JP2023176540A - 情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】デバイスの管理用のWebサイトの実装負荷を低減しつつ、複数のサーバから取得される情報の効率的な表示を可能にする。【解決手段】情報端末105(情報処理装置)は、顧客情報管理サーバ103によって提供されるWebサイトのUI画面としてデバイスリスト画面(第1画面)の表示を指示するユーザ操作に応じて、UIオブジェクトを表示するUI部品を、UI部品管理サーバ101から取得する。情報端末105は、Webサイトにログインしたユーザに対応する顧客情報を顧客情報管理サーバ103から取得し、UI部品によって表示されるUIオブジェクトを含むデバイスリスト画面を表示部に表示する。UI部品は、デバイス情報をデバイス情報管理サーバ102から取得し、UIオブジェクト上で、顧客情報とデバイス情報とのうち、一方の情報に基づいて他方の情報の表示を制御する。【選択図】図5
Description
本発明は、情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラムに関するものである。
画像形成装置等のデバイスにおいて、デバイスが有する消耗品の管理、及び障害発生時の問い合わせ等は、デバイスを管理しているユーザ(管理者)によって行われる。そのために、管理者によるデバイスの管理用のWebサイトが、デバイスを使用する顧客向けに提供されうる。このようなWebサイトは、例えば、当該Webサイトを提供する会社(以下、「サイト管理会社」と称する。)が管理する顧客情報と、デバイスの製造を行うメーカーが管理するデバイス情報とで構成されている。この場合、サイト管理会社は、例えば、メーカーが管理する外部のサーバにアクセスしてデバイス情報を取得するために、外部のサーバとの連携を行う。
例えば、特許文献1には、デバイス情報を管理する管理サーバにおいてWWWサーバを動作させ、管理サーバが管理しているデバイス情報を、WWWサーバから販売会社のユーザPCのWebブラウザに対して提供する技術が記載されている。
上述の従来技術では、サイト管理会社において、デバイスのメーカーが管理しているサーバから取得したデバイス情報の取得及び加工を行い、加工済みのデバイス情報をWebサイトで表示する必要がある。このため、サイト管理会社におけるWebサイトの実装負荷が大きい。また、ユーザの利便性向上のためには、サイト管理会社のサーバが管理している顧客情報と、メーカーが管理しているサーバから取得されるデバイス情報とについて、Webサイト画面上でより効率的な表示を行える必要がある。
そこで、本発明は、デバイスの管理用のWebサイトの実装負荷を低減しつつ、複数のサーバから取得される情報の効率的な表示を可能にする技術を提供することを目的としている。
本発明の一態様に係る情報処理装置は、1つ以上のデバイスを管理するためのWebサイトを提供する第1サーバと、前記1つ以上のデバイスの状態をモニタリングして得られる情報を提供する第2サーバと、UI部品を提供する第3サーバと通信可能な情報処理装置であって、前記第1サーバによって提供される前記Webサイトへのログインに基づいて、前記WebサイトのUI画面を前記情報処理装置の表示部に表示する制御手段と、前記WebサイトのUI画面として第1画面の表示を指示するユーザ操作に応じて、前記第1画面内にUIオブジェクトを表示するUI部品を前記第3サーバに対して要求し、前記UI部品を前記第3サーバから取得する第1取得手段と、前記Webサイトにログインしたユーザに対応する第1情報を、前記UI部品への入力のために前記第1サーバから取得する第2取得手段と、を備え、前記制御手段は、前記UI部品によって表示される前記UIオブジェクトを含む前記第1画面を、前記表示部に表示し、前記UI部品は、前記第2サーバによって提供される第2情報を前記第2サーバに対して要求し、前記第2情報を前記第2サーバから取得し、前記UIオブジェクト上で、前記第1サーバから取得された前記第1情報と前記第2サーバから取得された前記第2情報とのうち、一方の情報に基づいて他方の情報の表示を制御するように構成されることを特徴とする。
本発明によれば、デバイスの管理用のWebサイトの実装負荷を低減しつつ、複数のサーバから取得される情報の効率的な表示を行うことが可能になる。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。更に、添付図面においては、同一又は同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[実施形態1]
<システム構成>
図1は、本開示の実施形態1に係るシステムの全体構成例を示す。本システムは、UI部品管理サーバ101、デバイス情報管理サーバ102、顧客情報管理サーバ103,104、情報端末105、及びデバイス106を含む。なお、本システムは、図1に示すサーバ101~104以外に、その他の機能を提供する他のサーバ(図示せず)を更に含んでもよい。
<システム構成>
図1は、本開示の実施形態1に係るシステムの全体構成例を示す。本システムは、UI部品管理サーバ101、デバイス情報管理サーバ102、顧客情報管理サーバ103,104、情報端末105、及びデバイス106を含む。なお、本システムは、図1に示すサーバ101~104以外に、その他の機能を提供する他のサーバ(図示せず)を更に含んでもよい。
UI部品管理サーバ101は、UI部品を提供するサーバであり、Webサイト上にUI部品を生成するためのソースコードをアプリケーションごとに管理する。なお、Webサイトは、HTML、CSS(Cascading Style Sheets)、及びJavaScript(登録商標)等で記述されたソースコードから生成される。CSSは、スタイルシート言語であり、JavaScriptは、Webブラウザ上で動作するプログラムを記述するためのプログラミング言語である。UI部品は、JavaScriptで記述されたソースコードから生成される。UI部品管理サーバ101は、顧客情報管理サーバ103,104によって管理されているWebサイト(顧客情報管理サーバ103,104から情報端末105に提供され、Webブラウザ上で動作するWebサイト)から要求を受け付ける。UI部品管理サーバ101は、受け付けた要求に応じて、UI部品のソースコードを提供する。
デバイス情報管理サーバ102は、管理対象の1つ以上のデバイス106の状態をモニタリングして得られる情報を提供するサーバであり、1つ以上のデバイス106からデバイス情報を受信して管理する。本実施形態において、デバイス情報は、例えば、デバイスの基本情報(製品名、及びシリアル番号)、及び稼働情報(トナー残量情報等の消耗品情報、アラート情報、及びセキュリティ情報)等の情報を含む。デバイス情報管理サーバ102は、Webサイト上で動作するUI部品から要求を受け付け、当該受け付けた要求に応じてデバイス情報を提供する。上述のように、UI部品は、UI部品管理サーバ101から提供されるソースコードに基づいて、Webサイト上で生成される。なお、提供対象の情報の種類(基本情報、稼働情報、及びマニュアル情報等)ごとに、異なるサーバで情報が管理される場合、デバイス情報管理サーバ102は、UI部品からの要求に応じて、1つ以上のサーバで管理されている情報を提供するように構成されてもよい。
顧客情報管理サーバ103は、1つ以上のデバイス106を管理するためのWebサイトを提供するサーバである。顧客情報管理サーバ103は、情報端末105に提供する顧客情報を管理する。本実施形態において、顧客情報は、例えば、ユーザの認証情報と、デバイスごとの管理情報(例えば、デバイス名、設置場所、及びシリアル番号)とを含む。また、顧客情報管理サーバ103は、デバイス106を使用する顧客向けに提供される、デバイス106の管理に使用可能なWebサイトを管理する。顧客情報管理サーバ103は、情報端末105(上で動作するWebブラウザ)からの要求に応じて、情報端末105に対してWebサイトを提供する。情報端末105に提供されたWebサイトは、情報端末105が有するWebブラウザ上で動作する。Webサイトは、当該Webサイト上で動作するUI部品を生成するためのソースコードをUI部品管理サーバ101に要求する。なお、顧客情報管理サーバ103によって管理される顧客情報及びWebサイトがそれぞれ異なるサーバによって管理される構成が採用されてもよい。
顧客情報管理サーバ104は、顧客情報管理サーバ103と同様の構成を有するが、顧客情報管理サーバ103とは異なる顧客を管理対象としている。このため、顧客情報管理サーバ104は、顧客情報管理サーバ103とは独立した顧客情報及びWebサイトを管理する。なお、顧客情報管理サーバ103,104は、共通のUI部品を利用するWebサイトを管理するように構成されてもよい。
情報端末105は、ユーザによって操作される端末デバイスであり、例えば、パーソナルコンピュータ(PC)又はスマートフォンで構成される。情報端末105は、Webブラウザを有しており、Webサイトを操作するためにユーザによって使用されうる。情報端末105は、Webブラウザによって、顧客情報管理サーバ103,104によって管理されているWebサイトの取得を要求する。Webブラウザは、Webサイトのソースコードを顧客情報管理サーバ103,104から取得し、取得したソースコードに基づいてWebサイトを生成する。生成されたWebサイトは、Webブラウザ上で動作することで、ユーザによる操作が可能になる。なお、図1に示すシステムには、顧客情報管理サーバ103,104による管理対象の顧客ごとに、2つ以上の情報端末が存在してもよい。
デバイス106は、情報端末105を使用するユーザによって管理されるデバイスである。デバイス106は、例えば、PC、スマートフォン、複合機、ファクシミリ(FAX)装置、プリンタ、カメラ等のデバイス(機器)で構成され、ネットワーク107に接続する機能を有する。情報端末105は、デバイス106に関連する情報を、デバイス情報管理サーバ102に対して能動的に送信する。デバイス情報管理サーバ102は、情報端末105から受信した情報を保管及び管理する。なお、図1に示すシステムには、顧客情報管理サーバ103,104による管理対象の顧客ごとに、2つ以上のデバイスが存在してもよい。
UI部品管理サーバ101、デバイス情報管理サーバ102、顧客情報管理サーバ103、104、情報端末105、及びデバイス106は、ネットワーク107を介して互いに通信可能に接続されている。ネットワーク107は、例えば、インターネット、WAN(ワイドエリアネットワーク)、及びLAN(ローカルエリアネットワーク)等の通信ネットワークを含む。ネットワーク107は、上記以外に、電話回線、専用デジタル回線、ATM(非同期転送モード)又はフレームリレー回線、ケーブルテレビ回線、又はデータ放送用無線回線等のうちの1つ以上を含んでもよい。また、ネットワーク107は、LTE(Long Term Evolution)及び5G(第5世代) NR(New Radio)等のモバイル通信規格に対応したモバイルネットワークを含んでもよい。
本実施形態において、情報端末105は、顧客情報管理サーバ103又は104(第1サーバ)と、デバイス情報管理サーバ102(第2サーバ)と、UI部品管理サーバ101(第3サーバ)と通信可能な情報処理装置の一例である。顧客情報管理サーバ103又は104は、1つ以上のデバイス106を管理するためのWebサイトを提供する第1サーバの一例である。デバイス情報管理サーバ102は、1つ以上のデバイス106の状態をモニタリングして得られる情報を提供する第2サーバの一例である。UI部品管理サーバ101は、UI部品を提供する第3サーバの一例である。
<情報処理装置のハードウェア構成>
図2は、情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。図1に示す各サーバ101~105及びデバイス106は、図2に示す情報処理装置で構成されうる。情報処理装置は、CPU(中央処理装置)201、メモリ202、HDD(ハードディスクドライブ)203、入力制御部205、入力装置206、表示制御部207、表示装置208、及びネットワーク制御部209を備える。情報処理装置は、不揮発性の記憶装置としてHDD203を備えるが、HDD203に代えて又はHDD203に加えて、他のタイプの記憶装置(例えば、SSD(ソリッドステートドライブ))を備えてもよい。
図2は、情報処理装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。図1に示す各サーバ101~105及びデバイス106は、図2に示す情報処理装置で構成されうる。情報処理装置は、CPU(中央処理装置)201、メモリ202、HDD(ハードディスクドライブ)203、入力制御部205、入力装置206、表示制御部207、表示装置208、及びネットワーク制御部209を備える。情報処理装置は、不揮発性の記憶装置としてHDD203を備えるが、HDD203に代えて又はHDD203に加えて、他のタイプの記憶装置(例えば、SSD(ソリッドステートドライブ))を備えてもよい。
CPU201は、HDD203に格納されているプログラム(ソフトウェア)を読み出して実行することで、システムバス204に接続されている各ハードウェアデバイスを制御する。メモリ202は、CPU201の主メモリ及びワークエリアとして機能する揮発性の記憶装置である。HDD203には、各種プログラム及び各種データが格納される。
入力制御部205は、入力装置206からの入力を制御する。入力装置206は、例えば、キーボード及びタッチパネルで構成される。表示制御部207は、表示装置208による表示を制御する。表示制御部207は、例えば、液晶ディスプレイで構成される。なお、情報処理装置の役割によっては、入力制御部205及び入力装置206が存在しない構成もありうる。また、情報処理装置の役割によっては、表示制御部207及び表示装置208が存在しない構成もありうる。ネットワーク制御部209は、ネットワーク107を介して外部装置と通信するための通信インタフェースである。
本実施形態において、UI部品管理サーバ101及びデバイス情報管理サーバ102は、クラウドコンピューティングサービスとして提供される情報処理装置によって実現される。クラウドコンピューティングには、サーバレスコンピューティング又は仮想マシン等が含まれる。なお、図2には単一のハードウェアリソースを示しているが、クラウドコンピューティングでは複数のハードウェアリソースが使用されてもよい。なお、UI部品管理サーバ101及びデバイス情報管理サーバ102は、それぞれ、1台の物理マシンで実現されてもよいし、複数台の物理マシンで実現されてもよい。
<機能構成>
図3及び図4は、本実施形態におけるシステムの機能構成例を示すブロック図である。まず、図3を参照して、情報端末105による、顧客情報管理サーバ103によって提供されるWebサイトへのログイン処理からUI部品の生成処理までの、一連の処理に関連する機能構成例について説明する。
図3及び図4は、本実施形態におけるシステムの機能構成例を示すブロック図である。まず、図3を参照して、情報端末105による、顧客情報管理サーバ103によって提供されるWebサイトへのログイン処理からUI部品の生成処理までの、一連の処理に関連する機能構成例について説明する。
(情報端末105)
情報端末105は、当該情報端末上で動作するアプリケーションの1つとして、Webブラウザ304を備える。Webブラウザ304は、ログイン情報送信部305及びWebサイト受信部306を含む。
情報端末105は、当該情報端末上で動作するアプリケーションの1つとして、Webブラウザ304を備える。Webブラウザ304は、ログイン情報送信部305及びWebサイト受信部306を含む。
ログイン情報送信部305は、Webサイトにアクセスするためのログイン情報を、ネットワーク107を介して顧客情報管理サーバ103又は104へ送信する。Webサイト受信部306は、Webブラウザ304上で動作するWebサイトを生成するためのソースコードを、顧客情報管理サーバ103又は104から受信する。Webサイト受信部306は、受信したソースコードに基づいて、Webブラウザ304上で動作するWebサイト307を生成する。生成されたWebサイト307は、UI部品要求部308及びUI部品受信部309を含む。
UI部品要求部308は、Webサイト307が必要とするアプリケーション機能を有するUI部品を、ネットワーク107を介してUI部品管理サーバ101に要求する。UI部品の要求は、例えば、Webサイト307のソースコード(HTMLコード)内に、UI部品のソースコード(JavaScriptコード)を読み込むための記述が設けられることによって実現される。以下は、HTMLコードの一部の記述の例であり、UI部品のJavaScriptコードを読み込むためのURLであって、UI部品のソースコードの保存先を示すURLが、scriptタグを用いて記述されている。
上記の例において、「https://ui-parts.server」は、UI部品管理サーバ101を示すURLである。「https://ui-parts.server/bundle.js」は、UI部品のソースコード(JavaScriptコード)が記述されたJavaScriptファイルを示す。UI部品要求部308は、Webサイト307のソースコードにおける上記のような記述に従って、UI部品(のソースコード)をUI部品管理サーバ101に要求する。
上記の例において、「https://ui-parts.server」は、UI部品管理サーバ101を示すURLである。「https://ui-parts.server/bundle.js」は、UI部品のソースコード(JavaScriptコード)が記述されたJavaScriptファイルを示す。UI部品要求部308は、Webサイト307のソースコードにおける上記のような記述に従って、UI部品(のソースコード)をUI部品管理サーバ101に要求する。
UI部品受信部309は、UI部品要求部308からの要求に応じてUI部品管理サーバ101から送信される、UI部品のソースコードを受信し、受信したソースコードを用いてUI部品を生成する。UI部品の生成は、例えば、Webサイト307のソースコード(HTMLコード)内に、UI部品の生成を示すオリジナルHTMLタグ(独自のHTMLタグ)を用いた記述が設けられることによって実現される。以下は、HTMLコードの一部の記述の例であり、UI部品の生成を示すオリジナルHTMLタグの例である。
なお、顧客情報管理サーバ103から提供されるWebサイト307と、顧客情報管理サーバ104から提供されるWebサイト307とが異なっていても、UI部品管理サーバ101は、共通のUI部品を各Webサイトに提供する。
(顧客情報管理サーバ103,104)
顧客情報管理サーバ103は、ログイン情報受信部310、Webサイト管理部311、及びWebサイト送信部312を備える。なお、顧客情報管理サーバ104は、顧客情報管理サーバ103と同様の構成を有する。
顧客情報管理サーバ103は、ログイン情報受信部310、Webサイト管理部311、及びWebサイト送信部312を備える。なお、顧客情報管理サーバ104は、顧客情報管理サーバ103と同様の構成を有する。
ログイン情報受信部310は、Webブラウザ304のログイン情報送信部305からログイン情報を受信し、受信したログイン情報に基づいて、ユーザ認証(ユーザがWebサイトにアクセス可能か否かに関する認証)を行う。ログイン情報受信部310は、ユーザ認証に成功した場合(Webサイトにユーザがアクセス可能な場合)、ユーザがWebサイトへのアクセスを許可されていることを示すアクセス情報を、Webサイト管理部311に通知する。
Webサイト管理部311は、デバイス106を使用する顧客向けのWebサイトを生成するためのソースコードを管理している。Webサイト管理部311は、ログイン情報受信部310からアクセス情報を受信すると、当該アクセス情報に対応する顧客を対象としたWebサイトを生成するためのソースコードを、Webサイト送信部312に通知する。Webサイト送信部312は、Webサイト管理部311からソースコードの通知を受信すると、当該通知されたソースコードを、ログイン情報の送信元のWebブラウザ304のWebサイト受信部306へ配信(送信)する。なお、Webサイトのソースコードは、CDN(Content Delivery Network)によって配信用のURLから配信される。
UI部品管理サーバ101は、要求受信部301、UI部品管理部302、及びUI部品送信部303を備える。要求受信部301は、UI部品の要求をWebブラウザ304(情報端末105)から受信する。要求受信部301は、受信した要求に基づいて、要求されたUI部品を示す部品情報をUI部品管理部302に通知する。
UI部品管理部302は、UI部品を生成するためのソースコードをアプリケーションごとに管理している。UI部品管理部302は、要求受信部301からの通知を受信すると、通知された部品情報に対応するソースコード(当該部品情報が示すUI部品を生成するためのソースコード)を、UI部品送信部303に通知する。なお、UI部品のソースコードは、JavaScriptで記述され、Web Componentsを利用して作成される。なお、Web Componentsは、いずれのWebサイト構築環境でも利用可能な技術であり、Webページ又はWebアプリケーションに組み込み可能で、かつ、再利用が可能なカスタムコンポーネントの作成に利用される。
UI部品送信部303は、UI部品管理部302からソースコードの通知を受信すると、当該通知されたソースコードを、UI部品の要求元のWebサイト307へ配信(送信)する。なお、UI部品のソースコードは、CDNによって配信用のURLから配信される。
次に図4を参照して、情報端末105による、Webブラウザ上で動作するWebサイト上でのUI部品の生成処理から、デバイス情報管理サーバ102から取得した情報の表示処理までの、一連の処理に関連する機能構成例について説明する。
(情報端末105)
本構成例では、情報端末105のWebブラウザ304上に、顧客情報管理サーバ103又は104から提供されたソースコードを用いてWebサイト307が生成されている。また、生成されたWebサイト307上に、UI部品管理サーバ101から提供されたソースコードに基づいてUI部品401が生成されている。生成されたWebサイト307は、UI部品401、顧客情報要求部402、顧客情報受信部403、及び第2情報送信部404を含む。UI部品401は、第2情報受信部405、第1情報要求部406、第1情報受信部407、表示情報決定部408、及びUI表示部409を含む。生成されたWebサイト307のUI画面は、Webブラウザ304によって表示装置208に表示される。
本構成例では、情報端末105のWebブラウザ304上に、顧客情報管理サーバ103又は104から提供されたソースコードを用いてWebサイト307が生成されている。また、生成されたWebサイト307上に、UI部品管理サーバ101から提供されたソースコードに基づいてUI部品401が生成されている。生成されたWebサイト307は、UI部品401、顧客情報要求部402、顧客情報受信部403、及び第2情報送信部404を含む。UI部品401は、第2情報受信部405、第1情報要求部406、第1情報受信部407、表示情報決定部408、及びUI表示部409を含む。生成されたWebサイト307のUI画面は、Webブラウザ304によって表示装置208に表示される。
顧客情報要求部402は、Webサイト307にログインしたユーザの顧客情報を、ネットワーク107を介して顧客情報管理サーバ103又は104に要求する。顧客情報受信部403は、顧客情報管理サーバ103又は104から顧客情報を受信し、受信した顧客情報を第2情報送信部404に通知する。第2情報送信部404は、顧客情報受信部403から顧客情報の通知を受信すると、通知された顧客情報のうち、UI部品401を使用するために必要となる顧客情報(必要情報)を、UI部品401(第2情報受信部404)に通知する。UI部品を使用するために必要となる顧客情報は、例えば、ユーザの認証情報(例えば、アクセストークン)と、デバイスごとの管理情報(例えば、デバイス名、設定場所、及びシリアル番号)等の情報を含む。認証情報は、UI部品401によって、デバイス情報管理サーバ102からデバイス情報を取得するために使用されうる。
第2情報送信部404からUI部品401(第2情報受信部405)への顧客情報の通知(入力)は、例えば、UI部品の生成を示すオリジナルHTMLタグの属性を用いて実現される。以下は、HTMLコードの一部の記述の例であり、UI部品の生成を示すオリジナルHTMLタグの属性として、name属性、serial属性、及びtoken属性が記述されている。
上記の例において、name属性、serial属性、及びtoken属性には、それぞれ、デバイス名、シリアル番号、及び認証情報が属性値(パラメータ値)として与えられている。このように、UI部品の生成を示すオリジナルHTMLタグの属性に組み込まれる属性値(パラメータ値)として顧客情報を記述することで、Webサイト307からUI部品401へ顧客情報を通知できる。
上記の例において、name属性、serial属性、及びtoken属性には、それぞれ、デバイス名、シリアル番号、及び認証情報が属性値(パラメータ値)として与えられている。このように、UI部品の生成を示すオリジナルHTMLタグの属性に組み込まれる属性値(パラメータ値)として顧客情報を記述することで、Webサイト307からUI部品401へ顧客情報を通知できる。
UI部品401の第2情報受信部405は、第2情報送信部404から顧客情報を受信すると、受信した顧客情報が、UI部品401内で予め定義されている構造を有する情報であるか否かを判定する。ここで、第2情報受信部405は、Webサイト307のソースコード(HTMLコード)内に記述される、UI部品の生成を示すオリジナルHTMLタグの属性に組み込まれる情報が、予め定義されている構造を有する情報であるか否かを判定する。第2情報受信部405は、受信した顧客情報が、予め定義されている構造を有する場合、当該顧客情報に含まれる情報のうち、認証情報を第1情報要求部406に通知し、それ以外の情報を表示情報決定部408に通知する。
第1情報要求部406は、第2情報受信部405から認証情報を受信する。この認証情報は、デバイス情報管理サーバ102からデバイス情報を取得可能であるか否かを判定するために用いられ、例えばアクセストークンで構成される。第1情報要求部406は、デバイス情報管理サーバ102にデバイス情報を要求する。具体的には、第1情報要求部406は、受信した認証情報を含む、デバイス情報の要求を、ネットワーク107を介してデバイス情報管理サーバ102へ送信する。なお、デバイス情報の要求の送信には、API(Application Programming Interface)が利用される。
第1情報受信部407は、第1情報要求部406がデバイス情報管理サーバ102へ要求したデバイス情報を、デバイス情報管理サーバ102(デバイス情報送信部415)から受信する。第1情報受信部407は、受信したデバイス情報を、表示情報決定部408に通知する。
表示情報決定部408は、第2情報受信部405から顧客情報を受信し、第1情報受信部407からデバイス情報を受信する。表示情報決定部408は、受信した顧客情報及びデバイス情報に基づいて、UI部品401に対応するUIオブジェクト上に表示する表示情報を決定する決定処理を行う。表示情報決定部408は、決定した表示情報をUI表示部409へ通知する。
例えば、表示情報決定部408は、顧客情報に含まれるデバイスごとの情報と、及びデバイス情報に含まれるデバイスごとの情報とを比較し、同一のシリアル番号を含む情報を特定することで、同一のデバイスに対応する情報を特定する。表示情報決定部408は更に、顧客情報及びデバイス情報にそれぞれ含まれる、同一のデバイスに対応する情報を関連付けて、UI部品401に対応するUIオブジェクト上に表示する表示情報として決定し、当該表示情報をUI表示部409へ通知する。一方、表示情報決定部408は、デバイス情報に含まれる情報のうち、顧客情報と関連付けられなかった情報については、表示情報としてUI表示部409へ通知しない。
このような表示情報の決定処理によれば、デバイス情報管理サーバ102から取得されたデバイス情報のうち、Webサイト307からUI部品401へ通知される顧客情報と関連付けられた情報のみが、UI部品401によって表示されることになる。したがって、例えば、Webサイト307が、特定のデバイス名を用いてフィルタリングした顧客情報を、UI部品401(第2情報受信部405)に通知することで、UI部品401がUIオブジェクト上に表示さするデバイス情報の絞り込みが可能になる。
UI表示部409は、表示情報決定部408から通知された表示情報を、UI部品401に対応するUIオブジェクト上に表示する。なお、UI部品401に対応するUIオブジェクトは、Webサイト307のUI画面上に表示される。
(顧客情報管理サーバ103,104)
顧客情報管理サーバ103及び104は、要求受信部410、顧客情報管理部411、及び顧客情報送信部412を備える。
顧客情報管理サーバ103及び104は、要求受信部410、顧客情報管理部411、及び顧客情報送信部412を備える。
要求受信部410は、情報端末105のWebブラウザ304上で動作しているWebサイト307(顧客情報要求部402)から顧客情報の要求を受信し、受信した要求を顧客情報管理部411に通知する。顧客情報管理部411は、Webサイト307に提供する顧客情報を管理する。顧客情報管理部411は、要求受信部410から顧客情報の要求を受信すると、受信した要求に基づいて、管理している顧客情報から、Webサイト307で利用する顧客情報を収集する。顧客情報管理部411は、収集した情報を顧客情報送信部412に通知する。顧客情報送信部412は、顧客情報管理部411から通知された顧客情報を、顧客情報の要求に対する応答として、ネットワーク107を介してWebサイト307(顧客情報受信部403)へ送信する。
(デバイス情報管理サーバ102)
デバイス情報管理サーバ102は、デバイス情報受信部413、デバイス情報管理部414、及びデバイス情報送信部415を備える。
デバイス情報管理サーバ102は、デバイス情報受信部413、デバイス情報管理部414、及びデバイス情報送信部415を備える。
デバイス情報受信部413は、デバイス106から送信されるデバイス情報を受信し、受信したデバイス情報をデバイス情報管理部414に通知する。デバイス106から送信されるデバイス情報は、例えば、デバイスの基本情報(製品名、及びシリアル番号)、及び稼働情報(トナー残量情報等の消耗品情報、アラート情報、及びセキュリティ情報)等を含む。
デバイス情報管理部414は、デバイス情報受信部413からデバイス情報を受信し、受信したデバイス情報を、ユーザの認証情報と関連付けて管理する。デバイス情報管理部414は、UI部品401(第1情報要求部406)からデバイス情報の要求を受信すると、管理しているデバイス情報のうち、受信した要求に含まれる認証情報と関連付けられているデバイス情報を特定する。デバイス情報管理部414は、特定したデバイス情報を、デバイス情報送信部415へ送信する。
デバイス情報送信部415は、デバイス情報管理部414から受信したデバイス情報を、デバイス情報の要求に対する応答として、ネットワーク107を介してUI部品401(第1情報受信部407)へ送信する。なお、デバイス情報の送信にはAPIが利用される。
<処理手順>
図5は、本実施形態のシステムにおける、顧客情報管理サーバ103によって提供されるWebサイト307のUI画面を情報端末105上で表示するための処理のシーケンスの例を示すシーケンス図である。なお、情報端末105における各処理は、情報端末105のメモリ202又はHDD203に格納されたプログラムをCPU201が読み出して実行することによって、CPU201による処理として実現される。
図5は、本実施形態のシステムにおける、顧客情報管理サーバ103によって提供されるWebサイト307のUI画面を情報端末105上で表示するための処理のシーケンスの例を示すシーケンス図である。なお、情報端末105における各処理は、情報端末105のメモリ202又はHDD203に格納されたプログラムをCPU201が読み出して実行することによって、CPU201による処理として実現される。
本処理で、情報端末105は、顧客情報管理サーバ103から提供されるWebサイト307に、UI部品管理サーバ101から提供されるUI部品401を組み込む。情報端末105は更に、顧客情報管理サーバ103及びデバイス情報管理サーバ102からそれぞれ取得した顧客情報及びデバイス情報に基づいて、Webサイト307のUI画面内における、UI部品401に対応するUIオブジェクトの表示を制御する。
以下では、Webサイト307のUI画面として、Webブラウザ304を介したユーザ操作に従って、顧客が有しているデバイス106の一覧(デバイスリスト)を示すデバイスリスト画面を表示する例について説明する。本例では、当該デバイスリスト画面内で、UI部品401に対応するUIオブジェクトとしてデバイスリストを表示する表示制御を行う例について説明する。なお、本例では、顧客情報管理サーバ103及び104のうち、顧客情報管理サーバ103が使用される場合について説明するが、顧客情報管理サーバ104が使用される場合も同様である。
S501で、情報端末105は、Webブラウザ304を介して、顧客情報管理サーバ103によって提供されるWebサイト307へのログインを指示するユーザ操作を受け付ける。ログイン指示は、例えば、情報端末105の入力装置206を用いて、Webブラウザ304によって表示装置208に表示されたログイン画面を介して行われる。ログイン画面は、ログイン情報としてユーザID及びパスワードの入力を受け付けるように構成される。
ログイン指示のためのユーザ操作が行われると、S502で、情報端末105(Webブラウザ304)は、ログイン画面を介してユーザによって入力されたログイン情報を、ユーザ認証のために顧客情報管理サーバ103へ送信する。顧客情報管理サーバ103は、情報端末105から受信したログイン情報に基づいてユーザ認証を行い、ユーザ認証に成功すると、ユーザ認証の対象となった顧客向けのWebサイト307のソースコードを情報端末105へ送信する。
これにより、S503で、情報端末105(Webブラウザ304)は、顧客情報管理サーバ103からWebサイト307のソースコードを取得する。S504で、情報端末105は、S503において取得したソースコードを用いてWebサイト307を生成し、Webサイト307のUI画面(Webサイト画面)を、Webブラウザ304のブラウザ画面内に表示する。このように、Webブラウザ304は、顧客情報管理サーバ103によって提供されるWebサイト307へのログインに基づいて、Webサイト307のUI画面を情報端末105の表示装置208(表示部)に表示する。
その後、S505で、情報端末105(Webブラウザ304)は、情報端末105に表示されたWebサイト画面を介して、Webサイト307のUI画面として特定の画面の表示(特定の画面への画面遷移)を指示するユーザ操作を受け付ける。上述のように、本例では、図7に示されるようなデバイスリスト画面への画面遷移指示がユーザによって行われた場合について説明する。(なお、実施形態2では、図10に示されるようなデバイス詳細画面への画面遷移指示がユーザによって行われた場合について説明する。)
デバイスリスト画面への画面遷移指示のためのユーザ操作に応じて、S506で、情報端末105(Webブラウザ304)は、デバイスリストの表示用のUI部品をUI部品管理サーバ101に要求する。UI部品管理サーバ101は、Webブラウザ304からUI部品の要求を受信すると、管理しているUI部品のうち、要求されたUI部品のソースコードを、受信した要求に対する応答としてWebブラウザ304へ送信する。
これにより、S507で、情報端末105(Webブラウザ304)は、UI部品管理サーバ101から、デバイスリストの表示用のUI部品のソースコードを取得する。このように、Webブラウザ304は、Webサイト307のUI画面としてデバイスリスト画面(第1画面)の表示を指示するユーザ操作に応じて、当該デバイスリスト画面内にUIオブジェクトを表示するUI部品をUI部品管理サーバ101に対して要求する。Webブラウザ304は、この要求に対する応答として、UI部品をUI部品管理サーバ101から取得する。
次にS508で、情報端末105(Webブラウザ304)は、S507において取得したソースコードを用いて、デバイスリストの表示用のUI部品401を生成する。上述のように、UI部品401の生成は、Webサイト307のソースコード内の、UI部品の生成を示すオリジナルHTMLタグ(例:<ui-parts> ... </ui-parts>)を用いた記述に従って実行される。生成されたUI部品401は、Webブラウザ304(Webサイト307)上で動作する。
UI部品401の生成が完了すると、S509で、情報端末105(Webブラウザ304)は、顧客情報管理サーバ103によって管理されている、Webサイト307にログイン済みのユーザの顧客情報を、顧客情報管理サーバ103に要求する。顧客情報管理サーバ103は、Webブラウザ304から顧客情報の要求を受信すると、要求された顧客情報(Webサイト307にログイン済みのユーザの顧客情報)を、受信した要求に対する応答としてWebブラウザ304へ送信する。
これにより、S510で、情報端末105(Webブラウザ304)は、Webサイト307にログインしたユーザに対応する顧客情報を、UI部品401への通知(入力)のために顧客情報管理サーバ103から取得する。なお、顧客情報管理サーバ103から取得される顧客情報は、ユーザの認証情報(本例では、アクセストークン)と、デバイスごとの管理情報(本例では、デバイス名、設置場所、及びシリアル番号)とを含む。
顧客情報の取得が完了すると、S511で、情報端末105(Webブラウザ304)は、取得した顧客情報のうちで、UI部品401を使用するために必要となる顧客情報(必要情報)を、UI部品401に通知(入力)する。上述のように、UI部品401への必要情報の通知(入力)は、例えば、Webサイト307のソースコード内の、UI部品の生成を示すオリジナルHTMLタグ(例:<ui-parts> ... </ui-parts>)の属性(例:name属性、serial属性、及びtoken属性)に、必要情報を組み込むことによって実現される。例えば、Webサイト307からUI部品401へ、ユーザの認証情報(アクセストークン)とデバイスごとの管理情報(デバイス名、設置場所、及びシリアル番号)とが通知される。
次にS512~S515で、Webブラウザ304は、UI部品401によって表示されるUIオブジェクトを含むデバイスリスト画面(第1画面)を、表示装置208(表示部)に表示する。S512~S515の処理は、情報端末105において、Webブラウザ304(Webサイト307)上で動作するUI部品401によって実行される。
S512で、UI部品401は、UI部品401への必要情報の通知(入力)に応じて、デバイス情報の要求をデバイス情報管理サーバ102へ送信する。デバイス情報の要求には、Webサイト307からUI部品401へ通知されたアクセストークンが含められる。アクセストークンの使用により、ユーザのログイン情報(ユーザID及びパスワード)の入力を受け受けることなくデバイス情報管理サーバ102からデバイス情報を取得することを実現できる。
デバイス情報管理サーバ102は、デバイス情報の要求を受信すると、管理しているデバイス情報のうち、受信した要求に含まれる認証情報(アクセストークン)と関連付けられているデバイス情報を、当該要求に対する応答として送信する。これにより、S513で、UI部品401は、デバイス情報管理サーバ102からデバイス情報を取得する。なお、デバイス情報管理サーバ102から送信されるデバイス情報は、例えば、デバイスの基本情報(製品名、及びシリアル番号)、及び稼働情報(トナー残量情報等の消耗品情報、アラート情報、及びセキュリティ情報)を含む。このように、UI部品401は、デバイス情報管理サーバ102によって提供されるデバイス情報を、デバイス情報管理サーバ102に対して要求し、当該デバイス情報をデバイス情報管理サーバ102から取得するように構成される。
その後S514で、UI部品401は、Webサイト307のUI画面(Webサイト画面)内に表示する、UI部品401に対応するUIオブジェクトに対する表示情報の決定処理を行う。具体的には、UI部品401は、Webサイト307から通知(入力)された顧客情報と、デバイス情報管理サーバ102から取得したデバイス情報とに基づいて、UIオブジェクト上に表示すべき情報を決定する。なお、本実施形態では、S514の処理は、後述する図6の手順に従って実行される。その後S515で、UI部品401は、Webサイト307のUI画面(Webサイト画面)内に、決定した表示情報を含むUIオブジェクトを表示する。このようにして、UI部品401は、対応するUIオブジェクト上で、顧客情報管理サーバ103から取得された顧客情報(第1情報)とデバイス情報管理サーバ102(第2サーバ)から取得されたデバイス情報(第2情報)とのうち、一方の情報に基づいて他方の情報の表示を制御するように構成される。
<表示情報の決定処理(S515)>
図6は、本実施形態に係る、UIオブジェクトに対する表示情報を決定する処理(S515)の手順の例を示すフローチャートである。本手順による処理は、情報端末105において、Webブラウザ304(Webサイト307)上で動作する、デバイスリストの表示用のUI部品401によって実行される。UI部品401(表示情報決定部408)は、Webサイト307から通知(入力)される顧客情報と、デバイス情報管理サーバ102から取得されるデバイス情報とに基づいて、表示情報の決定処理を行う。
図6は、本実施形態に係る、UIオブジェクトに対する表示情報を決定する処理(S515)の手順の例を示すフローチャートである。本手順による処理は、情報端末105において、Webブラウザ304(Webサイト307)上で動作する、デバイスリストの表示用のUI部品401によって実行される。UI部品401(表示情報決定部408)は、Webサイト307から通知(入力)される顧客情報と、デバイス情報管理サーバ102から取得されるデバイス情報とに基づいて、表示情報の決定処理を行う。
S601で、UI部品401は、対応するUIオブジェクト上に表示すべき情報(表示情報)を格納するための、空のデバイス一覧データを生成する。一例として、デバイス一覧データは、デバイスごとに、デバイス名、設置場所、製品名、シリアル番号、アラート情報、消耗品情報(例:トナー残量情報)、及びセキュリティ情報を格納するための、リスト型のデータとして生成される。このように、デバイス一覧データは、顧客情報及びデバイス情報から取得される情報を格納できるように構成される。
次にS602で、UI部品401は、顧客情報に含まれるシリアル番号を1つずつ取得し、S603へ処理を進める。本例では、顧客情報は、認証情報(アクセストークン)と、顧客が管理しているデバイスごとの管理情報とを含む。また、デバイスごとの管理情報は、デバイスごとに、デバイス名、設置場所、及びシリアル番号が格納されたリスト型のデータで構成される。UI部品401は、1つ以上のデバイスのシリアル番号を、顧客情報から1つずつ順に取得する。
S603~S607で、UI部品401は、デバイス情報に含まれるシリアル番号を1つずつ参照し、S602で顧客情報から取得したシリアル番号との比較結果に基づいて、顧客情報とデバイス情報とを関連付ける処理を行う。
まずS603で、UI部品401は、デバイス情報に含まれるシリアル番号を1つずつ取得し、S604へ処理を進める。本例では、デバイス情報は、デバイス情報管理サーバ102に登録済みのデバイスごとに、製品名、シリアル番号、アラート情報、消耗品情報(例:トナー残量情報)、及びセキュリティ情報が格納されたリスト型のデータで構成される。UI部品401は、1つ以上のデバイスのシリアル番号を、デバイス情報から1つずつ順に取得する。
S604で、UI部品401は、顧客情報から取得したシリアル番号とデバイス情報から取得したシリアル番号とを比較し、それらのシリアル番号が一致するか否かを判定する。UI部品401は、それらのシリアル番号が一致しない場合にはS605へ処理を進め、一致する場合にはS607へ処理を進める。
S607で、UI部品401は、一致したシリアル番号に基づいて、対応する顧客情報(デバイス名、及び設置場所)とデバイス情報(製品名、アラート情報、消耗品情報、及びセキュリティ情報)とを関連付けて、デバイス一覧データに格納する。即ち、UI部品401は、同一のシリアル番号を有するデバイスについての顧客情報とデバイス情報とを関連付けて保存する。その後、UI部品401は処理をS608へ処理を進める。
S605で、UI部品401は、デバイス情報に含まれる全てのシリアル番号が参照済みであるか否かを判定する。UI部品401は、デバイス情報に含まれるシリアル番号のうち、参照済みではないシリアル番号が残っている(即ち、顧客情報から取得したシリアル番号との比較が行われていないシリアル番号が残っている)場合、S603へ処理を戻す。これにより、UI部品401は、デバイス情報に含まれるシリアル番号を順に取得し(S603)、顧客情報から取得したシリアル番号との比較を行う(S604)。
一方、S605で、UI部品401は、デバイス情報に含まれる全てのシリアル番号が参照済みである(即ち、顧客情報から取得したシリアル番号と一致するシリアル番号が、デバイス情報に存在しなかった)場合、S606へ処理を進める。S606で、UI部品401は、S602で取得したシリアル番号に対応するデバイスについての顧客情報をデバイス一覧データに格納し、S608へ処理を進める。
このようにして、S602で取得される、顧客情報に含まれる各シリアル番号について、同一のシリアル番号がデバイス情報に含まれているかが評価される(S604)。同一のシリアル番号がデバイス情報に含まれている場合、同一のシリアル番号に対応する顧客情報とデバイス情報とが関連付けられて、UI部品401に対応するUIオブジェクト上で表示される表示情報としてデバイス一覧データに格納される。
S608で、UI部品401は、顧客情報に含まれる全てのシリアル番号が参照済みであるか否かを判定する。UI部品401は、顧客情報に含まれる全てのシリアル番号が参照済みである場合、表示情報の決定処理を終了する。一方、UI部品401は、顧客情報に含まれるシリアル番号のうち、参照済みではないシリアル番号が残っている(即ち、同一のシリアル番号がデバイス情報に含まれているかの評価が完了していないシリアル番号が残っている)場合、S602へ処理を戻す。これにより、UI部品401は、顧客情報に含まれるシリアル番号を順に取得し(S602)、デバイス情報に含まれる各シリアル番号との比較を行う(S604~S606)。
UI部品401は、以上の処理により、UIオブジェクトに対する表示情報を決定し、決定した表示情報を含むデバイス一覧データを生成する(S514)。UI部品401は、生成したデバイス一覧データに基づいて、UI部品401に対応するUIオブジェクト上にデバイスリストを表示する(S515)。このように、UI部品401は、顧客情報及びデバイス情報にそれぞれ含まれる、デバイスのシリアル番号として同一のシリアル番号に対応する情報について関連付けを行う。UI部品401は更に、当該関連付けに従って、デバイスごとに、デバイスリストに顧客情報のみを表示するか顧客情報及びデバイス情報を表示するかを制御する。
このような処理によれば、デバイス情報については、顧客情報と関連付けられたデバイス情報のみが、UI部品401に対応するUIオブジェクト(デバイスリスト)に表示されることになる。このため、例えば、S511において顧客情報として特定のシリアル番号のみをUI部品401へ通知することで、当該シリアル番号に対応するデバイス情報のみを、UI部品401に対応するUIオブジェクト上に表示させることが可能である。即ち、Webサイト307からUI部品401へ通知する顧客情報に基づいて、UI部品401がUIオブジェクト上に表示するデバイス情報のフィルタリングを行う(即ち、UIオブジェクト上に表示するデバイス情報を絞り込む)ことが可能になる。
<デバイスリスト画面の表示例>
図7(A)及び図7(B)は、情報端末105においてWebブラウザ304によって表示されるWebサイト307のUI画面の例として、デバイスリスト画面701を示す。デバイスリスト画面701は、Webブラウザ304のブラウザ画面700内に表示されている。
図7(A)及び図7(B)は、情報端末105においてWebブラウザ304によって表示されるWebサイト307のUI画面の例として、デバイスリスト画面701を示す。デバイスリスト画面701は、Webブラウザ304のブラウザ画面700内に表示されている。
Webブラウザ304は、例えば、Webサイト307のUI画面(例えば、メニュー画面)を介して、デバイスリスト画面の表示指示(デバイスリスト画面への遷移指示)をユーザから受け付ける。Webブラウザ304は、デバイスリスト画面の表示指示に従って、デバイスリストを示すUIオブジェクト702を含むデバイスリスト画面701をブラウザ画面700内に表示する。
UIオブジェクト702は、デバイスリストの表示用のUI部品401によって表示される表示オブジェクトである。UI部品管理サーバ101から取得されたソースコードに基づいて、Webサイト307に実装されるUI部品401が生成され、生成されたUI部品401によって、デバイスリストを示すUIオブジェクト702が表示される。
UI部品401は、Webブラウザ304(Webサイト307)から通知された顧客情報に基づいて、図6を用いて上述したように顧客情報とデバイス情報との関連付けを行うことで、UIオブジェクト702の表示を制御する。UIオブジェクト702として表示されるデバイスリストには、UI部品401に通知された顧客情報と、当該顧客情報と関連付けられたデバイス情報とが表示される。即ち、デバイス情報管理サーバ102からUI部品401が取得したデバイス情報のうちで、デバイスリストに表示される情報は、通知された顧客情報に基づいて絞り込まれることになる。
図7(A)は、デバイス名「DeviceA」~「DeviceD」の4台のデバイスに対応する管理情報を含む顧客情報が、Webブラウザ304(Webサイト307)からUI部品401へ通知された場合の、UIオブジェクト702の表示例を示している。図7(A)に示されるように、デバイスリスト画面701において、UIオブジェクト702として表示されるデバイスリストは、項目703及び704を含む。項目703は、顧客情報に対応する項目であり、デバイスの名称(デバイス名)、設置場所、及びシリアル番号を含んでいる。項目704は、デバイス情報に対応する項目であり、デバイスの製品名、シリアル番号、状態情報(アラート情報)、消耗品情報(トナー残量情報)、及びセキュリティ情報を含む。
領域705に示されるデバイス名「DeviceA」、「DeviceB」及び「DeviceC」のデバイスは、デバイス情報管理サーバ102に登録されているデバイスである。この場合、UI部品401は、それらのデバイスについて、デバイス情報管理サーバ102から取得され、かつ、顧客情報と関連付けられたデバイス情報を保持している。このため、領域705に示されるように、デバイスごとに、顧客情報と、当該顧客情報と関連付けられたデバイス情報とが、UIオブジェクト702上に表示される。
一方、領域706に示されるデバイス名「DeviceD」のデバイスは、デバイス情報管理サーバ102に登録されていないデバイスである。この場合、UI部品401は、それらのデバイスについて、顧客情報と関連付けられたデバイス情報を保持していない。このため、領域706に示されるように、デバイス名「DeviceD」のデバイスについて、UIオブジェクト702上にデバイス情報が表示されず、顧客情報のみが表示される。
図7(B)は、設置場所が「A棟/2階」であるデバイスに対応する管理情報のみを含む顧客情報が、Webブラウザ304(Webサイト307)からUI部品401へ通知された場合の、UIオブジェクト702の表示例を示している。この例では、図7(A)の例よりも、UI部品401へ通知される顧客情報が限定されている。これにより、通知された顧客情報と関連付けられて、UIオブジェクト702上に表示されるデバイス情報が、図7(A)の例よりも絞り込まれている。このように、Webサイト307からUI部品401へ通知する顧客情報に基づいて、UI部品401がUIオブジェクト702上に表示するデバイス情報のフィルタリング(即ち、UIオブジェクト上に表示するデバイス情報の絞り込み)が可能である。
以上説明したように、本実施形態の情報端末105において、Webブラウザ304は、顧客情報管理サーバ103によって提供されるWebサイト307へのログインに基づいて、Webサイト307のUI画面を表示装置208に表示する。Webブラウザ304は、Webサイト307のUI画面としてデバイスリスト画面(第1画面)の表示を指示するユーザ操作に応じて、当該デバイスリスト画面内にUIオブジェクトを表示するUI部品をUI部品管理サーバ101に対して要求する。Webブラウザ304は、この要求に対する応答として、UI部品をUI部品管理サーバ101から取得する。Webブラウザ304は更に、Webサイト307にログインしたユーザに対応する顧客情報を、UI部品401への入力のために顧客情報管理サーバ103から取得する。その後、Webブラウザ304は、UI部品401によって表示されるUIオブジェクトを含むデバイスリスト画面(第1画面)を、表示装置208に表示する。UI部品401は、デバイス情報管理サーバ102によって提供されるデバイス情報を、デバイス情報管理サーバ102に対して要求し、当該デバイス情報をデバイス情報管理サーバ102から取得するように構成される。UI部品401は更に、UIオブジェクト上で、顧客情報管理サーバ103から取得された顧客情報(第1情報)とデバイス情報管理サーバ102(第2サーバ)から取得されたデバイス情報(第2情報)とのうち、一方の情報に基づいて他方の情報の表示を制御するように構成される。
このように、本実施形態では、情報端末105は、UI部品管理サーバ101からUI部品を取得して、顧客情報管理サーバ103によって提供されるWebサイトに組み込む。情報端末105は、このUI部品によって、デバイス情報管理サーバ102からデバイス情報を取得し、かつ、デバイスリスト画面(第1画面)内にUIオブジェクトを表示する。このようなUI部品の利用により、顧客情報管理サーバ103における、デバイスの管理用のWebサイトの実装負荷を低減することが可能になる。また、UI部品によって、UIオブジェクト上で、顧客情報管理サーバ103から取得された顧客情報とデバイス情報管理サーバ102(第2サーバ)から取得されたデバイス情報とのうち、一方の情報に基づいて他方の情報の表示を制御する。このように、顧客情報の表示とデバイス情報の表示とが互いに連携して行われる。これにより、顧客情報管理サーバ103から取得された顧客情報(第1情報)とデバイス情報管理サーバ102(第2サーバ)から取得されたデバイス情報(第2情報)との効率的な表示が可能になる。
したがって、本実施形態によれば、デバイスの管理用のWebサイトの実装負荷を低減しつつ、複数のサーバから取得される情報の効率的な表示を行うことが可能になる。
[実施形態2]
実施形態1では、UI部品401が顧客情報(第1情報)に基づいてデバイス情報(第2情報)の表示を制御する例について説明した。これに対し、実施形態2では、UI部品401がデバイス情報(第2情報)に基づいて顧客情報(第1情報)の表示を制御する例について説明する。以下では、実施形態1と共通する部分については説明を省略する。
実施形態1では、UI部品401が顧客情報(第1情報)に基づいてデバイス情報(第2情報)の表示を制御する例について説明した。これに対し、実施形態2では、UI部品401がデバイス情報(第2情報)に基づいて顧客情報(第1情報)の表示を制御する例について説明する。以下では、実施形態1と共通する部分については説明を省略する。
<処理手順>
本実施形態のシステムでは、実施形態1と同様、図5のシーケンスに従った処理が実行される。本実施形態では、Webサイト307へのログイン完了後に、S505において、図9に示されるようなデバイス詳細画面への画面遷移指示が、ユーザによって行われる例について説明する。情報端末105(Webブラウザ304)は、情報端末105に表示されたWebサイト画面を介して、デバイス詳細画面への画面遷移を指示するユーザ操作を受け付ける。
本実施形態のシステムでは、実施形態1と同様、図5のシーケンスに従った処理が実行される。本実施形態では、Webサイト307へのログイン完了後に、S505において、図9に示されるようなデバイス詳細画面への画面遷移指示が、ユーザによって行われる例について説明する。情報端末105(Webブラウザ304)は、情報端末105に表示されたWebサイト画面を介して、デバイス詳細画面への画面遷移を指示するユーザ操作を受け付ける。
デバイス詳細画面への画面遷移指示のためのユーザ操作に応じて、S506で、情報端末105(Webブラウザ304)は、デバイス詳細情報の表示用のUI部品をUI部品管理サーバ101に要求する。UI部品管理サーバ101は、Webブラウザ304からUI部品の要求を受信すると、管理しているUI部品のうち、要求されたUI部品のソースコードを、受信した要求に対する応答としてWebブラウザ304へ送信する。
これにより、S507で、情報端末105(Webブラウザ304)は、UI部品管理サーバ101から、デバイス詳細情報の表示用のUI部品のソースコードを取得する。S508で、情報端末105(Webブラウザ304)は、S507において取得したソースコードを用いて、デバイス詳細情報の表示用のUI部品401を生成する。生成されたUI部品401は、Webブラウザ304(Webサイト307)上で動作する。
その後、顧客情報の取得(S509及びS510)が完了すると、S511で、情報端末105(Webブラウザ304)は、取得した顧客情報のうちで、UI部品401の使用に必要となる顧客情報(必要情報)を、UI部品401に通知(入力)する。以下は、本例においてUI部品401への顧客情報の通知(入力)に用いられる、HTMLコードの一部の記述の例である。
上記の例では、実施形態1と同様、オリジナルHTMLタグ(例:<ui-parts> ... </ui-parts>)のname属性、serial属性及びtoken属性に、それぞれ、UI部品401へ通知される顧客情報としてデバイス名、シリアル番号及び認証情報が記述される。本例では更に、オリジナルHTMLタグを用いた要素の子要素に、UI部品401に対応するUIオブジェクト上に表示すべき追加UIオブジェクトを示す情報(追加UI情報)が記述されている。各子要素は、slot属性を有し、slot属性の属性値には、UI部品401側で予め定義されているslot名が記述されている。slot名は、UI部品401に対応するUIオブジェクトの一部の領域であって、子要素に記述された情報に基づいて追加UIオブジェクトが表示される領域(slot領域)と対応付けられている。このように、UI部品401側で予め定義されているslot名を、slot属性に記述することで、UI部品401に対応するUIオブジェクト上で、対象となる追加UIオブジェクトを表示する領域(slot領域)を、UI部品401に対して指定できる。また、上述の子要素の記述により、UI部品401に対して追加UI情報を通知できる。
その後、UI部品401によるデバイス情報の取得(S512及びS513)が完了すると、S514で、UI部品401は、当該UI部品に対応するUIオブジェクトに対する表示情報の決定処理を行う。UI部品401は、Webサイト307側から通知(入力)された顧客情報と、デバイス情報管理サーバ102から取得したデバイス情報とに基づいて、UIオブジェクト上に表示すべき情報を決定する。
本例では、UI部品401は、対応するUIオブジェクト上で、上述のように指定されたslot領域に、通知された追加UI情報に基づいて追加UIオブジェクトを配置するように、表示情報を決定する。slot名「cyanToner」、「magentaToner」、「yellowToner」及び「blackToner」を用いて指定されるslot領域は、追加UI情報に基づいて、ユーザがトナー容器又はプロセスカートリッジ等の発注を行うための発注ボタンを追加UIオブジェクトとして表示するために使用される。UI部品401は、UI部品401がデバイス情報管理サーバ102から取得したデバイス情報に基づいて、発注ボタン(追加UIオブジェクト)の表示を制御する。例えば、UI部品401は、デバイス情報に、トナー残量が少ないことを示すアラート情報が含まれる場合に、アラート情報が示すトナー色について、UIオブジェクト上のslot領域に、追加UIオブジェクトとして発注ボタンを表示する制御を行う。
<表示情報の決定処理(S515)>
図8は、本実施形態に係る、UIオブジェクトに対する表示情報を決定する処理(S515)の手順の例を示すフローチャートである。本手順による処理は、情報端末105において、Webブラウザ304(Webサイト307)上で動作する、デバイス詳細情報の表示用のUI部品401によって実行される。UI部品401(表示情報決定部408)は、Webサイト307から通知(入力)される、追加UI情報を含む顧客情報と、デバイス情報管理サーバ102から取得されるデバイス情報とに基づいて、表示情報の決定処理を行う。
図8は、本実施形態に係る、UIオブジェクトに対する表示情報を決定する処理(S515)の手順の例を示すフローチャートである。本手順による処理は、情報端末105において、Webブラウザ304(Webサイト307)上で動作する、デバイス詳細情報の表示用のUI部品401によって実行される。UI部品401(表示情報決定部408)は、Webサイト307から通知(入力)される、追加UI情報を含む顧客情報と、デバイス情報管理サーバ102から取得されるデバイス情報とに基づいて、表示情報の決定処理を行う。
S801で、UI部品401は、Webサイト307からの通知(入力)により、当該UI部品401に対応するUIオブジェクト上に表示すべき追加UIオブジェクトを示す追加UI情報を取得する。追加UI情報は、例えば、上述のように、Webサイト307のソースコード内の、UI部品の生成を示すオリジナルHTMLタグを用いた要素の子要素として記述されている。各子要素は、トナー色ごとに予め定義されたslot属性(cyanToner、magentaToner、yellowToner、及びblackToner)を有するタグを用いて記述され、デバイス情報に基づいて、上述の発注ボタンを対応するslot領域に表示するための情報を含む。
S802で、UI部品401は、デバイス情報管理サーバ102から取得されたデバイス情報に含まれるトナー残量情報を取得する。トナー残量情報が、対象デバイスにおける複数のトナー色(シアン、マゼンタ、イエロー、及びブラック)のトナーの残量を示す情報を含む場合、UI部品401は、当該複数のトナー色を1色ずつ対象として、対象色のトナー残量情報を取得し、以下の処理を行う。
次にS803で、UI部品401は、デバイス情報に、対象色のトナー関連のアラート情報が存在するか否かを判定する。ここで、アラート情報は、アラート情報は、デバイスごとに、ジャム関連のアラート情報(シートジャムが発生)、及びトナー関連のアラート情報(トナー残量が少ない、又はトナーが切れた)等の、アラートの発生を示す情報である。
UI部品401は、対象色のトナー関連のアラート情報が存在する場合には、S804へ処理を進め、UI部品401に対応するUIオブジェクト上の表示情報として、トナー残量情報を示すトナー残量表示と、発注ボタンとを配置する。トナー残量表示は、UI部品401側で予め定義されている表示領域に配置される。また、発注ボタンは、UI部品401側で予め定義されている表示領域(上述のslot領域)が生成され、当該表示領域に配置される。これにより、対象色について発注ボタンが表示されることになる。一方、S805は、対象色のトナー関連のアラート情報が存在しない場合には、S805へ処理を進め、UI部品401に対応するUIオブジェクト上の表示情報として、トナー残量表示を配置する。この場合、発注ボタンを表示するための表示領域(上述のslot領域)は生成されず、それにより、対象色について発注ボタンは表示されないことになる。
S804又はS805の処理の完了後、S806で、UI部品401は、複数のトナー色の全てについて処理が完了したか否かを判定する。UI部品401は、複数のトナー色の全てについて処理が完了すると、図8の手順による処理を終了し、処理が完了していないトナー色が残っている場合には、S802へ処理を戻す。
このように、UI部品401は、追加UI情報に基づいてUIオブジェクト上に追加UIオブジェクト(発注ボタン)を表示するか否かを、デバイス情報(第2情報)に基づいて制御する。これにより、ユーザが、交換が必要なトナー容器又はプロセスカートリッジ等を把握し、その発注を直ちに行うことが可能になる。
<デバイス詳細画面の表示例>
図9は、情報端末105においてWebブラウザ304によって表示されるWebサイト307のUI画面の例として、デバイス詳細画面901を示す。デバイス詳細画面901は、Webブラウザ304のブラウザ画面700内に表示されている。
図9は、情報端末105においてWebブラウザ304によって表示されるWebサイト307のUI画面の例として、デバイス詳細画面901を示す。デバイス詳細画面901は、Webブラウザ304のブラウザ画面700内に表示されている。
Webブラウザ304は、例えば、Webサイト307のUI画面を介して、デバイス詳細画面の表示指示(デバイス詳細画面への遷移指示)をユーザから受け付ける。Webブラウザ304は、デバイス詳細画面の表示指示に従って、デバイス詳細情報を示すUIオブジェクト902を含むデバイスリスト画面701をブラウザ画面700内に表示する。
UIオブジェクト902は、デバイス詳細情報の表示用のUI部品401によって表示される表示オブジェクトである。UI部品管理サーバ101から取得されたソースコードに基づいて、Webサイト307に実装されるUI部品401が生成され、生成されたUI部品401によって、デバイスリストを示すUIオブジェクト902が表示される。
図9は、デバイス名「DeviceA」を有するデバイスについての詳細情報を示すUIオブジェクト902の表示例を示している。UIオブジェクト902は、顧客情報として、デバイス名及びデバイスの設置場所を表示する領域903と、デバイス情報を表示する領域904とを含む。領域904には、デバイス情報に含まれるトナー残量情報に基づいて、複数のトナー色(シアン、マゼンタ、イエロー、及びブラック)のそれぞれのトナー残量及びトナー切れまでの残日数が表示されている。
UIオブジェクト902は更に、UIオブジェクト902上に配置され、追加UIオブジェクトが表示されるslot領域に相当する領域905及び906を含む。領域906は、領域904内に配置されている。追加UIオブジェクトは、Webブラウザ304(Webサイト307)からUI部品401へ通知される顧客情報(追加UI情報)に基づいて表示される。
領域905は、UIオブジェクト902上に配置されたslot領域のうち、slot名「deviceInformation」を有するslot領域に相当する。領域905は、顧客の契約情報等、UI部品401側で予め定義されていない顧客情報を追加的に表示するように構成される。領域906は、UIオブジェクト902上に配置されたslot領域のうち、slot名「cyanToner」、「magentaToner」、「yellowToner」及び「blackToner」を有するslot領域に相当する。領域906には、図8の手順による処理に従って、デバイス情報に含まれる、トナー残量に関するアラート情報に基づいて、追加UIオブジェクトとして発注ボタンが配置される。図9の表示例では、マゼンタトナーの残量が少ないことを示すアラート情報に基づいて、マゼンタのトナーの発注を行うための発注ボタンが、領域906に表示されている。
以上説明したように、本実施形態の情報端末105において、UI部品401は、デバイス情報(第2情報)に基づいて顧客情報(第1情報)の表示を制御する。このように、顧客情報の表示とデバイス情報の表示とが互いに連携して行われる。これにより、顧客情報管理サーバ103から取得された顧客情報(第1情報)とデバイス情報管理サーバ102(第2サーバ)から取得されたデバイス情報(第2情報)との効率的な表示が可能になる。
[実施形態3]
実施形態1及び2では、UI部品401によって表示されるUIオブジェクト上で、顧客情報とデバイス情報とがそれぞれ異なる領域に配置されている。実施形態3では、UI部品401が、対応するUIオブジェクト上に表示される図又は表における領域ごとに、顧客情報(第1情報)及びデバイス情報(第2情報)に基づいて、顧客情報とデバイス情報とのいずれを表示するかを制御する例について説明する。以下では、対象デバイスの詳細情報を示すUIオブジェクトとして表示されるカレンダー上の日ごとの領域に、顧客情報及びデバイス情報のそれぞれに含まれる履歴情報に基づいて、対象デバイスの点検履歴を表示する例を用いて説明を行う。
実施形態1及び2では、UI部品401によって表示されるUIオブジェクト上で、顧客情報とデバイス情報とがそれぞれ異なる領域に配置されている。実施形態3では、UI部品401が、対応するUIオブジェクト上に表示される図又は表における領域ごとに、顧客情報(第1情報)及びデバイス情報(第2情報)に基づいて、顧客情報とデバイス情報とのいずれを表示するかを制御する例について説明する。以下では、対象デバイスの詳細情報を示すUIオブジェクトとして表示されるカレンダー上の日ごとの領域に、顧客情報及びデバイス情報のそれぞれに含まれる履歴情報に基づいて、対象デバイスの点検履歴を表示する例を用いて説明を行う。
<表示情報の決定処理(S515)>
図10は、本実施形態に係る、UIオブジェクトに対する表示情報を決定する処理(S515)の手順の例を示すフローチャートである。本手順による処理は、情報端末105において、Webブラウザ304(Webサイト307)上で動作する、デバイス詳細情報の表示用のUI部品401によって実行される。
図10は、本実施形態に係る、UIオブジェクトに対する表示情報を決定する処理(S515)の手順の例を示すフローチャートである。本手順による処理は、情報端末105において、Webブラウザ304(Webサイト307)上で動作する、デバイス詳細情報の表示用のUI部品401によって実行される。
本例において、UI部品401は、デバイス詳細画面内のUIオブジェクトとして対象デバイスの点検履歴を示すカレンダーを表示するために使用する、カレンダー履歴データを生成することで、UIオブジェクトに対する表示情報を決定する。UI部品401(表示情報決定部408)は、Webサイト307から通知される顧客情報(訪問点検及び電話対応の履歴)と、デバイス情報管理サーバ102から取得されるデバイス情報(稼働状況の履歴)とに基づいて、表示情報の決定処理を行う。
S1001で、UI部品401は、対応するUIオブジェクト上に表示すべき情報(表示情報)を格納するための、カレンダー履歴データを生成する。一例として、カレンダー履歴データは、対象デバイスについての、1日ごとの稼働状況、訪問点検、及び電話対応の履歴を格納するための、リスト型のデータとして生成される。
次にS1002で、UI部品401は、指定された期間(本例では、カレンダーの表示期間)における、対象デバイスについての訪問点検及び電話対応の履歴情報を、顧客情報から取得する。当該履歴情報は、デバイスの訪問点検又は電話対応が行われた日時が格納されたリスト型のデータで構成される。更にS1003は、UI部品401は、指定された期間(本例では、カレンダーの表示期間)における、対象デバイスの稼働状況の履歴情報を、デバイス情報から取得する。当該履歴情報は、対象デバイスにおいて発生したアラートの内容及び日時を示すアラート情報が格納されたリスト型のデータで構成される。
その後、S1004~S1009において、UI部品401は、指定された期間(本例では、カレンダーの表示期間)において1日ずつ処理対象(対象日)として、カレンダー上の日ごとの表示情報を決定してカレンダー履歴データに格納する処理を行う。
S1004で、UI部品401は、デバイス情報管理サーバ102から取得されるデバイス情報に、対象日に発生したアラート情報が稼働状況履歴として存在するか否かを判定する。UI部品401は、稼働状況履歴が存在する場合には、S1005へ処理を進め、当該稼働状況履歴を対象日のデータとしてカレンダー履歴データに格納し、S1007へ処理を進める。一方、UI部品401は、稼働状況履歴が存在しない場合には、S1005へ処理を進め、デバイス異常無しを示すデータを対象日のデータとしてカレンダー履歴データに格納し、S1007へ処理を進める。
S1007で、UI部品401は、Webブラウザ304(Webサイト307)通知される顧客情報に、対象日に行われた訪問点検又は電話対応の履歴が存在するか否かを判定する。UI部品401は、対象日に行われた訪問点検又は電話対応の履歴が存在しない場合には、S1009へ処理を進め、対象日に行われた訪問点検又は電話対応の履歴が存在する場合には、S1008へ処理を進める。
S1008で、UI部品401は、対象日に行われた訪問点検又は電話対応の履歴を対象日のデータとしてカレンダー履歴データに格納し、S1009へ進める。S1008において、UI部品401は、S1005又はS1006においてカレンダー履歴データに格納された対象日のデータに対して上書きを行う。これにより、顧客情報に、対象日に行われた訪問点検又は電話対応の履歴が存在しない場合には、カレンダー上の対象日の領域に、デバイス情報に基づいて情報が表示されることになる。一方、顧客情報に、対象日に行われた訪問点検又は電話対応の履歴が存在する場合には、カレンダー上の対象日の領域に、顧客情報に基づいて情報が表示されることになる。
S1009で、UI部品401は、指定された期間(本例では、カレンダーの表示期間)における全ての日について処理が完了したか否かを判定する。UI部品401は、処理が完了していない場合にはS1004へ処理を戻し、指定された期間における次の日を処理対象(対象日)として、S1004以降の処理を継続する。一方、処理が完了した場合には、図10の手順による処理を終了する。
UI部品401は、以上の処理により、UIオブジェクトに対して決定した表示情報を含むカレンダー履歴データを生成する(S514)。UI部品401は、生成したカレンダー履歴データに基づいて、UI部品401に対応するUIオブジェクト上に、対象デバイスに関する履歴情報をカレンダー形式で表示する(S515)。
<デバイス詳細画面(点検履歴)の表示例>
図11は、情報端末105においてWebブラウザ304によって表示されるWebサイト307のUI画面の例として、デバイスの点検履歴を示すデバイス詳細画面1101を示す。デバイス詳細画面1101は、Webブラウザ304のブラウザ画面700内に表示されている。
図11は、情報端末105においてWebブラウザ304によって表示されるWebサイト307のUI画面の例として、デバイスの点検履歴を示すデバイス詳細画面1101を示す。デバイス詳細画面1101は、Webブラウザ304のブラウザ画面700内に表示されている。
Webブラウザ304は、例えば、Webサイト307のUI画面を介して、デバイス詳細画面の表示指示(デバイス詳細画面への遷移指示)をユーザから受け付ける。Webブラウザ304は、デバイス詳細画面の表示指示に従って、デバイス詳細情報を示すUIオブジェクト1102を含むデバイス詳細画面1101をブラウザ画面700内に表示する。
UIオブジェクト1102は、デバイス詳細情報の表示用のUI部品401によって表示される表示オブジェクトである。UI部品管理サーバ101から取得されたソースコードに基づいて、Webサイト307に実装されるUI部品401が生成され、生成されたUI部品401によって、デバイスリストを示すUIオブジェク902が表示される。
図11は、デバイス名「DeviceA」を有するデバイスについての詳細情報を示すUIオブジェクト1102の表示例を示している。UIオブジェクト1102は、対象デバイスに関する履歴情報(対象デバイスの点検履歴)を示すカレンダー表示1103を含む。UIオブジェクト1102上のカレンダー表示1103における日ごとの領域には、顧客情報(訪問点検及び電話対応の履歴)又はデバイス情報(稼働状況の履歴)に基づくアイコンが表示されている。
「〇」アイコンは、デバイス情報に基づいて、対象日においてデバイスが正常に稼働し、デバイスに異常がなかった場合に表示される。「×」アイコンは、デバイス情報に基づいて、対象日においてデバイスの不具合によるアラートが発生していた場合に表示される。アイコン1104は、顧客情報に基づいて、対象日において電話対応が行われた場合に表示される。アイコン1105は、顧客情報に基づいて、対象日において訪問点検が行われた場合に表示される。
図11の例では、UI部品401は、カレンダー表示1103における日ごとの領域に、顧客情報(訪問点検及び電話対応の履歴)及びデバイス情報(稼働状況の履歴)のいずれを表示するかを、顧客情報及びデバイス情報に基づいて制御する。具体的には、図10の手順に従って、顧客情報に、対象日に行われた訪問点検又は電話対応の履歴が存在しない場合には、カレンダー上の対象日の領域に、デバイス情報(稼働状況の履歴)に基づくアイコンが表示される。一方、顧客情報に、対象日に行われた訪問点検又は電話対応の履歴が存在する場合には、カレンダー上の対象日の領域に、当該顧客情報に基づくアイコンが表示されている。
このようにして、UIオブジェクト1102上に表示される図又は表(本例では、カレンダー表示1103)において、デバイス情報と顧客情報とを混在して表示することが可能になる。このような表示により、例えば、デバイスに不具合が発生し、その後、訪問点検により不具合が解消されたこと、又は電話対応により不具合が解消されたこと等、デバイスに関するより詳細な履歴情報をユーザに提供することができる。
以上説明したように、本実施形態では、UI部品401は、対応するUIオブジェクト上に表示される図又は表における領域ごとに、顧客情報(第1情報)及びデバイス情報(第2情報)に基づいて、それらのいずれを表示するかを制御する。これにより、デバイスに関するより詳細な履歴情報をユーザに提供することができる。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本明細書の開示は、以下の情報処理装置及びその制御方法、並びにプログラムを含む。
(項目1)
1つ以上のデバイスを管理するためのWebサイトを提供する第1サーバと、前記1つ以上のデバイスの状態をモニタリングして得られる情報を提供する第2サーバと、UI部品を提供する第3サーバと通信可能な情報処理装置であって、
前記第1サーバによって提供される前記Webサイトへのログインに基づいて、前記WebサイトのUI画面を前記情報処理装置の表示部に表示する制御手段と、
前記WebサイトのUI画面として第1画面の表示を指示するユーザ操作に応じて、前記第1画面内にUIオブジェクトを表示するUI部品を前記第3サーバに対して要求し、前記UI部品を前記第3サーバから取得する第1取得手段と、
前記Webサイトにログインしたユーザに対応する第1情報を、前記UI部品への入力のために前記第1サーバから取得する第2取得手段と、を備え、
前記制御手段は、前記UI部品によって表示される前記UIオブジェクトを含む前記第1画面を、前記表示部に表示し、
前記UI部品は、
前記第2サーバによって提供される第2情報を前記第2サーバに対して要求し、前記第2情報を前記第2サーバから取得し、
前記UIオブジェクト上で、前記第1サーバから取得された前記第1情報と前記第2サーバから取得された前記第2情報とのうち、一方の情報に基づいて他方の情報の表示を制御する
ように構成されることを特徴とする情報処理装置。
(項目2)
前記第1サーバから取得される前記第1情報は、前記Webサイトへログインしたユーザの認証情報を含み、
前記UI部品は、前記認証情報を含む要求を前記第2サーバへ送信することで、前記第2情報を前記第2サーバから取得するように構成される
ことを特徴とする項目1に記載の情報処理装置。
(項目3)
前記認証情報は、前記Webサイトへのログインに基づいて前記第1サーバによって生成されるアクセストークンを含む
ことを特徴とする項目2に記載の情報処理装置。
(項目4)
前記UI部品は、前記第1情報に対して前記第2情報の関連付けを行い、前記第2情報のうち、前記第1情報と関連付けられた情報を前記UIオブジェクト上に表示し、前記第1情報と関連付けられなかった情報を前記UIオブジェクト上に表示しないように構成される
ことを特徴とする項目1乃至3のいずれか1項目に記載の情報処理装置。
(項目5)
前記第1情報及び前記第2情報は、それぞれ、デバイスごとの情報を含み、
前記UIオブジェクトは、1つ以上のデバイスと、それぞれのデバイスに対応する情報とを含むデバイスリストであり、
前記UI部品は、
前記第1情報及び第2情報にそれぞれ含まれる、デバイスのシリアル番号として同一のシリアル番号に対応する情報について関連付けを行い、
前記関連付けに従って、デバイスごとに、前記デバイスリストに前記第1情報のみを表示するか前記第1情報及び前記第2情報を表示するかを制御する
ことを特徴とする項目4に記載の情報処理装置。
(項目6)
前記第1情報は、前記UI部品によって表示される前記UIオブジェクト上に表示すべき追加UIオブジェクトを示す追加UI情報を含み、
前記UI部品は、前記追加UI情報に基づいて前記UIオブジェクト上に前記追加UIオブジェクトを表示するか否かを、前記第2情報に基づいて制御する
ことを特徴とする項目1乃至5のいずれか1項目に記載の情報処理装置。
(項目7)
前記UIオブジェクトは、対象デバイスについての詳細情報を示す表示オブジェクトであり、
前記第2情報は、前記対象デバイスについてのトナー残量情報とトナー残量に関連するアラート情報とを含み、
前記追加UIオブジェクトは、トナー容器又はプロセスカートリッジの発注のために使用される表示オブジェクトであり、
前記UI部品は、前記UIオブジェクト上に、前記アラート情報に基づいて、前記トナー残量情報に基づくトナー残量表示とともに前記追加UIオブジェクトを表示するか否かを制御する
ことを特徴とする項目6に記載の情報処理装置。
(項目8)
前記UI部品は、トナー残量が少ないことを示すアラート情報が前記第2情報に含まれる場合に、前記トナー残量表示とともに前記追加UIオブジェクトを表示する
ことを特徴とする項目7に記載の情報処理装置。
(項目9)
前記UI部品は、前記UIオブジェクト上に表示される図又は表における領域ごとに、前記第1情報及び前記第2情報に基づいて、前記第1情報と前記第2情報とのいずれを表示するかを制御する
ことを特徴とする項目1乃至8のいずれか1項目に記載の情報処理装置。
(項目10)
前記第1取得手段は、前記UI部品のソースコードを前記第3サーバから取得し、取得したソースコードに基づいて、前記Webサイトに実装される前記UI部品を生成する
ことを特徴とする項目1乃至9のいずれか1項目に記載の情報処理装置。
(項目11)
前記第2取得手段は、前記第1サーバから取得した前記第1情報のうち、前記UI部品を使用するために必要となる情報を、前記UI部品へ入力する
ことを特徴とする項目1乃至10のいずれか1項目に記載の情報処理装置。
(項目12)
1つ以上のデバイスを管理するためのWebサイトを提供する第1サーバと、前記1つ以上のデバイスの状態をモニタリングして得られる情報を提供する第2サーバと、UI部品を提供する第3サーバと通信可能な情報処理装置の制御方法であって、
前記第1サーバによって提供される前記Webサイトへのログインに基づいて、前記WebサイトのUI画面を前記情報処理装置の表示部に表示する第1表示工程と、
前記WebサイトのUI画面として第1画面の表示を指示するユーザ操作に応じて、前記第1画面内にUIオブジェクトを表示するUI部品を前記第3サーバに対して要求し、前記UI部品を前記第3サーバから取得する第1取得工程と、
前記Webサイトにログインしたユーザに対応する第1情報を、前記UI部品への入力のために前記第1サーバから取得する第2取得工程と、
前記UI部品によって表示される前記UIオブジェクトを含む前記第1画面を、前記表示部に表示する第2表示工程と、を含み、
前記第2表示工程は、
前記UI部品が、前記第2サーバによって提供される第2情報を前記第2サーバに対して要求し、前記第2情報を前記第2サーバから取得する工程と、
前記UI部品が、前記UIオブジェクト上で、前記第1サーバから取得された前記第1情報と前記第2サーバから取得された前記第2情報とのうち、一方の情報に基づいて他方の情報の表示を制御する工程と、を含む
ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
(項目13)
項目12に記載の情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
1つ以上のデバイスを管理するためのWebサイトを提供する第1サーバと、前記1つ以上のデバイスの状態をモニタリングして得られる情報を提供する第2サーバと、UI部品を提供する第3サーバと通信可能な情報処理装置であって、
前記第1サーバによって提供される前記Webサイトへのログインに基づいて、前記WebサイトのUI画面を前記情報処理装置の表示部に表示する制御手段と、
前記WebサイトのUI画面として第1画面の表示を指示するユーザ操作に応じて、前記第1画面内にUIオブジェクトを表示するUI部品を前記第3サーバに対して要求し、前記UI部品を前記第3サーバから取得する第1取得手段と、
前記Webサイトにログインしたユーザに対応する第1情報を、前記UI部品への入力のために前記第1サーバから取得する第2取得手段と、を備え、
前記制御手段は、前記UI部品によって表示される前記UIオブジェクトを含む前記第1画面を、前記表示部に表示し、
前記UI部品は、
前記第2サーバによって提供される第2情報を前記第2サーバに対して要求し、前記第2情報を前記第2サーバから取得し、
前記UIオブジェクト上で、前記第1サーバから取得された前記第1情報と前記第2サーバから取得された前記第2情報とのうち、一方の情報に基づいて他方の情報の表示を制御する
ように構成されることを特徴とする情報処理装置。
(項目2)
前記第1サーバから取得される前記第1情報は、前記Webサイトへログインしたユーザの認証情報を含み、
前記UI部品は、前記認証情報を含む要求を前記第2サーバへ送信することで、前記第2情報を前記第2サーバから取得するように構成される
ことを特徴とする項目1に記載の情報処理装置。
(項目3)
前記認証情報は、前記Webサイトへのログインに基づいて前記第1サーバによって生成されるアクセストークンを含む
ことを特徴とする項目2に記載の情報処理装置。
(項目4)
前記UI部品は、前記第1情報に対して前記第2情報の関連付けを行い、前記第2情報のうち、前記第1情報と関連付けられた情報を前記UIオブジェクト上に表示し、前記第1情報と関連付けられなかった情報を前記UIオブジェクト上に表示しないように構成される
ことを特徴とする項目1乃至3のいずれか1項目に記載の情報処理装置。
(項目5)
前記第1情報及び前記第2情報は、それぞれ、デバイスごとの情報を含み、
前記UIオブジェクトは、1つ以上のデバイスと、それぞれのデバイスに対応する情報とを含むデバイスリストであり、
前記UI部品は、
前記第1情報及び第2情報にそれぞれ含まれる、デバイスのシリアル番号として同一のシリアル番号に対応する情報について関連付けを行い、
前記関連付けに従って、デバイスごとに、前記デバイスリストに前記第1情報のみを表示するか前記第1情報及び前記第2情報を表示するかを制御する
ことを特徴とする項目4に記載の情報処理装置。
(項目6)
前記第1情報は、前記UI部品によって表示される前記UIオブジェクト上に表示すべき追加UIオブジェクトを示す追加UI情報を含み、
前記UI部品は、前記追加UI情報に基づいて前記UIオブジェクト上に前記追加UIオブジェクトを表示するか否かを、前記第2情報に基づいて制御する
ことを特徴とする項目1乃至5のいずれか1項目に記載の情報処理装置。
(項目7)
前記UIオブジェクトは、対象デバイスについての詳細情報を示す表示オブジェクトであり、
前記第2情報は、前記対象デバイスについてのトナー残量情報とトナー残量に関連するアラート情報とを含み、
前記追加UIオブジェクトは、トナー容器又はプロセスカートリッジの発注のために使用される表示オブジェクトであり、
前記UI部品は、前記UIオブジェクト上に、前記アラート情報に基づいて、前記トナー残量情報に基づくトナー残量表示とともに前記追加UIオブジェクトを表示するか否かを制御する
ことを特徴とする項目6に記載の情報処理装置。
(項目8)
前記UI部品は、トナー残量が少ないことを示すアラート情報が前記第2情報に含まれる場合に、前記トナー残量表示とともに前記追加UIオブジェクトを表示する
ことを特徴とする項目7に記載の情報処理装置。
(項目9)
前記UI部品は、前記UIオブジェクト上に表示される図又は表における領域ごとに、前記第1情報及び前記第2情報に基づいて、前記第1情報と前記第2情報とのいずれを表示するかを制御する
ことを特徴とする項目1乃至8のいずれか1項目に記載の情報処理装置。
(項目10)
前記第1取得手段は、前記UI部品のソースコードを前記第3サーバから取得し、取得したソースコードに基づいて、前記Webサイトに実装される前記UI部品を生成する
ことを特徴とする項目1乃至9のいずれか1項目に記載の情報処理装置。
(項目11)
前記第2取得手段は、前記第1サーバから取得した前記第1情報のうち、前記UI部品を使用するために必要となる情報を、前記UI部品へ入力する
ことを特徴とする項目1乃至10のいずれか1項目に記載の情報処理装置。
(項目12)
1つ以上のデバイスを管理するためのWebサイトを提供する第1サーバと、前記1つ以上のデバイスの状態をモニタリングして得られる情報を提供する第2サーバと、UI部品を提供する第3サーバと通信可能な情報処理装置の制御方法であって、
前記第1サーバによって提供される前記Webサイトへのログインに基づいて、前記WebサイトのUI画面を前記情報処理装置の表示部に表示する第1表示工程と、
前記WebサイトのUI画面として第1画面の表示を指示するユーザ操作に応じて、前記第1画面内にUIオブジェクトを表示するUI部品を前記第3サーバに対して要求し、前記UI部品を前記第3サーバから取得する第1取得工程と、
前記Webサイトにログインしたユーザに対応する第1情報を、前記UI部品への入力のために前記第1サーバから取得する第2取得工程と、
前記UI部品によって表示される前記UIオブジェクトを含む前記第1画面を、前記表示部に表示する第2表示工程と、を含み、
前記第2表示工程は、
前記UI部品が、前記第2サーバによって提供される第2情報を前記第2サーバに対して要求し、前記第2情報を前記第2サーバから取得する工程と、
前記UI部品が、前記UIオブジェクト上で、前記第1サーバから取得された前記第1情報と前記第2サーバから取得された前記第2情報とのうち、一方の情報に基づいて他方の情報の表示を制御する工程と、を含む
ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。
(項目13)
項目12に記載の情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
101:UI部品管理サーバ、102:デバイス情報管理サーバ、103,104:顧客情報管理サーバ、105:情報端末、106:デバイス、201:CPU、304:Webブラウザ、307:Webサイト、401:UI部品
Claims (13)
- 1つ以上のデバイスを管理するためのWebサイトを提供する第1サーバと、前記1つ以上のデバイスの状態をモニタリングして得られる情報を提供する第2サーバと、UI部品を提供する第3サーバと通信可能な情報処理装置であって、
前記第1サーバによって提供される前記Webサイトへのログインに基づいて、前記WebサイトのUI画面を前記情報処理装置の表示部に表示する制御手段と、
前記WebサイトのUI画面として第1画面の表示を指示するユーザ操作に応じて、前記第1画面内にUIオブジェクトを表示するUI部品を前記第3サーバに対して要求し、前記UI部品を前記第3サーバから取得する第1取得手段と、
前記Webサイトにログインしたユーザに対応する第1情報を、前記UI部品への入力のために前記第1サーバから取得する第2取得手段と、を備え、
前記制御手段は、前記UI部品によって表示される前記UIオブジェクトを含む前記第1画面を、前記表示部に表示し、
前記UI部品は、
前記第2サーバによって提供される第2情報を前記第2サーバに対して要求し、前記第2情報を前記第2サーバから取得し、
前記UIオブジェクト上で、前記第1サーバから取得された前記第1情報と前記第2サーバから取得された前記第2情報とのうち、一方の情報に基づいて他方の情報の表示を制御する
ように構成されることを特徴とする情報処理装置。 - 前記第1サーバから取得される前記第1情報は、前記Webサイトへログインしたユーザの認証情報を含み、
前記UI部品は、前記認証情報を含む要求を前記第2サーバへ送信することで、前記第2情報を前記第2サーバから取得するように構成される
ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記認証情報は、前記Webサイトへのログインに基づいて前記第1サーバによって生成されるアクセストークンを含む
ことを特徴とする請求項2に記載の情報処理装置。 - 前記UI部品は、前記第1情報に対して前記第2情報の関連付けを行い、前記第2情報のうち、前記第1情報と関連付けられた情報を前記UIオブジェクト上に表示し、前記第1情報と関連付けられなかった情報を前記UIオブジェクト上に表示しないように構成される
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記第1情報及び前記第2情報は、それぞれ、デバイスごとの情報を含み、
前記UIオブジェクトは、1つ以上のデバイスと、それぞれのデバイスに対応する情報とを含むデバイスリストであり、
前記UI部品は、
前記第1情報及び第2情報にそれぞれ含まれる、デバイスのシリアル番号として同一のシリアル番号に対応する情報について関連付けを行い、
前記関連付けに従って、デバイスごとに、前記デバイスリストに前記第1情報のみを表示するか前記第1情報及び前記第2情報を表示するかを制御する
ことを特徴とする請求項4に記載の情報処理装置。 - 前記第1情報は、前記UI部品によって表示される前記UIオブジェクト上に表示すべき追加UIオブジェクトを示す追加UI情報を含み、
前記UI部品は、前記追加UI情報に基づいて前記UIオブジェクト上に前記追加UIオブジェクトを表示するか否かを、前記第2情報に基づいて制御する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記UIオブジェクトは、対象デバイスについての詳細情報を示す表示オブジェクトであり、
前記第2情報は、前記対象デバイスについてのトナー残量情報とトナー残量に関連するアラート情報とを含み、
前記追加UIオブジェクトは、トナー容器又はプロセスカートリッジの発注のために使用される表示オブジェクトであり、
前記UI部品は、前記UIオブジェクト上に、前記アラート情報に基づいて、前記トナー残量情報に基づくトナー残量表示とともに前記追加UIオブジェクトを表示するか否かを制御する
ことを特徴とする請求項6に記載の情報処理装置。 - 前記UI部品は、トナー残量が少ないことを示すアラート情報が前記第2情報に含まれる場合に、前記トナー残量表示とともに前記追加UIオブジェクトを表示する
ことを特徴とする請求項7に記載の情報処理装置。 - 前記UI部品は、前記UIオブジェクト上に表示される図又は表における領域ごとに、前記第1情報及び前記第2情報に基づいて、前記第1情報と前記第2情報とのいずれを表示するかを制御する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記第1取得手段は、前記UI部品のソースコードを前記第3サーバから取得し、取得したソースコードに基づいて、前記Webサイトに実装される前記UI部品を生成する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 前記第2取得手段は、前記第1サーバから取得した前記第1情報のうち、前記UI部品を使用するために必要となる情報を、前記UI部品へ入力する
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の情報処理装置。 - 1つ以上のデバイスを管理するためのWebサイトを提供する第1サーバと、前記1つ以上のデバイスの状態をモニタリングして得られる情報を提供する第2サーバと、UI部品を提供する第3サーバと通信可能な情報処理装置の制御方法であって、
前記第1サーバによって提供される前記Webサイトへのログインに基づいて、前記WebサイトのUI画面を前記情報処理装置の表示部に表示する第1表示工程と、
前記WebサイトのUI画面として第1画面の表示を指示するユーザ操作に応じて、前記第1画面内にUIオブジェクトを表示するUI部品を前記第3サーバに対して要求し、前記UI部品を前記第3サーバから取得する第1取得工程と、
前記Webサイトにログインしたユーザに対応する第1情報を、前記UI部品への入力のために前記第1サーバから取得する第2取得工程と、
前記UI部品によって表示される前記UIオブジェクトを含む前記第1画面を、前記表示部に表示する第2表示工程と、を含み、
前記第2表示工程は、
前記UI部品が、前記第2サーバによって提供される第2情報を前記第2サーバに対して要求し、前記第2情報を前記第2サーバから取得する工程と、
前記UI部品が、前記UIオブジェクト上で、前記第1サーバから取得された前記第1情報と前記第2サーバから取得された前記第2情報とのうち、一方の情報に基づいて他方の情報の表示を制御する工程と、を含む
ことを特徴とする情報処理装置の制御方法。 - 請求項12に記載の情報処理装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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