JP2023151943A - 記録システム - Google Patents

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成明 磯部
Shigeaki Isobe
英昭 西島
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Abstract

【課題】作業性を向上させることができる記録システムを提供する。【解決手段】記録システムは、第1記録装置と、第2記録装置と、を備える。第1記録装置及び第2記録装置のそれぞれは、媒体に液体を吐出することにより媒体に記録を行う記録部と、記録部に供給される液体を収容するように構成される液体収容部と、記録部及び液体収容部が搭載される本体と、本体を収容するように構成される筐体と、を有する。本体は、閉位置と開位置との間で変位可能である。閉位置は、本体が前記筐体に収容される位置である。開位置は、鉛直方向と交差する変位方向のうち第1変位方向に向かって本体が筐体から突出する位置である。液体収容部は、本体が開位置に配置されるときに露出する。第2記録装置は、第1記録装置の天面上に積載されている。【選択図】図1

Description

本発明は、媒体に記録を行う第1記録装置と第2記録装置とを有する記録システムに関する。
例えば、特許文献1には、媒体に記録を行う記録装置として、天面の開閉カバーの開放により、記録用の液体を補充する構成が開示されている。このような記録装置では、天面の開閉カバーは、水平方向に沿う回転軸を中心として回転可能である。また、複数の記録装置を用いて媒体に記録を行う記録システムも知られている。
特開2019-196014号公報
しかしながら、このような記録システムでは、天面の開閉カバーを開放するためには、記録装置の天面の上方にスペースが必要となる。このため、第1記録装置の鉛直方向の上方に第2記録装置を設置する場合であっても、作業性を向上させることが望まれている。
上記課題を解決する記録システムは、第1記録装置と、第2記録装置と、を備え、前記第1記録装置及び前記第2記録装置のそれぞれは、媒体に液体を吐出することにより媒体に記録を行う記録部と、前記記録部に供給される液体を収容するように構成される液体収容部と、前記記録部及び前記液体収容部が搭載される本体と、前記本体を収容するように構成される筐体と、を有し、前記本体は、閉位置と開位置との間で変位可能であり、前記閉位置は、前記本体が前記筐体に収容される位置であり、前記開位置は、鉛直方向と交差する変位方向のうち第1変位方向に向かって前記本体が前記筐体から突出する位置であり、前記液体収容部は、前記本体が前記開位置に配置されるときに露出し、前記第2記録装置は、前記第1記録装置の天面上に積載されている。
また、上記課題を解決する記録システムは、第1記録装置と、第2記録装置と、を備え、前記第1記録装置及び前記第2記録装置のそれぞれは、媒体に液体を吐出することにより媒体に記録を行う記録部と、前記記録部に供給される液体が収容された液体収容体を装着可能である装着部と、前記記録部及び前記装着部が搭載される本体と、前記本体を収容するように構成される筐体と、を有し、前記本体は、閉位置と開位置との間で変位可能であり、前記閉位置は、前記本体が前記筐体に収容される位置であり、前記開位置は、鉛直方向と交差する変位方向のうち第1変位方向に向かって前記本体が前記筐体から突出する位置であり、前記装着部は、前記本体が前記開位置に配置されるときに露出し、前記第2記録装置は、前記第1記録装置の天面上に積載されている。
記録システムを示す斜視図である。 記録装置を示す斜視図である。 記録装置を示す正面図である。 記録装置を示す背面図である。 記録装置を示す左側面図である。 記録装置を示す右側面図である。 記録装置を示す底面図である。 記録装置を示す平面図である。 記録装置を示す斜視図である。 記録システムを示す正面図である。 液体供給部を示す平面図である。 記録装置を示す斜視図である。 記録システムを示す斜視図である。 記録システムを示す正面図である。 記録システムを示す斜視図である。 記録システムを示す正面図である。 記録システムを示す斜視図である。 記録システムを示す正面図である。 記録装置を示す斜視図である。 記録装置を示す斜視図である。 記録装置を示す正面図である。 記録システムを示す斜視図である。 記録システムを示す正面図である。 記録装置を示す斜視図である。
[第1実施形態]
以下、記録装置を含む記録システムの一実施形態について説明する。以下の説明では、鉛直方向Zと交差(例えば直交)する方向を幅方向Xとし、鉛直方向Z及び幅方向Xと交差する方向を前後方向Yとする。幅方向Xのうち一方を第1幅方向X1とし、幅方向Xのうち他方を第2幅方向X2とする。前後方向Yのうち一方を前方Y1とし、前後方向Yのうち他方を後方Y2とする。鉛直方向Zのうち上方を上方Z1とし、鉛直方向Zのうち下方を下方Z2とする。
<記録システム10の構成>
図1に示すように、記録システム10は、複数の記録装置11を備える。複数の記録装置11のそれぞれは、媒体に記録を行う装置である。複数の記録装置11のそれぞれは、液体を吐出することにより媒体に記録を行う装置であってもよい。液体は、例えばインクであってもよい。液体は、例えば複数種類の色であっても1種類の色であってもよい。媒体は、例えば用紙であってもよい。
記録システム10は、例えば、第1記録装置11Aと、第2記録装置11Bとを含んでもよいが、3台以上の記録装置11を含んでもよい。第1記録装置11Aと第2記録装置11Bとは、同じように構成される記録装置11であり、外形及び機能が同じ記録装置11である。
第1記録装置11Aと第2記録装置11Bとは、鉛直方向Zに配置可能である。詳しくは、第1記録装置11Aは、設置面に配置されている。第2記録装置11Bは、第1記録装置11Aの鉛直方向Zの上方Z1に配置可能である。つまり、第2記録装置11Bは、第1記録装置11Aの天面17A上に積載されている。設置面としては、記録装置11の天面17であっても、記録装置11の天面17以外であってもよい。
<記録装置11の構成>
図2~図8に示すように、記録装置11は、直方体状に構成される。記録装置11は、前面12を備える。前面12は、前方Y1に向かう平面である。記録装置11は、背面13を備える。背面13は、後方Y2に向かう平面である。記録装置11は、左側面14を備える。左側面14は、第2幅方向X2に向かう平面である。記録装置11は、右側面15を備える。右側面15は、第1幅方向X1に向かう平面である。記録装置11は、底面16を備える。底面16は、下方Z2に向かう平面である。記録装置11は、天面17を備える。天面17は、上方Z1に向かう平面である。
このように、天面17は、積載対象物を積載可能である平面を含む。積載対象物としては、別の記録装置11であってもよく、ノート型のコンピュータであってもよい。天面17は、積載対象物を積載可能である平面を含めば、全部の領域において平面であっても、一部の領域において平面ではなくてもよい。
記録装置11は、筐体20と、本体21とを備える。筐体20は、本体21を収容するように構成される。筐体20は、少なくとも記録装置11の左側面14の一部、右側面15の一部、底面16の一部及び天面17の一部を構成するが、少なくとも記録装置11の左側面14の全部、右側面15の全部、底面16の全部及び天面17の全部を構成してもよい。このように、筐体20は、記録装置11の左側面14、右側面15、底面16及び天面17という複数の面を有する。記録装置11の左側面14、右側面15、底面16及び天面17は、それぞれ筐体20の左側面、右側面、底面及び天面であるともいえる。なお、筐体20に、記録装置11の前面12の少なくとも一部が含まれてもよい。また、筐体20に、記録装置11の背面13の少なくとも一部が含まれてもよい。
本体21は、少なくとも記録装置11の前面12の全部を構成するが、少なくとも記録装置11の前面12の一部を構成してもよい。このように、本体21は、記録装置11の前面12を有する。記録装置11の前面12は、本体21の前面であるともいえる。また、記録装置11の背面13は、筐体20の背面と、本体21の背面とで構成されてもよいが、筐体20の背面だけで構成されてもよく、本体21の背面だけで構成されてもよい。
本体21は、筐体20に対して前後方向Yに沿って変位可能に構成される。このように、前後方向Yが変位方向の一例に相当する。また、前方Y1が第1変位方向の一例に相当し、後方Y2が第2変位方向の一例に相当する。
本体21は、閉位置に配置可能である。閉位置は、本体21が筐体20に収容される位置である。閉位置は、前方Y1に向かって所定距離D0だけ本体21が筐体20から突出する位置であるが、本体21が筐体20から突出しない位置であってもよい。つまり、本体21は、記録装置11の左側面14の一部、右側面15の一部、底面16の一部及び天面17の一部を構成するが、記録装置11の左側面14、右側面15、底面16及び天面17を構成しなくてもよい。
図9に示すように、本体21は、開位置に変位可能である。開位置は、前方Y1に向かって本体21が筐体20から突出する位置である。特に、開位置は、前方Y1に向かって第1距離D1だけ本体21が筐体20から突出する位置である。第1距離D1は、所定距離D0よりも長い距離である。このように、本体21が開位置に配置されるときに、本体21の内部の少なくとも一部が筐体20から露出する。
このように、本体21は、筐体20に対して、前後方向Yに沿って閉位置と開位置との間で変位可能に構成される。特に、第2記録装置11Bが第1記録装置11Aの天面上に積載された場合であっても、第1記録装置11Aにおいて、本体21は、筐体20に対して前後方向Yに沿って変位可能に構成される。
<前面12の構成>
図3に示すように、本体21において、前面12は、第1領域18と第2領域19とを有する。第1領域18と第2領域19とは、前面12において幅方向Xに区分された領域である。第1領域18は、第1色が施された領域である。第2領域19は、第1色とは異なる第2色が施された領域である。このように、第1領域18と第2領域19とは、前面12における各種の機能を容易に識別可能となるように着色が施された領域である。第1色は、例えば黒色であってもよく、第2色は、例えば白色であってもよいが、これに限らない。第1色は、第2色よりも明度が低い色であってもよいが、第2色よりも明度が高い色であってもよい。
記録装置11は、収容量視認部31を備える。収容量視認部31は、本体21に設けられる。つまり、収容量視認部31は、本体21に搭載される。収容量視認部31は、後述する液体収容部40における液体の収容量を視認可能である。収容量視認部31は、各色の液体にそれぞれ対応する複数の視認窓32A~32Fから構成される。複数の視認窓32A~32Fは、第1視認窓32Aと、第2視認窓32Bと、第3視認窓32Cと、第4視認窓32Dと、第5視認窓32Eと、第6視認窓32Fとを備えてもよい。収容量視認部31は、記録装置11の前面12に位置する。特に、収容量視認部31は、記録装置11の前面12のうち第1領域18に位置する。
複数の視認窓32A~32Fのそれぞれは、鉛直方向Zに延びるように構成される。複数の視認窓32A~32Fのそれぞれは、透光性を有するが、透明であってもよい。「透明」とは、光が通過する物質の性質において、透過率が極めて高く、物質を通してその向こう側が透けて見える状態の性質である。「透光性を有する」とは、「透明」と同様に光が透過する性質を有しているが、透過する光が拡散されるため、又は透過率が低いために、「透明」と違ってその材質を通して向こう側の形状等を明確に認識できない、又はまったく認識できない状態の性質を示す。
記録装置11は、操作パネル33を備える。操作パネル33は、本体21に設けられる。操作パネル33は、操作部34と、表示部35とを備える。つまり、操作部34及び表示部35は、本体21に搭載されている。操作部34は、ユーザーによって操作可能である。操作部34は、複数の操作ボタンから構成されてもよい。表示部35は、記録装置11に関する情報を表示する。操作パネル33は、記録装置11の前面12に位置する。特に、操作パネル33は、記録装置11の前面12のうち第2領域19に位置する。つまり、操作部34及び表示部35は、第2領域19に設けられる。なお、操作部34と表示部35とは、タッチパネルのように、同一の構成によって兼ねられてもよい。
記録装置11は、開閉部37を備える。開閉部37は、本体21に設けられる。開閉部37は、記録装置11の前面12に位置する。特に、開閉部37は、記録装置11の前面12のうち第2領域19に位置する。詳しくは、開閉部37は、第2領域19のうち、操作パネル33よりも下方Z2に位置する。
また、本体21の前面には、例えば、不図示の排出口が設けられてもよい。排出口は、記録後の媒体を排出する開口である。排出口は、開閉部37が開放されることにより露出する。本体21の前面には、例えば、不図示の排紙トレイが搭載されてもよい。排紙トレイは、排出口から排出される記録後の媒体を載置可能である。排紙トレイは、開閉部37が開放されることにより露出する。
<複数の記録装置11A,11Bの積載構成>
図1及び図10に示すように、第2記録装置11Bが第1記録装置11Aの天面17A上に積載される場合について説明する。この場合、第1記録装置11Aにおいて本体21Aが閉位置に配置され、かつ、第2記録装置11Bにおいて本体21Bが閉位置に配置されている。
このような場合、第1記録装置11Aの前面12Aと第2記録装置11Bの前面12Bとは、同じ面に含まれる。また、第1記録装置11Aの左側面14Aと第2記録装置11Bの左側面14Bとは、同じ面に含まれる。同じように、第1記録装置11Aの右側面15Aと第2記録装置11Bの右側面15Bとは、同じ面に含まれる。
また、第1記録装置11Aにおける第1領域18Aと、第2記録装置11Bにおける第1領域18Bとは、鉛直方向Zにおいて重なるように位置する。また、第1記録装置11Aにおける第2領域19Aと、第2記録装置11Bにおける第2領域19Bとは、鉛直方向Zにおいて重なるように位置する。
また、第1記録装置11Aにおける収容量視認部31Aと第2記録装置11Bにおける収容量視認部31Bとは、鉛直方向Zにおいて重なるように位置する。詳しくは、第1記録装置11Aにおける第1視認窓32Aと、第2記録装置11Bにおける第1視認窓32Gとは、鉛直方向Zにおいて重なるように位置する。第1記録装置11Aにおける第2視認窓32Bと、第2記録装置11Bにおける第2視認窓32Hとは、鉛直方向Zにおいて重なるように位置する。第1記録装置11Aにおける第3視認窓32Cと、第2記録装置11Bにおける第3視認窓32Iとは、鉛直方向Zにおいて重なるように位置する。第1記録装置11Aにおける第4視認窓32Dと、第2記録装置11Bにおける第4視認窓32Jとは、鉛直方向Zにおいて重なるように位置する。第1記録装置11Aにおける第5視認窓32Eと、第2記録装置11Bにおける第5視認窓32Kとは、鉛直方向Zにおいて重なるように位置する。第1記録装置11Aにおける第6視認窓32Fと、第2記録装置11Bにおける第6視認窓32Lとは、鉛直方向Zにおいて重なるように位置する。
<開位置における本体21の構成>
図9及び図11に示すように、記録装置11は、液体収容部40を備える。液体収容部40は、本体21に搭載されている。液体収容部40は、媒体への記録に用いる液体を収容するように構成される。つまり、液体収容部40は、後述する記録部48に供給される液体を収容するように構成される。液体収容部40は、液体が注入可能なタンク型の収容部であってもよい。液体収容部40は、幅方向Xにおいて後述する廃液装着部45と隣り合う位置に設けられる。
液体収容部40は、収容室41を備える。収容室41は、液体を収容するように構成される。液体収容部40は、各色の液体にそれぞれ対応する複数の収容室41A~41Fを備えてもよい。複数の収容室41A~41Fは、第1収容室41Aと、第2収容室41Bと、第3収容室41Cと、第4収容室41Dと、第5収容室41Eと、第6収容室41Fとを含んでもよい。
液体収容部40は、液体注入口42を備える。液体注入口42は、収容室41に液体を注入可能に構成される開口である。液体収容部40は、各色の液体にそれぞれ対応する複数の液体注入口42A~42Fを備えてもよい。複数の液体注入口42A~42Fは、第1液体注入口42Aと、第2液体注入口42Bと、第3液体注入口42Cと、第4液体注入口42Dと、第5液体注入口42Eと、第6液体注入口42Fとを含んでもよい。
液体収容部40は、キャップ43を備えてもよい。キャップ43は、液体注入口42を覆う。キャップ43は、収容室41を密封することにより、収容室41における乾燥を抑制することができる。液体収容部40は、各色の液体にそれぞれ対応する複数のキャップ43A~43Fを備えてもよい。複数のキャップ43A~43Fは、第1キャップ43Aと、第2キャップ43Bと、第3キャップ43Cと、第4キャップ43Dと、第5キャップ43Eと、第6キャップ43Fとを含んでもよい。液体注入口42からキャップ43を取り外すことにより、液体注入口42から収容室41への液体の注入が可能となる。
液体収容部40は、カバー部44を備えてもよい。カバー部44は、開閉可能に構成される。収容室41及びキャップ43は、カバー部44が閉鎖しているときに、カバー部44により上方Z1から覆われる。キャップ43は、カバー部44が開放しているときに、ユーザーによる取り扱いが可能となる。このように、カバー部44が開放しているときに、液体注入口42からキャップ43を取り外すことができる。
液体収容部40は、本体21が閉位置に配置されるときに筐体20から露出しない。言い換えると、液体注入口42は、本体21が閉位置に配置されるときに筐体20から露出しない。
一方、液体収容部40は、本体21が開位置に配置されるときに筐体20から露出する。言い換えると、液体注入口42は、本体21が開位置に配置されるときに筐体20から露出する。このように、本体21が開位置に配置されるときに、カバー部44を開放した後にキャップ43を取り外すことにより、液体注入口42は、筐体20から露出する。これにより、液体注入口42から収容室41への液体の注入が可能となる。
また、本体21が開位置に配置されるときに、液体収容部40が筐体20から露出するが、液体収容部40の上方Z1にスペースを設けることができる。これにより、例えば、液体が収容されている容器を液体注入口42に挿入した状態で自立させるなど、作業性を向上させることができる。
図9に示すように、記録装置11は、廃液装着部45を備える。廃液装着部45は、廃液収容体46を装着可能に構成される。廃液収容体46は、後述する記録部48から廃液として排出された液体を、不図示のメンテナンス装置を介して回収可能に構成される。
廃液装着部45は、本体21に搭載されている。廃液装着部45は、幅方向Xにおいて液体収容部40と隣り合う位置に設けられる。
廃液装着部45は、本体21が閉位置に配置されるときに筐体20から露出しない。一方、廃液装着部45は、本体21が開位置に配置されるときに筐体20から露出する。このように、本体21が開位置に配置されるときに、廃液装着部45は、筐体20から露出する。これにより、廃液装着部45における廃液収容体46の着脱が可能となる。
図12に示すように、記録装置11は、記録部48を備える。記録部48は、媒体に液体を吐出することにより媒体に記録を行うように構成される。記録部48は、本体21に搭載されている。記録部48は、本体21が閉位置及び開位置に配置されるときに筐体20から露出しない。
記録部48は、不図示のキャリッジと液体吐出ヘッドとを備える。液体吐出ヘッドは、キャリッジを搭載される。液体吐出ヘッドは、不図示の複数のノズルを備える。複数のノズルのそれぞれは、液体を吐出する。液体吐出ヘッドは、媒体に向けて複数のノズルから液体を吐出する。このように、記録部48は、媒体への液体の吐出により媒体に記録を行うように構成される。液体吐出ヘッドは、キャリッジの幅方向Xへの移動に伴って液体を吐出するシリアルヘッド型であるが、ラインヘッド型であってもよい。
また、本体21には、例えば、不図示の支持部が搭載されてもよい。支持部は、複数のノズルと対向する位置で媒体を支持するように構成される。本体21には、例えば、不図示の給紙トレイが搭載されてもよい。給紙トレイは、記録用の媒体を載置可能なトレイである。本体21には、例えば、不図示の搬送部が搭載されてもよい。搬送部は、媒体を搬送するように構成される。
<第1実施形態の作用>
第1実施形態の作用について説明する。
記録システム10において、第1記録装置11Aの天面17A上に積載対象物が積載されている。積載対象物としては、第2記録装置11Bが含まれる。このように、第1記録装置11Aの天面17A上に第2記録装置11Bが積載されている。言い換えると、第1記録装置11Aと第2記録装置11Bとを鉛直方向Zに設置可能である。
記録装置11において、筐体20に対して本体21が前後方向Yに変位可能である。つまり、第1記録装置11Aの天面17A上に第2記録装置11Bが積載されている状態のまま、第1記録装置11Aの本体21Aを前後方向Yに変位可能であり、第2記録装置11Bの本体21Aを前後方向Yに変位可能である。
記録装置11の前面12において、収容量視認部31及び操作パネル33が位置する。本体21が閉位置に配置されているときに、本体21が筐体20に収容されているが、本体21が開位置に配置されているときに、液体収容部40が露出する。詳しくは、本体21が開位置に配置されているときに、キャップ43を取り外すことにより、液体注入口42が露出する。これにより、収容室41に液体を注入することができる。また、本体21が開位置に配置されているときに、廃液装着部45が露出する。これにより、廃液装着部45における廃液収容体46の着脱が可能となる。
これら液体収容部40、液体注入口42、キャップ43及び廃液装着部45に関する作業も前方Y1側から行うことができる。特に、第1記録装置11Aの天面17A上に第2記録装置11Bが積載されている場合にも、作業性を低下させるものではない。また、第1記録装置11Aと第2記録装置11Bとを横並びに設置した場合にも、作業性を低下させるものではない。
<第1実施形態の効果>
第1実施形態の効果について説明する。
(1)第2記録装置11Bは、第1記録装置11Aの天面17A上に積載されている。このため、第1記録装置11Aと第2記録装置11Bとを設置する場合において、水平方向における省スペース化を図ることができるとともに、第1記録装置11Aと第2記録装置11Bとに関する作業性を向上させることができる。
(2)また、本体21は、前後方向Yに沿って閉位置と開位置との間で変位可能である。閉位置は、本体21が筐体20に収容される位置である。開位置は、前方Y1に向かって第1距離D1だけ本体21が筐体20から突出する位置である。したがって、本体21に関する作業性を向上させることができる。
(3)また、液体収容部40は、本体21が開位置に配置されるときに露出する。このため、前後方向Yに沿って本体21を閉位置から開位置に変位させることにより、本体21に搭載された液体収容部40を露出させることができる。このように、前後方向Yに沿って本体21を閉位置から開位置に変位させることにより、液体収容部40に液体を注入することができ、作業性を向上させることができる。
(4)廃液装着部45は、廃液収容体46を装着可能である。廃液収容体46は、記録部48から廃液として排出された液体を回収可能である。廃液装着部45は、本体21に搭載されており、かつ、本体21が開位置に配置されるときに露出する。このため、前後方向Yに沿って本体21を閉位置から開位置に変位させることにより、本体21に搭載された廃液装着部45を露出させることができる。このように、前後方向Yに沿って本体21を閉位置から開位置に変位させることにより、廃液装着部45における廃液収容体46の着脱を行うことができ、廃液装着部45に関する作業性を向上させることができる。
(5)本体21の前方Y1に向かう同じ面において隣り合う位置に液体収容部40と廃液装着部45とが設けられる。これにより、液体収容部40と廃液装着部45とに関する作業性を向上させることができる。
(6)第2記録装置11Bが第1記録装置11Aの天面17A上に積載される場合に、第1記録装置11Aの前面12Aと第2記録装置11Bの前面12Bとは、同じ面に含まれる。このため、第2記録装置11Bが第1記録装置11Aの天面17A上に積載される場合であっても、同じ面に含まれる第1記録装置11Aの前面12Aと第2記録装置11Bの前面12Bとにおける作業性を向上させることができる。
(7)第2記録装置11Bが第1記録装置11Aの天面17A上に積載される場合に、第1記録装置11Aの左側面14Aと第2記録装置11Bの左側面14Bとは、同じ面に含まれる。第2記録装置11Bが第1記録装置11Aの天面17A上に積載される場合に、第1記録装置11Aの右側面15Aと第2記録装置11Bの右側面15Bとは、同じ面に含まれる。このため、第2記録装置11Bが第1記録装置11Aの天面17A上に積載される場合であっても、幅方向Xにおける省スペース化を図ることができる。
(8)液体注入口42へのキャップ43の装着により、収容室41を密封することができる。これにより、収容室41における乾燥を抑制することができる。
(9)記録装置11の前面12において収容量視認部31を視認することにより、液体収容部40における液体の収容量を確認することができ、液体の補充に関する作業性を向上させることができる。
(10)第2記録装置11Bが第1記録装置11Aの天面17A上に積載される場合であっても、鉛直方向Zに沿って収容量視認部31を視認することができる。このため、収容量視認31部を視認し易くなる。したがって、液体の補充に関する作業性を向上させることができる。
(11)本体21は、前方Y1に向かう前面において第1領域18と第2領域19とを有する。第1領域18と第2領域19とは、幅方向Xに区分された領域である。第1領域18は、黒色が施された領域であり、第2領域19は、白色が施された領域である。このため、前方Y1に向かう同じ前面において、収容量視認部31が設けられる第1領域18と、操作パネル33が設けられる第2領域19とを視認し易くなる。したがって、前面12における作業性を向上させることができる。
[第2実施形態]
次に、第2実施形態について説明する。第2実施形態では、記録システム10は、3台の記録装置11を備える。また、第2実施形態では、記録システム10において3台の記録装置11が3段で配置される。以下の説明では、既に説明した実施形態と同じ構成について同一符号を付し、その重複する説明を省略又は簡略する。
図13及び図14に示すように、記録システム10は、第1記録装置11Aと、第2記録装置11Bと、第3記録装置11Cとを含む。第1記録装置11Aと第2記録装置11Bと第3記録装置11Cとは、同じように構成される記録装置11であり、外形及び機能が同じ記録装置11である。
第1記録装置11Aと第2記録装置11Bと第3記録装置11Cとは、鉛直方向Zに配置可能である。詳しくは、第1記録装置11Aは、設置面に配置されている。第2記録装置11Bは、第1記録装置11Aの鉛直方向Zの上方Z1に配置可能である。第3記録装置11Cは、第2記録装置11Bの鉛直方向Zの上方Z1に配置可能である。つまり、第3記録装置11Cは、第2記録装置11Bが第1記録装置11Aの天面17A上に積載された状態で、第2記録装置11Bの天面17B上に積載されている。
<第2実施形態の効果>
第2実施形態の効果について説明する。
(12)第2記録装置11Bが第1記録装置11Aの天面17A上に積載されている状態で、第3記録装置11Cは、第2記録装置11Bの天面17B上に積載されている。このため、第1記録装置11Aと第2記録装置11Bと第3記録装置11Cとを設置する場合に、鉛直方向Zと交差する方向における省スペース化を図ることができる。また、これに加えて、第1記録装置11Aと第2記録装置11Bと第3記録装置11Cとに関する作業性を向上させることができる。
[第3実施形態]
次に、第3実施形態について説明する。第3実施形態では、記録システム10は、4台の記録装置11を備える。また、第3実施形態では、記録システム10において4台の記録装置11を2段2列で配置される。
図15及び図16に示すように、記録システム10は、第1記録装置11Aと、第2記録装置11Bと、第3記録装置11Cと、第4記録装置11Dとを含む。第1記録装置11Aと第2記録装置11Bと第3記録装置11Cと第4記録装置11Dとは、同じように構成される記録装置11であり、外形及び機能が同じ記録装置11である。
第1記録装置11Aと第2記録装置11Bとは、鉛直方向Zに配置可能である。詳しくは、第1記録装置11Aは、設置面に配置されている。第2記録装置11Bは、第1記録装置11Aの鉛直方向Zの上方Z1に配置可能である。つまり、第2記録装置11Bは、第1記録装置11Aの天面17A上に積載されている。
第3記録装置11Cと第4記録装置11Dとは、鉛直方向Zに配置可能である。詳しくは、第3記録装置11Cは、設置面に配置されている。第4記録装置11Dは、第3記録装置11Cの鉛直方向Zの上方Z1に配置可能である。つまり、第4記録装置11Dは、第3記録装置11Cの天面17C上に積載されている。
また、第1記録装置11Aと第3記録装置11Cとは、幅方向Xにおいて横並びに設置される。このような場合、第1記録装置11Aと第3記録装置11Cとは、幅方向Xにおいて側面が当接するように設置可能である。また、第2記録装置11Bと第4記録装置11Dとも、幅方向Xにおいて横並びに設置される。
また、図17及び図18に示すように、記録システム10は、第1記録装置11Aと、第2記録装置11Bとを含んでもよい。この場合、第1記録装置11Aと第2記録装置11Bとは、幅方向Xにおいて横並びに設置されてもよい。
[第4実施形態]
次に、第4実施形態について説明する。第4実施形態では、記録装置11としては、収容量視認部が別の領域に分けて設けられる。
図19~図21に示すように、記録装置11の本体21において、前面12は、第1領域61と第2領域62と第3領域63とを有する。第1領域61と第2領域62と第3領域63とは、前面12において幅方向Xに区分された領域である。第2領域62は、第1領域61の第2幅方向X2に位置する。第3領域63は、第2領域62の第2幅方向X2に位置する。第1領域61及び第3領域63は、第1色が施された領域である。第2領域62は、第1色とは異なる第2色が施された領域である。このように、第1領域61と第2領域62と第3領域63とは、前面12における各種の機能を容易に識別可能となるように着色が施された領域である。
記録装置11は、第1収容量視認部64と、第2収容量視認部65とを備える。第1収容量視認部64及び第2収容量視認部65は、本体21に設けられる。つまり、第1収容量視認部64及び第2収容量視認部65は、本体21に搭載される。第1収容量視認部64及び第2収容量視認部65は、液体収容部40における液体の収容量を視認可能である。
第1収容量視認部64は、各色の液体にそれぞれ対応する複数の視認窓66A~66Cから構成される。複数の視認窓66A~66Cは、第1視認窓66Aと、第2視認窓66Bと、第3視認窓66Cとを備えてもよい。第1収容量視認部64は、記録装置11の前面12に位置する。特に、第1収容量視認部64は、記録装置11の前面12のうち第1領域61に位置する。
第2収容量視認部65は、1色の液体に対応する1つの視認窓66Dから構成されるが、各色の液体にそれぞれ対応する複数の視認窓から構成されてもよい。視認窓66Dは、複数の視認窓66A~66Cよりも幅方向Xに長くてもよい。1色の液体は、例えば黒色の液体であってもよい。第2収容量視認部65は、記録装置11の前面12に位置する。特に、第2収容量視認部65は、記録装置11の前面12のうち第3領域63に位置する。
[第5実施形態]
次に、第5実施形態について説明する。第5実施形態では、記録システム10は、9台の記録装置11を備える。また、第5実施形態では、記録システム10において9台の記録装置11が3段3列で配置される。
図22及び図23に示すように、記録システム10は、第1記録装置11Aと、第2記録装置11Bと、第3記録装置11Cとを含む。記録システム10は、第4記録装置11Dと、第5記録装置11Eと、第6記録装置11Fとを含む。記録システム10は、第7記録装置11Gと、第8記録装置11Hと、第9記録装置11Iとを含む。第1~第9記録装置11A~11Iは、同じように構成される記録装置11であり、外形及び機能が同じ記録装置11である。
第1記録装置11Aと第2記録装置11Bと第3記録装置11Cとは、鉛直方向Zに配置可能である。詳しくは、第1記録装置11Aは、設置面に配置されている。第2記録装置11Bは、第1記録装置11Aの鉛直方向Zの上方Z1に配置可能である。第3記録装置11Cは、第2記録装置11Bの鉛直方向Zの上方Z1に配置可能である。つまり、第3記録装置11Cは、第2記録装置11Bが第1記録装置11Aの天面17A上に積載された状態で、第2記録装置11Bの天面17B上に積載されている。
第4記録装置11Dと第5記録装置11Eと第6記録装置11Fとは、鉛直方向Zに配置可能である。詳しくは、第4記録装置11Dは、設置面に配置されている。第5記録装置11Eは、第4記録装置11Dの鉛直方向Zの上方Z1に配置可能である。第6記録装置11Fは、第5記録装置11Eの鉛直方向Zの上方Z1に配置可能である。つまり、第6記録装置11Fは、第5記録装置11Eが第4記録装置11Dの天面17D上に積載された状態で、第5記録装置11Eの天面17E上に積載されている。
第7記録装置11Gと第8記録装置11Hと第9記録装置11Iとは、鉛直方向Zに配置可能である。詳しくは、第7記録装置11Gは、設置面に配置されている。第8記録装置11Hは、第7記録装置11Gの鉛直方向Zの上方Z1に配置可能である。第9記録装置11Iは、第8記録装置11Hの鉛直方向Zの上方Z1に配置可能である。つまり、第9記録装置11Iは、第8記録装置11Hが第7記録装置11Gの天面17G上に積載された状態で、第8記録装置11Hの天面17H上に積載されている。
また、第1記録装置11Aと第4記録装置11Dとは、幅方向Xにおいて横並びに設置される。また、第2記録装置11Bと第5記録装置11Eとも、幅方向Xにおいて横並びに設置される。また、第3記録装置11Cと第6記録装置11Fとも、幅方向Xにおいて横並びに設置される。
また、第4記録装置11Dと第7記録装置11Gとは、幅方向Xにおいて横並びに設置される。また、第5記録装置11Eと第8記録装置11Hとも、幅方向Xにおいて横並びに設置される。また、第6記録装置11Fと第9記録装置11Iとも、幅方向Xにおいて横並びに設置される。
[第6実施形態]
次に、第6実施形態について説明する。第6実施形態では、液体収容部40の替わりに収容体装着部88が本体21に搭載される。
図24に示すように、記録装置11は、収容体装着部88を備える。収容体装着部88は、本体21に搭載されている。収容体装着部88は、液体収容体89を装着可能である。液体収容体89は、媒体への記録に用いる液体を収容するように構成される。液体収容体89は、例えばインクカートリッジであってもよい。収容体装着部88は、各色の液体にそれぞれ対応する複数の液体収容体89を装着可能であってもよい。収容体装着部88は、幅方向Xにおいて廃液装着部45と隣り合う位置に設けられる。
収容体装着部88は、本体21が閉位置に配置されるときに筐体20から露出しない。一方、収容体装着部88は、本体21が開位置に配置されるときに筐体20から露出する。これにより、収容体装着部88における液体収容体89の着脱が可能となる。収容体装着部88が装着部の一例に相当する。
<第6実施形態の効果>
第6実施形態の効果について説明する。
(13)前後方向Yに沿って本体21を閉位置から開位置に変位させることにより、本体21に搭載された収容体装着部88を露出させることができる。このように、前後方向Yに沿って本体21を閉位置から開位置に変位させることにより、収容体装着部88において液体収容体89の着脱を行うことができ、作業性を向上させることができる。
[変更例]
本実施形態は、以下のように変更して実施することができる。本実施形態及び以下の変更例は、技術的に矛盾しない範囲で互いに組み合わせて実施することができる。
・本体21は、例えば、複数段階の開位置に変位可能であってもよい。具体的な一例としては、上記実施形態の開位置を第1開位置とし、本体21は、第2開位置まで変位可能であってもよい。第2開位置は、第2開位置は、前方Y1に向かって本体21が筐体20から突出する開位置である。特に、第2開位置は、前方Y1に向かって第2距離D2だけ本体21が筐体20から突出する位置である。第2距離D2は、第1距離D1よりも長い距離である。
・例えば、本体21が開位置に配置されるときに、記録部48が筐体20から露出してもよい。例えば、本体21が第2開位置に配置されるときに、記録部48が筐体20から露出してもよい。例えば、本体21が開位置に配置されるときに、媒体が搬送される搬送経路の一部が露出してもよい。例えば、本体21が第2開位置に配置されるときに、媒体が搬送される搬送経路の一部が露出してもよい。これにより、搬送経路の一部における紙ジャムを解消することができる。
・液体収容部40は、例えば、記録装置11の前面12側から取り扱いが可能であれば、前後方向Yに多少のずれがあってもよい。つまり、幅方向Xにおいて隣り合う位置とは、記録装置11の前面12側から取り扱いが可能である程度であれば前後方向Yに多少のずれがあってもよいことを示す。液体収容部40は、例えば、幅方向Xにおいて廃液装着部45と隣り合う位置に設けられなくてもよい。
・収容体装着部88は、例えば、記録装置11の前面12側から取り扱いが可能であれば前後方向Yに多少のずれがあってもよい。収容体装着部88は、例えば、幅方向Xにおいて廃液装着部45と隣り合う位置に設けられなくてもよい。
・上記実施形態では、記録システム10において複数の記録装置11が3段3列で配置されたが、これに限らず、例えば、複数の記録装置11が4列以上で配置されてもよい。
・上記実施形態では、記録装置11としてシリアル式プリンターが採用されたが、これに限らない。例えば、記録装置11として、ラテラル式プリンターが採用されてもよく、ライン式プリンターが採用されてもよい。ラテラル式プリンターは、キャリッジが主走査方向と副走査方向との2方向に移動可能プリンターである。ライン式プリンターは、幅方向Xに一定のピッチで並ぶ複数のノズルを備え、媒体の幅に亘って液体を同時に吐出可能なプリンターである。
・媒体は、用紙に限定されない。媒体は、樹脂製のフィルムやシート、樹脂と金属の複合体フィルム、ラミネートフィルム、織物、不織布、金属箔、金属フィルム、セラミックシート及び衣料などであってもよい。また、媒体は、ロール体から繰り出されるものであってもよい。
・液体は、媒体に付着することで、この媒体に記録することができるものであれば任意に選択することができる。例えば、インクは、顔料や金属粒子などの固形物からなる機能材料の粒子が溶媒に溶解、分散又は混合されたものなども含み、水性インク、油性インク、ジェルインク、ホットメルトインク等の各種組成物を包含するものとする。
・記録装置11は、インクジェット式プリンターに限定されず、ドットインパクト式プリンターでもよい。
・本明細書において使用される「少なくとも何れか」という表現は、所望の選択肢の1つ以上を意味する。一例として、本明細書において使用される「少なくとも何れか」という表現は、選択肢の数が2つであれば1つの選択肢のみ又は2つの選択肢の双方を意味する。他の例として、本明細書において使用される「少なくとも何れか」という表現は、選択肢の数が3つ以上であれば1つの選択肢のみ又は2つ以上の任意の選択肢の組み合わせを意味する。
[付記]
以下に、上述した実施形態及び変更例から把握される技術的思想及びその作用効果を記載する。
(A)記録システムは、第1記録装置と、第2記録装置と、を備え、前記第1記録装置及び前記第2記録装置のそれぞれは、媒体に液体を吐出することにより媒体に記録を行う記録部と、前記記録部に供給される液体を収容するように構成される液体収容部と、前記記録部及び前記液体収容部が搭載される本体と、前記本体を収容するように構成される筐体と、を有し、前記本体は、閉位置と開位置との間で変位可能であり、前記閉位置は、前記本体が前記筐体に収容される位置であり、前記開位置は、鉛直方向と交差する変位方向のうち第1変位方向に向かって前記本体が前記筐体から突出する位置であり、前記液体収容部は、前記本体が前記開位置に配置されるときに露出し、前記第2記録装置は、前記第1記録装置の天面上に積載されている。
この構成によれば、第2記録装置は、第1記録装置の天面上に積載されている。このため、第1記録装置と第2記録装置とを設置する場合において、鉛直方向と交差する方向における省スペース化を図ることができるとともに、第1記録装置と第2記録装置とに関する作業性を向上させることができる。
また、本体は、変位方向に沿って閉位置と開位置との間で変位可能である。したがって、本体に関する作業性を向上させることができる。特に、変位方向に沿って本体を閉位置から開位置に変位させることにより、本体に搭載された液体収容部を露出させることができる。このように、変位方向に沿って本体を閉位置から開位置に変位させることにより、液体収容部に液体を注入することができ、作業性を向上させることができる。
(B)前記第1記録装置及び前記第2記録装置のそれぞれは、前記本体に設けられ、かつ、前記第1変位方向に向かう平面形状の前面を有し、前記第1記録装置において前記本体が前記閉位置に配置され、かつ、前記第2記録装置において前記本体が前記閉位置に配置されているときに、前記第1記録装置の前面と前記第2記録装置の前面とは、同じ面に含まれてもよい。
この構成によれば、第1記録装置の前面と第2記録装置の前面とが同じ面に含まれる。このため、第1記録装置と第2記録装置とを設置する場合において、鉛直方向と交差する方向における省スペース化を図ることができるとともに、第1記録装置の前面と第2記録装置の前面とにおける作業性を向上させることができる。
(C)前記第1記録装置及び前記第2記録装置のそれぞれは、前記筐体に設けられ、かつ、前記鉛直方向及び前記変位方向と交差する幅方向に向かう平面形状の両側面を有し、前記第1記録装置の右側面と前記第2記録装置の右側面とは、同じ面に含まれ、前記第1記録装置の左側面と前記第2記録装置の左側面とは、同じ面に含まれてもよい。
この構成によれば、第1記録装置の左側面と第2記録装置の左側面とが同じ面に含まれる。第1記録装置の右側面と第2記録装置の右側面とが同じ面に含まれる。このため、第1記録装置と第2記録装置とを設置する場合において、鉛直方向及び変位方向と交差する幅方向における省スペース化を図ることができる。
(D)前記液体収容部は、前記記録部に供給される液体を収容するように構成される収容室と、前記収容室に液体を注入可能に構成される液体注入口と、前記液体注入口を覆うキャップと、を有してもよい。
この構成によれば、液体注入口へのキャップの装着により、収容室を密封することができる。これにより、収容室における乾燥を抑制することができる。
(E)前記第1記録装置及び前記第2記録装置のそれぞれは、前記液体収容部における液体の収容量を視認可能である収容量視認部を有し、前記収容量視認部は、前記第1記録装置の前面と前記第2記録装置の前面とに設けられてもよい。
この構成によれば、前面において収容量視認部を視認することにより、液体収容部における液体の収容量を確認することができ、液体の補充に関する作業性を向上させることができる。
(F)前記第1記録装置において前記本体が前記閉位置に配置され、かつ、前記第2記録装置において前記本体が前記閉位置に配置されているときに、前記第1記録装置における前記収容量視認部と前記第2記録装置における前記収容量視認部とは、前記鉛直方向において重なるように位置してもよい。
この構成によれば、第2記録装置が第1記録装置の天面上に積載される場合であっても、鉛直方向に沿って収容量視認部を視認することができる。このため、収容量視認部を視認し易くなる。したがって、液体の補充に関する作業性を向上させることができる。
(G)前記第1記録装置及び前記第2記録装置のそれぞれは、前記前面に第1領域と第2領域とを有し、前記第1領域と前記第2領域とは、前記幅方向に区分された領域であり、前記収容量視認部は、前記第1領域に設けられ、前記第1領域は、第1色が施された領域であり、前記第2領域は、前記第1色とは異なる第2色が施された領域であってもよい。
この構成によれば、前面において幅方向に区分された第1領域と第2領域とを視認し易くなる。したがって、前面における作業性を向上させることができる。
(H)前記記録システムは、第3記録装置を備え、前記第3記録装置は、前記記録部と、前記液体収容部と、前記本体と、前記筐体と、を有し、前記第1記録装置、前記第2記録装置及び前記第3記録装置は、同じ外形であり、前記第3記録装置は、前記第2記録装置の天面上に積載されていてもよい。
この構成によれば、第2記録装置が第1記録装置の天面上に積載されている状態で、第3記録装置は、第2記録装置の天面上に積載されている。このため、第1記録装置と第2記録装置と第3記録装置とを設置する場合において、鉛直方向と交差する方向における省スペース化を図ることができるとともに、第1記録装置と第2記録装置と第3記録装置とに関する作業性を向上させることができる。
(I)記録システムは、第1記録装置と、第2記録装置と、を備え、前記第1記録装置及び前記第2記録装置のそれぞれは、媒体に液体を吐出することにより媒体に記録を行う記録部と、前記記録部に供給される液体が収容された液体収容体を装着可能である装着部と、前記記録部及び前記装着部が搭載される本体と、前記本体を収容するように構成される筐体と、を有し、前記本体は、閉位置と開位置との間で変位可能であり、前記閉位置は、前記本体が前記筐体に収容される位置であり、前記開位置は、鉛直方向と交差する変位方向のうち第1変位方向に向かって前記本体が前記筐体から突出する位置であり、前記装着部は、前記本体が前記開位置に配置されるときに露出し、前記第2記録装置は、前記第1記録装置の天面上に積載されている。
この構成によれば、第2記録装置は、第1記録装置の天面上に積載されている。このため、第1記録装置と第2記録装置とを設置する場合において、鉛直方向と交差する方向における省スペース化を図ることができるとともに、第1記録装置と第2記録装置とに関する作業性を向上させることができる。
また、本体は、変位方向に沿って閉位置と開位置との間で変位可能である。したがって、本体に関する作業性を向上させることができる。特に、変位方向に沿って本体を閉位置から開位置に変位させることにより、本体に搭載された装着部を露出させることができる。このように、変位方向に沿って本体を閉位置から開位置に変位させることにより、装着部への液体収容体の脱着を行うことができ、作業性を向上させることができる。
(J)前記記録システムは、第3記録装置を備え、前記第3記録装置は、前記記録部と、前記装着部と、前記本体と、前記筐体と、を有し、前記第1記録装置、前記第2記録装置及び前記第3記録装置は、同じ外形であり、前記第3記録装置は、前記第2記録装置の天面上に積載されていてもよい。この構成によれば、(H)と同じような効果を奏する。
10…記録システム、11…記録装置、11A…第1記録装置、11B…第2記録装置、11C…第3記録装置、11D…第4記録装置、11E…第5記録装置、11F…第6記録装置、11G…第7記録装置、11H…第8記録装置、11I…第9記録装置、12…前面、13…背面、14…左側面、15…右側面、16…底面、17…天面、18…第1領域、19…第2領域、20…筐体、21…本体、31…収容量視認部、32A…第1視認窓、32B…第2視認窓、32C…第3視認窓、32D…第4視認窓、32E…第5視認窓、32F…第6視認窓、33…操作パネル、34…操作部、35…表示部、40…液体収容部、41…収容室、42…液体注入口、43…キャップ、44…カバー部、45…廃液装着部、46…廃液収容体、48…記録部、61…第1領域、62…第2領域、63…第3領域、64…第1収容量視認部、65…第2収容量視認部、66A…第1視認窓、66B…第2視認窓、66C…第3視認窓、66D…視認窓、88…収容体装着部、89…液体収容体

Claims (12)

  1. 第1記録装置と、
    第2記録装置と、
    を備え、
    前記第1記録装置及び前記第2記録装置のそれぞれは、
    媒体に液体を吐出することにより媒体に記録を行う記録部と、
    前記記録部に供給される液体を収容するように構成される液体収容部と、
    前記記録部及び前記液体収容部が搭載される本体と、
    前記本体を収容するように構成される筐体と、
    を有し、
    前記本体は、閉位置と開位置との間で変位可能であり、
    前記閉位置は、前記本体が前記筐体に収容される位置であり、
    前記開位置は、鉛直方向と交差する変位方向のうち第1変位方向に向かって前記本体が前記筐体から突出する位置であり、
    前記液体収容部は、前記本体が前記開位置に配置されるときに露出し、
    前記第2記録装置は、前記第1記録装置の天面上に積載されている、
    ことを特徴とする記録システム。
  2. 請求項1に記載の記録システムにおいて、
    前記第1記録装置及び前記第2記録装置のそれぞれは、前記本体に設けられ、かつ、前記第1変位方向に向かう平面形状の前面を有し、
    前記第1記録装置において前記本体が前記閉位置に配置され、かつ、前記第2記録装置において前記本体が前記閉位置に配置されているときに、前記第1記録装置の前面と前記第2記録装置の前面とは、同じ面に含まれる、
    ことを特徴とする記録システム。
  3. 請求項2に記載の記録システムにおいて、
    前記第1記録装置及び前記第2記録装置のそれぞれは、前記筐体に設けられ、かつ、前記鉛直方向及び前記変位方向と交差する幅方向に向かう平面形状の両側面を有し、
    前記第1記録装置の右側面と前記第2記録装置の右側面とは、同じ面に含まれ、
    前記第1記録装置の左側面と前記第2記録装置の左側面とは、同じ面に含まれる、
    ことを特徴とする記録システム。
  4. 請求項3に記載の記録システムにおいて、
    前記液体収容部は、
    前記記録部に供給される液体を収容するように構成される収容室と、
    前記収容室に液体を注入可能に構成される液体注入口と、
    前記液体注入口を覆うキャップと、
    を有する、
    ことを特徴とする記録システム。
  5. 請求項4に記載の記録システムにおいて、
    前記第1記録装置及び前記第2記録装置のそれぞれは、前記液体収容部における液体の収容量を視認可能である収容量視認部を有し、
    前記収容量視認部は、前記第1記録装置の前面と前記第2記録装置の前面とに設けられる、
    ことを特徴とする記録システム。
  6. 請求項5に記載の記録システムにおいて、
    前記第1記録装置において前記本体が前記閉位置に配置され、かつ、前記第2記録装置において前記本体が前記閉位置に配置されているときに、前記第1記録装置における前記収容量視認部と前記第2記録装置における前記収容量視認部とは、前記鉛直方向において重なるように位置する、
    ことを特徴とする記録システム。
  7. 請求項6に記載の記録システムにおいて、
    前記第1記録装置及び前記第2記録装置のそれぞれは、前記前面に第1領域と第2領域とを有し、
    前記第1領域と前記第2領域とは、前記幅方向に区分された領域であり、
    前記収容量視認部は、前記第1領域に設けられ、
    前記第1領域は、第1色が施された領域であり、
    前記第2領域は、前記第1色とは異なる第2色が施された領域である、
    ことを特徴とする記録システム。
  8. 請求項1~請求項7のうち何れか一項に記載の記録システムにおいて、
    前記記録システムは、第3記録装置を備え、
    前記第3記録装置は、前記記録部と、前記液体収容部と、前記本体と、前記筐体と、を有し、
    前記第1記録装置、前記第2記録装置及び前記第3記録装置は、同じ外形であり、
    前記第3記録装置は、前記第2記録装置の天面上に積載されている、
    ことを特徴とする記録システム。
  9. 第1記録装置と、
    第2記録装置と、
    を備え、
    前記第1記録装置及び前記第2記録装置のそれぞれは、
    媒体に液体を吐出することにより媒体に記録を行う記録部と、
    前記記録部に供給される液体が収容された液体収容体を装着可能である装着部と、
    前記記録部及び前記装着部が搭載される本体と、
    前記本体を収容するように構成される筐体と、
    を有し、
    前記本体は、閉位置と開位置との間で変位可能であり、
    前記閉位置は、前記本体が前記筐体に収容される位置であり、
    前記開位置は、鉛直方向と交差する変位方向のうち第1変位方向に向かって前記本体が前記筐体から突出する位置であり、
    前記装着部は、前記本体が前記開位置に配置されるときに露出し、
    前記第2記録装置は、前記第1記録装置の天面上に積載されている、
    ことを特徴とする記録システム。
  10. 請求項9に記載の記録システムにおいて、
    前記第1記録装置及び前記第2記録装置のそれぞれは、前記本体に設けられ、かつ、前記第1変位方向に向かう平面形状の前面を有し、
    前記第1記録装置において前記本体が前記閉位置に配置され、かつ、前記第2記録装置において前記本体が前記閉位置に配置されているときに、前記第1記録装置の前面と前記第2記録装置の前面とは、同じ面に含まれる、
    ことを特徴とする記録システム。
  11. 請求項10に記載の記録システムにおいて、
    前記第1記録装置及び前記第2記録装置のそれぞれは、前記筐体に設けられ、かつ、前記鉛直方向及び前記変位方向と交差する幅方向に向かう平面形状の両側面を有し、
    前記第1記録装置の右側面と前記第2記録装置の右側面とは、同じ面に含まれ、
    前記第1記録装置の左側面と前記第2記録装置の左側面とは、同じ面に含まれる、
    ことを特徴とする記録システム。
  12. 請求項9~請求項11のうち何れか一項に記載の記録システムにおいて、
    前記記録システムは、第3記録装置を備え、
    前記第3記録装置は、前記記録部と、前記装着部と、前記本体と、前記筐体と、を有し、
    前記第1記録装置、前記第2記録装置及び前記第3記録装置は、同じ外形であり、
    前記第3記録装置は、前記第2記録装置の天面上に積載されている、
    ことを特徴とする記録システム。
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