JP2023167622A - エラー対応支援装置、エラー対応支援方法、エラー対応支援プログラムおよび部品実装機 - Google Patents

エラー対応支援装置、エラー対応支援方法、エラー対応支援プログラムおよび部品実装機 Download PDF

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Abstract

【課題】基板に所定処理を実行する基板処理装置において発生したエラーへの対応作業を行う作業者による速やかなエラー解決を可能とする。【解決手段】部品実装機1(基板処理装置)に発生したエラーに対応して作業者が実行した作業が記録される(ステップS203)。こうして記録された作業は、エラー発生時に作業者に提示する手順に変換されて、当該手順が生成される(ステップS205)。したがって、作業者は当該手順を参照しつつエラーへの対応作業を行うことができ、エラーへの対応作業を行う作業者による速やかなエラー解決が可能となっている。【選択図】図4

Description

この発明は、部品を基板に実装する部品実装機等の基板処理装置において発生したエラーに対応する作業者の作業を支援する技術に関する。
フィーダによって供給された部品を実装ヘッドによって吸着して基板に実装する部品実装機が知られている。このような部品実装機では、例えば実装ヘッドによる部品の吸着ミス等のエラーが発生しうる。このような場合、作業者は、エラーに対応するための作業を実行する必要がある。これに対して、特許文献1では、エラーが発生した場合に、当該エラーに対応するための作業の手順を表示する技術が提案されている。
WO2016/157302
ただし、このように表示される手順によってエラーが常に解決されるとは限らず、作業者の試行錯誤がエラーの解決に必要となる場合がある。この点で、特許文献1の技術は十分とは言えず、エラーへの対応作業を行う作業者を的確に支援して、速やかなエラー解決を図るには改善の余地があった。
この発明は上記課題に鑑みなされたものであり、基板に所定処理を実行する基板処理装置において発生したエラーへの対応作業を行う作業者による速やかなエラー解決を可能とすることを目的とする。
本発明に係るエラー対応支援装置は、基板に所定処理を実行する基板処理装置において発生したエラーに対応して作業者が実行した作業を記録する作業記録部と、作業記録部が記録した作業を、エラーの発生時に作業者に提示する手順に変換することで、手順を生成する手順生成部とを備える。
本発明に係るエラー対応支援方法は、基板に所定処理を実行する基板処理装置において発生したエラーに対応して作業者が実行した作業を記録する工程と、記録された作業を、エラーの発生時に作業者に提示する手順に変換することで、手順を生成する工程とを備える。
本発明に係るエラー対応支援プログラムは、基板に所定処理を実行する基板処理装置において発生したエラーに対応して作業者が実行した作業を記録する工程と、記録された作業を、エラーの発生時に作業者に提示する手順に変換することで、手順を生成する工程とをコンピュータに実行させる。
本発明に係る部品実装機は、基板に部品を実装する実装ヘッドを備えた部品実装機であって、当該部品実装機において発生したエラーに対応して作業者が実行した作業を記録する作業記録部と、作業記録部が記録した作業を、エラーの発生時に作業者に提示する手順に変換することで、手順を生成する手順生成部とを備える。
このように構成された発明(エラー対応支援装置、エラー対応支援方法、エラー対応支援プログラムおよび部品実装機)では、基板処理装置に発生したエラーに対応して作業者が実行した作業が記録される。こうして記録された作業は、エラー発生時に作業者に提示する手順に変換されて、当該手順が生成される。したがって、作業者は当該手順を参照しつつエラーへの対応作業を行うことができ、エラーへの対応作業を行う作業者による速やかなエラー解決が可能となっている。
また、手順生成部によって生成された手順に対する作業者による編集を受け付ける手順編集部をさらに備えるように、エラー対応支援装置を構成してもよい。かかる構成では、作業者のニーズに応じて手順を編集することができ、作業者にとって利便性の高い手順を用意することができる。
また、エラーが発生した際に、作業者に対して手順を示す手順提示画面を表示する表示部をさらに備えるように、エラー対応支援装置を構成してもよい。かかる構成では、作業者は、表示部に表示された手順提示画面を確認することで、手順を簡単に参照することができる。
また、基板処理装置が実行する動作を制御する動作制御部をさらに備え、表示部は、基板処理装置に実行させる動作に対応する動作ボタンを示す動作入力画面を表示し、動作制御部は、動作入力画面において作業者により選択された動作ボタンに対応する動作を、基板処理装置に実行させ、作業記録部は、作業者による動作入力画面における動作ボタンの選択を作業として記録するように、エラー対応支援装置を構成してもよい。かかる構成では、作業者は、動作入力画面に示された動作ボタンを選択することでエラーに対応する作業を実行できる。しかも、作業者による動作入力画面における動作ボタンの選択が作業として記録されて、当該作業に基づき手順が生成される。そのため、作業者は、以後に同様のエラーが発生した場合に当該手順を参照することで、速やかにエラーを解決することができる。
また、手順は、複数の操作のそれぞれを作業として実行する順序を示し、操作は、動作入力画面における動作ボタンの選択を含み、手順提示画面は、複数の操作のそれぞれに対応する動作ボタンを表示するように、エラー対応支援装置を構成してもよい。かかる構成では、動作入力画面および手順提示画面の両方に動作ボタンが表示される。そのため、作業者は、動作入力画面および手順提示画面のいずれにおいても動作ボタンの選択を行うことができ、作業者の利便性がよい。
また、動作入力画面および手順提示画面は、複数の操作のうち、次に実行すべき一の操作に対応する動作ボタンを、他の操作に対応する動作ボタンに対して異なる態様で表示するように、エラー対応支援装置を構成してもよい。かかる構成では、作業者は、次の選択すべき動作ボタンを簡便に把握でき、手順に即して速やかに操作を実行できる。
この際、一の操作に対応する動作ボタンの表示態様は種々想定できる。例えば、動作入力画面および手順提示画面は、一の操作に対応する動作ボタンをブリンクによって表示するように、エラー対応支援装置を構成してもよい。
また、表示部は、作業者によるスワイプに応じて、動作入力画面および手順提示画面の間で表示する画面を切り換えるように、エラー対応支援装置を構成してもよい。かかる構成では、作業者は、動作入力画面および手順提示画面の間で画面を簡単に切り換えることができ、作業者の利便性がよい。
また、基板処理装置は、部品を供給するフィーダと、フィーダによって供給された部品を吸着して基板に実装する実装ヘッドと、実装ヘッドによって吸着された部品を撮像して画像を取得する部品認識カメラと、画像に基づき部品を認識する部品認識を実行する部品認識部とを備えた部品実装機であり、表示部は、フィーダが供給する部品を実装ヘッドに吸着させる吸着ボタン、および部品認識部に部品認識を実行させる部品認識ボタンのそれぞれを動作ボタンとして表示するように、エラー対応支援装置を構成してもよい。かかる構成では、部品実装機で発生したエラーへの対応作業を行う作業者による速やかなエラー解決が可能となる。
以上のように、本発明によれば、基板に所定処理を実行する基板処理装置において発生したエラーへの対応作業を行う作業者による速やかなエラー解決が可能となる。
本発明に係る部品実装機の一例の構成を模式的に示す平面図。 図1の部品実装機が備える電気的構成を示すブロック図。 エラー対応支援の一例を示すフローチャート。 エラー対応支援で実行される手順追加モードの一例を示すフローチャート。 エラー対応支援で実行される手順案内モードの一例を示すフローチャート。 エラー報知画面の一例を示す図。 作業入力画面の一例を示す図。 作業入力画面の一例を示す図。 作業者によって実行された一連の作業の記録態様の一例を模式的に示す図。 対応表の一例を模式的に示す図。 生成した手順の保存の要否を確認する保存確認画面の一例を示す図。 生成された手順に対する作業者の編集を受け付ける手順編集画面の一例を示す図。 編集された手順編集画面の一例を示す図。 手順追加後のエラー報知画面の一例を示す図。 手順案内画面の一例を示す図。 作業入力画面と手順案内画面との並列表示態様の一例を示す図。 作業入力画面と手順案内画面との並列表示態様の一例を示す図。 作業入力画面と手順案内画面との並列表示態様の一例を示す図。 作業入力画面と手順案内画面との並列表示態様の一例を示す図。 作業者によって実行された一連の作業の記録態様の一例を模式的に示す図。 手順変更確認画面の一例を示す図。 新たに生成された手順に対する作業者の編集を受け付ける手順編集画面の一例を示す図。 編集された手順編集画面の一例を示す図。
図1は本発明に係る部品実装機の一例の構成を模式的に示す平面図であり、図2は図1の部品実装機が備える電気的構成を示すブロック図である。本実施形態の説明で用いる図では、水平方向であるX方向、X方向に直交する水平方向であるY方向および鉛直方向であるZ方向を適宜示す。この部品実装機1は、トランジスター、コンデンサーあるいは集積回路等の小片状の部品Eを基板Bに実装する。
図2に示すように、部品実装機1は、装置全体を統括的に制御するコントローラー100を備える。コントローラー100は、CPU(Central Processing Unit)やRAM(Random Access Memory)で構成されたプロセッサーである演算処理部110およびHDD(Hard Disk Drive)あるいはSSD(Solid State Drive)等で構成された記憶部120を有する。また、コントローラー100は、部品実装機1の駆動系を制御する駆動制御部130と、部品実装機1で実行される画像の撮像を制御する撮像制御部140と、外部装置との通信を行う通信IF(インターフェース)150とを有する。
図1に示すように、部品実装機1は、基板BをX方向(基板搬送方向)に搬送する搬送部12を備える。この搬送部12は、X方向に並列に配置された一対のコンベア121を基台11上に有し、コンベア121によって基板BをX方向に搬送する。これらコンベア121の間隔は、X方向に直交するY方向(幅方向)に変更可能であり、搬送部12は、搬送する基板Bの幅に応じてコンベア121の間隔を調整する。この搬送部12は、基板搬送方向であるX方向の上流側から所定の作業位置123に搬入するとともに、作業位置123で部品Eが実装された基板Bを作業位置123からX方向の下流側に搬出する。
搬送部12のY方向の両側それぞれでは2つの部品供給部21がX方向に並んでおり、各部品供給部21では、複数のテープフィーダ22がX方向に並ぶ。部品供給部21では、X方向に並ぶ複数の部品供給箇所23が設けられており、各部品供給箇所23に供給すべき部品Eを供給するテープフィーダ22が、各部品供給箇所23に対応付けられて着脱可能に装着される。このテープフィーダ22は、部品供給テープを用いて部品Eを部品供給箇所23に供給する。部品供給テープは、一列に配列された複数のポケットを有するキャリアテープと、キャリアテープに貼りつけられて複数のポケットを塞ぐトップテープとで構成され、各ポケットに部品Eが収納される。そして、テープフィーダ22は、部品供給テープのトップテープを剥離あるいは切開しつつ、当該部品供給テープを間欠的に送り出すことで、その先端部の部品供給箇所23に部品Eを供給する。
また、部品実装機1では、Y方向に延びる一対のY軸レール31と、Y方向に延びるY軸ボールネジ32と、Y軸ボールネジ32を回転駆動するY軸モーターMyとが設けられ、X軸レール34が一対のY軸レール31にY方向に移動可能に支持された状態でY軸ボールネジ32のナットに固定されている。X軸レール34には、X方向に延びるX軸ボールネジ35と、X軸ボールネジ35を回転駆動するX軸モーターMxとが取り付けられており、ヘッドユニット40がX軸レール34にX方向に移動可能に支持された状態でX軸ボールネジ35のナットに固定されている。したがって、駆動制御部130は、Y軸モーターMyによりY軸ボールネジ32を回転させてヘッドユニット40をY方向に移動させ、あるいはX軸モーターMxによりX軸ボールネジ35を回転させてヘッドユニット40をX方向に移動させることができる。
ヘッドユニット40は、ロータリーヘッド4を回転可能に支持する。このロータリーヘッド4は、円周状に等ピッチで配列された複数(8本)のノズルNを有し、各ノズルNによって部品Eを吸着する。これに対して、部品実装機1は、ノズルNをZ方向に昇降させるZ軸モーターMzと、ノズルNを回転させるR軸モーターMrとを有する。そして、駆動制御部130は、Z軸モーターMzによってノズルNの高さを調整し、R軸モーターMrによってノズルNの回転角度を調整する。なお、実装ヘッドのタイプは、ここに示すロータリーヘッド4に限られず、一列に並んだ複数のノズルNを有するインラインヘッドでも構わない。
かかる部品実装機1では、演算処理部110の指令を受けて駆動制御部130が制御を実行することで、部品Eが基板Bに実装される。つまり、駆動制御部130は、X軸モーターMxおよびY軸モーターMyによってノズルNを移動させることで、部品供給箇所23に供給された部品Eに対して、ロータリーヘッド4のノズルNを上方から対向させる。続いて、駆動制御部130は、Z軸モーターMzによってノズルNを下降させることで、部品供給箇所23に供給された部品Eの上面にノズルNを当接させた後に、ノズルNに部品Eを吸着させる。さらに、駆動制御部130は、Z軸モーターMzによってノズルNを上昇させる。こうして、ロータリーヘッド4は、ノズルNによって部品供給箇所23から部品Eをピックアップする。続いて、駆動制御部130は、X軸モーターMxおよびY軸モーターMyによってノズルNを移動させることで、基板Bのランドに対して、ノズルNに吸着される部品Eを上方から対向させる。さらに、駆動制御部130は、ノズルNにより吸着される部品Eのランドに対する角度をR軸モーターMrによって調整してから、Z軸モーターMzによってノズルNを下降させることで、部品Eを基板Bのランドに載置する。
また、部品実装機1は、X方向において、2個の部品供給部21の間に配置された部品認識カメラ51を備え、この部品認識カメラ51は、上方を向いた状態で基台11に取り付けられている。この部品認識カメラ51は、Y方向において搬送部12の両側に配置されている。これに対して、部品供給箇所23から部品EをピックアップしたノズルNは、基板Bのランドに部品Eを載置する前に、部品認識カメラ51に対して当該部品Eを上方から対向させる。そして、部品認識カメラ51は、ノズルNに吸着される部品Eを下方から撮像することで、部品認識画像Irを取得する。この部品認識画像Irは、部品認識カメラ51から撮像制御部140を介して演算処理部110に送信され、演算処理部110は、部品認識画像Irの取得時におけるノズルNの位置と、部品認識画像Irにおける部品Eの位置とに基づき、ノズルNに対する部品Eの位置を認識する。なお、演算処理部110は、各モーターMx、My、Mz、Mrのエンコーダー出力を駆動制御部130から受信することで、部品認識画像Irの取得時のノズルNの位置を確認することができる。こうして、部品Eの位置を認識する部品認識が実行される。
特に、記憶部120には、認識パラメータデータベース171が保存されており、部品認識は、認識パラメータデータベース171に保存された認識パラメータに基づき実行される。この認識パラメータは、部品認識カメラ51により部品Eを撮像して部品認識画像Irを取得する際の照明のレベルと、部品認識画像Irから部品Eを抽出するために部品認識画像Irの画素値を二値化するのに使用される閾値とを示す。
さらに、部品実装機1は、UI(User
Interface)53を備える。このUI53は例えばタッチパネルディスプレイによって構成される。これに対して、コントローラー100はUI制御部160を有し、UI制御部160は、演算処理部110の指令に応じた画面をUI53のタッチパネルディスプレイに表示するとともに、作業者によるタッチパネルディスプレイへの入力を演算処理部110に送信する。
また、記憶部120には、部品実装機1で発生したエラーに対応する作業を実行する作業者を支援するために使用されるエラー対応支援プログラム172、ログ173、手順データベース174および対応表175が保存される。続いては、これらを用いて実行されるエラー対応支援について説明する。
図3はエラー対応支援の一例を示すフローチャートであり、図4はエラー対応支援で実行される手順追加モードの一例を示すフローチャートであり、図5はエラー対応支援で実行される手順案内モードの一例を示すフローチャートである。図3のエラー対応支援は、演算処理部110によってエラー対応支援プログラム172に基づき実行される。
演算処理部110は、部品実装機1におけるエラーの発生の有無を監視する。部品実装機1で発生するエラーとしては、例えば、部品認識の失敗、トップテープの剥離・切開の失敗あるいはノズルNへの負圧の供給の失敗等が挙げられる。そして、部品実装機1でのエラーの発生が確認されると(ステップS101で「YES」)、演算処理部110は、例えば図6Aのエラー報知画面をUI53に表示する。ここで、図6Aはエラー報知画面の一例を示す図である。
図6Aのエラー報知画面Saは、部品認識の失敗が生じたことを示す「認識エラー」との表題と、「部品の認識に失敗しました」とのメッセージとを表示する。また、エラー報知画面Saは、「手順追加」と記載された手順追加ボタンBa1と、「エラークリア」と記載されたエラークリアボタンBa2とを有する。エラークリアボタンBa2が作業者によって選択されると(ステップS103で「YES」)、図3のエラー対応支援が終了する。一方、手順追加ボタンBa1が作業者によって選択されると(ステップS104で「YES」)、図4の手順追加モードが実行される(ステップS105)。ここで、ボタンの選択とは、作業者がUI53のタッチパネルディスプレイにおいてボタンを押す(換言すれば、ボタンに触れる)作業を示す。
図4に示すように、手順追加モードでは、作業者が作業を実行したか否かが確認される(ステップS201)。この際、作業者は、図6Bおよび図6Cに示される作業入力画面を用いて作業を実行することができる。図6Bおよび図6Cは作業入力画面の一例を示す図である。特に、図6Bは作業入力画面Sbの部品情報表示階層Sb1を示し、図6Cは作業入力画面Sbの部品認識設定階層Sb2を示す。つまり、作業入力画面Sbは、部品情報表示階層Sb1および部品認識設定階層Sb2を含む複数の階層を有して、作業者の入力に応じて複数の階層のうちの一の階層を表示する。
部品情報表示階層Sb1は、部品Eを供給するテープフィーダ22の種類・位置や、部品Eを供給する部品供給テープの種類あるいは部品Eを吸着するノズルNの種類といった部品Eに関する情報を示す。また、部品情報表示階層Sb1に表示される「部品ポチ」と記載された部品編集ボタンBb11が作業者によって選択されると、作業入力画面Sbは部品認識設定階層Sb2を表示する。この部品認識設定階層Sb2は、部品Eを認識するために使用される認識パラメータ(照明レベル、閾値)等の部品認識に関する情報を示す。さらに、部品認識設定階層Sb2は、ノズルNによる部品Eの吸着の実行を指示する吸着ボタンBb21や、部品認識の実行を指示する認識テストボタンBb22等を有する。
そして、作業者が作業入力画面Sbの部品情報表示階層Sb1あるいは部品認識設定階層Sb2を用いて作業を実行すると(ステップS201で「YES」)、演算処理部110は、当該作業に応じた動作を部品実装機1に実行させ、あるいは当該作業に応じた画面をUI53のディスプレイに表示させる(ステップS202)。例えば、吸着ボタンBb21を選択する作業が作業者によって実行されると、演算処理部110は、ノズルNによって部品Eを吸着する動作をロータリーヘッド4に実行させる。あるいは、認識テストボタンBb22を選択する作業が作業者によって実行されると、演算処理部110は、部品認識カメラ51によって部品Eを撮像することで部品認識画像Irを取得して、部品認識画像Irのうちから部品Eを抽出する部品認識を実行する。
こうして作業者によって実行された作業は、ログ173に記録される(ステップS203)。そして、作業者がエラー対応作業を終了することを示すエラー終了ボタンを選択するまで(ステップS204で「YES」)、ステップS201~S203が繰り返される。このエラー終了ボタンは、例えば、作業入力画面Sb1および部品認識設定階層Sb2の少なくとも一方に設けられている。
このようなステップS201~S204を実行することで、例えば図7に示す一連の作業が記録される。ここで、図7は作業者によって実行された一連の作業の記録態様の一例を模式的に示す図であり、作業者が行った作業に対応してログ173に記録される記録内容を示す。作業者が部品ボタンを押すと、部品ボタンを押した時刻と部品ボタンを識別するボタンID1とが対応付けられてログ173に記録される。なお、部品ボタンは、作業入力画面Sbの部品情報表示階層Sb1より上の階層に設けられており、部品ボタンが押されると、作業入力画面Sbは部品情報表示階層Sb1を表示する。同様に、作業者が部品編集ボタンBb11、吸着ボタンBb21および認識テストボタンBb22を押すと、各ボタンBb11、Bb21、Bb22を押した各時刻と、各ボタンBb11、Bb21、Bb22を識別するボタンID2、ID3mID4とが対応付けられてログ173に記録される。また、作業者は、部品認識設定階層Sb2において部品外形を編集する作業を行っている。ただし、この編集作業はログ173に記録されない。また、作業者が部品実装機1の前カバー(部品実装機1のハウジングに設けられた前後のカバーのうちの前カバー)を開けると、当該前カバーの開閉を検出するカバーセンサー1の出力がOFFになった時刻と、当該カバーセンサー1の検出値(OFF)とが対応付けられてログ173に記録される。
つまり、ログ173には、UI53において作業者によって選択されたボタンを識別する識別子(ボタンID)と、当該識別子に対応するボタンが操作された時刻とが対応付けられて、記録内容として記録される。また、ログ173には、作業者による作業の対象となった部品実装機1の部材(カバー)の状態変化を検出するセンサー(カバーセンサー1)が出力する検出値と、当該検出値がセンサーから出力された時刻とが対応付けられて、記録内容として記録される。
ステップS205では、演算処理部110は、ログ173に記録された各作業から手順を生成する。この手順の生成は、図8に示す対応表175に基づき実行される。図8は対応表の一例を模式的に示す図であり、ログ173の記録内容と手順を構成する作業とを対応付ける。そして、演算処理部110は、ログ173の記録内容を、対応表175によって当該記録内容に対応付けられた作業に変換する。これによって、ログ173の複数の記録内容にそれぞれ対応する複数の作業で構成される手順が生成される。この手順は、複数の作業を、それぞれに対応する複数の記録内容の時刻の順に実行することを示す。
演算処理部110は、こうして生成された手順を保存するかを作業者に確認する図9Aの保存確認画面ScをUI53に表示して、手順の保存の要否を判定する(ステップS206)。ここで、図9Aは生成した手順の保存の要否を確認する保存確認画面の一例を示す図である。図9Aの保存確認画面Scでは、手順を構成する複数の作業1~5と、保存の要否を入力するボタン(はいボタン、いいえボタン)とが設けられている。作業者が「いいえボタン」を選択した場合には、生成した手順を保存せずに、図4の手順追加モードが終了する。
作業者が「はいボタン」を選択した場合には、演算処理部110は、作業者の手順に対する編集を受け付ける図9Bの手順編集画面SdをUI53に表示する(ステップS207)。ここで、図9Bは生成された手順に対する作業者の編集を受け付ける手順編集画面の一例を示す図である。図9Bの手順編集画面Sdでは、手順に対応するエラー原因と、手順を構成する複数の作業1~5と、編集の完了を示す完了ボタンと、編集のキャンセルを示すキャンセルボタンとが示されている。
そして、演算処理部110は、手順編集画面Sdに対して作業者が実行した編集に応じて手順編集画面Sdの表示を、例えば図9Cに示すように変更する。図9Cは編集された手順編集画面の一例を示す図である。図9Cの例では、エラー原因として、部品データ不備が入力されるとともに、作業5の内容が「前カバーを開ける」から「部品データ編集」に変更されている。
手順編集画面Sdにおいて「完了ボタン」が選択されると、演算処理部110は、手順編集画面Sdに対して実行された編集内容を維持しつつ、編集を終了する(ステップS208で「YES」)。一方、手順編集画面Sdにおいて「キャンセルボタン」が選択されると、演算処理部110は、手順編集画面Sdに対して実行された編集内容を破棄して、編集を終了する(ステップS208で「YES」)。
そして、演算処理部110は、記憶部120の手順データベース174に手順を保存する(ステップS209)。具体的には、ステップS205で生成された手順に対する編集が維持されていない場合には、当該手順が手順データベース174に保存される。ここで、編集が維持されていない場合とは、編集の実行後に編集が破棄された場合と、編集が実行されなかった場合とを含む。また、ステップS205で生成された手順に対する編集が維持されている場合には、編集された手順が手順データベース174に保存される。
以上が、図3のエラー対応支援のステップS104において、手順追加ボタンBa1が作業者によって選択されて(ステップS104で「YES」)、ステップS105で手順追加モード(図4)が実行された場合の例である。また、こうして手順が手順データベース174に追加されると、作業者は、当該手順を参照しつつ作業を行うことができる。つまり、手順データベース174への手順の追加後は、ステップS102で表示されるエラー画面では、手順データベース174に保存された手順を選択できる例えば図10Aのエラー報知画面Saが表示される。
図10Aは手順追加後のエラー報知画面の一例を示す図である。図10Aのエラー報知画面Saでは、認識エラーの原因の候補として、部品データの不備(原因1)が示されるとともに、当該原因1に対応するボタンBa3が設けられている。このボタンBa3は、部品データの不備に対応する手順の案内を求めるボタンである。したがって、作業者がボタンBa3を選択すると(ステップS106で「YES」)、図5の手順案内モードが実行される(ステップS107)。
図5に示すように、手順案内モードでは、ステップS106で選択されたボタンBa3に対応する手順(部品データの不備に対応する手順)を案内する手順案内画面Se(図10B)がUI53に表示される(ステップS210)。図10Bは手順案内画面の一例を示す図である。手順案内画面Seでは、手順の目的(認識の設定)と、当該手順を構成する作業1、2、2-1、3、3-1の内容と、作業1、2、2-1、3に対応する動作ボタンBe1、Be2、Be3、Be4とが設けられている。また、手順案内画面Seには、戻るボタンBe5、終了ボタンBe6および右に移動ボタンBe7が設けられている。
作業者が戻るボタンBe5を選択すると、UI53に表示される画面が、図10Bの手順案内画面Seから図10Aのエラー報知画面Saに戻る。作業者が終了ボタンBe6を選択すると、図10Bの手順案内画面Seの表示が終了する。また、作業者が右に移動ボタンBe7を選択すると、UI53のタッチパネルディスプレイにおいて、手順案内画面Seが右に移動して、手順案内画面Seの後ろに隠れていた作業入力画面Sbが手順案内画面Seの左側に表示される(図10C)。ここで、図10Cは作業入力画面と手順案内画面との並列表示態様の一例を示す図である。
図10Cの手順案内画面Seでは、左に移動ボタンBe7と、エラー終了ボタンBe8とが設けられている。作業者が左に移動ボタンBe7を選択すると、手順案内画面Seが左に移動して作業入力画面Sbに重なって、図10Bの表示に戻る。作業者がエラー終了ボタンBe8を選択すると、手順案内画面Seの表示が終了する。なお、作業者は、UI53のタッチパネルディスプレイに対してスワイプを実行することで、作業入力画面Sbの前に手順案内画面Seを表示する表示態様(図10B)と、作業入力画面Sbと手順案内画面Seとを並列して表示する表示態様(図10C)と、手順案内画面Seの前に作業入力画面Sbを表示する表示態様とを切り換えることができる。
したがって、作業者は、手順案内画面Seが案内する手順を参照しつつ作業を実行することができる。かかる作業者による作業の実行に応じて、上記と同様にしてステップS201~S204が実行される。また、手順案内画面Seでは、手順に従って選択すべきボタンがブリンクで表示される。なお、図10Cでは、ブリンクで表示されるボタンは、符号Kが付された破線四角で囲まれており、以下でも同様の表記を用いる。
図10Cでは、部品ボタンBe1がブリンクで表示され、作業者が部品ボタンBe1を選択すると、作業入力画面Sbにおいて部品情報表示階層Sb1が表示される(図10D)。ここで、図10Dは作業入力画面と手順案内画面との並列表示態様の一例を示す図である。また、部品ボタンBe1の選択に伴って作業1が完了したことで、手順案内画面Seにおいて、作業2に対応する部品編集ボタンBe2がブリンクで表示されるとともに、作業入力画面Sbの部品情報表示階層Sb1において部品編集ボタンBb2がブリンクで表示される(図10D)。
作業者が手順案内画面Seの部品編集ボタンBe2あるいは部品情報表示階層Sb1の部品編集ボタンBb2を選択すると、作業入力画面Sbにおいて部品認識設定階層Sb2が表示される(図10E)。ここで、図10Eは作業入力画面と手順案内画面との並列表示態様の一例を示す図である。また、部品編集ボタンBe2あるいはBb2の選択に伴って作業2が完了したことで、手順案内画面Seにおいて、作業2-1に対応する吸着ボタンBe3がブリンクで表示されるとともに、作業入力画面Sbの部品認識設定階層Sb2において吸着ボタンBb3がブリンクで表示される(図10E)。
作業者が手順案内画面Seの吸着ボタンBe3あるいは部品情報表示階層Sb1の吸着ボタンBb3を選択すると、部品実装機1において、ノズルNによる部品Eの吸着が実行される。また、吸着ボタンBe3あるいはBb3の選択に伴って作業2-1が完了したことで、手順案内画面Seにおいて、作業3に対応する認識テストボタンBe4がブリンクで表示されるとともに、作業入力画面Sbの部品認識設定階層Sb2において認識テストボタンBb4がブリンクで表示される(図10F)。ここで、図10Fは作業入力画面と手順案内画面との並列表示態様の一例を示す図である。
作業者が手順案内画面Seの認識テストボタンBe4あるいは部品情報表示階層Sb1の認識テストボタンBb4を選択すると、部品実装機1において、部品認識が実行される。そして、作業者は、この認識結果に基づき部品データ(部品Eの外形寸法等)を編集することができる(作業3-1)。
こうして作業者によって実行された作業は、ログ173に記録される(ステップS203)。そして、作業者がエラー対応作業を終了することを示すエラー終了ボタンを選択するまで(ステップS204で「YES」)、ステップS201~S203が繰り返される。
このようなステップS201~S204を実行することで、例えば図11に示す一連の作業が記録される。ここで、図11は作業者によって実行された一連の作業の記録態様の一例を模式的に示す図であり、作業者が行った作業に対応してログ173に記録される記録内容を示す。作業者が部品ボタンを押すと、部品ボタンを押した時刻と部品ボタンを識別するボタンID1とが対応付けられてログ173に記録される。なお、部品ボタンは、作業入力画面Sbの部品情報表示階層Sb1より上の階層に設けられており、部品ボタンが押されると、作業入力画面Sbは部品情報表示階層Sb1を表示する。同様に、作業者が部品編集ボタンBe2、Bb2、吸着ボタンBe3、Bb3および認識テストボタンBe4、Bb4を押すと、各ボタンBe2、Bb2、Be3、Bb3、Be4、Bb4を押した各時刻と、各ボタンBe2、Bb2、Be3、Bb3、Be4、Bb4を識別するボタンID2、ID3mID4とが対応付けられてログ173に記録される。なお、手順案内画面Seの部品編集ボタンBe2と、作業入力画面Sbの部品編集ボタンBe2とは、同一の機能を有することから、同一のボタンID2が付される。他のボタンについても同様である。つまり、手順案内画面Seと作業入力画面Sbとに設けられた同一機能のボタンに対しては同一のボタンIDが付される。さらに、作業者が基板データ保存ボタンを押すと、基板データ保存ボタンを押した時刻と、基板データ保存ボタンを識別するボタンID5とが対応付けられてログ173に記録される。ここで基板データ保存ボタンは、基板Bに実装する部品Eの種類などを示す基板データの記憶部120への保存を演算処理部110に指示するためのボタンであり、例えばエラー報知画面Saおよび作業入力画面Sbそれぞれに設けられる。そして、基板データ保存ボタンが押されると、演算処理部110は、基板データを記憶部120に保存する。
ステップS205では、演算処理部110は、ログ173に記録された各作業から手順を生成する。この手順の生成は、図8に示す対応表175に基づき、上記と同様にして実行される。
ステップS211では、演算処理部110は、旧手順から新手順に変更するかを確認する手順変更確認画面Sf(図12A)をUI53に表示する。ここで、図12Aは手順変更確認画面の一例を示す図である。この手順変更確認画面Sfでは、ステップS210、S201~S205を経て新たに生成された手順が新手順として示されるとともに、エラー報知画面SaのボタンBa3(図10A)の選択によって案内された手順(すなわち、ステップS210で案内された手順)が旧手順として示される。また、手順変更確認画面Sfには、「はいボタン」および「いいえボタン」が示される。そして、作業者によって「いいえボタン」が選択されると(ステップS211で「NO」)、図5の手順案内モードが終了する。
一方、作業者によって「はいボタン」が選択されると(ステップS211で「YES」)、演算処理部110は、作業者の手順に対する編集を受け付ける図12Bの手順編集画面SgをUI53に表示する(ステップS207)。ここで、図12Bは新たに生成された手順に対する作業者の編集を受け付ける手順編集画面の一例を示す図である。図12Bの手順編集画面Sgでは、手順に対応するエラー原因と、新たに生成された手順を構成する複数の作業1~5と、編集の完了を示す完了ボタンと、編集のキャンセルを示すキャンセルボタンとが示されている。
そして、演算処理部110は、手順編集画面Sgに対して作業者が実行した編集に応じて手順編集画面Sgの表示を、例えば図12Cに示すように変更する。ここで、図12Cは編集された手順編集画面の一例を示す図である。図12Cの例では、作業5の内容が「基板データ保存」から「部品データ編集」に変更され、「基板データ保存」を行う作業6が追加されている。
手順編集画面Sgにおいて「完了ボタン」が選択されると、演算処理部110は、手順編集画面Sgに対して実行された編集内容を維持しつつ、編集を終了する(ステップS208で「YES」)。一方、手順編集画面Sgにおいて「キャンセルボタン」が選択されると、演算処理部110は、手順編集画面Sgに対して実行された編集内容を破棄して、編集を終了する(ステップS208で「YES」)。
そして、演算処理部110は、記憶部120の手順データベース174に手順を保存する(ステップS209)。具体的には、ステップS205で生成された手順に対する編集が維持されていない場合には、当該手順が手順データベース174に保存される。また、ステップS205で生成された手順に対する編集が維持されている場合には、編集された手順が手順データベース174に保存される。
以上に説明する実施例では、部品実装機1(基板処理装置)に発生したエラーに対応して作業者が実行した作業が記録される(ステップS203)。こうして記録された作業をエラー発生時に作業者に提示する手順に変換することで、当該手順が生成される(ステップS205)。したがって、作業者は当該手順を参照しつつエラーへの対応作業を行うことができ、エラーへの対応作業を行う作業者による速やかなエラー解決が可能となっている。
また、演算処理部110(手順編集部)は、ステップS205で生成された手順に対する作業者による編集を受け付ける(ステップS207、S208)。かかる構成では、作業者のニーズに応じて手順を編集することができ、作業者にとって利便性の高い手順を用意することができる。
また、エラーが発生した際には、UI53(表示部)が作業者に対して手順を示す手順案内画面Se(手順提示画面)を表示する(ステップS210)。かかる構成では、作業者は、UI53に表示された手順案内画面Seを確認することで、手順を簡単に参照することができる。
また、部品実装機1が実行する動作を制御する演算処理部110(動作制御部)が具備されており、UI53は、部品実装機1に実行させる動作に対応する動作ボタンBb11、Bb21、Bb22(部品編集ボタン、吸着ボタン、認識テストボタン)を示す作業入力画面Sb(動作入力画面)を表示する。そして、演算処理部110は、作業入力画面Sbにおいて作業者により選択された動作ボタンBb11、Bb21、Bb22に対応する動作を、部品実装機1に実行させる(ステップS202)。また、演算処理部110(作業記録部)は、作業者による作業入力画面Sbにおける動作ボタンBb11、Bb21、Bb22の選択を作業として記録する(ステップS203)。かかる構成では、作業者は、作業入力画面Sbに示された動作ボタンBb11、Bb21、Bb22を選択することでエラーに対応する作業を実行できる。しかも、作業者による作業入力画面Sbにおける動作ボタンBb11、Bb21、Bb22の選択が作業として記録されて(ステップS203)、当該作業に基づき手順が生成される(ステップS205)。そのため、作業者は、以後に同様のエラーが発生した場合に当該手順を参照することで、速やかにエラーを解決することができる。
また、手順案内画面Seに表示される手順は、複数の作業1、2、2-1、3、3-1(操作)を実行する順序を示す。また、図10D~図10Fに示すように、作業(操作)は、作業入力画面Sbに示される動作ボタンBb2、Bb3、Bb4の選択を含む。これに対して、手順案内画面Seは、複数の作業のそれぞれに対応する動作ボタンBe2、Be3、Be4を表示する。つまり、作業入力画面Sbおよび手順案内画面Seの両方に動作ボタンBb2、Bb3、Bb4、Be2、Be3、Be4が表示される。そのため、作業者は、作業入力画面Sbおよび手順案内画面Seのいずれにおいても動作ボタンBb2、Bb3、Bb4、Be2、Be3、Be4の選択を行うことができ、作業者の利便性がよい。
また、作業入力画面Sbおよび手順案内画面Seは、複数の作業(操作)のうち、次に実行すべき一の作業に対応する動作ボタンを、他の操作に対応する動作ボタンに対して異なる態様(具体的には、ブリンク)で表示する。かかる構成では、作業者は、次の選択すべき動作ボタンBb2、Bb3、Bb4、Be2、Be3、Be4を簡便に把握でき、手順に即して速やかに操作を実行できる。
また、UI53は、作業者によるスワイプに応じて、作業入力画面Sbおよび手順案内画面Seの間で表示する画面を切り換える。かかる構成では、作業者は、作業入力画面Sbおよび手順案内画面Seの間で画面を簡単に切り換えることができ、作業者の利便性がよい。
また、部品実装機1は、部品Eを供給するテープフィーダ22と、テープフィーダ22によって供給された部品Eを吸着して基板Bに実装するロータリーヘッド4(実装ヘッド)と、ロータリーヘッド4によって吸着された部品Eを撮像して部品認識画像Irを取得する部品認識カメラ51と、部品認識画像Irに基づき部品Eを認識する部品認識を実行する演算処理部110(部品認識部)とを備える。これに対して、UI53は、テープフィーダ22が供給する部品Eをロータリーヘッド4に吸着させる吸着ボタンBb21および演算処理部110に部品認識を実行させる認識テストボタンBb22(部品認識ボタン)のそれぞれを表示する。かかる構成では、部品実装機1で発生したエラーへの対応作業を行う作業者による速やかなエラー解決が可能となる。
以上に説明したように本実施形態では、部品実装機1が本発明の「基板処理装置」の一例に相当し、テープフィーダ22が本発明の「フィーダ」の一例に相当し、ロータリーヘッド4が本発明の「実装ヘッド」の一例に相当し、部品認識カメラ51が本発明の「部品認識カメラ」の一例に相当し、UI53が本発明の「表示部」の一例に相当し、演算処理部110および記憶部120が本発明の「作業記録部」の一例に相当し、コントローラー100およびUI53が本発明の「エラー対応支援装置」の一例に相当し、演算処理部110が本発明の「手順編集部」の一例に相当し、演算処理部110が本発明の「動作制御部」の一例に相当し、エラー対応支援プログラム172が本発明の「エラー対応支援プログラム」の一例に相当し、基板Bが本発明の「基板」の一例に相当し、動作ボタンBb2、Bb3、Bb4、Be2、Be3、Be4が本発明の「動作ボタン」の一例に相当し、吸着ボタンBb21が本発明の「吸着ボタン」の一例に相当し、認識テストボタンBb22が本発明の「部品認識ボタン」の一例に相当し、部品認識画像Irが本発明の「画像」の一例に相当し、作業入力画面Sbが本発明の「動作入力画面」の一例に相当し、手順案内画面Seが本発明の「手順提示画面」の一例に相当し、基板Bへの部品Eの実装が本発明の「所定処理」の一例に相当する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したものに対して種々の変更を加えることが可能である。例えば、上記の実施例では、部品実装機1が備えるコントローラー100およびUI53によって本発明に係る「エラー対応支援装置」が構成される。しかしながら、部品実装機1とは別に設けられたサーバーコンピューターによって「エラー対応支援装置」を構成してもよい。この場合、サーバーコンピューターは、部品実装機1と通信を行って、部品実装機1におけるエラーの発生を確認するとともに、ユーザの入力作業(動作ボタンの選択等)に応じて部品実装機1を制御することで、入力作業に対応する動作を部品実装機1に実行する。
また、エラー対応支援の対象となる装置は、部品実装機1に限られない。例えば特開2011-151222号公報に記載の印刷装置において発生したエラーに対応する作業者の作業を支援するように構成することもできる。具体的には、マスクあるいは基板のフィデューシャルマークの撮像や、スキージによる半田のローリングといった動作を印刷装置に実行させる動作ボタンがタッチパネルディスプレイに表示される。作業者がタッチパネルディスプレイにおいて動作ボタンを選択する作業はログに記録され、このログに記録された作業が手順に変換される。そして、次回に印刷装置にエラーが発生した際には、この手順がタッチパネルディスプレイに表示される。
あるいは、WO2015/104799に記載の外観検査装置において発生したエラーに対応する作業者の作業を支援するように構成することもできる。具体的には、基板のフィデューシャルマークの撮像といった動作を外観検査装置に実行させる動作ボタンがタッチパネルディスプレイに表示される。作業者がタッチパネルディスプレイにおいて動作ボタンを選択する作業はログに記録され、このログに記録された作業が手順に変換される。そして、次回に外観検査装置にエラーが発生した際には、この手順がタッチパネルディスプレイに表示される。
また、UI53の構成は、タッチパネルディスプレイに限られず、マウスやキーボード等の入力機器とモニター等の出力機器とで、UI53を構成してもよい。この場合、作業者が入力機器を用いて行った作業をログに記録して、手順に変換すればよい。
また、次に行う作業を示すための表示はブリンクに限られず、他の表示態様によって次に行う作業を示してもよい。
1…部品実装機(基板処理装置)
22…テープフィーダ(フィーダ)
4…ロータリーヘッド(実装ヘッド)
51…部品認識カメラ
53…UI(表示部、エラー対応支援装置)
110…演算処理部(作業記録部、手順編集部、動作制御部
120…記憶部(作業記録部)
100…コントローラー(エラー対応支援装置)」の一例に相当し、
172…エラー対応支援プログラム
B…基板
Bb2、Bb3、Bb4、Be2、Be3、Be4…動作ボタン
Ir…部品認識画像(画像)
Sb…作業入力画面(動作入力画面)
Se…手順案内画面(手順提示画面)

Claims (12)

  1. 基板に所定処理を実行する基板処理装置において発生したエラーに対応して作業者が実行した作業を記録する作業記録部と、
    前記作業記録部が記録した作業を、前記エラーの発生時に前記作業者に提示する手順に変換することで、前記手順を生成する手順生成部と
    を備えたエラー対応支援装置。
  2. 前記手順生成部によって生成された前記手順に対する作業者による編集を受け付ける手順編集部をさらに備える請求項1に記載のエラー対応支援装置。
  3. 前記エラーの発生時に、作業者に対して前記手順を示す手順提示画面を表示する表示部をさらに備える請求項1に記載のエラー対応支援装置。
  4. 前記基板処理装置が実行する動作を制御する動作制御部をさらに備え、
    前記表示部は、前記基板処理装置に実行させる動作に対応する動作ボタンを示す動作入力画面を表示し、
    前記動作制御部は、前記動作入力画面において作業者により選択された前記動作ボタンに対応する動作を、前記基板処理装置に実行させ、
    前記作業記録部は、作業者による前記動作入力画面における前記動作ボタンの選択を前記作業として記録する請求項3に記載のエラー対応支援装置。
  5. 前記手順は、複数の操作のそれぞれを前記作業として実行する順序を示し、
    前記操作は、前記動作入力画面における前記動作ボタンの選択を含み、
    前記手順提示画面は、前記複数の操作のそれぞれに対応する前記動作ボタンを表示する請求項4に記載のエラー対応支援装置。
  6. 前記動作入力画面および前記手順提示画面は、前記複数の操作のうち、次に実行すべき一の操作に対応する前記動作ボタンを、他の操作に対応する前記動作ボタンに対して異なる態様で表示する請求項5に記載のエラー対応支援装置。
  7. 前記動作入力画面および前記手順提示画面は、前記一の操作に対応する前記動作ボタンをブリンクによって表示する請求項6に記載のエラー対応支援装置。
  8. 前記表示部は、作業者によるスワイプに応じて、前記動作入力画面および前記手順提示画面の間で表示する画面を切り換える請求項4に記載のエラー対応支援装置。
  9. 前記基板処理装置は、部品を供給するフィーダと、前記フィーダによって供給された前記部品を吸着して前記基板に実装する実装ヘッドと、前記実装ヘッドによって吸着された前記部品を撮像して画像を取得する部品認識カメラと、前記画像に基づき前記部品を認識する部品認識を実行する部品認識部とを備えた部品実装機であり、
    前記表示部は、前記フィーダが供給する前記部品を前記実装ヘッドに吸着させる吸着ボタン、および前記部品認識部に前記部品認識を実行させる部品認識ボタンのそれぞれを前記動作ボタンとして表示する請求項4ないし8のいずれか一項に記載のエラー対応支援装置。
  10. 基板に所定処理を実行する基板処理装置において発生したエラーに対応して作業者が実行した作業を記録する工程と、
    記録された作業を、前記エラーの発生時に前記作業者に提示する手順に変換することで、前記手順を生成する工程と
    を備えたエラー対応支援方法。
  11. 基板に所定処理を実行する基板処理装置において発生したエラーに対応して作業者が実行した作業を記録する工程と、
    記録された作業を、前記エラーの発生時に前記作業者に提示する手順に変換することで、前記手順を生成する工程と
    をコンピュータに実行させるエラー対応支援プログラム。
  12. 基板に部品を実装する実装ヘッドを備えた部品実装機であって、
    前記部品実装機において発生したエラーに対応して作業者が実行した作業を記録する作業記録部と、
    前記作業記録部が記録した作業を、前記エラーの発生時に前記作業者に提示する手順に変換することで、前記手順を生成する手順生成部と
    を備えた部品実装機。
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