JP2010058767A - ワイパ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウィンドシールドに対するワイパブレードの移動方向や位置に関わらず、ワイパモータを落雪等から確実に保護することができるワイパ装置の提供。
【解決手段】リンク機構23は、各ワイパブレード12a,12bからの負荷が所定値以上のときに伸縮動作して出力軸21aの継続回転を許容する伸縮ロッド40を備えている。これにより、フロントガラス11に対する各ワイパブレード12a,12bの移動方向や位置に関わらず、フロントガラス11上に落雪した雪等による各ワイパブレード12a,12bからの高負荷によって伸縮ロッド40が伸縮する。よって、ワイパモータ21への高負荷の伝達を抑制することができ、ワイパモータ21を確実に保護することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、ウィンドシールド上に設けられるワイパ部材を揺動駆動し、ウィンドシールドに付着した付着物を払拭するワイパ装置に関する。
従来、自動車等の車両にはワイパ装置が設けられ、ワイパ装置を作動させることによりウィンドシールドに付着した埃や雨水等を払拭して視界を確保するようにしている。このようなワイパ装置は、操作スイッチを操作することにより回転駆動されるワイパモータと、ウィンドシールド上に設けられるワイパブレードと、ワイパブレードが固定されるピボット軸と、ワイパモータの出力軸とピボット軸との間に設けられ、出力軸の回転運動をピボット軸の揺動運動に変換するリンク機構とを備えている。
ワイパモータには、ワイパブレードからリンク機構を介して大きな負荷が掛かる場合がある。特に、ワイパ装置の作動中において、車両の天井に降り積もった雪がウィンドシールド上に落雪した場合等には、ワイパモータには大きな負荷が掛かる。この場合には、ワイパモータの減速機構を形成するウォームやウォームホイール等のギヤ歯が欠損する等の問題が起こり、ギヤ歯が欠損した場合には、ワイパモータから異音が発生したり、ギヤ同士の噛み合いがずれてワイパブレードの払拭動作を継続できなくなるおそれが発生する。
そこで、落雪時等におけるワイパモータへの負荷を軽減すべく、ワイパブレードとワイパモータとの間のリンク機構に柔軟性を持たせたワイパ装置が開発されている。このワイパ装置は、ワイパブレードに所定値以上の負荷が掛かった場合であってもワイパモータの継続回転を許容するよう構成されており、このようなワイパ装置としては、例えば、特許文献1および特許文献2に記載された技術が知られている。
特許文献1に記載されたワイパ装置は、ワイパモータ側のクランクアームとワイパブレード側の駆動プレートとの間に、樹脂材料等よりなる可撓性を有する可撓アームを設けている。そして、ウィンドシールド上の雪等によりワイパブレードへの負荷が所定値以上のときに可撓アームが屈曲変形し、これにより、ワイパモータの継続回転が許容されてワイパモータを保護するようにしている。
特許文献2に記載されたワイパ装置は、ワイパモータとワイパブレードとの間にクランクおよびコネクティングロッドを備え、クランクの一端には湾曲した長穴を設け、コネクティングロッドの他端にはジョイントを設けている。クランクおよびコネクティングロッドは、長穴内にジョイントを移動自在に設けることで連結されている。そして、ウィンドシールド上の雪等によりワイパブレードへの負荷が所定値以上のときにジョイントが長穴内を移動する。これにより、コネクティングロッドの一端(ワイパブレード側)がロックした状態のもとでクランク(ワイパモータ側)は回動し、ワイパモータの継続回転が許容されてワイパモータを保護するようにしている。
特表2003−527988号公報(図3) 米国特許第4,264,997号明細書(FIG.2)
しかしながら、上述の特許文献1に記載されたワイパ装置によれば、ワイパブレードが下反転位置に向かう場合においては、落雪等により可撓アームが屈曲変形してワイパモータを保護することができる。一方、ワイパブレードが上反転位置に向かう場合においては、落雪等があっても可撓アームは引っ張られて変形できず、ワイパモータを保護することができない。
また、上述の特許文献2に記載されたワイパ装置によれば、ワイパブレードの位置(クランクの回転位置)によっては、クランクに形成した長穴の長手方向に対してコネクティングロッドが略垂直の状態となり、ジョイントが長穴内を移動できなくなる。したがって、当該状態のもとで落雪等があった場合には、ワイパモータを保護することができない。
本発明の目的は、ウィンドシールドに対するワイパブレードの移動方向や位置に関わらず、ワイパモータを落雪等から確実に保護することができるワイパ装置を提供することにある。
本発明のワイパ装置は、ウィンドシールド上に設けられるワイパ部材を揺動駆動し、前記ウィンドシールドに付着した付着物を払拭するワイパ装置であって、出力軸を備えたワイパモータと、前記ワイパ部材が固定されるピボット軸と、前記出力軸と前記ピボット軸との間に設けられ、前記出力軸の回転運動を前記ピボット軸の揺動運動に変換するリンク機構とを有し、前記リンク機構は、前記ワイパ部材からの負荷が所定値以上のときに伸縮動作して前記出力軸の継続回転を許容する伸縮部材を備えることを特徴とする。
本発明のワイパ装置は、前記伸縮部材を、第1長尺部材と、前記第1長尺部材の長手方向に相対移動可能な第2長尺部材と、前記各長尺部材の長手方向に所定間隔を持って設けられ、前記各長尺部材の長手方向に延びる長孔と、前記各長尺部材の長手方向一側の前記長孔および前記各長尺部材の長手方向他側の前記長孔に設けられる一対の支持部材と、前記各長尺部材の外周側において前記各支持部材間に配置される付勢部材とから形成することを特徴とする。
本発明のワイパ装置は、前記各長尺部材をそれぞれ断面U字形状に形成し、当該開口側を突き合わせて前記各長尺部材を組み付けることを特徴とする。
本発明のワイパ装置は、前記付勢部材をコイルスプリングにより形成し、前記各長尺部材の底部側に設けられる一対の角部を、前記コイルスプリングの内側に近接配置することを特徴とする。
本発明のワイパ装置は、前記各長尺部材のうちの一方側を第1パイプ部材により形成し、前記各長尺部材のうちの他方側を前記第1パイプ部材内に挿入される第2パイプ部材により形成することを特徴とする。
本発明によれば、リンク機構は、ワイパ部材からの負荷が所定値以上のときに伸縮動作して出力軸の継続回転を許容する伸縮部材を備えるので、ウィンドシールドに対するワイパ部材の移動方向や位置に関わらず、落雪等によるワイパ部材からの高負荷によって伸縮部材が伸縮する。したがって、ワイパモータへの高負荷の伝達を抑制することができ、ワイパモータを確実に保護することができる。また、伸縮部材の伸縮によりワイパモータへの高負荷の伝達を抑制することができるので、ワイパ部材とワイパモータとの間のパーツを高負荷に耐え得るよう大型化したり高強度化する必要が無くなり、ワイパ装置の小型化や軽量化等を実現できる。
本発明によれば、伸縮部材を、第1長尺部材と、第1長尺部材の長手方向に相対移動可能な第2長尺部材と、各長尺部材の長手方向に所定間隔を持って設けられ、各長尺部材の長手方向に延びる長孔と、各長尺部材の長手方向一側の長孔および各長尺部材の長手方向他側の長孔に設けられる一対の支持部材と、各長尺部材の外周側において各支持部材間に配置される付勢部材とから形成することができる。
本発明によれば、各長尺部材をそれぞれ断面U字形状に形成し、当該開口側を突き合わせて各長尺部材を組み付けることができ、この場合、付勢部材をコイルスプリングにより形成し、各長尺部材の底部側に設けられる一対の角部を、コイルスプリングの内側に近接配置することができる。したがって、コイルスプリングにより各長尺部材を真っ直ぐに保持することができ、伸縮部材が座屈するのを防止することができる。
本発明によれば、各長尺部材のうちの一方側を第1パイプ部材により形成し、各長尺部材のうちの他方側を第1パイプ部材内に挿入される第2パイプ部材により形成するので、各パイプ部材の内周側および外周側の略全面において、各パイプ部材を摺接させることができる。したがって、伸縮部材が座屈するのをより確実に防止することができる。
以下、本発明の第1実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明に係るワイパ装置を搭載した車両を説明する説明図を、図2は図1のワイパ装置を拡大して示す斜視図を、図3は図2の伸縮ロッドを示す斜視図を、図4は図3のA−A線に沿う拡大断面図を、図5は図3の破線円B部分を拡大して示す平面図を、図6は図3に示す伸縮ロッドの長手方向に沿う部分断面図をそれぞれ表している。
図1に示すように、車両10のフロント側には、ウィンドシールドとしてのフロントガラス11が設けられている。フロントガラス11上には、DR側(運転席側)ワイパブレード12aおよびAS側(助手席側)ワイパブレード12bが揺動自在に設けられている。各ワイパブレード12a,12bは、DR側ワイパアーム13aおよびAS側ワイパアーム13bの先端側に回動自在に設けられている。各ワイパブレード12a,12bは、それぞれフロントガラス11上で揺動駆動されて、DR側払拭範囲14aおよびAS側払拭範囲14bに付着した雨水等(付着物)を払拭するようになっている。
ここで、各ワイパブレード12a,12bおよび各ワイパアーム13a,13bによって、本発明におけるワイパ部材を構成している。
車両10のフロント側に設けられるカウル内(図示せず)には、ワイパ装置20が搭載されている。ワイパ装置20は、電動モータとしてのワイパモータ21を備えており、ワイパモータ21には、当該ワイパモータ21への駆動電流の大きさに応じて、所定の回転数で所定の方向に回転する出力軸21aが設けられている。
各ワイパアーム13a,13bの基端側は、それぞれDR側ピボット軸22aおよびAS側ピボット軸22bの先端側に固定されている。各ピボット軸22a,22bと出力軸21aとの間には、出力軸21aの回転運動を各ピボット軸22a,22bの揺動運動に変換するリンク機構23が設けられている。
図2に示すように、ワイパ装置20は、ワイパモータ21を支持するモータブラケット24を有しており、モータブラケット24には、DR側ピボット軸22aを回動自在に支持するDR側ピボットホルダ24aが一体に設けられている。モータブラケット24には、中空状のフレーム部材25の一端側が一対の固定ボルト26により固定されており、フレーム部材25の他端側には、AS側ピボット軸22bを回動自在に支持するAS側ピボットホルダ27が、カシメ固定等により固定されている。
DR側ピボット軸22aの基端側には、DR側駆動レバー28aの一端側が固定されており、AS側ピボット軸22bの基端側には、AS側駆動レバー28bの一端側が固定されている。各駆動レバー28a,28bの他端側は、各ピボット軸22a,22bを中心に所定角度範囲で揺動するようになっている。
ワイパモータ21の出力軸21aには、モータクランク29の一端側が締結ナット30によって固定されており、モータクランク29の他端側は、出力軸21aの回転に伴って出力軸21aの周囲を回転するようになっている。モータクランク29の他端側とAS側駆動レバー28bの他端側との間には、図示しない球状軸受(ボールジョイント)を介して、伸縮ロッド(伸縮部材)40の両端側がそれぞれ回動自在に連結されている。
AS側駆動レバー28bの他端側と、DR側駆動レバー28aの他端側との間には、ボールジョイント(図示せず)を介して連結ロッド31の両端側が回動自在に連結されている。連結ロッド31は、伸縮ロッド40を介してAS側駆動レバー28bに伝達されるワイパモータ21の駆動力を、DR側駆動レバー28aに伝達するものであり、連結ロッド31は、AS側駆動レバー28bおよびDR側駆動レバー28aの揺動運動を同期させるようになっている。
ここで、リンク機構23は、モータクランク29,伸縮ロッド40,各駆動レバー28a,28bおよび連結ロッド31により形成されている。
ワイパモータ21は、モータ本体部32とギヤケース部33とを備えている。モータ本体部32の内部には、端部にウォームを有するアーマチュア軸(図示せず)が回転自在に収容されている。ギヤケース部33の内部には、アーマチュア軸のウォームが突出されるとともに、ウォームと噛み合うギヤ歯を有するウォームホイール(図示せず)が回転自在に収容されている。ウォームホイールの回転中心には出力軸21aが固定されており、ウォームおよびウォームホイールにより減速機構を形成している。これにより、アーマチュア軸の回転が所定の速度に減速され、高出力化された出力が出力軸21aを介してモータクランク29に出力されるようになっている。
モータブラケット24およびAS側ピボットホルダ27には、それぞれ一対の取り付け脚部24b,27aが一体に設けられている。各取り付け脚部24b,27aは、取り付けボルト(図示せず)を介してカウル内の所定箇所に固定され、これによりワイパ装置20は車両10の所定箇所に搭載されるようになっている。
次に、リンク機構23を形成する伸縮ロッド40の構造について、図面を用いて詳細に説明する。
伸縮ロッド40は、図3に示すように、鋼板等をプレス加工することにより断面が略U字形状に形成された第1長尺部材50と第2長尺部材60とを備えている。各長尺部材50,60の端部には、モータクランク29の他端側とAS側駆動レバー28bの他端側との間にボールジョイント(図示せず)を介して伸縮ロッド40を取り付けるための取り付け部51,61がそれぞれ一体に設けられている。
各長尺部材50,60は、図4に示すように、それぞれ底部側に設けられる底壁部52,62と、底壁部52,62の一端に接続される第1側壁部53,63と、底壁部52,62の他端に接続される第2側壁部54,64とを備えている。各長尺部材50,60は、第1側壁部53,63と第2側壁部54,64との間に形成される開口側を、互いに突き合わせることにより組み付けられている。各長尺部材50,60は、互いに組み付けられた状態のもとで、各長尺部材50,60の長手方向に向けて相対移動可能となっている。
各第1側壁部53,63は、各第2側壁部54,64よりも短い長さ寸法に設定されており、各第1側壁部53,63は、各第2側壁部54,64の外側に配置されている。つまり、各第2側壁部54,64は、各長尺部材50,60の開口側からその内側に配置されている。
第1長尺部材50の第1側壁部53には、図6に示すように、一対の第1長孔53aが設けられている。各第1長孔53aは、第1長尺部材50の長手方向に所定間隔を持って設けられ、第1長尺部材50の長手方向に延びる長穴となっている。第1長尺部材50の第2側壁部54には、各第1長孔53aに対応するよう一対の第2長孔54aが設けられている。各第2長孔54aの長さ寸法は、各第1長孔53aよりも若干長い長さ寸法に設定されており、各第2長孔54aの長手方向外側の端部は、各第1長孔53aの長手方向外側の端部よりも第1長尺部材50の両端側に配置されている。
第2長尺部材60の第1側壁部63には、一対の第3長孔63aが設けられている。各第3長孔63aは、第1長尺部材50の各第1長孔53aに対応するよう同じ形状かつ同じ長さ寸法に設定されている。第2長尺部材60の第2側壁部64には、一対の第4長孔64aが設けられている。各第4長孔64aは、第1長尺部材50の各第2長孔54aに対応するよう同じ形状かつ同じ長さ寸法に設定されている。ここで、各長孔53a〜64aの長さ寸法は、約15mmに設定されている。
各長尺部材50,60の長手方向一側(図6中右側)に設けられる第1長孔53a〜第4長孔64aには、当該各長孔53a〜64aを貫通するよう円柱状の第1固定ピン(支持部材)71が設けられている。また、長尺部材50,60の長手方向他側(図6中左側)に設けられる第1長孔53a〜第4長孔64aには、当該各長孔53a〜64aを貫通するよう円柱状の第2固定ピン(支持部材)72が設けられている。なお、各固定ピン71,72は、たとえば直径3mmのように何れも同じものを用いている。
各固定ピン71,72の一端側(図5および図6中上側)には、それぞれ環状の支持凹部71a,72aが一体に設けられており、各支持凹部71a,72aには、付勢部材としてのコイルスプリング80の端部がそれぞれ装着されるようになっている。このように、コイルスプリング80の端部を各支持凹部71a,72aに装着することにより、各固定ピン71,72の各長尺部材50,60からの抜け止めがなされている。
各長尺部材50,60の外周側において第1固定ピン71と第2固定ピン72との間には、圧縮された状態でコイルスプリング80が設けられている。コイルスプリング80の長さ寸法は、自然状態(無負荷状態)において寸法L0に設定されており、各固定ピン71,72間に圧縮して装着することにより、その長さ寸法はL1となる(L1<L0)。したがって、コイルスプリング80は、各固定ピン71,72間に所定のセット荷重(約300N)を持って装着されることになる。
各固定ピン71,72は、コイルスプリング80の付勢力により、図6中黒丸印の接触点P1〜P4において各長尺部材50,60のそれぞれに接触している。第1固定ピン71は、接触点P1で一側の第1長孔53aに、また、接触点P3で一側の第3長孔63aに接触している。第2固定ピン72は、接触点P2で他側の第1長孔53aに、また、接触点P4で他側の第3長孔63aに接触している。
このように、各固定ピン71,72を、コイルスプリング80の付勢力により各長尺部材50,60のそれぞれに接触させているので、図示の状態(伸縮ロッド40の無負荷状態)における各長尺部材50,60のがたつきを抑制できるようになっている。なお、図示の状態においては、各長尺部材50,60の第2長孔54aおよび第4長孔64aは、各固定ピン71,72に対して非接触の状態となっている。
各長尺部材50,60の各底壁部52,62側には、図4に示すように、一対の角部55,65がそれぞれ設けられており、各角部55,65は、若干の隙間を介してコイルスプリング80の内側に近接配置されている。これにより、コイルスプリング80は、各長尺部材50,60を真っ直ぐの状態に保持する保持部材として機能する。
ここで、各角部55,65とコイルスプリング80との間の隙間は、伸縮ロッド40の伸縮作動時において、コイルスプリング80と各角部55,65とが接触しない必要最小限の隙間寸法に設定されている。これにより、コイルスプリング80の大径化を抑えて伸縮ロッド40の小型化が図れ、また、伸縮ロッド40の作動音の静粛化と、コイルスプリング80および各長尺部材50,60の接触による早期摩耗の抑制とを実現している。
次に、伸縮ロッド40の組み立て手順について図面を用いて詳細に説明する。図7は伸縮ロッドの組み立て手順を説明する説明図を表している。
まず、図中一点鎖線矢印(1)に示すように、第2長尺部材60の取り付け部61とは反対側から、第2長尺部材60の長手方向に向けてコイルスプリング80を装着する。そして、コイルスプリング80を取り付け部61に向けて挿入する。(第1工程)。
第1工程に続いて、第2長尺部材60の開口側に向けて第1長尺部材50の開口側を臨ませて、図中一点鎖線矢印(2)に示すよう突き合わせる。このとき、図4に示す状態となるように、各第2側壁部54,64を各長尺部材50,60の開口側からその内側に配置されるようにする(第2工程)。
第2工程に続いて、各長尺部材50,60の各長孔53a〜64aが、図6に示す位置関係となるように、各長尺部材50,60を相対移動させて調整しておく。次いで、図中一点鎖線矢印(3)に示すように、第1固定ピン71を各長尺部材50,60の長手方向一側にある各長孔53a〜64aに差し込む(第3工程)。
第3工程に続いて、図中一点鎖線矢印(4)に示すように、コイルスプリング80の長手方向一側を、第1固定ピン71の支持凹部71aに装着する。次いで、コイルスプリング80の長さ寸法がL1以下の長さ寸法(図6参照)となるようコイルスプリング80を押圧して縮めておく(第4工程)。
第4工程に続いて、図中一点鎖線矢印(5)に示すように、第2固定ピン72を各長尺部材50,60の長手方向他側にある各長孔53a〜64aに差し込む。次いで、コイルスプリング80への押圧力を開放し、コイルスプリング80の長手方向他側を、第2固定ピン72の支持凹部72aに装着する。これにより、コイルスプリング80の長さ寸法がL1(図6参照)となり、各固定ピン71,72の抜け止めがなされて伸縮ロッド40の組み立てが完了する(第5工程)。
ただし、上記組み立て手順においては、第1工程において、第2長尺部材60の長手方向に向けてコイルスプリング80を装着するようにしているが、これに限らず、第1工程において、第1長尺部材50の長手方向に向けてコイルスプリング80を装着することもできる。この場合、各固定ピン71,72の差し込み手順が上記組み立て手順とは逆になる。また、各取り付け部51,61の幅寸法がコイルスプリング80の内径寸法よりも小さい場合には、各長尺部材50,60を組み付けた後に、コイルスプリング80を装着することもできる。
次に、伸縮ロッド40の伸縮動作について図面を用いて詳細に説明する。図8はワイパ装置の下反転位置への動作時において雪によりワイパブレードが移動規制された状態を説明する説明図を、図9は図8に示す状態における伸縮ロッドの動作(縮み動作)を説明する説明図を、図10はワイパ装置の上反転位置への動作時において雪によりワイパブレードが移動規制された状態を説明する説明図を、図11は図10に示す状態における伸縮ロッドの動作(伸び動作)を説明する説明図をそれぞれ表している。
[伸縮ロッドの縮み動作]
図8に示すように、車両10の天井に降り積もった雪(付着物)Sがフロントガラス11上に落雪した状態のもとで、図中矢印に示すように各ワイパブレード12a,12bが各払拭範囲14a,14bの下反転位置に移動している場合には、雪Sが各払拭範囲14a,14bの下反転位置付近で押し固められて、各ワイパブレード12a,12bの移動が規制される。
その後、各ワイパブレード12a,12bからの雪Sによる負荷(反力)が所定値以上となり、伸縮ロッド40の一方の端部が停止位置SP1で停止する。このとき、ワイパモータ21の出力軸21aは、図中矢印に示すように回転を続けており、モータクランク29の先端の移動位置MPは、図中網掛け部分の移動領域A1内を辿るようになる。ここで、移動位置MPが移動領域A1内にある場合には、伸縮ロッド40は、モータクランク29の回転に伴ってコイルスプリング80の長さ寸法がL1〜L2となる範囲(図9参照)で、押し縮められた状態となる(L2<L1)。
伸縮ロッド40は、図9に示すように無負荷状態(図中上段)から最縮小状態(図中下段)となり、モータクランク29の先端の移動を許容、つまりワイパモータ21の出力軸21aの回転を許容する。
伸縮ロッド40が押し縮められると、第2長尺部材60の長手方向一側(図中右側)の基準位置STに対して、第1長尺部材50が図中左側に縮み量CMの分だけ相対移動する。このとき、第1固定ピン71は、第1長尺部材50の長手方向一側の第1長孔53aにより、第2長尺部材60の長手方向一側の第3長孔63aおよび第4長孔64a内を移動していく。その後、第1固定ピン71は、接触点P5において第3長孔63aおよび第4長孔64aの双方に接触して、その移動が停止される。なお、接触点P1には、図中矢印に示す方向に、コイルスプリング80からの反力が作用している。
一方、第2固定ピン72は、第2長尺部材60の長手方向他側(図中左側)の第3長孔63aと接触点P4において接触しているので、その移動は規制された状態となっている。したがって、第1長尺部材50の第2長尺部材60に対する相対移動に伴い、第2固定ピン72は、接触点P6において第1長孔53aおよび第2長孔54aの双方に接触するようになる。なお、接触点P4には、図中矢印に示す方向に、コイルスプリング80からの反力が作用している。
これにより、第1固定ピン71が第2固定ピン72に近接してコイルスプリング80が圧縮変形され、このときのコイルスプリング80の圧縮変形により、雪Sによる各ワイパブレード12a,12bからワイパモータ21に伝達される負荷を緩衝することができる。
[伸縮ロッドの伸び動作]
図10に示すように、車両10の天井に降り積もった雪Sがフロントガラス11上に落雪した状態のもとで、図中矢印に示すように各ワイパブレード12a,12bが各払拭範囲14a,14bの上反転位置に移動している場合には、雪Sが各払拭範囲14a,14bの上反転位置付近で押し固められて、各ワイパブレード12a,12bの移動が規制される。
その後、各ワイパブレード12a,12bからの雪Sによる負荷(反力)が所定値以上となり、伸縮ロッド40の一方の端部が停止位置SP2で停止する。このとき、ワイパモータ21の出力軸21aは、図中矢印に示すように回転を続けており、モータクランク29の先端の移動位置MPは、図中網掛け部分の移動領域A2内を辿るようになる。ここで、移動位置MPが移動領域A2内にある場合には、伸縮ロッド40は、モータクランク29の回転に伴ってコイルスプリング80の長さ寸法がL1〜L2となる範囲(図11参照)で、引き伸ばされた状態となる(L2<L1)。
伸縮ロッド40は、図11に示すように無負荷状態(図中上段)から最伸張状態(図中下段)となり、モータクランク29の先端の移動を許容、つまりワイパモータ21の出力軸21aの回転を許容する。
伸縮ロッド40が引き伸ばされると、第2長尺部材60の長手方向一側(図中右側)の基準位置STに対して、第1長尺部材50が図中右側に伸び量EMの分だけ相対移動する。このとき、第2固定ピン72は、第1長尺部材50の長手方向他側の第1長孔53aにより、第2長尺部材60の長手方向他側の第3長孔63aおよび第4長孔64a内を移動していく。その後、第2固定ピン72は、接触点P7において第3長孔63aおよび第4長孔64aの双方に接触して、その移動が停止される。なお、接触点P2には、図中矢印に示す方向に、コイルスプリング80からの反力が作用している。
一方、第1固定ピン71は、第2長尺部材60の長手方向一側(図中右側)の第3長孔63aと接触点P3において接触しているので、その移動は規制された状態となっている。したがって、第1長尺部材50の第2長尺部材60に対する相対移動に伴い、第1固定ピン71は、接触点P8において第1長孔53aおよび第2長孔54aの双方に接触するようになる。なお、接触点P3には、図中矢印に示す方向に、コイルスプリング80からの反力が作用している。
これにより、第2固定ピン72が第1固定ピン71に近接してコイルスプリング80が圧縮変形され、このときのコイルスプリング80の圧縮変形により、雪Sによる各ワイパブレード12a,12bからワイパモータ21に伝達される負荷を緩衝することができる。
このように、コイルスプリング80は、伸縮ロッド40の縮み動作および伸び動作の何れの場合においても同様に圧縮変形されるようになっている。したがって、コイルスプリング80としては、単純な構成の汎用の圧縮ばねを採用することができる。
ここで、コイルスプリング80のセット荷重を約300Nに設定しているが、これは、各ワイパブレード12a,12bの通常作動時に発生し得る最大負荷値の約250Nを上回る値とするためである。これにより、各ワイパブレード12a,12bの通常作動時において、伸縮ロッド40が伸縮動作することを防止している。なお、通常作動時とは、降雨時等において雨水等を払拭する際の各ワイパブレード12a,12bの動作のことである。
また、コイルスプリング80は各長尺部材50,60の長手方向に沿うよう設けられるため、その長さ寸法の設定自由度が大きくなっている。これにより、コイルスプリング80の長さ寸法を長く設定して、コイルスプリング80のバネ常数を寝かせたりすることができ、搭載車両に応じた種々の伸縮特性(緩衝特性)を有する伸縮ロッド40を得ることができる。
さらに、各長孔53a〜64aの長さ寸法をそれぞれ約15mmに設定し、伸縮ロッド40の伸縮量を、縮み方向および伸び方向にそれぞれ約12mmとなるよう設定している。これにより、上述のようにフロントガラス11上に雪Sが落雪した場合において、各払拭範囲14a,14b上の任意の位置でそれぞれ略45°の払拭範囲を確保し、当該各払拭範囲で各ワイパブレード12a,12bを継続して払拭動作させることが可能となっている。
以上詳述したように、第1実施の形態に係るワイパ装置20によれば、リンク機構23は、各ワイパブレード12a,12bからの負荷が所定値以上のときに伸縮動作して出力軸21aの継続回転を許容する伸縮ロッド40を備えるので、フロントガラス11に対する各ワイパブレード12a,12bの移動方向や位置に関わらず、フロントガラス11上に落雪した雪S等による各ワイパブレード12a,12bからの高負荷によって伸縮ロッド40が伸縮する。
したがって、ワイパモータ21への高負荷の伝達を抑制することができ、ワイパモータ21を確実に保護することができる。また、伸縮ロッド40の伸縮によりワイパモータ21への高負荷の伝達を抑制することができるので、ワイパモータ21を大型化したり高強度化することで高負荷に耐え得るよう対策する必要が無くなり、ワイパモータ21の小型化や軽量化等を実現できる。さらには、リンク機構23を形成する連結ロッド31等、ワイパ装置20を形成するパーツの小型化や軽量化等を図ることもできる。さらには、ワイパモータ21内のウォームと減速機構との噛合い部分への負荷も抑制できるため、バックラッシの増加を抑えることができ、長期に亘ってワイパモータ21の噛合い状態を維持することができる。
また、第1実施の形態に係るワイパ装置20によれば、各長尺部材50,60をそれぞれ断面U字形状に形成し、当該開口側を突き合わせて各長尺部材50,60を組み付けて、各長尺部材50,60の底壁部52,62側の各角部55,65を、コイルスプリング80の内側に近接配置したので、コイルスプリング80により各長尺部材50,60を真っ直ぐに保持することができる。したがって、伸縮ロッド40が座屈するのを防止することができる。
次に、本発明の第2実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、上述の第1実施の形態と同様の機能を有する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図12は第2実施の形態に係る伸縮ロッドの図4に対応する拡大断面図を表している。
第2実施の形態においては、上述の第1実施の形態に比して伸縮ロッドを形成する各長尺部材の形状のみが異なっている。図12に示すように、伸縮部材としての伸縮ロッド90は、同一の長さ寸法に設定された第1側壁部53および第2側壁部54を有する第1長尺部材50と、同一の長さ寸法に設定された第1側壁部63および第2側壁部64を有する第2長尺部材60とを備えている。これにより、各長尺部材50,60をそれぞれ同一形状としている。
以上のように構成した第2実施の形態においては、上述の第1実施の形態に比して、各長尺部材50,60を真っ直ぐに保持するコイルスプリング80の保持機能が若干低下する点を除いて、同様の作用効果を奏することができる。これに加え、第2実施の形態においては、各長尺部材50,60をそれぞれ同一形状としているので、伸縮ロッド90を形成するパーツの共通化を図ることができる。したがって、パーツ管理の簡素化が図れて歩留まりを向上させることが可能となる。
次に、本発明の第3実施の形態について図面を用いて詳細に説明する。なお、上述の第1実施の形態と同様の機能を有する部分については同一の符号を付し、その詳細な説明を省略する。
図13は第3実施の形態に係る伸縮ロッドの図3に対応する斜視図を、図14は図13のA−A線に沿う拡大断面図を、図15は図13の破線円B部分を拡大して示す平面図を、図16は図13に示す伸縮ロッドの長手方向に沿う部分断面図をそれぞれ表している。
第3実施の形態においては、上述の第1実施の形態に比して、伸縮ロッドを形成する各長尺部材の形状および各固定ピンの形状が異なっている。伸縮ロッド(伸縮部材)100は、中空の第1パイプ部材(第1長尺部材)101と、中空の第2パイプ部材(第2長尺部材)102とを備えている。第1パイプ部材101は、第2パイプ部材102よりも大径に形成されており、第2パイプ部材102は第1パイプ部材101内に挿入されている。第2パイプ部材102の外径寸法は、第1パイプ部材101の内径寸法と略同じ寸法に設定されており、各パイプ部材101,102は、相対移動する際に互いに摺接するようになっている。
各パイプ部材101,102には、図14に示すように、その周方向に沿うよう一対の水抜き孔101a,102aがそれぞれ対向配置されている。各水抜き孔101a,102aは、伸縮ロッド100の無負荷状態(図16に示す状態)のもとで、径方向および軸方向のそれぞれに一致して対向するようになっている。各水抜き孔101a,102aは、伸縮ロッド100内に浸入した雨水等を外部に排出するようになっている。
各パイプ部材101,102の内部には、図16に示すように、それぞれゴム等の弾性材料よりなる円柱形状のシール部材103,104が設けられている。各シール部材103,104は、各固定ピン105,106の近傍に設けられており、伸縮ロッド100の両端側から浸入した雨水等が各固定ピン105,106側に浸入するのを防止するようになっている。
各長孔53a〜64aには、当該各長孔53a〜64aを貫通するよう円柱状の第1固定ピン(支持部材)105および第2固定ピン(支持部材)106が設けられている。各固定ピン105,106の一端側および他端側(図15および図16中上下側)には、それぞれ環状の支持凹部105a,105b,106a,106bが一体に設けられている。
各固定ピン105,106は、何れも同じものを用いており、各支持凹部105a,105b間の距離および各支持凹部106a,106b間の距離は、それぞれコイルスプリング80の直径寸法に合わせて同一の距離に設定されている。これにより、各支持凹部105a〜106bには、コイルスプリング80の端部がそれぞれ装着されるようになっている。
伸縮ロッド100を組み立てる際には、まず、各取り付け部51,61を取り付けていない各パイプ部材101,102を準備する(第1工程)。
第1工程に続いて、第1パイプ部材101に第2パイプ部材102を挿入する。このとき、各パイプ部材101,102を相対移動させ、各長孔53a〜64aおよび各水抜き孔101a,102aを、図16に示すようにそれぞれ対向させておく(第2工程)。
第2工程に続いて、各固定ピン105,106のうちの一方を各長孔53a〜64aに差し込み、その状態のもとで、コイルスプリング80を各パイプ部材101,102の長手方向に沿わせて装着する(第3工程)。
第3工程に続いて、コイルスプリング80の長さ寸法がL1以下となるよう当該コイルスプリング80を押圧して縮めておき、その状態のもとで、各固定ピン105,106のうちの他方を各長孔53a〜64aに差し込む(第4工程)。
第4工程に続いて、各パイプ部材101,102の端部に各取り付け部材51,61をそれぞれ装着し、これにより伸縮ロッド100の組み立てが完了する(第5工程)。
以上のように構成した第3実施の形態においても、第1実施の形態と同様の作用効果を奏することができる。これに加え、第3実施の形態においては、第1パイプ部材101内に第2パイプ部材102を挿入するようにしたので、各パイプ部材101,102の内周側および外周側の略全面において、各パイプ部材101,102を摺接させることができ、伸縮ロッドが座屈するのをより確実に防止することができる。また、各パイプ部材101,102は、汎用のパイプ材等により形成することができるので、複雑なプレス加工等を省略することができる。したがって、製造工程(組み立て工程)を簡素化して製造コストの低減等を図ることができる。
本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることは言うまでもない。例えば、上記実施の形態においては、ワイパ装置20を車両10のフロント側に設けたものを示したが、本発明はこれに限らず、車両10のリヤ側に設けることもできる。
また、上記実施の形態においては、ワイパ装置20を車両10に適用したものを示したが、本発明はこれに限らず、例えば、航空機や鉄道車両,建設機械等のウィンドシールドを払拭するワイパ装置にも適用することがきる。
本発明に係るワイパ装置を搭載した車両を説明する説明図である。 図1のワイパ装置を拡大して示す斜視図である。 図2の伸縮ロッドを示す斜視図である。 図3のA−A線に沿う拡大断面図である。 図3の破線円B部分を拡大して示す平面図である。 図3に示す伸縮ロッドの長手方向に沿う部分断面図である。 伸縮ロッドの組み立て手順を説明する説明図である。 ワイパ装置の下反転位置への動作時において雪によりワイパブレードが移動規制された状態を説明する説明図である。 図8に示す状態における伸縮ロッドの動作(縮み動作)を説明する説明図である。 ワイパ装置の上反転位置への動作時において雪によりワイパブレードが移動規制された状態を説明する説明図である。 図10に示す状態における伸縮ロッドの動作(伸び動作)を説明する説明図である。 第2実施の形態に係る伸縮ロッドの図4に対応する拡大断面図である。 第3実施の形態に係る伸縮ロッドの図3に対応する斜視図である。 図13のA−A線に沿う拡大断面図である。 図13の破線円B部分を拡大して示す平面図である。 図13に示す伸縮ロッドの長手方向に沿う部分断面図である。
符号の説明
10 車両
11 フロントガラス(ウィンドシールド)
12a DR側ワイパブレード(ワイパ部材)
12b AS側ワイパブレード(ワイパ部材)
13a DR側ワイパアーム
13b AS側ワイパアーム
14a DR側払拭範囲
14b AS側払拭範囲
20 ワイパ装置
21 ワイパモータ
21a 出力軸
22a DR側ピボット軸(ピボット軸)
22b AS側ピボット軸(ピボット軸)
23 リンク機構
24 モータブラケット
24a DR側ピボットホルダ
24b 取り付け脚部
25 フレーム部材
26 固定ボルト
27 AS側ピボットホルダ
27a 取り付け脚部
28a DR側駆動レバー(リンク機構)
28b AS側駆動レバー(リンク機構)
29 モータクランク(リンク機構)
30 締結ナット
31 連結ロッド(リンク機構)
32 モータ本体部(ワイパモータ)
33 ギヤケース部(ワイパモータ)
40 伸縮ロッド(リンク機構,伸縮部材)
50 第1長尺部材
51 取り付け部
52 底壁部
53 第1側壁部
53a 第1長孔(長孔)
54 第2側壁部
54a 第2長孔(長孔)
55 角部
60 第2長尺部材
61 取り付け部
62 底壁部
63 第1側壁部
63a 第3長孔(長孔)
64 第2側壁部
64a 第4長孔(長孔)
65 角部
71 第1固定ピン(支持部材)
71a 支持凹部
72 第2固定ピン(支持部材)
72a 支持凹部
80 コイルスプリング(付勢部材)
90 伸縮ロッド(伸縮部材)
100 伸縮ロッド(伸縮部材)
101 第1パイプ部材(第1長尺部材)
101a 水抜き孔
102 第2パイプ部材(第2長尺部材)
102a 水抜き孔
103,104 シール部材
105 第1固定ピン(支持部材)
105a,105b 支持凹部
106 第2固定ピン(支持部材)
106a,106b 支持凹部
P1〜P8 接触点
A1,A2 移動領域
CM 縮み量
EM 伸び量
S 雪(付着物)

Claims (5)

  1. ウィンドシールド上に設けられるワイパ部材を揺動駆動し、前記ウィンドシールドに付着した付着物を払拭するワイパ装置であって、
    出力軸を備えたワイパモータと、
    前記ワイパ部材が固定されるピボット軸と、
    前記出力軸と前記ピボット軸との間に設けられ、前記出力軸の回転運動を前記ピボット軸の揺動運動に変換するリンク機構とを有し、
    前記リンク機構は、前記ワイパ部材からの負荷が所定値以上のときに伸縮動作して前記出力軸の継続回転を許容する伸縮部材を備えることを特徴とするワイパ装置。
  2. 請求項1記載のワイパ装置において、前記伸縮部材を、第1長尺部材と、前記第1長尺部材の長手方向に相対移動可能な第2長尺部材と、前記各長尺部材の長手方向に所定間隔を持って設けられ、前記各長尺部材の長手方向に延びる長孔と、前記各長尺部材の長手方向一側の前記長孔および前記各長尺部材の長手方向他側の前記長孔に設けられる一対の支持部材と、前記各長尺部材の外周側において前記各支持部材間に配置される付勢部材とから形成することを特徴とするワイパ装置。
  3. 請求項2記載のワイパ装置において、前記各長尺部材をそれぞれ断面U字形状に形成し、当該開口側を突き合わせて前記各長尺部材を組み付けることを特徴とするワイパ装置。
  4. 請求項3記載のワイパ装置において、前記付勢部材をコイルスプリングにより形成し、前記各長尺部材の底部側に設けられる一対の角部を、前記コイルスプリングの内側に近接配置することを特徴とするワイパ装置。
  5. 請求項2記載のワイパ装置において、前記各長尺部材のうちの一方側を第1パイプ部材により形成し、前記各長尺部材のうちの他方側を前記第1パイプ部材内に挿入される第2パイプ部材により形成することを特徴とするワイパ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019172839A1 (en) * 2018-03-09 2019-09-12 St Engineering Land Systems Ltd. Wiper system and method of deploying the same

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