JP2023172272A - 半導体装置および電力変換装置 - Google Patents

半導体装置および電力変換装置 Download PDF

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Abstract

【課題】RC-IGBTにおいて、IGBTがオンする際のスナップバック現象と、ダイオード導通時のIGBT領域からダイオード領域へのホール注入とを、簡易な構造で抑制できる半導体装置を提供する。【解決手段】同一チップ内にIGBT領域21とダイオード領域22とを有する半導体装置において、IGBT領域21とダイオード領域22との境界部近傍のIGBTのゲート抵抗Rが、IGBT領域21の中央部近傍のIGBTのゲート抵抗よりも大きいことを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置および電力変換装置に関する。
同一チップ内にIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)とダイオードとを内蔵するRC-IGBT(RC:Reverse-Conducting、逆導通IGBT)は、IGBTとダイオードのターミネーション領域を共通化できるため、チップサイズ低減ができるメリットがある。また、IGBTとダイオードが動作するタイミングがそれぞれ異なるため、IGBT領域とダイオード領域とのうち一方で発生した損失による熱が他方に分散され、チップ全体で放熱できるため、熱抵抗が低減できるメリットもある。
一方、RC-IGBTは、IGBTがオンする際に、特にダイオードとの境界部近傍のIGBTの表面側から注入された電子が、IGBTの裏面側のコレクタ層であるp層から抜けず、ダイオードのカソード層であるn+層に抜けてしまい、裏面側のpn接合のビルトイン電圧以上の電圧を印加しないと、裏面側のp層からのホール注入が起こらないという、IGBTがオンする際のスナップバック現象が起きるという課題がある。
また、RC-IGBTは、IGBTがオフし、表面電極の電位が裏面電極の電位よりも高くなってダイオードが導通する際に、特にダイオードとの境界部近傍のIGBTの表面側のボディ層であるp層からもダイオード領域へのホール注入が起こり、ダイオード領域とIGBT領域との境界部近傍においてドリフト層内のホールの濃度が高くなり、その後、表面電極の電位が裏面電極の電位よりも低くなってダイオードがリカバリ動作する際に、ドリフト層内のホールが表面電極に向かって流れることでリカバリ電流が流れるが、ダイオード領域とIGBT領域との境界部近傍ではホールの濃度が高くなっているので、境界部近傍では高い密度でリカバリ電流が流れ、半導体基板に高い負荷が加わるという、ダイオード導通時のIGBT領域からダイオード領域へのホール注入という課題がある。
ここで、特許文献1では、半導体基板が、コレクタ領域と重複するIGBT領域と、カソード領域と重複するダイオード領域と、IGBT領域からダイオード領域に跨って分布しているドリフト領域と、IGBT領域内に配置されているボディ領域、ボディコンタクト領域、及び、エミッタ領域と、ダイオード領域内に配置されているアノード領域及びアノードコンタクト領域を有し、ボディ領域が、第1ボディ領域と、第1ボディ領域及びアノード領域よりもp型不純物濃度が低い第2ボディ領域を有し、第2ボディ領域が、アノード領域に
隣接し、第1ボディ領域が、アノード領域と反対側で第2ボディ領域に隣接している半導体装置が記載されている(要約、図2)。
特許文献1の半導体装置によれば、アノード領域に隣接する第2ボディ領域のp型不純物濃度が低いので、ダイオードがオンするときに、第2ボディ領域からカソード領域に向かって流れるホールが少なく、ダイオード領域とIGBT領域の境界近傍のドリフト領域では、ホールの濃度がそれほど高くならず、リカバリ動作時に、ダイオード領域とIGBT領域の境界近傍に高いリカバリ電流が流れることが抑制され、半導体基板に加わる負荷を軽減することができることが記載されている(段落0007)。
このように、特許文献1ではダイオード導通時のIGBT領域からダイオード領域へのホール注入の課題を解決する構造が記載されている。また、IGBTがオンする際のスナップバック現象が起きるという課題についても、特許文献1では言及がないものの、特許文献1の構造によれば解決できるものと考えられる。
特開2019-106430号公報
しかしながら、特許文献1では、境界部近傍のIGBTのボディ領域(アノード領域に隣接するIGBTの第2ボディ領域)のp型不純物濃度を中央部近傍のIGBTのボディ領域(IGBTの第1ボディ領域)よりも低くするために、新たにホト工程やインプラ工程が必要であり、製造コストが高くなるという課題がある。
そこで、発明が解決しようとする課題は、RC-IGBTにおいて、IGBTがオンする際のスナップバック現象と、ダイオード導通時のIGBT領域からダイオード領域へのホール注入とを、簡易な構造で抑制できる半導体装置および電力変換装置を提供することである。
この課題を解決するために、本発明の半導体装置は、例えば、同一チップ内にIGBT領域とダイオード領域とを有する半導体装置において、前記IGBT領域と前記ダイオード領域との境界部近傍のIGBTのゲート抵抗が、前記IGBT領域の中央部近傍のIGBTのゲート抵抗よりも大きいことを特徴とする。
また、本発明の電力変換装置は、例えば、前記半導体装置をスイッチング素子として有することを特徴とする。
本発明によれば、境界部近傍のIGBTのゲート抵抗を中央部近傍よりも大きくするという簡易な構造により、IGBTがオンする際に、境界部近傍のIGBTよりも先に、境界部近傍から離れた中央部近傍のIGBTがオンするため、中央部近傍のIGBTからの電子が裏面側のpn接合部の表面付近を流れてダイオードのカソード層に至るまでの経路が長くなるので、その長さ分を電子が流れる間に電圧ドロップが発生して順バイアスになり、ビルトイン電圧を超えると裏面側のコレクタ層からのホール注入が始まるので、IGBTがオンする際のスナップバック現象を抑制できる。
また、境界部近傍のIGBTのゲート抵抗を中央部近傍よりも大きくするという簡易な構造により、IGBTがオフする際に、境界部近傍のIGBTよりも先に、境界部近傍から離れた中央部近傍のIGBTがオフすることとなり、先にオフする中央部近傍のIGBTは距離が離れているのでそこからのホール注入の量は少なく、遅れてオフする境界部近傍のIGBTはホール注入の発生する時間が短くなるのでそこからのホール注入の量を減らすことができるため、同時にオフする場合に比べてダイオード導通時のIGBT領域からダイオード領域へのホール注入を抑制できる。
実施例1の半導体装置の概略構成を説明する断面図。 実施例1の半導体装置のゲート配線の形状を説明する平面図。 実施例2の半導体装置のゲート配線の形状を説明する平面図。 RC-IGBTにおけるスナップバック現象を説明する電流電圧特性。
以下、図面を用いて本発明の実施例を説明する。各図、各実施例において、同一または類似の構成要素については同じ符号を付け、重複する説明は省略する。
図1は、実施例1の半導体装置の概略構成を説明する断面図である。
実施例1の半導体装置100は、RC-IGBTであり、同一チップ内(同一の半導体基板上)にIGBT領域21とダイオード領域22とを有する。
IGBT領域21には、IGBTが形成されており、IGBTは、例えば、第1導電型(図1ではn型)のドリフト層1と、トレンチ3と、トレンチ3内に設けられたゲート電極5と、ドリフト層1よりも表面側にトレンチ3に隣接して設けられた第2導電型(図1ではp型)のボディ層2と、ボディ層2の表面側に設けられた第1導電型のエミッタ層7と、ドリフト層1よりも裏面側に設けられた第2導電型のコレクタ層11とを有する。
なお、図1では第1導電型をn型、第2導電型をp型とした例を用いて説明しているが、これに限られず、第1導電型をp型、第2導電型をn型としてもよい。その場合は、電子とホールが逆になる。
ダイオード領域22には、ダイオードが形成されており、ダイオードは、例えば、ドリフト層1と、ドリフト層1よりも表面側に設けられた第2導電型のアノード層として機能するボディ層2と、ドリフト層1よりも裏面側に設けられた第1導電型のカソード層12とを有する。
また、半導体装置100は、IGBT領域21とダイオード領域22とに共通して、コレクタ層11またはカソード層12とドリフト層1との間に形成された第1導電型のバッファ層10と、表面電極13と、エミッタ層7またはボディ層2と表面電極13との間に設けられた層間絶縁膜9と、裏面電極14とを有している。
表面電極13は、IGBT領域21とダイオード領域22とにおいて、コンタクトホールおよび第2導電型のボディコンタクト層8を介してボディ層2と接続されている。したがって、表面電極13は、エミッタ電位Eおよびアノード電位Aである。
ゲート電極5は、トレンチ3内に形成された絶縁膜4を介してボディ層2およびエミッタ層7と隣接している。ゲート電極5には、図示しないゲート駆動回路などからゲート電位Gが供給される。
ダイオード領域22にもトレンチ3を有しており、ダイオード領域22のトレンチ3内には絶縁膜4とダミー電極6とが設けられている。ダミー電極6には、例えばエミッタ電位Eが供給されているが、これに限られず、例えばゲート電位などの他の電位としてもよい。
各層の不純物濃度は、例えば、ドリフト層1の不純物濃度は低濃度のn-であり、エミッタ層7の不純物濃度は高濃度のn+であり、カソード層12の不純物濃度は高濃度のp+である。
ここで、実施例1の半導体装置100は、IGBT領域21とダイオード領域22との境界部近傍のIGBTのゲート抵抗Rが、IGBT領域21の中央部近傍のIGBTのゲート抵抗よりも大きいことが特徴である。
このような簡易な構造により、境界部近傍のIGBTがオンするタイミングは、中央部近傍のIGBTがオンするタイミングよりも遅くなるので、後述するようにIGBTがオンする際のスナップバック現象を抑制できるとともに、境界部近傍のIGBTがオフするタイミングは、中央部近傍のIGBTがオフするタイミングよりも遅くなるので、後述するようにダイオード導通時のIGBT領域からダイオード領域へのホール注入を抑制できる。
図4は、RC-IGBTにおけるスナップバック現象を説明する電流電圧特性である。図4において、横軸は電圧V、縦軸は電流Iである。図4では、スナップバックなしの特性31を点線で、スナップバックありの特性32を実線で図示している。
IGBTは、通常はスナップバックなしの特性31のように、裏面側のpn接合部(図1ではp型のコレクタ層11とn型のバッファ層10)がビルトイン電圧以上になるとホール注入が始まってIGBT動作が始まり、電圧Vに対して電流Iが曲線状に立ち上がる。
しかしながら、RC-IGBTでは、IGBTがオンする際に、最初は裏面側のpn接合部がビルトイン電圧より低いので、IGBT領域21とダイオード領域22との境界部近傍において、IGBTの表面側のボディ層2から注入された電子15が、IGBTの裏面側のコレクタ層11であるp層から抜けず、ダイオードのカソード層12であるn+層に抜けてしまい、スナップバックありの特性32に示すように、最初は電圧Vに対して電流Iが直線状に増加するというMOS動作をする。その理由は、IGBTの裏面のp層をn+層にした構造はMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)の構造と同じになるからである。その後、裏面側のpn接合部にかかる電圧が上昇してビルトイン電圧を超えるとIGBT動作が始まる。そのとき、スナップバックなしの特性31と同じ特性に戻るので、スナップバックありの特性32に示すように、電圧Vが一旦小さくなる。このような現象をスナップバック現象と呼んでいる。スナップバック現象が発生すると、通常のIGBT動作での波形に比べて、MOS動作中は電圧が高くなり、その分だけ損失が大きくなるという問題がある。
これに対して、実施例1の半導体装置100では、境界部近傍のIGBTのゲート抵抗Rを中央部近傍よりも大きくするという簡易な構造により、IGBTがオンする際に、境界部近傍のIGBTよりも先に、境界部近傍から離れた中央部近傍のIGBTがオンするため、図1に示すように、中央部近傍のIGBTからの電子15が裏面側のpn接合部の表面付近を流れてダイオードのカソード層12に至るまでの経路が長くなるので、その長さ分を電子15が流れる間に電圧ドロップが発生して順バイアスになり、ビルトイン電圧を超えると裏面側のコレクタ層11からのホール注入が始まるので、IGBTがオンする際のスナップバック現象を抑制できる。
また、実施例1の半導体装置100では、境界部近傍のIGBTのゲート抵抗Rを中央部近傍よりも大きくするという簡易な構造により、IGBTがオフする際に、境界部近傍のIGBTよりも先に、境界部近傍から離れた中央部近傍のIGBTがオフすることとなり、先にオフする中央部近傍のIGBTは距離が離れているのでそこからのホール注入の量は少なく、遅れてオフする境界部近傍のIGBTはホール注入の発生する時間が短くなるのでそこからのホール注入の量を減らすことができるため、同時にオフする場合に比べてダイオード導通時のIGBT領域21からダイオード領域22へのホール注入を抑制できる。
次に、実施例1における、境界部近傍のIGBTのゲート抵抗Rを中央部近傍よりも大きくするための実現方法について説明する。
図2は、実施例1の半導体装置のゲート配線の形状を説明する平面図である。
図2に示すように、実施例1の半導体装置100のゲート配線は、ゲートフィンガーとも呼ばれるゲート共通配線16と、ゲート共通配線16とそれぞれのゲート電極5とを接続するゲート引出し配線17とを有し、ゲート配線を介してゲート電極5にゲート電位Gを供給している。また、ダイオード領域22のそれぞれのダミー電極6は、ダミー配線18によって接続され、エミッタ電位Eが供給されている。
そして、境界部近傍のIGBTのゲート引出し配線17は、中央部近傍のIGBTのゲート引出し配線17よりも細くなっている。これにより、境界部近傍のIGBTのゲート抵抗Rを中央部近傍よりも大きくできる。
ここで、ゲート引出し配線17は、境界部近傍から中央部近傍に向かうにつれて、だんだんと太くなっていることが望ましい。図2では、ゲート引出し配線17の幅が、境界部近傍から中央部近傍に向かうにつれて、Wc<Wb<Waと太くなっていく例を示した。これにより、より効果的に実施例1の効果を得ることができる。
また、ゲート配線の形状の変更だけで実現できるので、製造する際もゲート配線をパターニングするためのマスク形状の変更だけでよく、新たにホト工程やインプラ工程が必要にならないため、製造コストの増加もない。
図3は、実施例2の半導体装置のゲート配線の形状を説明する平面図である。
実施例2は実施例1の変形例であり、実施例1と異なる点は、ゲート引出し配線17が、中央部近傍では隣り合うゲート電極5のためのゲート引出し配線17同士でつながって一体になっている点である。この場合のそれぞれのゲート電極5に対応するゲート引出し配線17の幅は、隣接するゲート電極5との間の中間地点までが仮想的なゲート引出し配線17の区切りと考えられるので、図3に示したWaのようになると考えればよい。これによって、中央部近傍のIGBTのゲート抵抗を実施例1に比べて小さくできる。これ以外は実施例1と同じであるため、重複する説明は省略する。
実施例3は、実施例1または実施例2の半導体装置をスイッチング素子として用いた電力変換装置の実施例である。電力変換装置の構成は一般的な構成と同じであるため、詳細な説明は省略する。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は実施例に記載された構成に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で種々の変更が可能である。また、各実施例で説明した構成の一部または全部を組み合わせて適用してもよい。
1 ドリフト層
2 ボディ層
3 トレンチ
4 絶縁膜
5 ゲート電極
6 ダミー電極
7 エミッタ層
8 ボディコンタクト層
9 層間絶縁膜
10 バッファ層
11 コレクタ層
12 カソード層
13 表面電極
14 裏面電極
15 電子
16 ゲート共通配線
17 ゲート引出し配線
18 ダミー配線
21 IGBT領域
22 ダイオード領域
31 スナップバックなしの特性
32 スナップバックありの特性
100 半導体装置
G ゲート電位
E エミッタ電位
A アノード電位
R 抵抗
I 電流
V 電圧

Claims (7)

  1. 同一チップ内にIGBT領域とダイオード領域とを有する半導体装置において、
    前記IGBT領域と前記ダイオード領域との境界部近傍のIGBTのゲート抵抗が、前記IGBT領域の中央部近傍のIGBTのゲート抵抗よりも大きいことを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1において、
    前記境界部近傍のIGBTがオンするタイミングは、前記中央部近傍のIGBTがオンするタイミングよりも遅いことを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1において、
    前記境界部近傍のIGBTがオフするタイミングは、前記中央部近傍のIGBTがオフするタイミングよりも遅いことを特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1において、
    前記境界部近傍のIGBTのゲート引出し配線は、前記中央部近傍のIGBTのゲート引出し配線よりも細いことを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項4において、
    前記ゲート引出し配線は、前記境界部近傍から前記中央部近傍に向かうにつれて、だんだんと太くなっていることを特徴とする半導体装置。
  6. 請求項1において、
    前記IGBTは、第1導電型のドリフト層と、トレンチと、前記トレンチ内に設けられたゲート電極と、前記ドリフト層よりも表面側に前記トレンチに隣接して設けられた第2導電型のボディ層と、前記ボディ層の表面側に設けられた第1導電型のエミッタ層と、前記ドリフト層よりも裏面側に設けられた第2導電型のコレクタ層とを有し、
    前記ダイオード領域のダイオードは、前記ドリフト層と、前記ドリフト層よりも表面側に設けられた第2導電型のアノード層として機能する前記ボディ層と、前記ドリフト層よりも裏面側に設けられた第1導電型のカソード層とを有することを特徴とする半導体装置。
  7. 請求項1から6の何れかに記載の半導体装置をスイッチング素子として有することを特徴とする電力変換装置。
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