JP2023065045A - 画像処理装置、システム、画像処理装置の制御方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザの利便性を向上させる画面表示を可能とする画像処理装置を提供すること。【解決手段】画像処理装置104は、端末101からジョブに関する情報を受信するネットワーク制御部504と、画像処理装置104の画面の表示を制御するUI制御部502と、を備え、ジョブに関する情報として画面の表示設定情報を受信した場合に、UI制御部502は、表示設定情報に応じた画面を表示する。【選択図】図6
Description
本発明は、画像処理装置におけるUI(User Interface)の制御、画像処理装置の制御方法およびプログラムに関する。
近年、スマートフォンと呼ばれる高性能なモバイル端末が普及している。そのモバイル端末上で動作するアプリケーションとして、画像形成装置と通信してスキャナ機能やプリント機能を提供するものがある。例えば、スキャンした原稿を指定の宛先に送信する機能の実行では、まず、LAN(Local Area Network)上で画像形成装置を探索する。そして、ユーザが設定した送信先メールアドレスとスキャン設定情報(例えば、カラー)を付加して送信ジョブとして生成し、送信ジョブを探索した画像形成装置に送信することで、送信に必要な画像形成装置の一連の処理をモバイル端末から実行指示する。
また画像形成装置には、画像形成装置の操作部を認証などによって権限管理し、ユーザアカウントに紐づける形で画面構成や表示言語などの設定を保持するパーソナライズ機能を有するものがあった。このパーソナライズ機能によって、ユーザの利便性が高まる。特許文献1は、端末からジョブ設定を送信する際に端末情報を付加し、画像形成装置が端末情報をもとに端末からパーソナライズのための情報(以降、パーソナライズ情報)を取得することで、ユーザアカウント情報を生成/更新する技術を開示している。
特許文献1では、パーソナライズ情報を含むユーザアカウント情報を生成/更新するために、画像形成装置が端末に対してアクセスして言語情報などのパーソナライズ情報を取得している。そして、ログイン後の画面に、登録されたパーソナライズ情報に応じた画面を表示することを想定している。しかしながら、特許文献1では、ログインしていない状態で画面を表示する必要がある場合に、ユーザに適した画面を表示することができない。そのため、画像形成装置はパーソナライズ情報を保持しない場合や、画像形成装置の認証機能が無効になっているなどパーソナライズ情報を保持していてもユーザを認証しない場合には、画面表示のパーソナライズが実施されない。例えば、ユーザが未習得の言語が設定されている画像形成装置を利用する場合、画面表示のパーソナライズが実施されないと未習得の言語が表示され、ユーザが操作手順を理解することができずに利用を断念してしまうケースが考えられる。このように、画面表示のパーソナライズが実施されない場合は、ユーザの操作性・利便性を損なう恐れがある。
本発明は、ユーザの利便性を向上させる画面表示を可能とする画像処理装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の画像処理装置は、情報処理装置からジョブに関する情報を受信する受信部と、画像処理装置の画面の表示を制御する表示制御部と、を備え、前記ジョブに関する情報として前記画面の表示設定情報を受信した場合に、前記表示制御部は、前記表示設定情報に応じた画面を表示する。
本発明によれば、ユーザの利便性を向上させる画面表示を可能とする画像処理装置を提供することができる。
(実施例1)
図1は、データ処理システムの構成を示すブロック図である。データ処理システム100は、端末101および画像処理装置104を有する。また、データ処理システム100におよびクラウドサーバ105または無線LANターミナル102が含まれていてもよい。これらは、ネットワークを介して接続される。本実施形態では、端末101と無線LANターミナル102が無線接続され、無線LANターミナル102、画像処理装置104、クラウドサーバ105がそれぞれネットワーク103に有線接続される例を説明するが、通信形態はこれに限られるものではない。
図1は、データ処理システムの構成を示すブロック図である。データ処理システム100は、端末101および画像処理装置104を有する。また、データ処理システム100におよびクラウドサーバ105または無線LANターミナル102が含まれていてもよい。これらは、ネットワークを介して接続される。本実施形態では、端末101と無線LANターミナル102が無線接続され、無線LANターミナル102、画像処理装置104、クラウドサーバ105がそれぞれネットワーク103に有線接続される例を説明するが、通信形態はこれに限られるものではない。
端末101は、スマートフォン、タブレッットなどのモバイル端末である。本実施例の端末101は、プリント指示など画像処理装置104の機能を実行する指示(ジョブ)を画像処理装置104に送ることが可能なアプリケーションを有している。端末101では、小型端末用のオペレーティングシステムや、通話、データ通信を制御するプログラムが動いており、端末101における各処理を実現する。端末101は、無線LANターミナル102を介してネットワーク103に接続している。端末101は、例えばWi-FiやBLUETOOTH(登録商標)等の無線通信により、無線LANターミナル102と通信可能である。なお、端末101は、音声制御や位置検出制御、携帯電話データ通信等を備えないパーソナルコンピューターなどの情報処理装置であっても構わない。無線LANターミナル102は、一般的なネットワーク・ルーター機能を有した無線LANの親機であって、家庭内や事務所などの中でWi-Fiを通じた無線LANを提供している。無線LANターミナル102は、ネットワーク103に接続され、ネットワーク103を介して画像処理装置104やクラウドサーバ105と通信可能である。また無線LANターミナル102は、Wi-F等の無線通信により端末101と通信可能である。
ネットワーク103は、LAN等の通信ネットワークである。なお、ネットワーク103は、LAN、WANなどの通信ネットワーク、セルラネットワーク(例えば、LTEや5Gなど)、無線ネットワーク、電話回線、専用デジタル回線等のいずれか、またはこれらの組み合わせで構成されてもよい。すなわち、ネットワーク103はデータの送受信が可能に構成されていればよく、通信方式はいずれの方式を採用してもよい。
画像処理装置104は、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能等の各種ジョブ実行機能を備えるデジタル複合機である。ユーザは、端末101を操作することで画像処理装置104に対しジョブ実行を指示し、画像処理装置104の各種機能を実行することができる。クラウドサーバ105は、ネットワーク103を介して、端末101や画像処理装置104で利用されるデータ管理や、各種機能の拡張処理等を行う。クラウドサーバ105は、情報処理装置を含むデータセンターにより提供されたリソースを利用した仮想マシン(クラウドサービス)の他、1台または複数台の情報処理装置、あるいはこれらの組み合わせにより実現されてもよい。なお、本実施例では、画像処理装置104およびクラウドサーバ105はそれぞれネットワーク103と有線接続する形態となっているが、端末101と同様に無線LANターミナル102を利用して無線接続してもよい。
本実施例では端末101と画像処理装置104が無線LANターミナル102およびネットワーク103を介して通信する例について説明したが、端末101と画像処理装置104が直接通信を行ってもよい。例えば、端末101および画像処理装置104は、NFC(Near Field Communication)やBLE(Bluetooth Low Energy)等の無線信号を介して近距離無線通信が可能である。近距離無線通信が可能な画像処理装置104は、NFC通信部やBLE通信部に外部装置が画像処理装置104と無線LAN接続するためのデバイス情報(IPアドレスやMACアドレス等)を保持している。端末101は近距離無線通信で画像処理装置104からデバイス情報を取得し、取得した情報に基づいて端末101と画像処理装置104の通信を開始する。また、デバイス間でNFCやBLEの近距離無線通信で取得した接続情報からWi-Fi等の無線LAN通信に切り替える(ハンドオーバーと呼ぶ)ことで、端末101と画像処理装置104の無線LAN通信を確立する。また、端末101は、Wi-Fi等を利用して無線LANターミナル102経由でネットワーク103上に存在する端末101がサポートする画像処理装置104を探索して、デバイス情報を取得することもできる。そして、取得したデバイス情報に基づいて端末101と画像処理装置104の無線LAN通信を確立する。
図2は、端末101のハードウェア構成を示す図である。端末101は、コントローラユニット201、各種通信部、マイク・スピーカ213、ディスプレイ214、タッチパネル215、カメラ216を有する。コントローラユニット201は、端末101全体を制御する。コントローラユニット201は、CPU202、ROM203、RAM204、ネットワークI/F205、音声制御部206、表示制御部207、入力制御部208、記憶部209を有する。これらは互いにシステムバス217を介して接続される。
CPU(Central Processing Unit)202は、端末101のシステム全体を制御する。ROM(Read Only Memory)203は、端末101のオペレーティングシステムや、通話、データ通信などを制御するアプリケーションのプログラムを記憶する。RAM(Random Access Memory)204は、CPU202が各種プログラムを実行するためのワークメモリである。また、RAM204は、画像データ等各種データを一時的に記憶する一時記憶領域としても利用される。記憶部209は、不揮発性の記憶装置であり、端末101の再起動後も保持しておく必要のある拡張アプリケーション、各種動作モード設定、稼働ログ等を記録する。CPU202は、ROM203または記憶部209に記憶されているプログラムをRAM204にロードしプログラムを実行することにより、端末101全体の制御を実現する。
端末101は画像処理装置104やクラウドサーバ105等の外部装置と通信を行う通信部として、NFC通信部210、BLE通信部211、無線LAN通信部212を有する。NFC通信部210は、NFCによる無線信号を介して外部装置と通信する。BLE通信部211は、BLEによる無線信号を介して外部装置と通信する。無線LAN通信部212は、無線LANにより外部装置と通信する。なお、本実施例ではそれぞれ異なる通信方式によって通信を行う複数の通信部を有する例を説明するが、これに限られるものではない。ネットワークI/F205は、NFC通信部210、BLE通信部211および無線LAN通信部212と接続され、画像処理装置104やクラウドサーバ105等の外部装置との各種通信制御を行う。
音声制御部206は、マイク・スピーカ213を介した音声データの入出力制御を行う。表示制御部207は、ディスプレイ214で表示する画像データの出力制御を行う。入力制御部208は、ユーザがボタンやタッチパネル215を介して指示した情報の入力制御やカメラ216を介した画像データの入力制御を行う。なお、ディスプレイ214とタッチパネル215は一体となって構成されていてもよい。タッチパネル215における入力座標と表示座標を対応付けることで、あたかもユーザがタッチパネルに表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUIを構成することができる。音声制御部206、表示制御部207、入力制御部208を利用して、端末101で実行される各種アプリケーションがユーザに提供される。
図3は、画像処理装置104のハードウェア構成を示す図である。画像処理装置104は、コントローラユニット301、各種通信部、操作部307、スキャナ313、プリンタ314を有する。コントローラユニット301は、画像処理装置104全体を制御する。コントローラユニット301は、CPU302、RAM303、ROM304、HDD305、操作部I/F306、ネットワークI/F308、デバイスI/F309を有する。これらは互いにシステムバス315を介して接続される。
CPU302は、画像処理装置104のシステム全体を制御する。RAM303は、CPU302が各種プログラムを実行するためのワークメモリである。また、RAM303は、スキャナ313で読み取られたスキャン画像データ、端末101からネットワーク103を介して受信した印刷データ等各種データを一時記憶するためのメモリでもある。ROM304は、画像処理装置104のブートプログラムを格納する。HDD(ハードディスクドライブ)305は、オペレーティングシステムや、システムソフトウェア、アプリケーションソフトウェア等のプログラム、印刷データ、設定データ等を格納する。CPU302は、ROM304またはHDD305に記憶されているプログラムをRAM303にロードしプログラムを実行することにより、画像処理装置104全体の制御を実現する。
操作部307は、表示装置および入力装置を備えており、ユーザに対して各種情報を表示し、また、ユーザによる操作、入力、指示を受け付ける。表示装置は、例えば液晶ディスプレイやタッチパネルである。入力装置は、例えば、ポインティングデバイス(例えば、タッチパッド、タッチパネルなど)、操作ボタン等である。操作部307がタッチパネルである場合、タッチパネルにおける入力座標と表示座標を対応付けることで、あたかもユーザがタッチパネルに表示された画面を直接的に操作可能であるかのようなGUIを構成することができる。操作部I/F306は、操作部307とのインターフェース部であり、操作部307に表示する情報を操作部307に対して出力する。また、操作部I/F306は、操作部307からユーザが入力した情報を受け付ける。
画像処理装置104は、端末101やクラウドサーバ105等の外部装置と通信を行う通信部として、NFC通信部310、BLE通信部311、無線LAN通信部312を有する。NFC通信部310は、NFCによる無線信号を介して外部装置と通信する。BLE通信部311は、BLEによる無線信号を介して外部装置と通信する。無線LAN通信部312は、ネットワーク103を介して無線LANにより外部装置と通信する。なお、本実施例ではそれぞれ異なる通信方式によって通信を行う複数の通信部を有する例を説明するが、これに限られるものではない。ネットワークI/F308は、NFC通信部310、BLE通信部311および無線LAN通信部312と接続され、端末101やクラウドサーバ105等の外部装置との各種通信制御を行う。
スキャナ313は、原稿を光学的に読み取って、読み取った原稿に基づく画像データ(電子ファイル)を生成する。プリンタ314は、外部から受信した印刷データに応じた画像を形成して用紙等の記録媒体に出力したり、スキャナ313にセットされた原稿を光学的に読み取り用紙等の記録媒体に出力したりする。デバイスI/F309は、スキャナ313やプリンタ314とコントローラユニット301を接続し、画像データの入出力を行う。
ユーザがコピー機能を利用する場合、コントローラユニット301は、スキャナ313を制御して原稿の画像データを取得し、プリンタ314を制御して画像を用紙に印刷し出力する。また、ユーザがスキャン機能を利用する場合、コントローラユニット301は、スキャナ313を制御して原稿の画像データを取得してコードデータに変換し、ネットワーク103を介して端末101やクラウドサーバ105等へ送信する。また、ユーザがプリント機能を利用する場合、コントローラユニット301は端末101やクラウドサーバ105などからネットワーク103を介して印刷データを受信する。そして、コントローラユニット310は受信した印刷データを画像データに変換してプリンタ314に送信し、プリンタ314が画像データに基づき画像を用紙に印刷して出力する。また、画像処理装置104は、データを受信してプリントするFAX受信機能やスキャンしたデータを送信するFAX送信機能を有していてもよい。これら各機能における処理の実行指示をジョブと呼び、画像処理装置104は各機能に対応するジョブに従って所定の処理を実行する。
図4は、端末101のソフトウェア構成を示す図である。端末101は、端末101を制御するアプリケーション410を有する。アプリケーション401は、端末101のCPU202が実行するソフトウェアであり、RAM203に格納されている。アプリケーション401は、UI制御部402、認証設定管理部403、デバイス接続部404、ネットワーク制御部405、ジョブ設定管理部406、ジョブ制御部407を有する。
UI(ユーザインタフェース)制御部402は、ディスプレイ214への出力およびタッチパネル215からの入力を制御する。具体的には、UI制御部402は、ジョブ設定管理部406やジョブ制御部407からの応答を受信し、表示制御部207を介して、ディスプレイ214に出力する。UI制御部402は、ユーザがタッチパネル215で入力したジョブ設定情報を受け付け、入力制御部208を介して、ジョブ設定管理部406に送信する。また、UI制御部402は、ユーザがタッチパネル215で入力したユーザ情報を受け付け、入力制御部208を介して、認証設定管理部403に送信する。認証設定管理部403は、UI制御部402からユーザ情報を受け取り、認証情報として管理する。認証情報は、ネットワーク制御部405を介して、画像処理装置104における認証処理で使用される。
デバイス接続部404は、画像処理装置104等の外部装置との接続を制御する。端末101と画像処理装置104との接続方法としては、無線LANターミナル102経由する方法や、近距離無線通信を利用する方法等がある。無線LANターミナル102経由する方法では、端末101がWi-Fiを利用して無線LANターミナル102経由でネットワーク103上に存在する端末101がサポートする画像処理装置104を探索する。そして、端末101のデバイス接続部404が探索した画像処理装置104からデバイス情報を取得し、ネットワーク103を介した無線LAN通信を確立する。また、近距離無線通信を利用する方法では、端末101のデバイス接続部404がNFCやBLEでの近距離無線通信により画像処理装置104からデバイス情報を取得し、ネットワーク103を介した無線LAN通信を確立する。例えば、NFCの場合、ユーザが端末101のNFC通信部210と画像処理装置104のNFC通信部310を近づける(タッチする)ことで、近距離無線通信を開始する。また、BLEの場合、ユーザが端末101のBLE通信部211と画像処理装置104のBLE通信部311の距離を近づけ、デバイス接続部404がBLEの強度が一定の強度以上となる距離内にあると判断することで、近距離無線通信が開始する。このように、ユーザが端末101と画像処理装置104のNFCやBLEの通信部を近づける操作(タッチ操作と呼ぶ)をすることで、デバイス接続部404は、画像処理装置104のデバイス情報を取得する。そして、取得したデバイス情報からネットワーク103を介した画像処理装置104との無線LAN接続を開始する。ネットワーク制御部405は、画像処理装置104等の外部装置との通信を制御する。例えば、ネットワーク制御部405は、ジョブ設定やジョブ実行指示コマンド、印刷データ、ユーザ認証情報等を、ネットワーク103を介して画像処理装置104に送信する。
ジョブ設定管理部406は、ジョブ設定情報をRAM204や記憶部209に格納して管理する。ジョブ設定情報は、画像処理装置104等で実行される印刷ジョブ等の設定情報である。ジョブ設定管理部406は、ユーザがタッチパネル215において入力したり、画像処理装置104やクラウドサーバ105から受信したりすることで、ジョブ設定情報を取得し、管理する。この際、ジョブ設定管理部406は、ジョブ設定情報をユーザがよく使う設定を「お気に入り」の設定として管理することができる。また、ジョブ設定管理部406は、アプリケーション401のインストール時にRAM204や記憶部209に格納されたカスタムのジョブ設定を「プリセット」として管理する。また、本実施例においてジョブ設定管理部406は、ジョブ設定情報に紐づく表示設定情報の取得および管理も行う。
ジョブ制御部407は、ジョブ設定管理部406で登録されたジョブ設定情報からジョブ実行指示情報を生成し、ネットワーク103を介して画像処理装置104に対してジョブ実行要求を送信する送信部として機能する。また、本実施例のジョブ制御部407は、ジョブ実行指示情報と共に、あるいはジョブ実行指示情報に含めて、画像処理装置におけるジョブに関する画面を表示する際の表示設定情報も送信する。また、ジョブ制御部407は、画像処理装置104におけるジョブ実行状況や、スキャナ313やプリンタ314のデバイスの動作状態を、ネットワーク103を介して画像処理装置104から取得し、UI制御部402に送信する。
図5は、画像処理装置104のソフトウェア構成を示す図である。画像処理装置104は、画像処理装置104の動作を制御するシステムソフトウェア501を有する。システムソフトウェア501は、画像処理装置104のCPU302が実行するソフトウェアであり、RAM303に格納されている。システムソフトウェア501は、UI制御部502、デバイス接続部503、ネットワーク制御部504、ジョブ制御部505を有する。
UI制御部502は、操作部307への出力および入力を制御する。具体的には、UI制御部502は、操作部307に表示する画面の制御を行い、また、ユーザが操作部307で入力した情報を受け付ける。デバイス接続部503は、端末101等の外部装置との接続を制御する。例えば、デバイス接続部503は、画像処理装置104のネットワークI/F205を介して各通信部を制御し、端末101にデバイス情報を送信する。ネットワーク制御部504は、端末101等の外部装置との通信を制御する。例えば、ネットワーク制御部504は、端末101からジョブ設定やジョブ実行指示コマンド、印刷データ、ユーザ認証情報等を、ネットワーク103を介して受信する受信部として機能する。また、ネットワーク制御部504は、スキャンにより得られた画像データを端末101等に送信する送信部としても機能する。
ジョブ制御部505は、スキャン処理部511、コピー処理部512、プリント処理部513およびファクス処理部514を有する。ジョブ制御部505は、受信したジョブ設定に応じて各処理部を制御し、各種ジョブを実行する。スキャン処理部511は、スキャンジョブに応じたスキャン処理をスキャナ313に実行させる。コピー処理部512は、コピージョブに応じた原稿の読み取りおよび印刷処理をスキャナ313およびプリンタ314に実行させる。プリント処理部513は、印刷ジョブに応じた印刷処理をプリンタ314に実行させる。ファクス処理部514は、ファクス送信ジョブに応じたファクス送信処理をスキャナ313および通信部に実行させ、また、ファクス受信ジョブに応じたファクス受信処理をプリンタ314に実行させる。また、ジョブ制御部505は、ジョブ実行状況や、スキャナ313やプリンタ314のデバイスの動作状態を、ネットワーク103を介して端末101等の外部装置へ送信する。
図6は、端末101に対するユーザの操作から画像処理装置104の操作部307の表示を変更するまでのシーケンスの一例を示す図である。図6のシーケンスにおける端末101側の処理は、端末101のCPU202がROM203または記憶部209に記憶された各制御モジュールを実現するためのプログラムをRAM204に読み出して実行することによって実現される。また、図6のシーケンスにおける画像処理装置104側の処理は、画像処理装置104のCPU302がROM304に記憶された各制御モジュールを実現するためのプログラムをRAM303に読み出して実行することによって実現される。
図6に示されるシーケンスは、ユーザが端末101のアプリケーション401を起動し、タッチパネル215を介して画像処理装置104に実行させるジョブの内容を選択した状態で開始される。ステップS601で、端末101のUI制御部402は、タッチパネル215を介してユーザからのジョブの実行を行うための処理の開始の指示を受け付ける。ジョブは、印刷に関するジョブ、スキャンに関するジョブ、ファクスに関するジョブ等、画像処理装置104で実行可能なジョブであればよい。
ステップS602で、端末101のデバイス接続部404は、画像処理装置104と接続するための接続処理を行う。デバイス接続部404は、例えば、Wi-Fiを利用して無線LANターミナル102経由でネットワーク103上に存在する画像処理装置104を探索し、画像処理装置104からデバイス情報を取得して接続を開始する。
ステップS603で、端末101のジョブ設定管理部406は、画像処理装置に対して送信するジョブ情報を準備する。ここで、端末101が画像処理装置104に対して送信するジョブ情報の一例を図7に示す。図7は、実施例1における端末101から画像処理装置104に送信するジョブ情報の一例を示す図である。ジョブ情報700は、利用する機能701、機能を実行するにあたって必要なジョブ設定702、および画像処理装置104の操作部307に表示する画面の画面表示設定703を含む。なお、ジョブ情報700は、図7中に記載された各情報項目を必ずしも含んでいる必要はなく、また、図7中に記載のない情報項目を含んでいてもよい。利用する機能701には、「スキャンして送信」、「印刷」等の画像処理装置104で利用する機能が設定される。ジョブ設定702には、機能を実行するにあたって必要な設定値が設定される。例えば、「スキャンして送信」機能を実行する場合には、ジョブ設定702にはスキャンする原稿のサイズやスキャンした画像の送信先等が設定される。画面表示設定703には、「スキャンして送信」機能を実行する場合に画像処理装置104の操作部307に表示する画面の表示設定情報が設定される。本実施例の画面表示設定703には、表示する言語やダークモードのON/OFFが表示される。なお、画面表示設定703には、画面の表示に関する情報が含まれていればよく、例えば、表示言語、表示フォントサイズ、表示色調、色反転の有無のうち少なくともいずれか1つが含まれる。
ジョブ情報700の各情報項目の値は、アプリケーション401が任意の方法およびタイミングによって取得する。例えば、アプリケーション401が、タッチパネル215を介してユーザの情報入力を受け付けてもよいし、OSなどを経由して端末のROM203または記憶部209に記憶された「お気に入り」設定や「デフォルト」設定の情報を取得してもよい。例えば画面表示設定703は、ユーザがアプリケーション401上で予め所望の設定を登録しておいても良いし、OSの画面表示設定を取得して自動で登録するようにしても良い。また、ジョブ情報700の各情報項目の値の取得処理は、図6のシーケンス開始前に毎回実施されてもよいし、アプリケーションの初回起動時または毎回起動時に実施されてもよい。
ステップS604で、端末101のジョブ制御部407は、ネットワーク制御部405およびネットワーク103を介して、画像処理装置104に対して、S603で準備したジョブ情報700を送信する。なお、本実施例では、画面表示設定703をジョブ情報700に含まれる情報として画像処理装置104に送信しているが、画面表示設定703をジョブ情報700とは別に画像処理装置104に送信してもよい。
ステップS605で、画像処理装置104のUI制御部502は、端末101から受信したジョブ情報700に基づいて、操作部307に画面を表示する。ステップS605の画面表示処理の詳細は、図8を用いて後述する。ステップS606で、画像処理装置104のジョブ制御部505は、端末101から受信したジョブに関連する処理を行う。処理の内容は、本実施例においては、スキャンやファクスなどのジョブ実行処理を想定しているが、例えば、留め置き印刷等を実施するためのユーザ操作待ち処理などを含んでいてもよい。留め置き印刷は、ユーザ指示があるまで受信した印刷ジョブを排紙処理せず、印刷装置内部の記憶領域に保持し、ユーザが画像処理装置104の操作部307を操作して留め置かれた自分の印刷ジョブを選択し印刷を指示した場合に印刷する機能である。これは、ユーザが印刷装置の装置前にいる事を保証されている(装置前保証がある)場合にのみ印刷を許可することで、印刷物の取り忘れ等を防止する機能である。本ステップの終了後、S607に進む。
ステップS607で、画像処理装置104のUI制御部502は、操作部307に表示されている画面にステップS604にて受信した画面表示設定703が反映されている場合、画面の表示設定を画面表示設定703が反映されていない状態に変更する。この際、UI制御部502はジョブ情報700に付随する情報である画面表示設定703をRAM303やHDD305から削除するようにしても良い。
なお、本実施例では、画像処理装置104が事前に有する画面の表示設定(以降、デフォルト設定)を、一時的に画面表示設定703で上書きする例を示しているが、これに限られるものではない。例えば、ステップS605にて画像処理装置に送信されるジョブに関係する画面のみに画面表示設定703を適用した画面を表示し、無関係な画面に遷移した場合にはデフォルト設定を適用した画面を表示してもよい。ここで、無関係な画面とは、例えば、ジョブの実行状況を確認する画面や機器設定画面など、ジョブの実行および実行内容に直接関係しない画面のことを指す。
また、本実施例においては、ジョブが正常に終了(ジョブが完了)した場合にステップS607を実施する例を示しているが、これに限られるものではない。例えば、端末101のタッチパネル215または画像処理装置104の操作部305を介してジョブのキャンセル操作をユーザがから受け付けた場合に、ステップS607を実施して画面表示設定704の適用を終了してもよい。あるいは、例えば、ジョブの実行が何らかのエラーによって異常終了した場合や一定の時間操作がなかった場合に、ステップS607を実施して、画面表示設定704の適用を終了してもよい。
図8は、実施例1における画面表示処理(ステップS605)の詳細を示すフローチャートである。図8に記載の各処理は、画像処理装置104のCPU302がROM304に記憶された各制御モジュールを実現するためのプログラムをRAM303に読み出して実行することによって実現される。
ステップS801で、UI制御部502は、端末101からネットワーク制御部504およびネットワーク103を介して受信したジョブ情報700の内容を取得し、ステップS802に進む。ステップS802で、UI制御部502は、ステップS801で取得したジョブ情報700が画面表示設定703を含むかどうかを判定する。ジョブ情報700が画面表示設定703を含んでいなかった場合、ステップS803に進む。一方、ジョブ情報700が画面表示設定703を含んでいた場合、ステップS804に進む。なお、本実施例では、画面表示設定がジョブ情報700に含まれていることを前提にステップS801およびステップS802の処理を行っているが、ジョブに対応する情報として端末101から受信した画面表示設定があるか否かを判定できればよい。
ステップS803で、UI制御部502は、画像処理装置104のROM304に記憶されたデフォルト画面表示設定で画面を表示する。ステップS804で、UI制御部502は、ジョブ情報700に含まれる画面表示設定703を反映した画面を表示する。ここで、画面表示の例について図9を用いて説明する。図9(A)は、スキャナ313に原稿をセット(設置)するようユーザに促す日本語のUIである。図9(B)は、スキャナ313に原稿をセットするようユーザに促す英語のUIである。図9(C)は、スキャン処理が進行していることを示す日本語のスキャン画面である。図9(D)は、スキャン処理が進行していることを示す英語のスキャン画面である。図9において、画像処理装置104のデフォルト画面表示設定で言語のデフォルト設定が英語であるとする。端末101から受信したジョブ情報700に画面表示設定703が設定されていなかった場合、UI制御部502はステップS803で、デフォルト設定である英語で図9(B)や図9(D)を表示する。一方、端末101から受信したジョブ情報700に画面表示設定703が設定され、言語として日本語が指定されていた場合、UI制御部502はステップS804で、日本語で図9(A)や図9(C)を表示する。なお、ステップS605内で表示される画面は、図9(A)から図9(D)の画面に限定されない。また、図9(A)から図9(D)の画面およびそれらに類する画面はステップS606内でジョブに関する処理の進行に合わせて表示されてもよい。例えば、図9(C)は、ステップS606内で、図9(A)が表示されている状態でユーザが原稿を設置したのち、ジョブに関する処理(例えば、原稿のスキャンなど)が開始された後に表示されてもよい。
以上のように、本実施例によると、端末101から画像処理装置104へジョブを送信する際に画面表示設定703を付加し、画像処理装置104が受信した画面表示設定703に応じて操作部307の画面の表示を変更する。これにより、画像処理装置104の認証機能が無効である場合や画像処理装置104にログインしていない状態で操作部307に画面を表示する必要がある場合にも、ユーザにパーソナライズした画面を操作部307に表示することができる。このように画像処理装置のユーザアカウント情報による画面表示のパーソナライズが実施できない状況であっても、画像処理装置104において画面表示設定703に基づいてユーザに合わせた画面の表示を行うことで、ユーザの利便性を向上させることができる。
(実施例2)
実施例1では、端末から画像処理装置へ画面表示設定703を含むジョブ情報を送信し、画像処理装置104の操作部307の画面の表示を画面表示設定703に合わせて変更する一例を示した。実施例1に示す方法であれば、画像処理装置104に認証機能がない場合に加えて、認証機能があってもユーザアカウントがない場合でも、操作部307の画面表示をパーソナライズすることができる。しかし、画像処理装置104に認証機能があり、かつユーザアカウントが存在する場合に、ユーザアカウント情報に含まれる画面表示設定を優先して利用したいケース(またはその逆も)が考えられる。そこで、実施例2では、端末から送信するジョブ情報が、画面表示に反映する画面表示設定の優先度を含む例について説明する。本実施例では、実施例1とも差分について説明する。本実施例の実施例1との差分は、端末101から画像処理装置104に送信するジョブ情報700がジョブ情報1000なることと、画像処理装置104の画面表示処理(S605)を示すフローチャートが図8から図11および図12になることである。
実施例1では、端末から画像処理装置へ画面表示設定703を含むジョブ情報を送信し、画像処理装置104の操作部307の画面の表示を画面表示設定703に合わせて変更する一例を示した。実施例1に示す方法であれば、画像処理装置104に認証機能がない場合に加えて、認証機能があってもユーザアカウントがない場合でも、操作部307の画面表示をパーソナライズすることができる。しかし、画像処理装置104に認証機能があり、かつユーザアカウントが存在する場合に、ユーザアカウント情報に含まれる画面表示設定を優先して利用したいケース(またはその逆も)が考えられる。そこで、実施例2では、端末から送信するジョブ情報が、画面表示に反映する画面表示設定の優先度を含む例について説明する。本実施例では、実施例1とも差分について説明する。本実施例の実施例1との差分は、端末101から画像処理装置104に送信するジョブ情報700がジョブ情報1000なることと、画像処理装置104の画面表示処理(S605)を示すフローチャートが図8から図11および図12になることである。
本実施例において、パーソナライズされた画面表示を行うための設定として、ジョブ情報1000に付随する画面表示設定1004(第1の表示設定情報)と、ユーザアカウント情報1010に付随する画面表示設定1012(第2の表示設定情報)とがある。図10(A)は、実施例2におけるジョブ情報1000の一例を示す図である。ジョブ情報1000は、利用する機能1001、機能を実行するにあたって必要なジョブ設定1002、ユーザ認証情報903、および画像処理装置104の操作部307に表示する画面の画面表示設定1004を含む。利用する機能1001およびジョブ設定1002は、それぞれ実施例1の利用する機能701およびジョブ設定702と同様である。ユーザ認証情報1003には、ユーザの認証に利用するための認証情報が設定される。認証情報は、例えば、ユーザを一意に識別する情報であるユーザIDおよびユーザIDに対応するパスワードである。本実施例の画面表示設定1004には、表示言語やダークモードのON/OFF等の設定に加えて、設定優先情報1005が設定される。設定優先情報1005では、ジョブ情報1000およびユーザアカウント情報1010が共に画面表示設定(画面表示設定1004、画面表示設定1012)を保持している場合に、操作部307の画面表示に優先的に反映する画面表示設定を指定する。設定優先情報1005で指定する内容は、例えば本実施例においては画面表示設定1004または画面表示設定1012のうちのいずれか一方を指定するが、これに限定されるものではない。
ジョブ情報1000の各情報項目の値は、アプリケーション401が任意の方法およびタイミングによって取得する。例えば、アプリケーション401は、ユーザアカウントが存在している場合に、タッチパネル215を介してユーザの選択操作を受け付けてもよい。あるいは、例えば、アプリケーション401は、ステップS601の開始よりも前に、ユーザの選択操作を受け付けてROM203または記憶部209に保持させ、保持されている選択内容を設定してもよい。また、アプリケーション401がROM203または記憶部209に保持させているデフォルト設定をジョブ情報900に設定してもよい。なお、ジョブ情報900は、図9中に記載された各情報項目を必ずしも含んでいる必要はなく、また、図9中に記載のない情報項目を含んでいてもよい。なお、本実施例では、画面表示設定1004をジョブ情報900に含まれる情報として画像処理装置104に送信しているが、画面表示設定1004をジョブ情報900とは別に画像処理装置104に送信してもよい。
図10(B)は、ユーザアカウント情報1010の一例を示す図である。ユーザアカウント情報1010は、画像処理装置104および/またはクラウドサーバ105が保持するユーザに紐づく情報群である。なお、図10内に記載の情報項目は、本実施例に関係するものに限定しているが、その他の情報を含んでいてもよい。ユーザアカウント情報1010には、ユーザ情報1011および画面表示設定1012が含まれる。ユーザ情報1011は、ユーザの認証に利用するユーザID、パスワードなどの認証情報である。画面表示設定1012には、画像処理装置104の操作部307に表示する画面の表示設定が設定される。例えば、画面表示設定703には、表示する言語やダークモードのON/OFFが表示される。
図11および図12は、実施例2における画面表示処理(S605)の詳細を示すフローチャートである。図11および図12に記載の各処理は、画像処理装置104のCPU302がROM304に記憶された各制御モジュールを実現するためのプログラムをRAM303に読み出して実行することによって実現される。
ステップS1101で、UI制御部502は、端末101からネットワーク制御部504およびネットワーク103を介して受信したジョブ情報1000の内容を取得し、ステップS1102に進む。ステップS1102で、UI制御部502は、ジョブ情報1000が画面表示設定1004を含むかどうかを判定する。ジョブ情報1000が画面表示設定1004を含んでいなかった場合、ステップS1109に進む。一方、ジョブ情報1000が画面表示設定1004を含んでいた場合、ステップS1103に進む。なお、本実施例では、画面表示設定がジョブ情報1000に含まれていることを前提にステップS1101およびステップS1102の処理を行っているが、ジョブに対応する情報として端末101から受信した画面表示設定があるか否かを判定できればよい。
ステップS1103で、UI制御部502は、ジョブ情報1000がユーザ認証情報1003を含むかどうかを判定する。ジョブ情報1000がユーザ認証情報1003を含んでいなかった場合、ステップS1113に進む。一方、ジョブ情報1000がユーザ認証情報1003を含んでいた場合、ステップS1104に進む。なお、本実施例では、ユーザ認証情報がジョブ情報1000に含まれていることを前提にステップS1101およびステップS1103の処理を行っているが、ジョブに対応する情報として端末101から受信したユーザ認証情報があるか否かを判定できればよい。
ステップS1104で、UI制御部502は、ユーザ認証情報1003に対応するユーザのアカウント(例えば、ユーザアカウント情報1010のユーザ情報1011)を検索し、ステップS1105に進む。ユーザのアカウントの情報は、画像処理装置104が保持していてもよいし、画像処理装置104のユーザ情報を管理する外部装置(例えば、クラウドサーバ105)が保持していてもよい。ステップS1105で、UI制御部502は、ステップS1104での探索の結果、ユーザ認証情報1003に対応するユーザアカウントが存在するか判定する。ユーザ認証情報1003に対応するユーザアカウントが存在する場合、ステップS1106に進む。一方、ユーザ認証情報1003に対応するユーザアカウントが存在しない場合、ステップS1113に進む。
ステップS1106で、UI制御部502は、ユーザアカウント(ユーザ情報1011)に対応するユーザアカウント情報1010を取得し、ステップS1107に進む。ステップS1107で、UI制御部502は、ユーザアカウント情報1010が画面表示設定1012を含むがどうかを判定する。ユーザアカウント情報1010が画面表示設定1012を含む場合、ステップS1108に進む、一方、ユーザアカウント情報1010が画面表示設定1012を含まなかった場合、ステップS1113に進む。
ステップS1108で、ジョブ情報1000に含まれる画面表示設定1004の設定優先情報1005がジョブ情報1000を優先する設定であるか判定する。ジョブ情報1000(画面表示設定1004)を優先するように指定されていた場合、ステップS1113に進む。一方、ユーザアカウント情報1010(画面表示設定1012)を優先するように指定されていた場合、すなわちジョブ情報1000を優先するように指定されていなかった場合、ステップS1114に進む。なお、本実施例では設定優先情報1005が指定されていない場合にはジョブ情報1000(画面表示設定1004)を優先しステップS1113に進むものとするが、これに限られるものではない。
ステップS1109~ステップS1112で、UI制御部502は、ジョブ情報に対応するユーザアカウント情報および該アカウント情報に対応する画面表示設定情報の有無を判定する。ステップS1109~ステップS1112はステップS1104~ステップS1107と同様の処理であるため詳細な説明は省略する。ユーザアカウント情報が存在しない場合、すなわち、ジョブ情報に対応するユーザ認証情報1003を端末101から受信していない場合またはユーザ認証情報1003に対応するユーザアカウント情報が存在しない場合には、ステップS1115に進む。また、ジョブ情報に含まれるユーザ認証情報1003に対応するユーザアカウント情報が存在するが画面表示設定1012が設定されていない場合もステップS1115に進む。一方、ジョブ情報に含まれるユーザ認証情報1003に対応するユーザアカウント情報が存在し、かつ、該ユーザアカウント情報に画面表示設定1012が含まれている場合は、ステップS1114に進む。
ステップS1113で、UI制御部502は、ジョブ情報1000に対応する画面表示設定1004に従って画面を表示し、処理を終了する。ステップS1114で、UI制御部502は、ユーザアカウント情報1010に対応する画面表示設定1012に従って画面を表示し、処理を終了する。ステップS1115で、UI制御部502は、ROM304に記憶されたデフォルト画面設定に従って画面を表示し、処理を終了する。ステップS1113,ステップS1114の画面表示処理は画像処理装置104にユーザがログインする前の処理とする。そしてステップS1113,ステップS1114の画面表示処理を行った後、ジョブ情報に含まれるユーザ情報を用いて画像処理装置104がログイン処理を実行するように構成しても良い。
このように、本実施例では、ジョブ情報1000に紐づく画面表示設定1004およびユーザアカウント情報1010に紐づく画面表示設定1012のうち一方のみが設定されている場合は、その設定に従い画面が表示される。ジョブ情報1000に紐づく画面表示設定1004およびユーザアカウント情報1010に紐づく画面表示設定1012の両方が設定されている場合には、どちらを優先表示するかを示す設定(設定優先情報1005)に従い画面が表示される。また、ジョブ情報1000に紐づく画面表示設定1004およびユーザアカウント情報1010に紐づく画面表示設定1012の両方が設定されていない場合には、画像処理装置104のデフォルト設定に従い画面が表示される。
以上のように、本実施例によると、端末101から画像処理装置104へジョブを送信する際に設定優先情報1005を含む画面表示設定1004を付加している。これにより、ジョブ情報1000およびユーザアカウント情報1010に共に画面表示設定が存在する場合に、どちらの画面表示設定を適用するかを指定することができるため、画像処理装置104を操作するユーザの利便性が向上する。
(その他の実施例)
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
本発明は、上述の実施例の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
以上、本発明の好ましい実施例について説明したが、本発明は、これらの実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。
Claims (9)
- 情報処理装置からジョブに関する情報を受信する受信部と、
画像処理装置の画面の表示を制御する表示制御部と、を備え、
前記ジョブに関する情報として前記画面の表示設定情報を受信した場合に、前記表示制御部は、前記表示設定情報に応じた画面を表示することを特徴とする画像処理装置。 - 前記表示制御部は、ジョブに基づく処理が終了した場合に、前記ジョブに対応する前記表示設定情報に応じた画面の表示を終了させることを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
- 前記ジョブに基づく処理の終了は、前記ジョブに基づく処理の完了、前記ジョブに基づく処理のキャンセル操作の受け付け、エラーによる異常終了、一定の時間操作されなかったことのいずれかであることを特徴とする請求項2に記載の画像処理装置。
- 前記ジョブに対応する第1の表示設定情報と、前記ジョブに対応するユーザ情報に紐づく第2の表示設定情報がある場合、前記表示制御部は、前記ジョブに対応する情報に含まれるいずれの表示設定情報を優先するかを示す設定優先情報に基づいて画面の表示を制御することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記表示設定情報には、表示言語、表示フォントサイズ、表示色調、色反転の有無のうちいずれかが含まれることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 前記ジョブには、印刷に関するジョブ、スキャンに関するジョブ、ファクスに関するジョブのいずれかであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の画像処理装置。
- 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置と、前記画像処理装置にジョブを送信できるアプリケーションを有する情報処理装置を含むシステムであって、
前記情報処理装置は、
前記画像処理装置に実行させるジョブと、前記ジョブに関する前記画像処理装置の画面の表示設定を示す表示設定情報の設定を管理する設定管理部と、
前記ジョブと前記ジョブに対応する前記表示設定情報をジョブに関する情報として前記画像処理装置に送信する送信部と、を備え、
前記画像処理装置の前記受信部は、前記情報処理装置からジョブに関する情報を受信することを特徴とするシステム。 - 画像処理装置の制御方法であって、
ジョブに関する情報を受信する受信工程と、
画像処理装置の画面の表示を制御する工程と、を有し、
前記ジョブに関する情報として前記画面の表示設定情報を受信した場合、前記表示設定情報に応じた画面を表示することを特徴とする画像処理装置の制御方法。 - 請求項1乃至6のいずれか1項に記載の画像処理装置の各部としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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