JP2023150237A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像装置から現像剤が過剰に排出されることを効果的に防止する画像形成装置を提供する。【解決手段】画像形成装置は、トナー像を担持する感光体ドラム13と、トナーを含む現像剤と、現像剤を移動させる移動部材とが収容され、トナー像を形成する現像装置と、感光体ドラム13をクリーニングするブレードと、感光体ドラム13および移動部材を回転させる駆動源71と、駆動源71の動作を制御する制御部とを備える。現像装置は、現像剤を排出する排出部を有する。駆動源71から移動部材までの回転力の伝達経路中に、駆動源71から伝達される回転力を遮断可能な回転力遮断部が設けられる。制御部は、トナー像形成動作後に駆動源71を逆回転させてから停止させる停止動作を実行可能で、回転力遮断部は、停止動作において、駆動源71からの逆回転方向への回転力を移動部材に伝えず遮断する。【選択図】図5

Description

本発明は、トナー像を担持する像担持体を備えた画像形成装置に関する。
従来、電子写真方式の画像形成を行う画像形成装置は、感光体ドラム上にトナー像を形成し、このトナー像を中間転写体や用紙に転写している。トナー像が形成される感光体ドラム(像担持体)では、転写工程において、感光体ドラム上に顕像化されたトナー像の全てが転写されることはなく、感光体ドラム上に僅かにトナー(現像剤)が残留することがある。感光体ドラム上に残留したトナーは、次の画像形成の際に悪影響を及ぼし、画像の品質を低下させる要因となる。
残留したトナーを回収するために、感光体ドラムの外周部には、感光体ドラムの表面をクリーニングするクリーニング装置が設けられている。クリーニング装置は、感光体ドラムの表面に接するブレードを有している。ところで、クリーニング装置では、クリーニングブレードと感光体ドラムとの接触状態によって、トナーがブレードをすり抜けるようになり(所謂クリーニング不良)、ブレードをすり抜けた薄膜状のトナーもしくはトナーに含まれる添加剤が感光体ドラムを覆うフィルミングが発生することがあった。そこで、作像時以外の時間に、感光体ドラムの回転制御を実行することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2007-101909号公報
特許文献1に記載の画像形成装置は、潜像を担持する潜像担持体と、潜像担持体を帯電する帯電装置と、潜像担持体に潤滑剤を塗布し、潜像担持体上に残留するトナーをクリーニングブレードでクリーニングするクリーニング装置とを備え、作像実行時以外の時間に、潜像担持体の逆転/正転の繰り返し実行と、潜像担持体を空回しする時間を有する。
ところで、画像形成装置では、潜像担持体に対向して配置される現像ローラを回転させて、潜像担持体に潜像を形成する現像装置を備え、現像ローラと潜像担持体とを1つの駆動源で駆動させる構成が提案されている。現像装置では、長期間に渡って安定して画像形成するために、トナーを含む現像剤の補給および排出を画像形成枚数に応じて行っており、このような構成において、逆転/正転を繰り返すと、意図しない現像剤の排出が行われることがあり、現像装置内の現像剤が不足して画像不良が発生する虞がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、逆回転させる回転力を遮断することで、現像装置から現像剤が過剰に排出されることを効果的に防止する画像形成装置を提供することを目的とする。これにより、クリーニング不良の発生を確実に防止できる。
本発明に係る画像形成装置は、トナー像を担持する像担持体と、トナーを含む現像剤と、前記現像剤を移動させる移動部材とが収容され、前記像担持体上にトナー像を形成する現像装置と、前記像担持体の表面をクリーニングするブレードと、前記像担持体および前記移動部材を回転させる駆動源と、前記駆動源の動作を制御する制御部とを備える画像形成装置であって、前記現像装置は、前記移動部材によって移動される前記現像剤の一部を前記現像装置外に排出する排出部を有し、前記駆動源から前記移動部材までの回転力の伝達経路中に、前記駆動源から伝達される回転力を遮断可能な回転力遮断部が設けられ、前記制御部は、トナー像形成動作後に前記駆動源を前記トナー像形成動作時とは異なる回転方向に逆回転させてから停止させる停止動作を実行可能で、前記回転力遮断部は、画像形成動作中は前記駆動源からの回転力を前記移動部材に伝え、前記停止動作において、前記駆動源からの逆回転方向への回転力を前記移動部材に伝えず遮断することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置では、トナー像形成動作時における前記駆動源の回転速度を画像形成速度としたとき、前記制御部は、前記停止動作において、前記画像形成速度以上とされた逆回転速度で、前記駆動源を逆回転させる構成としてもよい。
本発明に係る画像形成装置では、前記制御部は、前記停止動作において、前記駆動源を逆回転させた後、前記逆回転速度よりも遅い予備正回転速度で、前記駆動源を正回転させてから停止させる構成としてもよい。
本発明に係る画像形成装置では、前記現像装置は、前記像担持体に対向するように配置される現像ローラを有し、前記移動部材は、前記現像剤を移動させつつ前記現像ローラに供給する撹拌スクリュー部と、前記排出部に前記現像剤を移動させる排出スクリュー部とを有する搬送スクリューであり、前記現像ローラおよび前記搬送スクリューに前記駆動源からの回転力を伝達する伝達ギヤが設けられる構成としてもよい。
本発明に係る画像形成装置では、前記回転力遮断部は、前記停止動作において、前記現像ローラおよび前記搬送スクリューに前記駆動源からの回転力を伝えずに遮断する構成としてもよい。
本発明に係る画像形成装置では、前記回転力遮断部は、前記停止動作において、前記搬送スクリューに前記駆動源からの回転力を伝えずに遮断する構成としてもよい。
本発明に係る画像形成装置では、前記回転力遮断部は、回転力が伝達される際に、所定の回転距離だけ回転力を伝えない非伝達領域を有し、前記停止動作において前記駆動源を逆回転させる距離は、前記非伝達領域の距離未満とされている構成としてもよい。
本発明に係る画像形成装置では、前記現像装置は、前記現像ローラ上の現像剤の層厚を規制する規制部材を有し、前記規制部材に対し、前記現像ローラの正回転方向での下流側にカバー部材が設けられ、前記カバー部材は、前記現像ローラの正回転方向での下流側に向かうに従って、前記現像ローラとの距離が遠くなる構造としてもよい。
本発明によると、像担持体を逆回転させて、ブレードと像担持体との間に溜まったトナーを取り除くことで、トナー(特に、外添剤)がブレードをすり抜けて像担持体の表面を覆うフィルミングを防止できる。また、この際に、回転力遮断部によって逆回転させる回転力を遮断することで、現像装置から現像剤が過剰に排出されることを効果的に防止できる。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略側面図である。 感光体ドラム近傍を拡大して示す要部側面図である。 感光体ユニットおよび現像装置を示す斜視図である。 現像装置の内部の構造を示す斜視図である。 駆動源、感光体ドラム、および現像装置の一部を抜き出して示す要部斜視図である。 現像装置の端部を拡大して示す拡大斜視図である。 逆回転している感光体ドラム近傍を拡大して示す要部側面図である。 正回転する感光体ドラムとブレードとの関係を示す模式図である。 逆回転する感光体ドラムとブレードとの関係を示す模式図である。 停止動作における駆動源の回転速度を示す特性図である。 停止動作の変化例における駆動源の回転速度を示す特性図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置において、現像装置の端部を拡大して示す拡大斜視図である。 第2ギヤの側面を示す拡大側面図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置において、現像ローラ近傍を拡大して示す要部側面図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の概略側面図である。
本発明の第1実施形態に係る画像形成装置1は、画像形成を行う本体部と、上部に設けられた原稿読取部44および原稿搬送部45と、下部に設けられた給紙装置50とを備える。給紙装置50は、装置本体52と、装置本体52に挿入される給紙カセット51とで構成されている。
原稿読取部44は、原稿が載置される原稿載置台43が上面に設けられており、原稿載置台43上の原稿の画像を読み取り、画像データを作成して画像形成装置1に伝達する。原稿搬送部45は、原稿載置台43の上に自動で原稿を搬送する。また、原稿搬送部45は、画像形成装置1に対して回動自在に取り付けられており、回動させて原稿載置台43の上を開放することで、原稿を手置きで載置することができる。
画像形成装置1の本体部には、露光装置11、現像装置12、感光体ドラム13(像担持体の一例)、クリーニング装置14、帯電器15、転写ユニット20、定着装置17、排紙トレイ39、および用紙搬送経路R1が設けられており、外部や原稿読取部44から伝達された画像データに応じて、所定の用紙に対して多色および単色の画像を形成する。
画像形成装置1において扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたものである。従って、現像装置12、感光体ドラム13、帯電器15、クリーニング装置14は、各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれブラック、シアン、マゼンタ、イエローに設定され、これらによって4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdが構成されている。
感光体ドラム13は、画像形成装置1の略中央に配置されている。帯電器15は、感光体ドラム13の表面(周面)を所定の電位に均一に帯電させる。露光装置11は、感光体ドラム13の表面を露光して静電潜像を形成する。現像装置12は、感光体ドラム13の表面の静電潜像を現像して、感光体ドラム13の表面にトナー像を形成する。上述した一連の動作によって、各感光体ドラム13の表面に各色のトナー像が形成される。クリーニング装置14は、現像および画像転写の後に感光体ドラム13の表面の残留トナーを除去および回収する。なお、感光体ドラム13近傍の詳細な構造については、後述する図2を参照して説明する。
転写ユニット20は、転写駆動ローラ22、転写従動ローラ23、および中間転写ベルト21(転写ベルトの一例)を備える。中間転写ベルト21は、接続された駆動源によって回転する転写駆動ローラ22と、転写従動ローラ23とに懸架され、転写駆動ローラ22の回転に応じて、転写従動ローラ23と伴に従動する。中間転写ベルト21は、矢符Cの方向へ周回移動し、中間転写ベルトクリーニング装置25によって残留トナーを除去および回収され、各感光体ドラム13の表面に形成された各色のトナー像が順次転写して重ね合わされて、中間転写ベルト21の表面にカラーのトナー像が形成される。
画像形成装置1は、転写ローラ26aを含む2次転写装置26をさらに備えている。転写ローラ26aは、中間転写ベルト21との間にニップ域が形成されており、用紙搬送経路Sを通じて搬送されて来た用紙をニップ域に挟み込んで搬送する。用紙は、ニップ域を通過する際に、中間転写ベルト21の表面のトナー像が転写される。
画像形成装置1は、給紙カセット51に蓄積された用紙を用いて画像形成を行う。給紙装置50は、露光装置11の下側に設けられている。また、排紙トレイ39は、原稿読取部44の下方に設けられており、画像形成済みの用紙を載置するためのトレイである。
用紙は、給紙ローラ33により給紙カセット51から引き出されて、S字状の用紙搬送経路R1に供給される。用紙搬送経路R1に沿って、さらに、搬送ローラ35、レジストローラ34、2次転写装置26、定着装置17、および排紙ローラ36が配置されている。
レジストローラ34は、給紙カセット51から搬送されている用紙を一旦保持し、感光体ドラム13上のトナー像の先端と用紙の先端とを合わせるタイミングで用紙を転写ローラ26aに搬送する。搬送ローラ35は、用紙の搬送を促進補助するための小型のローラである。
定着装置17は、未定着のトナー像が形成された用紙を受け取り、加熱ローラ31と加圧ローラ32との間に、用紙を挟み込んで加熱および加圧し、用紙上のトナー像を定着させる。定着後の用紙は、排紙ローラ36によって排紙トレイ39上に排出される。
また、用紙の表面だけでなく、裏面に画像形成を行う場合は、用紙を排紙ローラ36から反転経路Rrへと逆方向に搬送して、用紙の表裏を反転させ、用紙をレジストローラ34へと再度導き、表面と同様にして裏面に画像形成を行い、用紙を排紙トレイ39へと搬出する。
図2は、感光体ドラム近傍を拡大して示す要部側面図である。
図2では、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdのうちの1つである画像ステーションPdを示しており、他の画像ステーションPa、Pb、Pcは、略同様の構造とされているので、説明を省略する。
上述したように、感光体ドラム13の周囲には、帯電器15、現像装置12、中間転写ベルト21、およびクリーニング装置14が設けられている。駆動源71(後述する図5参照)から伝達された回転力によって感光体ドラム13を正回転(図2では、矢符R1(時計回り)の方向)させた際、帯電器15、現像装置12、中間転写ベルト21、およびクリーニング装置14の順に面するように、それぞれ配置されている。なお、露光装置11から照射される光は、正回転する感光体ドラム13に対し、帯電器15から現像装置12までの間に照射されるように配置されている。
現像装置12は、現像ローラ61、第1スクリュー62、および第2スクリュー63を備え、これらを筐体に収容している。駆動源71から伝達された回転力によって現像装置12を正回転させた際、現像ローラ61は、矢符R2(図2では、反時計回り)の方向に回転し、第1スクリュー62は、矢符R3(図2では、反時計回り)の方向に回転し、第2スクリュー63は、矢符R4(図2では、時計回り)の方向に回転する。なお、現像装置12の詳細な構造については、後述する図4を参照して説明し、現像ローラ61の近傍に設けられたカバー部材65については、後述する図12を参照して説明する。
クリーニング装置14は、感光体ドラム13の表面をクリーニングするブレード14aを有している。ブレード14aは、根元が感光体ユニット18の筐体に支持されており、先端が感光体ドラム13に接しており、感光体ドラム13の軸方向に沿って長く延設されている。ブレード14aは、適度な硬度および弾性を有する材質であって、例えば、熱硬化性ポリウレタンやシリコンゴムなどで形成されている。
画像形成装置1では、感光体ドラム13、クリーニング装置14、および帯電器15を含む感光体ユニット18と、現像装置12とを組み合わせて、4つの画像ステーションPa、Pb、Pc、Pdのうちの1つが構成されている。次に、感光体ユニット18と現像装置12との関係について、図3を参照して説明する。
図3は、感光体ユニットおよび現像装置を示す斜視図である。
現像装置12は、一方の端部に現像側係止部12a、伝達ギヤ12b、および供給口12cが設けられ、他方の端部に排出口12dが設けられている。現像側係止部12aは、現像装置12を感光体ユニット18に係止する部分であって、円形の孔が設けられている。伝達ギヤ12bは、他のギヤ等を介して駆動源71に接続されるギヤであって、第1スクリュー62の軸に接続されている。供給口12cは、トナーカートリッジ等から供給されるトナー(現像剤)を現像装置12の筐体内に取り入れるために設けられた開口である。排出口12dは、現像装置12の筐体から外部へ現像剤を排出するために設けられた開口であって、排出された現像剤は、廃トナー収容部などに蓄えられる。
感光体ユニット18は、感光体ドラム13の軸の両端部を軸支しており、感光体ドラム13の軸の一方の端部には、感光体側係止部18aおよび感光体ギヤ18bが設けられている。感光体側係止部18aは、現像側係止部12aが係止される部分であって、現像側係止部12aに応じた形状とされている。図3に示す矢符AR1のように、感光体ドラム13の軸を現像側係止部12aに挿入することで、感光体側係止部18aと現像側係止部12aとが係止され、感光体ユニット18に対する現像装置12の位置決めがなされる。なお、感光体側係止部18aおよび現像側係止部12aの他にも、感光体ユニット18と現像装置12とを係止する部分を設けてもよい。感光体ギヤ18bは、他のギヤ等を介して駆動源71に接続されるギヤであって、感光体ドラム13の軸に接続されている。
図4は、現像装置の内部の構造を示す斜視図である。なお、図4では、現像装置12の内部を見易くするために、現像装置12の筐体の一部を取り除いた状態を示している。
現像装置12は、内部に空洞を有する筐体を備え、筐体には、略長方形状とされた循環部66と、循環部66の長手方向での端部から延伸された排出部67とが設けられている。循環部66は、長手方向に沿って延伸された仕切り壁64によって2つの領域に仕切られている。仕切り壁64は、長手方向での端部に対応する部分が開口しており、開口を通じて現像剤が2つの領域を流通する。循環部66の一方の領域には、第1スクリュー62が設けられ、他方の領域には、第2スクリュー63が設けられている。循環部66のうち、第2スクリュー63が設けられた領域では、排出部67に繋がる開口が設けられている。第1スクリュー62および第2スクリュー63は、互いの軸を平行に対向して配置されている。第1スクリュー62の軸には、第1ギヤ62aが接続され、第2スクリュー63の軸には、第2ギヤ63aが接続されている。第1ギヤ62aと第2ギヤ63aとは、互いに噛み合っており、伝達ギヤ12bを介して伝達された駆動源71からの回転力によって、第1スクリュー62が回転すると、第1ギヤ62aおよび第2ギヤ63aを介して、第2スクリュー63が回転する。
現像装置12では、第1スクリュー62および第2スクリュー63を正回転させることで、矢符AR2および矢符AR3が示すように、供給口12cから供給された現像剤を循環部66内で循環させており、一部の現像剤は、開口を通じて排出部67へ送り込まれ、矢符AR4が示すように、排出口12dから外部へ排出される。
現像ローラ61は、感光体ユニット18に取り付けた際、感光体ドラム13に対向するように設けられており、感光体ドラム13に現像剤を供給する。本実施の形態において、現像ローラ61は、第1スクリュー62の上方に配置されているが、これに限定されず、現像ローラ61は、現像装置12のうち、現像剤を外部へ供給する部分に面して設けられていればよい。
次に、駆動源71に対する感光体ドラム13および現像装置12の関係について、図5を参照して説明する。
図5は、駆動源71、感光体ドラム13、および現像装置12の一部を抜き出して示す要部斜視図である。
図5では、駆動源71、感光体ドラム13、および現像装置12のうち、駆動源71から伝達される回転力に関係する部分(回転力の伝達経路)を抜き出して示しており、現像装置12では、現像ローラ61、第1スクリュー62、および第2スクリュー63と、これらを接続するギヤ等を示している。
駆動源71は、例えば、モータであって、これに接続された接続ギヤ群72を介して、感光体ギヤ18bおよび伝達ギヤ12bに接続されている。接続ギヤ群72は、複数のギヤやシャフト等で構成されているが、これに限定されず、他の部材を組み合わせて、駆動源71の回転力を感光体ギヤ18bおよび伝達ギヤ12bに伝達する構成としてもよい。
第1スクリュー62には、伝達ギヤ12bと逆側の端部に伝達ベルト62bが取り付けられており、伝達ベルト62bを介して、第1スクリュー62の回転力を現像ローラ61に伝達する。つまり、第1スクリュー62が回転すると、第2スクリュー63と伴に、現像ローラ61も回転する。
第1スクリュー62は、一様な向きに巻き付けられた螺旋羽根を有している。第2スクリュー63は、一様な向きに巻き付けられた螺旋羽根が設けられた主部63bと、主部63bとは逆向きに巻き付けられた螺旋羽根が設けられた反転部63cと、主部63bと同じ向きに巻き付けられた螺旋羽根が設けられた排出誘導部63dとを有している。現像装置12の筐体内では、循環部66における第2スクリュー63が配置された領域のうち、主部63bが略全体を占めており、排出部67に繋がる開口の近傍に反転部63cが位置し、排出部67に排出誘導部63dが位置している。
第2スクリュー63を正回転させた際、主部63bは、現像剤を循環部66内で循環するように移動させる。次に、反転部63cは、開口から入り込む現像剤を排出部67から循環部66に押し戻すように動作する。ここで、反転部63cによって循環部66に向かって押し戻される現像剤の量は、主部63bによって移動(搬送)される現像剤の量より少し小さくなるように設定されているので、現像剤が少しずつ反転部63cを通り抜けて排出誘導部63dまで到達する。そして、反転部63cを越えてきた現像剤は、排出誘導部63dによって排出口12dまで移動(搬送)される。
以上のように、第2スクリュー63が正回転、つまり画像形成時と同じ回転方向に回転している場合、現像装置12の筐体内に収容された現像剤の一部が第2スクリュー63の排出誘導部63dによって排出部67に少しずつ移動(搬送)され、排出口12dから排出される。
本実施の形態では、第1スクリュー62と第2スクリュー63とで搬送スクリューが構成されており、第1スクリュー62と、第2スクリュー63の主部63bおよび反転部63cとが、現像剤を撹拌しつつ現像ローラ61に供給する撹拌スクリュー部として機能し、第2スクリュー63の排出誘導部63dが、排出部67から排出される現像剤を搬送する排出スクリュー部として機能する。つまり、第1スクリュー62と第2スクリュー63は現像剤を移動させる移動部材として機能する。
本実施の形態では、感光体ドラム13を逆回転させて、ブレード14aと感光体ドラム13との間に溜まった現像剤を取り除く処理を行っている。なお、ブレード14aと感光体ドラム13の動作との関係については、後述する図8Aおよび図8Bを参照して説明する。なお、感光体ドラム13を逆回転させるのは、非画像形成時である。
画像形成装置1では、1つの駆動源71によって、感光体ドラム13と現像装置12とを駆動させる構成とされており、感光体ドラム13を画像形成時と反対の方向に逆回転させた際には、現像装置12も併せて逆回転する。仮に、第2スクリュー63を逆回転させると、反転部63cが、反転部63cと主部63bとの境界に集まっている現像剤を排出部67へ送り込むように動作してしまい、排出部67に向かって多くの現像剤が送り込まれる。その結果、再度、第2スクリュー63を正回転させた際、排出誘導部63dの動作によって現像剤が大量に排出口12dから排出され、現像装置12内の現像剤を多く消費してしまう。
そこで、本実施の形態では、駆動源71から移動部材(第1スクリュー62もしくは第2スクリュー63)までの回転力の伝達経路中に、駆動源71から伝達される回転力を遮断可能な回転力遮断部を設けて、駆動源71から伝達された逆回転させる回転力を遮断する構成としている。
図6は、現像装置の端部を拡大して示す拡大斜視図である。
本実施の形態では、回転力遮断部として、ワンウェイクラッチ81を用いており、ワンウェイクラッチ81は、第2スクリュー63の軸と第2ギヤ63aとの間に設けられている。ワンウェイクラッチ81は、第2スクリュー63を正回転させる向きには回転力を伝えるが、第2スクリュー63を逆回転させる向きには回転力を伝えない。そのため、第1ギヤ62aが駆動源71からの回転力を受けて逆回転することで、第1ギヤ62aと噛み合う第2ギヤ63aが逆回転しても、ワンウェイクラッチ81は逆方向の回転力を伝えないので、第2スクリュー63は回転せず静止したままの状態となる。つまり、伝達ギヤ12b、第1ギヤ62a、および第2ギヤ63aが逆回転しても、ワンウェイクラッチ81が駆動源71からの回転力を第2スクリュー63に伝えることはなく、駆動源71からの回転力はワンウェイクラッチ81によって遮断される。
図7は、逆回転している感光体ドラム近傍を拡大して示す要部側面図である。
駆動源71から伝達された回転力によって感光体ドラム13および現像装置12を逆回転させた際、感光体ドラム13は、矢符R5の方向(図7では、反時計回り)に回転し、現像ローラ61は、矢符R6(図7では、時計回り)の方向に回転し、第1スクリュー62は、矢符R7(図7では、時計回り)の方向に回転する。第2スクリュー63は、ワンウェイクラッチ81によって、回転力が遮断されているため、回転せずに停止している。このように、逆転時に現像ローラ61が逆回転するので、現像ローラ61に付着した現像剤をほぐすことができる。また、第2スクリュー63は静止しているので、排出口12dから現像剤が排出されることはない。
図8Aは、正回転する感光体ドラムとブレードとの関係を示す模式図であって、図8Bは、逆回転する感光体ドラムとブレードとの関係を示す模式図である。
上述したように、ブレード14aは、先端部(先端の角部)が感光体ドラム13の表面に対し感光体ドラム13の軸線方向に均一に当接するように設けられている。トナー像形成動作中は、感光体ドラム13が正回転(図8Aでは、矢符R1の方向)しており、感光体ドラム13との当接部であるブレード14aの先端部は、摩擦力によって回転方向に引き込まれた状態となる。感光体ドラム13上に付着したトナー(例えば転写残トナー)は、最初、ブレード14aの感光体ドラム13との当接部で堰き止められ(図8A中のT1部)、画像形成が継続して行われると、感光体ドラム13の回転方向の上流側に向かって感光体ドラム13とブレード14aの先端との間の空間に溜まっていき(図8A中のT2部)、ある程度溜まった状態で、感光体ドラム13上に付着したトナーが送られてくると、ブレード14aから落下して感光体ドラム13上から除去される。
ところで、トナーには、熱で軟化する特性を有する樹脂と、樹脂に内添もしくは外添される添加剤とが含まれる。ここで、樹脂に内添もしくは外添される添加剤は、トナーの流動性や帯電性などを改善するために添加されるものであって、樹脂よりも粒径が小さい。
そのため、トナー像形成動作を続けていくと、比較的粒径の大きいトナー(樹脂)は、ブレード14aと感光体ドラム13との当接部で堰き止められるが、トナー(樹脂)から落下した添加剤は、粒径がトナー(樹脂)より小さいので、ブレード14aと感光体ドラム13との当接部に潜り込むように溜まっていく。そして、この当接部に潜り込むように溜まっていく添加剤の量が多くなると、最終的には、ブレード14aを感光体ドラム13から浮き上がらせてしまい、堰き止められていたトナーTの一部がブレード14aをすり抜けて、残留トナーHTになることがあった。感光体ドラム13に残留トナーHTが付着していると、画像形成の妨げとなり画像不良が発生することがあった。また、ブレード14aと感光体ドラム13との当接部に潜り込んだ外添剤が、ブレード14aをすり抜けて感光体ドラム13を覆い、感光体ドラム13の帯電特性を劣化させる所謂フィルミング現象を引き起こすことがあった。
このような現象を防ぐため、本実施の形態では、感光体ドラム13を適宜逆回転(図8Bでは、矢符R5の方向)させている。感光体ドラム13を逆回転させると、感光体ドラム13に引き込まれていたブレード14aの先端が、逆向きに弾かれる。この衝撃によって、ブレード14aの先端部で堰き止められていた廃トナーTの一部を弾き飛ばしつつ、ブレード14aの感光体ドラム13との当接部に潜り込んでいた外添剤を取り除くことができる。
上述したように、感光体ドラム13を逆回転させて、ブレード14aと感光体ドラム13との間に溜まったトナーを取り除くことで、ブレード14aをすり抜けたトナー(特に、外添剤)が感光体ドラム13の表面を覆うフィルミングを防止できる。また、この際に、回転力遮断部によって逆回転させる回転力を遮断することで、現像装置12から現像剤が過剰に排出されることを効果的に防止できる。
また、本実施の形態では、現像剤を撹拌しつつ、補給および排出を行うトリクル現像方式を用いているので、適切に管理された現像剤を画像形成の際に供給することができる。
次に、駆動源71によって感光体ドラム13を回転させる速度について、図9Aおよび図9Bを参照して説明する。
図9Aは、停止動作における駆動源の回転速度を示す特性図である。
画像形成装置1では、制御部(図示しない)によって、駆動源71の回転方向や回転速度などの動作を制御している。制御部は、トナー像形成(画像形成)動作後に駆動源71を逆回転させてから停止させる停止動作を実行している。図9Aでは、駆動源71の回転速度の推移を示しており、横軸は時間の経過を表し、縦軸は回転速度の速さを表している。なお、図9Aでの縦軸において、0より上に向かうに従って、正回転で回転速度が速くなることを示し、0より下に向かうに従って、逆回転で回転速度が速くなることを示している。また、以降の説明において、正回転と逆回転とで回転速度を比較する際、回転方向を無視して、それぞれの絶対値を比較している。
画像形成装置1において、待機時には、駆動源71は停止しており、画像形成を実施している画像形成区間SC1では、正回転での画像形成速度Spで動作する。画像形成が完了すると、逆回転区間SC2に移行し、駆動源71は、逆回転での逆回転速度S1で動作する。このとき、逆回転速度S1は、画像形成速度Sp以上となるように設定されている。逆回転速度S1は、出来るだけ速いことが好ましく、駆動源71が動作可能な最高速度としてもよい。停止動作の際に、画像形成速度Spよりも速い逆回転速度S1で駆動源71を逆回転させることで、ブレード14aと感光体ドラム13との間に溜まったトナーを勢いよく弾き飛ばすことができ、効果的にトナーを取り除くことができる。逆回転区間SC2を経た後は、駆動源71を停止させて待機する。
なお、逆回転区間SC2においては、回転速度の速さが重要とされており、時間の長さはあまり重要とされていない。つまり、感光体ドラム13を逆回転させた瞬間に、ブレード14aに強い衝撃を与えることが好ましく、弱い衝撃を長く与えても効果的ではない。そのため、逆回転区間SC2における回転速度が十分速ければ、逆回転時の感光体の周方向の移動距離は、数mm程度あればよく、本実施例では4mmとしている。
また、図9Aでは、逆回転区間SC2の後、直ぐに駆動源71を停止させていたが、これに限定されず、図9Bに示す停止動作の変化例のように、駆動源71を正回転させる区間を設けてもよい。
図9Bは、停止動作の変化例における駆動源の回転速度を示す特性図である。
変化例において、逆回転区間SC2が完了するまでは、図9Aに示す停止動作と同じとされている。変化例では、逆回転区間SC2の後、駆動源71を正回転させる予備正回転区間S3が設けられている。予備正回転区間S3では、正回転での予備正回転速度S2で動作する。予備正回転速度S2は、逆回転速度S1よりも遅く設定されており、さらに、画像形成速度Spよりも遅く設定されている。予備正回転区間S3を経た後は、駆動源71を停止させて待機する。このように、逆回転させた後にゆっくり正回転させて、ブレード14aに加える負荷を弱くすることで、ブレード14aが感光体ドラム13に勢いよく引き込まれて、歪みが生じることを防げる。
本実施の形態では、停止動作において、搬送スクリューのうち、第2スクリュー63に伝達される回転力を遮断させる構成としたが、これに限定されず、第1スクリュー62と第2スクリュー63との両方に伝達される回転力を遮断させる構成としてもよい。この際には、現像ローラ61を逆回転させるように、各種ギヤ等の接続の仕方を調整すればよい。
また、停止動作において、現像ローラ61、第1スクリュー62、および第2スクリュー63を逆回転させる回転力を遮断する構成としてもよい。つまり、感光体ドラム13を逆回転させた際、現像装置12全体が回転せずに停止する。このような構成とする際、例えば、ワンウェイクラッチ81を介して、接続ギヤ群72と伝達ギヤ12bとを接続すればよい。逆転時に現像ローラ61も搬送スクリューも停止するので、逆転の頻度を上げても現像剤が排出されず、効果的にトナーの除去と回収とを行うことができる。
以上のように、制御部は、トナー像形成動作後に駆動源71をトナー像形成時とは異なる回転方向に逆回転させてから停止させる停止動作を実行可能で、ワンウェイクラッチ81(回転力遮断部)は、トナー像形成動作中は駆動源71からの回転力を移動部材(第2スクリュー63を含む)に伝え、停止動作において、駆動源71からの逆回転方向への回転力を移動部材(第2スクリュー63を含む)に伝えず遮断する。これによって、駆動源71が逆回転方向に回転しても、移動部材(第2スクリュー63を含む)が静止しているので、現像剤が反転部63cによって循環部66から排出部67側に送り込まれることを防止できる。つまり、過剰な現像剤の排出を効果的に防止できる。
(第2実施形態)
次に、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。なお、第2実施形態に係る画像形成装置の構造については、図1ないし図9Bに示す第1実施形態と略同様であるので、同様の符号を付して説明および図面を省略する。
図10は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置において、現像装置の端部を拡大して示す拡大斜視図である。
第1実施形態では、回転力遮断部としてワンウェイクラッチ81を設けていたのに対し、第2実施形態では、回転力遮断部として第2ギヤ63aに、非伝達係止部82が設けられている。具体的に、第2スクリュー63の軸には、第2ギヤ63aの側面に沿って延びる係止ピン63eが設けられている。係止ピン63eは、第2スクリュー63の軸方向に対して直交するように、軸から突出している。第2ギヤ63aの側面に形成された非伝達係止部82は、遊び(隙間)を設けて係止ピン63eを囲むように形成されている。第2スクリュー63と第2ギヤ63aとは、係止ピン63eと非伝達係止部82とによって互いに係止されている。
図11は、第2ギヤの側面を示す拡大側面図である。
図11では、非伝達係止部82が設けられた側の側面から見た第2ギヤ63aと第2スクリュー63の軸とを抜き出して示している。非伝達係止部82は、係止ピン63eの周囲を囲む壁部であって、非伝達係止部82と係止ピン63eとの間には、扇形状の遊びである非伝達領域82aが設けられている。
ここで、第2ギヤ63aが図11に示す矢符R8の方向と反対側に回転した際、非伝達係止部82と係止ピン63eとが当接しているので、第2スクリュー63は、矢符R8の方向と反対側に回転する。この状態で第2ギヤ63aの回転が停止すると、係止ピン63eの矢符R8方向側と非伝達係止部82とが当接した状態のまま放置される。
次に、図11に示す状態から、第2ギヤ63aを矢符R8の方向(図11では、時計回り)に回転させると、係止ピン63eと非伝達係止部82との間に非伝達領域82aが存在するため、第2ギヤ63aだけが回転し、第2スクリュー63は回転しない。つまり、第2スクリュー63は、第2ギヤ63aが矢符R9の方向(図11では、反時計回り)にさらに回転し、係止ピン63eの矢符R8と反対側が非伝達係止部82に当接するまで回転しない。
そのため、本実施の形態において、停止動作の際に駆動源71を逆回転させる距離は、非伝達領域82aの距離未満とされていることが好ましい。このように、遊びとなる隙間を非伝達領域82aとして非伝達係止部82に設けることで、簡素な構成で回転力を伝えない停止動作を実施することができる。
(第3実施形態)
次に、本発明の第3実施形態に係る画像形成装置について、図面を参照して説明する。なお、第3実施形態に係る画像形成装置の構造については、図1ないし図11に示す第1実施形態および第2実施形態と略同様であるので、同様の符号を付して説明および図面を省略する。
図12は、本発明の第2実施形態に係る画像形成装置において、現像ローラ近傍を拡大して示す要部側面図である。
上述したように、現像ローラ61の近傍には、カバー部材65が設けられている。また、カバー部材65に対し、現像ローラ61の正回転方向(図12では、矢符R2の方向)での上流側には、規制部材68が設けられている。規制部材68およびカバー部材65は、現像ローラ61を正回転させた際、第1スクリュー62に面する箇所から、感光体ドラム13に接する箇所までの間に配置されている。
規制部材68は、現像ローラ61に対して、所定の距離を設けて配置されており、現像ローラ61上の現像剤の層厚を規制する。カバー部材65は、現像ローラ61の正回転方向での下流側に向かうに従って、現像ローラ61との距離が遠くなる構造とされている。具体的に、カバー部材65において、現像ローラ61の正回転方向での上流側端部(図12では、カバー部材65の左端)における現像ローラ61との距離(第1距離L1)よりも、現像ローラ61の正回転方向での下流側端部(図12では、カバー部材65の右端)における現像ローラ61との距離(第2距離L2)の方が長い。
カバー部材65の上流側端部では、現像ローラ61との距離が、規制部材68と同じくらいとされており、カバー部材65でも現像ローラ61上の現像剤の層厚を規制することができる。そのため、現像ローラ61を逆回転させた際、現像ローラ61上の現像剤は、カバー部材65に規制された後に規制部材68に到達する。そして、逆回転の際には、カバー部材65と現像ローラ61との隙間が、規制部材68に向かうに従って徐々に狭くなる構造とされているので、カバー部材65の1箇所だけで過剰に現像剤を規制することを避けられ、大量の現像剤がはがれて落下することを防げる。
なお、今回開示した実施の形態は全ての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。従って、本発明の技術的範囲は、上記した実施の形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更が含まれる。
1 画像形成装置
12 現像装置
13 感光体ドラム(像担持体の一例)
14 クリーニング装置
14a ブレード
61 現像ローラ
62 第1スクリュー(搬送スクリューの一部、移動部材の一部)
63 第2スクリュー(搬送スクリューの一部、移動部材の一部)
65 カバー部材
67 排出部
68 規制部材
71 駆動源
81 ワンウェイクラッチ(回転力遮断部の一例)
82 非伝達係止部(回転力遮断部の一例)

Claims (8)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    トナーを含む現像剤と、前記現像剤を移動させる移動部材とが収容され、前記像担持体上にトナー像を形成する現像装置と、
    前記像担持体の表面をクリーニングするブレードと、
    前記像担持体および前記移動部材を回転させる駆動源と、
    前記駆動源の動作を制御する制御部とを備える画像形成装置であって、
    前記現像装置は、前記移動部材によって移動される前記現像剤の一部を前記現像装置外に排出する排出部を有し、
    前記駆動源から前記移動部材までの回転力の伝達経路中に、前記駆動源から伝達される回転力を遮断可能な回転力遮断部が設けられ、
    前記制御部は、トナー像形成動作後に前記駆動源を前記トナー像形成動作時とは異なる回転方向に逆回転させてから停止させる停止動作を実行可能で、
    前記回転力遮断部は、前記トナー像形成動作中は前記駆動源からの回転力を前記移動部材に伝え、前記停止動作において、前記駆動源からの逆回転方向への回転力を前記移動部材に伝えず遮断すること
    を特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1に記載の画像形成装置であって、
    トナー像形成動作時における前記駆動源の回転速度を画像形成速度としたとき、
    前記制御部は、前記停止動作において、前記画像形成速度以上とされた逆回転速度で、前記駆動源を逆回転させること
    を特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2に記載の画像形成装置であって、
    前記制御部は、前記停止動作において、前記駆動源を逆回転させた後、前記逆回転速度よりも遅い予備正回転速度で、前記駆動源を正回転させてから停止させること
    を特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1つに記載の画像形成装置であって、
    前記現像装置は、
    前記像担持体に対向するように配置される現像ローラを有し、
    前記移動部材は、前記現像剤を移動させつつ前記現像ローラに供給する撹拌スクリュー部と、前記排出部に前記現像剤を移動させる排出スクリュー部とを有する搬送スクリューであり、
    前記現像ローラおよび前記搬送スクリューに前記駆動源からの回転力を伝達する伝達ギヤが設けられること
    を特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項4に記載の画像形成装置であって、
    前記回転力遮断部は、前記停止動作において、前記現像ローラおよび前記搬送スクリューに前記駆動源からの回転力を伝えずに遮断すること
    を特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項4に記載の画像形成装置であって、
    前記回転力遮断部は、前記停止動作において、前記搬送スクリューに前記駆動源からの回転力を伝えずに遮断すること
    を特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項6に記載の画像形成装置であって、
    前記回転力遮断部は、回転力が伝達される際に、所定の回転距離だけ回転力を伝えない非伝達領域を有し、
    前記停止動作において前記駆動源を逆回転させる距離は、前記非伝達領域の距離未満とされていること
    を特徴とする画像形成装置。
  8. 請求項6または請求項7に記載の画像形成装置であって、
    前記現像装置は、前記現像ローラ上の現像剤の層厚を規制する規制部材を有し、
    前記規制部材に対し、前記現像ローラの正回転方向での下流側にカバー部材が設けられ、
    前記カバー部材は、前記現像ローラの正回転方向での下流側に向かうに従って、前記現像ローラとの距離が遠くなる構造とされていること
    を特徴とする画像形成装置。
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