JP2023171943A - 便器装置および便座装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】洗浄指示により実行される便蓋の閉動作が適正に実行されなかった場合でもボウルの洗浄が行われる便器装置および便座装置を提供する。【解決手段】洗浄指示手段による洗浄指示があったときに、便蓋20が開いていれば、便器洗浄部13による洗浄の前に、便蓋駆動部22による便蓋20の閉動作が開始する一方、便蓋20が閉じていれば、便器洗浄部13による洗浄が実行される構成とされ、制御部5は、洗浄指示手段による洗浄指示を受けつけたとき、便座24が開いていれば、便座24、便蓋20を閉じずに便器洗浄部13に洗浄を開始させる。【選択図】図1

Description

本発明は、便蓋と便蓋駆動部とを有する便器装置、および便器本体に取りつけて使用される、便蓋と便蓋駆動部とを有する便座装置に関する。
近時、便器(ボウル)の洗浄時における排泄物に含まれる汚染物質の拡散防止の観点から、ボウルに排泄した便に含まれる汚染物質を含んだ飛沫が便器の外部に飛散しないように、排泄後には便蓋を閉じた状態でボウルを洗浄することが奨励されている。
このような便蓋の閉じた状態でのボウル洗浄を確実に実施させるために、洗浄指示があったときに、まず便蓋を便蓋駆動部により電動で閉止させ、その後ボウルの洗浄を行う便器装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平07-158142号公報
しかしながら、このような電動で開閉する便蓋は、洗浄指示をトリガーとして閉じようとするはずであるが、種々の要因により、最初からあるいは途中で動作しなくなることがある。その場合、便蓋が閉止した後に洗浄する、というシーケンス動作に従えば当然に、その後のボウル洗浄はいつまでたってもなされない。
例えば、起立した便蓋の前方に障害物がある場合や、便蓋駆動部や便蓋が故障している場合では、便蓋は閉止状態にはならない。障害物としては例えば、排泄物が流れる様子を確認したいために、ボタン操作などによる洗浄指示の後、閉じようとする便蓋を使用者自身が手で制止する場合が考えられる。このように障害物(人の手など)により便蓋の閉動作が止められ、その後いつまでたっても、ボウル洗浄がなされないのは不都合である。
本発明は、このような事情を考慮して提案されたもので、その目的は、洗浄指示により実行される便蓋の閉動作が適正に実行されなかった場合でもボウルの洗浄が行われる便器装置および便座装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の便器装置は、ボウルと、該ボウルへ洗浄水を供給し該ボウル内を洗浄する便器洗浄部と、便蓋と、該便蓋の開閉を検知する便蓋開閉検知部と、前記便蓋を開閉する便蓋駆動部と、便座と、該便座の開閉を検知する便座開閉検知部と、前記便座を開閉する便座駆動部と、前記便器洗浄部に対する洗浄指示を出力する洗浄指示手段と、制御部と、を備えた便器装置であって、前記洗浄指示手段による洗浄指示があったときに、前記便蓋が開いていれば、前記便器洗浄部による洗浄の前に、前記便蓋駆動部による前記便蓋の閉動作が開始する一方、前記便蓋が閉じていれば、前記便器洗浄部による洗浄が実行される構成とされており、前記制御部は、前記洗浄指示手段による洗浄指示を受けつけたときに、前記便座が開いていれば、前記便座、前記便蓋を閉じずに前記便器洗浄部に洗浄を開始させることを特徴とする。
本発明の他の便器装置は、報知部をさらに備え、前記制御部は、前記洗浄指示手段による洗浄指示を受けつけたときに、その旨を前記報知部により報知させ、その後に前記便器洗浄部に洗浄を開始させる構成であってもよい。
また、本発明の他の便器装置は、計時部をさらに備え、前記制御部は、前記洗浄指示手段による洗浄指示を受けつけたときに、前記便蓋が開いていれば、所定時間のタイマーを起動し、該所定時間が経過する前に前記便蓋の閉止を検知した場合にはそのタイミングで前記便器洗浄部に洗浄を開始させる一方、前記所定時間の経過時に前記便蓋の閉止を検知しなかった場合にはそのタイミングで前記便器洗浄部に洗浄を開始させる構成であってもよい。
また、本発明の他の便器装置は、計時部をさらに備え、前記制御部は、前記洗浄指示手段による洗浄指示を受けつけたときに、前記便蓋が開いていれば、所定時間のタイマーを起動し、該所定時間経過時に前記便器洗浄部に洗浄を開始させる構成であってもよい。
また本発明の便座装置は、便座と、該便座の開閉を検知する便座開閉検知部と、前記便座を開閉する便座駆動部と、便蓋と、該便蓋の開閉を検知する便蓋開閉検知部と、前記便蓋を開閉する便蓋駆動部と、便器本体に対する洗浄指示を受けつけるボウル洗浄指示手段と、計時部と、便座側制御部と、を備え、前記便器本体に取りつけられる便座装置であって、前記ボウル洗浄指示手段による洗浄指示があったときに、前記便蓋が開いていれば、前記便器本体に対し洗浄指示を出力する前に、前記便蓋駆動部による前記便蓋の閉動作が開始する一方、前記便蓋が閉じていれば、前記便器本体に対し洗浄指示を出力する構成とされており、前記便座側制御部は、前記ボウル洗浄指示手段による洗浄指示を受けつけたときに、前記便座が開いていれば、前記便座、前記便蓋を閉じずに前記便器本体に対し洗浄指示を出力することを特徴とする。
本発明の他の便座装置は、報知部をさらに備え、前記便座側制御部は、前記ボウル洗浄指示手段による洗浄指示を受けつけたとき、その旨を前記報知部により報知させ、その後に前記便器本体に対し洗浄指示を出力する構成であってもよい。
本発明の他の便座装置は、計時部をさらに備え、前記便座側制御部は、前記ボウル洗浄指示手段による洗浄指示を受けつけたときに、前記便蓋が開いていれば、所定時間のタイマーを起動し、該所定時間が経過する前に前記便蓋の閉止を検知した場合にはそのタイミングで前記便器本体に対し洗浄指示を出力する一方、前記所定時間の経過時に前記便蓋の閉止を検知しなかった場合にはそのタイミングで前記便器本体に対し洗浄指示を出力する構成であってもよい。
本発明の他の便座装置は、計時部をさらに備え、前記便座側制御部は、前記ボウル洗浄指示手段による洗浄指示を受けつけたときに、前記便蓋が開いていれば、所定時間のタイマーを起動し、該所定時間経過時に前記便器本体に対し洗浄指示を出力する構成であってもよい。
本発明の他の便座装置は、前記便座側制御部は、前記便器本体による洗浄指示を受けつけた場合にも、前記ボウル洗浄指示手段による洗浄指示があったときの動作と同様の動作を実行する構成であってもよい。
本発明の便器装置および便座装置はそれぞれ上述した構成とされているため、洗浄指示により実行される便蓋の閉動作が適正に実行されなかった場合でもボウルの洗浄が行われる。
本発明の一実施形態に係る便器装置の基本ブロック図である。 (a)は同便器装置の内部を模式的に示した模式的側面図、(b)は他例の便器装置の内部を模式的に示した模式的側面図である。 図1の便器装置の一態様に係る基本動作を示すフローチャートである。 同便器装置の他の態様に係る基本動作を示すフローチャートである。 同便器装置のさらに他の態様に係る基本動作を示すフローチャートである。 (a)は、本発明の他の実施形態に係る便器装置およびそれに用いられる便座装置の基本ブロック図であり、(b)は同便器装置の内部を模式的に示した模式的側面図である。
以下に、本発明の実施の形態について添付図面を参照しながら説明する。以下に説明する便器装置1、3は、排泄物に含まれる汚染物質の拡散防止の観点から、便蓋20の閉状態でのボウル12の洗浄を原則としたものである。したがって、洗浄指示があったときに便蓋20、40が閉じていなければ、便蓋20、40を閉状態にするために、洗浄前に、自動的に電動で便蓋20、40の閉動作が行われることが通例の動作となっている。
まず、本実施形態に係る便器装置1の概要について以下に記述する。この便器装置1は図1、図2に例示した構成の装置であり、図3~図5の複数の態様の基本動作を択一的に実行可能としたものである。
本便器装置1は、ボウル12と、ボウル12へ洗浄水を供給しボウル12内を洗浄する便器洗浄部13と、便蓋20と、便蓋20の開閉を検知する便蓋開閉検知部21と、便蓋20を開閉する便蓋駆動部22と、を備えている。また本便器装置1は、便器洗浄部13に対する洗浄指示を出力する洗浄指示手段と、計時部6と、制御部5と、を備えている。ここで、洗浄指示手段は、使用者の洗浄操作によるものや、使用者の動作にもとづく自動的なものがあるが、詳細については後述する。
本便器装置1は、洗浄指示手段による洗浄指示があったときに便蓋20が開いていれば、便器洗浄部13による洗浄の前に、便蓋駆動部22による便蓋20の閉動作が開始する一方、便蓋20が閉じていれば、便器洗浄部13による洗浄が実行される構成とされる。
基本動作としては複数の態様のものがある。
図3および図4に例示した態様では、制御部5は、洗浄指示を受けつけたときに、便蓋20が開いていれば、所定時間のタイマーを起動し、所定時間が経過する前に便蓋20の閉止を検知した場合にはそのタイミングで便器洗浄部13に洗浄を開始させる。また制御部5は、所定時間の経過時に便蓋20の閉止を検知しなかった場合にはそのタイミング(所定時間の経過時)で便器洗浄部13に洗浄を開始させる。
また図5に例示した態様では、制御部5は、洗浄指示を受けつけたときに便蓋20が開いていれば、所定時間のタイマーを起動し、所定時間経過時に便器洗浄部13に洗浄を開始させる。
以上のいずれかの動作が実行されることで、洗浄指示があったときの便蓋20の閉動作がなんらかの理由で完了しない(便蓋20が閉止しない)場合でも、その後、問題なくボウル12の洗浄が行われる。
つぎに、便器装置1の詳細な構成、構造および基本動作について説明する。
図1~図5は便器装置1の説明図である。上述したように、図3、図4は一動作態様、図5は他の動作態様に関する説明図である。なお、図2(a)(b)は、洗浄方式(構造)が相異する2形態を示す便器装置1の内部を模式的に示した模式的側面図であり、いずれの方式のものであってもよい。
便器装置1は、トイレ空間内の床や壁などに固定される腰掛式の洋風便器装置である。この便器装置1の本体10は、上方に向けて開口したボウル12がスカート部11に囲まれるように内装され、ボウル12の上側にはボウル12の開口面に対し起倒自在とした、相互に同一の回転軸とした便座24、便蓋20を備えている。
スカート部11の内部空間には、ボウル12内の汚水を排出するとともに、給水口14からボウル12内に洗浄水を供給しボウル12内を洗浄する便器洗浄部13が配されている。この便器洗浄部13は給水機構と排水機構とを有する。
給水機構は、給水口14と、水道管(不図示)から供給される洗浄水をボウル12内に給水口14を通じて供給する洗浄水供給路15と、洗浄水供給路15の途中に配されている、ボウル12への給水を供給または遮断する給水弁16とを備えている。
図2(a)に示した排水機構は、ボウル12の底部より後方に延びるように接続された筒状の屈曲状のトラップ17を有し、そのトラップ17がさらに下方に延び排水口18に接続されている。この種の排水機構としては、サイホン式やサイホンゼット式、サイホンボルテックス式などがあり、サイホン作用により排水状態または封水状態が形成される機構とされている。
また排水機構としては、図2(b)に示すような可動式のトラップ17Aを有した構造であってもよい。このトラップ17Aは、駆動部(不図示)によって矢印方向に回動されて排水状態または封水状態を形成する。図例のトラップ17Aは封水状態での位置にあり、排水状態ではトラップ17Aの開放端が排水口18に向くように回転動作する。なおトラップ17Aはトラップケース(不図示)に囲まれて、汚水や臭気が外部に漏れないようになっている。
また便器装置1には、サイホン式、可動式のいずれでもない排水機構、例えば洗い落とし式の排水機構も適用可能である。
また、図例では、便器装置1を、水洗タンク(ロータンク)を備えていない、水道直結式のタンクレスタイプとした例を示しているが、水洗タンクを備えた構成としてもよい。
また便器装置1は、上述したように、図1にも示すように、便蓋開閉検知部21と、便蓋駆動部22とを備え、さらに便蓋駆動部22に対する使用者からの開閉指示を受けつける便蓋操作部23とを備えている。さらに便器装置1は、便座24と、便座24の開閉を検知する便座開閉検知部25と、便座24を開閉する便座駆動部26と、便座駆動部26に対する開閉指示を受けつける便座操作部27とを備え、さらに着座検知部28も備えている。
着座検知部28としては、例えば便座24に内装された、着座/離座を検知する荷重センサーや、便座24の回転軸部の近傍より着座/離座を検知する赤外線センサーなどが採用される。便蓋開閉検知部21および便座開閉検知部25としては、開角度により開閉状態を検知する構成とされたものが採用される。
便蓋駆動部22および便座駆動部26は、それぞれモーターなどで構成されている。便蓋駆動部22は便蓋操作部23からの指示があった場合などに便蓋20を電動で開閉し(起倒させ)、便座駆動部26は便座操作部27からの指示があった場合などに便座24を電動で開閉する(起倒させる)。
なお本明細書においては、便蓋20、便座24のいずれにおいても、略垂直状に起立した状態を開状態といい、略水平状に倒れ、ボウル12の開口面に対し略平行とした状態を閉状態という。
本便器装置1では、便蓋操作部23などにより便蓋20の閉動作の指示があったときに便蓋20、便座24がともに開状態であれば、まず便座24が閉動作をなし、閉止(閉状態で停止)後に、便座24の閉動作に連動するように、便蓋20が閉動作をなす。また、便座操作部27などにより便座24の開動作の指示があったときに便座24、便蓋20がともに閉状態であれば、まず便蓋20が開動作をなし、開止(開状態で停止)後に、便蓋20の開動作に連動するように、便座24が開動作をなす。
便器装置1はさらに、ボウル12内を脱臭する脱臭装置や、便座24を温める加熱装置、局部を洗浄する局部洗浄装置などの各種機能装置を備えた構成としてもよい。
さらに便器装置1は洗浄操作部29を備えている。この洗浄操作部29は、洗浄の指示を、後述する制御部5を介して便器洗浄部13に対して出力する大便用洗浄ボタン29aおよび小便用洗浄ボタン29bを備えている。
なお、洗浄操作部29は本体操作部(不図示)、リモコン(不図示)のいずれにも配されていることが望ましい。これらには、各種の操作や設定などができる操作スイッチや操作ボタンなども設けてある。リモコンとしては赤外線通信のものが好適に用いられる。リモコンには送信部(不図示)、本体10には受信部(不図示)が設けてあることはいうまでもない。
洗浄操作部29の操作は洗浄指示手段として作用するが、さらに、着座検知部28により検知された、着座中から離座への状態変化も洗浄指示手段として作用する。つまり、人が着座中のときに便座24から立ち上がった際には、洗浄ボタンの操作に代えて自動洗浄がなされる。
また、大便用洗浄ボタン29aおよび小便用洗浄ボタン29bの両方を設けずに、1つの洗浄ボタンで洗浄指示を出力する構成としてもよい。つまり、その場合のボウル12への洗浄水の水量としては、大便用大容量、小便用小容量の区別がなく、大便用大容量の1種類のみとされる。
便器装置1は、上記制御対象(便器洗浄部13の給水弁16や便蓋駆動部22、便座駆動部26など)を制御する一方、洗浄操作部29や便蓋開閉検知部21、便座開閉検知部25、着座検知部28などの出力信号を受ける制御部5を備えている。この制御部5はCPUやMPUなどのプロセッサおよび種々のプログラムを含んで構成される。便器装置1はさらに、計時部6および電源部(不図示)を備えている。
また、便器装置1は、装置の異常や状態、ガイダンスを音や音声合成で報知するスピーカなどで構成された報知部7を備えている。なお報知部7としては、音出力のものに代えてあるいは加えて、LEDなどのディスプレイを備えた構成としてもよい。
ついで、この便器装置1の基本動作について、図3~図5のフローチャートにもとづいて説明する。これらの動作はいずれも、洗浄指示手段により洗浄指示があったときの制御部5による動作である。
便器装置1は、洗浄指示があったときに図3~図5のいずれかの動作が実行される動作構成となっていればよいが、いずれかの動作が実行されるように便器装置1に対する設定で変更できるようにしてあってもよい。また、本便器装置1は、着座中に洗浄操作部29により洗浄指示があった場合は、その洗浄指示は受けつけない。
以下の動作説明においては、便蓋20の開閉状態の検知や便座24の開閉状態の検知は各検知部によるものであるが、それらの検知部の動作の説明については省略する。また、便蓋20の開閉動作や便座24の開閉動作は各駆動部によるものであるが、それらの駆動部の動作の説明については省略する。
まず、図3の動作について、ステップS100~S113で示されるフローチャートに沿って説明する。なお以下の説明では、図3~図5の動作ステップについて、「ステップS×××」と記述するところを、符号のみの「S×××」と略記した。
洗浄指示手段による洗浄指示を受けたときには、まずそのことが例えば電子音の「ピピッ」などで報知部7より報知される(S100)。そして便蓋20の開/閉状態が判別され、閉状態であれば、その後すぐにボウル12の洗浄が実行される(S101のN、S111)。
図3には示されていないが、S111の洗浄終了後には便蓋20は開動作し、開状態となってから一定時間後に、開状態となった便蓋20は閉動作して、閉止して待機状態(便蓋20が閉じた状態)となるようにしてもよい。
この洗浄後の便蓋20の開動作は、洗浄後のボウル12内に汚物の残存を使用者が確認するために実行される動作である。つまり使用者は、洗浄後にボウル12内の確認のために手動で便蓋20を開く必要はない。
なお、上記一定時間のディレイに代えて、人感センサーにより人が検知されなくなったタイミングで待機状態に戻してもよい。もちろん、使用者が便蓋操作部23で便蓋20を閉動作させることができるので、自動で待機状態に戻さなくてもよい。
また、洗浄指示を受けたときに便蓋20が開状態であれば、所定時間のタイマーが起動される(S101のY、S102)。このタイマーは、その後の便座24、便蓋20の閉動作において所定時間内に結果的に便座、24便蓋20が閉じなかった場合に、時限的に強制的に洗浄を開始するためのものである。
なお、この便器装置1は便座24も電動で開閉する。したがって、洗浄指示による便蓋20の閉指令で便座24が開いていれば便座24も閉じなければならず、そのため所定時間は、便座24の閉動作と便蓋20の閉動作の両方にかかる時間を考慮した時間とすることが望ましい。
タイマー起動後に、便座24の状態が判別され、便座24が開状態であれば便座24の閉動作が開始される(S103のY、S104)。上記タイマーがタイムアップするまでに便座24が閉じなければ、タイムアップしたことが報知部7より報知され、洗浄が開始される(S105、S106のN、S105のY、S112、S113)。
このときの報知は強制洗浄を行うための警告レベルのものであるから、例えば電子音「ピッピッピー」などのようにはっきりと聞きとれるものがよく、その後の洗浄音に音が消されないように、音が鳴り終わった後に洗浄が開始されることが望ましい。
ついで、タイムアップすることなく便座24が閉止したとき、または洗浄指示のタイミングで便座24が閉じていれば、便蓋20の閉動作が開始される(S106のY、S103のN、S107)。上記タイマーがタイムアップするまでに便蓋20が閉じなければ、タイムアップしたことが報知され、洗浄が開始される(S108、S109のN、S108のN、S112、S113)。
タイムアップすることなく便蓋20が閉じれば、洗浄指示のときとは異なる電子音「ピッ」などで便蓋20の閉止が報知され、ボウル12の洗浄が実行される(S109のY、S110、S111)。なお、便蓋20の閉止を報知するのではなく、洗浄を実行することを報知してもよい。つまりその場合には、洗浄指示後の便蓋20閉(S101のN)のときにも報知される。
本便器装置1は便蓋20の閉状態を条件として洗浄が開始されることを原則としているが、例外的にこのようなタイムアップ(S105のY、S108のY)で洗浄がなされる。便座24が閉止するまでにタイムアップする要因としては例えば、便座駆動部26、便座24の故障や、閉動作中に便座24を手で止めた場合などが想定される。また、便蓋20が閉止するまでにタイムアップする要因としては例えば、便蓋駆動部22、便蓋20の故障や、閉動作中に便蓋20を手で止めた場合などが想定される。
このような場合にタイムアップしたときには、便蓋20(便座24)の状態にかかわらず洗浄指示を優先させ、強制的に洗浄が実行される。使用者の意思により便座24、便蓋20の動作が停止されることもあるが、使用者に対する便座24、便蓋20の制止の解除を促すためにも、上述したように、便座24、便蓋20が閉止していない(タイムアップした)状態で報知されること(S112)が望ましい。
また、便蓋20が閉止する前に洗浄する動作態様としては、図4のフローチャート(S200~S214)に示すように、便座24、便蓋20で個別にタイマー監視するようなものであってもよい。
洗浄指示を受けたときには、まずそのことが例えば電子音の「ピピッ」などで報知される(S200)。そして便蓋20の開/閉状態が判別され、閉状態であれば、その後すぐにボウル12の洗浄が実行される(S201のN、S212)。図3の態様と同様、S212の洗浄終了後には便蓋20は開動作し、開状態となってから一定時間後に、開状態となった便蓋20は閉動作して、閉止して待機状態(便蓋20が閉じた状態)となるようにしてもよい。
また、洗浄指示を受けたときに便蓋20が開状態であれば、さらに便座24の状態が判別され、便座24が開状態であれば、所定時間のタイマー(タイマー#1)が起動される(S201のY、S202のY、S203)。このタイマーは、便座24の閉動作を監視するものであり、便座24が閉じなかった場合に強制的に洗浄を開始するためのものである。
タイマー起動後に、便座24の閉動作が開始される(S204)。このタイマー#1がタイムアップするまでに便座24が閉じなければ、タイムアップしたことが報知され、洗浄が開始される(S205、S206のN、S205のY、S213、S214)。このように図3の例と同様に、本便器装置1は便蓋20の閉状態を条件として洗浄が開始されることを原則としているが、例外的にこのようなタイムアップで、便蓋20(便座24)の閉止前に洗浄がなされる。
ついで、タイムアップすることなく便座24が閉止したとき、または洗浄指示のタイミングで便座24が閉じていれば、所定時間のタイマー(タイマー#2)を起動するとともに便蓋20の閉動作が開始される(S206のY、S202のN、S207、S208)。このタイマー#2がタイムアップするまでに便蓋20が閉じなければ、タイムアップしたことが報知され、洗浄が開始される(S209、S210のN、S209のY、S213、S214)。
タイムアップすることなく便蓋20が閉じれば、洗浄指示のときとは異なる電子音「ピッ」などで便蓋20の閉止が報知され、ボウル12の洗浄が実行される(S210のY、S211、S212)。なお、便蓋20の閉止を報知するのではなく、洗浄を実行することを報知してもよい。つまりその場合には、洗浄指示後の便蓋20閉(S201のN)のときにも報知される。
このように、本便器装置1は図3と同様、便蓋20の閉状態を条件として洗浄が開始されることを原則としているが、例外的にこのようなタイムアップ(S205のY、S209のY)で、便蓋20の閉止前に洗浄がなされる。
このように、図4の動作は便座24、便蓋20の各閉動作が個別にタイマーで監視される。そのため、便蓋20のみが開いている場合と、便座24、便蓋20がともに開いている場合とで異なる時間間隔で閉動作が監視され、より適切な時間で閉動作を監視でき、より適切なタイミングで洗浄することができる。例えば便蓋20のみが開いている場合(排泄直後の場合など)であれば、一方のタイマー(タイマー#2)で閉動作が監視されるが、便座24、便蓋20がともに開いている場合であれば、両方のタイマー(タイマー#1+タイマー#2)で閉動作が監視される。
以上のように図3および図4の態様ではいずれも、タイムアップした時に便蓋20(便座24も含む)の閉止が検知されない場合でも、そのタイムアップのタイミングで洗浄が実行される。そのため、便座24や便蓋20の故障や、使用者の手などによる便座24や便蓋20の途中停止などにより便蓋20が閉状態とならない場合でも、閉状態とならない要因が発生中には洗浄がなされないという事態にはならず、強制的な洗浄がなされる。よって、洗浄がされない状態が長く継続することを回避することができる。
なお、このようなタイムアップによる強制的な洗浄によれば、便蓋20の開状態での洗浄がなされるから、汚染物質の飛散のおそれはあるが、使用者がその場にいれば、洗浄が始まれば即座に、使用者が手で便蓋20を閉じればよく、ほとんど問題はない。
また、タイムアップ前に便蓋20の閉止が検知されれば、その検知タイミングで洗浄が実行されるため、洗浄がタイマーにより必要以上に遅くなることを回避することができる。
ついで、図5の動作について、フローチャート(S300~S314)に沿って説明する。
洗浄指示を受けたときには、まずそのことが例えば電子音の「ピピッ」などで報知される(S300)。そして便蓋20の開/閉状態が判別され、閉状態であれば、その後すぐにボウル12の洗浄が実行される(S301のN、S312)。
図3の例と同様に、洗浄終了後には便蓋20は開動作し、開状態となってから一定時間後に、開状態となった便蓋20は閉動作して、閉止して待機状態(便蓋20が閉じた状態)となるようにしてもよい。
また、洗浄指示を受けたときに便蓋20が開状態であれば、所定時間のタイマーが起動される(S301のY、S302)。このタイマーは、その後の便蓋20の閉動作において所定時間内に結果的に便蓋20が閉じなかった場合に強制的に洗浄を開始するためのものである。
タイマー起動後に、便座24の状態が判別され、便座24が開状態であれば便座24の閉動作が開始される(S303、S304)。上記タイマーがタイムアップするまでに便座24が閉じなければ、タイムアップしたことが報知され、洗浄が開始される(S305、S306のN、S305のY、S313、S314)。
ついで、タイムアップすることなく便座24が閉止したとき、または洗浄指示のタイミングで便座24が閉じていれば、便蓋20の閉動作が開始される(S306のY、S303のN、S307)。さらに、上記タイマーがタイムアップするまでに便蓋20が閉じなければ、タイムアップしたことが報知され、洗浄が開始される(S308、S309のN、S308のY、S313、S314)。
タイムアップすることなく便蓋20が閉じれば、タイムアップを待って、洗浄指示のときとは異なる電子音「ピッ」などで便蓋20の閉止が報知され、ボウル12の洗浄が実行される(S310のY、S311、S312)。なお、タイムアップ後に報知するのではなく、便蓋20の閉止直後に報知するようにしてもよい。
このように、図3と同様、便蓋20の閉状態を条件として洗浄が開始されることを原則としているが、例外的にこのようなタイムアップ(S305のY、S308のY)で洗浄がなされる。
図5の動作態様は、所定時間内に便蓋20の閉動作が完了しても、タイムアップとなるまでは洗浄がなされず、タイムアップとなったタイミングで洗浄が開始される(S310のY、S311、S312)点で、図3、図4の動作態様とは異なる。つまり、図5の動作態様では、便蓋20が閉状態であるときの洗浄指示でない限り、タイマーのタイムアップのタイミングでのみ洗浄が開始される(S301のN、S312)。
このように、タイマーの起動がかかれば、どのような場合でもタイムアップによらずに洗浄が開始されることはないため、洗浄開始タイミングをより簡易な処理で作り出すことができる。ようするに、図5に記載したとおりの処理ロジックにする必要はなく、タイムアップによる割込み的な処理で強制的に洗浄を開始すればよく、より簡易にプログラミングができる。
なお、このようなタイムアップした時に洗浄する動作態様の場合、図4に示したものと同様、2つのタイマーを使用する構成としてもよい。
図3~図5に示した動作態様は、着座中に洗浄操作部29により洗浄指示があった場合は、その洗浄指示は受けつけないようにしてあるが、着座中の場合に洗浄が行われる動作態様としてもよい。その場合には、便蓋20の閉動作はなされない。
着座中で洗浄する場合としては、便蓋20が閉のときの動作(図1のS101のN、S111)と同様な動作としてもよいが、所定時間後に洗浄がなされる動作であってもよい。つまり、この場合、閉動作する便蓋20が着座中の身体に当たって便蓋20の閉動作が停止され、タイマーのタイムアップにより洗浄が開始されることになる(図1のS108、S112、S113と同様)。
以上に説明した、図3、図4の動作態様および図5の動作態様のいずれか一方が実行できるようにすればよく、例えば設定操作部(不図示)でいずれかを設定できるようにしてもよい。
なお、図3~図5の各動作は、排尿の場合にも適用することができるが、排尿の場合は除外してもよい。例えば、小便用洗浄ボタン29bが操作され、かつ便座24が開状態であれば、男子立位での排尿と判断して、便座24、便蓋20を閉じずに洗浄する動作を実行してもよい。
また、以上に示した便器装置1は、便座24の閉動作が完了して便蓋20の閉動作が開始される動作構成であるが、同時に動作するものであってもよいし、便蓋20の閉動作が便座24の閉動作にわずかに遅れながら実行されるものであってもよい。
また、便器装置1は以上のものには限られず、便座24と便蓋20とが一体として取り替え可能なものであってもよい。特に図6に示すような便座装置30が後付けされた(あるいは取り替えられた)便器装置3であってもよい。図6(a)(b)にもとづいて、本発明の他の実施形態に係る便器装置3の基本構成について説明する。なお本実施形態では、図6(b)に可動式のトラップ17Aを例示したが、便器本体がサイホン式のトラップ17(図2(a)参照)を有したものや、その他の方式のものにも適用は可能である。
具体的には便器装置3は、ボウル12と、ボウル12へ洗浄水を供給しボウル12内を洗浄する便器洗浄部13と、便座装置30と、便器洗浄部13に対し洗浄の指示を出力する洗浄操作部29と、制御部5と、計時部6と、報知部7とを備えている。
便座装置30は、便器装置3の便器本体(便座装置30を除く部位)とは着脱可能な別体とされている。便座装置30は、便蓋40、便蓋開閉検知部41、便蓋駆動部42、便蓋操作部43、便座44、便座開閉検知部45、便座駆動部46、便座操作部47、着座検知部48、ボウル洗浄操作部49、便座側制御部35、計時部36、報知部37を備えている。また、便座装置30、便器本体間では電気信号の送受が可能とされている。
なお、便座装置30を除く便器装置3(便器本体)の構成は図1のものとおおむね同様であるため、詳細な説明は省略する。また、便座装置30が備える、便蓋40、便蓋開閉検知部41、便蓋駆動部42、便蓋操作部43、便座44、便座開閉検知部45、便座駆動部46、便座操作部47、着座検知部48についても図1のものとおおむね同様であり、その説明を省略する。
図6の便座装置30は、便座装置30側より便器洗浄部13に対しボウル12の洗浄指示が出力できる構成とされている。具体的には、便座装置30は、ボウル洗浄操作部49より洗浄の指示があったときに、便座側制御部35がこれを受けて、便器本体側の制御部5を通じて、便器洗浄部13を制御してボウル12の洗浄ができるようになっている。また、便座側制御部35が直接、便器洗浄部13を制御する構成としてもよい。
なお、図6に示すように、便器装置3は便座装置30側のボウル洗浄操作部49だけではなく、便器本体側の洗浄操作部29をも含んだ構成とされている。つまり、図6のものは、洗浄操作部29、ボウル洗浄操作部49のいずれでも洗浄指示ができる構成とされている。また、便器本体側に洗浄操作部29を設けずに、ボウル洗浄操作部49でのみ洗浄指示ができる構成であってもよい。なお、ボウル洗浄操作部49も大便用洗浄ボタンと小便用洗浄ボタンとを有することが望ましい。
ボウル洗浄操作部49の操作はボウル洗浄指示手段として作用するが、さらに、着座検知部48により検知された、着座中から離座への状態変化もボウル洗浄指示手段として作用する。つまり、着座中のときに便座44から立ち上がった際には、洗浄ボタンの操作に代えて自動洗浄がなされる。
この便器装置3も、図1の便器装置1と同様、図3~図5などの動作が可能とされる。ようするに、便器洗浄部13は、ボウル洗浄指示手段(ボウル洗浄操作部49)から洗浄の指示があったときには、原則としては、便蓋40を閉じた状態でボウル12の洗浄がなされる。洗浄指示があったときに便蓋40が開状態にあるときは閉動作がされるが、それをタイマーで監視し、タイムアップしたときには、便蓋40が閉状態でなくても洗浄がなされる。
以上のように、本便座装置30は、便座44と、便蓋40と、便蓋40の開閉を検知する便蓋開閉検知部41と、便蓋40を開閉する便蓋駆動部42と、を備えている。また便座装置30は、便器本体に対する洗浄指示を受けつけるボウル洗浄指示手段と、計時部36と、便座側制御部35と、を備えた、便器本体に取りつけられる装置である。そして便座装置30は、ボウル洗浄指示手段による洗浄指示があったときに、便蓋40が開いていれば、便器本体に対し洗浄指示を出力する前に、便蓋駆動部42による便蓋40の閉動作が開始する。また便座装置30は、便蓋40が閉じていれば、便器本体に対し洗浄指示を出力する。
この便座側制御部35は、洗浄指示を受けつけたときに、便蓋40が開いていれば、所定時間のタイマーを起動し、所定時間が経過する前に便蓋40の閉止を検知した場合にはそのタイミングで便器本体に対し洗浄指示を出力する。また便座側制御部35は、所定時間の経過時に便蓋40の閉止を検知しなかった場合にはそのタイミングで便器本体に対し洗浄指示を出力する。つまり、この動作は図3、図4に示したものに対応する。
また、便座側制御部35は、洗浄指示を受けつけたときに便蓋40が開いていれば、所定時間のタイマーを起動し、所定時間経過時に便器本体に対し洗浄指示を出力する構成であってもよい。つまり、この動作は図5に示したものに対応する。
また、便座装置30は、ボウル洗浄操作部49による洗浄指示に代えて、便器本体の洗浄操作部29による洗浄指示を受けつけた場合にも、ボウル洗浄操作部49の洗浄指示による動作と同様の動作が実行される構成とされることが望ましい。
便器装置3におけるタイマー処理については便座装置30の計時部36で行えばよいが、便器本体の計時部6を用いてもよい。また、種々の報知については便座装置30の報知部37で行えばよいが、便器本体の報知部7を用いてもよい。
なお、便座装置30としては図6のものには限らない。便座装置30としては例えば、局部洗浄装置を備えた構成であってもよいし、種々(例えば局部洗浄装置)の操作や設定ができる便座用操作部(不図示)を有する構成であってもよい。
1、3 洋風便器装置
5 制御部
6 計時部
7 報知部
12 ボウル
13 便器洗浄部
20 便蓋
21 便蓋開閉検知部
22 便蓋駆動部
23 便蓋操作部
24 便座
25 便座開閉検知部
26 便座駆動部
27 便座操作部
28 着座検知部
29 洗浄操作部
30 便座装置
35 便座側制御部
36 計時部
37 報知部
40 便蓋
41 便蓋開閉検知部
42 便蓋駆動部
43 便蓋操作部
44 便座
45 便座開閉検知部
46 便座駆動部
47 便座操作部
48 着座検知部
49 ボウル洗浄操作部

Claims (9)

  1. ボウルと、該ボウルへ洗浄水を供給し該ボウル内を洗浄する便器洗浄部と、便蓋と、該便蓋の開閉を検知する便蓋開閉検知部と、前記便蓋を開閉する便蓋駆動部と、便座と、該便座の開閉を検知する便座開閉検知部と、前記便座を開閉する便座駆動部と、前記便器洗浄部に対する洗浄指示を出力する洗浄指示手段と、制御部と、を備えた便器装置であって、
    前記洗浄指示手段による洗浄指示があったときに、前記便蓋が開いていれば、前記便器洗浄部による洗浄の前に、前記便蓋駆動部による前記便蓋の閉動作が開始する一方、前記便蓋が閉じていれば、前記便器洗浄部による洗浄が実行される構成とされており、
    前記制御部は、前記洗浄指示手段による洗浄指示を受けつけたときに、前記便座が開いていれば、前記便座、前記便蓋を閉じずに前記便器洗浄部に洗浄を開始させることを特徴とする便器装置。
  2. 請求項1において、
    報知部をさらに備え、
    前記制御部は、前記洗浄指示手段による洗浄指示を受けつけたときに、その旨を前記報知部により報知させ、その後に前記便器洗浄部に洗浄を開始させることを特徴とする便器装置。
  3. 請求項1または2において、
    計時部をさらに備え、
    前記制御部は、前記洗浄指示手段による洗浄指示を受けつけたときに、前記便蓋が開いていれば、所定時間のタイマーを起動し、該所定時間が経過する前に前記便蓋の閉止を検知した場合にはそのタイミングで前記便器洗浄部に洗浄を開始させる一方、前記所定時間の経過時に前記便蓋の閉止を検知しなかった場合にはそのタイミングで前記便器洗浄部に洗浄を開始させることを特徴とする便器装置。
  4. 請求項1または2において、
    計時部をさらに備え、
    前記制御部は、前記洗浄指示手段による洗浄指示を受けつけたときに、前記便蓋が開いていれば、所定時間のタイマーを起動し、該所定時間経過時に前記便器洗浄部に洗浄を開始させることを特徴とする便器装置。
  5. 便座と、該便座の開閉を検知する便座開閉検知部と、前記便座を開閉する便座駆動部と、便蓋と、該便蓋の開閉を検知する便蓋開閉検知部と、前記便蓋を開閉する便蓋駆動部と、便器本体に対する洗浄指示を受けつけるボウル洗浄指示手段と、便座側制御部と、を備え、前記便器本体に取りつけられる便座装置であって、
    前記ボウル洗浄指示手段による洗浄指示があったときに、前記便蓋が開いていれば、前記便器本体に対し洗浄指示を出力する前に、前記便蓋駆動部による前記便蓋の閉動作が開始する一方、前記便蓋が閉じていれば、前記便器本体に対し洗浄指示を出力する構成とされており、
    前記便座側制御部は、前記ボウル洗浄指示手段による洗浄指示を受けつけたときに、前記便座が開いていれば、前記便座、前記便蓋を閉じずに前記便器本体に対し洗浄指示を出力することを特徴とする便座装置。
  6. 請求項5において、
    報知部をさらに備え、
    前記便座側制御部は、前記ボウル洗浄指示手段による洗浄指示を受けつけたとき、その旨を前記報知部により報知させ、その後に前記便器本体に対し洗浄指示を出力することを特徴とする便座装置。
  7. 請求項5または6において、
    計時部をさらに備え、
    前記便座側制御部は、前記ボウル洗浄指示手段による洗浄指示を受けつけたときに、前記便蓋が開いていれば、所定時間のタイマーを起動し、該所定時間が経過する前に前記便蓋の閉止を検知した場合にはそのタイミングで前記便器本体に対し洗浄指示を出力する一方、前記所定時間の経過時に前記便蓋の閉止を検知しなかった場合にはそのタイミングで前記便器本体に対し洗浄指示を出力することを特徴とする便座装置。
  8. 請求項5または6において、
    計時部をさらに備え、
    前記便座側制御部は、前記ボウル洗浄指示手段による洗浄指示を受けつけたときに、前記便蓋が開いていれば、所定時間のタイマーを起動し、該所定時間経過時に前記便器本体に対し洗浄指示を出力することを特徴とする便座装置。
  9. 請求項5~8のいずれか1項において、
    前記便座側制御部は、前記便器本体による洗浄指示を受けつけた場合にも、前記ボウル洗浄指示手段による洗浄指示があったときの動作と同様の動作を実行することを特徴とする便座装置。



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