JP2023157059A - データ処理システム、データ処理方法、複合機およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】データ処理装置からMFPに対してジョブの実行を指示した場合に、意図しないジョブの実行を防止すること。【解決手段】MFPは、受信したジョブに含まれる動作制御情報を抽出してRAMに格納し、ジョブの実行要求を受け付ける。MFPは、受信したジョブと関連付けられた認証コードを生成し、認証コードを入力する認証コード入力画面を表示/操作部に表示する。MFPは、データ処理装置に送信した認証コードと、認証コード入力画面からユーザが入力した認証コードが一致するか否かを判定する。認証コードが一致した場合、MFPは、受信したジョブに含まれるジョブ設定情報等に基づきジョブを実行する。【選択図】 図9
Description
本発明は、データ処理装置が送信するジョブを複合機で実行するための技術に関する。
近年、スマートフォンと呼ばれる高性能なモバイル端末等のデータ処理装置の普及と共に、そのデータ処理装置と連携する複合機(MFP:Multifunction Peripheral)も増えている。例えば、データ処理装置からMFPに対して無線通信を用いてプリント指示を出すことができる。
特許文献1には、ユーザ端末上でスキャンデータの送信指示を行った後、MFPの操作パネル上で送信先の確認など、所定の操作を行った場合にのみスキャンデータを送信する方法が開示されている。これにより、スキャンデータの送信処理が遠隔から不正になされることを防止できる。
しかし、特許文献1では、ユーザによるMFP上での送信先の確認が不十分で、意図しない送信先へスキャンデータを送信してしまったり、ジョブを送信したユーザとは別のユーザによりジョブを実行されてしまったりする場合がある。例えば、表示される送信先が端末の機種名など固有の識別子でない場合、ユーザが送信先の確認を怠って同一機種の想定外の端末に誤ってスキャンデータを送信してしまうことが起こり得る。また、ジョブを送信したユーザとは別のユーザが、MFP上で誤ってジョブを実行してしまったり、遠隔から不正にジョブ実行したりすることも可能である。
そこで本発明は、データ処理装置からMFPに対してジョブの実行を指示した場合に、意図しないジョブの実行を防止することを目的とする。
本発明は、データ処理装置と少なくともスキャナを備えた複合機とを含むデータ処理システムであって、前記データ処理装置は、前記複合機に対してスキャン処理を含むジョブを送信して、前記ジョブに対応する認証コードを受信する第1の通信手段と、前記第1の通信手段で受信した認証コードを前記データ処理装置の第1の表示部に表示させる表示制御手段と、を有し、前記複合機は、前記データ処理装置から送信されたスキャン処理を含むジョブを受信する第2の通信手段と、前記認証コードを受け付ける受け付け手段と、前記受け付け手段で受け付けた認証コードが所定の条件を満たす場合、前記第2の通信手段で受信したジョブを実行する実行手段と、を有する、ことを特徴とする。
本発明は、データ処理装置からMFPに対してジョブの実行を指示した場合に、意図しないジョブの実行を防止することができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(実施形態1)
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの構成図である。データ処理システム100は、データ処理装置101、無線LAN(Local Area Network)ターミナル102、MFP104、及びクラウドサーバー105で構成される。無線LANターミナル102、MFP104、及びクラウドサーバー105は、ネットワーク103を介して接続され、データ処理装置101は、無線LANターミナル102を介してネットワーク103に接続することができる。
図1は、本実施形態に係る情報処理システムの構成図である。データ処理システム100は、データ処理装置101、無線LAN(Local Area Network)ターミナル102、MFP104、及びクラウドサーバー105で構成される。無線LANターミナル102、MFP104、及びクラウドサーバー105は、ネットワーク103を介して接続され、データ処理装置101は、無線LANターミナル102を介してネットワーク103に接続することができる。
データ処理装置101は、例えばスマートフォン、タブレットなどのモバイル端末であり、小型端末用のオペレーティングシステムや、通話、データ通信を制御するプログラムが動いていても構わない。もしくは、音声制御や位置検出制御、携帯電話データ通信等を備えないパーソナルコンピュータであっても構わない。
無線ターミナル102は、一般的なネットワーク・ルーター機能を有した無線LANの親機であって、家庭内や事務所などの中で無線LANを提供している。
MFP104は、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能、ファクス送信機能等の各種ジョブ実行機能を備えるデジタル複合機である。ユーザは、データ処理装置101を操作することで、MFP104に対しジョブ実行を指示し、MFP104の各種機能を実行することができる。
クラウドサーバー105は、ネットワーク103を介して、データ処理装置101やMFP104が利用するデータの管理や、各種機能の拡張処理等を行う。なお、本実施形態では、MFP104やクラウドサーバー105はネットワーク103と有線接続する形態となっているが、データ処理装置101と同様に無線LANターミナル102を利用して無線接続してもよい。
さらに、データ処理装置101及びMFP104は、NFC(Near Field Communication)やBLE(Bluetooth Low Energy)等の無線信号を介して近距離無線通信可能である。MFP104は後述するNFC通信部やBLE通信部にMFP104と無線LAN接続するための接続情報(IPアドレスやMACアドレス等)を持ち、データ処理装置101は近距離無線通信で接続情報を取得することができる。そして、取得した接続情報に基づいてデータ処理装置101とMFP104は無線LANターミナル102及びネットワーク103を介したTCP/IP通信を開始する。つまりデータ処理装置101とMFP104とのTCP/IP通信は、先ずNFCやBLE等の近距離無線通信を確立し、次に近距離無線通信で取得した接続情報に基づきTCP/IP通信に切り替える(ハンドオーバーと呼ぶ)ことで確立する。
図2は、本実施形態に係るデータ処理装置101のハードウェア構成を示すブロック図である。
データ処理装置101は、コントローラユニット201を持つ。コントローラユニット201は、NFC通信部210、BLE通信部211及び無線LAN通信部212の各種通信部やマイク・スピーカ213、ディスプレイ214及びタッチパネル215の各種UI部を制御する。
コントローラユニット201は、CPU202、ROM203、RAM204、ネットワークI/F205、音声I/F206、表示I/F207、入力I/F208及び補助記憶装置209で構成され、それらはシステムバス220で接続される。
CPU202は、データ処理装置101のシステム全体を制御する。ROM203は、データ処理装置101のオペレーティングシステム及び、通話、データ通信を制御するアプリケーションが記憶されている。RAM204は、CPU202が各種プログラムを実行する際にワークメモリとして使用される。
補助記憶装置209は、フラッシュメモリ等を用いた不揮発性の記憶装置であり、データ処理装置101の再起動後も保持しておく必要のある各種動作モード設定や、稼働ログ等を記録する。特に、本実施形態では、補助記憶装置209は、MFP104にジョブ実行を指示する際に用いる設定情報や、MFP104から取得する設定情報等を記憶する。
ネットワークI/F205は、NFC通信部210、BLE通信部211及び無線LAN通信部212と接続され、MFP104やクラウドサーバー105との各種無線通信制御を行う。
音声I/F206は、マイク・スピーカ213を介した音声データの入出力制御を行う。表示I/F207は、ディスプレイ214で表示する画像データの出力制御を行う。入力I/F208は、ユーザがボタンやタッチパネル215等を介して入力した信号の入力制御を行う。これら、音声I/F206、表示I/F207、入力I/F208を利用して、データ処理装置101で実行される各種アプリケーションがユーザに提供される。
図3は、本実施形態に係るMFP104のハードウェア構成を示すブロック図である。
MFP104は、コントローラユニット301を持ち、コントローラユニット301は、NFC通信部310、BLE通信部311及びTCP/IP通信部312の各種通信部や表示/操作部307、スキャナ313及びプリンタ314を制御する。ユーザがコピー機能を利用する場合、コントローラユニット301は、スキャナ313を制御して原稿の画像データを取得し、プリンタ314を制御して取得した画像データに基づく画像を用紙に印刷し出力する。また、ユーザがスキャン機能を利用する場合、コントローラユニット301は、スキャナ313を制御して原稿の画像データを取得してコードデータに変換する。その後、コードデータに変換した画像データをデータ処理装置101やクラウドサーバー105等へネットワーク103を介して送信する。また、ユーザがプリント機能を利用する場合、コントローラユニット301はデータ処理装置101やクラウドサーバー105からネットワーク103を介して印刷データ(コードデータ)を受信する。そして、コントローラユニット301は受信した印刷データを画像データに変換し、プリンタ314に送信する。プリンタ314は、受信した画像データに基づく画像を用紙に印刷して出力する。また、MFP104は、ISDN等からデータを受信してプリントするFAX受信機能やISDN等へスキャンしたデータを送信するFAX送信機能も有する。これら各機能実行させるための指示をジョブと呼び、MFP104は各機能に対応するジョブに従って所定の処理を実行する。
コントローラユニット301は、CPU302、RAM303、ROM304、HDD305、表示/操作部I/F306、ネットワークI/F308及びデバイスI/F309で構成され、それらはシステムバス320で接続される。
CPU302は、MFP104のシステム全体を制御する。RAM303はCPU302が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データや設定データを一時記憶するための画像メモリでもある。また、RAM303はオペレーティングシステムやシステムソフトウェア、アプリケーションソフトウェアなどのプログラムやデータも格納される。また、スキャナ313で読み取られたスキャンデータを格納したり、データ処理装置101からネットワーク103を介して受信したプリント画像データを格納したりする。ROM304はシステムのブートプログラム等が格納されている。ハードディスクドライブ(HDD)305はオペレーティングシステムやシステムソフトウェア、アプリケーションソフトウェア、画像データ、設定データなどを格納する。
表示/操作I/F306は、表示/操作部307とのインターフェース部であり、ユーザに提示すべき情報を表示/操作部307に対して出力して表示させる表示制御部と、表示/操作部307からユーザによる操作入力を受け付ける入力部として機能する。
表示/操作部307は、ユーザに提供する情報を表示する表示部と、ユーザからの操作入力を受け付ける操作部として機能する。表示/操作部307には、例えばタッチパネルディスプレイ等の操作パネルやハードウェアキーボードが含まれる。
ネットワークI/F308は、NFC通信部310、BLE通信部311及びTCP/IP通信部312と接続され、データ処理装置101やクラウドサーバー105との各種無線通信制御を行う。TCP/IP通信部312は、データ処理装置101と無線LANを介したTCP/IP通信を行う。また、NFC通信部、BLE通信部311は、NFC、BLEそれぞれの通信プロトコルに従ってデータ処理装置101と近距離無線通信を行う。MFP104は、ネットワークI/F308を介して、データ処理装置101とジョブ設定情報や画像データを送受信し、データ処理装置101から受信したジョブを実行する。以降、ジョブに付与されている設定情報をジョブ設定情報と呼ぶ。例えば、プリントジョブであれば、プリントジョブに付与されている部数:1、カラー設定:モノクロ、サイズ:A4といった設定情報をジョブ設定情報とする。なお、TCP/IP通信部312は、無線LAN通信機能を備え、無線LANターミナル102を介して、又は直接、データ処理装置101とTCP/IP通信を行う構成としてもよい。
デバイスI/F309は、原稿の読み取りを実行するスキャナ313や印刷を実行するプリンタ314とコントローラユニット301とを接続し、スキャナ313、プリンタ314との画像データ等の入出力を行う。
図4は、本実施形態に係るデータ処理装置101のソフトウェア構成を示すブロック図である。
アプリケーション401は、データ処理装置101のCPU202が実行するソフトウェアであり、RAM203、補助記憶装置209等に格納されている。
ユーザインタフェース(UI)制御部402は、入力I/F208を介して、ユーザがタッチパネル215を操作して入力したジョブ設定情報などのユーザ入力を受け付ける。UI制御部402が受け付けたジョブ設定情報は、ジョブ設定管理部406により取得される。また、UI制御部402は、ジョブ設定管理部406やジョブ制御部407からの応答を取得し、表示I/F207を介してディスプレイ214に取得した応答に関する情報を表示させる。さらに、UI制御部402は、認証設定管理部403から認証情報を取得し、表示I/F207を介してディスプレイ214に取得した認証情報に含まれる認証コードを表示させる。
認証設定管理部403は、後述のMFP104における認証処理で生成され、ネットワーク103を介してネットワーク制御部405で受信された認証情報を取得する。なお、ユーザ名やパスワード等を含むユーザ認証情報等の認証情報は、認証設定管理部403に保存しておいても良い。
デバイス接続部404は、データ処理装置101とMFP104との間でNFCやBLEによる近距離無線通信を確立したり、無線LANターミナル102及びネットワーク103を介したTCP/IP通信を確立したりする。例えば、NFCの場合、ユーザがデータ処理装置101のNFC通信部210とMFP104のNFC通信部310を一定距離以下に近づけると、デバイス接続部404はMFP104と近距離無線通信を開始する。BLEの場合、ユーザがデータ処理装置101のBLE通信部211とMFP104のBLE通信部311を受信されるBLEビーコンの電波強度が一定の値以上となるまで近づけると、デバイス接続部404はMFP104と双方向の近距離無線通信を開始する。このようにしてユーザがデータ処理装置101とMFP104のNFCやBLEの通信部を近づけることで近距離無線通信が確立すると、デバイス接続部404は、MFP104からTCP/IP通信に必要な接続情報(IPアドレスなど)を取得する。そして、データ処理装置101は、取得した接続情報に基づいてMFP104との無線LANターミナル102及びネットワーク103を介したTCP/IP通信を確立する。なお、TCP/IP通信の接続情報は、近距離無線通信を行わずともMFP104に表示された接続情報を示すQRコード(登録商標)をデータ処理装置101のカメラ216で読み取り、読み取ったQRコード(登録商標)から取得するようにしても良い。
ネットワーク制御部405は、MFP104に対して、ジョブ(ジョブ設定情報、実行指示コマンド、画像データ等を含む)やユーザ認証情報等を、TCP/IP通信を介して送信する。さらに、ネットワーク制御部405は、MFP104に格納されているジョブ設定情報を、TCP/IP通信を介して受信する。
ジョブ設定管理部406は、UI制御部402を介してユーザが入力したジョブ設定情報や、ネットワーク制御部405によりMFP104やクラウドサーバー105から受信したジョブ設定情報をRAM204や補助記憶装置209に格納する。このとき、ジョブ設定管理部406は、これらのジョブ設定情報をユーザがよく使う設定である「お気に入り」として管理する。また、ジョブ設定管理部406は、アプリケーション401のインストール時にRAM204や補助記憶装置209に予め格納されていたジョブ設定情報を「プリセット」として管理する。
ジョブ制御部407は、ジョブ設定管理部406で登録された「お気に入り」や「プリセット」のジョブ設定情報等からジョブを生成し、生成したジョブをTCP/IP通信を介してMFP104に送信する。また、ジョブ制御部407は、ジョブ実行状況や、スキャナ313やプリンタ314のデバイスの動作状態を、TCP/IP通信を介してMFP104から取得する。UI制御部402は、ジョブ制御部407が取得したジョブ実行状況やデバイスの動作状態を表示I/F207を介してディスプレイ214に表示させる。
図5は、本実施形態に係るMFP104のソフトウェア構成を示すブロック図である。
アプリケーション501は、MFP104のCPU302が実行するソフトウェアであり、RAM303、HDD305等に格納されている。
ユーザインタフェース(UI)制御部502は、ユーザが表示/操作部307を操作してジョブ設定情報等のユーザ入力を受け付けるための入力画面を制御する。UI制御部502で受け付けたジョブ設定情報は、ジョブ制御部506により取得される。また、UI制御部502は、ジョブ制御部506からの応答を取得し、表示/操作部307に取得した応答に関する情報を表示させる。
認証制御部503は、データ処理装置101から受信した認証情報に基づいてユーザ特定処理、及びユーザ認証処理を行い、その結果をデータ処理装置101に返す。
デバイス接続部504は、データ処理装置101とMFP104の間で近距離無線通信を行ったり、ネットワーク103を介したTCP/IP通信を確立したりする。
ネットワーク制御部505は、データ処理装置101からジョブ(ジョブ設定情報、ジョブ実行指示コマンド、画像データ)やユーザ認証情報等を、TCP/IP通信を介して受信する。
ジョブ制御部506は、受信したジョブに従って、スキャン処理部511、コピー処理部512、プリント処理部513及びファクス処理部514の各処理部を制御し、各種ジョブを実行する。このとき、ジョブ制御部506は、ユーザが表示/操作部307で設定したジョブ設定情報に基づきジョブを実行する。さらに、ジョブ制御部506は、TCP/IP通信を介して、データ処理装置101からジョブを受信すると、受信したジョブに含まれるジョブ設定情報等に従って、各種ジョブを実行する。また、ジョブ制御部506は、ジョブ実行状況や、スキャナ313やプリンタ314のデバイスの動作状態を、TCP/IP通信を介してデータ処理装置101へ送信する。
図6は、本実施形態に係るデータ処理装置101のMFP104への接続処理を説明するフローチャートである。図6に示すフローチャートは、データ処理装置101のCPU202がROM203又は補助記憶装置209に記憶された図4に示す各制御モジュールとして機能するためのプログラムを、RAM204に読み出して実行することにより実現される。
S601において、UI制御部402は、ユーザからのMFPの探索指示を検知する。
S602において、デバイス接続部404は、Wi-Fi(登録商標)等を利用して無線LANターミナル102経由でネットワーク103上に存在するアプリケーション401がサポートするMFP104を探索する。
S603において、デバイス接続部404は、S602の探索によりMFP104が検出できたか否かを判定し、MFP104が検出できなかった場合は、処理を終了し、MFP104が検出できた場合は、S604に移行する。
S604において、デバイス接続部404は、検出したMFP104に関する装置情報を取得する。
なお、装置情報を取得する方法は、S602~S604に記載の方法に限らず、NFCやBLEを用いた近距離無線通信を行い、MFP104のIPアドレス等の接続情報を取得し、取得した接続情報に基づきMFP104に接続して装置情報を取得してもよい。ここで装置情報とは、例えばMFP104のMACアドレス、装置名などの識別情報であるが、カラー情報、対応フォーマット情報などの能力情報等が含まれていても良い。
S605において、デバイス接続部404は、取得した装置情報によりMFP104との接続を開始し、処理を終了する。
MFP104と接続を開始したデータ処理装置101は、アプリケーション401を用いてMFP104にコピーやプリント、スキャンした画像の送信等のジョブの指示を行うことができる。例えばデータ処理装置101は、タッチパネル215上でスキャンの設定、スキャンデータの送信先の設定をユーザから受け付けてジョブを生成し、生成したジョブをMFP104に送信する。MFP104は、受信したジョブに従ってスキャンを実行し、得られたスキャンデータをジョブにおいて設定された宛先に送信する。つまりユーザは、遠隔からMFP104に対してスキャン及びスキャンデータの送信を指示することができる。
しかし、ユーザがMFP104に対して遠隔からジョブ実行を指示できると、MFP104にセットした原稿に対して、誤操作等によって原稿をセットした人とは別の人によってスキャン及びスキャンデータの送信が行われる場合がある。また、悪意のあるユーザが、他の人がMFP104に原稿をセットしたタイミングを見計らってデータ処理装置101により遠隔からスキャン及びスキャンデータの送信を指示することで、不正に他人の原稿画像を取得出来てしまう。
これに対して本実施形態では、データ処理装置101からMFP104に対してジョブの実行を指示可能としながらも、ユーザの誤操作、不正なジョブ実行を防ぐことができる。具体的には、データ処理装置101がMFP104にジョブを送信すると、MFP104はデータ処理装置101に認証コードを送信し、データ処理装置101は受信した認証コードを自機のディスプレイ214に表示する。その後、ユーザがMFP104の表示/操作部307から認証コードを入力する。そしてMFP104において、入力された認証コードが所定の条件を満たす、すなわちデータ処理装置101に送信された認証コードと一致することが確認されれば、MFP104がジョブを実行するようにする。
このように本実施形態では、ユーザは認証コードをMFP104に入力するという確認作業を行ってからでないと、MFP104に対してジョブを実行させることができない。これにより、MFP104がジョブを実行する際、ジョブを送信したデータ処理装置101を操作するユーザがMFP104の前にいることが保証され、遠隔からの不正なジョブの実行を防ぐことができる。
図7と図8を用いて、本実施形態に係るデータ処理装置101が実行するジョブ実行処理を説明する。図7は、本実施形態に係るデータ処理装置101におけるジョブ実行処理を説明するフローチャートである。図7に示すフローチャートは、データ処理装置101のCPU202がROM203又は補助記憶装置209に記憶された図4に示す各制御モジュールを実現するためのプログラムをRAM204に読み出して実行することにより実施される。図8は、データ処理装置101に実装されたアプリケーション401が表示するUI画面の一例である。
図8(a)に示す機能一覧画面801は、アプリケーション401のメニュー画面である。例えばアプリケーション401を起動した時に最初に表示される画面である。この画面には、スキャンして自分に送信するよう指示するための「スキャンして送信」ボタン802、プリント指示をするためのプリントボタン803、MFP104に対してコピーを指示するためのコピーボタン804、が表示される。いずれのボタンも押下されるとそれぞれの機能に対応するジョブ設定画面811が表示される。ここでは一例として、スキャンして生成した画像データを指定のアドレスに送信することを指示するための「スキャンして送信」ボタン802をユーザが選択した場合を例に、以下に図7に示すフローチャートの説明を行う。
S701において、UI制御部402は、ユーザからの「スキャンして送信」ボタン802の選択操作を受けて、ジョブ設定画面(図8(b))を表示する。
S702において、UI制御部402は、S701で表示したジョブ設定画面においてユーザからのジョブ設定変更を受け付ける。図8(b)に示すように、ジョブ設定画面811のタイトル欄812には画面のタイトルと前の画面に戻るボタン(<)が表示され、戻るボタンを押下すると、この画面で入力された設定をキャンセルして前の画面に戻る。メールアドレス設定エリア813を押下するとソフトキーボードが起動し、ユーザが送信先のメールアドレスを入力することができる。アドレス帳起動ボタン814を押下するとデータ処理装置101に格納されたアドレス帳が起動され、ユーザがアドレス帳からメールアドレスを選択すると、メールアドレス設定エリア813に選択したメールアドレスが入力される。メールアドレスは、複数設定可能である。開くボタン815を押下すると、CC、BCC、件名、本文、ファイル名を設定可能な画面表示に切り替わり、各項目の入力が可能になる。スキャン設定エリア816には、カラー設定や解像度などMFP104がスキャンする時のスキャン設定を行うためのボタンが配置されており、各ボタンを押下することで各種設定の変更ができる。
S703において、UI制御部402は、ユーザからのジョブの実行指示を受け付ける図8(b)に示すジョブ実行ボタン817が押下されると、S704に進む。
S704において、デバイス接続部404は、RAM204あるいは補助記憶装置209に格納されているユーザ名やパスワード等を含むユーザ認証情報をMFP104に送信する、つまりMFP104に対してリモート認証要求を行う。リモート認証要求を行うMFP104は、図6に示す接続処理で接続済みのMFP104である。なお、リモート認証はデータ処理装置101とMFP104との通信開始を許可するための認証であり、後述するローカル認証とは異なる。
S705において、デバイス接続部404は、S704の認証要求に対するMFP104からの応答に基づきリモート認証が成功したか否かを判定する。リモート認証が成功しなかった場合、S706に移行し、リモート認証が成功した場合、S707に移行する。
S706において、UI制御部402は、ディスプレイ214にエラー画面を表示し、処理を終了する。
S707において、ジョブ制御部407は、リモート認証が成功したデータ処理装置101からの指示であることを示す動作制御情報を取得する。動作制御情報とは、MFP104がデータ処理装置101から動作制御情報を含むジョブを受信した場合、MFP10が保持する動作制御情報と同じ動作制御情報を含むジョブ以外のジョブを実行しないようにするためのものである。
S708において、ジョブ制御部407は、S702で設定されたジョブ設定情報やユーザ認証情報、S707で取得した動作制御情報等に基づいてジョブを生成し、接続しているMFP104にジョブを送信してジョブの実行要求を行う。
S709において、ジョブ制御部407は、S708のジョブの実行要求の結果、ジョブの実行要求が成功したか否かを判定する。ジョブの実行要求が成功しなかった場合、UI制御部402がディスプレイ214にエラー画面を表示し(S706)、処理を終了する。例えば、ジョブを受信したMFP104は、当該ジョブに含まれるユーザ認証情報を用いてローカル認証を試み、ローカル認証に失敗してログイン処理ができなかった場合、データ処理装置101にエラー情報を送信する。ジョブ制御部407は、受信したエラー情報に基づきジョブの実行要求が成功しないと判定する。一方、ローカル認証に成功してログイン処理ができた場合、ジョブ制御部407は、MFP104から受信した原稿載置を促す画面の表示指示に基づき、ジョブ実行要求が成功したと判定し、S710へ進む。
S710において、UI制御部402は、MFP104から受信した表示指示に基づきディスプレイ214に原稿載置を促す画面を表示する。原稿載置を促す画面とは、例えば図8(c)に示すようなもので、メッセージエリア821に原稿載置を促すメッセージとキャンセルボタン822とセット完了ボタン823が配置された画面である。ユーザは、キャンセルボタン822を押下するとジョブ実行要求をキャンセルすることができ、セット完了ボタン823を押下することで次の処理に進むことができる。
S711において、UI制御部402は、原稿載置を促す画面でセット完了ボタン823が押下されたか否か判定し、押下されたと判断されるとS712に進み、そうでない場合、つまりキャンセルボタン822が押下された場合、処理を終了する。なお、MFP104が、原稿載置がなされると自動的に次の処理に移行するよう設定されている場合、UI制御部402は、MFP104から次の処理に移行する指示を受信し、S711を省いてS712に進める。
S712において、ジョブ制御部407は、S708で送信したジョブが認証コードの表示が必要なジョブか否かを判定する。例えば、「スキャンして送信」ジョブは認証コードが必要なジョブであり、「コピー」ジョブは認証コードが不要なジョブである。なお、認証コードの表示が必要なジョブか否かの判定は、ジョブ制御部407が行う代わりにMFP104が行い、ジョブ制御部407が判定結果をMFP104から取得するようにしてもよい。
S713において、認証設定管理部403は、MFP104から認証コードを取得し、UI制御部402は認証設定管理部403が取得した認証コードをディスプレイ214に表示する。認証コードの表示画面は、例えば図8(d)に示すようなもので、メッセージエリア831に認証コードの表示フィールドとキャンセルボタン832が配置された画面である。本実施形態では、ユーザが、MFP104の表示/操作部307上に表示されている認証コード入力画面に、データ処理装置101のディスプレイ214に表示されている認証コードを入力し、MFP104が入力された認証コードの確認を行う。キャンセルボタン832を押下するとジョブ実行要求をキャンセルすることができる。なお、表示/操作部307上に表示された認証コード入力画面に認証コードの数値を入力する代わりに、別の方法を用いても構わない。例えば、データ処理装置101で認証コードを表すQRコード(登録商標)を表示し、MFP104に別途具備または接続されたQRコード(登録商標)読み取り装置などで読み取ることで認証コードを確認しても構わない。また、NFCを用いてデータ処理装置101からMFP104に認証コードを送信し、MFP104が受信した認証コードを確認しても構わない。なお、ここでの認証コードの確認とは、MFP104に入力された認証コードが、MFP104がデータ処理装置101に送信した認証コードと一致するかの確認である。
S714で、認証設定管理部403は、MFP104から認証結果を取得して、取得した認証結果に基づき認証コードの一致が確認されたか否かを判定する。証設定管理部403がMFP104から認証コードが一致したことを示す認証完了通知を取得した場合、処理を終了する。このとき、UI制御部402は、ジョブ送信完了などのメッセージをディスプレイ214に表示してもよいし、機能一覧画面801など所定の画面に遷移させてもよい。一方、証設定管理部403がMFP104から認証コードが不一致であったことを示す認証失敗通知を取得した場合、S712に戻る。このときUI制御部402は、エラーメッセージなどを表示してもよい。
以上のフローチャートの処理により、データ処理装置101において表示された認証コードがMFP104の認証コード入力画面に入力されたことをMFP104において確認できない限り、MFP104にジョブを実行させることができない。これにより、ユーザの誤操作によるジョブの実行や、不正なジョブの実行を起き難くすることができる。
図9と図10を用いて本実施形態に係るMFP104が実行するジョブ実行処理を説明する。図9は、本実施形態に係るMFP104におけるジョブ実行処理を説明するフローチャートである。図9に示すフローチャートは、MFP104のCPU302がROM304又はHDD305に記憶された図5に示す各制御モジュールを実現するためのプログラムをRAM303に読み出して実行することにより実施される。図7のS708でデータ処理装置101から送信されたジョブをMFP104が受信すると以下のフローが始まるものとする。図10は、MFP104のシステムソフトウェア501が表示する画面の一例である。
S901において、ネットワーク制御部505は、データ処理装置101から送信されたジョブを、TCP/IP通信を介して受信する。ここで受信されるジョブは、例えばS708でデータ処理装置101から送信されるジョブである。
S902において、認証制御部503は、受信したジョブに含まれる動作制御情報を抽出してRAM303に格納し、ジョブの実行要求を受け付ける。なお、この時、すでに他のジョブ実行要求を受け付けており、別のジョブの動作制御情報がRAM303に格納されている場合はジョブ実行要求を受け付けず、データ処理装置101にエラー情報を通知して、処理を終了するようにしても良い。
S903において、認証制御部503は、ジョブに含まれるユーザ認証情報等を用いて、ローカル認証を実行する。ローカル認証に成功すると、ジョブに含まれるユーザ認証情報に対応するユーザがMFP104にログインすることができる。ここでのログインは、MFP104の操作パネルを占有するためのローカルログインである。
S904において、認証制御部503は、ローカル認証に成功したか否かを判定する。ローカル認証に成功した場合、ログイン処理を行いS907に進む。ローカル認証に成功しなかった場合、S905に進む。
S905において、認証制御部503は、S902で記憶した動作制御情報を破棄する。
S906において、認証制御部503は、ネットワーク制御部505を経由して、エラー情報をデータ処理装置101に送信し、処理を終了する。
S907において、ジョブ制御部506は、S901で受信したジョブが「スキャンして送信」ジョブであると判定された場合、スキャナ313にスキャン原稿が載置されているか否かを判定する。スキャン原稿の載置を検知できない場合、S908に進み、スキャン原稿の載置を検知できた場合、S909に進む。
S908において、UI制御部502は、原稿載置を促す画面を表示/操作部307に表示し、ネットワーク制御部505は、原稿載置を促す画面の表示指示をデータ処理装置101に送信する。原稿載置を促す画面は、例えば図10(a)の1001に示すようなもので、原稿載置を促すメッセージとキャンセルボタン1002とセット完了ボタン1003が配置された画面である。キャンセルボタン1002が押下されると、ジョブ実行要求はキャンセルされる。セット完了ボタン1003は、ユーザがスキャン原稿をMFP104にセットしても原稿を自動で検知しない場合に、原稿載置したことをMFP104に通知するためのボタンである。MFP104は、ユーザがセット完了ボタン1003を押下すると次の処理に遷移する。ここでは原稿載置を促す画面が、MFP104の表示/操作部307とデータ処理装置101のディスプレイ214の両方に表示される例を示したが、どちらか一方にのみ表示されるようにしても良い。
S909において、ジョブ制御部506は、S901で受信したジョブと関連付けられた認証コードを生成し、UI制御部502は、認証コードを入力する認証コード入力画面を表示/操作部307に表示する。そしてネットワーク制御部505は、生成された認証コードをデータ処理装置101に送信する。認証コード入力画面は、例えば図10(b)の1011に示すようなもので、認証コードを表示したメッセージとキャンセルボタン1012と入力完了1013が配置された画面である。キャンセルボタン1012を押下するとジョブの実行はキャンセルされる。この時認証コードの入力手段の一例として、表示/操作部307のソフトウェアキーボード(不図示)やハードウェアキーボードが挙げられる。
なお、ここではS909の後、ユーザは、データ処理装置101においてMFP104から受信した認証コードを確認して、表示/操作部307を操作して認証コード入力画面1011に認証コードを入力し、入力完了ボタン1013を押すものとする。
S910において、ジョブ制御部506は、データ処理装置101に送信した認証コードと、認証コード入力画面からユーザが入力した認証コードが一致するか否かを判定する。sS911に進み、認証コードが一致しない場合、S909に戻り、再度表示/操作部307に認証コード入力画面を表示し、ユーザによる再入力を促す。このとき表示/操作部307にエラーを表示してもよい。また、MFP104に別途具備または接続されたQRコード読み取り装置などから、データ処理装置101に表示されたQRコードを読み取ることによって、認証コードの入力を受け付ける構成としても構わない。
S911において、ジョブ制御部506は、S901で受信したジョブに含まれるジョブ設定情報等に基づきジョブを実行する。本実施形態では、ジョブ設定情報には、スキャンを行うためのスキャン設定やスキャンして得られた画像などのスキャンデータをメール送信する宛先などの情報が含まれる。ジョブ制御部506は、それらジョブ設定情報に含まれる情報に基づきスキャンを行い、得られたスキャンデータを指定された宛先にメール送信する。ジョブ制御部506は、ジョブの実行完了後、ジョブの実行が完了した旨を示す情報をデータ処理装置101に通知しても良い。本実施形態ではスキャンデータをメール送信する機能について説明したが、これは一例であり、スキャンデータを印刷するコピーや、スキャンデータをファクス送信するファクスなどの機能に置き換えて実施しても良い。
S912において、認証制御部503は、S902で保存した動作制御情報を破棄し、処理を終了する。
以上の処理により、MFP104は、ユーザの入力した認証コードがデータ処理装置101に送信した認証コードと一致した場合のみ「スキャンして送信」ジョブを実行する。そのため、本実施形態では、ユーザの誤操作によるジョブの誤った実行や別のユーザによる不正なジョブの実行を起き難くすることができる。
なお、本実施形態では「スキャンして送信」ジョブを実行する場合にデータ処理装置101に表示された認証コードのMFP104への入力を要求する例を示した。但し、認証コードを要求するジョブは「スキャンして送信」に限らずプリントジョブやコピージョブ、ファクスジョブなどほかのジョブであっても良い。
また本実施形態では、MFP104で生成した認証コードをデータ処理装置101に送信する例について説明したが、データ処理装置101で生成した認証コードをMFP104に送信する構成であってもよい。また認証コードの生成はネットワークで接続された別のサーバーなどの装置で行い、データ処理装置101とMFP104とに送信される構成でもよく、認証コードがネットワークを経由してデータ処理装置101とMFP104で共有される構成であればよい。
本実施形態では、MFP104がデータ処理装置101から受信したジョブに対して生成された認証コードをデータ処理装置101とMFP104とで共有し、MFP104で入力された認証コードが共有された認証コードと一致する場合のみ、ジョブを実行する。これにより、ユーザのジョブの誤った実行や別のユーザによる不正な実行を起き難くすることができる。
(実施形態2)
実施形態1では、ジョブ毎に生成された認証コードをデータ処理装置101とMFP104とで共有し、ユーザがデータ処理装置101に表示された認証コードをMFP104に入力する構成とした。この構成では、ユーザはジョブ実行を指示する毎に毎回認証コードを入力する必要がある。そこで、実施形態2では、ユーザがデータ処理装置101からジョブを送信する前に既に当該ユーザがMFP104にログイン中であれば認証コードの入力を求めない構成としている。実施形態2の基本構成は実施形態1と同じであるため差分のみ以下で詳細に説明する。
実施形態1では、ジョブ毎に生成された認証コードをデータ処理装置101とMFP104とで共有し、ユーザがデータ処理装置101に表示された認証コードをMFP104に入力する構成とした。この構成では、ユーザはジョブ実行を指示する毎に毎回認証コードを入力する必要がある。そこで、実施形態2では、ユーザがデータ処理装置101からジョブを送信する前に既に当該ユーザがMFP104にログイン中であれば認証コードの入力を求めない構成としている。実施形態2の基本構成は実施形態1と同じであるため差分のみ以下で詳細に説明する。
図11は、実施形態2に係るMFP104が実行するジョブ実行処理を説明するフローチャートである。基本の処理は図9と同じであるため、差分のみ示す。
S1104において、認証制御部503は、MFP104にユーザがログイン中か否かを判定する。ログイン中でない場合、S1105へ進み、ログイン中の場合、S1114へ進む。
S1114において、認証制御部503は、受信したジョブから抽出したユーザ認証情報とログイン中のユーザが同一か否かを判定する。同一ユーザだと判定された場合、判定結果をデータ処理装置101に送信してS1115へ進み、同一ユーザと判定されなかった場合、S1117に進む。なお、同一ユーザだと判定された場合、認証制御部503は、データ処理装置にログイン中であることを示すログイン情報をネットワーク制御部505から送信させる。データ処理装置101のジョブ制御部407は、ネットワーク制御部405でログイン中であることを示すログイン情報を受信すると、図7に示すS712において、ジョブの種類に関わらず、認証コードの表示が不要と判定する。
S1115において、ジョブ制御部506は、S1101で受信したジョブが「スキャンして送信」ジョブであると判定された場合、スキャナ313にスキャン原稿が載置されているか否かを判定する。スキャン原稿の載置を検知できない場合、S1116に進む。一方、スキャン原稿の載置を検知できた場合、S1112に進み、認証コードを画面に表示する処理を行うことなくジョブを実行する。つまり、ジョブを送信したユーザとそのジョブがMFP104で受信された時にMFP104にログインしているユーザが同一である場合は、ジョブ実行のためのコード入力をユーザに求めない。
このように本実施形態では、ユーザは、連続して複数のジョブを実行させる場合でも、認証コードの入力操作を行なう必要が無い。
(実施形態3)
本実施形態では、データ処理装置101からジョブを受け付けた際にMFP104の表示/操作部307が他の装置によって遠隔操作されている場合は認証コード入力画面を表示しない構成とする。このような構成とする理由は、MFP104の表示/操作部307が遠隔操作されている場合に、認証コード入力画面を表示するようにしてしまうと、別のユーザにより認証コードを不正に入力される恐れがあるためである。
本実施形態では、データ処理装置101からジョブを受け付けた際にMFP104の表示/操作部307が他の装置によって遠隔操作されている場合は認証コード入力画面を表示しない構成とする。このような構成とする理由は、MFP104の表示/操作部307が遠隔操作されている場合に、認証コード入力画面を表示するようにしてしまうと、別のユーザにより認証コードを不正に入力される恐れがあるためである。
以下で、実施形態3のうち、MFP104の表示/操作部307が遠隔操作されているか否かに応じて、認証コード入力画面を表示/操作部307に表示するか否かを決定する構成について説明する。基本構成は実施形態1と同じであるため差分のみ示す。
図12に、実施形態3に係る処理を示すフローチャートを示す。図12のフローチャートの基本構成は図9のフローチャートと同じであるため差分のみ以下で詳細に説明する。
S1202において、ネットワーク制御部505は、ジョブ制御部506がS1201で受信したジョブが「スキャンして送信」ジョブであると判定すると、MFP104の表示/操作部307が他の装置によって遠隔操作中であるか否か判定する。遠隔操作中とは、例えばRFBプロトコルを用いたVNC(Virtual Network Computing)を用いて外部装置からMFP104の表示/操作部307が遠隔操作されている場合である。遠隔操作中でない場合は、S1203に進み、遠隔操作中である場合はS1217に進む。
また、S1208において、ネットワーク制御部505はMFP104の表示/操作部307が他の装置によって遠隔操作中であるか否か判定する。
なお、図12に示す例では、S1202とS1208においてネットワーク制御部505によってMFP104の表示/操作部307が他の装置によって遠隔操作中であるか判定する例を示したが、どちらか一方のみを行う構成としてもよい。
以上のように本実施形態では、MFP104は、表示/操作部307が遠隔操作されている場合は、データ処理装置101から「スキャンして送信」ジョブなど、認証コードを必要とするジョブを受信しても認証コード入力画面を表示せず、ジョブも実行しない。これにより本実施形態では、別のユーザにより認証コードを不正に入力され難くすることができる。
(実施形態4)
実施形態1ではMFP104で原稿載置済みか否かを確認した後、認証コードをデータ処理装置101に送信する構成とした。これに対し、本実施形態は、認証コードをデータ処理装置101に送信してから原稿載置済みか否かを確認する構成である。このような構成とすることで、ユーザは、MFP104に到達する前にアプリケーション401を終了して他のアプリケーションを利用することができる。基本構成は実施形態1と同じであるため差分のみ示す。
実施形態1ではMFP104で原稿載置済みか否かを確認した後、認証コードをデータ処理装置101に送信する構成とした。これに対し、本実施形態は、認証コードをデータ処理装置101に送信してから原稿載置済みか否かを確認する構成である。このような構成とすることで、ユーザは、MFP104に到達する前にアプリケーション401を終了して他のアプリケーションを利用することができる。基本構成は実施形態1と同じであるため差分のみ示す。
図13に、本実施形態に係る処理を示すフローチャートを示す。図13のフローチャートの基本構成は図9のフローチャートと同じであるため差分のみ以下で詳細に説明する。
S1304でローカル認証が成功した場合、S1307において、ジョブ制御部506は、S1301で受信したジョブと関連付けられた認証コードを生成し、ネットワーク制御部505は、生成された認証コードをデータ処理装置101に送信する。その後、原稿載置済みか否かを判定するS1308に進む。なお、データ処理装置101は、S1307で送信された認証コードを受信すると、受信した認証コードをディスプレイ214に表示する。また、データ処理装置101は、原稿載置がされていない場合、S1308で送信された原稿載置を促す画面の表示指示に従って、認証コードと同時に原稿載置を促すメッセージを表示する。
本実施形態では、ここでユーザがデータ処理装置101上でアプリケーション401を終了させても、MFP104上の処理は続行する。ユーザがS1308からのフローを引き続き行い、原稿載置を行い、MFP104の表示/操作部307に表示される認証コード入力画面に認証コードを入力すれば、MFP104はジョブを実行する。つまり本実施形態では、ユーザはデータ処理装置101でジョブを送信し、その後ディスプレイ214に表示される認証コードを確認して記憶すれば、アプリケーション401を終了することができる。この構成をとることによって、MFP104から離れた位置からデータ処理装置101でジョブ実行をした場合、ユーザは、MFP104に到達する前にアプリケーション401を閉じることができる。データ処理装置101はモバイル端末などが想定されており、モバイル端末ではアプリケーション401以外、電話やウェブブラウザなど様々なアプリケーションが利用される。そのため、アプリケーション401がデータ処理装置101を占有する期間を短くし、より早く他のアプリケーションを利用可能な状態にすることによって、ユーザの利便性を向上させることができる。
なお、ここでは認証コード表示後にアプリケーション401を終了するとしたが、バックグラウンドに推移して、ほかのアプリケーションをフォアグラウンドで利用するような場合であってもよい。その場合でも、アプリケーション401はMFP104との通信を完了しているので、アプリケーション401による処理負荷は低下し、データ処理装置101のCPU202やRAM204などのリソースを他のアプリケーションに活用することができる。また、この構成は実施形態2や実施形態3にも適用可能である。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本開示は、以下の構成および方法を含む。
(構成1)データ処理装置と少なくともスキャナを備えた複合機とを含むデータ処理システムであって、前記データ処理装置は、前記複合機に対してスキャン処理を含むジョブを送信して、前記ジョブに対応する認証コードを受信する第1の通信手段と、前記第1の通信手段で受信した認証コードを前記データ処理装置の第1の表示部に表示させる表示制御手段と、を有し、前記複合機は、前記データ処理装置から送信されたスキャン処理を含むジョブを受信する第2の通信手段と、前記認証コードを受け付ける受け付け手段と、前記受け付け手段で受け付けた認証コードが所定の条件を満たす場合、前記第2の通信手段で受信したジョブを実行する実行手段と、を有する、ことを特徴とするデータ処理システム。
(構成2)前記複合機は、前記認証コードを生成する生成手段をさらに有し、前記第2の通信手段は、前記生成手段で生成された認証コードを前記データ処理装置に送信し、前記所定の条件は、前記生成手段が生成した認証コードと前記受け付け手段で受け付けた認証コードとが一致することである、ことを特徴とする構成1に記載のデータ処理システム。
(構成3)前記第2の通信手段は、前記スキャナに原稿が載置された後に前記認証コードを送信する、ことを特徴とする構成2に記載のデータ処理システム。
(構成4)前記第2の通信手段は、前記スキャナに原稿が載置される前に前記認証コードを送信する、ことを特徴とする構成2に記載のデータ処理システム。
(構成5)前記データ処理システムは、前記認証コードを生成する生成手段を有する情報処理装置をさらに含み、前記第1の通信手段は、前記情報処理装置に対して前記ジョブを送信し、前記情報処理装置は、前記データ処理装置及び前記複合機に対して前記認証コードを送信し、前記所定の条件は、前記第2の通信手段が受信した認証コードと前記受け付け手段で受け付けた認証コードとが一致することである、ことを特徴とする構成1に記載のデータ処理システム。
(構成6)前記受け付け手段は、前記第2の通信手段で受信したジョブがスキャンして生成したスキャンデータを送信又は保存するジョブであれば前記認証コードを受け付け、前記第2の通信手段で受信したジョブがスキャンして生成したスキャンデータを送信又は保存するジョブ以外のジョブであれば前記認証コードを受け付けない、ことを特徴とする構成1乃至5のいずれか1項に記載のデータ処理システム。
(構成7)前記実行手段は、前記ジョブが原稿をスキャンして生成したスキャンデータを送信又は保存するジョブであり、前記受け付け手段で受け付けた認証コードが所定の条件を満たし、かつ、前記複合機のスキャナに原稿が載置されている場合、前記ジョブを実行する、ことを特徴とする構成1乃至6のいずれか1項に記載のデータ処理システム。
(構成8)前記複合機は、ユーザ認証情報に基づきログイン処理を実行するログイン手段をさらに有し、前記実行手段は、前記ジョブを送信した前記データ処理装置のユーザが前記複合機にログインしている場合、前記複合機のスキャナに原稿が載置されていれば、前記認証コードが所定の条件を満たしているか否かに関わらず、前記第2の通信手段で受信したジョブを実行する、ことを特徴とする構成1乃至7のいずれか1項に記載のデータ処理システム。
(構成9)前記第1の通信手段は、前記データ処理装置が保持するユーザ認証情報を前記ジョブと共に前記複合機に送信し、前記ログイン手段は、前記第2の通信手段で受信したジョブに含まれる前記ユーザ認証情報に基づきログイン処理を行う、ことを特徴とする構成8に記載のデータ処理システム。
(構成10)前記ログイン手段が前記第2の通信手段で受信したジョブを送信した前記データ処理装置のユーザが前記複合機にログインしていると判定した場合、前記第2の通信手段は、前記データ処理装置のユーザが前記複合機にログイン中であることを示すログイン情報を前記データ処理装置に送信し、前記表示制御手段は、前記第1の通信手段で受信したログイン情報が前記データ処理装置のユーザが前記複合機にログインしていることを示す場合、前記データ処理装置の表示部に認証コードを表示させない、ことを特徴とする構成8に記載のデータ処理システム。
(構成11)前記表示制御手段は、前記認証コードを数値として表示する、ことを特徴とする構成1乃至10のいずれか1項に記載のデータ処理システム。
(構成12)前記表示制御手段は、前記認証コードをQRコードとして表示する、ことを特徴とする構成1乃至10のいずれか1項に記載のデータ処理システム。
(構成13)前記複合機は、ユーザ認証情報に基づき認証処理を行う認証手段をさらに有し、前記認証手段において前記第2の通信手段で受信した前記第1の通信手段から送信されたユーザ認証情報に基づく認証処理が成功しなかった場合、前記第2の通信手段はエラー情報を前記データ処理装置に送信し、前記表示制御手段は、前記第1の通信手段で前記エラー情報を受信した場合、エラーを示す画面を前記第1の表示部に表示させる、ことを特徴とする構成1乃至12のいずれか1項に記載のデータ処理システム。
(構成14)前記複合機は、ユーザ認証情報に基づき認証処理を行う認証手段をさらに有し、前記認証手段において前記第2の通信手段で受信した前記第1の通信手段から送信されたユーザ認証情報に基づく認証処理が成功しなかった場合、前記第2の通信手段はエラー情報を前記データ処理装置に送信し、前記表示制御手段は、前記第1の通信手段で前記エラー情報を受信した場合、前記認証コードを前記第1の表示部に表示させない、ことを特徴とする構成1乃至12のいずれか1項に記載のデータ処理システム。
(構成15)前記受け付け手段は、前記認証コードを入力するための認証コード入力画面を表示する第2の表示部を有する、ことを特徴とする構成1乃至14のいずれか1項に記載のデータ処理システム。
(構成16)前記実行手段は、前記第1の通信手段で送信された前記ジョブを前記第2の通信手段で受信した際に前記複合機の表示部が遠隔操作されている場合、前記受信したジョブを実行しない、ことを特徴とする構成1乃至15のいずれか1項に記載のデータ処理システム。
(構成17)データ処理装置及び複合機を含むデータ処理システムが実行するデータ処理方法であって、前記データ処理装置は、前記複合機に対してジョブを送信して、前記ジョブに対応する認証コードを受信する第1の通信ステップと、前記第1の通信ステップで受信した認証コードを前記データ処理装置の第1の表示部に表示させる表示制御ステップと、を実行し、前記複合機は、前記データ処理装置から送信されたジョブを受信する第2の通信ステップと、前記認証コードを受け付ける受け付けステップと、前記受け付けステップで受け付けた認証コードが所定の条件を満たす場合、前記第2の通信ステップで受信したジョブを実行する実行ステップと、を実行する、ことを特徴とするデータ処理方法。
(構成18)データ処理装置から送信されたジョブを受信する通信手段と、前記ジョブに対応する認証コードの入力を受け付ける受け付け手段と、前記受け付け手段で受け付けた認証コードが所定の条件を満たす場合、前記通信手段で受信したジョブを実行する実行手段と、を有することを特徴とする複合機。
(構成19)コンピュータに、構成17に記載のデータ処理方法の各ステップを実行させるためのプログラム。
101 データ処理装置
403 認証設定管理部
407 ジョブ制御部
104 MFP
503 認証制御部
506 ジョブ制御部
403 認証設定管理部
407 ジョブ制御部
104 MFP
503 認証制御部
506 ジョブ制御部
Claims (19)
- データ処理装置と少なくともスキャナを備えた複合機とを含むデータ処理システムであって、
前記データ処理装置は、
前記複合機に対してスキャン処理を含むジョブを送信して、前記ジョブに対応する認証コードを受信する第1の通信手段と、
前記第1の通信手段で受信した認証コードを前記データ処理装置の第1の表示部に表示させる表示制御手段と、を有し、
前記複合機は、
前記データ処理装置から送信されたスキャン処理を含むジョブを受信する第2の通信手段と、
前記認証コードを受け付ける受け付け手段と、
前記受け付け手段で受け付けた認証コードが所定の条件を満たす場合、前記第2の通信手段で受信したジョブを実行する実行手段と、を有する、
ことを特徴とするデータ処理システム。 - 前記複合機は、前記認証コードを生成する生成手段をさらに有し、
前記第2の通信手段は、前記生成手段で生成された認証コードを前記データ処理装置に送信し、
前記所定の条件は、前記生成手段が生成した認証コードと前記受け付け手段で受け付けた認証コードとが一致することである、
ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理システム。 - 前記第2の通信手段は、前記スキャナに原稿が載置された後に前記認証コードを送信する、
ことを特徴とする請求項2に記載のデータ処理システム。 - 前記第2の通信手段は、前記スキャナに原稿が載置される前に前記認証コードを送信する、
ことを特徴とする請求項2に記載のデータ処理システム。 - 前記データ処理システムは、前記認証コードを生成する生成手段を有する情報処理装置をさらに含み、
前記第1の通信手段は、前記情報処理装置に対して前記ジョブを送信し、
前記情報処理装置は、前記データ処理装置及び前記複合機に対して前記認証コードを送信し、
前記所定の条件は、前記第2の通信手段が受信した認証コードと前記受け付け手段で受け付けた認証コードとが一致することである、
ことを特徴とする請求項1に記載のデータ処理システム。 - 前記受け付け手段は、前記第2の通信手段で受信したジョブがスキャンして生成したスキャンデータを送信又は保存するジョブであれば前記認証コードを受け付け、前記第2の通信手段で受信したジョブがスキャンして生成したスキャンデータを送信又は保存するジョブ以外のジョブであれば前記認証コードを受け付けない、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のデータ処理システム。 - 前記実行手段は、前記ジョブが原稿をスキャンして生成したスキャンデータを送信又は保存するジョブであり、前記受け付け手段で受け付けた認証コードが所定の条件を満たし、かつ、前記複合機のスキャナに原稿が載置されている場合、前記ジョブを実行する、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のデータ処理システム。 - 前記複合機は、ユーザ認証情報に基づきログイン処理を実行するログイン手段をさらに有し、
前記実行手段は、前記ジョブを送信した前記データ処理装置のユーザが前記複合機にログインしている場合、前記複合機のスキャナに原稿が載置されていれば、前記認証コードが所定の条件を満たしているか否かに関わらず、前記第2の通信手段で受信したジョブを実行する、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のデータ処理システム。 - 前記第1の通信手段は、前記データ処理装置が保持するユーザ認証情報を前記ジョブと共に前記複合機に送信し、
前記ログイン手段は、前記第2の通信手段で受信したジョブに含まれる前記ユーザ認証情報に基づきログイン処理を行う、
ことを特徴とする請求項8に記載のデータ処理システム。 - 前記ログイン手段が前記第2の通信手段で受信したジョブを送信した前記データ処理装置のユーザが前記複合機にログインしていると判定した場合、前記第2の通信手段は、前記データ処理装置のユーザが前記複合機にログイン中であることを示すログイン情報を前記データ処理装置に送信し、
前記表示制御手段は、前記第1の通信手段で受信したログイン情報が前記データ処理装置のユーザが前記複合機にログインしていることを示す場合、前記データ処理装置の表示部に認証コードを表示させない、
ことを特徴とする請求項8に記載のデータ処理システム。 - 前記表示制御手段は、前記認証コードを数値として表示する、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のデータ処理システム。 - 前記表示制御手段は、前記認証コードをQRコードとして表示する、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のデータ処理システム。 - 前記複合機は、ユーザ認証情報に基づき認証処理を行う認証手段をさらに有し、
前記認証手段において前記第2の通信手段で受信した前記第1の通信手段から送信されたユーザ認証情報に基づく認証処理が成功しなかった場合、前記第2の通信手段はエラー情報を前記データ処理装置に送信し、
前記表示制御手段は、前記第1の通信手段で前記エラー情報を受信した場合、エラーを示す画面を前記第1の表示部に表示させる、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のデータ処理システム。 - 前記複合機は、ユーザ認証情報に基づき認証処理を行う認証手段をさらに有し、
前記認証手段において前記第2の通信手段で受信した前記第1の通信手段から送信されたユーザ認証情報に基づく認証処理が成功しなかった場合、前記第2の通信手段はエラー情報を前記データ処理装置に送信し、
前記表示制御手段は、前記第1の通信手段で前記エラー情報を受信した場合、前記認証コードを前記第1の表示部に表示させない、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のデータ処理システム。 - 前記受け付け手段は、前記認証コードを入力するための認証コード入力画面を表示する第2の表示部を有する、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のデータ処理システム。 - 前記実行手段は、前記第1の通信手段で送信された前記ジョブを前記第2の通信手段で受信した際に前記複合機の表示部が遠隔操作されている場合、前記受信したジョブを実行しない、
ことを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のデータ処理システム。 - データ処理装置及び複合機を含むデータ処理システムが実行するデータ処理方法であって、
前記データ処理装置は、
前記複合機に対してジョブを送信して、前記ジョブに対応する認証コードを受信する第1の通信ステップと、
前記第1の通信ステップで受信した認証コードを前記データ処理装置の第1の表示部に表示させる表示制御ステップと、を実行し、
前記複合機は、
前記データ処理装置から送信されたジョブを受信する第2の通信ステップと、
前記認証コードを受け付ける受け付けステップと、
前記受け付けステップで受け付けた認証コードが所定の条件を満たす場合、前記第2の通信ステップで受信したジョブを実行する実行ステップと、を実行する、
ことを特徴とするデータ処理方法。 - データ処理装置から送信されたジョブを受信する通信手段と、
前記ジョブに対応する認証コードの入力を受け付ける受け付け手段と、
前記受け付け手段で受け付けた認証コードが所定の条件を満たす場合、前記通信手段で受信したジョブを実行する実行手段と、
を有することを特徴とする複合機。 - コンピュータに、請求項17に記載のデータ処理方法の各ステップを実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2022066715A JP2023157059A (ja) | 2022-04-14 | 2022-04-14 | データ処理システム、データ処理方法、複合機およびプログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2022066715A JP2023157059A (ja) | 2022-04-14 | 2022-04-14 | データ処理システム、データ処理方法、複合機およびプログラム |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2022066715A Pending JP2023157059A (ja) | 2022-04-14 | 2022-04-14 | データ処理システム、データ処理方法、複合機およびプログラム |
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2022
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