JP2023154133A - 化粧用金属皿の異物除去装置 - Google Patents

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浩史 佐藤
Hiroshi Sato
みどり 五十嵐
Midori Igarashi
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Takeuchi Industry Co Ltd.
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【課題】 化粧品を充填収納する金属製の収納皿では、その内部に異物があってはその異物が化粧品と混ざり合ってしまうことから充填前の金属製収納皿は異物除去のため厳重な洗浄やエアー掛けを繰り返し行わねばならないという課題があった。【解決手段】 枠状の架台に緩やかな傾斜面として設置された金属網とこの金属網を外部より直接振動させることのできる振動付加装置とによって構成した移送部と、金属材をプレスによる絞り加工及び切断加工することによって薄皿状に形成された化粧品を収納する収納皿の収納面を下向きとし移送部の上方より下方に金属網の振動によって移送することにより収納皿の内面および切断加工面の異物を除去する。【選択図】図1

Description

本発明は化粧用コンパクトなどに使用され、化粧品を収納する金属製の収納皿に付着した異物を除去する異物除去装置に関するものである。
従来から化粧品は肌に直接塗るものであるので、化粧品の内部に異物が混入することはけして許されないものであり厳重な品質の管理が求められてるが、なかでも化粧品を充填収納する金属製の収納皿では、その内部に異物があってはその異物が化粧品と混ざり合ってしまうことから充填前の金属製の収納皿は異物除去のため厳重な洗浄やエアー掛けが繰り返し行われていた。
しかしながら金属製の収納皿はプレスの絞り加工によって成形されるためその成形時に若干ではあるが油や異物が付着してしまうことが避けられず、他の材質の収納皿よりも多くの、より厳重な洗浄やエアー掛けが必要となり、その分だけ多くの工程がかかることで製品のコストアップとなってしまうという欠点があった。
このようなことの対策として特開2005-199136があるが、特開2005-199136は医薬品、食品、砕石などの各種粉体又は粒体を振動により分級する振動篩であり、篩に目詰まりなどを生じさせることなく原料の分級を効率よく行うことができるものなので、化粧品を収納する金属製の収納皿に付着した異物を除去する異物除去装置ではない。
特開2005-199136
解決しようとする課題は化粧品を充填収納する金属製の収納皿に残ってしまう恐れのある異物を効率よく除去できる除去装置を提供することである。
本発明は枠状の架台に緩やかな傾斜面として設置された金属網とこの金属網を外部より直接振動させることのできる振動付加装置とによって構成した移送部と、金属材をプレスによる絞り加工及び切断加工することによって薄皿状に形成された化粧品を収納する収納皿の収納面を下向きとし移送部の上方より下方に金属網の振動によって移送することにより収納皿の内面および切断加工面の異物を除去することを主要な特徴としている。
本発明は化粧品を充填収納する金属製の収納皿に残ってしまう恐れのある異物を効率よく除去できるという効果がある。
実施例を示す断面説明図である。 実施例を示す斜視図である
本発明は枠状の架台に緩やかな傾斜面として設置された金属網とこの金属網を外部より直接振動させることのできる振動付加装置とによって構成した移送部と、金属材をプレスによる絞り加工及び切断加工することによって薄皿状に形成された化粧品を収納する収納皿の収納面を下向きとし移送部の上方より下方に金属網の振動によって移送することにより収納皿の内面および切断加工面の異物を除去することで実施している。
以下、図面に示す実施例により、本考案を詳細に説明する。
第1図および第2図に示す実施例において、1は化粧品を収納する収納皿で、この収納皿1は金属の薄板をプレスの絞り加工で化粧品を収納する収納室2が形成された薄皿状に成形し、金属薄板から切り離されたのち収納室2の口元をトリミングなどの切断加工によって切断面のバリの除去がされたもので収納室2の内部にファンデーションなどの化粧品が充填されたのち化粧用コンパクトに収納されるものである。
3はステンレス、アルミなどの金属の線材を編んだ金属網で、この金属網3は収納皿1が網の目から落下することはないが収納皿1から除去された異物が網の目に詰まることが無く下方に落下できるような線径、メッシュ数で構成され、枠状をした架台4に水平角度3度から10度程度の緩やかな傾斜面となるように架台4に固定された移送部7を構成している。
5は架台4に固定された振動発生装置で、この振動発生装置5は電気式振動装置でその振動部6は金属網3に接触状態に配置され振動発生装置5に通電させることによって運転状態となり金属網3全体を振動させることができるように構成されている。なお、この振動発生装置5は図の説明では一個として描いてあるが、複数個にしても差し支えなくそれによってより効果的となる。
このように構成された異物除去装置8は収納皿1の収納室2を下側に向けたいわゆる下向きとして金属網3の傾斜面の上方に置き、振動発生装置5を運転状態とすることによって金属網3の全体が振動しその振動が収納皿1に伝わり、収納皿1の全体が振動することにより収納室2の内部及び口元のカット面の周囲に残った異物を効率よく除去することができるように作用している。
さらに金属網3の傾斜面の上方の移送部7に置かれた収納皿1は金属網3の振動と自重によって移送部7の下方へゆっくりと移送されてゆくので、金属網3の上方には常に新しい収納皿1を置くことができることによって連続した作業が可能となる。
本発明は以上説明したように構成されているので化粧品の収納皿に限らず食器などの収納皿にも利用できる。
1 収納皿
2 収納室
3 金属網
4 架台
5 振動発生装置
6 振動部
7 移送部
8 異物除去装置

Claims (1)

  1. 枠状の架台に穏やかな傾斜面として設置された金属網とこの金属網を外部より直接振動させることのできる振動発生装置とによって構成した移送部と、金属材をプレスによる絞り加工及び切断加工することによって薄皿状に形成された化粧品を収納する収納皿の収納面を下向きとし移送部の上方より下方に金属網の振動によって移送することにより収納皿の内面および切断加工面の異物を除去する異物除去装置。
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