JP2023168874A - ヒートポンプサイクル装置 - Google Patents

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Ko Inagaki
由樹 山岡
Yoshiki Yamaoka
潤 吉田
Jun Yoshida
俊二 森脇
Shunji Moriwaki
繁男 青山
Shigeo Aoyama
雅章 長井
Masaaki Nagai
和人 中谷
Kazuto Nakatani
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Abstract

【課題】本開示は、電装箱のケーブルの取り出し部を機械室側に配置することで、電装箱の気密性を維持し、冷媒が漏洩した場合においても着火を防止して、安全性を向上させたヒートポンプサイクル装置を提供する。【解決手段】筐体10の内部に、圧縮機22、利用側熱交換器23、膨張手段24および熱源側熱交換器20を収容し、これらを環状に接続し可燃性冷媒を用いた冷媒回路と、熱源側熱交換器20に空気を流通させる送風装置21と、気密に構成された電装箱30と、を備え、電装箱30は、機械室13および送風機室12に跨がって配置され、電装箱30内の制御基板と電装箱30の外部機器とを電気的に接続するケーブル45を備え、電装箱30の機械室13側にケーブル45の取り出し部46を配置した。【選択図】図8

Description

本発明は、ヒートポンプサイクル装置に関する。
特許文献1では、底板を有し、少なくとも一部が金属で構成された筐体と、前記筐体の内部に設けられ、可燃性の冷媒を圧縮する圧縮機と、前記筐体の内部に設けられ、前記冷媒と外気とを熱交換する室外熱交換器と、前記底板の上面に設けられた電熱装置と、を備え、機械室と送風機室の両方に跨って電装箱が設置され、電装箱は送風機室側においては、天面カバー及び下面カバーで覆われている構成が開示されている。
特開2015-055455号公報
本開示は、電装箱のケーブルの取り出し部を機械室側に配置することで、電装箱の気密性を維持し、冷媒が漏洩した場合においても着火を確実に防止して、安全性を向上させたヒートポンプサイクル装置を提供する。
本開示におけるヒートポンプサイクル装置は、筐体の内部に、圧縮機、利用側熱交換器、膨張手段および熱源側熱交換器を収容し、これらを環状に接続し可燃性冷媒を用いた冷媒回路と、前記熱源側熱交換器に空気を流通させる送風装置と、気密に構成された電装箱と、を備え、前記圧縮機、前記利用側熱交換器、前記膨張手段を前記筐体の一方に位置する機械室に配置し、前記熱源側熱交換器、前記送風装置を前記筐体の他方に位置する送風機室に配置し、前記電装箱は、前記機械室および前記送風機室に跨がって配置され、前記電装箱内の制御基板と前記電装箱の外部機器とを電気的に接続するケーブルを備え、前記電装箱の前記機械室側に前記ケーブルの取り出し部を配置した。
本開示におけるヒートポンプサイクル装置は、電装箱内に配置される電子部品の温度上昇を抑制し、製品の故障や寿命低下を防止することができる。また、電装箱に漏洩冷媒が浸入することがなく、防爆対策もでき、安全性を高めることができる。
実施の形態1のヒートポンプサイクル装置を示す斜視図 実施の形態1のヒートポンプサイクル装置を示す分解斜視図 実施の形態1のヒートポンプサイクル装置の前面パネルを取り外した状態を示す正面図 実施の形態1に係る冷媒回路を示す回路図 実施の形態1の電装箱を示す分解斜視図 実施の形態1の電装箱を示す縦断面図 実施の形態1のケーブルグランドを示す斜視図 実施の形態1のケーブルグランドを示す縦断面図 実施の形態2のケーブルグランドを示す斜視図 実施の形態2のケーブルグランドを示す縦断面図
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、可燃性冷媒を用いたヒートポンプサイクル装置の電装箱を密閉構造にして、冷媒が漏洩した場合でも着火を防止する技術があった。
しかしながら、電装箱が密閉されることで、電装箱内部の温度が上昇し、この結果、電源箱からケーブルを引き出す部分のシールが劣化し、気密性を維持することができないおそれがあるという課題を発明者らは発見し、その課題を解決するために、本開示の主題を構成するに至った。
そこで本開示は、電装箱のケーブルの取り出し部を機械室側に配置することで、電装箱の気密性を維持し、冷媒が漏洩した場合においても着火を確実に防止して、安全性を向上させたヒートポンプサイクル装置を提供する。
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
(実施の形態1)
以下、図面を用いて、実施の形態1を説明する。
[1-1.構成]
[1-1-1.ヒートポンプサイクル装置の構成]
図1は、実施の形態1に係るヒートポンプサイクル装置の斜視図である。図2は、実施の形態1に係るヒートポンプサイクル装置の分解斜視図である。図3は、実施の形態1に係るヒートポンプサイクル装置の前面パネルを取り外した状態を示す正面図である。
図1から図3に示すように、ヒートポンプサイクル装置1は、箱状の筐体10を備えている。本実施の形態では、筐体10の各部は、いずれも鋼板によって形成される。
筐体10の内部には、上下方向に延在する仕切板11が設けられている。仕切板11によって、筐体10の内部空間は、送風機室12と、機械室13とに仕切られている。
筐体10は、筐体10の底面を形成する底板14と、筐体10の機械室13を前後から覆う一対の側面パネル15と、送風機室12の前面を覆う前面パネル16と、筐体10の上面を覆う天板17と、を備えている。
前面パネル16には、メッシュ状に形成され空気が通る通風部18が設けられている。
送風機室12には、熱源側熱交換器20と、送風装置21とが設けられている。
本実施形態の熱源側熱交換器20は、筐体10の高さ方向に沿って延在し、筐体10の側面と、背面とに対向するように、筐体10の平面視で略L字状に形成されている。
熱源側熱交換器20は、例えば、フィンチューブ式の熱交換器が用いられる。
送風装置21は、例えば、プロペラ状の羽根車を備える軸流ファンが用いられる。送風装置21は、軸流方向が通風部18に向かうように配置される。
機械室13の内部には、圧縮機22、利用側熱交換器23、膨張手段24(図4参照)等の冷媒回路を形成する各種の機器や、これらを互いに接続する冷媒配管25が収容されている。
利用側熱交換器23は、例えば、プレート熱交換器が用いられる。
仕切板11の上部には、切欠き部26が形成されており、この切欠き部26には、電装箱30が設置されている。
[1-1-2.冷媒回路の構成]
図4は、実施の形態1に係る冷媒回路を示す回路図である。
図4に示すように、圧縮機22、四方弁27、利用側熱交換器23、膨張手段24および熱源側熱交換器20は、所定の冷媒配管25を介して環状に接続され、冷媒回路を構成している。
利用側熱交換器23には、所定の給水配管28が接続されており、利用側熱交換器23において、冷媒回路を循環する冷媒と熱交換が行われる。
圧縮機22で圧縮されて高温高圧となった冷媒は、図4に実線矢印で示すように流れ、利用側熱交換器23に送られ、利用側熱交換器23により給水配管28を流れる水と熱交換して冷却され凝縮する。水は、冷媒の熱を受けて温水となって所定の箇所に供給される。
利用側熱交換器23から排出された冷媒は、膨張手段24で減圧されて蒸発し、熱源側熱交換器20で熱交換され、ガス冷媒となって再び圧縮機22に戻される。
また、四方弁27を切り替えることにより、図4に破線矢印で示すように、冷媒が流れ、熱源側熱交換器20で外気と熱交換し、膨張手段24で減圧された後、利用側熱交換器23に送られることで、給水配管28を流れる水を冷却することができるように構成されている。
ここで、本実施の形態においては、冷媒として可燃性冷媒が用いられる。可燃性冷媒は、R32若しくはR32を70重量パーセント以上含む混合冷媒、またはプロパン若しくはプロパンを含む混合冷媒である。
なお、冷媒として可燃性冷媒ではなく、不燃性冷媒を用いてもよい。
[1-1-3.電装箱の構成]
図5は、実施の形態1の電装箱を示す分解斜視図である。図6は、実施の形態1の電装箱を示す縦断面図である。
図2に示すように、送風機室12および機械室13の上方には、電装箱30が配置されており、電装箱30は、機械室13および前記送風機室12に跨がって配置されている。
図5および図6に示すように、電装箱30は、上面が開放された開口31を有する箱型の電装箱本体32と、開口31を閉塞する蓋部材33と、を備えている。
電装箱本体32の電装箱底面34には、略長方形の底部開口35が形成されている。
電装箱本体32は、熱伝導率の高い材料、例えば、金属材料により形成されている。
なお、本実施の形態においては、電装箱本体32全体を金属材料により形成しているが、送風機室12に位置する部分のみを金属材料により形成するようにしてもよい。
蓋部材33は、略長方形の平板状に形成されている。蓋部材33は、電装箱本体32と同様に熱伝導率の高い、金属材料で形成されることが好ましい。
電装箱30の内部には、プリント配線基板からなる制御基板40と、各種電子部品が収容されている。
制御基板40には、図示しないが例えば、CPUなどの半導体チップ、トランジスタ、コンデンサ、抵抗などの電子部品が搭載され、電気回路を構成している。
制御基板40の下面には、複数のフィンを備えた放熱板41が設けられており、底面開口部35から下方に突出するように設置される。
制御基板40は、底面開口部35から放熱板41が下方に突出するように設置される。底面開口部35の周縁部には、シール材42が配置されており、制御基板40をシール材42を介して底面開口部35を閉塞するように設置した状態で固定される。
電装箱本体32の電装箱底面34の制御基板40の両側には、制御基板40に電気的に接続されるその他の電子部品が設置されている。
電装箱本体32の上部には、シール材42を介して蓋部材33がねじなどにより固定される。これにより、電装箱本体32の内部は、密封空間とされる。
また、筐体10の天板17の下面と、電装箱30の上面との間には、通風可能な空間が形成されている。
電装箱本体32の電装箱底面34のうち機械室13に位置する箇所には、制御基板40に電気的に接続されたケーブル45の取り出し部46が設けられている。
本実施の形態においては、取り出し部46には、ケーブルグランド50が取付けられている。ケーブル45は、ケーブルグランド50を介して電装箱30の外部に取出され、圧縮機22など所定の機器に接続されている。
[1-1-4.ケーブルグランドの構成]
図7は、実施の形態1のケーブルグランドを示す斜視図である。図8は、実施の形態1のケーブルグランドを示す縦断面図である。
図7および図8に示すように、ケーブルグランド50は、電装箱30の電装箱底面34に取付けられるグランド本体51を備えている。
グランド本体51は、軸方向の略中央部分に設けられ外周に突出するフランジ部52を備えている。フランジ部52の上方には、電装箱30の電装箱底面34を貫通し、外周面に雄ねじ53が形成された挿入部54が形成されている。フランジ部52の上方の下方には、外周面に雄ねじ53が形成された保持部55が形成されている。
ケーブルグランド50は、保持部55の雄ねじ53に螺合される雌ねじ56が形成されたナット部材57を備えている。保持部55の内側には、円筒状のシール材58が挿入されている。
グランド本体51の挿入部54は、電装箱30の電装箱底面34に下方から挿入される。このとき、フランジ部52の上方と電装箱30の電装箱底面34との間には、シール材59が配置される。
そして、電装箱30の電装箱底面34の上方から固定用ナット60を雄ねじ53に螺合させ、電装箱30の電装箱底面34をフランジ部52と固定用ナット60との間で挟持することで、電装箱30の電装箱底面34に固定される。
この状態で、グランド本体51の内側およびシール材58の内側にケーブル45を挿入し、保持部55の雄ねじ53にナット部材57の雌ねじ56を螺合させることで、ナット部材57を保持部55に締め付けて固定する。
このナット部材57の締め付けによりシール材58は変形され、シール材58はケーブル45の外面と密着される。これにより、ケーブル45を電装箱30に対して気密に保持することができる。
なお、図に示す例では、ケーブル45は、複数の心線を外皮で覆った多芯のケーブル45とされている。
このように、熱源側熱交換器20の影響が少なく送風機室12に比べ温度変化が小さい機械室13に、ケーブル45の取り出し部46を配置することで、ケーブル45および取り出し部46の経年劣化を軽減することができる。また、冷媒が漏洩した場合に、空気より比重の大きい冷媒が溜まりやすい筐体10の下部から離れた、天板17付近の上方に電装箱30を配置することで、電装箱30の内部への冷媒が侵入量を低減させることができる。
[1-2.動作]
次に、以上のように構成されたヒートポンプサイクル装置1について、その動作を説明する。
ヒートポンプサイクル装置1を駆動すると、圧縮機22、送風装置21が動作されるとともに、ファン44も動作が開始される。
これにより、温水を利用する場合には、圧縮機22で圧縮されて高温高圧となった冷媒は、図4に実線矢印で示すように流れ、利用側熱交換器23に送られ、利用側熱交換器23により給水配管28を流れる水と熱交換して冷却され、水は、冷媒の熱を受けて温水となって所定の箇所に供給される。
利用側熱交換器23から排出された冷媒は、膨張手段24で減圧されて熱源側熱交換器20で熱交換され、ガス冷媒となって再び圧縮機22に戻される。
また、冷水を利用する場合には、四方弁27を切り替えることにより、図4に破線矢印で示すように、冷媒が流れ、熱源側熱交換器20で外気と熱交換し、膨張手段24で減圧された後、利用側熱交換器23に送られることで、給水配管28を流れる水を冷却する。
これらの動作中に、送風装置21が動作されることで、送風機室12に位置する電装箱30に対して空気が流れる。
また、筐体10の天板17の下面と、電装箱30の上面との間には、通風可能な空間が形成されているので、電装箱30の上面にも空気が流れる。
これらの空気の流れにより、電装箱30の表面全体を空気により冷却することができ、電装箱30の内部に収容される電子部品43の温度上昇を抑制することができる。
また、送風装置21の動作により、放熱板41に対して空気が流れる。これにより、放熱板41の冷却を行うことができ、放熱板41を介して制御基板40の冷却を行うことができる。
また、熱源側熱交換器20の影響が少なく送風機室12に比べ温度変化が小さい機械室13に、ケーブルグランド50を配置することで、ケーブル45および取り出し部46の経年劣化を軽減することができる。
また、ケーブルグランド50を電装箱30の下面に配置し、ケーブル45を電装箱30から下方に向けて延出するようにしているので、ケーブル45を横向きに設置する場合に比べて、ケーブル45の自重による偏荷重が生じず、ケーブル45のねじれによるケーブル45の変形が少ないので、ケーブルグランド50のシール材58とケーブル45の接触が全周にわたって均等に維持される。
[1-3.効果等]
以上のように、本実施の形態においては、筐体10の内部に、圧縮機22、利用側熱交換器23、膨張手段24および熱源側熱交換器20を収容し、これらを環状に接続し可燃性冷媒を用いた冷媒回路と、熱源側熱交換器20に空気を流通させる送風装置21と、気密に構成された電装箱30と、を備え、圧縮機22、利用側熱交換器23、膨張手段24を筐体10の一方に位置する機械室13に配置し、熱源側熱交換器20、送風装置21を筐体10の他方に位置する送風機室12に配置し、電装箱30は、機械室13および送風機室12に跨がって配置され、電装箱30内の制御基板と電装箱30の外部機器とを電気的に接続するケーブル45を備え、電装箱30の機械室13側にケーブル45の取り出し部46を配置した。
これにより、ケーブル45および取り出し部46の経年劣化を軽減することができるので、長期にわたって電装箱30の気密性を確保することができ、冷媒回路から可燃性冷媒が漏洩した場合においても、可燃性冷媒の着火を確実に防止できる。
また、本実施の形態においては、取り出し部46には、ケーブル45を電装箱30に対して気密に保持するケーブルグランド50が設けられている。
これにより、ケーブルグランド50によりケーブル45の気密性を保持することができる。
また、本実施の形態においては、ケーブルグランド50は、弾性材料からなるシール材58とケーブル45とを密着させることで、ケーブル45を気密に保持する。
これにより、ケーブルグランド50のシール材58により、ケーブル45の気密性を保持することができる。
また、本実施の形態においては、ケーブルグランド50は、電装箱30の下面に配置し、ケーブル45は、電装箱30から下方に向けて延出されている。
これにより、ケーブル45のねじれによるケーブル45の変形を少なくすることができ、ケーブルグランド50のシール材58とケーブル45の気密性を全周にわたって均等に維持することができる。
また、本実施の形態においては、ケーブル45は、複数の心線を外皮で覆った多芯の1本のケーブル45で構成され、ケーブルグランド50は、1本のケーブル45を気密に保持する。
これにより、より気密性を確保することができ、冷媒回路から可燃性冷媒が漏洩した場合においても、可燃性冷媒の着火を確実に防止できる。
また、本実施の形態においては、可燃性冷媒は、R32若しくはR32を70重量パーセント以上含む混合冷媒、またはプロパン若しくはプロパンを含む混合冷媒である。
これにより、可燃性冷媒を用いた場合でも、電装箱30の内部に冷媒が侵入することを抑制しつつ、電装箱30の冷却を行うことができる。
(実施の形態2)
次に、図面を用いて、実施の形態2を説明する。
[2-1.構成]
実施の形態2は、ケーブルグランド50により気密に保持するケーブル45の他の例を示すものである。ヒートポンプサイクル装置の構成に関しては、実施の形態1と同様である。以下、実施の形態2のケーブルグランド50について説明する。
図9は、実施の形態2のケーブルグランド50を示す斜視図である。図10は、実施の形態2のケーブルグランド50を示す縦断面図である。
図9および図10に示すように、本実施の形態においては、ケーブル45は、複数のケーブル45で構成されている。
ケーブルグランド50のシール材58には、複数のケーブル45が挿入される複数の挿入孔61が形成されている。
[2-2.作用・効果]
本実施の形態においては、シール材58の各挿入孔61にそれぞれケーブル45を挿入し、保持部55の雄ねじ53にナット部材57の雌ねじ56を螺合させることで、ナット部材57を保持部55に締め付けて固定する。
このナット部材57の締め付けによりシール材58は変形され、挿入孔61に挿入されている各ケーブル45の外面と密着される。これにより、各ケーブル45を電装箱30に対して気密に保持することができる。
以上述べたように、本実施の形態においては、ケーブル45は、複数のケーブル45で構成され、ケーブルグランド50のシール材58は、複数のケーブル45が挿入される挿入孔61を備え、ケーブルグランド50は、複数の前記ケーブル45を気密に保持する。
これにより、より気密性を確保することができ、冷媒回路から可燃性冷媒が漏洩した場合においても、可燃性冷媒の着火を確実に防止できる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。
[上記実施形態によりサポートされる構成]
上記実施形態は、以下の構成をサポートする。
(構成1)
筐体の内部に、圧縮機、利用側熱交換器、膨張手段および熱源側熱交換器を収容し、これらを環状に接続し可燃性冷媒を用いた冷媒回路と、前記熱源側熱交換器に空気を流通させる送風装置と、気密に構成された電装箱と、を備え、前記圧縮機、前記利用側熱交換器、前記膨張手段を前記筐体の一方に位置する機械室に配置し、前記熱源側熱交換器、前記送風装置を前記筐体の他方に位置する送風機室に配置し、前記電装箱は、前記機械室および前記送風機室に跨がって配置され、前記電装箱内の制御基板と前記電装箱の外部機器とを電気的に接続するケーブルを備え、前記電装箱の前記機械室側に前記ケーブルの取り出し部を配置したヒートポンプサイクル装置。
この構成によれば、ケーブルおよび取り出し部の経年劣化を軽減することができるので、長期にわたって電装箱の気密性を確保することができ、冷媒回路から可燃性冷媒が漏洩した場合においても、可燃性冷媒の着火を確実に防止できる。
(構成2)
前記取り出し部には、前記ケーブルを前記電装箱に対して気密に保持するケーブルグランドが設けられている構成1に記載のヒートポンプサイクル装置。
この構成によれば、ケーブルグランドによりケーブルの気密性を保持することができる。
(構成3)
前記ケーブルグランドは、弾性材料からなるシール材と前記ケーブルとを密着させることで、前記ケーブルを気密に保持する構成1または構成2に記載のヒートポンプサイクル装置。
この構成によれば、ケーブルグランドのシール材により、ケーブルの気密性を保持することができる。
(構成4)
前記ケーブルグランドは、前記電装箱の下面に配置し、前記ケーブルは、前記電装箱から下方に向けて延出されている構成2または構成3に記載のヒートポンプサイクル装置。
この構成によれば、ケーブルのねじれによるケーブルの変形を少なくすることができ、ケーブルグランドのシール材とケーブルの気密性を全周にわたって均等に維持することができる。
(構成5)
前記ケーブルは、複数の心線を外皮で覆った多芯の1本のケーブルで構成され、前記ケーブルグランドは、1本の前記ケーブルを気密に保持する構成2から構成4のいずれか一項に記載のヒートポンプサイクル装置。
この構成によれば、より気密性を確保することができ、冷媒回路から可燃性冷媒が漏洩した場合においても、可燃性冷媒の着火を確実に防止できる。
(構成6)
前記ケーブルは、複数のケーブルで構成され、前記ケーブルグランドの前記シール材は、複数の前記ケーブルが挿入される挿入孔を備え、前記ケーブルグランドは、複数の前記ケーブルを気密に保持する構成2から構成4のいずれか一項に記載のヒートポンプサイクル装置。
この構成によれば、より気密性を確保することができ、冷媒回路から可燃性冷媒が漏洩した場合においても、可燃性冷媒の着火を確実に防止できる。
(構成7)
前記可燃性冷媒は、R32若しくはR32を70重量パーセント以上含む混合冷媒、またはプロパン若しくはプロパンを含む混合冷媒である構成1から構成6のいずれか一項に記載のヒートポンプサイクル装置。
この構成によれば、可燃性冷媒を用いた場合でも、電装箱の内部に冷媒が侵入することを抑制しつつ、電装箱の冷却を行うことができる。
本開示は、電装箱内に配置される電子部品の温度上昇を抑制し、製品の故障や寿命低下を抑制することができ、かつ、電装箱に漏洩冷媒が浸入することがなく、防爆対策もでき、安全性を高めることができるヒートポンプサイクル装置に好適に利用可能である。
1 ヒートポンプサイクル装置
10 筐体
11 仕切板
12 送風機室
13 機械室
14 底板
15 側面パネル
16 前面パネル
17 天板
18 通風部
20 熱源側熱交換器
21 送風装置
22 圧縮機
23 利用側熱交換器
24 膨張手段
25 冷媒配管
26 切欠き部
27 四方弁
28 給水配管
30 電装箱
31 開口
32 電装箱本体
33 蓋部材
34 電装箱底面
35 底面開口部
40 制御基板
41 放熱板
42 シール材
43 電子部品
45 ケーブル
46 取り付け部
50 ケーブルグランド
51 グランド本体
52 フランジ部
53 雄ねじ
54 挿入部
55 保持部
56 雌ねじ
57 ナット部材
58 シール材
59 シール材
60 固定用ナット
61 挿入孔

Claims (7)

  1. 筐体の内部に、圧縮機、利用側熱交換器、膨張手段および熱源側熱交換器を収容し、これらを環状に接続し可燃性冷媒を用いた冷媒回路と、前記熱源側熱交換器に空気を流通させる送風装置と、気密に構成された電装箱と、を備え、
    前記圧縮機、前記利用側熱交換器、前記膨張手段を前記筐体の一方に位置する機械室に配置し、前記熱源側熱交換器、前記送風装置を前記筐体の他方に位置する送風機室に配置し、
    前記電装箱は、前記機械室および前記送風機室に跨がって配置され、
    前記電装箱内の制御基板と前記電装箱の外部機器とを電気的に接続するケーブルを備え、
    前記電装箱の前記機械室側に前記ケーブルの取り出し部を配置した
    ヒートポンプサイクル装置。
  2. 前記取り出し部には、前記ケーブルを前記電装箱に対して気密に保持するケーブルグランドが設けられている
    請求項1に記載のヒートポンプサイクル装置。
  3. 前記ケーブルグランドは、弾性材料からなるシール材と前記ケーブルとを密着させることで、前記ケーブルを気密に保持する
    請求項2に記載のヒートポンプサイクル装置。
  4. 前記ケーブルグランドは、前記電装箱の下面に配置し、前記ケーブルは、前記電装箱から下方に向けて延出されている
    請求項3に記載のヒートポンプサイクル装置。
  5. 前記ケーブルは、複数の心線を外皮で覆った多芯の1本のケーブルで構成され、
    前記ケーブルグランドは、1本の前記ケーブルを気密に保持する
    請求項3に記載のヒートポンプサイクル装置。
  6. 前記ケーブルは、複数のケーブルで構成され、
    前記ケーブルグランドの前記シール材は、複数の前記ケーブルが挿入される挿入孔を備え、前記ケーブルグランドは、複数の前記ケーブルを気密に保持する
    請求項3に記載のヒートポンプサイクル装置。
  7. 前記可燃性冷媒は、R32若しくはR32を70重量パーセント以上含む混合冷媒、またはプロパン若しくはプロパンを含む混合冷媒である
    請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のヒートポンプサイクル装置。
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