JP2023177873A - 画像読取り装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】シートに作用する曲げ応力を調整可能な画像読取り装置を提供することである。【解決手段】画像読取り装置は、フレームと、搬送ローラと、読取り部と、第1案内部材と、第2案内部材と、支持部と、係止部と、を持つ。搬送ローラは、シートを搬送路に沿って搬送する。読取り部は、前記フレームに対して、水平面に沿う第1回動軸回りに回転可能に支持される。読取り部は、前記搬送路における読取り位置において、前記シートの像を読取る。第1案内部材は、前記読取り部に設けられる。第2案内部材は、前記搬送路を挟んで前記第1案内部材と対向する位置に設けられる。支持部は、第2回動軸回りに回転可能となるように第1端部が支持される。係止部は、前記支持部における前記第1端部と前記第2端部との間の部分に、下方から係止する。係止部は、前記第1回動軸回りに前記第1案内部材から前記第2案内部材に向かう第1向きに回転する。【選択図】図2
Description
本発明の実施形態は、画像読取り装置に関する。
従来、シートを搬送しつつ、シートの像を読取る画像読取り装置が使用されている。
一般的に、厚さが比較的薄いシート(普通紙)では、曲げ剛性が比較的小さく(コシが比較的弱く)、厚さが比較的厚いシート(厚紙)では、曲げ剛性が比較的大きい(コシが比較的強い)。
画像読取り装置において、シートの像を読取る際に、シートを搬送する搬送路に沿ってシートを曲げることがある。この場合、シートの厚さに応じて、シートに作用する曲げ応力(曲げモーメント)が変化する。
一般的に、厚さが比較的薄いシート(普通紙)では、曲げ剛性が比較的小さく(コシが比較的弱く)、厚さが比較的厚いシート(厚紙)では、曲げ剛性が比較的大きい(コシが比較的強い)。
画像読取り装置において、シートの像を読取る際に、シートを搬送する搬送路に沿ってシートを曲げることがある。この場合、シートの厚さに応じて、シートに作用する曲げ応力(曲げモーメント)が変化する。
本発明が解決しようとする課題は、シートの像を読取る際に、シートに作用する曲げ応力を調整可能な画像読取り装置を提供することである。
(1)本実施形態の態様1の画像読取り装置は、フレームと、搬送ローラと、読取り部と、第1案内部材と、第2案内部材と、支持部と、係止部と、を持つ。搬送ローラは、シートを搬送路に沿って搬送する。読取り部は、前記フレームに対して、水平面に沿う第1回動軸回りに回転可能に支持されるとともに、前記搬送路に対する上方に配置される。読取り部は、前記搬送路における前記搬送ローラに対応する位置よりも、前記シートが搬送される搬送方向の下流側の読取り位置において、前記シートの像を読取る。第1案内部材は、前記読取り部に対する前記搬送路側に、前記読取り位置を前記搬送方向に跨ぐように前記読取り部に設けられ、前記シートに前記シートの上方から接触する。第2案内部材は、前記搬送路を挟んで前記第1案内部材と対向する位置に、前記読取り位置を前記搬送方向に跨ぐように設けられ、前記シートに前記シートの下方から接触する。第2案内部材は、前記第1案内部材とともに、前記シートが、自身から前記第1案内部材に向かって、前記搬送方向において前記読取り位置を中心として凸となるように保持する。支持部は、前記フレームに対して水平面に沿う第2回動軸回りに回転可能となるように第1端部が支持され、前記読取り位置よりも前記下流側の前記シートに対して第2端部が上方から接触する。係止部は、前記読取り部及び前記第1案内部材の少なくとも一方に設けられ、前記支持部における前記第1端部と前記第2端部との間の部分に、下方から係止する。係止部は、前記読取り部、前記第1案内部材、及び自身に作用する重力により、前記第1回動軸回りに前記第1案内部材から前記第2案内部材に向かう第1向きに回転する。
(2)本実施形態の態様2は、前記支持部の前記第2端部を前記第1案内部材から第2案内部材に向かって付勢する付勢部材を持つ、前記(1)に記載の画像読取り装置であってもよい。
(3)本実施形態の態様3は、前記支持部の前記第2端部は、前記支持部の前記第1端部よりも前記搬送方向の上流側に配置されている、前記(1)又は(2)に記載の画像読取り装置であってもよい。
(3)本実施形態の態様3は、前記支持部の前記第2端部は、前記支持部の前記第1端部よりも前記搬送方向の上流側に配置されている、前記(1)又は(2)に記載の画像読取り装置であってもよい。
(4)本実施形態の態様4は、前記支持部の前記第2端部に回転可能に支持され、前記読取り位置よりも前記下流側の前記シートに対して上方から接触する押圧ローラを持つ、前記(1)から(3)のいずれか一項に記載の画像読取り装置であってもよい。
(5)本実施形態の態様5は、前記係止部における前記搬送路に向かって突出した先端と、前記読取り位置よりも前記下流側において前記第2案内部材における前記搬送路に向かって突出した先端とを結ぶ線を、基準線と規定したときに、前記押圧ローラは、前記基準線よりも前記第1回動軸回りの前記第1向きに突出している、前記(4)に記載の画像読取り装置であってもよい。
(5)本実施形態の態様5は、前記係止部における前記搬送路に向かって突出した先端と、前記読取り位置よりも前記下流側において前記第2案内部材における前記搬送路に向かって突出した先端とを結ぶ線を、基準線と規定したときに、前記押圧ローラは、前記基準線よりも前記第1回動軸回りの前記第1向きに突出している、前記(4)に記載の画像読取り装置であってもよい。
以下、実施形態の画像読取り装置を、図面を参照して説明する。
図1に示すように、本実施形態の画像読取り装置1は、搬送・読取りユニット10と、読取りユニット55と、を持つ。
図1及び図2に示すように、搬送・読取りユニット10は、上部フレーム(フレーム)11と、給紙トレイ12と、搬送部13と、裏面読取り部(読取り部)14と、第1案内部材15と、第2案内部材16と、支持部17と、押圧ローラ18と、係止部19と、バネ(付勢部材)20と、排紙トレイ21と、を持つ。なお、図2は、搬送・読取りユニット10を、後述する第1回動軸O1及び第2回動軸O2に沿って見たときの側面図である。以下では、裏面読取り部14、第1案内部材15、及び係止部19を、回動ユニット22と言う。
上部フレーム11は、搬送・読取りユニット10における給紙トレイ12及び排紙トレイ21以外の部分である本体の外形を規定する。上部フレーム11は、直方体の箱状である。上部フレーム11における給紙トレイ12及び排紙トレイ21が固定されている部分には、図示しない開口が形成されている。
図1及び図2に示すように、搬送・読取りユニット10は、上部フレーム(フレーム)11と、給紙トレイ12と、搬送部13と、裏面読取り部(読取り部)14と、第1案内部材15と、第2案内部材16と、支持部17と、押圧ローラ18と、係止部19と、バネ(付勢部材)20と、排紙トレイ21と、を持つ。なお、図2は、搬送・読取りユニット10を、後述する第1回動軸O1及び第2回動軸O2に沿って見たときの側面図である。以下では、裏面読取り部14、第1案内部材15、及び係止部19を、回動ユニット22と言う。
上部フレーム11は、搬送・読取りユニット10における給紙トレイ12及び排紙トレイ21以外の部分である本体の外形を規定する。上部フレーム11は、直方体の箱状である。上部フレーム11における給紙トレイ12及び排紙トレイ21が固定されている部分には、図示しない開口が形成されている。
図2及び図3に示すように、例えば、上部フレーム11は、第1フレーム24と、第2フレーム25と、一対の第3フレーム26と、を有する。なお、図3では、一対の第3フレーム26を二点鎖線で示している。
第1フレーム24及び第2フレーム25は、鋼板を折り曲げること等により形成されている。一対の第3フレーム26は、後述する搬送路R1を挟むように配置されている。
第1フレーム24及び第2フレーム25は、鋼板を折り曲げること等により形成されている。一対の第3フレーム26は、後述する搬送路R1を挟むように配置されている。
図1に示すように、給紙トレイ12は、上部フレーム11の側面における上下方向の中間部に固定されている。
図2及び図3に示すように、搬送部13は、一対の第1搬送ローラ(搬送ローラ)28と、一対の第2搬送ローラ29と、を有する。
給紙トレイ12、一対の第1搬送ローラ28、一対の第2搬送ローラ29、及び排紙トレイ21は、シートP1が搬送される搬送路R1を形成する(図1も参照)。
図2に示すように、一対の第1搬送ローラ28は、それぞれ円筒状であり、互いに対向するように配置されている。なお、本明細書において、対向するは、接触する意味も含む。例えば、一対の第1搬送ローラ28は、上部フレーム11の一対の第3フレーム26に設けられた回転軸28a(図3も参照)回りに回転可能に支持されている。
図2及び図3に示すように、搬送部13は、一対の第1搬送ローラ(搬送ローラ)28と、一対の第2搬送ローラ29と、を有する。
給紙トレイ12、一対の第1搬送ローラ28、一対の第2搬送ローラ29、及び排紙トレイ21は、シートP1が搬送される搬送路R1を形成する(図1も参照)。
図2に示すように、一対の第1搬送ローラ28は、それぞれ円筒状であり、互いに対向するように配置されている。なお、本明細書において、対向するは、接触する意味も含む。例えば、一対の第1搬送ローラ28は、上部フレーム11の一対の第3フレーム26に設けられた回転軸28a(図3も参照)回りに回転可能に支持されている。
一対の第2搬送ローラ29は、それぞれ円筒状であり、互いに対向するように配置されている。例えば、一対の第2搬送ローラ29は、上部フレーム11の一対の第3フレーム26に設けられた回転軸29a(図3も参照)回りに回転可能に支持されている。回転軸29a及び前記回転軸28aは、互いに平行であり、それぞれ水平面に沿っている。
一対の第1搬送ローラ28及び一対の第2搬送ローラ29は、シートP1を搬送路R1に沿って搬送する。一対の第2搬送ローラ29は、一対の第1搬送ローラ28よりも、シートP1が搬送される搬送方向の下流側(以下では、単に下流側とも言う)に配置されている。
一対の第1搬送ローラ28及び一対の第2搬送ローラ29は、シートP1を搬送路R1に沿って搬送する。一対の第2搬送ローラ29は、一対の第1搬送ローラ28よりも、シートP1が搬送される搬送方向の下流側(以下では、単に下流側とも言う)に配置されている。
図2に示すように、裏面読取り部14は、搬送路R1に対する上方に配置されている。例えば、裏面読取り部14は、筐体32と、レンズユニット33と、イメージセンサ34と、を有する。例えば、筐体32は、直方体の箱状である。例えば、回動ユニット22に外力が作用しない自然状態において、筐体32の下面32aは、下流側に向かうに従い漸次、上方に向かうように傾斜している。
筐体32は、上部フレーム11の第1フレーム24に対して、水平面に沿う第1回動軸O1回りに回転可能に支持されている。筐体32が、第1回動軸O1回りに第1案内部材15から第2案内部材16に向かう第1向きD1に回転する範囲を規制する回転規制部が、上部フレーム11に設けられていることが好ましい。この場合、自然状態の回動ユニット22では、筐体32が、回転規制部に回転規制部の上方から係止している。
以下では、第1回動軸O1回りの第1向きD1とは反対向きを、第2向きD2と言う。
筐体32は、上部フレーム11の第1フレーム24に対して、水平面に沿う第1回動軸O1回りに回転可能に支持されている。筐体32が、第1回動軸O1回りに第1案内部材15から第2案内部材16に向かう第1向きD1に回転する範囲を規制する回転規制部が、上部フレーム11に設けられていることが好ましい。この場合、自然状態の回動ユニット22では、筐体32が、回転規制部に回転規制部の上方から係止している。
以下では、第1回動軸O1回りの第1向きD1とは反対向きを、第2向きD2と言う。
レンズユニット33及びイメージセンサ34は、筐体32に内蔵されている。レンズユニット33は、図示しない複数のレンズを有する。レンズユニット33は、筐体32の下面32aに固定されている。レンズユニット33は、シートP1の第2面(裏面)P3の像を、イメージセンサ34の受光面34a上に結像させる。
イメージセンサ34は、受光面34aに結像した像の画像データを取得する。
以上のように、裏面読取り部14は、搬送路R1における一対の第1搬送ローラ28に対応する位置よりも下流側の読取り位置P6において、シートP1の第2面P3の像を読取る。読取り位置P6は、搬送路R1において、裏面読取り部14がシートP1の第2面P3の像を読取る位置を意味する。
イメージセンサ34は、受光面34aに結像した像の画像データを取得する。
以上のように、裏面読取り部14は、搬送路R1における一対の第1搬送ローラ28に対応する位置よりも下流側の読取り位置P6において、シートP1の第2面P3の像を読取る。読取り位置P6は、搬送路R1において、裏面読取り部14がシートP1の第2面P3の像を読取る位置を意味する。
第1案内部材15は、いわゆる裏面ガイドである。図2に示すように、第1案内部材15は、裏面読取り部14の筐体32の下面32aに固定されている。第1案内部材15は、裏面読取り部14に対する搬送路R1側(裏面読取り部14と搬送路R1との間)に、読取り位置P6を搬送方向に跨ぐように設けられている。第1案内部材15は、搬送路R1よりも上方に配置されている。第1案内部材15は、シートP1に、シートP1の上方から接触する。
図2及び図3に示すように、第1案内部材15は、第1傾斜部37と、平坦部38と、複数の第2傾斜部39と、を有する。
図2及び図3に示すように、第1案内部材15は、第1傾斜部37と、平坦部38と、複数の第2傾斜部39と、を有する。
図2に示すように、第1傾斜部37は、筐体32の下面32aにおける、搬送方向において下流側とは反対側の上流側の部分に固定されている。第1傾斜部37の下面37aは、下流側に向かうに従い漸次、筐体32の下面32aに近づくように傾斜している。
平坦部38は、筐体32の下面32aにおける、搬送方向の中間部に固定されている。平坦部38の下面38aは、筐体32の下面32aに沿っている。平坦部38では、下面38a側にコンタクトガラス38bが内蔵されている。イメージセンサ34がシートP1の第2面P3の像を受光面34a上に結像するために、コンタクトガラス38bが配置されている。コンタクトガラス38bは、第2面P3の像を透過するとともに、この像を案内する部材である。
平坦部38は、筐体32の下面32aにおける、搬送方向の中間部に固定されている。平坦部38の下面38aは、筐体32の下面32aに沿っている。平坦部38では、下面38a側にコンタクトガラス38bが内蔵されている。イメージセンサ34がシートP1の第2面P3の像を受光面34a上に結像するために、コンタクトガラス38bが配置されている。コンタクトガラス38bは、第2面P3の像を透過するとともに、この像を案内する部材である。
ここで、下面38aを通る直線を、第1基準線L1と規定する。下面38aにおける上流側の端部は、第1傾斜部37の下面37aにおける下流側の端部に連なっている。
図4に示すように、これら第1傾斜部37及び平坦部38は、シートP1の幅方向の全長にわたってそれぞれ延びている。なお、図4では、裏面読取り部14及び第2フレーム25を示していない。
例えば、シートP1は、日本工業規格のA4サイズのシートである。
図4に示すように、これら第1傾斜部37及び平坦部38は、シートP1の幅方向の全長にわたってそれぞれ延びている。なお、図4では、裏面読取り部14及び第2フレーム25を示していない。
例えば、シートP1は、日本工業規格のA4サイズのシートである。
図2に示すように、第2傾斜部39は、筐体32の下面32aにおける下流側の部分に固定されている。第2傾斜部39の下流側の端部における下面39aは、下流側に向かうに従い漸次、筐体32の下面32aに近づくように傾斜している。第2傾斜部39における下面39a以外の下面39bは、下流側に向かうに従い漸次、筐体32の下面32aから離間するように傾斜している。下面39bにおける下流側の端部は、下面39aにおける上流側の端部に連なっている。
図3に示すように、複数の第2傾斜部39は、前記幅方向に互いに間隔を空けて配置されている。
図2に示すように、第1案内部材15の下面37a,38a,39bは、第2案内部材16から第1案内部材15に向かって、搬送方向において読取り位置P6を中心として凸となるように配置されている。
図3に示すように、複数の第2傾斜部39は、前記幅方向に互いに間隔を空けて配置されている。
図2に示すように、第1案内部材15の下面37a,38a,39bは、第2案内部材16から第1案内部材15に向かって、搬送方向において読取り位置P6を中心として凸となるように配置されている。
第1案内部材15を構成する第1傾斜部37、平坦部38(コンタクトガラス38bを除く)、及び複数の第2傾斜部39は、合成樹脂や金属等により形成されている。
第2案内部材16は、搬送路R1を挟んで第1案内部材15と対向する位置に、読取り位置P6を搬送方向に跨ぐように設けられている。第2案内部材16は、第1傾斜片42と、第2傾斜片43と、を有する。第1傾斜片42及び第2傾斜片43は、読取り位置P6を搬送方向に挟むように配置されている。具体的には、第1傾斜片42は、読取り位置P6よりも上流側に配置されている。第2傾斜片43は、読取り位置P6よりも下流側に配置されている。
第1傾斜片42は、いわゆる上流ガイドである。第1傾斜片42は、第1案内部材15の第1傾斜部37に対向するとともに、第1傾斜部37よりも上流側まで延びている。
第1傾斜片42の下流側の端部における上面42aは、平坦部38の下面38aにほぼ平行である。第1傾斜片42における上面42a以外の上面42bは、下流側に向かうに従い漸次、第1基準線L1に近づくように傾斜している。上面42bにおける下流側の端部は、上面42aにおける上流側の端部に連なっている。
上面42aと上面42bとの接続部は、下面37aと下面38aとの接続部に対向している。
第1傾斜片42は、いわゆる上流ガイドである。第1傾斜片42は、第1案内部材15の第1傾斜部37に対向するとともに、第1傾斜部37よりも上流側まで延びている。
第1傾斜片42の下流側の端部における上面42aは、平坦部38の下面38aにほぼ平行である。第1傾斜片42における上面42a以外の上面42bは、下流側に向かうに従い漸次、第1基準線L1に近づくように傾斜している。上面42bにおける下流側の端部は、上面42aにおける上流側の端部に連なっている。
上面42aと上面42bとの接続部は、下面37aと下面38aとの接続部に対向している。
第2傾斜片43は、いわゆる下流ガイドである。第2傾斜片43は、第1案内部材15の第2傾斜部39に対向するとともに、第2傾斜部39よりも下流側まで延びている。
第2傾斜片43の上流側の端部における上面43aは、下流側に向かうに従い漸次、第1基準線L1に近づくように傾斜している。第2傾斜片43における上面43a以外の上面43bは、下流側に向かうに従い漸次、第1基準線L1から離間するように傾斜している。
上面43aと上面43bとの接続部43cは、読取り位置P6よりも下流側において第2案内部材16における搬送路R1(シートP1)に向かって突出した先端である。
第2傾斜片43の上流側の端部における上面43aは、下流側に向かうに従い漸次、第1基準線L1に近づくように傾斜している。第2傾斜片43における上面43a以外の上面43bは、下流側に向かうに従い漸次、第1基準線L1から離間するように傾斜している。
上面43aと上面43bとの接続部43cは、読取り位置P6よりも下流側において第2案内部材16における搬送路R1(シートP1)に向かって突出した先端である。
第1傾斜片42及び第2傾斜片43は、合成樹脂や金属等により形成されている。
以上のように、第2案内部材16の第1傾斜片42及び第2傾斜片43は、シートP1にシートP1の下方から接触する。第2案内部材16は、第1案内部材15とともに、シートP1が、第2案内部材16から第1案内部材15に向かって、搬送方向において読取り位置P6を中心として凸となるように保持する。
以上のように、第2案内部材16の第1傾斜片42及び第2傾斜片43は、シートP1にシートP1の下方から接触する。第2案内部材16は、第1案内部材15とともに、シートP1が、第2案内部材16から第1案内部材15に向かって、搬送方向において読取り位置P6を中心として凸となるように保持する。
例えば、支持部17は、第1片46と、第2片47と、を有する。第1片46及び第2片47は、それぞれ所定の方向に延びている。
例えば、第1片46の第1端部(支持部17の第1端部)は、第2回動軸O2回りに回転可能となるように、上部フレーム11の第1フレーム24に支持されている。第2回動軸O2は、水平面に沿うとともに、第1回動軸O1及び回転軸29aにそれぞれ平行な軸である。第2回動軸O2は、読取り位置P6よりも下流側に配置されている。
なお、第1片46の第1端部は、上部フレーム11に対して回転可能となるように、上部フレーム11に直接支持されてもよい。第1片46の第1端部は、回転軸29aと回転軸を共有してもよい。
例えば、第1片46の第1端部(支持部17の第1端部)は、第2回動軸O2回りに回転可能となるように、上部フレーム11の第1フレーム24に支持されている。第2回動軸O2は、水平面に沿うとともに、第1回動軸O1及び回転軸29aにそれぞれ平行な軸である。第2回動軸O2は、読取り位置P6よりも下流側に配置されている。
なお、第1片46の第1端部は、上部フレーム11に対して回転可能となるように、上部フレーム11に直接支持されてもよい。第1片46の第1端部は、回転軸29aと回転軸を共有してもよい。
第2片47の第1端部は、第1片46における第1端部とは反対側の第2端部に連なっている。以下では、第1片46と第2片47とが接続された部分を、接続部分17aと言う。第2片47における第1端部とは反対側の第2端部(支持部17の第2端部)は、第1片46の第1端部よりも上流側に配置されている。なお、第2片47の第2端部は、第1片46の第1端部よりも下流側に配置されてもよい。
第1片46及び第2片47は、図2に示す側面視で、斜め下方に向かって凸となるV字状である。
押圧ローラ18は、円柱状であり、水平面に沿って配置されている。押圧ローラ18は、第2片47の第2端部に回転可能に支持されている。押圧ローラ18は、第2傾斜片43の接続部43cよりも下流側に配置されている。
押圧ローラ18は、読取り位置P6よりも下流側のシートP1に対して、シートP1の上方から接触する。第2片47の第2端部は、読取り位置P6よりも下流側のシートP1に対して、押圧ローラ18を介して、シートP1の上方から接触する。
支持部17及び押圧ローラ18は、読取り位置P6よりも下流側に配置されている。
第1片46及び第2片47は、図2に示す側面視で、斜め下方に向かって凸となるV字状である。
押圧ローラ18は、円柱状であり、水平面に沿って配置されている。押圧ローラ18は、第2片47の第2端部に回転可能に支持されている。押圧ローラ18は、第2傾斜片43の接続部43cよりも下流側に配置されている。
押圧ローラ18は、読取り位置P6よりも下流側のシートP1に対して、シートP1の上方から接触する。第2片47の第2端部は、読取り位置P6よりも下流側のシートP1に対して、押圧ローラ18を介して、シートP1の上方から接触する。
支持部17及び押圧ローラ18は、読取り位置P6よりも下流側に配置されている。
図2及び図5に示すように、係止部19は、棒状であり、第1回動軸O1に沿って延びている。図5に示すように、係止部19は、第1案内部材15における第2傾斜部39の下端部に設けられている。図2に示すように、係止部19は、支持部17の接続部分17aに、接続部分17aの下方から係止する。
なお、支持部17における係止部19が係止する部分は、第1片46の第1端部と第2片47の第2端部との間の部分であれば、限定されない。
筐体32が回転規制部に係止していないときには、回動ユニット22に作用する重力により、回動ユニット22は、第1回動軸O1回りに第1向きD1に回転する。
なお、支持部17における係止部19が係止する部分は、第1片46の第1端部と第2片47の第2端部との間の部分であれば、限定されない。
筐体32が回転規制部に係止していないときには、回動ユニット22に作用する重力により、回動ユニット22は、第1回動軸O1回りに第1向きD1に回転する。
なお、係止部19は、裏面読取り部14に設けられてもよいし、裏面読取り部14及び第1案内部材15にそれぞれ設けられてもよい。
ここで、図2に示す側面視において、係止部19における搬送路R1(シートP1)に向かって突出した先端19aと、第2傾斜片43の接続部43cとを結ぶ線を、第2基準線(基準線)L2と規定する。押圧ローラ18は、第2基準線L2よりも第1回動軸O1回りの第1向きD1に(第1案内部材15から第2案内部材16に向かって)突出していることが好ましい。
ここで、図2に示す側面視において、係止部19における搬送路R1(シートP1)に向かって突出した先端19aと、第2傾斜片43の接続部43cとを結ぶ線を、第2基準線(基準線)L2と規定する。押圧ローラ18は、第2基準線L2よりも第1回動軸O1回りの第1向きD1に(第1案内部材15から第2案内部材16に向かって)突出していることが好ましい。
例えば、バネ20は、つる巻きバネであり、圧縮バネとして使用されている。図3に示すように、バネ20は、第1案内部材15における前記幅方向に隣り合う第2傾斜部39の間に配置されている。バネ20の第1端部は、上部フレーム11の第2フレーム25の下面に固定されている。なお、バネ20の第1端部は、第1案内部材15に固定されてもよい。
図5に示すように、バネ20における第1端部とは反対の第2端部は、支持部17の第2片47に、第2片47の上方から接触している。
バネ20は、第2片47の第2端部を第1案内部材15から第2案内部材16に向かって付勢する。
図1に示すように、排紙トレイ21は、上部フレーム11の側面における下端部に固定されている。排紙トレイ21は、給紙トレイ12よりも下方に配置されている。
図5に示すように、バネ20における第1端部とは反対の第2端部は、支持部17の第2片47に、第2片47の上方から接触している。
バネ20は、第2片47の第2端部を第1案内部材15から第2案内部材16に向かって付勢する。
図1に示すように、排紙トレイ21は、上部フレーム11の側面における下端部に固定されている。排紙トレイ21は、給紙トレイ12よりも下方に配置されている。
読取りユニット55の構成は、限定されない。読取りユニット55は、搬送・読取りユニット10よりも下方に配置され、搬送・読取りユニット10の上部フレーム11に固定されている。例えば、読取りユニット55は、下部フレーム56と、コンタクトガラス57と、表面読取り部58と、を有する。
下部フレーム56は、読取りユニット55の外形を規定する。下部フレーム56は、上方が開口する直方体の箱状である。
コンタクトガラス57は、平板状であり、下部フレーム56の開口に固定されている。搬送路R1は、コンタクトガラス57上を通る。
表面読取り部58は、裏面読取り部14と同様に構成されている。表面読取り部58は、シートP1における第2面P3とは反対の第1面(表面)P2の像を読取る。表面読取り部58は、下部フレーム56に内蔵されている。表面読取り部58は、下部フレーム56内で、コンタクトガラス57に沿って移動できてもよい。
下部フレーム56は、読取りユニット55の外形を規定する。下部フレーム56は、上方が開口する直方体の箱状である。
コンタクトガラス57は、平板状であり、下部フレーム56の開口に固定されている。搬送路R1は、コンタクトガラス57上を通る。
表面読取り部58は、裏面読取り部14と同様に構成されている。表面読取り部58は、シートP1における第2面P3とは反対の第1面(表面)P2の像を読取る。表面読取り部58は、下部フレーム56に内蔵されている。表面読取り部58は、下部フレーム56内で、コンタクトガラス57に沿って移動できてもよい。
次に、以上のように構成された画像読取り装置1の動作について説明する。まず、シートP1が、厚さが比較的薄い普通紙P11である場合で説明する。例えば、普通紙P11は、厚さが0.21mm未満の紙である。
使用者は、画像読取り装置1の給紙トレイ12上に、複数の普通紙P11を置く。複数の普通紙P11は、普通紙P11の厚さ方向である上下方向に重ねられている。
使用者が画像読取り装置1を起動すると、搬送・読取りユニット10は、搬送部13により、複数の普通紙P11のうち最も上方に配置されている普通紙P11から順に、下流側に向かって搬送する。
搬送路R1に沿って搬送される普通紙P11が読取りユニット55上を通ると、表面読取り部58は、普通紙P11の第1面P2の像を読取る。一対の第1搬送ローラ28により下流側に向かって搬送される普通紙P11は、搬送路R1に沿って第1案内部材15と第2案内部材16との間を通る。第1案内部材15及び第2案内部材16は、普通紙P11を、第2案内部材16から第1案内部材15に向かって、搬送方向において読取り位置P6を中心として凸となるように保持する。
使用者は、画像読取り装置1の給紙トレイ12上に、複数の普通紙P11を置く。複数の普通紙P11は、普通紙P11の厚さ方向である上下方向に重ねられている。
使用者が画像読取り装置1を起動すると、搬送・読取りユニット10は、搬送部13により、複数の普通紙P11のうち最も上方に配置されている普通紙P11から順に、下流側に向かって搬送する。
搬送路R1に沿って搬送される普通紙P11が読取りユニット55上を通ると、表面読取り部58は、普通紙P11の第1面P2の像を読取る。一対の第1搬送ローラ28により下流側に向かって搬送される普通紙P11は、搬送路R1に沿って第1案内部材15と第2案内部材16との間を通る。第1案内部材15及び第2案内部材16は、普通紙P11を、第2案内部材16から第1案内部材15に向かって、搬送方向において読取り位置P6を中心として凸となるように保持する。
普通紙P11の曲げ剛性は比較的小さいため、読取り位置P6よりも上流側において、回動ユニット22が第1回動軸O1回りに第1向きD1に回転する力に抗して、普通紙P11が回動ユニット22を第1回動軸O1回りに第2向きD2に回転させることができない。普通紙P11が曲げられる曲率半径が比較的小さくなり、普通紙P11には、所定の曲げ応力が作用する。読取り位置P6よりも下流側において、普通紙P11は、押圧ローラ18及び第2案内部材16に挟まれて、下流側に安定した状態で搬送される。
裏面読取り部14は、普通紙P11が読取り位置P6を通る際に、平坦部38のコンタクトガラス38bを通して、普通紙P11の第2面P3の像を読取る。
第2面P3の像を読取られた普通紙P11は、一対の第2搬送ローラ29により下流側に向かって搬送される。第1面P2及び第2面P3の像を読取られた普通紙P11は、排紙トレイ21上に排出される。表面読取り部58及び裏面読取り部14により読取られた像は、適宜変換され、画像読取り装置1内で保管される。
裏面読取り部14は、普通紙P11が読取り位置P6を通る際に、平坦部38のコンタクトガラス38bを通して、普通紙P11の第2面P3の像を読取る。
第2面P3の像を読取られた普通紙P11は、一対の第2搬送ローラ29により下流側に向かって搬送される。第1面P2及び第2面P3の像を読取られた普通紙P11は、排紙トレイ21上に排出される。表面読取り部58及び裏面読取り部14により読取られた像は、適宜変換され、画像読取り装置1内で保管される。
一方で、図6に示すように、シートP1が厚紙P13のときには、厚紙P13の曲げ剛性は比較的大きい。例えば、厚紙P13は、厚さが0.21mm以上の紙である。
このため、回動ユニット22が第1回動軸O1回りに第1向きD1に回転する力に抗して、厚紙P13の復元力により、回動ユニット22が第1回動軸O1回りに第2向きD2に回転する。厚紙P13が曲げられる曲率半径が比較的大きくなり、厚紙P13に作用する曲げ応力が小さくなる。なお、図6中には、第2向きD2に回転する前の第1案内部材15の形状を、二点鎖線で示す。
係止部19により下方から係止された支持部17が第2回動軸O2回りに回転することにより、押圧ローラ18が第2案内部材16の第2傾斜片43から離間し、厚紙P13の搬送抵抗の増大及び、厚紙P13の先端が押圧ローラ18と第2案内部材16との間に突入する際のジッター(像の本来の色に対して、読取った色がズレる現象)発生を抑制できる。
第1案内部材15と第2案内部材16との間を厚紙P13が通過すると、回動ユニット22に作用する重力により、回動ユニット22は第1回動軸O1回りに第1向きD1に回転し、回転規制部に係止する。
以上のように、本実施形態の画像読取り装置1は、シートP1の像を読取る際に、シートP1に作用する曲げ応力を調整することができる。
このため、回動ユニット22が第1回動軸O1回りに第1向きD1に回転する力に抗して、厚紙P13の復元力により、回動ユニット22が第1回動軸O1回りに第2向きD2に回転する。厚紙P13が曲げられる曲率半径が比較的大きくなり、厚紙P13に作用する曲げ応力が小さくなる。なお、図6中には、第2向きD2に回転する前の第1案内部材15の形状を、二点鎖線で示す。
係止部19により下方から係止された支持部17が第2回動軸O2回りに回転することにより、押圧ローラ18が第2案内部材16の第2傾斜片43から離間し、厚紙P13の搬送抵抗の増大及び、厚紙P13の先端が押圧ローラ18と第2案内部材16との間に突入する際のジッター(像の本来の色に対して、読取った色がズレる現象)発生を抑制できる。
第1案内部材15と第2案内部材16との間を厚紙P13が通過すると、回動ユニット22に作用する重力により、回動ユニット22は第1回動軸O1回りに第1向きD1に回転し、回転規制部に係止する。
以上のように、本実施形態の画像読取り装置1は、シートP1の像を読取る際に、シートP1に作用する曲げ応力を調整することができる。
画像読取り装置1は、バネ20を持つ。バネ20が支持部17を介してシートP1を押圧するため、シートP1に接触する所定の位置に、押圧ローラ18を戻すことができる。搬送中のシートP1に曲げ応力を作用させることができる。また、読取り位置P6における普通紙P11の緩みやバタツキを抑制することができる。
支持部17の第2端部は、支持部17の第1端部よりも上流側に配置されている。このため、支持部17の第1端部が、読取り位置P6に干渉しにくい。さらに、押圧ローラ18及び第2案内部材16の第2傾斜片43で普通紙P11を互い違いに挟み、普通紙P11をより屈曲させている。これにより、普通紙P11の搬送が安定する。
普通紙P11の搬送を安定させるために、普通紙P11を挟む位置は、ある程度読取り位置P6に近い必要がある。その場合、第2回動軸O2及び支持部17の第1端部を設けるスペースを作るために、裏面読取り部14及び読取り位置P6への干渉が避けられなくなる。また、本実施形態のような構成をとることで、押圧ローラ18が第2案内部材16から離間して搬送路R1外に逃げるための必要な係止部19の変位を、効果的に用いる(大きくする)ことができる。
支持部17の第2端部は、支持部17の第1端部よりも上流側に配置されている。このため、支持部17の第1端部が、読取り位置P6に干渉しにくい。さらに、押圧ローラ18及び第2案内部材16の第2傾斜片43で普通紙P11を互い違いに挟み、普通紙P11をより屈曲させている。これにより、普通紙P11の搬送が安定する。
普通紙P11の搬送を安定させるために、普通紙P11を挟む位置は、ある程度読取り位置P6に近い必要がある。その場合、第2回動軸O2及び支持部17の第1端部を設けるスペースを作るために、裏面読取り部14及び読取り位置P6への干渉が避けられなくなる。また、本実施形態のような構成をとることで、押圧ローラ18が第2案内部材16から離間して搬送路R1外に逃げるための必要な係止部19の変位を、効果的に用いる(大きくする)ことができる。
画像読取り装置1は、押圧ローラ18を持つ。これにより、支持部17がシートP1に接触するときにシートP1に与える影響を低減させることができる。
押圧ローラ18は、第2基準線L2よりも第1回動軸O1回りの第1向きD1に突出している場合がある。この場合には、シートP1にコシを発生させて、シートP1を裏面読取り部14に、より確実に接触させることができる。
押圧ローラ18は、第2基準線L2よりも第1回動軸O1回りの第1向きD1に突出している場合がある。この場合には、シートP1にコシを発生させて、シートP1を裏面読取り部14に、より確実に接触させることができる。
なお、付勢部材がバネ20であるとした。しかし、付勢部材はバネ20に限定されず、合成ゴム等でもよい。
搬送・読取りユニット10が持つ第1搬送ローラ28の数は、1つでもよい。搬送・読取りユニット10は、給紙トレイ12、押圧ローラ18、排紙トレイ21、バネ20、一対の第2搬送ローラ29を持たなくてもよい。搬送・読取りユニット10が押圧ローラ18を持たない場合には、支持部17の第2端部がシートP1に直接接触する。
画像読取り装置1は、読取りユニット55を持たなくてもよい。
搬送・読取りユニット10が持つ第1搬送ローラ28の数は、1つでもよい。搬送・読取りユニット10は、給紙トレイ12、押圧ローラ18、排紙トレイ21、バネ20、一対の第2搬送ローラ29を持たなくてもよい。搬送・読取りユニット10が押圧ローラ18を持たない場合には、支持部17の第2端部がシートP1に直接接触する。
画像読取り装置1は、読取りユニット55を持たなくてもよい。
以上説明した少なくともひとつの実施形態によれば、支持部17、係止部19、及び回動軸O1,O2を持つことにより、シートP1に作用する曲げ応力を調整することができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。
1…画像読取り装置、11…上部フレーム(フレーム)、14…裏面読取り部(読取り部)、15…第1案内部材、16…第2案内部材、17…支持部、18…押圧ローラ、19…係止部、20…バネ(付勢部材)、28…第1搬送ローラ(搬送ローラ)、D1…第1向き、L2…第2基準線(基準線)、O1…第1回動軸、O2…第2回動軸、P1…シート、P6…読取り位置、R1…搬送路
Claims (5)
- フレームと、
シートを搬送路に沿って搬送する搬送ローラと、
前記フレームに対して、水平面に沿う第1回動軸回りに回転可能に支持されるとともに、前記搬送路に対する上方に配置され、前記搬送路における前記搬送ローラに対応する位置よりも、前記シートが搬送される搬送方向の下流側の読取り位置において、前記シートの像を読取る読取り部と、
前記読取り部に対する前記搬送路側に、前記読取り位置を前記搬送方向に跨ぐように前記読取り部に設けられ、前記シートに前記シートの上方から接触する第1案内部材と、
前記搬送路を挟んで前記第1案内部材と対向する位置に、前記読取り位置を前記搬送方向に跨ぐように設けられ、前記シートに前記シートの下方から接触し、前記第1案内部材とともに、前記シートが、自身から前記第1案内部材に向かって、前記搬送方向において前記読取り位置を中心として凸となるように保持する第2案内部材と、
前記フレームに対して水平面に沿う第2回動軸回りに回転可能となるように第1端部が支持され、前記読取り位置よりも前記下流側の前記シートに対して第2端部が上方から接触する支持部と、
前記読取り部及び前記第1案内部材の少なくとも一方に設けられ、前記支持部における前記第1端部と前記第2端部との間の部分に、下方から係止し、前記読取り部、前記第1案内部材、及び自身に作用する重力により、前記第1回動軸回りに前記第1案内部材から前記第2案内部材に向かう第1向きに回転する係止部と、
を備える、画像読取り装置。 - 前記支持部の前記第2端部を前記第1案内部材から前記第2案内部材に向かって付勢する付勢部材を備える、請求項1に記載の画像読取り装置。
- 前記支持部の前記第2端部は、前記支持部の前記第1端部よりも前記搬送方向の上流側に配置されている、請求項1又は2に記載の画像読取り装置。
- 前記支持部の前記第2端部に回転可能に支持され、前記読取り位置よりも前記下流側の前記シートに対して上方から接触する押圧ローラを備える、請求項1に記載の画像読取り装置。
- 前記係止部における前記搬送路に向かって突出した先端と、前記読取り位置よりも前記下流側において前記第2案内部材における前記搬送路に向かって突出した先端とを結ぶ線を、基準線と規定したときに、
前記押圧ローラは、前記基準線よりも前記第1回動軸回りの前記第1向きに突出している、請求項4に記載の画像読取り装置。
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