JP2023175298A - 車両通信システム - Google Patents
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Abstract
【課題】車載装置の通信負荷や通信状態に拘わらず、車両の操作不備を通知する。【解決手段】車両通信システム1は、第1携帯端末20と、第1携帯端末20と通信する車外通信装置30と、車両50に設けられた車載装置10と、を備える。車載装置10は、所定期間内の車両50に関する車両情報を、第1携帯端末20を介して車外通信装置30へ送信する。車外通信装置30は、車両情報に車両50の操作不備に関する操作不備情報が含まれる場合、車両50に対応する予め定められた第2携帯端末40へ操作不備情報を送信する。【選択図】図1
Description
本開示は、車両通信システムに関する。
従来、車両に対する操作忘れ等の操作不備をユーザに通知するサービスが提供されている。例えば、車両に搭載された専用通信モジュールからサーバ装置へ車両のドアロック状態を送信し、サーバ装置からユーザの携帯端末にドアロック忘れを通知するサービスが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら従来技術では、専用通信モジュール等の車載装置の通信負荷や通信状態によって、車両の操作不備を通知することが困難となる場合があった。
本開示が解決しようとする課題は、車載装置の通信負荷や通信状態に拘わらず、車両の操作不備を通知することができる車両通信システムを提供することである。
本開示にかかる車両通信システムは、第1携帯端末と、第1携帯端末と通信する車外通信装置と、車両に設けられた車載装置と、を備える。車載装置は、所定期間内の前記車両に関する車両情報を、前記第1携帯端末を介して前記車外通信装置へ送信する。車外通信装置は、前記車両情報に前記車両の操作不備に関する操作不備情報が含まれる場合、前記車両に対応する予め定められた第2携帯端末へ前記操作不備情報を送信する。
本開示にかかる車両通信システムによれば、車載装置の通信負荷や通信状態に拘わらず、車両の操作不備を通知することができる。
以下に添付図面を参照して、本開示に係る車両通信システムの実施形態を説明する。
図1は、本実施形態の車両通信システム1の一例を示す模式図である。
車両通信システム1は、車載装置10と、第1携帯端末20と、車外通信装置30と、第2携帯端末40と、を備える。
車載装置10は、車両50に搭載され、少なくとも第1携帯端末20と通信可能に接続される。本実施形態では、車載装置10と第1携帯端末20とは近距離無線通信により通信接続される。
車載装置10は、例えば、近距離無線通信機能を有し且つ車両50に予め搭載された各種装置の一部として構成される。具体的には、例えば、車載装置10は、カーナビゲーションシステム、ディスプレイオーディオ等の一部として機能する。
第1携帯端末20は、ユーザによって操作される携帯端末である。第1携帯端末20を操作するユーザは、例えば、車両50の乗員である。車両50の乗員は、車載装置10のドライバ、またはドライバ以外の車両50の同乗者である。第1携帯端末20は、例えば、スマートフォン、携帯電話機、モバイル端末、などである。
第1携帯端末20は、車載装置10との近距離無線通信圏内に存在する期間中、近距離無線通信により車載装置10と通信接続可能となる。本実施形態では、第1携帯端末20と車載装置10との近距離無線通信圏が、車両50内及び車両50から予め定められた範囲内である形態を一例として説明する。また、第1携帯端末20は、ネットワークNを介して車外通信装置30と通信する。
車外通信装置30は、車両50の外部に設けられた情報処理装置である。車外通信装置30は、例えば、サーバ装置である。車外通信装置30は、第1携帯端末20および第2携帯端末40の各々とネットワークNを介して通信可能に接続される。
第2携帯端末40は、ユーザによって操作される携帯端末である。第2携帯端末40を操作するユーザは、車両50の操作不備に関する操作不備情報の通知先のユーザである。操作不備情報の通知先のユーザは、例えば、該車両50に乗車していたドライバ又はドライバ以外の乗員等である。操作不備情報の詳細は後述する。第2携帯端末40は、例えば、スマートフォン、携帯電話機、モバイル端末、などである。
第2携帯端末40を操作するユーザは、第1携帯端末20を操作するユーザと同じユーザであってもよい。また、第1携帯端末20と第2携帯端末40は、同じユーザによって操作される1つの携帯端末であってもよい。例えば、車載装置10との近距離無線通信圏内に存在していた第1携帯端末20がユーザの移動に伴って近距離無線通信圏外に移動することで、第2携帯端末40として機能してもよい。また、近距離無線通信圏外に存在していた第2携帯端末40がユーザの移動に伴って車載装置10との近距離無線通信圏内に移動することで、第2携帯端末40が第1携帯端末20として機能してもよい。また、第1携帯端末20と第2携帯端末40は、別体として構成された異なる携帯端末であってもよい。
次に、車載装置10、第1携帯端末20、車外通信装置30、および第2携帯端末40の各々の詳細を説明する。
まず、車載装置10について詳細に説明する。
車載装置10は、車両50に搭載されている。車載装置10には、車両50のACC電源(アクセサリ電源)および常時電源の双方が電気的に接続されている。このため、車載装置10は、車両50のACC電源がオフとなった状態であっても常時電源から供給される電力によって動作可能に構成されている。
車載装置10は、車外通信部10Aと、車内通信部10Bと、制御部10Cと、を備える。車外通信部10Aおよび車内通信部10Bと、制御部10Cとは、通信可能に接続されている。
車外通信部10Aは、第1携帯端末20と通信するための通信機能部である。車外通信部10Aは、近距離無線通信の一例であるBluetooth(登録商標)方式に対応しており、Bluetooth無線通信圏内に存在している第1携帯端末20との間で無線通信回線を確立し、Bluetoothの通信規格に準拠した通信を行う。なお、車外通信部10Aは、第1携帯端末20と近距離無線通信可能であればよく、近距離無線通信の方式はBluetooth方式に限定されない。
車内通信部10Bは、車両50に設けられた車内LAN(Local Area Network)等を介して、車両50に設けられた操作系ユニット51、複数のセンサ52、および複数のECU(Engine Control Unit)53の各々に通信可能に接続されている。
操作系ユニット51は、操作系ECU51Aと、駆動機構51Bと、を備える。駆動機構51Bとは、車両50に設けられ、ユーザによる操作指示に応じて状態を切り替える機構である。
本実施形態では、駆動機構51Bが、ユーザによる操作指示に応じて状態を切り替える機構であり且つ、車両50がエンジンオン状態からエンジンオフ状態へ切り替わっても第1状態から第2状態へと自動的に切り替わらない機構である形態を一例として説明する。
第1状態とは、車両50の状態の内、操作不備に関する操作不備情報としてユーザへ通知することが不要な状態である。第2状態とは、車両50の状態の内、操作不備情報としてユーザへ通知することが必要な状態である。
具体的には、駆動機構51Bは、例えば、ドアロック機構、ドア開閉機構、ヘッドライトオンオフ機構、ハザードランプオンオフ機構、サイドブレーキオンオフ機構、等である。なお、駆動機構51Bは、上記条件を満たす機構であればよく、これらに限定されない。
本実施形態では、ドアロック機構では、ドアロックがなされた状態が第1状態であり、ドアロックが解除された状態が第2状態であるものとして説明する。また、ドア開閉機構では、ドアが閉まった状態が第1状態であり、ドアが開いた(半ドア状態を含む)状態が第2状態であるものとして説明する。また、ヘッドライトオンオフ機構およびハザードランプオンオフ機構では、ライト又はランプが消灯した状態が第1状態であり、ライト又はランプが点灯又は点滅した状態が第2状態であるものとして説明する。また、サイドブレーキオンオフ機構では、サイドブレーキのオン状態が第1状態であり、サイドブレーキのオフ状態が第2状態であるものとして説明する。
操作系ECU51Aは、ユーザによる操作指示に応じて駆動機構51Bの駆動を制御する。例えば、操作系ECU51Aは、車両50に設けられた図示を省略するスイッチ等がユーザによって操作されることで、該操作に対応付けられた駆動機構51Bの状態を、第1状態から第2状態、または第2状態から第1状態へと切り替える。
操作系ECU51Aは、駆動機構51Bが第1状態および第2状態の何れの状態であるかを表す状態信号を、所定間隔ごとに車内通信部10Bへ送信する。所定間隔は、例えば、1秒等であるが、この間隔に限定されない。
操作系ユニット51には、車載装置10と同様に、車両50のACC電源および常時電源の双方が電気的に接続されている。このため、操作系ユニット51は、車両50のACC電源がオフとなった状態であっても常時電源から供給される電力によって動作可能に構成されている。
センサ52は、車両50に設けられた各種のセンサである。センサ52は、センサの検知結果を表す検知結果信号を車内通信部10Bへ送信する。ECU53は、車両50に設けられ、車両50の走行等に関する各種の制御を実行する。ECU53は、車両50の状態を表す車両状態信号を車内通信部10Bへ送信する。
車載装置10は、例えば、ユーザによる車両50のイグニッションスイッチの操作によってACC電源がオン状態となり、車両50の電気系統の各々に電力が供給されることで起動する。
車載装置10の車内通信部10Bは、操作系ユニット51から状態信号、センサ52から検知結果信号、ECU53から車両状態信号、をそれぞれ受付けることで、これらの信号の少なくとも1つを含む車両信号を経時に沿って順次受け付ける。すなわち、車内通信部10Bは、電力が供給されることで起動すると、操作系ユニット51、センサ52、およびECU53からの車両信号の受付を開始する。
車載装置10の制御部10Cは、情報処理を実行する。制御部10Cは、IC(Integrated Circuit)等のハードウェアにより実現してもよい。また、制御部10Cの少なくとも一部の機能を、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現してもよい。
車載装置10の制御部10Cは、第1携帯端末20を介して車外通信装置30へ車両情報を送信する。
車両情報は、所定期間内の車両50に関する情報である。本実施形態では、車両情報は、所定期間内の車両50の上記車両信号と、車両50の車両IDと、を含む。車両IDは、車両50を一意に識別可能な識別情報である。
詳細には、車載装置10の制御部10Cは、所定期間内に車内通信部10Bで受付けた車両信号と予め記憶された車両IDとを含む車両情報を、車外通信部10Aを介して近距離無線通信により第1携帯端末20へ送信する。
所定期間は、予め定めればよい。所定期間は、例えば、車両50がエンジンオン状態からエンジンオフ状態へ移行した移行タイミングから予め定められた所定時間Tである。
所定時間Tは、例えば、車両50のエンジンオフ状態への移行タイミングから計測開始し、第1携帯端末20を保持し該車両50に乗車していたユーザが降車して車両50から所定距離離れた位置に到達するまでに要する時間以上の時間であればよい。所定距離は、例えば、車載装置10から車外通信部10Aの近距離無線通信圏の端部までの距離以上などである。また、所定時間Tの上限は、車載装置10の消費電力によって車両50の次回の走行に必要なバッテリ残量以下とならない程度に、車両50に搭載されたバッテリ容量に応じて予め定めればよい。所定時間Tは、具体的には、例えば、180秒などであるが、この時間に限定されない。
本実施形態では、車載装置10の制御部10Cは、車両50がエンジンオン状態からエンジンオフ状態へと移行したと判断すると、車内通信部10Bで受付けた車両信号にドアロック情報が含まれるか否かを判断する。ドアロック情報とは、駆動機構51Bに含まれるドアロック機構がドアロックされた第1状態であることを表す状態信号である。
ドアロック情報が含まれないと判断した場合、車載装置10の制御部10Cは、上記所定時間Tを経過するまで待機する。そして、車載装置10の制御部10Cは、上記所定時間T経過したと判断すると、車両50のエンジンオフ状態への移行タイミングから現在のタイミングまでの間に車内通信部10Bで受付けた車両信号を含む車両情報を、車外通信部10Aを介して近距離無線通信により第1携帯端末20へ送信する。
また、ドアロック情報が含まれると判断した場合、車載装置10の制御部10Cは、上記所定時間Tを経過するまで待機することなく、車両50のエンジンオフ状態への移行タイミングから現在のタイミングまでの間に車内通信部10Bで受付けた車両信号を含む車両情報を、車外通信部10Aを介して近距離無線通信により第1携帯端末20へ送信する。
そして、車載装置10の制御部10Cは、車載装置10への電力供給を遮断し、車載装置10の電源をオフにする処理を行う。
次に、第1携帯端末20について詳細に説明する。
第1携帯端末20は、第1通信部21と、第2通信部22と、記憶部23と、UI(ユーザ・インタフェース)部24と、制御部25と、を備える。第1通信部21、第2通信部22、記憶部23、およびUI部24と、制御部25とは、データまたは信号を授受可能に接続されている。
第1通信部21は、車載装置10と通信するための通信機能部である。第1通信部21は、近距離無線通信の一例であるBluetooth(登録商標)方式に対応しており、Bluetooth無線通信圏内に存在している車載装置10との間で無線通信回線を確立し、Bluetoothの通信規格に準拠した通信を行う。なお、第1通信部21は、車載装置10と近距離無線通信可能であればよく、近距離無線通信の方式はBluetooth方式に限定されない。
第2通信部22は、ネットワークNを介して車外通信装置30と通信するための通信機能部である。
UI部24は、ユーザによる操作指示を受付ける入力機能、および各種の情報を出力する出力機能を有する。入力機能は、例えば、入力ボタン、タッチパネル等である。出力機能は、例えば、ディスプレイ、タッチパネル等である。記憶部23は、各種の情報を記憶する。
制御部25は、第1携帯端末20において情報処理を実行する。第1携帯端末20の制御部25は、IC等のハードウェアにより実現してもよい。また、制御部25の少なくとも一部の機能を、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現してもよい。
制御部25は、近距離無線通信により車載装置10から第1通信部21を介して車両情報を受信すると、受信した車両情報を、第2通信部22およびネットワークNを介して車外通信装置30へ送信する。
制御部25によるこれらの処理は、例えば、スマートフォンである第1携帯端末20に上記情報処理を実行するためのアプリケーションプログラムをインストールし、第1携帯端末20上に仮想中継サーバを立てることで実現すればよい。
次に、車外通信装置30について詳細に説明する。
車外通信装置30は、通信部31と、記憶部33と、UI部34と、制御部35と、を備える。通信部31、記憶部33、およびUI部34と、制御部35とは、データまたは信号を授受可能に接続されている。
通信部31は、ネットワークNを介して第1携帯端末20および第2携帯端末40の各々と通信するための通信機能部である。
記憶部33は、各種の情報を記憶する。本実施形態では、記憶部33は、車両管理DB33Aを予め記憶する。
図2は、車両管理DB33Aのデータ構成の一例を示す模式図である。車両管理DB33Aは、車両IDと、第2端末情報と、を対応付けたデータベースである。車両管理DB33Aのデータ形式は、データベースに限定されない。
第2端末情報とは、対応する車両IDによって識別される車両50の操作不備に関する操作不備情報の通知先を表す情報である。上述したように、本実施形態では、操作不備情報の通知先は、第2携帯端末40を操作するユーザである。このため、本実施形態では、第2端末情報は、第2携帯端末40の通知宛先を表す情報であればよい。具体的には、例えば、第2端末情報は、第2携帯端末40のユーザのメールアドレス、アカウント情報、電話番号、等である。
記憶部33の車両管理DB33Aには、車両IDに対応する第2端末情報が予め対応付けて登録されているものとする。なお、車両管理DB33Aは、車両通信システム1の管理者等のユーザによって適宜更新可能としてもよい。また、車両管理DB33Aは、車両50の関係者等からの要望に応じて、車両通信システム1の管理者等によって適宜更新可能としてもよい。
図1に戻り説明を続ける。UI部34は、UI部24と同様である。
車外通信装置30の制御部35は、通信部31および第1携帯端末20を介して車両50から車両情報を受信する。制御部35は、受信した車両情報に車両50の操作不備に関する操作不備情報が含まれるか否かを判断する。
操作不備とは、車両50の乗員であるユーザによる、車両50に対する操作忘れ等の操作の不備を表す。操作不備情報は、操作不備に関する情報である。
例えば、記憶部33は、操作不備情報を予め記憶する。本実施形態では、記憶部33は、操作不備情報として、車両50の状態の内、操作不備情報としてユーザへ通知することが必要な状態である第2状態を表す駆動機構51Bの状態を示す情報を予め記憶する。具体的には、記憶部33は、ドアロック機構の第2状態であるドアロックが解除された状態を表す情報を、操作不備情報として予め記憶する、また、記憶部33は、ドア開閉機構の第2状態であるドアが開いた状態を表す情報を、操作不備情報として予め記憶する、また、記憶部33は、ヘッドライトオンオフ機構の第2状態であるライトが点灯又は点滅した状態を表す情報を、操作不備情報として予め記憶する。また、記憶部33は、ハザードランプオンオフ機構の第2状態であるランプが点滅した状態を表す情報を、操作不備情報として予め記憶する。また、記憶部33は、サイドブレーキオンオフ機構の第2状態であるサイドブレーキがオフ状態であることを表す情報を、操作不備情報として予め記憶する。
なお、これらの記憶部33に予め記憶される操作不備情報は、車両通信システム1の管理者等のユーザによって適宜更新可能としてもよい。
車外通信装置30の制御部35は、通信部31および第1携帯端末20を介して車両50から受信した車両情報に含まれる車両信号に、記憶部33に記憶されている操作不備情報に一致する情報が含まれるか否かを判断する。そして、制御部35は、車両50から受信した車両情報に操作不備情報が含まれると判断した場合、該車両情報に含まれる操作不備情報を、該車両情報に含まれる車両IDに対応する第2端末情報によって表される通知宛先の第2携帯端末40へ送信する。すなわち、制御部35は、車両情報に車両50の操作不備情報が含まれる場合、車両50に対応する予め定められた第2携帯端末40へ、該操作不備情報を送信する。このとき、車外通信装置30の制御部35は、操作不備情報と、車両50の車両IDと、を第2携帯端末40へ送信してもよい。
次に、第2携帯端末40について説明する。
第2携帯端末40は、車両50の操作不備情報の通知先の携帯端末である。
第2携帯端末40は、第2通信部42と、記憶部43と、UI部44と、制御部45と、を備える。第2通信部42、記憶部43、およびUI部44と、制御部45とは、データまたは信号を授受可能に接続されている。
第2通信部42は、ネットワークNを介して車外通信装置30と通信するための通信機能部である。記憶部43は、各種の情報を記憶する。UI部44は、UI部24と同様である。なお、第2携帯端末40は、第1携帯端末20と同様に、近距離無線通信により通信するための第1通信部を更に備えた構成であってもよい。
制御部45は、第1携帯端末20において情報処理を実行する。第2携帯端末40の制御部25は、IC等のハードウェアにより実現してもよい。また、制御部45の少なくとも一部の機能を、ソフトウェアおよびハードウェアを併用して実現してもよい。
制御部45は、第2通信部42およびネットワークNを介して車外通信装置30から、操作不備情報および車両IDを受信する。例えば、制御部45は、受信した操作不備情報および車両IDをUI部44へ出力する。第2携帯端末40を操作するユーザは、UI部44に出力された操作不備情報および車両IDを確認することで、車両IDによって識別される車両50に操作不備があったことを認識することができる。
次に、本実施形態の車両通信システム1で実行される情報処理の流れの一例を説明する。
図3は、本実施形態の車両通信システム1で実行される情報処理の流れの一例を示すシーケンス図である。
車載装置10は、例えば、ユーザによる車両50のイグニッションスイッチの操作によってACC電源がオン状態となり、車両50の電気系統の各々に電力が供給されることで起動する(ステップS100)。
車載装置10の車内通信部10Bは、操作系ユニット51、センサ52、およびECU53からの車両信号の受付を開始する(ステップS102)。
次に、車載装置10の制御部10Cは、ユーザによる車両50のイグニッションスイッチの操作によって車両50がエンジンオン状態となったか否かを判断する(ステップS104)。車載装置10の制御部10Cは、ステップS102で受付けを開始した車両信号に含まれる車両状態信号がエンジンオフ状態からエンジンオン状態へ移行したことを示す否かを判別することで、ステップS104の判断を行えばよい。ここでは、車両50がエンジンオン状態となった場面を想定し、説明を続ける。
次に、車外通信部10Aの制御部10Cは、車両50がエンジンオン状態からエンジンオフ状態へと移行したか否かを判断する(ステップS106)。制御部10Cは、車内通信部10Bで受付けた車両信号に含まれる車両状態信号がエンジンオン状態からエンジンオフ状態へ移行したことを示す否かを判別することで、ステップS106の判断を行えばよい。制御部10Cは、ステップS106で肯定判断(ステップS106:Yes)するまで、否定判断(ステップS106:No)を繰り返す。ステップS106で肯定判断すると(ステップS106:Yes)、ステップS108へ進む。
ステップS108では、車載装置10の制御部10Cは、車内通信部10Bで受付けた車両信号にドアロック情報が含まれるか否かを判断する(ステップS108)。駆動機構51Bに含まれるドアロック機構がドアロックされた第1状態であると判断した場合(ステップS108:Yes)、後述するステップS112へ進む。
車両信号に、駆動機構51Bに含まれるドアロック機構のドアロックが解除された状態である第2状態を示す情報が含まれる場合(ステップS108:No)、ステップS110へ進む。
ステップS110では、車載装置10の制御部10Cは、ステップS106で肯定判断したタイミング、すなわちエンジンオフ状態への移行タイミングから所定時間Tを経過したか否かを判断する(ステップS110)。ステップS110で否定判断すると(ステップS110:No)、上記ステップS108へ戻る。ステップS110で肯定判断すると(ステップS110:Yes)、ステップS112へ進む。
ステップS112では、車載装置10の制御部10Cは、ステップS106で肯定判断したタイミング、すなわちエンジンオフ状態への移行タイミングから現在のタイミングまでの間に車内通信部10Bで受付けた車両信号および車両50の車両IDを含む車両情報を、近距離無線通信により第1携帯端末20へ送信する(ステップS112)。車載装置10の制御部10Cは、車両情報を第2携帯端末40へ送信すると、車載装置10の電源をオフにする(ステップS114)。
第1携帯端末20の制御部25は、近距離無線通信により車載装置10から第1通信部21を介して車両情報を受信すると、受信した車両情報を、第2通信部22およびネットワークNを介して車外通信装置30へ送信する(ステップS116)。
車外通信装置30の制御部35は、第1携帯端末20から車両情報を受信する。車外通信装置30の制御部35は、受信した車両情報に車両50の操作不備に関する操作不備情報が含まれるか否かを判断する(ステップS118)。ステップS118で否定判断すると(ステップS118:No)、本シーケンスを終了する。ステップS118で肯定判断すると(ステップS118:Yes)、ステップS120へ進む。
ステップS120では、車外通信装置30の制御部35は、ステップS116で受信した車両情報に含まれる車両IDに対応する第2端末情報を、車両管理DB33Aから読取る(ステップS120)。そして、車外通信装置30の制御部35は、ステップS120で読取った第2端末情報によって表される通知宛先の第2携帯端末40へ、ステップS118で判断した操作不備情報を送信する(ステップS122)。
第2携帯端末40は、ステップS122で受信した操作不備情報をUI部44へ出力する(ステップS124)。そして、本シーケンスを終了する。
以上説明したように、本実施形態の車両通信システム1は、第1携帯端末20と、第1携帯端末20と通信する車外通信装置30と、車両50に設けられた車載装置10と、を備える。車載装置10は、所定期間内の車両50に関する車両情報を、第1携帯端末20を介して車外通信装置30へ送信する。車外通信装置30は、車両情報に車両50の操作不備に関する操作不備情報が含まれる場合、車両50に対応する予め定められた第2携帯端末40へ操作不備情報を送信する。
ここで、従来技術では、車両50に専用通信モジュールを搭載し、専用通信モジュールからネットワークNを介して車外通信装置30等のサーバ装置へ操作不備を通知していた。このため、従来技術では、専用通信モジュールの通信負荷や通信状態によって、車両50の操作不備を通知することが困難となる場合があった。
一方、本実施形態の車両通信システム1では、車両50に設けられた車載装置10が、所定期間内の車両50に関する車両情報を、第1携帯端末20を介して車外通信装置30へ送信する。このように、本実施形態の車両通信システム1では、車載装置10は、操作不備情報を含む車両情報を、第1携帯端末20を介して車外通信装置30へ送信する。このため、本実施形態の車両通信システム1では、車載装置10がネットワークNを介して車外通信装置30と直接通信することが困難な状況にある場合であっても、第1携帯端末20を介することで、車両50の操作不備を車外通信装置30へ通知することが可能となる。
従って、本実施形態の車両通信システム1は、車載装置10の通信負荷や通信状態に拘わらず、車両50の操作不備を通知することができる。
また、本実施形態の車両通信システム1は、従来の専用通信モジュールの役割を車載装置10と第1携帯端末20とで担うことができる。
このため、本実施形態の車両通信システム1は、上記効果に加えて、専用通信モジュールを車両50に新たに搭載することなく車両50の操作不備を車外通信装置30へ通知することができる。また、本実施形態の車両通信システム1では、専用通信モジュールを搭載するためのスペースを車両50に設ける必要が無いため、車両50の設計変更が不要となる。また、本実施形態の車両通信システム1は、専用通信モジュールを搭載する必要が無いため、専用通信モジュールの搭載に関するコストや作業負荷の軽減を図ることができる。専用通信モジュールの搭載に関するコストには、専用通信モジュール自体のハードのコスト、専用回線の開通や通信料等のコスト、等が含まれる。
また、本実施形態の車載装置10は、車両50がエンジンオン状態からエンジンオフ状態へ移行した移行タイミングから予め定められた所定時間である所定期間内の車両情報を、第1携帯端末20を介して車外通信装置30へ送信する。
ここで、車両50の乗員による操作忘れなどの操作不備を通知するためは、車両50のエンジンオフ後の操作系ユニット51の駆動機構51Bの状態を検出する必要がある。しかしながら、従来技術では、車両50がエンジンオフ状態へ移行した移行タイミングで専用通信モジュールの電源をオフとしていた。
一方、本実施形態の車載装置10は、車両50のエンジンオフ状態への移行タイミングで車載装置10の電源をオフとすることなく所定期間オン状態を継続し、該移行タイミングから所定期間内の車載装置10の車両情報を、第1携帯端末20を介して車外通信装置30へ送信する。
このため、本実施形態の車両通信システム1は、上記効果に加えて、必要な操作不備情報を収集し、第1携帯端末20および車外通信装置30を介して第2携帯端末40へ通知することができる。
なお、上記には、本発明の実施形態を説明したが、上記実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態およびその変形は、発明の範囲および要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 車両通信システム
10 車載装置
20 第1携帯端末
30 車外通信装置
40 第2携帯端末
50 車両
10 車載装置
20 第1携帯端末
30 車外通信装置
40 第2携帯端末
50 車両
Claims (3)
- 第1携帯端末と、
前記第1携帯端末と通信する車外通信装置と、
車両に設けられた車載装置と、
を備え、
前記車載装置は、
所定期間内の前記車両に関する車両情報を、前記第1携帯端末を介して前記車外通信装置へ送信し、
前記車外通信装置は、
前記車両情報に前記車両の操作不備に関する操作不備情報が含まれる場合、前記車両に対応する予め定められた第2携帯端末へ前記操作不備情報を送信する、
車両通信システム。 - 前記車載装置は、
前記車両がエンジンオン状態からエンジンオフ状態へ移行した移行タイミングから予め定められた所定時間である前記所定期間内の前記車両情報を、前記第1携帯端末を介して前記車外通信装置へ送信する、
請求項1に記載の車両通信システム。 - 前記車載装置と前記第1携帯端末とは、
近距離無線通信により通信接続される、
請求項1に記載の車両通信システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022087674A JP2023175298A (ja) | 2022-05-30 | 2022-05-30 | 車両通信システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022087674A JP2023175298A (ja) | 2022-05-30 | 2022-05-30 | 車両通信システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2023175298A true JP2023175298A (ja) | 2023-12-12 |
Family
ID=89121318
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2022087674A Pending JP2023175298A (ja) | 2022-05-30 | 2022-05-30 | 車両通信システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2023175298A (ja) |
-
2022
- 2022-05-30 JP JP2022087674A patent/JP2023175298A/ja active Pending
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