JP2023170813A - 作業機及びその段積構造 - Google Patents

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智哉 竹田
Tomoya Takeda
優太 磯部
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【課題】コストの低減及びメンテナンス性の向上を実現することができる作業機及びその段積構造を提供する。【解決手段】洗浄機1は、車輪7が取り付けられた下側フレーム3と、下側フレーム3の上方に配置された上側フレーム4と、下側フレーム3に取り付けられ、下側フレーム3に設けられた支持軸3aにより回動可能に支持されるロックレバー30と、を備える。ロックレバー30には、車輪7を回転不可にする第1係合部37と、洗浄機1が他の洗浄機1の上に積み上げられたときに当該他の洗浄機1の上側フレーム4に連結される第2係合部38とが設けられている。【選択図】図9

Description

本発明は、作業機及びその段積構造に関する。
特許文献1に記載されるように、フレームを有する洗浄機等の作業機が知られている。この洗浄機は、方形のフレームを有しており、フレーム上に設けられたセット台に、エンジン及びポンプ等の機器類が搭載されている。下側フレームの前部には前輪の車軸が固定され、下側フレームの後部には後輪の車軸が固定されている。複数の洗浄機が段積みされる場合には、下に位置する洗浄機の上側フレーム上に、上に位置する洗浄機の前後の車軸が載置される。上側フレームには、前後方向に並ぶ二対の突起が設けられており、二対の突起の間に前後の車軸が収まることで、上の洗浄機の姿勢が安定すると共に、当該洗浄機の落下が防止される。
特開2016-49507号公報
上記した従来の作業機では、左側の下側フレームの外面に、後輪を回転不能又は回転自在とするためのブレーキレバーが取り付けられている。このブレーキレバーが、後輪に設けられたピン又はボルトに係合することにより、後輪が回転不能とされる。
フレーム構造と、そのフレーム構造に取り付けられた車輪を有する作業機において、車輪の回転を防止するためのレバーは上記のように知られている。しかし上記した作業機では、積み上げられた作業機の姿勢を安定させるために(動きによるずれを防止するために)、突起の間に前後の車軸を配置するという構造が採用されている。フレームに突起を設けるには溶接等の工程が必要となり、上記構造は、製造時における工数の増大や管理上の負担を招いていた。
本発明は、コストの低減及びメンテナンス性の向上を実現することができる作業機及びその段積構造を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、車輪(7)を備える段積み可能な作業機(1)であって、車輪(7)が取り付けられた下側フレーム(3)と、下側フレーム(3)の上方に配置された上側フレーム(4)と、下側フレーム(3)に取り付けられ、下側フレーム(3)に設けられた支持部(3a)により回動可能に支持されるロックレバー(30)と、を備え、ロックレバー(30)には、車輪(7)を回転不可にする第1係合部(37)と、他の作業機(1)の上に積み上げられたときに当該他の作業機(1)の上側フレーム(4)に連結される第2係合部(38)とが設けられている。
この作業機(1)によれば、単一の部品であるロックレバー(30)を用いて、第1係合部(37)による車輪(7)の回転ロックと、第2係合部(38)による段積みロックを行うことができる。回転ロックによれば、車輪(7)が回転できないため、作業機(1)は地上(作業機(1)が置かれた場所)において走行(移動)不能となる。これにより、作業機(1)が意図しない方向へ移動することが防止される。また段積みロックによれば、2つの作業機(1)同士の位置関係が変わらない(固定される)ため、段積みした作業機(1)がずれる等して落下することが防止される。ロックレバー(30)が2種類のロック機能を兼ね備えているので、コストの低減及びメンテナンス性の向上の両方が実現されている。
ロックレバー(30)には、支持部(3a)に対するスライドを可能とする長穴(40)が形成されていてもよい。この場合、ロックレバー(30)をスライドさせることにより、第1係合部(37)による回転ロックと、第2係合部(38)による段積みロックとをスムーズに行うことができる。
ロックレバー(30)には、第1係合部(37)の係合時に支持部(3a)が嵌り込む第1凹部(41)と、第2係合部(38)の係合時に支持部(3a)が嵌り込む第2凹部(42)とが長穴(40)に連続して形成されていてもよい。第1係合部(37)と第2係合部(38)にそれぞれ対応した第1凹部(41)及び第2凹部(42)により、各係合部における係合状態を(ずれが生じることなく)確実に維持することができる。
ロックレバー(30)の長手方向において、第1係合部(37)及び第2係合部(38)の間に支持部(3a)が配置されていてもよい。この場合、第1係合部(37)の係合すなわち回転ロックと、第2係合部(38)の係合すなわち段積みロックとにおいて、ロックレバー(30)は逆の方向に回転及び/又は移動させられる。したがって、作業者は、各ロック操作を区別しやすく、ロック時及びロック解除時の操作性に優れる。
第1係合部(37)及び第2係合部(38)は、1枚の平板部(31)の第1端と第2端にそれぞれ形成された凹部であってもよい。この場合、ロックレバー(30)の製造コストが低減される。平板部(31)が移動する範囲内(同一平面内)で係合操作を行えばよいので、ロック時の操作性にも優れる。
また本発明の別の態様として、作業機(1)を複数備える段積構造(100)が提供されてもよい。この段積構造(100)において、複数の作業機(1)のうち最下段の作業機(1)のロックレバー(30)が、第1係合部(37)によって車輪(7)を回転不可にしており、当該複数の作業機(1)のうち最下段の作業機(1)の上に積み上げられた作業機(1)のロックレバー(30)が、第2係合部(38)において最下段の作業機(1)の上側フレーム(4)に連結されている。この段積構造(100)によれば、最下段の作業機(1)における車輪(7)の回転ロックと、段積みされた作業機(1)における段積みロックとを容易かつ迅速に行うことができる。段積みされた複数の作業機(1)が動き出したり崩れたりすることがなく、安全性も高められている。
本発明によれば、コストの低減及びメンテナンス性の向上を実現することができる。
本発明の一実施形態に係る作業機の側面図である。 段積みされた2台の作業機を示す斜視図である。 上に位置する作業機に取り付けられるロックレバーを示す分解斜視図である。 図3中のIV-IV線に沿って切断した断面図である。 図5(a)はロックレバーの側面図、図5(b)はロックレバーの斜視図である。 図6(a)、図6(b)及び図6(c)は、車輪の回転ロック時の手順を示す図である。 車輪の内側に設けられた係合ナットとロックレバーの位置関係を示す図である。 図6(a)、図6(b)及び図6(c)は、段積みロック時の手順を示す図である。 車輪の回転ロック及び段積みロックがなされた2台の作業機を示す斜視図である。 図10(a)はロックレバーが中間的な位置にある状態を示す図、図10(b)及び図10(c)は、それぞれ、作業機の通常使用時においてロックレバーが停止位置(待機位置)にある状態の一例を示す図である。 図11(a)はロックレバーが中間的な位置にある状態を示す図、図11(b)及び図11(c)は、それぞれ、作業機の通常使用時においてロックレバーが停止位置(待機位置)にある状態の他の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図面の説明において同一要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。本明細書において、洗浄機1に関して使用されている「上」、「下」、「左」、「右」、「前」、「後」等の方向を示す語は、水平面上に作業機を設置した状態において、当該作業機の通常の前進方向を前方と定めた状態を基準としている。以下の実施形態では、本発明がエンジン式の高圧洗浄機に適用される場合について説明する。
まず図1及び図2を参照して、本実施形態の洗浄機(作業機)1について説明する。洗浄機1は、例えばエンジン式の高圧洗浄機であり、エンジン10によって駆動されるポンプ11を備えている。エンジン10は、例えば単気筒エンジンである。ポンプ11は、例えばプランジャポンプ(往復動ポンプ)であり、エンジン10により駆動されて、吸水口51から液体(例えば水又は洗浄液等)を吸水し、吐出口52に接続されたホースを介して、液体をノズルガン(何れも図示せず)から吐出させる。
洗浄機1は、方形のフレーム2と、フレーム2を支持する4つの車輪7とを具備している。フレーム2は、左右の両側において上下方向及び前後方向に延在する四角形の枠体2a,2aを有しており、それぞれの枠体2aは、下側フレーム3と、上側フレーム4と、これらを前後で連結する前側フレーム5a及び後ろ側フレーム5bと、からなっている。これらの下側フレーム3、上側フレーム4、前側フレーム5a及び後ろ側フレーム5bは、例えば鋼製のパイプからなる。2本の上側フレーム4,4は平行に延びており、前後方向の中央部において、これらの間を1本の補強フレーム6が連結している。2本の下側フレーム3,3は平行に延びており、これらの間を例えば3本の支持フレーム13が連結している。下側フレーム3の鉛直上方に、上側フレーム4が配置されている。よって、下側フレーム3,3の左右の間隔と上側フレーム4,4の左右の間隔とは等しい。
前側に配置された一対の車輪7(前輪)が、1本の車軸17の左右の両端に回転可能に取り付けられている。後ろ側に配置された一対の車輪7(後輪)が、1本の車軸17の左右の両端に回転可能に取り付けられている。各車軸17は、例えば、パイプ状又は棒状の鋼材である。前側の車軸17及び後ろ側の車軸17は、それぞれ左右方向に延在しており、互いに平行である。前側の車軸17が、下側フレーム3及び前端に配置された支持フレーム13の下端に固定されている。後ろ側の車軸17が、下側フレーム3及び後端に配置された支持フレーム13の下端に固定されている。各車輪7は、下側フレーム3,3の外方側に配置されている。
洗浄機1の前部に配置された2本の支持フレーム13上には、複数の防振ゴム14を介して長方形状の鋼板製のセット台9が取り付けられている。下側フレーム3,3によって支持されたセット台9上に、エンジン10等の機器類が搭載されている。また洗浄機1の後部に配置された1本の支持フレーム13上には、複数の防振ゴム14及びブラケット16を介してポンプ11が支持されている。洗浄機1の各機器は、枠体2a,2a間のスペース内に収められている。図示は省略されているが、上側フレーム4,4間を連結する補強フレーム6に、上側フレーム4,4の上方に突出する逆U字状の吊りフックが設けられる。
図2を参照して、洗浄機1の段積構造100について説明する。本実施形態では、複数の洗浄機1が段積み可能になっている。洗浄機1は、例えば2段に段積みすることができる。なお、洗浄機1は、3段以上に段積みすることができるように構成されてもよい。段積み可能な構成により、洗浄機1の収納スペースの削減が図られている。下側の洗浄機1に対して上側の洗浄機1を降下させて段積みする場合、下側の洗浄機1の上側フレーム4,4上に、上側の洗浄機1(すなわち段積みされる洗浄機1)の車軸17,17が載置される。この状態で、下側の洗浄機1の吊りフックは、上側の洗浄機1における前部の2本の支持フレーム13と、後部の1本の支持フレーム13との間に形成された開口(空間)内に配置される。これにより、吊りフックは、上側の洗浄機1の各部と干渉せず、段積みが支障なく行われる。セット台9が小型化されており、従来の洗浄機のように吊りフックを挿通させる切欠きを設ける必要がない。サイズの小さなセット台9は、洗浄機1の分解時における作業性の向上にも貢献している。
本実施形態の洗浄機1は、洗浄機1が単体で地上に置かれたとき、又は、複数の洗浄機1が段積みされたときに、1つの車輪7を回転不可にする回転ロック機構を備えている。例えば、単体の洗浄機1が屋外に置かれて洗浄などのメンテナンス作業がなされているときに、当該洗浄機1に対して回転ロック機構が用いられる。複数の洗浄機1が段積みされたときには、最下段の洗浄機1に対して回転ロック機構が用いられ、1つの車輪7が回転不可とされる。すなわち、回転不可とされる車輪7は、地面(洗浄機1の設置面)に接触している車輪7である。また、最下段の洗浄機1の上に積み上げられた洗浄機1のフレーム2は、最下段の洗浄機1のフレーム2に連結され係止されることで、積み上げられた洗浄機1の移動を規制する段積みロックがなされる。
洗浄機1は、回転ロック機構と段積みロック機構の両方を兼ね備える1つのロックレバー30を備えている。以下、図3~図5を参照して、ロックレバー30の構成及び2種類のロック機構に係る構成について説明する。なお以下の説明において、最下段の洗浄機1を単に「下の洗浄機1」と呼び、下の洗浄機1の上に積み上げられた洗浄機1を単に「上の洗浄機1」と呼ぶ。
図3は、上の洗浄機1に取り付けられるロックレバー30を示す分解斜視図である。図4は、図3中のIV-IV線に沿って切断した断面図である。図5(a)はロックレバー30の側面図、図5(b)はロックレバー30の斜視図である。図3及び図4に示されるように、洗浄機1は、例えば左側の(何れか一方の)下側フレーム3に取り付けられたロックレバー30を備える。ロックレバー30は、例えば、1枚の金属の板材を所定の形状に切断して、折り曲げ加工を施すことによって成形されている。ロックレバー30は、下側フレーム3の外面に設けられた支持軸(支持部)3aによって、回動可能に支持されている。ロックレバー30は、例えば、後ろ側かつ左側に配置された1つの車輪7(後輪)の近傍に配置されている。
図5(a)及び図5(b)に示されるように、ロックレバー30は、長手方向(図5(a)の左右方向)に延びる平板部31と、平板部31の上端において外方に直角に折り曲げられた外曲げ板部33と、平板部31の上端において内方に直角に折り曲げられた第1内曲げ板部34と、平板部31の上端において後方に直角に折り曲げられた第2内曲げ板部36とを有する。平板部31の中央やや前寄りには、長手方向に延びる孔部であるレバー位置制御部32が形成されている。
ロックレバー30は、洗浄機1の左右方向に延びる軸線周りで回動可能である。すなわち平板部31は、左右方向に直交する面に沿って回動可能である。回動可能なロックレバー30に関して「上」、「下」、「前」、「後」等の語は、図5(a)に示される姿勢、すなわち外曲げ板部33、第1内曲げ板部34及び第2内曲げ板部36が何れも水平に維持され、平板部31の長手方向が洗浄機1の前後方向(水平方向)に延びるロックレバー30の姿勢を基準としている。図5(a)における左側(すなわち後述する第2係合部38が形成された側)がロックレバー30の前部に相当し、図5(a)における右側(すなわち後述する第1係合部37が形成された側)がロックレバー30の後部に相当する。ロックレバー30の前後方向は、平板部31(ロックレバー30)の長手方向である。
レバー位置制御部32は、平板部31の長手方向に延びる長穴40と、長穴40の前端に形成され長穴40の上方へ突出する第1凹部41と、長穴40の後端に形成され長穴40の上方へ突出する第2凹部42とを含む。長穴40は、一定の幅を有する長方形状の貫通孔である。第1凹部41及び第2凹部42のそれぞれは、同一の大きさを有する半円形状の貫通孔である。第1凹部41及び第2凹部42は、長穴40の両端に連続して形成されている。
図4に示されるように、ロックレバー30は、支持軸3aが長穴40に挿通された状態で、平板部31が、円筒部3bとボルト3eの頭部3cとの間に挟まれることで下側フレーム3に取り付けられている。ボルト3eが貫通する円筒部3bは、下側フレーム3の外側面に当接している。下側フレーム3の外面から突出する支持軸3aは、ボルト3eと同軸上に位置する。なお、平板部31は、円筒部3bと頭部3cとの間に常に挟まれている必要はなく、円筒部3bと頭部3cとの間に配置されて、多少その回転軸線が揺れ動きつつも、概ね鉛直な姿勢を保ったまま回動可能であればよい。頭部3cが長穴40の幅よりも大きいことにより、ロックレバー30の脱落が防止されている。
図5(a)に戻り、長穴40の幅と、第1凹部41及び第2凹部42の幅(これらを半円形とみなした場合には直径に相当する)とは、例えば同一である。これらの幅は、長穴40に支持軸3aが挿通されると共に、支持軸3a内での支持軸3aの移動を許容できる程度に設定されている。したがって、ロックレバー30がどこにも係合していない状態で、支持軸3aはレバー位置制御部32(長穴40、第1凹部41及び第2凹部42)の内部を自由に相対移動できる。これにより、長穴40は、支持軸3aに対するロックレバー30のスライドを可能とする。
続いて、回転ロックに係る構成について説明する。図7は、車輪7の内側に設けられた係合ナットとロックレバーの位置関係を示す図である。車輪7には、所定の直径上の2箇所において(言い換えれば180度ずれた2箇所において)車輪7の内側すなわちフレーム2の内方に向けて突出する2つの係合ナット7a,7aが固定されている。係合ナット7aは、左右方向に延びる。平板部31の後端(第1端。図5(a)に示される右端)には、車輪7が所定の回転位置に位置する状態で、係合ナット7aに係合する凹部である第1係合部37が形成されている。より詳細には、図6(b)に示されるように、支持軸3aが長穴40の前端に位置する状態で、例えば最上部(時計の12時の位置)又はその近傍に位置する係合ナット7aに、第1係合部37が係合することができる。第1係合部37は係合ナット7aを収容可能な大きさを有しており、第1係合部37内に係合ナット7aが進入する(図6(b)参照)。
図4に示されるように、係合ナット7aは、車輪7とボルト3eとの間に形成された僅かな隙間に突出している。この隙間は、前方から見て支持軸3aと同じ位置にある。ロックレバー30の平板部31がこの隙間を通る鉛直平面内を回動し、係合ナット7aに第1係合部37が係合する。この係合により、ロックレバー30が車輪7を回転不可とし、回転ロックがなされる。なお、係合ナット7aは当該隙間内で終端しているので、車輪7の回転に伴って係合ナット7aが下側フレーム3に干渉することはない。
続いて、段積みロックに係る構成について説明する。図3に示されるように、下の洗浄機1の上側フレーム4上に前後の車軸17が載った状態で、上側フレーム4の真上に下側フレーム3が位置している。上記したように、下側フレーム3,3の左右の間隔と上側フレーム4,4の左右の間隔とは等しい。また、車輪7は、下側フレーム3の外方に張り出している。よって、左右一対の下側フレーム3の外側に左右一対の車輪7が位置するように、上の洗浄機1を積み上げることができる。この大まかな位置合わせにより、上側フレーム4の真上に下側フレーム3が位置する。
図3及び図4に示されるように、上側フレーム4の外面には、段積み係合ピン4aが設けられている。段積み係合ピン4aは、上側フレーム4を左右方向に貫通するボルト4eの延長上(ボルト4eと同軸上)に設けられている。図4に示されるように、段積み係合ピン4aは、上側フレーム4の外面から僅かに突出している。段積み係合ピン4aも、前方から見て支持軸3aと同じ位置にある。
一方、図5(a)に示されるように、平板部31の前端(第2端。図5(a)に示される左端)には、上の洗浄機1が積み上げられた状態で、段積み係合ピン4aに係合する凹部である第2係合部38が形成されている。より詳細には、図8(b)に示されるように、支持軸3aが長穴40の後端に位置する状態で、下の洗浄機1の段積み係合ピン4aに、第2係合部38が係合することができる。第2係合部38は段積み係合ピン4aを収容可能な大きさを有しており、第2係合部38内に段積み係合ピン4aが進入する(図8(b)参照)。なお、段積み係合ピン4aの直径と係合ナット7aの直径とが略同等であってもよいし、これらの直径が異なっていてもよい。
ロックレバー30の平板部31が上記した鉛直平面内を回動し、段積み係合ピン4aに第2係合部38が係合する。この係合により、下の洗浄機1の上側フレーム4に上の洗浄機1のロックレバー30が連結され、段積みロックがなされる。
図5(a)に示されるように、ロックレバー30の長手方向において、長穴40の両側に第1係合部37及び第2係合部38が配置されている。言い換えれば、図6及び図8の各図に示されるように、レバー位置制御部32内のどの位置に支持軸3aが位置する場合でも、ロックレバー30の長手方向において、第1係合部37及び第2係合部38の間に支持軸3aが配置されている。図6(b)に示されるように、第1係合部37による車輪7の回転ロックがなされる際には、ロックレバー30は、左側方から見て時計周りに回動し、係合ナット7aの上方から第1係合部37が嵌り込む。すなわち、平板部31の後部が下方に(重力の方向に)落ちると共に、第1係合部37が係合ナット7aに係合する。一方、図8(b)に示されるように、第2係合部38による段積みロックがなされる際には、ロックレバー30は、左側方から見て反時計周りに回動し、段積み係合ピン4aの上方から第2係合部38が嵌り込む。すなわち、平板部31の前部が下方に(重力の方向に)落ちると共に、第2係合部38が段積み係合ピン4aに係合する。このように、回動中心軸である支持軸3aと、第1係合部37及び第2係合部38の位置関係に基づき、回転ロック時と段積みロック時のロックレバー30の回動方向は逆になっている。
続いて、段積みの際の回転ロックと段積みロックのそれぞれにおけるロックレバー30の動きと、各ロックに係るロックレバー30の固定構造について説明する。まず、図6(a)及び図6(b)に示されるように、下の洗浄機1において、長穴40内の適当な位置に支持軸3aが位置する状態でロックレバー30が時計回りに回動されつつ、ロックレバー30が後方にスライドされる。支持軸3aが長穴40の前端に位置する状態で、ロックレバー30の後部が落とされ、第1係合部37が係合ナット7aに係合する。この際、2つの係合ナット7a,7aのうちの何れかが概ね係合位置に位置するよう、車輪7の回転方向の位置が調整される。車輪7は30によって係止される。さらに図6(c)に示されるように、ロックレバー30の前部が押し下げられ、第1凹部41に支持軸3aが嵌り込む。すなわち、第1凹部41には、第1係合部37の係合時に支持軸3aが嵌り込む。これにより、ロックレバー30は支持軸3aに対する並進運動を制限され、ロックレバー30が固定される。
回転ロックの解除動作は、上記した動きと逆の手順で行われる。
続いて、洗浄機1の補強フレーム6に固定された吊りフックに吊り具(何れも図示せず)が引っ掛けられて洗浄機1が吊られることで、下の洗浄機1の上に、洗浄機1が積み上げられる。なお、上述した回転ロック作業は、洗浄機1の積み上げ作業後に、これらの洗浄機1を所定の場所に移動させてから行われてもよい。
図8(a)及び図8(b)に示されるように、上の洗浄機1において、長穴40内の適当な位置に支持軸3aが位置する状態でロックレバー30が反時計回りに回動されつつ、ロックレバー30が前方にスライドされる。支持軸3aが長穴40の後端に位置する状態で、ロックレバー30の前部が落とされ、第2係合部38が段積み係合ピン4aに係合する。さらに図8(c)に示されるように、ロックレバー30の後部が押し下げられ、第2凹部42に支持軸3aが嵌り込む。すなわち、第2凹部42には、第2係合部38の係合時に支持軸3aが嵌り込む。これにより、ロックレバー30は支持軸3aに対する並進運動を制限され、ロックレバー30が固定される。なお、積み上げられた洗浄機1の前後方向の位置がずれている場合には、図8(a)及び/又は図8(b)に示される状態において、上の洗浄機1の位置を多少調整すればよい。位置合わせを行った後、最終的に図8(c)に示される状態へと到達すればよい。
段積みロックの解除動作は、上記した動きと逆の手順で行われる。
以上の2種類のロック操作が完了した後、図9に示されるように、段積みされた2台の洗浄機1は、安定した状態で(移動したりずれたりしない状態で)静置される。2台の洗浄機1において同一の構造を有する支持軸3a及びロックレバー30により、2種類のロック機能が好適に発揮される。なお、図9には、エンジン10及びポンプ11等の機器類の図示は省略されており、フレーム2及び車輪7周りの構成のみが示されている。
ここで、何れのロック機能も必要とされない洗浄機1の通常使用時(ロックレバー30の非使用時)におけるロックレバー30の位置について説明する。図10(a)は、ロックレバー30が中間的な位置にある状態を示す図である。図10(b)及び図10(c)は、それぞれ、洗浄機1の通常使用時においてロックレバー30が停止位置(待機位置)にある状態の一例を示す図である。洗浄機1の通常使用時には、ロックレバー30は、図10(a)に示される姿勢から更に反時計回りに回動させられる。ロックレバー30は、支持軸3aが挿通された部分である回動中心部(長穴40の何れかの部分)を中心に回動させられる。図10(b)及び図10(c)に示される例では、支持軸3aは長穴40の前部(中央部よりも前)に位置する。ロックレバー30は、第1内曲げ板部34が下側フレーム3の上面に乗った(当接した)状態で停止する。
ロックレバー30の形状及び/又は重量に関する設計を調整することによって、ロックレバー30における(図中の方向で見た)反時計回りのモーメントが大きくなるように設定されてもよい。このような反時計回りのモーメントが大きくなる設定により、洗浄機1の移動時に振動等によりロックレバー30に外力が加わったとしても、ロックレバー30が車輪7(係合ナット7a)側へ回動しにくいよう、位置と重量のバランスが保たれている。ロックレバー30は、非使用時(非係合時)には、図10(b)に示される待機位置P1a又は図10(c)に示される待機位置P1bに常に位置する。待機位置P1aでは、支持軸3aが長穴40の前端に位置する。待機位置P1bでは、第1凹部41に支持軸3aが嵌り込む。これにより、ロックレバー30を待機位置P1a又はP1bに保持又は固定するためのロック機構等は不要になっている。
上記とは違って、図11(b)及び図11(c)に示されるように、ロックレバー30が回動中心部(長穴40の部分)を中心に回動する際、支持軸3aが長穴40の後部(中央部よりも後ろ)に位置してもよい。この場合も、ロックレバー30は、第1内曲げ板部34が下側フレーム3の上面に乗った(当接した)状態で停止する。
ロックレバー30は、非使用時(非係合時)には、図11(b)に示される待機位置P2a又は図11(c)に示される待機位置P2bに常に位置する。待機位置P2aでは、支持軸3aが長穴40の後端に位置する。待機位置P2bでは、第2凹部42に支持軸3aが嵌り込む。これにより、ロックレバー30を待機位置P2a又はP2bに保持又は固定するためのロック機構等は不要になっている。
ロックレバー30では、支持軸3aがロックレバー30のどの部分に挿通されているかに関わらず、すなわち回動中心部の位置に関係なく、反時計回りのモーメントが大きくなる。第1内曲げ板部34が下側フレーム3に当接している状態で反時計回りのモーメントが大きくなる設定とすることで、ロック機構が不要となる。
なお、上記の反時計回りの回動とは違って、ロックレバー30が図6(a)に示される姿勢から更に時計回りに回動させられた場合でも、第2内曲げ板部36が下側フレーム3の上面に乗った状態で停止する。このとき、第2凹部42に支持軸3aを嵌めておけばロックレバー30は必要以上に移動せず、係合ナット7aに誤って第1係合部37が係合することもない。よって、第1内曲げ板部34及び第2内曲げ板部36によってロックレバー30の回動範囲が制限されており、ロックレバー30が地面(洗浄機1の設置面)まで落ちることはない。
本実施形態の洗浄機1によれば、ロックレバー30には、車輪7を回転不可にする第1係合部37と、洗浄機1が他の洗浄機1の上に積み上げられたときに当該他の洗浄機1の上側フレーム4に連結される第2係合部38とが一体に設けられている。単一の部品であるロックレバー30を用いて、第1係合部37による車輪7の回転ロックと、第2係合部38による段積みロックを行うことができる。回転ロックによれば、車輪7が回転できないため、洗浄機1は地上(洗浄機1が置かれた場所)において走行(移動)不能となる。これにより、洗浄機1が意図しない方向へ移動することが防止される。また段積みロックによれば、2つの洗浄機1同士の位置関係が変わらない(固定される)ため、段積みした洗浄機1がずれる等して落下することが防止される。ロックレバー30が2種類のロック機能を兼ね備えているので、コストの低減及びメンテナンス性の向上の両方が実現されている。
複数の洗浄機1が段積みされた段積構造100において、最下段の洗浄機1のロックレバー30が、第1係合部37によって車輪7を回転不可にしており、最下段の洗浄機1の上に積み上げられた洗浄機1のロックレバー30が、第2係合部38において最下段の洗浄機1の上側フレーム4に連結されている。本実施形態の段積構造100によれば、最下段の洗浄機1における車輪7の回転ロックと、段積みされた洗浄機1における段積みロックとを容易かつ迅速に行うことができる。段積みされた複数の洗浄機1が動き出したり崩れたりすることがなく、安全性も高められている。
またロックレバー30には、支持軸3aに対するスライドを可能とする長穴40が形成されている。ロックレバー30をスライドさせることにより、第1係合部37による回転ロックと、第2係合部38による段積みロックとをスムーズに行うことができる。
ロックレバー30には、第1係合部37の係合時に支持軸3aが嵌り込む第1凹部41と、第2係合部38の係合時に支持軸3aが嵌り込む第2凹部42とが長穴40に連続して形成されている。第1係合部37と第2係合部38にそれぞれ対応した第1凹部41及び第2凹部42により、各係合部における係合状態を(ずれが生じることなく)確実に維持することができる。何れのロック状態においても、ばね等を用いずにロックレバー30の位置を固定できる。
ロックレバー30の長手方向において、第1係合部37及び第2係合部38の間に支持軸3aが配置されている。第1係合部37の係合すなわち回転ロックと、第2係合部38の係合すなわち段積みロックとにおいて、ロックレバー30は逆の方向に回転及び移動させられる。すなわち回転ロックと段積みロックとにおいて、ロック方向(ロックレバー30の回動方向)は反対である。したがって、作業者は、各ロック操作を区別しやすく、ロック時及びロック解除時の操作性に優れる。何れのロック操作においても、ロックレバー30は被係合部(係合ナット7a又は段積み係合ピン4a)に上から係合する。この点においても、ロックレバー30は操作性に優れる。
第1係合部37及び第2係合部38は、1枚の平板部31の第1端と第2端にそれぞれ形成された凹部である。ロックレバー30の製造コストが低減される。平板部31が移動する範囲である同一平面内で係合操作を行えばよいので、ロック時の操作性にも優れる。
また回転ロック操作において、図6(c)に示されるようにロックレバー30の前部を押し下げる際、作業者は、外曲げ板部33を足で踏み込んでもよい。足による踏み込み操作によれば、低い位置におけるロックレバー30の固定を行いやすい。また回転ロックの解除操作を、外曲げ板部33を足で蹴り上げることで行ってもよい。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られない。例えば、係合ナット7aや段積み係合ピン4aの構成は、ロックレバー30が係合可能な構成(形状、位置又は大きさ)であればよく、適宜に変更されてよい。長穴は、ロックレバーを厚み方向に貫通していなくてもよい。長穴は、溝状(長手方向に延びる窪み形状)に形成されてもよい。長穴は、案内溝と称されてもよい。第1凹部41及び第2凹部42の両方又は何れか一方が省略されてもよい。凹部が設けられず、他の固定手段によってロックレバーが固定されてもよい。
ロックレバーは、一枚の板状部材を加工して成形される形態に限られない。ロックレバーがブロック状の部材であってもよいし、矩形状又は円筒状の中空部材であってもよい。
支持軸3aの位置に対して同じ側(前方又は後方等の一方側)にのみ、第1係合部37及び第2係合部38が設けられてもよい。その場合でも、第1係合部37及び第2係合部38をそれぞれ別の部位に係合させることで、回転ロックと段積みロックとがそれぞれ可能となる。
ロックレバー30に長穴40が形成されておらず、単に支持軸3aが挿通する丸穴等が形成されていてもよい。その場合でも、ロックレバー30が支持軸3aを中心に回動することで、第1係合部37による回転ロックと第2係合部38による段積みロックとがそれぞれ可能となる。
ロックレバー30は、右側の下側フレーム3に取り付けられてもよい。ロックレバー30は、被係合部に上から係合する態様に限られず、被係合部に下から係合してもよい。その場合に、重力によって係合状態が解除されないよう、係合部の固定機構又は抜け止め機構が設けられてもよい。
回転ロック機構は、1つの車輪7に対して設けられる構成に限られない。例えば、左右一対の車輪7に対して、左右一対の回転ロック機構が設けられてもよい。その場合、段積み時においては、2つのロックレバー30が左右一対の下側フレーム3,3に取り付けられ、これらの下側フレーム3,3が、2箇所の段積みロック機構によって左右一対の上側フレーム4,4に連結される。ロックレバー30及び各ロック機構に係る構成は、左右対称に設けられ得る。
上記実施形態では、エンジン式の高圧洗浄機について説明したが、本発明は、このようなタイプの洗浄機に限られず、他のタイプの洗浄機にも適用可能である。また、本発明は、洗浄機に限られず、フレームを有する作業機であって、段積み可能な作業機全般に適用可能である。また、フレームは、方形のフレームに限られない。
本発明は以下のとおりに記載され得る。
[1]
車輪(7)を備える段積み可能な作業機(1)であって、
前記車輪(7)が取り付けられた下側フレーム(3)と、
前記下側フレーム(3)の上方に配置された上側フレーム(4)と、
前記下側フレーム(3)に取り付けられ、前記下側フレーム(3)に設けられた支持部(3a)により回動可能に支持されるロックレバー(30)と、を備え、
前記ロックレバー(30)には、前記車輪(7)を回転不可にする第1係合部(37)と、他の作業機(1)の上に積み上げられたときに当該他の作業機(1)の上側フレーム(4)に連結される第2係合部(38)とが設けられている、作業機(1)。
[2]
前記ロックレバー(30)には、前記支持部(3a)に対するスライドを可能とする長穴(40)が形成されている、[1]に記載の作業機(1)。
[3]
前記ロックレバー(30)には、前記第1係合部(37)の係合時に前記支持部(3a)が嵌り込む第1凹部(41)と、前記第2係合部(38)の係合時に前記支持部(3a)が嵌り込む第2凹部(42)とが前記長穴(40)に連続して形成されている、[2]に記載の作業機(1)。
[4]
前記ロックレバー(30)の長手方向において、前記第1係合部(37)及び前記第2係合部(38)の間に前記支持部(3a)が配置されている、[1]~[3]の何れか一つに記載の作業機(1)。
[5]
前記第1係合部(37)及び前記第2係合部(38)は、1枚の平板部(31)の第1端と第2端にそれぞれ形成された凹部である、[1]~[4]の何れか一つに記載の作業機(1)。
[6]
[1]~[5]の何れか一つに記載の作業機(1)を複数備え、
当該複数の作業機(1)のうち最下段の作業機(1)の前記ロックレバー(30)が、前記第1係合部(37)によって前記車輪(7)を回転不可にしており、
当該複数の作業機(1)のうち前記最下段の作業機(1)の上に積み上げられた作業機(1)の前記ロックレバー(30)が、前記第2係合部(38)において前記最下段の作業機(1)の上側フレーム(4)に連結されている、作業機(1)の段積構造(100)。
1…洗浄機(作業機)、2…フレーム、3…下側フレーム、3a…支持軸(支持部)、4…上側フレーム、4a…段積み係合ピン、7…車輪、7a…係合ナット、17…車軸、30…ロックレバー、31…平板部、32…レバー位置制御部、33…外曲げ板部、34…第1内曲げ板部、36…第2内曲げ板部、37…第1係合部、38…第2係合部、40…長穴、41…第1凹部、42…第2凹部、100…段積構造。

Claims (6)

  1. 車輪(7)を備える段積み可能な作業機(1)であって、
    前記車輪(7)が取り付けられた下側フレーム(3)と、
    前記下側フレーム(3)の上方に配置された上側フレーム(4)と、
    前記下側フレーム(3)に取り付けられ、前記下側フレーム(3)に設けられた支持部(3a)により回動可能に支持されるロックレバー(30)と、を備え、
    前記ロックレバー(30)には、前記車輪(7)を回転不可にする第1係合部(37)と、他の作業機(1)の上に積み上げられたときに当該他の作業機(1)の上側フレーム(4)に連結される第2係合部(38)とが設けられている、作業機(1)。
  2. 前記ロックレバー(30)には、前記支持部(3a)に対するスライドを可能とする長穴(40)が形成されている、請求項1に記載の作業機(1)。
  3. 前記ロックレバー(30)には、前記第1係合部(37)の係合時に前記支持部(3a)が嵌り込む第1凹部(41)と、前記第2係合部(38)の係合時に前記支持部(3a)が嵌り込む第2凹部(42)とが前記長穴(40)に連続して形成されている、請求項2に記載の作業機(1)。
  4. 前記ロックレバー(30)の長手方向において、前記第1係合部(37)及び前記第2係合部(38)の間に前記支持部(3a)が配置されている、請求項1~3の何れか一項に記載の作業機(1)。
  5. 前記第1係合部(37)及び前記第2係合部(38)は、1枚の平板部(31)の第1端と第2端にそれぞれ形成された凹部である、請求項1~3の何れか一項に記載の作業機(1)。
  6. 請求項1~3のいずれか一項に記載の作業機(1)を複数備え、
    当該複数の作業機(1)のうち最下段の作業機(1)の前記ロックレバー(30)が、前記第1係合部(37)によって前記車輪(7)を回転不可にしており、
    当該複数の作業機(1)のうち前記最下段の作業機(1)の上に積み上げられた作業機(1)の前記ロックレバー(30)が、前記第2係合部(38)において前記最下段の作業機(1)の上側フレーム(4)に連結されている、作業機(1)の段積構造(100)。
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