JP2023168676A - 電子ユニット - Google Patents

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Abstract

Figure 2023168676000001
【課題】過剰性能を抑制して小型化を図ることができる電子ユニットを提供する。
【解決手段】電子ユニット1は、電子部品3が実装される基板2と、基板2に実装され、外部から電源が供給される電源端子4と、基板2に実装され、外部の負荷に接続される複数の出力端子5と、導電性を有し、基板2の実装面2aに実装される平板帯状のバスバ10とを備える。基板2は、実装面2aに実装され、電源端子4に接続された第1配線パターン6と、実装面2aに実装され、各出力端子5に接続された複数の第2配線パターン7とを有する。バスバ10は、実装面2aと交差する方向に沿って立設され、第1配線パターン6及び各第2配線パターン7に接続される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子ユニットに関する。
従来、自動車等の車両では、車両に搭載された電気負荷や各種システムへの電源供給に半導体リレーを用いるケースが増えている。半導体リレーは、マイコン等の制御部と同一の電子ユニット(もしくは同一の基板上)に搭載される(例えば、特許文献1,2参照)。
特開2000-3740号公報 特開2009-136114号公報
ところで、電子ユニットは、車両の設計工数の抑制の観点で、LOグレードからHIグレードまでのMIX-MAXな共通化設計をすることが重要になる。そのため、基板の設計において共通化を進めるあまり、中電流または小電流の仕様で十分なLOグレードの製品に対して、例えば、電源端子と出力端子との間を繋ぐ幹線部に過剰な幅を有する配線パターンが使用されることから、設計目的による過剰性能という点で改善の余地がある。
本発明は、過剰性能を抑制して小型化を図ることができる電子ユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る電子ユニットは、少なくとも電子部品が実装される基板と、前記基板に実装され、外部から電源が供給される電源端子と、前記基板に実装され、外部の負荷に接続される複数の出力端子と、導電性を有し、前記基板の実装面に実装される平板帯状のバスバと、を備え、前記基板は、前記実装面に実装され、かつ前記電源端子に接続された第1配線パターンと、前記実装面に実装され、かつ各前記出力端子に接続された複数の第2配線パターンと、を有し、前記バスバは、前記実装面と交差する方向に沿って立設され、かつ前記第1配線パターン及び前記第2配線パターンに接続される、ことを特徴とする。
本発明に係る電子ユニットによれば、過剰性能を抑制して小型化を図ることができる、という効果を奏する。
図1は、実施形態に係る電子ユニットの概略構成を示す斜視図である。 図2は、実施形態に係る電子ユニットの概略構成を示すブロック図である。 図3は、実施形態に係るバスバの概略構成を示す斜視図である。 図4は、車両の各種電気負荷に応じてバスバが変更された電子ユニットの概略構成を示す斜視図である。 図5は、実施形態の変形例に係るバスバの概略構成を示す斜視図である。 図6は、実施形態の他の変形例に係るバスバの概略構成を示す斜視図である。
以下に、本発明に係る実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、下記実施形態により本発明が限定されるものではない。すなわち、下記実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれ、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。
[実施形態]
本実施形態に係る電子ユニット1は、例えば、自動車等の車両に搭載される。電子ユニット1は、車両に搭載された電源と複数の電気負荷とを電気的に接続し、電源から供給される電力を各電気負荷に向けて分配するものである。電源は、例えば不図示のバッテリが含まれる。電気負荷は、例えば車両の制御に関するものや、ヘッドランプ、ルームランプ、テール/ストップランプ、ワイパーモータ等が含まれる。
なお、以下の説明では、図示のX方向は、本実施形態における電子ユニット1の幅方向である。Y方向は、本実施形態における電子ユニット1の奥行き方向であり、幅方向と直交する方向である。Z方向は、本実施形態における電子ユニット1の上下方向であり、幅方向及び奥行き方向と直交する方向である。上記各方向は、それぞれ「幅方向X」、「奥行き方向Y」、「上下方向Z」と表記する。特に、幅方向Xの一方をX1方向、他方をX2方向とする。また、上下方向Zの一方を上方向またはZ1方向、他方を下方向またはZ2方向とする。なお、以下の説明では、特に断りのない限り、電子ユニット1が当該電子ユニット1の取付け対象となる装置または機器に適正な位置関係で組み付けられた状態での方向として説明する。また、上下方向Zは、電子ユニット1の上下方向に沿う方向であるが、鉛直方向に沿うものであってもよい。
電子ユニット1は、図1、図4に示すように、電子部品3等が実装された基板2と、電源端子4と、出力端子5と、バスバ10とを含んで構成される。
電子部品3は、例えば、ヒューズ、コンデンサ、リレー、抵抗、トランジスタ、トランス、コイル、IPS(Intelligent Power Switch)、マイコン(MC)等を含むECU(Electronic Control Unit;電子制御ユニット)、各種センサ、LED(Light Emitting Diode)等であるが、これらに限られない。なお、図1、図4には、1つの電子部品3が記載されているが、他の電子部品は省略されている。
基板2は、電子部品3、電源端子4、出力端子5、バスバ10が実装面2aに実装され、これらを電気的に接続する電気回路(図2)を構成するものである。基板2は、図1に示すように、例えば、上下方向Zの一方(Z1方向)から見た場合、矩形状に形成され、各辺が幅方向X及び奥行き方向Yに沿って延在する。基板2は、いわゆるプリント回路基板(Printed Circuit Board)である。電子部品3は、図1、図3に示すように、例えば、基板2の実装面2aにおける領域30に実装される。領域30は、基板2の実装面2aよりも小さい面積を有し、上下方向Zの一方(Z1方向)から見た場合、略矩形状に設定される。
基板2は、当該基板2の板厚方向に沿って貫通して形成される複数の孔部2bを有する。孔部2bは、基板2の板厚方向に沿って貫通するスルーホールであってもよいし、非貫通の非スルーホールであってもよい。孔部2bには、電子部品3のリード線(不図示)、電源端子4や出力端子5、バスバ10の突起部が挿入されに固定部材40によって電気回路に電気的に接続される。なお、固定部材40は、図1には記載しているが、図4では省略されている。
基板2は、エポキシ樹脂、ガラスエポキシ樹脂、紙エポキシ樹脂やセラミック等の絶縁性の材料からなる絶縁層に、銅箔等の導電性の材料によって配線パターン(プリントパターン)が印刷されることで当該配線パターンによって電気回路が構成される。この配線パターンには、後述する第1配線パターン6及び第2配線パターン7が含まれる。
電源端子4及び出力端子5はそれぞれ、金属等の導電性材料で成形されたものである。電源端子4及び出力端子5は、金属等の導電性材料から成る母材としての平板帯状導体を所定の長さでL字状に折り曲げた又は母材となる金属板をL字状に打ち抜いた端子として成形される。
電源端子4は、基板2に実装され、外部から電源が供給されるものである。電源端子4は、奥行き方向Yから見た場合、L字の屈曲部を挟んで一方の延在部分が外部の電源と電気的に接続し、他方の延在部分が基板2の孔部2bに挿入され固定部材40により実装面2aに固定され、基板2に構成された電気回路に電気的に接続される。ここで固定部材40は、例えば半田等である。したがって、電源端子4は、半田付け等により実装面2aに固定される。
出力端子5は、基板2に実装され、外部の電気負荷に接続されるものである。出力端子5は、奥行き方向Yから見た場合、L字の屈曲部を挟んで一方の延在部分が外部の電気負荷と電気的に接続し、他方の延在部分が基板2の孔部2bに挿入され固定部材40により実装面2aに固定され、基板2に構成された回路に電気的に接続される。
第1配線パターン6は、基板2の実装面2aに実装され、電源端子4及びバスバ10に接続される。第1配線パターン6は、実装面2aにおいて、電源端子4及びバスバ10のそれぞれに対して固定部材40により固定されることで電源端子4とバスバ10との間に電気的な接続部位を形成し、電源端子4とバスバ10を導通接続するものである。
第2配線パターン7は、基板2の実装面2aに実装され、バスバ10及び出力端子5に接続される。第2配線パターン7は、実装面2aにおいて、バスバ10及び出力端子5のそれぞれに対して固定部材40により固定されることでバスバ10と出力端子5との間に電気的な接続部位を形成し、バスバ10と出力端子5を導通接続するものである。第2配線パターン7は、半導体リレー20と、電源側配線パターン21と、出力側配線パターン22とを含んで構成される。
半導体リレー20は、電源端子4と出力端子5との間の電路上に配置され、当該電路を開閉するものである。半導体リレー20は、少なくとも2つの端子を含んで構成され、一方の端子が電源側配線パターン21に接続され、他方の端子が出力側配線パターン22に接続され、電源側配線パターン21と出力側配線パターン22との導通を、遮断(開)と通電(閉)が可能とする。半導体リレー20は、例えば複数のMOS-FETを含んで構成される。
電源側配線パターン21は、電源端子4と出力端子5との間の電路上に配置され、当該電路の一部を構成するものである。電源側配線パターン21は、一方の端部がバスバ10に接続され、他方の端部が半導体リレー20に接続されている。
出力側配線パターン22は、電源端子4と出力端子5との間の電路上に配置され、当該電路の一部を構成するものである。出力側配線パターン22は、一方の端部が半導体リレー20に接続され、他方の端部が出力端子5に接続されている。
バスバ10は、導電性を有し、基板2の実装面2aに実装される導電性部材である。バスバ10は、平板帯状の金属材料で成形されたものである。バスバ10は、第1面10a及び第2面10bがいずれも平坦状に形成される。バスバ10は、当該バスバ10が基板2の実装面2aに実装された実装状態において、当該実装面2aから実装面2aと交差する方向(ここでは上下方向Z)に沿って立設される。バスバ10は、上記実装状態において、第1配線パターン6及び第2配線パターン7に接続される。
バスバ10は、延在方向に沿って長さLを有し、当該バスバ10が基板2の実装面2aに実装された実装状態において、上下方向Zに沿って高さ(幅)Hを有する。バスバ10の長さLは、図2、図3に示すPQ間,図4に示すPR間の長さである。バスバ10の長さLは、例えば基板2における電源端子4及び出力端子5のL/Oに応じて相対的に設定される。バスバ10の長さLは、例えば図4に示すバスバ10Aのように、例えば、電源端子4に対して、電源を供給すべき出力端子5が相対的に近い位置にある場合、相対的に短くなり、電源を供給すべき出力端子5が相対的に遠い場合、相対的に長くなる(L1>L2)。バスバ10の高さHは、例えば、車両に対して設計された各種電気負荷に供給する電流量に応じて相対的に設定される。バスバ10の高さHは、例えば図4に示すバスバ10Aのように、車両に対して設計された各種電気負荷に供給する電流量が相対的に小さい場合、相対的に低くなり、当該電流量が相対的に大きい場合、相対的に高くなる(H1>H2)。
バスバ10は、当該バスバ10の板厚方向の一方に屈曲する屈曲部13を有する。屈曲部13は、上下方向Zから見た場合、直角または直角に近い角度に曲げられている。バスバ10は、屈曲部13を挟んで第1本体部11及び第2本体部12を有する。
第1本体部11は、バスバ10が基板2の実装面2aに実装された実装状態において、基板2の幅方向Xに沿って位置する。第1本体部11は、バスバ10の上下方向Zの他方(Z2方向)の端部14が第1配線パターン6に接続される。第1本体部11の上下方向Zの高さは、バスバ10の上下方向Zの高さと同一である。第1本体部11は、端部14に形成された第1突起部15を有する。
第1突起部15は、基板2の実装面2aと対向する端部14から突出し、当該実装面2aに設けられた孔部2bに挿入された状態で固定部材40により基板2に固定される部分である。第1突起部15は、基板2に接続される電源端子4に応じて、第1本体部11の端部14における配置が設定される。本実施形態の第1突起部15は、バスバ10が基板2の実装面2aに実装された実装状態において、第1突起部15が端部14の幅方向Xの一方(X1方向)側に1つ形成される。第1突起部15は、例えば四角柱状に形成される。第1突起部15は、第1本体部11の上下方向Zの高さHより短い。第1突起部15は、第1配線パターン6に接続される端子部を構成し、第1配線パターン6を介して電源端子4に接続することで、電源端子4とバスバ10を導通接続する。
第2本体部12は、バスバ10が基板2の実装面2aに実装された実装状態において、基板2の奥行き方向に沿って位置する。第2本体部12は、バスバ10の上下方向Zの他方(Z2方向)の端部14が第2配線パターン7に接続される。第2本体部の上下方向Zの高さは、第1本体部の上下方向Zの高さと同一である。電子部品3は、基板2の実装面2aにおいて、少なくとも第1本体部11及び第2本体部12に一部が囲まれた領域30に実装される。第2本体部12は、端部14に形成された第2突起部16を有する。
第2突起部16は、基板2の実装面2aと対向する端部14から突出し、当該実装面2aに設けられた孔部2bに挿入された状態で固定部材40により基板2に固定される部分である。第2突起部16は、基板2に接続される出力端子5に応じて、第2本体部12の端部14における配置が設定される。本実施形態の第2突起部16は、バスバ10が基板2の実装面2aに実装された実装状態において、第2突起部16が端部14の奥行き方向Yに沿って間隔を空けて複数形成される。第2突起部16は、第1突起部15と同様に、例えば四角柱状に形成される。第2突起部16は、第2本体部12の上下方向Zの高さHより短い。第2突起部16は、第2配線パターン7に接続される端子部を構成し、第2配線パターン7を介して出力端子5に接続することで、バスバ10と出力端子5を導通接続する。
本実施形態の出力端子5は、車両に対して設計された各種電気負荷に応じて、5つの出力端子5A,5B,5C,5D,5Eを含んで構成される。電子ユニット1は、例えば、基板2が図2に示す電気回路を構成する場合、各出力端子5A~5Eには異なる各種電気負荷に接続される。
本実施形態の第2配線パターン7は、車両に対して設計された各種電気負荷に応じて、5つの第2配線パターン7A,7B,7C,7D,7Eを含んで構成される。一方、図4に示すように、出力端子5A~5Eのうち、車両に対して設計された各種電気負荷に応じて出力端子5D,5Eに電気負荷を接続しない場合、バスバ10Aの延在方向の長さL2がバスバ10の延在方向の長さL1より相対的に短くなり、出力端子5D,5Eに対応する第2配線パターンが形成されない。この場合、第1本体部11Aの延在方向の長さは第1本体部11の延在方向の長さと同じであって、第2本体部12Aの延在方向の長さが第2本体部12の延在方向の長さより相対的に短くなる。また、この場合、基板2の実装面2a上には、電源側配線パターン21、出力側配線パターン22を残して、電源側配線パターン21と出力側配線パターン22を接続する半導体リレー20を実装しない。
本実施形態の第2突起部16は、車両に対して設計された各種電気負荷に応じて、5つの第2突起部16A,16B,16C,16D,16Eを含んで構成される(図3)。一方、図4に示すように、出力端子5A~5Eのうち、車両に対して設計された各種電気負荷に応じて出力端子5D,5Eに電気負荷を接続しない場合、上述したように、第2本体部12Aの延在方向の長さが第2本体部12の延在方向の長さより相対的に短くなり、出力端子5D,5Eに対応する第2突起部16D,16Eが形成されない。
以上で説明した本実施形態に係る電子ユニット1は、導電性を有し、基板2の実装面2aに配置される平板帯状のバスバ10を備え、基板2が、実装面2aに実装され、かつ電源端子4に接続された第1配線パターン6と、実装面2aに実装され、かつ各出力端子5に接続された複数の第2配線パターン7とを有する。バスバ10は、実装面2aと交差する方向に沿って立設され、かつ第1配線パターン6及び第2配線パターン7に接続される。
上記構成により、電子ユニット1は、例えば、電源端子4と出力端子5との間を繋ぐ幹線部に幅広な配線パターン(銅箔パターン)を使用することなく、バスバ10により接続することができる。これにより、例えば、電源端子4と出力端子5との間を流れる電流量や出力端子5に接続される電気負荷の数に応じて基板サイズを変更することなく共通化することができる。また、基板2の実装面2aに配索される幹線部の配線パターンが不要となることで、基板2の小型化を図ることができる。また、その幹線部を通すために基板2の多層化を回避することができる。また、上記電流量に応じてバスバ10の上下方向Zの高さHを変えたり、電気負荷の数に応じてバスバ10の長さLを変更することができ、LOグレードからHIグレードまで幅広く対応させることが可能となる。
また、電子ユニット1は、バスバ10が、導電性を有する金属製部材であることから、熱伝導率も良く、半導体リレー20等で生じた熱を効率的に空気中に放熱するこが期待できる。また、電子ユニット1は、バスバ10が基板2の実装面2aと交差する方向に沿って立設されるので、バスバ10と電子部品3との接触や干渉を最小限にすることできる。
また、本実施形態に係る電子ユニット1は、バスバ10が、当該バスバ10の板厚方向の一方に屈曲する屈曲部13を1つ有する。これにより、電子ユニット1は、屈曲部がないバスバに比して、基板2に対してバスバ10を安定かつ容易に配置することができる。
なお、上述した本発明の実施形態に係る電子ユニット1は、上述した実施形態に限定されず、請求の範囲に記載された範囲で種々の変更が可能である。
以上の説明では、バスバ10は、第1本体部11に形成された第1突起部15が第1配線パターン6を介して電源端子4に導通接続し、第2本体部12に形成された第2突起部16が第2配線パターン7を介して出力端子5に導通接続しているが、これに限定されるものではない。図5は、バスバ10の変形例の一例を表している。図5に示す変形例に係るバスバ10Bは、第1本体部11Bが複数の第1突起部15を有し、かつ第2本体部12Bが複数の第2突起部16を有する点でバスバ10とは異なる。
複数の第1突起部15は、第1応力吸収部15Sと、第1端子部15Tとを含んで構成される。複数の第2突起部16は、第2応力吸収部16Sと、第2端子部16Tとを含んで構成される。
第1応力吸収部15Sは、第1本体部11Bの延在方向の両側にそれぞれ形成される。第2応力吸収部16Sは、第2本体部12Bの延在方向の両側にそれぞれ形成される。一対の第1応力吸収部15Sは、それぞれが、第2応力吸収部16Sと同様に、同一の形状を有する。すなわち、各第1応力吸収部15Sは、バスバ10の上下方向Zの他方の端部14から突出し、上下方向Zに沿う方向の途中で二股に分岐した突起部分を有する。各突起部分は、例えば四角柱状に形成される。第1応力吸収部15Sは、バスバ10が基板2の実装面2aに実装された実装状態において、実装面2aに設けられた孔部2bに挿入され、固定部材40により基板2に固定される。
本実施形態の第1応力吸収部15S及び第2応力吸収部16Sは、実装面2aの孔部2bに挿入された状態で固定部材40により基板2に固定されるが、固定される対象となる配線パターンが、例えば電源端子4や出力端子5に電気的に接続されていない。つまり、第1応力吸収部15S及び第2応力吸収部16Sは、基板2に対して固定されるのみである。
第1端子部15Tは、一対の第1応力吸収部15Sの間に配置され、第1配線パターン6に接続される。第1端子部15Tは、基板2に接続される電源端子4に応じて、第1本体部11Bの端部14における配置が設定される。第2端子部16Tは、一対の第2応力吸収部16Sの間に配置され、第2配線パターン7に接続される。第2端子部16Tは、基板2に接続される出力端子5に応じて、第2本体部12Bの端部14における配置が設定される。例えば、5つの第2端子部16Tは、上述した5つの第2突起部16A~16Eに対応する。
変形例に係る電子ユニット1は、バスバ10Bが、第1本体部11Bに形成された一対の第1応力吸収部15Sを有し、第1応力吸収部15Sが第1本体部11Bの延在方向の両端に形成される。そして、バスバ10Bは、第2本体部12Bに形成された一対の第2応力吸収部16Sを有し、第2応力吸収部16Sが第2本体部12Bの延在方向の両端に形成される。これにより、基板2に対してバスバ10Bを接続して固定する場合、基板2とバスバ10Bとの熱収縮率の差異により発生する応力を第1応力吸収部15S、第2応力吸収部16Sが吸収するので、バスバ10Bと基板2との接続を安定的に維持することができる。
なお、上記実施形態では、第1応力吸収部15S、第2応力吸収部16Sは、電源端子4や出力端子5等に電気的に接続されておらず、基板2に対して固定されるのみであるが、これに限定されるものではない。この場合、第1応力吸収部15Sは、バスバ10が基板2の実装面2aに実装された実装状態において、第1配線パターン6に接続され、第1配線パターン6を介して電源端子4に接続されてもよい。また、第2応力吸収部16Sは、上記実装状態において、第2配線パターン7に接続され、第2配線パターン7を介して出力端子5に接続されてもよい。
以上の説明では、バスバ10Bは、第1面10a及び第2面10bがいずれも平坦状に形成されているが、これに限定されるものではない。本実施形態の変形例に係るバスバ10Cは、図6に示すように、表面に凹凸形状を有する点で上記バスバ10Bとは異なる。
バスバ10Cは、例えば、第2面10bから外側(第1面10a側と反対側)に向けて突出して形成される凸部17を有する。凸部17は、例えば、第1本体部11Cに対して4つ形成され、第2本体部12Cに対して3つ形成される。7つの凸部17は、延在方向に沿って間隔を空けて形成される。凸部17は、バスバ10Cの延在方向と直交する方向の断面形状が半円形状に形成される。凸部17は、第2面10b(または第1面10a)と直交する方向から見た場合、略正円形状である。凸部17は、第2面10bと直交する方向から見た場合は凸状に形成されるが、第1面10aと直交する方向から見た場合は凹状に形成される。
上記構成により、他の変形例に係る電子ユニット1は、バスバが、表面に凹凸形状を有する。これにより、電子ユニット1は、基板2に実装された電子部品3やバスバ10Cに生じた熱に温められた基板2上の空気の流れを、バスバ10Cの凹凸形状により拡散することができる。これにより、電子ユニット1周囲の温度を均一化することができる。また、バスバ10Cの表面積を広くすることができ、空気との接触面積が増えてバスバ10Cの除熱を行うことができる。
なお、上記実施形態及び変形例では、バスバ10は、1つの屈曲部13を有するが、これに限定されるものではなく、2つ以上の屈曲部13を有するものであってもよい。
上記実施形態及び変形例では、出力端子5A~5E、第2配線パターン7A~7E、及び第2突起部16A~16Eは、それらの数が、バスバ10の上下方向Zの高さH、延在方向の長さLと共に、車両に対して設計された各種電気負荷に応じたものであり、5つに限定されるものではない。
上記実施形態及び変形例では、凸部17は、第2面10bから第1面10a側と反対側に向けて突出して形成されるが、これに限定されるものではない。凸部17は、第1面10aから第2面10bとは反対側に向けて突出して形成されていてもよい。また、複数の凸部17は、バスバ10Cに対して同一方向に突出して形成されるが、これに限定されるものではない。例えば、複数の凸部17は、延在方向に沿って隣り合う複数の凸部17がそれぞれ、異なる方向に向けて突出するように形成されていてもよい。また、複数の凸部17は、バスバ10Cの延在方向に沿って間隔を空けて形成されているが、これに限定されず、間隔を空けずに連続して形成されていてもよい。また、凸部17が形成される数は、図示に限定されるものではない。また、凸部17は、バスバ10Cの延在方向と直交する方向の断面形状が半円形状に限定されるものではない。
1 電子ユニット
2 基板
2a 実装面
3 電子部品
4 電源端子
5 出力端子
6 第1配線パターン
7 第2配線パターン
21 電源側配線パターン
22 出力側配線パターン
10 バスバ
11 第1本体部
12 第2本体部
13 屈曲部
14 端部
15 第1突起部
15S 第1応力吸収部
15T 第1端子部
16 第2突起部
16S 第2応力吸収部
16T 第2端子部
17 凸部
20 半導体リレー
30 領域
40 固定部材

Claims (5)

  1. 少なくとも電子部品が実装される基板と、
    前記基板に実装され、外部から電源が供給される電源端子と、
    前記基板に実装され、外部の負荷に接続される複数の出力端子と、
    導電性を有し、前記基板の実装面に配置される平板帯状のバスバと、を備え、
    前記基板は、
    前記実装面に実装され、かつ前記電源端子に接続された第1配線パターンと、
    前記実装面に実装され、かつ各前記出力端子に接続された複数の第2配線パターンと、を有し、
    前記バスバは、
    前記実装面と交差する方向に沿って立設され、かつ前記第1配線パターン及び前記第2配線パターンに接続される、
    ことを特徴とする電子ユニット。
  2. 前記バスバは、
    当該バスバの板厚方向の一方に屈曲する屈曲部を少なくとも1つ有する、
    請求項1に記載の電子ユニット。
  3. 前記バスバは、
    前記屈曲部を挟んで第1本体部及び第2本体部を有し、
    前記第1本体部は、前記実装面と対向する端部から突出し、前記実装面に設けられた孔部に挿入された状態で固定部材により前記基板に固定される複数の第1突起部を有し、
    前記複数の第1突起部は、
    前記第1本体部の延在方向の両端に形成される一対の第1応力吸収部と、一対の前記第1応力吸収部の間に配置され、前記第1配線パターンに接続される第1端子部と、を含み、
    前記第2本体部は、
    前記実装面と対向する端部から突出し、前記実装面に設けられた孔部に挿入された状態で固定部材により前記基板に固定される複数の第2突起部を有し、
    前記複数の第2突起部は、
    前記第2本体部の延在方向の両端に形成される一対の第2応力吸収部と、一対の前記第2応力吸収部の間に配置され、それぞれ前記第2配線パターンに接続される複数の第2端子部と、を含む、
    請求項2に記載の電子ユニット。
  4. 前記電子部品は、
    前記実装面において、前記第1本体部及び前記第2本体部に囲まれた領域に配置される、
    請求項3に記載の電子ユニット。
  5. 前記バスバは、
    表面に凹凸形状を有する、
    請求項1~4のいずれか1項に記載の電子ユニット。
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