JPH06127504A - 粉体の充填方法及び装置 - Google Patents

粉体の充填方法及び装置

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JPH06127504A
JPH06127504A JP27905292A JP27905292A JPH06127504A JP H06127504 A JPH06127504 A JP H06127504A JP 27905292 A JP27905292 A JP 27905292A JP 27905292 A JP27905292 A JP 27905292A JP H06127504 A JPH06127504 A JP H06127504A
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Yoshihisa Nagasawa
好久 長沢
Noboru Takahashi
昇 高橋
Tatsuhiko Suzuki
辰彦 鈴木
Tatsuya Hasegawa
達也 長谷川
Toshihiro Niimura
敏宏 新村
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カッターによる擦り切りに起因する擦り切り
面のシミ発生を防止する。 【構成】 固定金型10に形成された貫通穴11内には
粉末化粧料PMが供給されて充填される。また貫通穴1
1の上方にはブラシ40が位置している。カッターによ
る擦り切り後にブラシ40の毛41を粉末化粧料PMの
擦り切り面に当て、次いでブラシ40を引上げた状態
で、毛41に付着した粉末化粧料を擦り切り面表面に、
振動付与装置50によりブラシ40を振動させて振るい
落とし、また掻き取り部材60により掻き落とす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は粉体の充填方法に関し、
より詳しくは、例えば容器内に粉末化粧料等の粉体を供
給して充填し、充填された粉体を容器充填部上に配した
カッターによって擦り切りを行った後にプレス成形す
る、粉体の充填方法及び装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば化粧品のコンパクト容器では、底
板外周に側壁を立設してなる中皿容器に粉末化粧料を充
填してから、プレス固化し、該中皿容器をコンパクト容
器本体内に装填した構造が採られている。
【0003】このような粉末化粧料を充填固化する方法
としては、支持台となる中皿容器を、金型に形成した中
央穴内で保持し、この中皿容器に、粉末化粧料を供給し
て充填し、余分な粉末化粧料をカッターによって擦り切
って、擦り切り面を露出させた後、所定形状の金型によ
って粉末化粧料の充填面を上から押圧して固化充填する
という工程が繰り返し採られていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来の
充填方法を、例えば工業的に行う場合、同じカッターに
よって粉体を繰返し擦り切る際に、カッターに付着した
粉末化粧料が変質する欠点があった。
【0005】また、この変質した粉末化粧料が擦り切り
の際に、容器に充填された粉末化粧料の擦り切り面に付
着し、またこの変質した粉末化粧料と充填された新しい
粉末化粧料とのなじみが悪くなる問題があった。
【0006】そして、これが原因で上記充填面に色の差
によるまだらが生じ、また例えば、この種の粉末化粧料
に5〜25重量%程度含まれるオイル分の変質に起因す
る斑点状のシミが生じる等の不良発生が起こるという問
題もあった。
【0007】そこで、本発明の技術的課題は、上記欠点
に鑑み、カッターによる擦り切りの際における上記のよ
うなシミの発生を可及的に抑制することが可能な、粉体
の充填方法を提供することである。
【0008】
【問題点を解決するための手段】上記の課題を解決する
ため、本発明の粉体の充填方法は、容器内に所定量の粉
体を供給して充填し、前記容器の充填部上に配したカッ
ターによって前記粉体の擦り切りを行ない、次いで、前
記充填された粉体をプレス成形する粉体の充填方法であ
って、前記擦り切り後に前記充填された粉体の擦り切り
面をブラシにより面ならしすることを特徴とするもので
ある。
【0009】上記のような面ならしは、より具体的には
例えば、充填面に前記ブラシを当てて表面の粉体を付着
させた後、ブラシを充填面の上部に上げ、この状態で前
記ブラシの毛に付着した粉体を落とすことにより行われ
る。
【0010】また上記のようにブラシの粉体を落とす方
法は、具体的には例えば、ブラシを連続ないし間欠的に
振動させることにより、即ち、バイブレーションやノッ
キングを加えることにより行われる。またブラシの毛を
他の部材により掻き取ることで、粉体を落とすようにし
ても良い。
【0011】使用するブラシは、充填表面全体を覆える
大きさのもので、動物性または樹脂性の毛を多数植え込
んだ状態のものなどを例示でき、毛の太さとして、0.
2〜0.8mm程のものがよい。
【0012】本発明の粉体充填装置は、容器内に所定量
の粉体を供給充填する粉体供給装置と、前記容器の充填
部上に配し、容器内の粉体の擦り切りを行なうカッター
と、前記擦り切り後に前記充填された粉体の擦り切り面
に下降して上方から当接するブラシと、この当接後に上
昇したブラシに付着している粉体を落下させる粉体落下
手段と、容器内の粉体を加圧プレスするプレス装置とを
備える。
【0013】
【作用】上記構成とすれば、擦り切りの際にカッターか
ら充填面に付着した粉体を充填面の粉体になじませるこ
とができる。このため、充填面における粉体の色の差に
よるまだらや斑点状のシミ等の不良発生を防止できる。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1に示すように、固定金型10には、中皿容器
20の外形に対応した貫通穴11が形成されている。ま
た中皿容器20は、上記の貫通穴11に嵌入された可動
金型30の上に載置されている。固定金型10の貫通穴
11内の上端側からは、所定の供給路(図示せず)を介
して、粉末化粧料PMが供給されて充填される。
【0015】また、固定金型10の貫通穴11の上端側
から所定の距離だけ離れた上方には、ブラシ40が位置
している。ブラシ40には、例えば0.5mm程度の太
さのナイロン繊維で構成される多数の毛41が植設や固
着等によって設けられている。また、ブラシ40に一体
ないし固設された凸片42には、バイブレータの如き振
動付与装置50の駆動軸51が接続固着されている。ま
たブラシ40の図において左側には、掻き取り部材60
が設けられている。
【0016】以上の構成である実施例の動作を次に説明
する。即ち、固定金型10の貫通穴11内に、粉末化粧
料PMの充填が完了した後は、図示しないカッターによ
って貫通穴11内に充填された粉末化粧料PMの擦り切
りがなされる。
【0017】擦り切り後は、図1において、ブラシ40
を振動付与装置50とともに下方移動させる。また、可
動金型30を、わずかに上方に移動させ、充填された粉
末化粧料PMの上部の擦り切り面を金型30の成形面か
らやや突き出た状態とする。
【0018】図2はこれらの移動後の状態を示したもの
である。ブラシ40の毛41の先端部が、僅かに粉末化
粧料PMの擦り切り面に当てて触れるようにする。これ
により、毛41には擦り切り面表面の粉末化粧料が付着
する。
【0019】次いで、ブラシ40をやや上方に引上げ、
この状態で振動付与部材50を作動させてブラシ40
を、図において、左右方向に振動させる。この場合にお
いて振動は左右方向だけでなく上下方向にも行っても良
い。振動は連続的に加えても、あるいは間欠的に加える
ようにしても良い。
【0020】更に、図4のように、ブラシ40を更に上
方に引上げ(図1と同じ高さ)、この状態で、ブラシ4
0の毛41の脇に位置する掻き取り部材60を、図にお
いて右方向に平行移動させ、毛41に残存していた粉末
化粧料PMが掻き取られる。このようにして振るい落と
され、あるいは掻き取られた粉末化粧料は、固定金型1
0の貫通穴11内に充填された粉末化粧料PMの擦り切
り面表面に分散されて略均一に落ちる。
【0021】そして、以上のように、粉末化粧料PMの
擦り切り面にブラシ40に付着した粉末化粧料を落とす
ことで、擦り切り面表面には、ふるい状の粉末化粧料が
毎回供給されるため、擦り切り面表面における色の差に
よるまだらや班点状のシミの発生等が有効に防止され
る。
【0022】なお、本発明者の試験によれば、このよう
にまだらやシミ等が防止されたことにより、不良率が2
%程度減少した。また、ブラシ40の毛41を当てるこ
とにより、擦り切り面表面における粉末化粧料の均一性
が増し、擦り切り面における粉末化粧料の硬さのバラつ
きを小さくすることができる。
【0023】
【発明の効果】以上の通り本発明によれば、擦り切りの
際にカッターから擦り切り面に付着した粉体を、擦り切
り面の粉体になじませることができるため、擦り切り面
における粉体の色の差によるまだらや斑点状のシミ等の
不良発生を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例の充填方法の第1の工程を示し
た説明図
【図2】本発明の実施例の充填方法の第2の工程を示し
た説明図
【図3】本発明の実施例の充填方法の第3の工程を示し
た説明図
【図4】本発明の実施例の充填方法の第3の工程を示し
た説明図
【符号の説明】
10 固定金型 11 貫通穴 20 中皿容器 30 可動金型 40 ブラシ 41 毛 42 凸片 50 振動付与装置 60 掻き取り部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長谷川 達也 静岡県袋井市愛野1234番地ポーラ化成工業 株式会社袋井工場内 (72)発明者 新村 敏宏 静岡県静岡市弥生町6番48号ポーラ化成工 業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器内に粉体を供給して充填し、所定の
    カッターによって前記粉体の上端の擦り切りを行ない、
    擦り切り面を露出させ、次いで前記充填された粉体をプ
    レス成形する粉体の充填方法であって、 前記擦り切り後に前記擦り切り面をブラシにより面なら
    しすることを特徴とする粉体の充填方法。
  2. 【請求項2】 前記面ならしが、前記充填面に前記ブラ
    シを当てて表面の粉体を付着させた後、前記ブラシを前
    記充填面上部に上げ、この状態で前記ブラシに付着した
    粉体を落とすことにより行われることを特徴とする請求
    項1記載の充填方法。
  3. 【請求項3】 前記粉体を落とすことが、前記ブラシを
    振動させることにより行われることを特徴とする請求項
    2記載の充填方法。
  4. 【請求項4】 容器内に所定量の粉体を供給充填する粉
    体供給装置と、前記容器の充填部上に配し、容器内の粉
    体の擦り切りを行なうカッターと、前記擦り切り後に前
    記充填された粉体の擦り切り面に下降して上方から当接
    するブラシと、この当接後に上昇したブラシに付着して
    いる粉体を落下させる粉体落下手段と、容器内の粉体を
    加圧プレスするプレス装置とを備えたことを特徴とする
    粉体充填装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110774626A (zh) * 2019-10-31 2020-02-11 南京泓德时代纺织科技有限公司 一种灌粉片加工方法

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