
JP2009128712A (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP6265763B2 (ja) 電子機器
WO2023248859A1 (ja) 回動可能なファインダ部を備えた電子機器
JP3925167B2 (ja) ファインダの視度調整機構
JP4429072B2 (ja) カメラの基板接続構造
JP4477891B2 (ja) ポップアップストロボ
JP2002284209A (ja) 蓋部材開閉装置
JP4495478B2 (ja) ポップアップストロボ
JP2019045703A (ja) 電子機器
JPH10333232A (ja) ビデオカメラ
KR20040076810A (ko) 촬상 장치, 캠 장치 및 광학 줌 기구