JP2023166327A - 車両用内装材 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用内装材において、表皮材と基材との間に形成されるエア溜まりを抑制する。【解決手段】車両用内装材(1)は、基材6と、基材に接合される表皮材7とを有する。表皮材は、表皮層8と、表皮層の基材の側の面に設けられた発泡材層9と、発泡材層の基材の側の面に設けられ、発泡材層よりも高密度であって、かつ通気性を有するソリッド層10とを有する。表皮材は、ソリッド層から発泡材層に向けて凹む複数の第1凹部12を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、車両用内装材に関する。
特許文献1及び特許文献2では、基材及び基材に接着された表皮材を有する積層体(車両用内装材)が開示されている。表皮材は、外観をなす表皮シートと、発泡シートとを接合して形成される。表皮材の発泡シートの側と基材とを接合することにより車両用内装材が形成される。
基材と表皮材との接合には、接着剤による圧着(特許文献2)や、基材及び表皮材の間にホットメルトシートを配置してホットメルトシートの溶融による圧着(特許文献3)が公知である。
特開1997-52246号公報 特開2021-109321号公報 特開2009-83411号公報
基材と表皮材との接合工程において、基材と表皮材との間にエア溜まりが発生する。エア溜まりは、発泡シートと基材との剥離又は浮きを発生させる虞がある。
そこで、本発明は以上の背景に鑑み、車両用内装材において、表皮材と基材との間に形成されるエア溜まりを抑制することを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明は、車両用内装材(1)であって、基材(6)と、前記基材に接合される表皮材(7)とを有し、前記表皮材は、表皮層(8)と、前記表皮層の前記基材の側の面に設けられた発泡材層(9)と、前記発泡材層の前記基材の側の面に設けられ、前記発泡材層よりも高密度であるソリッド層(10)とを含み、前記表皮材は、前記ソリッド層から前記発泡材層に向けて凹む複数の第1凹部(12)を有する。
この態様によれば、表皮材と基材との間にある空気は、各第1凹部に沿って車両用内装材の外方に押し出される。これにより、表皮材と基材との間に形成されるエア溜まりが抑制される。
上記の態様において、複数の前記第1凹部の底部のそれぞれは、前記発泡材層に至ってもよい。
この態様によれば、複数の第1凹部がより大きく形成されるため、表皮材と基材との間にある空気はより効果的に車両用内装材の外方に押し出される。したがって、表皮材と基材との間に形成されるエア溜まりがより効果的に抑制される。
上記の態様において、前記ソリッド層と接合する前記基材の面は、前記基材の内部に向けて凹む複数の第2凹部(14)を有してもよい。
この態様によれば、第1凹部に加え第2凹部によって車両用内装材の外方に向かう空気の流路がより多く形成される。これにより、表皮材と基材との間にある空気は、より効果的に車両用内装材の外方に押し出される。したがって表皮材と基材との間に形成されるエア溜まりがより効果的に抑制される。
上記の態様において、前記基材と前記表皮材が接合するとき、複数の前記第1凹部の一部と複数の前記第2凹部の一部とが互いに対向して配置されてもよい。
この態様によれば、第1凹部に加え、第2凹部によって車両用内装材の外方に向かう空気の流路がより大きく形成される。これにより、表皮材と基材との間にある空気は、より効果的に車両用内装材の外方に押し出される。したがって表皮材と基材との間に形成されるエア溜まりがより効果的に抑制される。
上記の態様において、前記発泡材層は通気性を有し、前記表皮層は、前記表皮層の表面から前記表皮層の裏面に貫通する複数の貫通孔(16)を有してもよい。
この態様によれば、第1凹部による空気の経路に加え、発泡材層を通過して貫通孔に至る空気の流路が更に形成される。これにより、表皮材と基材との間にある空気は、より効果的に車両用内装材の外方に押し出される。したがって表皮材と基材との間に形成されるエア溜まりが抑制される。
上記の態様において、複数の前記貫通孔のそれぞれは、側面視で複数の前記第1凹部の一部と整合してもよい。
この態様によれば、整合する貫通孔及び第1凹部では、空気の流路が最も短くなる。これにより表皮材と基材との間にある空気は、より効果的に車両用内装材の外方に押し出される。したがって、表皮材と基材との間に形成されるエア溜まりが抑制される。
上記の態様において、前記表皮材と前記基材とが接合するとき、複数の前記貫通孔のそれぞれは、側面視で複数の前記第2凹部の一部と整合してもよい。
この態様によれば、整合する貫通孔及び第2凹部では、空気の流路が最も短くなる。これらにより表皮材と基材との間にある空気は、より効果的に車両用内装材の外方に押し出される。したがって、表皮材と基材との間に形成されるエア溜まりが抑制される。
上記の態様において、前記基材は、前記基材の表面から前記基材の裏面に貫通する複数の第2貫通孔(31)を有してもよい。
この態様によれば、表皮材と基材との間にある空気は、第2貫通孔を通過して車両用内装材の外方に流れる。したがって表皮材と基材との間に形成されるエア溜まりがより効果的に抑制される。
上記の態様において、前記表皮材と前記基材とが接合するとき、複数の前記第2貫通孔のそれぞれは、側面視で複数の前記第1凹部の一部と整合してもよい。
この態様によれば、第1凹部は第2貫通孔を介して外部に連通する。即ち表皮材と基材との間にある空気は、第1凹部に沿うだけではなく、第2貫通孔を通過して車両用内装材の外方に流れる。したがって表皮材と基材との間に形成されるエア溜まりがより効果的に抑制される。
上記の態様において、前記表皮層は、前記表皮層の表面から前記表皮層の裏面に貫通する複数の第1貫通孔(16)を有し、前記表皮材と前記基材とが接合するとき、複数の前記第2貫通孔のそれぞれは、側面視で複数の前記第1貫通孔の一部と整合してもよい。
この態様によれば、表皮材と基材との間にある空気は、基材の側及び表皮材の側から車両用内装材の外方に流れる。このときの空気の流路が最短になる。したがって表皮材と基材との間に形成されるエア溜まりがより効果的に抑制される。
上記課題を解決するために、本発明は、車両用内装材(1)であって、基材(6)と、前記基材に接合される表皮材(7)とを有し、前記表皮材は、表皮層(8)と、前記表皮層の前記基材の側の面に設けられた発泡材層(9)と、前記発泡材層の前記基材の側の面に設けられ、前記発泡材層よりも高密度であるソリッド層(10)とを含み、前記表皮材は、前記ソリッド層から前記発泡材層に向けて凹む複数の第1凹部(12)を有する。
この態様によれば、表皮材と基材との間にある空気は、各第1凹部に沿って車両用内装材の外方に押し出される。これにより、表皮材と基材との間に形成されるエア溜まりが抑制される。
上記の態様において、複数の前記第1凹部の底部のそれぞれは、前記発泡材層に至ってもよい。
この態様によれば、複数の第1凹部がより大きく形成されるため、表皮材と基材との間にある空気はより効果的に車両用内装材の外方に押し出される。したがって、表皮材と基材との間に形成されるエア溜まりがより効果的に抑制される。
上記の態様において、前記ソリッド層と接合する前記基材の面は、前記基材の内部に向けて凹む複数の第2凹部(14)を有してもよい。
この態様によれば、第1凹部に加え第2凹部によって車両用内装材の外方に向かう空気の流路がより多く形成される。これにより、表皮材と基材との間にある空気は、より効果的に車両用内装材の外方に押し出される。したがって表皮材と基材との間に形成されるエア溜まりがより効果的に抑制される。
上記の態様において、前記基材と前記表皮材が接合するとき、複数の前記第1凹部の一部と複数の前記第2凹部の一部とが互いに対向して配置されてもよい。
この態様によれば、第1凹部に加え、第2凹部によって車両用内装材の外方に向かう空気の流路がより大きく形成される。これにより、表皮材と基材との間にある空気は、より効果的に車両用内装材の外方に押し出される。したがって表皮材と基材との間に形成されるエア溜まりがより効果的に抑制される。
上記の態様において、前記発泡材層は通気性を有し、前記表皮層は、前記表皮層の表面から前記表皮層の裏面に貫通する複数の貫通孔(16)を有してもよい。
この態様によれば、第1凹部による空気の経路に加え、発泡材層を通過して貫通孔に至る空気の流路が更に形成される。これにより、表皮材と基材との間にある空気は、より効果的に車両用内装材の外方に押し出される。したがって表皮材と基材との間に形成されるエア溜まりが抑制される。
上記の態様において、複数の前記貫通孔のそれぞれは、側面視で複数の前記第1凹部の一部と整合する位置に形成されてもよい。
この態様によれば、整合する貫通孔及び第1凹部では、空気の流路が最も短くなる。これにより表皮材と基材との間にある空気は、より効果的に車両用内装材の外方に押し出される。したがって、表皮材と基材との間に形成されるエア溜まりが抑制される。
上記の態様において、前記表皮材と前記基材とが接合するとき、複数の前記貫通孔のそれぞれは、側面視で複数の前記第2凹部の一部と整合する位置に形成されてもよい。
この態様によれば、整合する貫通孔及び第2凹部では、空気の流路が最も短くなる。これらにより表皮材と基材との間にある空気は、より効果的に車両用内装材の外方に押し出される。したがって、表皮材と基材との間に形成されるエア溜まりが抑制される。
上記の態様において、前記基材は、前記基材の表面から前記基材の裏面に貫通する複数の第2貫通孔(31)を有してもよい。
この態様によれば、表皮材と基材との間にある空気は、第2貫通孔を通過して車両用内装材の外方に流れる。したがって表皮材と基材との間に形成されるエア溜まりがより効果的に抑制される。
上記の態様において、前記表皮材と前記基材とが接合するとき、複数の前記第2貫通孔のそれぞれは、側面視で複数の前記第1凹部の一部と整合してもよい。
この態様によれば、第1凹部は第2貫通孔を介して外部に連通する。即ち表皮材と基材との間にある空気は、第1凹部に沿うだけではなく、第2貫通孔を通過して車両用内装材の外方に流れる。したがって表皮材と基材との間に形成されるエア溜まりがより効果的に抑制される。
上記の態様において、前記表皮層は、前記表皮層の表面から前記表皮層の裏面に貫通する複数の第1貫通孔(16)を有し、前記表皮材と前記基材とが接合するとき、複数の前記第2貫通孔のそれぞれは、側面視で複数の前記第1貫通孔の一部と整合してもよい。
この態様によれば、表皮材と基材との間にある空気は、基材の側及び表皮材の側から車両用内装材の外方に流れる。このときの空気の流路が最短になる。したがって表皮材と基材との間に形成されるエア溜まりがより効果的に抑制される。
本実施形態に係るドアトリムを示す斜視図 第1実施形態に係るドアトリムの要部を示す側断面図 基材と表皮材との接合を説明する説明図 第2実施形態に係るドアトリムの要部を示す側断面図 第3実施形態に係るドアトリムの要部を示す側断面図 第4実施形態に係るドアトリムの要部を示す側断面図 第5実施形態に係るドアトリムの要部を示す側断面図 第6実施形態に係るドアトリムの要部を示す側断面図 第7実施形態に係るドアトリムの要部を示す側断面図
(第1実施形態)
以下、本発明の車両用内装材について、図面を参照して説明する。車両用内装材は、車体の車室側を向く部分に設けられた内装材である。車両用内装材は、例えば、ドアの内面に設けられたドアトリムや、グローブボックス、インストルメントパネル、センターコンソール、ルーフライニング等を含む。本実施形態では、車両用内装材は運転席側のドアトリム1に適用されている。
以下、ドアトリム1が設けられる車両の進行方向を前後方向と規定して、車幅方向(左右方向)の内側を車内側と定め、車幅方向(左右方向)の外側を車外側と定めて説明する。
図1に示すように、ドアトリム1は、金属製(例えば、鉄製)のドアパネルPの車内側に設けられている。ドアトリム1は、車幅方向の車内側を向く主面部3と、主面部3の周縁に対応する縁部4とを有している。縁部4は、主面部3の端部から車外側に向かって延びている。縁部4はドアパネルPに当接しており、例えば図示しないクリップなどの締結部材を介してドアパネルPに取り付けられている。
ドアトリム1の中央部には、車内側に向けて膨出するアームレスト20が設けられている。アームレスト20は、車内側に向けて突出し、且つ主面が上下を向いた上壁20A、及び上壁20Aの車内側の縁部から主面部3に向かって下方且つ車外側に傾斜して延びる側壁20Bを有する。上壁20Aは主面部3から車内側に水平に延びている。乗員は腕を上壁20Aの上面に載置することができる。これによりにアームレスト20は肘掛として機能する。
アームレスト20の上壁20Aの前部には、乗員が窓の開閉動作等を行うためのスイッチ部21が設けられている。アームレスト20の上壁20Aの後部には、アームレスト20の上壁20Aから下方に凹んだプルポケット空間22Aを画定するプルポケット体22が設けられている。プルポケット体22は、乗員がドアを開閉するときに把持するための把持部として機能している。
主面部3には表皮材7が設けられている。表皮材7は、後述する表皮層8及び発泡材層9を有する積層体からなり、意匠性、吸音性及びクッション性を有する。
図2に示すようにドアトリム1は、表皮材7に接合された基材6を有する。基材6は剛性を有する硬質な樹脂製であって、ドアトリム1の骨格をなすように形成される。即ち基材6は、主面部3の骨格、アームレスト20の骨格及びプルポケット体22の骨格をなす。表皮材7は、基材6の車内側を覆うように設けられている。
表皮材7は、表皮層8と、表皮層8の基材6の側の面に設けられた発泡材層9とを有する。表皮層8はドアトリム1の最も車内側、即ち乗員に視認される位置に配置されている。表皮層8は表皮材7の意匠性を確保するべく、可撓性を有する樹脂、天然皮革又は合成皮革皮等からなるシート状に形成される。
表皮材7は、熱可塑性エラストマー(例えば、オレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)、ポリ塩化ビニル系熱可塑性エラストマー(TPVC)等)やポリ塩化ビニル樹脂(PVC)で構成されてもよい。熱可塑性エラストマー(TPO、TPVC等)は、ポリ塩化ビニル樹脂(PVC)と比べて、ゴムのような弾性を有する。そのため、乗員が表皮材7に触れたときの感触が良好となる。
発泡材層9は、合成樹脂を公知の方法により発泡成形した板状をなし、通気性及び弾性を有する。換言すれば、発泡材層9は多孔質構造である。合成樹脂は例えば、ポリウレタン系樹脂(PUR)、ポリスチレン系樹脂(PS)、ポリオレフィン系樹脂(ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂)等であってよい。発泡材層9によって表皮材7が吸音性を有するため、車室内の音が車外に漏れ出すことが抑制される。また、発泡材層9によって表皮材7がクッション性を有するため、衝突時における乗員の保護(衝撃の緩和)の機能も兼ね備える。
ドアトリム1の形成では、まず表皮層8と発泡材層9とを接合して表皮材7が形成される。表皮層8と発泡材層9との接合は、熱融着法等の公知の方法により行われてよい。例えば上下方向に移動可能に設けられ、互いに開閉可能な第1上型及び第1下型を有する第1成型装置を用いて押圧して融着されるとよい。表皮層8と発泡材層9とは、互いに重ね合わせた状態で第1上型及び第1下型の間に配置される。その後、第1上型及び第1下型を閉じることにより、表皮層8と発泡材層9とが上下方向に押圧される。このとき表皮層8と発泡材層9とは加熱されている。これにより、発泡材層9の表皮層8と当接する面が溶融した後硬化することにより、表皮層8と発泡材層9とが融着する。
発泡材層9の基材6の側の面には、発泡材層9よりも高密度であるソリッド層10が形成される。即ちソリッド層10は、基材6と接合する接合面を有する。ソリッド層10は、表皮材7を形成する過程で形成されるか、或いは表皮材7を形成した後、適宜形成されてもよい。ソリッド層10は、発泡材層9の基材6と接合する側の面に熱を加え、当該部分に存在する気泡部分(空隙)を潰して発泡材層9よりも高密度化した層である。そのためソリッド層10は通気性を有さない。ソリッド層10の表面は、平滑ではなく空隙が潰れた形状に応じて凹凸が形成されることとなる。発泡材層9よりも高密度化することにより、ソリッド層10の基材6と当接する面積が確保される。したがってソリッド層10と基材6との接合強度が確保される。図2以降では、説明をわかりやすくするため、発泡材層9とソリッド層10とは互いに異なるハッチングにより示されている。
なお、他の実施形態ではソリッド層10の代わりに、発泡材層9の基材6の側の面には、接着フィルムがラミネート処理されてもよい。接着フィルムは、ポリオレフィン樹脂又はエチレン酢酸ビニル樹脂等の樹脂であって、熱により溶融する所謂ホットメルト接着剤である。接着フィルムの厚み及び目付は、発泡材層9と基材6との接合強度が確保されるよう適宜選択されてよい。
表皮材7にはソリッド層10から発泡材層9に向けて凹む複数の第1凹部12が形成されている。複数の第1凹部12のそれぞれは、例えば紙やすり等の工具によって形成され、互いに交差しつつ、ソリッド層10の面方向に沿って不規則に延びている。複数の第1凹部12の一部の端部は、ソリッド層10の対応する側縁に至るように形成されている。これにより複数の第1凹部12は、ソリッド層10の面方向内側からソリッド層10の面方向外側(紙面前後方向)に至るように形成されている。本実施形態では、図を簡略化するため、各第1凹部12が等間隔に配置されている。
なお、複数の第1凹部12は、それぞれが所定のパターンをもって配置された格子状をなしてもよい。所定のパターンとは縦横方向、斜め方向、あるいはその組み合わせ等、交差状であれば任意のパターン形状が選択されてよい。この場合複数の第1凹部12は、表皮材7の形成における発泡材層9に当接する第1上型又は第1下型に格子状の凸部を設け、表皮層8と発泡材層9とを押圧したときに形成されてもよい。或いは、表皮材7の形成後に、所定の工具を用いて複数の第1凹部12が形成されてもよい。
表皮層8と発泡材層9とが接合され表皮材7が形成された後、表皮材7と基材6とが接合される。表皮材7と基材6との接合は、圧着法等の公知の方法により行われてよい。図3に示すように表皮材7と基材6との接合には、紙面上下方向に移動可能に設けられ、互いに開閉可能な第2上型23及び第2下型24を有する第2成型装置25が用いられてよい。第2上型23は、第2下型24に向かって突出し、ドアトリム1の製品形状をなす凸部23Aを有する。第2下型24は、ドアトリム1の製品形状をなし、第2上型23の凸部23Aを受容するための凹部24Aを有する。第2上型23は、図示しないシリンダによって第2下型24に対して開閉方向に移動する。
図3(A)に示すように、第2上型23及び第2下型24が互いに開いた状態において、基材6は第2上型23の凸部23Aに配置されている。このとき、基材6の表皮材7と接合する面、即ち第2下型24を向く面には予め接着剤が塗布される。表皮材7は、ソリッド層10が第2上型23を向くように第2下型24の凹部24Aに配置されている。このとき、表皮材7を加熱して軟化させるとよい。図3(B)に示すように、基材6及び表皮材7を配置した後、第2上型23を第2下型24に近接する方向、即ち紙面下方に移動させることにより、表皮材7と基材6とが紙面上下方向に押圧され、接着される。これによりドアトリム1が形成される。
表皮材7と基材6とが紙面上下方向に押圧されるとき、表皮材7と基材6との間にある空気は、ソリッド層10に設けられた各第1凹部12に沿って各側縁に向かって(紙面前後方向に)流れる。即ち、表皮材7と基材6との間にある空気は、ドアトリム1の外方に押し出される。したがって、表皮材7と基材6との間に形成されるエア溜まりが抑制される。
(第2実施形態)
第2実施形態に係るドアトリム1は、第1実施形態に係るドアトリム1と比較して、各第1凹部12の構成のみが異なり、他の構成は同一である。以下の説明において、第1実施形態に係るドアトリム1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図4に示すように複数の第1凹部12の底部のそれぞれは、発泡材層9に至るように形成されている。即ち、発泡材層9の一部が外部に露出している。具体的には第1凹部12それぞれは、ソリッド層10を形成した後、工具等によりソリッド層10の一部を切り欠くように形成されている。
発泡材層9の基材6の側の面に接着フィルムが設けられている場合、複数の接着フィルムが互いに離間して配置されるとよい。これにより、発泡材層9は離間した部分から外部に露出する。
複数の第1凹部12の底部のそれぞれは、発泡材層9に至るように形成されている。そのため表皮材7と基材6とが紙面上下方向に押圧されるとき、基材6と表皮材7との間にある空気は、第1凹部12に沿ってソリッド層10の各側縁に向かって(紙面前後方向に)流れると共に、発泡材層9に向かって(紙面上方に)流れる。発泡材層9に向かって流れる空気は、発泡材層9の空隙部分に沿って発泡材層9の各側縁を通過して(紙面前後方向及び紙面左右方向に)発泡材層9の外部に流れる。即ち発泡材層9の通気性を利用して、基材6と表皮材7との間にある空気がドアトリム1の外方に押し出される。したがって、表皮材7と基材6との間に形成されるエア溜まりがより効果的に抑制される。
(第3実施形態)
第3実施形態に係るドアトリム1は、第1実施形態に係るドアトリム1と比較して、基材6の構成のみが異なり、他の構成は同一である。以下の説明において、第1実施形態に係る車両用内装材と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図5に示すように発泡材層9と接合される基材6の面には、基材6の内部に向けて凹む複数の第2凹部14が形成されている。複数の第2凹部14は、それぞれが所定のパターンをもって配置された格子状をなしてもよい。所定のパターンとは縦横方向、斜め方向、あるいはその組み合わせ等、交差状であれば任意のパターン形状が選択されてよい。複数の第2凹部14は、基材6が成形される時に形成されてもよい。或いは複数の第2凹部14は適切な工具を用いることにより、互いに交差しつつ、基材6の面方向に沿って不規則に延びるように形成されてもよい。複数の第2凹部14の一部の端部は、基材6の対応する側縁に至るように形成されている。これにより複数の第2凹部14は、基材6の面方向内側から基材6の面方向外側に至るように形成されている。本実施形態では、図を簡略化するため、各第2凹部14が等間隔に配置されている。
基材6と表皮材7とが接合するとき、複数の第2凹部14の一部は、複数の第1凹部12の一部と互いに対向して配置される。具体的には基材6と表皮材7とを接合するべく、基材6と表皮材7とが重なり合ったとき、基材6と表皮材7との間には、複数の第2凹部14の一部と複数の第1凹部12の一部とがそれぞれの開口を介して互いに連通する部分が設けられる。即ち第2凹部14と第1凹部12とが一体になってより大きな空気の流路が形成される。
また、基材6と表皮材7とが重なり合ったとき、基材6と表皮材7との間には、複数の第2凹部14(第1凹部12)の一部を介して複数の第1凹部12(第2凹部14)の一部が連通する部分も設けられる。これにより第1実施形態と比較して、ドアトリム1の外方、即ちソリッド層10の各側縁又は基材6の各側縁に至る空気の流路がより多く形成される。
表皮材7と基材6とが紙面上下方向に押圧されるとき、表皮材7と基材6との間にある空気は、第1凹部12に加え、第2凹部14に沿ってソリッド層10及び基材6の各側縁に向かって(紙面前後方向に)流れる。したがって表皮材7と基材6との間に形成されるエア溜まりがより効果的に抑制される。
(第4実施形態)
第4実施形態に係るドアトリム1は、第2実施形態に係るドアトリム1と第3実施形態に係るドアトリム1とを組み合わせたものであるが、各実施形態と比較して、表皮層8の構成のみが異なり、他の構成は同一である。以下の説明において、各実施形態に係るドアトリム1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図6に示すように表皮層8には、表皮層8の表面から表皮層8の裏面に貫通する複数の第1貫通孔16が形成されている。表皮層8の表面は乗員に視認される面をなす。表皮層8の裏面は発泡材層9に接合した接合面をなす。複数の第1貫通孔16のそれぞれは、例えば針等を用いて互いに離間して形成されてよい。或いは、表皮材7の形成における表皮層8に当接する第1上型又は第1下型に複数の針部を設け、表皮層8と発泡材層9とを押圧したときに形成されてもよい。
複数の第1凹部12の底部のそれぞれは、発泡材層9に至るように形成されている。即ち、発泡材層9の一部が外部に露出している。具体的には第1凹部12それぞれは、ソリッド層10を形成した後、工具等によりソリッド層10の一部を切り欠くように形成されている。
複数の第1貫通孔16のそれぞれは、側面視で複数の第1凹部12の一部及び第2凹部14の一部と整合する位置に設けられている。具体的には、基材6と表皮材7とを接合するべく、基材6と表皮材7とが重なり合ったとき、側面視で複数の第1貫通孔16のそれぞれを延長した仮想線16Aの一部は、複数の第1凹部12の一部及び第2凹部14の一部と重なっている。仮想線16Aは、第1凹部12と第2凹部14とがそれぞれの開口を介して互いに連通した部分を通過するように形成されることが好ましいが、特に限定されない。例えば複数の仮想線16Aの一部は、対応する第1凹部12のみ通過するように形成されてもよく、対応する第2凹部14のみ通過するように形成されてもよい。
表皮材7と基材6とが紙面上下方向に押圧されるとき、表皮材7と基材6との間にある空気は、第1凹部12及び第2凹部14に沿ってソリッド層10及び基材6の各側縁に向かって(紙面前後方向に)流れると共に、発泡材層9に向かって(紙面上方に)流れる。発泡材層9に流れた空気は、発泡材層9の各側縁に向かって(紙面前後方向及び紙面左右方向に)流れると共に、表皮層8に向かって(紙面上方に)流れる。表皮層8に流れた空気は、各第1貫通孔16を通過してドアトリム1の外部に(紙面上方に)流れる。
複数の第1貫通孔16のそれぞれを延長した仮想線16Aの一部は、側面視で複数の第1凹部12の一部及び第2凹部14の一部と重なっている。換言すれば、発泡材層9及びソリッド層10に整合する複数の仮想線16Aのそれぞれの部分は、対応する第1凹部12から対応する第1貫通孔16に至る(紙面上下方向の)空気の最短流路をなす。これにより発泡材層9に流れた空気は、より効果的に第1貫通孔16を通過して表皮層8の外方に押し出される。したがって、表皮材7と基材6との間に形成されるエア溜まりがより効果的に抑制される。
複数の第1貫通孔16のそれぞれは、互いに離間しつつ所定の方向に配置されてよく、或いは全体として1つの纏まった形状又は模様になるように配置されてよい。これらにより、複数の第1貫通孔16のそれぞれは、空気の最短流路をなしつつ、ドアトリム1の意匠性を確保することができる。
なお、他の実施形態では表皮層8には、表皮層8の表面から表皮層8の裏面に貫通し、表皮層8の面方向のうち、所定の方向に延びるスリットが形成されてもよい。これにより表皮材7と基材6との間にある空気は、スリット及び布製のシートを通過してドアトリム1の外方に押し出される。またスリットには、例えば通気性を有する布製のシートが覆われてもよい。これによりドアトリム1の意匠性が確保される。
(第5実施形態)
第5実施形態に係るドアトリム1は、第4実施形態に係るドアトリム1と比較して、基材6の構成のみが異なり、他の構成は同一である。以下の説明において、第4実施形態に係るドアトリム1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図7に示すように、基材6には、基材6の表面から基材6の裏面に貫通する複数の第2貫通孔31が設けられている。基材6の表面は表皮材7と接合する面をなす。基材6の裏面は、ドアトリム1がドアパネルPに取り付けられたとき、車外側を向く面をなす。各第2貫通孔31は、基材6が成形されるときに設けられてよく、或いは基材6が成形された後、適切な工具により設けられてもよい。
複数の第2貫通孔31のそれぞれは、側面視で複数の第1凹部12の一部及び第1貫通孔16の一部と整合する位置に設けられている。具体的には、基材6と表皮材7とを接合するべく、基材6と表皮材7とが重なり合ったとき、複数の第2貫通孔31の一部と対応する第1凹部12とがそれぞれの開口を介して互いに連通している。即ち第1凹部12は第2貫通孔31を介して外部に連通している。
このとき複数の第2貫通孔31の一部と対応する第1凹部12は、第1貫通孔16を延長した対応する仮想線16Aに重なっている。換言すれば、基材6の裏面から表皮層8の表面に整合する複数の仮想線16Aのそれぞれの部分は、紙面上下方向の空気の最短流路をなす。
表皮材7と基材6とが紙面上下方向に押圧されるとき、表皮材7と基材6との間にある空気は、第1凹部12に沿ってソリッド層10の各側縁に(紙面前後方向に)流れる。また表皮材7と基材6との間にある空気は、発泡材層9を通過して発泡材層9の各側縁に向かって(紙面前後方向及び紙面左右方向に)流れると共に、複数の第1貫通孔16を通過して(紙面上方に)ドアトリム1の外方に流れる。更に表皮材7と基材6との間にある空気は、第2貫通孔31を通過して(紙面下方に)ドアトリム1の外方に流れる。したがって表皮材7と基材6との間に形成されるエア溜まりがより効果的に抑制される。
なお、他の実施形態では基材6には、基材6の表面から基材6の裏面に貫通し、基材6の面方向に延びるスリットが形成されてもよい。これにより表皮材7と基材6との間にある空気は、スリットを通過してドアトリム1の外方に押し出される。
(第6実施形態)
第6実施形態に係るドアトリム1は、第3実施形態に係るドアトリム1と比較して、発泡材層9及びソリッド層10の構成のみが異なり、他の構成は同一である。以下の説明において、第3実施形態に係るドアトリム1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
発泡材層9は合成樹脂を公知の方法により発泡成形した板状をなし、通気性を有さない。ソリッド層10は、発泡材層9の基材6と接合する側の面に熱を加え、発泡材層9を変形させた層である。図8に示すように、基材6と接合する発泡材層9は、発泡材層9からなる複数の第1面28とソリッド層10からなる複数の第2面29とを有する。
発泡材層9からなる第1面28には、発泡材層9の内部に向けて凹む複数の第3凹部30が設けられている。複数の第3凹部30のそれぞれは工具等によって形成され、対応する第1面28の長手方向に沿って延びるように形成されてよい。
基材6と表皮材7とを接合するべく、基材6と表皮材7とが重なり合ったとき、基材6と表皮材7との間には、複数の第3凹部30の一部と複数の第2凹部14の一部とがそれぞれの開口を介して互いに連通する部分が設けられる。即ち第3凹部30と第2凹部14とが一体になって形成された空気の流路が形成される。
表皮材7と基材6とが紙面上下方向に押圧されるとき、表皮材7と基材6との間にある空気は、第3凹部30及び第2凹部14に沿ってソリッド層10及び基材6の各側縁に向かって(紙面前後方向に)流れる。第3凹部30と第2凹部14とが一体となる空気の流路が設けられることにより、より大きな空気の流路が形成される。これにより表皮材7と基材6との間にある空気がより効果的にドアトリム1の外方に押し出される。したがって発泡材層9が通気性を有さない材質であっても、基材6と表皮材7とが接合されるとき、表皮材7と基材6との間に形成されるエア溜まりが抑制される。
(第7実施形態)
第7実施形態に係るドアトリム1は、第5実施形態に係るドアトリム1と第6実施形態に係るドアトリム1とを組み合わせたものであるが、各実施形態と比較して、発泡材層9の構成のみが異なり、他の構成は同一である。以下の説明において、各実施形態に係るドアトリム1と同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図9に示すように発泡材層9には、基材6に接合する面から表皮層8に接合する面に貫通する複数の第3貫通孔32が設けられている。第3貫通孔32は、表皮層8と接合する前後の何れかのときに適切な工具により形成されてよく、或いは発泡材層9が成形されるときに設けられてもよい。
側面視で複数の第1貫通孔16のそれぞれを延長した仮想線16Aの一部は、複数の第3貫通孔32の一部及び第2貫通孔31の一部と重なっている。換言すれば基材6と表皮材7とを接合するべく、基材6と表皮材7とが重なり合ったとき、第1貫通孔16及び第2貫通孔31が第3貫通孔32を介して連通する。即ちドアトリム1は、車内側から車外側に貫通する部分を有する。
基材6と表皮材7とが重なり合ったとき、第1貫通孔16及び第2貫通孔31が第3貫通孔32を介して連通することが好ましいが、特に限定されない。例えば複数の第3貫通孔32の一部は対応する第1貫通孔16の一部のみに連通してもよい。また複数の第3貫通孔32の一部は対応する第2貫通孔31の一部のみに連通してもよい。また第1貫通孔16、第2貫通孔31及び第3貫通孔32が連通しているとき、各軸線がそれぞれオフセットして配置されてもよい。
基材6と表皮材7とが重なり合ったとき、表皮材7と基材6との間にある空気は、第1貫通孔16、第2貫通孔31及び第3貫通孔32を介してドアトリム1の外方に(紙面上下方向に)押し出される。したがって発泡材層9が通気性を有さない材質であっても、表皮材7と基材6との間に形成されるエア溜まりが抑制される。
なお他の実施形態では、発泡材層9には基材6に接合する面から表皮層8に接合する面に貫通し、第1面28の面方向に延びるスリットが設けられてもよい。
以上で具体的実施形態の説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されることなく幅広く変形実施することができる。例えば、本実施形態では、表皮層8は通気性を有さないが、例えば不織布などの通気性を有する布製のシートであってもよい。各実施形態の構成が適宜組み合わされてもよい。
1 :ドアトリム(車両用内装材)
6 :基材
7 :表皮材
8 :表皮層
9 :発泡材層
10 :ソリッド層
12 :第1凹部
14 :第2凹部
16 :第1貫通孔
31 :第2貫通孔

Claims (10)

  1. 車両用内装材であって、
    基材と、
    前記基材に接合される表皮材とを有し、
    前記表皮材は、表皮層と、前記表皮層の前記基材の側の面に設けられた発泡材層と、前記発泡材層の前記基材の側の面に設けられ、前記発泡材層よりも高密度であるソリッド層とを含み、
    前記表皮材は、前記ソリッド層から前記発泡材層に向けて凹む複数の第1凹部を有する、車両用内装材。
  2. 複数の前記第1凹部の底部のそれぞれは、前記発泡材層に至る請求項1に記載の車両用内装材。
  3. 前記ソリッド層と接合する前記基材の面は、前記基材の内部に向けて凹む複数の第2凹部を有する請求項1又は請求項2に記載の車両用内装材。
  4. 前記基材と前記表皮材が接合するとき、複数の前記第1凹部の一部と複数の前記第2凹部の一部とが互いに対向して配置される請求項3に記載の車両用内装材。
  5. 前記発泡材層は通気性を有し、
    前記表皮層は、前記表皮層の表面から前記表皮層の裏面に貫通する複数の第1貫通孔を有する請求項4に記載の車両用内装材。
  6. 複数の前記第1貫通孔のそれぞれは、側面視で複数の前記第1凹部の一部と整合する請求項5に記載の車両用内装材。
  7. 前記表皮材と前記基材とが接合するとき、複数の前記第1貫通孔のそれぞれは、側面視で複数の前記第2凹部の一部と整合する請求項6に記載の車両用内装材。
  8. 前記基材は、前記基材の表面から前記基材の裏面に貫通する複数の第2貫通孔を有する請求項1又は請求項2に記載の車両用内装材。
  9. 前記表皮材と前記基材とが接合するとき、複数の前記第2貫通孔のそれぞれは、側面視で複数の前記第1凹部の一部と整合する請求項8に記載の車両用内装材。
  10. 前記表皮層は、前記表皮層の表面から前記表皮層の裏面に貫通する複数の第1貫通孔を有し、
    前記表皮材と前記基材とが接合するとき、複数の前記第2貫通孔のそれぞれは、側面視で複数の前記第1貫通孔の一部と整合する請求項9に記載の車両用内装材。
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