JP2023171886A5 - - Google Patents

Claims (16)

1. 物質の評価方法であって、
   外表面の少なくとも一部に腸上皮細胞を含む腸オルガノイドと前記物質を含む液とを、前記腸上皮細胞に前記液が接するように配置すること、
   を含む、前記方法。
2. 前記腸オルガノイドは、前記液中に浮遊した状態に配置される、請求項１に記載の方法。
3. 前記腸オルガノイドが閉じた空洞を内包する構造を有し、且つ、
   前記物質は前記空洞に保持される、
   請求項１又は２に記載の方法。
4. 前記腸上皮細胞が、トランスポーター陽性である、請求項１～３のいずれか１項に記載の方法。
5. 前記腸上皮細胞は、ＣＤＸ２の発現が陽性である、請求項１～４のいずれか１項に記載の方法。
6. 前記腸オルガノイドが、外表面に微絨毛を含む、請求項１～５のいずれか１項に記載の方法。
7. 前記腸オルガノイドの長軸方向の長さが５ｍｍ以上である、請求項１～６のいずれか１項に記載の方法。
8. 前記腸上皮細胞に前記液が接するように配置したとき、前記腸上皮細胞と前記液が接している面積が７８ｍｍ^２以上である、請求項１～７のいずれか１項に記載の方法。
9. 腸における物質の吸収能を評価する方法であって、
   外表面の少なくとも一部に腸上皮細胞を含む腸オルガノイドと前記物質を含む液とを、前記腸上皮細胞に前記液が接するように配置すること、
   前記腸オルガノイドの内部に、前記液が吸収されること、及び、
   前記腸オルガノイドの内部に吸収された前記液を分析すること、
   を含む、前記方法。
10. 前記腸オルガノイドが閉じた空洞を内包する構造を有し、且つ、
    前記液は前記空洞に保持される、
    請求項９に記載の方法。
11. 前記分析は、質量分析または蛍光観察である、請求項９又は１０に記載の方法。
12. 腸における薬物の影響を調べる方法であって、
    外表面の少なくとも一部に腸上皮細胞を含む腸オルガノイドと前記薬物を含む液とを、前記腸上皮細胞に前記液が接するように配置すること、
    前記腸オルガノイドの内部に、前記液が取り込まれること、及び、
    前記腸オルガノイドの内部に取り込まれた前記液を分析すること、
    を含む、前記方法。
13. 前記腸オルガノイドが閉じた空洞を内包する構造を有し、且つ、
    前記液は前記空洞に保持される、
    請求項１２に記載の方法。
14. 前記物質が薬剤であって、
    前記腸オルガノイドの前記薬剤に対しての収縮応答性を調べることをさらに含み、
    前記評価方法が、薬剤が腸の蠕動運動に与える影響を評価する方法である、
    請求項１に記載の方法。
15. 前記腸オルガノイドが、腸管神経系及びカハール介在細胞を含む、請求項１４に記載の方法。
16. 前記収縮応答性が、前記腸オルガノイドの特定の領域にフィッティングされた楕円の最長径と最短径の比の経時変化である、請求項１４又は１５に記載の方法。