JP2023156634A - 積層シート及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】空気を逃がすことができる積層シートを提供する。【解決手段】積層シート14は、連続気泡構造の発泡体層16と、粘着層18とを有している。積層シート14は、発泡体層16を挟んで粘着層18と反対側に、表皮層20を有していてもよい。積層シート14は、粘着層18を貫通して、発泡体層16まで到達する穿孔部26を備えている。穿孔部26は、表皮層20を貫通しないように形成される。積層シート14において、穿孔部26の底が、発泡体層16の厚み方向途中位置にあるように形成するとよい。【選択図】図2
Description
この発明は、積層シート及び積層シートの製造方法に関するものである。
例えば、ピラーガーニッシュやインストルメントパネルなどの車両内装部材がある。このような車両内装部材は、表皮材を、基材の表側に貼り付けて、装飾性を向上している。表皮材と基材とを貼り付ける際に、接着剤を塗布したり、両面テープを貼り付けたりすると、作業性が悪いことから、表皮材に粘着層を予め設けておくことが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
粘着層の通気性が乏しいと、表皮材を基材に貼り付ける際に、表皮材と基材との間に空気溜りが生じることがある。そこで、特許文献1には、表皮材に塗布したアクリル系粘着剤を乾燥炉で乾燥して、アクリル系粘着剤に含まれる希釈剤を加熱発泡させることで、粘着剤層に通気孔を形成する方法が提案されている。
特許文献1の方法では、通気孔を粘着剤層にしか形成することができず、基材と表皮材との間から空気を十分に逃がすことができない。
本発明は、従来の技術に係る前記問題に鑑み、これらを好適に解決するべく提案されたものであって、空気を逃がすことができる積層シートおよび積層シートの製造方法を提供することを目的とする。
本発明に係る積層シートの一態様は、
連続気泡構造の発泡体層と、粘着層と、を有する積層シートであって、
前記粘着層を貫通して前記発泡体層まで到達する穿孔部を備えることを要旨とする。
連続気泡構造の発泡体層と、粘着層と、を有する積層シートであって、
前記粘着層を貫通して前記発泡体層まで到達する穿孔部を備えることを要旨とする。
本発明に係る積層シートの一態様は、
連続気泡構造の発泡体層と、粘着層と、を有する積層シートであって、
前記粘着層を貫通して前記発泡体層まで到達する穿孔部を備え、
前記穿孔部の底が、前記発泡体層の厚み方向途中位置にあることを要旨とする。
連続気泡構造の発泡体層と、粘着層と、を有する積層シートであって、
前記粘着層を貫通して前記発泡体層まで到達する穿孔部を備え、
前記穿孔部の底が、前記発泡体層の厚み方向途中位置にあることを要旨とする。
本発明に係る積層シートの製造方法の一態様は、
連続気泡構造の発泡体層及び粘着層を有する積層シート材料を、積層シートの外形に合わせて打ち抜き加工すると共に、前記粘着層を貫通して前記発泡体層まで到達する穿孔部を形成することを要旨とする。
連続気泡構造の発泡体層及び粘着層を有する積層シート材料を、積層シートの外形に合わせて打ち抜き加工すると共に、前記粘着層を貫通して前記発泡体層まで到達する穿孔部を形成することを要旨とする。
本発明に係る積層シートの一態様は、
表皮層、連続気泡構造の発泡体層及び粘着層を有する積層シートであって、
前記粘着層を貫通して前記発泡体層に到達し、かつ前記表皮層を貫通しない穿孔部を備えることを要旨とする。
表皮層、連続気泡構造の発泡体層及び粘着層を有する積層シートであって、
前記粘着層を貫通して前記発泡体層に到達し、かつ前記表皮層を貫通しない穿孔部を備えることを要旨とする。
本発明に係る積層シートの一態様は、
表皮層、連続気泡構造の発泡体層、粘着層及び剥離層を有する積層シートであって、
前記粘着層及び前記剥離層を貫通して前記発泡体層に到達し、かつ前記表皮層を貫通しない穿孔部を備えることを要旨とする。
表皮層、連続気泡構造の発泡体層、粘着層及び剥離層を有する積層シートであって、
前記粘着層及び前記剥離層を貫通して前記発泡体層に到達し、かつ前記表皮層を貫通しない穿孔部を備えることを要旨とする。
本発明に係る積層シートの一態様によれば、穿孔部および発泡体層を介して、空気を逃がすことができる。
本発明に係る積層シートの製造方法の一態様によれば、穿孔部および発泡体層を介して、空気を逃がすことができる積層シートが得られる。
本発明に係る積層シートの製造方法の一態様によれば、穿孔部および発泡体層を介して、空気を逃がすことができる積層シートが得られる。
次に、本発明に係る積層シートにつき、好適な実施例を挙げて、添付図面を参照して以下に説明する。なお、実施例において、積層シートとして、ピラーガーニッシュ10の表皮材を例示する。また、積層シートにおいて、固定対象物(実施例では基材)に取り付く側を裏側とし、その反対側を表側という。
図1及び図2に示すように、車両内装部材の1種であるピラーガーニッシュ10は、基材12と、基材12の表側に重ねて貼り付けられた表皮材としての積層シート14とを有している。基材12は、ピラーガーニッシュ10の意匠形状に合わせて三次元的に曲がった形状である。また、基材12は、例えば樹脂射出成形品などからなる硬質な部材である。ピラーガーニッシュ10において、ピラーガーニッシュ10に加わる荷重を基材12で受けている。積層シート14は、ピラーガーニッシュ10の表側(意匠面)を構成している。積層シート14は、基材12の表面形状に沿わせて、基材12に取り付けられている。積層シート14は、可撓性を有していることが好ましい。
図2に示すように、積層シート14は、積層シート14の厚み方向に重なる複数の層で構成されている。積層シート14は、発泡体層16と、粘着層18とを有している。また、実施例の積層シート14は、表皮層20を有している。
発泡体層16は、連続気泡構造の樹脂発泡体で構成されている。発泡体層16は、通気性を有している。樹脂発泡体としては、ポリウレタン系フォームや、ポリオレフィン系フォームなどを用いることができる。発泡体層16は、積層シート14の厚み方向に圧縮変形可能なクッション性及び弾力性を有するものが好ましく、所謂軟質発泡体であるとよい。このような弾力性を有する発泡体層16であると、積層シート14にソフトな風合いを与えることができる。
粘着層18は、積層シート14を固定対象物(基材12)に取り付けるための層である。図2に示すように、粘着層18は、発泡体層16の裏側に配置されている。粘着層18は、後述する穿孔部26が設けられていない箇所において、通気性がない、又は通気性が発泡体層16よりも低くなっている。粘着層18は、接着剤や両面テープなどで構成されている。接着剤としては、例えば、エポキシ系、アクリル系、ウレタン系又はゴム系などを用いることができ、熱処理により接着するホットメルトなどであってもよい。
図2に示すように、表皮層20は、発泡体層16の表側に配置されて、積層シート14の表面(意匠面)を構成している。表皮層20は、発泡体層16を挟んで粘着層18と反対側に配置されている。表皮層20は、例えば、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー(TPO)やポリウレタン系熱可塑性エラストマー(TPU)やゴム(例えばEPDM)や塩化ビニル(PVC)などの樹脂シート、又はファブリックなどを、単独又は組み合わせて用いることができる。表皮層20は、例えば、フレームラミネートや接着などにより、発泡体層16に取り付けられている。表皮層20は、通気性があっても、通気性がなくても、通気性が低くても、何れであってもよい。一般的な樹脂シートからなる表皮層20であると、通気性がない、又は通気性が発泡体層16よりも低くなっている。また、フレームラミネートによって形成される溶融や接着剤などの存在によって、発泡体層16側からの通気が阻まれることもある。表皮層20は、柔軟性を有していることが好ましい。このような柔軟性を有する表皮層20であると、積層シート14にソフトな風合いを与えることができる。
図2に示すように、積層シート14は、実施例のように機能層22を有していてもよい。例えば、液状の接着剤を塗布して粘着層18を構成する場合、機能層22を発泡体層16の裏側に重ねて設けておくことで、機能層22の存在によって接着剤が発泡体層16に含浸することを防止できる。このような機能層22としては、メッシュシートなどを用いることができる。なお、機能層22は、発泡体層16と粘着層18との間に限らず、要求される機能に応じた材料で、適宜の位置に配置すればよい。また、機能層22を省略してもよく、例えば粘着層18として両面テープを用いる場合、発泡体層16への接着剤の含浸を防止する機能層22は不要になる。
図6(a)に示すように、積層シート14は、剥離層24を有していてもよい。剥離層24は、粘着層18の裏側に重ねて配置されている。実施例の剥離層24は、粘着層18を保護するための離型シートであり、積層シート14を基材12に取り付ける際に除去される。剥離層24は、例えばシリコーン樹脂などの剥離剤が付与された紙や樹脂フィルムなどを用いることができる。
図2に示すように、積層シート14は、粘着層18を貫通して発泡体層16まで到達する穿孔部26を有している。実施例のように積層シート14が機能層22を有している場合、穿孔部26が、粘着層18及び機能層22を貫通して、発泡体層16に至る。また、図5及び図6に示すように、積層シート14が剥離層24を有している場合、穿孔部26が、剥離層24、粘着層18及び機能層22を貫通して、発泡体層16に至る。
図2に示すように、穿孔部26は、積層シート14全体を厚さ方向に貫通しないように形成される。すなわち、積層シート14が表皮層20を有している場合、穿孔部26が表皮層20を貫通しないように形成される。また、穿孔部26は、発泡体層16に到達していればよい。図2に示すように、穿孔部26の底を、発泡体層16の厚み方向途中位置に配置するとよい。この場合、穿孔部26が、発泡体層16の厚み方向半分以上の深さに達するように形成することがより好ましい。
なお、穿孔部26の底を、発泡体層16の裏面に臨む位置としてもよく(図8(a)参照)、穿孔部26が発泡体層16を貫通して、穿孔部26の底を、表皮層20の裏面に臨む位置(図8(b)参照)あるいは表皮層20の厚み方向途中位置(図8(c)参照)としてもよい。
穿孔部26の開口形状は、円(図3参照)であっても、四角形などの多角形状などであってもよく、切れ込み(図4参照)であってもよく、スリットであってもよく、これらの組み合わせであってもよい。切れ込みによる穿孔部26としては、図4に示すように、直線状や、直線を十字に組み合わせた形状などが例示される。
穿孔部26の開口寸法は、特に限定するものではないが、例えば1mm~1.5mmとすることができる。このようにすることで、空気を円滑に逃がすことができると共に、穿孔部26の形成による強度の低下などの悪影響を避けることができる。また、穿孔部26は、開口側から底まで直線的に形成しても、開口側と比べて底側を狭く形成しても、何れであってもよい。穿孔部26の開口寸法は、穿孔部26を形成するための後述する穿孔体38の形状や大きさによって適宜変更可能である。
穿孔部26は、積層シート14全体に互いに間隔をあけて配置したり、基材12の凹凸に対応する箇所などの空気溜りが生じ易い箇所だけに設けたりするなど、積層シート14の適宜箇所に配置すればよい。隣り合う穿孔部26の間隔は、特に限定するものではないが、例えば5mm以上にするとよい。
次に積層シート14の製造方法について説明する。まず、積層シート14の元になる積層シート材料28を用意する。図5(a)に示すように、実施例の積層シート材料28は、表から裏へ向けて、表皮層20、発泡体層16、機能層22、粘着層18及び剥離層24の順に重なる積層構造である。積層シート材料28を、加工装置30の加工台32にセットする(図5(a)参照)。このとき、加工装置30において、加工台32に対して進退移動するトムソン型34に対して、積層シート材料28の剥離層24を向ける。
図5に示すように、トムソン型34は、積層シート14の外形に合わせた形状の打ち抜き刃36を備えている。また、トムソン型34は、打ち抜き刃36よりも加工台32へ向けた突出量が少ない穿孔体38を備えている。トムソン型34において、穿孔体38は、打ち抜き刃36の内側に配置されている。また、トムソン型34における打ち抜き刃36の内側には、ポリウレタンフォームなどからなる弾性体40が配置されている。弾性体40は、打ち抜き刃36及び穿孔体38よりも加工台32に向けた突出量が大きく設定されている。
図5(b)に示すように、トムソン型34を加工台32へ向けて相対的に移動し、打ち抜き刃36によって積層シート14の外形に合わせて積層シート材料28を打ち抜く。このとき、積層シート材料28における積層シート14となる部分に、穿孔体38によって穿孔部26が形成される。このとき、弾性体40は、積層シート材料28に押し付けられて弾性変形している。打ち抜き刃36が、積層シート材料28の厚み方向全体を切断するのに対して、穿孔体38が、積層シート材料28に対して、粘着層18を貫通して発泡体層16まで到達するように差し込まれる。実施例であれば、穿孔体38が、剥離層24、粘着層18及び機能層22を貫通して、発泡体層16に至っている。このように、積層シート材料28を剥離層24側からトムソン型34で打ち抜き加工及び穿孔加工を行う。剥離層24により粘着層18が保護されているので、積層シート14の打ち抜き及び穿孔加工時に、トムソン型34や弾性体40に積層シート14及び積層シート材料28が貼り付くことを防止できる。
図5(b)に示すように、穿孔体38は、積層シート材料28全体を厚さ方向に貫通しないように差し込まれる。すなわち、積層シート材料28が表皮層20を有している場合、穿孔体38が表皮層20を貫通しないように差し込まれる。このとき、穿孔体38の先端が、発泡体層16の厚み方向途中位置まで達するとよい。この場合、穿孔体38が、発泡体層16の厚み方向半分以上の深さに達するように差し込むことがより好ましい。
図5(c)に示すように、トムソン型34を加工台32に対して相対的に離れるように退避し、打ち抜き刃36及び穿孔体38を積層シート材料28(積層シート14)から引き抜く。このとき、弾性変形していた弾性体40が、元の形状へ復元することで、積層シート14を穿孔体38から押し出すことから、積層シート14がトムソン型34に追従することを防止できる。そして、穿孔部26が形成された積層シート14が得られる(図6(a)参照)。
積層シート14を基材12に取り付ける場合、積層シート14から剥離層24を取り外し、粘着層18を露出させる(図6(b)参照)。基材12と積層シート14とを相対的に近づけて、粘着層18を基材12に貼り付ける(図6(c)参照)。これにより、基材12と基材12に取り付けられた積層シート14とからなるピラーガーニッシュ10が得られる(図6(d)参照)。
図7に示すように、積層シート14を基材12に取り付ける際に、基材12と積層シート14との間に空気溜りが生じることがある。ここで、積層シート14には、粘着層18を貫通して発泡体層16まで到達する穿孔部26があるので、空気溜りの空気を、穿孔部26を通して連続気泡構造の発泡体層16に逃がすことができる。仮に、粘着層18の通気性がない又は通気性が低い場合であっても、穿孔部26が粘着層18を貫通しているので、粘着層18と基材12との間から、通気性を有する発泡体層16へ空気を逃がすことができる。このように前述した積層シート14によれば、基材12と組み合わせる際に、空気溜りの発生自体を抑えることができると共に、発生した空気溜りを解消することができる。しかも、穿孔部26が積層シート14の表側に現れないので、積層シート14の見栄えをよくすることができる。
穿孔部26の底が、発泡体層16の厚み方向途中位置にあることで、空気を発泡体層16に逃がし易くすることができる。また、穿孔部26の底が、発泡体層16の厚み方向途中位置にあるように加工を行うと、粘着層18を貫通する穿孔部26を簡単に形成できる。特に、圧縮変形する発泡体層16があっても、粘着層18を貫通する穿孔部26を簡単に形成できる。
前述した製造方法によれば、積層シート材料28から積層シート14を打ち抜き加工すると共に、穿孔部26を形成するので、穿孔部26の形成による工数の増加を抑えることができる。
得られたピラーガーニッシュ10は、空気溜りによる膨れやシワの発生などを防止できることから、表面品質を向上できる。また、得られたピラーガーニッシュ10は、空気溜り解消のための針穴が意匠面側に残留することが無くなるので、表面品質を向上できる。
(変更例)
前述した事項に限らず、例えば以下のようにしてもよい。なお、本発明は、実施例および以下の変更例の具体的な記載のみに限定されるものではない。
(1)積層シートは、実施例の層構造に限らず、例えば、機能層、表皮層及び剥離層の全部又は一部を省略してもよい。
(2)実施例で挙げたピラーガーニッシュに限らず、インストルメントパネル、ドアトリム、コンソールボックスなどの車両内装部材に、本開示の積層シートを適用することができる。
(3)積層シートを車両内装部材に適用する例を説明したが、これに限らず、住宅用などの建材や、その他のものに、本開示の積層シートを適用することができる。
前述した事項に限らず、例えば以下のようにしてもよい。なお、本発明は、実施例および以下の変更例の具体的な記載のみに限定されるものではない。
(1)積層シートは、実施例の層構造に限らず、例えば、機能層、表皮層及び剥離層の全部又は一部を省略してもよい。
(2)実施例で挙げたピラーガーニッシュに限らず、インストルメントパネル、ドアトリム、コンソールボックスなどの車両内装部材に、本開示の積層シートを適用することができる。
(3)積層シートを車両内装部材に適用する例を説明したが、これに限らず、住宅用などの建材や、その他のものに、本開示の積層シートを適用することができる。
本開示には、以下の積層シートの製造方法が記載されている。
発泡体層と、粘着層と、前記発泡体層を挟んで前記粘着層の反対側に配置された非通気の表皮層と、前記粘着層を挟んで前記発泡体層の反対側に配置された剥離層(例えば離型シートなど)と、を積層した積層シート材料とし、
積層シートの外形に合わせた打ち抜き刃を備えたトムソン型に、前記打ち抜き刃より突出量の少ない穿孔体を設け、
前記積層シート材料を前記剥離層側から前記トムソン型で打ち抜き加工する、積層シートの製造方法。
上記製造方法によれば、剥離層により粘着層が保護されているので、積層シートの打ち抜き及び穿孔加工時に、トムソン型に積層シート材料及び積層シートが貼り付くことを防止でき、穿孔部を有する積層シートを簡単に得ることができる。
発泡体層と、粘着層と、前記発泡体層を挟んで前記粘着層の反対側に配置された非通気の表皮層と、前記粘着層を挟んで前記発泡体層の反対側に配置された剥離層(例えば離型シートなど)と、を積層した積層シート材料とし、
積層シートの外形に合わせた打ち抜き刃を備えたトムソン型に、前記打ち抜き刃より突出量の少ない穿孔体を設け、
前記積層シート材料を前記剥離層側から前記トムソン型で打ち抜き加工する、積層シートの製造方法。
上記製造方法によれば、剥離層により粘着層が保護されているので、積層シートの打ち抜き及び穿孔加工時に、トムソン型に積層シート材料及び積層シートが貼り付くことを防止でき、穿孔部を有する積層シートを簡単に得ることができる。
14 積層シート,16 発泡体層,18 粘着層,20 表皮層,26 穿孔部
Claims (5)
- 連続気泡構造の発泡体層と、粘着層と、を有する積層シートであって、
前記粘着層を貫通して前記発泡体層まで到達する穿孔部を備える
ことを特徴とする積層シート。 - 前記穿孔部の底が、前記発泡体層の厚み方向途中位置にある請求項1記載の積層シート。
- 請求項1又は2記載の積層シートの製造方法であって、
連続気泡構造の発泡体層及び粘着層を有する積層シート材料を、積層シートの外形に合わせて打ち抜き加工すると共に、前記粘着層を貫通して前記発泡体層まで到達する穿孔部を形成する
ことを特徴とする積層シートの製造方法。 - 表皮層、連続気泡構造の発泡体層及び粘着層を有する積層シートであって、
前記粘着層を貫通して前記発泡体層に到達し、かつ前記表皮層を貫通しない穿孔部を備える
ことを特徴とする積層シート。 - 表皮層、連続気泡構造の発泡体層、粘着層及び剥離層を有する積層シートであって、
前記粘着層及び前記剥離層を貫通して前記発泡体層に到達し、かつ前記表皮層を貫通しない穿孔部を備える
ことを特徴とする積層シート。
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JP2022066116A JP2023156634A (ja) | 2022-04-13 | 2022-04-13 | 積層シート及びその製造方法 |
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JP2022066116A JP2023156634A (ja) | 2022-04-13 | 2022-04-13 | 積層シート及びその製造方法 |
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2022
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