JP2023170373A - 潜熱回収型給湯機 - Google Patents

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高志 内山
Takashi Uchiyama
輝明 小島
Teruaki Kojima
進 阿部
Susumu Abe
健太 星野
Kenta Hoshino
諒弥 及川
Ryoya Oikawa
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Abstract

【課題】ドレン水を装置外に排水するための配管を廃止した潜熱回収型給湯機を提供する。【解決手段】ドレン水タンク39のドレン水を霧化する霧化手段40と、霧化手段40で霧化された霧化空気が通過する霧化気流路41と、二次熱交換器27の燃焼ガスの下流の空気流路部30に配され霧化気流路41と連通する合流部46と、合流部46より燃焼ガスの上流の空気流路部30に配される分岐部31と、分岐部31と霧化気流路41の入口と連通する空気供給路34と、霧化気流路41を開閉可能な第1開閉手段43aと、燃焼部8の燃焼制御と第1開閉手段43aの開閉制御と霧化手段40の駆動制御とを行う制御部60とを備え、制御部60は、燃焼中に第1開閉手段43aを閉塞し、燃焼停止後に第1開閉手段43aを開放して霧化手段40と燃焼用ファン13とを駆動させる。【選択図】図1

Description

本発明は、家庭用の潜熱回収型給湯機に関し、特に中和器から排出されるドレン水を装置外に排水するための配管を廃止した潜熱回収型給湯機に関するものである。
従来、潜熱回収型給湯機は、二次熱交換器にて高温の燃焼ガスが受熱管内の水によって冷却され、燃焼ガス中の水蒸気は酸性の結露水となるため、酸性結露水を中和器へと導き、中和剤によって中和した上で、装置外へと排水していた。
そのため、非潜熱回収型給湯機から潜熱回収型給湯機への入れ替えに時に排水設備の配管工事等の施工工事が必要となっていた。
そこで、従来から特許文献1に示すような、中和後のドレン水を霧化手段によって霧化することで、配管工事等の施工工事が不要となる潜熱回収型給湯機が考案されていた。
特開2004-132642号公報
しかしながら、特許文献1に示す潜熱回収型給湯機では、霧化したドレン水が二次熱交換器に再付着し、再び中和器に流入し、その結果ドレン水が減りにくくなり、使用時間が長くなるとドレン水がドレン水タンクから溢れるという問題があった。
本発明はかかる背景を鑑みてなされたものであり、霧化したドレン水が二次熱交換器に再付着することなく、確実に装置外に排出される潜熱回収型給湯機を提供することを目的とするものである。
本発明は上記目的を達成するためになされたものであり、請求項1では、筐体と、空気を送り込む燃焼用ファンと、前記燃焼用ファンによって送給される送風空気が通過する空気流路部と、前記筐体内にあり前記燃焼用ファンからの前記送風空気を取り込み燃料を燃焼する燃焼部と、前記燃焼部で発生した燃焼ガスから顕熱を回収して湯水を加熱する一次熱交換器と、前記一次熱交換器を通過した前記燃焼ガスから潜熱を回収して湯水を加熱する二次熱交換器と、前記二次熱交換器で生じた結露水を導く結露水流路と、前記結露水流路と連通し前記結露水を中和する中和器と、前記中和器から排出されるドレン水が通過するドレン水流路と、前記ドレン水流路と連通し前記ドレン水を蓄えるドレン水タンクと、前記ドレン水タンクのドレン水を霧化する霧化手段と、前記霧化手段で霧化された霧化空気が通過する霧化気流路と、前記二次熱交換器の前記燃焼ガスの下流の前記空気流路部に配され前記霧化気流路と連通する合流部と、前記合流部より前記燃焼ガスの上流の前記空気流路部に配される分岐部と、前記分岐部と前記霧化気流路の入口と連通する空気供給路と、前記霧化気流路を開閉可能な第1開閉手段と、前記燃焼部の燃焼制御と前記第1開閉手段の開閉制御と前記霧化手段の駆動制御とを行う制御部と、を備え、前記制御部は、燃焼中に前記第1開閉手段を閉塞し、燃焼停止後に前記第1開閉手段を開放して前記霧化手段と前記燃焼用ファンとを駆動させることを特徴とした。
請求項2では、前記合流部と前記分岐部との間の前記空気流路部に設けられ前記霧化気流路と並列を成す前記空気流路部を開閉可能な第2開閉手段を備えたことを特徴とした。
請求項3では、前記第1開閉手段と前記第2開閉手段とを一体化したダンパを前記合流部または前記分岐部に備えたことを特徴とした。
請求項4では、前記霧化手段は、前記ドレン水を超音波振動で霧化することを特徴とした。
請求項5では、前記霧化気流路にベンチュリ管式流路を設け、前記霧化手段は、前記ベンチュリ管式流路に前記ドレン水を噴霧することを特徴とした。
この発明の請求項1によれば、霧化したドレン水が、二次熱交換器に再付着しないので、ドレン水を効率よく確実に排出することができる。
また、給湯機の排気出口に噴霧口を設けてドレン水を噴霧することなく、ドレン水の霧化を筐体内部で行うので、ドレン水の液だれによって給湯機の筐体の外観を汚す虞がなく、長期間良好な状態で使用できる。
また、霧化気流路に第1開閉手段を配置し、燃焼中は中和器(例えば樹脂製)やドレン水タンクに燃焼中の高温(例えば60℃)の燃焼ガスが流入しない構成としたので、中和器やドレン水タンクを熱で破損する虞がなく、長期間良好な状態で使用できる。
また、分岐部から合流部までの2経路のうち、霧化気流路を第1開閉手段で閉塞するため、燃焼中は前記2経路を同時に送風する必要がなく、燃焼用ファンの風量を増すために回転数を増す必要がなく、燃焼中の騒音の発生を抑えることができる。
また、請求項2によれば、霧化空気を排出する際は、前記合流部と前記分岐部との間の前記空気流路部に設けられ前記霧化気流路と並列を成す前記空気流路部(以下、燃焼排気路)を閉塞する第2開閉手段を構成したので、霧化気流路に効率よく空気が流れ、霧化空気を効率よく装置外へ排出できる。
また、請求項3によれば、霧化気流路の第1開閉手段と、空気流路部の第2開閉手段を1つのダンパで実現したので、構造を簡略化でき、部品点数を減らすことができるので、製造原価を抑えることができる。
本発明の第1の実施形態を説明する潜熱回収型給湯機の概略構成図 本発明の第1の実施形態を説明する要部ブロック図 本発明の第1の実施形態を説明するフローチャート 本発明の第2の実施形態を説明する潜熱回収型給湯機の概略構成図 本発明の第3の実施形態を説明する潜熱回収型給湯機の概略構成図 本発明の第4の実施形態を説明する潜熱回収型給湯機の概略構成図
本発明にかかる潜熱回収型給湯機の第1の実施形態を図1を参照して説明する。
1は、第1の実施形態の潜熱回収型給湯機で、下向きに火炎を形成する燃焼部8を備える給湯機である。
具体的には、13は燃焼用ファンで、該燃焼用ファン13から送風される送風空気が、空気流路部30を通過して、排気出口49から排出されるものである。
空気流路部30には、後述する燃焼部8,燃焼室19、一次熱交換器25,消音器50,二次熱交換器27、分岐部31、燃焼排気路35、結露水流路32、ドレン水流路38、霧化気流路41、合流部46が備わる。
燃焼部8は、石油等の燃油を燃焼させるものであり、9は、燃焼部8に送油管10を介して燃油を圧送する燃料ポンプである。燃焼部8で燃焼される一次空気と二次空気は燃焼用ファン13によって供給される。
燃焼部8の燃焼ガスの下流側に一次熱交換器25が配設され、一次熱交換器25の下流に二次熱交換器27が配設されているものであり、一次熱交換器25、二次熱交換器27の順に通過した燃焼ガスは、燃焼排気路35と、合流部46とを経由して排気出口49より潜熱回収型給湯機1の外に排気されるものである。
一次熱交換器25は、燃焼室19内に収容された顕熱熱交換器であり、燃焼部8の燃焼により発生した燃焼ガスから顕熱を回収し一次受熱管24を流通する被加熱流体を加熱するフィンチューブ式で構成されている。
二次熱交換器27は、一次熱交換器25を通過した後の燃焼ガスから潜熱を回収し受熱管26を流通する被加熱流体を加熱するものである。
二次熱交換器27の下方には、受熱管26の表面に発生して滴下した結露水を導くため、傾斜した底板29が備えられ、該底板29によって結露水を、二次熱交換器27の下方に備えた分岐部31に誘導し、結露水流路32へと導くようになっている。
底板29によって導かれた結露水は、結露水流路32を介して、結露水流路32と連通し炭酸カルシウムを主成分とする中和剤を備えた中和器37にて中和され、ドレン水流路38を介して、ドレン水流路38と連通するドレン水タンク39へ貯留される。
ドレン水タンク39には、後述する制御部60と信号接続された霧化手段40が備わる。霧化手段40は、ドレン水タンク39に貯留されたドレン水を霧化するものである。
ドレン水タンク39と合流部46との間に霧化気流路41が備わり、霧化気流路41にはダンパ室42が備わり、ダンパ室42には駆動軸45を軸に開閉し、霧化気流路41を開閉可能な第1開閉手段であるところのダンパ43aが備わる。
ダンパ43aは、制御部60と信号接続されたダンパモータ44の駆動により開閉される。
霧化手段40により霧化された霧化空気は、燃焼用ファン13の駆動により、霧化気流路41と、開放されたダンパ43aと、合流部46とを経て、排気出口49から装置外へ排気される。
これにより、消音器50から二次熱交換器27、燃焼排気路35、合流部46、空気流路部30、そして排気出口49への空気の流れ(第1路)と、消音器50から分岐部31を介し、空気供給路34である結露水流路32とドレン水流路38、霧化気流路41、ダンパ43a、合流部46、空気流路部30、そして排気出口49へと流れる空気の流れ(第2路)を形成する。
霧化手段40は、超音波振動子を備え超音波振動でドレン水を霧化する構成となっている。
図2に示すように、制御部60は、燃焼用ファン13と燃料ポンプ9の駆動を制御して燃焼部8の燃焼の制御を行う燃焼制御部62と、ダンパモータ44の開閉制御を行う開閉制御部61と、霧化手段40の駆動制御を行う霧化制御部63を備えるマイコンからなり、入力側には給水管21の流量センサ23が接続され、出力側には燃焼部8に備わる図示しない点火プラグ、燃焼用ファン13、燃料ポンプ9、ダンパモータ44が接続されている。
また、制御部60と操作部71とが通信可能に接続されている。
次に、第1の実施形態の作動について説明する。
制御部60は、給湯管22に連通した図示しない給湯栓が開栓され、流量センサ23が被加熱流体の流通を検出すると、図示しない点火プラグの放電と、燃料ポンプ9の駆動により燃焼部8で燃油が点火され、燃焼用ファン13の駆動により燃焼を開始する。燃焼が開始されると、燃料ポンプ9と図示しない油比例弁による要求熱量に合わせた必要な噴霧油量の燃料供給と燃焼用ファン13により、適切な空燃比を保ちながら燃焼部8に燃焼火炎が形成される。
燃焼による燃焼ガスは、一次熱交換器25の一次受熱管24を加熱して、一次受熱管24を流通する被加熱流体を加熱する。燃焼ガスは、一次熱交換器25を通過した後、燃焼ガスから潜熱を回収し受熱管26を流通する被加熱流体を加熱する。一次熱交換器25、二次熱交換器27の順に通過した燃焼ガスは、燃焼排気路35と合流部46を経由して排気出口49より潜熱回収型給湯機1の外に排気されるものである。
燃焼中に二次熱交換器27の受熱管26の表面に発生した結露水は、滴下して傾斜した底板29によって結露水流路32へと導かれ、炭酸カルシウムを主成分とする中和剤を備えた中和器37にて中和され、ドレン水流路38を経由して、ドレン水タンク39へ貯留される。
図3に基づいて、本実施形態の作動について説明する。
制御部60は、ステップS1で、燃焼部8の燃焼開始前にダンパ43aを閉じて、霧化気流路41に燃焼ガスが流れないようにする。
ステップS2で燃焼を開始すると、前述したようにドレン水タンク39にドレン水が貯留される。
そして、燃焼停止後、ステップS3で燃焼の停止を確認すると、燃焼中に貯留したドレン水タンク39のドレン水を次のステップ以降で装置外へ排出する。
ステップS4で、タイマーカウントをリセットし、ステップS5でダンパ43aを開いて霧化気流路41を開放する。
ステップS6で霧化手段40を駆動し、ドレン水タンク39のドレン水の霧化を開始し、ステップS7で燃焼用ファン13を駆動する。
ステップS8で、タイマーカウントが所定時間経過(ドレン水タンク39のドレン水が無くなるのに十分な時間、例えば1時間)したら、ステップS9にて霧化手段40を停止し、ステップS10で燃焼用ファン13を停止する。
これにより、霧化したドレン水が、二次熱交換器27に再付着せずに、ドレン水を効率よく確実に排出することができる。
また、霧化気流路41に第1開閉手段であるダンパ43aを配置し、燃焼中は中和器37(例えば樹脂製)やドレン水タンク39に燃焼中の高温(例えば60℃)の燃焼ガスが流入しない構成としたので、中和器37やドレン水タンク39を熱で破損する虞がなく、長期間良好な状態で使用できる。
また、分岐部31から合流部46までの経路の第1路と第2路のうち、第2路である霧化気流路41を第1開閉手段であるダンパ43aで閉塞するため、燃焼中は第1路と第2路を同時に送風する必要がなく、燃焼用ファン13の風量を増すために回転数を増す必要がなく、燃焼中の騒音の発生を抑えることができる。
なお、ステップS8で所定時間の間、霧化手段40を駆動するようにしたが、ドレン水タンク39にドレン水の水位を検出できる水位検出手段(例えばフロートとマイクロスイッチまたは水位電極)を備えて、ドレン水がなくなった時点で霧化手段40を停止してもよいものである。
次に図4に基づいて、第2の実施形態について説明する。なお、各図において、共通する構成要素や同種の構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を適宜省略する。
200は、第2の実施形態の潜熱回収型給湯機で、上向きに火炎を形成する燃焼部8を備える給湯機である。
33は、二次熱交換器27で発生し、底板29で集められた結露水を、結露水流路32へ送るために設けられたU字管路33であり、U字形状により経路に燃焼ガスの通過を阻止可能な水封状態を形成する。
二次熱交換器27の排気ガスの下流側で、合流部46より上流側の位置に分岐部31と、合流部46に合流部46と分岐部31の間の燃焼排気路35を開閉可能な第2の開閉手段と霧化気流路41を開閉可能な第1の開閉手段を一体化したダンパ43bとを備える。
そして、分岐部31と霧化気流路41の入口とを連通する空気供給路34を備える。
一体化したダンパ43bは、ダンパ43bが一方にある時は、霧化気流路41を閉塞状態とし、合流部46と分岐部31の間の燃焼排気路35を開放状態とする。ダンパ43bが他方にあるときは、霧化気流路41を開放状態とし、合流部46と分岐部31の間の燃焼排気路35を閉塞状態とするものである。
これにより、燃焼用ファン13の空気は、図3のステップS1に相当するところの霧化気流路41が閉じられて閉塞状態の時は、開放状態の燃焼排気路35を通過して排気出口49から排気され、図3のステップS5に相当するところの霧化気流路41が開かれて開放状態の時は、霧化手段40で気化した霧化空気と共に霧化気流路41を通過して排気出口49から排気されるものである。
なお、分岐部31を二次熱交換器27より排気ガスの下流側に設けたが、二次熱交換器27より上流の燃焼用ファン13の吹出口の近傍に設けてもよいものである。
次に図5に基づいて、第3の実施形態について説明する。
300は、第3の実施形態の潜熱回収型給湯機で、上向きに火炎を形成する燃焼部8を備える給湯機である。
第2の実施形態の潜熱回収型給湯機200との相違点は、分岐部31に合流部46と分岐部31の間の燃焼排気路35を開閉可能な第2の開閉手段を備え、実質的に霧化気流路41を開閉可能である第1の開閉手段を空気供給路34に備え、第1の開閉手段と第2の開閉手段とを一体化したダンパ43cを備えたものである。
これにより、燃焼用ファン13の空気は、図3のステップS1に相当するところの霧化気流路41が閉じられて閉塞状態の時は、開放状態の燃焼排気路35を通過して排気出口49から排気され、図3のステップS5に相当するところの霧化気流路41が開かれて開放状態の時は、霧化手段40で気化した霧化空気と共に霧化気流路41を通過して排気出口49から排気されるものである。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、図6に示すように具体化してもよい。
400は、第4の実施形態の潜熱回収型給湯機で、上向きに火炎を形成する燃焼部8を備える給湯機である。
第2の実施形態の潜熱回収型給湯機200との相違点は、霧化気流路41にベンチュリ管式流路51を備え、霧化手段40はベンチュリ管式流路51にドレン水タンク39のドレン水を噴霧する霧化用ポンプ52を備えたものである。
これにより、ドレン水の霧化手段40は、超音波方式でもよく、ベンチュリ管方式でもよく、その選択は設計者が適切に判断してよいものである。
これにより、霧化したドレン水が、二次熱交換器27に再付着しないので、ドレン水を効率よく確実に排出することができる。
また、排気出口49に霧化のための噴霧口を設けてドレン水を噴霧することなく、ドレン水の霧化を筐体2内部で行うので、ドレン水の液だれによって筐体2の外観を汚す虞がなく、長期間良好な状態で使用できる。
また、霧化気流路41に第1開閉手段であるダンパ43aまたは43bまたは43cを配置し、燃焼中は中和器37(例えば樹脂製)やドレン水タンク39に燃焼中の高温(例えば60℃)の燃焼ガスが流入しない構成としたので、中和器37やドレン水タンク39を熱で破損する虞がなく、長期間良好な状態で使用できる。
また、分岐部31から合流部46までの燃焼排気路35と霧化気流路41の2経路のうち、霧化気流路41を第1開閉手段であるダンパ43aまたは43bまたは43cで閉塞するため、燃焼中は前記2経路を同時に送風する必要がなく、燃焼用ファン13の風量を増すために回転数を増す必要がなく、燃焼中の騒音の発生を抑えることができる。
また、霧化空気を排出する際は、燃焼排気路35を閉塞する第2開閉手段であるダンパ43bまたは43cを構成したので、霧化気流路41に効率よく空気が流れ、霧化空気を効率よく装置外へ排出できる。
また、霧化気流路41の第1開閉手段と、燃焼排気路35の第2開閉手段を1つのダンパ43bまたは43cで実現したので、構造を簡略化でき、部品点数を減らすことができるので、製造原価を抑えることができる。
なお、制御部60は、ステップS1で、燃焼部8の燃焼開始前にダンパ43aを閉じて、燃焼中は霧化気流路41を閉塞するように説明したが、燃焼中に一時的に開いても良いものである。
なお、本実施形態で用いたその他の構成は一例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図しておらず、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると共に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、200、300、400 :潜熱回収型給湯機
2 :筐体
8 :燃焼部
13 :燃焼用ファン
25 :一次熱交換器
27 :二次熱交換器
30 :空気流路部
31 :分岐部
32 :結露水流路
34 :空気供給路
37 :中和器
38 :ドレン水流路
39 :ドレン水タンク
40 :霧化手段
41 :霧化気流路
43a、43b、43c :ダンパ
46 :合流部
51 :ベンチュリ管式流路
60 :制御部

Claims (5)

  1. 筐体と、
    空気を送り込む燃焼用ファンと、
    前記燃焼用ファンによって送給される送風空気が通過する空気流路部と、
    前記筐体内にあり前記燃焼用ファンからの前記送風空気を取り込み燃料を燃焼する燃焼部と、
    前記燃焼部で発生した燃焼ガスから顕熱を回収して湯水を加熱する一次熱交換器と、
    前記一次熱交換器を通過した前記燃焼ガスから潜熱を回収して湯水を加熱する二次熱交換器と、
    前記二次熱交換器で生じた結露水を導く結露水流路と、
    前記結露水流路と連通し前記結露水を中和する中和器と、
    前記中和器から排出されるドレン水が通過するドレン水流路と、
    前記ドレン水流路と連通し前記ドレン水を蓄えるドレン水タンクと、
    前記ドレン水タンクのドレン水を霧化する霧化手段と、
    前記霧化手段で霧化された霧化空気が通過する霧化気流路と、
    前記二次熱交換器の前記燃焼ガスの下流の前記空気流路部に配され前記霧化気流路と連通する合流部と、
    前記合流部より前記燃焼ガスの上流の前記空気流路部に配される分岐部と、
    前記分岐部と前記霧化気流路の入口と連通する空気供給路と、
    前記霧化気流路を開閉可能な第1開閉手段と、
    前記燃焼部の燃焼制御と前記第1開閉手段の開閉制御と前記霧化手段の駆動制御とを行う制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、
    燃焼中に前記第1開閉手段を閉塞し、燃焼停止後に前記第1開閉手段を開放して前記霧化手段と前記燃焼用ファンとを駆動させる
    ことを特徴とする潜熱回収型給湯機。
  2. 前記合流部と前記分岐部との間の前記空気流路部に設けられ前記霧化気流路と並列を成す前記空気流路部を開閉可能な第2開閉手段を備えた
    ことを特徴とする請求項1に記載の潜熱回収型給湯機。
  3. 前記第1開閉手段と前記第2開閉手段とを一体化したダンパを前記合流部または前記分岐部に備えた
    ことを特徴とする請求項2に記載の潜熱回収型給湯機。
  4. 前記霧化手段は、前記ドレン水を超音波振動で霧化する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の潜熱回収型給湯機。
  5. 前記霧化気流路にベンチュリ管式流路を設け、
    前記霧化手段は、前記ベンチュリ管式流路に前記ドレン水を噴霧する
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の潜熱回収型給湯機。
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