JP2023157716A - タイヤトレッド用ゴム組成物及びタイヤ - Google Patents

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Abstract

【課題】ウェット性能、スノー性能及び破壊強度を満足することができるタイヤトレッド用ゴム組成物を提供する。【解決手段】実施形態に係るタイヤトレッド用ゴム組成物は、スチレンブタジエンゴム30~85質量部及びブタジエンゴム15~70質量部を含み、ガラス転移温度の平均が-57℃以下であるジエン系ゴム100質量部に対し、シリカ90~150質量部、オイル5~30質量部、及び、軟化点が40℃以上の熱可塑性樹脂10質量部以上40質量部未満を含む。該ゴム組成物において、オイルと熱可塑性樹脂の含有量の合計は45質量部未満であり、かつ、オイルの含有量はシリカ100質量部に対して20質量部以下である。【選択図】なし

Description

本発明は、タイヤトレッド用ゴム組成物、及びそれを用いたタイヤに関する。
タイヤに要求される性能として、濡れた路面でのグリップ性能(即ち、ウェット性能)がある。ウェット性能を向上するため、充填剤としてのシリカを多量に配合するとともに、樹脂とオイルを増量することが知られている。
例えば、特許文献1には、ある種の官能基を持つSBRを含むジエン系ゴム100質量部に対し、シリカを含む無機充填剤100~160質量部と、20℃よりも高いガラス転移温度を持つ炭化水素樹脂5~60質量部と、液体可塑剤5~60質量部とを含むゴム組成物が記載されている。該ゴム組成物において、炭化水素樹脂と液体可塑剤の含有量の合計は45質量部よりも多く設定されている。上記構成により、特許文献1によれば、低転がり抵抗性とウェット性能を両立できることが記載されている。
特表2014-503619号公報
上記のようにシリカを多量に配合し、それに伴い樹脂とオイルを増量することにより、ウェット性能を向上することができる。しかしながら、シリカ、樹脂及びオイルを増量することにより、ゴム組成物中に占めるジエン系ゴムの割合が低下し、破壊強度が低下することが判明した。例えば、雪道でのグリップ性能(即ち、スノー性能)が求められる冬用タイヤに適用した場合、冬用タイヤではトレッドブロックのサイズが小さいため、破壊強度の維持が課題となる。
本発明の実施形態は、上記の点に鑑み、ウェット性能、スノー性能及び破壊強度を満足することができるタイヤトレッド用ゴム組成物、及びそれを用いたタイヤを提供することを目的とする。
本発明は以下に示される実施形態を含む。
[1] スチレンブタジエンゴム30~85質量部及びブタジエンゴム15~70質量部を含み、ガラス転移温度の平均が-57℃以下であるジエン系ゴム100質量部に対し、シリカ90~150質量部、オイル5~30質量部、及び、軟化点が40℃以上の熱可塑性樹脂10質量部以上40質量部未満、を含み、前記オイルと前記熱可塑性樹脂の含有量の合計が45質量部未満であり、かつ、前記オイルの含有量が前記シリカ100質量部に対して20質量部以下である、タイヤトレッド用ゴム組成物。
[2] さらにチオエステル基含有シランカップリング剤を前記シリカ100質量部に対して5~20質量部含む、[1]に記載のタイヤトレッド用ゴム組成物。
[3] 前記スチレンブタジエンゴムが変性溶液重合スチレンブタジエンゴムを含む、[1]又は[2]に記載のタイヤトレッド用ゴム組成物。
[4] 上記[1]~[3]のいずれか1項に記載のタイヤトレッド用ゴム組成物を用いて作製されたトレッドを有するタイヤ。
本発明の実施形態によれば、ウェット性能、スノー性能及び破壊強度を満足するタイヤトレッド用ゴム組成物を提供することができる。
本実施形態に係るタイヤトレッド用ゴム組成物(以下、ゴム組成物ともいう。)は、(A)ジエン系ゴム、(B)シリカ、(C)オイル、及び、(D)熱可塑性樹脂を含む。
[(A)ジエン系ゴム]
本実施形態において、ゴム成分としてのジエン系ゴムは、スチレンブタジエンゴム(SBR)とブタジエンゴム(BR)を含む。ここで、ジエン系ゴムとは、共役二重結合を持つジエンモノマーに対応する繰り返し単位を持つゴムをいい、ポリマー主鎖に二重結合を有する。
スチレンブタジエンゴムとしては、溶液重合スチレンブタジエンゴム(SSBR)でもよく、乳化重合スチレンブタジエンゴム(ESBR)でもよく、末端や主鎖等が変性された変性スチレンブタジエンゴム(変性SBR)でもよく、変性されていない未変性スチレンブタジエンゴムでもよい。好ましくは、スチレンブタジエンゴムは、変性溶液重合スチレンブタジエンゴム(変性SSBR)を含むことである。
変性SBR(好ましくは変性SSBR)としては、末端及び/又は主鎖に官能基が導入されることで、当該官能基により変性されたSBRが用いられる。官能基としては、酸素原子及び/又は窒素原子を含むものが好ましく、例えば、アミノ基、ヒドロキシ基、アルコキシ基、エポキシ基、及びカルボキシ基からなる群から選択された少なくとも1種が挙げられる。このような変性SBRを用いることにより、シリカの分散性を向上することができる。
スチレンブタジエンゴムのガラス転移温度(Tg)は特に限定されず、例えば-80~-10℃でもよく、-70~-50℃でもよい。また、ガラス転移温度が異なるスチレンブタジエンゴムを2種以上併用してもよい。
本明細書において、ガラス転移温度は、JIS K7121:2012に準拠して示差走査熱量測定(DSC)法により、昇温速度:20℃/分にて(測定温度範囲:-150℃~50℃)測定される値である。
ブタジエンゴムとしては、一般にタイヤ用ゴム組成物に用いられる各種ブタジエンゴムを用いることができ、末端や主鎖等が変性された変性ブタジエンゴム(変性BR)でもよく、変性されていない未変性ブタジエンゴムでもよい。
一実施形態において、ブタジエンゴムとしては、シス-1,4結合含有量が90質量%以上のハイシスBRが好ましく用いられる。ハイシスBRのシス-1,4結合含有量は96質量%以上がより好ましい。
ハイシスBRとして、好ましくは、ネオジウム(Nd)系触媒を用いて重合したブタジエンゴムを用いてもよい。ネオジウム系触媒としては、ネオジウム単体、ネオジウムと他の金属類との化合物、又はネオジウムを含む有機化合物のいずれでもよく、具体例としては、NdCl、Et-NdCl等が挙げられる。ネオジウム系触媒を用いて重合したブタジエンゴムは、高シス含量でかつ低ビニル含量のミクロ構造を有する。例えば、そのミクロ構造は、シス-1,4結合含有量が96質量%以上かつビニル基(1,2-ビニル結合)含有量が1.0質量%以下であることが好ましい。
本明細書において、シス-1,4結合含有量及びビニル基含有量は、H-NMRスペクトルの積分比により算出される値である。
本実施形態において、ジエン系ゴムは、上記のスチレンブタジエンゴム及びブタジエンゴムのみで構成されてもよく、その他のジエン系ゴムを含んでもよい。他のジエン系ゴムの具体例としては、天然ゴム(NR)、合成イソプレンゴム(IR)、ニトリルゴム(NBR)、クロロプレンゴム(CR)等が挙げられ、これらのいずれか1種又は2種以上を併用してもよい。これらの他のジエン系ゴムには、必要に応じて末端や主鎖等を変性したものや、所望の特性を付与するべく改質したもの(例えば、改質NR)も、その概念に包含される。
本実施形態において、ジエン系ゴム100質量部は、スチレンブタジエンゴム30~85質量部及びブタジエンゴム15~70質量部を含む。好ましくは、ジエン系ゴム100質量部は、スチレンブタジエンゴム50~85質量部及びブタジエンゴム15~50質量部を含むことであり、より好ましくは、スチレンブタジエンゴム60~85質量部及びブタジエンゴム15~40質量部を含むことであり、更に好ましくは、スチレンブタジエンゴム70~80質量部及びブタジエンゴム20~30質量部を含むことである。
一実施形態において、ジエン系ゴム100質量部は、上記スチレンブタジエンゴムの少なくとも一部として、変性SSBRを30~85質量部含んでもよく、40~80質量部含んでもよく、45~65質量部含んでもよい。その際、スチレンブタジエンゴムは、変性SSBRのみで構成されてもよく、変性SSBRとともに未変性のSBRを併用してもよい。
好ましい一実施形態において、ジエン系ゴム100質量部は、Tgが-75~-45℃(好ましくは-70~-50℃)の変性SSBRを40~70質量部(好ましくは50~60質量部)と、Tgが-80~-50℃(好ましくは-75~-60℃)の未変性SBRを10~30質量部(好ましくは15~25質量部)と、ブタジエンゴム(好ましくはハイシスBR)10~40質量部(好ましくは20~30質量部)とで構成されてもよい。
他の実施形態において、ジエン系ゴム100質量部は、Tgが-40~-10℃(好ましくは-30~-20℃)の変性SSBRを15~45質量部(好ましくは25~35質量部)と、Tgが-75~-45℃(好ましくは-70~-50℃)の変性SSBRを35~65質量部(好ましくは45~55質量部)と、ブタジエンゴム(好ましくはハイシスBR)15~35質量部(好ましくは15~25質量部)とで構成されてもよい。
本実施形態において、ジエン系ゴムはガラス転移温度の平均(以下、平均Tgという。)が-57℃以下である。ジエン系ゴムの平均Tgが-57℃以下であることにより、ウェット性能とスノー性能のバランスを向上することができる。ジエン系ゴムの平均Tgは、より好ましくは-70℃以下である。平均Tgの下限は特に限定されないが、例えば-90℃以上でもよく、-80℃以上でもよい。
ジエン系ゴムの平均Tgは、ゴム成分としてのジエン系ゴムを構成する各ゴムのガラス転移温度と、各ゴムのジエン系ゴム中の質量比を用いて、当該質量比に基づきガラス転移温度を加重平均することにより算出される平均値である。詳細には、平均Tgは、Σ{(各ゴムのガラス転移温度)×(各ゴムの質量比)}により算出される。ここで、各ゴムの質量比=(ジエン系ゴム100質量部に対する各ゴムの質量部)/100である。
[(B)シリカ]
本実施形態に係るゴム組成物には、充填剤としてシリカが配合される。シリカとしては、例えば湿式沈降法シリカ、湿式ゲル化法シリカなどの湿式シリカを用いることが好ましい。
シリカの窒素吸着比表面積(NSA)は、特に限定されず、例えば100~300m/gでもよく、150~250m/gでもよく、180~220m/gでもよい。シリカの窒素吸着比表面積は、JIS K6430:2008に記載のBET法に準じて測定されるBET比表面積である。
シリカの含有量は、ジエン系ゴム100質量部に対して90~150質量部である。シリカの含有量が90質量部以上であることにより、ウェット性能を向上することができる。また150質量部以下であることにより、破壊強度の低下を抑えることができる。シリカの含有量は、ジエン系ゴム100質量部に対して、100~140質量部であることが好ましく、より好ましくは110~130質量部である。
ゴム組成物に配合する充填剤としては、シリカ単独でもよいが、シリカとともにカーボンブラックを配合してもよい。充填剤は、シリカを90質量%以上含むことが好ましく、より好ましくは95質量%以上含むことである。カーボンブラックの含有量は、特に限定されず、ゴム成分100質量部に対して10質量部以下でもよく、5質量部以下でもよい。
[(C)オイル]
本実施形態に係るゴム組成物には、オイルが配合される。オイルとしては、例えば、パラフィン系オイル、ナフテン系オイル、アロマ系オイルなどの鉱物油、アマニ油、ベニバナ油、ダイズ油、コーン油、ヒマシ油、ナタネ油、綿実油などの植物油などが挙げられる。これらはいずれか1種又は2種以上組み合わせて用いることができる。
オイルの含有量は、ジエン系ゴム100質量部に対して5~30質量部であり、より好ましくは10~25質量部であり、更に好ましくは12~20質量部である。なお、オイルの含有量には、ジエン系ゴムとして油展ゴムを用いた場合、当該油展ゴムに含まれるオイル量も含まれる。
[(D)熱可塑性樹脂]
本実施形態に係るゴム組成物には、軟化点が40℃以上の熱可塑性樹脂が配合される。熱可塑性樹脂としては、例えば、テルペン系樹脂、スチレン系樹脂、石油樹脂、ロジン系樹脂、クマロン系樹脂等が挙げられ、これらをいずれか1種又は2種以上併用してもよい。
テルペン系樹脂は、α-ピネン、β-ピネン、リモネン、ジペンテン等のテルペンモノマーを重合してなる樹脂であり、テルペンモノマーのみを使用して生産されるポリテルペン樹脂の他、テルペンフェノール樹脂、芳香族変性テルペン樹脂などが例示される。
一実施形態において、テルペン系樹脂としては、β-ピネン単位を含むポリテルペン樹脂が好ましく、α-ピネン単位とβ-ピネン単位を含むポリテルペン樹脂でもよい。例えば、α-ピネンとβ-ピネンの混合物を重合して得られるα-ピネン/β-ピネン混合樹脂でもよい。α-ピネン/β-ピネン混合樹脂において、α-ピネン単位とβ-ピネン単位の質量比は、特に限定しないが、35:65~4:96であることが好ましく、より好ましくは20:80~4:96であり、さらに好ましくは10:90~4:96である。ここで、α-ピネン単位とはα-ピネンに由来する単位であり、β-ピネン単位とはβ-ピネンに由来する単位である。
スチレン系樹脂としては、例えば、ポリスチレン、α-メチルスチレン単独重合体、スチレン/α-メチルスチレン共重合体、スチレン系モノマー/脂肪族系モノマー共重合体、α-メチルスチレン/脂肪族系モノマー共重合体、スチレン系モノマー/α-メチルスチレン/脂肪族系モノマー共重合体などが挙げられる。
石油樹脂としては、例えば、脂肪族系石油樹脂(C5系石油樹脂)、芳香族系石油樹脂(C9系石油樹脂)、脂肪族/芳香族共重合系石油樹脂(C5/C9系石油樹脂。)が挙げられる。C5系石油樹脂は、炭素数4~5個相当の石油留分(C5留分)であるイソプレンやシクロペンタジエンなどの不飽和モノマーをカチオン重合することにより得られる樹脂であり、水添したものであってもよい。C9系石油樹脂は、炭素数8~10個相当の石油留分(C9留分)であるビニルトルエン、アルキルスチレン、インデンなどのモノマーをカチオン重合することにより得られる樹脂であり、水添したものであってもよい。C/C9系石油樹脂は、C5留分とC9留分とをカチオン重合により共重合して得られる樹脂であり、水添したものであってもよい。
ロジン系樹脂としては、例えば、天然樹脂ロジン、それを水素添加、不均化、二量化、エステル化等で変性したロジン変性樹脂(例えば、ロジン変性マレイン酸樹脂)などが挙げられる。
クマロン系樹脂は、クマロンを主成分とする樹脂であり、例えば、クマロン樹脂、クマロン-インデン樹脂、クマロンとインデンとスチレンを主成分とする共重合樹脂などが挙げられる。
熱可塑性樹脂としては上記のように軟化点が40℃以上のものが用いられる。熱可塑性樹脂の軟化点は、好ましくは60℃以上であり、より好ましくは80℃以上であり、更に好ましくは100℃以上である。軟化点の上限は、例えば160℃以下でもよく、150℃以下でもよい。
本明細書において、熱可塑性樹脂の軟化点は、JIS K6220-1:2001に準拠して、環球式軟化点測定装置を用いて測定される値である。
熱可塑性樹脂の含有量は、ジエン系ゴム100質量部に対して10質量部以上40質量部未満であり、より好ましくは15~35質量部であり、更に好ましくは20~30質量部である。
本実施形態に係るゴム組成物においては、上記のオイルと熱可塑性樹脂の含有量の合計がジエン系ゴム100質量部に対して45質量部未満、かつ、オイルの含有量がシリカ100質量部に対して20質量部以下に設定される。上記のように本実施形態ではウェット性能を向上するためにシリカが多量に配合される。その場合、通常であれば、同程度のゴム硬度を維持し、また加工性等を考慮して、可塑剤として作用するオイル及び熱可塑性樹脂が増量される。しかしながら、オイルと熱可塑性樹脂を増量とすると、破壊強度が低下してしまう。これに対し、本実施形態では、オイル量をシリカ量の20質量%以下とした上で、オイルと熱可塑性樹脂の含有量の合計を45質量部未満に設定したことにより、優れたウェット性能とスノー性能を維持しつつ、破壊強度を改善することができる。
オイルと熱可塑性樹脂の含有量の合計は、ジエン系ゴム100質量部に対し、好ましくは30~44質量部であり、より好ましくは35~44質量部であり、更に好ましくは40~44質量部である。
シリカ量に対するオイル量の比率、即ちシリカ100質量部に対するオイルの含有量は、好ましくは5~20質量部であり、より好ましくは8~18質量部であり、更に好ましくは10~17質量部である。
シリカ量に対する熱可塑性樹脂量の比率、即ちシリカ100質量部に対する熱可塑性樹脂の含有量は、特に限定されず、例えば10~30質量部でもよく、15~28質量部でもよく、20~25質量部でもよい。
[(E)シランカップリング剤]
本実施形態に係るゴム組成物には、シランカップリング剤が配合されることが好ましい。シランカップリング剤としては、例えば、ビス(3-トリエトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(3-トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、ビス(2-トリエトキシシリルエチル)テトラスルフィド、ビス(4-トリエキトシシリルブチル)ジスルフィド、ビス(3-トリメトキシシリルプロピル)テトラスルフィド、ビス(2-トリメトキシシリルエチル)ジスルフィドなどのスルフィドシランカップリング剤、3-メルカプトプロピルトリメトキシシラン、3-メルカプトプロピルトリエトキシシラン、3-メルカプトプロピルメチルジメトキシシラン、3-メルカプトプロピルジメチルメトキシシラン、メルカプトエチルトリエトキシシランなどのメルカプトシランカップリング剤、3-オクタノイルチオ-1-プロピルトリエトキシシラン、3-プロピオニルチオプロピルトリメトキシシラン、3-ヘキサノイルチオ-1-プロピルトリエトキシシラン、3-オクタノイルチオ-1-プロピルトリメトキシシラン等のチオエステル基含有シランカップリング剤が挙げられる。これらはいずれか1種又は2種以上組み合わせて用いることができる。これらの中でも、本実施形態に係る効果を高める観点から、チオエステル基含有シランカップリング剤が好ましく用いられる。
シランカップリング剤(好ましくはチオエステル基含有シランカップリング剤)の含有量は、シリカ100質量部に対して5~20質量部であることが好ましく、より好ましくは5~15質量部である。
[その他の成分]
本実施形態に係るゴム組成物には、上記成分の他に、酸化亜鉛、ステアリン酸、ワックス、老化防止剤、加工助剤、加硫剤、加硫促進剤など、ゴム組成物において一般に使用される各種添加剤が配合されてもよい。
酸化亜鉛の含有量は、特に限定されず、例えば、ジエン系ゴム100質量部に対して0~10質量部でもよく、0.5~5質量部でもよく、1~4質量部でもよい。
ステアリン酸の含有量は、特に限定されず、例えば、ジエン系ゴム100質量部に対して0~10質量部でもよく、0.5~5質量部でもよく、1~4質量部でもよい。
ワックスの含有量は、特に限定されず、例えば、ジエン系ゴム100質量部に対して0~10質量部でもよく、0.5~5質量部でもよく、1~4質量部でもよい。
老化防止剤としては、例えば、アミン-ケトン系、芳香族第二級アミン系、モノフェノール系、ビスフェノール系、ベンズイミダゾール系などの各種老化防止剤が挙げられ、いずれか1種又は2種以上を組み合わせて用いることができる。老化防止剤の含有量は、特に限定されず、例えば、ジエン系ゴム100質量部に対して0~10質量部でもよく、0.5~5質量部でもよく、1~4質量部でもよい。
加工助剤の含有量は、特に限定されず、例えば、ジエン系ゴム100質量部に対して0~10質量部でもよく、1~5質量部でもよい。
加硫剤としては、硫黄が好ましく用いられる。加硫剤の含有量は、特に限定されず、ジエン系ゴム100質量部に対して0.1~10質量部でもよく、0.5~5質量部でもよく、1~3質量部でもよい。
加硫促進剤としては、例えば、スルフェンアミド系、グアニジン系、チウラム系、チアゾール系などの各種加硫促進剤が挙げられ、いずれか1種単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。加硫促進剤の含有量は、特に限定されず、ジエン系ゴム100質量部に対して0.1~10質量部でもよく、1~5質量部でもよい。
[ゴム組成物の調製方法]
本実施形態に係るゴム組成物は、通常に用いられるバンバリーミキサーやニーダー、ロール等の混合機を用いて、常法に従い混練し作製することができる。すなわち、例えば、第一混合段階(ノンプロ練り工程)で、ジエン系ゴムに対し、シリカ、オイル及び熱可塑性樹脂とともに、加硫剤及び加硫促進剤以外の添加剤が添加混合される。次いで、得られた混合物に、最終混合段階(プロ練り工程)で加硫剤及び加硫促進剤が添加混合される。これにより、未加硫のゴム組成物を調製することができる。
[ゴム組成物の用途]
本実施形態に係るゴム組成物は、タイヤトレッド用ゴム組成物として用いることができる。タイヤとしては、乗用車用タイヤ、トラックやバスの重荷重用タイヤなど各種用途及び各種サイズの空気入りタイヤが挙げられる。
一実施形態において、該ゴム組成物は、オールシーズンタイヤ又は冬用タイヤの接地面を構成するトレッドゴムに好ましく用いられる。これらのタイヤは、夏用タイヤと比べ、トレッド部のブロックにサイプが多く、氷雪下においてもゴムブロックが柔軟なタイヤである。
一実施形態に係るタイヤは、上記ゴム組成物を用いて作製されたトレッドを有するタイヤである。すなわち、一実施形態に係るタイヤは、上記ゴム組成物からなるトレッドゴムを備えたものである。
タイヤのトレッドゴムには、キャップゴムとベースゴムとの2層構造からなるものと、両者が一体の単層構造のものがある。単層構造のものでは、当該トレッドゴムが上記ゴム組成物で形成されてもよい。2層構造のものでは、路面に接地する外側のキャップゴムが上記ゴム組成物で形成されてもよく、キャップゴムの内側に配されるベースゴムが上記ゴム組成物で形成されてもよく、キャップゴムとベースゴムの双方が上記ゴム組成物で形成されてもよい。
タイヤの製造方法は、特に限定されない。例えば、上記ゴム組成物は、常法に従い、押出加工によって所定の形状に成形されて、未加硫のドレッドゴム部材が得られる。該トレッドゴム部材を他のタイヤ部材と組み合わせることにより、未加硫タイヤ(グリーンタイヤ)が作製される。その後、例えば140~180℃で加硫成形することにより、タイヤを製造することができる。
以下、実施例を示すが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
実施例及び比較例で使用した各成分は以下のとおりである。
・SBR1:変性SSBR、Tg=-60℃、JSR株式会社製「HPR840」
・SBR2:変性SSBR、Tg=-24℃、JSR株式会社製「HPR850」
・SBR3:未変性SSBR、Tg=-70℃、ゴム分100質量部に対して37.5質量部の油展品、旭化成(株)製「タフデン1834」
・BR:Nd系触媒を用いた重合されたハイシスBR、Tg=-102℃、シス-1,4結合含有量=97質量%、ビニル基含有量=0.9質量%、JSR(株)製「BR730」
・カーボンブラック:N339、東海カーボン(株)製「シーストKH」
・シリカ:NSA=205m/g、東ソー・シリカ(株)製「ニップシールAQ」
・シランカップリング剤1:ビス(3-トリエトキシシリルプロピル)ジスルフィド、エボニック社製「Si75」
・シランカップリング剤2:3-オクタノイルチオ-1-プロピルトリエトキシシラン、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ社製「NXT」
・オイル:ENEOS(株)製「プロセスNC140」
・テルペン系樹脂:α-ピネン/β-ピネン混合樹脂、クレイトン社製「SYLVATRAXX4150」(α-ピネン単位:5質量%、β-ピネン単位:95質量%、軟化点=115℃)
・スチレン系樹脂:クレイトン社製「SYLVATRAXX 4401」、軟化点=85℃
・石油樹脂:東ソー(株)製「ペトロタック90」、軟化点=100℃
・ワックス:日本精蝋(株)製「OZOACE0355」
・ステアリン酸:日油(株)製「ビーズステアリン酸」
・酸化亜鉛:三井金属鉱業(株)製「酸化亜鉛2種」
・老化防止剤1:芳香族第二級アミン系(6PPD)、大内新興化学工業(株)製「ノクラック6C」
・老化防止剤2:アミン-ケトン系(TMQ)、川口化学工業(株)製「アンテージRD」
・加工助剤:ランクセス社製「アフラックス16」
・加硫促進剤1:グアニジン系(DPG)、大内新興化学(株)製「ノクセラーD」
・加硫促進剤2:スルフェンアミド系(CBS)、住友化学(株)製「ソクシノールCZ」
・硫黄:鶴見化学工業(株)「粉末硫黄」
実施例及び比較例における評価方法は以下のとおりである。
(1)ウェット性能
車両に試作タイヤを装着し、気温25℃の条件下、時速100kmで水深1mmの路面を走行させた状態からABSを作動させて停止するまでの制動距離を測定した。測定値の逆数を算出し、表1では比較例1、表2では比較例3、表3では比較例4、表4では比較例5の算出値をそれぞれ100とした指数で示した。指数が大きいほど、制動距離が短く、ウェット性能に優れることを示す。
(2)スノー性能
車両に試作タイヤを装着し、気温-10℃の条件下、雪道を時速60kmで走行させた状態からABSを作動させ、時速20kmまで減速させたときの制動距離を測定した。測定値の逆数を算出し、表1では比較例1、表2では比較例3、表3では比較例4、表4では比較例5の算出値をそれぞれ100とした指数で示した。指数が大きいほど、制動距離が短く、スノー性能に優れることを示す。
(3)破壊強度
試験片を用いて、JIS K6251:2017に準じて、引張試験(ダンベル状3号形)を実施して引張強さを測定した。表1では比較例1、表2では比較例3、表3では比較例4、表4では比較例5の測定値をそれぞれ100とした指数で示した。指数が大きいほど、破断強度が大きく、補強性に優れることを示す。
[第1実験例]
バンバリーミキサーを使用し、下記表1に示す配合(質量部)に従って、まず、第一混合段階で、ジエン系ゴムに対し硫黄及び加硫促進剤を除く配合剤を添加し混練した(排出温度=155℃)。次いで、得られた混練物に、最終混合段階で、硫黄と加硫促進剤を添加し混練して(排出温度=90℃)、ゴム組成物を調製した。
表中のSBR3の量について括弧内はゴム分としての量である。表中の「オイル/シリカ」は、シリカの質量部に対するオイルの質量部の比であり、該オイルの質量部にはSBR3に含まれる油展分のオイル量も含まれる。表中の「樹脂/シリカ」は、シリカの質量部に対する熱可塑性樹脂(テルペン系樹脂、スチレン系樹脂、石油樹脂)の質量部の比である。
得られた未加硫のゴム組成物を170℃×15分間で加硫して試験片を作製し、破壊強度を評価した。また、未加硫のゴム組成物をトレッドゴムに用いて、常法に従い加硫成型することにより冬用空気入りラジアルタイヤ(タイヤサイズ:205/55R16)を作製した。得られた試作タイヤについて、ウェット性能とスノー性能を評価した。
Figure 2023157716000001
結果は表1に示すとおりである。比較例2に対してシリカの含有量を増量した比較例1では、ウェット性能は向上したが、破断強度が低下した。これに対し、オイルと熱可塑性樹脂の合計量、及びシリカ量に対するオイル量の比を特定の範囲内に設定した実施例1~3であると、シリカを増量したことによる優れたウェット性能を維持ないし向上しつつ、比較例1に対して、優れたスノー性能を維持し、かつ破断強度を改善することができた。
[第2実験例]
下記表2に示す配合(質量部)に従い、その他は第1実験例と同様にしてゴム組成物を調製した。得られたゴム組成物を用いて、第1実験例と同様にして試験片及び試作タイヤを作製し、ウェット性能、スノー性能、及び破断強度を評価した。結果は表2に示すとおりである。
Figure 2023157716000002
[第3実験例]
下記表3に示す配合(質量部)に従い、その他は第1実験例と同様にしてゴム組成物を調製した。得られたゴム組成物を用いて、第1実験例と同様にして試験片及び試作タイヤを作製し、ウェット性能、スノー性能、及び破断強度を評価した。結果は表3に示すとおりである。
Figure 2023157716000003
[第4実験例]
下記表4に示す配合(質量部)に従い、その他は第1実験例と同様にしてゴム組成物を調製した。得られたゴム組成物を用いて、第1実験例と同様にして試験片及び試作タイヤを作製し、ウェット性能、スノー性能、及び破断強度を評価した。結果は表4に示すとおりである。
Figure 2023157716000004
表1~4に示されるように、本実施形態に係る実施例1~11であると、上記特定の配合の組合せにより、ウェット性能、スノー性能及び破断強度を満足することができた。
なお、明細書に記載の種々の数値範囲は、それぞれそれらの上限値と下限値を任意に組み合わせることができ、それら全ての組み合わせが好ましい数値範囲として本明細書に記載されているものとする。また、「X~Y」との数値範囲の記載は、X以上Y以下を意味する。
以上、本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これら実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその省略、置き換え、変更などは、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものである。

Claims (4)

  1. スチレンブタジエンゴム30~85質量部及びブタジエンゴム15~70質量部を含み、ガラス転移温度の平均が-57℃以下であるジエン系ゴム100質量部に対し、
    シリカ90~150質量部、
    オイル5~30質量部、及び、
    軟化点が40℃以上の熱可塑性樹脂10質量部以上40質量部未満、
    を含み、前記オイルと前記熱可塑性樹脂の含有量の合計が45質量部未満であり、かつ、前記オイルの含有量が前記シリカ100質量部に対して20質量部以下である、
    タイヤトレッド用ゴム組成物。
  2. さらにチオエステル基含有シランカップリング剤を前記シリカ100質量部に対して5~20質量部含む、請求項1に記載のタイヤトレッド用ゴム組成物。
  3. 前記スチレンブタジエンゴムが変性溶液重合スチレンブタジエンゴムを含む、請求項1に記載のタイヤトレッド用ゴム組成物。
  4. 請求項1~3のいずれか1項に記載のタイヤトレッド用ゴム組成物を用いて作製されたトレッドを有するタイヤ。
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