JP2023175560A - トリガー式吐出器 - Google Patents
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Abstract
【課題】不使用時に内容物が周囲に付することを回避できるトリガー式吐出器を提供する。【解決手段】上方付勢状態で押下げ可能に起立したステム5と、前記ステム5の後側で後上方へ立設された支持腕14と、前記支持腕14の上端側に配置された揺動軸19より前側へ突設され、この突設方向の中間部20bが連係軸7を介して前記ステム5の先端部6へ連係されたトリガー部材20と、前記ステム5の後側で、前記支持腕14に軸着された回転軸36から上方へ突出され、前記トリガー部材20に前方への離脱を可能に係合した係止端部32を有する回転ストッパー30と、前記ノズル筒8の吐出口9を閉塞するカバー蓋58と、このカバー蓋58及び前記回転ストッパー30の間に介在する梃子機構42と具備する。【選択図】図1
Description
本発明は、トリガー式吐出器、特に容器体の口頸部に装着するためのトリガー式吐出器、に関する。
この種の吐出器として、上方付勢状態で起立したステムと、このステムの後側で後上方へ立設された支持腕と、支持腕の上端側の揺動軸より前側へ突設されたトリガーとを有し、このトリガーの中間部を前記ステムの上部へ連係させるとともに、前記支持腕とトリガーとの間に、下端部を支持腕に軸支させた回転ストッパーを介在させ、回転ストッパーを後傾させることにより、トリガーのロック状態を解除するものが知られている(特許文献1)。
近年、トリガー式吐出器を例えば鞄内に収納して携帯したいというニーズがある。しかしながら、特許文献1のトリガー式吐出器は、鞄に収納した場合に、ノズル筒の先端側に残った液体が、鞄の内面や他の収納物品に付着してしまうおそれがあった。
本発明の第1の目的は、不使用時にノズル筒の先端を覆って、内容物が周囲に付着することを回避できるトリガー式吐出器を提供することである。
本発明の第2の目的は、トリガーのロックの解除とノズル筒からのカバーの除去とを一動作で行うことができ、使い勝手のよいトリガー式吐出器を提供することである。
本発明の第2の目的は、トリガーのロックの解除とノズル筒からのカバーの除去とを一動作で行うことができ、使い勝手のよいトリガー式吐出器を提供することである。
第1の手段は、上方付勢状態で押下げ可能に起立したステム5を有し、このステム5の先端部6から前方へノズル筒8を突設した吐出ポンプ2と、
前記ステム5の後側で後上方へ立設された支持腕14と、
前記支持腕14の上端側に配置された揺動軸19より前側へ突設され、この突設方向の中間部20bが連係軸7を介して前記ステム5の先端部6へ連係されたトリガー部材20と、
前記ステム5の後側で、前記支持腕14に軸着された回転軸36から上方へ突出され、前記トリガー部材20に前方への離脱を可能に係合した係止端部32を有する回転ストッパー30と、
前記ノズル筒8の吐出口9を閉塞するカバー蓋58と、
このカバー蓋58との連結箇所を作用点部Aとし、左右方向から見て前記ステム5の先端部6に支承させた枢要部44に支点部Fを配備させるとともに、当該支点部Fより後方に力点部Pを有する梃子機構42と、
前記回転ストッパー30の上部を前記力点部Pに連結する連接片38とを、具備し、
前記回転ストッパー30を前傾させると、前記力点部Pが前記連接片38を介して引き下げられることにより、前記作用点部Aが上昇し、前記カバー蓋58が前記吐出口9から離脱するように構成した。
前記ステム5の後側で後上方へ立設された支持腕14と、
前記支持腕14の上端側に配置された揺動軸19より前側へ突設され、この突設方向の中間部20bが連係軸7を介して前記ステム5の先端部6へ連係されたトリガー部材20と、
前記ステム5の後側で、前記支持腕14に軸着された回転軸36から上方へ突出され、前記トリガー部材20に前方への離脱を可能に係合した係止端部32を有する回転ストッパー30と、
前記ノズル筒8の吐出口9を閉塞するカバー蓋58と、
このカバー蓋58との連結箇所を作用点部Aとし、左右方向から見て前記ステム5の先端部6に支承させた枢要部44に支点部Fを配備させるとともに、当該支点部Fより後方に力点部Pを有する梃子機構42と、
前記回転ストッパー30の上部を前記力点部Pに連結する連接片38とを、具備し、
前記回転ストッパー30を前傾させると、前記力点部Pが前記連接片38を介して引き下げられることにより、前記作用点部Aが上昇し、前記カバー蓋58が前記吐出口9から離脱するように構成した。
本手段では、図1(A)に示すように、ステム5の先端部6から前方へ突設するノズル筒8の吐出口9を、カバー蓋58で閉塞させている。
この構造によれば、トリガー式吐出器を鞄などの内部に保管する場合に、ノズル筒8の先端の残った内容液が鞄の内部に付着することを防止できる。
また本手段では、前記カバー蓋58は、回転ストッパー30に連係する梃子機構42に連結されている。この梃子機構42は、前記カバー蓋58との連結箇所を作用点部Aとし、左右方向から見て前記ステム5の先端部6に支承させた枢要部44に支点部Fを配備させるとともに、当該支点部Fより後方に力点部Pを有する。そして、この力点部Pが連接片38を介して前記回転ストッパー30の上部に連結している。
この構造によれば、図4(A)から図4(C)に示す如く、前記カバー蓋58の開蓋操作と回転ストッパー30を外す操作とを一動作で行うことができ、使い勝手がよい。
この構造によれば、トリガー式吐出器を鞄などの内部に保管する場合に、ノズル筒8の先端の残った内容液が鞄の内部に付着することを防止できる。
また本手段では、前記カバー蓋58は、回転ストッパー30に連係する梃子機構42に連結されている。この梃子機構42は、前記カバー蓋58との連結箇所を作用点部Aとし、左右方向から見て前記ステム5の先端部6に支承させた枢要部44に支点部Fを配備させるとともに、当該支点部Fより後方に力点部Pを有する。そして、この力点部Pが連接片38を介して前記回転ストッパー30の上部に連結している。
この構造によれば、図4(A)から図4(C)に示す如く、前記カバー蓋58の開蓋操作と回転ストッパー30を外す操作とを一動作で行うことができ、使い勝手がよい。
第2の手段は、第1の手段を有し、かつ前記枢要部44は、頂部46の左右両辺から前記ステム5の先端部6の左右両側に垂設する一対の剛性側板48を有しており、
これら剛性側板48には、前記連係軸7を嵌合可能な挿通孔50が開口されており、
前記挿通孔50の縁部と前記連係軸7とで前記支点部Fを形成した。
これら剛性側板48には、前記連係軸7を嵌合可能な挿通孔50が開口されており、
前記挿通孔50の縁部と前記連係軸7とで前記支点部Fを形成した。
本手段では、図1(A)に示す如く、前記枢要部44は、頂部46の左右両辺から前記ステム5の先端部6の左右両側に垂設する一対の剛性側板48を有している。
これら剛性側板48には、前記連係軸7を嵌合可能な挿通孔50が開口されている。
そして前記挿通孔50の縁部と前記連係軸7とで前記支点部Fを形成させている。
この構造によれば、トリガー部材20及びステム5とを連係させる連係軸7を梃子機構の枢要部の支えとして兼用することができ、構成を簡易化することができる。
これら剛性側板48には、前記連係軸7を嵌合可能な挿通孔50が開口されている。
そして前記挿通孔50の縁部と前記連係軸7とで前記支点部Fを形成させている。
この構造によれば、トリガー部材20及びステム5とを連係させる連係軸7を梃子機構の枢要部の支えとして兼用することができ、構成を簡易化することができる。
第3の手段は、第2の手段を有し、かつ前記梃子機構42は、前記枢要部44から後方へ突設して前記連接片38に接続させた第1アーム部52と、前記枢要部44から前方へ突設して前記カバー蓋58に連結させた第2アーム部54とを有しており、
前記第2アーム部54は、前記ノズル筒8の上面及び左右側面を覆う断面逆U字形の剛性カバー体に形成されている。
前記第2アーム部54は、前記ノズル筒8の上面及び左右側面を覆う断面逆U字形の剛性カバー体に形成されている。
本手段では、梃子機構42の第2アーム部54は、図3(D)に示す如く、前記ノズル筒8の上面及び左右側面を覆う断面逆U字形の剛性カバー体に形成されている。
この構造によれば、保管時にノズル筒周辺に埃やゴミが付着することを防止でき、衛生的であるとともに、梃子として十分な強度を確保できる。
この構造によれば、保管時にノズル筒周辺に埃やゴミが付着することを防止でき、衛生的であるとともに、梃子として十分な強度を確保できる。
第4の手段は、第2の手段を有し、かつ前記挿通孔50の上側の一半部50aを、上側に向かって先細りのテーパ形状に、また前記挿通孔50の下側の他半部50bを上前方から下後方へ延びる傾斜溝状にそれぞれ形成しており、前記連係軸7は、前記挿通孔50内に、前記回転ストッパーの操作により前記一半部50aと前記他半部50bとの間を移行することが可能に遊嵌させた。
本手段では、図3(B)に示す如く、前記挿通孔50の上側の一半部50aを、上側に向かって先細りのテーパ形状に、また前記挿通孔50の下側の他半部50bを上前方から下後方へ延びる傾斜溝状にそれぞれ形成している。
そして、図5(A)及び図5(B)に示す如く、テーパ形状の上側の一半部50aと、下後方への傾斜溝状の下側の他半部50bとを、前記連係軸7は、前記挿通孔50内に、前記回転ストッパーの操作により前記一半部50aと前記他半部50bとの間を移行することが可能に遊嵌させた。
この構造によれば、前記回転ストッパーを前方へ前傾させたときに、図5(A)に示す如く、第2アーム部54を前方側へ距離d2だけ変位させることができる。
故にノズル筒8の吐出口9からカバー蓋58を確実に離脱させることができる。
そして、図5(A)及び図5(B)に示す如く、テーパ形状の上側の一半部50aと、下後方への傾斜溝状の下側の他半部50bとを、前記連係軸7は、前記挿通孔50内に、前記回転ストッパーの操作により前記一半部50aと前記他半部50bとの間を移行することが可能に遊嵌させた。
この構造によれば、前記回転ストッパーを前方へ前傾させたときに、図5(A)に示す如く、第2アーム部54を前方側へ距離d2だけ変位させることができる。
故にノズル筒8の吐出口9からカバー蓋58を確実に離脱させることができる。
第5の手段は、第1の手段から第4の手段のいずれかを有し、かつ前記連接片38は、その両端に、左右方向に相互に平行な第1ヒンジh1及び第2ヒンジh2を有する剛性連接片であり、これら両ヒンジを介して前記回転ストッパー30及び前記カバー部材40に一体的に連設された。
本手段では、図3(A)に示す如く、前記連接片38は、その両端に、左右方向に相互に平行な第1ヒンジh1及び第2ヒンジh2を有する剛性連接片とした。
この構造によれば、回転ストッパー30の動きを的確に梃子機構42に伝達することができ、これにより、梃子機構42を確実に動作させることができる。
また前記連接片38は、第1ヒンジh1を介して回転ストッパー30に、また第2ヒンジh2を介してカバー部材40にそれぞれ一体的に連設されている。
これによりパーツ数を増やすことなく、簡易的な操作でカバー蓋58の解除が可能となる。
この構造によれば、回転ストッパー30の動きを的確に梃子機構42に伝達することができ、これにより、梃子機構42を確実に動作させることができる。
また前記連接片38は、第1ヒンジh1を介して回転ストッパー30に、また第2ヒンジh2を介してカバー部材40にそれぞれ一体的に連設されている。
これによりパーツ数を増やすことなく、簡易的な操作でカバー蓋58の解除が可能となる。
本発明によれば、不使用時にノズル筒の先端を覆って、内容物が周囲に付着することを回避できる。また、本発明によれば、トリガーのロックの解除とノズル筒からのカバー蓋の除去とを一動作で行うことができ、使い勝手がよい。
図1から図5は、本発明の実施形態に係るトリガー式吐出器を示している。この吐出器は、吐出ポンプ2と、装着部材10と、トリガー部材20と、回転ストッパー30と、連接片38と、カバー部材40とを備えている。
これら各部材は、例えば合成樹脂や金属で形成することができる。
なお、回転ストッパー30と連接片38とカバー部材40とは、合成樹脂材で、一部品として一体成形されているが、別体として成形しても構わない。
これら各部材は、例えば合成樹脂や金属で形成することができる。
なお、回転ストッパー30と連接片38とカバー部材40とは、合成樹脂材で、一部品として一体成形されているが、別体として成形しても構わない。
吐出ポンプ2は、従来公知の構成であり、図示例では、容器体100内へ挿入されシリンダ3の下端側から吸い上げパイプ4を垂設するとともに、前記シリンダ3を摺動するピストン(図示せず)から上方付勢状態でかつ昇降可能に起立したステム5を有する。このステム5の先端部6(上端部)からは、ノズル筒8が前方へ突設されている。
なお、本明細書では、説明の便宜のために、図1(A)の右側を「後」と、同図の左側を「前」と、紙面に直交する方向を「左右」と称する。
そして、前記吐出ポンプ2は、前記シリンダ3に対するステム5の上下動により、容器体100内の液体をシリンダ3内へ吸い込んで、ノズル筒8の吐出口9から吐出することが可能に形成されている。これらの構造は適宜変更することができる。
そして前記ステム5の先端部6からは、図1(A)に示す如く、側面視円形で左右一対の連係軸7が側方(左右方向)へ短く突設されている。
なお、本明細書では、説明の便宜のために、図1(A)の右側を「後」と、同図の左側を「前」と、紙面に直交する方向を「左右」と称する。
そして、前記吐出ポンプ2は、前記シリンダ3に対するステム5の上下動により、容器体100内の液体をシリンダ3内へ吸い込んで、ノズル筒8の吐出口9から吐出することが可能に形成されている。これらの構造は適宜変更することができる。
そして前記ステム5の先端部6からは、図1(A)に示す如く、側面視円形で左右一対の連係軸7が側方(左右方向)へ短く突設されている。
装着部材10も、従来公知の部材であり、前記容器体100の口頸部に前記吐出ポンプ2を装着する役割を有する。図示例の装着部材10は、前記口頸部の外面に嵌合するための装着筒11の上端からフランジ壁部12を内方へ突設しており、このフランジ壁部12の裏面から前記シリンダ3を垂設するように設けている。また前記フランジ壁部12の内周からは、大径筒部13aを介して前記ステム5の昇降を案内する小径筒部13bを起立している。
前記装着部材10の適所(図示例では前記大径筒部13a)からは、前記ステム5の後側に位置させて、前記トリガー部材20を支えるための支持腕14が後上方へ斜めに立設されている。
図示例の支持腕14は、一枚の後壁部15の左右両端から一対の側壁部16を突設することで形成されている。そして、これら側壁部16の適所(図示例では後述の揺動軸19寄りの部位)に、後述の回転軸36を取り付けるための軸孔17を形成している。また図示例では、各軸孔17の上方に、当該軸孔に回転軸36を導入するためのスリット18が穿設されている。
前記装着部材10の適所(図示例では前記大径筒部13a)からは、前記ステム5の後側に位置させて、前記トリガー部材20を支えるための支持腕14が後上方へ斜めに立設されている。
図示例の支持腕14は、一枚の後壁部15の左右両端から一対の側壁部16を突設することで形成されている。そして、これら側壁部16の適所(図示例では後述の揺動軸19寄りの部位)に、後述の回転軸36を取り付けるための軸孔17を形成している。また図示例では、各軸孔17の上方に、当該軸孔に回転軸36を導入するためのスリット18が穿設されている。
前記トリガー部材20は、前記支持腕14の上端に配置された揺動軸19を中心として、揺動可能に、当該揺動軸19より前側へ突出されている。
本実施形態では、前記トリガー部材20は、前記揺動軸19に軸着された基部20aから、水平方向前方へ延びる中間部20bを介して、グリップ部である先部20cを前下方へ延設してなる。そして前記中間部20bが前記連係軸7を介して前記ステム5の先端部6に連係しており、これにより、トリガー部材20を引くことにより、前記ステム5が下降するように構成されている。
なお、本明細書に「連係」とは、2つの部位の間で何らかの力が伝達されるように、両部位が連結され或いは連続していることを意味するものとする。
図示例のトリガー部材20は、主板部22の左右両側から内側(吐出ポンプ2側)へ突出する左右一対の側板部24を突設させてなる。そして前記トリガー部材20の中間部20bにおいて、両側板部24の内面に連係軸7の軸受部を兼ねる押下げ部26を形成している。この押下げ部26は、図2(B)に示すように、側方から見て、(円形の上半分である)半円形の凹部として形成されている。もっとも、これらの形状は適宜変更することができる。
本実施形態では、前記トリガー部材20は、前記揺動軸19に軸着された基部20aから、水平方向前方へ延びる中間部20bを介して、グリップ部である先部20cを前下方へ延設してなる。そして前記中間部20bが前記連係軸7を介して前記ステム5の先端部6に連係しており、これにより、トリガー部材20を引くことにより、前記ステム5が下降するように構成されている。
なお、本明細書に「連係」とは、2つの部位の間で何らかの力が伝達されるように、両部位が連結され或いは連続していることを意味するものとする。
図示例のトリガー部材20は、主板部22の左右両側から内側(吐出ポンプ2側)へ突出する左右一対の側板部24を突設させてなる。そして前記トリガー部材20の中間部20bにおいて、両側板部24の内面に連係軸7の軸受部を兼ねる押下げ部26を形成している。この押下げ部26は、図2(B)に示すように、側方から見て、(円形の上半分である)半円形の凹部として形成されている。もっとも、これらの形状は適宜変更することができる。
回転ストッパー30は、前記支持腕14とトリガー部材20との間に離脱可能に介在して、トリガー部材20をロック状態とする役割を有する。
前記回転ストッパー30は、側方(左右方向)から見て、図1(A)に示す如く、前記ステム5の後側で、前記支持腕14の軸孔17により受持された回転軸36を有し、この回転軸36から上方へ突出されている。
回転ストッパー30の上部には、トリガー部材20の適所(図示例では一対の側板部24の下縁)に対して、前方への離脱可能に突き当てられた係止端部32が形成されている。
図示例では、図3(C)に示す如く、係止端部である左右に長い係止盤部32の下面から左右一対の脚板35を垂設し、これら脚板35の間に前記回転軸36を架設させている。
また前記係止盤部32の左右両側には、一対の摘み部34を付設している。
さらに係止盤部32の上面の前半部には、図3(A)に示す如く、前記連接片38との連接部位として、上方から見て、左右方向に幅広の隆起部33が形成されている。この隆起部33を設けることにより、後述の第1ヒンジh1の位置を係止盤部32の上面より高くすることができる。これにより、連接片38の幅方向の長さや水平方向に対する傾斜角度を適切に調整することができる。
前記回転ストッパー30は、側方(左右方向)から見て、図1(A)に示す如く、前記ステム5の後側で、前記支持腕14の軸孔17により受持された回転軸36を有し、この回転軸36から上方へ突出されている。
回転ストッパー30の上部には、トリガー部材20の適所(図示例では一対の側板部24の下縁)に対して、前方への離脱可能に突き当てられた係止端部32が形成されている。
図示例では、図3(C)に示す如く、係止端部である左右に長い係止盤部32の下面から左右一対の脚板35を垂設し、これら脚板35の間に前記回転軸36を架設させている。
また前記係止盤部32の左右両側には、一対の摘み部34を付設している。
さらに係止盤部32の上面の前半部には、図3(A)に示す如く、前記連接片38との連接部位として、上方から見て、左右方向に幅広の隆起部33が形成されている。この隆起部33を設けることにより、後述の第1ヒンジh1の位置を係止盤部32の上面より高くすることができる。これにより、連接片38の幅方向の長さや水平方向に対する傾斜角度を適切に調整することができる。
連接片38は、前記回転ストッパー30の動きを梃子機構42側へ伝える役割を有する。
本明細書において、「連接」とは形態的に連なっているという程度の意味である。
本実施形態の連接片38は、上方から見て、図3(A)に示す如く、左右方向に長い矩形(又は帯状)の剛性片である。この連接片38の短手方向の両側には、回転ストッパー30の上部(図示例では前記隆起部33の後面上端部)と連続する第1ヒンジh1と、後述の梃子機構42の第1アーム部52に連続する第2ヒンジh2とが形成される。
これら第1ヒンジh1及び第2ヒンジh2とは、相互に平行である。図1(A)に示す初期状態において、第2ヒンジh2は、第1ヒンジh1より高い位置にあり、連接片38全体が側方から見て水平方向に対して傾斜している。図示例では、前記初期状態で第2ヒンジh2は前記中間部20bで前記主板部22の下面に当接している。
本明細書において、「連接」とは形態的に連なっているという程度の意味である。
本実施形態の連接片38は、上方から見て、図3(A)に示す如く、左右方向に長い矩形(又は帯状)の剛性片である。この連接片38の短手方向の両側には、回転ストッパー30の上部(図示例では前記隆起部33の後面上端部)と連続する第1ヒンジh1と、後述の梃子機構42の第1アーム部52に連続する第2ヒンジh2とが形成される。
これら第1ヒンジh1及び第2ヒンジh2とは、相互に平行である。図1(A)に示す初期状態において、第2ヒンジh2は、第1ヒンジh1より高い位置にあり、連接片38全体が側方から見て水平方向に対して傾斜している。図示例では、前記初期状態で第2ヒンジh2は前記中間部20bで前記主板部22の下面に当接している。
カバー部材40は、前記吐出口9を含む前記ノズル筒8の全体を覆う役割を有し、かつ、前記回転ストッパー30の動き(揺動)に連動して、前記吐出口9を開閉させる作用を奏する。
図示例のカバー部材40は、ノズル筒8の吐出口9とノズル筒8の周面の上部及び左右側部を覆うものとして形成しているが、少なくとも前記吐出口9を閉塞するものであればよい。
本実施形態のカバー部材40は、ノズル筒8の吐出口9を塞ぐカバー蓋58と、このカバー蓋58を開閉させるための梃子機構42とからなる。
図示例のカバー部材40は、ノズル筒8の吐出口9とノズル筒8の周面の上部及び左右側部を覆うものとして形成しているが、少なくとも前記吐出口9を閉塞するものであればよい。
本実施形態のカバー部材40は、ノズル筒8の吐出口9を塞ぐカバー蓋58と、このカバー蓋58を開閉させるための梃子機構42とからなる。
前記梃子機構42は、前記ステム5の先端部6に支承させた枢要部44と、枢要部44から後方へ突設して前記連接片38に接続させた第1アーム部52と、前記枢要部44から前方へ突設して前記カバー蓋58に連結させた第2アーム部54とを有する。
そして、前記枢要部44に支点部Fを配備させるとともに、第1アーム部52の後端(連接片38との連接端部)を力点部Pとし、前記第2アーム部54の前端(カバー蓋との連結端部)を作用点部Aとしている。
こうすることで、前記回転ストッパー30を前傾させる操作により、前記力点部Pが前記連接片38を介して引き下げられることにより、前記作用点部Aが上昇し、前記カバー蓋58が前記吐出口9から離脱する。
また逆の操作(垂直状態で戻す操作)により、力点部Pが上昇して作用点部Aが下がり、前記吐出口9が閉塞される。
本実施形態では、前記連係軸7と後述の挿通孔50の縁部とで支点部Fを形成しているが、前記支点部Fは梃子機構42を支えることができれば、どのような構造でもよい。
そして、前記枢要部44に支点部Fを配備させるとともに、第1アーム部52の後端(連接片38との連接端部)を力点部Pとし、前記第2アーム部54の前端(カバー蓋との連結端部)を作用点部Aとしている。
こうすることで、前記回転ストッパー30を前傾させる操作により、前記力点部Pが前記連接片38を介して引き下げられることにより、前記作用点部Aが上昇し、前記カバー蓋58が前記吐出口9から離脱する。
また逆の操作(垂直状態で戻す操作)により、力点部Pが上昇して作用点部Aが下がり、前記吐出口9が閉塞される。
本実施形態では、前記連係軸7と後述の挿通孔50の縁部とで支点部Fを形成しているが、前記支点部Fは梃子機構42を支えることができれば、どのような構造でもよい。
前記枢要部44は、図3(A)に示すように、頂部46の左右両側から前記連係軸7を嵌合(遊嵌)するための挿通孔50を有する左右一対の剛性側板48を垂設させた部位である。
本明細書で「枢要部」とは梃子機構の要になる部位という意味である。また「剛性」という言葉は、梃子としての強度を発揮できる程度であれば足りる。
図1(A)において、前記頂部46はステム5の先端部6の上に配置されている。
そして、当該頂部46の左右両側から垂設する一対の剛性側板48の挿通孔50に、前記先端部6の両側の連係軸7を嵌合(図示例では遊嵌)させることにより、ステム5にカバー部材40が組み付けられている。
この構成では、図4(B)に示す如く、前記連係軸7が前記挿通孔50の縁部の適所(例えば後述の第1傾斜辺S2)に当接することにより支点部Fとしての機能が発揮される。
本明細書で「枢要部」とは梃子機構の要になる部位という意味である。また「剛性」という言葉は、梃子としての強度を発揮できる程度であれば足りる。
図1(A)において、前記頂部46はステム5の先端部6の上に配置されている。
そして、当該頂部46の左右両側から垂設する一対の剛性側板48の挿通孔50に、前記先端部6の両側の連係軸7を嵌合(図示例では遊嵌)させることにより、ステム5にカバー部材40が組み付けられている。
この構成では、図4(B)に示す如く、前記連係軸7が前記挿通孔50の縁部の適所(例えば後述の第1傾斜辺S2)に当接することにより支点部Fとしての機能が発揮される。
図示例では、前記挿通孔50の縁部は、図2(B)に示す如く、垂直辺S1と第1傾斜辺S2と第2傾斜辺S3と弧状辺S4とを含む。
そして前記挿通孔50の上側の一半部50aは、上側に向かって先細りのテーパ形状であり、垂直辺S1と第1傾斜辺S2との間に形成されている。
他方、前記挿通孔50の下側の他半部50bは上前方から下後方へ延びる傾斜溝状であり、第1傾斜辺S2と第2傾斜辺S3との間に形成されている。
そして、前記連係軸7は、前記回転ストッパーの操作により、図5(A)及び図5(B)に示す如く、前記連係軸7が前記一半部50aと前記他半部50bとの間を移行することが可能に形成されている。
このような構成とした理由を図4及び図5を用いて説明する。
まず図5(A)に示す初期状態において、連係軸7と挿通孔50の弧状辺S4との間に隙間d1があったとすると、その隙間d1の大きさに応じて前記連係軸7が挿通孔50内で移動する余地が在る。しかしながら、実際には連係軸7はステム5に固定された不動の部位であるから、吐出器全体から見れば、図5(B)に示すように、枢要部44を含むカバー部材40が隙間d1に対応したある一定の距離d2を前進する余裕があると理解すべきである。
図4(A)から図4(C)に回転ストッパー30を前傾させたときの連接片38及びカバー部材40の動きを示している。
図4(A)に示す状態で、連接片38の第2ヒンジh2は主板部22の下面に突き当たっているため、この下面を案内面Gとして前方へ摺動しようとする。なお、案内面Gは第2ヒンジh2の向きを水平方向へ向ける案内手段の一例であり、その構造は適宜変更することができる。
前記第2ヒンジh2が案内面Gに沿って摺動することにより、連接片38はカバー部材40に前方向への押圧力f1を作用させる。
その結果、図5(B)に示すように、カバー部材40は、回転ストッパー30を前傾させる操作の初期段階において、回転を伴う前進動作(斜め前方への移動)をすることになる。
これにより、カバー蓋58がノズル筒8の前端面に擦れて回転動作の邪魔になるという状況を回避でき、スムーズに外れる。
特に、図示例のようにカバー蓋58にフック部60を付設した構造では、当該フック部60がノズル筒8の下端に引っ掛かって回転動作の邪魔をする不都合を低減できる。
ここで、前記の構造は適宜変更することができる。
挿通孔50の形状及び大きさは適宜変更することができる。例えば、挿通孔50の形状は連係軸7の外周に密着する真円形にしても構わない。
そして前記挿通孔50の上側の一半部50aは、上側に向かって先細りのテーパ形状であり、垂直辺S1と第1傾斜辺S2との間に形成されている。
他方、前記挿通孔50の下側の他半部50bは上前方から下後方へ延びる傾斜溝状であり、第1傾斜辺S2と第2傾斜辺S3との間に形成されている。
そして、前記連係軸7は、前記回転ストッパーの操作により、図5(A)及び図5(B)に示す如く、前記連係軸7が前記一半部50aと前記他半部50bとの間を移行することが可能に形成されている。
このような構成とした理由を図4及び図5を用いて説明する。
まず図5(A)に示す初期状態において、連係軸7と挿通孔50の弧状辺S4との間に隙間d1があったとすると、その隙間d1の大きさに応じて前記連係軸7が挿通孔50内で移動する余地が在る。しかしながら、実際には連係軸7はステム5に固定された不動の部位であるから、吐出器全体から見れば、図5(B)に示すように、枢要部44を含むカバー部材40が隙間d1に対応したある一定の距離d2を前進する余裕があると理解すべきである。
図4(A)から図4(C)に回転ストッパー30を前傾させたときの連接片38及びカバー部材40の動きを示している。
図4(A)に示す状態で、連接片38の第2ヒンジh2は主板部22の下面に突き当たっているため、この下面を案内面Gとして前方へ摺動しようとする。なお、案内面Gは第2ヒンジh2の向きを水平方向へ向ける案内手段の一例であり、その構造は適宜変更することができる。
前記第2ヒンジh2が案内面Gに沿って摺動することにより、連接片38はカバー部材40に前方向への押圧力f1を作用させる。
その結果、図5(B)に示すように、カバー部材40は、回転ストッパー30を前傾させる操作の初期段階において、回転を伴う前進動作(斜め前方への移動)をすることになる。
これにより、カバー蓋58がノズル筒8の前端面に擦れて回転動作の邪魔になるという状況を回避でき、スムーズに外れる。
特に、図示例のようにカバー蓋58にフック部60を付設した構造では、当該フック部60がノズル筒8の下端に引っ掛かって回転動作の邪魔をする不都合を低減できる。
ここで、前記の構造は適宜変更することができる。
挿通孔50の形状及び大きさは適宜変更することができる。例えば、挿通孔50の形状は連係軸7の外周に密着する真円形にしても構わない。
前記第1アーム部52は、本実施形態では、枢要部44の頂部46から後方へ水平板として突設されており、その後端部を力点部Pとして前記連接片38に連接させている。もっとも第1アーム部52の形状及び配置は適宜変更することができる。
前記第2アーム部54は、前記ノズル筒8の上面及び左右側面を覆う断面逆U字形の剛性カバー体に形成されている。
第2アーム部54の下側には、ノズル筒8への着脱を可能とするために、開口Оが形成されている。
図示例では、図3(D)に示すように、前記第2アーム部54は、上壁部55から左右一対の側壁部56を円弧状に垂設してなる。
前記上壁部55は、側方から見て、図1(A)に示す如く、前記枢要部44の頂部46に対して僅かに傾いており、そして第2アーム部54全体が前上方へ緩やかに斜行している。
第2アーム部54の下側には、ノズル筒8への着脱を可能とするために、開口Оが形成されている。
図示例では、図3(D)に示すように、前記第2アーム部54は、上壁部55から左右一対の側壁部56を円弧状に垂設してなる。
前記上壁部55は、側方から見て、図1(A)に示す如く、前記枢要部44の頂部46に対して僅かに傾いており、そして第2アーム部54全体が前上方へ緩やかに斜行している。
前記カバー蓋58は、前記ノズル筒8の吐出口9を閉塞する役目を有し、前記第2アーム部54に連設されている。
図示例では、カバー蓋58の下端側に前記ノズル筒8の下面に係止するフック部60が付設されている。
もっとも、この構造は適宜変更することができる。
図示例では、カバー蓋58の下端側に前記ノズル筒8の下面に係止するフック部60が付設されている。
もっとも、この構造は適宜変更することができる。
前記構成において、図4(A)の状態でノズル筒8はカバー部材40により覆われているから、ノズル筒に埃やゴミが付着することを回避できる。特に毛髪や皮膚に関する用途に使用されるときに、こうすることには利益がある。
またノズル筒8の吐出口9はカバー蓋58で覆っているので、この吐出器を鞄などに入れても、ノズル筒8に残った液体が鞄の内部や他の収納物に付着することを回避できる。
なお、カバー蓋58の下端部にはノズル筒8の下面に係止するフック部60が付設されているので、カバー蓋58が鞄の収納物などに触れて、吐出口9から外れることも生じにくい。
図4(A)の状態から、図4(B)の状態に前記回転ストッパー30を傾動させると、連接片38が前記主板部22の下面を案内面Gとしてスライドし、前方への押込み力f1をカバー部材40に作用させることで、カバー部材40が斜め前方へ移動する。これにより、前記フック部がノズル筒8の下端部から前上方へ離脱するので、カバー蓋58がノズル筒8の吐出口9からスムーズに外れる。
更に前記回転ストッパー30を傾けると、図4(C)に示すように力点部P(第2ヒンジ形成箇所)に対して作用する引き下げ力f2が強くなる。これにより支点部Fを中心としてカバー部材40が回転し、カバー蓋58が上昇するので、吐出口9が完全に開放される。
この状態でトリガー部材20を引き吐出口9から液体を噴出すればよい。
液体の噴出作業を完了した後には、前記回転ストッパー30を前傾状態から直立状態に戻すと、カバー部材40が逆向きに回転することにより、ノズル筒8の外面を覆い、かつカバー蓋58が前記吐出口9を閉塞する。
またノズル筒8の吐出口9はカバー蓋58で覆っているので、この吐出器を鞄などに入れても、ノズル筒8に残った液体が鞄の内部や他の収納物に付着することを回避できる。
なお、カバー蓋58の下端部にはノズル筒8の下面に係止するフック部60が付設されているので、カバー蓋58が鞄の収納物などに触れて、吐出口9から外れることも生じにくい。
図4(A)の状態から、図4(B)の状態に前記回転ストッパー30を傾動させると、連接片38が前記主板部22の下面を案内面Gとしてスライドし、前方への押込み力f1をカバー部材40に作用させることで、カバー部材40が斜め前方へ移動する。これにより、前記フック部がノズル筒8の下端部から前上方へ離脱するので、カバー蓋58がノズル筒8の吐出口9からスムーズに外れる。
更に前記回転ストッパー30を傾けると、図4(C)に示すように力点部P(第2ヒンジ形成箇所)に対して作用する引き下げ力f2が強くなる。これにより支点部Fを中心としてカバー部材40が回転し、カバー蓋58が上昇するので、吐出口9が完全に開放される。
この状態でトリガー部材20を引き吐出口9から液体を噴出すればよい。
液体の噴出作業を完了した後には、前記回転ストッパー30を前傾状態から直立状態に戻すと、カバー部材40が逆向きに回転することにより、ノズル筒8の外面を覆い、かつカバー蓋58が前記吐出口9を閉塞する。
前記構成及び作用によれば、ノズル筒8の吐出口9を閉塞するカバー蓋58を設けるとともに、当該カバー蓋58を、回転ストッパー30に連係する梃子機構42に連結させたから、トリガー式吐出器を鞄などの内部に保管する場合に、ノズル筒8の先端の残った内容液が鞄の内部に付着することを防止できるとともに、開蓋操作が容易となり、使い勝手がよい。
また前記枢要部44の剛性側板48には、トリガー部材20にステム5の先端部6を連係させるための連係軸7を嵌合可能な挿通孔50が開口されているから、構成を簡易化することができる。
また梃子機構42の第2アーム部54は、前記ノズル筒8の上面及び左右側面を覆う断面逆U字形の剛性カバー体に形成されているから、衛生的であるとともに、梃子として十分な強度を確保できる。
また前記回転ストッパーの操作により前記連係軸7が前記挿通孔50のテーパ形状の上側の一半部50aと、下後方への傾斜溝状の下側の他半部50bと移行することが可能に形成したから、ノズル筒8を吐出口9からカバー蓋58を確実に離脱させることができる。
前記連接片38は、第1ヒンジh1及び第2ヒンジh2を介して一体的に回転ストッパー30及びカバー部材40に連設したから、パーツ数を増やすことがない。
また前記枢要部44の剛性側板48には、トリガー部材20にステム5の先端部6を連係させるための連係軸7を嵌合可能な挿通孔50が開口されているから、構成を簡易化することができる。
また梃子機構42の第2アーム部54は、前記ノズル筒8の上面及び左右側面を覆う断面逆U字形の剛性カバー体に形成されているから、衛生的であるとともに、梃子として十分な強度を確保できる。
また前記回転ストッパーの操作により前記連係軸7が前記挿通孔50のテーパ形状の上側の一半部50aと、下後方への傾斜溝状の下側の他半部50bと移行することが可能に形成したから、ノズル筒8を吐出口9からカバー蓋58を確実に離脱させることができる。
前記連接片38は、第1ヒンジh1及び第2ヒンジh2を介して一体的に回転ストッパー30及びカバー部材40に連設したから、パーツ数を増やすことがない。
2…吐出ポンプ 3…シリンダ 4…吸い上げパイプ 5…ステム 6…先端部
7…連係軸 8…ノズル筒 9…吐出口
10…装着部材 11…装着筒 12…フランジ壁部 13a…大径筒部
13b…小径筒部 14…支持腕
15…後壁部 16…側壁部 17…軸孔 18…スリット 19…揺動軸
20…トリガー部材 20a…基部 20b…中間部 20c…先部
22…主板部 23…貫通孔 24…側板部 26…軸受部(押し下げ部)
30…回転ストッパー 32…係止盤部(係止端部) 33…隆起部 34…摘み部
35…脚板 36…回転軸(軸棒) 38…連接片
40…カバー部材 42…梃子機構 44…枢要部 46…頂部 48…剛性側板
50…挿通孔 50a…一半部 50b…他半部 52…第1アーム部
54…第2アーム部 55…上壁部 56…側壁部 58…カバー蓋
60…フック部 100…容器体
A…作用点部 F…支点部 d1…隙間、d2…距離 G…案内手段(案内面)
h1…第1ヒンジ h2…第2ヒンジ О…開口 P…力点部 S1…垂直片
S2…第1傾斜辺 S3…第2傾斜辺 S4…弧状辺
7…連係軸 8…ノズル筒 9…吐出口
10…装着部材 11…装着筒 12…フランジ壁部 13a…大径筒部
13b…小径筒部 14…支持腕
15…後壁部 16…側壁部 17…軸孔 18…スリット 19…揺動軸
20…トリガー部材 20a…基部 20b…中間部 20c…先部
22…主板部 23…貫通孔 24…側板部 26…軸受部(押し下げ部)
30…回転ストッパー 32…係止盤部(係止端部) 33…隆起部 34…摘み部
35…脚板 36…回転軸(軸棒) 38…連接片
40…カバー部材 42…梃子機構 44…枢要部 46…頂部 48…剛性側板
50…挿通孔 50a…一半部 50b…他半部 52…第1アーム部
54…第2アーム部 55…上壁部 56…側壁部 58…カバー蓋
60…フック部 100…容器体
A…作用点部 F…支点部 d1…隙間、d2…距離 G…案内手段(案内面)
h1…第1ヒンジ h2…第2ヒンジ О…開口 P…力点部 S1…垂直片
S2…第1傾斜辺 S3…第2傾斜辺 S4…弧状辺
Claims (5)
- 上方付勢状態で押下げ可能に起立したステム(5)を有し、このステム(5)の先端部(6)から前方へノズル筒(8)を突設した吐出ポンプ(2)と、
前記ステム(5)の後側で後上方へ立設された支持腕(14)と、
前記支持腕(14)の上端側に配置された揺動軸(19)より前側へ突設され、この突設方向の中間部(20b)が連係軸(7)を介して前記ステム(5)の先端部(6)へ連係されたトリガー部材(20)と、
前記ステム(5)の後側で、前記支持腕(14)に軸着された回転軸(36)から上方へ突出され、前記トリガー部材(20)に前方への離脱を可能に係合した係止端部(32)を有する回転ストッパー(30)と、
前記ノズル筒(8)の吐出口(9)を閉塞するカバー蓋(58)と、
このカバー蓋(58)との連結箇所を作用点部(A)とし、左右方向から見て前記ステム(5)の先端部(6)に支承させた枢要部(44)に支点部(F)を配備させるとともに、当該支点部(F)より後方に力点部(P)を有する梃子機構(42)と、
前記回転ストッパー(30)の上部を前記力点部(P)に連結する連接片(38)とを、具備し、
前記回転ストッパー(30)を前傾させると、前記力点部(P)が前記連接片(38)を介して引き下げられることにより、前記作用点部(A)が上昇し、前記カバー蓋(58)が前記吐出口(9)から離脱するように構成したことを特徴とする、トリガー式吐出器。 - 前記枢要部(44)は、頂部(46)の左右両辺から前記ステム(5)の先端部(6)の左右両側に垂設する一対の剛性側板(48)を有しており、
これら剛性側板(48)には、前記連係軸(7)を嵌合可能な挿通孔(50)が開口されており、
前記挿通孔(50)の縁部と前記連係軸(7)とで前記支点部(F)を形成したことを特徴とする、請求項1に記載のトリガー式吐出器。 - 前記梃子機構(42)は、前記枢要部(44)から後方へ突設して前記連接片(38)に接続させた第1アーム部(52)と、前記枢要部(44)から前方へ突設して前記カバー蓋(58)に連結させた第2アーム部(54)とを有しており、
前記第2アーム部(54)は、前記ノズル筒(8)の上面及び左右側面を覆う断面逆U字形の剛性カバー体に形成されていることを特徴とする、請求項2に記載のトリガー式吐出器。 - 前記挿通孔(50)の上側の一半部(50a)を、上側に向かって先細りのテーパ形状に、また前記挿通孔(50)の下側の他半部(50b)を上前方から下後方へ延びる傾斜溝状にそれぞれ形成しており、前記連係軸(7)は、前記挿通孔(50)内に、前記回転ストッパーの操作により前記一半部(50a)と前記他半部(50b)との間を移行することが可能に遊嵌させたことを特徴とする、請求項2に記載のトリガー式吐出器。
- 前記連接片(38)は、その両端に、左右方向に相互に平行な第1ヒンジ(h1)及び第2ヒンジ(h2)を有する剛性連接片であり、これら両ヒンジを介して前記回転ストッパー(30)及び前記カバー部材(40)に一体的に連設されたことを特徴とする、請求項1から請求項4のいずれかに記載のトリガー式吐出器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022088062A JP2023175560A (ja) | 2022-05-30 | 2022-05-30 | トリガー式吐出器 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2022088062A JP2023175560A (ja) | 2022-05-30 | 2022-05-30 | トリガー式吐出器 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023175560A true JP2023175560A (ja) | 2023-12-12 |
Family
ID=89121095
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2022088062A Pending JP2023175560A (ja) | 2022-05-30 | 2022-05-30 | トリガー式吐出器 |
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-
2022
- 2022-05-30 JP JP2022088062A patent/JP2023175560A/ja active Pending
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