JP2023050738A - 情報処理システム、情報処理装置、の制御方法、並びにプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理装置、の制御方法、並びにプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 従来技術では画像形成装置とデータ処理装置が連携して動作する場合、ユーザーの意図しないオートクリアが発生してしまうという課題がある。【解決手段】 画像形成装置とデータ処理装置が連携して動作中に、どちらかの装置でユーザー操作を行った場合に、両方の装置のオートクリアタイマーをリセットするように構成する。【選択図】 図11

Description

本発明は、装置同士が連携することでジョブを実行するデータ処理システムに関する。
近年、スマートフォンと呼ばれる高性能なモバイル端末の普及と共に、そのモバイル端末から画像形成装置を利用するアプリケーションが提供されている。例えば、スキャンした原稿を指定の宛先に送信する機能の実行においては、LAN上の画像形成装置を探索し、ユーザーが設定した送信先メールアドレスと各種スキャン設定情報(例えば、カラー、両面)を付加してジョブとして生成する。前記生成したジョブを前記探索した送信機能を有する画像形成装置に送信することで、送信に必要な画像形成装置の一連の処理をモバイル端末から実行指示できる。このとき、モバイル端末と画像形成装置のネットワーク通信は、例えば、TCP/IP、NFC、Bluetooth(登録商標)等の通信プロトコルに従って確立されるものであり、公知の技術で実現することができる。
近年、画像形成装置などの情報処理装置は操作部に対するユーザ操作が一定時間行われなかった場合に、設定されている設定値をクリアしたり、表示画面を初期画面に戻したり、ログアウトしたりする機能を備えている。このように所定時間、操作を受け付けなかった場合に装置を初期状態に戻す機能をオートクリア機能と定義する。特許文献1ではオートクリア機能が実行されるまでの時間(以降、オートクリア時間)を作動モード毎に設定することができる画像形成装置が提案されている。
特許第3517183号
情報処理装置と端末とを連携させて情報処理装置を動作させる場合、ユーザの意図しないオートクリアが発生してしまいユーザビリティが低下するという課題がある。例えば、端末から情報処理装置にジョブを送信し、端末を操作しながらジョブの実行に必要な種々の処理を進める場合を考える。ユーザは端末の操作部を操作するが、情報処理装置の操作部は操作しないため、所定時間経過すると情報処理装置でオートクリア処理が実行されてしまう。
そこで本発明では、情報処理装置と端末とを連携させる場合でも、適切にオートクリア処理を実行可能な方法を提供することを目的とする。
端末と通信可能な情報処理装置であり、操作部を有する情報処理装置であって、前記操作部に対するユーザ操作を受け付けていない時間をカウントするカウント手段と、前記カウント手段で所定時間をカウントした場合にオートクリア処理を実行する実行手段と、前記端末から所定のリクエストを受信すると、前記カウント手段によるカウントをリセットするリセット手段と、を有することを特徴とする情報処理装置。
情報処理装置と端末とを連携させる場合でも、適切にオートクリア処理を実行可能となる。
データ処理システムの構成を示す図 データ処理装置のハードウェア構成を示すブロック図 画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図 データ処理装置のソフトウェア構成を示すブロック図 画像形成装置のソフトウェア構成を示すブロック図 実施例1における画像形成装置の連携管理テーブルの例 実施例1におけるデータ処理装置の処理を示すフローチャート 実施例1におけるデータ処理装置の画面の例 実施例1におけるデータ処理装置の処理を示すフローチャート 実施例1におけるデータ処理装置の処理を示すフローチャート 実施例1における画像形成装置の処理を示すフローチャート 実施例1における画像形成装置の画面の例 実施例1における画像形成装置の処理を示すフローチャート 実施例1における画像形成装置の処理を示すフローチャート 実施例2におけるデータ処理装置の処理を示すフローチャート 実施例2における画像形成装置の処理を示すフローチャート 実施例1における画像形成装置とデータ処理装置の処理を示すシーケンス図
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。以下の説明では情報処理装置の一例として画像形成装置を用いて説明を行うがこれに限らない。
(実施例1)
図1は、本実施例に係る情報処理システムの構成を示す図である。データ処理システム100は、データ処理装置101、無線LANターミナル102、画像形成装置104で構成され、前記装置は、LAN(Local Area Network)等のネットワーク103を介して互いに接続される。ネットワーク103にはここに示す以外の装置が接続されていても良い。
データ処理装置101は、例えばスマートフォンなどのモバイル端末であり、小型端末用のオペレーティングシステムや、音声通話、位置検出、データ通信を制御するプログラムが動作する情報処理装置であっても構わない。もしくは、音声通話制御、位置検出制御、等の機能を備えないパーソナルコンピュータ(PC)であっても構わない。また、データ処理装置101は、無線LANターミナル102によりネットワーク103に接続している。
無線ターミナル102は、一般的なネットワーク・ルーター機能を有した無線LANの親機であって、家庭内や事務所などの中で無線LANを提供している。
画像形成装置104は、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能、ファクス送信機能等の各種機能を備える複合機である。しかしこれに限らず単機能しか有さない装置であっても良い。画像形成装置104は内部に無線アクセスポイントが含まれるように構成し、データ処理装置101と直接通信可能なように構成しても良い。ユーザは、画像形成装置104と通信しているデータ処理装置101上から、画像形成装置104に対しジョブ実行を指示し、画像形成装置104の各種機能を実行させることができる。なお、本実施例では、画像形成装置104はネットワーク103と有線接続する形態とするが、データ処理装置101と同様に無線LANターミナル102を利用して無線接続してもよい。
さらに、データ処理装置101及び画像形成装置104は、NFC(Near Field Communication)やBLE(Bluetooth Low Energy)等を用いた近距離無線通信が可能である。画像形成装置104は後述するNFC通信部やBLE通信部を介して画像形成装置104と無線LAN接続するための接続情報(IPアドレスやMACアドレス、SSID等)を、データ処理装置101に送信する。そして、データ処理装置101は取得した接続情報を用いて画像形成装置104と無線LAN通信を開始する。
図2は、本実施例に係るデータ処理装置101のハードウェア構成図である。データ処理装置101は、コントローラユニット201を持つ。コントローラユニット201は、NFC通信部210、BLE通信部211及び無線LAN通信部212の各種通信部やマイク・スピーカ213、ディスプレイ214及びタッチパネル215の各種UI部を制御する。
コントローラユニット201は、CPU202、ROM203、RAM204,ネットワークI/F205、音声制御部206、表示制御部207、入力制御部208及び記憶装置209で構成され、それらはシステムバス216で接続される。
CPU202は、データ処理装置101のシステム全体を制御する。ROM203は、データ処理装置101のオペレーティングシステム及び、通話、データ通信等を制御するプログラムが記憶されており、CPU202が各種プログラムを実行する。RAM204は、CPU202の主メモリ、ワークエリア等の一時記憶領域として用いられる。
記憶装置209は、不揮発性の記憶装置であり、データ処理装置101の再起動後も保持しておく必要のある各種動作モードの設定や、稼働ログ等を記録する。
ネットワークI/F205は、NFC通信部210、BLE通信部211及び無線LAN通信部212と接続され、画像形成装置104と各種無線通信でデータのやり取りを行う。
音声制御部206は、マイク・スピーカ213を介した音声データの入出力制御を行う。表示制御部207は、ディスプレイ214で表示する画面の出力制御を行う。入力制御部208は、ユーザがボタンやタッチパネル215を介して指示した情報の入力制御を行う。データ処理装置101で実行される各種アプリケーションはこれら音声制御部206、表示制御部207、入力制御部208等を利用する。
図3は、本実施例に係る画像形成装置104のハードウェア構成図である。画像形成装置104は、コントローラユニット301を持ち、コントローラユニット301は、NFC通信部310、BLE通信部311及び無線LAN通信部312の各種通信部や操作部307、スキャン機能を実行するスキャナ313及びプリント機能を実行するプリンタ314を制御する。ユーザが画像形成装置104のコピー機能を利用する場合、コントローラユニット301は、スキャナ313を制御して原稿の画像データを取得し、プリンタ314を制御して画像を用紙に印刷し出力する。また、ユーザが「スキャンして送信」機能を利用する場合、コントローラユニット301は、スキャナ313を制御して原稿の画像データを取得してコードデータに変換する。そしてネットワークI/F308を介してデータ処理装置101等へ送信する。また、ユーザがプリント機能を利用する場合、コントローラユニット301はデータ処理装置101からネットワークI/F308を介して画像データ(コードデータ)を受信する。そして、コントローラユニット301は受信した画像データをプリンタ314に送信する。プリンタ314は、受信した画像データに基づき、画像を用紙に印刷して出力する。また、画像形成装置104は、ISDN等からデータを受信してプリントするFAX受信機能や、ISDN等へスキャンしたデータを送信するFAX送信機能も有する。以上に示したような各機能を実行するために、ユーザが設定等を行った処理対象の仕事をジョブと呼び、画像形成装置104はジョブ情報に従ってジョブを実行する。例えば「スキャンして送信」ジョブであればジョブ情報に含まれるスキャン設定でスキャンを行い、ジョブ情報に含まれる宛先にスキャンして生成した画像データを送信する。
コントローラユニット301は、CPU302、RAM303、ROM304、HDD305、操作部I/F306、ネットワークI/F308及びデバイスI/F309で構成され、それらはシステムバス315で接続される。
CPU302は、画像形成装置104のシステム全体を制御する。RAM303はCPU302が動作するためのシステムワークメモリであり、画像データ等を一時記憶する。また、スキャナ313で読み取られたスキャン画像データを格納したり、データ処理装置101からネットワーク103を介して受信したプリント画像データを格納したりする。ROM304はシステムのブートプログラム、アプリケーション等が格納されている。ハードディスクドライブ(HDD)305はオペレーティングシステムやシステムソフトウェア、アプリケーションソフトウェア、画像データ、設定データなどを格納する。
操作部307は、ユーザに対して情報を表示したり、ユーザからの操作を受け付ける。たとえばタッチパネルディスプレイのような操作パネルやハードキー等が含まれる。
操作部I/F306は操作部307に表示する情報を操作部307に対して出力する。また、操作部I/F306は操作部307からユーザが入力した情報を受け付ける。ネットワークI/F308はNFC通信部310、BLE通信部311及び無線LAN通信部312と接続され、データ処理装置101やクラウドサーバー105と各種通信で情報のやり取りを行う。無線LAN通信部312は、ネットワーク103を介してデータ処理装置101と無線LAN通信を行う。また、NFC通信部310、BLE通信部311は、データ処理装置101と近距離無線通信を行う。画像形成装置104は、ネットワークI/F308を介して、データ処理装置101からジョブの設定情報や画像データ、ジョブ実行コマンド等を受信し、ジョブを実行する。デバイスI/F309は、画像データの読み取りや印刷を実行するスキャナ313やプリンタ314とコントローラユニット301を接続し、画像データの入出力を行う。
図4は、本実施例に係るデータ処理装置101のソフトウェア構成を示すブロック図である。CPU202がROM203や記憶装置209に記憶されている制御プログラムを読み出すことで実現されるソフトウェアの機能ブロック図である。
アプリケーション401は、データ処理装置101にインストールされたアプリケーションであり画像形成装置104を動作させるためのアプリケーションである。画像形成装置104と通信し、画像形成装置104から種々のリクエストを送信したり、種々のレスポンスを受信することで画像形成装置104と連携する。例えばアプリケーション401上で設定を行ってプリントジョブ情報やスキャンジョブ情報を生成し、当該ジョブ情報を画像形成装置104に送信することができる。データ処理装置101には、このアプリケーション401の他に様々なアプリケーションがインストールされているが、説明は省略する。以下にアプリケーション401の構成を示す。
ユーザインタフェース(UI)制御部402は、ユーザーがタッチパネル215で入力したジョブの設定情報や画像形成装置104の接続情報を受け付け、MFP制御部403に送信する。また、UI制御部402は、MFP制御部403からの応答を受信し、表示制御部207を介して、ディスプレイ214に出力する。さらにUI制御部402は、ユーザインタフェース制御の一環としてオートクリア機能を制御する。オートクリアとはデータ処理装置101が所定時間ユーザから操作を受け付けなった場合に、表示画面で設定されていた設定値を全てクリアしたり、予め設定されていた初期画面を表示する処理である。ここで初期画面とはユーザが予め設定可能であり、機能画面やオートクリア発生時にユーザがデータ処理装置101にログインしていた場合は、自動でログアウト処理を行う。以降オートクリアが発生するまでの残り時間を計測するためのカウントダウンタイマーをオートクリアタイマーと称す。オートクリアタイマーはユーザから操作を受け付けない時間をカウントする。
MFP制御部403は、画像形成装置104との通信を確立したり、画像形成装置104に対してリクエストを送ったりレスポンスを受け取ったりする。UI制御部402が受け付けたジョブ設定からジョブ実行指示情報を生成し、ネットワーク103を介して画像形成装置104に対するジョブ実行要求を送信する。また、MFP制御部403は、ジョブ実行状況を、ネットワーク103を介して画像形成装置104から取得し、UI制御部402に送信する。
図5は、本実施例に係る画像形成装置104のソフトウェア構成を示すブロック図である。システムソフトウェア501は、画像形成装置104のCPU302が実行するソフトウェアであり、RAM303に格納されている。
ユーザインタフェース(UI)制御部502は、ユーザーが操作部307で入力した情報を受け付け、画面の制御などを行う。またUI制御部502は、ユーザインタフェース制御の一環としてオートクリア機能を制御する。オートクリア発生時にユーザがデータ処理装置101にログインしていた場合は、自動でログアウト処理を行う。
連携制御部503は、データ処理装置101と画像形成装置104との連携についての制御を実施する。具体的には、データ処理装置101から受信したリクエストに基づいて画像形成装置104の制御を実施したり、リクエストに対するレスポンスをデータ処理装置101に送信したりする。また、データ処理装置101と画像形成装置104が連携しているときの画像形成装置104の状態(以降、連携状態)を管理する。
連携管理テーブル504は、連携制御部503がデータ処理装置101と画像形成装置104との連携についての制御を実施するのに必要な情報を管理するテーブルである。
ジョブ制御部505は、ジョブ設定に応じて、スキャン処理部511、コピー処理部512、プリント処理部513及びファクス処理部514の各処理部を制御し、各種ジョブを実行する。
図12は本実施例における画像形成装置104が表示する画面の一例である。
図12(a)は、本実施例に係る画像形成装置104の認証画面を示す図である。ログイン画面1201は、ユーザ認証を受け付けるための画面であり、ローカルログインするユーザのユーザ名の入力するユーザ名入力フィールド1202、パスワードを入力するパスワード入力フィールド1203が含まれる。ここでローカルログインとは、ユーザが画像形成装置104の操作パネルにおける操作を占有するためのログインであり、ユーザがローカルログインしている間は他のユーザはローカルログインできず操作パネルを操作することができない。ログインボタン1204が押下されると、1202、1203で入力されたユーザ名とパスワードを使用しローカルログイン処理の実行を開始する。以降「ログイン」は特に断わりが無い限りローカルログインを指すものとする。
図12(b)は、画像形成装置104のホーム画面を示す図であり、例えばログイン画面601での認証が成功し、ユーザが画像形成装置104にログインすると表示される画面である。
ホーム画面1210は画像形成装置104が有する機能を一覧表示する画面であり、ユーザが利用したい機能を選択する画面である。コピーボタン1211は、コピー機能を実行するためのボタンであり、押下されるとコピーの設定画面(不図示)に遷移する。状況確認ボタン1212を押下されると、状況確認画面(不図示)に遷移し、ユーザはジョブの実行状況と履歴を参照できる。ログアウトボタン1213には、ローカルログイン中のユーザ名を表示し、押下されるとログイン中のユーザをログアウトさせログイン画面1201に遷移する。「スキャンして送信」ボタン1214はスキャンした画像を設定された宛先に送信する機能を実行するためのボタンである。「スキャンして送信」ボタン1214が押下されると「スキャンして送信」設定画面1220に遷移する。
図12(c)は、画像形成装置104の「スキャンして送信」機能の画面を示す図である。「スキャンして送信」設定画面1220はスキャン、画像の送信先を設定する画面である。宛先欄1221には設定済の画像送信先が表示される。宛先の指定ボタン1222は画像の送信先を設定するためのボタンであり、押下されると宛先一覧が表示される。スキャン設定領域1223はスキャンの設定を行うための領域であり、各ボタンが押下されることで各設定を行うことができる。スタートボタン1224は、「スキャンして送信」設定画面1220で設定された内容で処理を実行するボタンであり、押下されるとスキャンを実行し設定された送信先にスキャンして生成した画像を送信する。スタートボタン1224が押下されると画像形成装置104は処理実行中画面(不図示)を表示し、処理の実行状況を表示する。処理が終了すると「スキャンして送信」設定画面1220が表示される、もしくはホーム画面1210に遷移するものとする。ストップボタン1225は、実行中の処理を中断するためのボタンである。
図12(d)はユーザに原稿のセットを促す原稿設置画面である。データ処理装置101から「スキャンして送信」ジョブを受信した際に画像形成装置104のスキャナに原稿がセットされていない場合に原稿セット画面1231が表示される。キャンセルボタン1232が押下されるとジョブをキャンセルし、原稿がセットされるまたは、セット完了ボタン1233が押下されると処理が進む。
図12(e)はデータ処理装置101で入力するPINコードを表示するPINコード画面である。画像形成装置104がデータ処理装置101から「スキャンして送信」ジョブを受信した際に表示される画面である。データ処理装置101のユーザが画像形成装置104の前にいることを保証するために、PINコード画面1240に表示されたPINコードをデータ処理装置101上で入力させる。メッセージエリア1210は、ステップS1121で生成したPINコードと、PINコードの入力を促すためのメッセージを表示するための領域である。キャンセルボタン1241は、連携状態を解除するためのボタンである。データ処理装置101上で入力されたPINコードが正しければ画像形成装置104は「スキャンして送信」ジョブを実行する。
図12(b)~(e)の画面表示中に操作部307が所定時間ユーザから操作を受け付けずオートクリア処理が実行されると、設定された値がクリアされ予め設定された初期画面(例えばホーム画面1210)が表示される。またオートクリア処理時にユーザが画像形成装置104にログインしている場合はユーザをログアウトさせログイン画面1201を表示するようにする。
図8にデータ処理装置101のアプリケーション401が画像形成装置にジョブの実行指示処理を行う場合に表示する画面の一例を示す。
「スキャンして送信」のジョブ設定画面の例を図8(a)に示す。ジョブ設定画面811はアプリケーション401のメニュー画面851から「スキャンして送信」ボタン852が選択されると表示される。ジョブ設定画面811では、画像形成装置104で原稿をスキャンして生成した画像をメール送信するための設定が可能である。タイトル812は、タイトルを表示し、設定をキャンセルして前の画面に戻るボタンを配置する。メールアドレス設定エリア813は、設定済の送信先が表示され、エリアが押下されると送信先のメールアドレスを入力するためのソフトキーボードが表示される。アドレス帳起動ボタン814を押下するとデータ処理装置101のアドレス帳を起動し、送信先のメールアドレスを選択可能となる。またメールアドレスは、複数設定可能である。開くボタン815を押下すると、CC、BCC、件名、本文、ファイル名を設定可能な画面表示に切り替わり、各項目の入力が可能になる。スキャン設定エリア816は、カラー設定や解像度など画像形成装置104がスキャンする時のスキャン設定を行うためのボタン配置されている。各ボタンを押下することで各設定を変更することができる。ジョブ実行ボタン817は、設定された設定値でジョブ情報を構成し、画像形成装置に送信するためのボタンである。
図8(b)は原稿設置画面を示し、画像形成装置104に「スキャンして送信」ジョブ情報を送信した際に画像形成装置104に原稿がセットされていない場合に表示される画面である。メッセージエリア821は原稿設置を促すメッセージを表示するための領域である。キャンセルボタン822は、連携状態を解除するためのボタンである。セット完了ボタン823は、ユーザが画像形成装置104のスキャナ313に原稿を設置しても、画像形成装置104(スキャナ313)が原稿を検知しない場合に、画像形成装置104に原稿を設置した旨を通知するためのボタンである。
図8(c)はPINコード入力画面を示す。画像形成装置104に「スキャンして送信」ジョブ情報を送信した後、画像形成装置104に表示されるPINコード画面1240に含まれるPINコードを入力するための画面である。PINコード入力フィールド831は、PINコードを入力するための入力フィールドである。キャンセルボタン832は、連携状態を解除するためのボタンである。OKボタン833は、PINコード入力フィールド831に入力されたPINコードを画像形成装置104に送信するためのボタンである。PINコードの代わりに、画像形成装置104でQRコード(登録商標)を表示し、データ処理装置101が備えるカメラ216でQRコードを読み取ることで認証情報を送信するようにしても構わない。
図8(d)に終了通知画面を示す。PINコード入力画面で入力したPINコードが認証され、画像形成装置104でジョブ実行が開始されると表示される画面である。表示メッセージエリア841は、ステップS708で受け取った連携状態に応じたメッセージを表示するための領域である。図8(d)のメッセージエリア841には連携状態が「ジョブ実行」だった場合の例が記載されている。OKボタン842は、終了通知画面を閉じるためのボタンである。終了通知画面を閉じるとアプリケーション401のメニュー画面に遷移する。
図8(e)にアプリケーション401のメニュー画面を示す。メニュー画面851はアプリケーション401が起動されると表示される初期画面で、ユーザはメニュー画面から所望の機能を選択する。「スキャンして送信」ボタン852が押下されるとジョブ設定画面811が表示される。
またデータ処理装置101が図8(a)~(d)を表示している時に、ユーザから所定時間操作を受け付けなかった場合、オートクリア処理が実行され初期画面(例えばメニュー画面図8(e))が表示される。
このようにアプリケーション401上で「スキャンして送信」ジョブの設定を行って、ジョブ情報を画像形成装置104に送信すると、原稿セットやPINコード入力を行うことで画像形成装置104でジョブが実行される。
このようにデータ処理装置101を操作して画像形成装置104に処理を実行させる場合、従来のように画像形成装置104の操作部307が所定時間ユーザから操作を受け付けずオートクリア処理を実行すると問題がある。例えばデータ処理装置101においてユーザが図8(b)原稿セット画面や図8(c)PINコード入力画面を操作しているにも関わらず、画像形成装置104が自装置の操作部307が操作を受け付けていないと判断してオートクリアタイマーをカウントし続けオートクリア処理を行うと、画像形成装置104において原稿セット画面や図12(e)PINコード画面が非表示となり初期画面等が表示されてしまう。そうするとユーザは、例えば入力すべきPINコードがわからず処理を進めることができない。そこで本実施例では、データ処理装置101で受け付けた操作であっても画像形成装置104はオートクリアタイマーをリセットするようにする。
図17は本実施例における画像形成装置104とデータ処理装置101とのやり取りを示すシーケンス図である。
データ処理装置101のアプリケーション401上でユーザからジョブの設定を受け付け、ジョブ情報を画像形成装置104に送信する指示を受け付けると、S1701でデータ処理装置101は自装置のオートクリアタイマーをリセットし、S1702でジョブ実行リクエストがデータ処理装置101から画像形成装置104に送信される。つまり画像形成装置104でジョブを実行させるためのジョブ情報が画像形成装置104に送信される。オートクリアタイマーは、時間の経過とともに残り時間が減っていき、残り時間が0になるとオートクリアが発生する。オートクリアタイマーをリセットすると、オートクリアが発生するまでの残り時間がオートクリア時間に再設定される。例えば、オートクリア時間が120秒に設定されていた場合、オートクリアタイマーをリセットすると、残り時間は120秒に再設定される。
ジョブ実行リクエストを受信した画像形成装置104はS1703で自装置のオートクリアタイマーをリセットする。そして画像形成装置104に原稿が設置されている場合S1704で連携状態を「PINコード要求」に変更し、S1705でレスポンスをデータ処理装置101に送信する。連携状態については後述する。
データ処理装置101はS1706で連携状態取得リクエストを画像形成装置104に送信し、S1707で画像形成装置104はレスポンスを返す。S1708でデータ処理装置101は受信したレスポンス情報から連携状態が変化した否かを判断し、連携状態が変化している場合はS1709でオートクリアタイマーをリセットし、変化した連携状態に応じた表示を行う。なおS1706とS1707のリクエストとレスポンス処理はジョブ情報が送信されてから随時行われているものとする。
S1710以降の処理は以上で説明したステップと非同期で行われるものとする。
データ処理装置101のアプリケーション401上でユーザから原稿セット完了ボタン823の押下を受け付けると、データ処理装置101はS1710で自装置のオートクリアタイマーをリセットし、S1711で画像形成装置104に原稿セットリクエストを送信する。
原稿セットリクエストを受信した画像形成装置104はS1712で自装置のオートクリアタイマーをリセットする。そしてS1713で連携状態を「PINコード要求」に変更し、S1714で原稿セットレスポンスをデータ処理装置101に送信する。
データ処理装置101のアプリケーション401上でユーザからPINコード入力を受け付けると、データ処理装置101はS1715で自装置のオートクリアタイマーをリセットし、S1716で画像形成装置104にPIN解除リクエストを送信する。
PIN解除リクエストを受信した画像形成装置104はS1717で自装置のオートクリアタイマーをリセットする。そしてS1718で連携状態を「ジョブ実行」に変更し、S1719でPIN解除レスポンスをデータ処理装置101に送信するとともにS1720で受信したジョブ情報に基づいてジョブを実行する。
図6に本実施例の連携管理テーブル504の例を示す。連携管理テーブル504は、リクエスト管理テーブル600とイベント管理テーブル650の二つのテーブルを有する。
図6(a)に画像形成装置104がデータ処理装置101から受信するリクエストを管理するリクエスト管理テーブル600の例を示す。1行がひとつのリクエストに関する情報を定義している。
リクエスト種類601列は、画像形成装置104が受信するリクエストの種類を表す。「ジョブ実行リクエスト」は画像形成装置104に対してジョブの実行を指示するためのリクエストである。「通信状態取得リクエスト」は画像形成装置104から状態情報を取得するためのリクエストである。「原稿セットリクエスト」は、原稿設置したことを通知するためのリクエストである。「PIN解除リクエスト」は、入力されたPINコードで認証を要求するためのリクエストである。「キャンセルリクエスト」はジョブの実行をキャンセルするためのリクエストである。
受付可能連携状態602列は、リクエスト種類601列のリクエストを受信したときに、当該リクエストを受け付けられる連携状態を定義している。例えば、「ジョブ実行リクエスト」は連携状態が「(未連携)」の場合のみ受付可能であることが示されている。連携状態が「(未連携)」とは、例えばデータ処理装置101と画像形成装置104とが通信を行っているがデータ処理装置101から画像形成装置104にジョブ情報が送信されていない状態を指し、連携状態「(連携中)」データ処理装置101から画像形成装置104にジョブ情報が送信され、お互いに連携可能な状態を示す。このように連携状態は、データ処理装置101と画像形成装置104間で情報をやり取して処理を進める中での段階、ステータスを示す。また「連携状態取得リクエスト」はデータ処理装置101から画像形成装置104にジョブが送信され連携状態が「(連携中)」の場合のみ受付可能である。
ユーザー操作リクエスト603列は、リクエスト種類601列のリクエストが、ユーザー操作に起因するリクエストであるか否かを定義している。ユーザー操作リクエスト603列が「YES」の行は、ユーザー操作が起因のリクエストである。ユーザー操作リクエスト603列が「NO」の行は、ユーザー操作とは関係なく送信されるリクエストである。例えば「ジョブ実行リクエスト」はユーザーがデータ処理装置101上でジョブを送信するためのボタンを押下すると送信されるリクエストのためユーザー操作リクエストは「YES」となる。「連携状態取得リクエスト」はユーザーがデータ処理装置101を操作することで送信されるリクエストでないためユーザー操作リクエストは「NO」となる。
図6(b)に連携状態が変更するイベント情報を管理するイベント管理テーブル650の例を示す。1行がひとつの連携状態と、当該連携状態の際に処理するイベント情報と、当該イベント情報が発生して変更された後の連携状態に関する情報を定義している。連携状態651列は、1つの連携状態を表す。発生イベント652列は、画像形成装置104が連携状態651列の状態のときに処理すべきイベントを定義しており、発生イベント652列に定義していないイベントが発生した場合は連携状態は変更されない。
変更後連携状態653列は、発生イベント652列で定義したイベントが発生した後の連携状態を定義している。622行を例に説明する。連携状態が「原稿設置待ち」のときに、「スキャナ:原稿あり」イベントか「UI:原稿セットボタン押下」イベントのどちらかが発生した場合、連携状態は「PINコード要求」に遷移する。
図7と図8を用いて本実施例のデータ処理装置101が実行するジョブの実行指示の処理を説明する。図7はジョブ実行指示の処理を説明するフローチャートであり、データ処理装置101のCPU202がROM203又は記憶装置209に記憶された各制御モジュールを実現するためのプログラムをRAM204に読み出し、実行することにより実現される。
ステップS701で、UI制御部402は、ユーザからのアプリケーション401の画面操作によりジョブ実行を行う画像形成装置104に接続するための情報(IPアドレスなど)を受け付ける。なお画像形成装置104に接続するための情報は、ユーザからの入力ではなく、NFC等の近距離無線通信を用いて取得するようにしても良い。また無線LAN通信部212を使ってネットワーク103に接続している画像形成装置を探索するようにしてもよい。以降のステップではステップS701で受け付けた情報を用いて画像形成装置104と通信するものとする。
ステップS702で、UI制御部402は、ユーザからのジョブ設定画面811に対する操作によりジョブの設定とジョブ情報の送信指示を受け付ける。具体的にはジョブ設定画面811でスキャンや送信先の設定を受け付け、ジョブ実行ボタン817の押下を受け付ける。
ステップS703で、UI制御部402は、データ処理装置101のオートクリアタイマーをリセットする。
ステップS704で、MFP制御部403はステップS702で受け付けた操作に基づいて構成したジョブ情報を含んだジョブ実行リクエストを画像形成装置104へ送信する。
ステップS705で、MFP制御部403はステップS704の応答として画像形成装置104からジョブ実行レスポンスを受け取る。ステップS706で、MFP制御部403は、ジョブ実行レスポンスの内容を判定する。MFP制御部403は、ジョブ実行レスポンスの内容が成功を示すものだった場合はステップS707へ処理を進め、そうでなければステップS750へ処理を進める。
ステップS707で、MFP制御部403は連携状態を取得するための連携状態取得リクエストを画像形成装置104へ送信する。ステップS708で、MFP制御部403はステップS707の応答として画像形成装置104から連携状態取得レスポンスを受け取る。連携状態取得レスポンスには、画像形成装置104の連携状態およびその他の情報が含まれている。
ステップS709で、MFP制御部403はステップS708で受け取った連携状態が直前の連携状態から変化したか否かを判別する。UI制御部402は連携状態が変化していたらステップS710へ処理を進め、そうでなければステップS707へ処理を進める。
ステップS710で、UI制御部402は、連携状態が変化したことを受けて、データ処理装置101のオートクリアタイマーをリセットする。なお、本フローチャートでは連携状態取得レスポンスを受け取ったときにオートクリアタイマーをリセットするか否かの判定手段の一例として、連携状態の変化を用いたが別の判定手段を用いてもよい。例えば、連携状態取得レスポンスに含まれる連携状態の種類によって判定してもよいし、連携状態取得レスポンスに含まれる別の情報(画像形成装置104でユーザー操作が発生したかどうかの情報など)を用いて判定してもよい。
ステップS711で、MFP制御部403は、ステップS708で受け取った連携状態が「原稿設置待ち」であればステップS712へ処理を進め、「PINコード要求」であればステップS720へ処理を進め、「ジョブ実行」または「キャンセル」であればステップS730へ処理を進める。
ステップS712で、UI制御部402は、原稿設置画面(図8(b))をディスプレイ214に表示し、その後、ステップS707へ処理を進める。原稿設置画面は、画像形成装置104のスキャナ313に原稿を設置するようユーザーに促すためのメッセージを表示する画面である。原稿設置画面においてユーザー操作が行われた場合の処理は図9(a)のフローチャートで後述する。
ステップS720で、UI制御部402は、PINコード入力画面(図8(c))をディスプレイ214に表示し、その後、ステップS707へ処理を進める。PINコード入力画面は、画像形成装置104の操作部307に表示されているPINコードを入力するための画面である。PINコード入力画面においてユーザー操作が行われた場合の処理は図9(b)のフローチャートで後述する。
ステップS730で、UI制御部402は終了通知画面(図8(d))をディスプレイ214に表示してフローチャートを終了する。終了通知画面は、画像形成装置104との連携状態が終了したときに終了状態をユーザーに通知するための画面である。
ステップS750で、UI制御部402はジョブの実行指示がエラーになった旨をディスプレイ214に表示してフローチャートを終了する。
以上のフローチャートの処理により、データ処理装置101と画像形成装置104が連携している際に、データ処理装置101の操作部が所定時間ユーザから操作を受け付けなくともデータ処理装置101においてオートクリア処理が実行されることを防ぐことができる。
図9を用いてアプリケーション401においてユーザー操作が行われた場合の処理を説明する。図9はデータ処理装置101で行われる処理を説明するフローチャートであり、データ処理装置101のCPU202がROM203又は記憶装置209に記憶された各制御モジュールを実現するためのプログラムをRAM204に読み出し、実行することにより実現される。図9のフローチャートは、図7のフローチャートとは非同期に処理される。
図9(a)は、ステップS712によって表示した原稿設置画面(図8(b))においてユーザー操作が行われた場合の処理を説明するフローチャートである。
ステップS901で、UI制御部402は、原稿設置画面におけるユーザー操作を受けつけ次のステップへ進む。
ステップS902で、UI制御部402は、データ処理装置101のオートクリアタイマーをリセットする。ステップS903で、UI制御部402は、ステップS901で検知したユーザー操作を判別する。UI制御部402は、ユーザー操作がセット完了ボタン823の押下だった場合はステップS904へ処理を進め、キャンセルボタン822の押下だった場合はステップS910へ処理を進める。
ステップS904で、MFP制御部403は、原稿を設置した旨を通知するための原稿セットリクエストを画像形成装置104へ送信する。ステップS905で、MFP制御部403はステップS904の応答として画像形成装置104から原稿セットレスポンスを受け取り、フローチャートを終了する。
ステップS910で、MFP制御部403は、連携状態を解除するためのキャンセルリクエストを画像形成装置104へ送信する。ステップS911で、MFP制御部403はステップS910の応答として画像形成装置104からキャンセルレスポンスを受け取り、フローチャートを終了する。
図9(b)は、ステップS720によって表示したPINコード入力画面(図8(c))においてユーザー操作が行われた場合の処理を説明するフローチャートである。
ステップS920で、UI制御部402は、PINコード入力画面におけるユーザー操作を受けつけ、次のステップへ進む。
ステップS921で、UI制御部402は、データ処理装置101のオートクリアタイマーをリセットする。ステップS922で、UI制御部402は、ステップS920で受け付けたユーザー操作を判別する。UI制御部402は、ユーザー操作がPINコードの入力だった場合はステップS920へ処理を進め、OKボタン833の押下だった場合はステップS923へ処理を進め、キャンセルボタン832の押下だった場合はステップS930へ処理を進める。
ステップS923で、MFP制御部403は、PINコードの解除を行うためのPIN解除リクエストを画像形成装置104へ送信する。PIN解除リクエストには、ユーザーが入力フィールド831に入力したPINコードが含まれている。ステップS924で、MFP制御部403はステップS923の応答として画像形成装置104からPIN解除レスポンスを受け取る。PIN解除レスポンスには、PINコードの解除に成功したか否かの情報が含まれている。ステップS925で、MFP制御部403はPINコードの解除に成功していたらフローチャートを終了し、PINコードの解除に失敗していたらステップS926へ処理を進める。ステップS926で、UI制御部402は、PINコードの解除に失敗した旨とPINコードの再入力を促すメッセージをメッセージエリア831に表示してフローチャートを終了する。
ステップS930で、MFP制御部403は、連携状態を解除するためのキャンセルリクエストを画像形成装置104へ送信する。ステップS931で、MFP制御部403はステップS930の応答として画像形成装置104からキャンセルレスポンスを受け取り、フローチャートを終了する。
図10を用いてデータ処理装置101におけるオートクリア制御の処理を説明する。図10はデータ処理装置101で行われる処理を説明するフローチャートであり、データ処理装置101のCPU202がROM203又は記憶装置209に記憶された各制御モジュールを実現するためのプログラムをRAM204に読み出し、実行することにより実現される。なお、図10のフローチャートは、図7および図9のフローチャートとは非同期に処理される。
なお、本実施例ではデータ処理装置101でオートクリアが発生した場合、アプリケーション401のメニュー画面を表示するように構成した場合の例を説明する。しかしこれに限らずデータ処理装置101のホーム画面を表示するようにしてもよいし、データ処理装置101がモバイル端末の場合には端末をロックするよう構成にしてもよい。
ステップS1001で、UI制御部402は、アプリケーション401が呼び出されて、ディスプレイ214に表示されたことを検知する。ステップS1002で、UI制御部402は、オートクリアタイマーのカウントダウンを開始する。以降、オートクリアタイマーは時間経過とともに残時間を減少させていく。
ステップS1003で、UI制御部402は、オートクリアタイマーの残時間の監視を行い、残時間が0になったことを検知したらステップS1004へ処理を進め、残時間が残っていれば残時間の監視を続ける。
ステップS1004で、UI制御部402は、データ処理装置101のメニュー画面851を表示してフローチャートを終了する。
以上のフローチャートの処理によって、所定の条件を満たした状態で所定時間が経過するとオートクリア処理が実行される。ここではカウントダウンを行う例を示したが、カウントアップして所定のカウントになった場合にオートクリアを発生させるようにしても良い。
図11と図12を用いて本実施例の画像形成装置104が実行するデータ処理装置101との連携処理を説明する。図11は画像形成装置104における連携処理を説明するフローチャートであり、画像形成装置104のCPU302がROM304又はHDD305に記憶された各制御モジュールを実現するためのプログラムをRAM303に読み出し、実行することにより実現される。
ステップS1101で、連携制御部503は、データ処理装置101から送信された各種リクエストを、ネットワーク103を介して受信する。これは例えばステップS704やステップS707で送信される情報である。
ステップS1102で、連携制御部503は、リクエスト管理テーブル600からステップS1101で受け取ったリクエストに対応する情報(受付可能連携状態602列やユーザー操作リクエスト603列に定義されている情報)を取得する。
ステップS1103で、連携制御部503は、画像形成装置104における現在の連携状態を取得する。ステップS1104で、連携制御部503は、ステップS1101で受け取ったリクエストは現在の連携状態で受付可能なリクエストか否かを判定する。具体的には、現在の連携状態がステップS1102で取得した受付可能連携状態602列の値を満たしているか否かで判定を行う。連携制御部503は、受付可能なリクエストであればステップS1105へ処理を進め、そうでなければステップS1180へ処理を進める。
ステップS1105で、連携制御部503は、ステップS1101で受け取ったリクエストがユーザー操作によるリクエストか否かを判定する。具体的にはステップS1102で取得したユーザー操作リクエスト603列の値が「YES」か「NO」によって判定を行う。ユーザー操作によるリクエストか否かの判定をユーザー操作リクエスト603列の値を用いて行うのは一例であり、他の方法を用いて判定してもよい。例えば、データ処理装置101が送信するリクエストにユーザー操作によるリクエストか否かを示す情報を含めて、その情報を用いて判定するようにしてもよい。連携制御部503は、ユーザー操作によるリクエストであればステップS1106へ処理を進め、そうでなければステップS1107へ処理を進める。
ステップS1106で、UI制御部502は、画像形成装置104のオートクリアタイマーをリセットする。
ステップS1107で、連携制御部503は、ステップS1101で受け取ったリクエストの種類に応じた処理の振り分けを行う。連携制御部503は、リクエストが「ジョブ実行リクエスト」であればステップS1108へ処理を進める。連携制御部503は、リクエストが「原稿セットリクエスト」であればステップS1120へ処理を進める。連携制御部503は、リクエストが「キャンセルリクエスト」であればステップS1130へ処理を進める。連携制御部503は、リクエストが「PIN解除リクエスト」であればステップS1140へ処理を進める。連携制御部503は、リクエストが「連携状態取得リクエスト」であればステップS1170へ処理を進める。
ステップS1108で、連携制御部503は、ステップS1101で受信したジョブ実行リクエストに含まれるジョブ情報をRAM303に保存する。連携制御部503は、保存したジョブ情報を連携状態が解除するまで保持しておく。ステップS1109で、連携制御部503は画像形成装置104のスキャナ313の原稿検知状態を判定する。連携制御部503は、スキャナ313の原稿検知状態が、原稿が設置されていることを検知している状態ならステップS1120へ処理を進め、そうでなければステップS1110へ処理を進める。
ステップS1110で、連携制御部503は連携状態を「原稿設置待ち」状態にする。ステップS1111で、UI制御部502は原稿設置画面(図12(d))を画像形成装置104の操作部307に表示し、その後、ステップS1150へ処理を進める。原稿設置画面は、スキャナ313に原稿を設置するようユーザーに促すためのメッセージを表示する画面である。原稿設置画面においてユーザー操作が行われた場合の処理は図13のフローチャートで後述する。
ステップS1120で、連携制御部503は連携状態を「PINコード要求」状態にする。ステップS1121で、連携制御部503は、PINコードを生成する。PINコードはどのような手段で生成しても構わないが、本実施例では一例としてランダムに生成した4桁の数字をPINコードとする手段を用いる。ステップS1122で、UI制御部502はPINコード画面(図12(e))を画像形成装置104の操作部307に表示し、その後、ステップS1150へ処理を進める。PINコード画面は、ステップS1121で生成したPINコードをユーザーに提示するための画面である。PINコード画面においてユーザー操作が行われた場合の処理は図13のフローチャートで後述する。
ステップS1130で、連携制御部503は連携状態を「キャンセル」状態にする。ステップS1131で、連携制御部503は連携状態を解除するためのタイマーを設定し、その後、ステップS1150へ処理を進める。連携制御部503は、タイマーに設定した時間が経過すると連携状態とステップS1108で保存したジョブ設定を削除し、画像形成装置104は未連携の状態となる。
ステップS1140で、連携制御部503は、ステップS1101で受信したPIN解除リクエストに含まれるPINコードと、ステップS1121で生成したPINコードが一致するか否かを判定する。連携制御部503は、PINコードが一致していたらステップS1141へ処理を進め、そうでなければステップS1160へ処理を進める。
ステップS1141で、連携制御部503は連携状態を「ジョブ実行」状態にする。ステップS1142で、連携制御部503はジョブ制御部505に依頼して、ステップS1108で保存したジョブ設定を用いてジョブの実行を開始する。その後、ステップS1150へ処理を進める。
ステップS1150で、連携制御部503は、ステップS1101で受信したリクエストに対するレスポンスをデータ処理装置101に送信してフローチャートを終了する。レスポンスにはリクエストが正しく受け付けられた旨の情報が含まれている。例えば、ステップS1101で受信したリクエストがPIN解除リクエストだった場合、PIN解除レスポンスにはPINコードの解除に成功した旨の情報が含まれている。
ステップS1160で、連携制御部503は、ステップS1101で受信したPIN解除リクエストに対して、PINコード不一致により解除に失敗した旨の情報を含んだPIN解除レスポンスをデータ処理装置101に送信してフローチャートを終了する。
ステップS1170で、連携制御部503は、ステップS1101で受信した連携状態取得リクエストに対して、現在の連携状態の情報を含んだ連携状態取得レスポンスをデータ処理装置101に送信してフローチャートを終了する。
ステップS1180で、連携制御部503は、ステップS1101で受信したリクエストに対して、リクエストが受け付けられなかった旨の情報を含んだエラーレスポンスをデータ処理装置101に送信してフローチャートを終了する。
以上の処理により、画像形成装置104は操作部307が操作を受け付けなくてもデータ処理装置101からリクエストを受け付けるとオートクリアタイマーをリセットすることができる。よって、PINコード画面(図12(e))等が非表示とならず、ユーザは処理を進めることができる。またデータ処理装置101から受け付けたリクエストの中でもデータ処理装置101での操作に基づくリクエストの場合のみオートクリアタイマーをリセットするので、不必要にオートクリアタイマーをリセットすることは無い。例えば連携状態取得リクエストは、データ処理装置101をユーザが操作しなくても随時送信されるリクエストであるため、このリクエストを受信した画像形成装置104はオートクリアタイマーをリセットしない。またデータ処理装置101でPINコードを1文字入力するたびに画像形成装置104のオートクリアタイマーをリセットするように構成しても良い。
図13を用いて画像形成装置104においてユーザー操作が行われた場合の処理を説明する。図13は画像形成装置104における処理を説明するフローチャートであり、画像形成装置104のCPU302がROM304又はHDD305に記憶された各制御モジュールを実現するためのプログラムをRAM303に読み出し、実行することにより実現される。なお、図13のフローチャートは図11のフローチャートとは非同期に処理される。
ステップS1301で、連携制御部503は、画像形成装置104で発生したイベントを検知する。例えば、ユーザーがスキャナ313に原稿を設置すると「スキャナ:原稿あり」イベントが発生する。また、ユーザーがスキャナ313から原稿を除去すると「スキャナ:原稿なし」イベントが発生する。また、ユーザーが図12(d)のセット完了ボタン1233を押下すると「UI:原稿セットボタン押下」イベントが発生する。また、ユーザーのキャンセルボタン1232またはキャンセルボタン1241を押下すると「UI:キャンセルボタン押下」イベントが発生する。
ステップS1302で、連携制御部503は、イベント管理テーブル650から現在の連携状態に対応する情報(発生イベント652列や変更後連携状態653列に定義されている情報)を取得する。
ステップS1303で、連携制御部503は、ステップS1301で検知したイベントが現在の連携状態において処理すべきイベントか否かを判定する。具体的には、ステップS1301で検知したイベントが、ステップS1302で取得した発生イベント652列に含まれるか否かを判定する。連携制御部503は、処理すべきイベントだった場合はステップS1304へ処理を進め、そうでなければフローチャートを終了する。
ステップS1304で、連携制御部503は、画像形成装置104のオートクリアタイマーをリセットする。
ステップS1305で、連携制御部503は、ステップS1302で取得した変更後連携状態653列に応じて処理を分岐させる。連携制御部503は、変更後連携状態が「原稿設置待ち」の場合は、ステップS1306へ処理を進める。連携制御部503は、変更後連携状態が「PINコード要求」の場合は、ステップS1310へ処理を進める。連携制御部503は、変更後連携状態が「キャンセル」の場合は、ステップS1320へ処理を進める。
ステップS1306で、連携制御部503は連携状態を「原稿設置待ち」状態にする。ステップS1307で、UI制御部502は原稿設置画面を画像形成装置104の操作部307に表示してフローチャートを終了する。
ステップS1310で、連携制御部503は連携状態を「PINコード要求」状態にする。ステップS1311で、連携制御部503は、PINコードを生成する。ステップS1312で、UI制御部502はPINコード画面を画像形成装置104の操作部307に表示してフローチャートを終了する。
ステップS1320で、連携制御部503は連携状態を「キャンセル」状態にする。ステップS1321で、連携制御部503は連携状態を解除するためのタイマーを設定してフローチャートを終了する。連携制御部503は、タイマーに設定した時間が経過すると連携状態とステップS1108で保存したジョブ設定を削除し、画像形成装置104は未連携の状態となる。
図14を用いて画像形成装置104におけるオートクリア制御の処理を説明する。図14は画像形成装置104における処理を説明するフローチャートであり、画像形成装置104のCPU302がROM304又はHDD305に記憶された各制御モジュールを実現するためのプログラムをRAM303に読み出し、実行することにより実現される。なお、図14のフローチャートは、図11および図13のフローチャートとは非同期に処理される。
なお、本実施例では画像形成装置104でオートクリアが発生した場合、画像形成装置104の初期画面を表示するように構成した場合の例を説明する。初期画面はユーザーが設定することが可能であり、ホーム画面(図12(b))を設定してもよいし、特定のアプリケーション画面を指定してもよい。オートクリアが発生した場合の動作は一例であり、別の例としては画像形成装置104が認証機能を有している場合は画像形成装置104からログアウトするよう構成にしてもよい。
ステップS1401で、UI制御部502は、画像形成装置104がスリープ状態から復帰したことを検知する。スリープ状態とは、画像形成装置104が一定時間使用されていない場合に、限られた部品にのみ通電して消費電力を抑えるための状態である。ユーザーが画像形成装置104を操作するとスリープ状態から復帰して、画像形成装置104が使用可能な状態になる。スリープ状態になる時間はオートクリア時間よりも長くてもよいし、同時でもよいが、本実施例ではオートクリア時間よりも長いものとして説明を行う。
ステップS1402で、UI制御部502は、スリープ状態からの復帰を受けて、画像形成装置104の操作部307に初期画面を表示する。ステップS1403で、UI制御部502は、オートクリアタイマーのカウントダウンを開始する。以降、オートクリアタイマーは時間経過とともに残時間を減少させていく。
ステップS1404で、UI制御部502は、オートクリアタイマーの残時間の監視を行い、残時間が0になったことを検知したらステップS1405へ処理を進め、残時間が残っていれば残時間の監視を続ける。
ステップS1405で、連携制御部503は、現在、データ処理装置101と連携状態であるか否かを判別する。連携制御部503は、連携状態であればステップS1406へ処理を進め、そうでなければステップS1407へ処理を進める。
ステップS1406で、連携制御部503は、連携状態とステップS1108で保存したジョブ設定を削除し、データ処理装置101との連携を解除する。
ステップS1407で、UI制御部502は、画像形成装置104の操作部307に初期画面を表示してフローチャートを終了する。
以上、本実施例において説明した手順により、データ処理装置101と画像形成装置104が連携して動作しているときに、どちらかの装置でユーザー操作を行った場合、両方の装置のオートクリアタイマーがリセットされる。それにより、データ処理装置101と画像形成装置104が連携して動作している間、オートクリア機能が適切に動作するようになるため、ユーザビリティが向上する。
(実施例2)
実施例1では、データ処理装置101と画像形成装置104のどちらかの装置でオートクリアが発生した場合、もう一方の装置では当該装置のオートクリア時間に従ってオートクリアを発生させていた。実施例2では、どちらかの装置でオートクリアが発生した場合、もう一方の装置でもオートクリアが発生するように構成した実施例を説明する。実施例2の基本構成は実施例1と同じであるため、差分のみを説明する。
図15で、第2の実施形態におけるデータ処理装置101が実行するオートクリア制御の処理を説明する。図15は図10を変形したフローチャートである。図10との差分のみ説明する。
ステップS1501で、MFP制御部403は、画像形成装置104と連携中であるか否かを判別する。判別はどのような手段を用いてもよいが、例えばステップS807で受信した連携状態取得レスポンスを保持しておき、その連携状態を用いて判別してもよい。あるいは、現在ディスプレイ214に表示している画面が連携中の画面であるか否かで判別してもよい。MFP制御部403は、連携中であればステップS1502へ処理を進め、そうでなければステップS1004へ処理を進める。
ステップS1502で、MFP制御部403は、オートクリアが発生した旨を伝えるための通知を画像形成装置104に送信する。
ステップS1511で、MFP制御部403は、画像形成装置104からオートクリアが発生した旨の通知を受け取ったか否かを判定する。MFP制御部403は、通知を受け取っていればステップS1512へ処理を進め、通知を受け取っていなければステップS1003へ処理を進める。
ステップS1512で、MFP制御部403は、ステップS1511で受け取った通知が連携中の画像形成装置104からの通知であるか否かを判定する。MFP制御部403は、通知元が連携中の画像形成装置104であればステップS1004へ処理を進め、そうでなければステップS1003へ処理を進める。
図16で、第2の実施形態における画像形成装置104が実行するオートクリア制御の処理を説明する。図16は図14を変形したフローチャートである。図14との差分のみ説明する。
ステップS1601で、連携制御部503は、オートクリアが発生した旨を伝えるための通知をデータ処理装置101に送信する。
ステップS1611で、連携制御部503は、データ処理装置101からオートクリアが発生した旨の通知を受け取ったか否かを判定する。連携制御部503は、通知を受け取っていればステップS1612へ処理を進め、通知を受け取っていなければステップS1404へ処理を進める。
ステップS1612で、連携制御部503は、ステップS1611で受け取った通知が連携中のデータ処理装置101からの通知であるか否かを判定する。連携制御部503は、通知元が連携中のデータ処理装置101であればステップS1407へ処理を進め、そうでなければステップS1404へ処理を進める。
以上の説明の通り、実施例2によれば、どちらかの装置でオートクリアが発生した場合、もう一方の装置にオートクリアの通知を行うことで、連携中の両方の装置でオートクリアを発生させることができるため、ユーザビリティが向上する。
(その他の実施例)
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。この場合、そのコンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。

Claims (13)

  1. 端末と通信可能な情報処理装置であり、操作部を有する情報処理装置であって、
    前記操作部に対するユーザ操作を受け付けていない時間をカウントするカウント手段と、
    前記カウント手段で所定時間をカウントした場合にオートクリア処理を実行する実行手段と、
    前記端末から所定のリクエストを受信すると、前記カウント手段によるカウントをリセットするリセット手段と、
    を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記所定のリクエストは前記端末の操作部でユーザ操作を受け付けたことに基づいて、前記端末から送信されるリクエストである請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記情報処理装置の機能を実行するためのジョブ情報を前記端末から受信手段を更に有し、前記所定のリクエストは前記ジョブ情報に基づくジョブの実行に必要な処理のリクエストである請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記オートクリア処理は初期画面を表示する処理を含むことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記オートクリア処理は表示された画面で設定された設定値をクリアする処理を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記オートクリア処理は前記情報処理装置にログインしているユーザをログアウトさせる処理を含むことを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記情報処理装置はプリント機能、スキャン機能、コピー機能の少なくともいずれかを備えた画像形成装置であることを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記実行手段は、さらに前記端末においてオートクリア処理が実行されると、前記情報処理装置においてオートクリア処理を実行することを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 前記リセット手段は、前記端末から前記情報処理装置の機能を実行するためのジョブ情報を受信すると動作するようになることを特徴とする請求項1から8のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 端末と通信可能な情報処理装置であり操作部を有する情報処理装置であって、
    所定の条件を満たした状態で所定時間をカウントするとオートクリア処理を実行する実行手段を有し、
    前記所定の条件には前記操作部に対するユーザ操作を受け付けていない条件と前記端末から所定のリクエストを受信していない条件が含まれることを特徴とする情報処理装置。
  11. 第一の操作部を有する端末と第二の操作部を有する情報処理装置からなる情報処理システムであって、
    前記第一の操作部または前記第二の操作部に対するユーザ操作を受け付けていない時間をカウントするカウント手段と、
    前記カウント手段で所定時間をカウントした場合にオートクリア処理を実行する実行手段と、
    所定のリクエストを受信すると、前記カウント手段によるカウントをリセットするリセット手段と、
    を有することを特徴とする情報処理システム。
  12. 端末と通信可能な情報処理装置であり、操作部を有する情報処理装置が実行する制御方法であって、
    前記操作部に対するユーザ操作を受け付けていない時間をカウントするカウント工程と、
    前記カウント手段で所定時間をカウントした場合にオートクリア処理を実行する実行工程と、
    前記端末から所定のリクエストを受信すると、前記カウント手段によるカウントをリセットするリセット工程と、
    を有することを特徴とする制御方法。
  13. 請求項1から10のいずれか一項に記載の各手段としてコンピュータを機能させるためのプログラム。
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