JP2023148394A - 検査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】裏面照射型の撮像デバイスが形成された検査対象体を適切に吸着すると共に、所望の強度の光を各撮像デバイスに入射させる。【解決手段】検査装置において、裏面照射型撮像デバイスが形成された検査対象体としての基板は、配線層が設けられた側とは反対側の面である裏面から光が入射される。検査装置は、撮像デバイスの裏面と対向する形態で検査対象体を支持する載置台10を備える。載置台は、光透過材料からなり、検査対象体が載置される天板30と、光透過材料からなり、天板を間に挟んで検査対象体に対向するように配置され、天板との間に排気される空間Sを形成するベース部材40と、天板及びベース部材を間に挟んで検査対象体に対向するように配置され、検査対象体に向けて光を照射する光照射機構50と、を有する。天板は、平均孔径が30nm以下または10μm以上の多孔質ガラスで構成されている。【選択図】図5

Description

本開示は、検査装置に関する。
特許文献1の検査装置は、被検査体に形成された撮像デバイスに光を入射させながら、該撮像デバイスの配線層に接触端子を電気的に接触させて、撮像デバイスを検査する。特許文献1において、撮像デバイスは、配線層が設けられた反対側の面である裏面から光が入射されるものである。特許文献1の検査装置は、撮像デバイスの裏面と対向する形態で被検査体が載置される、光透過部材で形成された載置台と、載置台を間に挟んで被検査体に対向するように配置され、被検査体を指向する複数のLEDを有する光照射機構と、を備える。また、特許文献1において、載置台が上蓋を被検査体側に有し、有底部材を光照射機構側に有し、上蓋の表面には、被検査体を吸着するための吸着穴が形成されている。吸着穴は、上蓋上に被検査体が載置されたときに吸着穴の上方に撮像デバイスが位置しない領域に形成される。
特開2019-106491号公報
本開示にかかる技術は、裏面照射型の撮像デバイスの検査において、撮像デバイスが形成された検査対象体を適切に吸着すると共に、所望の強度の光を各撮像デバイスに入射させることを可能にする。
本開示の一態様は、検査対象デバイスを検査する検査装置であって、前記検査対象デバイスは、配線層が設けられた側とは反対側の面である裏面から光が入射される裏面照射型の撮像デバイスであり、検査対象体に形成されており当該検査装置は、前記撮像デバイスの前記裏面と対向する形態で前記検査対象体を支持する載置台を備え、前記載置台は、光透過材料からなり、前記検査対象体が載置される天板と、光透過材料からなり、前記天板を間に挟んで前記検査対象体に対向するように配置され、前記天板との間に排気される空間を形成するベース部材と、前記天板及び前記ベース部材を間に挟んで前記検査対象体に対向するように配置され、前記検査対象体に向けて光を照射する光照射機構と、を有し、前記天板は、平均孔径が30nm以下または10μm以上の多孔質ガラスで構成されている。
本開示によれば、裏面照射型の撮像デバイスの検査において、撮像デバイスが形成された検査対象体を適切に吸着すると共に、所望の強度の光を各撮像デバイスに入射させることができる。
裏面照射型撮像デバイスが形成された検査対象体としての基板の構成を概略的に示す平面図である。 裏面照射型撮像デバイスの構成を概略的に示す断面図である。 第1の実施形態にかかる検査装置としてのプローバの構成の概略を示す斜視図である。 第1の実施形態にかかる検査装置としてのプローバの構成の概略を示す正面である。 ステージの構成を概略的に示す断面図である。 第2実施形態にかかるステージの構成を概略的に示す断面図である。 第1実施形態にかかるステージの変形例を示す図である。 第1実施形態にかかるステージの他の変形例を示す図である。
半導体製造プロセスでは、例えば、半導体ウェハ(以下、「ウェハ」という。)等の基板上に所定の回路パターンを持つ多数の半導体デバイスが形成される。形成された半導体デバイスは、電気的特性等の検査が行われ、良品と不良品とに選別される。半導体デバイスの検査は、例えば、各半導体デバイスが分割される前の基板の状態で、プローバ等と称される検査装置を用いて行われる。
検査装置は、針状の接触端子であるプローブを複数有するプローブカードが、基板が載置される載置台の上方に設けられている。検査の際は、プローブカードと載置台上のウェハとが近づけられ、プローブカードの各プローブと基板に形成された半導体デバイスの各電極に接触される。この状態で、プローブカードの上部に設けられたテストヘッドから各プローブを介して半導体デバイスに電気信号が供給される。そして、各プローブを介して半導体デバイスからテストヘッドが受信した電気信号に基づいて、当該半導体デバイスが不良品か否か選別される。
検査対象の半導体デバイスがCMOSセンサ等の撮像デバイスである場合は、他の一般的な半導体デバイスとは異なり、撮像デバイスに光を照射しながら検査が行われる。
また、近年では、撮像デバイスとして、配線層が形成された表面側とは反対側の裏面側から入射した光を受光する裏面照射型のものが開発されている。特許文献1には、裏面照射型の撮像デバイスに対する検査装置が開示されている。
特許文献1の検査装置は、裏面照射型の撮像デバイスの裏面と対向する形態で検査対象体である基板が載置される、光透過部材で形成された載置台と、載置台を間に挟んで検査対象体に対向するように配置され、検査対象体を指向する複数のLEDを有する光照射機構と、を備えている。また、特許文献1の検査装置において、載置台は、上蓋を検査対象体側に有し、有底部材を光照射機構側に有し、上蓋の表面には、検査対象体を吸着するための吸着穴が形成され、吸着穴は、上蓋上に検査対象体が載置されたときに吸着穴の上方に裏面照射型の撮像デバイスが位置しない領域に形成されている。
しかし、特許文献1のような領域にのみ吸着穴が形成されていると、検査対象体の吸着力が不足する場合がある。例えば、裏面照射型の撮像デバイスに一度に接触するプローブの数が多い場合、少なくとも一部のプローブは検査対象体の裏面に対して斜めの方向から接触するため、プローブから検査対象体へは水平方向の力が作用するが、上述のように吸着力が不足すると、その水平方向の力により検査対象体が動いてしまう。検査中に検査対象体が動いてしまうと、正確に検査を行うことができなかったり、検査対象の撮像デバイスが破損してしまったりする。
また、検査対象体の吸着力を確保するため、単に、裏面照射型の撮像デバイスと平面視で重なる領域にも吸着穴を形成すると、撮像デバイスに入射する光の強度が、検査対象体の面内でばらつく等、所望のものにならない場合がある。
そこで、本開示にかかる技術は、裏面照射型の撮像デバイスの検査において、撮像デバイスが形成された検査対象体を適切に吸着すると共に、所望の強度の光を撮像デバイスに入射させることが可能な、検査装置を提供する。
以下、本実施形態にかかる検査装置を、図面を参照して説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
本実施形態にかかる技術において、検査対象デバイスは、裏面照射型撮像デバイスの検査にかかるものであるため、まず、裏面照射型撮像デバイスについて説明する。
図1は、裏面照射型撮像デバイスが形成された検査対象体としての基板の構成を概略的に示す平面図であり、図2は、裏面照射型撮像デバイスの構成を概略的に示す断面図である。
図1に示すように、裏面照射型撮像デバイスDは、基板の一例である、略円板状のウェハWに、複数形成されている。
裏面照射型撮像デバイスDは、固体撮像素子であり、例えば、図2に示すように、フォトダイオードである光電変換部PDと、複数の配線PLaを含む配線層PLとを有する。また、裏面照射型撮像デバイスDは、配線層PLが設けられた側である表側とは反対側の面であるウェハWの裏面から光が入射される。そして、裏面照射型撮像デバイスDは、ウェハWの裏面から入射された光を、オンチップレンズL及びカラーフィルタFを介して光電変換部PDで、受光する。カラーフィルタFは赤色カラーフィルタFR、青色カラーフィルタFB及び緑色カラーフィルタFGからなる。
また、裏面照射型撮像デバイスDの表(おもて)面DaすなわちウェハWの表(おもて)面には、電極Eが形成されており、該電極Eは配線層PLの配線PLaに電気的に接続されている。配線PLaは、裏面照射型撮像デバイスDの内部の回路素子に電気信号を入力したり、同回路素子からの電気信号を裏面照射型撮像デバイスDの外部に出力したりするためのものである。配線層PLは、光電変換部に関する信号を制御する画素トランジスタを含んでもよい。
なお、図1に示すように、ウェハWの外周部分には、裏面照射型撮像デバイスDが形成されていない非デバイス形成領域Rが存在する。
(第1実施形態)
[検査装置]
続いて、第1実施形態にかかる検査装置について説明する。
図3及び図4はそれぞれ、第1実施形態にかかる検査装置としてのプローバ1の構成の概略を示す斜視図及び正面図である。図4では、図3のプローバ1の後述の収容室とローダが内蔵する構成要素を示すため、その一部が断面で示されている。
プローバ1は、ウェハWに形成された複数の裏面照射型撮像デバイスD(以下、撮像デバイスDと省略することがある。)それぞれの電気的特性の検査を行うものである。プローバ1は、図3及び図4に示すように、収容室2と、収容室2に隣接して配置されるローダ3と、収容室2を覆うように配置されるテスタ4とを備える。
収容室2は、内部が空洞の筐体であり、載置台としてのステージ10を有する。ステージ10は、後述するように、撮像デバイスDの裏面と当該ステージ10とが対向する形態でウェハWを支持する。
なお、ステージ10は、水平方向及び鉛直方向に移動自在に構成されており、後述のプローブカード11とウェハWの相対位置を調整してウェハWの表面の電極Eを後述のプローブカードのプローブと接触させることができる。
また、収容室2における該ステージ10の上方には、該ステージ10に対向するようにプローブカード11が配置される。プローブカード11は、接触端子としての針状のプローブ11aを多数有する。各プローブ11aは、ウェハWの表面の対応する電極Eに接触しうるように形成されている。
プローブカード11は、インターフェース12を介してテスタ4へ接続されている。撮像デバイスDの検査の際、各プローブ11aは、対応する電極Eに接触し、テスタ4からインターフェース12を介して入力された電力を撮像デバイスDへ供給し、または、撮像デバイスDからの信号をインターフェース12を介してテスタ4へ伝達する。
ローダ3は、搬送容器であるFOUP(図示せず)に収容されているウェハWを取り出して収容室2のステージ10へ搬送する。また、ローダ3は、撮像デバイスDの電気的特性の検査が終了したウェハWをステージ10から受け取り、FOUPへ収容する。
ローダ3は、電源等を制御するコントローラとしてのベースユニット13を有する。ベースユニット13は、例えばCPU等のプロセッサやメモリ等を備えたコンピュータにより構成され、プログラム格納部を有する。プログラム格納部には、電気的特性検査時のプローバ1の各構成部の動作を制御するプログラムが格納されている。なお、上記プログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体に記録されていたものであって、当該記憶媒体からベースユニット13にインストールされたものであってもよい。
また、ベースユニット13は、配線14を介してステージ10へ接続され、配線15を介してテスタコンピュータ16に接続されている。ベースユニット13は、テスタコンピュータ16からの入力信号に基づいて、ステージ10の後述の光照射機構による照射動作を制御する。また、ベースユニット13は、ステージ10の後述の温度調整機構60を制御する。なお、ベースユニット13は収容室2に設けられてもよい。
テスタ4は、撮像デバイスDが搭載されるマザーボードの回路構成の一部を再現するテストボード(図示せず)を有する。テストボードは、テスタコンピュータ16に接続される。テスタコンピュータ16は、撮像デバイスDからの信号に基づいて該撮像デバイスDの良否を判断する。テスタ4では、上記テストボードを取り替えることにより、複数種のマザーボードの回路構成を再現することができる。
さらに、プローバ1は、ユーザインターフェース部17を備える。ユーザインターフェース部17は、ユーザ向けに情報を表示したりユーザが指示を入力したりするためのものであり、例えば、タッチパネルやキーボード等を有する表示パネルからなる。
上述の各部を有するプローバ1では、撮像デバイスDの電気的特性の検査の際、テスタコンピュータ16が、撮像デバイスDと各プローブ11aを介して接続されたテストボードへデータを送信する。そして、テスタコンピュータ16が、送信されたデータが当該テストボードによって正しく処理されたか否かを当該テストボードからの電気信号に基づいて判定する。
[ステージ]
次に、ステージ10の構成について説明する。図5は、ステージ10の構成を概略的に示す断面図である。
ステージ10は、撮像デバイスDの裏面と当該ステージ10とが対向する形態でウェハWが載置されるものであり、図5に示すように、天板30と、ベース部材40と、光照射機構50と、を有する。
天板30は、光透過材料からなり、ウェハWが載置されるものであり、平板状(具体的にはウェハWの直径より大きい円板状)に形成されている。
本実施形態において、天板30は、平均孔径が30nm以下であり光透過性を有する多孔質ガラスで構成される。天板30に用いられる多孔質ガラスは、具体的には、以下のようにして得られる多孔質ガラスである。すなわち、まず、原料ガラス(例えばNaOーBーSiOガラス)を溶融させ、その後、熱処理等により分相することで、一の相(SiOガラス)からなる平板内に、他の相(NaOーBガラス)から成る網目が形成される。そして、上記網目のみを酸処理等により除去することで、上記一の相(SiOガラス)からなる平板を複数の孔それぞれが厚み方向に非直線的に貫通する多孔質ガラスが得られる。この多孔質ガラスが天板30に用いられる。
天板30は、上述のような多孔質ガラスで構成されるため、ウェハWが天板30に載置された状態において平面視で撮像デバイスDと重ならない領域だけでなく重なる領域にも、天板30を厚み方向に非直線的に貫通する孔は形成されている。すなわち、天板30の全面に、当該天板30を非直線的に厚み方向に貫通する孔は形成されている。
なお、上述の「光透過材料」とは、検査範囲の波長の光(すなわち光照射機構50からの光)を透過する材料であり、同様に、「光透過性」とは、検査範囲の波長の光を透過する性質である。
ベース部材40は、光透過材料からなり、天板30を間に挟んでウェハWに対向するように配置され、天板30との間に排気される空間Sを形成する部材である。ベース部材40に用いられる光透過材料は、具体的には、ウェハWと略同等の熱膨張率を有するガラスである。
一実施形態において、ベース部材40が、天板30側とは反対側に凹む凹所41aを中央に有し、凹所41aの開口部を天板30で塞ぐことで空間Sが形成される。空間Sは、排気機構100によって排気される。
排気機構100は、ベースユニット13に制御され、真空排気ポンプ102の他に、排気管101を有する。排気管101は、その一端が接続孔42を介して空間Sに連通しており、他端が真空排気ポンプ102に連通している。排気管101にはバッファタンク103が介設されている。排気管101はバッファタンク103が実質同一空間となるように複数でコンダクタンスが低くなるように設計されなければならない。
また、凹所41a内には、凹所41aの底から天板30に向けて延び天板30を支持する支持部43が設けられている。支持部43は、例えば、天板30に向けて延び柱状に形成された支持柱43aを複数有する。なお、支持部43は、支持柱43aに代えて、平面視渦巻き状に形成された支持壁を有していてもよい。また、支持部43は、支持柱43aと上述の渦巻き状の支持壁の両方を有していてもよい。
なお、空間Sを気密にするため、天板30とベース部材40との間に例えばOリング44が設けられている。Oリング44は、具体的には、天板30の周縁部とベース部材40の周縁部との間に設けられている。また天板30とベース部材40とを接着剤で接合してもよい。
光照射機構50は、天板30及びベース部材40を間に挟んでウェハWに対向するように配置された、ウェハWに向けて光を照射する。
光照射機構50は、例えば、導光板51と、光源52と、拡散板53と、を有する。
導光板51は、ベース部材40と対向するように設けられており、平板状(具体的にはウェハWの直径より大きい円板状)に形成されている。導光板51は、例えば、その周端面から入射した光を、ベース部材40に向けて、すなわち、ウェハWに向けて出射する。
光源52は、検査用に光を出射するものであり、LEDを有するLEDユニット52aを複数有する。光源52は、導光板51の側方に設けられている。具体的には、光源52は、LEDユニット52aが導光板51の周端面に沿って複数設けられている。各LEDユニット52aは、導光板51の中心に向けて、検査範囲の波長の光を出射する。検査範囲の波長の光とは、例えば、可視光領域の波長の光である。
拡散板53は、光源52からの光を拡散する。本実施形態では、拡散板53は、導光板51から出射された光を、拡散した上で、ベース部材40に入射させる。
なお、光照射機構50は、LEDユニット52aの熱を放出する放熱器を有していてもよい。
さらに、ステージ10は、ウェハWの温度を調整する温度調整機構60を有する。温度調整機構としては、既存の、温度調整機能を有するウェハWの載置台(以下、「温調ステージ」という。)を用いることができる。既存の温調ステージは、ウェハWの吸着機構を有するため、この吸着機構による吸着保持により、光照射機構50(具体的には導光板51)が温度調整機構60に吸着保持される。なお、導光板51と光源52との固定、導光板51と拡散板53との固定、及び、拡散板53とベース部材40との固定は、例えば透明接着材料による接着保持により行われる。
[検査処理]
次に、プローバ1を用いたウェハWに対する検査処理の一例について説明する。以下の説明では、1回の検査で1つの撮像デバイスDが検査されるものとする。ただし、プローバ1を用いた1回の検査で、複数の撮像デバイスDを一括して検査してもよい。
例えば、まず、ローダ3のFOUPからウェハWが取り出されて収容室2内に搬送される。そして、ウェハWに形成された撮像デバイスDの裏面とステージ10とが対向すると共に、ステージ10の天板30のベース部材40とは反対側の面とウェハWとが当接するように、ステージ10の天板30にウェハWが載置される。その後、排気機構100により、天板30とベース部材40との間の空間Sが排気される。天板30が多孔質ガラスで構成されているため、上述のように空間Sを排気することにより、天板30の多孔質ガラスが有する孔を介して、ウェハWの裏面と天板30との間が排気され、ウェハWが天板30に吸着保持される。なお、排気機構100がバッファタンク103を有するため、接続孔42を介した排気流速を落とすことができ、接続孔42の近傍のみウェハWの吸着力が高くなるのを抑制することができる。
次いで、ステージ10が移動され、ステージ10の上方に設けられているプローブ11aと検査対象の撮像デバイスDの電極Eとが接触する。
そして、光照射機構50からの光の照射が行われる。具体的には、光源52の全LEDユニット52aが点灯される。これにより、各LEDユニット52aから、導光板51の周端面に光が入射する。導光板51に入射された光は、導光板51の内部でベース部材40に向けて反射されると共に拡散され、導光板51におけるウェハWと対向する面から面状に出射される。
導光板51から出射された光は、拡散板53で拡散された後、光透過部材からなるベース部材40及び天板30を介して、ウェハWに入射する。
本実施形態と異なり、天板30を非直線的に貫通する孔の直径が光照射機構50から照射される光の波長と同等の大きさの場合、上記孔により、光が屈折または反射し、その結果、天板30を経てウェハWに入射する光が強め合う部分と、弱め合う部分とが生じてしまう。この場合、光照射機構50から照射された光を、ウェハW上の所望の部分(具体的には検査対象の撮像デバイスDに対応する部分)に、所望の強度で入射させることができないことがある。それに対し、本実施形態では、天板30を非直線的に貫通する孔の直径(平均孔径)が30nm以下であり光照射機構50から照射される光の波長に対し十分小さいため、実質的に上記孔は存在しないに等しい。そのため、本実施形態では、上記孔により光が屈折または反射しない。したがって、本実施形態によれば、天板30に入射する光が面内で偏りがなければ、天板30を経てウェハWに入射する光にも面内で偏りは生じない。したがって、本実施形態では、ウェハW上の所望の部分(具体的には検査対象の撮像デバイスDに対応する部分)に、光照射機構50から照射された光を、所望の強度で、入射させることができる。
上述の光照射機構50からの光の照射と共に、プローブ11aへの検査用の信号の入力が行われる。これにより、撮像デバイスDの検査が行われる。なお、上記検査中、不図示の温度測定部により、例えば、ウェハWの温度が測定され、その結果に基づいて、温度調整機構60が制御され、ウェハWの温度が所望の値に調整されることにより、撮像デバイスDの温度が所望の値に調整される。
以後、全ての撮像デバイスDの検査が完了するまで上述と同様な処理が繰り返される。
[本実施形態の主な効果]
以上のように、本実施形態では、天板30が多孔質ガラスで構成されており、ウェハWを吸着するための孔が、平面視で撮像デバイスDと重なる領域を含む天板30の全面に形成されている。そのため、天板30とベース部材40との間の空間Sからの排気流量が低くとも、従来に比べて高い真空吸着力で、ウェハWを天板30に吸着することができる。
また、本実施形態では、天板30が有する孔の直径(平均孔径)が30nm以下であるため、上述したように、ウェハW上の検査対象の撮像デバイスDに対応する部分に、光照射機構50から照射された光を、所望の強度で入射させることができる。
すなわち、本実施形態によれば、裏面照射型撮像デバイスDの検査において、ウェハWを適切に吸着すると共に、所望の強度の光を検査対象の裏面照射型撮像デバイスDに入射させることができる。
(第2実施形態)
[ステージ]
続いて、第2実施形態にかかるステージについて説明する。図6は、第2実施形態にかかるステージの構成を概略的に示す断面図である。
図5のステージ10は、天板30が、平均孔径が30nm以下であり光透過性を有する多孔質ガラスで構成されていた。それに対し、図6のステージ10Aは、天板30Aが、平均孔径が10μm以上であり光透過性を有する多孔質ガラスで構成されている。天板30Aに用いられる多孔質ガラスは、図5の天板30に用いられる多孔質ガラスと同様にして得ることができる。
天板30Aも、図5の天板30と同様、ウェハWが天板30Aに載置された状態において平面視で撮像デバイスDと重ならない領域だけでなく重なる領域にも、天板30Aを厚み方向に非直線的に貫通する孔は形成されている。すなわち、天板30Aの全面に、当該天板30Aを厚み方向に非直線的に貫通する孔は形成されている。
[本実施形態の主な効果]
本実施形態においても、第1実施形態と同様、天板30Aが多孔質ガラスで構成されており、ウェハWを吸着するための孔が、平面視で撮像デバイスDと重なる領域を含む天板30Aの全面に形成されている。そのため、天板30Aとベース部材40との間の空間Sからの排気流量が低くとも、従来に比べて高い真空吸着力で、ウェハWを天板30に吸着することができる。
また、本実施形態では、天板30Aを非直線的に貫通する孔の直径(平均孔径)が10μm以上であり、光照射機構50から照射され天板30Aに入射した光の波長より十分大きい。それに加えて、上記孔が多種の形状である。そのため、天板30Aに入射した光が、上記孔により光が屈折または反射しても、天板30Aを経てウェハWに入射する光に、規則的に強め合う部分と弱め合う部分とが生じない。本実施形態では、天板30Aに入射した光は、天板30Aにより拡散されて、ウェハWに入射される。そのため、本実施形態によれば、天板30Aに入射する光が面内で偏りがなければ、天板30Aを経てウェハWに入射する光にも面内で偏りは生じず、むしろ、天板30Aを経てウェハWに入射する光は、天板30Aに入射する光よりも面内均一となる。したがって、本実施形態においても、ウェハW上の所望の部分(具体的には検査対象の撮像デバイスDに対応する部分)に、光照射機構50から照射された光を、所望の強度で、入射させることができる。
すなわち、本実施形態においても、裏面照射型撮像デバイスDの検査において、ウェハWを適切に吸着すると共に、所望の強度の光を検査対象の裏面照射型撮像デバイスDに入射させることができる。
(変形例)
第2実施形態にかかるステージ10Aを用いる場合、ウェハWに入射される光が天板30Aにより拡散されるため、光照射機構50が、拡散板53を有していなくてもよい。
また、第1実施形態にかかるステージ10を用いる場合も、天板30を精密に設計すれば、当該天板30を光の屈折、反射を適切に利用でき、拡散板53を省略することができる。
図7は、第1実施形態にかかるステージの変形例を示す図である。
図7のステージ10Bは、孔径が30nm以下の多孔質ガラスで構成される天板30Bにおける、ウェハWと対向する面が、シリコーンでコーティングされている。具体的には、ステージ10Bは、天板30BにおけるウェハWと対向する面が、孔が塞がれていない形態で、シリコーンでコーティングされている。
孔が塞がれていない形態で、シリコーンでコーティングされている天板30Bの作製方法は例えば以下の通りである。すなわち、多孔質ガラスの表面全面をシリコーンでコーティングした後、シリコーンが固化する前に、裏面に向けてガスを吹き付けて、多孔質ガラスの表面全面を覆っているシリコーンのうち、天板30Bの孔と重なる部分を吹き飛ばす。これにより、孔が塞がれていない形態で、シリコーンでコーティングされている天板30Bを作製することができる。
この例では、天板30Bを構成する多孔質ガラスの孔を介してウェハWをステージ10B(具体的には天板30B)に吸着保持したときに、ウェハWの裏面(具体的にはオンチップレンズL)が天板30Bに接触したとしても、接触するのはシリコーンコーティング層31である。したがって、ウェハWの裏面(具体的にはオンチップレンズL)が天板30Bとの接触により破損するのを抑制することができる。
なお、天板30Bは、当該天板30Bに沿って形成されウェハWの周縁部を支持する、平面視環状の環状壁32を有する。
シリコーンコーティング層31を有さない図5のステージ10に、この環状壁32を設けてもよい。
また、図6のステージ10Aの天板30Aに上述のシリコーンコーティング層31及び環状壁32を設けてもよい。
図8は、第1実施形態にかかるステージの他の変形例を示す図である。
図8のステージ10Cは、天板30との間でウェハWを挟持する挟持機構70をさらに備える。挟持機構70は、具体的には、天板30との間で、ウェハWの外周部分の非デバイス形成領域Rを挟持する。
挟持機構70は、例えば、昇降可能に構成された板状部材71と、板状部材71を昇降させる昇降機構(図示せず)と、を有する。上記昇降機構は、板状部材71の昇降の駆動力を出力するモータ等の駆動源を有し、ベースユニット13に制御される。
ステージ10Cによれば、ウェハWを天板30の孔を介して吸着保持する際、挟持機構70によるウェハWの挟持も併せて行うことができるため、ウェハWが移動するのをさらに抑制することができる。
挟持機構70は、図6のステージ10Aに設けてもよい。
以上の例では、温度調整機構60が、光照射機構50のベース部材40側とは反対側に設けられていた。ウェハWの温度調整機構は、光照射機構50とベース部材40との間に設けられていてもよい。この場合、温度調整機構は光透過性材料で構成される。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
1 プローバ
10、10A、10B、10C ステージ
30、30A、30B 天板
40 ベース部材
50 光照射機構
51 導光板
D 裏面照射型撮像デバイス
PL 配線層
S 空間
W ウェハ

Claims (8)

  1. 検査対象デバイスを検査する検査装置であって、
    前記検査対象デバイスは、配線層が設けられた側とは反対側の面である裏面から光が入射される裏面照射型の撮像デバイスであり、検査対象体に形成されており
    当該検査装置は、前記撮像デバイスの前記裏面と対向する形態で前記検査対象体を支持する載置台を備え、
    前記載置台は、
    光透過材料からなり、前記検査対象体が載置される天板と、
    光透過材料からなり、前記天板を間に挟んで前記検査対象体に対向するように配置され、前記天板との間に排気される空間を形成するベース部材と、
    前記天板及び前記ベース部材を間に挟んで前記検査対象体に対向するように配置され、前記検査対象体に向けて光を照射する光照射機構と、を有し、
    前記天板は、平均孔径が30nm以下または10μm以上の多孔質ガラスで構成されている、検査装置。
  2. 前記光照射機構は、光源と、前記光源からの光を拡散する拡散板を有する、請求項1に記載の検査装置。
  3. 前記光照射機構は、前記ベース部材と対向するように設けられた導光板をさらに有し、
    前記導光板は、当該導光板の側方に設けられた前記光源からの前記検査対象体へ導くように構成され、
    前記拡散板は、前記ベース部材と前記導光板との間に配置されている、請求項2に記載の検査装置。
  4. 前記天板は、平均孔径が10μm以上の多孔質ガラスで構成され、
    前記光照射機構は、光源を有し、前記光源からの光を拡散する拡散板を有さない、請求項1に記載の検査装置。
  5. 前記載置台は、前記ベース部材と対向するように設けられた導光板をさらに有し、
    前記導光板は、当該導光板の側方に設けられた前記光源からの光を前記天板へ導くように構成されている、請求項4に記載の検査装置。
  6. 前記天板の前記検査対象体側となる面は、シリコーンで覆われている、請求項1~5のいずれか1項に記載の検査装置。
  7. 前記天板との間で前記検査対象体を挟持する挟持機構をさらに備える、請求項1~6のいずれか1項に記載の検査装置。
  8. 前記載置台は、前記検査対象体の温度を調整する温度調節機構をさらに有する、請求項1~7のいずれか1項に記載の検査装置。
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