本出願は、2022年9月2日に出願された米国仮特許出願第63/403,681号、2022年6月2日に出願された米国仮特許出願第63/348,437号、及び2022年5月6日に出願された米国仮特許出願第63/339,406号の優先権を主張し、これらは、参照によりそれらの全体が本明細書に組み込まれている。
多くの電子デバイスは、ユーザがアプリケーションユーザインタフェース及び/又はシステムユーザインタフェース間をナビゲートすることを可能にするグラフィカルユーザインタフェースを有する。ユーザインタフェース間をナビゲートするためのいくつかの方法は、個別のアプリケーションが個別のアプリケーションユーザインタフェースから離れてナビゲートした後であってもバックグラウンドで更新し続けるように、マルチタスク処理を可能にする。例えば、これらの方法では、ユーザは、更新を閲覧するために個別のアプリケーションユーザインタフェースに戻る必要があり得る。以下に説明する実施形態では、永続セッション領域内の複数のアプリケーションの状態更新を提供するための改善された方法が提供される。この方法は、アクティブセッションのリアルタイム状態情報を閲覧するユーザの能力を合理化し、それにより、状態更新を閲覧するために個別のアプリケーションの個別のユーザインタフェースに戻る余分な別個のステップの必要性を排除する。
本明細書で説明される方法、デバイス、及びGUIは、ユーザインタフェースの対話を複数のやり方で改善するために触知フィードバックを使用する。例えば、それらは、隠し閾値を示し、選択可能なオプションを表すユーザインタフェースコンポーネントを示すことをより容易にする。
以下に説明するプロセスは、改善された視覚、音声、及び/又は触覚フィードバックをユーザに提供すること、操作を実行するために必要な入力の数を減らすこと、追加の表示されたコントロールによってユーザインタフェースを雑然とさせることなく追加のコントロールオプションを提供すること、更なるユーザ入力を必要とせずに条件のセットが満たされたときに操作を実行すること、プライバシー及び/又はセキュリティを改善すること、通知及び/又は状態情報を表示するために必要な表示エリアの量を減らすこと、従って情報を表示するために他のアプリケーションに利用可能な表示エリアの量を増やすこと、及び/又は追加の技術を含む様々な技術によって、デバイスの操作性を向上させ、(例えば、ユーザが適切な入力を提供するのを支援し、デバイスを操作/相互作用するときにユーザの誤りを低減することによって)ユーザデバイスインタフェースをより効率的にする。これらの技術はまた、ユーザがデバイスをより迅速且つ効率的に使用することを可能にすることによって、電力使用量を低減し、デバイスのバッテリ寿命を改善する。バッテリ電力、従って重量を節約することは、デバイスの人間工学を改善する。
以下では、図1A、図1B、図2、及び図3は、例示的なデバイスの説明を提供する。図4A~図4B及び図5A~図5CYは、セッション領域内の状態情報を更新するための例示的なユーザインタフェースを示す。図6A~図6Mは、生体認証に登録するための例示的なユーザインタフェースを示す。図7A~図7Eは、いくつかの実施形態に係る、記憶された支払い方法を使用するためにセッション領域を更新するための例示的なユーザインタフェースを示す。図8A~図8Gは、いくつかの実施形態に係る、仮想アシスタントのためのセッション領域を更新するための例示的なユーザインタフェースを示す。図9A~図9Gは、いくつかの実施形態に係る、表示エリアの領域内の状態情報を更新するためのプロセスのフロー図である。図10A~図10Dは、いくつかの実施形態に係る、異なるユーザインタフェース間で表示を切り替えながら、状態領域に更新された状態情報を表示し続けるためのプロセスのフロー図である。図11A~図11Dは、いくつかの実施形態に係る、ディスプレイの状態領域に少なくとも1つのアプリケーションについての更新された状態情報を表示するためのプロセスのフロー図である。図12A~図12Eは、いくつかの実施形態に係る、動作を実行するために状態領域と相互作用するためのプロセスのフロー図である。図13A~13Eは、いくつかの実施形態に係る、状態領域に生体認証登録情報を表示するためのプロセスのフロー図である。図14A~14Cは、いくつかの実施形態に係る、センサ領域内の仮想アシスタントのための更新を表示するためのプロセスのフロー図である。図15A~図15Eは、いくつかの実施形態に係る、デバイスの現在の状態に応じてセッション領域の外観を変更するためのプロセスのフロー図である。図16A~図16Fは、いくつかの実施形態に係る、状態領域における異なる種類の情報の表示を切り替えるためのプロセスのフロー図である。図5A~図5CY、図6A~図6M、図7A~図7E、及び図8A~図8Gのユーザインタフェースは、図9A~図9G、図10A~図10D、図11A~図11D、図12A~図12E、図13A~図13E、図14A~図14C、図15A~図15E、及び図16A~図16Fのプロセスを説明するために使用される。
例示的なデバイス
ここで、添付図面に実施例が示される実施形態への詳細な参照が行われる。以下の詳細な説明では、説明される様々な実施形態の完全な理解を提供するために数多くの具体的な詳細が記載されている。しかしながら、記載されている様々な実施形態は、これらの具体的な詳細を伴わずとも実践し得ることが、当業者には明らかであろう。他の例では、周知の方法、手順、構成要素、回路、及びネットワークは、実施形態の態様を不必要に不明瞭にしないよう詳細には説明されていない。
本明細書では、第1、第2などの用語は、いくつかの実施例で、様々な要素を説明するために使用されるが、これらの要素は、それらの用語によって限定されるべきではないことも理解されるであろう。これらの用語は、ある要素を別の要素と区別するためにのみ使用される。例えば、説明されている様々な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の接触は、第2の接触と称することができ、同様に、第2の接触は、第1の接触と称し得る。第1の接触及び第2の接触は両方とも接触であるが、文脈がそうではないことを明確に示さない限り、それらは同じ接触ではない。
本明細書に記載する様々な実施形態の説明で使用される術語は、特定の実施形態を説明することのみを目的とし、限定的であることは意図されていない。記載する様々な実施形態の説明及び添付の特許請求の範囲では、単数形の「a(1つ、一)」、「an(1つ、一)」、及び「the(その、この)」は、文脈上別途明白に記載しない限り、複数形も同様に含むことが意図される。また、本明細書で使用されるとき、用語「及び/又は」は、関連する列挙された項目のうちの1つ以上のいずれか及び全ての考えられる組み合わせを指し、且つこれを含むことを理解されたい。用語「includes(含む)」、「including(含む)」、「comprises(含む、備える)」、及び/又は「comprising(含む、備える)」は、本明細書で使用する場合、述べられた特徴、整数、ステップ、動作、要素、及び/又は構成要素の存在を指定するが、1つ以上の他の特徴、整数、ステップ、動作、要素、構成要素、及び/又はそれらのグループの存在又は追加を除外しないことが更に理解されるであろう。
本明細書に記載される場合、用語「if(~の場合)」は、任意選択で、文脈に依存して「when(~のとき)」、「upon(~すると)」、「in response to determining(~と判定したことに応じて)」、又は「in response to detecting(~を検出したことに応じて)」を意味するものと解釈される。同様に、「~と判定された場合(if it is determined)」又は「[記載の条件又はイベント]が検出された場合(if [a stated condition or event] is detected)」という語句は、任意選択的に、文脈に応じて、「~と判定したとき(upon determining)」若しくは「~と判定したことに応じて(in response to determining)」、又は「[記載の条件又はイベント]を検出したとき(upon detecting [the stated condition or event])」若しくは「[記載の条件又はイベント]を検出したことに応じて(in response to detecting [the stated condition or event])」を意味すると解釈される。
電子デバイス、そのようなデバイス用のユーザインタフェース、及びそのようなデバイスを使用する関連するプロセスの実施形態が説明される。いくつかの実施形態では、デバイスは、PDA機能及び/又は音楽プレーヤ機能などの他の機能も含む、携帯電話などのポータブル通信デバイスである。ポータブル多機能デバイスの例示的な実施形態は、Cupertino、CaliforniaのApple Inc.からのiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)デバイスを含むが、これらに限定されない。タッチ感知面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を有するラップトップ又はタブレットコンピュータなどの他のポータブル電子デバイスが任意選択で使用される。いくつかの実施形態では、デバイスはポータブル通信デバイスではなく、タッチ感知面(例えば、タッチスクリーンディスプレイ及び/又はタッチパッド)を有するデスクトップコンピュータであることも理解されたい。
以下の論考では、ディスプレイ及びタッチ感知面を含む電子デバイスについて説明する。しかしながら、電子デバイスは任意選択で、物理キーボード、マウス、及び/又はジョイスティックなどの、1つ以上の他の物理ユーザインタフェースデバイスを含むことを理解されたい。
デバイスは、一般的に、メモ取りアプリケーション、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、ワードプロセッシングアプリケーション、ウェブサイト作成アプリケーション、ディスクオーサリングアプリケーション、スプレッドシートアプリケーション、ゲームアプリケーション、電話アプリケーション、ビデオ会議アプリケーション、電子メールアプリケーション、インスタントメッセージングアプリケーション、トレーニングサポートアプリケーション、写真管理アプリケーション、デジタルカメラアプリケーション、デジタルビデオカメラアプリケーション、ウェブブラウジングアプリケーション、デジタル音楽プレーヤアプリケーション及び/又はデジタルビデオプレーヤアプリケーションのうちの1つ以上などの様々なアプリケーションをサポートする。
本デバイス上で実行される様々なアプリケーションは、タッチ感知面などの、少なくとも1つの共通の物理ユーザインタフェースデバイスを、任意選択的に使用する。タッチ感知面の1つ以上の機能、並びにデバイス上に表示される対応する情報は、アプリケーション毎に、及び/又は個別のアプリケーション内で、任意選択的に、調整及び/又は変更される。このように、デバイスの共通の物理アーキテクチャ(タッチ感知面など)は、任意選択的に、ユーザにとって直観的且つ透明なユーザインタフェースを備える様々なアプリケーションをサポートする。
ここで、タッチ感知ディスプレイを備えるポータブルデバイスの実施形態に注意を向ける。図1Aは、いくつかの実施形態に係る、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するポータブル多機能デバイス100を示すブロック図である。タッチ感知ディスプレイシステム112は、便宜上「タッチスクリーン」と呼ばれる場合があり、単にタッチ感知ディスプレイと呼ばれる場合もある。デバイス100は、メモリ102(任意選択で、1つ以上のコンピュータ可読記憶媒体を含む)、メモリコントローラ122、1つ以上の処理ユニット(CPU)120、周辺機器インタフェース118、RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、入出力(I/O)サブシステム106、その他の入力又は制御デバイス116、及び外部ポート124を含む。デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の光センサ164を含む。デバイス100は任意選択で、デバイス100(例えば、デバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112などのタッチ感知面)上の接触の強度を検出する1つ以上の強度センサ165を含む。デバイス100は、任意選択的に、デバイス100上で触知出力を生成する(例えばデバイス100のタッチ感知ディスプレイシステム112又はデバイス300のタッチパッド355などのタッチ感知面上で触知出力を生成する)1つ以上の触知出力生成器167を含む。これらの構成要素は、任意選択的に、1つ以上の通信バス又は信号ライン103を介して通信する。
本明細書及び特許請求の範囲で使用されるように、用語「触知出力」は、ユーザの触覚でユーザによって検出されることになる、デバイスの従前の位置に対するそのデバイスの物理的変位、デバイスの構成要素(例えば、タッチ感知面)の、そのデバイスの別の構成要素(例えば、筐体)に対する物理的変位、又は、デバイスの質量中心に対する構成要素の変位を指す。例えば、デバイス又はデバイスの構成要素が、タッチに敏感なユーザの表面(例えば、ユーザの手の指、手のひら、又は他の部分)に接触している状況では、物理的変位によって生成された触知出力は、そのデバイス又はデバイスの構成要素の物理的特性の認識される変化に相当する触感として、ユーザによって解釈されることになる。例えば、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイ又はトラックパッド)の移動は、ユーザによって、物理アクチュエータボタンの「ダウンクリック」又は「アップクリック」として、任意選択的に解釈される。場合によっては、ユーザの動作により物理的に押圧された(例えば、変位された)タッチ感知面に関連付けられた物理アクチュエータボタンの移動がないときでさえ、ユーザは「ダウンクリック」又は「アップクリック」などの触感を感じる。別の例として、タッチ感知面の移動は、タッチ感知面の平滑度に変化がない場合であっても、ユーザによって、そのタッチ感知面の「粗さ」として、任意選択的に解釈又は感知される。そのようなユーザによるタッチの解釈は、ユーザの個人的な感覚認知に左右されるが、大多数のユーザに共通する、多くのタッチの感覚認知が存在する。したがって、触知出力が、ユーザの特定の感覚認知(例えば、「アップクリック」「ダウンクリック」、「粗さ」)に対応するものと記述される場合、別途記載のない限り、生成された触知出力は、典型的な(又は、平均的な)ユーザの記述された感覚認知を生成するデバイス、又はデバイスの構成要素の物理的変位に対応する。触知出力を使用して触覚フィードバックをユーザに提供することで、デバイスの操作性が向上し、ユーザデバイスインタフェースがより効率的になり(例えば、デバイスを動作させ/デバイスと相互作用するとき、ユーザが適切な入力を提供するのを助け、ユーザの誤りを低減させることによる)、加えて、ユーザがデバイスをより迅速且つ効率的に使用するのを有効化することによって、電力使用を低減させ、デバイスの電池寿命を改善する。
いくつかの実施形態では、触知出力パターンは、触知出力の振幅、触知出力の動き波形の形状、触知出力の周波数、及び/又は触知出力の持続時間などの触知出力の特性を指定する。
様々に異なる触知出力パターンを有する触知出力がデバイスによって生成されると(例えば、触知出力を生成するために可動質量を移動させる1つ以上の触知出力生成器を介して)、触知出力は、ユーザがデバイスを保持又はタッチする際に様々に異なる触覚感覚を引き起こし得る。ユーザの感覚は、触知出力のユーザの知覚に基づいているが、ほとんどのユーザは、デバイスによって生成される触知出力の波形、周波数、及び振幅の変化を識別することが可能である。したがって、波形、周波数、及び振幅を調整して、異なる動作が実行されたことをユーザに示すことができる。したがって、いくつかの状況では、所与の環境(例えば、グラフィカル特徴及びオブジェクトを含むユーザインタフェース、仮想の境界及び仮想のオブジェクトを有するシミュレートされた物理的環境、物理的な境界及び物理的なオブジェクトを有する実際の物理的環境、並びに/又は上記の任意の組み合わせ)において、オブジェクトの特性(例えば、サイズ、材料、重量、剛性、平滑度、など)、挙動(例えば、振動、変位、加速、回転、膨張など)、及び/又は相互作用(例えば、衝突、粘着、反発、吸引、摩擦など)をシミュレートするように設計、選択、及び/又は開発された触知出力パターンを有する触知出力は、入力エラーを低減させ、デバイスのユーザの動作の効率を増大させる有用なフィードバックをユーザに提供する。加えて、触知出力は、任意選択的に、入力閾値又はオブジェクトの選択などのシミュレートされた物理的特性に関係ないフィードバックに対応するように生成される。いくつかの状況では、そのような触知出力は、入力エラーを低減させ、デバイスのユーザの動作の効率を増大させる有用なフィードバックをユーザに提供する。
いくつかの実施形態では、適した触知出力パターンを有する触知出力は、ユーザインタフェース内又はデバイス内のシーンの後ろにおける対象イベントの出現に対する合図として働く。対象となるイベントの例は、デバイス上又はユーザインタフェース内で提供されるアフォーダンス(例えば、実ボタン、仮想ボタン、又はトグルスイッチ)のアクティブ化、要求された動作の成功又は失敗、ユーザインタフェース内の境界に到達すること又は超えること、新たな状態に入ること、オブジェクト間の入力の焦点を切り替えること、新たなモードのアクティブ化、入力閾値に到達すること又は超えること、入力又はジェスチャの種類の検出又は認識などを含む。一部の実施形態では、触知出力は、リダイレクション又は中断入力が時宜を得て検出されない限り発生する、近いうち起こるイベント又は結果に対する警告又はアラートしての役割を果たすように提供される。触知出力はまた、他の文脈で、ユーザエクスペリエンスの向上、視覚若しくは運動の障害又は他のアクセシビリティに関する必要を有するユーザに対するデバイスのアクセシビリティの改善、並びに/あるいはユーザインタフェース及び/又はデバイスの効率及び機能性の改善のために使用される。触知出力は、任意選択的に、オーディオ出力及び/又は可視のユーザインタフェースの変化を伴い、ユーザがユーザインタフェース及び/又はデバイスと対話するときのユーザのエクスペリエンスを更に向上させ、ユーザインタフェース及び/又はデバイスの状態に関する情報のより良好な伝達を容易にし、入力エラーを低減させ、デバイスのユーザの動作の効率を増大させる。
デバイス100は、ポータブル多機能デバイスの一例に過ぎず、デバイス100は、任意選択的に、示されているものよりも多くの構成要素又は少ない構成要素を有するものであり、任意選択的に、2つ以上の構成要素を組み合わせるものであり、又は、任意選択的に、それらの構成要素の異なる構成若しくは配置を有するものであることを理解されたい。図1Aに示す様々な構成要素は、1つ以上の信号処理回路及び/又は特定用途向け集積回路を含む、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、又はそれらの組み合わせで実装される。
メモリ102は、任意選択的に、高速ランダムアクセスメモリを含み、また任意選択的に、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステートメモリデバイスなどの不揮発性メモリを含む。CPU(単数又は複数)120及び周辺機器インタフェース118などのデバイス100の他の構成要素によるメモリ102へのアクセスは任意選択で、メモリコントローラ122により制御される。
周辺機器インタフェース118が使用され、デバイスの入力及び出力周辺機器を、CPU(単数又は複数)120及びメモリ102と結合することができる。1つ以上のプロセッサ120は、メモリ102に記憶された様々なソフトウェアプログラム及び/又は命令セットを動作させる又は実行して、デバイス100のための様々な機能を実行し、データを処理する。
いくつかの実施形態では、周辺機器インタフェース118、CPU(単数又は複数)120、及びメモリコントローラ122は任意選択で、チップ104などの単一チップ上で実装される。いくつかの他の実施形態では、それらは別々のチップ上に任意選択的に実装される。
RF(radio frequency、無線周波数)回路108は、電磁信号とも呼ばれるRF信号を送受信する。RF回路108は、電気信号を電磁信号に又は電磁信号を電気信号に変換し、電磁信号を介して通信ネットワーク及び他の通信デバイスと通信する。RF回路108は、任意選択的に、これらの機能を実行するための周知の回路を含み、それらの回路としては、限定するものではないが、アンテナシステム、RF送受信機、1つ以上の増幅器、同調器、1つ以上の発振器、デジタル信号プロセッサ、CODECチップセット、加入者識別モジュール(subscriber identity module、SIM)カード、メモリなどが挙げられる。RF回路108は、任意選択的に、ワールドワイドウェブ(World Wide Web、WWW)とも呼ばれるインターネット、イントラネット、並びに/又はセルラー電話ネットワーク、無線ローカルエリアネットワーク(local area network、LAN)及び/若しくはメトロポリタンエリアネットワーク(metropolitan area network、MAN)などの無線ネットワークなどのネットワークと、また他のデバイスと、無線通信によって通信する。無線通信は任意選択で、移動通信のためのグローバルシステム(Global System for Mobile Communications、GSM)、拡張データGSM環境(Enhanced Data GSM Environment、EDGE)、高速ダウンリンクパケット接続(high-speed downlink packet access、HSDPA)、高速アップリンクパケット接続(high-speed uplink packet access、HSUPA)、Evolution,Data-Only(EV-DO)、HSPA、HSPA+、デュアルセルHSPA(Dual-Cell HSPA、DC-HSPDA)、ロングタームエボリューション(long term evolution、LTE)、近距離無線通信(near field communication、NFC)、広帯域符号分割多元接続(wideband code division multiple access、W-CDMA)、符号分割多元接続(code division multiple access、CDMA)、時分割多元接続(time division multiple access、TDMA)、Bluetooth、Wireless Fidelity(Wi-Fi)(例えば、IEEE 802.11a、IEEE 802.11ac、IEEE 802.11ax、IEEE 802.11b、IEEE 802.11g、及び/若しくはIEEE 802.11n)、ボイスオーバーインターネットプロトコル(voice over Internet Protocol、VoIP)、Wi-MAX、電子メールのためのプロトコル(例えば、インターネットメッセージアクセスプロトコル(Internet message access protocol、IMAP)及び/若しくはポストオフィスプロトコル(post office protocol、POP))、インスタントメッセージング(例えば、拡張可能メッセージング及びプレゼンスプロトコル(extensible messaging and presence protocol、XMPP)、インスタントメッセージング及びプレゼンス利用拡張向けセッション開始プロトコル(Session Initiation Protocol for Instant Messaging and Presence Leveraging Extensions、SIMPLE)、インスタントメッセージング及びプレゼンスサービス(Instant Messaging and Presence Service、IMPS))、並びに/又はショートメッセージサービス(Short Message Service、SMS)、あるいは本文書の出願日現在までにまだ開発されていない通信プロトコルを含む任意の他の適切な通信プロトコルを含むが、それらに限定されない、複数の通信規格、通信プロトコル、及び通信技術のうちのいずれかを使用する。
オーディオ回路110、スピーカ111、及びマイクロフォン113は、ユーザとデバイス100との間のオーディオインタフェースを提供する。オーディオ回路110は、周辺機器インタフェース118からオーディオデータを受信し、このオーディオデータを電気信号に変換し、この電気信号をスピーカ111に送信する。スピーカ111は、電気信号を人間の可聴音波に変換する。また、オーディオ回路110は、マイクロフォン113によって音波から変換された電気信号を受信する。オーディオ回路110は、電気信号をオーディオデータに変換し、このオーディオデータを処理のために周辺機器インタフェース118に送信する。オーディオデータは、任意選択的に、周辺機器インタフェース118によって、メモリ102及び/若しくはRF回路108から取得され、且つ/又はメモリ102及び/若しくはRF回路108に伝送される。いくつかの実施形態では、オーディオ回路110は、更にヘッドセットジャック(例えば、212、図2)も含む。ヘッドセットジャックは、オーディオ回路110と、出力専用ヘッドフォン又は出力(例えば片耳又は両耳用のヘッドフォン)及び入力(例えばマイクロフォン)の両方を備えるヘッドセットなどの着脱可能なオーディオ入出力周辺機器との間のインタフェースを提供する。
I/Oサブシステム106は、タッチ感知ディスプレイシステム112及びその他の入力又は制御デバイス116などのデバイス100上の入出力周辺機器を周辺機器インタフェース118と結合する。I/Oサブシステム106は、任意選択的に、ディスプレイコントローラ156、光センサコントローラ158、強度センサコントローラ159、触覚フィードバックコントローラ161、及び他の入力若しくは制御デバイスのための1つ以上の入力コントローラ160を含む。1つ以上の入力コントローラ160は他の入力又は制御デバイス116から電気信号を受信し、それらへ電気信号を送信する。その他の入力又は制御デバイス116は任意選択で、物理的ボタン(例えば、プッシュボタン、ロッカボタンなど)、ダイヤル、スライダスイッチ、ジョイスティック、クリックホイールなどを含む。いくつかの代替的実施形態では、入力コントローラ(単数又は複数)160は任意選択で、キーボード、赤外線ポート、USBポート、スタイラス、及び/又はマウスなどのポインタデバイスのうちのいずれかと結合される(又は、いずれにも結合されない)。1つ以上のボタン(例えば、図2の208)は、任意選択的に、スピーカ111及び/又はマイクロフォン113の音量制御のためのアップ/ダウンボタン(例えば、反対方向に揺動する単一のボタン、又は上ボタンと下ボタンを分離する)を含む。1つ以上のボタンは、任意選択で、プッシュボタン(例えば、206、図2)を含む。
タッチ感知ディスプレイシステム112は、デバイスとユーザの間の入力インタフェース及び出力インタフェースを提供する。ディスプレイコントローラ156は、タッチ感知ディスプレイシステム112から電気信号を受信し、及び/又はタッチ感知ディスプレイシステム112へ電気信号を送信する。タッチ感知ディスプレイシステム112は、ユーザに視覚出力を表示する。この視覚出力は、グラフィック、テキスト、アイコン、動画、及びそれらの任意の組み合わせ(総称して「グラフィック」)を任意選択的に含む。いくつかの実施形態では、視覚出力の一部又は全ては、ユーザインタフェースオブジェクトに対応する。本明細書で使用されるように、用語「アフォーダンス」は、ユーザ対話形式のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト(例えば、グラフィカルユーザインタフェースオブジェクトに向かって方向付けられた入力に応じるように構成されているグラフィカルユーザインタフェースオブジェクト)を指す。ユーザ対話形式のグラフィカルユーザインタフェースオブジェクトの例は、ボタン、スライダ、アイコン、選択可能メニュー項目、スイッチ、ハイパーリンク、又はその他のユーザインタフェース制御を含むが、それらに限定されない。
タッチ感知ディスプレイシステム112は、触覚及び/又は触知の接触に基づくユーザからの入力を受け付けるタッチ感知面、センサ、又はセンサのセットを有する。(メモリ102内の任意の関連するモジュール及び/又は命令セットと共に)タッチ感知ディスプレイシステム112及びディスプレイコントローラ156は、タッチ感知ディスプレイシステム112上の接触(及び、接触の任意の移動又は中断)を検出し、検出された接触をタッチ感知ディスプレイシステム112上で表示されるユーザインタフェースオブジェクト(例えば、1つ以上のソフトキー、アイコン、ウェブページ、又は画像)との相互作用に変換する。いくつかの実施形態では、タッチ感知ディスプレイシステム112とユーザとの間の接触点は、ユーザの指又はスタイラスに対応する。
タッチ感知ディスプレイシステム112は任意選択で、LCD(liquid crystal display)(液晶ディスプレイ)技術、LPD(light emitting polymer display)(発光ポリマディスプレイ)技術、又はLED(light emitting diode)(発光ダイオード)技術を使用するが、他の実施形態では、他のディスプレイ技術が使用される。タッチ感知ディスプレイシステム112及びディスプレイコントローラ156は任意選択で、容量技術、抵抗性技術、赤外線技術、及び表面音響波技術、並びに、タッチ感知ディスプレイシステム112との1つ以上の接触点を判定するためのその他の近接センサアレイ又は他の要素を含むが、これらに限定されない、現在既知の又は後に開発される複数のタッチ感知技術のうちのいずれかを使用して、接触及びその任意の移動又は中断を検出する。いくつかの実施形態では、Cupertino、CaliforniaのApple Inc.からのiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)などにおいて見られるような、投影型相互キャパシタンス検知技術が使用される。
タッチ感知ディスプレイシステム112は任意選択で、100dpiを超えるビデオ解像度を有する。いくつかの実施形態では、タッチスクリーンのビデオ解像度は、400dpiを超える(例えば、500dpi、800dpi、又はそれより高い)。ユーザは任意選択で、スタイラス、指などの任意の適切なオブジェクト又は付属物を使用して、タッチ感知ディスプレイシステム112と接触する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースは、指に基づく接触及びジェスチャで機能するように設計されるが、これらは、タッチスクリーン上での指の接触面積がスタイラスの接触面積よりも大きいことに起因して、スタイラスに基づく入力よりも精度が低い場合がある。いくつかの実施形態では、デバイスは、指による粗い入力を、ユーザによって所望されているアクションを実行するための、正確なポインタ/カーソルの位置又はコマンドに変換する。
いくつかの実施形態では、タッチスクリーンに加えて、デバイス100は、任意選択的に、特定の機能をアクティブ化又は非アクティブ化するためのタッチパッドを含む。いくつかの実施形態では、タッチパッドは、タッチスクリーンとは異なり、視覚出力を表示しない、デバイスのタッチ感知エリアである。タッチパッドは任意選択で、タッチ感知ディスプレイシステム112と分離したタッチ感知面、又はタッチスクリーンによって形成されたタッチ感知面の延長である。
デバイス100は、様々な構成要素に電力を供給する電力システム162も含む。電力システム162は、任意選択的に、電力管理システム、1つ以上の電源(例えば、バッテリ、交流(AC))、再充電システム、停電検出回路、電力コンバータ又はインバータ、電力状態インジケータ(例えば、発光ダイオード(LED))、並びにポータブルデバイス内での電力の生成、管理、及び分配に関連付けられた任意の他の構成要素を含む。
デバイス100はまた、(例えば、1つ以上のカメラの一部として)1つ以上の光センサ164を任意選択的に含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の光センサコントローラ158と結合された光センサを示す。光センサ(単数又は複数)164は、任意選択で、電荷結合デバイス(CCD)又は相補的金属酸化物半導体(CMOS)フォトトランジスタを含む。光センサ(単数又は複数)164は、1つ以上のレンズを通じて投影された、環境からの光を受信し、画像を表すデータに光を変換する。撮像モジュール143(カメラモジュールとも呼ばれる)と連携して、光センサ(単数又は複数)164は任意選択で、静止画及び/又はビデオをキャプチャする。いくつかの実施形態では、タッチスクリーンを静止画及び/又はビデオ画像取得のためのビューファインダとして使用することができるように、光センサは、デバイスの前面上のタッチ感知ディスプレイシステム112の反対である、デバイス100の背面上に配置される。いくつかの実施形態では、ユーザの画像が取得されるように(例えば、自撮りのため、ユーザがタッチスクリーン上で他のテレビ会議参加者を見ている間のテレビ会議のためなど)、別の光センサがデバイスの前面に配置される。
デバイス100はまた、任意選択的に、1つ以上の接触強度センサ165を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の強度センサコントローラ159と結合された接触強度センサを示す。接触強度センサ(単数又は複数)165は、1つ以上のピエゾ抵抗ひずみゲージ、電気容量式力センサ、電気力センサ、圧電力センサ、光学力センサ、容量式タッチ感知面、又は他の強度センサ(例えば、タッチ感知面上の接触の力(若しくは圧力)を測定するために使用されるセンサ)を任意選択で含む。接触強度センサ(単数又は複数)165は、環境から接触強度情報(例えば、圧力情報又は圧力情報のためのプロキシ)を受信する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの接触強度センサは、タッチ感知面(例えばタッチ感知ディスプレイシステム112)と並置される、又はそれに近接される。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの接触強度センサは、デバイス100の前面上に位置するタッチスクリーンディスプレイシステム112の反対である、デバイス100の背面上に配置される。
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の近接センサ166を含む。図1Aは、周辺機器インタフェース118と結合された近接センサ166を示す。代わりに、近接センサ166は、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160と結合される。いくつかの実施形態では、多機能デバイスがユーザの耳の近くに配置されるとき(例えば、ユーザが電話通話を行っているとき)、近接センサは、タッチ感知ディスプレイシステム112をターンオフ及び無効にする。
デバイス100はまた、任意選択的に、1つ以上の触知出力生成器167を含む。図1Aは、I/Oサブシステム106内の触覚フィードバックコントローラ161と結合され触知出力生成器を示す。いくつかの実施形態では、触知出力生成器(単数又は複数)167は、スピーカ若しくは他のオーディオ構成要素などの1つ以上の電気音響デバイス、及び/又はモータ、ソレノイド、電気活性ポリマ、圧電アクチュエータ、静電アクチュエータ、若しくは他の触知出力生成構成要素(例えば、デバイス上で電気信号を触知出力に変換する構成要素)などの、エネルギを線形の動きに変換する電気機械デバイスを含む。触知出力生成器(単数又は複数)167は、触覚フィードバックモジュール133から触知フィードバック生成命令を受信し、デバイス100のユーザが感知できる触知出力をデバイス100上に生成する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの触知出力生成器は、タッチ感知面(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112)と並置される、又はそれに近接しており、任意選択的に、タッチ感知面を垂直方向(例えば、デバイス100の表面の内/外)に、又は水平方向(例えば、デバイス100の表面と同じ平面内の前後)に移動させることによって、触知出力を生成する。いくつかの実施形態では、少なくとも1つの触知出力生成器センサは、デバイス100の前面上に位置するタッチ感知ディスプレイシステム112の反対である、デバイス100の背面上に配置される。
また、デバイス100は、任意選択的に、1つ以上の加速度計168を含む。図1Aは、周辺機器インタフェース118と結合された加速度計168を示す。代わりに、加速度計168は任意選択で、I/Oサブシステム106内の入力コントローラ160と結合される。いくつかの実施形態では、情報は、1つ以上の加速度計から受信されたデータの分析に基づいて、縦長ビュー又は横長ビュー内でタッチスクリーンディスプレイ上に表示される。デバイス100は、加速度計(単数又は複数)168に加えて、磁気計並びにデバイス100の位置及び向き(例えば、縦方向又は横方向)に関する情報を取得するためのGPS(又はGLONASS又は他のグローバルナビゲーションシステム)受信機を任意選択的に含む。
いくつかの実施形態では、メモリ102に記憶されたソフトウェア構成要素は、オペレーティングシステム126、通信モジュール(又は、命令セット)128、接触/動きモジュール(又は、命令セット)130、グラフィックモジュール(又は、命令セット)132、触覚フィードバックモジュール(又は、命令セット)133、テキスト入力モジュール(又は、命令セット)134、全地球測位システム(Global Positioning System)(GPS)モジュール(又は、命令セット)135、及びアプリケーション(又は、命令セット)136を含む。更に、いくつかの実施形態では、図1A及び図3に示されるように、メモリ102は、デバイス/グローバル内部状態157を記憶する。デバイス/グローバル内部状態157は、現在アクティブ状態のアプリケーションがある場合に、どのアプリケーションがアクティブであるかを示すアクティブアプリケーション状態、どのアプリケーション、ビュー、又は他の情報がタッチ感知ディスプレイシステム112の様々な領域を占有しているかを示す表示状態、デバイスの様々なセンサ及びその他の入力又は制御デバイス116から取得される情報を含むセンサ状態、並びにデバイスの位置及び/又は姿勢に関する位置及び/若しくは位置情報、のうちの1つ以上を含む。
オペレーティングシステム126(例えば、iOS、Darwin、RTXC、LINUX、UNIX、OS X、WINDOWS、又はVxWorksなどの組み込みオペレーティングシステム)は、全体的なシステムタスク(例えば、メモリ管理、記憶デバイス制御、電力管理など)を制御及び管理するための様々なソフトウェア構成要素及び/又はドライバを含み、様々なハードウェア構成要素とソフトウェア構成要素の間の通信を促進する。
通信モジュール128は、1つ以上の外部ポート124を介して他のデバイスとの通信を容易にし、RF回路108及び/又は外部ポート124が受信したデータを処理するための様々なソフトウェア構成要素をも含む。外部ポート124(例えば、ユニバーサルシリアルバス(Universal Serial Bus、USB)、FIREWIREなど)は、直接的に、又はネットワーク(例えばインターネット、無線LANなど)を介して間接的に、他のデバイスに結合するように適合されている。いくつかの実施形態では、外部ポートは、Cupertino、CaliforniaのApple Inc.からのいくつかのiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)デバイス内で使用される30ピンコネクタと同一若しくは類似した、及び/又は互換性のあるマルチピン(例えば、30ピン)コネクタである。いくつかの実施形態では、外部ポートは、Cupertino、CaliforniaのApple Inc.からのいくつかのiPhone(登録商標)、iPod Touch(登録商標)、及びiPad(登録商標)デバイスにおいて使用されるLightningコネクタと同一若しくは類似した、及び/又は互換性のあるLightningコネクタである。いくつかの実施形態では、外部ポートは、Cupertino、CaliforniaのApple Inc.からのいくつかの電子デバイス内で使用されるUSB Type-Cコネクタと同一若しくは類似した、且つ/又は互換性のあるUSB Type-Cコネクタである。
接触/動きモジュール130は任意選択で、タッチ感知ディスプレイシステム112との接触(ディスプレイコントローラ156と連携して)、及び他のタッチ感知デバイスとの接触(例えば、タッチパッド又は物理クリックホイール)を検出する。接触/動きモジュール130は、接触が発生したかを判定すること(例えば、指ダウンイベントを検出する)、接触の強度を判定すること(例えば、接触の力若しくは圧力、又は接触の力若しくは圧力に代替するもの)、接触の移動があるかを判定すること及びタッチ感知面を横切る移動を追跡すること(例えば、1つ以上の指のドラッグイベントを検出する)、及び接触が停止したかどうかを判定すること(例えば、指アップイベント又は接触の中断を検出する)などの、接触の検出(例えば、指又はスタイラスによる)に関連する様々な動作を実行するためのソフトウェア構成要素を含む。接触/動きモジュール130は、タッチ感知面から接触データを受信する。一連の接触データによって表される、接触点の移動を判定することは、任意選択的に、接触点の速さ(大きさ)、速度(大きさ及び方向)、及び/又は加速度(大きさ及び/又は方向の変化)を判定することを含む。これらの動作は、任意選択で、単一の接触(例えば、1本の指の接触又はスタイラスの接触)又は複数の同時接触(例えば、「マルチタッチ」/複数の指の接触)に適用される。いくつかの実施形態では、接触/動きモジュール130及びディスプレイコントローラ156は、タッチパッド上の接触を検出する。
接触/動きモジュール130は、任意選択的に、ユーザによるジェスチャ入力を検出する。タッチ感知面上の異なるジェスチャは、異なる接触パターンを有する(例えば検出される接触の動き、タイミング、及び/又は強度が異なる)。したがって、ジェスチャは、任意選択的に、特定の接触パターンを検出することによって検出される。例えば、指のタップジェスチャを検出することは、フィンガダウンイベントを検出し、続いて(例えば、アイコンの位置での)そのフィンガダウンイベントと同一の位置(又は、実質的に同一の位置)でのフィンガアップ(リフトオフ)イベントを検出することを含む。別の実施例として、タッチ感知面上の指のスワイプジェスチャを検出することは、フィンガダウンイベントを検出し、続いて1つ以上の指のドラッグイベントを検出し、その後、フィンガアップ(リフトオフ)イベントを検出することを含む。同様に、タップ、スワイプ、ドラッグ、及び他のジェスチャは、任意選択で、スタイラスに対して、スタイラスに対する特定の接触パターンを検出することにより、検出される。
いくつかの実施形態では、指のタップジェスチャを検出することは、指ダウンイベントを検出することと指アップイベントを検出することとの間の時間の長さに依存するが、指ダウンイベントを検出することと指アップイベントを検出することとの間の指の接触の強度とは関連しない。いくつかの実施形態では、タップジェスチャは、タップの間の指の接触の強度が、軽い押圧又は深い押圧強度閾値などの所与の強度閾値を満たす(名目上の接触検出強度閾値よりも大きい)かにかかわらず、指ダウンイベントと指アップイベントの間の時間の長さが予め定められた値よりも短い(例えば、0.1、0.2、0.3、0.4又は0.5秒よりも短い)との判定に従って検出される。したがって、指のタップジェスチャは、特定の入力基準が満たされるために、接触の特性強度が所与の強度閾値を満たすことを必要としない特定の入力基準を満たすことができる。明確にするために、タップジェスチャにおける指の接触は一般的に、指ダウンイベントを検出するために、それを下回ると接触が検出されない名目上の接触検出強度閾値を満たす必要がある。同様の分析は、スタイラスによるタップジェスチャ又は他の接触を検出することに適用される。デバイスがタッチ感知面上をホバリングする指又はスタイラスの接触を検出することが可能なケースでは、名目上の接触検出強度閾値は任意選択で、指又はスタイラスとタッチ感知面の間の物理的接触に対応しない。
同様の方式で、同一の概念が他の種類のジェスチャに適用される。例えば、スワイプジェスチャ、ピンチジェスチャ、デピンチジェスチャ、及び/又は長い押圧ジェスチャは任意選択で、ジェスチャに含まれる接触の強度と関係しない、又は認識されるためにジェスチャを実行する接触(単数又は複数)が強度閾値に到達することを必要としないのいずれかである基準を満たすことに基づいて検出される。例えば、スワイプジェスチャは、1つ以上の接触の移動量に基づいて検出される。ピンチジェスチャは、2つ以上の接触の互いへの移動に基づいて検出される。デピンチジェスチャは、2つ以上の接触の互いから離れる動きに基づいて検出される。長押しジェスチャは、閾値量未満の移動を伴うタッチ感知面への接触の持続時間に基づいて検出される。したがって、特定のジェスチャ認識基準が満たされるために、接触(単数又は複数)の強度が対応する強度閾値を満たすことを特定のジェスチャ認識基準が必要としないという記述は、ジェスチャにおける接触(単数又は複数)が対応する強度閾値に到達しない場合に特定のジェスチャ認識基準が満たされることが可能であること、及びジェスチャにおける接触のうちの1つ以上が対応する強度閾値に到達する、又は強度閾値を超える状況で満たされることも可能であることを意味する。いくつかの実施形態では、タップジェスチャは、接触が所定の時間期間の間にそれぞれの強度閾値を上回るか又は下回るかにかかわらず、指ダウンイベント及び指アップイベントが所定の時間期間内で検出されたという判定に基づいて検出され、スワイプジェスチャは、接触が接触の移動の終わりにそれぞれの強度閾値を上回る場合でさえ、接触の移動が所定の大きさよりも大きいという判定に基づいて検出される。ジェスチャの検出がジェスチャを実行する接触の強度によって影響される実施態様でさえ(例えば、接触の強度が強度閾値を上回るときにデバイスが長い押圧をより素早く検出し、又は接触の強度がより高いときにデバイスがタップ入力の検出に遅れる)、接触が特定の強度閾値に到達しない状況でジェスチャを認識する基準を満たすことができる限り(例えば、ジェスチャを認識するために要する時間量が変化する場合でさえ)、それらのジェスチャの検出は、接触が特定の強度閾値に到達することを必要としない。
接触強度閾値、期間閾値、及び移動閾値は、一部の状況では、同一の入力要素又は領域に方向付けられる2つ以上の異なるジェスチャを区別するためのヒューリスティックを作成するために、様々な異なる組み合わせで組み合わされ、それによって、同一の入力要素との複数の異なる相互作用がより豊かなセットのユーザ相互作用及び応答を提供するように有効化される。ジェスチャ認識基準の特定のセットが、その特定のジェスチャ認識基準が満たされるために接触(単数又は複数)の強度がそれぞれの強度閾値を満たすことを必要としないという記述は、ジェスチャがそれぞれの強度閾値を超える強度を有する接触を含むときに満たされる基準を有する他のジェスチャを識別するための他の強度に依存するジェスチャ認識基準をそれと同時に評価することを排除しない。例えば、いくつかの状況では、第1のジェスチャ認識基準が満たされるために、接触(単数又は複数)の強度が対応する強度閾値を満たすことを必要としない第1のジェスチャのための第1のジェスチャ認識基準は、対応する強度閾値に到達する接触(単数又は複数)に依存する第2のジェスチャのための第2のジェスチャ認識基準との競争関係にある。そのような競争では、ジェスチャは任意選択で、第2のジェスチャのための第2のジェスチャ認識基準が最初に満たされる場合に、第1のジェスチャのための第1のジェスチャ認識基準を満たすものとして認識されない。例えば、接触が所定の移動量を移動する前に接触が対応する強度閾値に到達する場合、スワイプジェスチャではなく深い押圧ジェスチャが検出される。逆に、接触が対応する強度閾値に到達する前に接触が所定の移動量を移動する場合、深い押圧ジェスチャではなくスワイプジェスチャが検出される。そのような状況でさえ、第1のジェスチャのための第1のジェスチャ認識基準は、第1のジェスチャ認識基準が満たされるために、接触(単数又は複数)の強度が対応する強度閾値を満たすことをなおも必要としないが、これは、ジェスチャの終わりまで接触が対応する強度閾値を下回ったままであった場合(例えば、対応する強度閾値を上回る強度まで増加しない接触を有するスワイプジェスチャ)、ジェスチャは、スワイプジェスチャとして第1のジェスチャ認識基準によって認識されているからである。そのようにして、特定のジェスチャ認識基準が満たされるために、接触(単数又は複数)の強度が対応する強度閾値を満たすことを必要としない特定のジェスチャ認識基準は、(A)いくつかの状況では、強度閾値(例えば、タップジェスチャのための)に関して接触の強度を無視し、及び/又は(B)いくつかの状況では、特定のジェスチャ認識基準が入力に対応するジェスチャ(例えば、認識のための深い押圧ジェスチャと競争する長い押圧ジェスチャのための)を認識する前に、強度依存ジェスチャ認識基準の競争するセット(例えば、深い押圧ジェスチャのための)が強度依存ジェスチャに対応するものとして入力を認識する場合、特定のジェスチャ認識基準(例えば、長い押圧ジェスチャのための)が機能しないという意味で、強度閾値に関して接触の強度になおも依存している。
グラフィックモジュール132は、表示されるグラフィックの視覚的影響(例えば、輝度、透明度、彩度、コントラスト、又は他の視覚的特性)を変更するための構成要素を含む、タッチ感知ディスプレイシステム112又は他のディスプレイ上でグラフィックをレンダリング及び表示するための様々な既知のソフトウェア構成要素を含む。本明細書で使用される場合、用語「グラフィック」は、テキスト、ウェブページ、アイコン(ソフトキーを含むユーザインタフェースオブジェクトなど)、デジタル画像、ビデオ、及びアニメーションなどを含むがこれらに限定されない、ユーザに対して表示することができるいずれかのオブジェクトを含む。
いくつかの実施形態では、グラフィックモジュール132は、使用されることになるグラフィックを表すデータを記憶する。各グラフィックには、任意選択的に、対応するコードが割り当てられる。グラフィックモジュール132は、アプリケーションなどから、必要に応じて、座標データ及び他のグラフィック特性データと共に、表示されることとなるグラフィックを指定する1つ以上のコードを受信し、次にディスプレイコントローラ156に出力するスクリーンの画像データを生成する。
触覚フィードバックモジュール133は、デバイス100とのユーザ相互作用に応じて、触知出力生成器(単数又は複数)167を使用してデバイス100上の1つ以上の位置において触知出力を作成する命令(例えば、触覚フィードバックコントローラ161によって使用される命令)を生成する様々なソフトウェア構成要素を含む。
テキスト入力モジュール134は、任意選択で、グラフィックモジュール132の構成要素であり、様々なアプリケーション(例えば、連絡先137、電子メール140、IM141、ブラウザ147、及びテキスト入力を必要とする任意の他のアプリケーション)でテキストを入力するためのソフトキーボードを提供する。
GPSモジュール135は、デバイスの位置を判定し、この情報を、様々なアプリケーションで使用するために(例えば、位置に基づく電話発信で使用するために電話138へ、写真/ビデオのメタデータとしてカメラ143へ、並びに、気象ウィジェット、地域のイエローページウィジェット、及び地図/ナビゲーションウィジェットなどの、位置に基づくサービスを提供するアプリケーションへ)提供する。
アプリケーション136は、任意選択的に、以下のモジュール(又は命令セット)又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含む。
●連絡先モジュール137(アドレス帳又は連絡先リストと呼ばれることもある)、
●電話モジュール138、
●テレビ会議モジュール139、
●電子メールクライアントモジュール140、
●インスタントメッセージング(IM)モジュール141、
●トレーニングサポートモジュール142、
●静止画及び/又はビデオ画像用のカメラモジュール143、
●画像管理モジュール144、
●ブラウザモジュール147、
●カレンダモジュール148、
●気象ウィジェット149-1、株式ウィジェット149-2、計算機ウィジェット149-3、アラーム時計ウィジェット149-4、辞書ウィジェット149-5、及びユーザによって取得された他のウィジェット、並びにユーザ作成ウィジェット149-6のうちの1つ以上を任意選択的に含む、ウィジェットモジュール149、
●ユーザ作成ウィジェット149-6を作成するためのウィジェット作成モジュール150、
●検索モジュール151、
●任意選択的にビデオプレーヤモジュール及び音楽プレーヤモジュールから構成されている、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152、
●メモモジュール153、
●地図モジュール154、及び/又は
●オンラインビデオモジュール155。
任意選択的にメモリ102に記憶される他のアプリケーション136の例としては、他のワードプロセッシングアプリケーション、他の画像編集アプリケーション、描画アプリケーション、プレゼンテーションアプリケーション、JAVA対応アプリケーション、暗号化、デジタル著作権管理、音声認識、及び音声複製が挙げられる。
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、連絡先モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と共に、連絡先モジュール137は、アドレス帳又は連絡先リスト(例えば、メモリ102又はメモリ370の連絡先モジュール137のアプリケーション内部状態192に記憶される)を管理するための実行可能命令を含み、この実行可能命令は、アドレス帳に名前を追加することと、アドレス帳から名前を削除することと、電話番号、電子メールアドレス、物理アドレス、又は他の情報を名前に関連付けることと、を含む。画像を名前に関連付けること、名前を分類して並べ替えること、電話番号及び/又は電子メールアドレスを提供して、電話138、テレビ会議139、電子メール140、又はIM141による通信を開始及び/若しくは促進すること、などが含まれる。
RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、電話モジュール138は、電話番号に対応する一連の文字を入力し、アドレス帳137内の1つ以上の電話番号にアクセスし、入力されている電話番号を変更し、それぞれの電話番号をダイヤルし、会話を実行し、会話が完了したときに切断し又は電話を切る実行可能命令を含む。上述のように、無線通信は、任意選択で、複数の通信規格、プロトコル、及び技術のうちのいずれかを使用する。
RF回路108、オーディオ回路110、スピーカ111、マイクロフォン113、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、光センサ(単数又は複数)164、光センサコントローラ158、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、連絡先リスト137、及び電話モジュール138と連携して、テレビ会議モジュール139は、ユーザの命令に従って、ユーザと1人以上の他の参加者の間のテレビ会議を開始し、行い、終了する実行可能命令を含む。
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、電子メールクライアントモジュール140は、ユーザの命令に応じて、電子メールを作成し、送信し、受信し、管理する実行可能命令を含む。画像管理モジュール144と連携して、電子メールクライアントモジュール140は、カメラモジュール143で撮影された静止画像又は動画画像を有する電子メールの作成及び送信を非常に容易にする。
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、インスタントメッセージングモジュール141は、インスタントメッセージに対応する一連の文字を入力し、前に入力された文字を修正し、それぞれのインスタントメッセージを送信し(例えば、電話ベースのインスタントメッセージのためのショートメッセージサービス(SMS)若しくはマルチメディアメッセージサービス(Multimedia Message Service、MMS)プロトコルを使用して、又はインターネットベースのインスタントメッセージのためのXMPP、SIMPLE、Apple Push Notification Service(APNs)、若しくはIMPSを使用して)、インスタントメッセージを受信し、受信したインスタントメッセージを見る実行可能命令を含む。いくつかの実施形態では、送信される及び/又は受信されるインスタントメッセージは、任意選択的に、MMS及び/又は拡張メッセージングサービス(Enhanced Messaging Service、EMS)でサポートされるようなグラフィック、写真、オーディオファイル、動画ファイル、及び/又は他の添付ファイルを含む。本明細書で使用される場合、「インスタントメッセージ」は、電話ベースのメッセージ(例えば、SMS又はMMSを使用して送信されたメッセージ)及びインターネットベースのメッセージ(例えば、XMPP、SIMPLE、APNs、又はIMPSを使用して送信されたメッセージ)の両方を指す。
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、地図モジュール154、並びにビデオ及び音楽プレーヤモジュール152と連携して、トレーニングサポートモジュール142は、トレーニングを作成し(例えば、時間、距離、及び/又はカロリー消費目標を有する)、(スポーツデバイス及びスマートウォッチ内の)トレーニングセンサと通信し、トレーニングセンサデータを受信し、トレーニングをモニタするために使用されるセンサを較正し、トレーニング用の音楽を選択して再生し、並びに、トレーニングデータを表示し、記憶し、及び送信する、実行可能命令を含む。
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、光センサ(単数又は複数)164、光センサコントローラ158、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及び画像管理モジュール144と共に、カメラモジュール143は、静止画又はビデオ(ビデオストリームを含む)をキャプチャしてメモリ102にそれらを記憶する、静止画又はビデオの特性を変更する、及び/又はメモリ102から静止画若しくはビデオを削除する、実行可能命令を含む。
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びカメラモジュール143と共に、画像管理モジュール144は、静止画及び/又はビデオ画像を配置し、変更し(例えば、編集し)、又はその他の方式で操作し、ラベルを付け、削除し、提示し(例えば、デジタルスライドショー又はアルバム内で)、並びに記憶する、実行可能命令を含む。
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と共に、ブラウザモジュール147は、ウェブページ又はそれらの一部、並びにウェブページにリンクされた添付ファイル及び他のファイルの、検索、リンク付け、受信、及び表示を含め、ユーザの命令に従って、インターネットをブラウズする、実行可能命令を含む。
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と共に、カレンダモジュール148は、ユーザの命令に従って、カレンダ及びカレンダに関連付けられたデータ(例えば、カレンダ項目、するべきことのリストなど)を作成、表示、変更、及び記憶する、実行可能命令を含む。
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と共に、ウィジェットモジュール149は、任意選択で、ユーザによってダウンロードされ使用されるミニアプリケーション(例えば、気象ウィジェット149-1、株価ウィジェット149-2、計算機ウィジェット149-3、アラーム時計ウィジェット149-4、及び辞書ウィジェット149-5)、又はユーザによって作成されるミニアプリケーション(例えば、ユーザ作成ウィジェット149-6)である。いくつかの実施形態では、ウィジェットは、HTML(Hypertext Markup Language、ハイパーテキストマークアップ言語)ファイル、CSS(Cascading Style Sheets、カスケーディングスタイルシート)ファイル、及びJavaScriptファイルを含む。いくつかの実施形態では、ウィジェットは、XML(Extensible Markup Language、拡張可能マークアップ言語)ファイル及びJavaScriptファイル(例えば、Yahoo!ウィジェット)を含む。
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、及びブラウザモジュール147と連携して、ウィジェット作成モジュール150は、ウィジェットを作成する(例えば、ウェブページのユーザ指定部分をウィジェットに変える)実行可能命令を含む。
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、検索モジュール151は、ユーザの命令に従って、1つ以上の検索基準(例えば、1つ以上のユーザ指定の検索語句)と一致する、メモリ102内のテキスト、音楽、サウンド、画像、ビデオ、及び/又は他のファイルを検索する実行可能命令を含む。
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、音声回路110、スピーカ111、RF回路108、及びブラウザモジュール147と連携して、ビデオ及び音楽プレーヤモジュール152は、MP3又はAACファイルなどの1つ以上のファイル形式で記憶された記録された音楽又は他のサウンドファイルをユーザがダウンロード及び再生することを可能にする実行可能命令、並びにビデオを表示し、提示し、又はその他の方式で再生する(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112上で、又は無線で若しくは外部ポート124を介して接続された外部のディスプレイ上で)実行可能命令を含む。いくつかの実施形態では、デバイス100は、任意選択的に、iPod(Apple Inc.の商標)などのMP3プレーヤの機能を含む。
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、及びテキスト入力モジュール134と連携して、メモモジュール153は、ユーザの命令に従って、メモ、するべきことのリストなどを作成及び管理する実行可能命令を含む。
RF回路108、タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、連絡先モジュール130、グラフィックモジュール132、テキスト入力モジュール134、GPSモジュール135、及びブラウザモジュール147に関連して、地図モジュール154は、ユーザの命令に従って、地図及び地図に関連するデータ(例えば、運転方向、特定の場所又はその付近の店舗及びその他の対象地点についてのデータ、並びにその他の場所に基づくデータ)を受信し、表示し、修正し、記憶する実行可能命令を含む。
タッチ感知ディスプレイシステム112、ディスプレイコントローラ156、接触モジュール130、グラフィックモジュール132、音声回路110、スピーカ111、RF回路108、テキスト入力モジュール134、電子メールクライアントモジュール140、及びブラウザモジュール147と連携して、オンラインビデオモジュール155は、ユーザがH.264などの1つ以上のファイル形式のオンラインビデオにアクセスし、閲覧し、受信し(例えば、ストリーミング及び/又はダウンロードにより)、再生し(例えば、タッチスクリーン112上で、又は無線で若しくは外部ポート124を介して接続された外部のディスプレイ上で)、特定のオンラインビデオへのリンクを有する電子メールを送信し、別の方法で管理することを可能にする実行可能命令を含む。いくつかの実施形態では、特定のオンライン動画へのリンクを送信するために、電子メールクライアントモジュール140ではなく、インスタントメッセージングモジュール141が使用される。
上記特定されたモジュール及びアプリケーションの各々は、上記説明された1つ以上の機能、並びに本出願で説明される方法(例えば、コンピュータによって実行される方法、及び本明細書で説明される他の情報処理方法)を実行する実行可能な命令セットに対応する。それらのモジュール(例えば、命令セット)は、別々のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実装される必要はなく、よって、それらのモジュールの様々なサブセットは、任意選択で、様々な実施形態において、組み合わされる、又は他の方式で再配置される。いくつかの実施形態では、メモリ102は、任意選択で、上記で特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを記憶する。更にまた、メモリ102は、上記で説明されていない追加のモジュール及びデータ構造を任意選択的に記憶する。
いくつかの実施形態では、デバイス100は、そのデバイスにおける所定の機能のセットの動作がタッチスクリーン及び/又はタッチパッドのみを介して実行されるデバイスである。デバイス100が動作するための主要な入力コントロールデバイスとしてタッチスクリーン及び/又はタッチパッドを使用することにより、任意選択的に、デバイス100上の物理的な入力コントロールデバイス(プッシュボタン、ダイヤルなど)の数が削減される。
タッチスクリーン及び/又はタッチパッドを通じてのみ実行される所定の機能のセットは、任意選択的に、ユーザインタフェース間のナビゲーションを含む。いくつかの実施形態では、タッチパッドは、ユーザによってタッチされたときに、デバイス100上に表示される任意のユーザインタフェースから、メインメニュー、ホームメニュー、又はルートメニューにデバイス100をナビゲートする。このような実施形態では、「メニューボタン」は、タッチパッドを使用して実装される。一部の他の実施形態では、メニューボタンは、タッチパッドではなく、物理プッシュボタン又はその他の物理入力コントロールデバイスである。
図1Bは、いくつかの実施形態に係る、イベント処理のための例示的な構成要素を示すブロック図である。いくつかの実施形態では、メモリ102(図1Aにおける)又は370(図3)は、イベントソート部170(例えば、オペレーティングシステム126内)及びそれぞれのアプリケーション136-1(例えば、上述したアプリケーション136、137~155、380~390のいずれか)を含む。
イベントソート部170は、イベント情報を受信し、イベント情報を配信するアプリケーション136-1、及びアプリケーション136-1のアプリケーションビュー191を判定する。イベントソート部170は、イベントモニタ171及びイベントディスパッチャモジュール174を含む。いくつかの実施形態では、アプリケーション136-1は、アプリケーションがアクティブ又は実行中のとき、タッチ感知ディスプレイシステム112上で表示される現在のアプリケーションビュー(単数又は複数)を示す、アプリケーション内部状態192を含む。いくつかの実施形態では、デバイス/グローバル内部状態157は、どのアプリケーション(単数又は複数)が現在アクティブであるかを判定するためにイベントソート部170によって使用され、アプリケーション内部状態192は、イベント情報が配信されるアプリケーションビュー191を判定するためにイベントソート部170によって使用される。
いくつかの実施形態では、アプリケーション内部状態192は、アプリケーション136-1が実行を再開するときに使用すべき再開情報、アプリケーション136-1によって表示されている情報を示す又は表示する準備ができたユーザインタフェース状態情報、ユーザがアプリケーション136-1の前の状態又はビューに戻ることを可能にする状態キュー、及びユーザによって行われた前のアクションのリドゥ/アンドゥキューのうちの1つ以上などの追加情報を含む。
イベントモニタ171は、周辺機器インタフェース118からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベント(例えば、マルチタッチジェスチャの一部としての、タッチ感知ディスプレイシステム112上のユーザのタッチ)についての情報を含む。周辺機器インタフェース118は、I/Oサブシステム106、又は近接センサ166、加速度計(単数又は複数)168、及び/若しくは(オーディオ回路110を介した)マイクロフォン113などのセンサから受信する情報を送信する。周辺機器インタフェース118がI/Oサブシステム106から受信する情報は、タッチ感知ディスプレイシステム112又はタッチ感知面からの情報を含む。
いくつかの実施形態では、イベントモニタ171は、所定の間隔で周辺機器インタフェース118に要求を送信する。それに応じて、周辺機器インタフェース118は、イベント情報を送信する。他の実施形態では、周辺機器インタフェース118は、重要なイベント(例えば、予め定められたノイズ閾値を上回り、及び/又は予め定められた期間よりも長い入力を受信すること)が存在するときのみ、イベント情報を送信する。
いくつかの実施形態では、イベントソート部170はまた、ヒットビュー判定モジュール172及び/又はアクティブイベント認識部判定モジュール173を含む。
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチ感知ディスプレイシステム112が2つ以上のビューを表示するとき、1つ以上のビュー内のどこにおいてサブイベントが発生したかを判定するためのソフトウェア手順を提供する。ビューは、ユーザがディスプレイ上で見ることができる制御装置及び他の要素から構成されている。
アプリケーションに関連付けられたユーザインタフェースの別の態様は、本明細書ではアプリケーションビュー又はユーザインタフェースウィンドウと呼ばれることもあるビューのセットであり、その中で情報が表示され、タッチに基づくジェスチャが生じる。タッチが検出される(個別のアプリケーションの)アプリケーションビューは、任意選択的に、アプリケーションのプログラム階層又はビュー階層内のプログラムレベルに対応する。例えば、タッチが検出される最下位レベルビューは、任意選択的に、ヒットビューと呼ばれ、また、適切な入力として認識されるイベントのセットは、任意選択的に、タッチによるジェスチャを開始する初期タッチのヒットビューに少なくとも部分的に基づいて決定される。
ヒットビュー判定モジュール172は、タッチに基づくジェスチャのサブイベントに関連する情報を受信する。アプリケーションが階層状に構成された複数のビューを有するとき、ヒットビュー判定モジュール172は、サブイベントを処理すべき階層内の最下位のビューとして、ヒットビューを特定する。ほとんどの状況では、ヒットビューは、開始サブイベント(例えば、イベント又は潜在的イベントを形成するサブイベントシーケンスにおける第1のサブイベント)が発生する最も低いレベルのビューである。ヒットビューがヒットビュー判定モジュールによって特定されると、ヒットビューは典型的には、それがヒットビューとして特定された同一のタッチ又は入力元に関連する全てのサブイベントを受信する。
アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ビュー階層内のどのビュー(単数又は複数)がサブイベントの特定のシーケンスを受信すべきかを判定する。いくつかの実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、ヒットビューのみがサブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施形態では、アクティブイベント認識部判定モジュール173は、サブイベントの物理位置を含む全てのビューがアクティブに関わりがあるビューであると判定し、したがって、全てのアクティブに関わりがあるビューが、サブイベントの特定のシーケンスを受信すべきであると判定する。他の実施形態では、タッチサブイベントが1つの特定のビューに関連付けられたエリアに完全に限定された場合でも、階層内の上位のビューは、依然としてアクティブに関わりがあるビューであり続ける。
イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をイベント認識部(例えばイベント認識部180)にディスパッチする。アクティブイベント認識部判定モジュール173を含む実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、アクティブイベント認識部判定モジュール173により判定されたイベント認識部にイベント情報を配信する。いくつかの実施形態では、イベントディスパッチャモジュール174は、それぞれのイベント受信部モジュール182によって取得されたイベント情報をイベント待ち行列に記憶する。
いくつかの実施形態では、オペレーティングシステム126は、イベントソート部170を含む。あるいは、アプリケーション136-1がイベントソート部170を含む。更に他の実施形態では、イベントソート部170は、独立型のモジュールであり、又は接触/動きモジュール130などのメモリ102内に記憶されている別のモジュールの一部分である。
いくつかの実施形態では、アプリケーション136-1は、それぞれがアプリケーションのユーザインタフェースの個別のビュー内で発生するタッチイベントを処理する命令を含む、複数のイベント処理部190及び1つ以上のアプリケーションビュー191を含む。アプリケーション136-1の各アプリケーションビュー191は、1つ以上のイベント認識部180を含む。典型的には、個別のアプリケーションビュー191は、複数のイベント認識部180を含む。他の実施形態では、イベント認識部180のうちの1つ以上は、ユーザインタフェースキット、又は、アプリケーション136-1がメソッド及び他のプロパティを継承する上位レベルのオブジェクトなどの、別個のモジュールの一部である。いくつかの実施形態では、個別のイベント処理部190は、データ更新部176、オブジェクト更新部177、GUI更新部178、及び/又はイベントソート部170から受信されたイベントデータ179、のうちの1つ以上を含む。イベント処理部190は任意選択で、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176、オブジェクト更新部177、又はGUI更新部178を利用し、又は呼び出す。代わりに、アプリケーションビュー191のうちの1つ以上は、1つ以上のそれぞれのイベント処理部190を含む。また、いくつかの実施形態では、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178のうちの1つ以上は、個別のアプリケーションビュー191に含まれる。
個別のイベント認識部180は、イベントソート部170からイベント情報(例えば、イベントデータ179)を受信し、イベント情報からイベントを特定する。イベント認識部180は、イベント受信部182及びイベント比較部184を含む。いくつかの実施形態では、イベント認識部180はまた、メタデータ183及びイベント配信命令188(任意選択的にサブイベント配信命令を含む)の少なくともサブセットも含む。
イベント受信部182は、イベントソート部170からイベント情報を受信する。イベント情報は、サブイベント、例えば、タッチ又はタッチの移動についての情報を含む。サブイベントに応じて、イベント情報はまた、サブイベントの位置などの追加情報を含む。サブイベントがタッチの動きに関わるとき、イベント情報はまた任意選択的に、サブイベントの速さ及び方向を含む。いくつかの実施形態では、イベントは、1つの向きから別の向きへの(例えば、縦向きから横向きへ、又はその逆の)デバイスの回転を含み、イベント情報は、デバイスの現在の向き(デバイスの姿勢とも呼ぶ)についての対応する情報を含む。
イベント比較部184は、イベント情報を、所定のイベント又はサブイベントの定義と比較し、その比較に基づいて、イベント又はサブイベントを判定するか、あるいはイベント又はサブイベントの状態を判定若しくは更新する。いくつかの実施形態では、イベント比較部184は、イベント定義186を含む。イベント定義186は、例えばイベント1(187-1)及びイベント2(187-2)などのイベント(例えば、所定のサブイベントのシーケンス)の定義を含む。いくつかの実施形態では、イベント187におけるサブイベントは、例えば、タッチの開始、タッチのキャンセル、タッチの移動、タッチの中止、及び複数のタッチを含む。一実施例では、イベント1(187-1)についての定義は、表示されたオブジェクト上のダブルタップである。ダブルタップは、例えば、表示されたオブジェクト上の予め定められた段階についての第1のタッチ(タッチの開始)、予め定められた段階についての第1のリフトオフ(タッチの終了)、表示されたオブジェクト上の予め定められた段階についての第2のタッチ(タッチの開始)、及び予め定められた段階についての第2のリフトオフ(タッチの終了)を含む。別の実施例では、イベント2(187-2)の定義は、表示されたオブジェクト上のドラッグである。ドラッグは、例えば、表示されたオブジェクト上の予め定められた段階についてのタッチ(又は、接触)、タッチ感知ディスプレイシステム112を横切るタッチの移動、及びタッチのリフトオフ(タッチの終わり)を含む。いくつかの実施形態では、イベントは、1つ以上の関連付けられたイベント処理部190に関する情報も含む。
いくつかの実施形態では、イベント定義187は、個別のユーザインタフェースオブジェクトについてのイベントの定義を含む。いくつかの実施形態では、イベント比較部184は、どのユーザインタフェースオブジェクトがサブイベントに関連付けられているかを判定するヒットテストを実行する。例えば、3つのユーザインタフェースオブジェクトがタッチ感知ディスプレイシステム112上で表示されるアプリケーションビューにおいて、タッチ感知ディスプレイシステム112上でタッチが検出されたとき、イベント比較部184は、3つのユーザインタフェースオブジェクトのうちのどれがタッチ(サブイベント)と関連付けられているかを判定するためにヒットテストを実行する。表示された各オブジェクトが、個別のイベント処理部190に関連付けられている場合、イベント比較部は、ヒットテストの結果を用いて、どのイベント処理部190をアクティブ化すべきかを判定する。例えば、イベント比較部184は、ヒットテストをトリガするサブイベント及びオブジェクトに関連付けられたイベント処理部を選択する。
いくつかの実施形態では、それぞれのイベント187の定義は、一連のサブイベントがイベント認識部のイベント種類に対応するかどうかが判定されるまで、イベント情報の配信を遅らせる遅延アクションも含む。
個別のイベント認識部180は、一連のサブイベントがイベント定義186のイベントのいずれとも一致しないと判断した場合、個別のイベント認識部180は、イベント不可能、イベント失敗、又はイベント終了の状態に入り、その後は、タッチに基づくジェスチャの次のサブイベントを無視する。この状況では、ヒットビューについてアクティブのままである他のイベント認識部があれば、そのイベント認識部は、進行中のタッチによるジェスチャのサブイベントの追跡及び処理を続行する。
いくつかの実施形態では、個別のイベント認識部180は、イベント配信システムがどのようにサブイベント配信を実行すべきかをアクティブに関与しているイベント認識部に示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを有するメタデータ183を含む。いくつかの実施形態では、メタデータ183は、イベント認識部が互いにどのように対話するか、又はイベント認識部が互いにどのように対話することが可能となるかを示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。いくつかの実施形態では、メタデータ183は、サブイベントがビュー階層又はプログラム階層における多様なレベルに配信されるかを示す構成可能なプロパティ、フラグ、及び/又はリストを含む。
いくつかの実施形態では、個別のイベント認識部180は、イベントの1つ以上の特定のサブイベントが認識されるときに、イベントに関連付けられたイベント処理部190をアクティブ化する。いくつかの実施形態では、個別のイベント認識部180は、イベントに関連付けられたイベント情報をイベント処理部190に配信する。イベント処理部190をアクティブ化することは、個別のヒットビューにサブイベントを送信する(及び、送信を延期する)こととは別個である。いくつかの実施形態では、イベント認識部180は、認識したイベントに関連付けられたフラグを投入し、そのフラグに関連付けられたイベント処理部190は、そのフラグを捕らえ、既定のプロセスを実行する。
いくつかの実施形態では、イベント配信命令188は、イベント処理部をアクティブ化することなくサブイベントについてのイベント情報を配信するサブイベント配信命令を含む。代わりに、サブイベント配信命令は、一連のサブイベントと関連付けられたイベント処理部に、又はアクティブに関与しているビューにイベント情報を配信する。一連のサブイベント又はアクティブに関与しているビューと関連付けられたイベント処理部は、イベント情報を受信し、所定のプロセスを実行する。
いくつかの実施形態では、データ更新部176は、アプリケーション136-1で使用されるデータを作成及び更新する。例えば、データ更新部176は、連絡先モジュール137で使用される電話番号を更新するか、又はビデオ及び音楽プレーヤモジュール152で使用されるビデオファイルを記憶する。いくつかの実施形態では、オブジェクト更新部177は、アプリケーション136-1で使用されるオブジェクトを作成及び更新する。例えば、オブジェクト更新部177は、新たなユーザインタフェースオブジェクトを作成し、又はユーザインタフェースオブジェクトの位置を更新する。GUI更新部178は、GUIを更新する。例えば、GUI更新部178は、表示情報を準備し、タッチ感知ディスプレイ上に表示するために表示情報をグラフィックモジュール132に送る。
いくつかの実施形態では、イベント処理部(単数又は複数)190は、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178を含む又はそれらへのアクセスを有する。いくつかの実施形態では、データ更新部176、オブジェクト更新部177、及びGUI更新部178は、個別のアプリケーション136-1又はアプリケーションビュー191の単一モジュールに含まれる。他の実施形態では、それらは、2つ以上のソフトウェアモジュールに含まれる。
タッチ感知ディスプレイ上のユーザのタッチのイベント処理に関する前述の記載は、入力デバイスを用いて多機能デバイス100を動作させるための他の形態のユーザ入力にも適用されるが、その全てがタッチスクリーン上で開始されるわけではないことを理解されたい。例えば、キーボードの単一又は複数の押圧若しくは保持と任意選択的に連携される、マウスの移動及びマウスボタンの押圧、タッチパッド上のタップ、ドラッグ、スクロールなどの接触の移動、ペンスタイラス入力、デバイスの移動、口頭による命令、検出された目の動き、バイオメトリック入力、並びに/又はそれらの任意の組み合わせを、任意選択的に、認識するイベントを定義するサブイベントに対応する入力として利用する。
図2は、いくつかの実施形態に係る、タッチスクリーン(例えば、タッチ感知ディスプレイシステム112、図1A)を有するポータブル多機能デバイス100を示す。タッチスクリーンは、任意選択的に、ユーザインタフェース(user interface、UI)200内に1つ以上のグラフィックを表示する。これらの実施形態、並びに後述する実施形態では、ユーザは、例えば、1本以上の指202(図には、正確な縮尺率では描かれていない)又は1つ以上のスタイラス203(図には、正確な縮尺率では描かれていない)を用いて、グラフィック上でジェスチャを行うことにより、グラフィックのうちの1つ以上を選択することが可能になる。いくつかの実施形態では、1つ以上のグラフィックの選択は、ユーザが、その1つ以上のグラフィックとの接触を中断する場合に実施される。いくつかの実施形態では、ジェスチャは、1回以上のタップ、1回以上のスワイプ(左から右へ、右から左へ、上向きに及び/若しくは下向きに)、並びに/又は、デバイス100と接触した指のローリング(右から左へ、左から右へ、上向きに及び/若しくは下向きに)を、任意選択で含む。一部の実装形態又は状況では、グラフィックとの不測の接触は、そのグラフィックを選択するものではない。例えば、選択に対応するジェスチャがタップである場合、アプリケーションアイコンの上をスイープするスワイプジェスチャは、任意選択的に、対応するアプリケーションを選択するものではない。
デバイス100は、任意選択で、「ホーム」又はメニューボタン204などの1つ以上の物理的ボタンも含む。前述のように、メニューボタン204は、任意選択で、デバイス100上で任意選択的に実行される、アプリケーションのセットにおける任意のアプリケーション136にナビゲートするために使用される。あるいは、いくつかの実施形態では、メニューボタンは、タッチスクリーンディスプレイに表示されるGUI内のソフトキーとして、又は上向きエッジスワイプなどのシステムジェスチャとして実装される。
いくつかの実施形態では、デバイス100は、タッチスクリーンディスプレイ、メニューボタン204(ホームボタン204と呼ばれる場合がある)、デバイスへの電源供給のオン/オフ及びデバイスのロックのためのプッシュボタン206、音量調節ボタン(単数又は複数)208、加入者識別モジュール(SIM)カードスロット210、ヘッドセットジャック212、及び/又はドッキング/充電用外部ポート124を含む。プッシュボタン206は、任意選択的に、ボタンを押し下げて、所定の期間にわたってボタンを押し下げた状態に保持することによって、デバイスの電源をオン/オフするため、ボタンを押し下げて、所定の時間が経過する前にボタンを解放することによってデバイスをロックするため、及び/又はデバイスをロック解除する、若しくはロック解除プロセスを開始するために、使用される。いくつかの実施形態では、デバイス100は、マイクロフォン113を通して、一部の機能をアクティブ化又は非アクティブ化するための口頭入力をも受け入れる。デバイス100はまた任意選択で、タッチ感知ディスプレイシステム112上の接触の強度を検出する1つ以上の接触強度センサ165、及び/又はデバイス100のユーザに対する触知出力を生成する1つ以上の触知出力生成器167を含む。
図3は、いくつかの実施形態に係る、ディスプレイ及びタッチ感知面を有する例示的な多機能デバイスのブロック図である。デバイス300は、ポータブル型である必要はない。いくつかの実施形態では、デバイス300は、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、マルチメディアプレーヤデバイス、ナビゲーションデバイス、教育的デバイス(子供の学習玩具など)、ゲームシステム、又は制御デバイス(例えば、家庭用又は業務用コントローラ)である。デバイス300は、典型的には、1つ以上の処理ユニット(CPU)310と、1つ以上のネットワーク又は他の通信インタフェース360と、メモリ370と、及びこれらの構成要素を相互接続するための1つ以上の通信バス320とを含む。通信バス320は、任意選択的に、システム構成要素間の通信を相互接続及び制御する回路(チップセットと呼ばれることもある)を含む。デバイス300は典型的にはタッチスクリーンディスプレイであるディスプレイ340を含む、入出力(I/O)インタフェース330を含む。I/Oインタフェース330は、任意選択で、キーボード及び/又はマウス(又は、他のポインティングデバイス)350、並びにタッチパッド355、(例えば、図1Aを参照して上記説明された触知出力生成器(単数又は複数)167と同様の)デバイス300上で触知出力を生成するための触知出力生成器357、センサ359(例えば、光センサ、加速度センサ、近接センサ、タッチ感知センサ、及び/又は図1Aを参照して上記説明された接触強度センサ(単数又は複数)165と同様の接触強度センサ)をも含む。メモリ370は、DRAM、SRAM、DDR RAM、又は他のランダムアクセスソリッドステートメモリデバイスなどの高速ランダムアクセスメモリを含み、任意選択で、1つ以上の磁気ディスク記憶デバイス、光ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の不揮発性ソリッドステート記憶デバイスなどの不揮発性メモリを含む。メモリ370は、任意選択で、CPU(単数又は複数)310からリモートに位置する1つ以上の記憶デバイスを含む。いくつかの実施形態では、メモリ370は、ポータブル多機能デバイス100(図1A)のメモリ102に記憶されたプログラム、モジュール、及びデータ構造に類似するプログラム、モジュール、及びデータ構造、又はそれらのサブセットを記憶する。更に、メモリ370は、任意選択で、ポータブル多機能デバイス100のメモリ102に存在しない追加のプログラム、モジュール、及びデータ構造を記憶する。例えば、デバイス300のメモリ370は任意選択で、描画モジュール380、プレゼンテーションモジュール382、ワードプロセッシングモジュール384、ウェブサイト作成モジュール386、ディスクオーサリングモジュール388、及び/又はスプレッドシートモジュール390を記憶するが、ポータブル多機能デバイス100(図1A)のメモリ102は、任意選択で、それらのモジュールを記憶しない。
上記特定された図3における要素の各々は、任意選択で、前に言及したメモリデバイスのうちの1つ以上に記憶される。上記で特定されたモジュールの各々は、上記で説明された機能を実行する命令セットに対応する。上記で特定されたモジュール又はプログラム(すなわち、命令セット)は、別個のソフトウェアプログラム、手順、又はモジュールとして実装される必要はなく、従って、それらのモジュールの様々なサブセットは、任意選択で、様々な実施形態において組み合わされるか、又はその他の方式で再配置される。いくつかの実施形態では、メモリ370は、任意選択的に、上記で特定されたモジュール及びデータ構造のサブセットを記憶する。更に、メモリ370は、上記で説明されていない追加のモジュール及びデータ構造を任意選択的に記憶する。
ここで、ポータブル多機能デバイス100上に任意選択的に実装されるユーザインタフェース(「UI」)の実施形態に着目する。
図4Aは、いくつかの実施形態に係る、ポータブル多機能デバイス100上のアプリケーションのメニューのための例示的なユーザインタフェースを示す。同様のユーザインタフェースは、デバイス300上に任意選択的に実装される。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース400は、以下の要素、又はそれらのサブセット若しくはスーパーセットを含む。
●セルラー信号及びWi-Fi信号などの無線通信(単数又は複数)のための信号強度インジケータ(単数又は複数)、
●時間、
●Bluetooth(登録商標)インジケータ、
●バッテリ状態インジケータ、
●以下のような、頻繁に使用されるアプリケーションのアイコンを有するトレイ408
○不在着信又はボイスメールメッセージの数のインジケータ414を任意選択的に含む、「電話」とラベル付けされた、電話モジュール138のアイコン416、
○未読電子メールの数のインジケータ410を任意選択的に含む、「メール」とラベル付けされた、電子メールクライアントモジュール140のアイコン418、
○「ブラウザ」とラベル付けされた、ブラウザモジュール147のアイコン420、
○「音楽」とラベル付けされたビデオ及び音楽プレーヤモジュール152のアイコン422、
●以下のような、他のアプリケーションのアイコン、
○「メッセージ」とラベル付けされた、IMモジュール141のアイコン424、
○「カレンダ」とラベル付けされた、カレンダモジュール148のアイコン426、
○「写真」とラベル付けされた、画像管理モジュール144のアイコン428、
○「カメラ」とラベル付けされた、カメラモジュール143のアイコン430、
○「オンラインビデオ」とラベル付けされた、オンラインビデオモジュール155のアイコン432、
○「株価」とラベル付けされた、株価ウィジェット149-2のアイコン434、
○「マップ」とラベル付けされた、マップモジュール154のアイコン436、
○「天気」とラベル付けされた、気象ウィジェット149-1のアイコン438、
○「時計」とラベル付けされた、アラーム時計ウィジェット149-4のアイコン440、
○「トレーニングサポート」とラベル付けされた、トレーニングサポートモジュール142のアイコン442、
○「メモ」とラベル付けされた、メモモジュール153のアイコン444、
○デバイス100及びその様々なアプリケーション136に関する設定へのアクセスを提供する、設定アプリケーション若しくはモジュール用のアイコン446。
図4Aに示されたアイコンのラベルは単なる例に過ぎないことに留意されたい。例えば、他のラベルが任意選択的に、様々なアプリケーションアイコンに使用される。いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションアイコンに関するラベルは、個別のアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前を含む。いくつかの実施形態では、特定のアプリケーションアイコンのラベルは、その特定のアプリケーションアイコンに対応するアプリケーションの名前とは異なる。
図4Bは、ディスプレイ450と分離したタッチ感知面451(例えば、タブレット又はタッチパッド355、図3)を有するデバイス(例えば、デバイス300、図3)上の例示的なユーザインタフェースを示す。以下の実施例のうちの多くはタッチスクリーンディスプレイ112上の入力(タッチ感知面とディスプレイとが組み合わされている場合)を参照して与えられるが、いくつかの実施形態では、デバイスは、図4Bに示すように、ディスプレイと分離したタッチ感知面上の入力を検出する。いくつかの実施形態では、タッチ感知面(例えば、図4Bにおける451)は、ディスプレイ(例えば、450)上の主軸(例えば、図4Bにおける453)に対応する主軸(例えば、図4Bにおける452)を有する。それらの実施形態によれば、デバイスは、ディスプレイ上のそれぞれの位置に対応する位置(例えば、図4Bにおいて、460は468に対応し、462は470に対応する)におけるタッチ感知面451との接触(例えば、図4Bにおける460及び462)を検出する。このように、タッチ感知面がディスプレイと分離しているとき、タッチ感知面(例えば、図4Bにおける451)上でデバイスによって検出されたユーザ入力(例えば、接触460及び462、及びそれらの移動)は、多機能デバイスのディスプレイ(例えば、図4Bにおける450)上でユーザインタフェースを操作するためにデバイスによって使用される。同様の方法が、本明細書に記載の他のユーザインタフェースに任意選択的に使用されることを理解されたい。
加えて、以下の実施例は、主に指入力(例えば、指の接触、指のタップジェスチャ、指のスワイプジェスチャなど)を参照して与えられるが、いくつかの実施形態では、それらの指の入力のうちの1つ以上は、別の入力デバイスからの入力(例えば、マウスに基づく入力又はスタイラス入力)と置換されることを理解されたい。例えば、スワイプジェスチャは、任意選択的に、(例えば、接触の代わりに、)マウスクリックであって、その後に(例えば、接触の移動の代わりに)スワイプの経路に沿ったカーソルの移動を伴うマウスクリックによって置き換えられる。別の例として、タップジェスチャは、任意選択的に、カーソルがタップジェスチャの位置上に位置する間は、(例えば、接触を検出して、それに続いて接触の検出を停止する代わりに)マウスクリックによって置き換えられる。同様に、複数のユーザ入力が同時に検出されるとき、複数のコンピュータマウスが、任意選択的に、同時に使用され、又はマウス及び指の接触が、任意選択的に、同時に使用されることを理解されたい。
本明細書で使用される「フォーカスセレクタ」という用語は、ユーザが対話しているユーザインタフェースの現在の部分を示す入力要素を指す。カーソル又は他のロケーションマーカを含むいくつかの実装形態では、カーソルは、カーソルが特定のユーザインタフェース要素(例えば、ボタン、ウィンドウ、スライダ、又は他のユーザインタフェース要素)の上にある間に、タッチ感知面(例えば、図3におけるタッチパッド355、又は図4Bにおけるタッチ感知面451)上で入力(例えば、押圧入力)が検出されると、特定のユーザインタフェース要素が検出された入力に従って調整されるように、「フォーカスセレクタ」として機能する。タッチスクリーンディスプレイ上のユーザインタフェース要素との直接的な相互作用を有効化するタッチスクリーンディスプレイ(例えば、図1Aにおけるタッチ感知ディスプレイシステム112、又は図4Aにおけるタッチスクリーン)を含むいくつかの実装形態では、タッチスクリーン上で検出された接触は、入力(例えば、接触による押圧入力)がタッチスクリーンディスプレイ上で特定のユーザインタフェース要素(例えば、ボタン、ウィンドウ、スライダ、又は他のユーザインタフェース要素)の位置において検出されると、特定のユーザインタフェース要素が検出された入力に従って調製されるように、「フォーカスセレクタ」として機能する。いくつかの実装では、タッチスクリーンディスプレイ上の対応するカーソルの移動又は接触の移動なしに、(例えば、タブキー又は矢印キーを使ってフォーカスを1つのボタンから別のボタンに移動させることにより)フォーカスが、ユーザインタフェースの1つの領域からユーザインタフェースの別の領域に移動される。これらの実装形態では、フォーカスセレクタは、ユーザインタフェースの種々の領域間でのフォーカスの移動に従って移動する。フォーカスセレクタによってとられる具体的な形態とは関わりなく、フォーカスセレクタは一般的に、ユーザインタフェースとのユーザの意図した相互作用を通信するために(例えば、ユーザが相互作用することを意図しているユーザインタフェースの要素をデバイスに示すことによって)、ユーザによって制御されるユーザインタフェース要素(又は、タッチスクリーンディスプレイ上の接触)である。例えば、タッチ感知面(例えば、タッチパッド又はタッチスクリーン)上で押圧入力が検出されている間の、個別のボタンの上のフォーカスセレクタ(例えば、カーソル、接触、又は選択ボックス)の位置は、その個別のボタンを(そのデバイスのディスプレイ上に示される他のユーザインタフェース要素ではなく)アクティブ化することをユーザが意図していることを示すものである。
ユーザインタフェース及び関連するプロセス
ここで、ディスプレイとタッチ感知面と、(任意選択的に)触知出力を生成するための1つ以上の触知出力生成器と、(任意選択的に)タッチ感知面との接触の強度を検出するための1つ以上のセンサとを備える、ポータブル多機能デバイス100又はデバイス300などの電子デバイス上で実装され得る、ユーザインタフェース(「UI」)及び関連プロセスの実施形態に注意を向ける。
図5A~図5CYは、いくつかの実施形態に係る、セッション領域内の状態情報を更新するための例示的なユーザインタフェースを示す。図6A~図6Mは、いくつかの実施形態に係る、生体認証に登録するための例示的なユーザインタフェースを示す。図7A~図7Eは、いくつかの実施形態に係る、記憶された支払い方法を使用するためにセッション領域を更新するための例示的なユーザインタフェースを示す。図8A~図8Gは、いくつかの実施形態に係る、仮想アシスタントのためのセッション領域を更新するための例示的なユーザインタフェースを示す。これらの図のユーザインタフェースは、図9A~図9G、図10A~図10D、図11A~図11D、図12A~図12E、図13A~図13E、図14A~図14C、図15A~図15E、及び図16A~図16Fのプロセスを含む、以下に説明するプロセスを示すために使用される。説明の便宜上、実施形態のいくつかは、タッチ感知ディスプレイシステム112を有するデバイス上で実行される操作を参照して議論される。そのような実施形態では、フォーカスセレクタは任意選択で、それぞれの指若しくはスタイラスの接触、指若しくはスタイラスの接触に対応する代表的な点(例えば、それぞれの接触の面心若しくはそれぞれの接触と関連付けられた点)、又はタッチ感知ディスプレイシステム112上で検出された2つ以上の接触の面心である。しかしながら、同様の操作は任意選択で、フォーカスセレクタと共に、ディスプレイ450上の図に示されるユーザインタフェースを表示する間、タッチ感知面451上の接触を検出したことに応じて、ディスプレイ450及び別々のタッチ感知面451を有するデバイス上で実行される。
図5A~図5CYは、いくつかの実施形態に係る、セッション領域内の状態情報を更新するための例示的なユーザインタフェースを示す。
図5Aは、ポータブル多機能デバイス100のホーム画面(ホームユーザインタフェースとも呼ばれる)501の例示的なユーザインタフェースを示す。いくつかの実施形態では、ポータブル多機能デバイス100は、コンピュータシステム、ハンドヘルドモバイルデバイス、タブレット、又は他のクライアントデバイスである。いくつかの実施形態では、ホーム画面ユーザインタフェースは、デバイス100によって実行されるか又は実行可能な複数のアプリケーションにナビゲートするためのアイコンを含む。いくつかの実施形態では、ユーザは、タッチ入力を含む1つ以上のジェスチャを使用してデバイス100と相互作用することができる。例えば、個別のアプリケーションアイコン上のタップ入力は、個別のアプリケーションをデバイス100の表示エリア上で起動させるか、又はその他の方法で個別のアプリケーションのユーザインタフェースを開かせる。いくつかの実施形態では、ホーム画面ユーザインタフェースの複数のビュー(ページとも呼ばれる)が利用可能である。例えば、ユーザは、複数のビュー間でスワイプ又は他の方法でナビゲートすることができ、ホーム画面ユーザインタフェースの複数のビュー、及びいくつかの実施形態では各ビューは、異なるアプリケーション用の異なるアプリケーションアイコンを含む。いくつかの実施形態では、アプリケーションアイコンは、個別のアプリケーションの情報を表示するアプリケーションウィジェットなどの異なるサイズであり、アプリケーションウィジェットは、アプリケーションアイコンよりも大きい。
いくつかの実施形態では、デバイス100は、1つ以上のセンサ(例えば、スピーカ111及び/又は1つ以上の光センサ164)を含むセッション領域502-1を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上のセンサは、デバイス100のディスプレイ内の1つ以上の切り欠き(センサ領域とも呼ばれる)内に配置される。いくつかの実施形態では、セッション領域502-1は、1つ以上のセンサのための1つ以上のセンサ切り欠きを包含する。いくつかの実施形態では、追加のセンサがセッション領域502-1内に配置され、図5Aに示す切り欠きは、切り欠き内の1つ以上のセンサを含む(例えば、1つ以上の追加のセンサは、スピーカ111と同じ切り欠きに配置され、及び/又は1つ以上の追加のセンサは、構造化光エミッタ又はプロジェクタなどの光センサ(単数又は複数)164と同じ切り欠きに配置される)。いくつかの実施形態では、切り欠きの代替の形状及び/又は数(例えば、3つ以上又は2つ未満)、並びに個別の切り欠き内のセンサの数が実装されることが理解されよう。いくつかの実施形態では、切り欠きは、デバイス100の表面からは見えない。いくつかの実施形態では、デバイスは、セッション領域502-1の概要を表示する。例えば、デバイスは、スピーカ111及び任意選択のセンサ164の切り欠きを包含する黒色セッション領域502-1を表示する。いくつかの実施形態では、デバイスは、切り欠き内に配置されたセンサの色と一致するか、そうでなければ融合する色によってセッション領域502-1を表示する。
いくつかの実施形態では、2つのセンサ切り欠きの間の領域は、センサの色と同じ色で維持される。例えば、センサ切り欠きのうちの2つの間にある領域は、センサのハードウェアの色に一致するように選択された色を表示するディスプレイを含む。いくつかの実施形態では、センサ切り欠きのうちの少なくとも1つは、センサ切り欠き内のセンサとしてカメラを含む。いくつかの実施形態では、センサ切り欠きのうちの2つの間にある領域は、コンテンツ(例えば、プライバシーインジケータ及び/又はロックインジケータ)を表示する。センサ切り欠きの間の領域の具体例は、本明細書の図面及び添付の説明に提供されている。
いくつかの実施形態では、プライバシーインジケータ518は、任意選択的に、センサ切り欠きのうちの2つの間の領域に表示される。図5Aの例では、プライバシーインジケータ518は、セッション領域502-1において、スピーカ111の切り欠きとセンサ(単数又は複数)164の切り欠きとの間の領域に表示される。本明細書でより詳細に説明するように、プライバシーインジケータ518は、通常、デバイス、デバイスの環境、又はデバイス100上で実行されているアプリケーションなどによる他のユーザ固有及び/又はユーザ識別情報に関する情報をキャプチャするためのカメラ、マイクロフォン、及び/又は位置センサの現在又は最近の使用を示す。いくつかの実施形態では、カメラ、マイクロフォン、及び/又は位置センサの使用を示すためにプライバシーインジケータを表示することは、セッション領域にセッションが表示されないアプリケーションでは任意選択である。いくつかの実施形態では、プライバシーインジケータは、プライバシーインジケータをユーザにとってより目立たせるために、デバイス100が明るい環境(例えば、太陽光の場合)にあるときなど、いくつかの状況では輝度が高められて表示される。いくつかの実施形態では、プライバシーインジケータは、キャプチャされている異なる種類のデータに対して異なる色を有する(例えば、位置データが収集されている場合、プライバシーインジケータは、青色又は紫色などの第1の色である。視覚データが収集されているとき、プライバシーインジケータは、緑色、白色、又は黄色などの第2の色である。及び/又は音声データが収集されているとき、プライバシーインジケータは、オレンジ、赤、又は茶色などの第3の色である)。いくつかの実施形態では、複数の種類のデータが同時に収集されている場合、複数のプライバシーインジケータが同時に表示される。いくつかの実施形態では、2つ以上の種類のデータが収集されている場合、単一のプライバシーインジケータが表示される(例えば、視覚データと音声データの双方が収集されている場合、視覚データが収集されていることを示すプライバシーインジケータが表示されるか、又は音声データと位置データの双方が収集されている場合、音声データが収集されていることを示すプライバシーインジケータが表示される)。
いくつかの実施形態では、セッション領域502-1は、図5Aのタッチスクリーン112の隅の形状など、デバイス100のディスプレイ(例えば、ディスプレイの隅)の曲率と一致する曲率を含む形状で表示される。いくつかの実施形態では、セッション領域は、後述するように、セッション領域が拡張されて追加情報及び/又はセッションの制御を示すときであっても、ディスプレイの曲率と一致する曲率を維持する。
いくつかの実施形態では、アクティブセッションなしで表示されるセッション領域502-1(例えば、状態情報なし)、及び/又は少なくとも1つのアクティブセッションで表示される本明細書に記載のセッション領域(例えば、状態情報付き)は、ユーザが異なるユーザインタフェース間をナビゲートするときにディスプレイの所定の位置に表示される。例えば、セッション領域は、ディスプレイの同じエリア内に表示され、デバイス100は、アプリケーションユーザインタフェース、ホーム画面ユーザインタフェース、及び任意選択的にウェイク画面ユーザインタフェースを(例えば、図全体に示すように、タッチスクリーン112の上部に)表示する。
図5Bは、図5Aを参照して説明したホーム画面ユーザインタフェースを示す。図5Bは、セッション領域502-2内に1つ以上のセンサを含まないセッション領域502-2を更に示す。例えば、いくつかの実施形態では、1つ以上のセンサは、デバイス100のディスプレイの切り欠き内に配置されない。いくつかの実施形態では、1つ以上のセンサを含まないセッション領域502-2は、本明細書に記載の機能(例えば、セッション領域502-1に関するものとして本明細書に記載されたものと同じ機能のいずれか)の全てを実行することが可能にされる。本明細書で説明するほとんどの例は、セッション領域内の1つ以上のセンサを示しているが、いくつかの実施形態では、1つ以上のセンサがセッション領域に包含されているかどうかにかかわらず、セッション領域が表示される。
図5Aは、メッセージングアプリケーション用のアイコン424を選択するタップ入力などのユーザ入力504-1を示す。図5Bのユーザ入力504-2は、図5Aのユーザ入力504-1に類似している。ユーザ入力504-1(又はユーザ入力504-2)に応じて、デバイス100は、図5Cに示すように、メッセージングアプリケーション用のユーザインタフェース500を表示する。図5Cに示されるように、デバイス100は、ユーザがデバイス100上のユーザインタフェース間をナビゲートしている間(例えば、ホーム画面ユーザインタフェースからメッセージングアプリケーション用のユーザインタフェース)、セッション領域502-1(又は同様に、セッション領域502-2)の表示を維持する。いくつかの実施形態では、デバイス100がユーザインタフェース500を表示している間に、デバイス100は、通信セッションを開始する要求を受信する。例えば、デバイス100は、着信電話を受信する(例えば、「Max」から)。いくつかの実施形態では、着信電話呼を受信したことに応じて、デバイス100は、図5Dに示すように、セッション領域502-1を拡張されたセッション領域502-3に更新する。いくつかの実施形態では、拡張されたセッション領域502-3は、着信要求に関する情報及び/又は着信要求と相互作用するための1つ以上のコントロールを含む。例えば、セッション領域502-3は、着信に関連付けられた連絡先情報(例えば、「Max」からの呼び出しであることを示す情報)及び/又は連絡先に関連付けられた記憶された連絡先写真又はアイコンを含む。いくつかの実施形態では、セッション領域502-3は、図5Dの例に示すように、通話を受け入れるオプション510及び通話を拒否するオプション508を含む複数のコントロールオプションを更に含む。
いくつかの実施形態では、セッション領域502-3は、セッション領域502-3のうちの少なくとも1つの側に視覚効果を伴って表示される。例えば、セッション領域502-3には、影514-1が表示される。いくつかの実施形態では、影のサイズ及び/又は暗さは、セッション領域の現在のサイズに従って選択される。例えば、セッション領域に関連付けられたアクティブセッションがない場合など、セッション領域が最小サイズ(例えば、その最小サイズ)(例えば、セッション領域502-1)で表示されている間、セッション領域は、影又は他の視覚効果なしで表示される。いくつかの実施形態では、セッション領域が最小化されている間、セッション領域は、空のセッション領域であると見なされる(例えば、いくつかの状態情報が状態領域に表示されたとしても、表示された状態領域が、プライバシーインジケータ情報又はデバイスロック/ロック解除状態情報などのセンサ領域間など、最小化された状態領域に収まる場合)。いくつかの実施形態では、セッション領域は、その最小サイズ(例えば、セッション領域502-3のサイズなどの凝縮されたサイズであり、アクティブセッションの第1の情報セット及び/又は相互作用オプションが表示される)よりも大きい第1のサイズで表示されるが、セッション領域は、影514-1によって表示され、影514-1は、第1のサイズ及び第1の暗さレベル(又は集合的に、第1の強度)を有する。いくつかの実施形態では、セッション領域は、第1のサイズよりも大きい第2のサイズ(例えば、アクティブセッションのより大きな第2の情報セット及び/又は相互作用オプションが表示される、図5Iのセッション領域502-5のサイズなどの拡張サイズ)で表示されるが、セッション領域は、第2のサイズ及び第2の暗さレベル(又は集合的に、第2の強度)を有する影514-2によって表示され、第2のサイズ及び/又は第2の暗さレベルは、第1のサイズ及び/又は第1の暗さレベルよりも大きい(例えば、第2の強度は第1の強度よりも大きい)。
図5Dは、セッション領域502-3が拡張サイズで表示されている間、拡張サイズがセッション領域に関連付けられた現在のセッション(例えば、電話の場合)の1つ以上のコントロール及び/又は追加情報を含む一方で、視覚効果がセッション領域の外側にある表示エリアの一部に適用されることを更に示す。例えば、セッション領域502-3がユーザインタフェース500の視覚的に強調されていない部分の上に表示されるように見えるという点で、セッション領域502-3を強調するために、ぼかし視覚効果512がユーザインタフェース500の一部に適用される。いくつかの実施形態では、ぼかし視覚効果512は、ユーザインタフェース500の上3分の1若しくは上半分、又は他の割合若しくはパーセンテージに適用される。いくつかの実施形態では、ぼかし視覚効果512は、セッション領域が拡張されるか又は折り畳まれるか(又は最小化されるか)を含む、セッション領域の現在のサイズに関係なく、所定のサイズを有する(例えば、サイズが維持される)。いくつかの実施形態では、ぼかし視覚効果512は、それが適用されるユーザインタフェース500のエリアに基づいて強度を変化させる。例えば、いくつかの実施形態では、ぼかし視覚効果512は、セッション領域により近いユーザインタフェースにおいてより多くのぼかしを生成し、セッション領域からより遠いユーザインタフェースにおいてより少ないぼかしを生成するグラデーション効果である。例えば、ぼかし視覚効果512は、セッション領域からの距離が増加するにつれて、ユーザインタフェース500のぼかし量を徐々に減少させる。いくつかの実施形態では、ぼかし視覚効果512の勾配は、ユーザインタフェースに沿った一方向(例えば、下向き)に適用(例えば、進行)される。
いくつかの実施形態では、セッション領域のサイズが増加するにつれて、ぼかし視覚効果512が徐々に(例えば、場合により経時的に複数の中間状態を通って進行することによって、セッション領域から外側及び/又は下側に移動するにつれて、及び/又は経時的に強度が増加するにつれて)表示される。例えば、セッション領域が折り畳まれるか又は最小化される間、任意選択的に、セッション領域を囲むユーザインタフェースにぼかし視覚効果512が適用されない。いくつかの実施形態では、セッション領域が徐々に拡張するにつれて、任意選択的に、折り畳まれたセッション領域から拡張されたセッション領域に外向きにアニメーション化しながら、ぼかし視覚効果512は、徐々に(任意選択的に、セッション領域の拡張と同じ又は比例した速度で)ディスプレイ上にシフトする。いくつかの実施形態では、ぼかし視覚効果512は、ディスプレイの上エッジから下方に徐々にシフトする。いくつかの実施形態では、セッション領域がその拡張サイズからその凝縮サイズ又はその最小サイズに折り畳まれるのに応じて、ぼかし視覚効果512は、任意選択的にディスプレイの上エッジを上下にスライドすることによって、及び/又はフェードアウトするために強度を減少させることによって、ディスプレイから徐々にシフトする。
いくつかの実施形態では、デバイス100は、通話に応じるためのオプション510を選択する、タップ入力又は他のジェスチャなどのユーザ入力516を検出する。ユーザ入力516に応じて、デバイスは、通信セッションを確立し(例えば、発呼ユーザ「Max」とデバイス100のユーザとの間で)、図5Eのセッション領域502-4として示されるように、セッション領域502-3を凝縮されたアクティブセッションサイズに自動的に縮小し、凝縮されたアクティブセッションサイズは、アクティブセッションの非拡張ビューである。しかしながら、アクティブセッションの非拡張ビューは、最小化された(例えば、最小)セッション領域サイズ(例えば、セッション領域502-1のサイズ)に対して拡張される。例えば、図5Cでは、セッションはアクティブではなく、従って、セッション領域502-1は、アクティブセッションの情報を含まない最小化されたサイズで表示されるが、図5Eでは、通信セッションのアクティブセッションがあり(例えば、「Max」の通話)、セッション領域は、進行中のセッションに関する情報を含むように、(例えば、左及び/又は右、及び/又は上方、及び/又は下方に)その最小化されたサイズに対して拡張される(例えば、図5D及び図5Iよりも拡張されていない)。
いくつかの実施形態では、図5Cに示すように、セッション領域が最小化されている間に、1つ以上の状態インジケータ(例えば、「時間」とラベル付けされた現在のデバイス時間、バッテリインジケータ506、セルラーネットワークインジケータ503、及び/又はWi-Fiインジケータ505)が表示される。いくつかの実施形態では、状態領域のサイズが最小サイズ(図5C)から凝縮サイズ又は拡張サイズ(図5D)に増加すると、1つ以上の状態インジケータがディスプレイ上に再配置される(例えば、サイズが増大するセッション領域に対応するように)。例えば、セッション領域502-1(図5C)がセッション領域502-3(図5D)に更新されると、「時間」インジケータは、任意選択的に左に移動され、バッテリインジケータ506、セルラーネットワークインジケータ503、及び/又はWi-Fiインジケータ505は、任意選択的に右に移動される。いくつかの実施形態では、バッテリインジケータ506、セルラーネットワークインジケータ503、及び/又はWi-Fiインジケータ505は、任意選択的にバッテリインジケータ506、セルラーネットワークインジケータ503、及び/又はWi-Fiインジケータ505のうちの1つ以上の表示が停止させると、圧縮されて互いにより近くに表示される。
いくつかの実施形態では、セッション領域が拡張されている間、1つ以上の状態インジケータ(例えば、バッテリインジケータ506、セルラーネットワークインジケータ503、及び/又はWi-Fiインジケータ505)の表示を停止させる。例えば、セッション領域の現在のサイズに基づいて、1つ以上の状態インジケータがディスプレイから削除される。いくつかの実施形態では、例えば、セッション領域が、1つ以上の状態インジケータが表示されるディスプレイの部分全体にわたって拡張されている間、(例えば、図5Dに示すように)状態インジケータの全てはもはや表示されない。いくつかの実施形態では、削除される1つ以上の状態インジケータは、特に1つ以上の状態インジケータの全てよりも少ない数が削除される状況において、デバイス100の現在の状態に基づいて選択される。例えば、デバイスは、セルラーデータを使用するモードとWi-Fiを使用するモードとを切り替えることが可能である。いくつかの実施形態では、デバイス100の現在のモードと一致するインジケータは表示され続け、現在アクティブではないデバイス100のモードのインジケータは表示されない(例えば、削除される)。例えば、図5Eでは、任意選択的に、デバイス100がセルラーネットワークを使用しており、Wi-Fiに接続されていない、又は積極的に使用していない(例えば、進行中の電話の場合)という判定に従って、Wi-Fiインジケータ505が非表示にされている間に、セルラーネットワークインジケータ503が表示される。図5Fでは、デバイス100がセルラーネットワークに接続されている、及び/又はWi-Fiを使用しており、セルラーネットワークをアクティブに使用していない(例えば、進行中の電話の場合)という判定に従って、Wi-Fiインジケータ505が表示されている間、セルラーネットワークのインジケータ503は隠されている。いくつかの実施形態では、デバイスがWi-Fiに接続されている、及び/又はWi-Fiをアクティブに使用している状態からセルラーネットワークに接続されている、及び/又はセルラーネットワークをアクティブに使用している状態(又はその逆)に変化した場合、現在表示されている状態インジケータは、現在の接続種類を反映するように動的に更新される。
いくつかの実施形態では、セッション領域がサイズを変更するにつれて、状態インジケータの数及び間隔は動的に変化し(例えば、図5Cでは、時間がセッション領域の左側に示され、セルラー信号インジケータ、Wi-Fiインジケータ、及びバッテリインジケータがセッション領域の右側に表示される)、セッション領域が拡張する(又は追加のセッション領域が追加される)につれて、状態インジケータの数は変化する(例えば、図6E及び図6Fに示されるようなセルラー信号インジケータを削除する)。いくつかの実施形態では、セッション領域サイズが変化すると、1つ以上の状態インジケータが徐々に移動して、より多くの空間を作成する(例えば、セッション領域のサイズが増大している場合)か、又は空きスペースを埋める(例えば、セッション領域のサイズが減少している場合)。いくつかの実施形態では、状態インジケータの移動は、状態インジケータ間の間隔を変化させる(例えば、隣接する状態インジケータ間の空間を増減する)。いくつかの実施形態では、単一の状態インジケータのみが存在する場合、状態インジケータは、ディスプレイのエッジと状態インジケータに最も近いセッション領域のエッジとの間の領域のほぼ中央に状態インジケータを維持するために、セッション領域が大きくなるか小さくなるにつれて左又は右に移動する。いくつかの実施形態では、セッション領域のサイズの変化は緩やかであり、状態バーインジケータの数及び/又は間隔の対応する変化も緩やかである。状態インジケータの特定の例が上述されているが、デバイスは、通知、ネットワーク活動、無線接続、Bluetooth接続、ヘッドフォン接続、位置情報使用、仮想プライベートネットワーク接続状態などのインジケータを含む様々な状態インジケータを状態領域に表示することができることを理解されたい。
いくつかの実施形態では、図5Eに示される凝縮されたアクティブセッションサイズにおいて、セッション領域502-4は、現在のセッションに関する情報を含む。例えば、セッション領域502-4は、進行中の通信セッションに関する情報を表示する。いくつかの実施形態では、情報は、アクティブセッションに現在使用されているアプリケーション又はソフトウェアのインジケーションを含む。例えば、電話アイコンが表示され、進行中の通話時間が表示される。いくつかの実施形態では、音声波形は、着信及び/又は発信音声情報(例えば、それは通話の一部である)を示すために表示される。いくつかの実施形態では、(例えば、水平などの1つの軸に沿った)波形の異なる部分は、異なる音声周波数を表し、いくつかのそのような実施形態では、波形の個別の部分(例えば、異なる部分)の高さは、波形の個別の部分に対応する周波数又は周波数帯域の音声信号の振幅を表す。
いくつかの実施形態では、音声波形は、第1の部分(例えば、最も左側又は左側に位置合わせされた部分)及び第2の部分(例えば、右端又は右端に位置合わせされた部分)を含む少なくとも2つの部分を含む。いくつかの実施形態では、第1の部分は、着信音声(例えば、通話中に受信される音声)を表示し、第2の部分は、発信音声(例えば、通話中に1人以上の他の通話参加者に送信される、デバイス100の1つ以上のマイクロフォンによって検出される音声)を表示し、又はその逆である。いくつかの実施形態では、音声波形の第1の部分は、青又は緑などの第1の色(又は色の青緑スペクトルなどの第1の色範囲)で表示され、音声波形の第2の部分は、赤又はオレンジなどの第1の色とは異なる第2の色(又は色の赤-オレンジスペクトルなどの第2の色範囲)で表示される。従って、音声波形は、異なる音声ソース(例えば、着信音声データ及び発信音声データ)を視覚的に区別する。いくつかの実施形態では、音声波形は、少なくとも部分的に重複する。いくつかの実施形態では、(例えば、着信及び発信音声についての)各音声波形には、同時に表示されたときに双方の音声波形が少なくとも部分的に重複する及び重複しないように、音声波形の異なる範囲が割り当てられる。例えば、着信音声は、音声波形の左揃え部分にのみ又は主に表示され、発信音声は、音声波形の右揃え部分にのみ又は主に表示される。
いくつかの実施形態では、セッション領域502-4は、任意選択的に、センサ切り欠き(例えば、スピーカ111及び/又はセンサ164用)間の表示エリアに表示され、デバイス又はデバイスの環境に関する情報をキャプチャするためのカメラ、マイクロフォン、及び/又は位置センサの現在又は最近の使用を示す(例えば、図5Aを参照して本明細書で説明されるような)プライバシーインジケータ518を含む。例えば、セッション領域502-4は、センサ切り欠きの各々を囲み、センサ切り欠きの間に1つ以上のアイコン又は他の視覚的要素を表示することが可能である(例えば、センサ間のエリアは、デバイス100のディスプレイの一部である)。いくつかの実施形態では、セッション領域がアクティブセッションを表示している間、プライバシーインジケータ518は、セッション領域の外側、例えばディスプレイの隅(例えば、バッテリインジケータ506の隣又は上)に表示される。いくつかの実施形態では、例えば、デバイス100がプライバシーインジケータ518の表示をトリガする1つ以上のセンサの使用を開始したことに応じて、プライバシーインジケータ518を最初に表示することは、(例えば、複数の中間表示状態を通って進行する)プライバシーインジケータ518のぼかし度合いを徐々に変化させる(例えば、低減する)ことを含む。いくつかの実施形態では、例えば、デバイス100がプライバシーインジケータ518の表示をトリガした1つ以上のセンサの使用を停止したことに応じて、プライバシーインジケータ518の表示を停止することは、プライバシーインジケータ518のぼかし度合いを徐々に変更することなく実行される(例えば、プライバシーインジケータ518のぼかし度は、プライバシーインジケータ518の表示が停止されるにつれて、プライバシーインジケータ518の不透明度及び/又は明るさなどの他の視覚的特性が徐々に変化するか否かにかかわらず維持される)。
いくつかの実施形態では、セッション領域502-4は、セッションがアクティブであり続ける間に表示された情報を更新する。例えば、通信セッションが継続している間、通話が継続している時間の長さが更新され(例えば、図5Eの0:08から図5Fの0:09まで)、現在の音声データに従って音声波形が更新される。例えば、「Max」が音声データを提供している場合、着信音声の音声波形の部分は、音声データに従ってアニメーション化されるが、デバイス100のユーザが音声データを提供していない(例えば、デバイス100のユーザが話していない)場合、発信音声の音声波形の部分は、平坦として(例えば、波形なし、又は音量ゼロの波形として)表示される。
いくつかの実施形態では、ユーザ入力520(例えば、スワイプ入力、ドラッグジェスチャ、ボタン押下、又は他のユーザ入力)に応じて、デバイス100は、ユーザインタフェース500の表示を停止し、ホームユーザインタフェース501を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザがメッセージングアプリケーションユーザインタフェース500などのアプリケーションユーザインタフェースと、ホーム画面ユーザインタフェース501などの他のアプリケーションユーザインタフェース及び/又は他のシステムユーザインタフェースとの間をナビゲートするとき、セッション領域502-4の表示は維持される。従って、ユーザは、ユーザがデバイス100上の他のアプリケーションと相互作用するときに、進行中のセッションに関する最新情報を閲覧することができる。
図5G~図5Hは、デバイス100がセッション領域502-5内に1つ以上のセンサなしで構成される実施形態においてデバイス100上に表示されるセッション領域502-5を示す。例えば、図5E~図5Fを参照して上述した特徴及び機能はまた、図5G~図5Hに示すようなデバイスに対して有効にされる特徴及び機能である。従って、セッション領域502-5は、1つ以上のセンサ切り欠き及び/又は1つ以上のセンサがセンサ領域内に配置されているかどうかにかかわらず、アクティブセッションについて同じ情報を表示する。例えば、図5Gのセッション領域502-5は、図5Eのセッション領域502-4と同じ外観を有し、図5Hのセッション領域502-5は、図5Fのセッション領域502-4と同じ外観を有する。
いくつかの実施形態では、タップ入力などの図5Fに示すようなユーザ入力522(又は図5Hに示すような類似のユーザ入力522-2)を検出したことに応じて、セッション領域502-4(又はセッション領域502-5)は、図5Iに示すように、セッション領域502-6にアクティブセッションに関する追加情報を表示するように拡張する。いくつかの実施形態では、セッション領域の表示をセッション領域502-6に拡張することに加えて、デバイス100は、音声及び/又は触覚出力などの非視覚出力を提供する。上述したように、いくつかの実施形態では、影514-2のサイズ及び/又は暗さは、セッション領域502-6のサイズに基づく。例えば、より大きなセッション領域は、(例えば、セッション領域502-3について示されるような)より小さな領域の影よりも大きなサイズ及び/又はより暗い影(例えば、セッション領域502-6について示されるような)に対応する。いくつかの実施形態では、1つ以上のセッション領域は、例えば、特定のアプリケーションに関連付けられた最小化されたセッション領域及び/又は凝縮されたセッション領域(例えば、セッション領域502-1及び502-4)において、影なしで表示される。
いくつかの実施形態では、ぼかし視覚効果512などの視覚効果は、図5Dを参照して説明したユーザインタフェース501の部分と同じ図5Iの現在表示されているユーザインタフェース500の部分上に表示される。
図5Iは、現在のセッションに関連付けられたソフトウェア及び/又はアプリケーションの動作を制御するための複数のコントロールオプションを含む拡張されたセッション領域502-6を示す。例えば、進行中の通信セッション中、ユーザがセッション領域502-4上で第1の種類の入力(例えば、タップ入力522)を提供したことに応じて、通信セッションを終了するためのコントロール530-1、ビデオ通信セッションを開始するためのコントロール530-2、及び/又はデバイス100のマイクロフォンをミュート/ミュート解除するためのコントロール530-3を含む複数のコントロールオプションが表示される。いくつかの実施形態では、数字を入力するためのキーパッドコントロール及び/又は通信セッションのためにスピーカフォンをオン又はオフに切り替えるためのスピーカコントロールなどの追加及び/又は代替のコントロールオプションも表示される。個別のセッションに関連する異なるアプリケーション及び/又はソフトウェアは、個別のセッションに対して異なるコントロールセットを提供することが理解されよう。例えば、通信セッションを制御するためのコントロールが図5Iに提供されている。別の例では、タイマセッション中にタイマを中止及び/又は一時停止するためのコントロールが提供される。更に別の例では、メディア再生のためのコントロールがメディアプレーヤセッションのために提供される。いくつかの実施形態では、ユーザがセッション領域502-6内の個別のコントロールと相互作用することに応じて、デバイス100は、コントロールに対応する動作を実行する。例えば、ユーザ選択コントロール530-3に応じて、デバイス100は、図5K~図5Mを参照して説明したように、マイクロフォンをミュート(現在ミュートされている場合)又はミュートを解除(現在ミュートを解除されている場合)し、「Max」との通信セッションに発信音声データを提供することを停止する。
いくつかの実施形態では、プライバシーインジケータ518は、任意選択的に、セッション領域502-6が拡張されている間、セッション領域が凝縮又は最小化されている間とは異なる位置に表示される。例えば、プライバシーインジケータ518は、任意選択的に、拡張されたセッション領域502-6のエッジに表示されるか、又はセッション領域502-6の外側に表示され(例えば、バッテリの状態インジケータの隣の背景、又はディスプレイの上隅)、センサ切り欠き間には表示されない。例えば、図5Iは、拡張されたセッション領域502-6の端部に表示されるプライバシーインジケータ518とは対照的に、表示エリアの隅において、拡張されたセッション領域502-6の外側に任意選択的に及び代替的に表示されるプライバシーインジケータ518-aを示す。いくつかの実施形態では、セッション領域は、ディスプレイのエッジ付近の小さな領域を占有されないままにするサイズに拡張される(例えば、図5D、図5AK、図5AM、及び、図5AYに示されるように、その場合、プライバシーインジケータは、図5D又は図5AYにおける上側、左側、又は、右側、又は、図5AK又は図5AMにおける上エッジを含むセッション領域のエッジとセッション領域に近いディスプレイのエッジとの間に表示される)。いくつかの実施形態では、プライバシーインジケータ518は、任意選択的に、セッション領域が最小化されている間とは異なる、セッション領域が凝縮されている間の位置(及びセッション領域が拡張されている間の更に別の異なる位置)に表示される。例えば、図5Jでは、プライバシーインジケータ518-bは、代替的に、セッション領域502-5内(例えば、センサ領域の間に)ではなく、凝縮されたセッション領域502-5の外側に、任意選択的にセッション領域502-5の(例えば、その右又は左)隣に表示される。
いくつかの実施形態では、セッション領域502-6が拡張されて複数のコントロールオプションを表示している間、ユーザは、セッション領域502-6の外側にあるユーザインタフェース501に表示されるユーザインタフェース要素と相互作用することができない。例えば、アプリケーションアイコン438上のユーザ入力526は、任意選択的に、アイコン438に関連付けられたアプリケーションを起動しない。代わりに、いくつかの実施形態では、セッション領域502-6の外側で検出されたユーザ入力526は、単にセッション領域502-6を縮小させるか、そうでなければサイズを縮小させてセッション領域502-5としてその凝縮サイズに戻し、任意選択的に、影及び/又はぼかし効果などの任意の対応する視覚効果の表示を停止させる。いくつかの実施形態では、セッション領域は、セッション領域のサイズが変化しても、通信セッションが進行していた時間の長さを更新するなど、進行中のセッションに関連する情報を更新し続ける。いくつかの実施形態では、セッション領域502-6が拡張されている間、セッション領域502-6の外側のユーザインタフェースに表示されるコンテンツの少なくとも一部は、視覚効果(例えば、セッション領域502-6の周りの影及び/又はぼかし効果)によって少なくとも部分的に遮蔽され、及び/又はセッション領域502-6によって完全に遮蔽される。従って、図5Jは、ユーザ入力526に応じて、セッション領域502-5としてその凝縮されたサイズに縮小されたセッション領域502-6と、表示を停止された影514-2及びぼかし効果512とを示す。
図5Jは、セッション領域502-5と少なくとも部分的に重複するユーザ入力528の検出を示す。1つ以上のセンサがセッション領域内に配置されるいくつかの実施形態では、デバイス100は、1つ以上のセンサにわたって生じるユーザ入力を検出することが可能であり、そのようなユーザ入力をセッション領域に向けられた入力として扱う。例えば、ユーザがセッション領域内にある少なくとも1つのセンサに対応するデバイス100の一部をタップすると、デバイス100は、センサ上のユーザ入力をセッション領域に向けられた入力として解釈する。いくつかの実施形態では、セッション領域502-5、特にセッション領域502-5内のセンサ領域に少なくとも部分的に向けられたユーザ入力528に応じて、セッション領域502-5は、(例えば、図5Kの)セッション領域502-6に拡張される。いくつかの実施形態では、セッション領域502-5に向けられたユーザ入力528の種類に基づいて、異なる動作が実行される。例えば、セッション領域502-5に向けられたユーザ入力の検出に応じて、ユーザ入力がタップユーザ入力である場合、デバイス100は、セッション領域502-5に表示されたアクティブセッションに対応するアプリケーションユーザインタフェース(例えば、ホームユーザインタフェース501の代わりに、セッション領域の外側に表示される通話ユーザインタフェース)を表示し、ユーザ入力が長押しユーザ入力である場合、デバイス100は、(例えば、ホームユーザインタフェース501の表示を維持しながら、アプリケーションユーザインタフェースを表示することなく)拡張されたセッション領域502-6を表示する。
図5K~図5Mは、拡張されたセッション領域502-6に表示されるコントロールオプションのうちの1つを選択するユーザの例を示す。いくつかの実施形態では、ユーザは、デバイス100のディスプレイに接触し続けることによって、図5Jに示すユーザ入力528を維持する。例えば、ユーザは、ユーザ入力528(図5J)の位置で接触を開始し、ディスプレイとの接触を維持しながら、接触を移動させてドラッグ又はスワイプのジェスチャを実行することができる。いくつかの実施形態では、セッション領域502-5は、ユーザ入力528の第1の部分(例えば、長押し部分)に応じて拡張されたセッション領域502-6に拡張され、接触の移動(例えば、ドラッグ部分)は、第1の部分の直後に続くユーザ入力528の第2の連続部分の間に生じる。いくつかの実施形態では、ユーザが接触を注意するディスプレイ上の位置(本明細書では接触のリフトオフとも呼ばれる)が選択される。例えば、図5Kでは、ユーザは、ユーザがコントロール530-3上から連絡先528-1を離す前に、コントロール530-3に対応するディスプレイ上の位置にユーザ入力528をドラッグする。ユーザがコントロール530-3上から連絡先528-1を離したことに応じて、デバイス100は、マイクロフォンをミュートにし、通信セッションへの音声出力の提供を停止し、従って、コントロール530-3に関連する動作を実行し、並びに任意選択的に、連絡先528-1のリフトオフに応じて音声及び/又は触覚フィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、ユーザが表示エリアの周りで連絡先を移動させると、連絡先がコントロールオプションと部分的に重複することに応じて、ユーザ入力がコントロールオプションを選択するために有効にされていることを示し、ユーザ入力528が現在の位置からリフトオフされた場合に、コントロールオプションがアクティブ化のために現在選択されていることを示すために、音声及び/又は触覚出力が任意選択的にデバイス100によって提供される。例えば、図5Kのコントロール530-3に移動するプロセスでは、連絡先528-1は、キーパッドコントロール528-4上を移動し、これに応じて、連絡先528-1が起動可能なコントロールオプション上にあることを示す音声及び/又は触知フィードバックをデバイス100が生成する。しかしながら、キーパッドコントロール528-4上で連絡先528-1が解除されないシナリオでは、ユーザ入力528に応じてキーパッドは表示されない。例えば、ユーザ入力528からの連絡先がセッション領域502-6を移動すると、デバイス100は、非視覚出力(例えば、音声及び/又は触覚出力)を提供して、連絡先がコントロールオプションのいずれかを移動するときに(例えば、連絡先が個別のコントロールオプション上を移動するたびに)ユーザにアラートする。例えば、第1の非視覚出力は、第1のコントロールオプション上を移動するユーザ入力528に応じて生成され、続いて、代わりに第1のコントロールオプションから離れ、第2のコントロールオプション上を移動するユーザ入力528に応じて生成された第2の非視覚出力が続く(又は、いくつかの実施形態では、同じ第1のコントロールオプション上を離れ、その後戻る)。
図5Lは、ビデオ通信セッションを開始するためのコントロールオプション530-2に対するユーザ入力528として開始された連絡先528-2をユーザがリフトオフする例を示す。ユーザがオーバーコントロールオプション530-2から連絡先528-2をリフトオフすることに応じて、デバイス100は、ビデオ通話を開始する。同様に、図5Mでは、通信セッションを終了するためのコントロールオプション530-1と重複する位置にいる間にユーザが連絡先528-3を離したことに応じて、デバイス100は、進行中の通信セッションを終了する(例えば、「Max」と電話を切る)。
いくつかの実施形態では、例えば図5Mの通話を切ることによって、進行中のセッションが終了したという判定に従って、図5Nに示すようにセッション領域502-1が再表示される。いくつかの実施形態では、セッション領域502-1は、デバイス100がオンでアクティブ状態(例えば、スリープ状態又は低電力状態にない)にある間、ディスプレイ上に維持される。従って、ユーザがセッション領域502-6に表示されていた通信セッションを終了した後であっても、デバイス100は、セッション領域502-1を、アクティブセッションがない最小化された状態に縮小し、セッション領域502-1の表示を継続する。
図5Nは、セッション領域502-1上のユーザ入力532の検出を示す。いくつかの実施形態では、アクティブセッションが現在セッション領域502-1に関連付けられていないという判定に従って、ユーザ入力532に応じて、セッション領域502-1が拡張され、図5Oに示される拡張されたセッション領域502-1bは、任意選択的に、セッション領域の背景色(例えば、黒色)を全方向に拡張する。いくつかの実施形態では、セッション領域502-1は、他の方向よりも1つの方向に、又は他の方向ではなく1つの方向に拡張する。例えば、セッション領域は、水平方向には拡張するが垂直方向には拡張しない(例えば、デバイス100が図5Oに示すように縦向きモードにある間)、又はより一般的には、幅(例えば、より短い寸法)の変化を少なくしながら(又は変化なしで)長くなる(例えば、より長い寸法で)。いくつかの実施形態では、セッション領域は、所定の期間(例えば、0.2秒、0.5秒、1秒、5秒、10秒、30秒、又は60秒)にわたってセッション領域502-1bに拡張される。いくつかの実施形態では、セッション領域502-1bに拡張した後、セッション領域は、(例えば、所定の期間の満了に応じて)図5Pのセッション領域502-1として最小化されたサイズに自動的に縮小して戻る。
いくつかの実施形態では、セッション領域502-1は、ユーザ入力532の初期検出に直接応じてセッション領域502-1bに拡張する。いくつかの実施形態では、セッション領域502-1は、ユーザ入力532が閾値時間(例えば、ユーザ入力532は、少なくとも1秒間、2秒間、3秒間、又は5秒間維持されるプレスアンドホールド入力などの入力である)にわたって進行中である(例えば、維持されている)という判定に従って、セッション領域502-1bに拡張する。いくつかの実施形態では、セッション領域502-1bは、ユーザ入力532の終了に従って(例えば、ユーザ入力532のリフトオフに応じて)、任意選択的に縮小するか、又はサイズを縮小する。いくつかの実施形態では、セッション領域502-1bは、ユーザ入力532の状態にかかわらず任意選択的に縮小し、例えば、ユーザ入力532がまだ進行中であっても、セッション領域502-1bは、所定の期間が経過した後(例えば、ユーザ入力532の初期検出後、又はセッション領域502-1がセッション領域502-1bに拡張された後)に縮小する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力532に応じて、及び任意選択的に、ユーザ入力532が閾値時間の間継続しているという判定に従って、デバイス100は、任意選択的に、触知出力及び/又は音声出力(例えば、図5Oの出力533によって示されるように)などの非視覚フィードバックを出力する。いくつかの実施形態では、セッション領域に関連付けられたアクティブセッションがあり、セッション領域でユーザ入力が検出された場合、デバイス100は、任意選択的に、異なる非視覚フィードバック(例えば、異なる触知出力及び/又は異なる音声出力)を提供するか、又は図5AL~5AMを参照して説明したように、アクティブセッションに関する追加情報を提供しながら、触知及び/又は音声出力を提供しない。
図5Pは、時計アプリケーション用のアイコン440上で検出されたタップ入力又はプレスアンドホールドジェスチャなどのユーザ入力534を示す。いくつかの実施形態では、ユーザ入力534の検出に応じて、デバイス100は、図5Qに示すように、時計アプリケーション用のユーザインタフェース536-1を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース536-1は、デバイス100上でタイマを設定し、タイマが完了したときにユーザにアラートするために音声又は他の通知を選択するオプションをユーザに提供する。図5Qは、ユーザが、ユーザ入力538を介して、ユーザインタフェース536-1の開始ボタンを選択することによって15分間タイマを開始することを示す。いくつかの実施形態では、図5Qに示すように、ユーザが時計アプリケーションのユーザインタフェースと相互作用している間、セッション領域502-1は表示され続ける。図5Q~図5Rでは、セッション領域502-1は、現在アクティブなセッションに関連付けられておらず、従って、実線の背景(例えば、黒色又は別のベタ色)として現れる。
図5Rは、タイマのカウントダウンの表示を含む時計アプリケーション用の第2のユーザインタフェース536-2を示す。いくつかの実施形態では、デバイス100は、時計アプリケーション用の第2のユーザインタフェース536-2の表示から別のユーザインタフェースへ切り替えるためのユーザ入力を検出する。例えば、ユーザは、第1のアプリケーション用のアプリケーションユーザインタフェースから第2のアプリケーション用のアプリケーションユーザインタフェース及び/又はシステムユーザインタフェース(例えば、ホーム画面及び/又はウェイク画面)へとナビゲートすることができる。いくつかの実施形態では、ディスプレイの特定の部分(例えば、水平方向(例えば、左又は右)の下エッジ)における入力538などのスワイプジェスチャは、ユーザが、デバイス100上で現在開いている又は他の様態で実行しているアプリケーションのアプリケーションユーザインタフェース間をナビゲートすることを可能にする。例えば、図5R~図5Sに示すように、ユーザは、時計アプリケーション用の第2のユーザインタフェース536-2をメッセージングアプリケーション用のユーザインタフェース500に切り替える。いくつかの実施形態では、アプリケーション切り替え入力538に応じて表示されるアプリケーションユーザインタフェースは、最新の以前に開いたアプリケーションのユーザインタフェース、又は時計アプリケーションの後の一連の開いている又は最近開いたアプリケーション(例えば、メッセージングアプリケーション又は別の最近開いたアプリケーション)における次の(又は前の)アプリケーションのユーザインタフェースである。
図5Sは、デバイス100に第2のユーザインタフェース536-2の表示を停止させるユーザ入力538に応じて、(例えば、その情報はもはやメインアプリケーション領域で見ることができないため)ユーザインタフェース500がディスプレイの残りの部分に表示されている間に、進行中のタイマに関する情報がセッション領域502-7に表示されることを更に示す。いくつかの実施形態では、タイマは、セッション領域502-7に表示されるアプリケーションに関連付けられた複数のイベント種類のうちの1つである。例えば、図5BLに関して以下でより詳細に説明するように、セッション領域は、アクティブタイマセッションを含む、セッションがアクティブ及び/又は進行中である間、複数のセッション種類の継続的な更新を表示する。いくつかの実施形態では、セッション領域502-7は、アクティブセッションに関連付けられたアプリケーションを識別するアプリケーションアイコン(例えば、センサの左側のタイマアイコン)を表示し、タイマの残り時間(例えば、図5Sの「14:49」)のカウントダウンなどのアクティブセッションに関する第1の情報のセットを(例えば、センサの右側に)表示する。いくつかの実施形態では、上述したように、セッション領域は、現在アクティブなセッションに関する情報を表示するのに十分な大きさであるが、特に状態インジケータが表示される表示エリアの少なくとも一部(例えば、図5Sのディスプレイの右上のエリア)を占めるようにセッション領域が拡張されている場合、1つ以上の状態インジケータは削除される(例えば、セルラー接続状態インジケータは図5Sには表示されない)。いくつかの実施形態では、全ての状態インジケータが任意選択的に削除される(例えば、セッション領域が、全ての状態インジケータの少なくとも一部を重複させることなどによって、全ての状態インジケータと重複するように水平方向に拡張されるという判定に従って)。
いくつかの実施形態では、セッション領域502-7は、ユーザが他のアプリケーションユーザインタフェース間をナビゲートするときに表示され続ける。例えば、図5Sでは、ユーザ入力540(例えば、左から右へのエッジスワイプジェスチャ)が検出され、ユーザ入力540に応じて、デバイス100は、図5Tに示すように、別のアプリケーション(例えば、ウェブブラウザ)のユーザインタフェース542を表示し、任意選択的に、アプリケーションは、デバイス100上で最近開かれたか、又はメッセージングアプリケーションの後の一連の開いているアプリケーションにおける次の(又は前の)アプリケーションである。図5Tに示すように、セッション領域502-7は、タイマの残り時間(例えば、図5Tの「14:48」)を変更することによって更新を続ける。
いくつかの実施形態では、図5Tに示すように、ユーザ入力544(例えば、ディスプレイ又は他のシステムナビゲーション入力又はホームナビゲーション入力の下部又は下エッジにおいて開始されるスワイプアップジェスチャ)に応じて、システムユーザインタフェース(例えば、ホーム画面ユーザインタフェース)にナビゲートするために、デバイスは、ホーム画面ユーザインタフェース501を表示し、図5Uに示すように、セッション領域502-7のアクティブなタイマセッションを更新し続け、これは、(例えば、「14:47」に)タイマの残り時間が更に変化したことを示す。いくつかの実施形態では、ユーザは、図5Vに示すように、左スワイプ入力546を介してホーム画面ユーザインタフェース501-2の別のビューなどの他のシステムユーザインタフェースにナビゲートすることができる。ユーザがシステムユーザインタフェースビュー間をナビゲートすると、セッション領域502-7は維持され、アクティブタイマセッションに残っている時間(例えば、図5Vの「14:46」)で更新される。図全体を通して示されるように、アクティブなタイマセッションの残り時間は、タイマが終了する(例えば、図5AYに示すように)か、又は中止されるまでカウントダウンし続ける。
いくつかの実施形態では、デバイス100は、デバイス100上で、例えばバックグラウンドで現在実行している、及び/又は最近開いたアプリケーションに対応するアプリケーションの複数の表現を表示するアプリケーション切り替えビューに入るためのユーザ入力548を検出する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力548は、任意選択的にディスプレイのエッジにおいて開始される第1の方向(例えば、上方、下方、左から右、又は右から左)へのスワイプジェスチャである。いくつかの実施形態では、ユーザ入力548に応じて、図5Wに示すように、アプリケーション切り替えユーザインタフェース550が表示される。いくつかの実施形態では、アプリケーション切り替えユーザインタフェース550において、アプリケーション切り替えユーザインタフェース550の背景は隠される(例えば、ぼやけているか、暗くなっているか、そうでなければ視覚的に強調されていない)。
図5Wに示すように、いくつかの実施形態では、セッション領域502-7は、アプリケーション切り替えユーザインタフェース550を表示している間、任意選択的に維持され、更にドロップしたままの時間量(例えば、図5Wの「14:38」に)によって示されるように、更新され続ける。いくつかの実施形態では、セッション領域502-7は、アプリケーション切り替えユーザインタフェースを表示している間は表示されない。いくつかの実施形態では、アプリケーション切り替えユーザインタフェースでは、ユーザは、表示するアプリケーションを選択すること(例えば、個別のアプリケーションの表現をタップすることによって)、及び/又は他の開いているアプリケーション間をナビゲートすること(例えば、アプリケーションのオープン表現を横切ってスワイプしてアプリケーションの追加の表現を閲覧することによって)を可能にされる。いくつかの実施形態では、セッション領域502-7の背後のエリアの背景が視覚的に強調解除されている間、セッション領域502-7のエッジの周りに境界552が表示される(キーラインと呼ばれることもある)。いくつかの実施形態では、境界552は、現在のセッションに関連付けられたアプリケーションに従って選択された色で表示される。例えば、タイマセッションの場合、境界552はオレンジ色(例えば、通話などの別のアプリケーションセッションの場合、境界は緑色になり、及び/又は地図ナビゲーションセッションの場合、境界552は青色になる)である。いくつかの実施形態では、境界552の色は、セッション領域で更新されているコンテンツに従って選択される。例えば、メディア再生セッションの場合、境界552の色は、現在再生中の(又は現在選択されている。再生が一時停止されているか、まだ開始されていない場合)メディアアイテムに関連付けられた色に基づいて選択される。いくつかの実施形態では、現在再生中のメディアアイテムに関連付けられた色は、メディアアイテムのカバーアートから(例えば、現在の曲のアルバムカバーから、又は現在のオーディオブックのブックカバーから)サンプリングされた色を含む。従って、セッション領域に表されたアクティブセッションを有する同じアプリケーションについて、セッション領域の境界552は、任意選択的に、セッション領域内のアプリケーションによって現在提示又は更新されているコンテンツに従って変化する。
いくつかの実施形態では、境界552は、セッション領域がアクティブセッションに関連付けられている間、セッション領域の全てのビューに存在する。例えば、いくつかの状況では、境界552は、存在するが、セッション領域を囲むユーザインタフェースの背景の色と同様の色で表示される。従って、いくつかのユーザインタフェースでは、境界552は、ユーザに目立つように表示されない(例えば、境界は背景と融合する)。
いくつかの実施形態では、境界552は、(例えば、たとえセッション領域の塗りつぶし色がセッション領域のすぐ外側の周囲のユーザインタフェースの塗りつぶし色と同じであっても)セッション領域502-7が背景とは異なるように描写されるように、セッション領域502-7の表示を強調する。いくつかの実施形態では、境界552は、セッション領域が拡張されている間(例えば、1つ以上のアプリケーションの状態情報を含む)にセッション領域を区別するために表示され、セッション領域が最小化されている間(例えば、セッション領域が任意選択的に背景に融合するように)には表示されない。例えば、以下でより詳細に説明するように、ダークモードにおいて、及び/又はセッション領域の色と同様の色を有する暗い背景を有するユーザインタフェースを表示している間、セッション領域は、より目立つキーラインと共に表示される。
いくつかの実施形態では、デバイス100は、アプリケーションの表現に関連付けられていないアプリケーション切り替えユーザインタフェース550の背景部分上のタップ入力(又は他の選択入力に向けられた)などによって、アプリケーション切り替えユーザインタフェース550から出るユーザ入力554を検出する。ユーザ入力554に応じて、デバイス100は、図5Xに示すように、ディスプレイを更新してシステムユーザインタフェース(例えば、アプリケーション切り替えユーザインタフェース550にナビゲートする直前に、ホーム画面ユーザインタフェース、任意選択的に、図5Vと同じホーム画面の第2のページ501-2)に戻る。いくつかの実施形態では、セッション領域502-7は、アクティブなタイマセッションについての更新された残り時間(例えば、図5Xの「14:34」に更に低下したこと)と共に表示されたままである。いくつかの実施形態では、ユーザは、図5Yに示すようにホーム画面ユーザインタフェース501の第1のビューにナビゲートする(例えば、左から右へ)ために、例えば図5Xのユーザ入力556(例えば、スワイプ又は他のナビゲーション入力)を介してホーム画面ユーザインタフェース501-2と相互作用し、図5Yに更に低下した残り時間によって示されるように、セッション領域502-7は更新され続けている(例えば、「14:28」に)。
図5Yは、ホーム画面ユーザインタフェース501に表示される異なるユーザインタフェースオブジェクトに向けられることができる複数の別個の入力を示す。いくつかの実施形態では、入力の各々は、入力によって選択された個別のアプリケーションアイコンに関連付けられたアプリケーションを開く要求に対応する。例えば、メッセージングアプリケーション用のアイコン424上のユーザ入力558は、メッセージングアプリケーション用のユーザインタフェース(例えば、ユーザインタフェース500)を開き、カレンダアプリケーション用のアイコン426上のユーザ入力560は、カレンダアプリケーション用のユーザインタフェースを開き、設定アプリケーション用のアイコン446上のユーザ入力562は、デバイス100の複数の設定を変更するためのメニューを有するユーザインタフェースを開き、音楽アプリケーション用のアイコン422上の(又はそれに向けられた)ユーザ入力564は、音楽アプリケーション用のユーザインタフェースを開く。いくつかの実施形態では、ユーザが異なるアプリケーションのための異なるユーザインタフェースにナビゲートするとき、セッション領域502-7は表示され続け、現在のタイマセッションに残っている時間の長さで更新され続ける。
いくつかの実施形態では、以下でより詳細に説明するように、ユーザは、個別のアプリケーションと相互作用することによって追加のセッションを開始することができ、セッション領域は、同時に2つ以上の現在アクティブなセッションを反映するように更新される。例えば、上述したように、音楽アプリケーション用のアイコン422上のユーザ入力564は、デバイス100に、図5Zに示される音楽アプリケーション用のユーザインタフェース566を表示させる。
図5Zは、(例えば、「今すぐ聞く」ボタンを選択することによって)メディアコンテンツアイテムの再生を開始することを要求する、タップ入力などのユーザ入力568を示す。いくつかの実施形態では、音楽アプリケーションのユーザインタフェース566は、図5AAに示されるように、現在再生中のメディアコンテンツアイテムに関する情報を表示するためにユーザインタフェース570へ更新される。いくつかの実施形態では、現在再生中のメディアコンテンツアイテム(例えば、曲、オーディオブック、及び/又はビデオ)、又は音楽アプリケーションからの一般的なメディアコンテンツ再生は、アクティブセッションに対応し、従って、ユーザが音楽アプリケーションユーザインタフェースにおけるアクティブメディア再生セッションの閲覧から離れるようにナビゲートする(例えば、ユーザインタフェース570から離れるようにナビゲートする)場合、アクティブセッションについてのセッション情報は、セッション領域502-7に移動する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース570から離れるようにナビゲートする要求は、ユーザ入力572を介して、メールアプリケーションユーザインタフェース574などの別のアプリケーションユーザインタフェースを表示する要求である。いくつかの実施形態では、ユーザ入力572は、ディスプレイの個別の部分(例えば、下エッジ又は側部)に沿ったスワイプジェスチャである。
図5ABは、アクティブセッションに対応しないか、又はアクティブセッションを有する少なくとも1つの他のアプリケーションとは異なるメールアプリケーションユーザインタフェース574などのアプリケーションのユーザインタフェースを表示しながら、セッション領域が少なくとも1つのアクティブセッションの情報を表示することを示している。図5ABの例では、セッション領域は、(図5R~図5Sに示すように開始される)アクティブタイマセッション及び(例えば、図5Z~図5ABに示すように音楽アプリケーションを表示している間に開始される)アクティブメディア再生セッションを含む2つの現在アクティブなセッションについての情報を表示する。いくつかの実施形態では、2つ以上のセッションが同時にアクティブである間、セッション領域502-7は、タイマセッション領域502-8用の第1の部分とメディア再生セッション領域502-9用の第2の部分との2つの部分に分離し、任意選択的に、各部分は異なるサイズであり、及び/又は少なくとも1つの部分は1つ以上のセンサ切り欠きを包含する。例えば、ディスプレイ上で同時に双方のセッションの情報を適合させるために、タイマセッションの情報は、センサの右側にシフトし、メディア再生セッションの情報は、センサの右側の別個のユーザインタフェース要素にある。いくつかの実施形態では、セッション領域の部分の少なくとも1つは、1つ以上のセンサを包含する。例えば、図5ABでは、セッション領域502-8の第1の部分は、1つ以上のセンサ切り欠きを包含する。いくつかの実施形態では、セッション領域502-9の第2の部分は、任意選択的に、1つ以上のセンサ切り欠きを包含する。いくつかの実施形態では、一方のセンサ切り欠きは、セッション領域502-8の第1の部分によって包含され、他方のセンサ切り欠きは、セッション領域502-9の第2の部分によって包含される。いくつかの実施形態では、2つのアクティブセッションについて、セッション領域は3つの部分に分割され、現在アクティブなセッションに関する情報は、1つ以上のセンサ切り欠きを包含するセッション領域の第3の部分の右に1つ及び左に1つ、アクティブセッション毎に別々の領域に表示される。例えば、1つ以上のセンサ切り欠き(例えば、左右のアクティブセッション部分の間のセッション領域の中央部分)を包含するセッション領域の第3の部分は、アクティブセッション情報を表示しない。
いくつかの実施形態では、セッション領域でセッションがアクティブである間、セッション領域は、セッション領域のサイズを周期的に拡張及び縮小するアニメーションで表示される。いくつかの実施形態では、セッション領域がセッション領域の凝縮バージョンとして表示されている間、及び/又はセッション領域がセッション領域の拡張バージョンとして表示されている間(例えば、セッション領域502-3及びセッション領域502-6などの拡張されたセッション領域内に表示された1つ以上のアクティブ化可能なコントロールオプション)、セッション領域は、任意選択的に周期的に拡張及び縮小する。いくつかの実施形態では、図5ABに示すように、点線は、図5ABに示すように個別の部分のサイズに縮小して戻る前にセッション領域の個別の対応する部分のサイズが増加するアニメーションの外側限界を示す。いくつかの実施形態では、セッション領域の個別の部分を拡張及び縮小する(本明細書では振動させるとも呼ばれる)アニメーションは、セッションがアクティブである間、周期的に(例えば、0.01、0.05、0.1、0.2、0.5、1、2、又は5秒毎)繰り返される。いくつかの実施形態では、周期的な振動アニメーションは、拡張エリアに追加情報を表示することなく、また任意選択的に、背景が拡張する間に情報を同じサイズに維持することなく、セッション領域の個別の部分の背景(例えば、背景色)を拡張する。いくつかの実施形態では、セッション領域の2つ以上の部分が存在するが、セッション領域部分は、任意選択的に、異なる時間に、異なる速度で、及び/又は異なる振動パターンに従って膨張及び収縮する。例えば、図5ACに示されるように、セッション領域502-8の第1の部分は、拡張サイズ(例えば、図5ABの破線で示されるサイズ)に拡張される。いくつかの実施形態では、セッション領域502-8の第1の部分が拡張されている間、異なるセッション(例えば、メディア再生セッション)に対応するセッション領域502-9の第2の部分は拡張されない。いくつかの実施形態では、セッション領域502-8の第1の部分が図5ABに示されるそのサイズまで縮小すると、セッション領域502-9の第2の部分は、図5AB~図5ACの破線によって示される拡張サイズまで拡張する。いくつかの実施形態では、セッション領域502-8の第1の部分及びセッション領域502-9の第2の部分、並びに任意選択的にセッション領域の追加の部分は、異なる時間に周期的に拡張及び収縮する。例えば、セッション領域502-9の第2の部分が拡張されていないときにセッション領域502-8の第1の部分が拡張され、その逆も同様である、図5AE~図5AFに示すように、セッション領域は時間をずらしてサイズを変更する。いくつかの実施形態では、セッション領域の各部分は、同じ期間又は異なる期間に従ってアニメーション化される。例えば、セッション領域の最初の部分は、0.5秒毎に拡張及び縮小のアニメーションを完了し、セッション領域の2番目の部分は、0.6秒毎に拡張及び縮小のアニメーションを完了する。いくつかの実施形態では、セッション領域の異なる部分のアニメーションは、同じ位相を有するか、又は位相がずれている(例えば、同じ又はほぼ同じ期間の2つのアニメーションの場合、一方が他方よりも早く開始されてもよい)。
いくつかの実施形態では、セッション領域の振動速度は、セッション領域が関連付けられている個別のアプリケーションに基づく。いくつかの実施形態では、セッション領域は、セッション領域の別個の部分に表される2つ以上の異なるアプリケーションに関連付けられているが、個別の部分の振動速度は、その部分に関連付けられた個別のアプリケーションに基づく。例えば、振動速度は、個別のアプリケーションのセッション領域に表示されるユーザインタフェース要素のアニメーションの速度に基づく。いくつかの実施形態では、振動速度は、セッションの緊急度に基づく。例えば、着信通信セッションのためのアラート又は地図セッションのためのナビゲーション命令のためのアラートなど、時間に敏感であるか、そうでなければ緊急であると考えられるアラートの場合、振動速度は、任意選択的に、進行中の音声記録セッションなどの緊急でないアラートのための振動速度よりも速い。いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションに関連付けられた第1の種類のセッションは、セッション領域を振動させ(例えば、進行中の通信セッション、タイマ、及び/又はセッションをマッピングする)、第2のアプリケーションに関連付けられた第2の種類のセッションは、セッション領域を振動させない(例えば、低バッテリアラート及び/又はサイレントモードアラート)。
いくつかの実施形態では、セッション領域が拡張されている間の振動速度は、セッション領域がアクティブセッションのために凝縮されている間の振動速度とは異なる。例えば、いくつかの実施形態では、凝縮されたセッション領域と拡張されたセッション領域の双方が振動する。いくつかの実施形態では、拡張されたセッション領域は、凝縮されたセッション領域よりも遅い振動速度を有する。いくつかの実施形態では、拡張されたセッション領域は任意選択的に振動しないが、凝縮されたセッション領域は振動する。いくつかの実施形態では、セッション領域が最小化される(例えば、図5Aに示すように、セッション領域に表示されたアクティブセッションがないか、又はセッション領域に表示された状態情報が、センサ領域間などの最小化された状態領域に収まる)という判定に従って、セッション領域は振動しない。いくつかの実施形態では、セッション領域が最小化されているが、最小化された状態領域に収まる状態情報(例えば、センサ領域間に表示されるプライバシーインジケータ又はロックインジケータ)を含む場合、セッション領域は振動する。
いくつかの実施形態では、セッション領域502-8の第1の部分で検出されたタップ入力又は長押しジェスチャなどのユーザ入力576(図5AC)に応じて、図5ADに示すように、セッション領域502-8の第1の部分は、アクティブセッションの1つ以上のコントロールを含むアクティブセッションに関する追加情報を含むセッション領域502-10に拡張される。例えば、セッション領域502-10は、タイマを一時停止するためのコントロールオプションと、アクティブなタイマセッションを終了するタイマを中止するためのコントロールオプションとを提供する。いくつかの実施形態では、個別のコントロール(例えば、タップ入力又は他の選択入力)に対するユーザ入力に応じて、個別のコントロールに対応する動作が実行される。いくつかの実施形態では、アニメーションは、セッション領域502-8の表示とセッション領域502-10の表示との間の複数の中間表示状態を通ってセッション領域502-8の第1の部分から徐々に拡張するセッション領域502-10を表示するために提供される。いくつかの実施形態では、拡張されたセッション領域502-10のサイズは、セッション領域502-9の第2の部分が表示されたディスプレイの部分をカバーする。いくつかの実施形態では、セッション領域502-9の第2の部分は、任意選択的に拡張されたセッション領域502-10がセッション領域502-8の第1の部分まで縮小するまで、表示を停止する。いくつかの実施形態では、図5AD~図5AEに示すように、セッション領域502-10においてユーザ入力が検出されない場合、セッション領域502-10は、所定の期間(例えば、1、3、5、15、30、又は60秒)後にセッション領域502~8の第1の部分のサイズに自動的に戻る。いくつかの実施形態では、セッション領域502-10は、セッション領域502-10の外側にあるユーザ入力(これは、いくつかの実施形態では、拡張されたセッション領域502-10を終了して凝縮されたセッション領域502-8に戻るためのユーザ入力として扱われるだけでなく、セッション領域の外側に表示されるユーザインタフェースの対応する部分と相互作用するユーザ入力(例えば、図5ADのメールアプリケーションユーザインタフェース574)としても扱われる)の検出に応じて、セッション領域502-8の第1の部分のサイズに戻る。
図5ADは、別のアプリケーションのユーザインタフェースを表示する要求に対応するユーザ入力578を更に示す。いくつかの実施形態では、ユーザ入力578は、デバイス100上のユーザインタフェース間をナビゲートするための下エッジに沿ったドラッグジェスチャ、スワイプジェスチャ、タップ入力、又は別のユーザ入力である。ユーザ入力578に応じて、デバイス100は、ウェブブラウザアプリケーションのためのユーザインタフェース542を表示する。上述し且つ図5AE~図5AFによって更に示されるように、いくつかの実施形態では、セッション領域の外側に表示されるユーザインタフェースの表示を変更した後、セッション領域502-8の第1の部分及びセッション領域502-9の第2の部分は表示され続ける。例えば、図5AEは、(例えば、図5Yのシナリオから、図5Xに示すように、ユーザが左にスワイプしてホーム画面ユーザインタフェース501-1からホーム画面ユーザインタフェース501-2に切り替えた後、図5Zに示すように、音楽アプリケーションアイコン422上にユーザ入力564を提供して、音楽アプリケーションのユーザインタフェース566を開く)ホーム画面ユーザインタフェース501-2のビューに戻るための、スワイプアップ(又はボタン押下などの他のホームナビゲーション入力)などのユーザ入力580を示す。いくつかの実施形態では、図5AFにおいてホーム画面ユーザインタフェース501-2を表示しながら、セッション領域502-8の第1の部分及びセッション領域502-9の第2の部分は、周期的に拡張及び収縮するようにセッション領域の各部分をアニメーション化しながら表示され続ける。
図5AFは、音声メモアプリケーションを開くためのアプリケーションアイコンを選択するユーザ入力582を示す。ユーザ入力582に応じて、デバイスは、音声メモアプリケーションにおいて音声メモを記録するためのユーザインタフェース584(図5AG)を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース584は、テキスト、ボタン、並びに時間及びバッテリインジケータなどの状態インジケータなどの前景要素の(背景に対して)明るい及び/又はより明るい発光色を有する暗い(例えば、黒色、暗灰色、又は暗青)背景を含む。いくつかの実施形態では、輝度の閾値量(例えば、輝度の閾値量未満を有する)を満たす色を有するセッション領域502-8の第1の部分及びセッション領域502-9の第2の部分を含むセッション領域の部分を囲むディスプレイの部分に従って、任意選択的にセッション領域内に表示されるコンテンツを変更することなく(例えば、セッション領域の内側部分は、1つ以上のセンサの色と一致する色で維持される)、セッション領域のそれぞれの部分のそれぞれの境界の1つ以上の視覚的特性が変化する(例えば、セッション領域部分を囲むディスプレイの部分が閾値量を超える輝度を有する場合と比較して)。
例えば、ユーザインタフェースがセッション領域502-8及び502-9を囲む暗いユーザインタフェース要素で表示される場合及び/又はデバイス100がダークモードにある場合、セッション領域502-8の境界585c及び/又はセッション領域502-9の境界585dは、ユーザインタフェースがセッション領域502を囲む明るいユーザインタフェース要素で表示される場合(例えば、部分502-8及び502-9を含む)及び/又はデバイスがライトモードにある場合よりも目立つ視覚効果で表示される。例えば、ユーザインタフェースが明るい背景で表示されている間、セッション領域502-8の境界585a及びセッション領域502-9の境界585bは、ユーザインタフェースが暗い背景で表示されている間よりも目立たない視覚効果で表示され、視覚効果は、より薄く、より透明及び/又はより薄暗い境界を含む。
いくつかの実施形態では、セッション領域502-8及び502-9のそれぞれの境界は、セッション領域の現在のサイズに従って表示又は更新される。例えば、セッション領域が最小化されている間、境界は、別個の色及び/又はコントラストなしで任意選択的に表示され(例えば、代わりに、境界は、鮮明なエッジを表示するためにセッション領域の背景の色と一致する色を有する少量の画素として表示される)、セッション領域が拡張されている間、境界は、任意選択的に、着色された及び/又はより目立つキーラインと共に表示される。
いくつかの実施形態では、個別のセッション領域の境界は経時的に変化する。例えば、セッション領域の境界は、任意選択的にセッション領域の振動速度に従って、周期的に厚さを増加及び/又は減少させるようにアニメーション化される。
図5AGは、新たな音声メモの記録を開始するためのボタンを選択するユーザ入力586を示す。これに応じて、図5AHに示すように、更新された音声メモユーザインタフェース584と、バッテリインジケータ506の代わりにディスプレイの隅に表示されるプライバシーインジケータ518とによって、新たな音声メモの記録が開始される。プライバシーインジケータ518は、デバイス又はデバイスの環境に関する情報をキャプチャするためのカメラ、マイクロフォン、及び/又は位置センサの現在又は最近の使用を示すために表示される。図5AHの例では、プライバシーインジケータ518は、少なくとも、音声メモを記録するためのマイクロフォンの現在の使用を示す。いくつかの実施形態では、音声記録が進行中である間にセッション領域が空である状況では、プライバシーインジケータ518がセッション領域内のセンサ領域間に表示される。いくつかのそのような状況では、いくつかの実施形態によれば、例えばセッション領域5041(図5BL)によって示されるように、(例えば、プライバシーインジケータ518のみが表示されたセッション領域は空であると見なされるため)セッション領域の周りに境界は表示されない。一方、いくつかの実施形態によれば、(例えば、プライバシーインジケータ518のみが表示されたセッション領域は空であると見なされないため)境界が表示される。いくつかの実施形態では、音声メモが記録されている間、ユーザは、別のユーザインタフェースにナビゲートし、音声メモアプリケーションのユーザインタフェース584を最小化及び/又は閉じることを要求する。例えば、図5AHのユーザ入力588は、ホーム画面ユーザインタフェースに戻るためのスワイプアップジェスチャに対応する。
いくつかの実施形態では、ユーザ入力588に応じて、デバイス100は、ホーム画面ユーザインタフェース501を表示する。図5AI及び以下の他の図はホーム画面ユーザインタフェース501を示しているが、いくつかの実施形態では、デバイス100は、(例えば、図5AFのように、音声メモアプリケーションが表示される直前に)最後に表示されたホーム画面ユーザインタフェースであるホーム画面ユーザインタフェース501-2に基づいて、代わりにホーム画面ユーザインタフェース501-2に戻ることに留意されたい。いくつかの実施形態では、セッション領域は、最大2つのアクティブセッションのインジケーションを同時に表示する。例えば、ユーザが音声記録を開始した後、デバイス100上では、タイマセッション、メディア再生セッション、及び音声記録セッションの3つのアクティブセッションが進行中である。いくつかの実施形態では、アクティブセッションに関連付けられたアプリケーションは、相対優先度に従ってランク付けされる。いくつかの実施形態では、優先順位は、デバイス100によって自動的に決定され、例えば、通信セッション及び地図ナビゲーションセッションは、タイマセッションよりも高い優先順位が付けられる。いくつかの実施形態では、ユーザは、どのアプリケーションセッションが他のアプリケーションセッションよりも高い優先度を取るかを選択することによって優先順位を変更することができる(例えば、設定アプリケーション、設定ファイル、個別のアプリケーションへの高優先度の割り当て、複数の所定の優先度レベルのうちの1つへの個別のアプリケーションの割り当て、又はユーザ定義の優先度を実装する他の方法を介して)。いくつかの実施形態では、セッション領域が最大2つのアクティブセッションのみを同時に表示する場合、優先度が最も高い上位2つのアプリケーションセッションがセッション領域に表示される(例えば、セッション領域の2つの別個の部分として)。例えば、図5AIでは、音声記録セッション502-10は、タイマセッション502-8よりも高い優先順位を有し(例えば、メディア再生セッション502-9は、タイマセッション502-8よりも高い優先順位を有する。)、従って、タイマセッション502-8を表示したセッション領域の部分はもはや表示されず、代わりにセッション領域は、(例えば、メディア再生セッション502-9と共に)音声記録セッション502-10の情報を表示する。また、音声記録セッション領域502-10には、プライバシーインジケータ518が表示されている(例えば、記録されている音声メモにマイクロフォンが使用されていることに起因して)。
セッション領域の個別の部分へのアクティブセッションの割り当てが、最大2つのアクティブセッションのためのものであるいくつかの実施形態では、優先度(例えば、より高い優先度のセッションが左側のセッション領域部分に表示され、より低い優先度のセッションが右側のセッション領域部分に表示される)に基づいて、新たに表示されたセッションが他の表示されたセッションよりも高い優先度であるか低い優先度であるかにかかわらず、第3の新たに表示されたセッションが最も低い優先度のセッションの代わりに行われる。例えば、メディア再生セッション502-9が最も低い優先度のセッションであり、音声記録セッション502-10が最も高い優先度のセッションである場合、セッション領域におけるシャッフル量を低減するために、音声記録セッション502-10は、(例えば、音声記録セッション502-10がタイマセッション502-8よりも高い優先度であるにもかかわらず)セッション領域の左部分にタイマセッション502-8が表示され続けながら、セッション領域の右部分においてメディア再生セッション502-9の代わりに行われる。
いくつかの実施形態では、図5AJに示すように、デバイス100は、セッション領域に最大3つのアクティブセッションを同時に表示することが可能である。いくつかの実施形態では、追加のセッション部分が表示されている間、セッション領域の部分は小さくなる(例えば、2つのセッションが表示されるときの部分は、1つのセッションが表示されるときよりも小さく、任意選択的に、3つのセッションが表示されるときの部分は、2つのセッションが表示されるときよりも小さい)。例えば、図5AJは、3つのアクティブセッションの各々について情報を表示するセッション領域の3つの部分、すなわち、タイマセッション502-13、メディア再生セッション502-12、及び音声記録セッション502-11を示す。いくつかの実施形態では、3つの部分の配置は、セッション優先度に基づく(例えば、最も高い優先度のアプリケーションセッションは左側にあり、最も低い優先度のアプリケーションセッションは右側にある)。いくつかの実施形態では、3つの部分の配置は、セッションがアクティブになった順序に基づく(例えば、最も長い期間にわたって進行しているセッションを有するアプリケーションは、最も右又は左に表示される)。いくつかの実施形態では、セッション領域の3つの部分の配置は、第3のセッションがアクティブになる前に既に表示されていたアプリケーションセッションの移動を最小限に抑えるように決定される(例えば、メディア再生セッションは、メディア再生セッションがそこに以前に表示されていたために右端に維持され、及び/又はタイマセッションは、タイマセッションがそこに以前に表示されていたために左端又は中央部分に維持される)。
いくつかの実施形態では、追加のアクティブセッションが追加されるにつれてセッション領域及び/又はセッション領域の部分がより多くの空間(例えば、水平方向に)を占めるという判定に従って、1つ以上の状態インジケータが任意選択的に削除される。例えば、セッション領域は、ディスプレイ上に追加の空間を必要とするため、時間及び/又はバッテリインジケータの表示が停止させ、その結果、セッション領域は、ディスプレイのエッジの近くに拡張することができる(例えば、縦向きモードでは、水平エッジに沿ってより多くの空間を占有しながら垂直エッジに近付くように拡張する)。例えば、図5Sに示されるように、セルラーネットワークインジケータ503(図5R)は、セッション領域502-1からセッション領域502-7にセッション領域を拡張するタイマセッションの追加により隠される(例えば、少なくとも一時的に表示を停止する)。別の例では、図5ABに示されるように、Wi-Fiインジケータ505(図5AA)は、セッション領域へのメディア再生セッション502-9の更なる追加により隠される。加えて、図5AIでは、プライバシーインジケータ518が音声メモセッション領域502-10に表示されているのに対して、図5AJでは、プライバシーインジケータ518は、ディスプレイの隅(例えば、右上隅)に、音声記録セッション領域502-11の外側に表示され(例えば、音声記録セッション領域502-11内のスペースが不十分であることに起因して、及び/又は、プライバシーインジケータ518がメディア再生セッション領域502-12に関連せず、従って、メディア再生セッション領域502-12内のセンサ領域間に表示されないことに起因して)、バッテリインジケータ506を置き換える(例えば、セッション領域部分502の外側のディスプレイの上部のスペースが不十分であることに起因して、及び/又は、いくつかの実施形態では、プライバシーインジケータ518が2つ以上の表示されたセッション領域部分に関連することに起因して)。いくつかの実施形態では、図5AJに示すように、第3のアクティブセッション(例えば、音声記録セッション)を状態領域に追加することにより、1つ以上の追加の状態インジケータ(例えば、現在時刻及び/又はバッテリインジケータ)が隠される。いくつかの実施形態では、現在のメディア再生セッションのセッション領域502-14がディスプレイの幅の全て又は実質的に全てを占めるように拡張される図5AKに示されるように、(例えば、1つ以上の活性化可能なコントロールオプションを含むように)セッション領域が更に拡張されると、時間、バッテリインジケータ、及びプライバシーインジケータ518を含む全ての状態インジケータは、もはや表示されない。
いくつかの実施形態では、図5AKに示すように、セッション領域は、任意選択的にセッション領域に向けられた1つ以上のユーザ入力を受信することなく、アクティブセッションのうちの1つで発生するイベントに従って、センサ切り欠きから自動的に拡張する(例えば、ディスプレイの上部のほぼ中央にあるセッション領域などのために、下方及び/又は外側に)。例えば、メディア再生セッションにおいて再生していたメディアコンテンツアイテム(図5AIのセッション領域502-9及び図5AJのセッション領域502-12の「A」カバーアートによって示される)は再生を完了し、次のメディアコンテンツアイテム(例えば、「曲B」)は再生を開始する。いくつかの実施形態では、異なるメディアコンテンツアイテムの再生を自動的に開始するイベントは、セッション領域を自動的に拡張して、イベントに対応するセッションに関する追加情報を表示させる。例えば、セッション領域502-14は、「曲B」の再生に関する追加情報を含み、セッションを制御するためのコントロールオプション(例えば、スキップバック、一時停止、及びスキップフォワード)を含む。いくつかの実施形態では、拡張されたセッション領域502-14の表示は、外側に拡張するセッション領域502-8からの遷移としてアニメーション化される。
いくつかの実施形態では、所定の時間量が経過した後、又はセッション領域502-14の外側でユーザ入力を検出した後、拡張されたセッション領域502-14は、図5ALに示されるセッション領域502-9まで自動的に縮小する。いくつかの実施形態では、拡張されたセッション領域がより小さいサイズに縮小するにつれて、拡張されたセッションに表示されるコンテンツ(例えば、セッション情報及び/又はコントロール)は、任意選択的に縮小しながら、コンテンツがセンサと重複して表示される前にコンテンツが消えるように選択された速度で徐々にフェードする。いくつかの実施形態では、セッション領域502-14に表示されるコンテンツは、1つ以上のセンサ切り欠きとの重複を回避するためにセッション領域502-14内に配置される。より一般的には、1つ以上のセンサ切り欠きを包含するセッション領域について、セッション領域に表示されるアクティブセッションコンテンツは、1つ以上のセンサ切り欠きとの重複を回避するためにセッション領域内に配置される。
図示されるように、セッション領域502-9は、メディア再生セッションに関する現在の再生情報を含むように更新される(例えば、「曲B」に関連付けられた「B」カバーアートは、図5AIのセッション領域502-8及び図5AJのセッション領域502-9に表示された「曲A」に関連付けられた「A」カバーアートの代わりに、セッション領域502-9に表示される)。セッション領域502-10はまた、アクティブセッションに関する現在の情報で更新され続け、例えば、セッション領域502-10は、音声記録が図5AIの0:32秒から増加して、図5ALの0:36秒の間進行中であることを表示する。
図5ALは、セッション領域502-9に向けられたユーザ入力590を示す。いくつかの実施形態では、ユーザ入力590の種類に応じて、デバイス100は異なる動作セットを実行する。例えば、図5AMに示すように、ユーザがディスプレイとの接触を閾値時間維持する長押しユーザ入力などの第1の種類のユーザ入力に応じて、セッション領域502-9は拡張して、セッションに関連付けられたアプリケーションを開くことなくセッション領域502-14にセッションに関する追加情報を表示するか、又はセッションに関連付けられたアプリケーションのセッション領域の外側にユーザインタフェースを表示し、拡張されたセッション領域502-14は、(例えば、現在選択されているメディアを再生、一時停止、スキップバック、スキップフォワード、及び/又はスクラブするために)個別の選択可能なコントロールに向けられたユーザ入力に応じてメディア再生に関連付けられたそれぞれの動作を実行するための1つ以上の選択可能なコントロールを含む。いくつかの実施形態では、セッション領域502-9は、触知及び/又は音声出力を提供することなく拡張する。いくつかの実施形態では、図5ANに示すように、タップ入力などの第2の種類の入力に応じて、任意選択的に拡張されたセッション領域502-14を表示せずに(例えば、図5AMに示すユーザインタフェースを表示せずに)、セッション領域502-9に関連付けられたアプリケーションのアプリケーションユーザインタフェース570が表示される(例えば、図5ALの第2の種類のユーザ入力590に応じて、デバイス100は、図5ALから図5ANに直接遷移する)。
いくつかの実施形態では、図5AMのセッション領域502-14の拡張バージョンで検出された第2のユーザ入力591(例えば、タップ入力又は他の選択入力)は、デバイスに、拡張されたセッション領域502-14からメディアプレーヤアプリケーション(図5AN)のアプリケーションユーザインタフェース570を開かせる(例えば、デバイス100は、図5ALの第1の種類のユーザ入力590によってデバイス100が図5ALから中間の図5AMに遷移した後、ユーザ入力591に応じて中間の図5AMから図5ANに遷移するように構成される)。
いくつかの実施形態では、セッション領域は、セッション領域におけるメディアプレーヤアプリケーションに関する情報の表示を停止し、一方、メディアプレーヤアプリケーションのユーザインタフェース570は、セッション領域の外側に表示される。例えば、セッション情報は、アプリケーションユーザインタフェースに表示されるため、セッション情報は、セッション領域にも表示される必要はない。いくつかの実施形態では、図5ANのメディアプレーヤアプリケーションのユーザインタフェース570を表示しながら、アクティブな音声記録のためのセッション領域502-10の表示も継続しながら、アクティブタイマセッションのためのセッション領域が再表示される。例えば、デバイス100は、最大で2つのアクティブセッションを同時に表示するため、デバイスは、メディアプレーヤのセッションの表示をセッション領域におけるタイマセッション502-15の表示に置き換える。
図5ANは、アクティブな音声記録セッションのセッション領域502-10を選択するユーザ入力592を更に表示する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力が第2の種類のユーザ入力(例えば、タップ入力又は他の選択入力)であるという判定に従って、ユーザ入力592に応じて、図5AOに示すように、音声メモリアプリケーションのアプリケーションユーザインタフェース584が表示される。いくつかの実施形態では、音声メモリアプリケーションのユーザインタフェース584が表示されている間、セッション領域は、音声記録のためのセッション情報の表示を停止する(例えば、図5AOでは、音声メモセッション領域502-10はもはや表示されていない)。いくつかの実施形態では、デバイス100は、任意選択的に、セッション領域502-9の第2の部分にメディアプレーヤセッションを再表示し、アクティブタイマセッション領域の表示をセッション領域502-8の第1の部分に移動する(例えば、メディアプレーヤセッションが開始される前にアクティブタイマセッションが開始されたという判定に従って)。
図5AOは、音声メモリアプリケーションユーザインタフェース584内の「中止」ボタンを選択する、タップユーザ入力などのユーザ入力594を示す。いくつかの実施形態では、音声記録の中止を要求するユーザ入力に従って、中止された記録が「記録2」としてリストされている図5APに示すように、音声記録セッションはもはやアクティブではなく、「中止」ボタンは、新たな記録を開始するための「記録」ボタンに戻され、プライバシーインジケータ518はもはや表示されず、代わりにバッテリインジケータ506(又は別の現在アクティブな、システム判定の、又はユーザ定義の状態インジケータ)が再表示される。従って、音声記録が進行中でない間にユーザが音声メモリアプリケーションのユーザインタフェースから離れてナビゲートする場合、音声メモリアプリケーションのアクティブセッションはなく、セッション領域は、任意選択的に音声メモリアプリケーションの次のアクティブセッションが開始される(例えば、別の音声記録が開始される)まで、(例えば、図5AQ及び図5AWのように)音声メモリアプリケーションの情報を表示しない。
図5APは、音声メモリアプリケーション用のユーザインタフェース584を表示している間に検出されるユーザ入力596を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力596は、スワイプジェスチャ、ドラッグジェスチャ、プレスアンドホールドジェスチャ、又は制御ユーザインタフェース598にナビゲートするための別のジェスチャである。いくつかの実施形態では、ユーザ入力596に応じて、デバイス100は、図5AQに示すように、制御ユーザインタフェース598を表示する。
いくつかの実施形態では、制御ユーザインタフェース598は、ユーザがデバイス100の1つ以上の設定を変更すること及び/又はデバイス100に記憶されたアプリケーションの1つ以上のショートカットに素早くアクセスすることを可能にする。例えば、ユーザは、音量設定及び/又は輝度設定(例えば、1つ以上のスライダバーを使用する)を変更し、Bluetooth、Wi-Fi、ネットワーク接続、飛行モードをオン又はオフにすることができ、更に、フラッシュライトをオンにし、カメラアプリケーションを開き、計算機アプリケーションを開き、及び/又はタイマアプリケーションを開くためのアイコンを選択及び/又は選択解除することができる。いくつかの実施形態では、制御ユーザインタフェース598は、ユーザがアプリケーションのためのどの設定及び/又はショートカットを制御ユーザインタフェース598に含めるかを選択するように、ユーザによってカスタマイズ可能である。
いくつかの実施形態では、図5AQに示すように、デバイス100は、ユーザ入力5000及び/又はユーザ入力5002などの1つ以上のユーザ入力を受信するように構成される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5000は、任意選択的にデバイス100のディスプレイの側にある物理的又はシミュレートされたボタン上のユーザ入力(例えば、長押し、タップ、又は他の選択ユーザ入力)である。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5002は、デバイスのディスプレイの上エッジにおいて開始されるドラッグ又はスワイプジェスチャである。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5000及びユーザ入力5002の各々は、デバイス100に、ウェイク画面ユーザインタフェース5004及び/又はカバーシートユーザインタフェースを表示させる。例えば、ウェイク画面ユーザインタフェース5004は、低電力状態から出るようにデバイス100に促す入力に応じて、デバイス100のディスプレイが少なくとも部分的にオフである低電力状態に入った後に表示されるユーザインタフェースである。いくつかの実施形態では、低電力状態では、ディスプレイは、任意選択的に、時間及び/又は日付の「常時オン」インジケータを表示する。例えば、図5AQのユーザ入力5000に応じて、デバイス100は、低電力状態(例えば、ディスプレイはオフになる)に入り、図5AR1は、デバイスが低電力状態から出るように促されたときに表示されるユーザインタフェースを表す。
いくつかの実施形態では、図5AQのユーザ入力5000に応じて、デバイスは、デバイスをロック解除するためにパスワード、パスコード及び/又は生体認証が必要とされるロック状態に入り、デバイスは、ロック状態では機能が制限されており、デバイス100に記憶されたそれぞれのアプリケーション及び/又はデータにアクセスする前にロック解除されなければならない。いくつかの実施形態では、デバイスがロック状態にあるか、又は既にロック解除されているかにかかわらず、ウェイク画面ユーザインタフェースが表示される(例えば、ウェイク画面ユーザインタフェースは、ユーザがホーム画面ユーザインタフェース及び/又は他のアプリケーションユーザインタフェースにアクセスする前にデバイスを起動すると表示される)。いくつかの実施形態では、カバーシートユーザインタフェースは、ウェイク画面ユーザインタフェースと同じ特性を含むが、ユーザは、デバイスのロック状態及び/又は低電力状態に入ることなく、任意選択的にカバーシートユーザインタフェースを閲覧することができる。いくつかの実施形態では、任意選択的にユーザ入力(例えば、図5AR1のユーザ入力5010などのディスプレイの中央の上方へのスワイプジェスチャ、又は別のジェスチャ)に応じて、ウェイク画面ユーザインタフェース及び/又はカバーシートユーザインタフェースに1つ以上のアラート(例えば、システムアラート及び/又は通知)が表示される。
図5AR1は、アクティブセッションを有する1つ以上のアプリケーションについて、いくつかの実施形態では、アクティブセッションが、1つ以上のセンサ切り欠きを含むセッション領域に表示されないことを示している。例えば、図5AR1では、メディア再生セッション502-9は、もはやセッション領域に表示されず、代わりにウェイク画面ユーザインタフェース5004上に別個のユーザインタフェース要素5006として表示される。いくつかの実施形態では、セッションは、セッション領域からユーザインタフェース要素5006から出る及び/又は離れるようにアニメーション化される。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース要素5006は、メディア再生セッションを制御するための現在再生中のメディアアイテム(例えば、メディアアイテムに関連付けられたタイトル、アーティスト、及び/又はカバーアート)及び/又は複数のコントロール(例えば、スキップバック、一時停止及び/又は再生、スキップフォワード、及び任意選択的に音量制御スライダ)に関する情報を含み、これらは、メディア再生に関連する個別の動作を実行するためにユーザ入力によって起動可能である。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース要素5006は、表示エリアの所定の部分(例えば、日付の下、又はフラッシュライト及び/又はカメラアイコンの上の表示エリアの下部)に表示される。いくつかの実施形態では、1つ以上のアプリケーションは、セッション領域(例えば、任意選択的にウェイク画面ユーザインタフェース5004がタイマアプリケーション用の別個のユーザインタフェース要素を表示するように構成されていないため、アクティブなタイマセッション502-16)に引き続き表される。
図5AR2~図5AR3は、2つ以上のセッションをセッション領域からカバーシートユーザインタフェース5004aに移動させる例を示す。いくつかの実施形態では、メディア再生セッション502-9a、タイマセッション502-8a及びスポーツセッション599を含む3つのアクティブセッションがある間、カバーシートユーザインタフェース5004aの表示を要求するユーザ入力5002bに応じて、デバイス100は、カバーシートユーザインタフェース5004aを表示し(図5AR3)、アクティブセッションのうちの2つ以上は、セッション領域の外側に、(例えば、メディア再生セッション用の)ユーザインタフェース要素5006及び(例えば、スポーツセッション用の)ユーザインタフェース要素5007を含むユーザインタフェース要素として表示される。いくつかの実施形態では、1つ以上のセッションは、任意選択的に、セッション領域(例えば、タイマセッション502-16a)に表示され続ける。
いくつかの実施形態では、デバイスが低電力状態に入った場合であっても、デバイスは、アクティブセッションの現在の情報を維持する。例えば、低電力状態を終了すると、ウェイク画面ユーザインタフェース5004を表示することは、アクティブタイマセッションについてのセッション領域502-16を表示することを含む(例えば、残り時間が01:21の場合)。いくつかの実施形態では、デバイスがロック状態にあることを示すために、ロックインジケータ5008が任意選択的にセッション領域のセンサ切り欠き間に表示される。いくつかの実施形態では、ロックインジケータは、セッション領域の外側(例えば、ウェイク画面ユーザインタフェース5004に表示された時刻「9:41」よりも上)のディスプレイに表示される。
図5AR1は、1つ以上のアラートの閲覧を要求するためのユーザ入力5010を示し、ユーザ入力5010は、ウェイク画面ユーザインタフェース5004で検出される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5010は、(例えば、ディスプレイのエッジから離れて)ウェイク画面ユーザインタフェース5004の所定のエリア内の第1の方向(例えば、上、下、右、又は左)へのスワイプジェスチャである。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5010に応じて、デバイス100は、図5ASに示すように、デバイス100によって受信された又はデバイス100で発生している複数のアラート(例えば、それぞれのアプリケーションに関連付けられたシステムアラート及び/又は通知)を表示する。いくつかの実施形態では、通知ビューがウェイク画面ユーザインタフェースに表示されている間、ウェイク画面ユーザインタフェース5004に表示されるユーザインタフェース要素は、ディスプレイを上下にスクロールするように見える。例えば、図5ASのウェイク画面ユーザインタフェース5004-1に示すように、ユーザインタフェース要素5006は、ユーザインタフェース内で上方にシフトしている。
図5ASは、デバイス100がロック解除された(例えば、パスコード、指紋認証、顔認証、虹彩認証、又は別の生体認証若しくは非生体認証の使用)という判定に従って、センサ切り欠き間に表示されるロックインジケータ5008が、デバイス100がロック解除状態にあることを示すためにロック解除された外観に更新されることを更に示す。いくつかの実施形態では、セッション領域502-16は、タイマセッションがタイマの残り時間をカウントダウンするときに更新され続ける。
いくつかの実施形態では、ユーザは、個別のアラートに関連付けられたアプリケーションを開くこと、及び/又は個別のアラートを破棄及び/又は消音することを含む、複数のアラートと相互作用することができる。例えば、図5ASは、メッセージアプリケーションからの通知上の右から左へのスワイプジェスチャなどのユーザ入力5012を示し、図5ATに示すように、後続のユーザ入力5014は、通知をクリアするオプションを選択する。従って、図5AUでは、メッセージアプリケーションからの通知は、通知ビューから削除されており、削除されたメッセージアプリケーション通知の代わりに、アラートのリスト内の次の通知(例えば、ニュース記事の場合)が表示される。いくつかの実施形態では、ユーザは、スクロールして追加のアラートを閲覧することができる。例えば、図5AUのユーザ入力5016は、上方向のスワイプジェスチャであり、ユーザ入力5016に応じて、図5AVに示すように、追加の通知がユーザインタフェース5004-1に表示される。いくつかの実施形態によれば、セッション領域502-16は、タイマセッションが、図5AR1~図5AUに関して説明したウェイク画面ユーザインタフェースとの様々な相互作用を通してタイマ上の残り時間をカウントダウンするときに更新され続ける。
いくつかの実施形態では、図5AVのように、ユーザが追加の通知をスクロールすると、メディア再生セッションのユーザインタフェース要素5006は、ディスプレイ上の視界からスクロールされる。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース要素5006がもはやユーザインタフェース5004-1に表示されないという判定に従って、メディア再生セッションは、任意選択的にセッション領域の第1の部分における別のアクティブセッション(例えば、アクティブタイマセッション502-16b)と同時に、セッション領域502-9(例えば、セッション領域の第2の部分)に表示される(例えば、再表示される)。
図5AVは、ウェイク画面ユーザインタフェース5004を終了させ、ホーム画面ユーザインタフェース501を表示するように要求するユーザ入力5018を示す。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5018は、下エッジ付近のディスプレイの所定のエリアで開始されるスワイプアップである。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5018が進むにつれて、ウェイク画面ユーザインタフェース5004は、ユーザ入力5018と同じ方向にディスプレイ上でシフトするように表示される(例えば、ウェイク画面ユーザインタフェース5004は、ディスプレイの上及び外にスライドするように表示される)。
いくつかの実施形態では、ウェイク画面ユーザインタフェース5004から離れてナビゲートした後、ロックインジケータ5008は、もはやセッション領域に表示されなくなる。いくつかの実施形態では、ロックインジケータ5008は、所定の時間(例えば、デバイス100がロック解除された時点から)の間、ロック解除された外観(例えば、開錠として)で表示され、その後、所定の時間の経過に応じて自動的に表示が停止される。いくつかの実施形態では、アクティブセッションは、ユーザがウェイク画面ユーザインタフェース5004と他のシステムユーザインタフェース(例えば、ホーム画面ユーザインタフェース501)及び/又はデバイス100上で実行するアプリケーション用のアプリケーションユーザインタフェースとの間をナビゲートするとき、セッション領域に(例えば、セッション領域の第1及び第2の部分に)表示され続ける。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5020は、デバイス100を低電力状態にするためにデバイス側の物理的又は仮想的なボタンを起動する入力である。
いくつかの実施形態では、デバイス100は、ユーザ入力(例えば、ユーザが画面に触れること、ユーザがデバイスを手に取ること、及び/又はユーザがデバイスのボタンに触れること)に応じて低電力状態から出される。いくつかの実施形態では、デバイス100は、イベント(例えば、アラートの受信に応じて、及び/又はアプリケーションからのイベントに応じて、)に応じて低電力状態を自動的に離れる。図5AXは、図5AR1と同様に、デバイスが低電力状態から離れる(例えば、及びウェイク状態に遷移する)ことに応じて最初に表示されるウェイク画面ユーザインタフェース5004を示し、メディア再生セッション502-9は、セッション領域からユーザインタフェース要素5006(例えば、ウェイク画面ユーザインタフェース5004用のメディア再生ウィジェット)に遷移され、タイマセッション502-16は、セッション領域に表示される。いくつかの実施形態では、デバイスは、低電力状態にある間に自動的にロックモードに入る。
いくつかの実施形態では、現在のセッションのイベントに応じて、セッション領域は、セッション領域上のユーザ入力を検出することなく自動的に拡張する。例えば、図5AYでは、タイマが終了し、セッション領域502-16(図5AX)がセッション領域502-17(図5AY)に拡張される。いくつかの実施形態では、デバイス100は、任意選択的に、進行中のセッションのイベントに従ってセッション領域を拡張することに加えて、音声及び/又は触覚出力を提供する。いくつかの実施形態では、デバイス100は、ユーザ入力に応じてセッション領域が拡張されたという判定に従ってセッション領域を拡張しながら音声及び/又は触覚出力を提供するが、セッションのイベントの結果として拡張するセッション領域に従って音声及び/又は触覚出力を提供しない(又は任意選択的に異なる音声及び/又は触覚出力を提供する)。任意選択的にデバイスにセッション領域を拡張させる進行中のセッションのイベントの例は、図5BGに示されるように、新たなメディア項目が再生を開始するとき(図AK)、タイマが終了するとき(図5AY)、新たなナビゲーション命令が近接しているとき、接続が行われたとき(例えば、デバイスツーデバイスネットワークを介してメディアアイテムを共有するために)又は新たなメディア項目が共有されているとき、及び/又はデバイス100に記憶された支払い方法にアクセスするためにデバイスが無線端末に近接しているときを含む。
図5AZは、タイマが終了し、タイマのセッションがもはやアクティブでなくなった後、セッション領域は、アクティブセッションを有さず、デバイス100がロック解除されていることに従って、所定時間の間、任意選択的にロックインジケータ5008のオープンロックとしての表示を含むセッション領域502-1として表示されることを示す。
図5BA1~図5BA3は、異なる状態でセッション領域を表示しながらアラート(例えば、システムアラート又は通知)を受信する例を示す。例えば、図5BA1では、空のセッション領域502-18はアクティブセッションを含まない。図5BA2は、セッション領域502-19の凝縮サイズで表示された1つのアクティブセッション(例えば、タイマセッション)がある間の着信アラートの例を示す。図5BA3は、セッションのための複数の制御を含む進行中の通信セッションのためのアクティブセッション領域502-20を示す。いくつかの実施形態では、セッション領域502-19及び/又は502-20は、着色された境界で輪郭が描かれ、任意選択的に、セッション領域内のアクティブセッションに関連付けられたアプリケーションに基づく色を有する。
いくつかの実施形態では、着信アラート(例えば、通知5024-1、通知5024-2、及び/又は通知5024-3)は、ディスプレイの上エッジからデバイス100のディスプレイに入るときにアニメーション化される。いくつかの実施形態では、着信アラートは、ディスプレイの上部からディスプレイ内のより低い位置にスライドダウンして表示される。いくつかの実施形態では、着信アラートは、視覚的非強調(例えば、ぼかし効果、低不透明度、及び/又は低レベルの輝度)で最初に表示される。いくつかの実施形態では、着信アラートは、表示されているセッション領域の背後にスライドするように見えるような視覚的特性で表示される。いくつかの実施形態では、アラートのサイズは、アラートが近付いているかのように見えるように(例えば、より小さいものからより大きいものへ)ディスプレイ上にスライドするにつれて変化する。
図5BA1~図5BA3に示すように、いくつかの実施形態では、アラートは、セッション領域502のサイズに基づいてそのアニメーションを変更しない(例えば、アラートの同じアニメーションは、異なるサイズのセッション領域502に対して表示される)。いくつかの実施形態では、アラートがもはやセッション領域によって遮られないように、アラートが表示されたセッション領域を超えて移動した後、アラートは、視覚的な強調解除を少なくして表示され(又は、任意選択的に、視覚的強調解除なし)、及び/又はアラートはサイズが増加される(例えば、セッション領域の背後にスライドした後にユーザに向かって移動するアラートをシミュレートする視覚効果を提供する)。いくつかの実施形態では、アラートは、セッション領域の下及び/又は近傍に表示され、セッション領域の現在のサイズに基づいてその最終位置を変更する(例えば、アラート5024-1及びアラート5024-2は、セッション領域502-18及び502-19のそれぞれの高さに起因して個別の垂直位置に表示され、一方、アラート5024-3は、セッション領域5024-3の高さが増加したことに起因してディスプレイ上のより低い垂直位置に表示される)。
図5BBは、ホームユーザインタフェース501上に表示される、図5BA1の最終状態のアラート5024-1と、ホームユーザインタフェース501のアイコン436に関連付けられた地図アプリケーションを開くように要求するユーザ入力5026(例えば、タップ入力)とを示す。ユーザ入力5026に応じて、図5BCに示すように、地図アプリケーションのユーザインタフェース5028が表示される。いくつかの実施形態では、地図アプリケーションのユーザインタフェース5028は、全ての側でセッション領域を囲む。図5BCは、地図アプリケーションを使用して目的地へのナビゲーションを開始するためのユーザ入力5030を更に示す。
図5BDは、ナビゲーション命令を含む地図アプリケーションのユーザインタフェース5028-1を示す。いくつかの実施形態では、セッション領域502-21は、任意選択的に、セッション領域を囲むユーザインタフェースが輝度閾値を満たすという判定に従って境界で表示される(例えば、セッション領域の周囲のコンテンツが暗い場合、目立つ境界が表示され、セッション領域の周囲のコンテンツが明るい場合、第1の境界よりも目立たない第2の境界が表示される)。いくつかの実施形態では、地図アプリケーションがナビゲーション命令を提供している間に、地図アプリケーションユーザインタフェース5028-1を離れる要求に対応するユーザ入力5032が検出される。
図5BE1~図5BE2は、ユーザ入力5032に応じて、地図アプリケーションユーザインタフェース5028-1の表示を最小化し、ホーム画面ユーザインタフェース501を表示するためのアニメーション化された遷移を示す。いくつかの実施形態では、アニメーション化された遷移は、地図アプリケーションユーザインタフェース5028-1を縮小することを含み、(任意選択的に、フルサイズのユーザインタフェース5028-1に表示されるときのコンテンツの表示を維持しながら)ユーザインタフェース5028-1内のコンテンツを縮小し、ユーザインタフェース5028-1の縮小バージョンをセッション領域に向かって上方に移動することを含む。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース5028-1は、(例えば、縮小されたユーザインタフェース5028-1が、図5BE1の破線によって示されるように、セッション領域502-21の垂直位置又はその付近にあるディスプレイ上の垂直位置に到達したとき)縮小されたユーザインタフェース5028-1の幅がセッション領域502-21の現在の幅と一致するように、それぞれのレートで縮小され、ディスプレイ上で上方に移動される。例えば、ユーザインタフェース5028-1は、セッション領域502-21の下及び/又は背後にスライドするように見える(例えば、図5BE2に示すように)。いくつかの実施形態では、アニメーション化された遷移は、任意選択的に地図アプリケーションユーザインタフェース5028-1の縮小と同時に、セッション領域502-21を拡張することを含む(例えば、セッション領域502-21は、図5BE1よりも図5BE2の方が広い)。いくつかの実施形態では、アニメーション化された遷移中、ホーム画面ユーザインタフェース501は、視覚的に強調表示されない(例えば、ぼやけている、及び/又は不透明度が低下している、及び/又は輝度が低下しているように表示される)。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース5028-1は、任意選択的にセッション領域502-21の上に表示されているデバイス100のディスプレイの上エッジに接触するまで、ディスプレイ上で上方に移動し続ける。
いくつかの実施形態では、図5BFに示すように、ユーザインタフェース5028-1がセッション領域の幅に一致する幅に縮小された後、デバイス100は、ユーザインタフェース5028-1の縮小バージョンの表示を停止し、代わりにセッション領域502-22にナビゲーションセッションに関する情報を表示する。例えば、ステップ毎の命令で地図を表示し続ける代わりに、セッション領域502-22は、ナビゲーションの次のステップのインジケーション(例えば、2マイルでの右折)を含む。いくつかの実施形態では、セッション領域502-22は、図5BGに示されるセッション領域502-23に自動的に最小化する前に、アニメーション化された遷移の終了時に閾値時間(例えば、0.1、0.2、0.5、1、2、5、15、30又は60秒)にわたって維持される。いくつかの実施形態では、セッション領域502-23は、ナビゲーション命令が終了した(例えば、ユーザは目的地に到着している)という判定に従って、ユーザ入力なしで自動的に表示されなくなる。いくつかの実施形態では、セッション領域502-23は、ユーザがナビゲーションセッションの終了を要求したという判定に従って、もはや表示されない。
図5BGは、ホーム画面ユーザインタフェース501内のアイコン420に関連付けられたウェブブラウザアプリケーションを開くように要求するユーザ入力5034を示す。図5BHは、デバイス100が縦向き(例えば、図5BGのような垂直方向)から横向き(例えば、水平)に回転されている間のウェブブラウザアプリケーションのユーザインタフェースを示す。いくつかの実施形態では、デバイス100は、下方向がデバイスのユーザのビューに対して定義されるように回転されることが可能である。例えば、ユーザがデバイスを垂直方向から水平方向に回転させる場合、いくつかの実施形態では、デバイス100のディスプレイは、図5BKを参照して説明したように、デバイスの現在の向きに一致するようにテキスト、画像、及び/又は他のコンテンツの方向を変更するように更新される。
いくつかの実施形態では、デバイス100が図5BHのように横長の向きにある間、単一のアプリケーションのセッションは、セッション領域の別個の部分(例えば、部分502-24、502-25、及び502-26)に表示される。例えば、図5BHでは、無線ヘッドフォン接続のためのセッションが開始される。いくつかの実施形態では、セッション領域の部分は、垂直方向(例えば、セッションの上下)に1つ以上のセンサ切り欠きを任意選択的に含むセッション領域502-24からアニメーション化するように見える別個のユーザインタフェース要素(例えば、気泡)を含む。例えば、デバイス100は、横向きに配向されているため、ウェブブラウザアプリケーションのユーザインタフェース内のユーザインタフェース要素をブロックするセッション領域の侵入を最小限に抑えるために、セッション領域は、センサ切り欠きを包含するセッション領域502-24の上下にセッションに関する情報を表示する。いくつかの実施形態では、2つのアクティブセッションがある場合、セッション領域の部分502-25は、任意選択的に、2つのアクティブセッションのうちの第1のセッションの情報を表示し、セッション領域の部分502-26は、任意選択的に、2つのアクティブセッションのうちの第2のセッションの情報を表示する。
図5BIは、図5BHに示されたアニメーションの後、セッション領域のユーザインタフェース要素が、任意選択的に別個のユーザインタフェース要素として、セッション領域から所定の距離だけ離れて維持されることを示している。いくつかの実施形態では、セッション領域の部分の少なくとも1つは、センサ領域(単数又は複数)を含む(例えば、双方がセッション領域502-24から分離するのではなく、センサ領域部分502-25又は502-26の少なくとも一方が延在し、セッション領域502-24に接続されたままである)。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5036(例えば、タップ入力又は他の選択入力)は、セッション領域の一部(例えば、部分502-25)で検出される。いくつかの実施形態では、セッション領域の部分502-25は、デバイス100と現在接続されている及び/又はペアリングされているヘッドフォンのインジケーションを表示する。いくつかの実施形態では、部分502-26は、ヘッドフォンの現在のバッテリレベルのインジケーション(例えば、「82%」)を含む。いくつかの実施形態では、セッション領域の部分502-24は、セッション領域の部分502-24に情報を表示することなく、センサ切り欠き内のセンサの色と一致する背景色で維持される。
図5BJは、ユーザ入力5036に応じて、セッション領域の部分502-26が拡張して、デバイス100と現在接続されている及び/又はペアリングされているヘッドフォンに関する追加情報を表示することを示す。いくつかの実施形態では、部分502-24及び/又は部分502-25は、追加情報を拡張又は表示することなく表示され続ける。いくつかの実施形態では、セッション領域の部分502-24及び/又は部分502-25はまた、ユーザ入力5036に応じて追加情報を拡張及び/又は表示する。図5BJは、ウェブブラウザアプリケーションにおいて、ビデオの再生を開始するオプションを選択するユーザ入力5038を更に示す。
図5BKは、再生中のビデオ(例えば、映画A)を表示しながら、デバイス100の複数の向き(例えば、デバイス100a、デバイス100b、デバイス100c、及びデバイス100d)を示す。いくつかの実施形態では、デバイス100a及びデバイス100bは、横向きを示す。デバイス100aは、デバイス100aの左側に、点線で示されるセンサ切り欠きを示す。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースが暗い間、センサ切り欠きに配置されたセンサは、任意選択的に見ることができないか、そうでなければ、センサがユーザインタフェースと融合するように、センサ切り欠きに注意を引くために任意のユーザインタフェース要素と共に表示されない。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース(例えば、又はセッション領域502-25及び502-26の部分を囲むユーザインタフェースの一部)は、暗い背景(例えば、輝度の閾値量を有する)によって表示されるが、エッジ処理は、セッション領域の部分502-25a及び502-26aの各々を囲む境界として表示される。いくつかの実施形態では、部分502-25aは表示され、部分502-26aは表示されない。いくつかの実施形態では、コンテンツが全画面モードで再生されている間、セッション領域502-25a及び502-26aの部分は、任意選択的に表示されない。いくつかの実施形態では、部分502-25a及び502-26aが同じセッションについての情報を表示する(例えば、双方の部分がヘッドフォン接続セッションについての情報を表示する)という判定に従って、部分502-25aの境界の色は、部分502-26aの境界の色と同じ色である。いくつかの実施形態では、セッション領域の部分が、場合により別個のアプリケーションに関連付けられた異なるセッションについての情報を表示する場合、個別の部分の境界の色は、個別のセッション領域に関連付けられたアプリケーションに基づいて選択される(例えば、タイマセッションは、任意選択的にオレンジ色の境界を表示し、通信セッションは、任意選択的に緑色の境界を表示し、及び/又は地図ナビゲーションセッションは、任意選択的に青色の境界を表示する)。例えば、図5BNでは、音声記録セッションのセッション領域の部分5042-1の境界は、第1の色で表示され、ナビゲーションセッションのセッション領域の部分5042-2の境界は、第1の色とは異なる第2の色で表示される。
いくつかの実施形態では、デバイス100bが横長の向きにある間にセンサ切り欠きがデバイス100bの右側にあるように、ユーザがデバイスを180度回転させると、セッション領域502-25b及び502-26bの部分は、センサ切り欠きに近接して(例えば、右側に)表示され続ける。いくつかの実施形態では、セッション領域の部分は、任意選択的に相対位置が変化する。例えば、部分502-26bは、デバイス100bの部分502-25bの上に表示され、部分502-25aは、デバイス100aの部分502-26aの上に表示される。いくつかの実施形態では、部分502-25bは表示され、部分502-26bは表示されない。いくつかの実施形態では、デバイス100が横長の向き(例えば、図5BKのデバイス100a及びデバイス100bのように)にある間、セッション領域は、アクティブセッションについて経時的に更新される情報を表示しない(例えば、最小化されたセッション領域は、1つ以上のセンサ領域の外観を最小化するように表示されることができると共に、セッション領域は、タイマ、メディア再生、又は本明細書に記載の他のセッションなどの経時的に更新される状態情報を継続的に表示するように拡張されないが、セッション領域は、いくつかの実施形態では、図5BKに示すように、アラート及び他のセッションイベントを表示するために一時的に拡張される)。
いくつかの実施形態では、デバイス(例えば、デバイス100c及びデバイス100d)が縦向きであるという判定に従って、セッション領域は、(例えば、センサ切り欠きに近接する別個のユーザインタフェース要素としてではなく)単一のセッション領域502-24aとして表示される。いくつかの実施形態では、セッション領域502-24aは、任意選択的に、接続されたヘッドフォンのバッテリレベルを示すために、バッテリアイコン及び/又はバッテリ残量の割合を表示する。いくつかの実施形態では、背景が十分に暗い(例えば、輝度の閾値量を満たす)という判定に従って、セッション領域502-24aの周りに境界が表示される。
いくつかの実施形態では、デバイスがデバイス100cの向きからデバイス100dに180度回転した場合、セッション領域502-24bは、デバイス100のセンサ切り欠き及び/又はセンサを包含するディスプレイの一部に表示される。例えば、セッション領域502-24bは、デバイス100dの向きにある間にディスプレイの下部に配置されるセンサを包含するようにディスプレイの下部に表示される。
いくつかの実施形態では、デバイスが全画面モードでコンテンツを表示しているという判定に従って、例えば、図BKでは、ビデオコンテンツは、(セッション領域を含まない)ユーザインタフェースエリア全体を占めるように再生され、セッション領域のそれぞれの部分のそれぞれの境界は、任意選択的に表示されない。例えば、セッション領域は、全画面モードで表示されたコンテンツとより良く融合するために、目立つことなく表示される。
図5BLは、複数のアプリケーションのセッション領域に表示される情報の例を示す。図5BLに示される例は、個別のセッション領域の時間におけるスナップショットを表し、アプリケーションの状態が変化すると、状態情報がセッション領域内で更新されることが理解されよう。いくつかの実施形態では、セッション領域5041及び5040a~5040qの例は、デバイス100上のセッション領域の外側に表示される個別のユーザインタフェースと同時にセッション領域に表示される。例えば、図5E~図5Fでは、セッション領域502-4は、存在する場合、個別の時点でアクティブであるセッションの種類に応じて、セッション領域5041又は5040a~5040qのうちの1つと共に任意選択的に表示される。例えば、図5E~図5Fは、通信セッションを示しているが、セッション領域の例5041及び5040a~5040qのいずれかは、セッション領域502-4(図5E)の位置に表示されることが可能である。いくつかの実施形態では、セッション領域5041は、(例えば、アクティブセッションがない場合)アクティブセッションについての状態情報を表示することなく、プライバシーインジケータ(例えば、プライバシーインジケータ518)を含む。いくつかの実施形態では、セッション領域5040aは、セッションに関連付けられたアプリケーションのアイコン(例えば、電話アイコン)、通信セッションが進行している時間の長さ(例えば、「0:08」)、任意選択的に、デバイス100のマイクロフォンが現在アプリケーションによってアクセスされていることを示すためにセンサ切り欠きの間に表示されるプライバシーインジケータ(例えば、センサ領域5040a内のセンサ切り欠き間のドット)、及び通信セッション中に着信及び/又は発信する音声データを示す音声波形を含む通信セッション(例えば、電話及び/又はテレビ会議)に対応する。
いくつかの実施形態では、セッション領域5040bは、タイマセッションに対応し、タイマアプリケーションのアイコン及びタイマの残り時間を含む。いくつかの実施形態では、セッション領域5040cは、メディア再生セッションに対応し、現在再生中のメディアコンテンツアイテム(例えば、メディアコンテンツアイテムのためのカバーアート)の表現及び再生が進行中であることを示す再生アイコンを含む。いくつかの実施形態では、セッション領域5040c-2は、現在再生中のメディアコンテンツアイテム(例えば、メディアコンテンツアイテムについてのカバーアート)の表現及び音声波形インジケータを含むメディア再生セッション(例えば、音楽アプリケーション又は他のメディア再生アプリケーション用)に対応する。いくつかの実施形態では、音声波形インジケータは、音声出力が経時的に変化するにつれて音声波形が更新されるように、現在再生中のメディアコンテンツアイテムの現在の音声出力に基づいて生成される。いくつかの実施形態では、音声波形インジケータは、現在再生中のメディアコンテンツアイテムの表現に基づいて選択された1つ以上の色で表示される。例えば、1つ以上の目立つ色が、メディアコンテンツアイテムのカバー技術からサンプリングされるか、そうでなければ識別され、波形は、1つ以上の目立つ色で表示される。いくつかの実施形態では、音波波形インジケータは、カバー技術の少なくとも一部、任意選択的にカバー技術のぼやけた又は視覚的に修正されたバージョンの少なくとも一部に重畳される。
いくつかの実施形態では、セッション領域5040dは、アクセシビリティセッションに対応し、アクセシビリティアプリケーション用のアイコンと、アクセシビリティセッション用の接続デバイス(例えば、接続された補聴器)のインジケーションを含む。
いくつかの実施形態では、セッション領域5040eは、地図アプリケーションについてのナビゲーションセッションに対応し、ナビゲーションの次のステップのインジケーション(例えば、右折する)及び次のステップがいつ発生するかのインジケーション(例えば、2マイルで)を含む。
いくつかの実施形態では、セッション領域5040fは、健康及び/又は健康セッションを示し、トレーニングアプリケーションのアイコン及び現在のトレーニングのインジケーション(例えば、カバーされた距離、進行中のトレーニングの時間量、及び/又はトレーニングで消費されたカロリー)を含む。
いくつかの実施形態では、セッション領域5040gは、(例えば、デバイス間Wi-Fiを介して)コンテンツを共有するためのセッションを示し、これは、共有アイコンと、それが完了するまで共有プロセスが進行しているときに更新する進行インジケータとを含む。
いくつかの実施形態では、セッション領域5040hは、音声記録セッションについてのセッション領域を示し、音声記録セッションは、音声記録に記録されている音声データを示す音声波形、記録インジケータ、及び音声記録が進行している時間量を含む。セッション領域5040hは、任意選択的に、デバイス100のマイクロフォンがアプリケーションによってアクセスされていることを示すプライバシーインジケータを含む。
いくつかの実施形態では、セッション領域5040iは、デバイス100がそのディスプレイを共有しているというインジケーション、及び任意選択的に別個のディスプレイデバイスに表示されているアプリケーション(例えば、ビデオコンテンツをストリーミングするためのアプリケーションであって、ビデオコンテンツが別個のディスプレイデバイス上で再生されている、アプリケーション)のインジケーションを含む、別個のディスプレイデバイスでデバイス100からコンテンツを遠隔表示及び/又は共有するためのセッション領域を示す。
いくつかの実施形態では、セッション領域5040jは、アクティブスポーツセッションに参加している各チームの現在のスコア(例えば、個別のゲーム中に)のインジケーションを含む、スポーツアプリケーションについてのセッション領域を示す。
いくつかの実施形態では、セッション領域5040kは、相乗りアプリケーションを表すアイコン、並びに相乗りが到着し、及び/又はユーザを降車させるまでの時間を含む、相乗りセッションについてのセッション領域を示す。
いくつかの実施形態では、セッション領域5040lは、デバイスがロックモードにあり、デバイスがデバイスをロック解除するためにユーザを認証している間に表示されるセッション領域を示す。いくつかの実施形態では、セッション領域5040lは、デバイスがユーザを認証するプロセスにあることを示すロックアイコン及び進捗アニメーションを含む。
いくつかの実施形態では、セッション領域5040mは、(例えば、カメラを見て、及び/又は指紋を提供する)生体認証を実行するようにユーザに促すための、認証プロンプトを表すアイコンを含む、生体認証についてのセッション領域を示す。
いくつかの実施形態では、セッション領域5040nは、デバイス100のバッテリの残量が閾値量未満であるという判定に従ってデバイス100のシステムソフトウェアによって提供される低バッテリセッションを示す。
いくつかの実施形態では、セッション領域5040oは、接続されているデバイスのインジケーション、及び任意選択的に接続されたデバイスのバッテリレベルのインジケーションを含む、接続されたデバイス(例えば、接続されたヘッドフォン及び/又はスピーカ(単数又は複数))についてのセッション領域を示す。
いくつかの実施形態では、セッション領域5040pは、サイレントモードが開始又は有効化された(例えば、リンガーモードが無効にされている)というインジケーション(例えば、線が打ち込まれたベルアイコン)と、任意選択的に「サイレントモード」の説明とを含む、サイレントモードについてのセッション領域を示す。いくつかの実施形態では、セッション領域5040p-2は、任意選択的に、ベルインジケーションをシェイクとしてアニメーション化することを含む、リンガーが開始又は有効化された(例えば、サイレントモードが無効にされている)というインジケーション(例えば、ベル)と、任意選択的に「リンガー」の説明とを含む、リンガーモードについてのセッション領域を示す。いくつかの実施形態では、ユーザは、サイレントモードとリンガーモードとの間でデバイス100を切り替えることができる。いくつかの実施形態では、モードがサイレントモードとリンガーモードとの間で切り替えられたことの検出に応じて、セッション領域5040p及び/又は5040p-2は、任意選択的にセッション領域がシェイクしている間にセッション領域内のベルインジケータをシェイクすることを含み、シェイクする(例えば、図6H~図6Jのシェイクアニメーションで説明したように、右から左に繰り返して)。
いくつかの実施形態では、セッション領域5040qは、少なくとも1つのデバイスが現在ホットスポット接続を介してリンクされていることを表すアイコン、及び任意選択的にホットスポット接続の信号の強度のインジケーションを含む、アクティブホットスポットセッションについてのセッション領域を示す。
いくつかの実施形態では、対応するセッションが進行中である間、セッション領域5040a~5040qのうちの1つ以上が表示される。いくつかの実施形態では、個別のアプリケーション及び/又はソフトウェアに関連付けられたセッション領域は、セッション領域の表示を自動的に停止する前に所定の時間の間表示される。例えば、サイレントモードのセッション領域5040pは、デバイス100がサイレントモードを開始した後、任意選択的に2秒間又は10秒間表示されるが、デバイス100がサイレントモードにあり続ける間はディスプレイに維持されない。
図5BM1~図5BM2は、アプリケーションについての2つ以上の情報セットを表示するために、同じアプリケーションのセッション領域を更新することを示している。例えば、スポーツアプリケーションについてのアクティブセッション中、同時にアクティブな2つ以上のゲームは、個別のゲームの異なる情報セット(例えば、異なるスコア及び/又は異なるチーム)を有する。いくつかの実施形態では、2つ以上の情報セットが利用可能である間、セッション領域は、2つ以上の情報セットの表示間で周期的に回転する。例えば、図5BM1では、セッション領域5040j-1は、GS対CHIの現在のスコアを示し、図5BM2では、セッション領域5040j-2は、LA対NYの現在のスコアを示す。いくつかの実施形態では、ゲームは同じ種類(例えば、バスケットボール、野球、フットボール、及び/又はホッケー)である必要はない。代わりに、セッション領域に関連付けられた個別のアプリケーションが2つ以上の情報のセットを含むという判定に従って、各情報のセットは、所定の時間量の間に表示を別の情報のセットに置き換える前に、所定の時間量(例えば、1、2、5、10、15、30、60、90、又は120秒)の間表示される。いくつかの実施形態では、情報のセットは、個別のセットに対して発生するイベントに従って、第1の情報のセットから第2の情報のセットに自動的に変化する。例えば、第1の情報セットを表示している間、チームは、第2の情報セットに関連するゲームにおいて得点し、デバイス100は、イベント発生を示すために第1の情報セットの表示を第2の情報セットに自動的に置き換える(任意選択的に、所定の時間量に関係なく)。いくつかの実施形態では、図5BM1に示すようにその凝縮形態でセッション領域5040j-1に向けられたユーザ入力(例えば、長押しなどの特定の種類のもの)に応じて、デバイス100は、図5BM3に示すように、現在の再生期間(例えば、4分の1又は半分)及び/又は現在の再生期間の残り時間などの追加情報を表示するためにセッション領域をセッション領域5040-j3に拡張する。図5BM2のセッション領域5040j-2に向けられた類似のユーザ入力は、同様に、図5BM4のセッション領域5040-j4に拡張されるセッション領域をもたらす。
図5BM3~図5BM4は、任意選択的にユーザ入力5999bに応じて、拡張されたセッション領域に2つの情報セットを表示することを示す。例えば、第1のイベント(例えば、スポーツアプリケーションについての第1のゲーム)に関する第1の情報セットの表示を含む拡張されたセッション領域5040j-3が表示されている間に、ユーザ入力5999bが検出される。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5999bは、例えば左から右へのスワイプ入力であり、ユーザ入力5999bに応じて、デバイス100は、拡張されたセッション領域内の表示を更新して、第2のイベント(例えば、スポーツアプリケーションについての第2のゲーム)についての第2の情報セットを表示する。
図5BNは、セッション領域に同時に表示される複数のアクティブセッションの例を示す。図5BNに示されるセッション領域は、同時セッションの例であるが、どのアプリケーションが現在アクティブセッション及び/又はアクティブセッションの相対的な優先度を有するかに応じて、アクティブセッションの代替及び/又は追加の配置も使用されることが理解されよう。そのために、セッション領域は、センサ切り欠き(例えば、センサ領域)を包含する現在の音声記録のための部分5042-1を含み、任意選択的に、センサ切り欠き間に表示されるプライバシーインジケータを含み、ナビゲーションセッションについての部分5042-2を同時に表示する。いくつかの実施形態では、同時セッションは異なるサイズで表示され、セッション領域の各部分に表示される情報は、セッション領域の一部内の個別のアプリケーションに割り当てられたサイズに基づく。
いくつかの実施形態では、デバイス100は、セッション領域を拡張及び/又は最小化すること、及び/又は第1の種類の第1のセッションから第2の種類の第2のセッションへの情報によってセッション領域を更新すること(例えば、図5BT~図5BUを参照して説明したように)を含む、セッション領域を第1の状態から第2の状態に遷移させている間にアニメーションを表示する。いくつかの実施形態では、セッション状態間の遷移中に表示されるアニメーションの種類は、セッション領域の現在のサイズに少なくとも部分的に基づく。例えば、デバイス100は、数字のテキストサイズを減少させながら数字を任意選択的に上下にシフトするために数字をアニメーション化すること(例えば、タイマの残り時間を表す)を含む、拡張タイマセッションから別のセッション状態(例えば、凝縮されたタイマセッション又は音楽セッションなどの別のセッション)への第1のアニメーション化された遷移を表示する。いくつかの実施形態では、タイマセッションが凝縮されたタイマセッション(例えば、拡張されたタイマセッションよりも小さい)である場合、デバイス100は、凝縮されたタイマセッションから別のセッション状態への、第1のアニメーション化された遷移とは異なる第2のアニメーション化された遷移を表示し、凝縮されたタイマセッションの数字を、他のセッションで表示されるテキスト及び/又はアイコンとクロスフェードすることを含み、数字が変化するにつれて数字を上下にシフトすることはない。従って、セッション領域に表示されるセッション間のアニメーション化された遷移は、遷移が開始されるときのセッション領域の現在のサイズ(例えば、凝縮又は拡張)に依存する。
いくつかの実施形態では、異なる種類のアニメーションは、セッション領域の異なる表示状態の間に使用される。例えば、表示された値を変更しながら(例えば、時計の機械的な回転又は数字の反転を模倣する)数字を上下にシフトするためにタイマの数字をアニメーション化することは、任意選択的に、セッション領域が拡張状態にある間(例えば、アニメーションのためのより多くの空間を有する)に実行されるが、表示された値を変更しながら数字を上下にシフトすることなく数字をクロスフェードすることは、任意選択的に、セッション領域が凝縮されたタイマセッションにある間(例えば、アニメーションのための空間が少なくなる)に実行される。
別の例として、セッション領域の部分5043-1は、タイマセッションを含み、任意選択的にセンサ切り欠きを包含し、部分5043-2は、生体認証についてのセッションを含む。いくつかの実施形態では、セッション領域の部分5044-1は、現在接続されているヘッドフォンのセットのインジケーションを含み、部分5044-2は、トレーニングセッションについてのセッション情報を含み、任意選択的にセンサ切り欠きを包含する。いくつかの実施形態では、セッション領域の部分5045-1は、サイレントモードについてのセッションを示し、任意選択的にセンサ切り欠きを含み、部分5045-2は、現在接続されているヘッドフォンのセットのインジケーションを含む部分5045-3と同時にメディアストリーミングアプリケーションセッションのインジケーションを含む。従って、いくつかの実施形態では、3つ以上のセッションがセッション領域の部分に同時に表示され、任意選択的に、各セッションは、セッション領域の個別の部分として別個のユーザインタフェース要素に表示される。
いくつかの実施形態では、セッション領域の部分5046-1は、アクティブなホットスポット接続セッションを示し、セッション領域の部分5046-2は、メディア再生セッションを示す。いくつかの実施形態では、部分5047-1は、他のデバイス(例えば、デバイス間Wi-Fi、NFC、及び/又はBluetoothを介して)とメディアコンテンツを共有するための共有セッションを表示し、部分5047-2は、音声記録についてのセッションを表示する。いくつかの実施形態では、別個のユーザインタフェース要素は、センサ切り欠きを包含するものとして表示され、アクティブセッションについての情報を表示するセッション領域の部分は、センサ切り欠きを包含するユーザインタフェース要素の隣に(例えば、その右及び/又は左に)表示される。
いくつかの実施形態では、セッション領域の部分5048-1は、接続されたヘッドフォンのセットのインジケーションを表示し、セッション領域の部分5048-2は、サイレントモードのインジケーションを表示し、任意選択的に1つ以上のセンサ切り欠きを含み、部分5048-3は、画面記録セッションを表示する。
図5BOは、拡張されたセッション領域の複数の例を示す。上述したように、いくつかの実施形態では、セッション領域は、セッション領域(例えば、最小化されている間、例えばセッション領域5040a~5040qとして)に向けられたユーザ入力(例えば、タップ入力及び/又は長押し入力)に応じて拡張する。いくつかの実施形態では、セッション領域は、ユーザ入力(例えば、タイマのオフ、曲の変更、又は次のナビゲーション命令)を検出することなく、セッションに関連付けられたアプリケーションで発生するイベント及び/又は更新に応じて拡張する。いくつかの実施形態では、各拡張されたセッション領域5050は、セッションに関連付けられたアプリケーションと相互作用するための1つ以上のコントロールを含む。例えば、拡張されたセッション領域5050aは、拡張されたタイマセッションを示し、任意選択的に、中止(例えば、一時停止)するためのコントロール5050a-1及び/又はタイマをキャンセルするためのコントロール5050a-2を伴う。いくつかの実施形態では、セッション領域5050bは、ミューティングのためのコントロール5050b-1、キーパッドにアクセスするためのコントロール5050b-2、スピーカフォンの使用を開始するためのコントロール5050b-3、ビデオ通話を開始するためのコントロール5050b-4、及び/又は通信セッションを終了するためのコントロール5050b-5を含む、任意選択的にコントロールを伴う、拡張された通信セッションを示す。いくつかの実施形態では、セッション領域5050cは、任意選択的に画面記録を中止するためのコントロール5050c-1を有する拡張画面記録セッションを示す。いくつかの実施形態では、セッション領域5050dは、相乗りの運転者に接触するための制コントロール5050d-1を任意選択的に含む拡張相乗りセッションを示す。いくつかの実施形態では、セッション領域5050eは、前のコンテンツアイテムにスキップするためのコントロール5050e-1、コンテンツアイテムを一時停止するためのコントロール5050e-2、及び/又は次のコンテンツアイテムにスキップするためのコントロール5050e-3を含むコントロールを任意選択的に含む拡張メディア再生セッションを示す。いくつかの実施形態では、セッション領域5050fは、一時停止するためのコントロール5050f-1及び/又はナビゲーション命令を終了するためのコントロール5050f-2を含むコントロールを任意選択的に含む拡張ナビゲーションセッションを示す。いくつかの実施形態では、ユーザは、上述したコントロールのいずれかを選択して、デバイス100に個別のコントロールに関連する1つ以上の動作を実行させることができる(例えば、ユーザ入力選択コントロール5050c-1に応じて、デバイス100は画面記録を中止する)。
図5BP~図5CYは、アプリケーションユーザインタフェース間の遷移を示す。いくつかの実施形態では、地図アプリケーションなどの第1のアプリケーションについてのユーザインタフェース5060を表示しながら、アクティブなメディア再生セッションがセッション領域502-30に表示される。いくつかの実施形態では、セッション領域502-30は、セッション領域502-30のエッジの周りに表示される境界(例えば、境界552(図5W)と同様)を含む。いくつかの実施形態では、セッション領域502-30は、図5Aを参照して上述したように、領域内に配置された1つ以上のセンサの色と一致するように任意選択的に選択された第1の色の背景で表示される。いくつかの実施形態では、デバイス100は、ユーザインタフェース5060の表示を別のアプリケーションユーザインタフェースに切り替えるためのエッジスワイプジェスチャ又は他のアプリケーション切り替えユーザ入力などの、アプリケーションを切り替える要求に対応するユーザ入力5062を検出する。例えば、ユーザ入力5062に応じて、デバイス100は、任意選択的に、第1の方向(任意選択的にユーザ入力5062の方向に対応する)にユーザインタフェース5060をスライドさせることと、音楽アプリケーションのユーザインタフェース5066をユーザインタフェース上に同時にスライドさせることとを含むアニメーション化された遷移を表示する。
図5BQは、ユーザインタフェース5064に表示されるアニメーション化された遷移の例を示し、これは、表示エリアからスライドしているユーザインタフェース5060の一部と、表示エリア上にスライドしているユーザインタフェース5066の一部とを含む。いくつかの実施形態では、アプリケーションユーザインタフェースを切り替えるためのアニメーション化された遷移を表示しながら、セッション領域502-30は、任意選択的にセッション領域502-32として最小化され、セッション領域502-32は、1つ以上のセッションがアクティブなままであっても、アクティブセッションについての状態情報を表示しない(例えば、メディア再生セッション及び/又はナビゲーションセッションは、アクティブであるが、アニメーション化された遷移中にセッション領域に表示されない)。いくつかの実施形態では、セッション領域502-30の境界は、セッション領域502-30が最小化されたセッション領域502-32までサイズが減少するにつれて、より小さい表示エリアを囲むセッション領域502-30のエッジを示すために、徐々に縮小又は閉じて表示される。例えば、セッション領域502-30のサイズが減少するにつれて、セッション領域502-30の境界は、セッション領域502-30の減少するサイズのエッジに沿って維持される。いくつかの実施形態では、セッション領域502-30の背景色は、最小化されたセッション領域502-32の同じ背景色を表示することを含む、セッション領域のサイズが変化するにつれて維持される。
いくつかの実施形態では、図5BRに表示されるように、メディア再生セッションに対応する音楽アプリケーションのユーザインタフェース5066がセッション領域502-30(図5BP)に表示される間、デバイス100は、セッション領域にメディア再生セッションのインジケーションを表示せず、代わりに、ユーザインタフェースがデバイス100によって表示されなくなった地図アプリケーションの継続動作に関連付けられたセッション領域502-34にアクティブナビゲーションセッションを表示する。例えば、ユーザインタフェース5066は、メディア再生セッションに関連付けられたアプリケーション用であるため、メディア再生セッションは、セッション領域に表示されない。
いくつかの実施形態では、デバイス100は、ユーザインタフェース5066の表示を別のアプリケーションユーザインタフェースに切り替えるために、エッジスワイプジェスチャ又は他のユーザ入力などの別のユーザ入力5068を検出する。いくつかの実施形態では、図5BS1に示すように、ユーザ入力5068に応じて、デバイス100は、任意選択的に、アニメーション化された遷移(例えば、図5BQを参照して説明したアニメーション化された遷移)を表示し、メッセージングアプリケーション(又はユーザインタフェース5060及び5062に対応するアプリケーションとは異なる別のアプリケーション)のユーザインタフェース5070を表示する。いくつかの実施形態では、メッセージングアプリケーションについてのユーザインタフェース5070を表示しながら、デバイス100は、セッション領域にアクティブメディア再生セッション及びアクティブナビゲーションセッションについてのインジケーションを表示する。例えば、メディア再生セッションは、セッション領域の部分502-36に表示され、セッション領域の部分502-38に表示されるナビゲーションセッションと同時に、任意選択的に1つ以上のセンサ切り欠きを含む。
いくつかの実施形態では、ユーザ入力5068がクイックスイッチング基準を満たすという判定に従って、及び/又はユーザ入力5068を検出する前の閾値時間未満の間ユーザインタフェース5066が表示されるという判定に従って、デバイス100は、任意選択的に、セッション領域502-32をセッション領域502-34に拡張することを取り止める(又は完全に拡張することを取り止める)。例えば、ユーザが閾値時間未満にユーザインタフェース5060、ユーザインタフェース5066、及びユーザインタフェース5070の表示間をナビゲートする場合、デバイス100は、セッション領域をセッション領域502-34に拡張することを取り止め、アクティブセッションの状態情報を表示せずに最小化されたセッション(又はほぼ最小化された)領域502-32を維持する。
図5BS1は、ユーザインタフェース5070の表示を別のアプリケーションユーザインタフェースに切り替えるための、エッジスワイプジェスチャ(任意選択的に、下エッジなどの表示エリアのエッジに対応する)又は他のユーザ入力などのユーザ入力5102の検出を更に示す。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5102に応じて、デバイス100は、任意選択的に、図5BS2のユーザインタフェース5104に示すように、セッション領域の外側の表示エリアにユーザインタフェースのアニメーション化された遷移(例えば、図5BQを参照して説明したアニメーション化された遷移)を表示する。いくつかの実施形態では、セッション領域の外側の表示エリアのアニメーション化された遷移は、任意選択的にユーザ入力5102の方向に対応する方向に、以前に表示されたユーザインタフェース5070をディスプレイから滑り落ちるように(例えば、経時的なスワイプジェスチャなどのユーザ入力の進行に基づく進行及び/又はスワイプジェスチャなどのユーザ入力の速度に基づく速度でディスプレイを徐々にスライドオフすること)表示することと、ディスプレイ上をスライドする別のアプリケーション用のユーザインタフェース(例えば、図5BS2のウェブブラウジングアプリケーション用のユーザインタフェース5106)とを含む。いくつかの実施形態では、デバイス100は、最小化されたセッション領域502-40として示される最小サイズにセッション領域の部分502-36及び502-38のサイズを任意選択的にマージ及び/又は減少させることを含む、セッション領域を任意選択的に最小化することを含むアニメーション化された遷移を更に表示する。いくつかの実施形態では、図5BYを参照して説明したように、アニメーション化された遷移は、セッション領域に表示されたコンテンツが任意選択的に更新される(例えば、1つ以上の第1のアプリケーションのセッション情報を表示することから、1つ以上の第2のアプリケーションのセッション情報を表示することまで)ときに、セッション領域を徐々に最小化及び/又は拡張することを含む。より一般的には、(例えば、以前に表示されたユーザインタフェースをディスプレイからスライドするように表示し、別のアプリケーションについてのユーザインタフェースをディスプレイ上にスライドするように表示することを含む)セッション領域の外側の表示エリアのアニメーション化された遷移の1つ以上の態様は、任意選択的に、図5BP~図5BS7、図5BV~図5BW、及び/又は図5CE~図5CG、並びに任意選択的に図5R~図5Tの例などに関して、本明細書に記載のスイッチングアプリケーションユーザインタフェースの例のいずれにも同様に適用されることに留意されたい。
いくつかの実施形態では、アニメーション化された遷移(単数又は複数)(例えば、セッション領域の外側の表示エリア及び/又はセッション領域について)を表示した後、デバイス100は、セッション領域の外側の表示エリアに、ウェブブラウジングアプリケーション用のユーザインタフェース5106(図5BS3)、又は別のアプリケーション用のユーザインタフェースを表示する。いくつかの実施形態では、図5BS3に示すように、セッション領域は、ユーザ入力5102を検出する前に表示されたアクティブセッションを再表示するために最小化されたセッション領域502-40から更新される。例えば、図5BS3では、音楽セッションに対応する部分502-36及びナビゲーションセッションに対応する部分502-38は、ウェブブラウジングアプリケーション用のユーザインタフェース5106の表示と同時に再表示される。従って、デバイス100は、セッション領域の外側に表示されたユーザインタフェースが異なるアプリケーションユーザインタフェースに更新されている間もアクティブセッションを維持及び/又は再表示する。
図5BS3は、音楽セッションに対応する部分502-36に向けられたユーザ入力5108の検出を更に示す。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5108は、部分502-36に表示される音楽セッションに関連付けられたアプリケーション用のアプリケーションユーザインタフェースを開く要求に対応するタップ入力又は他のユーザ入力である。ユーザ入力5108に応じて、デバイス100は、図5BS4に示すように、音楽アプリケーション用のユーザインタフェース5066を表示する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5108に応じて、デバイス100は、セッション領域のアニメーション化された遷移を表示する。例えば、図5BS3~図5BS5に示すように、アニメーション化された遷移中、セッション領域の第1の部分502-36及び第2の部分502-38(図5BS3)は、サイズが減少し、最小化されたセッション領域502-40(図5BS4)にマージするように見え、次いで、最小化されたセッション領域502-40は、セッション領域502-42(図5BS5)を表示するように拡張される。
いくつかの実施形態では、図5BS5に示すように、音楽アプリケーションについてのユーザインタフェース5066が表示されている間、デバイス100は、任意選択的にセッション領域に音楽セッションに対応するアクティブセッションを表示することなく、ナビゲーションセッションに対応するセッション領域502-42を表示する。例えば、図5ANを参照して上述したように、個別のセッションに対応するアプリケーションについてのユーザインタフェースがセッション領域の外側の表示エリアに現在表示されている間、個別のセッション情報は表示されない。
図5BS5は、ユーザ入力5110、任意選択的に右から左などの個別の方向へのスワイプユーザ入力、及び任意選択的に別のアプリケーションのユーザインタフェースを表示する要求に対応する下エッジなどの表示エリアのエッジに対応するスワイプユーザ入力を検出することを示す。ユーザ入力5110の検出に応じて、デバイス100は、図5BS6のユーザインタフェース5116によって示されるように、セッション領域の外側に表示エリアのアニメーション化された遷移を表示する。例えば、音楽アプリケーションのユーザインタフェースは、任意選択的に右から左などのユーザ入力の方向にディスプレイからスライドするように表示され、地図アプリケーションのユーザインタフェースは、任意選択的にディスプレイの反対側のエッジからユーザ入力の方向にディスプレイ上にスライドするように表示される。いくつかの実施形態では、アニメーション化された遷移は、図5BQを参照して説明したアニメーション(例えば、その反転)に類似している。上述したように、いくつかの実施形態では、デバイス100は、アニメーション化された遷移中に最小化されたセッション領域502-44を表示することを含む、セッション領域のアニメーション化された遷移を表示する。
ユーザ入力5110の検出に応じて、図5BS7に示すように、地図アプリケーションについてのユーザインタフェース5060が表示される。いくつかの実施形態では、セッション領域は、ナビゲーションセッション502-42の表示を音楽セッション502-46の表示に置き換えることを含む、1つ以上のアクティブセッションを表示するために、最小化されたセッション領域502-44からサイズが徐々に増加する。例えば、デバイス100は、音楽アプリケーションについてのユーザインタフェースがセッション領域の外側の表示エリアに表示されていた間に以前は表示されていなかった音楽セッションに対応するセッション領域502-46を表示する。同様に、いくつかの実施形態では、地図アプリケーションについてのユーザインタフェース5060は、セッション領域の外側の表示エリアに表示される(図5BS7)が、セッション領域は、地図アプリケーションに関連付けられたナビゲーションセッションに対応するセッションを表示しない。
図5BT及び図5BUは、それぞれのアプリケーションについてのユーザインタフェース間を遷移する間に任意選択的に拡張するセッション領域の例を示す。図5BTは、ユーザ入力(例えば、ユーザ入力5068)がクイックスイッチング基準(例えば、図5BUで検出されたユーザ入力よりも遅いユーザ入力)を満たさないという判定による(例えば、ユーザインタフェース5080a~5080e内の)セッション領域を示す。例えば、ユーザが地図アプリケーション5080aについてのユーザインタフェースと音楽アプリケーション5080cについてのユーザインタフェースとの間をナビゲートし、少なくとも閾値時間にわたって音楽アプリケーション5080cについてのユーザインタフェースを閲覧する場合、ユーザ入力は、クイックスイッチング基準を満たさない。いくつかの実施形態では、ユーザが音楽アプリケーション5080cについてのユーザインタフェースを閲覧している間、セッション領域は、ナビゲーションセッションの状態情報を表示するように拡張される(例えば、セッション領域502-34へ)。いくつかの実施形態では、メッセージングアプリケーションにナビゲートするためのユーザ入力の検出に応じて、セッション領域内のアクティブセッションの状態情報を(例えば、セッション領域の部分502-36及び502-38に)表示する前に、遷移中にセッション領域が最小化される(例えば、ユーザインタフェース5082dにおいて)。いくつかの実施形態では、セッション領域は、ユーザインタフェース間のアニメーション化された遷移(例えば、ユーザインタフェース5080b及び5080dにおけるアニメーション化された遷移)中に最小化される。
図5BUは、ユーザ入力(例えば、ユーザ入力5068)がクイックスイッチング基準(例えば、図5BTで検出されたユーザ入力よりも速いユーザ入力)を満たすという判定による(例えば、ユーザインタフェース5082a~5082e内の)セッション領域を示す。例えば、ユーザが地図アプリケーション5082aについてのユーザインタフェースから音楽アプリケーション5082cについてのユーザインタフェースに、そしてメッセージングアプリケーション5082eについてのユーザインタフェースに、音楽アプリケーション5082cについてのユーザインタフェースが表示されている間に閾値時間の間一時停止することなくナビゲートするという判定に従って、セッション領域は、ナビゲーションセッションの状態情報を表示するためにセッション領域を拡張することなく、その最小化された状態で表示され続ける。いくつかの実施形態では、セッション領域は、ユーザインタフェース間のアニメーション化された遷移(例えば、ユーザインタフェース5082b及び5082dにおけるアニメーション化された遷移)中に最小化される。
図5BVは、地図アプリケーションについてのユーザインタフェース5060及びタイマセッションについてのセッション領域502-48の表示を示す。別のアプリケーションユーザインタフェース(例えば、ユーザ入力5118-1)に切り替えるためのユーザ入力の検出に応じて、デバイス100は、任意選択的にセッション領域502-48のアニメーション化された遷移を表示することなく、アプリケーションユーザインタフェース間のアニメーション化された遷移を表示する。例えば、デバイス100は、任意選択的にセッション領域のアニメーション化された遷移を表示することなく、セッション領域の外側の表示エリアのアニメーション化された遷移を表示する。
いくつかの実施形態では、デバイス100は、ユーザ入力が停止したことを検出した後(例えば、ユーザ入力5118-1のリフトオフの検出)、セッション領域を最小化することを含む、セッション領域502-48のアニメーション化された遷移を表示する。例えば、図5BWは、リフトオフ5118-2としてのユーザ入力5118-1の終わりを示す。図5BWは、リフトオフ5118-2を検出する前に、セッション領域をアニメーション化することなく、セッション領域502-48が維持されることを更に示す。いくつかの実施形態では、図5BWのユーザインタフェース5120に示されるセッション領域の外側の表示エリアのアニメーション化された遷移は、ユーザ入力5118-1の検出に応じて開始し、ユーザ入力5118-1が進行している間(例えば、任意選択的にセッション領域502-48のアニメーション化された遷移を表示するために必要とされるものとは対照的に、リフトオフ5118-2が行われることを必要とせずに)に表示される。
図5BXは、ユーザ入力が停止した(例えば、リフトオフ5118-2を検出することによって)という判定に従って、セッション領域のアニメーション化された遷移が開始され、セッション領域502-48のサイズを最小化されたセッション領域502-50に徐々に減少させることを含み、任意選択的に、セッション領域の外側の表示エリアのアニメーション化された遷移を継続しながら、同時にディスプレイから地図アプリケーションについてのユーザインタフェースをスライドさせ、ディスプレイ上に音楽アプリケーションについてのユーザインタフェースをスライドさせることを含むことを示す。
いくつかの実施形態では、セッション領域のアニメーション化された遷移は、図5BYに示すように、セッション領域の第1の部分502-52及び第2の部分502-54を表示するためにサイズが増加するにつれて最小化されたセッション領域502-50を表示することを更に含む。例えば、リフトオフ5118-2を検出すると任意選択的に開始されるセッション領域のアニメーション化された遷移は、セッション領域に表示されるテキスト及び/又はアイコンのサイズを徐々に減少させること及び/又はテキスト及び/又はアイコンを削除することによってセッション領域502-48を縮小することと、セッション領域が最小化されたセッション領域502-50(図5BX)として表示されるまで内側に移動するセッション領域の境界を徐々に表示することによってセッション領域の面積を縮小することとを含む。いくつかの実施形態では、セッション領域502-48のアニメーション化された遷移は、(例えば、リフトオフ5118-2が行われることを必要とせずに、且つユーザ入力5118-1が追加の基準を満たすことを必要とせずに)ユーザ入力5118-1を最初に検出したことに応じて開始される。いくつかの実施形態では、セッション領域502-48のアニメーション化された遷移は、任意選択的に、ユーザ入力5118-1が閾値量だけ移動した、閾値速度で移動している、及び/又は特定の範囲の方向(例えば、基準方向の閾値角距離内)に移動しているという判定に従って、ユーザ入力5118-1の検出及びユーザ入力5118-1の移動の検出などの追加の基準の満足に応じて開始される。いくつかの実施形態では、最小化されたセッション領域502-50は、セッション領域の外側の表示エリア内のアプリケーションユーザインタフェース間のアニメーション化された遷移が完了するまで表示され続ける。例えば、図5BYでは、音楽アプリケーション5124についてのユーザインタフェースは、セッション領域の外側の表示エリア内のユーザインタフェース5122に示されるアニメーション化された遷移の最後に表示される。
いくつかの実施形態では、セッション領域のアニメーション化された遷移は、(例えば、フェードイン、サイズの増加、焦点又は鮮明化、及び/又は他の方法でアニメーション化することによって)セッション領域にテキスト及び/又はアイコンを徐々に表示することを含む、セッション領域の第1の部分502-52及び第2の部分502-54を表示するために最小化されたセッション領域502-50のサイズを徐々に増加させることによって継続する。いくつかの実施形態では、部分は、最小化されたセッション領域から外側に延びるように表示される。例えば、図5BYでは、図5BZの第1の部分502-56に示すように、第1の部分502-52は、タイマアプリケーションのアイコンを表示し、第1の部分502-52が拡張すると、第1の部分502-52は、アイコンをより大きなアイコンとして表示し、及び/又は追加のテキスト(例えば、タイマの残り時間、14:43)を表示する。いくつかの実施形態では、セッション領域の1つ以上の部分は、任意選択的に、最小化されたセッション領域に対応するエリアの右及び/又は左に分離する。例えば、図5BZの第2の部分502-58に示すように、第2の部分502-54は、(例えば、気泡に似た別個のユーザインタフェース要素として)最小化されたセッション領域から徐々に分離するようにアニメーション化され、ナビゲーションアイコンのサイズは徐々に増加する。より一般的には、本明細書に記載のセッション領域のアニメーション化された遷移の1つ以上の態様は、任意選択的に、図5BP~図5BZ及び/又は図5CE~図5CHなどに関して、本明細書に記載のセッション領域遷移の例のいずれかに同様に適用されることに留意されたい。
図5BZは、音楽アプリケーション5124についてのユーザインタフェースを表示している間に、デバイス100が、タイマセッションに対応するセッション領域の第1の部分502-56に向けられたユーザ入力5126を検出することを示す。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5126は、本明細書では長押し入力とも呼ばれる長押し入力などの第1の種類のユーザ入力を含む。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5126は、タップ入力などの第2の種類のユーザ入力を含む。いくつかの実施形態では、デバイス100は、ユーザ入力5126に応じて、検出された入力5126の種類に基づいてディスプレイを更新する。
例えば、ユーザ入力5126が長押し入力などの第1の種類のユーザ入力であるという判定に従って、デバイス100は、(例えば、図5CCへの遷移を介して)第1の部分502-56に表示されたセッションに対応するセッション領域を拡張する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5126がタップ入力などの第2の種類のユーザ入力であるという判定に従って、デバイス100は、(例えば、図5CEへの遷移を介して)タイマセッションに対応する第1の部分502-56に表示されたセッションに関連付けられたアプリケーション(例えば、時計アプリケーション)についてのユーザインタフェースを表示する。
いくつかの実施形態では、ユーザ入力5126(例えば、第1の種類の入力又は第2の種類の入力)の検出に応じて、デバイス100は、図5CAに示すように、個別の部分内に表示されるテキスト及び/又はアイコンの縮小を含む、セッション領域の第1の部分502-56及び/又は第2の部分502-58の縮小、マージ、及び/又は他の方法でサイズを縮小することを含むセッション領域の遷移をアニメーション化する。いくつかの実施形態では、セッション領域の遷移は、第1の部分502-56及び/又は第2の部分502-58を中間点(例えば、任意選択的に、セッション領域の2つ以上のセンサ(例えば、スピーカ111及び光センサ164)間の点、又はディスプレイ幅の実質的に中心にある別の点として事前定義される)に近付けることを更に含む。例えば、図5CAに示すように、第1の部分502-56と第2の部分502-58との別個のユーザインタフェース要素間の距離は徐々に減少する。
いくつかの実施形態では、セッション領域のアニメーション化された遷移は、セッション領域がセッション領域502-60(図5CB)又はセッション領域502-64(図5CD)として最小化されるまで、セッション領域の部分のサイズを徐々に減少させる。例えば、デバイスがテキスト及び/又はアイコンの表示を停止する前に、テキスト及び/又はアイコンはサイズが減少し、任意選択的に中間点に近付く。
いくつかの実施形態では、デバイス100は、アニメーション化された遷移の前後に表示されるセッション領域のテキスト及び/又はアイコンの表示をクロスフェードするか、そうでなければ部分的に重複することによって、セッション領域にテキスト及び/又はアイコンを表示する間の遷移を表示する。例えば、セッション領域の第1の部分502-56及び/又は第2の部分502-58に表示されるテキスト及び/又はアイコンのサイズを減少させながら、デバイス100は、テキスト及び/又はアイコンをディスプレイ上にフェードすること、及び/又はテキスト及び/又はアイコンのサイズを徐々に増加させることを含む、セッション領域502-62のテキスト及び/又はアイコンの表示を開始する。いくつかの実施形態では、デバイスは、セッション領域のテキスト及び/又はアイコンをクロスフェージングで表示するために、セッション領域を完全に最小化されたセッション領域502-60に最小化することを取り止めることが理解されよう。例えば、アニメーション化された遷移は、テキスト及び/又はアイコンを含まない最小化されたセッション領域502-60を表示することなく、第1の部分502-56及び第2の部分502-58のテキスト及び/又はアイコンを縮小することを含む。換言すれば、アニメーション化された遷移中、セッション領域502-62に表示されるテキスト及び/又はアイコンは、セッション領域の第1の部分502-56及び第2の部分502-58のテキスト及び/又はアイコンの表示と少なくとも部分的に重なる。いくつかの実施形態では、最小化されたセッション領域502-60の表示は、アニメーション化された遷移の前後に表示されたセッション領域のクロスフェードの最中に行われる。例えば、アニメーション化された遷移の前に表示されたセッション領域のテキスト及び/又はアイコンとアニメーション化された遷移の後に表示されたセッション領域のテキスト及び/又はアイコンとの間の部分的な重複の一部は、(例えば、セッション領域のサイズが小さくなるにつれて)最小化されたセッション領域502-60が表示される前に表示され、最小化されたセッション領域502-60が表示された後に部分的な重複の一部(例えば、残りの部分)が(例えば、セッション領域のサイズが大きくなるにつれて)表示される。
図5CCは、ユーザ入力5126としての第1の種類のユーザ入力の検出に応じて、デバイスが、音楽アプリケーション5124についてのユーザインタフェースの表示を継続しながら、タイマセッションについての1つ以上の追加のコントロールを含む拡張されたセッション領域502-62を表示することを示している。いくつかの実施形態では、拡張されたセッション領域502-62は、デバイス100が追加のユーザ入力なしで自動的に閾値時間の間表示され、第1の部分502-56及び第2の部分502-58の表示を含む、ユーザ入力5126を検出する前に表示されたセッション領域を再表示する。いくつかの実施形態では、拡張されたセッション領域の表示を停止することは、アニメーション化された遷移を逆に実行することを含む。例えば、拡張されたセッション領域は、最小化されたセッション領域502-60までサイズが小さくなるようにアニメーション化され、第1の部分502-56及び第2の部分502-58は、サイズが大きくなり、最小化されたセッション領域502-60から外側に移動するにつれてアニメーション化される。
図5CDは、ユーザ入力5126としてのタップ入力などの第2の種類のユーザ入力の検出に応じて、デバイス100が、セッション領域の外側の表示エリアに、第1の部分502-56のセッションに関連付けられた時計アプリケーション5128についてのユーザインタフェースを表示することを示している。いくつかの実施形態では、音楽アプリケーション5124についてのユーザインタフェースの表示を時計アプリケーション5128についてのユーザインタフェースの表示に置き換えながら、デバイス100は、図5CAを参照して説明したセッション領域のアニメーション化された遷移を表示する(例えば、最小化されたセッション領域として表示されるまでセッション領域のサイズを徐々に小さくし、その後、アクティブセッションを表示するためにセッション領域のサイズを徐々に大きくすることによって)。いくつかの実施形態では、デバイス100は、図5CEに示すように、ナビゲーションセッションに対応するセッション領域502-66を表示するまで、最小化されたセッション領域502-64をアニメーション化して、サイズを徐々に増加させ、テキスト及び/又はアイコンを表示する。図5ANを参照して説明したように、いくつかの実施形態では、時計アプリケーション5128についてのユーザインタフェースは、セッション領域の外側の表示エリアに表示されるが、時計アプリケーションに関連付けられたタイマセッションに対応するセッション領域の部分は表示されない。例えば、図5CEでは、ナビゲーションセッションのみがセッション領域502-66に表示されている。
図5CEは、アプリケーションユーザインタフェースの表示を時計アプリケーションユーザインタフェース5128から別のアプリケーションユーザインタフェース(例えば、メッセージングアプリケーション5134についてのユーザインタフェース、図5CG)に切り替える要求に対応するユーザ入力5130を検出することを示す。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5130の検出に応じて、デバイス100は、最小化されたセッション領域502-68としてセッション領域を最小化することを含む、(例えば、図5BQを参照して説明したような)セッション領域のアニメーション化された遷移を表示し、及び/又は時計アプリケーション5128についてのユーザインタフェースとメッセージングアプリケーション5134についてのユーザインタフェースとの間のユーザインタフェース5132におけるスライド遷移をアニメーション化することを含む、セッション領域の外側の表示エリアのアニメーション化された遷移を表示する。
図5CGは、メッセージングアプリケーション5134についてのユーザインタフェースを表示するデバイス100を示す。いくつかの実施形態では、セッション領域は、任意選択的に、最小化されたセッション領域502-68の外側(例えば、右及び/又は左に)に延びるセッション領域の部分を表示するアニメーション化された遷移を表示することによって更新される。例えば、図5CGは、タイマセッションに対応するセッション領域の第1の部分502-70がタイマアイコンを含み、ナビゲーションセッションに対応するセッション領域の第2の部分502-72が右折アイコンを含むことを示す。いくつかの実施形態では、セッション領域のアニメーションは、図5CHの第1の部分502-74によって示されるように、サイズが増加し続けるように第1の部分502-70を表示することと、タイマに残っている量を示すテキストなどの追加情報を表示することとを含む。いくつかの実施形態では、アニメーション化された遷移中、第2の部分502-72は、第2の部分のサイズを増加させること、及び/又は右折アイコンのサイズを増加させることを含むサイズの増加を継続し、最小化されたセッション領域が表示された表示エリアから遠くにシフトする。例えば、図5CHでは、第2の部分502-76は、第2の部分502-76と第1の部分502-74との間の距離がゼロではない別個のユーザインタフェース要素として表示される。
図5CHは、上方向(例えば、表示エリアの下端から離れて)へのエッジスワイプ入力などのユーザ入力5136-1、又はマルチタスキングユーザインタフェース5138(図5CI)を閲覧する要求に対応するダブルタップ又はホームボタンの他のアクティブ化などの他の種類のユーザ入力を検出することを示す。いくつかの実施形態では、マルチタスキングユーザインタフェース5138(図5CI)は、デバイス100上で現在実行されている、又はデバイスのバックグラウンドで実行されているアプリケーションの複数の表現を含む。いくつかの実施形態では、エッジスワイプ入力は、異なる方向(例えば、下方、左方、又は右方)にある。例えば、アプリケーションの複数の表現は、ユーザが(例えば、スタックを横切ってスワイプすることによって、及び/又はスタック内のアプリケーションの個別の表現の一部をタップすることによって)アプリケーションの表現間をナビゲートすることができるようにスタック内に表示される。いくつかの実施形態では、ユーザは、マルチタスキングユーザインタフェース5138から1つ以上のアプリケーションを閉じることが更に可能とされ、ユーザは、マルチタスキングユーザインタフェース5138から1つ以上のシステムユーザインタフェース(例えば、ホーム画面及び/又はウェイク画面ユーザインタフェース)にナビゲートすることが可能とされる。
いくつかの実施形態では、マルチタスキングユーザインタフェース5138を表示している間、及び任意選択的にマルチタスキングユーザインタフェース5138の表示に遷移している間、デバイス100は、任意選択的に最小化されたセッション領域を表示せずに、セッション領域の第1の部分502-74及び第2の部分502-76を含むセッション領域を表示し続ける。例えば、ユーザ入力5136-1の検出に応じて、ユーザ入力5136-1を検出している間に表示されるセッション領域は、アニメーション化された遷移を表示することなく維持される。いくつかの実施形態では、メッセージングユーザインタフェース5134の表示からマルチタスキングユーザインタフェース5138の表示への遷移中に、デバイス100は、任意選択的に、セッション領域のアニメーション化された遷移(例えば、セッション領域内の同じセッションを再表示する前にセッション領域を最小化することを含む)を表示する。
いくつかの実施形態では、ユーザ入力5136-1が閾値(例えば、時間閾値、スワイプ閾値の距離、又は入力閾値の速度)を満たすという判定に従って、ユーザ入力5136-2(図5CI)としてのユーザ入力5136-1の続きによって示されるように、デバイス100は、ホーム画面ユーザインタフェース501(任意選択的に、図5CPに遷移するなどして、状態領域のアニメーション化された遷移を伴って、又は図5CP~図5CQに最初に遷移する代わりに図5CRに直接遷移するなどして、状態領域のアニメーション化された遷移を伴わずに)などのシステムユーザインタフェースを表示する。
いくつかの実施形態では、デバイス100は、マルチタスキングユーザインタフェース5138においてスタックに表示されたアプリケーションの複数の表現のうちのアプリケーションの表現を閲覧する(又はより一般的には、スタックをナビゲートする)要求に対応する、スタックに向けられたスワイプ入力などのユーザ入力5140を検出する。例えば、ユーザ入力5140に応じて、デバイス100は、表示エリアの中央領域(例えば、マルチタスキングユーザインタフェース5138における目立つ又は特徴的な位置)にメッセージングアプリケーションの表現を表示すること(図5CI)から表示エリアの中央領域にウェブブラウザアプリケーションの表現を表示すること(図5CJ)まで、アプリケーションの表現のスタックの表示を更新する。いくつかの実施形態では、アプリケーションの他の表現の部分もスタックに表示される。例えば、図5CJでは、ウェブブラウザアプリケーションの表現がマルチタスキングユーザインタフェース5138の中央に表示され、メッセージングアプリケーション及び時計アプリケーションの表現の一部もスタック内(例えば、スタック内のウェブブラウザアプリケーションの表現の直前及び直後)に表示される。
いくつかの実施形態では、図5CJに示すように、メッセージングアプリケーションについてのユーザインタフェースを表示する要求に対応するユーザ入力5144(例えば、メッセージングアプリケーションの表現の一部に向けられたタップ入力又は他のユーザ入力)の検出に応じて、デバイス100は、図5CLに示すように、メッセージングアプリケーション5134についてのユーザインタフェースを表示する。いくつかの実施形態では、デバイス100は、マルチタスキングのユーザインタフェース5138からメッセージングアプリケーション5134についてのユーザインタフェースにセッション領域の外側の表示エリアを更新しながらセッション領域を最小化することを含む、セッション領域のアニメーション化された遷移を任意選択的に表示する。例えば、図5CLでは、図5CMに示すように、セッション領域の第1の部分502-74及び第2の部分502-76を再表示する前に、最小化されたセッション領域502-78が表示される。
いくつかの実施形態では、デバイス100は、アニメーション化された遷移を表示せず、図5CLの最小化されたセッション領域502-78は、任意選択的に表示されない。例えば、デバイス100は、セッション領域の外側の表示エリアに表示されるユーザインタフェースを更新しながら(例えば、マルチタスキングユーザインタフェース5138(図5CJ)からメッセージングアプリケーションユーザインタフェース5134(図5CM))、セッション領域の第1の部分502-74及び第2の部分502-76の表示を維持する。いくつかの実施形態では、デバイス100は、マルチタスキングユーザインタフェース5138を表示する直前に表示された同じユーザインタフェース(例えば、メッセージングアプリケーションユーザインタフェース5134)がマルチタスキングユーザインタフェース5138を表示した直後に再表示されるという判定に従って、及び/又はセッション領域がセッション領域の外側の表示エリアにおいてユーザインタフェースを更新する前後に(例えば、マルチタスキングユーザインタフェース5138(図5CJ)からメッセージングアプリケーションユーザインタフェース5134(図5CM))同じセッション(単数又は複数)(例えば、セッション領域の第1の部分502-74及び第2の部分502-76)を表示するという判定に従って、アニメーション化された遷移の表示を取り止める。
図5CJは、マルチタスキングユーザインタフェース5138の中央にある時計アプリケーションの表現を閲覧する(又はより一般的には、スタックを更にナビゲートする)要求に対応するユーザ入力5142を検出したことに応じて、デバイス100が、図5CKに示されるように、表示エリアの中央領域にある時計アプリケーションの表現5146でウェブブラウザアプリケーションの表現の表示を置き換えるようにユーザインタフェースを更新することを示す。
図5CKは、ホームユーザインタフェース502を表示する要求に対応するユーザ入力の検出を示す。いくつかの実施形態では、時計アプリケーションの表現5146の上のマルチタスキングユーザインタフェース5138の右上隅のユーザ入力5150など、スタックが表示されないマルチタスキングユーザインタフェース5138の領域のユーザ入力5150などのユーザ入力は、ホームユーザインタフェース502を表示する要求に対応する。代替的又は追加的に、いくつかの実施形態では、ユーザ入力5152などの表示エリアのエッジからのジェスチャを含むユーザ入力は、ホームユーザインタフェース502を表示する要求に対応する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5150は、タップ入力に対応する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5152は、上方向などの第1の方向のスワイプ入力に対応する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5150又はユーザ入力5152の検出に応じて、デバイス100は、図5CPに示すホームユーザインタフェース502を表示する。
いくつかの実施形態では、ユーザ入力5150の検出に応じて、デバイス100は、任意選択的に、図5CKに示すように、セッション領域の第1の部分502-74及び第2の部分502-76を最小化することを含む、図5CPに示すように、最小化されたセッション領域502-84へのセッション領域のアニメーション化された遷移を表示する。いくつかの実施形態では、最小化されたセッション領域502-84を表示した後、セッション領域のアニメーション化された遷移は、図5CQに示すように、各部分が図5CRに示すようにセッション領域の第1の部分502-90及び第2の部分502-92として完全に表示されるまで、最小化されたセッション領域502-84から外側に拡張するようにセッション領域の第1の部分502-86及び第2の部分502-88を表示することを更に含む。いくつかの実施形態では、デバイス100は、図5CP~図5CQに示すアニメーション化された遷移の表示を取り止め、セッション領域を最小化することなく、第1の部分502-90及び第2の部分502-92(図5CR)として第1の部分502-74及び第2の部分502-76(図5CK)を維持する。
図5CKは、時計アプリケーションについてのユーザインタフェースを表示する要求に対応するユーザ入力5148を検出することを更に示す。例えば、ユーザ入力5148は、時計アプリケーションの表現5146に向けられたタップ入力である。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5148の検出に応じて、デバイス100は、図5CNに示すように、時計アプリケーション5156についてのユーザインタフェースを表示する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5148に応じて、セッション領域は、最小化されたセッション領域502-80を表示するようにアニメーション化される。いくつかの実施形態では、セッション領域は、マルチタスキングのユーザインタフェース5138を表示している間に表示されるセッション情報とは異なるセッション情報を、時計アプリケーション5156についてのユーザインタフェースを表示している間にセッション領域が表示するという判定に従ってアニメーション化される。例えば、(例えば、タイマセッションに対応する第1の部分502-74及びナビゲーションセッションに対応する第2の部分502-76の表示から(図5CK))セッション領域が変化するため、デバイス100は、ナビゲーションセッションに対応するセッション領域502-82を表示する前にアニメーション化された遷移を表示し(図5CO)、タイマセッションは、セッション領域に表示されず、タイマセッションに関連付けられた時計アプリケーション(5156)についてのユーザインタフェースは、セッション領域の外側の表示エリアに表示される。いくつかの実施形態では、デバイス100は、セッション領域が、セッション領域の外側の表示エリア内のユーザインタフェースを更新する前後に同じセッション(単数又は複数)を表示するという判定に従って、セッション領域のアニメーション化された遷移の表示を取り止める。
図5CRは、デバイス100が、NFC信号又は別の無線信号(例えば、Bluetooth、BLE、又は他の近距離通信)を出力する近距離無線通信(NFC)リーダなどの無線端末5154に閾値近接しているか、そうでなければその範囲内にあることを検出するデバイス100を示す。いくつかの実施形態では、無線端末5154によって出力された無線信号の検出に応じて、デバイス100は、任意選択的に(例えば、無線端末5154への近接以外の入力機構を介して)ユーザ入力を検出することなく、セッション領域のアニメーション化された遷移の表示を開始する。例えば、アニメーション化された遷移は、無線端末5154を検出すると、ユーザの介入なしに自動的に開始される。いくつかの実施形態では、セッション領域のアニメーション化された遷移は、現在表示されているセッション(単数又は複数)から、無線信号を介して無線端末5154と共有されるカードの記憶されたバージョン(例えば、支払い方法、クレジットカード、会員カード及び/又はトランジットカード)についてのセッションに、セッション領域に表示されるセッション(単数又は複数)を更新することを含む。例えば、図5CSは、図5CRに示されるセッション領域の第1の部分502-90及び第2の部分502-92がサイズを減少させる及び/又は図5CSの第1の部分502-94及び第2の部分502-96として示されるセッション領域の個別の部分内のテキスト及び/又はアイコンの表示を取り止めるアニメーション化された遷移の一部を示す。例えば、第1の部分502-94は、タイマに残っている時間量を表示することを停止し、タイマアイコンは、セッション領域の第1の部分502-94のサイズが減少するにつれてサイズが減少し、最小化されたセッション領域のエリアに折り畳まれるように見える。同様に、セッション領域の第2の部分502-96のサイズは、第2の部分502-96が最小化されたセッション領域のエリアに近付くにつれて、及び少なくとも部分的に重なるにつれて減少する。
図5CTは、セッション領域が最小化された後のアニメーション化された遷移を更に示す。いくつかの実施形態では、セッション領域502-98aのサイズは、最小化されたセッション領域を依然として含みながら、そこから外側に増加する。いくつかの実施形態では、図7A~図7Cを参照して説明したように、セッション領域502-98aは、カードが回転してサイズが増加するアニメーションを表示し、セッション領域502-98bを表示する。例えば、図5CUのセッション領域502-98bは、記憶されたカードを完全に拡張された状態で表すアイコンを示す。
図5CVは、ホームユーザインタフェース501を表示し、タイマセッションに対応するセッション領域の第1の部分502-100及びナビゲーションセッションに対応するセッション領域の第2の部分502-102を表示するデバイス100を示す。実施形態によっては、音楽アプリケーションの音楽セッションが現在アクティブである。いくつかの実施形態では、音楽セッションは、図5CVに示されるセッション領域に表示されない。
いくつかの実施形態では、デバイス100は、アクティブセッションのうちの1つ以上に対応するアプリケーションイベントを検出する。例えば、アプリケーションイベントは、1分、10秒などの時間閾値を終了又は到達するタイマ(例えば、タイマセッションの場合)、次のナビゲーションステップ(例えば、ナビゲーションセッションの場合)、又は再生中のメディアアイテム間の遷移(例えば、音楽セッションの場合)のうちの1つ以上である。セッションに関連付けられたアプリケーションに基づいて、異なるアクティブセッションについて追加のアプリケーションイベントが検出されることが理解されよう。いくつかの実施形態では、セッションが現在セッション領域に表示されているかどうかにかかわらず、アクティブセッションに対してアプリケーションイベントが検出される。例えば、後述するように、セッション領域がタイマセッション及びナビゲーションセッションのセッション情報を表示している間に、音楽アプリケーションについてのアプリケーションイベントが検出される(例えば、音楽セッションについてのセッション情報を表示せずに)。
いくつかの実施形態では、音楽セッションにおける第1のメディアアイテムの再生終了及び第2のメディアアイテムの再生開始などのアプリケーションイベントの検出に応じて、デバイス100は、ユーザの介入なしに、アニメーション化された遷移を自動的に表示して、セッション領域の表示された部分を最小化し、アプリケーションイベントに関連付けられたアプリケーションの拡張されたセッション領域を表示する。例えば、デバイスは、メディアアイテムEの再生が終了し、メディアアイテムFの再生が開始されたことを検出する。図5CWは、アプリケーションイベントの検出に応じて、デバイス100が、セッション領域が最小化されたセッション領域502-108(図5CX)として最小化されるまで、セッション領域の第1の部分502-104及び第2の部分502-106のサイズを減少させることを示す。いくつかの実施形態では、セッション領域502-108を最小化した後、デバイス100は、音楽セッションについての拡張されたセッション領域502-110(図5CY)を表示するために、セッション領域のサイズを徐々に増加させる。いくつかの実施形態では、アニメーション化された遷移は、図5CA~図5CCを参照して説明したように、セッション領域を完全には最小化せず、及び/又はいくつかの実施形態では、セッション領域のテキスト及び/又はアイコンは、クロスフェード及び/又は部分的に重複する(例えば、任意選択的に、セッション領域が最小化されたとき、完全に又はそうでないときにまたがる)。
いくつかの実施形態では、図5CV~図5CYを参照して説明したアニメーション化された遷移は、システムレベルのイベントの検出に応じて開始される。例えば、デバイス100のオペレーティングシステムに関連付けられた1つ以上のイベントは、デバイスに、システムレベルのイベントに関する情報を表示するためにセッション領域を徐々に最小化及び/又は徐々に拡張することを含むアニメーション化された遷移を表示させる。いくつかの実施形態では、システムレベルのイベントは、認証を実行すること(例えば、生体認証、パスコード、パスワード、及び/又は別の形態の認証)、又は低バッテリアラート若しくは無線接続の喪失などのエラー及び/又はアラート状態を検出することを含む。いくつかの実施形態では、システムレベルのイベントの検出に応じて、セッション領域は、システムレベルのイベントを示すテキスト及び/又はアイコンを含む情報を表示するように更新される。例えば、低バッテリシステムレベルイベントの検出に応じて、セッション領域は、現在のバッテリレベル及び/又はバッテリレベルを示すバッテリアイコン(例えば、図5BLのセッション領域5040n)を表示する。いくつかの実施形態では、図6F~図6Lを参照してより詳細に説明するように、セッション領域は、例えば、認証の進行を示すために、システムレベルのイベントの状態に従って更新され続ける。
いくつかの実施形態では、拡張されたセッション領域502-110は、閾値時間(例えば、5秒、30秒、又は別の期間)にわたって表示され、閾値時間が経過した後、任意選択的に、閾値時間内にユーザ入力が検出されなかったという判定に従って、拡張されたセッション領域502-110は、セッション領域の第1の部分502-100及び第2の部分502-102(図5CV)を再表示する前に、ユーザ入力なしで自動的にセッション領域502-108に最小化される。
図6A~図6Mは、特に顔認証を使用して、デバイス100の生体認証を設定するための例示的なユーザインタフェースを示す。いくつかの実施形態では、デバイス100は、ユーザがデバイス100に記憶されたアプリケーションと相互作用し、及び/又はデータにアクセスすることができるように、ユーザがデバイス100をロック解除することができるようにする(例えば、ロック状態から開始する)。いくつかの実施形態では、顔認証を設定するための設定ユーザインタフェース602が提供される。いくつかの実施形態では、設定ユーザインタフェース602は、任意選択的に、指紋認証及び/又はパスコードなどの別の種類の認証を設定するためのオプションを提供する。いくつかの実施形態では、設定ユーザインタフェース602は、デバイス100に記憶された設定アプリケーションからアクセスされる。
図6Aは、顔認証を設定する要求に対応する、タップユーザ入力又は他の選択ユーザ入力などのユーザ入力604を示す。ユーザ入力604に応じて、デバイス100は、図6Bに示すように、任意選択的に1つ以上のセンサ切り欠き及び/又は1つ以上のセンサ(例えば、スピーカ111及び/又は1つ以上の光センサ164)を含むセッション領域にユーザインタフェース要素606-1を表示する。いくつかの実施形態では、1つ以上の光センサ164は生体認証登録に使用される。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース要素606-1は、1つ以上の任意選択的に前向きのカメラ及び/又は深度センサなどの1つ以上の他の生体認証センサによって検出されるユーザの顔の表現を含む。いくつかの実施形態では、1つ以上の前向きカメラ及び/又は深度センサなどの1つ以上の他の生体認証センサは、セッション領域内の1つ以上のセンサ切り欠き内に配置される。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース要素606-1は、生体認証(例えば、顔又は虹彩認証)の設定の進捗のインジケーションを含む。例えば、デバイス100は、任意選択的に、ユーザの顔を動かすようにユーザに指示し、それにより、1つ以上のカメラ及び/又は深度センサなどの1つ以上の他の生体認証センサは、ユーザの顔の異なるビューをキャプチャし、ユーザがユーザの顔を動かすと、進捗インジケータは、進捗インジケータの外側円の一部を点灯し、及び/又は別の進捗インジケータを表示して、ユーザが生体認証(例えば、顔又は虹彩認証)を設定するプロセスを進行していることを示す。
いくつかの実施形態では、図6Bに示すように、デバイス100の1つ以上の状態インジケータは、任意選択的に、ユーザインタフェース要素606-1の内部及び/又は外部に表示される。例えば、ユーザインタフェース要素606-1が状態インジケータのうちの1つ以上を拡張してカバーするという判定に従って、1つ以上の状態インジケータ(例えば、ネットワーク接続インジケータ608)は、任意選択的に、ユーザインタフェース要素606-1の外側のユーザインタフェース要素606-1によってカバーされない状態インジケータ(例えば、バッテリインジケータ610)の表示を維持しながら、ユーザインタフェース要素内に表示される。いくつかの実施形態では、上述したように、ユーザインタフェース要素606を状態領域に表示している間(例えば、ネットワーク接続インジケータ608は表示されない)、1つ以上の状態インジケータは、任意選択的に表示されない。いくつかの実施形態では、状態インジケータの全ては、任意選択的に表示されない(例えば、ユーザインタフェース要素606-1が、そうでなければ全ての状態インジケータが表示される位置に重なるように水平方向に拡張される場合、又はそのような状況において)。
図6Cは、例えばユーザの顔の様々な角度及び/又はビューを提供することによって、ユーザが生体認証(例えば、顔又は虹彩認証)の設定を進めると、進捗インジケータがセッション領域に表示されるユーザインタフェース要素606-2で更新されることを示している。いくつかの実施形態では、進捗インジケータは、進捗円及び/又は進捗バーの一部を点灯又は視覚的に区別することによって更新される。
図6Dは、ユーザが生体認証(例えば、顔又は虹彩認証)プロセスを完了し、任意選択的に進捗インジケータを完了した(例えば、進捗円を完了した)後、ユーザインタフェース要素606-3が成功のインジケーションを含むように更新されることを示す。例えば、ユーザインタフェース要素606-3は、生体認証(例えば、顔又は虹彩認証)が設定されたことのチェックマーク又は他の成功のインジケーションを表示する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース610はまた、生体認証に正常に登録することに従って任意選択的に更新される。例えば、ユーザインタフェース610は、代替の外観を設定するため、及び/又は生体認証をリセットするためのオプションを含む。
図6E1は、ユーザインタフェース610が表示され、ユーザインタフェース要素606-3が縮小し、及び/又は表示を停止して、生体認証(例えば、顔又は虹彩認証)に関する情報を表示せずにセッション領域502-1が表示されることを示す。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース要素606-3は、所定の閾値時間(例えば、0.1、0.2、0.5、1、5、15、30、60、90、又は120秒)後に追加のユーザ入力なしで自動的に消える。
図6E2は、デバイス100がロック状態にある間に表示されるユーザインタフェース611を示す。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース611は、ウェイク画面ユーザインタフェースである。いくつかの実施形態では、デバイス100は、任意選択的にセッション領域にロックインジケーション及び通知620を表示することなく、最小化されたセッション領域502-1と同時にユーザインタフェース611を表示する。いくつかの実施形態では、通知620は、通知のコンテンツ、又は他の隠し情報を表示せずに表示される。例えば、通知620は、メッセージのテキスト及び/又は画像コンテンツを表示せずに、Maxからのメッセージがあることを示す。いくつかの実施形態では、デバイスがロックされているとき、同じアプリケーション及び/又は送信者又は異なるアプリケーション及び/又は送信者に対応する複数の通知及び/又はウィジェット又はそれらの組み合わせが、隠された情報と共にウェイク画面に表示される。
図6Fは、デバイス100がロック状態にあることに応じてロックインジケーション(例えば、ロックされたロックのアイコン)を表示するセッション領域611-1の例を示す。いくつかの実施形態では、セッション領域611-1にロックインジケーションを表示しながら、デバイス100は、任意選択的に、ユーザインタフェース612の表示を視覚的に非強調表示にする。例えば、ユーザインタフェース612は、淡色表示される(例えば、ユーザインタフェース611と比較して、図6E2)。いくつかの実施形態では、セッション領域611-1は、任意選択的に、ウェイク画面ユーザインタフェース612と同時に表示される。いくつかの実施形態では、ロックインジケーションは、任意選択的にセッション領域に表示されず、ウェイク画面ユーザインタフェース612の別の位置(例えば、時間インジケーションよりも上)に表示される。いくつかの実施形態では、デバイス100は、ホーム画面ユーザインタフェースにナビゲートし、ウェイク画面ユーザインタフェースのロック解除バージョンを表示し、及び/又はアプリケーションユーザインタフェースを表示することを要求するユーザ入力613(例えば、スワイプ入力、又はデバイスを上げる(例えば、矢印613-aによって示される動き)、ボタンを押す(例えば、ボタンを押すユーザ入力613-b、又はデバイス100の別のボタン上の別のユーザ入力)、指紋センサに触れる、及び/又はタッチ感知ディスプレイなどのタッチ感知面をタップする(例えば、ウェイク画面ユーザインタフェースの一部に向けられたユーザ入力613-c及び/又は通知を閲覧する要求に対応するユーザ入力613-d)などの他の入力)を検出する。いくつかの実施形態では、デバイス100がロック状態にある間、ユーザ入力613に応じて、デバイス100は、任意選択的に指紋、生体認証、パスコード、又は別の形態の認証を使用して、ユーザの認証を試みる。いくつかの実施形態では、デバイスがロックされている間、デバイスは、低電力ディスプレイ状態(「常時オンディスプレイ」状態と呼ばれることもある)にあり、ユーザインタフェースは、ディスプレイからの電力消費を低減するために低減された輝度で表示され、デバイスを起動するためのデバイス上の入力(例えば、図6Fを参照して上述したような)(例えば、デバイスを低電力ディスプレイ状態から高電力ディスプレイ状態に遷移させる)は、デバイスを低電力ディスプレイ状態から高電力ディスプレイ状態に遷移させ、ユーザを認証しようとする(例えば、図6G1に示すように、低電力表示状態でウェイク画面に表示されたコンテンツを表示している間、又は視覚的な非強調表示を除いて、低電力状態でウェイク画面に表示されたコンテンツの少なくとも一部を削除する認証ユーザインタフェース、例えば図6Gのユーザインタフェース614を表示している間のいずれか)。
いくつかの実施形態では、認証試行が成功したという判定に従って、ウェイク画面ユーザインタフェースのロック解除バージョンの表示を要求するユーザ入力の検出に応じて、デバイス100は、通知620の拡張バージョンを含むウェイク画面ユーザインタフェース611(図6G2)を表示する。いくつかの実施形態では、同じアプリケーション及び/又は送信者又は異なるアプリケーション及び/又は送信者に対応する複数の通知及び/又はウィジェット又はそれらの組み合わせは、デバイスがロックされたときに隠された情報と共にウェイク画面に以前に表示されていたものであり、デバイスがロック解除されると、以前は隠されていた明らかな情報(例えば、隠れ情報)と共に表示される。いくつかの実施形態では、図6G2のユーザインタフェース611は、視覚的な非強調なしで表示される。例えば、ユーザインタフェース611は、ユーザインタフェース612(図6F)の輝度レベルよりも大きい輝度レベルで表示される。
図6Gは、使用されている認証の形態、例えば生体認証(例えば、顔又は虹彩認証)を示し、及び/又は(例えば、デバイス100を見ることによって、又はデバイス100の指紋センサ上に指を置くことによって)特定の形態の認証に関与するようにユーザを促すユーザインタフェース614を示す。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース614を表示することは、デバイス100がユーザを認証しようとしている間(例えば、ユーザの顔、虹彩、及び/又は指紋をスキャンすることによって)、ユーザインタフェースの背景を視覚的に強調表示しないこと(例えば、そのぼかし効果を適用すること、暗くすること、及び/又は不透明度を変更すること)を含む。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェース614を表示することは、デバイス100がユーザを認証しようとしている間(例えば、ユーザの顔、虹彩、及び/又は指紋をスキャンすることによって)、背景を視覚的に強調しないこと(例えば、そのぼかし効果を適用すること、暗くすること、及び/又は不透明度を変更すること)なくユーザインタフェースの背景を表示することを含む。いくつかの実施形態では、デバイス100がユーザを認証しようとしている間、セッション領域611-2は、デバイス100が処理しているというアニメーション化インジケーションを表示するように更新される。いくつかの実施形態では、アニメーション化インジケーションは、処理中に互いに移動するようにアニメーション化される複数の円又は球を含む。いくつかの実施形態では、デバイス100がユーザを認証しようとする間、任意選択的に、デバイス100が処理しているというアニメーション化インジケーションが表示されている間、セッション領域のサイズが増加する。いくつかの実施形態では、デバイス100が認証のために生体認証データを収集及び/又は分析するとき、セッション領域はサイズが変動する(例えば、図5AB~図5AFを参照して説明したように)。例えば、デバイス100がユーザを認証するか否かを判定している間、セッション領域のサイズは変動する。
いくつかの実施形態では、ロックインジケーションは、デバイスがロックされている間、セッション領域の外側のユーザインタフェースの領域(例えば、時間インジケーションよりも上)に任意選択的に表示され、デバイス100のロックを解除しようとする試みがあるという判定に従って、ロックインジケーションは、セッション領域に表示されるように任意選択的に移動する(例えば、デバイス100によって移動される)。
いくつかの実施形態では、認証試行中に、認証及び/又はデバイスロック解除の進捗が表示される。例えば、いくつかの実施形態では、セッション領域のサイズ及び/又は位置は、認証試行中に変化する。いくつかの実施形態では、デバイスが、デバイスをロック解除する要求に対応する入力が検出されたときにデバイスのディスプレイ上のコンテンツが減光される低電力ディスプレイ状態にある場合(例えば、図6Fに示すように)、デバイスのディスプレイ上のコンテンツは、デバイスがデバイスをロック解除するか否かを判定しているというインジケーションを表示しながら明るくされる(例えば、図示されているように、図6Gのユーザインタフェースは、デバイスがデバイスをロック解除する要求に応じていることをユーザに示すために、減光されることなく代替的に表示される)。図5G1に示す例では、ユーザインタフェース612-2は、セッション領域611-2bに示すように、(例えば、図6Fに示すように)デバイスをロック解除する要求に対応する入力が検出されたときに低電力表示状態で表示されたコンテンツを、減光することなく、デバイスがデバイスをロック解除するか否かを判定していることを示すインジケーションと共に表示する。
いくつかの実施形態では、デバイス100がロックされている間、ホーム画面ユーザインタフェースを表示しながら、進行中のセッションがセッション領域に表示される(例えば、図5AXでは、セッション領域502-16はタイマセッションを含む)。いくつかの実施形態では、進行中のセッションがセッション領域に表示されている間に認証試行を検出したことに応じて、デバイス100は、セッション領域にアクティブセッションを表示することを停止し、図6F~図6Lを参照して説明した認証アニメーションを表示する。換言すれば、認証試行の検出に応じて、認証セッションは、セッション領域に表示される他のアクティブセッション(単数又は複数)よりも優先される。いくつかの実施形態では、セッション領域でのアクティブセッションの表示を停止し、認証アニメーションを表示する際に、デバイス100は、図5BTを参照して説明したように、セッション領域を最小化することを含むアニメーション化された遷移を表示する。いくつかの実施形態では、認証試行が完了するか、そうでなければ停止した後(例えば、デバイスはロック解除されているか、又はロックされたままである)、アクティブセッション(単数又は複数)は、任意選択的にセッション領域に再表示される。例えば、デバイスのロックが解除された後、タイマセッション(例えば、図5AXのセッション領域502-16に表示される)がセッション領域611-6に再表示される。いくつかの実施形態では、認証試行が進行している間にセッションがアクティブになるという判定に従って、セッション領域は、認証試行中にセッションのインジケーションの表示を取り止めるか、又は表示を遅らせる。
いくつかの実施形態では、認証試行が完了した後、デバイス100は、図5BTを参照して説明したように、セッション領域を最小化することなどによって、認証状態を表示するセッション領域と別のセッションのセッション領域との間のアニメーション化された遷移を表示する。
図6H~図6Jは、デバイス100が生体認証を使用してユーザを認証できなかったという判定に従って更新するセッション領域611-3及びセッション領域611-4を示す。例えば、デバイス100が生体認証(例えば、顔又は虹彩認証)を介してユーザを認証することができない場合、セッション領域は、ロックインジケーションの表示を維持しながら、右から左に及び/又は他の方向にシフト(例えば、シェイク)することによって任意選択的に更新される。例えば、図6Hでは、セッション領域611-3は、セッション領域611-4(図6I)として右にシフトする前に左にシフトする。いくつかの実施形態では、ロックインジケーションは、セッション領域に対して同じ位置に維持される。いくつかの実施形態では、ロックインジケーションは、1つ以上のセンサ切り欠きに対して同じ位置に維持される。
いくつかの実施形態では、認証は、本明細書で説明するように、デバイスをロック解除するために使用され、任意選択的に、支払い情報を確認するため、及び/又は(例えば、ユーザ名、パスワード、パスキー、住所、クレジットカード情報、電話番号及び/又は住所などの情報のオートフィルの許可を提供するために)記憶されたデータを自動的に入力することを許可するためにも使用される。いくつかの実施形態では、セッション領域は、支払いを確認する及び/又は記憶されたデータを埋めるための認証試行を完了する前に、ロックアイコンを表示し、及び/又は認証を要求するプロンプト(例えば、図5BLのセッション領域5040m)を表示する。いくつかの実施形態では、セッション領域611-3は、支払い情報の確認及び/又は記憶されたデータの入力のための認証試行が失敗した場合、左右に移動する。
図6Jは、ユーザにパスコードの入力を促すパスコードユーザインタフェース616を示す。いくつかの実施形態では、パスコードは、任意選択的に1つ以上の生体認証の試みが失敗した後に、認証の代替形態として使用される。いくつかの実施形態では、パスコードユーザインタフェース616を表示している間、セッション領域611-4は、デバイス100がロック状態のままである間、ロックインジケーションを表示し続ける。いくつかの実施形態では、ユーザは、キーパッド及び/又はキーボード上の複数の選択入力(例えば、タップ入力又は他の選択入力)を使用してパスコードを入力することができる。
図6Kは、成功した生体認証試行によるセッション領域611-5更新の例を示す。例えば、図6Gのユーザインタフェース614においてデバイスがユーザを正常に認証したことに応じて、セッション領域は、セッション領域611-2からセッション領域611-5に更新され、これは、デバイス100がロック解除されているというインジケーション(例えば、ロック解除されたロックのアイコン)を含む。いくつかの実施形態では、ロック解除進捗アニメーション(例えば、ロックアイコンは、ロックされている状態からロック解除されている状態へ複数のステップで遷移する)は、表示をロック解除されたユーザインタフェース(例えば、図6Lのホーム画面ユーザインタフェース618)に更新しながら同時に(例えば、セッション領域において)表示される。いくつかの実施形態では、認証が成功したという判定に従って、デバイス100がロック解除されたというインジケーション(例えば、ロック解除されたロックのアイコン)は、セッション領域内の表示から移動して、セッション領域の外側のユーザインタフェースに表示される。いくつかの実施形態では、デバイスが、デバイスをロック解除する要求に対応する入力が検出されたときにデバイスのディスプレイ上のコンテンツが減光される低電力ディスプレイ状態にある場合(例えば、図6Fに示すように)、デバイスのディスプレイ上のコンテンツは、デバイスがデバイスをロック解除するか否かを判定しているというインジケーションを表示しながら明るくされる(例えば、図示されているように、図6Kのユーザインタフェースは、デバイスがデバイスをロック解除する要求に応じていることをユーザに示すために、減光されることなく代替的に表示される)。
図6Lは、ユーザ入力613(図6F)に応じて、デバイスがロック解除状態にあるという判定に従って表示されるホーム画面ユーザインタフェース618を示す。例えば、デバイス100は、ホーム画面ユーザインタフェース618を表示し、ユーザがデバイス100のアプリケーションと相互作用し、及び/又はデータを表示することを可能にする前に、ユーザを認証する(例えば、生体認証及び/又はパスコードを使用する)。
図6Mは、デバイスがロック解除状態にあるという判定に従ってセッション領域611-6を表示している間のウェイク画面ユーザインタフェース612の例を示す。例えば、セッション領域611-1(図6F)は、デバイス100がロック状態にある間にのみ、ウェイク画面ユーザインタフェース612と同時に表示される。いくつかの実施形態では、デバイス100は、ユーザによって任意選択的に選択された所定の時間量(例えば、ユーザ入力が検出されない、又は所定のイベントセット内のイベントが検出されない所定の時間量)(例えば、5分毎、1時間毎、又は24時間毎)でロック状態に入る。いくつかの実施形態では、デバイス100は、ユーザ入力アクティブ化ボタン206又はボタンのセットに応じて、任意選択的にロック状態に入る。
図7A~図7Dは、デバイス100が無線端末に接近した、又は無線端末の所定の近傍にあるという判定に従ってセッション領域702-1を更新することを含む例示的なユーザインタフェースを示す。例えば、いくつかの実施形態では、デバイス100は、デバイス100が端末(例えば、NFC又は他の近距離通信を使用する)にタップされると、記憶された支払い方法を使用するようにユーザに自動的に促すように、例えば、1つ以上のデビットカード、クレジットカード、他の支払いカード、又はアクセス認証カードに対応する、1つ以上の支払い方法を記憶する。記憶された支払い方法は、本明細書では記憶されたカードと呼ばれることがある。
図7Aは、ウェイク画面ユーザインタフェース701を有するセッション領域702-1の表示を示す。いくつかの実施形態では、デバイス100が無線端末の近くにあるという判定に従って、図7B1~図7B2に示すように、セッション領域702-2は、記憶されたカードのインジケーションを含むように更新する。図7A~図7Eを参照して説明した例では、ウェイク画面ユーザインタフェースを介してセッション領域702を表示しているが、他のユーザインタフェース(例えば、ホーム画面ユーザインタフェース及び/又はアプリケーションユーザインタフェース)がデバイス100によって表示されている間であっても、セッション領域702は、同じ挙動で表示されることが理解されよう。例えば、ユーザがアプリケーションユーザインタフェースと相互作用している間、デバイス100が無線端末(例えば、閾値距離内、又は閾値無線信号強度を有する無線端末の周囲の空間領域内)の近傍にあるという判定に従って、セッション領域702は、デバイス100上に現在表示されているアプリケーションユーザインタフェース上に表示される。いくつかの実施形態では、記憶されたカードを表すアイコンは、任意選択的に、2つのセンサ切り欠きの間に表示される。いくつかの実施形態では、セッション領域702-2a(図7B1)に示される記憶されたカードを表すアイコンは、図7Cに示すように、セッション領域702-2bがセッション領域702-3まで拡張する間に、サイズを増加させ、回転させ(例えば、セッション領域702-2b(図7B2)に示すように、スピン又はシェイクすること)、及び/又は位置をセンサ切り欠きの下又は間に移動することによってアニメーション化される。例えば、セッション領域702-3は、記憶されたカードを完全に拡張された状態で表すアイコンを示す。いくつかの実施形態では、記憶されたカードを表すアイコンは、記憶されたカードに関する情報(例えば、カードの名前及び/又はカードの有効期限)を表示する。いくつかの実施形態では、デバイス100は、任意選択的に、デバイス100が拡張されて記憶されたカードを表示する前に(例えば、パスコード、生体認証、及び/又は指紋認証を使用して)認証するようにユーザに促す(図7C)。いくつかの実施形態では、デバイス100は、デバイス100が拡張されて記憶されたカードを表示した後(図7C)、デバイス100が記憶されたカードの使用を承認する前、及び/又は図7Dに確認インジケーションを表示する前に、ユーザに認証を促す。
いくつかの実施形態では、記憶されたカードがセッション領域702-3で拡張されている間、デバイス100は、記憶されたカードの使用を承認する前にユーザの認証を試みる。いくつかの実施形態では、デバイス100が(例えば、顔認証、指紋認証、及び/又はパスコードを使用して)ユーザの認証に成功したという判定に従って、記憶されたカードを表すアイコンに任意選択的に重複するチェックマークなどの確認インジケーションがセッション領域702-4に表示される。いくつかの実施形態では、認証が提供されなかった、又は認証が成功しなかったという判定に従って、デバイス100は、任意選択的に、認証が成功しなかったことを示すフィードバックを出力する。例えば、デバイス100は、任意選択的に、認証が成功しなかったことを示すために、触知出力、音声出力、及び/又は視覚出力(例えば、セッション領域をシェイクする)を出力する。
いくつかの実施形態では、デバイスがユーザを認証し、記憶されたカードの使用を承認(又は承認を取得)した後、セッション領域702-4を表すアイコン、並びに記憶されたカード及び/又は確認インジケーションは、任意選択的に、図7Eに示すセッション領域702-5にサイズを縮小する。いくつかの実施形態では、セッション領域702-5は、記憶されたカードのインジケーションのより小さいバージョン(任意選択的にセンサ切り欠きの左側)及び確認インジケーション(任意選択的にセンサ切り欠きの右側)を表示し続ける。
図8A~図8Gは、ユーザがデバイス100の仮想アシスタントと相互作用するときにセッション領域を更新するための例示的なユーザインタフェースを示す。図8Aは、アクティブセッションを有しないホームユーザインタフェース801及びセッション領域802-1の表示を示す。いくつかの実施形態では、1つ以上のアクティブセッションがある場合、以下に説明するように、セッション領域が仮想アシスタントと相互作用するように更新されている間、1つ以上のアクティブセッションは、任意選択的にセッション領域に表示されたままである。いくつかの実施形態では、1つ以上のアクティブセッションは、仮想アシスタントとの相互作用を表示するためにセッション領域が更新されている間、表示を停止される。図8Aは、音声コマンド803を使用して仮想アシスタントを呼び出すユーザを更に示す。いくつかの実施形態では、仮想アシスタントは、別の種類の入力(例えば、ボタンを保持する、ユーザインタフェースに表示されたオプションを選択する、又はデバイス100を用いた別の入力)を使用して呼び出される。
図8Bは、音声コマンド803に応じて呼び出される仮想アシスタントのインジケーションを表示するために拡張及び更新されるセッション領域802-2を示す。いくつかの実施形態では、仮想アシスタントのインジケーションは、アニメーション波形(例えば、球又は他の2D若しくは3D幾何学的形状)を含む。いくつかの実施形態では、仮想アシスタントのインジケーションは、仮想アシスタントの現在の状態に従ってアニメーション化する1つ以上の視覚的特徴及び/又は色で表示される。例えば、仮想アシスタントのインジケーションは、(例えば、着信音声データを表すために)検出された音声コマンドに従って波形をアニメーション化する。
図8Cは、「天気はどうですか?」と仮想アシスタントに尋ねる音声コマンド804を検出している間アニメーション化されるセッション領域802-3を示す。いくつかの実施形態では、音声コマンド804に応じて、デバイス100は、任意選択的に、図8Dに示すように、音声コマンド804に対する応答(「SFではほぼ晴れ」)を表示するためにセッション領域802-4を更新する。いくつかの実施形態では、仮想アシスタントは、音声出力を介して音声コマンド804に対する応答を任意選択的に提供する。いくつかの実施形態では、デバイス100は、任意選択的に、音声コマンド804に関連する追加情報及び/又はコンテキストを提供する、セッション領域802-4の外側に別個のユーザインタフェース要素806を表示する。例えば、デバイス100は、ユーザインタフェース要素806に気象アプリケーションからの情報を表示する。いくつかの実施形態では、セッション領域802-4及び/又はユーザインタフェース要素806は、ユーザ入力なしで、閾値時間(例えば、.25、.5、1、3、5、15、30、60、90、又は120秒)の間表示された後、及び/又は別のユーザインタフェース及び/又は別のアプリケーションにナビゲートする要求に対応するユーザ入力を検出した後、自動的に表示を停止させる。
図8Eは、セッション領域802-5が拡張されて、仮想アシスタントがコマンドを受信する準備ができているというインジケーションを表示するように、ユーザが仮想アシスタントを呼び出した後に受信される音声コマンド808の別の例を示す。いくつかの実施形態では、音声コマンド808は、ユーザ指定の時間量のタイマ(例えば、タイマ又は時計アプリケーションにおいて)を設定する、例えば5分間タイマを設定するための、仮想アシスタントへの命令である。いくつかの実施形態では、音声コマンド808に応じて、セッション領域は、図8Fに示すセッション領域802-6に更新され、(例えば、セッション領域に、ユーザ指定の時間量が満了するまでの残り時間を示すことによって)仮想アシスタントがタイマを設定したことをユーザに示す。
いくつかの実施形態では、セッション領域802-6は、任意選択的に、デバイス100にセッション領域に表されるセッションを開始させる音声コマンドに応じて、別のアプリケーション(例えば、タイマ又は時計アプリケーション以外)のための情報と共に表示される。例えば、図5BLを参照して説明したように、セッション領域は、複数のアプリケーションの情報を表示する。例えば、ユーザが目的地までの道案内の音声コマンドを提供する場合、地図アプリケーションを使用するナビゲーションセッションがセッション領域802-6に表示される。
いくつかの実施形態では、セッション領域802-6は、音声コマンド808に応じて拡張されたセッション領域として最初に表示される。いくつかの実施形態では、セッション領域802-6が所定の時間量(例えば、5秒、30秒、又は1分)にわたって表示された後、セッション領域802-6は、セッション領域802-7内のタイマセッションの状態情報を更新し続けながら、図8Gに示すセッション領域802-7までサイズが自動的に縮小する。
図9A~図9Gは、いくつかの実施形態に係る、表示エリアの領域内の状態情報を更新する方法9000を示すフロー図である。方法9000は、ディスプレイ生成コンポーネント、任意選択的にタッチ感知面、及び任意選択的に1つ以上のセンサを備えた電子デバイス(例えば、図3のデバイス300、又は図1Aのポータブル多機能デバイス100)で実行される。いくつかの実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面がディスプレイ上にあるか又はこれに組み込まれている。いくつかの実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面から分離している。方法9000の一部の動作は、任意選択的に組み合わされ、及び/又は一部の動作の順序は、任意選択的に変更される。
いくつかの実施形態では、方法9000は、(9002)1つ以上のセンサ(例えば、1つ以上の光センサ)と、表示エリアを有するディスプレイ生成コンポーネントと通信するコンピュータシステムにおいて実行され、1つ以上のセンサは、表示エリアによって囲まれた1つ以上のセンサ領域内に(例えば、完全に内部に)配置され、ディスプレイ生成コンポーネントは、1つ以上のセンサ領域(例えば、スピーカ111及び/又は光センサ164のためのセンサ切り欠きなど、表示エリアに孔を形成する1つ以上の非表示領域)内にコンテンツを表示することができない。いくつかの実施形態では、発光体、近接センサ、生体認証センサ、スピーカ及び/又はマイクロフォンなどの1つ以上の他の構成要素は、代替的に又は追加的に、表示エリアの1つ以上のセンサ領域内に配置される。
コンピュータシステムは、表示エリアの第1の表示領域(例えば、センサ領域のうちの1つ以上を包含するセッション領域又は状態領域とも呼ばれるセッション表示領域)に、コンピュータシステムの状態に関する個別のソフトウェア(例えば、コンピュータシステム上で実行されるオペレーティングシステム又は第1のソフトウェアアプリケーション)によって提供される状態情報を含む第1のユーザインタフェースオブジェクト(例えば、セッション領域502-4)を表示し(9004)、第1の表示領域は、1つ以上のセンサ領域を包含する(例えば、非表示領域は、第1の表示領域からの切り欠きである)。いくつかの実施形態では、第1の表示領域の境界は、非表示領域の境界の部分と(例えば、交差せずに)部分的に一致してもよい。
コンピュータシステムは、第1の表示領域とは異なるディスプレイ生成コンポーネントの第2の表示領域に、個別のソフトウェア(いくつかの実施形態では、アプリケーションは、個別のソフトウェアとは異なるソフトウェアモジュール)とは異なるアプリケーション(例えば、第1のユーザインタフェースオブジェクトに情報を提供する第1のソフトウェアアプリケーションとは異なる第2のソフトウェアアプリケーション、又はアプリケーションランチャ(例えば、アプリケーションの表現を含むホーム画面)などのシステムアプリケーション)についてのユーザインタフェースを表示し(9006)、第2の表示領域は、第1の表示領域(例えば、第2の表示領域の境界は、第1の表示領域の境界を包含する)を少なくとも部分的に取り囲む(第1の表示領域の上方、下方、左方、及び/又は右方に延在することによって、第1の表示領域を任意選択的に完全に取り囲むか、又は部分的に取り囲む)。いくつかの実施形態では、第1の表示領域は、第2の表示領域を境界付ける凸形状からの切り欠き(例えば、エッジからの孔又は突出部)である。第2の表示領域の境界は、第1の表示領域の境界の部分と(例えば、交差せずに)部分的に一致してもよい。いくつかの実施形態では、第1の表示領域の境界は、第2の表示領域の内部境界である。いくつかの実施形態では、第1の表示領域の境界は、光センサが配置される2つ以上の非表示領域の間にある第3の表示領域などの第3の表示領域の境界(例えば、同様に、第1の表示領域の境界と部分的に一致してもよい)を包含する。例えば、第2の表示領域は、図5Eのセッション領域502-4を表示する第1の表示領域とは異なるメッセージングアプリケーション用のユーザインタフェース500のコンテンツを含む。ユーザインタフェース500は、ディスプレイ内に島として表示されるセッション領域502-4を完全に取り囲む。
コンピュータシステムの状態が変化すると、コンピュータシステムは、コンピュータシステムの変化した状態に関する個別のソフトウェアによって提供される第1のユーザインタフェースオブジェクトの更新された状態情報を表示し(9008)、更新された状態情報は、(例えば、第2の表示領域に表示されるアプリケーションのユーザインタフェースを更新せずに、コンピュータシステムの変更された状態に関する個別のソフトウェアによって提供される更新された状態情報を用いて、ユーザインタフェースが第2の表示領域に表示されるアプリケーションの状態の任意の変化又はアプリケーションとの相互作用とは無関係に)第1の表示領域内の1つ以上のセンサの重複位置を回避するように選択された視覚的要素を含む。例えば、図5E~図5Fを参照して説明したように、進行中の通話についての状態情報は、第2の表示領域に表示されるユーザインタフェースがメッセージングアプリケーションユーザインタフェース500からホーム画面ユーザインタフェース501に変化するときを含み、経時的にセッション領域502-4内で更新する。1つ以上のセンサのための1つ以上のディスプレイ切り欠きを包含する専用の状態領域にコンピュータシステムの状態に関する状態情報を表示し、切り欠きの重複を回避するように選択された視覚的要素を用いて状態情報を表示することにより、デバイスは、ディスプレイ切り欠きの視覚的侵入性を自動的に低減し、表示エリアをより効率的に使用すると共に、状態情報の切り捨て又は歪みを回避するように状態情報の配置を自動的に最適化する。
いくつかの実施形態では、状態情報を含む第1のユーザインタフェースオブジェクトは、1つ以上のセンサ領域を取り囲む(9010)。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースオブジェクトは、少なくとも3つの側面(例えば、左、右、上及び/又は下)に1つ以上のセンサ領域を囲む。例えば、図5E~図5Fに示すように、セッション領域502-4は、スピーカ111及び/又は光センサ164を任意選択的に含むセンサ切り欠きを囲む。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースオブジェクトは、図5Iのセッション領域502-6によって示されるように、1つ以上のセンサ領域から拡張するように表示される。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースオブジェクトの背景色は、第1のユーザインタフェースオブジェクトが1つ以上のセンサ領域の拡張としてシームレスに表示されるように、1つ以上のセンサ領域と同じ色である。例えば、セッション領域502-4の背景色は、センサ切り欠きの色及び/又はセンサ切り欠き内に配置されたセンサの色と同じ色である。1つ以上のセンサ領域を囲む表示エリアの一部に状態領域を表示することは、デバイスにディスプレイ切り欠きの侵入性を自動的に低減させる。
いくつかの実施形態では、状態情報は、通信セッションの状態情報を含む(9012)。例えば、図5Dでは、セッション領域502-3は、通信セッションを開始するための情報を表示し、図5I及び図5Jは、進行中の通信セッションのための情報及び/又はコントロールを表示するセッション領域を示す。いくつかの実施形態では、通信セッションは、通話、ビデオ通話である。いくつかの実施形態では、状態情報は、図5Eを参照して説明したように、持続時間情報(例えば、進行中の通信セッションの時間の長さ)及び/又は音声波形を含む。通信セッションについての状態情報を状態領域に表示することは、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するために必要な入力の数及び表示エリアの量を減少させる。
いくつかの実施形態では、通信セッションの状態情報は、図5Eを参照して説明したように、着信音声を表す第1の音声波形及び発信音声を表す第2の音声波形を含む音声波形を含む(9014)。着信及び発信音声の別個の波形を合成する音声波形を表示することは、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、図5Eを参照して説明したように、着信音声を表す第1の音声波形は、第1の色で表示され、発信音声を表す第2の音声波形は、第1の色とは異なる第2の色で表示される(9016)。異なる色を使用してコンポジット音声波形における着信及び発信音声波形を区別することは、デバイスの状態に関して提供されるフィードバックを改善する。
いくつかの実施形態では、着信音声を表す第1の音声波形と、発信音声を表す第2の音声波形とは、少なくとも部分的に重複する(9018)。例えば、第1の範囲について第1の音声波形が表示され、第2の範囲について第2の音声波形が表示され、第1の範囲及び第2の範囲は、重複する範囲の一部を有する。いくつかの実施形態では、図5Eを参照して説明したように、第1の音声波形及び第2の音声波形は、部分的に重複し、部分的に重複しない(例えば、第1の音声波形の範囲の左端部分は、第2の音声波形の範囲の右端部分と重複せず、第1の音声波形の範囲の右端部分は、第2の音声波形の範囲の左端部分と重複する)。部分的に重複するようにコンポジット音声波形に着信及び発信音声波形を表示することは、デバイスの状態に関するフィードバックを提供するために必要な表示エリアの量を減少させる。
いくつかの実施形態では、状態情報は、アクセサリ接続に関連する情報を含む(9020)。いくつかの実施形態では、状態情報は、図5BLのセッション領域5040oを参照し、図5BH~図5BIのセッション領域の部分502-25及び502-26を参照して説明したように、アクセサリ(例えば、ヘッドフォン、ディスプレイ、及び/又は外部コントローラ(キーボード、マウス、及び/又はハンドヘルドコントローラなど))が現在コンピュータシステムとペアリングされている(Bluetooth、Bluetooth Low Energy(BLE)、デバイスツーデバイスWi-Fi、又はケーブル接続を介して任意選択的に接続される)かどうかを示す。いくつかの実施形態では、アクセサリ接続の状態情報は、アクセサリを識別するインジケーション(例えば、アイコン及び/又はテキスト)(例えば、図5BHのセッション領域の部分502-25)及び/又はアクセサリのバッテリ状態情報(例えば、図5BHのセッション領域の部分502-26)などの、アクセサリの情報を含む。アクセサリに関する状態情報などのアクセサリ接続に関連する情報を状態領域に表示することは、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するために必要な入力の数及び表示エリアの量を減少させる。
いくつかの実施形態では、状態情報は、進行中のタイマに関連する情報を含む(9022)。(いくつかの実施形態では、状態情報は、図5Q~図5Tに示され、図5BLに示されるセッション領域5040bとして、タイマの残り時間のカウントダウン及び/又はタイマのアイコン若しくは他のグラフ表現を含む。タイマの残り時間を含む状態情報など、進行中のタイマに関連する情報を状態領域に表示することは、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するために必要な入力の数及び表示エリアの量を減少させる。
いくつかの実施形態では、状態情報は、メディア再生に関連付けられた情報を含む(9024)。例えば、状態情報は、図5BLのセッション領域5040cを参照して説明したように、メディア再生が開始又は中止したというインジケーション、及び/又はメディアアイテムのアルバムアートなどの名称又はグラフィカルインジケータなどの現在のメディアアイテム又は再生を開始したメディアアイテムのインジケーションを含む。いくつかの実施形態では、セッション領域が凝縮状態にある間(例えば、図5ALのセッション領域の部分502-9)、状態情報の第1のセットが含まれ、領域が拡張状態にある間(例えば、図5AMのセッション領域502-14)、状態情報の第2のセットが含まれる。メディア再生の状態及び/又はどのメディアアイテムが現在再生のために選択されているかを識別する情報などのメディア再生に関連する情報を状態領域に表示することは、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するために必要な入力の数及び表示エリアの量を減少させる。
いくつかの実施形態では、状態情報は、無線通信チャネルを介したメディアコンテンツの共有に関連付けられた情報を含む(9026)。いくつかの実施形態では、無線通信チャネルは、図5BLのセッション領域5040gを参照して説明したように、デバイス間WiFi接続、Bluetooth接続、及び/又はBLE接続を含む。いくつかの実施形態では、メディアコンテンツを共有する状態は、メディアコンテンツが共有されているときに更新される進捗のインジケーションを含む(例えば、より多くのメディアコンテンツが共有されるにつれて、経時的な進行のインジケーションを増分的に調整する)。状態領域に、現在の共有の進捗状況及び/又は使用されている無線接続の種類などの無線メディア共有に関連する情報を表示することは、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するために必要な入力の数及び表示エリアの量を減少させる。
いくつかの実施形態では、状態情報は、仮想アシスタント(例えば、図8Bのセッション領域802-2を参照して説明したように、仮想アシスタントの状態を示す)に関連付けられた情報を含む(9028)。いくつかの実施形態では、仮想アシスタントのインジケーションは、仮想アシスタントがアクティブであること(例えば、音声コマンドに対する応答を聞くこと、結果を取り込むこと、及び/又は表示すること)を示す。いくつかの実施形態では、仮想アシスタントのインジケーションは、仮想アシスタントの表現であり、任意選択的に、1つ以上の検出された音声コマンドに応じて色、パターン、サイズ、及び/又は半透明度を変化させる発光体を含む。状態領域に、仮想アシスタントの活動状態、仮想アシスタントに向けられた音声コマンドの書き写し、及び/又は仮想アシスタントに向けられたコマンドへの応答などの、仮想アシスタントに関連付けられた情報を表示することは、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するために必要な入力の数及び表示エリアの量を減少させる。
いくつかの実施形態では、状態情報は、生体認証に関連する情報を含む(9030)。いくつかの実施形態では、生体認証の状態(例えば、顔認証、虹彩認証、及び/又は指紋認証)は、生体認証データが収集されているかどうかのインジケーション(例えば、顔、虹彩、及び/又は指のスキャン中に)、生体認証の成功のインジケーション、及び/又は生体認証の失敗のインジケーションを含む。例えば、図6F~図6Kを参照して説明し、図5BLのセッション領域5040mとして示すように、生体認証の状態がセッション領域に表示される。生体認証データがキャプチャ又は認証されているかどうか、及び/又は要求された生体認証の成功又は失敗など、生体認証に関連する情報を状態領域に表示することは、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するために必要な入力の数及び表示エリアの量を減少させる。
いくつかの実施形態では、状態情報は、例えば、図5BLのセッション領域5040fに示すように、トレーニングアクティビティに関連付けられた情報を含む(9032)。いくつかの実施形態では、トレーニングアクティビティは、コンピュータシステムによって、又はコンピュータシステムに通信可能に結合された電子デバイス(例えば、外部健康モニタ、心拍モニタ、及び/又は腕時計)によって記録されている。いくつかの実施形態では、トレーニングアクティビティの状態は、トレーニングアクティビティが進行している時間の量及び/又は活動の種類(例えば、歩いたり、ジョギングしたり、走ったり、自転車に乗ったり、水泳をしたりする)のインジケーションを含む。いくつかの実施形態では、トレーニングアクティビティの状態は、トレーニングアクティビティに関連付けられたメトリック(例えば、トレーニングアクティビティの持続時間、トレーニングアクティビティ中の消費カロリーのインジケーション、トレーニングアクティビティの強度のインジケーション、及び/又は活動メトリック閾値への到達に向けた進行のインジケーション)を含む。状態領域に、トレーニングアクティビティに関連する情報を表示することは、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するために必要な入力の数及び表示エリアの量を減少させる。
いくつかの実施形態では、状態情報は、定期的な更新を有する進行中のイベントに関連付けられた情報を含む(9034)。例えば、スポーツの試合の場合、状態情報は、図5BM1~図5BM2に示すように、スコア、及び任意選択的にタイミング情報(例えば、4分の1又は半分の残り時間)を含む。進行中のイベントの情報更新を状態領域に表示することは、デバイスを使用してそのような情報を閲覧するために必要な入力の数及び表示エリアの量を減少させる。
いくつかの実施形態では、状態情報は、ナビゲーション命令を含む(9036)。例えば、状態情報は、選択された目的地にナビゲートするための段階的な指示を提供し、図5BF~図5BGを参照して説明したように、次のステップが状態情報に表示される。状態領域にナビゲーション命令を表示することは、デバイスを使用してナビゲーションを実行するために必要な表示エリアの量を減少させる。
いくつかの実施形態では、状態情報は、コンピュータシステムのバッテリレベルのインジケーションを含む(9038)。いくつかの実施形態では、バッテリの状態は、コンピュータシステムがバッテリ残量が閾値量未満である(例えば、5%、10%、又は20%)という判定に従って、バッテリ残量が少ないことを示すシステムアラートを含む。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムのバッテリの状態を含む状態情報は、コンピュータシステムが閾値未満のバッテリ残量を有し、バッテリの現在の量にかかわらず任意選択的に表示されるバッテリ状態とは異なる(例えば、第1の表示領域の外側の状態バーに表示されるバッテリインジケータは、コンピュータシステムのバッテリの状態を含む状態情報とは異なる)との判定に応じて表示される。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムのバッテリの状態は、図5BLのセッション5040nに示すように、「低バッテリ」及び/又は表示されたアイコン(例えば、空バッテリアイコン及び/又は赤色バッテリアイコン)などの文字インジケーションを含む。バッテリ状態情報を状態領域に表示することは、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するために必要な入力の数及び表示エリアの量を減少させる。
いくつかの実施形態では、状態情報は、1つ以上のホットスポット接続に参加しているコンピュータシステムのインジケーションを含む(9040)。いくつかの実施形態では、状態情報は、コンピュータシステムがホットスポットとして機能しているという判定に従って表示され、第2のコンピュータシステムがホットスポットに接続される。いくつかの実施形態では、状態情報は、例えば、図5BLのセッション5040qに示すように、コンピュータシステムがホットスポットとして機能している第2のコンピュータシステムにリンクされているという判定に従って表示される。ホットスポット接続状態に関する情報を状態領域に表示することは、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するために必要な入力の数及び表示エリアの量を減少させる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、表示エリアの第3の表示領域に、第2の状態情報を含む第2のユーザインタフェースオブジェクトを表示し(9042)、第3の表示領域は、1つ以上のセンサ領域の第1のセンサ領域と1つ以上のセンサ領域の第2のセンサ領域との間にある。いくつかの実施形態では、第2のユーザインタフェースオブジェクトは、第2のユーザインタフェースオブジェクト内の第2の状態情報が第1のユーザインタフェースオブジェクト内の他の場所に表示される状態情報とは異なる種類である限り、本明細書に記載される様々な種類の状態情報のいずれかに対する第2の状態情報を含む。いくつかの実施形態では、第1のセンサ領域は、カメラに対応し、第2のセンサ領域は、別のセンサに対応する。いくつかの実施形態では、個別のセンサ領域は、複数のセンサを含む(例えば、第2のセンサ領域は、生体認証センサ及び別のセンサを含む)。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースオブジェクトは、第2のユーザインタフェースオブジェクトを包含する。いくつかの実施形態では、第1の表示領域は、第3の表示領域を包含する。いくつかの実施形態では、第2の状態情報は、データを現在収集しているカメラ、マイクロフォン、若しくは他のセンサ、及び/又はセンサ切り欠き間に表示されるロックアイコン5008(図5AY~図5AZ)に従って任意選択的に表示されるプライバシーインジケータ518(図5E)を含む。状態領域に異なる種類の状態情報を同時に表示することは、デバイスの複数の態様の状態に関するフィードバックを同時に提供することによって、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するために必要な入力の数及び表示エリアの量を更に減少させる。
いくつかの実施形態では、第2の状態情報は、例えば図5Eのプライバシーインジケータ518を参照して説明したように、コンピュータシステムのマイクロフォン又はカメラが現在データを収集しているという判定に従って表示されるプライバシーインジケータを含む(9044)。状態領域にプライバシーインジケータを表示することは、コンピュータシステムのマイクロフォン及び/又はカメラがアクティブであり、データを収集することが可能であることをユーザに警告することによって、改善されたセキュリティ及びプライバシーを提供する。
いくつかの実施形態では、第2の状態情報は、コンピュータシステムのロック状態を表すロックアイコンを含む(9046)。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムがロックされているという判定に従って、ロックアイコンは、例えば図5AYを参照して説明したように、閉じたロックアイコン5008として表示される。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムがロック解除されているという判定に従って、ロックアイコン5008は、図5AZに示すように、開いたロックとして表示される。コンピュータシステムがロックされているかロック解除されているかを示すロックアイコンを状態領域に表示することは、デバイスのロック状態に関するフィードバックを提供することによって改善されたセキュリティ及びプライバシーを提供する。
いくつかの実施形態では、表示エリアの第3の表示領域は、第2のユーザインタフェースオブジェクトを包含する背景色で表示される(9048)。いくつかの実施形態では、背景色は、図5Aを参照して説明したように、1つ以上のセンサに一致する色として選択される。いくつかの実施形態では、背景色は、第2のユーザインタフェースオブジェクトを表示することなく(例えば、2つのセンサ間にユーザインタフェースオブジェクトは表示されない)維持される。例えば、プライバシーインジケータ518の背後及び/又はロックアイコン5008の背後には、センサ切り欠き間の領域の背景がセッション領域と同じ色で表示され、随意によりセンサ領域と同じ色で表示される。典型的にはセンサ領域及びその中のセンサの色に一致するように選択される均一な背景色によってセンサ領域間のエリアを表示することは、デバイスに、ディスプレイ切り欠きの視覚的侵入性を自動的に低減させ、センサ領域間及びその周りのエリアに表示される情報の視覚的強調を改善させる。
いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースオブジェクトは、第1の状態(例えば、凝縮状態)で表示される一方で(例えば、その判定に従って)、第2の状態情報は、第3の表示領域内の第2のユーザインタフェースオブジェクトに表示される(9050)。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースオブジェクトが第2の状態(例えば、第1のユーザインタフェースオブジェクトの表示が、本明細書に記載されるように、第1のユーザインタフェースオブジェクトが第1の状態で表示されている間に第1のユーザインタフェースオブジェクトに含まれていた状態情報を超える追加の状態情報を含む第3のユーザインタフェースオブジェクトに更新された拡張状態)で表示されている間、コンピュータシステムは、第2の状態情報を含む第2のユーザインタフェースオブジェクトを、第1の表示領域の外側(例えば、第1のユーザインタフェースオブジェクトを第2のしばしば拡張された状態で表示するために任意選択的に拡張された状態領域の外側)にある第4の表示領域に移動させる。例えば、図5Iでは、プライバシーインジケータ518は、ユーザインタフェースの異なる部分(任意選択的に、センサ切り欠きの間にない)に移動される。いくつかの実施形態では、第4の表示領域は、第2の表示領域(例えば、アプリケーションユーザインタフェースが表示される)によって包含され、第1の表示領域から分離されている。例えば、図5Iでは、プライバシーインジケータ518は、セッション領域502-6の外側に表示される。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースオブジェクトが第1の状態で表示されていた間に第2のユーザインタフェースオブジェクトを表示するために使用されたセッション領域内の表示エリアは、第1のユーザインタフェースオブジェクトが第2の状態で表示されている間に第1のユーザインタフェースオブジェクトに表示された追加情報に再割り当てされる。状態領域がコンピュータシステムの複数の態様(例えば、ソフトウェアアプリケーション及び/又はシステムソフトウェアのアクティブセッション)に関する状態情報を表示するために使用される場合、状態領域がコンピュータシステムの特定の態様(例えば、特定のアクティブセッション)に関する追加情報を示すために拡張されると、他の態様に関する状態情報を状態領域から移動させることにより、デバイスは、より多くの表示エリアを自動的に割り当て、注目されている特定の態様に関する追加情報の視覚的強調を改善する。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、第1のユーザインタフェースオブジェクトの表示を第3のユーザインタフェースオブジェクトの表示に更新し(9052)、第3のユーザインタフェースオブジェクトは、第1のユーザインタフェースオブジェクトに含まれる状態情報よりも、個別のソフトウェアによって提供される追加の状態情報を含む。いくつかの実施形態では、第3のユーザインタフェースオブジェクトは、例えば図5H~図5Iを参照して説明したように、第1のユーザインタフェースオブジェクトのより大きい又は拡張されたバージョンであり、セッション領域502-5は、セッション領域502-6に拡張される。いくつかの実施形態では、第3のユーザインタフェースオブジェクト(例えば、拡張されたセッション領域502-6)及び第1のユーザインタフェースオブジェクト(例えば、凝縮されたセッション領域502-5)は、コンピュータシステムの状態に関する情報を提供する同じ個別のソフトウェアに関連付けられている。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースオブジェクトは、状態領域内にあり、状態領域は、追加の状態情報を含む第3のユーザインタフェースオブジェクトを表示するように拡張することができ、任意選択的に、状態領域の外側の第2の表示領域に表示されるコンテンツを隠す(例えば、セッション領域502-6は、ユーザインタフェース501(図5I)に表示されるコンテンツの一部を遮る)。追加の状態情報を含むように状態領域を拡張することは、ユーザが、ディスプレイの一貫した領域でデバイスの状態に関する追加のフィードバックを閲覧することを可能にし、それにより、デバイス内で特定の動作を実行するのに必要な時間を短縮することができる。
いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースオブジェクトは、個別のソフトウェアに関連付けられたイベントの検出に応じて第3のユーザインタフェースオブジェクトに更新される(9054)。例えば、ナビゲーション命令の次のステップが所定の閾値(例えば、1マイル以内及び/又は2分以内)内で発生するという判定に従って、第1のユーザインタフェースは、ナビゲーション命令の次のステップのための追加情報を表示するために第3のユーザインタフェースに拡張される。いくつかの実施形態では、図5AI及び図5AKに示されるように、次のメディアコンテンツアイテムの再生(例えば、1つの曲が終了し、別の曲が開始する)に従って、第1のユーザインタフェースオブジェクト(例えば、セッション領域502-9)は、第3のユーザインタフェースオブジェクト(例えば、セッション領域502-14)に自動的に拡張される。いくつかの実施形態では、図5AYを参照して説明したように、タイマ終了に従って、第1のユーザインタフェースオブジェクトは、第3のユーザインタフェースオブジェクト(例えば、セッション領域502-17)に自動的に拡張される。いくつかの実施形態では、個別のソフトウェアに関連付けられたイベントの検出に応じて第1のユーザインタフェースオブジェクトが第3のユーザインタフェースオブジェクトに更新されたという判定に従って、第3のユーザインタフェースオブジェクトは、例えば所定の時間量の後(例えば、30秒間拡張表示された後)及び/又はイベントが終了した(例えば、ナビゲーションステップが完了した)後に自動的に縮小し、第3のユーザインタフェースオブジェクトは、第1のユーザインタフェースオブジェクトに自動的に縮小して戻る。ソフトウェアイベントの発生に応じて追加の状態情報を含むように状態領域を拡張することは、デバイスに、適切なときにデバイスの状態に関する追加のフィードバックを自動的に提示させる。
いくつかの実施形態では、例えば図7A~図7Eを参照して説明したように、無線端末の所定の近傍内に位置するコンピュータシステムの検出に応じて、第1のユーザインタフェースオブジェクトが第3のユーザインタフェースオブジェクトに更新される(9056)。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムが無線端末の所定の近接(例えば、距離閾値)内に位置することを検出することは、無線端末(例えば、Bluetooth、近距離無線通信(NFC)、無線周波数識別(RFID)、又は他の短距離通信プロトコル)によって発信された短距離無線信号の検出に基づく。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースオブジェクトは、支払い方法(例えば、クレジットカード、デビットカード、又は他の取引金融口座)、身分証明書(例えば、パスポート、運転免許証、健康記録カード、又は他の形態の識別情報)、又は無線入力キー(例えば、車両、建物、又は他のアクセス制御された場所について)などの記憶されたセキュアなクレデンシャルを表す。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムが無線端末に近接したことに応じて、(例えば、ユーザの身元を確認するため、支払い若しくは他の取引を行うため、又はドアのロックを解除するために)コンピュータシステムのユーザを認証するために無線端末が使用するために、セキュアなクレデンシャルが無線端末に送信される。(例えば、セキュアなクレデンシャルを提示するために)コンピュータシステムが無線端末に近接したことを検出したことに応じて、無線端末との通信(例えば、セキュアなクレデンシャルの提示)を示す追加の状態情報を含むように状態領域を拡張することは、コンピュータシステムのユーザに関するセキュアな情報の転送を含む状況においてフィードバックを提供することによって、改善されたセキュリティ及びプライバシーを提供する。
いくつかの実施形態では、第1の種類のユーザ入力、例えば、図5Hのユーザ入力522-2が、図5Iに示すように、セッション領域502-5をセッション領域502-6に拡張させることの検出に応じて、第1のユーザインタフェースオブジェクトは、第3のユーザインタフェースオブジェクトに更新される(9058)。いくつかの実施形態では、ユーザ入力は、長押し(例えば、タッチアンドホールド入力)又はドラッグ入力である。いくつかの実施形態では、第2の種類のユーザ入力(例えば、タップ入力)は、コンピュータシステムに、第1のユーザインタフェースオブジェクトの表示を個別のソフトウェアのアプリケーションビューの表示に置き換えさせる。例えば、第2の種類のユーザ入力に応じて、個別のソフトウェアのアプリケーションが起動され、第2の表示領域に表示される。ユーザ入力、特に状態領域に向けられたユーザ入力に応じて追加の状態情報を含むように状態領域を拡張することは、デバイスの状態に関する追加のフィードバックにアクセスするために必要な入力の数を減少させる。
いくつかの実施形態では、第1の種類のユーザ入力の検出に応じて第1のユーザインタフェースオブジェクトが第3のユーザインタフェースオブジェクトに更新されたという判定に従って、コンピュータシステムは、非視覚フィードバックをユーザに提供する(9060)。いくつかの実施形態では、非視覚フィードバックは、図5H~図5I及び図5AYを参照して説明したように、セッション領域が拡張されている間、音声及び/又は触知出力を含む。いくつかの実施形態では、非視覚フィードバックは、第1のユーザインタフェースオブジェクトが第3のユーザインタフェースオブジェクトに置き換えられている間に(例えば、第1のユーザインタフェースオブジェクトと第3のユーザインタフェースオブジェクトとの間のアニメーション化された遷移中に)提供される。いくつかの実施形態では、非視覚フィードバックは、第3のユーザインタフェースオブジェクトを表示した後に提供される。ユーザ入力に応じて状態領域を拡張するときに非視覚フィードバックを提供することは、デバイスに、視覚フィードバックの性質にかかわらず、状態領域がユーザ入力に応じているときを自動的に示させる。
いくつかの実施形態では、個別のソフトウェアに関連付けられたイベントの検出に応じて第1のユーザインタフェースオブジェクトが第3のユーザインタフェースオブジェクトに更新されたという判定に従って(及び/又は第1の種類のユーザ入力を検出することなく第1のユーザインタフェースオブジェクトが第3のユーザインタフェースオブジェクトに更新されたという判定に従って)、コンピュータシステムは、セッション領域502-17がタイマ終了に従って拡張するときに、セッション領域の拡張を要求するユーザ入力を検出することなく、例えば図5AYを参照して説明したように、非視覚フィードバックをユーザに提供することを取り止める(9062)。ソフトウェアイベントに応じて状態領域を自動的に拡張するときに非視覚フィードバックを提供することを取り止めることは、状態領域の拡張がユーザ入力以外のイベントによっていつ引き起こされるかをデバイスに自動的に示させる。
いくつかの実施形態では、第3のユーザインタフェースオブジェクトを表示することは、個別のソフトウェアを制御するための1つ以上のユーザ選択可能なコントロールを表示することを含む(9064)。いくつかの実施形態では、1つ以上のユーザ選択可能なコントロール、例えば、図5Iに示す通信セッションを制御するためのコントロール530-1~530-3は、第3のユーザインタフェースオブジェクト内の異なる領域に表示される。拡張された状態領域に、個別のソフトウェアを制御するための1つ以上のユーザ選択可能なコントロールを表示することは、個別のソフトウェアに関連する動作を実行するために必要な入力の数を減少させる。
いくつかの実施形態では、第3のユーザインタフェースオブジェクトは、第1のユーザインタフェースオブジェクトが表示されたユーザインタフェースの一部に近接したユーザインタフェースの一部に表示される(9066)。いくつかの実施形態では、第3のユーザインタフェースオブジェクトは、第1のユーザインタフェースオブジェクトから及び第1のユーザインタフェースオブジェクトに近接して拡張する。例えば、図5Iに示されるように、拡張されたセッション領域502-6は、凝縮されたセッション領域502-5から外側及び下側に拡張される。拡張されていない(例えば、最小化された)状態領域に近接して状態領域を拡張することにより、ユーザはディスプレイの一貫した領域で追加の状態情報を閲覧することができ、それにより、デバイス上で特定の動作を実行するのに必要な時間が短縮される。
いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースオブジェクトを表示しながら、第1のユーザインタフェースオブジェクトの任意の部分に対応するユーザ入力の検出に応じて、コンピュータシステムは、第1のアクションを実行する(9068)。いくつかの実施形態では、第1のアクションは、第1のユーザインタフェースオブジェクトを第3のユーザインタフェースオブジェクトに拡張することである。いくつかの実施形態では、第3のユーザインタフェースオブジェクトを表示しながら、第3のユーザインタフェースオブジェクトの第1の部分でのユーザ入力の検出に応じて、コンピュータシステムは、第2のアクションを実行し、第3のユーザインタフェースオブジェクトの第2の部分でのユーザ入力の検出に応じて、第2のアクションとは異なる第3のアクションを実行する。いくつかの実施形態では、第3のユーザインタフェースオブジェクトは、複数のコントロールを有し、各コントロールは、異なるアクションに対応する。例えば、電話拡張バージョンは、ユーザがミュートし、電話を切り、スピーカにかけ、通話を追加し、又はビデオ通話を開始することを可能にする一方で、第1のユーザインタフェースオブジェクトの任意の部分(例えば、通話の最小化されたセッション)に対する入力は、第1のユーザインタフェースオブジェクトのどの部分に入力が発生するかに関係なく、入力の種類(例えば、タップ対長押し)に応じて、デバイスに、ユーザインタフェースオブジェクトを(第3のユーザインタフェースオブジェクトに)拡張させるか、又は第1のユーザインタフェースオブジェクトに関連付けられたアプリケーションを開かせる。例えば、図5K~図5Mを参照して説明したように、ユーザは、デバイスに個別のコントロールに関連する動作を実行させるために、個別のコントロールに対してユーザ入力(例えば、ユーザ入力528-1、ユーザ入力528-2又はユーザ入力528-3)をリフトオフすることによって、個別のコントロールを選択することができる。拡張されていない状態領域の任意の部分に対応するユーザ入力に応じて個別のアクションを実行することは、デバイスに対して特定の動作を実行するのに必要な時間を短縮するが、異なる部分が異なるアクションに関連付けられている拡張された状態領域の特定の部分に対応するユーザ入力に応じて複数の可能なアクションのうちの1つを実行することは、デバイスに対して異なる動作にアクセスして実行するのに必要な入力の数を減少させる。
いくつかの実施形態では、第1の種類のユーザ入力(長押し、ドラッグ、スワイプ、又は他のジェスチャなど)の検出に応じて、コンピュータシステムは、個別のソフトウェアに関連付けられたアプリケーションのユーザインタフェースを表示することなく、第3のユーザインタフェースオブジェクトを表示する(9070)。例えば、図5Iでは、拡張されたセッション領域502-6は、通信アプリケーションのアプリケーションユーザインタフェースを表示せずに表示される。第1の種類のユーザ入力に応じて状態領域を拡張することは、追加の状態情報にアクセスし、及び/又は状態領域に関連付けられた個別のソフトウェアの動作を実行するために必要な入力の数を減少させる。
いくつかの実施形態では、(例えば、コントロールに対応しない)第3のユーザインタフェースオブジェクトの一部に対する第2の種類のユーザ入力(タップ又は他のジェスチャなど)の検出に応じて、コンピュータシステムは、個別のソフトウェアに関連付けられたアプリケーションのユーザインタフェースを表示し(9072)、任意選択的に、第3のユーザインタフェースオブジェクトの表示を停止する。例えば、拡張セッション502-14(図5AM)に対するユーザ入力591は、デバイスに、拡張セッションに関連付けられたアプリケーションを開かせる(例えば、図5ANの音楽アプリケーション用のユーザインタフェース570を表示する)。状態領域に向けられたユーザ入力に応じて、状態領域に関連付けられた個別のソフトウェアに関連付けられたアプリケーションユーザインタフェースを表示することは、デバイス上で特定の動作を実行するために必要な入力の数を減少させる。
いくつかの実施形態では、第1の種類のユーザ入力が進行中である間、コンピュータシステムは、第3のユーザインタフェースオブジェクトを表示し、コントロールに対応する第3のユーザインタフェースオブジェクトの部分で第1の種類のユーザ入力の終了を検出し、コントロールに対応する第3のユーザインタフェースオブジェクトの部分で第1の種類のユーザ入力の終了を検出したことに応じて、コントロールに対応する動作を実行する(9074)。例えば、第1の位置でリフトオフすると、システムは、コントロールに対応する第1の動作を実行する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力の終了(例えば、リフトオフ)の検出に応じて、図5K~図5Mのユーザ入力528-1~528-3を参照して説明したように、アプリケーションを開くことなくアプリケーションを制御するための動作が実行される。状態領域が、状態領域に関連付けられた個別のソフトウェアの動作を実行するための1つ以上のコントロールを含むように進行中の入力に応じて拡張された場合、入力が終了したコントロールに対応する動作を実行することは、同じユーザ入力を最初に使用して状態領域を拡張し、その後に表示される制御を選択することを可能にし、それにより、デバイスに対して特定の動作を実行するために必要な入力の数及び時間を減少させる。
いくつかの実施形態では、第1の種類のユーザ入力が進行中である間、コンピュータシステムは、第3のユーザインタフェースオブジェクトを表示し、コントロールに対応する第3のユーザインタフェースオブジェクトの部分で第1の種類のユーザ入力を検出し、第1の種類のユーザ入力がコントロールに対応する第3のユーザインタフェースオブジェクトの部分にあることを示す出力を提供する(9076)。いくつかの実施形態では、出力は、非視覚出力、例えば音声及び/又は触覚出力である。いくつかの実施形態では、出力は、第3のユーザインタフェースオブジェクトが拡張されている間又は第3のユーザインタフェースオブジェクトへの拡張に関連して生成される非視覚出力とは異なる。例えば、ユーザ入力528-1が図5Kのコントロール530-3を通過すると、ユーザ入力528-1がコントロール上に配置されていることを示すために、音声及び/又は触覚出力が提供される。進行中のユーザ入力がコントロール上にあるときを示す出力を提供することは、入力が配置されているユーザインタフェースの部分が対話的である(例えば、入力をリフトオフするか、そうでなければ終了することによって起動することができる)ことを示すことによってデバイスの状態に関するフィードバックを提供し、これは、(例えば、タッチスクリーン又は他の直接操作の実施態様において)コントロールがユーザの指によって視覚的に遮られている場合に特に有用であり得る。
いくつかの実施形態では、第1の種類のユーザ入力が進行中である間、コンピュータシステムは、第3のユーザインタフェースオブジェクトを表示し、個別のコントロールに対応する第3のユーザインタフェースオブジェクトの個別の部分で第1の種類のユーザ入力の終了を検出する(9078)。いくつかの実施形態では、第1の種類のユーザ入力の終了の検出に応じて、第1の種類のユーザ入力の終了が第1のコントロールに対応する第3のユーザインタフェースオブジェクトの部分にあるという判定に従って、コンピュータシステムは、第1のコントロールに対応する第1の動作を実行する。いくつかの実施形態では、第1の種類のユーザ入力の最後が第2のコントロールに対応する第3のユーザインタフェースオブジェクトの一部であるという判定に従って、コンピュータシステムは、第2のコントロールに対応する、第1の動作とは異なる第2の動作を実行する。例えば、第1の位置でのリフティングオフでは、システムは、通話中のマイクロフォンのミュート及び/又はミュート解除などの制御に対応する第1の動作を実行する(例えば、ユーザ入力528-1(図5K)は、ミュートコントロール530-3を選択する)。いくつかの実施形態では、システムは、ユーザ入力が第2のコントロールに対応する第2の位置でリフトオフする場合、通話からビデオ通話を開始するなど、第1の動作とは異なる第2の動作を実行する(例えば、ユーザ入力528-2(図5L)は、コントロール530-2を選択する)。いくつかの実施形態では、任意選択的にセッション領域でアクティブな異なるアプリケーションに対して追加の及び/又はコントロールが表示され、制御のいずれかをオフにすると、コンピュータシステムは個別のコントロールに関連する動作を実行する(例えば、通話を切る、音楽をスキップする、音楽を一時停止する、タイマを一時停止する、及び/又は音声記録を中止する)。いくつかの実施形態では、ユーザ入力の終了(例えば、リフトオフ)の検出に応じて、図5K~図5Mを参照して説明したように、アプリケーションを開くことなくアプリケーションを制御するための動作が実行される。状態領域に関連付けられた個別のソフトウェアの動作を実行するための1つ以上の制御を含むように状態領域が進行中の入力に応じて拡張された場合、入力が終了するコントロールに対応する動作を実行することは、入力が異なるコントロールで終了する場合に異なる動作が実行され、異なる相互作用オプションを同時に提示し、これにより、入力の数及びデバイス上で動作を実行するのに必要な時間を短縮する。
いくつかの実施形態では、第1の表示領域の少なくとも一部と重複するユーザ入力の検出に応じて、アクティブセッションが第1の表示領域に表示されているという判定に従って、及びユーザ入力が第3の種類のユーザ入力であるという判定に従って、コンピュータシステムは、第3のユーザインタフェースオブジェクトを表示するために第1のユーザインタフェースオブジェクトの表示を更新する(9080)。いくつかの実施形態では、アクティブセッション(例えば、個別のソフトウェアによって提供される状態情報を含む第1のユーザインタフェースオブジェクト)が第1の表示領域に表示されているという判定に従って、及びユーザ入力が第4の種類のユーザ入力であるという判定に従って、コンピュータシステムは、アクティブセッションのアプリケーションに関連付けられたユーザインタフェースを表示する。いくつかの実施形態では、第1の表示領域に表示されたアクティブセッションがないという判定に従って、コンピュータシステムは、第1の領域に第4のユーザインタフェースオブジェクトを表示する(任意選択的に、第4のユーザインタフェースオブジェクトは情報を含まない(例えば、第4のユーザインタフェースオブジェクトは、図5N~図5Oに示されるように、第1のユーザインタフェースオブジェクトから広がる黒色である))。例えば、図5Nでは、セッション領域502-1にアクティブセッションがなく、ユーザ入力532は、デバイスにセッション領域502-1b(図5O)をアニメーション化させ、図5Jでは、セッション領域502-5にアクティブセッションがあり、ユーザ入力528は、デバイスに拡張されたセッション領域502-6を表示させる。いくつかの実施形態では、第4のユーザインタフェースオブジェクトは、(例えば、検出される入力の種類にかかわらず)所定の時間量後に自動的に収縮するセンサ領域の拡張バージョンである。いくつかの実施形態では、第1の表示領域で第3のユーザインタフェースオブジェクトを拡張することは、デバイスが縦向きモードにあるという判定に従って、(第1のユーザインタフェースオブジェクトと同じユーザインタフェースオブジェクトの一部として)1つ以上のセンサ領域の周りで第3のユーザインタフェースオブジェクトを拡張することを含む。いくつかの実施形態では、第3のユーザインタフェースオブジェクトを拡張することは、デバイスが横向きモードにあるという判定に従って別個のユーザインタフェースオブジェクトを表示することを含む。追加情報を含むように状態領域を拡張するか、関連するアプリケーションユーザインタフェースを表示するか、又は他のフィードバックを表示するかを決定するために、ユーザ入力の種類並びに状態領域がアクティブセッションに関連付けられているかどうかに基づいて曖昧性を削除することは、追加の制御を表示することなく、状態領域に関連付けられた異なる種類の動作を実行することを可能にする。
いくつかの実施形態では、個別のソフトウェアによって提供される状態情報を含む個別のユーザインタフェースオブジェクトに対応する第1の表示領域におけるユーザ入力の検出に応じて、コンピュータシステムは、ディスプレイ生成コンポーネントの第2の表示領域に個別のソフトウェアについてのアプリケーションユーザインタフェースを表示し(9082)、任意選択的に、個別のユーザインタフェースオブジェクトの表示を停止する。例えば、図5ALを参照して説明したように、ユーザ入力590は、図5ANに示すように、デバイスに、セッション領域502-9に関連付けられた個別のアプリケーション(例えば、音楽アプリケーション用のユーザインタフェース570)のユーザインタフェースを開かせる。状態領域に向けられたユーザ入力に応じて、状態領域に関連付けられた個別のソフトウェアに関連付けられたアプリケーションユーザインタフェースを表示することは、デバイス上で特定の動作を実行するために必要な入力の数を減少させる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムが第1の向き(例えば、コンピュータシステム又は少なくともディスプレイ生成コンポーネントが、例えば、幅よりも高くなるように垂直に、又は直立しているモードを指す縦向きモード)にあるという判定に従って、コンピュータシステムは、1つ以上のセンサ領域を包含する第1の表示領域に第1のユーザインタフェースオブジェクトを表示する(9083)。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムが第2の向き(例えば、コンピュータシステム又は少なくともディスプレイ生成コンポーネントが、例えば、背の高さよりも幅が広くなるように、水平方向又は横方向に向けられているモードを指す横向きモード)にあるという判定に従って、コンピュータシステムは、図5BI(例えば、部分502-25は、セッション領域の部分502-24及び部分502-26とは異なる)及び図5BKに示されるように、1つ以上のセンサ領域を包含する第1の表示領域の一部とは異なる第1の表示領域の一部に第1のユーザインタフェースオブジェクトを表示する。いくつかの実施形態では、第1の表示領域は、複数の部分を含み、少なくとも1つの部分は、1つ以上のセンサ領域を包含し、別の部分は、第1の表示領域に別個のユーザインタフェース要素(例えば、別個の気泡)として表示される。いくつかの実施形態では、1つ以上のセンサ領域を包含する第1の表示領域の部分とは異なる第1の表示領域の部分(例えば、部分502-24)は、1つ以上のセンサ領域に隣接している。コンピュータシステムが縦向きモードにある間に1つ以上のセンサ領域を囲む表示エリアに状態情報を表示することは、1つ以上のセンサ領域を含む状態領域とは更に異なる状態領域に隣接する表示エリアに状態情報を表示することに対して、デバイスに、デバイスの向きに基づいて状態情報がどのように提示されるかを自動的に調整させ、状態情報をより読みやすい方法で提示させ、表示エリアをより効率的に使用させる。
いくつかの実施形態では、第3のユーザインタフェースオブジェクトを表示しながら、時間閾値が満たされたという判定に従って、コンピュータシステムは、第3のユーザインタフェースオブジェクトを自動的に縮小し、第1のユーザインタフェースオブジェクトを表示する(9084)。(例えば、第3のユーザインタフェースオブジェクト(拡張されたセッション)を第1のユーザインタフェースオブジェクト(例えば、最小化されたセッション)に縮小する)。いくつかの実施形態では、第1の表示領域のサイズを縮小する第3のユーザインタフェースオブジェクトを縮小している間、第3のユーザインタフェースオブジェクトに表示されたコンテンツはフェードされ、任意選択的に第3のユーザインタフェースオブジェクトと共に移動又は縮小されるか、又はそうでなければ、コンテンツが1つ以上のセンサと重複するように見える前に視覚的に強調解除されて消える。閾値時間(例えば、拡張状態領域が表示されたこと、及び/又はユーザが拡張状態領域と相互作用したこと)後に拡張状態領域を非拡張状態領域に自動的に縮小することは、デバイスに、表示されるコントロールの数を自動的に減少させ、もはや必要とされる可能性がないときにユーザインタフェースの混乱を減少させる。
いくつかの実施形態では、第1の表示領域の外側のユーザ入力の検出に応じて、コンピュータシステムは、第3のユーザインタフェースオブジェクトを自動的に縮小し、第1のユーザインタフェースオブジェクトを表示する(9086)。いくつかの実施形態では、セッション領域の外側へのタップ入力は、ユーザインタフェースオブジェクトに、拡張バージョン(例えば、第3のユーザインタフェースオブジェクト)から最小化バージョン(例えば、第1のユーザインタフェースオブジェクト)に戻させる。いくつかの実施形態では、ユーザは、第3のユーザインタフェースオブジェクトが表示されている間、ディスプレイ生成コンポーネントの第2の領域に表示される1つ以上のユーザインタフェースオブジェクトと相互作用することができない。例えば、セッション領域が拡張モードにある間、任意選択的に、第2の表示領域は、ユーザ入力に応答せず、それにより、図5Iを参照して説明したように、受信したユーザ入力の位置に対応するアクションを実行することなく、第2の表示領域で受信したユーザ入力が第3のユーザインタフェースオブジェクトを第1のユーザインタフェースオブジェクトまで縮小させ、セッション領域502-6の外側にあるユーザインタフェース501の一部に向けられたユーザ入力526が、任意選択的に、入力が検出されたアイコン438に関連付けられたアプリケーションをデバイス100に起動させることなく、セッション領域502-5にセッション領域を凝縮させる。状態領域が表示される表示エリアの外側でユーザ入力を検出したことに応じて状態領域を非拡張状態領域に再び縮小することは、追加のコントロールを表示することなく拡張状態領域を終了させることを可能にし、状態領域の外側のコンテンツとの偶発的な相互作用を回避する。
いくつかの実施形態では、第3のユーザインタフェースオブジェクト(例えば、セッション領域502-3)を表示している間、コンピュータシステムは、第3のユーザインタフェースオブジェクトに近接した影(例えば、影514-1、図5D)を表示し(9088)、影は、ディスプレイ生成コンポーネントの第2の表示領域に表示されたコンテンツに重なる。いくつかの実施形態では、影は、セッション領域がより大きい間はより多くの突出部(例えば、より暗い陰影、及び/又はより大きな面積)で表示され、セッション領域がより小さい間はより少ない突出部で表示される。例えば、異なるアプリケーションは、第3のユーザインタフェースオブジェクトを異なるサイズで表示させる。いくつかの実施形態では、第3のユーザインタフェースオブジェクトのサイズは、個別のアプリケーションについて第3のユーザインタフェースオブジェクトに表示されたコントロール及び/又は情報によって決定され、影は、(例えば、第2のアプリケーションについての)より小さい第3のユーザインタフェースオブジェクトの影よりも、(例えば、第1のアプリケーションについての)より大きい第3のユーザインタフェースオブジェクトでより目立つ。拡張された状態領域に近接して影を表示し、状態領域の外側に表示されたコンテンツを重ね合わせることは、デバイスに、拡張された状態領域に自動的に視覚的強調を与えさせ、状態領域の外側のコンテンツを視覚的に強調解除させ(いくつかの実施形態では、状態領域が拡張されている間は対話的ではない)、それによってデバイスの状態に関するフィードバックも提供させる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、第1の表示領域に表示される第1のユーザインタフェースオブジェクトを包含する境界を表示する(9090)。いくつかの実施形態では、境界は、第1のユーザインタフェースオブジェクトに表示される状態情報を提供する個別のソフトウェアに対応する色で表示される。例えば、図5AGを参照して説明したように、セッション領域の部分502-8は、第1の境界で表示され、セッション領域の部分502-9は、セッション領域の部分502-9に関連付けられたアプリケーションに基づく色を有する第2の境界で表示される。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースオブジェクトを包含する境界は、方法1500を参照して説明される。状態領域を包含する境界を表示することは、デバイスに、他の表示されたコンテンツから状態領域を自動的に描写させる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、1つ以上のセンサ領域内に配置された1つ以上のセンサの色と一致し、1つ以上のセンサ領域から外側に背景色を拡張することを含む、第1のユーザインタフェースオブジェクトのサイズを増加させる背景色で第1のユーザインタフェースオブジェクトを表示する(9092)。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースオブジェクトは、第3のユーザインタフェースオブジェクトとして表示されるまでサイズが増大され、第3のユーザインタフェースオブジェクトは、第1のユーザインタフェースオブジェクトの拡張バージョンである。いくつかの実施形態では、図5Aを参照して説明したように、セッション領域の背景は、1つ以上のセンサ領域と同じ色である(例えば、セッション領域は、1つ以上のセンサ領域のサイズ、形状、及び/又は位置を隠す)。状態領域の背景色が、状態領域によって包含されるセンサ領域内に配置された1つ以上のセンサの色と一致する場合、状態領域を拡張するときに背景色を1つ以上のセンサ領域から外側に拡張することは、デバイスに、センサ領域の視覚的侵入の低減を自動的に維持させ、状態領域全体に一貫した外観を与えさせる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、第3のユーザインタフェースオブジェクト内に状態情報を表示し(9094)、第3のユーザインタフェースオブジェクト内の状態情報は、第1の表示領域内の1つ以上のセンサの重複位置を回避するように選択される視覚的要素を含む。いくつかの実施形態では、拡張されたセッション領域は、セッション領域内のセンサ領域を回避するように選択されたコンテンツ(例えば、画像/テキスト)の位置を有する。例えば、図5Iでは、状態情報及び/又はコントロールは、センサ切り欠きとの重複を回避するためにセッション領域502-6内に配置される。状態領域内の重複するセンサ領域を回避するように選択された視覚的状態情報要素を状態領域に表示することは、デバイスに、センサ領域の視覚的侵入性を自動的に低減させ、表示エリアをより効率的に使用させると共に、状態情報の切り捨て又は歪みを回避するために状態情報の配置を自動的に最適化させる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、個別のアプリケーションのアニメーションを表示し(9096)、アニメーションを表示することは、最初に、1つ以上のセンサ領域(例えば、セッション領域702-2、図7B1に示すように)の間の表示エリアに第5のユーザインタフェースオブジェクトを表示することと、1つ以上のセンサ領域に重複する位置まで第5のユーザインタフェースオブジェクトであって、第5のユーザインタフェースオブジェクトが、1つ以上のセンサ領域によって任意選択的に遮られるか、そうでなければ背後に見える、第5のユーザインタフェースオブジェクトのサイズを増加させることと、1つ以上のセンサ領域を包含する第1の表示領域のサイズを減少させながら、第2の表示領域に第5のユーザインタフェースオブジェクトを(例えば、その最大サイズで)表示することとを含む。いくつかの実施形態では、第5のユーザインタフェースオブジェクトのアニメーションは、センサ間から始まり、セッション領域が拡張するにつれてセンサの下に移動し、その後、セッション領域(例えば、カード認証)が縮小するにつれてセンサの側に移動する。いくつかの実施形態では、アニメーションは、第5のユーザインタフェースオブジェクトが拡張及び/又は回転するように、第5のユーザインタフェースオブジェクトをアニメーションとして表示することを更に含み、第5のユーザインタフェースオブジェクトは、最初にセンサ間に収まり、第1の表示領域の外側に拡張した後、追加情報が第5のユーザインタフェースオブジェクトに表示される。いくつかの実施形態では、アニメーションは、アプリケーションがアクティビティを確認したという判定に従って、1つ以上のセンサ領域の左側及び/又は右側の第1の表示領域にグラフィック要素(例えば、緑色のチェックマーク)を表示することを更に含む。いくつかの実施形態では、第5のユーザインタフェースオブジェクトは、記憶されたカードの表現であり、アニメーションは、図7A~図7Eを参照して説明したアニメーションである。状態領域に関連付けられた個別のアプリケーションの状態を示すためにアニメーションを使用するとき、状態領域によって包含されるセンサ領域間から出現又は拡張し、センサ領域の周りを移動するように進む視覚的要素のアニメーションを表示することは、デバイスに、デバイスの状態に関するフィードバックを提供しながら、センサ領域の視覚的侵入を自動的に低減させ、表示エリアをより効率的に使用させると共に、状態情報の切り捨て又は歪みを回避するために状態情報の配置を自動的に最適化させる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、1つ以上のセンサ領域上に提供される1つ以上のユーザ入力を検出する(9098)。いくつかの実施形態では、1つ以上のユーザ入力は、1つ以上のセンサ領域の一部及び/又は第1の表示領域の一部と部分的に重複する。例えば、ユーザの指は、センサ領域とセンサ領域を包含するディスプレイの一部の双方にタッチする。例えば、図5Fのユーザ入力522及び図5Nのユーザ入力532は、センサ切り欠き内に配置された1つ以上のセンサと重なる。状態領域内に包含される1つ以上のセンサ領域上に提供されるユーザ入力に応じて状態領域を作成することは、状態領域に向けられた入力を検出するために利用可能なタッチ感知エリアの量を増加させ、その結果、ユーザは状態領域への入力を提供する際に正確である必要がなく、状態領域に関連付けられた動作を実行するために必要な時間を短縮する。
いくつかの実施形態では、第1の表示領域がユーザインタフェースオブジェクトを含まない間、コンピュータシステムは、第2の表示領域に1つ以上の状態インジケータ(例えば、又は他のユーザインタフェースオブジェクト)を表示し、第1のユーザインタフェースオブジェクトが第1の表示領域に表示されているという判定に従って、1つ以上の状態インジケータのうちの少なくとも1つの表示を停止する(9100)。いくつかの実施形態では、1つ以上の状態インジケータは、時間、ネットワーク接続性、WIFI接続性、バッテリ状態、モバイルキャリア、未読通知、及び/又は頻繁にアクセスされるアプリケーション又はデバイス機能へのショートカットを含む。例えば、図5D~図5Fを参照して説明したように、セッション領域502-3が拡張されている間、インジケータ503、506又は505のいずれも表示されず、及び/又はインジケータのうちの1つ以上は表示されない。いくつかの実施形態では、インジケータ505を表示せずに、状態インジケータの全部よりも少ないサブセットが表示され、例えば、インジケータ503及び506が図5Eに表示される。いくつかの実施形態では、プライバシーインジケータ518が任意選択的にセッション領域の外側に再配置されるなど、1つ以上の状態インジケータが表示されたままであり、任意選択的にディスプレイ内に再配置される。状態領域が表示又は拡張されるときに状態領域の外側にある状態インジケータのうちの1つ以上の表示を停止することは、デバイスに、ユーザインタフェース内のクラッタを自動的に低減させ、表示エリアをより効率的に利用させる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、第1の状態インジケータ又は第2の状態インジケータがアクティブ接続に対応するかどうかを判定し、第1の状態インジケータがアクティブ接続に対応し、第2の状態インジケータがアクティブ接続に対応しないという判定に従って、第1の状態インジケータを表示し続け、第2の状態インジケータの表示を停止する(9102)。例えば、コンピュータシステムがWi-Fi及びセルラーなどの複数の種類のプロトコルを介して接続されている間、各プロトコルを表す接続状態インジケータが第2の表示領域(例えば、状態領域の外側)に表示される。この例では、(例えば、第1のユーザインタフェースオブジェクトを表示することに起因して)拡張されている状態領域に従って、全ての接続状態インジケータのための表示エリアが不十分であるように、すなわち、コンピュータシステムがセルラーネットワークではなくWi-Fiを介してアクティブに通信している場合、Wi-Fi状態インジケータは、第2の表示領域に表示されたままであるが、セルラー状態インジケータの表示は停止される。コンピュータシステムがWi-Fiではなくセルラーネットワークを介して能動的に通信している場合、セルラー状態インジケータは、表示されたままであるが、Wi-Fi状態インジケータの表示は停止される。例えば、図5E~図5Fを参照して説明したように、インジケータ503は、現在使用されている接続の種類に従ってインジケータ505に置き換えられる。特に、表示され続ける接続状態インジケータが、コンピュータシステムが通信のためにアクティブに使用している通信プロトコルを表す場合に、他を表示し続けながら1つの接続状態インジケータの表示を停止することは、デバイスに、ユーザインタフェースの混乱を自動的に低減させ、現在のコンテキストにより関連性の高いデバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、第1の表示領域内の第1のユーザインタフェースオブジェクトがサイズを増大させるべきであるという判定に従って(例えば、第3のユーザインタフェースオブジェクト又は第1のユーザインタフェースオブジェクトの拡張バージョンに対して)、コンピュータシステムは、1つ以上の状態インジケータのうちの1つ以上の追加の状態インジケータの表示を停止する(9104)。いくつかの実施形態では、状態インジケータの全てはもはや表示されない。いくつかの実施形態では、削除される状態インジケータの数は、第1の表示領域に現在表示されている個別のユーザインタフェースオブジェクトのサイズに従って選択される。例えば、図5Dでは、セッション領域502-3が状態インジケータ503、504及び505に重なるように拡張されている間、状態インジケータの全ては表示されない。状態領域が更に拡張されたときに状態領域の外側にあるより多くの状態インジケータの表示を停止することは、デバイスに、ユーザインタフェース内のクラッタを自動的に低減させ、表示エリアをより効率的に利用させる。
いくつかの実施形態では、第1ユーザインタフェースオブジェクトは、1つ以上のセンサ領域内に配置された1つ以上のセンサの色と一致する背景色で表示される(9106)。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースオブジェクトは、異なる色の境界を有する。いくつかの実施形態では、図5Aを参照して説明したように、第1のユーザインタフェースオブジェクト(例えば、拡張されているか凝縮されているかにかかわらず)の隅曲率は、表示エリアの隅曲率と一致する。状態領域によって包含されるセンサ領域内に配置された1つ以上のセンサの色と一致する背景色で状態領域を表示することは、デバイスに、センサ領域の視覚的侵入性を自動的に低減させ、状態領域全体に一貫した外観を与えさせる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、個別のアプリケーション(例えば、第1のユーザインタフェースオブジェクトに対応する個別のソフトウェアとは異なる)についてのユーザインタフェースを表示する要求に対応するユーザ入力を検出し(9108)、個別のアプリケーションについてのユーザインタフェースを表示する要求に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、個別のアプリケーションについてのユーザインタフェースを第2の表示領域に表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、第1の表示領域に第1のユーザインタフェースオブジェクトを表示し続け、第1のユーザインタフェースオブジェクトは、更新された状態情報を含む。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、2つのアクティブセッションがある場合、第1の表示領域に第2のユーザインタフェースオブジェクトを表示し続ける(例えば、第1のUIオブジェクト及び第2のUIオブジェクトは表示されたままである)。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースオブジェクトが個別のアプリケーションについて表示された場合、コンピュータシステムは、個別のアプリケーションのユーザインタフェースが第2の表示領域に表示されている間、個別のアプリケーションのユーザインタフェースオブジェクトの表示を停止する。例えば、図5AN~図5AOを参照して説明したように、音楽アプリケーションについてのユーザインタフェース570が表示されている間、アクティブメディア再生セッションのセッション領域502-9はもはや表示されず、他のアクティブアプリケーションセッションのセッション領域の部分502-8及び502-15は表示され続ける。アクティブセッションのものとは異なるアプリケーションのためのユーザインタフェースを表示して相互作用するなど、コンピュータシステムの他の態様と相互作用する状態領域外のユーザ入力を検出しながら、アクティブセッションの状態領域の表示及び更新を継続することは、表示エリアをより効率的に利用しながら、アクティブセッションの状態情報を表示するために必要な入力の数を減少させる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、第2の個別のソフトウェアについてのユーザインタフェースを表示する要求に対応するユーザ入力(例えば、ユーザ入力5002及び/又はユーザ入力5000(図5AQ))を検出し、第2の個別のソフトウェアについてのユーザインタフェースを表示する要求に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、第2の表示領域に第2の個別のソフトウェアについてのユーザインタフェース(例えば、ウェイク画面ユーザインタフェース5004(図5AR1))を表示する(9110)。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、第1の表示領域に第1のユーザインタフェースオブジェクト(例えば、セッション領域502-16)を表示し続け、第1のユーザインタフェースオブジェクトは更新された状態情報を含む。いくつかの実施形態では、第2の個別のソフトウェアは、ホームユーザインタフェース、ウェイクユーザインタフェース、カバーシート、アプリケーション切り替えユーザインタフェース、検索ユーザインタフェース及び/又はウィジェットユーザインタフェースを含む。いくつかの実施形態では、任意選択的に、別のユーザインタフェースオブジェクトは、第1の表示領域における表示が停止され(例えば、セッション領域の部分502-9は、もはや図5AR1には表示されない)、及び/又は第2の表示領域内にユーザインタフェースオブジェクトとして(例えば、ウェイク画面ユーザインタフェース5004についてのユーザインタフェース要素5006として)表示される。アプリケーションユーザインタフェースとシステムユーザインタフェースとの間の切り替えなどのために、コンピュータシステムの他の態様と相互作用する状態領域の外側のユーザ入力を検出しながら、アクティブセッションの状態領域を表示及び更新し続けることは、表示エリアをより効率的に使用しながら、アクティブセッションの状態情報を閲覧するために必要な入力の数を減少させる。
いくつかの実施形態では、個別のソフトウェアが第1のイベント及び第2のイベントの状態情報を提供しているという判定に従って、コンピュータシステムは、第1の表示領域に表示された第1のユーザインタフェースオブジェクトにおける第2のイベントの状態情報の表示に、第1のイベントの状態情報の表示を切り替える(9112)。いくつかの実施形態では、1つのイベントの状態情報が所与の時間に第1のユーザインタフェースオブジェクトに表示されるように、第1のイベントの状態情報と第2のイベントの状態情報とが交互にされる。例えば、コンピュータシステムは、第1のイベントの状態情報の表示を停止し、第2のイベントの状態情報を表示する。いくつかの実施形態では、第1のイベント及び第2のイベントは、同じ個別のソフトウェア(例えば、同じアプリケーション)に関連付けられた別個のイベントである。例えば、図5BM1~図5BM2を参照して説明したように、同時にアクティブであるか、そうでなければ個別のソフトウェアによって更新され続ける(例えば、スコア、残り時間、及び/又は他の更新が各イベントについて提供される)2つのスポーツイベントは、個別のソフトウェアに関連付けられた同じ第1のユーザインタフェースオブジェクト内に表示される。いくつかの実施形態では、各個別のイベントの状態更新は、他のイベントの状態情報に周期的に切り替わる前に、所定の時間量の間表示される。いくつかの実施形態では、3つ以上のイベントが進行中であり(例えば、3つ以上のイベントがアクティブである)、第1のユーザインタフェースオブジェクトは、進行中の各イベントの状態情報の表示を交互にする。)いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースオブジェクトが第1の状態(例えば、凝縮状態)で表示されている間に、複数のイベントの状態情報を通じた遷移(例えば、交互又は循環)が自動的に行われる。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースオブジェクトが第2の状態(例えば、第1のユーザインタフェースオブジェクトの表示が、本明細書に記載されるように、第1のユーザインタフェースオブジェクトが第1の状態で表示されている間に第1のユーザインタフェースオブジェクトに含まれていた状態情報を超える追加の状態情報を含む第3のユーザインタフェースオブジェクトに更新されている拡張状態)で表示されている間、複数のイベントの状態情報を通じた遷移は、ユーザ入力に応じて発生する(例えば、状態情報は、タップ若しくはスワイプジェスチャ又は状態領域に向けられた他の入力などの状態情報の異なるセットをナビゲートするためのユーザ入力が検出されるまで、個別のイベントの状態情報が表示されたままであるという点で、手動で遷移される)。状態領域がアクティブセッションの状態情報を含み、凝縮状態にある間、複数のイベントの状態情報を自動的に循環することは、デバイスに、追加の制御を表示することなく、又はより多くの表示エリアを使用することなく、且つ追加のユーザ入力を必要とすることなく、より多くの状態情報を自動的に提供させる。状態領域がより拡張された状態にある間、ユーザ入力に応じて複数のイベントの状態情報を循環することは、ユーザが、状況に適切な場合(例えば、状態領域を拡張してより詳細な状態情報を閲覧するためにユーザ入力を介して暗黙的に要求された場合)に特定のイベントの状態情報を閲覧する時期及び時間を手動で制御することを可能にし、そのための追加の制御を表示することはない。
図9A~図9Gにおける動作について説明された特定の順序は単なる例であり、説明された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書に記載される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。更に、本明細書に記載された他の方法(例えば、方法1000、1100、1200、1300、1400、1500、及び1600)に関して本明細書に記載されている他のプロセスの詳細は、図9A~図9Gに関して上述した方法9000に類似した方法でも適用可能であることに留意されたい。例えば、方法9000を参照して上述したセッション領域及びユーザ入力は、任意選択的に、本明細書に記載の他の方法(例えば、方法1000、1100、1200、1300、1400、1500、及び1600)を参照して本明細書に記載のセッション領域及びユーザ入力の特性のうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
図10A~図10Dは、いくつかの実施形態に係る、異なるユーザインタフェース間で表示を切り替えながら、状態領域に更新された状態情報を表示し続ける方法1000を示すフロー図である。方法1000は、ディスプレイ生成コンポーネント、任意選択的にタッチ感知面、及び任意選択的に1つ以上のセンサを備えた電子デバイス(例えば、図3のデバイス300、又は図1Aのポータブル多機能デバイス100)で実行される。いくつかの実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面がディスプレイ上にあるか又はこれに組み込まれている。いくつかの実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面から分離している。方法1000の一部の動作が任意選択的に組み合わされ、及び/又は、一部の動作の順序が任意選択的に変更される。
いくつかの実施形態では、方法1000は、表示エリアを有するディスプレイ生成コンポーネントと通信するコンピュータシステムで実行され、表示エリアは、状態領域(例えば、本明細書では図5Rのセッション領域502-1などのセッション領域とも呼ばれる)を含む。いくつかの実施形態では、状態領域は、表示エリアの第1の表示領域に対応する。いくつかの実施形態では、状態領域は、表示エリア全体からの切り欠きであり、いくつかの実施形態では、周囲の表示エリアに島を形成する。
コンピュータシステムは、状態領域(例えば、表示エリアの第2の表示領域において)の外側の表示エリアに、コンピュータシステム上で実行されている個別のアプリケーションのユーザインタフェースを含む第1のユーザインタフェース(例えば、ユーザインタフェース536-2、図5R)を表示し(1002)、個別のアプリケーションの状態の1つ以上の変化に従って個別のアプリケーションのユーザインタフェースを更新することを含む。いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションのユーザインタフェースは、任意選択的に状態領域に隣接してそれを囲むアプリケーションユーザインタフェース領域に表示される(例えば、状態領域の境界は、個別のアプリケーションのユーザインタフェースが表示される第2の表示領域の内部境界を形成する)。いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションのユーザインタフェースは、状態領域の外側の表示エリアの実質的に全て(例えば、80%、85%、90%、又は95%超)にわたって表示される。いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションについてのユーザインタフェースは、任意選択的に状態領域を囲まない(例えば、状態領域の境界は、個別のアプリケーションのユーザインタフェースによって占有される第2の表示領域の境界内にはない)ウィジェット領域(例えば、第1のユーザインタフェースは、コンピュータシステムがディスプレイ生成コンポーネントをアクティブにしてロック状態にある間に表示される場合にロック画面ユーザインタフェースとも呼ばれるウェイク画面ユーザインタフェースであり、個別のアプリケーションユーザインタフェース用の1つ以上のウィジェット領域を含む)内など、状態領域の外側の表示エリアの全てよりも少ない(例えば、20%から80%)にわたって表示される。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、第1のユーザインタフェースを継続的に更新して、個別のアプリケーションの状態の進行中の変化を反映する。例えば、ナビゲーションモードで動作する地図アプリケーションのユーザインタフェースは、ナビゲーションが進行するにつれて更新される(例えば、ターンバイターンナビゲーション中の連続するステップ、又は配送の更新、又は相乗りサービスの乗車の更新を示すために)。別の例では、音楽又はポッドキャストアプリケーションのユーザインタフェースは、(例えば、再生が1つ以上の音声トラックを通って進行するにつれて)現在再生されているコンテンツに関する再生情報で更新される。更に別の例では、ストップウォッチ又はタイマアプリケーション(例えば、ストップウォッチ、アラーム、又はタイマモードの時計アプリケーション)のユーザインタフェースは、ストップウォッチのカウントアップ又はタイマのカウントダウンに応じてそれぞれ更新される。
コンピュータシステムは、第1のユーザインタフェースを終了させる要求に対応するユーザ入力(例えば、図5Rのユーザ入力538)を検出する(1004)。いくつかの実施形態では、ユーザ入力は、いくつかの実施形態では、アプリケーションユーザインタフェース又はウェイク画面又はカバーシートユーザインタフェースの代わりに、アプリケーションランチャ又はオペレーティングシステムなどのシステムソフトウェアに関連付けられたホーム画面ユーザインタフェースなどの異なるソフトウェアに関連付けられた異なるユーザインタフェースの表示の要求を含む。
コンピュータシステムは、第1のユーザインタフェースを終了させる要求に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、個別のアプリケーションのユーザインタフェースを含む第1のユーザインタフェースを状態領域の外側の表示エリアに表示することを停止し、個別のアプリケーションの状態が変化し続ける間(例えば、個別のアプリケーションがアクティブなままである間)、(例えば、図5Sのセッション領域502-7、任意選択的に、個別のアプリケーションの第1のユーザインタフェースからの要素のサブセットを表示することによって)個別のアプリケーションの現在の状態のインジケーションを状態領域に表示する(1006)。いくつかの実施形態では、表示されたインジケーションは、個別のアプリケーションの状態の更なる変化に従って更新され続ける(例えば、図5S~図5AAに示すように、セッション領域502-7は、アクティブなタイマセッションの残り時間を更新し続ける)。いくつかの実施形態では、状態領域のサイズは動的に変化し、必要に応じて拡張して、表示されている現在状態インジケーションに対応し、任意選択的に周囲の表示エリア内に島を維持する。いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションのユーザインタフェースは最小化され、第1のユーザインタフェースを終了させる要求に対応するユーザ入力の検出に応じて、状態領域内の代表的な現在状態インジケーションに置き換えられる。いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションの最小化されたユーザインタフェースは、状態領域に向けられた第1の種類のユーザ入力(例えば、長押し又はタップ入力)に応じて復元される(例えば、状態領域の外側にあるエリアを表示するために)。いくつかの実施形態では、第2の種類のユーザ入力(例えば、第1の種類のユーザ入力とは異なる)に応じて、状態領域のサイズが増加され、個別のアプリケーションの追加情報(例えば、又はコントロール)が状態領域に表示される。例えば、状態領域は、そうでなければ、より大きな地図、音楽又はポットキャスト、又は時計ユーザインタフェースにそれぞれ表示されるはずであるナビゲーション、アルバム/トラック/再生、ストップウォッチ、又はタイマ情報のサブセットを表示する(例えば、第2の種類のユーザ入力を検出する前のより小さいサブセット、及び第2の種類のユーザ入力を検出したことに応じたより大きいサブセット)。コンピュータシステムは、状態領域(例えば、第2の表示領域と任意選択的に異なるディスプレイ生成コンポーネントの第3の表示領域)の外側の表示エリアに、個別のアプリケーションとは異なる個別のソフトウェアに関連付けられた第2のユーザインタフェースを表示する(例えば、メッセージングアプリケーションのユーザインタフェース500は、図5Sのセッション領域5027の外側に表示される)。いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションは、アプリケーションランチャ又はオペレーティングシステムなどのシステムソフトウェア、又は第1のソフトウェアアプリケーション及び第2のソフトウェアアプリケーションとは異なる第3のソフトウェアアプリケーションである。いくつかの実施形態では、第2のユーザインタフェースは、第1のユーザインタフェースと同じ状態領域の外側の同じ表示エリアに表示され、任意選択的に、個別のアプリケーションのユーザインタフェースと同じ状態領域の外側の同じ表示エリアに表示される。いくつかの実施形態では、第2のユーザインタフェースは、個別のアプリケーションのユーザインタフェースよりも状態領域の外側の表示エリアの多くに表示される(例えば、個別のアプリケーションのユーザインタフェースは、状態領域の外側の表示エリアを部分的に占めるウィジェット領域内にのみ表示され、第2のユーザインタフェースは、状態領域の外側の表示エリアの実質的に全てにわたって表示される)。
コンピュータシステムは、個別のアプリケーションとは異なる個別のソフトウェアに関連付けられた第2のユーザインタフェースから第3のユーザインタフェースにナビゲートするためのユーザ入力(例えば、図5Sのユーザ入力540)を検出する(1008)。
コンピュータシステムは、第2のユーザインタフェースからナビゲートするためのユーザ入力の検出に応じて、個別のアプリケーションの現在の状態のインジケーションを状態領域に表示し続けながら、状態領域の外側の表示エリアに第3のユーザインタフェース(例えば、ウェブブラウザアプリケーションのユーザインタフェース542、図5T)を表示する(1010)。例えば、ユーザが他のアプリケーションユーザインタフェース及び/又は他のシステムユーザインタフェース(例えば、ホームユーザインタフェース、ウェイク画面ユーザインタフェース)を含む他のユーザインタフェース間をナビゲートしている間、個別のアプリケーションの現在の状態は、状態領域に維持される。状態領域の外側に表示されるアプリケーションのユーザインタフェースから離れるようにナビゲートするときに、状態領域にアプリケーションに関する状態情報を表示することに遷移することは、ユーザが、アプリケーションが能動的に更新している間に状態情報を閲覧し続けることを可能にし、それにより、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するために必要な入力の数及び表示エリアの量を減少させる。
いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションの第1ユーザインタフェースは、個別のアプリケーションのアプリケーションビューである(1012)。例えば、図5Rのユーザインタフェース536-2は、タイマ又は時計アプリケーションのアプリケーションビューである。いくつかの実施形態では、アプリケーションビューは、状態領域の外側にある表示エリアを占める、拡張された、最大化された、及び/又は全画面ビューを含む。状態領域の外側にアプリケーションユーザインタフェースを表示することから状態領域にアプリケーションに関する状態情報を表示することに遷移することは、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するために必要な入力の数及び表示エリアの量を減少させる。
いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションの第1のユーザインタフェースは、ウェイク画面として表示されるユーザインタフェースに表示される個別のアプリケーションに対応するユーザインタフェース要素である(1014)。例えば、図5AR1では、音楽アプリケーションについてのアクティブセッションは、ユーザインタフェース要素5006として表示され(例えば、ウェイク画面ユーザインタフェース5004に表示される)、別のユーザインタフェース(例えば、ホーム画面、又はウェイク画面内の特定の点を過ぎてスクロールする)にナビゲートするユーザ入力(例えば、ユーザ入力5016、図5AU)に応じて、音楽セッションは、他のユーザインタフェースを表示しながら状態領域(例えば、セッション領域の部分502-9として、図5AV)に最小化される。状態領域の外側のウェイク画面の一部にアプリケーションユーザインタフェースを表示することから、ウェイク画面が終了されたときに状態領域にアプリケーションに関する状態情報を表示することに遷移することは、ユーザが状態領域の外側の表示エリアを使用してデバイスの他の態様にアクセスすることを可能にしながら、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するために必要な入力の数及び表示エリアの量を減少させる。
いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションとは異なる個別のソフトウェアに関連付けられた第2のユーザインタフェースは、コンピュータシステムのオペレーティングシステムのホームユーザインタフェースを備える(1016)。いくつかの実施形態では、ホームユーザインタフェース(例えば、ホーム画面ユーザインタフェース501)は、コンピュータシステム上で実行されているアプリケーション間をナビゲートするための複数のアプリケーション(例えば、アプリケーションアイコン)の表現を含む。いくつかの実施形態では、ホームユーザインタフェースは、ウィジェット及びアプリケーションアイコンなどの複数のアプリケーションの異なるサイズの表現を含む。状態領域の外側にアプリケーションユーザインタフェースを表示することから、状態領域の外側にホームユーザインタフェースを表示することに遷移するときに状態領域にアプリケーションに関する状態情報を表示することに遷移することは、ユーザが状態領域の外側の表示エリアを使用してデバイスの他の態様にアクセスすることを可能にしながら、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するために必要な入力の数及び表示エリアの量を減少させる。
いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションとは異なる個別のソフトウェアに関連付けられた第2のユーザインタフェースは、コンピュータシステム上で実行される第2のアプリケーションのユーザインタフェースを含む(1018)。例えば、ユーザは、アプリケーション間をナビゲートすること、及び/又はアプリケーションとコンピュータシステムのソフトウェアのユーザインタフェース(例えば、ホームユーザインタフェース及びウェイク画面ユーザインタフェース)との間をナビゲートすることが可能にされる。例えば、ユーザ入力540(図5S)は、デバイスにウェブブラウザアプリケーション用のユーザインタフェース542を表示させる。状態領域の外側にアプリケーションユーザインタフェースを表示することから、状態領域の外側に別のアプリケーションのユーザインタフェースを表示することに切り替えるときに状態領域にアプリケーションに関する状態情報を表示することに遷移することは、ユーザが状態領域の外側の表示エリアを使用してデバイスの他の態様にアクセスすることを可能にしながら、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するために必要な入力の数及び表示エリアの量を減少させる。
いくつかの実施形態では、状態領域は、コンピュータシステムの1つ以上のセンサを包含する(1020)。いくつかの実施形態では、図5Aを参照して説明したように、1つ以上のセンサは、表示エリアの切り欠き内に配置され、セッション領域502-1は、センサ切り欠きを含み、任意選択的に、センサ切り欠きは、少なくとも光センサ164及び/又はスピーカ111を含む。1つ以上のセンサが配置されている1つ以上のセンサ領域の周りに状態領域を表示することは、デバイスに、センサ領域の視覚的侵入を自動的に低減させ、表示エリアをより効率的に利用させる。
いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースは、ロック画面(本明細書ではウェイク画面、特にロック状態のウェイク画面とも呼ばれる)ユーザインタフェースを備え、第1のユーザインタフェースを終了させる要求に対応するユーザ入力を検出することは、ロック画面ユーザインタフェースを終了させる要求に対応するジェスチャを検出することを含む(1022)。例えば、図5AVのユーザ入力5018は、ウェイク画面ユーザインタフェース5004-1を終了させる要求である。いくつかの実施形態では、ジェスチャは、ディスプレイの下エッジから所定の距離内で開始されるスワイプジェスチャである。いくつかの実施形態では、スワイプジェスチャは、上方スワイプジェスチャ又はドラッグジェスチャである。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースを終了させる要求に対応するユーザ入力は、ボタン押下(例えば、ホームユーザインタフェースを表示するためのホームボタンなどのハードウェアボタン)、又は通知若しくはアラートなどの表示されたアフォーダンスの選択(例えば、通知又はアラートに関連付けられたアプリケーションを表示するために)を含む。特定のジェスチャに応じて状態領域の外側にロック画面ユーザインタフェースを表示することから遷移することは、デバイスの他の態様にアクセスするためにロック画面ユーザインタフェースを終了させるのに必要な入力の数を減少させる。
いくつかの実施形態では、ロック画面ユーザインタフェースを終了させる要求に対応するジェスチャを検出している間、コンピュータシステムは、ジェスチャの方向に移動するものとして第1のユーザインタフェースを表示する(1024)。例えば、スワイプアップジェスチャは、図5AVを参照して説明したように、第1のユーザインタフェースをスワイプジェスチャと同じ方向にシフトアップさせる。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースは、ジェスチャの移動量に比例する速度でシフトする。例えば、ジェスチャが初期位置から終了位置に進むにつれて、第1のユーザインタフェースは、ジェスチャによってドラッグされているかのようにディスプレイ生成コンポーネントから滑り落ちるように表示される。ロック画面ユーザインタフェース終了削除される場合、ロック画面ユーザインタフェースを表示エリアからジェスチャの方向に移動させることは、ロック画面ユーザインタフェースが終了される量を入力の移動と相関させることによって、改善されたセキュリティ及びプライバシーを提供する。
いくつかの実施形態では、ジェスチャは、スワイプジェスチャである(1026)。例えば、ユーザ入力5018は、スワイプジェスチャである。いくつかの実施形態では、ジェスチャは、上方、下方、左方、又は右方などの所定の方向へのスワイプジェスチャである。方向性スワイプジェスチャに応じて状態領域の外側にロック画面ユーザインタフェースを表示することから遷移することは、ロック画面ユーザインタフェースを終了させるのに必要な入力の数を減少させる。
いくつかの実施形態では、スワイプジェスチャは、ディスプレイ生成コンポーネントのエッジにおいて開始される(1028)。いくつかの実施形態では、エッジは、ディスプレイの下エッジである。例えば、ユーザ入力5018は、ディスプレイの下エッジからのスワイプジェスチャである。方向性エッジスワイプジェスチャに応じてロック画面ユーザインタフェースを状態領域の外側に表示することから遷移することは、ロック画面ユーザインタフェースを他と異なるシステムジェスチャを使用して終了させることを可能にし、ロック画面ユーザインタフェースを終了させるのに必要な入力の数を減少させる。
いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースを終了させる要求に対応するユーザ入力の検出に応じて、コンピュータシステムは、個別のアプリケーションのユーザインタフェースを含む第1のユーザインタフェースを、状態領域の下に表示されるようにアニメーション化する(1030)。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースは、サイズが同時に縮小され、状態領域に向かって移動する。いくつかの実施形態では、ユーザインタフェースのより小さいバージョンが状態領域に到達した後、ユーザインタフェースは、ユーザインタフェースの一部が状態領域によって遮られるように状態領域の下にスライドするように見える。例えば、図5BD~図5BGは、ユーザインタフェース5028-1がセッション領域502-21の下に遷移するときにアニメーション化されるアニメーションを示す。状態領域内に状態情報を表示することに遷移したときに状態領域の外側に状態領域に向かってその下に移動するユーザインタフェースのアニメーションを表示することは、状態領域の外側にあったユーザインタフェースが状態領域内に表されることを示し、それによってデバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースをアニメーション化することは、状態領域に対応するサイズに第1のユーザインタフェースを縮小することを更に含む(1032)。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースは、図5BEに示されるように、アプリケーションが状態領域の方向(例えば、上方に移動しながら収縮する)に移動しているときに、状態領域の下に収まるように縮小する。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースは、第1のユーザインタフェースの幅がセッション領域の現在の幅と同じかそれよりも小さい幅になるサイズに縮小する。いくつかの実施形態では、アニメーション中の第1のユーザインタフェースの縮小は、経時的に複数の中間状態を通って進行することによって徐々に行われる。状態領域内に状態情報を表示することに遷移するときに状態領域に向かって移動しながら状態領域の外側に縮小するユーザインタフェースのアニメーションを表示することは、状態領域の外側にあったユーザインタフェースが状態領域内に表されることを示し、それによってデバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、状態領域に対応するサイズに第1のユーザインタフェースを縮小することは、図5BEを参照して説明したように、第1のユーザインタフェースの縮小バージョンを表示するために(任意選択的に、第1のユーザインタフェースの元の割合を維持するために全方向から)第1のユーザインタフェースを縮小し、第1のユーザインタフェースの縮小バージョンを上方にシフトし、第1のユーザインタフェースの縮小バージョンを上方にシフトした後、第1のユーザインタフェースの縮小バージョンを(任意選択的に、全方向から)状態領域に対応するサイズに更に縮小することを含む(1034)。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースは、第1のユーザインタフェースを上方に移動させながら縮小する。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースは、セッション領域に向かって移動する前に所定量を減少させ、任意選択的に、セッション領域に向かって移動中及び/又は移動後に追加量を減少させる。状態領域内に状態情報を表示することに遷移するときに、状態領域の外側のユーザインタフェースのアニメーションを縮小してから状態領域に向かって移動することは、状態領域の外側にあったユーザインタフェースが状態領域内に表されることを示し、それによって、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、第1の方向において状態領域のサイズを増加させ(1036)、第1の方向は、アニメーションと同じ方向である。例えば、図5BFでは、セッション領域502-22は、セッション領域502-21に対してサイズが増加し、任意選択的に、セッション領域502-21の上エッジの上に延在する(例えば、セッション領域502-22は、ディスプレイの上エッジまで垂直に延在する)。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースが状態領域の下に表示された後、状態領域が縮小し、状態領域の上部とディスプレイの上エッジとの間の非ゼロ距離で再表示される前に、状態領域は、第1のユーザインタフェースを取り込むかのように、上方に(例えば、ディスプレイの上エッジまで)拡張する。状態領域の外側のアプリケーションユーザインタフェースを状態領域に向かってアニメーション化するとき、状態領域のアニメーションをアプリケーションユーザインタフェースのアニメーションの方向に一時的に拡張して表示することは、状態領域の外側にあったユーザインタフェースが状態領域内に表されることを示すために、状態領域がユーザインタフェースを吸収する視覚効果を与え、それにより、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、状態領域のサイズを垂直方向に増加させ(1038)、個別のアプリケーションの現在の状態のインジケーションは状態領域に表示され、状態領域のサイズは増加する。例えば、図5BGでは、セッション領域502-23は、図5BEのセッション領域502-21と比較して、水平方向においてより大きい。状態領域の外側のユーザインタフェースが状態領域に向かって移動し、状態領域に表示される状態情報に遷移するアニメーション中に、状態領域が最終的に拡張して状態情報を表示する次元に垂直に状態領域を一時的に拡張することは、状態領域の外側にあったユーザインタフェースが状態領域に表されることを示すために、状態領域がユーザインタフェースを吸収する視覚効果を与え、それにより、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、状態領域は、表示エリアの所定の領域である(1040)。いくつかの実施形態では、状態領域は、ホーム画面などのシステムユーザインタフェース、及び/又は1つ以上のアプリケーションについての同じ所定の領域である。例えば、状態領域は、図5Aを参照して説明したように、任意選択的にセンサ領域を含むセッション領域502-1を含む。図5BKに示すように、デバイスの向きが変化すると、状態領域は、デバイスのハードウェアに対して同じ所定の領域に維持される。状態領域の外側にコンピュータシステムの異なるユーザインタフェースを表示しながら、表示エリアの所定の領域に状態領域を表示することは、ディスプレイの一貫した領域にデバイスの状態に関するフィードバックを提供し、それにより、デバイスに対して特定の動作を実行するのに必要な時間を短縮する。
いくつかの実施形態では、状態領域は、第1のアプリケーションについてのユーザインタフェース又は第2のアプリケーションについてのユーザインタフェースを表示しながら、表示エリアの所定の領域に表示される(1042)。いくつかの実施形態では、状態領域は、図5Aを参照して説明したように、第3のアプリケーションのユーザインタフェースを表示している間、ディスプレイの異なる領域にある。状態領域の外側に異なるアプリケーションユーザインタフェースを表示しながら、表示エリアの所定の領域に状態領域を表示することは、ディスプレイの一貫した領域にデバイスの状態に関するフィードバックを提供し、それにより、デバイスに対して特定の動作を実行するのに必要な時間を短縮する。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、個別のアプリケーションに関連付けられた個別のユーザインタフェース(例えば、第1のユーザインタフェース、個別のアプリケーションのユーザインタフェース、又は個別のアプリケーションのウィジェットを表示することが可能なウェイク画面ユーザインタフェース(例えば、ウェイク画面ユーザインタフェースの一部に表示され、他のウィジェット、通知、及びボタンとは異なる、個別のアプリケーションの凝縮されたユーザインタフェース))にナビゲートする要求に対応するユーザ入力を検出する(1044)。いくつかの実施形態では、ユーザ入力は、個別のアプリケーションのアプリケーションアイコンに向けられたタップ入力又は他の選択入力である。いくつかの実施形態では、ユーザ入力は、開いているアプリケーションの表現をマルチタスクのユーザインタフェースに表示しながら、個別のアプリケーションの表現に向けられたスワイプ及び/又はタップ入力である。いくつかの実施形態では、ユーザ入力は、現在表示されているユーザインタフェースから個別のアプリケーションのユーザインタフェースに切り替えるための、第1の方向への下エッジスワイプなどのスワイプ入力である。いくつかの実施形態では、ユーザ入力は、ウェイク画面ユーザインタフェースを表示するための、タッチ感知面の上エッジ又は別のエッジからの下方スワイプ入力又はボタンの押下などのシステムジェスチャである。いくつかの実施形態では、個別のユーザインタフェースにナビゲートする要求に対応するユーザ入力に応じて、コンピュータシステムは、状態領域に個別のアプリケーションの現在の状態のインジケーションを表示することを停止し、個別のユーザインタフェースに個別のアプリケーションのユーザインタフェースを表示することを含む、状態領域の外側の表示エリア(例えば、第2の表示領域)に個別のユーザインタフェースを表示する。いくつかの実施形態では、個別のアプリケーション又はウェイク画面が現在表示されている間、例えば図5AQ~図5AR1に示すように、セッションがアクティブなままであっても、個別のアプリケーションのセッション情報はセッション領域に表示されなくなる。アクティブセッションを有するアプリケーションのユーザインタフェースが状態領域の外側に表示されるユーザインタフェースにナビゲートするとき、状態領域におけるアプリケーションに関する状態情報の表示を停止することは、デバイスに、表示される制御の数を自動的に低減させ、ユーザインタフェースの冗長性を低減させる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、ウェイク画面ユーザインタフェースにナビゲートする要求に対応するユーザ入力を検出する(1046)。いくつかの実施形態では、ウェイク画面は、ロック状態(例えば、凝縮された、一般化された、及び/又は識別されない情報を示すことに通知を制限すること、又は他のアクセス制限を課すことなどによって、利用可能なコンピュータシステムの機能が低減される)にあり、コンピュータシステムはロック状態にある。いくつかの実施形態では、ウェイク画面は、ロック解除状態(例えば、拡張された、より詳細な、及び/又は通知用の識別情報を表示することなどによって、コンピュータシステムのより大きな機能が可能になる)にあり、コンピュータシステムは、ロック解除状態(例えば、コンピュータシステムのユーザが認証された結果として)にある。いくつかの実施形態では、ウェイク画面ユーザインタフェースにナビゲートする要求に対応するユーザ入力に応じて、コンピュータシステムは、状態領域に個別のアプリケーションの現在の状態のインジケーションを表示することを停止し、任意選択的に、状態領域の外側にある表示エリアの別の部分に個別のアプリケーションの現在の状態のインジケーションを表示する(例えば、ウェイク画面が、個別のアプリケーションのプラッタとも呼ばれるウィジェットを表示するように構成されているという判定に従って)。例えば、図5AR1では、メディア再生セッション(音楽セッションとも呼ばれる)は、状態領域(例えば、セッション領域の部分502-9)に表示されている状態から、ウェイク画面の時刻/日付より下のプラッタ(例えば、ユーザインタフェース要素5006)に表示される状態に移動する。いくつかの実施形態では、ウェイク画面ユーザインタフェースを表示しながら、個別のアプリケーションの現在の状態のインジケーションは、任意選択的に状態領域に維持される。例えば、第1のアプリケーション(例えば、タイマアプリケーション)の場合、第1のアプリケーションの現在の状態のインジケーションは、ウェイク画面ユーザインタフェース(例えば、ウェイク画面が第1のアプリケーションのウィジェットを表示するように構成されていないという判定に従って)を表示しながら状態領域に維持されるが(例えば、セッション領域502-16は、アクティブタイマセッションを表示し続ける)、第2のアプリケーション(例えば、音楽アプリケーション)の場合、第2のアプリケーションの現在の状態のインジケーションは、状態領域に表示されなくなる(例えば、ウェイク画面が第2のアプリケーション用のウィジェットを表示するように構成されているという判定に従って、その場合、第2のアプリケーション用のウィジェットは、第2のアプリケーションの現在状態の状態領域内のインジケーションの代わりにウェイク画面に表示される)。アクティブセッションを有するアプリケーションのユーザインタフェースが状態領域の外側に表示されるウェイク画面ユーザインタフェースなどのユーザインタフェースにナビゲートするとき、状態領域にアプリケーションに関する状態情報を表示することを停止することは、デバイスに、表示される制御の数を自動的に減少させ、ユーザインタフェースの冗長性を減少させる。
いくつかの実施形態では、個別のユーザインタフェース(例えば、個別のアプリケーションのユーザインタフェース、又はウェイク画面)にナビゲートする要求に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステムは、状態領域に個別のアプリケーションの現在の状態のインジケーションを表示することと、状態領域の外側の表示エリアに個別のユーザインタフェースを表示することとの間の遷移をアニメーション化する(1048)。いくつかの実施形態では、遷移をアニメーション化することは、個別のアプリケーションの現在の状態のインジケーションを拡張することを含み、個別のアプリケーションのユーザインタフェースは、状態領域内の初期サイズのインジケーションからアニメーション化して表示される。例えば、ユーザインタフェース要素5006は、図5AQから図5AR1への遷移においてセッション領域の部分502-9からアニメーション化して表示される。いくつかの実施形態では、状態領域は、本明細書ではセンサ領域とも呼ばれ、状態領域は、1つ以上のセンサを包含する。アプリケーションの状態情報を状態領域に表示することから、アプリケーションのユーザインタフェースを状態領域の外側に表示することへのアニメーション化された遷移を表示することは、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、個別のユーザインタフェース(例えば、個別のアプリケーションのユーザインタフェース、又はウェイク画面)にナビゲートする要求に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、第2のアプリケーションの現在の状態のインジケーションが状態領域に表示されているという判定に従って、コンピュータシステムは、第2の表示領域に個別のアプリケーションのユーザインタフェースを表示しながら、状態領域に第2のアプリケーションの現在の状態を表示し続ける(1050)。いくつかの実施形態では、セッションがアプリケーションに対してアクティブである間、個別のアプリケーションのアプリケーションユーザインタフェースが表示されない限り、状態領域は、アクティブセッションの情報を表示し続ける。例えば、図5AR1では、タイマセッションは、セッション領域に表示されたままである。いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションにナビゲートする要求に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、第2のアプリケーションの現在状態のインジケーションが状態領域に表示されているという判定に従って、第2のアプリケーションのユーザインタフェースはまた、状態領域に第2のアプリケーションの現在状態のインジケーションを表示することからのアニメーション化された遷移を介して状態領域の外側の表示エリアに表示される(例えば、個別のアプリケーションのアニメーション化された遷移と少なくとも部分的に同時に)。いくつかの実施形態では、第2のアプリケーションについてのユーザインタフェースが状態領域の外側の表示エリアに表示されるかどうかは、(例えば、ウェイク画面又は他のシステムユーザインタフェース上で)第2のアプリケーションについてのウィジェットが利用可能であるかどうかに関する判定に基づく。アクティブセッションを有するアプリケーションの状態情報を状態領域に表示することから状態領域の外側にアプリケーションのユーザインタフェースを表示することに遷移するとき、状態領域にアクティブセッションを有する第2のアプリケーションに関する状態情報を表示し続けることは、他のアクティブセッションに関する状態情報を閲覧するために必要な入力の数を減らし、表示エリアをより効率的に利用する。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、第2のアプリケーションにナビゲートする要求に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力、長押し、又は別の選択入力)を検出する(1052)。いくつかの実施形態では、第2のアプリケーションにナビゲートする要求に対応するユーザ入力は、ウェイク画面に表示される第2のアプリケーションの通知、ホームユーザインタフェースに表示される第2のアプリケーションのアイコン、又はアプリケーション切り替え選択ユーザインタフェースに表示される第2のアプリケーションの表現など、第2のアプリケーションに関連付けられたアフォーダンスを選択するユーザ入力である。いくつかの実施形態では、第2のアプリケーションにナビゲートする要求に対応するユーザ入力は、個別のアプリケーションから第2のアプリケーションに直接切り替えるためのユーザ入力(例えば、タッチ感知面の下エッジに沿った右スワイプジェスチャ又は他のシステムジェスチャ)である。いくつかの実施形態では、第2のアプリケーションにナビゲートする要求に対応するユーザ入力(例えば、タップ入力、長押し、又は別の選択入力)の検出に応じて、第2のアプリケーションの現在の状態のインジケーションが状態領域に表示されるという判定に従って、コンピュータシステムは、状態領域に第2のアプリケーションの現在の状態のインジケーションを表示することと、状態領域の外側の表示エリアに第2のアプリケーションの表現を表示することとの間の遷移をアニメーション化する。いくつかの実施形態では、ユーザは、個別のアプリケーションに対応する状態領域の部分を選択して個別のアプリケーションについてのユーザインタフェースを開くことによって、状態領域に現在のセッションが表示されているアプリケーションについてのユーザインタフェース間をナビゲートすることができる。いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションについてのユーザインタフェースを表示することは、個別のアプリケーションについてのユーザインタフェースのサイズに状態領域を拡張する個別のアプリケーションに対応する状態領域の部分をアニメーション化することと、状態領域に表示されない個別のアプリケーションの追加情報を表示することとを含む。いくつかの実施形態では、第2のアプリケーションの現在の状態のインジケーションが状態領域に表示されないという判定に従って、状態領域は維持される(例えば、状態領域に表示されている他のアプリケーションの現在の状態の任意のインジケーションは、状態領域に表示され続ける)。例えば、ユーザ入力592に応じて、ユーザインタフェース584(図5AO)は、図5ANのセッション領域の部分502-15からアニメーション化して表示される。状態領域内の複数のアプリケーションの状態情報の表示から状態領域外の複数のアプリケーションのユーザインタフェースの表示へのアニメーション化された遷移を表示することは、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、状態領域によって少なくとも部分的に遮られている表示領域の一部にアラートのインジケーションを最初に表示することを含む、アラートのインジケーション(例えば、任意選択的に着信通知などのアラートイベントに応じた通知又はシステムアラート)を表示する(1054)。いくつかの実施形態では、アラートのインジケーションは、図5BA1~図5BA3に示されるように、状態領域の背後に現れる(及び/又は包含する)。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、状態領域の上部から状態領域の下部に移動するにつれてアラートのインジケーションをアニメーション化し、状態領域に隣接する(例えば、下の)表示領域の一部にアラートのインジケーションを表示する。アラートが状態領域によって少なくとも部分的に遮られる位置を通って、アラートが状態領域の隣で完全に見える位置までを含む、状態領域を過ぎてディスプレイ上に移動するアラートのアニメーションを表示することは、アラートの受信を示し、それによってデバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、アラートのインジケーションをアニメーション化することは、アラートのインジケーションのサイズを増加させることを含む(1056)。いくつかの実施形態では、アラートのインジケーションのサイズ(例えば、システムアラート又は通知)は、アラートのインジケーションがディスプレイの上エッジから下にスライドするにつれて増加する。いくつかの実施形態では、図5BA1~図5BA3を参照して説明したように、アラートのインジケーションが状態領域によって少なくとも部分的に遮られている間に、アラートのインジケーションのサイズが増加する(例えば、アラートは状態領域の下を進み、アラートは表示領域内を下降するにつれてサイズが増大する)。表示中にサイズが大きくなるアラートのアニメーションを表示することは、アラートをますます目立たせ、それによってデバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、アラートのインジケーションをアニメーション化することは、アラートのインジケーションの視覚的特性を変更することを含む(1058)。いくつかの実施形態では、視覚的特性を変更することは、図5BA1~図5BA3を参照して説明したように、ぼかしレベルを(例えば、よりぼやけたものからよりぼやけていないものへと)変更すること、及び/又はインジケーションの不透明度を変更することなど、アラートのインジケーションの強調解除の程度を変更することを含む。視覚的に強調されなくなる(例えば、ぼかしが少ない、及び/又は透明度が低い)などによって変化するアラートの視覚的特性のアニメーションを表示することは、アラートをますます目立たせ、それによってデバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションは、コンピュータシステム上で実行されている第1ソフトウェアアプリケーションであり(1060)、第1ソフトウェアアプリケーションの現在の状態のインジケーションは、状態領域が第1ソフトウェアアプリケーションのアクティブセッションと関連付けられている間に状態領域に表示される。いくつかの実施形態では、状態領域が第1のソフトウェアアプリケーションのアクティブセッションとの関連付けを停止した(例えば、第1のアプリケーションのアクティブセッションが終了した)後、コンピュータシステムは、状態領域をコンピュータシステム上で実行されている第2のソフトウェアアプリケーションのアクティブセッションと関連付ける要求に対応する1つ以上のユーザ入力を検出し(例えば、状態領域をアクティブセッションと関連付けるための本明細書に記載の任意の方法で、例えば、アプリケーションを起動し、アプリケーションからの進行中の更新の最中にアプリケーションユーザインタフェースを終了させること、又はアクティブセッションを開始するために仮想アシスタントにコマンドを発行することを含む)、第2のソフトウェアアプリケーションは、第1のソフトウェアアプリケーションとは異なる。いくつかの実施形態では、状態領域を第2のソフトウェアアプリケーションのアクティブセッションに関連付ける要求に対応する1つ以上のユーザ入力の検出に応じて、第2のソフトウェアアプリケーションの状態が変化し続ける間(例えば、状態領域の外側に表示された第2のソフトウェアアプリケーションのユーザインタフェースを終了させた後でさえも)、コンピュータシステムは、状態領域に第2のソフトウェアアプリケーションの現在の状態のインジケーションを表示する。いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションの現在の状態のインジケーションは、個別のアプリケーションがコンピュータシステム上で実行されている第1のソフトウェアアプリケーションであるか、コンピュータシステム上で実行されている第2のソフトウェアアプリケーションであるかに関係なく表示される。いくつかの実施形態では、状態領域は、複数のアプリケーションについての情報を表示する。いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションの現在の状態のインジケーションは、アプリケーション毎に異なる。例えば、第1のアプリケーション(例えば、タイマアプリケーション)は、状態領域に表示される第1のインジケーション(例えば、タイマアイコン及び/又はタイマの残り時間)に対応し、第2のアプリケーション(例えば、音楽アプリケーション)は、状態領域に表示される第2のインジケーション(例えば、現在再生中のメディアアイテムのインジケーション)に対応する。例えば、図5ABは、セッション領域内の2つの異なるアプリケーションについて2つのセッションを同時に表示することを示している。同じ状態領域内の異なるアクティブアプリケーションの現在の状態に関する情報を表示することは、ユーザが、ディスプレイの一貫した領域内で、現在の状況に応じて、コンピュータシステムの異なる種類の状態情報を閲覧することを可能にし、それにより、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するために必要な入力の数及び時間を減少させる。
図10A~10Dにおける動作について説明された特定の順序は単なる例であり、説明された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書に記載される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。更に、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法9000、1100、1200、1300、1400、1500、及び1600)に関して本明細書に記載される他のプロセスの詳細は、図10A~10Dに関して上記した方法1000にも、同様に適用可能であることに留意されたい。例えば、方法1000を参照して上述したセッション領域及びユーザ入力は、任意選択的に、本明細書に記載の他の方法(例えば、方法9000、1100、1200、1300、1400、1500、及び1600)を参照して本明細書に記載のセッション領域及びユーザ入力の特性のうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
図11A~図11Dは、いくつかの実施形態に係る、ディスプレイの状態領域に少なくとも1つのアプリケーションについての更新された状態情報を表示する方法1100を示すフロー図である。方法1100は、ディスプレイ生成コンポーネント、任意選択的にタッチ感知面、及び任意選択的に1つ以上のセンサを備えた電子デバイス(例えば、図3のデバイス300、又は図1Aのポータブル多機能デバイス100)で実行される。いくつかの実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面がディスプレイ上にあるか又はこれに組み込まれている。いくつかの実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面から分離している。方法1100の一部の動作が任意選択的に組み合わされ、及び/又は、一部の動作の順序が任意選択的に変更される。
いくつかの実施形態では、方法1100は、表示エリアを有するディスプレイ生成コンポーネントと通信するコンピュータシステム(1102)で実行され、表示エリアは、状態領域(例えば、図5Aのセッション領域502-1などのセッション表示領域)と、状態領域とは別個のアプリケーションユーザインタフェース領域とを含み、アプリケーションユーザインタフェース領域は、状態領域を少なくとも部分的に取り囲む(又は、例えば状態領域がアプリケーションユーザインタフェース領域から、及び/又は表示エリア全体から切り取られたものであり、いくつかの実施形態では、周囲の表示エリアに島を形成する場合、状態領域の上、下、左、及び右に少なくとも延び、あるいはそうでなければ状態領域の外側にある)。
コンピュータシステムは、アプリケーションユーザインタフェース領域に、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースを表示する(1104)。例えば、図5AAでは、音楽アプリケーションについてのユーザインタフェース570が表示されている。
コンピュータシステムは、アプリケーションユーザインタフェース領域に第2のユーザインタフェースを表示する要求に対応するユーザ入力を検出する(1106)。例えば、図5AAのユーザ入力572は、別のアプリケーションユーザインタフェースを表示する要求に対応する。
コンピュータシステムは、アプリケーションユーザインタフェース領域に第2のユーザインタフェースを表示する要求に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、第2のユーザインタフェースが第1のアプリケーションとは異なる個別のソフトウェアに関連付けられているという判定に従って、第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースをアプリケーションユーザインタフェース領域に表示することを停止し、第2のユーザインタフェースをアプリケーションユーザインタフェース領域に表示する(1108)(任意選択的に、アプリケーションユーザインタフェース領域における第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースの表示を置き換える)。例えば、図5ABでは、ユーザインタフェース574は、図5AAのユーザインタフェース570の表示を置き換える。
コンピュータシステムは、状態領域が第1のアプリケーションとは異なる(任意選択的に個別のソフトウェアとは異なる)第2のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられているという判定に従って、状態領域の第1の部分に、第1のアプリケーションの状態が変化したときに表示される第1のインジケーションを更新すること(例えば、第1のアプリケーションがアクティブのままである間に、状態領域を第1のアプリケーションのアクティブセッションと関連付けること)を含む、第1のアプリケーションの現在の状態の第1のインジケーションを表示し(1110)、第1の部分とは異なる状態領域の第2の部分に、第2のアプリケーションの状態が変化したときに表示される第2のインジケーションを更新すること(例えば、第2のアプリケーションのアクティブセッションに既に関連付けられている状態領域に従って)を含む、第2のアプリケーションの現在の状態の第2のインジケーションを表示し、状態領域の第1の部分及び状態領域の第2の部分は、第2のユーザインタフェースと同時に表示される。例えば、図5ABのセッション領域の第1の部分502-8は、アクティブタイマセッションを表示し続け、第2の部分502-9は、セッション領域に同時に表示される。いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションのアクティブセッションは、個別のアプリケーションがコンピュータシステム上で状態を実行及び変更し続けることを含み、セッション領域は、持続的且つ一貫して配置された表示領域において、アクティブセッション中の個別のアプリケーションの状態変更を示すために使用される。いくつかの実施形態では、状態領域の第2の部分は、状態領域の第1の部分に隣接している。いくつかの実施形態では、状態領域の第1の部分は、ディスプレイ生成コンポーネントがコンテンツを表示することができない1つ以上のセンサ領域を取り囲み、状態領域の第2の部分は、ディスプレイ生成コンポーネントがコンテンツを表示することができない1つ以上のセンサ領域を取り囲まない。
コンピュータシステムは、状態領域が第1のアプリケーションとは異なる(任意選択的に個別のソフトウェアとは異なる)第2のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられていないという判定に従って(例えば、第1のアプリケーションのセッション以外のアクティブセッションは存在しない)、状態領域に(例えば、状態領域の第2の部分及び/又は状態領域の第1の部分に)、第2のアプリケーションの現在の状態のインジケーションを状態領域に表示することなく、状態領域に第1のアプリケーションの現在の状態の第1のインジケーションを表示し(1112)、状態領域は、第2のユーザインタフェースと同時に表示される。例えば、図5AAにおいてタイマセッションがセッション領域502-7においてアクティブでなかった場合、図5ABにおけるセッション領域全体は、別のセッションについての状態情報を伴わずにメディア再生セッションについての状態情報を表示する。いくつかの実施形態では、状態領域は、サイズが動的に変更され、状態領域に関連付けられたアクティブセッションを有する任意の数(例えば、2つ、3つ、又はそれより多く)のアプリケーションの現在の状態情報に対応するために、必要に応じて拡張及び/又は分割される。いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションについてのアクティブセッションが終了すると、個別のアプリケーションに関する現在の状態情報は、状態領域における表示が停止される。いくつかの実施形態では、状態領域は、個別のアプリケーションに関する現在の状態情報の表示を停止することに従ってサイズが縮小される(例えば、他のアプリケーションセッションがアクティブのままでない場合)。いくつかの実施形態では、第2のアプリケーションのセッションが終了したときに第1のアプリケーションのセッションがアクティブのままである場合、第2のアプリケーションのセッションに割り当てられていた状態領域の一部又は全部は、第1のアプリケーションのアクティブセッションに(及び/又は、もしあれば、1つ以上の追加アプリケーションのアクティブセッション(単数又は複数)に)再割り当てされ、場合により、第1のアプリケーションについての(及び/又は、もしあれば、アクティブセッションを有する1つ以上の追加のアプリケーションについての)追加の状態情報が再割り当てされた部分に表示される。いくつかの実施形態では、アプリケーションユーザインタフェース領域は、状態領域のサイズの対応する変更に対応するようにサイズが動的に変更される(例えば、いくつかの表示エリアは、例えばアクティブセッションが状態領域に追加されるときに、状態領域が拡張するにつれてアプリケーションユーザインタフェース領域から状態領域に再割り当てされ、又は逆に、例えばアクティブセッションが状態領域から削除されるときに、いくつかの表示エリアは、状態領域が縮小するにつれて状態領域からアプリケーションユーザインタフェース領域に再割り当てされる)。同じ状態領域に複数のアクティブアプリケーションの現在の状態に関する情報を表示することは、ユーザが、同時に、ディスプレイの一貫した領域でコンピュータシステムの異なる種類の状態情報を閲覧することを可能にし、それにより、入力の数及びデバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するのに必要な時間を短縮する。
いくつかの実施形態では、図5Aを参照して説明したように、1つ以上のセンサが状態領域内に包含される(1114)。1つ以上のセンサが配置されている1つ以上のセンサ領域を包含する専用の状態領域に状態情報を表示することは、デバイスに、センサ領域の視覚的侵入性を自動的に低減させ、表示エリアをより効率的に利用させる。
いくつかの実施形態では、アプリケーションユーザインタフェース領域に第2のユーザインタフェースを表示しながら、コンピュータシステムは、アプリケーションユーザインタフェース領域に第3のユーザインタフェースを表示する要求に対応するユーザ入力を検出する(1116)。いくつかの実施形態では、アプリケーションユーザインタフェース領域に第3のユーザインタフェースを表示する要求に対応するユーザ入力の検出に応じて、及び第2のユーザインタフェースが第1のアプリケーション及び個別のソフトウェアとは(及び第2のアプリケーションとは)異なる第3のアプリケーションに関連付けられているという判定に従って、コンピュータシステムは、状態領域の表示を維持し(例えば、第1のアプリケーションの現在の状態の第1のインジケーションの表示を維持することと、第2のアプリケーションのアクティブセッションが状態領域に関連付けられている場合、第2のアプリケーションの現在の状態の第2のインジケーションの表示を維持することとを含む)、アプリケーションユーザインタフェース領域に第3のアプリケーションの第3のユーザインタフェースを表示する。いくつかの実施形態では、状態領域の表示を維持することは、第1のアプリケーションの状態の1つ以上の変化及びもしあれば第2のアプリケーションの状態の1つ以上の変化に従って状態領域を1回以上更新することを含む。いくつかの実施形態では、個別のソフトウェアの第2のユーザインタフェースは、アプリケーションユーザインタフェース領域において表示が停止される。いくつかの実施形態では、個別のソフトウェアの第2のユーザインタフェース及び第3のアプリケーションの第3のユーザインタフェースは、アプリケーションユーザインタフェース領域に(例えば、アプリケーションユーザインタフェース領域の異なる部分に)同時に表示される。例えば、図5AE~図5AFに示されるように、ユーザインタフェース542は、ユーザインタフェース501-2に更新され、セッション領域は、タイマセッションについての部分502-8及びメディア再生セッションについての部分502-9を含むアクティブセッションを表示し続ける。アプリケーションユーザインタフェースとシステムユーザインタフェースとを切り替えるなどのために、状態領域の外側のコンピュータシステムの他の態様と相互作用するユーザ入力を検出しながら、1つ以上のアクティブセッションについての状態領域を表示及び更新し続けることは、表示エリアをより効率的に使用しながら、アクティブセッション(単数又は複数)についての状態情報を閲覧するために必要な入力の数を減少させる。
いくつかの実施形態では、状態領域が、第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられているという判定に従って、コンピュータシステムは、第1のアプリケーション及び第2のアプリケーションの優先度を判定し(1118)、より高い優先度を有するアプリケーションが状態領域の第1の部分に表示される。例えば、図5AIを参照して説明したように、いくつかの実施形態では、同時に表示されるセッションの数は制限され、アプリケーションの優先度は、セッション領域にどのセッションを表示するかを決定する。複数のアプリケーションが状態領域に表されるアクティブセッションを有する場合、複数のアプリケーションの相対的な優先度に基づいてアクティブセッションの状態情報を配置することは、デバイスに、状態情報の重要性に応じた突出度で状態情報を自動的に提示させ、それにより、デバイスの関連状態に関するフィードバックを閲覧するのに必要な時間を短縮させる。
いくつかの実施形態では、状態領域の第2の部分は、第1の部分のユーザインタフェース要素とは異なるユーザインタフェース要素として表示され(1120)、第2の部分のユーザインタフェース要素は、状態領域の第1の部分のユーザインタフェース要素に隣接して表示される。いくつかの実施形態では、第2の部分のユーザインタフェース要素は、状態領域の第1の部分のユーザインタフェース要素とは異なる形状及び/又はサイズである気泡ユーザインタフェース要素であり、例えば、図5AIのセッション領域の部分502-10は、セッション領域の部分502-9とは異なる。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェース要素は、1つ以上のセンサを包含するものとして表示され、第2のユーザインタフェース要素は、1つ以上のセンサを包含することなく表示される。複数のアプリケーションが状態領域に表されるアクティブセッションを有する場合、状態領域の別個の第2の部分に第2のアクティブセッションの状態情報を表示することは、デバイスに、異なる状態情報セットを自動的に描写させ、それにより、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するのに必要な時間を短縮させる。
いくつかの実施形態では、アプリケーションユーザインタフェース領域に表示される第2のユーザインタフェースは、状態領域の第2の部分に対するユーザインタフェース要素と状態領域の第1の部分に対するユーザインタフェース要素との間に表示される(1122)。いくつかの実施形態では、状態領域の第1の部分と第2の部分との間に非ゼロ量の空間がある。いくつかの実施形態では、第1の部分と第2の部分との間の非ゼロ量の空間は、アプリケーションユーザインタフェース領域の一部を表示する。例えば、図5AIのセッション領域の部分5020-10と部分502-9との間に、アプリケーションユーザインタフェース領域が表示される。複数のアプリケーションが状態領域に表されて状態領域の別個の部分に表示されるアクティブセッションを有し、アプリケーションユーザインタフェースが状態領域の外側に表示される場合、状態領域の別個の部分の間にある表示エリアにアプリケーションユーザインタフェースのコンテンツを表示することは、デバイスに、状態領域の部分の視覚的侵入性を自動的に低減させ、表示エリアをより効率的に利用させる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、アプリケーションユーザインタフェース領域に表示される第4のアプリケーションについての第4のユーザインタフェースの表示を停止する要求に対応するユーザ入力を検出する(1124)。いくつかの実施形態では、第4のユーザインタフェースの表示を停止する要求は、第5のユーザインタフェースを表示する要求である。いくつかの実施形態では、アプリケーションユーザインタフェース領域における第4のユーザインタフェースの表示を停止する要求に対応するユーザ入力の検出に応じて、且つ状態領域が第1のアプリケーションのアクティブセッション及び第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられているという判定に従って、コンピュータシステムは、アプリケーションユーザインタフェース領域における第4のユーザインタフェースの表示を停止し、任意選択的に、状態領域の第1の部分における第1のアプリケーションの現在の状態の第1のインジケーションの表示を継続し、状態領域の第2の部分における第4のアプリケーションの現在の状態の第3のインジケーションによって第2のアプリケーションの現在の状態の第2のインジケーションの表示を置き換える。例えば、図5AIに示されるように、3つのアクティブセッションのうちの2つのみがセッション領域に表示され、部分502-9におけるメディア再生セッションの表示を維持しながら、音声記録セッションがタイマセッションを置き換える。アクティブセッションを有する2つのアプリケーションの状態情報が状態領域に表示される場合、アプリケーションのうちの1つの状態情報をアクティブセッションを有する第3のアプリケーションの状態情報によって置き換えることは、追加の制御を表示することなく関連する状態情報を提示することを可能にする。
いくつかの実施形態では、第4のアプリケーションが第2のアプリケーションよりも高い優先度に関連付けられているという判定に従って、状態領域の第2の部分において第2のアプリケーションの現在の状態の第2のインジケーションを第4のアプリケーションの現在の状態の第3のインジケーションに置き換えることが実行される(1126)。例えば、図5AIを参照して説明したように、いくつかの実施形態では、音声記録セッション(部分502-10)は、タイマアプリケーションよりも高い優先度を有する音声記録アプリケーションに従ってタイマセッション(部分502-9)を置き換える。いくつかの実施形態では、第4のアプリケーションが第2のアプリケーションよりも低い優先度に関連付けられているという判定に従って、コンピュータシステムは、第4のアプリケーションの現在の状態の第3のインジケーションを状態領域の部分に表示することを取り止める。いくつかの実施形態では、第4のアプリケーションによって置き換えられるインジケーションは、アプリケーション優先度に基づく(例えば、第1のセッション、第2のセッション、及び第4のセッションの優先度が決定され、優先度の最も高い上位2つのセッションが、優先度の最も低いセッションのインジケーションを表示することなく同時に表示される)。3つ以上のアプリケーションがアクティブセッションを有する場合、状態領域に優先度の高いアプリケーションのうちの2つの状態情報を表示することは、デバイスに、重要度の低い状態情報ではなくより重要な状態情報を自動的に提示させ、それにより、デバイスの状態に関する関連フィードバックを閲覧するのに必要な時間を短縮させる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、第5のユーザインタフェース(例えば、カバーシートユーザインタフェース、ウェイク画面ユーザインタフェース、又はロック画面ユーザインタフェース)を表示する要求に対応するユーザ入力を検出する(1128)。いくつかの実施形態では、第5のユーザインタフェースは、表示エリア上を上から下にスライドするように表示される。いくつかの実施形態では、第5のユーザインタフェースは、アラートのリスト(例えば、通知及び/又はシステムアラート)を表示する。いくつかの実施形態では、第5のユーザインタフェースは、ウェイク画面ユーザインタフェースである。いくつかの実施形態では、ユーザ入力は、表示エリアの上エッジで開始されるスワイプジェスチャを含む。いくつかの実施形態では、第5のユーザインタフェースを表示する要求に対応するユーザ入力の検出に応じて、コンピュータシステムは、状態領域の外側に、第5のユーザインタフェース内の個別のアプリケーションの現在の状態のインジケーションを表示する。いくつかの実施形態では、第5のユーザインタフェースを表示する前に、個別のアプリケーションの現在の状態のインジケーションが状態領域に表示された。例えば、インジケーションは、アプリケーションユーザインタフェース領域に表示されるように状態領域から移動される。例えば、図5AQの部分502-9に表示されるメディア再生セッションは、ユーザインタフェース5004が図5AR1に表示されている間、ユーザインタフェース要素5006に表示される。いくつかの実施形態では、セッション領域に表示される2つ以上のセッションは、セッション領域からユーザインタフェース5004a(例えば、カバーシートユーザインタフェース)上に移動し、例えば、セッション領域の部分502-9aにおけるメディア再生セッション及びセッション領域の部分599(図5AR2)に表示されるスポーツセッションは、セッション領域から移動し、ユーザインタフェース要素(例えば、ユーザインタフェース要素5006及びユーザインタフェース要素5007)としてユーザインタフェース5004a(図5AR3)に表示される。状態領域にアプリケーション状態情報を表示することから、状態領域の外側にアプリケーションのユーザインタフェースを表示することに遷移することは、デバイスに、適切なときにより目立つ方法で状態情報を自動的に提示させる。
いくつかの実施形態では、第5のユーザインタフェースを表示する要求に対応するユーザ入力の検出に応じて、コンピュータシステムは、状態領域の外側に、個別のアプリケーションの現在の状態のインジケーションと、第5のユーザインタフェースにおける第2の個別のアプリケーションの現在の状態のインジケーションとを同時に表示する(1130)。例えば、図5AR2~図5AR3では、メディア再生セッションがユーザインタフェース要素5006に表示されている間、タイマセッションは、セッション領域502-16aに表示され続け、スポーツセッションは、セッション領域の部分599から、スポーツセッションの状態情報を含むユーザインタフェース要素5007として表示される。状態領域内の複数のアプリケーションについての状態情報を表示することから状態領域外のアプリケーションのユーザインタフェースを表示することに遷移することは、デバイスに、状態情報を適切なときにより目立つ方法で自動的に提示させる。
いくつかの実施形態では、それぞれのアプリケーションのそれぞれの現在の状態の1つ以上のインジケーションが状態領域に表示されるという判定に従って、コンピュータシステムは、第5のユーザインタフェースを表示しながら、状態領域にそれぞれのアプリケーションのそれぞれの現在の状態の1つ以上のインジケーションの少なくとも1つのインジケーションを表示し続ける(1132)。例えば、図5ARでは、メディア再生セッションがユーザインタフェース要素5006に表示されている間、タイマセッションは、セッション領域502-16に表示され続ける。他のアプリケーションについての他の状態情報が状態領域から状態領域の外側に表示されるユーザインタフェースに遷移されている間に、状態領域に個別のアプリケーション状態情報を表示し続けることは、デバイスに、適切なときに他の状態情報をより目立つ方法で提示させながら、個別のアプリケーションに関する状態情報を閲覧するために必要な入力の数を自動的に減少させる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、状態領域に向けられた第1の種類のユーザ入力(例えば、タップ入力又は他の選択入力)を検出する(1134)。いくつかの実施形態では、状態領域に対する第1の種類のユーザ入力の検出に応じて、ユーザ入力が、第1のアプリケーションの現在状態の第1のインジケーションを表示している状態領域の第1の部分に対応するという判定に従って、コンピュータシステムは、アプリケーションユーザインタフェース領域に第1のアプリケーションの第1のユーザインタフェースを表示し(任意選択的に第1のアプリケーションを起動し)、ユーザ入力が、第2のアプリケーションの現在状態の第2のインジケーションを表示している状態領域の第2の部分に対応するという判定に従って、コンピュータシステムは、アプリケーションユーザインタフェース領域に第2のアプリケーションの第2のユーザインタフェースを表示する。例えば、図5AL~図5AOを参照して説明したように、メディア再生セッション上のユーザ入力590は、メディア再生アプリケーション(例えば、音楽アプリケーション)用のユーザインタフェース570を開き、ユーザ入力592は、音声記録アプリケーション(例えば、音声メモリアプリケーション)用のユーザインタフェース584を開く。複数のアクティブセッションが状態領域の異なる部分に表される場合、状態領域の個別の部分に向けられた特定の種類のユーザ入力に応じて、状態領域の個別の部分に表されたアクティブセッションに関連付けられたアプリケーションユーザインタフェースを表示することは、デバイス上で特定の動作を実行するために必要な入力の数を減少させ、追加の制御を表示することなく状態領域に関連付けられた異なる種類の動作を実行することを可能にする。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、状態領域に向けられた第2の種類のユーザ入力(例えば、長押し入力又は他の選択入力)を検出する(1136)(例えば、第2の種類の入力は、第1の種類の入力とは異なる)。いくつかの実施形態では、状態領域に対する第2の種類の入力の検出に応じて、ユーザ入力が、第1のアプリケーションの現在の状態の第1のインジケーションを表示している状態領域の第1の部分に対応するという判定に従って、コンピュータシステムは、状態領域の第1の部分を拡張する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、状態領域の第1の部分のサイズを増加させる。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、状態領域の第2の部分に第2のインジケーションを表示することを任意選択的に停止する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力が、第2のアプリケーションの現在の状態の第2のインジケーションを表示している状態領域の第2の部分に対応するという判定に従って、コンピュータシステムは、状態領域の第2の部分を拡張する。例えば、図5AL~図5AMでは、第2の種類の入力であるユーザ入力590に従って、拡張されたセッション領域502-14が表示される。複数のアクティブアプリケーションが状態領域の異なる部分に表される場合、状態領域の個別の部分に向けられた特定の種類のユーザ入力に応じて、個別のアプリケーションの追加情報を示すために状態領域を拡張することは、デバイス上で特定の動作を実行するために必要な入力の数を減少させ、追加の制御を表示することなく、状態領域に関連付けられた異なるアプリケーションの異なる種類の動作を実行することを可能にする。
いくつかの実施形態では、状態領域の第1の部分に、第1のアプリケーションの現在の状態の第1のインジケーションを表示しながら、コンピュータシステムは、第1のアプリケーションのユーザインタフェースを表示する要求に対応するユーザ入力を検出する(1138)。いくつかの実施形態では、ユーザ入力は、アプリケーションを起動するためのアプリケーションアイコンを選択するホーム画面ユーザインタフェース上の入力である。いくつかの実施形態では、ユーザ入力は、状態領域の第1の部分上の第1の種類の入力である。いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションについての第1のユーザインタフェースを表示する要求に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステムは、状態領域の第1の部分に第1のアプリケーションの現在の状態の第1のインジケーションを表示することを停止し、アプリケーションユーザインタフェース領域に第1のアプリケーションについてのユーザインタフェースを表示する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、第1のアプリケーションについての第1のユーザインタフェースを表示しながら、状態領域の第2の(又は第1の)部分に第2のアプリケーションの現在の状態の第2のインジケーションを表示し続ける。例えば、第1のアプリケーションがアプリケーションユーザインタフェース領域に表示されている間、第1のアプリケーションの現在の状態のインジケーションの状態領域おける表示が停止され、任意選択的に、他のアクティブアプリケーション(例えば、第2のアプリケーション)の1つ以上の他のインジケーションは状態領域に表示され続ける。例えば、図5ANでは、メディア再生アプリケーション(又は音楽アプリケーション)についてのユーザインタフェース570が表示されている間、セッション領域は、音楽がデバイス100上で再生し続けている間であっても、メディア再生セッションのインジケーションを含まない。例えば、図5BP~図5BRを参照して説明したように、音楽アプリケーションについてのユーザインタフェース5066が表示されている間、セッション領域502-34は、音楽アプリケーションに関連付けられたアクティブメディア再生セッションのインジケーションを表示することなくアクティブナビゲーションセッションを表示する。状態領域に表されているアクティブセッションを有するアプリケーションについて、状態領域の外側に表示されているユーザインタフェースにナビゲートするときに、(例えば、他のアプリケーションのアクティブセッションの状態情報を状態領域に表示し続けながら)状態領域におけるアプリケーションに関する状態情報の表示を停止することは、デバイスに、表示される制御の数を自動的に低減させ、ユーザインタフェースの冗長性を低減させる。
いくつかの実施形態では、アプリケーションユーザインタフェース領域に第1のアプリケーションのユーザインタフェースを表示しながら、コンピュータシステムは、第2のアプリケーションのユーザインタフェースを表示する要求に対応するユーザ入力を検出する(1140)。いくつかの実施形態では、ユーザ入力は、第2のアプリケーションの現在の状態の第2のインジケーションを表示している状態領域の第2の部分で検出されたユーザ入力である。いくつかの実施形態では、第2のアプリケーションについてのユーザインタフェースを表示する要求に対応するユーザ入力の検出に応じて、コンピュータシステムは、状態領域の第1の部分に第1のアプリケーションの現在の状態の第1のインジケーションを表示し、状態領域に第2のアプリケーションの現在の状態の第2のインジケーションを表示することを停止し、アプリケーションユーザインタフェース領域に第2のアプリケーションのユーザインタフェースを表示する。例えば、図5AN~図5AOに示すように、ユーザ入力592は、音声記録アプリケーションについてのユーザインタフェース584が表示されている間に、デバイスに、部分502-15における音声記録セッションの表示から部分502-9におけるメディア再生セッションの表示に切り替えさせる。いくつかの実施形態では、図5BP~図5BRに示すように、個別のセッションに関連付けられたアプリケーションのユーザインタフェースが表示されている間、セッション領域は、アプリケーションに関連付けられたセッションの表示を停止する。第1のアプリケーションのユーザインタフェースが状態領域の外側に表示され、一方で別のアプリケーションの状態情報が状態領域に表示される場合、状態領域の外側で(他のアプリケーションのユーザインタフェースを含む)第1のアプリケーションのユーザインタフェースから離れるようにナビゲートするときに状態領域内の状態情報を第1のアプリケーションの状態情報と置き換えることは、最近閲覧された第1のアプリケーションに関するデバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するのに必要な入力の数及び時間を減少させる。
いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションについてのユーザインタフェースを表示する要求に対応するユーザ入力を検出したことに応じて、コンピュータシステムは、状態領域の第1の部分における第1のアプリケーションの現在の状態の第1のインジケーションの表示を、第5のアプリケーションの現在の状態の第4のインジケーションの表示で置き換え(1142)、第5のアプリケーションの状態が変化したときに表示された第4のインジケーションを更新することを含む。いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションについてのユーザインタフェースを表示する要求に対応するユーザ入力を検出する前に、第1のアプリケーションの現在の状態の第1のインジケーションは、状態領域に表示されたが、第5のアプリケーションの現在の状態の第4のインジケーションは、状態領域に表示されることに関して第1のアプリケーション(例えば、第1のアプリケーションのアクティブセッション)が第5のアプリケーション(例えば、第5のアプリケーションのアクティブセッション)よりも優先されたため、状態領域に表示されなかった。いくつかの実施形態では、要求入力に応じて第1のアプリケーションについてのユーザインタフェースをアプリケーションユーザインタフェース領域(例えば、状態領域の外側)に表示することに従って、第1のアプリケーションについてのアクティブセッションは、(アプリケーションユーザインタフェース領域の冗長性になるため)状態領域に表されることを停止し、従って、別の優先度の低いアクティブセッション(この場合は第5のアプリケーション)についての空間を状態領域に利用可能にする。例えば、図5AN~図5AOに示すように、デバイス100は、音声記録アプリケーションについてのユーザインタフェース584が表示されている間、部分502-15における音声記録セッションの表示を部分502-9におけるメディア再生セッションの表示に置き換える。例えば、図5BP~図5BRは、地図アプリケーションについてのユーザインタフェース5060から離れて音楽アプリケーションについてのユーザインタフェースまでナビゲートすることが、デバイス100がセッション領域におけるメディア再生セッション502-30の表示を停止させ、音楽アプリケーションのユーザインタフェース5066が表示されている間にセッション領域におけるナビゲーションセッション502-34の表示を開始させることを示す。状態領域の外側の特定のアプリケーションのユーザインタフェースへのナビゲートに従って状態領域内の特定のアプリケーションに関する状態情報の表示を停止するときに、状態領域内の特定のアプリケーションに関する状態情報を別のアプリケーションに関する状態情報で置き換えることは、デバイスに、状態領域内の利用可能なスペースを他の状態情報に自動的に再割り振りさせ、それにより、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するのに必要な入力の数及び時間を減少させる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、アプリケーションユーザインタフェース領域に表示される第6のアプリケーションについてのユーザインタフェースの表示を停止する要求に対応するユーザ入力を検出する(1144)。いくつかの実施形態では、アプリケーションユーザインタフェース領域に表示されるアプリケーションユーザインタフェースの表示を停止する要求に対応するユーザ入力は、システムユーザインタフェース又は異なるアプリケーションのユーザインタフェースを表示する要求に対応する。いくつかの実施形態では、アプリケーションユーザインタフェース領域に表示されるアプリケーションユーザインタフェースの表示を停止する要求に対応するユーザ入力は、タッチ入力(例えば、1つ以上のタッチ又は他のタッチ入力で実行されるスワイプ又はピンチジェスチャなどのジェスチャを含む)、ボタン押下(例えば、コンピュータシステムの一部又はマウス若しくはスタイラスなどの周辺機器の一部であるハードウェアボタン)、及び/又は音声コマンドを含む。一例では、タッチ感知ディスプレイのエッジから中心に向かう(例えば、下エッジから上へ、上エッジから下へ、左エッジから右へ、又は右エッジから左へ)エッジスワイプ入力は、アプリケーションユーザインタフェースからシステムユーザインタフェース(例えば、アプリケーション切り替え選択ユーザインタフェース、ホームユーザインタフェース、又はコントロールパネルユーザインタフェース)にナビゲートする。別の例では、タッチ感知ディスプレイのエッジに沿った方向のエッジスワイプ入力(例えば、下エッジ若しくは上エッジに沿った左若しくは右への移動を含むスワイプ、又は左エッジ若しくは右エッジに沿った上若しくは下への移動を含むスワイプ)は、第1のアプリケーションのユーザインタフェースから第2のアプリケーションのユーザインタフェースにナビゲートする。当業者は、異なるユーザインタフェース間のナビゲーションが、本明細書に記載の任意の他の入力機構を使用して同様に実行されることができることを認識するであろう。いくつかの実施形態では、アプリケーションユーザインタフェース領域におけるユーザインタフェースの表示を停止する要求に対応するユーザ入力の検出に応じて、及び状態領域が2つ以上のアプリケーション(例えば、第1のアプリケーション及び第2のアプリケーション)のアクティブセッションに関連付けられているという判定に従って、コンピュータシステムは、第1の部分及び第2の部分とは異なる状態領域の第3の部分に、第6のアプリケーションの現在の状態の第5のインジケーション、例えば3つのアクティブセッションが図5AJに同時に表示される(例えば、セッション領域の部分502-11、502-12及び502-13において)。いくつかの実施形態では、状態領域の第1、第2、及び第3の部分のうちの1つは、1つ以上のセンサを含む。いくつかの実施形態では、第1の部分、第2の部分、及び第3の部分の各々は、状態領域の第1の部分、第2の部分、及び第3の部分の間に非ゼロの表示量を有する別個のユーザインタフェース要素(例えば、気泡)として表示される。いくつかの実施形態では、各部分は同じ背景色で表示される。いくつかの実施形態では、背景色は、1つ以上のセンサ(例えば、黒色)の色と一致する。同じ状態領域に複数のアクティブアプリケーションの現在の状態に関する情報を表示することは、ユーザが、同時に、ディスプレイの一貫した領域でコンピュータシステムの異なる種類の状態情報を閲覧することを可能にし、それにより、入力の数及びデバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するのに必要な時間を短縮する。
いくつかの実施形態では、アプリケーションユーザインタフェース領域のサイズは、状態領域のサイズの2倍よりも大きい(1146)。いくつかの実施形態では、状態領域のサイズは、より多くの及び/又はより少ないアプリケーションユーザインタフェース領域を置き換えるように動的に更新される。例えば、状態領域のサイズは大きくなり、アプリケーションユーザインタフェース領域のサイズはそれに応じて小さくなる。いくつかの実施形態では、アプリケーションユーザインタフェース領域のサイズは、状態領域のサイズの10倍を超える。例えば、アプリケーションユーザインタフェース領域内のメッセージングアプリケーションについて表示されるユーザインタフェース500のサイズは、図5Cのセッション領域502-1のサイズの2倍を超える。状態領域の外側のユーザインタフェース領域よりも大幅に小さい状態領域を表示することは、デバイスに、デバイスの状態に関するフィードバックを提供するときに表示エリアを自動的により効率的に利用させる。
いくつかの実施形態では、状態領域の第1の部分は、第1の色の着色された輪郭で表示される(1148)。図5AOのセッション領域の部分502-8及び502-9を参照して説明したように、状態領域の第2の部分は、第1の色とは異なる第2の色の着色された輪郭で表示される。いくつかの実施形態では、着色された輪郭の色は、個別の部分に表示されたインジケーションに関連付けられたアプリケーションに依存する。例えば、音声メモアプリケーションは、第1の色(例えば、赤色)に関連付けられ、電話アプリケーションは、第2の色(例えば、緑色)に関連付けられ、地図アプリケーションは、第2の色(例えば、青色)に関連付けられる。いくつかの実施形態では、2つのアプリケーションが同じ色の輪郭色を共有するように、2つ以上のアプリケーションが同じ色に関連付けられる。異なる色を異なるアプリケーション又はシステムソフトウェアに関連付け、状態領域又は状態領域の異なる部分の輪郭を、どのソフトウェアが状態領域に関連付けられたアクティブセッションを有するかに基づいて異なる色で表示することは、方法1500を参照して本明細書でより詳細に説明される。複数のアプリケーションが状態領域の異なる部分に表されたアクティブセッションを有する場合、状態領域の異なる部分の周りに異なる色の境界を表示することは、デバイスに、異なる状態情報セットを自動的に描写し視覚的に区別させ、それにより、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するのに必要な時間を短縮させる。
図11A~図11Dにおける動作について説明された特定の順序は単なる例であり、説明された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書に記載される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。更に、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法9000、1000、1200、1300、1400、1500、及び1600)に関して本明細書に記載される他のプロセスの詳細はまた、図11A~図11Dに関して上記した方法1100にも、類似の様式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法1100を参照して上述したセッション領域及びユーザ入力は、任意選択的に、本明細書に記載の他の方法(例えば、方法9000、1000、1200、1300、1400、1500、及び1600)を参照して本明細書に記載のセッション領域及びユーザ入力の特性のうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
図12A~図12Eは、いくつかの実施形態に係る、動作を実行するために状態領域と相互作用する方法1200を示すフロー図である。方法1200は、ディスプレイ生成コンポーネント、任意選択的にタッチ感知面、及び任意選択的に1つ以上のセンサを備えた電子デバイス(例えば、図3のデバイス300、又は図1Aのポータブル多機能デバイス100)で実行される。いくつかの実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面がディスプレイ上にあるか又はこれに組み込まれている。いくつかの実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面から分離している。方法1200の一部の動作が任意選択的に組み合わされ、及び/又は、一部の動作の順序が任意選択的に変更される。
いくつかの実施形態では、方法1200は、表示エリアを有するディスプレイ生成コンポーネントと通信するコンピュータシステムで実行され、表示エリアは、少なくとも部分的に状態領域(本明細書ではセッション領域及び/又はセッション表示領域とも呼ばれる)を包含する。いくつかの実施形態では、状態領域は、図5Aのセッション領域502-1によって示されるように、表示エリアの全てよりも少ない面積を占める。いくつかの実施形態では、状態領域は、表示エリアからの切り欠きであり、いくつかの実施形態では、周囲の表示エリアに島を形成する(例えば、状態領域の境界は、表示エリアの境界内にある)。いくつかの実施形態では、状態領域は、別個の、典型的にはより大きいアプリケーションユーザインタフェース表示領域によって囲まれる。
コンピュータシステムは、状態領域に対応するユーザ入力を検出する(1202)。例えば、図5Jのユーザ入力528は、セッション領域502-5に向けられる。
コンピュータシステムは、状態領域に対応するユーザ入力の検出(1204)に応じて、状態領域が個別のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられているという判定に従って、個別のアプリケーションに関連付けられた動作を実行する(1206)(例えば、個別のアプリケーションを起動するか、又は個別のアプリケーションに関する追加情報を表示するために状態領域を動的に拡張する)。例えば、状態領域502-5は、ユーザ入力528に応じて状態領域502-6(図5K)に拡張し、及び/又は状態領域502-5に関連付けられたアプリケーションのアプリケーションユーザインタフェースが表示される。
いくつかの実施形態では、状態領域が個別のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられていないという判定に従って、コンピュータシステムは、状態領域に個別のアプリケーションに関する情報を表示することなく、且つ個別のアプリケーションに関連付けられた動作を実行することなく、ユーザ入力に関連付けられたフィードバック(例えば、状態領域のサイズの変更(例えば、収縮又は膨張)、触覚出力の提供、及び/又は音声出力の提供など、ユーザ入力に応じた視覚、触覚、及び/又は音声フィードバック)を提供する(1208)。例えば、図5Nでは、ユーザ入力532は、アクティブセッションなしでセッション領域502-1に向けられ、デバイスは、ユーザ入力532に応じてセッション領域502-1からセッション領域502-1b(図5O)のサイズを増加させる。いくつかの実施形態では、状態領域に対応するユーザ入力を検出する前に、状態領域が個別のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられているという判定に従って、コンピュータシステムは、(状態領域に向けられたユーザ入力に応じて任意選択的に補足される)状態領域に個別のアプリケーションに関する情報を表示し、一方、状態領域が個別のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられていないという判定に従って、コンピュータシステムは、状態領域に個別のアプリケーションに関する情報を表示しない。いくつかの実施形態では、状態領域は、個別のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられていないが、状態領域は、ゼロ又は無視できる表示エリア(例えば、利用可能な表示エリアの1%、2%、3%又は5%未満などの表示エリアの閾値量未満)を有し、いくつかのそのような状況では、状態領域に対応するユーザ入力を検出することは、表示エリアの1つ以上の内部境界に対応するユーザ入力を検出することを含む。いくつかの実施形態では、状態領域の境界は、無視できない面積を有し、1つ以上のセンサが配置される1つ以上のセンサ領域を密接に輪郭付ける(例えば、状態領域の境界は、状態領域の90%、95%、98%、又は99%を超えるなど、1つ以上のセンサ領域によって主に占有される領域の輪郭を描く)。いくつかの実施形態では、状態領域が個別のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられている間、状態領域は無視できない表示エリアを占有するように拡張される。状態領域に向けられたユーザ入力に応じて、その状態が状態領域に表されているアプリケーションに関連付けられた動作を実行するか、そうでなければユーザ入力に関連付けられたフィードバックを提供することは、デバイスに、状態領域が現在のコンテキストに適切なフィードバックと相互作用していることを自動的に示させる。
いくつかの実施形態では、1つ以上のセンサ(例えば、1つ以上の光センサ)は、表示エリアによって囲まれた1つ以上のセンサ領域内に配置され(1210)(例えば、ディスプレイ生成コンポーネントは、表示エリアの1つ以上のセンサ領域(例えば、ディスプレイの上面、例えばディスプレイのガラスオーバーレイがいくつかの実施形態では非表示領域にわたって連続しているにもかかわらず、そのコンテンツを非表示領域に表示することができない表示エリアに孔を形成する1つ以上の非表示領域)内にコンテンツを表示することができない)、状態領域(例えば、セッション表示領域)は、表示エリアの1つ以上のセンサ領域を包含する。本明細書では、1つ以上のセンサ(例えば、状態領域の境界によって包含される表示エリアの1つ以上の内部境界内に配置される)を含む表示エリアの状態領域の周りに表示されるユーザインタフェースに関して多くの例が説明されているが、本明細書で説明する例は、例えば図5Bを参照して説明したように、内部にセンサを有さない表示エリアの状態領域にも適用可能である。1つ以上のセンサが配置されている1つ以上のセンサ領域を包含する専用の状態領域を表示することは、デバイスに、センサ領域の視覚的侵入を自動的に低減させ、表示エリアをより効率的に利用させる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、状態領域の外側の表示エリアに第1のユーザインタフェースを表示し、第1のユーザインタフェースから第2のユーザインタフェースへナビゲートするためのユーザ入力を検出しながら(例えば、第1のユーザインタフェースを表示している間に)、状態領域の表示を維持する(1212)。いくつかの実施形態では、第1のユーザ入力から第2のユーザ入力にナビゲートするためのユーザ入力は、タッチ入力(例えば、1つ以上のタッチ又は他のタッチ入力で実行されるスワイプ又はピンチジェスチャなどのジェスチャを含む)、ボタン押下(例えば、コンピュータシステムの一部又はマウス若しくはスタイラスなどの周辺機器の一部であるハードウェアボタン)、及び/又は音声コマンドを含む。一例では、タッチ感知ディスプレイのエッジから中心に向かう(例えば、下エッジから上へ、上エッジから下へ、左エッジから右へ、又は右エッジから左へ)エッジスワイプ入力は、アプリケーションユーザインタフェースからシステムユーザインタフェース(例えば、アプリケーション切り替え選択ユーザインタフェース、ホームユーザインタフェース、又はコントロールパネルユーザインタフェース)にナビゲートする。別の例では、タッチ感知ディスプレイのエッジに沿った方向のエッジスワイプ入力(例えば、下エッジ若しくは上エッジに沿った左若しくは右への移動を含むスワイプ、又は左エッジ若しくは右エッジに沿った上若しくは下への移動を含むスワイプ)は、第1のアプリケーションのユーザインタフェースから第2のアプリケーションのユーザインタフェースにナビゲートする。当業者は、異なるユーザインタフェース間のナビゲーションが、本明細書に記載の任意の他の入力機構を使用して同様に実行されることができることを認識するであろう。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースから第2のユーザインタフェースにナビゲートするためのユーザ入力の検出に応じて、コンピュータシステムは、状態領域の外側の表示エリアに第2のユーザインタフェースを表示する。例えば、図5S~図5Tを参照して説明したように、表示されたユーザインタフェースを変更するためのユーザ入力540に応じて、セッション領域502-7は維持され、ユーザインタフェースは、セッション領域の外側の表示エリアで更新される。アクティブセッションに関する情報で更新され、状態領域の外側の表示エリア内のユーザインタフェース間のナビゲーション中に持続する状態領域を表示することは、デバイスの他の態様との継続的な相互作用を可能にしながら、アクティブセッションに関する現在の状態情報を閲覧すために必要な入力の数及び時間量及び表示エリアを減少させる。
いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションに関連付けられた動作を実行することは、状態領域の外側の表示エリアに、個別のアプリケーションのユーザインタフェースを表示すること(1214)(例えば、個別のアプリケーションを起動すること)を含む。例えば、図5AN~図5AOでは、ユーザ入力592に応じて、セッション領域の部分502-15(例えば、音声記録アプリケーション)に関連付けられたアプリケーションのユーザインタフェースが表示される。いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションのユーザインタフェースの表示と組み合わせて、コンピュータシステムは、個別のアプリケーションに関する状態領域情報の表示を停止し、任意選択的に状態領域のサイズを縮小する(例えば、状態領域に表示される情報の量の減少に従って)。状態領域が個別のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられている間、状態領域に向けられたユーザ入力に応じて個別のアプリケーションのユーザインタフェースを表示することは、デバイス上で特定の動作を実行するために必要な入力の数を減少させる。
いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションに関連付けられた動作を実行することは、状態領域を拡張(例えば、拡大)し、拡張された状態領域に、個別のアプリケーション(例えば、そのユーザインタフェースの1つ以上の要素)に関する情報(例えば、グラフィック、テキスト、及び/又は1つ以上のコントロールなどの個別のアプリケーションのコンテンツ)を表示することを含む(1216)。例えば、図5H~図5Iでは、ユーザ入力522-2に応じて、セッション領域502-5は、セッション領域502-6に拡張される。いくつかの実施形態では、状態領域が個別のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられている間、状態領域に対応する入力の前に、個別のアプリケーションに関する第1の情報(例えば、個別のアプリケーションのユーザインタフェースの要素の第1のセット)が状態領域に表示され、状態領域に対応する入力に応じて第2の情報(例えば、個別のアプリケーションのユーザインタフェースの要素のより大きな第2のセット)が拡張状態領域に表示される。状態領域は、個別のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられているが、状態領域に向けられたユーザ入力に応じて、個別のアプリケーションに関する追加情報を含むように状態領域を拡張することは、デバイスに対して特定の動作を実行するために必要な入力の数を減少させる。
いくつかの実施形態では、状態領域が個別のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられていないという判定に従って、コンピュータシステムは、図5N~図5Pを参照して説明したように、ユーザ入力に関連付けられたフィードバックが状態領域を拡張することを含むことを提供する(1218)。いくつかの実施形態では、状態領域は、状態領域が個別のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられているか否かにかかわらず、状態領域に対応するユーザ入力の第1の部分に応じて拡張される。より一般的には、いくつかの実施形態では、状態領域がアクティブアプリケーションセッションに関連付けられていない場合、ユーザ入力に応じて提供されるフィードバックは、個別の種類のフィードバックの第1の大きさ(例えば、サイズの第1の増加量及び/又は色の第1の変化の程度などの視覚的変化の第1の大きさ、及び/又は音声及び/又は触覚フィードバックの第1の大きさ(単数又は複数))を含み、一方、状態領域がアクティブアプリケーションセッションに関連付けられている場合、個別の種類のフィードバックの第2の大きさを含むフィードバックが、(個別のアプリケーションに関連付けられた動作の一部として、又はそれに加えて)ユーザ入力に応じて提供され、第2の大きさは、第1の大きさよりも大きい(例えば、より大きい第2の大きさの視覚的変化、例えば、より大きい第2の大きさのサイズの増加及び/又はより大きい第2の大きさの色の変化、及び/又はより大きい第2の大きさの音声及び/又は触覚フィードバック(単数又は複数))。いくつかの実施形態では、ユーザ入力に応じて提供される1つ以上の種類のフィードバックは、状態領域がアクティブアプリケーションセッションに関連付けられている場合、状態領域がアクティブアプリケーションセッションに関連付けられていない場合よりも小さい大きさを有する(例えば、1つ以上の視覚、音声、及び/又は触知出力特性のためのより低い大きさのフィードバック)。状態領域が個別のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられていない間、状態領域に向けられたユーザ入力に応じて状態領域を拡張することは、状態領域が現在のアクティブセッションなしで対話的であることを示し、それによってデバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、状態領域を拡張する前に、コンピュータシステムは、状態領域の外側の表示エリアにコンテンツを表示し(1220)、状態領域を拡張することは、状態領域の外側の表示エリアに表示されたコンテンツの一部を隠す。例えば、図5Iでは、拡張されたセッション領域502-6は、ユーザインタフェース501に表示されるコンテンツを少なくとも部分的に隠す。いくつかの実施形態では、コンテンツの一部は、状態領域が縮小される(例えば、状態領域の拡張が逆にされる)ときに再表示される。いくつかの実施形態では、状態領域を拡張することにより、状態領域の外側の表示エリアに表示されたいくつかのコンテンツが再配置される(例えば、1つ以上の表示されたユーザインタフェース要素は、拡張状態領域の外側にある縮小表示エリアにおいてよりコンパクトに移動されて表示される)。状態領域が拡張されたときに状態領域の外側に表示されたコンテンツを隠すか、そうでなければ強調しないことは、デバイスに、拡張された状態領域に視覚的な強調を自動的に与えさせる。
いくつかの実施形態では、ユーザ入力に関連付けられたフィードバックを提供することは、状態領域を拡張する(例えば、そのサイズを増やす)ことを含む(1222)。いくつかの実施形態では、状態領域に対応するユーザ入力の終了を検出してから第1の閾値時間が経過したという判定に従って、コンピュータシステムは、状態領域を縮小する(例えば、そのサイズの増加を反転する)。例えば、図5I~図5Jを参照して説明したように、いくつかの実施形態では、セッション領域502-6は、第1の閾値時間が経過した後に凝縮されたセッション領域502-5に戻る。ユーザ入力に応じて状態領域が拡張される場合、ユーザ入力の終了を検出してから閾値時間が経過したときに状態領域を縮小することは、デバイスに、もはや関連性がないときにユーザ入力に関連付けられたフィードバックの提供を自動的に停止させる。
いくつかの実施形態では、ユーザ入力の終了を検出することは、タッチ感知面からの入力の一部であった接触のリフトオフを検出することを含む(1224)。例えば、図5N~図5Oでは、ユーザが連絡先532を離したことに応じて、セッション領域は、その最小サイズ502-1に戻る。いくつかの実施形態では、状態領域からのタッチ入力のリフトオフに応じるなど、状態領域に対応するユーザ入力の終了の検出に応じて、状態領域のサイズの増加の反転が直接実行される。状態領域がユーザ入力に応じて拡張される場合、タッチ感知面からの接触のリフトオフなどによるユーザ入力の終了の検出に応じて状態領域を縮小することは、デバイスに、もはや関連性がないときにユーザ入力に関連付けられたフィードバックの提供を自動的に停止させる。
いくつかの実施形態では、ユーザ入力に関連付けられたフィードバックを提供することは、状態領域を拡張する(例えば、そのサイズを増やす)ことを含む(1226)。いくつかの実施形態では、状態領域に対応するユーザ入力を検出し続けながら、ユーザ入力が状態領域に関して第2の閾値時間にわたって(例えば、ユーザ入力が最初に検出されてから)維持されているという判定に従って、コンピュータシステムは、状態領域を縮小する(例えば、そのサイズの増加を反転する)。例えば、図5Nでは、セッション領域がセッション領域502-1bに拡張された後にユーザ入力532が維持される場合、ユーザ入力532がまだ進行中であっても、セッション領域は、自動的にセッション領域502-1に縮小して戻る。いくつかの実施形態では、第2の閾値時間が経過する前のユーザ入力の検出が停止されると、状態領域は、第2の閾値時間が経過したことに応じて縮小される(例えば、ユーザ入力が既に終了した後に)。いくつかの実施形態では、第2の閾値時間は、入力が第2の閾値時間全体にわたって維持され続けるかどうかに関係なく、ユーザ入力の初期検出から測定される。状態領域がユーザ入力に応じて拡張される場合、状態領域が閾値時間にわたって拡張された後に状態領域を縮小することは、ユーザ入力がまだ進行中であっても、デバイスに、もはや関連性がないときに状態領域に関連付けられたフィードバックの提供を自動的に停止させる。
いくつかの実施形態では、ユーザ入力に関連付けられたフィードバックを提供することは、状態領域が個別のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられていない間、状態領域に関してユーザ入力が第3の閾値時間だけ維持される(例えば、状態領域に対応し続ける)という判定に従って、第1の触知出力を生成することを含む(1228)(例えば、ユーザ入力に関連付けられたフィードバックを提供することの一部として状態領域を拡張することに加えて、状態領域の拡張は、任意選択的に、ユーザ入力が第3の閾値時間にわたって維持されるという判定を条件としない)。例えば、図5Oでは、セッション領域502-1bが拡張され、触知出力が提供される。状態領域を拡張するための入力が閾値時間にわたって維持された後、状態領域がアクティブセッションに関連付けられていないことを示す触知出力を提供することは、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションに関連付けられた動作は、状態領域が個別のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられている間、ユーザ入力が第3の閾値時間量の間状態領域に関して維持されているという判定に従って実行され(1230)、個別のアプリケーションに関連付けられた動作を実行することは、状態領域を拡張し、拡張された状態領域に、第1の触知出力を生成することなく個別のアプリケーションに関する情報を表示することを含む。例えば、ユーザ入力522-2が第3の閾値時間にわたってデバイスとの接触を維持した場合であっても、任意選択的に第1の触知出力なしで、セッション領域502-6が表示される(図5I)。いくつかの実施形態では、第1の触知出力は、個別のアプリケーションに関する情報の表示と組み合わせて生成される。いくつかの実施形態では、代わりに異なる第2の触知出力が生成される。いくつかの実施形態では、触知出力は生成されない。状態領域を拡張するための入力が閾値時間にわたって維持された後、状態領域がアクティブセッションに関連付けられている場合、状態領域がアクティブセッションに関連付けられていないことを示す触知出力の提供を取り止め、任意選択的に、代わりに、状態領域がアクティブセッションに関連付けられていることを示す異なる触知出力を提供し、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、第3の閾値時間にわたって状態領域に対応するユーザ入力を検出し続けながら(例えば、状態領域がアクティブセッションに関連付けられている場合、個別のアプリケーションに関連付けられた動作を実行した後、又は状態領域がアクティブセッションに関連付けられていない場合、ユーザ入力に関連付けられたフィードバックを提供した後)、コンピュータシステムは、ユーザ入力が第4の閾値時間にわたって状態領域に関して維持されているという判定に従って、状態領域を縮小する(1232)(例えば、その拡張を反転する)(例えば、第3の閾値時間量に到達したとき又はその後に、第4の閾値時間量に到達する)。例えば、拡張されたセッション領域502-6は、図5I~図5Jの第4の閾値時間後に凝縮されたセッション領域502-5に自動的に縮小する。いくつかの実施形態では、状態領域は、状態領域に対応するユーザ入力の初期検出に応じて、第1のサイズから第2のサイズに増加する。いくつかの実施形態では、状態領域がアクティブセッションに関連付けられていない場合、状態領域は、入力の最初の検出から第4の閾値時間が経過したことに応じて縮小され(例えば、第1のサイズに戻る)、第4の閾値時間は、少なくとも第3の閾値時間である(例えば、状態領域は、触知出力が生成されるのと連動して、又は触知出力が生成された後に縮小される)。いくつかの実施形態では、状態領域が個別のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられている場合、状態領域は、入力が状態領域に関して第3の閾値時間にわたって維持されたことに応じて、個別のアプリケーションに関する追加情報を含むように拡張され(例えば、第3のサイズに更に増加される)、第3の閾値時間が経過してから第4の閾値時間が経過したことに応じて(例えば、第4の閾値時間量及び第3の閾値時間量は連続した期間である)後に縮小される(例えば、第1のサイズに戻る)。状態領域がユーザ入力に応じて拡張される場合、状態領域が閾値時間にわたって拡張された後に状態領域を縮小することは、ユーザ入力がまだ進行中であっても、デバイスに、もはや関連性がないときに状態領域に関連付けられたフィードバックの提供を自動的に停止させる。
いくつかの実施形態では、状態領域に対応するユーザ入力が検出されていない間(例えば、動作1202のユーザ入力を検出する前に)、状態領域が個別のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられているという判定に従って、コンピュータシステムは、個別のアプリケーションに関する状態領域情報に表示し、状態領域のサイズを変更し、続いて状態領域のサイズの変更の少なくとも一部を取り消すことを含む状態領域のアニメーションを表示する(1234)(例えば、場合により経時的に繰り返してサイズが振動する)。例えば、図5AB~図5AFを参照して説明したように、アクティブセッションは、任意選択的にサイズが変動する。いくつかの実施形態では、状態領域は、例えばブリージングイン及びブリージングアウトを表すために拡張し、次いで収縮する。状態領域がアクティブセッションに関連付けられている場合に状態領域のサイズを振動させるアニメーションを表示することは、状態領域内の状態情報がアクティブに更新されている間、デバイスに、自動的に状態領域を視覚的に強調させ、それによってデバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、状態領域に対応するユーザ入力が検出されていない間(例えば、動作1202のユーザ入力を検出する前に)、状態領域が個別のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられていないという判定に従って、コンピュータシステムは、状態領域のサイズを維持する(1236)。例えば、コンピュータシステムは、状態領域のサイズを前後に変化させる状態領域のアニメーションを表示せず(例えば、図5AB~図5AFに示す)、任意選択的に、個別のアプリケーションに関する情報を状態領域に表示せずに、固定サイズで状態領域を表示する。状態領域がアクティブセッションに関連付けられていない場合に状態領域のサイズを維持することは(例えば、状態領域のサイズを振動させるアニメーションを表示せずに)、状態領域がアクティブに更新されていない間、デバイスに、状態領域の視覚的強調を自動的に取り止めさせ、それによってデバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、状態領域が個別のアプリケーションに関する第1の量の情報を含む、状態領域が第1のモードで表示されるか、又は状態領域が拡張されて個別のアプリケーションに関する第2の量の情報を含む第2のモードで表示されるかに関係なく、状態領域のアニメーションを表示し(1238)、第2の量の情報は、第1の量の情報よりも大きい。例えば、図5ACを参照して説明したように、拡張されたセッション及び/又は凝縮されたセッションは、任意選択的に振動する。状態領域がアクティブセッションに関連付けられている場合、状態領域が凝縮状態にあるか、又は更に拡張状態にあるかにかかわらず、状態領域のサイズを振動させるアニメーションを表示することは、状態領域内の状態情報がアクティブに更新されている間、デバイスに、自動的に状態領域を視覚的に強調させ、それによってデバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、状態領域のアニメーションは、状態領域が個別のアプリケーションに関する第1の量の情報を含む第1のモードで表示されている間に(例えば、その判定に従って)状態領域が表示される(1240)。いくつかの実施形態では、状態領域に対応するユーザ入力が検出されていない間、状態領域が個別のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられているという判定に従って、状態領域は、状態領域が拡張され、第1の情報量よりも少ない個別のアプリケーションに関する第2の情報量を含む第2のモードで表示される一方で(例えば、その判定に従って)、コンピュータシステムは、図5ACを参照して説明したように、状態領域が第1のモードで表示されるときよりも少ない状態領域をアニメーション化する。いくつかの実施形態では、拡張状態領域をアニメーション化することは、第2の表示モードで表示されたときに拡張状態領域のサイズを維持すること(例えば、拡張状態領域のサイズを振動させるアニメーションを表示しないことによって、又は拡張状態領域のサイズをゼロ量だけ振動させるアニメーションを表示することによって、拡張状態領域を固定サイズで表示すること)をあまり意味しないが、第1の表示モードの状態領域はサイズが変動する(例えば、非ゼロ量だけ)。いくつかの実施形態では、拡張された状態領域をアニメーション化することは、状態領域のサイズをより少ない量だけ、及び/又は状態領域のサイズのより遅い変化速度で変更することを含む。状態領域がアクティブセッションに関連付けられている間、状態領域が拡張されたときの状態領域のサイズを、状態領域が集約されたときよりも小さくアニメーション化することは、デバイスに、状態領域内の状態情報がアクティブに更新されている間(ここで、視覚的強調は拡張状態領域にとってあまり重要ではなく、拡張状態領域は、そのサイズが大きいために既により目立つ)、より小さく、あまり目立たない集約された状態領域に自動的に視覚的な強調を与えさせ、それにより、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、状態領域が個別のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられているという判定に従って、アクティブセッションが第1の種類のセッションであるという判定に従って(例えば、関連付けられた個別のアプリケーションは、第1の種類のアプリケーションであり、及び/又は第1のクラスのアプリケーションであるため)、状態領域のアニメーションは、第1の変化速度で状態領域のサイズを変更し、状態領域が第2の種類のセッションであるという判定に従って(例えば、関連付けられた個別のアプリケーションは、第2の種類のアプリケーションであり、及び/又は第2のクラスのアプリケーションであるため)、状態領域のアニメーションは、図5ACを参照して説明したように、第1の変化速度とは異なる第2の変化速度で状態領域のサイズを変更する(1242)。異なる関連付けられたアプリケーションについて状態領域のサイズを異なるようにアニメーション化することは、デバイスに、特定のアプリケーションについて状態領域に表示されている状態情報の種類に適切であり、それを示す方法でアニメーションの方法を自動的に修正させ、それにより、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションに関する情報を表示することは、個別のアプリケーションに関連付けられた1つ以上のユーザインタフェース要素(例えば、そのユーザインタフェースの1つ以上の要素)を表示することを含み、状態領域のアニメーションは、個別のアプリケーションに関連付けられた表示された1つ以上のユーザインタフェース要素のサイズのそれぞれの変化速度に対応する(例えば、それに基づく)速度で状態領域のサイズを変更する(1244)。例えば、個別のアプリケーションを表すアイコンが状態領域に表示され、特定の速度でサイズが変化する場合、いくつかの実施形態では、状態領域は、図5ABを参照して説明したように、同じ速度で、又はアイコンのサイズの変化速度に対応する速度でサイズが変化する。状態領域に表示される視覚的要素のアニメーション化の速度に対応する速度で状態領域のサイズをアニメーション化することは、デバイスに、状態領域及び状態領域に表示される視覚的要素に一貫した視覚的強調を自動的に与えさせ、それにより、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、状態領域のアニメーションは、状態領域に表示される個別のアプリケーションに関する情報の緊急度に基づく(例えば、基づいて選択される)速度で状態領域のサイズを変更する(1246)。いくつかの実施形態では、図5ABを参照して説明したように、状態領域に表示された情報がより緊急であるという判定に従って、アニメーションは、状態領域のサイズをより迅速に及び/又は急激に変更する(例えば、ユーザの注意を引く可能性がより高い、より高速で、より目立ち、及び/又はより持続的なアニメーション)が、状態領域に表示された情報がより緊急でないという判定に従って、アニメーションは、状態領域のサイズをよりゆっくり及び/又は滑らかに変更する(例えば、より穏やかなアニメーション)。状態領域に表示されている状態情報の緊急度に基づいて選択された速度で状態領域のサイズをアニメーション化することは、デバイスに、特定のアプリケーションの状態領域に表示されている状態情報の種類に適切であり、それを示す方法でアニメーションの方法を自動的に修正させ、それにより、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、状態領域に対応するユーザ入力が検出されていない間(例えば、動作1202のユーザ入力を検出する前に)、状態領域が個別のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられており、アクティブセッションが第1の種類のセッションであるという判定に従って、コンピュータシステムは、状態領域に個別のアプリケーションに関する情報を表示し、状態領域のサイズを変更し、続いて状態領域のサイズの変更の少なくとも一部を取り消すことを含む状態領域のアニメーションを表示する(1248)(例えば、場合により経時的に繰り返してサイズが振動する)。いくつかの実施形態では、状態領域は、例えばブリージングイン及びブリージングアウトを表すために拡張し、次いで収縮する。いくつかの実施形態では、状態領域が個別のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられており、アクティブセッションが第2の種類のセッションであるという判定に従って(例えば、個別のアプリケーションは、第2の種類のアプリケーション及び/又は第2の種類のアプリケーションである)、コンピュータシステムは、図5ABを参照して説明したように、状態領域のアニメーションを表示すること(例えば、状態領域のサイズを維持すること)なく、状態領域に個別のアプリケーションに関する情報を表示する。例えば、低バッテリ通知及び他のシステム状態アラートは、状態領域の呼吸アニメーションを表示することなく状態領域に表示される。いくつかのアプリケーションの状態領域のサイズをアニメーション化するが、アニメーションを表示せずに他のアプリケーションの状態領域のサイズを維持することを含む、異なる関連するアプリケーションの状態領域のサイズを異なるようにアニメーション化することは、デバイスに、特定のアプリケーションの状態領域に表示されている状態情報の種類に適切であり、それを示す方法でアニメーションの方法を自動的に修正させ、それにより、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、状態領域に対応するユーザ入力が検出されていない間に、状態領域が第1のアプリケーションのアクティブセッション及び第2のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられているという判定に従って、コンピュータシステムは、状態領域の第1の部分に、第1のアプリケーションに関する情報を表示し、状態領域の第1の部分のサイズの変更を含む状態領域の第1の部分の第1のアニメーションを表示し、続いて状態領域の第1の部分のサイズの変更の少なくとも一部を反転させ(例えば、場合により経時的に繰り返してサイズが振動する)、状態領域の第2の部分に、第2のアプリケーションに関する情報を表示し、状態領域の第2の部分のサイズの変更を含む状態領域の第2の部分の第2のアニメーションを表示し、続いて状態領域の第2の部分のサイズの変更の少なくとも一部を反転させる(1250)(例えば、場合により経時的に繰り返してサイズが振動する)。例えば、図5AE~図5AFを参照して説明したように、セッション領域の部分502-8とセッション領域の部分502-9の双方が振動する。複数のアプリケーションがアクティブセッションを有し、アクティブセッションが状態領域の異なる部分に表される場合、状態領域の異なる部分のサイズをアニメーション化することは、デバイスに、状態領域の異なる部分の状態情報がアクティブに更新されている間に、状態領域の異なる部分を自動的に視覚的に強調させ、それによってデバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、第1のアニメーションは、第2のアニメーションが状態領域の第2の部分のサイズを変更するのとは異なる方法で状態領域の第1の部分のサイズを変更する(1252)。例えば、第1のアニメーションは、状態領域の第1の部分のサイズを異なる速度で、増減の異なるパターンで、及び/又は第2のアニメーションとは異なる量だけ状態領域の第2の部分のサイズを変更する。例えば、図5AE~図5AFを参照して説明したように、セッション領域の部分502-8は、セッション領域の部分502-9とは異なる速度で振動する。複数のアプリケーションがアクティブセッションを有し、アクティブセッションが状態領域の異なる部分に表される場合、状態領域の異なる部分のサイズを異なるようにアニメーション化することは、デバイスに、特定のアプリケーションの状態領域の個別の部分に表示される状態情報の種類に適切であり、それを示す方法でアニメーションの方法を自動的に修正させ、それにより、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
図12A~図12Eにおける動作について説明された特定の順序は単なる例であり、説明された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書に記載される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。更に、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法9000、1000、1100、1300、1400、1500、及び1600)に関して本明細書に記載される他のプロセスの詳細はまた、図12A~図12Eに関して上記した方法1200にも、類似の様式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法1200を参照して上述したセッション領域及びユーザ入力は、任意選択的に、本明細書に記載の他の方法(例えば、方法9000、1000、1100、1300、1400、1500、及び1600)を参照して本明細書に記載のセッション領域及びユーザ入力の特性のうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
図13A~図13Eは、いくつかの実施形態に係る、状態領域に生体認証登録情報を表示する方法1300を示すフロー図である。方法1300は、ディスプレイ生成コンポーネント、任意選択的にタッチ感知面、及び任意選択的に1つ以上のセンサを備えた電子デバイス(例えば、図3のデバイス300、又は図1Aのポータブル多機能デバイス100)で実行される。いくつかの実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面がディスプレイ上にあるか又はこれに組み込まれている。いくつかの実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面から分離している。方法1300の一部の動作が任意選択的に組み合わされ、及び/又は、一部の動作の順序が任意選択的に変更される。
いくつかの実施形態では、方法1300は、表示エリアを有するディスプレイ生成コンポーネントと通信するコンピュータシステムで実行され、表示エリアは、状態領域(例えば、セッション表示領域)を含む。いくつかの実施形態では、状態領域は、表示エリアからの切り欠きであり、いくつかの実施形態では、周囲の表示エリアに島を形成する(例えば、状態領域の境界は、表示エリアの境界内にある)。いくつかの実施形態では、状態領域は、別個の、典型的にはより大きいアプリケーションユーザインタフェース表示領域内に包含される(例えば、状態領域を取り囲み、あるいは少なくとも状態領域の上方、下方、左方、及び右方に延在する)。
コンピュータシステムは、状態領域の外側の表エリアに(例えば、状態領域を包含するアプリケーションユーザインタフェース表示領域に)、ユーザの生体特徴(例えば、顔認識及び/又は指紋認識を使用する、コンピュータシステムの生体認証機能のための設定ユーザインタフェース)の登録を開始するための個別のユーザインタフェース要素、例えば図6Aのユーザインタフェース602を含む第1のユーザインタフェースを表示する(1302)。
コンピュータシステムは、個別のユーザインタフェース要素に向けられたユーザ入力、例えばユーザ入力604を検出して、ユーザの生体特徴の登録を開始する(1304)。
コンピュータシステムは、ユーザ入力の検出に応じて、生体認証登録プロセスを実行し(1306)、生体認証登録プロセスは、状態領域の外側の表示エリアに第1のユーザインタフェースの表示を維持しながら、状態領域に生体認証登録ユーザインタフェースを表示すること(1308)(例えば、第1のユーザインタフェース内など、周囲の表示エリア内の島として状態領域を維持しながら、第1の表示領域を拡張することを含む)と、生体認証登録プロセスの現在の状態を示す(例えば、生体認証登録プロセスが開始されたこと、生体認証情報がキャプチャされていること、生体認証情報のキャプチャが正常に完了したこと、又は生体認証情報のキャプチャ中に1つ以上のエラーが発生したこと、及び/又は生体認証登録プロセスに関する他の関連状態情報を示すことを含む)ために、ユーザの生体特徴(例えば、コンピュータシステムと通信する1つ以上の光センサ及び/又は生体認証センサを介して)に関する生体認証情報をキャプチャしている間を含む、生体認証登録プロセス中に状態領域における生体認証登録ユーザインタフェースを更新すること(1310)とを含む。例えば、図6Bのセッション領域606-1は、生体認証登録ユーザインタフェースである。ユーザが表示されたユーザインタフェースから生体認証登録を開始することに応じて、ユーザインタフェース上に部分的に拡張された専用の状態領域内の生体認証登録プロセスの現在の状態を示すことは、表示エリアをより効率的に使用しながらデバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、1つ以上のセンサと通信しており、1つ以上のセンサは、状態領域に包含される(例えば、表示エリアによって囲まれる)1つ以上のセンサ領域内に(例えば、完全に内部に)配置され、ディスプレイ生成コンポーネントは、1つ以上のセンサ領域内にコンテンツを表示することができない(1312)。例えば、図6Bに示す光センサ164は、セッション領域606-1に包含される。いくつかの実施形態では、1つ以上のセンサは、ユーザの顔などのユーザの一部に関するデータを、不可視ドットのセットを投影及び分析してユーザの一部の深度マップを作成することによってキャプチャする深度センサ、及び/又はユーザの一部の赤外線画像をキャプチャする赤外線センサを含む。1つ以上のセンサのための1つ以上のディスプレイ切り欠きの周りに状態領域を表示することは、デバイスに、ディスプレイ切り欠きの視覚的侵入を自動的に低減させ、ディスプレイエリアをより効率的に利用させる。
いくつかの実施形態では、1つ以上のセンサは、生体認証センサを含み、ユーザの生体特徴に関する生体認証情報は、生体認証センサを介してキャプチャされる(1314)。例えば、スピーカ111及び/又は光センサ164に加えて、又はその代わりに、図6Bに示すセンサ切り欠き内に1つ以上の生体認証センサが配置される。いくつかの実施形態では、光センサ164は、生体認証センサを含む。いくつかの実施形態では、生体認証センサは、ユーザの顔などのユーザの一部に関するデータをキャプチャしてユーザの一部の深度マップを作成する深度センサ、ユーザの部位の赤外線画像を撮像する赤外線センサ、可視スペクトル(赤、緑、青(RGB))光センサ(RGBカメラ又はより一般的にはカメラとも呼ばれる)、及び/又は(例えば、エミッタを使用して物理的表面に光を投射し、1つ以上のセンサを使用して、表面によって反射された光パターンをキャプチャ及び分析して、表面の形状及び特徴を決定することによって)生体認証データをキャプチャするときに1つ以上のセンサによって使用される光を放射する構造化発光体(3Dスキャナとも呼ばれる)を含むセンサシステムである。生体認証センサの周りの状態領域に生体認証登録プロセスに関するフィードバックを表示することは、生体認証センサによってキャプチャされる生体認証情報の精度を向上させるために、ユーザの焦点を生体認証センサに向けることによって改善されたセキュリティ及びプライバシーを提供する。
いくつかの実施形態では、ユーザの生体特徴の登録を開始するために個別のユーザインタフェース要素に向けられたユーザ入力を検出する前に、コンピュータシステムは、状態領域の外側の表示エリアに、1つ以上の状態インジケータを表示し(1316)、個別の状態インジケータは、コンピュータシステムの個別の特徴の状態を示す(例えば、異なる状態インジケータは、異なる特徴の状態を示す)。例えば、生体特徴の登録を開始する前に、セルラーネットワーク(例えば、インジケータ608)、Wi-Fi、及び/又はバッテリレベル(例えば、インジケータ610)の状態インジケータが図6Aに表示される。いくつかの実施形態では、1つ以上の状態インジケータは、コンピュータシステムがインターネットネットワーク(例えば、Wi-Fi)に接続されていることを示すアイコン、セルラーネットワークへの接続を示すアイコン、コンピュータシステムが接続されているネットワーク(単数又は複数)の名称を有するテキストラベル(単数又は複数)、モバイルホットスポットへの接続を示すアイコン、現在時刻を示すアイコン、現在のバッテリレベルをグラフィカルに示すアイコン及び/又は現在のバッテリレベルを示すテキストラベル、及び/又はコンピュータシステムでの通知が現在強調解除又は消音されていることを示すアイコン、又はそれらの任意の組み合わせを含む。いくつかの実施形態では、2つ以上の状態インジケータが同じ特徴(例えば、バッテリレベル及び/又はセルラーネットワーク接続などの同じ機能のアイコン及びテキストラベル)の状態を示す。いくつかの実施形態では、ユーザ入力の検出に応じて、コンピュータシステムは、(例えば、表示エリアを大きくし、状態領域に生体認証登録ユーザインタフェースをより適切に表示することができるように)表示された状態領域を拡張し、生体認証登録ユーザインタフェースは、拡張された状態領域に表示され、拡張された状態領域(例えば、状態領域の外側の表示エリア内ではなく)に、1つ以上の状態インジケータのサブセット(例えば、1つ以上)を表示する。例えば、インジケータ608は、セッション領域606-1内に表示され、インジケータ610は、図6Bのセッション領域608-1の外側に表示される。いくつかの実施形態では、拡張状態領域と少なくとも部分的に重複する状態インジケータは、拡張状態領域の外側の他の場所に再配置されるのではなく、拡張状態領域に表示される(例えば、組み込まれる)。状態領域が拡張されたときに1つ以上の状態インジケータを状態領域の外側から状態領域内に移動させることは、状態インジケータを引き続き見ることを可能にし、デバイスの状態に関するフィードバックを提供することができる。
いくつかの実施形態では、1つ以上の状態インジケータのサブセットは、1つ以上の状態インジケータの全てを含む(1318)(例えば、拡張状態領域は、非拡張状態領域の外側に表示された全ての状態インジケータの少なくとも一部と重複する)。例えば、いくつかの実施形態では、図6Bでは、全てのインジケータ(例えば、インジケータ608及び610を含む)が任意選択的にセッション領域606-1内に表示される。いくつかの実施形態では、1つ以上の状態インジケータの全ては、1つ以上の状態インジケータがそれに沿って表示された表示エリアの個別のエッジの実質的に全て(例えば、少なくとも85%、90%、93%、又は95%)にわたって拡張する状態領域に従って、拡張状態領域に表示される。換言すれば、状態領域が表示エリアのほぼエッジ全体(例えば、上エッジ、左エッジ、又は他のエッジ)に及ぶように拡張され、状態インジケータを表示するための状態領域の外側のそのエッジに沿って残された表示エリアが十分にない場合、状態領域が拡張される前にそのエッジに沿って表示された状態インジケータは、代わりに拡張状態領域に表示される。状態領域が拡張されたときに、表示された全ての状態インジケータを状態領域の外側から状態領域内に移動させることは、状態領域を可能な限り拡張することを可能にしながら状態インジケータを引き続き見ることを可能にし、デバイスの状態に関するフィードバックを提供することができる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、(例えば、状態領域によって包含される1つ以上のセンサ領域内に配置される)1つ以上のカメラと通信し、コンピュータシステムは、生体認証登録ユーザインタフェースに、コンピュータシステムのユーザの表現を表示し、ユーザの表現は、1つ以上のカメラを介してキャプチャされる(1320)。例えば、ユーザの顔の表現は、図6Bのセッション領域606-1内に提供され、ユーザの表現は、任意選択的に1つ以上の光センサ164によってキャプチャされ、ユーザの表現は、ユーザが移動するにつれて更新される。ユーザの生体特徴を登録しながらユーザのライブカメラプレビューを提示することは、生体認証情報がキャプチャされている人を示す視覚フィードバックを提供することによって、改善されたセキュリティ及びプライバシーを提供する。
いくつかの実施形態では、ユーザの生体特徴に関する生体認証情報のキャプチャが正常に完了したという判定に従って、コンピュータシステムは、生体認証登録ユーザインタフェースに、生体認証情報のキャプチャ成功のインジケーションを表示する(1322)。例えば、図6Cは、ユーザの顔の表現の周りを回る円形の進捗バーを埋めるか、そうでなければ点灯することによって、セッション領域606-2内に進捗量が表示されることを示す。いくつかの実施形態では、生体認証情報のキャプチャがまだ正常に完了していないという判定に従って、コンピュータシステムは、生体認証情報のキャプチャを継続し(又はキャプチャを試み)、任意選択的に、生体認証登録ユーザインタフェースに、ユーザの表現(例えば、1つ以上のカメラを介してキャプチャされる)及び/又は生体認証情報のキャプチャに成功するための現在の進行のインジケーションを表示し続ける。いくつかの実施形態では、生体認証情報のキャプチャが閾値時間内に(例えば、生体認証情報を取得するための閾値期間の満了前に)正常に完了していないという判定に従って、コンピュータシステムは、生体認証登録ユーザインタフェースに、生体認証情報のキャプチャの失敗のインジケーション(例えば、エラーメッセージ)を表示し、任意選択的に、生体認証登録ユーザインタフェースにユーザの表現を表示することを停止する。生体認証情報が正常にキャプチャされたというインジケーションを表示することは、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、例えば図6Fのセッション領域611-1に示すように、状態領域に、コンピュータシステムがロック状態にあるかロック解除状態にあるかのインジケーションを表示する(1324)。いくつかの実施形態では、インジケーションは、コンピュータシステムがロック状態にある間は閉じたロック記号を含み、コンピュータシステムがロック解除状態にある間は開いたロック記号を含む。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムがロック状態にあるかロック解除状態にあるかのインジケーションは、ロック画面ユーザインタフェースが状態領域の外側の表示エリアに表示されている間、及び/又はコンピュータシステムがユーザの認証に応じてロック解除されてから閾値時間内に表示される。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムがロック状態にあるかロック解除状態にあるかのインジケーションは、ディスプレイ生成コンポーネントを介して(例えば、ディスプレイ生成コンポーネントがオンである間)ユーザインタフェースを表示しながら表示される。状態領域において、コンピュータシステムが現在ロックされているかロック解除されているかを示すことは、デバイスがロックされているかロック解除されているかを明確に示すことによってデバイスのセキュリティを向上させるディスプレイの一貫した領域におけるデバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、状態領域に、コンピュータシステムがロック状態にあるかロック解除状態にあるかのインジケーションを表示することは、コンピュータシステムがロック状態にある間に、状態領域に、コンピュータシステムがロック状態にある(例えば、コンピュータシステムがロック状態にあり、ディスプレイ生成コンポーネントがオンのままである限り、持続的に)というインジケーションを表示することを含む(1326)。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムがロック状態にある間、ディスプレイ生成コンポーネントを介して表示されるユーザインタフェースは、図6Fに示すように、ロック画面ユーザインタフェースである。いくつかの実施形態では、状態領域に、コンピュータシステムがロック状態にあるかロック解除状態にあるかのインジケーションを表示することは、コンピュータシステムがロック解除状態にある間に、状態領域に、コンピュータシステムが閾値時間にわたってロック解除状態にあるというインジケーション(例えば、図6Gのセッション領域611-2のロック解除アイコン)を表示することを含む。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムがロック解除状態にあるというインジケーションは、コンピュータシステムがユーザの認証に応じてロック解除された後の閾値時間にわたって表示される。いくつかの実施形態では、状態領域に、コンピュータシステムがロック状態にあるかロック解除状態にあるかのインジケーションを表示することは、閾値時間が経過した後に、コンピュータシステムが、状態領域に、コンピュータシステムがロック解除状態にあるというインジケーションを表示することを取り止めること(例えば、表示されたユーザインタフェースの他の部分の表示を維持しながら、コンピュータシステムがロック解除状態にあるというインジケーションの表示を停止すること、又はより一般的には、コンピュータがロック状態にあるかロック解除状態にあるかのインジケーションの表示を停止すること)を含む。コンピュータシステムがロックされていることを持続的に示すことは、コンピュータシステムが一定時間だけロック解除されたことを示し、その後、コンピュータシステムがロックされているというインジケーションの表示を停止することは、デバイスに、適切なときにデバイスの現在の認証状態に関するフィードバックを自動的に提供させ、そうでなければユーザインタフェースの混乱を低減させる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、状態領域によって包含される2つ以上のセンサ領域内に配置された1つ以上のセンサと通信し(1328)(例えば、ディスプレイ生成コンポーネントは、2つ以上のセンサ領域内にコンテンツを表示することができない)、コンピュータシステムがロック状態にあるかロック解除状態にあるかのインジケーションは、2つ以上のセンサ領域の第1のセンサ領域(例えば、深度カメラ、構造化発光体、及び/又は近接センサ)と第2のセンサ領域(例えば、RGBカメラ)との間の状態領域の表示エリアに表示され、例えば、図5AY及び図5AZに示されるロックアイコン5008は、センサ切り欠きの間に表示される。状態領域内のセンサ領域間の表示エリア内のコンピュータシステムの現在の認証状態を示すことは、デバイスに、ディスプレイ切り欠きの視覚的侵入を自動的に低減させ、表示エリアをより効率的に利用させる。
いくつかの実施形態では、生体認証登録プロセスを実行した後、コンピュータシステムは、(例えば、コンピュータシステムをロック解除するため、コンピュータシステムを介して支払いを行うことを許可するため、又はフォーム内の1つ以上のフィールドを自動的に入力するために)コンピュータシステムのユーザの生体認証の要求に対応する1つ以上のユーザ入力を検出する(1330)。コンピュータシステムのユーザの生体認証の要求に対応する入力の例は、(例えば、支払い、通過、及び/又は識別などのためにセキュアなクレデンシャルを使用することを許可するために)コンピュータシステムのサイドボタン若しくはホームボタンの1つ以上(典型的には少なくとも2つ)の押下、又はアカウントにログインする若しくはセキュアアプリケーション(例えば、電子メール、財務、健康、又は機密性の高い個人情報に関連付けられた他のアカウント)にアクセスするためのソフトウェアボタンなどの生体認証(例えば、顔、虹彩、及び/又は指紋)をトリガするソフトウェアアフォーダンスのアクティブ化を含む。例えば、図6Fのユーザ入力613は、デバイス100をロック解除する要求に対応する。いくつかの実施形態では、1つ以上のユーザ入力の検出に応じて、コンピュータシステムは、状態領域に、例えば図6Gのセッション領域611-2に、コンピュータシステムを使用するためにユーザを認証するために実行された生体認証プロセスの状態に関するフィードバックを表示する。いくつかの実施形態では、生体認証プロセスは、1つ以上の入力の検出に応じて実行される。いくつかの実施形態では、生体認証プロセスの状態に関するフィードバックを表示することは、生体認証プロセスを実行している間に、生体認証プロセスが進行中であるというインジケーション及び/又は生体認証プロセスのどのステップ又は部分が現在実行されているかに関するインジケーションを表示することを含む。いくつかの実施形態では、生体認証プロセスの状態に関するフィードバックを表示することは、ユーザがコンピュータシステムを使用するために認証されていないという判定に従って、生体認証プロセスが失敗した(例えば、コンピュータシステムがロックされたままであること、支払いが失敗したこと、又はフォームフィールドが記入されていないこと)というインジケーションを表示することを含む。いくつかの実施形態では、生体認証プロセスの状態に関するフィードバックを表示することは、ユーザがコンピュータシステムを使用することを認証されたという判定に従って、生体認証プロセスが成功した(例えば、コンピュータシステムがロック解除されていること、支払いが成功したこと、又はフォームフィールドが入力されたこと)というインジケーションを表示することを含む。生体認証プロセスの状態に関するフィードバックを状態領域に表示することは、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するために必要な表示エリアを縮小しながら、認証の進捗をユーザに通知し続けることにより、改善されたセキュリティ及びプライバシーを提供する。
いくつかの実施形態では、1つ以上のユーザ入力の検出に応じて、コンピュータシステムは、状態領域を拡張し(1332)、生体認証プロセスの状態に関するフィードバックが拡張された状態領域に表示される。例えば、いくつかの実施形態では、セッション611-2(図6G)は、拡張されたセッション領域として表示される。いくつかの実施形態では、状態領域を拡張することは、表示エリアに対して状態領域の重心を移動させる(例えば、状態領域は、上方よりも下方に拡張されるなど、反対方向よりも一方向に拡張される)。生体認証の進捗状態に関するフィードバックを表示するために状態領域を拡張することは、デバイスに、デバイスの状態に関するフィードバックを表示するための表示エリアを自動的に最適化させる。
いくつかの実施形態では、生体認証プロセスの状態に関するフィードバックを表示することは、ユーザがコンピュータシステムを使用することを認証されていないという判定に従って(例えば、ユーザの生体認証の失敗に応じて)、例えば図6H及び図6Iのセッション領域611-3及びセッション領域611-4を参照して説明したように、状態領域の振動のアニメーションを表示すること(例えば、前後に、垂直に、水平に、及び/又は回転することによって迅速に移動すること)を含む(1334)。状態領域が、1つ以上のセンサが配置されている1つ以上のセンサ領域を包含するいくつかの実施形態では、状態領域は、状態領域の振動中であっても、1つ以上のセンサ領域を包含する(例えば、状態領域の振動は、センサ領域が状態領域の境界することを停止するほど状態領域を移動させない)。例えば、状態領域は、任意のセンサ領域の任意の部分が状態領域の左境界を超えて延在するように、それほど右に移動されない(同様に他の移動方向についても)。生体認証が失敗したときに状態領域がシェイクするアニメーションを表示することは、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、生体認証の要求に対応する1つ以上の入力は、コンピュータシステムをロック解除する要求に対応し、コンピュータシステムがロック状態にある間に受信される(1336)。例えば、ユーザ入力613(図6F)は、デバイス100がロック状態にある間に検出される。コンピュータシステムのロックを解除するために生体認証の成功を必要とし、生体認証が失敗したときにコンピュータシステムのロックを解除することなく状態領域の振動のアニメーションを表示することは、改善されたセキュリティ及びプライバシーを提供し、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、生体認証の要求に対応する1つ以上の入力は、コンピュータシステムを介してセキュアなクレデンシャルの使用(例えば、支払い、通過識別子の提示、及び/又は身分証明書の提示)を許可する要求に対応する(1338)(例えば、近距離無線接続を介してNFC、Bluetooth、及び/又はWi-Fiなどの無線端末にセキュアなクレデンシャルを提示する)。例えば、ユーザ入力613は、記憶された支払い方法を使用する要求に対応し、デバイス100は、ユーザが記憶された支払い方法を使用することを可能にする前に生体認証のためのステップを開始する。(例えば、取引を行うために、又は識別を提示するために)コンピュータシステムを使用してセキュアなクレデンシャルを提示するために生体認証の成功を必要とし、生体認証が失敗したときにセキュアなクレデンシャルの使用を許可せずに状態領域の振動のアニメーションを表示することは、改善されたセキュリティ及びプライバシーを提供し、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、生体認証の要求に対応する1つ以上の入力は、図6Hを参照して説明したように、(例えば、コンピュータシステムがロック解除されている間)コンピュータシステムのディスプレイ生成コンポーネントを介して表示されるフォーム内の1つ以上のフィールドを、コンピュータシステムによって記憶された情報(例えば、ユーザ名、パスワード、住所、電話番号、及び/又はクレジットカード情報)によって自動的に記入する要求に対応する(1340)。コンピュータシステムによって記憶された個人情報(例えば、名前、ユーザ名、パスワード、住所、電話番号、及び/又は請求情報)をコンピュータシステム上のフォーム内のフィ必要とし、フォームフィールドに自動的に記入することなく、生体認証が失敗したときに状態領域がシェイクするアニメーションを表示することは、改善されたセキュリティ及びプライバシーを提供し、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、1つ以上の入力は、コンピュータシステムをロック解除する要求に対応する(1342)(例えば、1つ以上の入力を検出することは、コンピュータシステムが持ち上げられていることを検出すること、ユーザの顔若しくは虹彩又は他の生体特徴がコンピュータシステムの1つ以上のカメラの視野に入ったことを検出すること、及び/又はコンピュータシステムのタッチスクリーンなどの入力デバイス上のスワイプジェスチャ又は他のシステム起動ジェスチャを検出することを含む)。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力は、コンピュータシステムがロック状態にある間、及び状態領域の外側の表示エリアに、コンピュータシステムがロック状態にある間にアクセス可能な第1のユーザインタフェース(例えば、ロック画面ユーザインタフェース又はロック画面ウィジェットユーザインタフェース)を表示している間に検出される。例えば、セッション領域611-2(図6G)は、デバイス100がユーザを認証しようとしているという視覚フィードバックを提供する。コンピュータシステムのロックを解除するために生体認証の成功を必要とし、状態領域の外側の表示エリアにロック状態システムユーザインタフェースを表示しながら、状態領域に生体認証プロセスの状態に関するフィードバックを表示することは、利用可能な表示エリアをより効率的に利用しながら、改善されたセキュリティ及びプライバシーを提供する。
いくつかの実施形態では、図6K~図6Lを参照して説明したように、1つ以上のユーザ入力の検出に応じて、ユーザがコンピュータシステムを使用することが認証されたという判定に従って、コンピュータシステムは、状態領域に、コンピュータシステムがロック解除されていることを示すアニメーションを表示し(1344)(例えば、閉じたロックの開放をアニメーション化すること、及び/又はチェックマークを表示する)、コンピュータシステムがロック解除されていることを示すアニメーションを表示しながら(例えば、表示すると同時に)、コンピュータシステムは、状態領域の外側の表示エリアに、コンピュータシステムがロック状態にある間はアクセスできない第1のユーザインタフェースから第2のユーザインタフェースへの遷移を表示する。いくつかの実施形態では、第2のユーザインタフェースは、ホーム画面ユーザインタフェース(例えば、ホーム画面ユーザインタフェース618)又は個別のソフトウェアアプリケーションのユーザインタフェースを含み、いくつかの実施形態では、コンピュータシステムがロック解除状態にある間にのみアクセス可能である。いくつかの実施形態では、ユーザがコンピュータシステムを使用することを認証されたという判定に従って、コンピュータシステムは、ロック解除状態に遷移する(例えば、第2のユーザインタフェースの表示は、コンピュータシステムがロック解除状態に遷移していることを示す)。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースから第2のユーザインタフェースへの遷移は、コンピュータシステムがロック解除されていることを示すアニメーションの終了前に開始する。コンピュータシステムをロック解除するための生体認証が成功すると、ロック状態のユーザインタフェースから状態領域の外側のロック解除状態のユーザインタフェースに遷移する間にロック解除アニメーションを表示するために状態領域を使用することは、ロック解除状態のユーザインタフェーへの遷移が行われることができる前にロック解除アニメーションの再生を終了しなければならない実装形態とは対照的に、ロック解除状態への遷移を高速化しながら表示エリアをより効率的に使用する。
いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースを表示している間に、1つ以上の入力を検出する前に、コンピュータシステムは、第1のユーザインタフェースに、コンピュータシステムがロックされているというインジケーション(例えば、閉ロック記号)を表示し、1つ以上の入力を検出したことに応じて、第1のユーザインタフェースから状態領域に移動するインジケーションのアニメーションを表示する(1346)。例えば、図6Fでは、ロックアイコンは、最初にユーザインタフェース612に表示され(例えば、時刻インジケーション及び/又は日付インジケーションよりも上)、ユーザ入力613に応じて、ロックアイコンは、セッション領域611-1に移動される。コンピュータシステムをロック解除しようとする認証試行を検出すると、コンピュータシステムがロックされているというインジケーションを状態領域の外側の表示エリアから状態領域に移動させることは、デバイスに、デバイスの状態に関するフィードバックを提供させ続けながら、認証プロセスに関するフィードバックを表示するために使用されることができるより多くの表示エリアを自動的に割り当てさせる。
いくつかの実施形態では、1つ以上の入力の検出に応じて、コンピュータシステムは、例えば図6Gのセッション領域611-2に示すように、生体認証プロセスの状態に従ってインジケーションの外観を更新する(1348)。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、生体認証プロセスを実行すること、及び/又は認証が成功し、コンピュータシステムがロック解除状態に遷移しているかどうか、又は認証が失敗し、コンピュータシステムがロック状態のままであるかどうかを表すアニメーションを表示する。インジケーションが状態領域に表示されている間に、生体認証プロセスの進行に基づいて、コンピュータシステムがロックされているというインジケーションの外観を更新することは、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するために必要な表示エリアを減少させる。
いくつかの実施形態では、1つ以上のユーザ入力の検出に応じて、ユーザがコンピュータシステムを使用するように認証されたという判定に従って(例えば、ユーザの認証の成功に応じて)、コンピュータシステムは、コンピュータシステムがロック状態にある間はアクセスすることができない個別のユーザインタフェースを表示し(1350)、例えば、図6Lのホーム画面ユーザインタフェース618は、成功した認証に従って表示される。いくつかの実施形態では、個別のユーザインタフェースは、ホーム画面ユーザインタフェース又は個別のソフトウェアアプリケーションのユーザインタフェースであり、いくつかの実施形態では、コンピュータシステムがロック解除状態にある間にのみアクセス可能である。いくつかの実施形態では、ユーザがコンピュータシステムを使用することを認証されたという判定に従って、コンピュータシステムは、ロック解除状態に遷移する(例えば、個別のユーザインタフェースの表示は、コンピュータシステムがロック解除状態に遷移していることを示す)。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、図6Kのセッション領域611-5のロック解除アイコンによって示されるように、インジケーション(例えば、インジケーションの外観を変更するアニメーションを表示すること)をロックされた(又は認証されていない)外観からロック解除された(又は認証された)外観(例えば、閉じたロックの開放をアニメーション化すること、及び/又はチェックマークを表示すること)に更新する。生体認証が成功すると、コンピュータシステムがロック解除されたことを示すために状態領域に表示されるインジケーションを更新し、状態領域の外側の表示エリアにロック解除状態のユーザインタフェースを表示することは、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、1つ以上のユーザ入力の検出に応じて、ユーザがコンピュータシステムを使用するように認証されていないという判定に従って(例えば、ユーザの認証の失敗に応じて)、コンピュータシステムは、状態領域から第1のユーザインタフェースに移動するインジケーションのアニメーションを表示する(1352)(任意選択的に、第1のユーザインタフェースから状態領域に移動するインジケーションのアニメーションを少なくとも部分的に反転させる)。例えば、図6H~図6Iを参照して説明した認証の試みが失敗した後、ロックアイコンは、セッション領域611-4内の表示からセッション領域の外側の表示エリアに移動するにつれてアニメーション化される。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、状態領域の外側の第1の(例えば、ロック画面)ユーザインタフェースの表示を維持する。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、異なる認証手段のための異なるロック画面ユーザインタフェース(例えば、生体認証ではなくパスコード入力のためのユーザインタフェース)の表示に遷移する。コンピュータシステムをロック解除するための生体認証が失敗すると、状態領域の外側の表示エリアに表示されたロック状態のユーザインタフェースに状態領域から移動するロックインジケーションのアニメーションを表示することは、デバイスの状態に関して提供されるフィードバックに視覚的な顕著性を与えさせる。
いくつかの実施形態では、1つ以上のユーザ入力を検出することは、ユーザから第1の認証形式(例えば、コンピュータシステムの1つ以上の光センサ及び/又は生体認証センサを介してキャプチャされた、ユーザの個別の生体特徴に関する生体認証情報)を受信することを含む(1354)。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力の検出に応じて、ユーザがコンピュータシステムを使用するように認証されていないという判定に従って、ユーザから受信した第1の認証形式がコンピュータシステムに登録されていないという判定に基づいて、コンピュータシステムは、コンピュータシステムがロックされているというインジケーションのサイズを増加させ、第1の認証形式とは異なる第2の認証形式(例えば、顔の代わりに指紋などの異なる生体特徴に関する生体認証情報、又はパスコード若しくはパスワードなどの生体認証情報以外の形態の認証)を入力するようにユーザに促す第3のユーザインタフェース、例えば、ユーザインタフェース616(図6J)は、パスコードをユーザに促す。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムがロックされているというより大きなインジケーションが第3のユーザインタフェースに表示される。いくつかの実施形態では、異なる形態の認証の入力を促す第3のユーザインタフェースは、パスワード又はパスコードの文字を入力するためにボタンに向けられたユーザ入力を介して起動可能な複数のボタン(例えば、英数字及び/又は記号キー)を含むパスワード又はパスコード入力ユーザインタフェースである。コンピュータシステムのロックを解除するための生体認証が失敗すると、ロックインジケーションのサイズを大きくし(ロックインジケーションが状態領域内に維持されているか状態領域外に移動されているかどうか)、状態領域外の表示エリアに、ユーザが異なる形態の認証を入力するためのユーザインタフェースを自動的に表示することは、デバイスに、適切なクレデンシャルを提供するための異なる方法を自動的に提示させ、デバイスの状態に関して提供されるフィードバックに視覚的な優位性を与えさせる。
いくつかの実施形態では、図6H~図6Jに示すように、1つ以上の入力の検出に応じて、ユーザがコンピュータシステムを使用することを認証されていないという判定に従って、コンピュータシステムは、状態領域に表示をインジケーションすることを継続する(1356)(任意選択的に、状態領域にインジケーションを表示しながらインジケーションのサイズを増加させる)。いくつかの実施形態では、インジケーションが状態領域に表示され続ける場合、インジケーションのサイズは維持される(例えば、増加しない)。コンピュータシステムをロック解除するための生体認証が失敗した場合に状態領域にロックインジケーションを表示し続けることは、ディスプレイの一貫した領域にデバイスの状態に関するフィードバックを提供し、それにより、デバイスに対して特定の動作を実行するのに必要な時間を短縮する。
いくつかの実施形態では、1つ以上の入力の検出に応じて、ユーザがコンピュータシステムを使用することを認証されていないという判定に従って、コンピュータシステムは、生体認証プロセスの状態に関するフィードバックを状態領域に表示することを停止する(1358)。例えば、セッション領域611-4は、最小化されたセッション領域に折り畳まれ、ロックアイコン、又は生体認証の他のインジケーションの表示を停止する。コンピュータシステムのロックを解除するための生体認証に失敗すると、生体認証が進行中であるというインジケーションの状態領域への表示を停止すること、及び/又は生体認証プロセスに関するフィードバックは、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、図5Aを参照して説明したように、状態領域に、コンピュータシステム上の1つ以上のソフトウェアアプリケーション(例えば、生体認証登録プロセス及び/又は生体認証プロセスのためのソフトウェアとは異なる)に関する状態情報を表示する(1360)。いくつかの実施形態では、1つ以上のソフトウェアアプリケーションの個別のアプリケーションに関する状態情報は、方法9000を参照して本明細書で説明した異なる種類の状態情報及び関連するソフトウェアアプリケーション又はシステムソフトウェアのいずれかなど、状態領域が個別のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられているという判定に従って表示され、場合によっては、コンピュータシステムがロックされている間及び/又はコンピュータシステムがロック解除された後(例えば、コンピュータシステムがロック解除されている間)に表示される。いくつかの実施形態では、関連するアクティブセッション中に状態領域に表示される状態情報は、コンピュータシステムがロック状態からロック解除状態に、又はその逆に遷移するとき、状態領域に留まる。いくつかの実施形態では、方法1000を参照して本明細書で説明するように、コンピュータシステムのロックが解除されている間に状態領域に表示されるいくつかの状態情報(例えば、特定の種類のソフトウェアアプリケーション又はシステムソフトウェアの場合)は、コンピュータシステムがロックされている間に状態領域の外側に表示される。いくつかの実施形態では、1つ以上のソフトウェアアプリケーションに関する状態情報は、生体認証登録及び/又は生体認証に関するフィードバックと同時に表示される。いくつかの実施形態では、1つ以上のソフトウェアアプリケーション及び/又はシステムソフトウェアに関する状態情報は、状態領域が生体認証登録及び/又は生体認証に関するフィードバックを表示するために使用されているとき以外に表示される(例えば、生体認証登録又は生体認証プロセスの間、状態領域は、他のアクティブソフトウェアアプリケーションに関する状態情報の表示を一時的に停止し、代わりに生体認証登録又は生体認証プロセスに関するフィードバックを表示する)。生体認証に関連するフィードバックが表示される同じ状態領域にアクティブアプリケーションの現在の状態に関する情報を表示することは、ユーザが、ディスプレイの一貫した領域でコンピュータシステムの異なる種類の状態情報を閲覧することを可能にし、それにより、デバイス上で特定の動作を実行するのに必要な時間を短縮する。
図13A~図13Eにおける動作について説明された特定の順序は単なる例であり、説明された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書に記載される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。更に、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法9000、1000、1100、1200、1400、1500、及び1600)に関して本明細書に記載される他の処理の詳細はまた、図13A~図13Eに関して上記した方法1300にも、類似の様式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法1300を参照して上述したセッション領域及びユーザ入力は、任意選択的に、本明細書に記載の他の方法(例えば、方法9000、1000、1100、1200、1400、1500、及び1600)を参照して本明細書に記載のセッション領域及びユーザ入力の特性のうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
図14A~図14Cは、いくつかの実施形態に係る、センサ領域に仮想アシスタントのための更新を表示する方法1400を示すフロー図である。方法1400は、ディスプレイ生成コンポーネント、任意選択的にタッチ感知面、及び任意選択的に1つ以上のセンサを備えた電子デバイス(例えば、図3のデバイス300、又は図1Aのポータブル多機能デバイス100)で実行される。いくつかの実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面がディスプレイ上にあるか又はこれに組み込まれている。いくつかの実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面から分離している。方法1400の一部の動作が任意選択的に組み合わされ、及び/又は、一部の動作の順序が任意選択的に変更される。
いくつかの実施形態では、方法1400は、1つ以上のセンサ(例えば、1つ以上の光センサ)と、表示エリアを有するディスプレイ生成コンポーネントと通信するコンピュータシステム(1402)で実行され、1つ以上のセンサは、表示エリアによって囲まれた1つ以上のセンサ領域内に(例えば、完全に内部に)配置され、ディスプレイ生成コンポーネントは、1つ以上のセンサ領域(例えば、表示エリアに孔を形成する1つ以上の非表示領域)内にコンテンツを表示することができず、表示エリアの第1の表示領域(例えば、セッション表示領域)は、1つ以上のセンサ領域を包含する。
コンピュータシステムは、コンピュータシステムの仮想アシスタントを呼び出すユーザ入力を検出する(1404)。例えば、音声コマンド803(図8A)は、仮想アシスタントを起動する。
コンピュータシステムは、仮想アシスタントを呼び出しているユーザ入力の検出に応じて、第1の表示領域に、仮想アシスタントがアクティブであることの視覚的インジケーションを表示し、例えば図8Bのセッション領域802-2のように、仮想アシスタントに対する音声コマンドを受信する(1406)(例えば、仮想アシスタントを起動するユーザ入力の一部として、又は仮想アシスタントを起動した後であって仮想アシスタントがアクティブである間に)。
コンピュータシステムは、仮想アシスタントに向けられた音声コマンドの受信(1408)に応じて、音声コマンドに応じた動作を実行し(1410)、音声コマンドに応じて実行された動作の結果を表示することを含む第1の表示領域を更新し(1412)、更新することは、第1の表示領域内の1つ以上のセンサの位置が重複することを回避するように選択された視覚的要素を表示することを含む。例えば、音声コマンドが質問を提起する場合、コンピュータシステムは、図8C~図8Dに示されるように、セッション領域802-4における応答及び任意選択的にセッション領域の外側のユーザインタフェース要素806に表示される情報で音声コマンド804「天気はどうですか」に応じるなど、クエリに対する応答を含むように第1の表示領域を更新する。別の例では、音声コマンドが検索クエリである場合、コンピュータシステムは、検索クエリに対して検索を実行し、1つ以上の検索結果を第1の表示領域に表示する。他の例では、音声コマンドがタイマ又はリマインダを設定する要求を含む場合、コンピュータシステムは、タイマ又はリマインダを設定し、タイマの進捗又はリマインダのプレビューを第1の表示領域に表示する。1つ以上のセンサのための1つ以上のディスプレイ切り欠きを包含する専用の状態領域に、切り欠きの重複を回避するように選択される視覚的要素を表示することを含む、仮想アシスタントを呼び出す又は仮想アシスタントと相互作用するためのフィードバックを表示することは、デバイスに、ディスプレイ切り欠きの視覚的煩わしさを自動的に低減させ、表示エリアをより効率的に使用させ、仮想アシスタントフィードバックの切り捨て又は歪みを回避するために状態情報の配置を自動的に最適化させる。
いくつかの実施形態では、仮想アシスタントを呼び出したユーザ入力の検出に応じて、コンピュータシステムは、仮想アシスタントが呼び出されたことを示すフィードバックを出力する(1414)。例えば、セッション領域802-2(図8B)に表示されるアイコンは、仮想アシスタントを表すアイコンである。いくつかの実施形態では、仮想アシスタントが呼び出されたことを示すフィードバックは、仮想アシスタントがアクティブであるという視覚的インジケーションを含む。いくつかの実施形態では、仮想アシスタントが呼び出されたことを示すフィードバックは、音声及び/又は触覚フィードバックを含む。いくつかの状況では、個別のアプリケーションがアクティブセッションを有し、個別のアプリケーションに関連付けられた視覚的要素(例えば、個別のアプリケーションの現在の状態を示す)が第1の表示領域に既に表示されている間に、仮想アシスタントを呼び出すユーザ入力が検出される。いくつかの実施形態では、仮想アシスタントを呼び出すユーザ入力の検出に応じて、仮想アシスタントがアクティブである間(例えば、仮想アシスタントがアクティブであるという視覚的インジケーション及び/又は仮想アシスタントに向けられた音声コマンドに応じて行われた操作の結果などの、仮想アシスタントに関連付けられた視覚的要素が表示されている間)、個別のアプリケーションに関連付けられた視覚的要素の表示を停止させる(例えば、一時的に)。いくつかの実施形態では、仮想アシスタントを無視する入力に応じて、個別のアプリケーションに関連付けられた視覚的要素が第1の表示領域に再表示される。状態領域に、仮想アシスタントが呼び出されたというインジケーションを表示することは、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、仮想アシスタントを呼び出すユーザ入力を検出することは、コンピュータシステムのマイクロフォンを介して、仮想アシスタントに関連付けられた所定のキーワードフレーズを含む音声入力を検出することを含む(1416)(例えば、予め定義されたキーワードフレーズが検出されたという判定に従って、仮想アシスタントが呼び出され、仮想アシスタントがアクティブであるという視覚的インジケーションが表示される)。例えば、音声コマンド803は、キーワードフレーズ「仮想アシスタント」に対応する。いくつかの実施形態では、所定のキーワードフレーズを含まない音声入力は、仮想アシスタントを起動しない。キーワードフレーズの例は、「エージェント」、「アシスタント」、「ヘルパー」などの用語、又はアシスタント用の同様の用語、及び/又はユーザ定義又はシステムデフォルトとすることができる仮想アシスタントの名称を含み、必要に応じて、「ヘイ」、「こんにちは」、「オーケー」、又は同様の挨拶などの挨拶で始める。仮想アシスタントに関連付けられた音声キーワードフレーズを検出することは、追加のコントロールを表示することなく仮想アシスタントを呼び出すことを可能にする。
いくつかの実施形態では、仮想アシスタントを呼び出すユーザ入力を検出することは、仮想アシスタントに関連付けられた所定の入力ジェスチャを用いてコンピュータシステムの入力デバイスの起動を検出することを含む(1418)(例えば、コンピュータシステムのタッチ感知面、ボタン、又はキーパッド上のタップ又はシングルプレス、ダブルタップ又はダブルプレス、長押し、又は他のジェスチャ)。例えば、図8Aでは、音声コマンド803の代わりに、ユーザは、ジェスチャ及び/又はボタンの選択を使用して仮想アシスタントを呼び出すことができる。仮想アシスタントに関連付けられた所定の入力ジェスチャを検出することは、追加のコントロールを表示することなく仮想アシスタントを呼び出すことを可能にする。
いくつかの実施形態では、仮想アシスタントに向けられた音声コマンドの受信に応じて、コンピュータシステムは、第1の表示領域を、(例えば、個別のアプリケーションを実行するか、そうでなければアクティブセッションを確立することによって)実行された操作に関連付けられた個別のアプリケーションのアクティブセッションに関連付け(1420)、第1の表示領域に表示された視覚的要素は、個別のアプリケーションのアクティブセッションを表し、個別のアプリケーションの現在の状態を示す。例えば、図8Fでは、セッション領域802-6は、仮想アシスタントによって開始されたアクティブタイマセッションの状態情報を表示するように更新される。仮想アシスタントが呼び出されたというインジケーションと同じ状態領域に仮想アシスタントからの応答を表示することは、ユーザが、ディスプレイの一貫した領域で仮想アシスタントに関連付けられた異なる種類のフィードバックを閲覧することを可能にし、それによってデバイス上で特定の操作を実行するのに必要な時間を短縮する。
いくつかの実施形態では、音声コマンドに応じて動作を実行することは、タイマを設定すること(任意選択的に、タイマを始動させること)を含み(1422)(例えば、音声コマンドは、タイマを設定する要求を含む)、第1の表示領域に表示される視覚的要素は、セッション領域802-6(図8F)に示すように、タイマユーザインタフェースの1つ以上の要素(例えば、タイマ若しくはストップウォッチのアイコン、残り時間、並びに/又は中止及び/又は開始ボタン)を含む。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、時計アプリケーションのアクティブセッションを確立する(例えば、ストップウォッチ、アラーム、又はタイマモードにおいて)。タイマを設定するための仮想アシスタントへの音声コマンドを使用し、関連するタイマユーザインタフェースの要素を使用して状態領域にタイマの状態を表示することは、タイマを設定するために必要な入力の数と、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するために必要な表示エリアの量とを減少させる。
いくつかの実施形態では、音声コマンドに応じて動作を実行することは、アラームを設定することを含み(1424)(例えば、音声コマンドは、アラームを設定する要求を含む)、第1の表示領域に表示される視覚的要素は、アラーム時計ユーザインタフェースの1つ以上の要素(例えば、アラーム時計アイコン、アラームが鳴動する時間、アラームの設定を確認するボタン、及び/又はアラームの設定をキャンセルするボタン)を含む。例えば、図8Eの音声コマンド808は、アラームを設定する要求である。仮想アシスタントへの音声コマンドを使用してアラームを設定し、関連するアラーム時計ユーザインタフェースの要素を使用して状態領域にアラームの状態を表示することは、アラームを設定するために必要な入力の数及びデバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するために必要な表示エリアの量を減少させる。
いくつかの実施形態では、音声コマンドに応じて動作を実行することは、目的地へのナビゲーション命令を取得することを含み(1426)(例えば、音声コマンドは、目的地までの道案内の要求を含む)、第1の表示領域に表示された視覚的要素は、目的地へのナビゲーション命令(例えば、コンピュータシステムの現在位置から開始する初期ナビゲーション命令)のうちの1つ以上を含む。いくつかの実施形態では、視覚的要素は、コンピュータシステムの現在の向き又は進行方向を示すグラフィック、コンピュータシステムの近傍の地図の一部、コンピュータシステムが位置又は走行している現在のとおりの名称、次のターンの方向(例えば、左折すべきか、右折すべきか、それとも前方に進むべきかを示す)、次のターンまでの距離、及び/又は次のターンのとおりの名称など、(例えば、ターンバイターンナビゲーションモードにおいて)地図アプリケーションユーザインタフェースの1つ以上の他の要素を含む。例えば、図8Eの音声コマンド808は、方向を求める要求である。目的地までの道順を要求するための仮想アシスタントへの音声コマンドを使用し、必要に応じて関連する地図ユーザインタフェースの要素を使用して、結果として生じるナビゲーション命令を状態領域に表示することは、ナビゲーション命令を取得するために必要な入力の数及びナビゲーション命令を閲覧するために必要な表示エリアの量を減少させる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、アクティブセッションが第1の表示領域に関連付けられている個別のアプリケーションとは異なる個別のソフトウェア(例えば、オペレーティングシステム又は特定のソフトウェアアプリケーション)のユーザインタフェースを、第1の表示領域の外側の表示エリアに表示する(1428)。いくつかの実施形態では、仮想アシスタントに向けられた音声コマンドの受信に応じて第1の表示領域を更新した後、コンピュータシステムは、個別のソフトウェアのユーザインタフェースに向けられた1つ以上のユーザ入力を検出する。第1の表示領域の外側に表示される個別のソフトウェアに対する入力の例は、個別のソフトウェアのユーザインタフェースにおけるボタン、アイコン、メニュー、又は他のアフォーダンスの押下、ユーザインタフェースに表示されるコンテンツをスクロール、パン、及び/又はズームするための入力、並びにユーザインタフェースのコンテンツをある場所から別の場所に移動させるためのドラッグ及びドロップ入力を含む。いくつかの実施形態では、個別のソフトウェアのユーザインタフェースに向けられた1つ以上のユーザ入力の検出に応じて、コンピュータシステムは、個別のアプリケーションのアクティブセッションを表し、個別のアプリケーションの現在の状態を示す視覚的要素を第1の表示領域に表示し続けながら、個別のソフトウェアによって定義された1つ以上の動作を実行し、個別のアプリケーションの現在の状態の1つ以上の変化に従って視覚的要素を更新することを含む(例えば、視覚的要素は、経時的な個別のアプリケーションの現在の状態の変化に基づいて、経時的に繰り返し更新される)。例えば、セッション領域802-7は、ユーザが他のユーザインタフェースにナビゲートするときであっても、図8Gのタイマセッションの状態情報で更新され続ける。同じ状態領域内のアクティブアプリケーションの現在の状態に関する情報及び/又は呼び出された仮想アシスタントに関連付けられたフィードバックを、状態領域の外側の表示エリア内の1つ以上の他のアプリケーションとの相互作用中に連続的に更新することは、ユーザが、表示エリアをより効率的に利用しながら、ディスプレイの一貫した領域内のコンピュータシステムについての異なる種類の状態情報を見ることを可能にし、それにより、デバイス上で特定の操作を実行するのに必要な時間を短縮する。
いくつかの実施形態では、音声コマンドに応じて実行された動作の結果を表示することは、音声コマンドに応じるテキスト及び/又は画像コンテンツ(例えば、質問に対する回答、検索クエリに応じた検索結果、又は要求された宛先への指示及び/又は要求された目的地の画像)を表示することを含む(1430)。例えば、図8Dのセッション領域802-4は、音声コマンド804に応じるコンテンツを示す。状態領域に、仮想アシスタントに向けられた音声コマンドへの応答の一部としてテキスト及び/又は画像コンテンツを表示することは、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するために必要な表示エリアの量を減少させる。
いくつかの実施形態では、視覚的要素は、テキスト及び/又は画像コンテンツを含み、第1の表示領域内の1つ以上のセンサの重複位置を回避するように配置される(1432)(例えば、視覚的要素は、第1の表示領域内の表示エリアから切り出された1つ以上のセンサ領域によって切り取られたり切り捨てられたりすることなく、第1の表示領域に全体が表示される)。例えば、図8Dのセッション領域802-4は、センサ切り欠きと重複することなく、音声コマンド804に応じるコンテンツを示す。状態領域内の1つ以上のセンサの重複位置を回避するように、状態領域内にテキスト及び/又は画像コンテンツを配置することは、デバイスに、ディスプレイ切り欠きの視覚的侵入性を自動的に低減させ、表示エリアをより効率的に利用させると共に、仮想アシスタントフィードバックの切り捨て又は歪みを回避するために、状態情報の配置を自動的に最適化させる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムの仮想アシスタントを呼び出すユーザ入力を検出する前に、第1の表示領域が第1のアプリケーションのアクティブセッションと関連付けられているという判定に従って、コンピュータシステムは、第1の表示領域に第1のアプリケーションの現在状態のインジケーションを表示し、第1の表示領域が第2のアプリケーションのアクティブセッションと関連付けられているという判定に従って、第2の表示領域に第2のアプリケーションの現在状態のインジケーションを表示する。例えば、図8Gは、セッション領域802-7におけるタイマセッション更新を示す(1434)。いくつかの実施形態では、追加の及び/又は代替のセッションがアクティブであるとき、方法9000を参照して説明したように、セッション領域は、現在アクティブなセッションの状態情報を表示するように更新される。いくつかの実施形態では、仮想アシスタントに向けられた音声コマンドの受信に応じて、第1の表示領域が別のアプリケーションのアクティブセッションに関連付けられている場合、他のアクティブセッションの他のインジケーションがあれば、それに加えて他のアプリケーションのインジケーションが第1の表示領域に表示される。第1の表示領域(状態領域とも呼ばれる)に関連付けられたアクティブセッションを有する1つ以上のアプリケーション又は他のソフトウェアの現在の状態(状態情報とも呼ばれる)のインジケーションを表示することは、方法9000を参照して本明細書でより詳細に説明される。方法9000を参照して説明した様々な種類の状態情報のいずれも、仮想アシスタントが呼び出されて相互作用する前に、及び多くの場合にはその後に、第1の表示領域に表示されてもよい。仮想アシスタントに関連付けられたフィードバックが表示される同じ状態領域にアクティブアプリケーションの現在の状態に関する情報を表示することは、ユーザが、ディスプレイの一貫した領域にあるコンピュータシステムの異なる種類の状態情報を閲覧することを可能にし、それにより、デバイス上で特定の操作を実行するのに必要な時間を短縮する。
図14A~図14Cにおける動作について説明された特定の順序は単なる例であり、説明された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書に記載される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。更に、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法9000、1000、1100、1200、1300、1500、及び1600)に関して本明細書に記載される他の処理の詳細はまた、図14A~図14Cに関して上記した方法1400にも、類似の様式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法1400を参照して上述したセッション領域及びユーザ入力は、任意選択的に、本明細書に記載の他の方法(例えば、方法9000、1000、1100、1200、1300、1500、及び1600)を参照して本明細書に記載のセッション領域及びユーザ入力の特性のうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
図15A~図15Eは、いくつかの実施形態に係る、デバイスの現在の状態に応じてセッション領域の外観を変更する方法1500を示すフロー図である。方法1500は、ディスプレイ生成コンポーネント、任意選択的にタッチ感知面、及び任意選択的に1つ以上のセンサを備えた電子デバイス(例えば、図3のデバイス300、又は図1Aのポータブル多機能デバイス100)で実行される。いくつかの実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面がディスプレイ上にあるか又はこれに組み込まれている。いくつかの実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面から分離している。方法1500の一部の動作が任意選択的に組み合わされ、及び/又は、一部の動作の順序が任意選択的に変更される。
方法1500は、表示エリアを有するディスプレイ生成コンポーネントと通信するコンピュータシステムで実行され、表示エリアは、システムユーザインタフェース領域(例えば、表示エリアの第1の表示領域)を含む。いくつかの実施形態では、システムユーザインタフェース領域は、本明細書では状態領域及び/又はセッション領域(例えば、セッション領域502-1)とも呼ばれる。いくつかの実施形態では、システムユーザインタフェース領域は、表示エリア全体からの切り欠きを包含し、いくつかの実施形態では、周囲の表示エリアに島を形成する。
コンピュータシステムは、システムユーザインタフェース領域の外側の表示エリアに(例えば、表示エリアの第2の表示領域に)第1のユーザインタフェースを表示する(1502)。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースは、個別のアプリケーションのユーザインタフェース、例えば図5AEのユーザインタフェース542を含む。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースは、任意選択的にシステムユーザインタフェース領域に隣接して取り囲むアプリケーションユーザインタフェース領域に表示される(例えば、システムユーザインタフェース領域の境界は、個別のアプリケーションのユーザインタフェースが表示される第2の表示領域の内部境界を形成する)。いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションのユーザインタフェースは、システムユーザインタフェース領域の外側の表示エリアの実質的に全て(例えば、80%、85%、90%、又は95%超)にわたって表示される。いくつかの実施形態では、個別のアプリケーションのユーザインタフェースは、システムユーザインタフェース領域を任意選択的に囲まない(例えば、システムユーザインタフェース領域の境界は、個別のアプリケーションのユーザインタフェースによって占有される第2の表示領域の境界内にはない)ウィジェット領域(例えば、第1のユーザインタフェースは、コンピュータシステムがディスプレイ生成コンポーネントをアクティブにしてロック状態にある間に表示され、個別のアプリケーションユーザインタフェースのための1つ以上のウィジェット領域を含むロック画面ユーザインタフェースである)など、システムユーザインタフェース領域の外側の表示エリアの全てよりも少ない(例えば、20%から80%)にわたって表示される。
システムユーザインタフェース領域が第1の表示状態で表示される(例えば、間)という判定に従って(1504)、コンピュータシステムは、第1の視覚的エッジ処理によってシステムユーザインタフェース領域を表示する(1506)。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースは、コンピュータシステムがダークモードにあるという判定に従って、第1の表示状態で表示される。いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースは、任意選択的に、コンピュータシステムがライト又はダークモードに設定されているかどうかに関係なく、システムユーザインタフェース領域を囲む表示されたコンテンツの輝度に従って第1の表示状態で表示される。例えば、システムユーザインタフェース領域に近接して表示される第1のユーザインタフェース内のコンテンツの輝度が閾値(例えば、色が暗い)を満たす場合、第1のユーザインタフェースは、第1の表示状態で表示され、例えば、ユーザインタフェース584(図5AG)は、暗い背景で表示される。いくつかの実施形態では、第1の視覚的エッジ処理によってシステムユーザインタフェース領域を表示することは、システムユーザインタフェース領域の境界を表示することを含み、いくつかの実施形態では、図5AGのセッション領域の部分502-8及び502-9の境界に示されるように、システムユーザインタフェース領域の境界は、キーラインであり、境界の第1の視覚的エッジ処理は、キーラインの輝度を経時的に変化させる(例えば、周期的に)。いくつかの実施形態では、第1の視覚的エッジ処理は、システムユーザインタフェース領域に現在更新を提供しているアプリケーション(例えば、その状態が経時的に変化しているアプリケーションであって、システムユーザインタフェース領域がアプリケーションの状態の変化に基づいて経時的に更新される、アプリケーション)に関連付けられた色に基づいて選択された色又はカラーパレットで境界を表示させる。
システムユーザインタフェース領域が第1の表示状態で表示される(例えば、間)という判定に従って(1504)、コンピュータシステムは、システムユーザインタフェース領域の内部の背景を第1の外観(例えば、第1の背景色及び/又は塗りつぶし)で表示する(1508)。例えば、図5AGでは、セッション領域502-8及び502-9の部分内のコンテンツの種類及び配置は、図5AFのセッション領域の部分に対して、状態情報を現在に更新することを除いて、変化しない。いくつかの実施形態では、システムユーザインタフェース領域の内部は、色で塗りつぶされた背景(例えば、システムユーザインタフェース領域によって包含されるセンサ切り欠き内に配置された1つ以上のセンサの色と一致する色)を含む。いくつかの実施形態では、システムユーザインタフェース領域は、コンピュータシステム上で実行されているアプリケーションの状態に関する情報を含み、情報は、アプリケーションの状態が変化すると更新される。いくつかの実施形態では、システムユーザインタフェース領域の背景の外観は、アプリケーションの状態に関する表示された情報がシステムユーザインタフェース領域で更新されるときに維持される。
システムユーザインタフェース領域が第1の表示状態(1510)とは異なる第2の表示状態で表示される(例えば、間)という判定に従って、コンピュータシステムは、第1の視覚的エッジ処理とは異なる第2の視覚的エッジ処理によってシステムユーザインタフェース領域を表示し(1512)、第1の外観(例えば、同じ第1の背景色及び/又は塗りつぶし)でシステムユーザインタフェース領域の内部の背景を表示する(1514)。例えば、図5AFでは、部分502-8は、図5AGの部分502-8と同じ種類のコンテンツで表示されるが、明確なエッジ処理が施されている。状態領域の内部外観を維持しながら、状態領域の表示状態に応じて異なるエッジ処理によって状態領域を表示することは、特に状態領域の内部外観が、状態領域によって包含される1つ以上のセンサ領域の視覚的侵入性を低減するように特に選択され、背景コンテンツと共に変更されない場合、デバイスに、状態領域のエッジ処理を自動的に調整させて、状態領域を必要に応じて背景コンテンツに対して多かれ少なかれ目立たせる。
いくつかの実施形態では、システムユーザインタフェース領域に隣接する(いくつかの実施形態では包含する)第1のユーザインタフェースの部分は、第1の色(例えば、第1のカラースキーム又はパレット)を有しながら、システムユーザインタフェース領域は、第1の表示状態で表示され、システムユーザインタフェース領域に隣接する(いくつかの実施形態では包含する)第1のユーザインタフェースの部分は、第2の色(例えば、第2のカラースキーム又はパレット)を有しながら、システムユーザインタフェース領域は、第2の表示状態で表示され(1516)、第2の色は、第1の色とは異なる。例えば、図5AFでは、セッション領域の部分502-8及び502-9は、明るい背景を有するユーザインタフェース501-2によって囲まれており、図5AGでは、セッション領域の部分502-8及び502-9は、暗い背景を有するユーザインタフェース584によって囲まれている。状態領域を囲む背景コンテンツの外観に応じて異なるエッジ処理によって状態領域を表示することは、デバイスに、状態領域のエッジ処理を自動的に調整させて、状態領域を必要に応じて背景コンテンツに対して多かれ少なかれ目立たせる。
いくつかの実施形態では、図5AF及び図5AGを参照して説明したように、第1のユーザインタフェースの一部の第1の色は、第1のユーザインタフェースの一部の第2の色よりも明るく(1518)(例えば、色相-彩度-明度カラーモデルにおいて、飽和度が低い及び/又はより明るい)、システムユーザインタフェース領域(例えば、その境界)の第1の視覚的エッジ処理は、システムユーザインタフェース領域(例えば、その境界)の第2の視覚的エッジ処理よりも視覚的に目立たない(例えば、より薄く、より透明で、コントラストがより低く、及び/又はよりぼやけている)。逆に、ユーザインタフェースの第1の部分の第1の色が第1のユーザインタフェースの部分の第2の色よりも暗い場合(例えば、色相-彩度-明度カラーモデルにおいて、より飽和している及び/又はより明るくない)、システムユーザインタフェース領域の境界の第1の視覚的エッジ処理は、システムユーザインタフェース領域の境界の第2の視覚的エッジ処理よりも視覚的に顕著である(例えば、より厚く、より不透明で、コントラストがより高く、及び/又はより鋭い)。より一般的には、システムユーザインタフェース領域の視覚的エッジ処理は、システムユーザインタフェース領域のすぐ外側のより明るい背景コンテンツに対してよりも、システムユーザインタフェース領域のすぐ外側のより暗い背景コンテンツに対してより顕著である。いくつかの実施形態では、システムユーザインタフェース領域に隣接する第1のユーザインタフェースの部分が明るい色のコンテンツ及び/又は背景を含む場合、システムユーザインタフェース領域の視覚的エッジ処理は、システムユーザインタフェース領域の境界を目立たなくし、場合によっては、明るい色の周囲のユーザインタフェースに対してユーザが気付かないようにさえする。いくつかの実施形態では、システムユーザインタフェース領域の視覚的エッジ処理は、周囲のユーザインタフェース部分にカラー融合機能を適用することを含み、カラー融合機能は、白色ユーザインタフェース上で最大の透明度(例えば、完全に透明である)を有し、黒色ユーザインタフェース上で最低の透明度を有するシステムユーザインタフェース領域の境界をレンダリングする(例えば、境界は存在するが、カラー融合機能の結果に応じて、ユーザが常に知覚できるとは限らない)。状態領域を囲む背景コンテンツの色が、状態領域を囲む背景コンテンツの色が暗い場合よりも明るい場合、特に状態領域の内部が暗い色である場合、状態領域のエッジ処理を表示することは、デバイスに、状態領域のエッジ処理を自動的に調整させて、描写させ、必要に応じて暗い背景コンテンツに対して状態領域を視覚的に強調させる。
いくつかの実施形態では、第1の表示状態は、コンピュータシステムがシステムユーザインタフェース領域に対して第1のサイズ(又は、サイズ若しくは面積の第1の範囲内にあるか、又は第1の値を有する高さなどの個別の寸法を有する)を選択したときに、システムユーザインタフェース領域に対して選択される(1520)。いくつかの実施形態では、第1のサイズ(又はサイズ若しくは面積の第1の範囲、又は寸法の第1の値)は、システムユーザインタフェース領域に関連付けられたアクティブセッションを有する個別のアプリケーションに関する、システムユーザインタフェース領域に表示される第1の量の情報に関連付けられる。いくつかの実施形態では、第2の表示状態は、図5AFを参照して説明したように、コンピュータシステムがシステムユーザインタフェース領域の第2のサイズ(又は、サイズ若しくは面積の異なる第2の範囲内にあるか、又は第2の高さなどの個別の寸法の第2の値を有する)を選択したときに、システムユーザインタフェース領域に対して選択される。いくつかの実施形態では、第2のサイズ(又はサイズ若しくは面積の第2の範囲、又は寸法の第2の値)は、個別のアプリケーションのシステムユーザインタフェース領域に表示される第2の量の情報に関連付けられる。いくつかの実施形態では、第1のサイズは、システムユーザインタフェース領域の拡張されていない状態に対応し、第2のサイズは、拡張された状態に対応する(例えば、システムユーザインタフェース領域の視覚的エッジ処理は、拡張されていないシステムユーザインタフェース領域の場合と拡張されたシステムユーザインタフェース領域の場合とで異なる)。いくつかの実施形態では、第1のサイズは、システムユーザインタフェース領域の第1の拡張状態に対応し、第2のサイズは、第2の拡張状態に対応する(例えば、システムユーザインタフェース領域の視覚的エッジ処理は、第1の量だけ拡張されたシステムユーザインタフェース領域と第2の量だけ拡張されたシステムユーザインタフェース領域とで異なる)。状態領域のサイズに応じて異なるエッジ処理によって状態領域を表示することは、デバイスに、状態領域のエッジ処理を自動的に調整させて、状態領域を必要に応じて背景コンテンツに対して多かれ少なかれ目立たせる。
いくつかの実施形態では、システムユーザインタフェース領域の第1のサイズは、システムユーザインタフェース領域の拡張されていない状態に対応する(1522)(例えば、情報がシステムユーザインタフェース領域に表示されない場合、又はいくつかの実施形態によれば、システムユーザインタフェース領域は、表示される任意の情報がシステムユーザインタフェース領域内の2つ以上のセンサ領域の間の表示エリアに収まる場合など、表示される任意の情報のための空間を作るように拡張されない)。いくつかの実施形態では、第1の視覚的エッジ処理によってシステムユーザインタフェース領域を表示することは、境界なしでシステムユーザインタフェース領域を表示することを含む。いくつかの実施形態では、システムユーザインタフェース領域の第2のサイズは、システムユーザインタフェース領域の拡張状態に対応する(例えば、1つ以上のアプリケーションが、システムユーザインタフェース領域に関連付けられたアクティブセッションと、システムユーザインタフェース領域に表示される対応する状態情報とを有する)。いくつかの実施形態では、図5AFを参照して説明したように、第2の視覚的エッジ処理によってシステムユーザインタフェース領域を表示することは、境界を有するシステムユーザインタフェース領域を表示することを含む(例えば、本明細書で説明されるように、システムユーザインタフェース領域のすぐ外側の背景コンテンツ、状態情報がシステムユーザインタフェース領域に表されているアプリケーション、及び/又はコンピュータシステムがライトモード又はダークモードでコンテンツを表示しているかどうかなどの要因に基づく外観を有する)。いくつかの実施形態では、システムユーザインタフェース領域は、表示される情報のための空間を作るために拡張されず、システムユーザインタフェース領域内の2つ以上のセンサ領域の間の表示エリアに情報を表示するが、システムユーザインタフェース領域は、境界を伴って表示される(例えば、拡張状態にあると考えられる)。状態領域に状態情報が表示されていない場合には境界なしで、状態領域に状態情報が表示されている場合には境界付きで状態領域を表示することは、デバイスに、状態領域が注意すべき情報を含む場合に、状態領域のエッジ処理を自動的に調整させて、状態領域を背景コンテンツに対してより目立たせる。
いくつかの実施形態では、システムユーザインタフェース領域の第1のサイズは、システムユーザインタフェース領域の拡張されていない状態に対応する(1524)(例えば、情報がシステムユーザインタフェース領域に表示されない場合、又はいくつかの実施形態によれば、システムユーザインタフェース領域は、表示される任意の情報がシステムユーザインタフェース領域内の2つ以上のセンサ領域の間の表示エリアに収まる場合など、表示される任意の情報のための空間を作るように拡張されない)。いくつかの実施形態では、第1の視覚的エッジ処理によってシステムユーザインタフェース領域を表示することは、影なしでシステムユーザインタフェース領域を表示することを含む。いくつかの実施形態では、システムユーザインタフェース領域の第2のサイズは、システムユーザインタフェース領域の拡張状態に対応し(例えば、1つ以上のアプリケーションが、システムユーザインタフェース領域に関連付けられたアクティブセッションと、システムユーザインタフェース領域に表示される対応する状態情報とを有する)、例えば、セッション領域502-1(図5C)は、影なしで表示される。いくつかの実施形態では、第2の視覚的エッジ処理によってシステムユーザインタフェース領域を表示することは、影(例えば、システムユーザインタフェース領域の1つ以上のエッジの周りの影効果であって、影効果は、任意選択的に、システムユーザインタフェース領域の境界の一部と見なされる)によってシステムユーザインタフェース領域を表示することを含み、例えば、図5Dではセッション領域502-3は、影514-1によって表示される。いくつかの実施形態では、たとえ状況によっては、システムユーザインタフェース領域に隣接する第1のユーザインタフェースの部分が、影が現れない背景色(例えば、暗いユーザインタフェース上の暗い影、又は明るいユーザインタフェース上の明るい影)で表示されるときなど、影がユーザに知覚できない場合であっても、システムユーザインタフェース領域が拡張状態にある間に影が存在する。状態領域に状態情報が表示されていない場合には影なしで、状態領域に状態情報が表示されている場合には影付きで状態領域を表示することは、デバイスに、状態領域が注意すべき情報を含む場合に、状態領域のエッジ処理を自動的に調整させて、状態領域を背景コンテンツに対してより目立たせる。
いくつかの実施形態では、システムユーザインタフェース領域の第2のサイズは、システムユーザインタフェース領域の第1の拡張状態に対応し(1526)(例えば、システムユーザインタフェース領域は、個別のソフトウェアのアクティブセッションについての個別の量よりも多くの情報を含む)、システムユーザインタフェース領域は、影なしで表示される(任意選択的に、第1の表示状態についての第1の視覚的エッジ処理とは異なる及び/又は第2の表示状態についての第2の視覚的エッジ処理とは異なる第3の視覚的エッジ処理を伴うシステムユーザインタフェース領域の表示の一部として)。いくつかの実施形態では、図5C~図5Dを参照して説明したように、コンピュータシステムが、第1の拡張状態(例えば、システムユーザインタフェース領域は、全体的に第3の表示状態で表示される)とは異なるシステムユーザインタフェース領域(例えば、システムユーザインタフェース領域は、個別のソフトウェアのアクティブセッションについての個別の量の情報を含む)の第2の拡張状態に対応するシステムユーザインタフェース領域の第3のサイズを選択したとき、システムユーザインタフェース領域の内部の背景は、第1の外観(例えば、同じ第1の背景色及び/又は塗りつぶし)で表示される。それにもかかわらず、いくつかの実施形態では、第3のサイズを有するシステムユーザインタフェース領域は、拡張状態(例えば、システムユーザインタフェース領域の複数の拡張状態のうちの1つ)にあるシステムユーザインタフェース領域に従って境界を伴って表示される。状態領域が状態情報を含むが凝縮状態にある場合には影なしで状態領域を表示し、状態領域が状態情報を含み拡張状態で表示される場合には影付きで状態領域を表示することは、デバイスに、状態領域がより多くの情報及び/又はよりインタラクティブな要素を含む場合に背景コンテンツに対して状態領域をより目立たせるように状態領域のエッジ処理を自動的に調整させる。
いくつかの実施形態では、図5Dの影514-1を参照して説明したように、コンピュータシステムは、拡張状態にあるシステムユーザインタフェース領域を影と共に表示しながら、システムユーザインタフェースが第1の範囲まで拡張されている間は、システムユーザインタフェースが第1の範囲よりも大きい第2の範囲まで拡張されている間よりも低い強度(例えば、長さ、不透明度、及び/又は暗さ)で影を表示する(1528)。いくつかの実施形態では、システムユーザインタフェース領域に表示される影は、システムユーザインタフェース領域のサイズが増加するにつれて、及び/又は個別のソフトウェアの関連するアクティブセッションについてシステムユーザインタフェース領域に表示される情報の量が増加するにつれて、強度が増加する。状態領域のサイズが大きくなるにつれて影の強度を大きくすると、デバイスは、状態領域がより大きいときに背景コンテンツに対して状態領域をより顕著にするように状態領域のエッジ処理を自動的に調整する。
いくつかの実施形態では、拡張状態でシステムユーザインタフェース領域を表示しながら、コンピュータシステムは、システムユーザインタフェース領域の近く又は隣接する第1のユーザインタフェースの領域を視覚的に強調解除する(1530)(例えば、ぼかす、退色する、暗くする、及び/又は他の方法で不明瞭にする)。例えば、ぼかし視覚効果512は、図5Dのユーザインタフェース500の一部に適用される。状態領域が状態情報を含み且つ拡張状態で表示されるときに状態領域の近くの背景コンテンツを視覚的に強調表示しないことは、デバイスに、状態領域がより多くの情報及び/又はよりインタラクティブな要素を含むときに背景コンテンツに対して状態領域をより目立たせるように状態領域のエッジ処理を自動的に調整させる。
いくつかの実施形態では、システムユーザインタフェース領域が第1の拡張状態で表示されている間、コンピュータシステムは、第1の方法でシステムユーザインタフェース領域の近く又は隣接する第1のユーザインタフェースの領域を視覚的に強調解除する(1532)。いくつかの実施形態では、システムユーザインタフェース領域は、第1の拡張状態とは異なる第2の拡張状態で表示される(例えば、システムユーザインタフェース領域は、異なる拡張状態における異なる量の情報を含む)が、コンピュータシステムは、図5Dを参照して説明したように、第1の方法でシステムユーザインタフェース領域の近く又は隣接する第1のユーザインタフェースの領域を視覚的に強調表示しない(例えば、システムユーザインタフェース領域がどの程度拡張されているかにかかわらず、同じ方法の視覚的非強調が適用される)。異なる拡張状態のいくつかの実施形態では、システムユーザインタフェース領域は、個別のソフトウェアの関連するアクティブセッションについて異なる量の情報を含む(例えば、1つの拡張状態では、個別のソフトウェアに関連するより多くの情報及び/又は機能が、別の拡張状態よりも提示される)。状態領域が状態情報を含み、(例えば、追加の状態情報及び/又は1つ以上の選択可能なコントロールを用いて)状態領域のサイズにかかわらず拡張状態で表示される場合に、状態領域の近くに背景コンテンツの視覚的非強調と同じ方法で表示することは、デバイスに、背景コンテンツが現在フォーカスされていないという一貫したフィードバックを自動的に提供させる。
いくつかの実施形態では、図5Dのぼかし視覚効果512を参照して説明したように、視覚的非強調は、第1のユーザインタフェースの全てよりも少ないもの(例えば、第1のユーザインタフェースの30%、50%、又は60%未満)に適用される(1534)。例えば、システムユーザインタフェース領域が第1のユーザインタフェースの上部内に表示される場合、視覚的非強調は、第1のユーザインタフェース領域の上部X%に適用され、Xは100未満の値である。いくつかの実施形態では、視覚的非強調が適用される第1のユーザインタフェースの(又はより一般的にはシステムユーザインタフェース領域の外側の表示エリアの)面積量は、(例えば、オペレーティングシステム又はアプリケーションプログラミングインタフェースソフトウェアで予め定義されているように)システムユーザインタフェース領域の最大可能サイズに基づいて予め決定される。例えば、システムユーザインタフェース領域の最大サイズ(例えば、拡張された場合)が表示エリアの30%である場合、視覚的非強調は、第1のユーザインタフェースの少なくとも30%及び100%未満に適用されてもよい。背景コンテンツの一部のみを視覚的に非強調表示にすることは、デバイスに、一時的にフォーカスされていないが、背景コンテンツが相互作用のために再アクティブ化されるために利用可能なままであることを自動的に示す。
いくつかの実施形態では、図5Dを参照して説明したように、第1のユーザインタフェースの領域の第1の部分は、第1のユーザインタフェースの領域の第2の部分よりも視覚的に強調されておらず(1536)、ぼかし視覚効果512は、セッション領域502-3からの距離に応じて徐々に変化する。いくつかの実施形態では、視覚的非強調の程度は、いくつかの実施形態では、個別の方向に沿って徐々に減少する(例えば、任意選択的に、システムユーザインタフェース領域が領域の上部に向かって配置されるのに応じて、領域の上部は下部よりも視覚的に強調されない)。いくつかの実施形態では、視覚的非強調の程度は、いくつかの実施形態ではシステムユーザインタフェース領域からの距離が増すにつれて徐々に減少する(例えば、システムユーザインタフェース領域に隣接する領域の部分は、最も視覚的に強調表示されない)。(例えば、状態領域からの距離が増加するにつれて視覚的非強調を減少させることによって)背景コンテンツのいくつかの部分を他の部分よりも視覚的に強調解除することは、デバイスに、必要に応じて背景コンテンツの部分を状態領域に対してより目立たせたり、より目立たなくしたりするように背景コンテンツの視覚的な強調解除を自動的に調整させる。
いくつかの実施形態では、図5C~図5Dを参照して説明したように、非拡張状態から拡張状態に変化するシステムユーザインタフェース領域の遷移(例えば、アニメーション)を表示しながら、コンピュータシステムは、システムユーザインタフェース領域が拡張するにつれて、第1のユーザインタフェースの領域に適用される視覚的非強調を徐々に増加させること(例えば、第1のユーザインタフェースの領域にわたる視覚的非強調の程度及び/又は程度を増大させること)によって、第1のユーザインタフェースの領域を視覚的に非強調する(1538)。いくつかの実施形態では、視覚的非強調は、第1のユーザインタフェース(例えば、表示エリアの上エッジから下方に、又は別のエッジから別の方向にシフトされる)の領域上の所定の位置に徐々に移動する(例えば、画面上でスライドするように見える)マスク又はフィルタによって表される。状態領域が拡張するにつれて背景コンテンツの視覚的非強調を徐々に拡張することは、デバイスに、背景コンテンツの変化を状態領域の変化と相関させることによって、状態領域の現在のサイズに適切であるように、状態領域を背景コンテンツに対して自動的により目立たせる。
いくつかの実施形態では、図5D~図5Eを参照して説明したように、(例えば、タップ又は他の入力がシステムユーザインタフェース領域内の制御を選択すること、若しくはシステムユーザインタフェース領域の外側の表示エリアと相互作用することなどによって、又は所定の時間が経過した後にシステムユーザインタフェース領域が自動的に縮小することに起因して、システムユーザインタフェース領域の拡張状態を終了させたことに応じて)拡張状態から非拡張状態に変化するシステムユーザインタフェース領域の遷移を表示しながら、コンピュータシステムは、システムユーザインタフェース領域が縮小するにつれて、第1のユーザインタフェースの領域に適用される視覚的強調を徐々に減少させる(1540)(例えば、第1のユーザインタフェースの領域にわたる視覚的非強調の程度及び/又は程度を減少させる)。視覚的非強調が、システムユーザインタフェース領域が拡張するにつれて第1のユーザインタフェースの領域上の所定の位置に徐々に移動するマスク又はフィルタによって表されるいくつかの実施形態では、移動は、システムユーザインタフェース領域が縮小するにつれて徐々に反転する(例えば、マスク又はフィルタは画面外にスライドするように見える)。状態領域が縮小するにつれて背景コンテンツの視覚的非強調を徐々に減少させることは、デバイスに、背景コンテンツの変化を状態領域の変化と相関させることによって、状態領域の現在のサイズに適切であるように、状態領域を背景コンテンツに対して自動的に目立たなくさせる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、システムユーザインタフェース領域に向けられたユーザ入力を検出し、システムユーザインタフェース領域に向けられたユーザ入力の検出に応じて、システムユーザインタフェース領域を拡張する(1542)(例えば、個別のソフトウェアのアクティブセッションについての第1の量の情報がシステムユーザインタフェース領域に表示される状態から、個別のソフトウェアのアクティブセッションについてのより大きい第2の量の情報がシステムユーザインタフェース領域に表示される状態まで)。例えば、ユーザ入力522は、セッション領域502-4(図5F)をセッション領域502-6(図5I)に拡張させる。状態領域に向けられたユーザ入力に応じて状態領域を拡張する(例えば、追加の状態情報及び/又は1つ以上の選択可能な制御を含めるために)ことは、状態領域によって現在表されているアプリケーションと相互作用するために必要な入力の数を減少させる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、コンピュータシステムにおけるイベント(例えば、コンピュータシステムへの着信通知、又はアプリケーション、特にシステムユーザインタフェース領域に表されたアクティブセッションを有するアプリケーション内で発生しているイベントのアラート)の発生を検出する(1544)。いくつかの実施形態では、イベントの発生の検出に応じて、コンピュータシステムは、システムユーザインタフェース領域を拡張し、拡張されたシステムユーザインタフェース領域に、イベントに関連する情報を表示する。例えば、着信電話は、図5C~図5Dを参照して説明したように、セッション領域502-1をセッション領域502-3に拡張させる。(例えば、追加の状態情報及び/又は1つ以上の選択可能な制御を含めるために)ソフトウェアイベントの発生に応じて状態領域を自動的に拡張することは、デバイスに、必要に応じてデバイスの状態に関するフィードバックを自動的に提示させる。
いくつかの実施形態では、第1のユーザインタフェースは、第1のユーザインタフェースの一部に非拡張状態で表示されるビデオコンテンツを含む(1546)。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、第1のユーザインタフェースのビデオコンテンツを拡張状態(例えば、全画面表示モード)で表示する要求を検出する。例えば、要求は、表示された全画面モードのアフォーダンスに対応するタップ又は他のタッチ入力などのユーザ入力、又はビデオコンテンツを拡張するために表示されたビデオコンテンツに対してデピンチジェスチャなどのジェスチャを実行することを含む。いくつかの実施形態では、拡張状態の第1のユーザインタフェースのビデオコンテンツを表示する要求を検出したことに応じて、コンピュータシステムは、(例えば、ディスプレイ生成コンポーネントの表示エリアの実質的に全て、又は少なくとも80%、90%、又は95%を占めるように、例えば、ビデオコンテンツがトリミングなしで表示される最大スケールでビデオコンテンツを表示し、任意選択的に、黒又は他の方法で視覚的に目立たない背景を有するビデオコンテンツを含まない任意の他の表示エリアを表示することによって)ビデオコンテンツを拡張し、システムユーザインタフェース領域の表示を停止する(例えば、システムユーザインタフェース領域の境界の表示を停止することを含む)。例えば、ユーザ入力5038(図5BJ)に応じて、デバイス100は、図5BKに示すように、全画面表示モードでムービーユーザインタフェースを表示し、部分502-25a及び502-26aは、任意選択的に表示されない。ビデオコンテンツなどのコンテンツが全画面で表示されている間に、状態領域の境界の表示を停止することを含む、状態領域の表示を停止することは、デバイスに、表示されたユーザインタフェース要素の数及び視覚的侵入性を自動的に低減させて、全画面のコンテンツからの注意散漫を低減させる。
いくつかの実施形態では、図5Wの境界552を参照して説明したように、システムユーザインタフェース領域が第1のソフトウェアアプリケーションの第1のコンテンツを含む場合、第1の表示状態は、システムユーザインタフェース領域に対して選択され、システムユーザインタフェース領域が第2のソフトウェアアプリケーションの第2のコンテンツを含む場合、第2の表示状態は、システムユーザインタフェース領域に対して選択される(1548)。状態領域内に表されたアプリケーションに応じて異なるエッジ処理を有する状態領域を表示することは、状態領域内の状態情報の一部として表示されるアプリケーションの他の視覚的要素を補完し、それにより、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するのに必要な時間を短縮する。
いくつかの実施形態では、第1のソフトウェアアプリケーションは、第2のソフトウェアアプリケーションとは異なる(1550)。いくつかの実施形態では、システムユーザインタフェース領域が第1のソフトウェアアプリケーションの第1のコンテンツを含むという判定に従って、第1の視覚的エッジ処理によってシステムユーザインタフェース領域を表示することは、第1のソフトウェアアプリケーションに関連付けられた第1の色でシステムユーザインタフェース領域の境界を表示することを含む。いくつかの実施形態では、第2の視覚的エッジ処理によってシステムユーザインタフェース領域を表示することは、システムユーザインタフェース領域が第2のソフトウェアアプリケーションの第2のコンテンツを含むという判定に従って、第2のソフトウェアアプリケーションに関連付けられた第2の色でシステムユーザインタフェース領域の境界を表示することを含み、第2のソフトウェアアプリケーションに関連付けられた第1の色は、第1のソフトウェアアプリケーションに関連付けられた第2の色とは異なる。いくつかの実施形態では、図5Wの境界552を参照して説明したように、異なるソフトウェアアプリケーションが異なる色に関連付けられている。例えば、システムユーザインタフェース領域は地図アプリケーションに関連付けられているが、システムユーザインタフェース領域の境界は、表示される場合(例えば、本明細書に記載の他の条件に基づいて)、青色(又は他の第1の色)である。一方、システムユーザインタフェース領域が通話に関連付けられている間、境界は、表示されると緑色(又は他の第2の色)になる。システムユーザインタフェース領域がタイマに関連付けられている間、表示される場合、境界は、オレンジ色(又は他の第3の色)になる。当業者は、色のアプリケーションへの異なるマッピングが使用されてもよいことを認識するであろう。システムユーザインタフェース領域が複数のソフトウェアアプリケーションのコンテンツをシステムユーザインタフェース領域の別個の部分に表示するいくつかの実施形態では、システムユーザインタフェース領域の別個の部分は、異なるエッジ処理及び境界色を有してもよい(例えば、システムユーザインタフェース領域のマップ部分は、青色の境界を有することができ、一方、システムユーザインタフェース領域のタイマ部分は黄色の境界を有することができる)。状態領域内に表された異なるアプリケーションについて異なる色の境界線を有する状態領域を表示することは、状態領域内の状態情報の一部として表示されるアプリケーションの他の視覚的要素を補完し、それにより、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するのに必要な時間を短縮する。
いくつかの実施形態では、第1のソフトウェアアプリケーションは、第2のソフトウェアアプリケーションと同じである(1552)。いくつかの実施形態では、システムユーザインタフェース領域が第1のソフトウェアアプリケーションの第1のコンテンツを含むという判定に従って、第1の視覚的エッジ処理によってシステムユーザインタフェース領域を表示することは、第1のコンテンツに関連付けられた色でシステムユーザインタフェース領域の境界を表示することを含む。いくつかの実施形態では、第2の視覚的エッジ処理によってシステムユーザインタフェース領域を表示することは、システムユーザインタフェース領域が第2のソフトウェアアプリケーションの第2のコンテンツを含むという判定に従って、第2のコンテンツに関連付けられた色でシステムユーザインタフェース領域の境界を表示することを含み、第2のコンテンツは、第1のコンテンツとは異なり、第2のコンテンツに関連付けられた色は、第1のコンテンツに関連付けられた色とは異なる。いくつかの実施形態では、図5Wの境界552を参照して説明したように、異なるアプリケーションコンテンツは、異なる色に関連付けられる。例えば、システムユーザインタフェース領域が音声再生(例えば、音楽、ポットキャスト、オーディオブック、又は他の音声)に関する状態情報を表示している間、システムユーザインタフェース領域の境界は、表示されている場合(例えば、本明細書に記載の他の条件に基づいて)、現在選択されている音声トラック(例えば、曲、エピソード、本若しくは章、又は他の音声種類)のアルバムアートの色に基づく色で表示される。別の例では、システムユーザインタフェース領域が進行中のイベント(例えば、スポーツイベント又は定期的な更新を有する他のイベント)に関する状態情報を表示している間、システムユーザインタフェース領域の境界は、スポーツイベントに関連付けられた1つ以上の色(例えば、スポーツの種類を示す色、イベントに参加するスポーツチーム又はアスリートに関連付けられた1つ以上の色、又は他の代表的な色)を使用して表示される。状態領域に現在表されているアプリケーションコンテンツに応じて異なる色の境界を有する状態領域を表示することは、状態領域内の状態情報の一部として表示されるアプリケーションの他の視覚的要素を補完し、それにより、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するのに必要な時間を短縮する。
いくつかの実施形態では、第1の視覚的エッジ処理によってシステムユーザインタフェース領域を表示することは、コンピュータシステムがライトモードで第1のユーザインタフェースを表示しているときにライトモードに対応する色でシステムユーザインタフェース領域の境界を表示することを含む(1554)。いくつかの実施形態では、第2の視覚的エッジ処理によってシステムユーザインタフェース領域を表示することは、コンピュータシステムがダークモードで第1のユーザインタフェースを表示しているときにダークモードに対応する色でシステムユーザインタフェース領域の境界を表示することを含み、ダークモードに対応する色は、図5AF~図5AGを参照して説明したように、ライトモードに対応する色とは異なる。いくつかの実施形態では、ライトモードは、典型的には負のコントラストを有する明るい背景(例えば、背景は前景コンテンツよりも明るい)上でより暗い前景色(例えば、暗色のテキスト及び輪郭)を使用する表示モードである。いくつかの実施形態では、ダークモードは、暗い背景上で明るい前景色(例えば、薄い色のテキスト及び輪郭)を使用する表示モードであり、典型的には正のコントラスト(例えば、前景コンテンツは背景よりも明るい)を有し、任意選択的に前景コンテンツが暗い背景に対して目立つように前景コンテンツに対してより高い振動性を有する。いくつかの実施形態では、ライトモードに対応する色は、ダークモードに対応する色(例えば、暗い背景に対して)よりも視覚的に目立たない(例えば、明るい背景に対して)。いくつかの実施形態では、ライトモードでの第1のユーザインタフェースなどのコンテンツの表示からダークモードでのコンテンツの表示へのコンピュータシステムの遷移に従って、システムユーザインタフェースの境界色は、ライトモードに対応する色からダークモードに対応する色に変更され、逆もまた同様である。コンピュータシステムがユーザインタフェースをライトモードで表示しているか又はダークモードで表示しているかに応じて状態領域を異なる色の境界線で表示することは、デバイスに、必要に応じて背景コンテンツに対して状態領域を多かれ少なかれ目立たせるように状態領域のエッジ処理を自動的に調整させる。
いくつかの実施形態では、個別の視覚的エッジ処理(例えば、本明細書に記載の視覚的エッジ処理のいずれか)によってシステムユーザインタフェース領域を表示しながら、コンピュータシステムは、図5AF~図5AGを参照して説明したように、(例えば、エッジなどのエッジ処理の厚さ、透明度、フェザリング、及び/又は他の視覚的特性を経時的に周期的に増加させ、次いで減少させることによって)経時的に個別の視覚的エッジ処理の外観を変化させる(例えば、複数の中間状態を通じて徐々に変化する)アニメーションを表示する(1556)。状態領域のエッジ処理を経時的にアニメーション化することは、デバイスに、状態領域、従ってその中の状態情報に視覚的な強調を自動的に与えさせ、それにより、デバイスの状態に関するフィードバックを閲覧するのに必要な時間を短縮する。
図15A~図15Eにおける動作について説明された特定の順序は単なる例であり、説明された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書に記載される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。更に、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法9000、1000、1100、1200、1300、1400、及び1600)に関して本明細書に記載される他の処理の詳細はまた、図15A~図15Eに関して上記した方法1500にも、類似の様式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法1500を参照して上述したセッション領域及びユーザ入力は、任意選択的に、本明細書に記載の他の方法(例えば、方法9000、1000、1100、1200、1300、1400、及び1600)を参照して本明細書に記載のセッション領域及びユーザ入力の特性のうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
図16A~図16Fは、いくつかの実施形態に係る、状態領域における異なる種類の情報の表示を切り替える方法1600を示すフロー図である。方法1600は、電子デバイス、ディスプレイ生成コンポーネント、任意選択的にタッチ感知面、及び任意選択的に1つ以上のセンサと通信するコンピュータシステム(例えば、図3のデバイス300、又は図1Aのポータブル多機能デバイス100)で実行される。いくつかの実施形態では、ディスプレイはタッチスクリーンディスプレイであり、タッチ感知面がディスプレイ上にあるか又はこれに組み込まれている。いくつかの実施形態では、ディスプレイはタッチ感知面から分離している。方法1600の一部の動作が任意選択的に組み合わされ、及び/又は、一部の動作の順序が任意選択的に変更される。
方法1600は、表示エリアを有するディスプレイ生成コンポーネントと通信するコンピュータシステムで実行され、表示エリアは状態領域を含む。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、1つ以上のセンサと通信する。いくつかの実施形態では、1つ以上のセンサは、状態領域によって包含される1つ以上のセンサ領域内に配置され、ディスプレイ生成コンポーネントは、1つ以上のセンサ領域内にコンテンツを表示することができない。
コンピュータシステムは、状態領域に、第1のソフトウェア(例えば、コンピュータシステム上で実行される第1のアプリケーション、又はコンピュータシステムのオペレーティングシステムの第1のシステムソフトウェア)に関する(例えば、それによって提供される)状態情報を含む第1の情報を表示する(1602)。状態領域は、第1のソフトウェアのアクティブセッションに関連付けられる(例えば、第1のソフトウェアに関する状態情報は、第1のソフトウェアの状態が変化するにつれて経時的に更新される)。例えば、図5BPにおいて、セッション領域502-30は、デバイス100の音楽アプリケーションに関連付けられた音楽セッションに対応する。
コンピュータシステムは、状態領域に第1の情報を表示しながら、第1の情報とは異なる第2の情報の表示(例えば、状態領域において)への遷移に対応する第1のイベント(例えば、第1のソフトウェアとは異なる第2のソフトウェアに対応するイベント)の発生を検出する(1604)。例えば、図5BP~図5BRを参照して説明したように、ユーザ入力5062の検出に応じて、セッション領域は、音楽セッションに関連付けられたセッション領域502-30の表示をナビゲーションセッションに関連付けられたセッション領域502-34に置き換えるように更新される。
第1のイベントの発生の検出に応じて、コンピュータシステムは、状態領域における第1の情報の表示を停止すること(1608)と、第2の情報を前記状態領域に表示すること(1610)とを含む遷移を表示し(1606)、第2の情報は、第1のソフトウェアとは異なる第2のソフトウェア(例えば、コンピュータシステム上で実行される、第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーション)に関する(例えば、それによって提供される)状態情報を含み、状態領域は、第2のソフトウェアのアクティブセッションと関連付けられており(例えば、第2のソフトウェアに関する状態情報は、第2のソフトウェアの状態が変化するにつれて経時的に更新される)、状態領域に第1の情報を表示することから状態領域に第2の情報を表示することに遷移する間に、状態領域のサイズを縮小し(例えば、状態領域における第1の情報の表示の停止と少なくとも部分的に重複する)、状態領域のサイズを縮小した後に、状態領域のサイズを拡張する(1612)(例えば、状態領域に第2の情報を表示することと少なくとも部分的に重複する)。例えば、図5BQは、表示状態領域502-30(図5BP)と状態領域502-34(図5BR)との間の遷移中に最小化されたセッション領域502-32が表示されることを示す。
いくつかの実施形態では、第1の情報及び第2の情報は、遷移の少なくとも一部の間に重複して表示される。いくつかの実施形態では、遷移は、状態領域を第1のサイズから第2の(例えば、非ゼロ)サイズに縮小し、次いで第2のサイズから第3のサイズに拡張することを含む。いくつかの実施形態では、遷移の開始時に、第1の情報は、第1のサイズである状態領域に表示される。いくつかの実施形態では、遷移の終わりに、第2の情報は、第3のサイズである状態領域に表示される。いくつかの実施形態では、第1の情報は、状態領域のサイズが縮小される期間で始まり、状態領域のサイズが縮小される期間と少なくとも部分的に重複する期間にわたって徐々に表示されなくなる(例えば、徐々にぼやけ、及び/又はフェードアウトする)。いくつかの実施形態では、第2の情報は、状態領域のサイズが増加する期間で終了し、少なくとも部分的に重複する期間にわたって、状態領域に徐々に表示される(例えば、徐々に鋭利になり、及び/又はフェードインする)。いくつかの実施形態では、遷移中、状態領域と表示エリアとの間の1つ以上の空間的関係が維持される(例えば、状態領域は、表示エリアに対して中央及び/又はエッジに位置合わせされたままである)。例えば、図5CAを参照して説明したように、セッション領域のアニメーション化された遷移は、拡張されたセッション領域502-62(図5CC)を表示するためにセッション領域を徐々に増加させる前に、セッション領域が最小化されたセッション領域502-60(図5CB)として表示されるまで、セッション領域のサイズを減少させること(例えば、セッション領域の第1の部分502-56及び第2の部分502-58を含む)を含む。
どの情報が状態領域に表示されるかを変更しながら、状態領域のサイズを小さくし(例えば、事前情報の表示を停止している間に)、次いで状態領域のサイズを大きくする(例えば、新たな情報を表示しながら)ことは、関連性が低い及び/又は無視されている情報を視覚的に強調せず、ユーザにとってより関連性が高い及び/又はより大きな関心がある情報を視覚的に強調し、それによってデバイスの状態に関するフィードバックを提供する。本明細書で説明する他の方法を参照して本明細書で説明するように、(例えば、状態領域の外側の表示エリアに表示された別のアプリケーションのユーザインタフェースとの相互作用中に)アプリケーションなどのソフトウェアのアクティブセッションに関する情報を状態領域に表示することは、ユーザが、表示エリアをより効率的に使用しながら、ディスプレイの一貫した領域でコンピュータシステムの様々な種類の状態情報を閲覧することを可能にし、それにより、デバイス上で特定の動作を実行するのに必要な時間を短縮する。
いくつかの実施形態では、表示エリアは、状態領域(例えば、周囲又は部分的に周囲を囲む)に隣接するユーザインタフェース領域を含み、状態領域は、ユーザインタフェース領域と視覚的に区別される(1614)。より一般的には、いくつかの実施形態では、状態領域は、第1の領域であり、ユーザインタフェース領域は、第2の領域であり、第2の領域は、第1の領域に隣接するか、又は第1の領域を包含する。状態領域を周囲のユーザインタフェースから視覚的に区別することは、状態領域及び状態領域に表示されて能動的に更新される情報に視覚的な強調を与え、それにより、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。例えば、図5BPは、セッション領域502-30が、セッション領域502-30のエッジの周りに表示される境界(例えば、図5Wの境界552と同様である)を含むことを示している。
いくつかの実施形態では、状態領域をユーザインタフェース領域から視覚的に区別することは、状態領域を境界(例えば、キーライン及び/又は他の視覚的エッジ処理)で表示することを含み(1616)、境界は、状態領域のサイズが縮小するにつれて縮小し(例えば、サイズ及び/又は幅)、状態領域のサイズ(例えば、サイズ及び/又は幅)が拡張するにつれて拡張する(例えば、境界は、状態領域が収縮及び拡張するときに状態領域のエッジに維持される)。状態領域のサイズが増加するにつれて拡張し、状態領域のサイズが減少するにつれて縮小する境界を伴う状態領域を表示することは、デバイスに、状態領域に情報が表示されている間に状態領域に自動的に視覚的強調を与えさせ、状態領域に表示されている異なる情報間の遷移中に状態領域によって占められる表示エリアの量を減少させる。例えば、図5BQを参照して説明したように、セッション領域のサイズが変化すると(例えば、サイズが徐々に増加及び/又は減少する)、セッション領域のエッジの周りに境界が表示される。
いくつかの実施形態では、状態領域をユーザインタフェース領域から視覚的に区別することは、(1618)個別の視覚的特性(例えば、色、不透明度、ぼかし、又は他の視覚的特性の第1のセット)について第1の値の範囲を有するユーザインタフェース領域の背景を表示することと、個別の視覚的特性(例えば、ユーザインタフェース領域の第2の色、不透明度、ぼかし、又は他の視覚的特性)について第1の値の範囲とは異なる(例えば、その外側の)第2の値を有する状態領域の背景を表示することとを含み、状態領域のサイズを縮小することは、状態領域の背景のサイズを縮小し、状態領域のサイズを拡張することは、状態領域の背景のサイズを拡張する。いくつかの実施形態では、状態領域のサイズ、従って状態領域の背景のサイズは、非ゼロの最小サイズ(例えば、最小化されたセッション領域502-32(図5BQ))に縮小される。例えば、図5BS1では、セッション領域502-38は、音楽アプリケーションユーザインタフェース5066の背景色とは異なる個別の背景色で表示される。図5BS2の最小化されたセッション領域502-40は、ユーザインタフェース5104の背景色(単数又は複数)とは異なるセッション領域502-38の個別の背景色で表示され続ける。図5BS3では、再表示されたセッション領域502-38は、同じ個別の背景色を有し、これはユーザインタフェース5106の背景色とは異なる。別の例では、図5BPでは、セッション領域502-30は、任意選択的にセッション領域内の1つ以上のセンサの色と一致する背景色で表示され(例えば、図5Aを参照して説明したように)、セッション領域502-30のサイズを縮小しながら(図5BP)及び最小化されたセッション領域502-32を表示しながら(図5BQ)を含め、セッション領域の色は維持される。いくつかの実施形態では、状態領域の背景は、背景がサイズを縮小し、サイズを拡張するにつれて、個別の視覚的特性の第2の値で表示され続ける。状態領域のサイズが増加するにつれて拡張し、状態領域のサイズが減少するにつれて縮小する、周囲のユーザインタフェースとは対照的な背景で状態領域を表示することは、デバイスに、状態領域に情報が表示されている間に状態領域に視覚的な強調を自動的に与えさせ、状態領域に表示されている異なる情報間の遷移中に状態領域が占める表示エリアの量を減少させる。
いくつかの実施形態では、第2の情報(例えば、第1の情報とは異なる)は、状態領域のサイズが増加するにつれて状態領域に表示される(1620)(例えば、第2の情報は、状態領域のサイズが増加する期間と少なくとも部分的に重複する期間にわたって徐々に表示される)。例えば、ナビゲーションセッションに対応するセッション領域502-34(図5BR)は、セッション領域が最小化されたセッション領域502-32からサイズが増加するにつれて表示されるナビゲーションセッションのテキスト及び/又はアイコンを含む。状態領域に新たな情報を表示しながら状態領域のサイズを大きくすることは、ユーザにとってより関連性のある、及び/又はより関心のある情報を視覚的に強調し、それによってデバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、第1の期間にわたって徐々に第1情報を表示することを停止し、第2の情報を第2の期間にわたって徐々に表示し(1622)、第1の期間は、第2の期間と部分的に重複する(例えば、第1の期間の終わりは、第2の期間の始まりと重複する)。例えば、第1の情報は、重複中に第2の情報に対してクロスフェード又は溶解する。例えば、図5BZ~図5CCに示される遷移では、いくつかの実施形態では、デバイス100は、セッション領域の第1の部分502-56及び第2の部分502-58に表示されるテキスト及び/又はアイコンの表示を徐々に停止し、任意選択的に、最小化されたセッション領域502-60(図5CB)まで完全に最小化しない。例えば、テキスト及び/又はアイコンの、セッション領域の第1の部分502-56及び第2の部分502-58における表示を停止させると、拡張セッション502-62に表示されるテキスト及び/又はアイコンは、任意選択的に最小化されたセッション領域502-60を表示することなく、徐々に表示される(例えば、フェードイン及び/又はサイズの増加)。あるいは、図5BP~図5CYを参照して本明細書で説明したように、セッション領域が最小化される遷移のいずれかに関して、セッション領域を最小化する前に表示された第1の情報を表示することは、セッション領域を再拡張した後に表示される第2の情報を表示することと部分的に重複し、最小化されたセッション領域は、任意選択的に重複の最中に表示される。古い情報が完全に表示が停止される前に状態領域に新たな情報の表示を開始することは、デバイスに、状態領域内の新たな情報と古い情報との間の遷移を自動的に滑らかにさせる。
いくつかの実施形態では、状態領域に第2の情報を表示した後、コンピュータシステムは、状態領域に第2の情報を表示することを停止し、状態領域に第2の情報とは異なる第3の情報を表示し、状態領域に第2の情報を表示することから状態領域に第3の情報を表示することに遷移する間に、状態領域のサイズを縮小し(例えば、非ゼロサイズに)(例えば、状態領域における第2の情報の表示の停止と少なくとも部分的に重複する)、状態領域のサイズを縮小した後に、状態領域のサイズを拡張する(1624)(例えば、状態領域に第3の情報を表示することと少なくとも部分的に重複する)。いくつかの実施形態では、状態領域に第3の情報を表示することは、第3の情報の表示への遷移に対応するイベント(例えば、どのアプリケーションユーザインタフェースが状態領域の外側のユーザインタフェース領域に表示されるかを切り替える要求)の発生の検出に応じて、且つ第1のイベントの発生を検出してから閾値時間が経過した後にイベントの発生が検出されたという判定に従って実行される。例えば、セッション領域502-34を表示した後(図5BR)、ユーザ入力5068の検出に応じて、デバイス100は、任意選択的に、セッション領域502-34を最小サイズに最小化することを含むアニメーション化された遷移を表示した後に、セッション領域の第1の部分502-36及び第2の部分502-38を含む第3の情報を表示する(例えば、図5BQの最小化されたセッション領域502-32に類似している)。どの情報が状態領域に表示されるかを変更しながら、状態領域のサイズを小さくし(例えば、事前情報の表示を停止している間に)、次いで状態領域のサイズを大きくする(例えば、新たな情報を表示しながら)ことは、関連性が低い及び/又は無視されている情報を視覚的に強調せず、ユーザにとってより関連性が高い及び/又はより大きな関心がある情報を視覚的に強調し、それによってデバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、第3の情報を表示することは、第1の情報(例えば、第3の情報は、第1のソフトウェアに関する状態情報を含む)を(例えば、第3の情報を表示することへの遷移に対応するイベントの発生を検出せずに)再表示することを含む(1626)。いくつかの実施形態では、第1のイベントの発生の検出に応じて、コンピュータシステムは、状態領域に第2の情報を一時的に表示し(例えば、最大0.5秒、1秒、2秒、5秒、又は他の所定の時間)、その後、第2の情報の表示を停止し、第1の情報を再表示する。例えば、図5BP~図5BS7を参照して説明したように、セッション領域502-30(図5BP)は、音楽セッションに対応する。いくつかの実施形態では、1つ以上の入力(例えば、ユーザ入力5068、ユーザ入力5102、ユーザ入力5108、及び/又はユーザ入力5110)の検出に応じて、デバイス100は、セッション領域502-46に音楽セッションを再表示する前に、セッション領域を更新して、ナビゲーションセッションなどの1つ以上の他のセッションのセッション情報を表示する(図5BS7)。別の例では、音楽セッションに対応する表示セッション領域502-30からナビゲーションセッションに対応する表示セッション領域502-34に遷移した後(例えば、地図アプリケーションのためのユーザインタフェース5060の表示から音楽アプリケーションのためのユーザインタフェース5066の表示への遷移に関連して)(図5BP~図5BR)、デバイス100は、音楽アプリケーションについてのユーザインタフェース5066を表示することから地図アプリケーションについてのユーザインタフェース5060に戻って遷移する入力5110を受信し、従って、ナビゲーションセッションに対応するセッション領域502-42を表示することから音楽セッションに対応するセッション領域502-46に戻って遷移する(図5BS5~図5BS7)。他の情報を一時的に表示することができるように以前に一時的に破棄された情報を再表示するときを含む、状態領域に表示される情報を変更しながら、状態領域のサイズを縮小し(例えば、一時的に表示された情報の表示を停止している間)、次いで状態領域のサイズを拡張する(例えば、以前の情報を再表示している間に)ことは、もはや関連性のない、及び/又は破棄されている情報を視覚的に強調せず、再び関連性のある、及び/又は再びユーザにとって関心のある情報を視覚的に強調し、それによってデバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、第3の情報(例えば、第2の情報とは異なる)は、第3の情報を表示すること(例えば、状態領域において、)への遷移に対応する第2のイベントの発生を検出したことに応じて表示され(1628)、第3の情報は、第1のソフトウェア(例えば、第1のアプリケーション又はオペレーティングシステム)及び第2のソフトウェア(例えば、第2のアプリケーション又はオペレーティングシステム)とは異なる第3のソフトウェア(例えば、第3のアプリケーション又はオペレーティングシステム)に関する(例えば、それに提供されるか、又は対応する)状態情報を含む。いくつかの実施形態では、状態領域は、第3のソフトウェアのアクティブセッションに関連付けられる。例えば、図5CO~図5CUを参照して説明したように、いくつかの実施形態では、セッション領域502-98bは、無線端末5154の検出に応じて表示される、記憶されたカード情報を含む第3のソフトウェアに関連付けられる。図5CV~図5CYを参照して説明したように、いくつかの実施形態では、音楽セッションについてのメディアアイテムの再生の変化などのアプリケーションイベントの発生の検出に応じて、第3の情報は、拡張音楽セッションに対応するセッション領域502-110(図5CY)を備え、これは、アプリケーションイベントの発生を検出する前にセッション領域(例えば、タイマセッションに対応する第1の部分502-100及びナビゲーションセッションに対応する第2の部分502-102(図5CV))に表示されたセッションに関連付けられたアプリケーション(単数又は複数)とは異なる。どの情報が状態領域に表示されるかを変更しながら、状態領域のサイズを小さくし(例えば、事前情報の表示を停止している間に)、次いで状態領域のサイズを大きくする(例えば、新たな情報を表示しながら)ことは、関連性が低い及び/又は無視されている情報を視覚的に強調せず、ユーザにとってより関連性が高い及び/又はより大きな関心がある情報を視覚的に強調し、それによってデバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、状態領域に第1の個別の情報(例えば、第1の情報、第2の情報、第3の情報、又は他の情報)を表示しながら、コンピュータシステムは、(例えば、状態領域において)第4の情報を表示することへの遷移に対応する第3のイベントの発生を検出する(1630)。いくつかの実施形態では、第3のイベントの発生を検出した後、コンピュータシステムは、(例えば、状態領域において)第4の情報とは異なる第5の情報を表示することへの遷移に対応する第4のイベントの発生を検出する。いくつかの実施形態では、第4のイベントは、状態領域に表示される情報を遷移させることに関連付けられた、第3のイベントの後のまさに次のイベントである。いくつかの実施形態では、第3のイベントの発生の検出に応じて、コンピュータシステムは、状態領域に第1の個別の情報を表示することを停止することを含む遷移を表示することと、第3のイベントの発生を検出してから所定の閾値時間後に第4のイベントの発生が検出されたという判定に従って、第4のイベントの発生の検出に応じる遷移を表示する前に、状態領域に第4の情報を表示することと、状態領域に第1の個別の情報を表示することから状態領域に第4の情報を表示することに遷移する間に、状態領域のサイズを縮小し、状態領域のサイズを縮小した後に、状態領域のサイズを拡張することとを含む。いくつかの実施形態では、第3のイベントの発生の検出に応じて、コンピュータシステムは、状態領域に第1の個別の情報を表示することを停止することを含む遷移を表示し、第3のイベントの発生を検出してから所定の閾値時間内に第4のイベントの発生が検出されたという判定に従って、第3のイベントの発生を検出したことに応じて状態領域のサイズを増加させることなく、状態領域内に第1の個別の情報を表示することを停止しながら状態領域のサイズを縮小する(例えば、状態領域のサイズは、第4のイベント又は後のイベントの発生の検出に応じて遷移を表示する前に増加されない)。例えば、図5BT~図5BUを参照して説明したように、いくつかの実施形態では、ユーザ入力がクイックスイッチング基準を満たすという判定に従って、デバイス100は、最小化されたセッション領域の拡張を取り止め、ユーザは、アプリケーションユーザインタフェースを切り替えるための追加のユーザ入力を提供する。
いくつかの実施形態では、第4のイベントの発生の検出に応じて、コンピュータシステムは、状態領域における第4の情報の表示を停止することと、状態領域における第4の情報の表示を停止する一方で、状態領域のサイズを縮小することとを含む遷移を表示する。いくつかの実施形態では、第4のイベントの発生の検出に応じて遷移を表示することは、状態領域のサイズを縮小した後、状態領域内に第5の情報を表示しながら状態領域のサイズを拡張することを含む。いくつかの実施形態では、第4のイベントの発生の検出に応じて遷移を表示することは、状態領域を(例えば、第4のイベントに続くイベントの発生の検出に応じて遷移を表示する前に状態領域のサイズを増大させることなく)縮小サイズに維持することを含む。例えば、図5BP~図5BRを参照して本明細書で説明したように、ユーザ入力5062に応じて、デバイス100は、音楽セッションについてのセッション領域502-30の表示を停止し、最小化されたセッション領域502-32としてセッション領域のサイズを減少させる。セッション領域のサイズを減少させた後、デバイス100は、ナビゲーションセッションについてのセッション領域502-34を表示するためにセッション領域のサイズを増加させる。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5068がクイックスイッチング基準を満たす(例えば、ユーザ入力5068は、ユーザ入力5062に対して所定の期間内に検出される)という判定に従って、デバイス100は、図5BS1に示すセッション領域の第1の部分502-36及び第2の部分502-38を表示する前に、セッション領域502-34(図5BR)の表示を取り止め、最小化されたセッション領域502-32(図5BQ)を維持する。いくつかの実施形態では、例えば、セッション領域(図5BZ)の第1の部分502-56及び第2の部分502-58を表示しながら、デバイス100は、第1の部分502-56に表示されたタイマセッションに関連付けられた時計アプリケーションについてのアプリケーションユーザインタフェースを開く要求に対応するユーザ入力5126を検出する。いくつかの実施形態では、ユーザ入力5126に応じて、デバイス100は、図5CDに示す最小化されたセッション領域502-64までセッション領域のサイズを減少させることを含む、セッション領域を遷移させる。いくつかの実施形態では、デバイス100が、ナビゲーションセッションの情報を含むセッション領域502-66を表示するためにセッション領域のサイズを増加させる前に、デバイス100は、別のユーザインタフェース(例えば、システムユーザインタフェース又は別のアプリケーションユーザインタフェース)を表示する要求に対応するユーザ入力を検出する。例えば、最小化されたセッション領域502-64を表示している間にユーザ入力5130が検出され(例えば、ユーザ入力5130は、図5CEのシナリオが発生する前に、図5CDのシナリオ中に検出される)、ユーザ入力5130に応じて、デバイス100は、(図5CFに示すように)最小化された状態でセッション領域を表示し続け、図5CGに示すように、メッセージングアプリケーション用の別のユーザインタフェースを表示するためにセッション領域の外側の表示エリアを更新する。いくつかの実施形態では、デバイス100は、ユーザ入力5130に対して所定の期間内に別のイベント(例えば、ユーザ入力、アプリケーションイベント、及び/又はシステムレベルのイベント)が検出されなかったという判定に従って、図5CG~図5CHに示すように、最小化されたセッション領域502-68のサイズを増加させる。状態領域の外側の連続するアプリケーションユーザインタフェース間を閾値時間内に切り替える間に状態領域の縮小されたサイズを維持することは、デバイスに、状態領域のサイズを大きくするにはあまりにも迅速に切り替えが行われるときに状態領域の視覚的突出を自動的に縮小させ、情報を明瞭に表示させる。
いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、1つ以上の入力デバイスを含み、第1のイベントの発生を検出することは、1つ以上の入力デバイスを介して、第1のアプリケーションのユーザインタフェースを状態領域の外側の(例えば、隣接する、実質的に隣接する、取り囲む、又は部分的に取り囲む)表示エリア(例えば、アプリケーションコンテンツ領域)に表示することから、第1のアプリケーションとは異なる第2のアプリケーションのユーザインタフェースを表示することに切り替える要求に対応する第1の入力を検出することを含む(1632)。いくつかの実施形態では、第1の入力を検出することは、単一の入力を検出することを含む。いくつかの実施形態では、第1の入力を検出することは、第1のアプリケーション(例えば、第2のソフトウェア、又は他のソフトウェア)のユーザインタフェースの表示から第2のアプリケーション(例えば、第1のソフトウェア、又は他のソフトウェア)のユーザインタフェースの表示に切り替える要求に共に対応する複数の入力(又は複数の入力部分)を検出することを含む。いくつかの実施形態では、第1の入力の検出に応じて、コンピュータシステムは、第1のアプリケーションのユーザインタフェースの表示から第2のアプリケーションのユーザインタフェースの表示に切り替える(例えば、第1のアプリケーションのユーザインタフェースの表示を停止し、第2のアプリケーションのユーザインタフェースを表示する)。例えば、図5BPでは、ユーザ入力5062は、別のアプリケーションユーザインタフェースを表示する要求に対応し、ユーザ入力5062に応じて、デバイス100は、地図アプリケーション5060についてのユーザインタフェースの表示を音楽アプリケーション5066(図5BR)についてのユーザインタフェースに置き換え、図5BQを参照して説明したように、セッション領域を最小化することによるセッション領域のアニメーション化された遷移、及び/又はセッション領域外の表示エリア上及び/又は表示エリア外のスライドユーザインタフェースのアニメーション化された遷移を表示することを含む。どの情報が状態領域に表示されるかを変更することは、どのアプリケーションのユーザインタフェースが状態領域の外側に表示されるかを切り替えることと併せて(例えば、以前に状態領域に表示された情報が、ユーザインタフェースが現在状態領域の外側に表示されているのと同じアプリケーションに対応する場合、以前の状態領域情報は新たに表示されたアプリケーションユーザインタフェースの冗長である)、デバイスに状態領域内の利用可能な空間を自動的に再割り当てさせる。
いくつかの実施形態では、第2の個別の情報(例えば、本明細書に記載の情報又は他の情報)が状態領域に表示されている(1634)間に、コンピュータシステムは、第2のアプリケーションのユーザインタフェースを状態領域の外側の表示エリアに表示することから、第2のアプリケーションとは異なる第3のアプリケーションのユーザインタフェースを表示することに切り替える要求に対応する第2の入力を検出する。いくつかの実施形態では、第2の入力の検出に応じて、コンピュータシステムは、第2のアプリケーションのユーザインタフェースの表示から第3のアプリケーションのユーザインタフェースの表示に切り替え、(例えば、ぼかし、減光、縮小、不明瞭化、又は他の視覚効果などによって、状態領域内の第2の個別の情報の表示、退色、及び/又は視覚的な強調表示を停止している間に)状態領域のサイズを縮小することを含む遷移を表示し、状態領域のサイズを縮小した後、状態領域のサイズを拡張する(例えば、状態領域内の第2の個別の情報の再表示、フェードイン、及び/又は視覚的非強調を少なくとも部分的に反転させながら)。例えば、図5BS1~図5BS3では、ユーザ入力5102の検出に応じて、デバイス100は、セッション領域内の同じ第1の部分502-36及び第2の部分502-38を再表示する前に最小化されたセッション領域502-40を表示することを含む、セッション領域の遷移を表示する。どのアプリケーションのユーザインタフェースを状態領域の外側に表示するかを切り替えながら、状態領域に情報を表示することを停止しながら状態領域のサイズを縮小し、次いで状態領域に情報を表示しながら状態領域のサイズを拡張することは、同じ情報が再表示されても、状態領域を視覚的に強調解除し、状態領域の外側の異なるアプリケーションユーザインタフェース間の遷移を視覚的に強調し、それによってデバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、第1のイベントの発生の検出に応じて表示される遷移は、第1の入力がスワイプジェスチャ(例えば、タッチ感知面上の接触及びタッチ感知面に沿った横方向移動、又はユーザの指若しくは手の空気中での横方向波若しくは移動を含むタッチ入力)を含むという判定に従って、及び任意選択的に、第1の入力が表示エリアのエッジに沿ったスワイプジェスチャ(例えば、タッチ感知ディスプレイのエッジに沿ってなど、表示エリアの下エッジ若しくは上エッジに沿って実質的に水平に、又は表示エリアの左エッジ若しくは右エッジに沿って実質的に垂直にスワイプジェスチャ)であるという判定に従って表示される(1636)。例えば、図5BPでは、ユーザ入力5062は、スワイプ入力、具体的にはデバイス100の表示エリアの下エッジに沿ったスワイプ入力を含む。スワイプ入力を含む他のユーザ入力の例は、ユーザ入力5068(図5BR)、ユーザ入力5102(図5BS1)、ユーザ入力5110(図5BS5)、ユーザ入力5152(図5CK)、及びスワイプ入力を含む他のユーザ入力を参照して説明される。スワイプジェスチャに応じてどのアプリケーションのユーザインタフェースが状態領域の外側に表示されるかの切り替えに従って、どの情報が状態領域に表示されるかを変更することは、追加の制御を表示することなく、異なるアプリケーションユーザインタフェースを閲覧するために必要な入力の数を減少させ、デバイスに、状態領域内の利用可能な空間を自動的に再割り当てさせる。
いくつかの実施形態では、第1のイベントの発生の検出に応じて表示される遷移の少なくとも一部は、第1の入力の終了の検出に応じて表示される(1638)(例えば、遷移は、第1の入力の終了が検出されるまで表示されない)。第1の入力の終了を検出することは、例えば、タッチ感知面からのタッチ入力のリフトオフ又はエアジェスチャの完了を検出することを含む。いくつかの実施形態では、第2のアプリケーションのユーザインタフェースの表示から第3のアプリケーションのユーザインタフェースの表示への切り替えは、第1の入力が検出されている間(例えば、接触のリフトオフ又はジェスチャの終了を検出する前など、第1の入力の終了を検出する前)に開始されるが、状態領域のサイズの縮小及び拡張を含む遷移は、第1の入力の終了が検出されるまで表示されない。例えば、図5BV~図5BWを参照して説明したように、デバイス100は、ユーザ入力5118-2のリフトオフを検出した後にセッション領域502-48の遷移を開始する。どの情報が状態領域に表示されるかを、どのアプリケーションのユーザインタフェースが状態領域の外側に表示されるかを切り替えるための入力が終了するまで変更することを取り止めることは、デバイスに、ユーザが入力にコミットするまで入力に関連する動作の実行を自動的に遅延させ、それにより、ユーザが意図された結果を達成するのを支援し、ユーザの誤りを低減する。
いくつかの実施形態では、第1の入力の検出に応じて、コンピュータシステムは、第1のアプリケーションのユーザインタフェースを表示エリアの第1のエッジに向かって第1の方向に表示エリアを横切って移動させることによって第1のアプリケーションのユーザインタフェースの表示を停止する(1640)(例えば、第1のアプリケーションのユーザインタフェースをディスプレイから第1の入力の方向に第1のエッジを越えてスライドさせる)。コンピュータシステムは、第2のアプリケーションのユーザインタフェースを、第1のエッジの反対側の表示エリアの第2のエッジから第1の方向に表示エリアを横切って移動させることによって、第2のアプリケーションのユーザインタフェースを表示する(例えば、第2のアプリケーションのユーザインタフェースをディスプレイ上に第1の入力の方向に反対側のエッジからスライドさせる)。より一般的に言えば、コンピュータシステムは、第1のアプリケーションのユーザインタフェースの表示から第2のアプリケーションのユーザインタフェースの表示に切り替える。いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションのユーザインタフェースの表示から第2のアプリケーションのユーザインタフェースの表示への切り替えは、第1のアプリケーションのユーザインタフェースを徐々に少なく表示すること(例えば、ディスプレイの第2のエッジから始まり、第1のエッジに向かって進む)と、第2のアプリケーションのユーザインタフェースを徐々に多く表示すること(例えば、ディスプレイの第2のエッジから始まり、第1のエッジに向かって進む)とを含む。例えば、図5BQを参照して説明したように、ユーザインタフェース5064は、音楽アプリケーションユーザインタフェースの一部がディスプレイの左側に、任意選択的に検出されたユーザ入力5062と同じ方向に徐々にスライドするのにともない、ディスプレイの右側から徐々にスライドする地図アプリケーションユーザインタフェースの一部を表示する。第1のアプリケーションのユーザインタフェースが表示エリアから特定の方向に移動するように見える一方で、第2のアプリケーションのユーザインタフェースが表示エリアに反対側から同じ方向に移動するように見えるアニメーション化された遷移を介して状態領域の外側に表示されるアプリケーションユーザインタフェースを切り替えることは、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションのユーザインタフェースの表示から第2のアプリケーションのユーザインタフェースの表示に切り替える要求に対応する第1の入力を検出することは、複数の入力部分(例えば、第1の入力は、複数の入力からなる複合入力である)を検出することを含む(1642)。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、複数の入力部分のうちの第1の入力部分(例えば、表示エリアの下エッジからの上方向スワイプジェスチャ、ボタンのダブルプレス、又は他の入力)を検出し、第1の入力部分の検出に応じて、コンピュータシステムは、第1のアプリケーションのユーザインタフェースの表示から、最近開いた(例えば、最近アクティブ、最近使用された、又は最近表示された)アプリケーションの複数の表現を含む第1のシステムユーザインタフェース(例えば、最近開いたアプリケーション選択ユーザインタフェース)の表示(例えば、第1のアプリケーションの表現を含む)に遷移する。例えば、ユーザ入力5136-1(図5CH)の検出に応じて、デバイス100は、マルチタスキングユーザインタフェース5138(図5CI)を表示する。いくつかの実施形態では、個別の最近開いたアプリケーションの個別の表現は、個別のアプリケーションのユーザインタフェースを含む(例えば、第1のアプリケーションの表現は、第1のアプリケーションのユーザインタフェースを含む)。いくつかの実施形態では、状態領域のサイズは、第1のアプリケーションのユーザインタフェースの表示から第1のシステムユーザインタフェースの表示へと遷移する間に縮小される(例えば、図5CH~図5CIを参照して説明したように)。いくつかの実施形態では、状態領域のサイズは、第1のアプリケーションのユーザインタフェースの表示から第1のシステムユーザインタフェースの表示への遷移中に縮小されない(例えば、維持される)(例えば、図5CH~図5CIを参照して説明したように)。
いくつかの実施形態では、複数の入力部のうちの第1の入力部分を検出した後、コンピュータシステムは、第2のアプリケーションの表現を対象とする複数の入力部分のうちの第2の入力部分(例えば、タップジェスチャ、エアピンチ、又は他の選択入力)を検出し、第2の入力部分の検出に応じて、第2の入力部分が第1の入力部分に続いて、コンピュータシステムは、第1のシステムユーザインタフェースの表示から第2のアプリケーションのユーザインタフェースの表示へと遷移する(例えば、第2の入力部分は、最近開いたアプリケーション選択ユーザインタフェースに表示された第2のアプリケーションの表現の選択に対応する)。例えば、図5CJ~図5CNを参照して説明したように、マルチタスキングのユーザインタフェース5138を表示しながら、デバイス100は、個別のアプリケーションユーザインタフェースを表示する要求に対応するユーザ入力5144、又はユーザ入力5142及び5148、又はユーザ入力5150若しくは5152を検出する。いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションのユーザインタフェースの表示から第1のシステムユーザインタフェースの表示に遷移する間に状態領域のサイズが縮小された場合、状態領域のサイズは、第1のシステムユーザインタフェースの表示から第2のアプリケーションのユーザインタフェースの表示に遷移する間に拡張される。いくつかの実施形態では、第1のアプリケーションのユーザインタフェースの表示から第1のシステムユーザインタフェースの表示へ遷移する間に状態領域のサイズが縮小されなかった(例えば、維持された)場合、状態領域のサイズは、第1のシステムユーザインタフェースの表示から第2のアプリケーションのユーザインタフェースの表示へ遷移する間に維持される。例えば、デバイス100は、任意選択的に、メッセージアプリケーションユーザインタフェース5134の表示からマルチタスキングユーザインタフェース5138の表示に遷移する間、最小化されたセッション領域の表示を取り止め(図5CH~図5CI)、及び/又はデバイス100は、マルチタスキングのユーザインタフェース5138の表示から時計アプリケーション5156についてのユーザインタフェースの表示に遷移する間、最小化されたセッション領域502-80の表示を任意選択的に取り止める(図5CK及び図5CN)。個別のアプリケーションのユーザインタフェースを表示することから異なるアプリケーションのユーザインタフェースに切り替えるプロセスの一部として、最近開いたアプリケーションの複数の表現が表示され、対応するアプリケーションのユーザインタフェースを表示するために選択可能である、アプリケーション切り替えシステムのユーザインタフェースを表示することは、どのアプリケーションが最近開いたかを確認し、特定のアプリケーション、特に最近開いたアプリケーションのシーケンスにおける個別のアプリケーションに対するその位置が遠いか未知であり得るアプリケーションを選択するために必要な入力の数及び時間量を削減する。
いくつかの実施形態では、第1入力部分を検出した後に、第2入力部分を検出する前に、コンピュータシステムは、複数の入力部分のうちの第3の入力部分(例えば、スワイプジェスチャ、エアドラッグ、又は他のナビゲーション入力)を検出する(1644)。いくつかの実施形態では、第3の入力部分の検出に応じて、コンピュータシステムは、(例えば、スクロールによって)最近開いたアプリケーションの複数の表現を介してナビゲートし(例えば、1つ以上の最近開いたアプリケーションの1つ以上の表現の表示を停止し、最近開いたアプリケーションの複数の表現をナビゲートする前に表示されなかった1つ以上の最近開いたアプリケーションの1つ以上の表現を表示することを含む)、最近開いたアプリケーションの複数の表現をナビゲートしている間、状態領域のサイズを維持する(例えば、第1のアプリケーションのユーザインタフェースの表示から第1のシステムユーザインタフェースの表示への遷移中に状態領域のサイズが縮小されたかどうか)。例えば、図5CI~図5CJは、アプリケーションの複数の表現をナビゲートする要求に対応するユーザ入力5140及び5142を検出することを示し、ユーザ入力5140及び5142を検出したことに応じて、第1の部分502-74及び第2の部分502-76を含むセッション領域が維持される。アプリケーションスイッチングシステムユーザインタフェースに表示される最近開いたアプリケーションの複数の表現をナビゲートしながら状態領域のサイズを維持することは、ユーザが最近開いた複数のアプリケーションから特定のアプリケーションを選択している間(状態領域で見ることができる情報を任意選択的に表示し続けている間)、デバイスに、自動的に状態領域を視覚的に強調解除させ(例えば、状態領域のサイズが増大される場合に発生する可能性がある)、状態領域との意図しない相互作用を低減する。
いくつかの実施形態では、最近開いたアプリケーションの複数の表現を含む第1のシステムユーザインタフェースを表示しながら、コンピュータシステムは、第1のユーザインタフェースとは異なる第2のシステムユーザインタフェース(例えば、ホームユーザインタフェース、ウェイク画面ユーザインタフェース、又はコントロールパネルユーザインタフェース)を表示する要求に対応する入力を検出する(1646)。いくつかの実施形態では、第2のシステムユーザインタフェースを表示する要求に対応する入力の検出に応じて、コンピュータシステムは、第2のシステムユーザインタフェースを表示し、状態領域の外観を維持する(例えば、第2のシステムユーザインタフェースを表示することに遷移している間、且つ第2のシステムユーザインタフェースを表示している間、同じサイズ及び/又は同じ情報を有する状態領域を状態領域に表示し続ける)。例えば、図5CK及び図5CRを参照して説明したように、マルチタスキングユーザインタフェース5138を表示しながらユーザ入力5150又はユーザ入力5152を検出したことに応じて、デバイス100は、第1の部分502-90及び第2の部分502-92(図5CR)(図5CKの第1の部分502-74及び第2の部分502-76に類似)を含むようにセッション領域を維持しながらホームユーザインタフェース501を表示し、セッション領域の第1の部分502-90及び第2の部分502-92を再表示する前にセッション領域を最小化するアニメーション化された遷移(例えば、図5CP~図5CQを参照して説明したように)を表示することは任意選択である。最近開いたアプリケーションの複数の表現を含むシステムユーザインタフェースから別のシステムユーザインタフェースなど、異なるシステムユーザインタフェース間で切り替えるときに状態領域の外観を維持することは、ユーザがシステムナビゲーション動作を実行している間(状態領域で見ることができる情報を任意選択的に表示し続けている間)、デバイスに、自動的に状態領域を視覚的に強調解除させ(例えば、状態領域のサイズが増大される場合に発生する可能性がある)、状態領域との意図しない相互作用を低減する。
いくつかの実施形態では、第1の情報は、第2のソフトウェアに関する状態情報を更に含む(1648)。第1のソフトウェアに関する状態情報は、状態領域の第1の部分に表示され、第2のソフトウェアに関する状態情報は、状態領域の第1の部分とは異なる第2の部分に表示される。第1のイベントの発生を検出することは、コンピュータシステムの1つ以上の入力デバイスを介して、状態領域の第2の部分(例えば、タップ入力又は他の選択入力)に向けられた入力を検出することを含み、第1のイベントの発生を検出したことに応じて状態領域に第2の情報を表示することは、状態領域に第2のソフトウェアに関する状態情報を表示することなく、状態領域に第1のソフトウェアに関する状態情報を再表示することを含む。いくつかの実施形態では、第1のイベントの発生の検出に応じて(例えば、状態領域の第2の部分に向けられた入力の検出に応じて)、第2のソフトウェアのユーザインタフェースは、状態領域の外側のユーザインタフェース領域に表示される。いくつかの実施形態では、第1のイベントの発生の検出に応じて状態領域に第2の情報を表示することは、第1のソフトウェアに関する追加の状態情報を表示することを含む(例えば、状態領域内のいくらかの空間がもはや第2のソフトウェアによって占有されないことに起因して)。いくつかの実施形態では、第1のイベントの発生の検出に応じて状態領域に第2の情報を表示することは、第1のソフトウェア及び第2のソフトウェアとは異なるソフトウェアに関する状態情報を表示することを含む(例えば、状態領域内のいくらかの空間がもはや第2のソフトウェアによって占有されないことに起因して)。より一般的には、第1のイベントの発生を検出することは、状態領域の複数の部分のうちの1つに向けられた入力を検出することを含み、これに応じて、状態領域は縮小し、次いで拡張して、状態領域の他の選択されていない部分(単数又は複数)の状態情報を再表示する(任意選択的に、選択された部分のユーザインタフェースが状態領域の外側に表示される)。例えば、図5BZを参照して説明したように、タイマセッションに対応するセッション領域の第1の部分502-56に向けられた第2の種類のユーザ入力5126(例えば、タップ入力又は他の種類の入力)の検出に応じて、デバイス100は、図5CDに示すように、タイマセッションに関連付けられた時計アプリケーション5128についてのアプリケーションユーザインタフェースを表示する。異なるソフトウェアの状態情報の複数のセットが状態領域の異なる部分に表示される場合、特定のソフトウェアの状態情報を表示する状態領域の部分に対する入力に応じて、状態領域のサイズを縮小する一方で、状態情報の複数のセットの表示を停止し、次いで、任意選択的に、特定のソフトウェアのユーザインタフェースが状態領域の外側に表示されるときに、他のソフトウェアの状態情報を表示する一方で状態領域のサイズを拡張することは、デバイスに、状態領域内の利用可能な空間を自動的に再割り当てさせ、ユーザにとって関心のある特定のソフトウェアに関する追加のフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、第1の情報は、第2のソフトウェアに関する状態情報を更に含む(1650)。第1のソフトウェアに関する状態情報は、状態領域の第1の部分に表示され、第2のソフトウェアに関する状態情報は、状態領域の第1の部分とは異なる第2の部分に表示される。第1のイベントの発生を検出することは、コンピュータシステムの1つ以上の入力デバイスを介して、状態領域の第2の部分(例えば、長押し入力、又は状態領域を拡張する要求に対応する他の入力)に向けられた入力を検出することを含み、第1のイベントの発生を検出したことに応じて状態領域に第2の情報を表示することは、(例えば、第1の情報に含まれるよりも多く、任意選択的に、第2のソフトウェアの動作を実行するための1つ以上の制御を含み、任意選択的に、第1のソフトウェアに関する状態情報を表示せずに)第2のソフトウェアに関する追加の状態情報を表示することを含む。より一般的には、第1のイベントの発生を検出することは、状態領域の複数の部分のうちの1つに向けられた入力を検出することを含み、それに応じて状態領域は縮小し、次いで拡張して選択された部分のコンテキストメニューを表示する(任意選択的に、他の選択されていない部分(単数又は複数)の状態情報を表示せずに)。例えば、図5BZを参照して説明したように、タイマセッションに対応するセッション領域の第1の部分502-56に向けられた第1の種類のユーザ入力5126(例えば、長押し入力又は他の種類の入力)の検出に応じて、デバイス100は、図5CCに示すように、追加情報及び/又はタイマセッションについてのコントロールを任意選択的に含む拡張されたセッション領域502-62を表示する。異なるソフトウェアの状態情報の複数のセットが状態領域の異なる部分に表示される場合、特定のソフトウェアの状態情報を表示する状態領域の部分に対する入力に応じて、複数の状態情報のセットの表示を停止しながら状態領域のサイズを縮小し、次いで特定のソフトウェアの拡張状態情報を表示しながら状態領域のサイズを拡張することは、デバイスに、状態領域内の利用可能なスペースを自動的に再割り当てさせ、ユーザにとって関心のある特定のソフトウェアに関する追加のフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、第2のソフトウェアは、コンピュータシステム上で実行されているソフトウェアアプリケーションであり、第1のイベントは、ソフトウェアアプリケーションの状態の変化(例えば、ナビゲーション命令の次のステップが所定の閾値(例えば、1マイル以内及び/又は2分以内)内で発生するという判定に従って、次のメディアコンテンツアイテム(例えば、1つの曲が終了し、別の曲が開始する)の再生に従って、タイマ又はアラームが間隔又は終了時間に到達したという判定に従って、又は他のアプリケーション関連の(例えば、アプリケーション生成)アラート)に関連するイベントである(1652)。より一般的には、第1のイベントは、ユーザ入力とは無関係に発生する(例えば、第1のイベントは、コンピュータシステムによって自動的に開始されるイベントである)。例えば、図5CV~図5CYを参照して説明したように、第1のメディアアイテムの再生の終了及び第2のメディアアイテムの再生の開始などのアプリケーションイベントの発生の検出に応じて、セッション領域は、拡張されたセッション領域502-110にアプリケーションイベントに関する情報を表示するために第1の部分502-100及び第2の部分502-102の表示から更新される。コンピュータシステム上で実行されているソフトウェアアプリケーションにおける状態変化イベントの検出に応じて、状態領域にソフトウェアアプリケーションに関する情報を表示することへの切り替えは、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、第1のイベントの発生を検出することは、コンピュータシステムが無線端末に近接した(例えば、所定の範囲又は距離の範囲内に)ことを検出することを含む(1654)。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムが無線端末に近接していることを検出することは、無線端末によって発信された短距離無線信号(例えば、Bluetooth、近距離無線通信(NFC)、無線周波数識別(RFID)、又は他の短距離通信プロトコル)の検出に基づく。いくつかの実施形態では、コンピュータシステムは、コンピュータシステムのユーザを認証するために無線端末によって使用されるセキュアなクレデンシャル(例えば、支払い方法、身分証明書、又は無線入力キー)を無線端末に送信し、任意選択的に、状態領域は、認証の状態又は進行に関するフィードバックを提供するように更新される。例えば、図5CR~図5CUを参照して説明したように、無線端末5154の検出に応じて、デバイス100は、セッション領域502-98bに記憶されたカード情報を表示するために、第1の部分502-90及び第2の部分502-92を含むセッション領域を更新する。コンピュータシステムが無線端末に近接した(例えば、無線端末と通信する)ことの検出に応じて状態領域に表示される情報を変更することは、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
いくつかの実施形態では、第1のイベントは、コンピュータシステムのシステム動作(例えば、生体認証、パスコード、パスワード、又は他の形態の認証の実行、低バッテリ又は無線接続の喪失などのエラー又はアラート状態の検出、又は他のシステムイベント)に対応する(1656)。例えば、図5CV~図5CYを参照して説明したように、いくつかの実施形態では、デバイス100の認証の実行及び/又はエラー及び/又はアラート状態の検出などのシステムレベルのイベントの検出に応じて、デバイス100は、システムレベルのイベントに関する情報を表示するためにセッション領域のアニメーション化された遷移を表示する。コンピュータシステムのシステム動作の検出に応じて状態領域に表示される情報を変更することは、デバイスの状態に関するフィードバックを提供する。
図16A~図16Fにおける動作について説明された特定の順序は単なる例であり、説明された順序は、動作を実行することができる唯一の順序であることを示すことを意図するものではないことを理解されたい。当業者であれば、本明細書に記載される動作を再順序付けるための様々な方法を認識するであろう。更に、本明細書に記載される他の方法(例えば、方法9000、1000、1100、1200、1300、1400、及び1500)に関して本明細書に記載される他の処理の詳細はまた、図16A~図16Fに関して上記した方法1600にも、類似の様式で適用可能であることに留意されたい。例えば、方法1600を参照して上述したセッション領域及びユーザ入力は、任意選択的に、本明細書に記載の他の方法(例えば、方法9000、1000、1100、1200、1300、1400、及び1500)を参照して本明細書に記載のセッション領域及びユーザ入力の特性のうちの1つ以上を有する。簡潔にするために、それらの詳細はここでは繰り返さない。
図9A~図9G、図10A~図10D、図11A~図11D、図12A~図12E、図13A~図13E、図14A~図14C、図15A~図15E、及び図16A~図16Fを参照して上述した動作は、任意選択的に、図1A~図1Bに示す構成要素によって実施される。例えば、検出動作9058、第1のアクション9068の実行、及び、検出動作1004は、任意選択的に、イベントソート部170、イベント認識部180、及び、イベント処理部190によって実施される。イベントソート部170のイベントモニタ171は、タッチ感知ディスプレイ112上の接触を検出し、イベントディスパッチャモジュール174は、イベント情報をアプリケーション136-1に配信する。アプリケーション136-1の対応するイベント認識部180は、そのイベント情報を対応するイベント定義186と比較し、タッチ感知面上の第1の位置における第1の接触(又は、デバイスの回転)が、ユーザインタフェース上のオブジェクトの選択、又は1つの向きから別の向きへのデバイスの回転などの、所定のイベント又はサブイベントに対応するかどうかを判定する。対応する所定のイベント又はサブイベントが検出されると、イベント認識部180は、そのイベント又はサブイベントの検出に関連付けられたイベント処理部190をアクティブ化する。イベント処理部190は、アプリケーション内部状態192を更新するために、データ更新部176又はオブジェクト更新部177を、任意選択で使用するか又は呼び出す。いくつかの実施形態では、イベント処理部190は、アプリケーションにより表示されるものを更新するために、対応するGUI更新部178にアクセスする。同様に、当業者にとって、他の処理が図1A~図1Bに記される構成要素に基づいてどのように実施されるかは明らかであろう。
更に、1つ以上のステップが満たされている1つ以上の条件を条件とする本明細書に記載の方法では、記載の方法は、繰り返しの過程にわたって、本方法のステップが条件とする条件の全てが本方法の異なる繰り返しで満たされるように、複数の繰り返しで繰り返すことができることを理解されたい。例えば、ある方法が、条件が満たされた場合に第1のステップを実行し、条件が満たされなかった場合に第2のステップを実行することを必要とする場合、当業者であれば、条件が満たされ、満たされなくなるまで、特許請求の範囲に記載のステップが、特定の順序で繰り返されることを理解するであろう。従って、満たされた1つ以上の条件を条件とする1つ以上のステップを用いて記載された方法は、方法に記載された各条件が満たされるまで繰り返される方法として書き換えられることができる。しかしながら、これは、システム又はコンピュータ可読媒体が、対応する1つ以上の条件の満足に基づいて条件付き動作を実行するための命令を含み、従って、方法のステップが条件付きである全ての条件が満たされるまで、方法のステップを明示的に繰り返すことなく不測の事態が満たされたか否かを判定することができる、システム又はコンピュータ可読媒体の特許請求の範囲には必要とされない。当業者はまた、条件付きステップを有する方法と同様に、システム又はコンピュータ可読記憶媒体が、条件付きステップの全てが実行されたことを確実にするために必要な回数だけ方法のステップを繰り返すことができることを理解するであろう。
上記は、説明を目的として、特定の実施形態を参照して記述されている。しかしながら、上記の例示的な論考は、網羅的であること、又は開示される厳密な形態に本発明を限定することを意図するものではない。上記の教示を考慮して、多くの修正及び変形が可能である。本発明の原理及びその実際的な応用を最良の形で説明し、それによって他の当業者が、想到される特定の用途に適した様々な変更で本発明及び様々な記載された実施形態を最良の形で使用することを有効化するために、これらの実施形態を選択し記載した。