JP2023162473A - ワイパー装置およびこれを備えたカメラ装置 - Google Patents

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【課題】 ワイパーブレードに加わった外的負荷の伝達を抑えることができるワイパー装置およびこれを備えたカメラ装置を提供する。【解決手段】 ワイパー装置(1)は、駆動用モータ(5)と、ワイパーブレード(14)と、駆動用モータ(5)とワイパーブレード(14)を連結する複数のアームを有し、複数のアームを介して駆動用モータ(5)の駆動力をワイパーブレード(14)に伝達するリンク機構(4)と、を備え、複数のアームには、伝達負荷に応じてスライド伸縮する伸縮アームが含まれる。【選択図】 図2

Description

本開示は、ワイパー装置およびこれを備えたカメラ装置に関する。
屋外に設置されるカメラ装置は、筐体内部にカメラレンズが収容され、カメラレンズの前面に対向した筐体の一面に透明ガラス窓が配置されている。カメラ装置は、透明ガラス窓越しに筐体外部の映像を撮影するので、雨滴、雪または粉塵等の異物が透明ガラス窓に付着すると撮影に支障を来す。このため、カメラ装置には、透明ガラス窓に付着した異物を除去するためのワイパー装置が設けられる。
ワイパー装置は、駆動用モータの回転駆動力を、減速ギヤおよびリンク機構を介して、透明ガラス窓の前面に設けられたワイパーブレードに伝達させることにより、透明ガラス窓面上でワイパーブレードをスイング動作(往復動作)させる。透明ガラス窓面上に付着した雪または氷塊によってワイパーブレードのスイング動作が妨げられると、その負荷によってワイパー装置が破損する可能性がある。
このようなワイパーの払拭面に付着した異物による影響を低減する従来の技術として、例えば、特許文献1に記載されるカメラケースがある。このカメラケースは、ワイパーが動作していないときに、ワイパーブレードおよびこれを支えるワイパーアームを収納し、ワイパーを動作させるときに、ワイパーブレードおよびワイパーアームを外部に出すことにより、ワイパーブレードおよびワイパーアームに雪または氷塊が付着することを防止している。
特開2003-46826号公報
ワイパー装置が動作している状態では、ワイパー駆動用モータの性能を超える外的負荷が加わっても、保護回路が起動してワイパー装置の動作を停止させる。
一方、ワイパー装置の動作が停止された状態で、ワイパーブレードに外的負荷が加わると、負荷の伝達を抑えることができず、ワイパー装置が破損する虞があった。
例えば、払拭面上で停止していたワイパーブレードを、手作業でワイパー動作開始位置に戻した場合、ワイパーブレードには高い外的負荷が加わってしまう。
本開示は上記課題を解決するものであり、ワイパーブレードに加わった外的負荷の伝達を抑えることができるワイパー装置およびこれを備えたカメラ装置を得ることを目的とする。
本開示に係るワイパー装置は、駆動用モータと、ワイパーブレードと、駆動用モータとワイパーブレードを連結する複数のアームを有し、複数のアームを介して駆動用モータの駆動力をワイパーブレードに伝達するリンク機構と、を備え、複数のアームには、伝達負荷に応じてスライド伸縮する伸縮アームが含まれる。
本開示によれば、駆動用モータと、ワイパーブレードと、駆動用モータとワイパーブレードを連結する複数のアームを有し、複数のアームを介して駆動用モータの駆動力をワイパーブレードに伝達するリンク機構と、を備え、複数のアームには、伝達負荷に応じてスライド伸縮する伸縮アームが含まれる。
伸縮アームがスライド伸縮する負荷を、通常動作で想定される荷重を超える負荷に設定しておくことで、伸縮アームは、通常動作では伸縮せず、高い外的負荷が加わった場合に伸縮する。これにより、本開示に係るワイパー装置は、ワイパーブレードに加わった外的負荷の伝達を抑えることができる。
実施の形態1に係るカメラ装置の構成を示す側面図である。 実施の形態1に係るカメラ装置をガラス窓側からみた構成を示す平面図である。 図3Aおよび図3Bは、実施の形態1に係るワイパー装置が備える伸縮アームを示す図である。 実施の形態2に係るカメラ装置の構成を示す側面図である。 実施の形態2に係るカメラ装置をガラス窓側からみた構成を示す平面図である。 図6Aおよび図6Bは、実施の形態2に係るワイパー装置が備える伸縮アームを示す図である。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るカメラ装置1の構成を示す側面図であり、カメラ装置1を側面からみた部分断面を示している。また、図2は、カメラ装置1をガラス窓2A側からみた構成を示す図である。図1および図2において、カメラ装置1は、例えば屋外に設置され、屋外を監視する監視カメラであり、カメラケース2、ガラス窓2A、カメラ3、リンク機構4、駆動用モータ5、減速ギヤ6およびワイパーブレード14を備える。カメラケース2は、カメラ3を収容する筐体であり、窓部であるガラス窓2Aを備える。
カメラ3は、ガラス窓2Aがカメラレンズの前面に位置するように、カメラケース2の内部に収容される。ガラス窓2Aは、透明ガラスで構成されており、カメラ3は、カメラケース2の内側から、ガラス窓2Aを通じてカメラケース2の外側の映像を撮影することができる。実施の形態1に係るワイパー装置は、ワイパーブレード14を用いて、カメラケース2の外側からガラス窓2Aを払拭するものである。
実施の形態1に係るワイパー装置は、リンク機構4、駆動用モータ5、およびワイパーブレード14を備える。リンク機構4は、回転軸7、回転アーム8、連結アーム9、連結アーム10、従動軸11、回転アーム12、およびワイパーアーム13を備える。駆動用モータ5には、駆動用モータ5の駆動力を伝達する減速ギヤ6が一体に形成されている。減速ギヤ6は、駆動用モータ5の駆動力を伝達するための回転軸7を有する。
回転アーム8は、駆動用モータ5の駆動力を伝達するためのアームであり、図1および図2に示すように、一方の端部が回転軸7に連結され、他方の端部が連結アーム9の一方の端部に連結されている。連結アーム9および連結アーム10は、伸縮アーム20を構成する。連結アーム9は、回転軸7に連結された端部が伸縮アーム20の一方の端部となるように、連結アーム10に支持される。連結アーム10は、連結アーム9をスライド可能に支持する。ただし、連結アーム9は、通常のワイパー動作で想定される荷重を超える外的負荷が加わるまで連結アーム10に固定されている。
伸縮アーム20は、伝達負荷に応じてスライド伸縮する。例えば、伸縮アーム20は、通常のワイパー動作で想定される荷重を超える外的負荷が加わった場合、連結アーム10に対する連結アーム9の固定が解除される。これにより、伸縮アーム20が伸びる方向に連結アーム9がスライドするか、もしくは、伸縮アーム20が縮む方向に連結アーム9がスライドする。伸縮アーム20がスライド伸縮することで、外的負荷の駆動用モータ5側への伝達が抑制される。
従動軸11は、回転アーム12とワイパーアーム13を連結する軸である。連結アーム10の端部(伸縮アーム20の他方の端部)は、回転アーム12に連結されている。回転アーム12は、一方の端部が連結アーム10に連結され、他方の端部が従動軸11によりワイパーアーム13に連結されている。ワイパーアーム13は、一方の端部が従動軸11により回転アーム12に連結され、他方の端部側にはワイパーブレード14が取り付けられている。
駆動用モータ5を回転させると、その回転の駆動力は、減速ギヤ6の回転軸7を介して回転アーム8に伝達される。このとき、回転アーム8は、回転軸7を中心として、図2において矢印Aで示すように連続回転し、駆動用モータ5の駆動力が、回転アーム8に連結された伸縮アーム20に伝達される。これにより、伸縮アーム20が連結されている回転アーム12が、従動軸11を中心として、図2において矢印Bで示す角度範囲を往復動作する。このとき、回転アーム12に連結されたワイパーアーム13に取り付けられているワイパーブレード14が、開始位置P1と折り返し位置P2との間の払拭範囲Cを往復動作する。
ワイパーブレード14は、図1および図2に示すように、払拭面であるガラス窓2Aの面上に配置されている。前述したように、ワイパーブレード14が払拭範囲Cで往復動作することにより、ガラス窓2Aが払拭される。これにより、ガラス窓2Aの面に付着した異物が取り除かれる。
図3Aは、実施の形態1に係るワイパー装置が備える伸縮アーム20の断面を示す側面図である。図3Bは、上方からみた伸縮アーム20を示す平面図である。図3Aおよび図3Bに示すように、伸縮アーム20は、回転アーム8と回転アーム12との間を連結するアームである。連結アーム9は、伸縮アーム20を構成する第1のアーム部であり、貫通穴9aが形成されている。連結アーム10は、連結アーム9とともに、伸縮アーム20を構成する第2のアーム部であり、凸部10aが形成されている。
連結アーム10には、例えば4つのガイド部10bが設けられている。ガイド部10bは、連結アーム9を挟み込むように連結アーム10に支持する。ガイド部10bは、連結アーム10における連結アーム9のスライドをガイドする囲い溝として機能する。ガイド部10bにより、連結アーム9は、連結アーム10の長手方向に沿ったスライドが可能である。ただし、連結アーム9は、貫通穴9aに凸部10aが嵌合することで、連結アーム10に固定される。貫通穴9aは、連結アーム9に設けられた第1の係合固定部であり、凸部10aは、連結アーム10に設けられた第2の係合固定部である。貫通穴9aは、凸部10aが嵌まることができる形状であればよく、単なる凹部であってもよい。さらに、凸部10aは、例えば、断面の形状が半円形または山形の凸部である。
貫通穴9aに凸部10aが嵌合した状態では、伸縮アーム20はスライド伸縮しない。すなわち、通常のワイパー動作において、スライド伸縮しない状態の伸縮アーム20が、駆動用モータ5の駆動力をワイパーブレード14に伝達するための連結アームとして機能する。例えば、駆動用モータ5に通電されずワイパー装置が停止している状態で、通常のワイパー動作で想定される負荷荷重を超える荷重の外的負荷が、ワイパーブレード14に加わると、連結アーム10およびガイド部10bが、連結アーム9のスライド方向と直交する方向に弾性変形する。これにより、貫通穴9aと凸部10aの嵌合が外れ(固定解除)、連結アーム9がスライドして伸縮アーム20が伸縮する。
例えば、ガラス窓2Aの面上に強固に付着した氷塊等は、ワイパーブレード14で除去できない異物である。このような異物をワイパー動作で除去しようすると、ワイパーブレード14には、通常のワイパー動作で想定される負荷荷重を超える荷重の外的負荷が加わる。この外的負荷の荷重は、連結アーム10に対する連結アーム9のスライド方向に作用する圧縮または引っ張り方向の荷重となり、この荷重の分力により連結アーム10およびガイド部10bが弾性変形して貫通穴9aと凸部10aとの嵌合が外れ、連結アーム9がスライドする。これにより、外的負荷の荷重の伝達が遮断され、駆動用モータ5と連結する減速ギヤ6またはワイパー装置の各構成品に対して高い負荷が加わらない。
なお、一旦嵌合が解除された貫通穴9aと凸部10aは、回転軸7側の回転動作が繰り返されることで、再度嵌合することができる。また、連結アーム9に凸部10aを設けてもよいし、連結アーム10に貫通穴9aを設けてもよい。このようにしても、連結アーム9のスライドを固定することができる。
以上のように、実施の形態1に係るワイパー装置は、駆動用モータ5と、ワイパーブレード14と、駆動用モータ5とワイパーブレード14とを連結する回転軸7、回転アーム8、連結アーム9、連結アーム10、従動軸11、回転アーム12およびワイパーアーム13を有し、これらのアームを介して駆動用モータ5の駆動力をワイパーブレード14に伝達するリンク機構4と、連結アーム9および連結アーム10から構成され、伝達負荷に応じてスライド伸縮する伸縮アーム20とを備える。伸縮アーム20がスライド伸縮する負荷を、通常動作で想定される荷重を超える負荷に設定しておくことで、伸縮アーム20は、通常動作では伸縮せず、高い外的負荷が加わった場合に伸縮する。これにより、ワイパー装置は、ワイパーブレード14に加わった外的負荷の伝達を抑えることができ、外的負荷によるワイパー装置の損傷を防ぐことができる。
実施の形態1に係るワイパー装置において、伸縮アーム20は、連結アーム9と、連結アーム10と、連結アーム9に設けられた貫通穴9aと、連結アーム10に設けられ、貫通穴9aに嵌合することで、連結アーム9のスライドを固定する凸部10aとを備える。貫通穴9aと凸部10aの凹凸嵌合は、伝達負荷に応じて解除される。これにより、伸縮アーム20を、通常動作では伸縮せず、高い外的負荷が加わった場合に伸縮させることができる。
実施の形態1に係るカメラ装置1は、カメラ3と、カメラ3が収容されるカメラケース2と、カメラケース2におけるカメラ3のレンズ前面に設けられたガラス窓2Aを、ワイパーブレード14で払拭するワイパー装置を備える。このように構成されたカメラ装置1は、ワイパーブレード14に加わった外的負荷の伝達を抑えることができる。
実施の形態2.
図4は、実施の形態2に係るカメラ装置1Aの構成を示す図であり、カメラ装置1Aを側面からみた部分断面を示している。また、図5は、カメラ装置1Aをガラス窓2A側からみた構成を示す図である。図4および図5において、カメラ装置1Aは、例えば屋外に設置され、屋外を監視する監視カメラであり、カメラケース2、ガラス窓2A、カメラ3、リンク機構4A、駆動用モータ5、減速ギヤ6およびワイパーブレード14を備える。カメラケース2は、カメラ3を収容する筐体であり、窓部であるガラス窓2Aを備える。
カメラ3は、ガラス窓2Aがカメラレンズの前面に位置するように、カメラケース2の内部に収容される。ガラス窓2Aは、透明ガラスで構成されており、カメラ3は、カメラケース2の内側から、ガラス窓2Aを通じてカメラケース2の外側の映像を撮影することができる。実施の形態2に係るワイパー装置は、実施の形態1と同様に、ワイパーブレード14を用いて、カメラケース2の外側からガラス窓2Aを払拭するものである。
実施の形態2に係るワイパー装置は、リンク機構4A、駆動用モータ5、およびワイパーブレード14を備える。リンク機構4Aは、回転軸7、回転アーム8、連結アーム15、連結アーム16、従動軸11、回転アーム12およびワイパーアーム13を備える。駆動用モータ5には、駆動用モータ5の駆動力を伝達する減速ギヤ6が一体に形成されている。減速ギヤ6は、駆動用モータ5の駆動力を伝達するための回転軸7を有する。
回転アーム8は、駆動用モータ5の駆動力を伝達するためのアームであり、図4および図5に示すように、一方の端部が回転軸7に連結され、他方の端部が、連結アーム15の一方の端部に連結されている。連結アーム15および連結アーム16は、伸縮アーム20Aを構成する。連結アーム15は、回転軸7に連結された端部が伸縮アーム20Aの一方の端部となるように、連結アーム16に支持される。連結アーム16は、連結アーム15をスライド可能に支持する。
伸縮アーム20Aには、ばね16aが設けられている。ばね16aは、連結アーム15のスライドを抑制する反力を与える弾性部材である。連結アーム15は、ばね16aの反力による弾性域でスライド可能である。すなわち、通常のワイパー動作で想定される荷重を超え、かつばね16aの反力を超える荷重の外的負荷が加わると、連結アーム15は、伸縮アーム20Aの長さが伸びる方向にスライドするか、伸縮アーム20Aの長さが縮む方向にスライドする。伸縮アーム20Aがスライド伸縮することで、外的負荷の駆動用モータ5側への伝達が抑制される。
従動軸11は、回転アーム12とワイパーアーム13を連結する軸である。連結アーム10の端部(伸縮アーム20Aの他方の端部)は、回転アーム12に連結されている。回転アーム12は、一方の端部が連結アーム10に連結され、他方の端部が、従動軸11によりワイパーアーム13に連結されている。ワイパーアーム13は、一方の端部が従動軸11により回転アーム12に連結され、他方の端部側には、ワイパーブレード14が取り付けられている。
駆動用モータ5を回転させると、その回転の駆動力は、減速ギヤ6の回転軸7を介して回転アーム8に伝達される。このとき、回転アーム8は、回転軸7を中心として、図5において矢印Aで示すように連続回転し、駆動用モータ5の駆動力が、回転アーム8に連結された伸縮アーム20Aに伝達される。これにより、伸縮アーム20Aが連結されている回転アーム12が、従動軸11を中心として、図5において矢印Bで示す角度範囲を往復動作する。このとき、回転アーム12に連結されたワイパーアーム13に取り付けられているワイパーブレード14が、開始位置P1と折り返し位置P2との間の払拭範囲Cを往復動作する。
ワイパーブレード14は、図4および図5に示すように、払拭面であるガラス窓2Aの面上に配置されている。前述したように、ワイパーブレード14が払拭範囲Cで往復動作することにより、ガラス窓2Aが払拭される。これにより、ガラス窓2Aの面に付着した異物が取り除かれる。
図6Aは、実施の形態2に係るワイパー装置が備える伸縮アーム20Aの断面を示す側面図である。図6Bは、上方からみた伸縮アーム20Aを示す平面図である。図6Aおよび図6Bに示すように、伸縮アーム20Aは、回転アーム8と回転アーム12との間を連結するアームである。連結アーム15は、伸縮アーム20Aを構成する第3のアーム部である。連結アーム16は、連結アーム15とともに、伸縮アーム20Aを構成する第4のアーム部である。ばね16aは、連結アーム15のスライドを抑制する反力を与える弾性部材である。
連結アーム16には、例えば4つのガイド部16bが設けられている。ガイド部16bは、連結アーム15を挟み込むように連結アーム16に支持する。ガイド部16bは、連結アーム16における連結アーム15のスライドをガイドする囲い溝として機能する。ガイド部16bにより、連結アーム15は、連結アーム16の長手方向に沿ったスライドが可能である。ただし、連結アーム15は、ばね16aの反力により連結アーム16に固定される。
ばね16aの反力により、伸縮アーム20Aはスライド伸縮しない。すなわち、通常のワイパー動作において、スライド伸縮しない状態の伸縮アーム20Aが、駆動用モータ5の駆動力をワイパーブレード14に伝達するための連結アームとして機能する。例えば、駆動用モータ5に通電されずワイパー装置が停止している状態で、通常のワイパー動作で想定される負荷荷重を超える荷重の外的負荷が、ワイパーブレード14に加わると、この外的負荷の荷重によりばね16aが伸張または圧縮される。これにより、連結アーム15がスライドして伸縮アーム20Aが伸縮する。
例えば、ガラス窓2Aの面上に強固に付着した氷塊等は、ワイパーブレード14で除去できない異物である。このような異物をワイパー動作で除去しようすると、ワイパーブレード14には、通常のワイパー動作で想定される負荷荷重を超える荷重の外的負荷が加わる。この外的負荷の荷重は、連結アーム10に対する連結アーム9のスライド方向に作用する圧縮または引っ張り方向の荷重となり、ばね16aが弾性変形して連結アーム15がスライドする。これにより、外的負荷の荷重が、ばね16aの弾性変形により吸収され、駆動用モータ5と連結する減速ギヤ6またはワイパー装置の各構成品に対して高い負荷が加わらない。
以上のように、実施の形態2に係るワイパー装置において、伸縮アーム20Aは、連結アーム15と、連結アーム15をスライド可能に支持する連結アーム16と、連結アーム15のスライドを抑制する反力を与えるばね16aと、を備え、連結アーム15は、ばね16aの反力による弾性域でスライド可能である。ばね16aが弾性変形する負荷を、通常動作で想定される荷重を超える負荷に設定しておくことで、伸縮アーム20Aは、通常動作では伸縮せず、高い外的負荷が加わった場合に伸縮する。これにより、ワイパー装置は、ワイパーブレード14に加わった外的負荷の伝達を抑えることができ、外的負荷によるワイパー装置の損傷を防ぐことができる。
また、伸縮アーム20Aの変形例として、連結アーム15が、貫通穴9aを備え、連結アーム16が、凸部10aを備えてもよい。この場合、伸縮アーム20Aは、ばね16aの反力に加え、貫通穴9aと凸部10aとの凹凸嵌合により、通常のワイパー動作においてスライド伸縮しない。ばね16aの反力に加え、貫通穴9aと凸部10aとの凹凸嵌合を外す大きな荷重が加わると、伸縮アーム20Aはスライド伸縮する。このように構成された伸縮アーム20Aを有するワイパー装置であっても、ワイパーブレード14に加わった外的負荷の伝達を抑えることができ、外的負荷によるワイパー装置の損傷を防ぐことができる。
これまでの説明では、第1の係合固定部と第2の係合固定部との係合が凹凸嵌合である場合を示したが、これに限定されるものではない。第1の係合固定部と第2の係合固定部の係合は、通常のワイパー動作で想定される負荷荷重を超える荷重の外的負荷が加わったときに解除されるものであればよい。例えば、引っかけ係合であってもよい。
なお、各実施の形態の組み合わせまたは実施の形態のそれぞれの任意の構成要素の変形もしくは実施の形態のそれぞれにおいて任意の構成要素の省略が可能である。
1,1A カメラ装置、2 カメラケース、2A ガラス窓、3 カメラ、4,4A リンク機構、5 駆動用モータ、6 減速ギヤ、7 回転軸、8,12 回転アーム、9,10,15,16 連結アーム、9a 貫通穴、10a 凸部、10b,16b ガイド部、11 従動軸、13 ワイパーアーム、14 ワイパーブレード、16a ばね、20,20A 伸縮アーム。

Claims (6)

  1. 駆動用モータと、
    ワイパーブレードと、
    前記駆動用モータと前記ワイパーブレードを連結する複数のアームを有し、複数の前記アームを介して前記駆動用モータの駆動力を前記ワイパーブレードに伝達するリンク機構と、を備え、
    複数の前記アームには、伝達負荷に応じてスライド伸縮する伸縮アームが含まれる
    ことを特徴とするワイパー装置。
  2. 前記伸縮アームは、
    第1のアーム部と、
    前記第1のアーム部をスライド可能に支持する第2のアーム部と、
    前記第1のアーム部に設けられた第1の係合固定部と、
    前記第2のアーム部に設けられ、前記第1の係合固定部と係合することで、前記第1のアーム部のスライドを固定する第2の係合固定部と、を備え、
    前記第1の係合固定部と前記第2の係合固定部の係合は、伝達負荷に応じて解除される
    ことを特徴とする請求項1に記載のワイパー装置。
  3. 前記第1の係合固定部および前記第2の係合固定部は、凹凸嵌合部である
    ことを特徴とする請求項2に記載のワイパー装置。
  4. 前記伸縮アームは、
    第3のアーム部と、
    前記第3のアーム部をスライド可能に支持する第4のアーム部と、
    前記第3のアーム部のスライドを抑制する反力を与える弾性部材と、を備え、
    前記第3のアーム部は、前記弾性部材の反力による弾性域でスライド可能である
    ことを特徴とする請求項1に記載のワイパー装置。
  5. 前記第3のアーム部は、第1の係合固定部を有し、
    前記第4のアーム部は、前記第1の係合固定部と係合することで、前記第3のアーム部のスライドを固定する第2の係合固定部を有し、
    前記第1の係合固定部と前記第2の係合固定部の係合は、伝達負荷に応じて解除される
    ことを特徴とする請求項4に記載のワイパー装置。
  6. カメラと、
    前記カメラが収容される筐体と、
    前記筐体における前記カメラのレンズ前面に設けられた窓部を、前記ワイパーブレードで払拭する、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載のワイパー装置と、を備えた
    ことを特徴とするカメラ装置。
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