JP2023166846A - フレーク状メタリックカラー粉末、メタリックカラー塗料、メタリックカラー樹脂ペレット、化粧品、容器、車両用内外装部材、フレーク状メタリックカラー粉末の製造方法 - Google Patents

フレーク状メタリックカラー粉末、メタリックカラー塗料、メタリックカラー樹脂ペレット、化粧品、容器、車両用内外装部材、フレーク状メタリックカラー粉末の製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】単一の層で様々な色のメタリックカラー発色を実現できるフレーク状メタリックカラー粉末、メタリックカラー塗料、メタリックカラー樹脂ペレット、化粧品、容器、車両用内外装部材、フレーク状メタリックカラー粉末の製造方法を提供する。【解決手段】シリコンを含むシリコン層と、シリコン層の両方の面上に設けられた透光性樹脂層と、を有し、シリコン層の厚みは、50nm以上である、フレーク状メタリックカラー粉末。【選択図】なし

Description

本発明は、フレーク状メタリックカラー粉末、メタリックカラー塗料、メタリックカラー樹脂ペレット、化粧品、容器、車両用内外装部材、フレーク状メタリックカラー粉末の製造方法に関する。より詳細には、本発明は、単一の層で様々な色のメタリックカラー発色を実現できるフレーク状メタリックカラー粉末、メタリックカラー塗料、メタリックカラー樹脂ペレット、化粧品、容器、車両用内外装部材、フレーク状メタリックカラー粉末の製造方法に関する。
従来、種々の基材にメタリックカラーを付与するための顔料が検討されている。特許文献1には、Al23等の緑色固有干渉色を有するフレーク状基材上に、Fe23等の少なくとも1層を設けることで、金色干渉色を呈する金色干渉顔料が開示されている。
特表2015-532676号公報
しかしながら、特許文献1に記載の金色干渉顔料は、いわゆる、構造色(干渉色)により、金色を呈する顔料である。そのため、特許文献1に記載の顔料は、屈折率の異なる金属酸化物層を2層以上積層しないと、金色発色を実現することができない。そのため、このような構造色によるメタリックカラー顔料は、金属酸化物層を複数層積層することにより、顔料の構造が複雑になり、また、製造プロセスが煩雑である。
本発明は、このような従来の発明に鑑みてなされたものであり、単一の層で様々な色のメタリックカラー発色を実現できるフレーク状メタリックカラー粉末、メタリックカラー塗料、メタリックカラー樹脂ペレット、化粧品、容器、車両用内外装部材、フレーク状メタリックカラー粉末の製造方法を提供することを目的とする。
本発明者は、鋭意検討した結果、シリコン層の両面に透光性樹脂層を形成し、シリコン層の厚みを調整したフレーク状メタリックカラー粉末が、上記課題を解決し得ることを見出し、本発明を完成させた。すなわち、本発明のフレーク状メタリックカラー粉末、メタリックカラー塗料、メタリックカラー樹脂ペレット、化粧品、容器、車両用内外装部材、フレーク状メタリックカラー粉末の製造方法には、以下の構成が主に含まれる。
(1)シリコンを含むシリコン層と、前記シリコン層の両方の面上に設けられた透光性樹脂層と、を有し、前記シリコン層の厚みは、50nm以上である、フレーク状メタリックカラー粉末。
このような構成によれば、フレーク状メタリックカラー粉末は、単一の層で様々な色のメタリックカラー発色を実現できる。
(2)L*a*b*色空間において、以下の式(1)で表される彩度C*の値は、1.1~21である、(1)記載のフレーク状メタリックカラー粉末。
彩度C*=(a*2+b*21/2・・・式(1)
このような構成によれば、フレーク状メタリックカラー粉末は、彩度がより優れる。
(3)L*a*b*色空間において、明度L*と彩度C*との比(L*/C*)は、41以下である、(1)または(2)記載のフレーク状メタリックカラー粉末。
このような構成によれば、フレーク状メタリックカラー粉末は、明度と彩度とのバランスがより優れる。
(4)(1)~(3)のいずれかに記載のフレーク状メタリックカラー粉末と、樹脂と、溶剤とを含む、メタリックカラー塗料。
このような構成によれば、メタリックカラー塗料は、様々な色のメタリックカラー発色を実現できる。
(5)(1)~(4)のいずれかに記載のフレーク状メタリックカラー粉末と、樹脂とを含む、メタリックカラー樹脂ペレット。
このような構成によれば、メタリックカラー樹脂ペレットは、様々な色のメタリックカラー発色を実現できる。
(6)(1)~(5)のいずれかに記載のフレーク状メタリックカラー粉末を含む、化粧品。
このような構成によれば、化粧品は、様々な色のメタリックカラー発色を実現できる。
(7)(1)~(5)のいずれかに記載のフレーク状メタリックカラー粉末を含む、容器。
このような構成によれば、容器は、様々な色のメタリックカラー発色を実現できる。
(8)(1)~(5)のいずれかに記載のフレーク状メタリックカラー粉末を含む、車両用内外装部材。
このような構成によれば、車両用内外装部材は、様々な色のメタリックカラー発色を実現できる。
(9)積層体形成工程と、剥離粉砕工程とを有し、前記積層体形成工程は、基材に積層体を形成する工程であり、前記基材を準備する準備工程と、前記基材上に第1透光性樹脂層を形成する第1透光性樹脂層形成工程と、前記第1透光性樹脂層上に、シリコンを含むシリコン層を形成するシリコン層形成工程と、前記シリコン層上に、第2透光性樹脂層を形成する第2透光性樹脂層形成工程とを含み、前記剥離粉砕工程は、前記基材から前記積層体を剥離する剥離工程と、剥離された前記積層体を粉砕してフレーク状メタリックカラー粉末を得る粉砕工程と、を有する、フレーク状メタリックカラー粉末の製造方法。
このような構成によれば、単一の層で様々な色のメタリックカラー発色を実現できるフレーク状メタリックカラー粉末が得られる。
本発明によれば、単一の層で様々な色のメタリックカラー発色を実現できるフレーク状メタリックカラー粉末、メタリックカラー塗料、メタリックカラー樹脂ペレット、化粧品、容器、車両用内外装部材、フレーク状メタリックカラー粉末の製造方法を提供することができる。
<フレーク状メタリックカラー粉末>
本発明の一実施形態のフレーク状メタリックカラー粉末は、シリコンを含むシリコン層と、シリコン層の両方の面上に設けられた透光性樹脂層と、を有する。シリコン層の厚みは、50nm以上である。以下、それぞれについて説明する。
(シリコン層)
シリコン層は、シリコン(単体シリコン)を含む。シリコンの純度は特に限定されない。一例を挙げると、シリコンの純度は、95質量%以上であることが好ましく、99質量%以上であることがより好ましく、99.9質量%以上であることがさらに好ましい。シリコンの純度が上記範囲内であることにより、フレーク状メタリックカラー粉末は、種々のメタリックカラー発色を実現しやすい。
シリコン層は、本実施形態の効果を奏する限りにおいて、目的に応じて適宜その他の成分を含んでもよい。また、シリコン層は、不可避的に含まれる不純物を含み得る。
シリコン層の厚みは、50nm以上であればよい。また、シリコン層の厚みは、1μm以下であることが好ましく、500nm以下であることがより好ましく、300nm以下であることがさらに好ましい。シリコン層の厚みが50nm未満である場合、フレーク状メタリックカラー粉末は、メタリックカラーを発色現しにくい。また、シリコン層の厚みが1μm以下であることにより、フレーク状メタリックカラー粉末は、所望のカラー感が得られやすい。なお、シリコン層の厚みを測定する方法は特に限定されない。一例を挙げると、シリコン層の厚みは、断面SEM((株)日立ハイテクノロジーズ製、S-4700)により物理膜厚を測定し得る。
(透光性樹脂層)
透光性樹脂層は、シリコン層の両方の面上に設けられる層である。すなわち、フレーク状メタリックカラー粉末は、第1透光性樹脂層、シリコン層、第2透光性樹脂層の積層体である。
第1透光性樹脂層を構成する樹脂は特に限定されない。一例を挙げると、樹脂は、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、シロキサン系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、ブタジエン系樹脂、スチレン-ブタジエン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリル-スチレン系樹脂、アクリル-シリコーン系樹脂、ポリビニルアルコール樹脂、ポリエーテル樹脂、アルキッド樹脂、ポリプロピレン、ポリビニルピロリドン等である。
第2透光性樹脂層を構成する樹脂は特に限定されない。第2透光性樹脂層を構成する樹脂は、上記した第1透光性樹脂層を構成する樹脂と同様である。
第1透光性樹脂層の厚みは特に限定されない。一例を挙げると、第1透光性樹脂層の厚みは、0.05μm以上であることが好ましく、0.1μm以上であることがより好ましく、0.3μm以上であることがさらに好ましい。また、第1透光性樹脂層の厚みは、2.0μm以下であることが好ましく、1.5μm以下であることがより好ましく、1.0μm以下であることがさらに好ましい。第2透光性樹脂層の厚みも同様である。第1透光性樹脂層および第2透光性樹脂層の厚みが上記範囲内であることにより、フレーク状メタリックカラー粉末は、メタリックカラーが発現されやすく、かつ、シリコン層が充分に挟持され得る。なお、第1透光性樹脂層の厚みを測定する方法は特に限定されない。一例を挙げると、第1透光性樹脂層の厚みは、まず、基材の厚みを電子マイクロメーター(ダイアル式厚さゲージ、アンリツ社製、KG3001A)を用いて測り、次いで、同様にトータルの厚み(基材+第1透光性樹脂層の厚み)を測り、その差を算出することにより測定し得る。第2透光性樹脂層の厚みを測定する方法の例としては、次の通りである。まず、(基材+第1透光性樹脂層+シリコン層)の厚みを上記電子マイクロメーターを用いて測り、次いで、(基材+第1透光性樹脂層+シリコン層+第2透光性樹脂層)の厚みを上記電子マイクロメーターを用いて測る。そして、その差を算出することにより第2透光性樹脂層の厚みを測定し得る。
第1透光性樹脂層の全光線透過率は特に限定されない。一例を挙げると、全光線透過率は、70%以上であることが好ましく、80%以上であることがより好ましく、85%以上であることがさらに好ましい。第2透光性樹脂層の全光線透過率も同様である。全光線透過率が上記範囲内であることにより、フレーク状メタリックカラー粉末は、シリコン層のメタリック感が阻害されにくい。なお、本実施形態において、全光線透過率は、NDH5000SP(日本電色工業(株)製)を用いて測定し得る。
フレーク状メタリックカラー粉末全体の説明に戻り、フレーク状メタリックカラー粉末の平均粒径は、3μm以上であることが好ましく、5μm以上であることがより好ましく、10μm以上であることがさらに好ましく、15μm以上であることが特に好ましい。また、フレーク状メタリックカラー粉末の平均粒径は、900μm以下であることが好ましく、600μm以下であることがより好ましく、450μm以下であることがさらに好ましく、370μm以下以上であることが特に好ましい。平均粒径が上記範囲内であることにより、フレーク状メタリックカラー粉末は、光輝性が充分に発揮されやすく、かつ、塗布した際に平滑な面が得られやすい。
なお、本実施形態において、「フレーク状」とは、薄片状、鱗片状、薄板状、平板状、偏平状、扁平状である形状をいう。フレーク状粉末とは、略平坦な面を有し、かつ該略平坦な面に対して垂直方向の厚さが略均一である粉末を意味する。また、フレーク状粉末とは、厚みが比較的小さく、略平坦な面の長さが比較的長い形状の粉末を意味する。なお、略平坦な面の長さは、フレーク状粉末の投影面積と同じ投影面積を持つ円の直径である。略平坦な面の形状としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、略長方形、略正方形、略円形、略楕円形、略三角形、略四角形、略五角形、略六角形、略七角形、略八角形等の多角形、ランダムな不定形などが挙げられる。平均粒径の測定方法は、(株)セイシン企業製のレーザー式粒度分布測定器LMS-3000+MVを用い、フレーク状粉末をエタノール中に固形分濃度が0.3質量%~10質量%程度、添加した状態で、累積50%体積粒子径(D50)を求めることで測定し得る。
また、フレーク状メタリックカラー粉末は、L*a*b*色空間において、以下の式(1)で表される彩度C*の値が、1.1以上であることが好ましい。彩度C*が上記範囲内であることにより、フレーク状メタリックカラー粉末は、彩度がより優れる。
彩度C*=(a*2+b*21/2・・・式(1)
なお、「L*a*b*色空間における反射光」は、いずれも、たとえば、分光色彩計SD7000、コントロールユニットCU-II、色彩管理ソフトColor Mate Pro(日本電色工業(株)製)を用い、粉末に対する反射光を測定することで求め得る。この際、波長範囲を380nm~780nm、光源をD65、視野角を10°、正反射成分を含む(SCI, Specular Component Include)ことを条件とし得る。
本実施形態のフレーク状メタリックカラー粉末は、L*a*b*色空間における反射光の明度L*値が、40以上であることが好ましい。反射光の明度L*値が上記範囲内であることにより、フレーク状メタリックカラー粉末は、反射明度(反射率)も向上する。その結果、積層フィルムは、種々のメタリックカラーが発現されやすい。
フレーク状メタリックカラー粉末は、L*a*b*色空間において、明度L*と彩度C*との比(L*/C*)が、41以下であることが好ましい。また、比(L*/C*)は、1以上であることが好ましい。比(L*/C*)が上記範囲内であることにより、フレーク状メタリックカラー粉末は、明度と彩度とのバランスがより優れる。
以上、本実施形態のフレーク状メタリックカラー粉末は、単一の層で様々な色のメタリックカラー発色を実現できる。
<フレーク状メタリックカラー粉末の製造方法>
本発明の一実施形態のフレーク状メタリックカラー粉末の製造方法は、積層体形成工程と、剥離粉砕工程とを有する。積層体形成工程は、基材に積層体を形成する工程である。積層体形成工程は、基材を準備する準備工程と、基材上に第1透光性樹脂層を形成する第1透光性樹脂層形成工程と、第1透光性樹脂層上に、シリコンを含むシリコン層を形成するシリコン層形成工程と、シリコン層上に、第2透光性樹脂層を形成する第2透光性樹脂層形成工程とを含む。剥離粉砕工程は、基材から積層体を剥離する剥離工程と、剥離された積層体を粉砕してフレーク状メタリックカラー粉末を得る粉砕工程とを有する。以下、それぞれについて説明する。
(積層体形成工程)
積層体形成工程は、基材に積層体を形成する工程である。積層体形成工程は、基材を準備する準備工程と、基材上に第1透光性樹脂層を形成する第1透光性樹脂層形成工程と、第1透光性樹脂層上に、シリコンを含むシリコン層を形成するシリコン層形成工程と、シリコン層上に、第2透光性樹脂層を形成する第2透光性樹脂層形成工程とを含む。
・準備工程
まず、基材を準備する。基材は、平滑な表面を有するものであれば特に限定されない。一例を挙げると、基材は、可撓性、耐熱性、耐溶剤性、及び寸法安定性等を有する樹脂フィルム、金属箔、金属箔と樹脂フィルムの複合フィルム等である。樹脂フィルムは、ポリエステルフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリイミドフィルム、ポリアミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、トリアセテートフィルム等である。金属箔は、銅箔、アルミニウム箔、ニッケル箔、鉄箔、合金箔等である。金属箔と樹脂フィルムの複合フィルムは、上記樹脂フィルムと金属箔とをラミネートしたもの等である。
基材の厚みは特に限定されない。一例を挙げると、基材の厚みは、4μm以上であることが好ましく、8μm以上であることがより好ましく、10μm以上であることがさらに好ましい。また、基材の厚みは、200μm以下であることが好ましく、100μm以下であることがより好ましく、50μm以下であることがさらに好ましい。基材の厚みが上記範囲内であることにより、基材は、ハンドリング性がよく、かつ、適度な柔軟性を有し、剥離等しやすい。
・第1透光性樹脂層形成工程
第1透光性樹脂形成工程は、基材上に第1透光性樹脂層を形成する工程である。
基材上に第1透光性樹脂層を形成する方法は特に限定されない。一例を挙げると、第1透光性樹脂層は、インクジェット法、ブレードコート法、グラビアコート法、グラビアオフセットコート法、バーコート法、ロールコート法、ナイフコート法、エアナイフコート法、コンマコート法、Uコンマコート法、AKKUコート法、スムージングコート法、マイクログラビアコート法、リバースロールコート法、4本ロールコート法、5本ロールコート法、ディップコート法、カーテンコート法、スライドコート法、ダイコート法等により形成され得る。具体的には、溶剤で希釈した第1透光性樹脂をグラビアコートし、乾燥させることによって第1透光性樹脂層を形成する。溶剤としては、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤等を使用し得る。具体的には、MEK、IPA、n-ブタノール、エタノール等を使用し得る。
・シリコン層形成工程
シリコン層形成工程は、第1透光性樹脂層上に、シリコンを含むシリコン層を形成する工程である。
シリコン層を形成する方法は特に限定されない。一例を挙げると、シリコン層は、従来公知の真空蒸着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法等の物理蒸着法等のドライコーティング法により形成され得る。
・第2透光性樹脂層形成工程
第2透光性樹脂層形成工程は、シリコン層上に、第2透光性樹脂層を形成する工程である。
シリコン層上に第2透光性樹脂層を形成する方法は特に限定されない。一例を挙げると、第2透光性樹脂層は、上記した第1透光性樹脂層と同様の方法により形成され得る。具体的には、溶剤で希釈した第2透光性樹脂をグラビアコートし、乾燥させることによって第2透光性樹脂層を形成する。溶剤としては、アルコール系溶剤、ケトン系溶剤等を使用し得る。具体的には、MEK、IPA、n-ブタノール、エタノール等を使用し得る。
以上の工程を経て、基材に、第1透光性樹脂層、シリコン層、第2透光性樹脂層とが積層された積層体が形成される。
(剥離粉砕工程)
剥離粉砕工程は、基材から積層体を剥離する剥離工程と、剥離された積層体を粉砕してフレーク状メタリックカラー粉末を得る粉砕工程とを有する。
・剥離工程
剥離工程は、基材から積層体を剥離する工程である。
・粉砕工程
粉砕工程は、剥離された積層体を粉砕してフレーク状メタリックカラー粉末を得る工程である。積層体を粉砕する方法は特に限定されない。一例を挙げると、粉砕方法は、ジェットミル、ボールミル、リングロールミル、ハンマーミル、チューブミル等を用いる方法である。粉砕は、水中で行われてもよい。その場合、アルコールなどの粘度調節剤、乾燥促進剤、沈降安定剤、界面活性剤等が併用されてもよい。なお、粉砕を積極的に実施しなくとも、基材から積層体を剥離するだけで、積層体が微細なフレーク状のメタリックカラー粉末となる場合もある。また、粉砕と同時に、粗分離および/または分級が行われてもよい。
以上の工程を経て、フレーク状メタリックカラー粉末が得られる。フレーク状メタリックカラー粉末は、単一の層で様々な色のメタリックカラー発色を実現できる。
<メタリックカラー塗料>
本発明の一実施形態のメタリックカラー塗料は、上記したフレーク状メタリックカラー粉末と、樹脂と、溶剤とを含む。以下、それぞれについて説明する。
・フレーク状メタリックカラー粉末
フレーク状メタリックカラー粉末の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、フレーク状メタリックカラー粉末の含有量は、メタリックカラー塗料中、0.05質量%以上であることが好ましく、0.1質量%以上であることがより好ましい。また、フレーク状メタリックカラー粉末の含有量は、メタリックカラー塗料中、10質量%以下であることが好ましく、7質量%以下であることがより好ましい。フレーク状メタリックカラー粉末の含有量が上記範囲内であることにより、フレーク状メタリックカラー粉末が均一に分散しやすく、沈降や凝集がなく、輝度感の優れたメタリックカラー塗料が得られやすい。
・樹脂
樹脂は特に限定されない。一例を挙げると、樹脂は、アルキド樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、エポキシ樹脂、フッ素樹脂等である。
・溶剤
溶剤は特に限定されない。一例を挙げると、溶剤は、トルエン、キシレン、エステル、ケトン等の強溶剤、ターペン系溶剤等の弱溶剤、水等である。
・添加剤
なお、上記のほか、メタリックカラー塗料は、適宜添加剤が添加されてもよい。添加剤は、メタリックカラー塗料のタレ止め、貯蔵中の沈殿防止、塗装や乾燥時の気泡の予防、塗装や乾燥時に表面を滑らかにする等の目的で添加される。
本実施形態のメタリックカラー塗料は、フレーク状メタリックカラー粉末と、樹脂と、溶剤とを混合することにより調製し得る。メタリックカラー塗料は、様々な色のメタリックカラー発色を実現できる。
<メタリックカラー樹脂ペレット>
本発明の一実施形態のメタリックカラー樹脂ペレットは、上記したフレーク状メタリックカラー粉末と、樹脂とを含む。以下、それぞれについて説明する。
・フレーク状メタリックカラー粉末
フレーク状メタリックカラー粉末の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、フレーク状メタリックカラー粉末の含有量は、メタリックカラー樹脂ペレット中、0.01質量%以上であることが好ましい。また、フレーク状メタリックカラー粉末の含有量は、メタリックカラー樹脂ペレット中、10質量%以下であることが好ましく、5質量%以下であることがより好ましく、1質量%以下であることがさらに好ましい。フレーク状メタリックカラー粉末の含有量が上記範囲内であることにより、光輝性の優れたメタリックカラー樹脂ペレットが得られやすい。
・樹脂
樹脂は特に限定されない。一例を挙げると、樹脂は、メタリックカラー塗料に関連して上記したものと同様である。
樹脂の含有量は特に限定されない。一例を挙げると、樹脂の含有量は、メタリックカラー樹脂ペレット中、70質量%以上であることが好ましく、85質量%以上であることがより好ましい。また、樹脂の含有量は、メタリックカラー樹脂ペレット中、99.5質量%以下であることが好ましく、99質量%以下であることがより好ましい。樹脂の含有量が上記範囲内であることにより、光輝性の優れたメタリックカラー樹脂ペレットが得られやすい。
・添加剤
なお、上記のほか、メタリックカラー樹脂ペレットは、適宜添加剤が添加されてもよい。添加剤は、メタリックカラー塗料に関連して上記したものと同様である。
本実施形態のメタリックカラー樹脂ペレットは、フレーク状メタリックカラー粉末を、溶融状態の樹脂に混入し、適宜の形状や大きさに切断して冷却することにより調製し得る。メタリックカラー樹脂ペレットは、様々な色のメタリックカラー発色を実現できる。
<化粧品>
本発明の一実施形態の化粧品は、上記したフレーク状メタリックカラー粉末を含む。化粧品は、様々な色のメタリックカラー発色を実現できる。
化粧品の調製方法は特に限定されない。一例を挙げると、化粧品は、上記実施形態のフレーク状メタリックカラー粉末を、アイシャドーやファンデーション、マニキュア等の化粧材に混入させることにより調製し得る。これにより、得られる化粧品は、ラメ感や光沢性を付与することができ、メイクアップ効果が向上し得る。また、本実施形態のフレーク状メタリックカラー粉末は、ホルムアルデヒドが残存しない。そのため、フレーク状メタリックカラー粉末は、直接肌に塗布する用途にも使用可能である。また、フレーク状メタリックカラー粉末は、粒径が小さく表面が平滑であることから、ざらつきや肌への損傷などがなく、良好な使用感が得られる。
化粧品におけるフレーク状メタリックカラー粉末の含有量は、目的に応じて適宜選択され得る。
<容器>
本発明の一実施形態の容器は、上記したフレーク状メタリックカラー粉末を含む。容器は、様々な色のメタリックカラー発色を実現できる。
容器の種類は特に限定されない。一例を挙げると、容器は、化粧品用途としては、チューブ容器やコンパクト容器等である。その他の用途の容器としては、カップ、缶、瓶、箱、袋、ケース、バスケット、鞄、スーツケース、コンテナ、タンク等である。
容器の製造方法は特に限定されない。一例を挙げると、容器は、メタリックカラー樹脂ペレットを射出成型することにより作製され得る。得られる容器は、ラメ感や光沢性を付与することができる。
容器におけるフレーク状メタリックカラー粉末の含有量は、目的に応じて適宜選択され得る。
<車両用内外装部材>
本発明の一実施形態の車両用内外装部材は、上記したフレーク状メタリックカラー粉末を含む。車両用内外装部材は、様々な色のメタリックカラー発色を実現できる。
車両用内外装部材の種類は特に限定されない。一例を挙げると、車両用内外装部材は、インストルメントパネルガーニッシュおよびオーナメント、オーディオパネル、オートエアコンパネル、ステアリングオーナメント、ドアトリムオーナメント、パワーウィンドウスイッチベゼル、操作系ノブ、スイッチおよびキャップもしくはカバー各種、ラジエーターグリル、ピラーガーニッシュ、バックドアオーナメント、サイドミラーカバー、アウターパネル、リアスポイラー、インサイドもしくはアウトサイドドアハンドル、サイドバイザー、ホイールカバー、二輪自動車用カウリング等である。
車両用内外装部材の製造方法は特に限定されない。一例を挙げると、車両用内外装部材は、対象部材にメタリックカラー粉末を添加した樹脂をスプレー塗装することにより作製され得る。得られる車両用内外装部材は、ラメ感や光沢性を付与することができる。
車両用内外装部材におけるフレーク状メタリックカラー粉末の含有量は、目的に応じて適宜選択され得る。
以下、実施例により本発明をより具体的に説明する。本発明は、これら実施例に何ら限定されない。なお、特に制限のない限り、「%」は「質量%」を意味し、「部」は「質量部」を意味する。
<メタリックカラー感を発現するためのシリコン層の厚みの予備検討>
以下の方法により、基材に積層体を形成し、剥離・粉砕せずに、メタリックカラーが発現するためのシリコン層の厚みについて検討した。
(参考例1)
ポリエステル樹脂からなる基材(厚み20μm)を準備した(基材準備工程)。基材に対して、バーコーターにて塗工し、乾燥することにより、第1透光性樹脂層(厚み1.0μm)を形成した(第1透光性樹脂層形成工程)。次いで、第1透光性樹脂層に対して、真空蒸着法により、シリコン層(厚み36nm)を形成した(シリコン層形成工程)。さらに、シリコン層に対して、バーコーターにて塗工し、乾燥することにより、第2透光性樹脂層(厚み1.0μm)を形成し(第2透光性樹脂層形成工程)、基材上に、積層体(第1透光性樹脂層/シリコン層/第2透光性樹脂層)が形成された参考例1の蒸着膜を作製した。
(参考例2~6)
シリコン層の厚みが表1に示される値となるよう変更した以外は、参考例1と同様の方法により、参考例2~6の蒸着膜を作製した。
参考例1~6の蒸着膜を用いて、目視評価を行い、元の色味(シルバー調)から、メタリックカラー(ゴールド調)を発現するために必要なシリコン層の厚みを評価した。結果を表1に示す。
表1に示されるように、シリコン層の厚みが50nm以上である場合(参考例4~6)に、元の色味(シルバー調)からメタリックカラー(ゴールド調)が発現されることが確認された。なお、上記蒸着膜から基材を剥離し、粉砕してフレーク状メタリックカラー粉末を作製した場合においても、シリコン層の厚みが50nm以上である場合に、元の色味(シルバー調)からメタリックカラー(ゴールド調)が発現されることが確認された。
<実施例1>
ポリエステル樹脂からなる基材(厚み20μm)を準備した(基材準備工程)。基材に対して、バーコーターにて塗工し、乾燥することにより、第1透光性樹脂層(厚み1.0μm)を形成した(第1透光性樹脂層形成工程)。次いで、第1透光性樹脂層に対して、真空蒸着法により、シリコン層(厚み50nm)を形成した(シリコン層形成工程)。さらに、シリコン層に対して、バーコーターにて塗工し、乾燥することにより、第2透光性樹脂層(厚み1.0μm)を形成し(第2透光性樹脂層形成工程)、基材上に、積層体(第1透光性樹脂層/シリコン層/第2透光性樹脂層)が形成された蒸着膜を作製した。得られた蒸着膜から、基材を剥離した(剥離工程)。次いで、ボールミルにより、積層体を粉砕し、フレーク状メタリックカラー粉末(寸法:30μm)を得た。
<実施例2~8、比較例1~2>
表2に記載の処方に変更した以外は、実施例1と同様の方法により、フレーク状メタリックカラー粉末を得た。
得られたフレーク状メタリックカラー粉末の色味を目視で観察するとともに、以下の条件にて光学特性を測定した。結果を表2に示す。なお、彩度C*および色相角hは、以下の式に従って算出した。
(彩度C*の算出式)
彩度C*=(a*2+b*21/2
(色相角hの算出式)
色相角h=tan-1(b*/a*)(単位:°)
(L*a*b*色空間における原点からの距離)
原点からの距離=(L*2+a*2+b*21/2
(測定装置、測定条件)
分光色彩計SD7000、コントロールユニットCU-II、色彩管理ソフトColor Mate Pro
日本電色工業(株)製
粉末に対する反射光を測定
・波長範囲:380nm~780nm
・光源:D65
・視野角:10°
・正反射成分を含む(SCI, Specular Component Include)
Figure 2023166846000002
表2に示されるように、本発明のフレーク状メタリックカラー粉末は、単一の層で様々な色のメタリックカラー発色を実現できた。

Claims (9)

  1. シリコンを含むシリコン層と、前記シリコン層の両方の面上に設けられた透光性樹脂層と、を有し、
    前記シリコン層の厚みは、50nm以上である、フレーク状メタリックカラー粉末。
  2. L*a*b*色空間において、以下の式(1)で表される彩度C*の値は、1.1~21である、請求項1記載のフレーク状メタリックカラー粉末。
    彩度C*=(a*2+b*21/2・・・式(1)
  3. L*a*b*色空間において、明度L*と彩度C*との比(L*/C*)は、41以下である、請求項1または2記載のフレーク状メタリックカラー粉末。
  4. 請求項1または2に記載のフレーク状メタリックカラー粉末と、樹脂と、溶剤とを含む、メタリックカラー塗料。
  5. 請求項1または2に記載のフレーク状メタリックカラー粉末と、樹脂とを含む、メタリックカラー樹脂ペレット。
  6. 請求項1または2に記載のフレーク状メタリックカラー粉末を含む、化粧品。
  7. 請求項1または2に記載のフレーク状メタリックカラー粉末を含む、容器。
  8. 請求項1または2に記載のフレーク状メタリックカラー粉末を含む、車両用内外装部材。
  9. 積層体形成工程と、剥離粉砕工程とを有し、
    前記積層体形成工程は、基材に積層体を形成する工程であり、
    前記基材を準備する準備工程と、
    前記基材上に第1透光性樹脂層を形成する第1透光性樹脂層形成工程と、
    前記第1透光性樹脂層上に、シリコンを含むシリコン層を形成するシリコン層形成工程と、
    前記シリコン層上に、第2透光性樹脂層を形成する第2透光性樹脂層形成工程とを含み、
    前記剥離粉砕工程は、
    前記基材から前記積層体を剥離する剥離工程と、
    剥離された前記積層体を粉砕してフレーク状メタリックカラー粉末を得る粉砕工程と、を有する、フレーク状メタリックカラー粉末の製造方法。
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