JP2024076560A - ヒートポンプ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本開示は、電装ボックスの気密性を確保し易く、且つ、電装ボックスを組み立て易い、ヒートポンプ装置を提供する。【解決手段】本開示のヒートポンプ装置は、内部に可燃性冷媒を封入し、圧縮機と熱交換器が接続されて内部を冷媒が循環する冷媒回路と、冷媒回路の各部に取り付けられたセンサと、センサと接続され、圧縮機の運転を制御する制御基板と、制御基板を収納する電装ボックスと、を有するヒートポンプ装置において、電装ボックスに設けた開口部を閉塞する位置に、制御基板が配置され、制御基板のうち、開口部を介して電装ボックスから露出した部分である露出部に、センサと制御基板とを接続するためのコネクタが設けられている。【選択図】図7

Description

本開示は、ヒートポンプ装置に関する。
特許文献1は、可燃性冷媒を作動冷媒として用い、可燃性冷媒の漏洩時における装置運転上の安全性を確保するヒートポンプ装置としての空気調和装置を開示する。この空気調和装置は、電装品を熱交換器から遠ざけたうえで、電装品用のケースに端子ターミナルを設け、端子ターミナルを介して電装品に配線をつなげる。これにより、電装品が高濃度の可燃性冷媒に晒されることを抑制し、冷媒への引火を防止する。
特開平10-220824号公報
本開示は、電装ボックスの気密性を確保し易く、且つ、電装ボックスを組み立て易い、ヒートポンプ装置を提供する。
本開示のヒートポンプ装置は、内部に可燃性冷媒を封入し、圧縮機と熱交換器が接続されて内部を冷媒が循環する冷媒回路と、前記冷媒回路の各部に取り付けられたセンサと、前記センサと接続され、前記圧縮機の運転を制御する制御基板と、前記制御基板を収納する電装ボックスと、を有するヒートポンプ装置において、前記電装ボックスに設けた開口部を閉塞する位置に、前記制御基板が配置され、前記制御基板のうち、前記開口部を介して前記電装ボックスから露出した部分である露出部に、前記センサと前記制御基板とを接続するためのコネクタが設けられている、ことを特徴とする。
本開示のヒートポンプ装置は、流れる電流量が微弱であり可燃性冷媒に晒されても着火しない配線のコネクタを、開口部を閉塞する露出部から露出させることができる。これにより、電装ボックスの気密性を確保し易く、且つ、電装ボックスを組み立て易くなる。
実施の形態1に係るヒートポンプ装置の正面図 実施の形態1に係るヒートポンプ装置の断面視図 図2のIII-III断面視図 実施の形態1に係るヒートポンプ装置の冷凍サイクル回路図 実施の形態1に係る電装ボックスの分解斜視図 図3のVI-VI断面視図 図6の拡大図 実施の形態1に係る樹脂ケースの斜視図 他の実施形態に係る制御基板の断面視図
(本開示の基礎となった知見等)
発明者らが本開示に想到するに至った当時、ヒートポンプ装置という技術は、低GWP(地球温暖化係数)冷媒を使用することが求められるという状況であった。そのため、当該業界では、低GWPの冷媒は総じて反応性が高く、可燃性であるということを課題として、冷媒回路から冷媒が漏出した場合でも、電装品と冷媒とを隔離するという技術が提案されていた。そうした状況下において、発明者らは、可燃性冷媒の漏洩時における電装ボックス内の着火を防ぐためには、冷媒回路内の冷媒がすべて漏洩した場合でも電装ボックス内の冷媒濃度が着火限界を上回ることが無ければよい、ということをヒントにして、電装ボックスにおける必要十分な気密性と組み立て易さとを両立させるという着想を得た。そして、発明者らは、冷媒と電装品とを隔離するために端子ターミナルを使用する場合、多くの配線が端子ターミナルを経由して接続するため、組み立ての工数が多大となるという課題があることを発見し、本開示の主題を構成するに至った。
そこで、本開示は、電装ボックスの気密性を確保し易く、且つ、電装ボックスを組み立て易いヒートポンプ装置を開示する。
以下、図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明、または、実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が必要以上に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
なお、添付図面および以下の説明は、当業者が本開示を十分に理解するために提供されるのであって、これらにより特許請求の範囲に記載の主題を限定することを意図していない。
図1は、ヒートポンプ装置1の正面図であり、前方側から見たヒートポンプ装置1を示す。図2は、ヒートポンプ装置1の内部構造を示す断面視図であり、前方から見た内部構造を示す。図3は、図2のIII-III断面視図である。図1から図3に示すヒートポンプ装置1は、所謂ヒートポンプ温水暖房機に利用可能な室外機である。
図1に示すように、ヒートポンプ装置1は、略直方体の筐体10を備えている。本実施の形態では、筐体10の各部は、いずれも鋼板によって形成される。
筐体10は、筐体10の底面を形成する底板14と、筐体10の左側を前後から覆う一対の側面パネル15と、筐体10の前面の左側を覆う前面パネル16と、筐体10の上面を覆う天板17と、を備えている。前面パネル16には、2つの開口16aが上下に並べて設けられており、それぞれの開口16aからは送風機21が露出している。なお、図1には図示しないが、ヒートポンプ装置1の使用時には、開口16aは通風が可能な格子によって外側から覆われる。
図2および図3に示すように、筐体10の内部には、上下方向に延在する仕切板11が設けられている。仕切板11によって、筐体10の内部空間は、送風機室12と、機械室13とに左右に仕切られている。
送風機室12には、熱交換器20と、上下に並べて配置される2つの送風機21とが設けられている。筐体10において、送風機室12の前面は前面パネル16に覆われる。
本実施形態の熱交換器20は、筐体10の高さ方向に沿ってほぼ目一杯に延在している。また、熱交換器20は、筐体10の背面10Aと、側面10Bと、に露出するように、筐体10の平面視で略L字状に形成されている。
熱交換器20は、例えば、フィンチューブ式の熱交換器が用いられる。
送風機21は、例えば、プロペラ状の羽根車を備える軸流ファンが用いられる。送風機21は、軸流方向が前面パネル16の開口16aに向かうように配置される。
機械室13の内部には、後述する図4に示す圧縮機22、水熱交換器23、膨張装置24等の冷媒回路を形成する各種の機器や、これらを互いに接続する冷媒配管25が収容されている。
水熱交換器23は、例えば、プレート熱交換器が用いられる。
仕切板11の上部には、切欠き部26が形成されており、この切欠き部26には、電装ボックス30が設置されている。電装ボックス30は、切り欠き部26、および、送風機21を支持するファン支持フレーム29の上端に設けられた電装ボックス支持板29aにより、送風機室12および機械室13に跨って取り付けられる。また、図2に示すように、送風機室12および機械室13の上部に配置される電装ボックス30の上端と、天板17と、の間には通風が可能な空間が形成される。
[1-1-2.冷媒回路の構成]
図4は、実施の形態1に係る冷媒回路を示す回路図である。
図4に示すように、圧縮機22、四方弁27、水熱交換器23、膨張装置24および熱交換器20は、所定の冷媒配管25を介して環状に接続され、冷媒回路を構成している。
水熱交換器23には、所定の給水配管28が接続されており、水熱交換器23において、冷媒回路を循環する冷媒と熱交換が行われる。
圧縮機22で圧縮されて高温高圧となった冷媒は、図4に実線矢印で示すように流れ、水熱交換器23に送られ、水熱交換器23により給水配管28を流れる水と熱交換して冷却され凝縮する。水は、冷媒の熱を受けて温水となって、例えば、利用側機器(不図示)に供給される。
水熱交換器23から排出された冷媒は、膨張装置24で減圧されて蒸発し、熱交換器20で熱交換され、ガス冷媒となって再び圧縮機22に戻される。
また、四方弁27を切り替えることにより、図4に破線矢印で示すように、冷媒が流れ、熱交換器20で外気と熱交換し、膨張装置24で減圧された後、水熱交換器23に送られることで、給水配管28を流れる水を冷却することができるように構成されている。冷水は、利用側機器(不図示)に供給される。
ここで、本実施の形態においては、冷媒として可燃性冷媒が用いられる。可燃性冷媒は、R32若しくはR32を70重量パーセント以上含む混合冷媒、またはプロパン若しくはプロパンを含む混合冷媒である。R32およびプロパンは、それぞれGWPが低い冷媒であり、環境負荷が小さい。
なお、冷媒として可燃性冷媒ではなく、不燃性冷媒を用いてもよい。
冷媒回路には、種々の物理量を検出するセンサが設けられている。冷媒配管各部には、配管表面の温度を計測する温度センサ(図示せず)が設けられている。圧縮機22の吸い込み側と吐出側には、それぞれ冷媒の圧力を計測する圧力センサ(センサ)PS1、PS2が設けられる。また、給水配管28には、水熱交換器23の上流側および下流側において、水温を検出する温度センサ(センサ)TS1、TS2が設けられる。さらに、熱交換器20の近傍には、熱交換器20からの冷媒の漏出を検出する冷媒センサ(センサ)RS1が設けられる。
さらに、膨張装置24および四方弁27にはそれぞれこれらを駆動するためのアクチュエータが備わっている。
[1-1-3.電装ボックスの構成]
図5は、実施の形態1の電装ボックス30を示す分解斜視図である。
電装ボックス30は、図5に示すように、上面が開放された開口31を有する箱型の板金製の電装ボックス本体32と、開口31を閉塞する、略長方形の平板状に形成された樹脂製の蓋部材33と、を備えている。電装ボックス本体32は、熱伝導率の高い材料、例えば、金属材料により形成されている。蓋部材33は、Oリング38を介して、電装ボックス本体32に取付けられる。
なお、本実施の形態では、電装ボックス本体32全体を金属材料により形成しているが、送風機室12に位置する部分のみを金属材料により形成してもよい。
電装ボックス本体32は、図5に示すように、送風機室12の側に位置する長方形状の送風機側部分32Aと、機械室13の側に位置する長方形状の機械側部分32Bとを備える。電装ボックス本体32の送風機側部分32Aの底面には、矩形の開口である底面開口部35が形成されている。底面開口部35は、送風機側部分32Aのうち、機械側部分32Bに近い部分に形成される。また、機械側部分32Bの底面には、矩形の開口である開口部35aが形成される。蓋部材33は、送風機室12の側に位置する長方形状の送風機側部分33Aと、機械室13の側に位置する長方形状の機械側部分33Bとを備えている。
電装ボックス本体32には、送風機側部分32Aと機械側部分32Bとに跨って、制御基板60が設置されている。制御基板60の詳細については、後述する。
電装ボックス本体32は、板金を折り曲げて箱状に形成するとともに、四隅の接合部を溶接することで、気密性を有するボックスを形成している。
電装ボックス本体32の上端には、蓋部材33が、Oリング38を介して固定ビス37により固定される。これにより、開口31は、蓋部材33およびOリング38によって密閉される。詳述すると、図5に示すように、電装ボックス本体32の上端の周縁部には、板金を折り曲げて形成されたフランジ32Fが形成される。蓋部材33の下面の周縁部には、Oリング38が嵌め込まれるOリング溝が形成され、Oリング溝にOリング38を嵌合させて、フランジ32Fに蓋部材33を6本の固定ビス37により固定する。Oリング38は、発泡ゴム、または、クロロプレンゴム、EPDM、NBR、H-NBRなどである。
蓋部材33は、電装ボックス本体32の機械側部分32Bのフランジ32Fに対し、6本の固定ビス37により固定され、電装ボックス本体32の送風機側部分32Aのフランジ32Fに対し、2本の固定ビス37により固定される。
電装ボックス本体32は、送風機側部分32Aの占める容積より、機械側部分32Bにおいて占める容積の割合が小さくなる位置に配置される。
これにより、電装ボックス本体32の機械側部分32Bにおける電装ボックス本体32と蓋部材33とのシール部長さ(Oリング38の長さ)が短く設定される。
上述したように、筐体10の天板17の下面と、蓋部材33の上面との間には、通風可能な空間が形成される。図5に示すように、蓋部材33の上面に設けられた仕切り部材39が、送風機側部分33Aと機械側部分33Bの境界に上記空間を閉じる形態で配置される。仕切り部材39には、等間隔に複数の開口部(不図示)が形成され、開口部を通して機械室13と送風機室12の間で通風が可能とされる。
ヒートポンプ装置1の動作中には、送風機21が動作されることで、送風機室12の内部は負圧となる。これにより、機械室13側の空気が、仕切り部材39の複数の開口部を通して、送風機室12の側に流れる。該空気の流れにより、蓋部材33の上面全域が空気により冷却される。
また、図5に示すように、電装ボックス本体32には、ケーブルグランド(封止手段)49が取り付けられる。ケーブルグランド49は、気密性を保ちつつ電装ボックス30の内部の配線を外部に引き回す。制御基板60に電源を供給する電源線48(図6参照)、および、制御基板60と圧縮機22とを接続する圧縮機接続線などの大電流が流れ得る配線は、ケーブルグランド49を介して電装ボックス30の内部から外部に引き出される。本実施の形態において、制御基板60の電源線48、および、圧縮機接続線には、最大で後述の基準電流I以上の電流が流れる。
[1-1-4,制御基板の構成]
制御基板60は、送風機21、図4の圧縮機22、膨張装置24、および四方弁27等のヒートポンプ装置1の各部を制御する基板である。また、制御基板60は、冷媒回路および給水配管28の各部に取り付けられたセンサに接続され、センサから発信される出力信号を受け取る。具体的には、制御基板60は、圧力センサPS1、PS2、温度センサTS1、TS2、および、冷媒センサRS1等からの出力信号を受信する。
図6は、図3のVI-VI断面における電装ボックス30の断面視図である。図7は、図6の拡大図である。図5から図7に示すように、制御基板60の上面60Aには、リレー(電気部品)63およびコンデンサ(電気部品)65が設けられている。また、制御基板60の下面60Bには、インバータ素子64および複数のコネクタ69が設けられている。リレー63およびコンデンサ65は、制御基板60の上面60Aから上方に突出しており、送風機21、圧縮機22、膨張装置24、および四方弁27等の制御に使用される。インバータ素子64は、制御基板60の下面60Bに沿った扁平な形状であり、リレー63およびコンデンサ65と比較して高さが小さい。すなわち、制御基板60のうち、下面60Bには高さ方向の寸法が小さいコネクタ69やインバータ素子64が配置され、上面60Aには高さ方向の寸法が大きいリレー63およびコンデンサ65が配置される。このため、制御基板60を電装ボックス30の内部で下方に配置し易く、制御基板60と電装ボックス本体32とを近接させやすい。
リレー63は動作時に内部の接点において火花が発生する可能性があるが、リレー63が配置される制御基板60の上面60Aは電装ボックス30の内部に位置するため、冷媒回路からの冷媒漏洩時にリレー63は、高濃度の冷媒に曝されにくい。
また、制御基板60の電源線48および図示しない圧縮機接続線などの基準電流I以上の電流が流れ得る配線は、制御基板60の上面60Aから引き出される。上面60Aは電装ボックス30の内部に位置するため、冷媒回路からの冷媒漏洩時には、電源線48および圧縮機接続線と制御基板60との接続部分は、高濃度の冷媒に曝されにくい。
制御基板60は、樹脂製の樹脂ケース70を介して、電装ボックス本体32に対してビス止めによって取り付けられる。樹脂ケース70は、制御基板60と金属製の電装ボックス本体32との間に位置し、制御基板60を電装ボックス本体32に接しない位置に固定する。樹脂ケース70を介して電装ボックス本体32に取り付けられた制御基板60は、電装ボックス本体32において、底面開口部35、および、開口部35aを、それぞれ電装ボックス30の内側から閉塞する位置に配置される。
図8は、樹脂ケース70の斜視図であり、下方から見た樹脂ケース70を示す。図5から図8に示すように、樹脂ケース70の下面70Aには、制御基板60の下面60Bに設けられたインバータ素子64の熱を複数のフィンによって放熱する放熱板71が取り付けられる。放熱板71は、底面開口部35から下方に突出する向きに配置される。放熱板71は、電装ボックス本体32の機械側部分32Bに近い送風機側部分32Aの底面に配置される。本実施の形態においては、放熱板71の一端は、機械側部分32Bと送風機側部分32Aの境界に位置する。換言すれば、仕切板11により仕切られた境界に位置する。
樹脂ケース70において、放熱板71および底面開口部35に上下に重なる位置には、樹脂ケース70を上下に貫通する略矩形の開口である放熱用開口73が形成される。放熱用開口73を介して、放熱板71とインバータ素子64とが接する。樹脂ケース70の下面70Aにおいて、放熱用開口73の周縁には、放熱用開口73を取り囲んで下方に突出するガイド部73aが形成される。ガイド部73aは、電装ボックス本体32の底面開口部35の内周の縁に沿う形状に形成されており、ガイド部73aが底面開口部35に挿入されることにより、樹脂ケース70は電装ボックス本体32に対して位置決めされる。
また、樹脂ケース70の下面70Aにおいて、ガイド部73aの外周側には、上方に窪んだシール溝73bが形成される。シール溝73bは、ガイド部73aの全周を取り囲む形状に形成されている。シール溝73bには、発泡ゴムのクロロプレンゴムなどの弾性材料によって形成された環状のシール部材42が嵌め込まれる。シール部材42は、シール溝73bと、電装ボックス本体32のうち底面開口部35の周縁の部分と、の間に挟まれて、樹脂ケース70の下面70Aと電装ボックス本体32との間の隙間を埋める。これにより、底面開口部35は、制御基板60、樹脂ケース70、および、シール部材42によって密閉される。
樹脂ケース70において、開口部35aに上下に重なる位置には、樹脂ケース70を上下に貫通する第2開口部75が形成される。また、第2開口部75および開口部35aを介して、制御基板60の下面60Bの一部である露出部67が、電装ボックス30の外部に露出している。露出部67には、多数のコネクタ69が基板実装されて配置されている。コネクタ69は、雌コネクタであり、圧力センサPS1、PS2、温度センサTS1、TS2、および、冷媒センサRS1等のセンサ、膨張装置24、四方弁27、送風機21などから延びる配線80等と接続される。上述のように、開口部35aは、熱交換器20が配置された送風機室12とは仕切板11によって隔てられた機械室13に位置している。このため、コネクタ69には、送風機21の駆動による筐体10の外部からの雨水や塵芥および熱交換器20に対する結露水等がコネクタ69に付着しにくい。
コネクタ69には、ヒートポンプ装置1の冷媒回路に使用される可燃性冷媒に曝された場合に、可燃性冷媒が着火しない程度の小さい電流が流れる配線80のみが接続される。より具体的には、配線80には、ヒートポンプ装置1の冷媒回路に使用される可燃性冷媒がすべて漏洩した場合における露出部67における可燃性冷媒の濃度において、可燃性冷媒の着火エネルギーを下回る電流が流れる。本実施の形態において、コネクタ69に接続される配線80に流れる電流値は、基準電流Iを最大として設定される。本実施の形態において、基準電流Iは、15Aである。
樹脂ケース70の下面70Aには、第2開口部75を取り囲んで下方に突出する第2ガイド部75aが形成される。第2ガイド部75aは、開口部35aの内周の縁に沿う形状に形成されており、第2ガイド部75aが開口部35aに挿入されることにより、樹脂ケース70は電装ボックス本体32に対して位置決めされる。
樹脂ケース70の下面70Aにおいて、第2ガイド部75aの外周側には、上方に窪んだパッキン溝75bが設けられる。パッキン溝75bは、第2ガイド部75aの全周を取り囲む形状に形成されている。パッキン溝75bには、弾性材料によって形成された環状のパッキン42aが嵌め込まれる。パッキン42aは、例えば、発泡ゴムのクロロプレンゴムによって構成されている。パッキン42aは、開口部35aおよび第2開口部75を取り囲む位置に配置され、樹脂ケース70と電装ボックス本体32との間に挟み込まれて保持される。これにより、開口部35aおよび第2開口部75の周囲における樹脂ケース70と電装ボックス本体32との間の隙間は、パッキン42aによって埋められる。
また、図8に示すように、樹脂ケース70には、第2ガイド部75aの上端から上方に立ち上がり、第2開口部75を取り囲む突出部75cが形成されている。また、突出部75cは、制御基板60の下面60Bのうち露出部67の周縁に対して接触する部分であり、制御基板60を下方から支持する。突出部75cの上端には、シリコンまたはゴムなどの柔軟性を有するシール材が塗布されている。シール材は、突出部75cの全周に渡って塗布されており、第2開口部75を取り囲む。このため、ビス止めによって制御基板60が上方から突出部75cに押さえつけられることにより、突出部75cに塗布されたシール材が制御基板60に密着する。このため、第2開口部75の周囲における制御基板60と樹脂ケース70との間の隙間は、シール材によって埋められる。
このように、開口部35aは、制御基板60、樹脂ケース70、パッキン42a、および、突出部75cのシール材によって密閉される。
[1-2.動作]
以上のように構成されたヒートポンプ装置1について、その動作、作用を説明する。
ヒートポンプ装置1において、熱交換器20等から可燃性冷媒が漏洩した場合、筐体10の内部において可燃性冷媒が拡散し、電装ボックス30の周囲にも可燃性冷媒が広がる。このため、電装ボックス30の外部に露出する露出部67に設けられたコネクタ69は、可燃性冷媒に曝される。したように、コネクタ69には、電流値の小さい配線のみが接続される。このため、コネクタ69は、可燃性冷媒に曝された状態においても、可燃性冷媒に対する着火が抑制される。
また、電装ボックス30の内部と外部とを連通する開口部35aは、制御基板60および樹脂ケース70によって封止されている。さらに、樹脂ケース70の下面70Aと電装ボックス本体32との間の隙間は、パッキン42aによって埋められており、樹脂ケース70の突出部75cと制御基板60の下面60Bとの間の隙間は、シール材によって埋められる。このため、冷媒回路から漏洩した可燃性冷媒が開口部35aを介して電装ボックス30の内部に侵入することが抑制される。
[1-3.効果]
以上のように、本実施の形態において、ヒートポンプ装置1は、内部に可燃性冷媒を封入し、圧縮機22と熱交換器20が接続されて内部を冷媒が循環する冷媒回路と、前記冷媒回路の各部に取り付けられた圧力センサPS1、PS2、温度センサTS1、TS2、冷媒センサRS1と、圧力センサPS1、PS2、温度センサTS1、TS2、冷媒センサRS1と接続され、圧縮機22の運転を制御する制御基板60と、制御基板60を収納する電装ボックス30と、を有するヒートポンプ装置において、電装ボックス30に設けた開口部35aを閉塞する位置に、制御基板60が配置され、制御基板60のうち、開口部35aを介して電装ボックス30から露出した部分である露出部67に、圧力センサPS1、PS2、温度センサTS1、TS2、冷媒センサRS1と制御基板60とを接続するためのコネクタ69が設けられている。
これにより、可燃性冷媒を着火させない程度の小さい電流が流れる圧力センサPS1、PS2、温度センサTS1、TS2、冷媒センサRS1と制御基板60との接続を簡素な構造で実現しつつ、制御基板60により開口部35aを閉塞できる。このため、電装ボックス30の気密性を確保し易く、且つ、電装ボックス30を組み立て易くなる。
また、本実施の形態において、制御基板60は樹脂製の樹脂ケース70を介して電装ボックス30に取り付けられ、樹脂ケース70は、開口部35aに重なる第2開口部75を有し、樹脂ケース70と電装ボックス30との間に、開口部35aを取り囲むパッキン42aを挟み込んで保持し、樹脂ケース70と制御基板60とが接する部分に、露出部67を取り囲むシール材を有する。
これにより、電装ボックス30の気密性をより向上でき、可燃性冷媒が冷媒回路から漏出した場合であっても、可燃性冷媒が電装ボックス30の内部に侵入しにくくなる。このため、電装ボックス30の気密性をより確保し易く、且つ、電装ボックス30を組み立て易くなる。
また、本実施の形態において、制御基板60は、圧縮機22の運転を制御するためのリレー63およびコンデンサ65を有し、リレー63およびコンデンサ65は、コネクタ69が配置される露出部67と反対側の上面60Aに配置される。
これにより、制御基板60を開口部35aに近付けやすくなる。このため、電装ボックス30の寸法を小型化し易い。さらに、制御基板60によって開口部35aを閉塞し易いため、電装ボックス30の気密性を向上し易い。
また、本実施の形態において、送風機21が設置された送風機室12と、圧縮機22が設置された機械室13と、が仕切板11により隔てられ、露出部67は、機械室13に配置されている。
これにより、露出部67に配置されたコネクタ69には熱交換器20の結露水などが付着しにくくなる。このため、組み立て時にコネクタ69の水濡れ防止のための新たな部材等を取り付ける必要がなく、電装ボックス30の組み立てを簡素化できる。
また、本実施の形態において、制御基板60に電源を供給する電源線48は、ケーブルグランド49を用いて電装ボックス30の外部に引き出される。
これにより、大電流が流れる電源線48を、ケーブルグランド49によって気密性を確保しながら電装ボックス30の外部に引き出すことができる。このため、ケーブルグランド49の個数を最小限とすることができ、電装ボックス30の組み立てを簡素化しつつ可燃性冷媒に対する着火を防止できる。
また、本実施の形態において、可燃性冷媒は、R32若しくはR32を70重量パーセント以上含む混合冷媒、または、プロパン若しくはプロパンを含む混合冷媒である。
これにより、GWPが低い冷媒を用いながら、冷媒に対する着火を抑制できる。
(他の実施の形態)
以上のように、本出願において開示する技術の例示として、実施の形態1を説明した。しかしながら、本開示における技術は、これに限定されず、変更、置き換え、付加、省略などを行った実施の形態にも適用できる。また、上記実施の形態1で説明した各構成要素を組み合わせて、新たな実施の形態とすることも可能である。
そこで、以下、他の実施の形態を例示する。
実施の形態1では、制御基板60は、樹脂ケース70を介して電装ボックス本体32に取り付けられると説明したが、これは一例である。
図9は、他の実施の形態における制御基板60の断面視図であり、図7と同様の断面における制御基板60を示す。図9に示すように、制御基板60は、樹脂ケース70を介さずに、電装ボックス本体32に対してビス止め等によって取り付けられていてもよい。この場合、図9に示すように、底面開口部35の周囲には、実施の形態1に示したシール部材42よりも高さ方向の寸法が大きいシール部材142が配置される。シール部材142は、電装ボックス本体32のうち底面開口部35の周縁の部分と、制御基板60の下面60Bのうちインバータ素子64を取り囲む部分と、に挟まれることにより、下面60Bと電装ボックス本体32との隙間を埋める。同様に、放熱板71の周縁には、第2シール部材143が配置されており、放熱板71と下面60Bのうちインバータ素子64の周縁との隙間を埋める。
また、図9に示すように、開口部35aの周囲には、実施の形態1に示したパッキン42aよりも高さ方向の寸法が大きいパッキン142aが配置される構成としてもよい。パッキン142aは、電装ボックス本体32のうち開口部35aの周縁と、制御基板60の下面60Bのうち露出部67の周縁と、に挟まれることにより、下面60Bと電装ボックス本体32との隙間を埋める。
すなわち、ヒートポンプ装置1は、電装ボックス30と制御基板60との間に、露出部67を取り囲むパッキン142aを挟み込んで保持する構成としてもよい。
これにより、電装ボックス30の気密性をより向上でき、可燃性冷媒が冷媒回路から漏出した場合であっても、可燃性冷媒が電装ボックス30の内部に侵入しにくくなる。このため、電装ボックス30の気密性をより確保し易く、且つ、電装ボックス30を組み立て易くなる。
また、図9に示すように、電装ボックス本体32の外面には、開口部35aを下方側および送風機室12側から覆うカバー90が取り付けられる構成としてもよい。カバー90により、露出部67に対する水等の異物の付着を更に抑制することができる。
また、実施の形態1では、コネクタ69は、雌コネクタであり、圧力センサPS1、PS2、温度センサTS1、TS2、および、冷媒センサRS1等のセンサから延びる配線80等と接続されると説明したが、これは一例である。コネクタ69は、雄コネクタでも良く、センサ以外の装置と接続されていてもよい。例えば、コネクタ69には、冷媒回路に設けられた四方弁27などの、基準電流I以下の低電流で作動するアクチュエータが接続されていてもよい。また、基準電流Iは15Aに限らず、可燃性冷媒の種類や混合比率、筐体10の体積などに応じて設定してもよい。また、図9に示すように、露出部67には、コネクタ69を使用せずに直接的に制御基板60に接続される配線81が配置されていてもよい。
実施の形態1では、電源線48および圧縮機接続線などの基準電流Iを以上の電流が流れ得る配線は、制御基板60の上面60Aから引き出されると説明したが、これは一例である。基準電流I以上の電流が流れ得る配線は、電装ボックス30の内部において制御基板60と接続すればよい。このため、電源線48および圧縮機接続線などの基準電流I以上の電流が流れ得る配線は、制御基板60のうち露出部67を除く部分から引き出されていればよい。また、実施の形態1では、電源線48および圧縮機接続線は封止手段としてのケーブルグランド49を介して電装ボックス30から引き出されると説明したが、これは一例である。封止手段は、気密性を保ったまま電源線48および圧縮機接続線を電装ボックス30から引き出すことができればよく、封止手段としてケーブルグランド49以外の構造体を用いてもよい。
また、制御基板60は、実施の形態1で示したように一枚の基板によって構成される必要はなく、複数の基板によって構成されていてもよい。
なお、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、特許請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
[上記実施形態によりサポートされる構成]
上記実施形態は、以下の構成をサポートする。
(付記)
(技術1)内部に可燃性冷媒を封入し、圧縮機と熱交換器が接続されて内部を冷媒が循環する冷媒回路と、前記冷媒回路の各部に取り付けられたセンサと、前記センサと接続され、前記圧縮機の運転を制御する制御基板と、前記制御基板を収納する電装ボックスと、を有するヒートポンプ装置において、前記電装ボックスに設けた開口部を閉塞する位置に、前記制御基板が配置され、前記制御基板のうち、前記開口部を介して前記電装ボックスから露出した部分である露出部に、前記センサと前記制御基板とを接続するためのコネクタが設けられている、ことを特徴とするヒートポンプ装置。
これにより、可燃性冷媒を着火させない程度の小さい電流が流れるセンサと制御基板との接続を簡素な構造で実現しつつ、制御基板により開口部を閉塞できる。このため、電装ボックスの気密性を確保し易く、且つ、電装ボックスを組み立て易くなる。
(技術2)前記電装ボックスと前記制御基板との間に、前記露出部を取り囲むパッキンを挟み込んで保持する、ことを特徴とする技術1記載のヒートポンプ装置。
これにより、電装ボックスの気密性をより向上でき、可燃性冷媒が冷媒回路から漏出した場合であっても、可燃性冷媒が電装ボックスの内部に侵入しにくくなる。このため、電装ボックスの気密性をより確保し易く、且つ、電装ボックスを組み立て易くなる。
(技術3)前記制御基板は樹脂製の樹脂ケースを介して前記電装ボックスに取り付けられ、前記樹脂ケースは、前記開口部に重なる第2開口部を有し、前記樹脂ケースと前記電装ボックスとの間に、前記開口部を取り囲むパッキンを挟み込んで保持し、前記樹脂ケースと前記制御基板とが接する部分に、前記露出部を取り囲むシール材を有する、ことを特徴とする技術1記載のヒートポンプ装置。
これにより、電装ボックスの気密性をより向上でき、可燃性冷媒が冷媒回路から漏出した場合であっても、可燃性冷媒が電装ボックスの内部に侵入しにくくなる。このため、電装ボックスの気密性をより確保し易く、且つ、電装ボックスを組み立て易くなる。
(技術4)前記制御基板は、前記圧縮機の運転を制御するための電気部品を有し、前記電気部品は、前記コネクタが配置される前記露出部と反対側の面に配置される、ことを特徴とする技術1から3のいずれかに記載のヒートポンプ装置。
これにより、制御基板を開口部に近付けやすくなる。このため、電装ボックスの寸法を小型化し易い。さらに、制御基板によって開口部を閉塞し易いため、電装ボックスの気密性を向上できる。
(技術5)送風機が設置された送風機室と、前記圧縮機が設置された機械室と、が仕切板により隔てられ、前記露出部は、前記機械室に配置されている、ことを特徴とする技術1から4のいずれかに記載のヒートポンプ装置。
これにより、露出部に配置されたコネクタには熱交換器の結露水などが付着しにくくなる。このため、組み立て時にコネクタの水濡れ防止のための新たな部材等を取り付ける必要がなく、電装ボックスの組み立てを簡素化できる。
(技術6)前記制御基板に電源を供給する電源線は、封止手段を用いて前記電装ボックスの外部に引き出される、ことを特徴とする技術1から5のいずれかに記載のヒートポンプ装置。
これにより、大電流が流れる電源線を、封止手段によって気密性を確保しながら電装ボックスの外部に引き出すことができる。このため、封止手段の個数を最小限とすることができ、電装ボックスの組み立てを簡素化しつつ可燃性冷媒に対する着火を防止できる。
(技術7)前記可燃性冷媒は、R32若しくはR32を70重量パーセント以上含む混合冷媒、または、プロパン若しくはプロパンを含む混合冷媒である、ことを特徴とする技術1から6のいずれかに記載のヒートポンプ装置。
これにより、GWPが低い冷媒を用いながら、冷媒に対する着火を抑制できる。
本開示は、可燃性冷媒を用いるヒートポンプ装置に適用可能である。具体的には、ヒートポンプ温水暖房機のほか、ヒートポンプ式の給湯器または空気調和機の室外機などに、本開示は適用可能である。
1 ヒートポンプ装置
10 筐体
10A 背面
10B 側面
11 仕切板
12 送風機室
13 機械室
14 底板
15 側面パネル
16 前面パネル
16a 開口
17 天板
20 熱交換器
21 送風機
22 圧縮機
23 水熱交換器
24 膨張装置
25 冷媒配管
26 切欠き部
27 四方弁
28 給水配管
29 ファン支持フレーム
29a 電装ボックス支持板
30 電装ボックス
31 開口
32 電装ボックス本体
32A 送風機側部分
32B 機械側部分
32F フランジ
33 蓋部材
33A 送風機側部分
33B 機械側部分
35 底面開口部
35a 開口部
37 固定ビス
38 Oリング
39 仕切り部材
42 シール部材
42a パッキン
48 電源線
49 ケーブルグランド(封止手段)
60 制御基板
60A 上面
60B 下面
63 リレー(電気部品)
64 インバータ素子
65 コンデンサ(電気部品)
67 露出部
69 コネクタ
70 樹脂ケース
70A 下面
71 放熱板
73 放熱用開口
73a ガイド部
73b シール溝
75 第2開口部
75a 第2ガイド部
75b パッキン溝
75c 突出部
80 配線
81 配線
90 カバー
142 シール部材
142a パッキン
143 第2シール部材
PS1 圧力センサ(センサ)
PS2 圧力センサ(センサ)
RS1 冷媒センサ(センサ)
TS1 温度センサ(センサ)
TS2 温度センサ(センサ)

Claims (7)

  1. 内部に可燃性冷媒を封入し、圧縮機と熱交換器が接続されて内部を冷媒が循環する冷媒回路と、
    前記冷媒回路の各部に取り付けられたセンサと、
    前記センサと接続され、前記圧縮機の運転を制御する制御基板と、
    前記制御基板を収納する電装ボックスと、を有するヒートポンプ装置において、
    前記電装ボックスに設けた開口部を閉塞する位置に、前記制御基板が配置され、
    前記制御基板のうち、前記開口部を介して前記電装ボックスから露出した部分である露出部に、前記センサと前記制御基板とを接続するためのコネクタが設けられている、
    ことを特徴とするヒートポンプ装置。
  2. 前記電装ボックスと前記制御基板との間に、前記露出部を取り囲むパッキンを挟み込んで保持する、
    ことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ装置。
  3. 前記制御基板は樹脂製の樹脂ケースを介して前記電装ボックスに取り付けられ、
    前記樹脂ケースは、前記開口部に重なる第2開口部を有し、
    前記樹脂ケースと前記電装ボックスとの間に、前記開口部を取り囲むパッキンを挟み込んで保持し、
    前記樹脂ケースと前記制御基板とが接する部分に、前記露出部を取り囲むシール材を有する、
    ことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ装置。
  4. 前記制御基板は、前記圧縮機の運転を制御するための電気部品を有し、
    前記電気部品は、前記コネクタが配置される前記露出部と反対側の面に配置される、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のヒートポンプ装置。
  5. 送風機が設置された送風機室と、前記圧縮機が設置された機械室と、が仕切板により隔てられ、前記露出部は、前記機械室に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のヒートポンプ装置。
  6. 前記制御基板に電源を供給する電源線は、封止手段を用いて前記電装ボックスの外部に引き出される、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のヒートポンプ装置。
  7. 前記可燃性冷媒は、R32若しくはR32を70重量パーセント以上含む混合冷媒、または、プロパン若しくはプロパンを含む混合冷媒である、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載のヒートポンプ装置。
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