JP2023148272A - 車両用パーソナライズ設定システム、及び車両用パーソナライズ設定方法 - Google Patents

車両用パーソナライズ設定システム、及び車両用パーソナライズ設定方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 個人の認識処理が遅延したとしても、ユーザが車両用機器のパーソナライズ設定機能を可能な限り素早く使用できるようにした車両用パーソナライズ設定システム及び車両用パーソナライズ設定方法を提供する。【解決手段】 外部情報取得部4cは、認識された個人に基づいて外部に保存された個人毎のサブスク購入状態情報を取得可能にしている。遅延判定部3bは、個人認識部4bによる個人を認識する遅延状況を判定する。変更設定部3cは、遅延判定部3bによる個人の認識の遅延状況に応じて外部情報取得部4cにより外部から取得するサブスク購入状態情報の取得内容を変更する。【選択図】図1

Description

本発明は、車両用パーソナライズ設定システム、及び車両用パーソナライズ設定方法に関する。
パーソナライズ機能は、車両の種々の項目の設定値を個人毎に変更したり、車両用機器で使用する機能のサブスクリプション(以下、サブスクと略す)などのパーソナライズ設定情報を管理する機能である。例えば、車両内には車両用機器として車両用オーディオ機器などが搭載されており、この車両用オーディオ機器で適用される音楽配信に係るサブスクリプションサービスをパーソナライズ機能により設定することがある。
パーソナライズ機能は、現在運転しているドライバを認識した上で、当該認識されたドライバ毎に様々な設定値を変更することが提案されている。なお、機能の有効期限の設定機能に関連する文献として特許文献1を挙げることができる。例えば、特許文献1記載の技術によれば、端末が、サーバから有効期限の更新命令を受信すると、更新された各機能の有効期限を記憶し、端末、端末の各機能、コンテンツへのアクセスの内、現在日時(現在時刻)が有効期限内の場合にこれらを起動可能としている。また課金処理に関連する文献として特許文献2を挙げることができる。
国際公開2002/013028号 特開2004-145480号公報
様々な事情から、例えば個人の認識の精度が低く、個人の認識に遅延を生じている場合に、パーソナライズ設定情報の設定反映が遅延してしまうケースがある。設定変更やパーソナライズ設定機能を有効化する際に時間がかかってしまい、ユーザに不利益を与えてしまうことがある。
本発明の目的は、個人の認識処理が遅延したとしても、ユーザが車両用機器のパーソナライズ設定機能を可能な限り素早く使用できるようにした車両用パーソナライズ設定システム及び車両用パーソナライズ設定方法を提供することにある。
請求項1記載の発明によれば、個人認識部により認識された個人毎に少なくとも1つ以上の車両用機器のパーソナライズ設定情報を設定するパーソナライズ設定システムを対象としている。外部情報取得部は、認識された個人に基づいて外部に保存された個人毎のパーソナライズ設定情報を取得可能にしている。遅延判定部は、個人認識部による個人認識の遅延状況を判定する。ここで、変更設定部は、遅延判定部による個人認識の遅延状況に応じて外部情報取得部により外部から取得するパーソナライズ設定情報の取得内容を変更する。
請求項1記載の発明によれば、個人認識の遅延状況に応じて外部から取得するパーソナライズ設定情報の取得内容を変更するため、個人の認識が遅延したとしても、例えば外部から複数の個人のパーソナライズ設定情報を予め取得しておくことができ、ユーザは車両用機器のパーソナライズ設定機能を可能な限り素早く使用できるようになる。
また例えば、請求項2記載の発明のように、個人認識の遅延を生じていると判定されたときには、外部から取得するパーソナライズ設定情報を複数の個人とすることで多数の個人のパーソナライズ設定情報を取得しておき、その後、個人認識されたときに外部から取得した複数の個人と照合して該当する個人のパーソナライズ設定情報を設定する。これにより、個人認識が遅延したとしても、ユーザは車両用機器のパーソナライズ設定機能を可能な限り素早く使用できる。
請求項3記載の発明によれば、外部情報取得部は、認識された個人に基づいて外部に保存された個人毎の車両用機器のパーソナライズ設定情報を取得可能にしているが、認識部により個人を認識している最中に、外部に保存された少なくとも一人以上の個人の車両用機器のパーソナライズ設定情報を取得している。このため、個人を認識している最中にパーソナライズ設定情報を並行して取得できる。
その後、個人認識部により個人認識されると、当該外部から取得したパーソナライズ設定情報に対応した個人と照合し、該当する個人が照合されると、設定部は、当該照合された個人の車両用機器のパーソナライズ設定情報について設定するようにしている。これにより、個人認識が遅延したとしても、ユーザは車両用機器のパーソナライズ設定機能を可能な限り素早く使用できる。
また請求項4記載の発明によれば、認識部により認識された個人の特定信頼度が所定より低いときには、設定部は、認識部とは別の第二認識部により個人を認識し、特定された個人の車両用機器のパーソナライズ設定情報を設定するようにしている。これにより、個人の特定信頼度が低く個人認識に遅延を生じたとしても、ユーザが車両用機器のパーソナライズ設定機能を可能な限り素早く使用できる。
第1実施形態におけるパーソナライズ設定システムの構成図 車両内の処理内容を概略的に説明するフローチャートその1 車両内の処理内容を概略的に説明するフローチャートその2 車両内の処理内容を概略的に説明するフローチャートその3 第2実施形態における車両内の処理を概略的に説明するフローチャートその1 車両内の処理を概略的に説明するフローチャートその2 車両内の処理を概略的に説明するフローチャートその3 第3実施形態における車両内の処理を概略的に説明するフローチャート 第4実施形態における車両内の処理を概略的に説明するフローチャート
以下、車両用パーソナライズ設定システム1の幾つかの実施形態について図面を参照しながら説明する。以下に説明する各実施形態において、同一又は類似の動作を行う構成については、同一又は類似の符号を付して必要に応じて説明を省略する。
(第1実施形態)
第1実施形態について図1から図4を参照しながら説明する。図1に示す車両用パーソナライズ設定システム1は、車両2の内部に設置されたHCU3、及び、個人認識用のECU4をネットワーク接続して備えると共に、車両2の外部に車外管理サーバ6を備える。
車両2に搭乗するユーザは、スマートフォン、タブレット、又は、ノートパソコンなどの携帯端末8を所持する。携帯端末8は、ユーザにより所持され車室内に持ち込み可能な端末であり操作入力用のインタフェース、表示器等が備えられており、各種の操作入力及び報知処理が可能な端末である。携帯端末8は、プロセッサ、メモリ、I/Oを備えたマイコンを備えて構成されると共に、通信網7を通じて車外管理サーバ6等に無線通信するための無線通信部8a、WiFi(登録商標)などの無線LANやブルートゥース(登録商標)などの近距離通信技術により近距離無線通信部11との間で近距離通信する近距離無線通信部8bが搭載されている。この携帯端末8もシステム1を構成する。
車両2の内外のHCU3、ECU4、車外管理サーバ6、携帯端末8は、通信網7を通じて通信接続可能になっており、これによりシステム1が構成される。通信網7は、有線通信網、無線通信網などによる。
携帯端末8のメモリ内には車両用アプリケーションプログラムがインストールされており、携帯端末8が車両用アプリを実行することで、ユーザから車両2に関する制御指令をしたり、車両2の側のHCU3又はECU4から車両2に関する情報を取得したりすることができる。このとき、ユーザは、携帯端末8を操作することで車両用機器30に関するパーソナライズ設定情報を設定できる。ここでいう車両用機器30は、車両用オーディオ機器などが該当するがこれに限られるものではない。
車外管理サーバ6には、前述尾パーソナライズ設定情報としてサブスク購入状態情報をデータベース9に格納している。例えば、ユーザが携帯端末8から通信網7を通じて車外管理サーバ6にサブスク購入状態情報を入力すると、車外管理サーバ6はそのサブスク購入状態情報を入力しデータベース9に格納して随時更新する。
データベース9には、多数のユーザの個人毎のサブスク購入状態情報が、個人情報、例えば氏名やその識別番号に紐付けて記憶されている。サブスク購入状態情報は、個人毎のサブスクリプションサービスの購入状態を示す情報であり、個人により様々な機能を購入又は貸借された機能購入情報、その期限を示す有効期限情報などを示す。
サブスクリプションサービスとしては、車両用オーディオ機器の音楽配信サブスクサービス、センターインフォメーションに表示可能にする動画配信サブスクサービス、などを挙げることができる。ユーザが、スマートフォンなどの携帯端末8やパーソナルコンピュータなどを所持している場合には、当該装置から通信網7を通じて所定の車外管理サーバ6の管理提供者が提供するフォームなどに所定の個人情報を入力し、ユーザが契約事項を承諾することでサブスク提供事業者との間でサブスクリプションサービスの購入、賃貸契約を有効期限付きで締結できる。
ユーザが携帯端末8から車両用機器30に関するサブスクリプションサービスの購入、賃貸契約をすると、当該サブスクリプションサービスに関するサブスク購入状態情報が通信網7を通じて車外管理サーバ6のデータベース9にユーザと紐付けて登録される。サブスク購入状態情報は、個人の識別情報、課金情報、有効期限情報などでデータベース9に記憶されている。
本実施形態では、この種のパーソナライズ機能として、サブスク機能に適用したが、これに限られるものではなく、サブスク購入状態情報を本願に係るパーソナライズ設定情報として示すが、パーソナライズ設定情報としてはこれに限られるものではない。例えば、パーソナライズ設定情報として、サブスクリプションサービスに関する情報に限らず、車両2の内部の個人毎のパーソナライズ設定情報、例えば、車両内のエアコンディショナの個人毎の温度設定情報、音楽やテレビの個人毎の嗜好情報、などを適用できる。
個人認識用のECU4は、MCUコアなどのプロセッサ、記憶部4a、I/O、これらを接続するバスを搭載して構成されており、記憶部4aに記憶された制御プログラムを実行することで各種の処理を実行する。MPUは、Micro-Processing-Unitの略である。記憶部4aは、コンピュータによって読み取り可能なプログラム及びデータを非一時的に格納する非遷移的実体的記憶媒体(non-transitory tangible storage medium)を示す。非遷移的実体的記憶媒体は、半導体メモリなどにより実現される。
個人認識用のECU4は、検出部10を接続して構成され、車両2に搭乗した個人を識別する個人認識部4bとしての機能を備える。検出部10は、車両2の内外の状態を検出したり、車両2に搭乗するユーザの状態を検出する。検出部10は、様々なセンサ又はスイッチを用いて構成されるもので、センサの検出状態、又はスイッチ状態をパラメータとして、車両2の状態又はユーザの状態を検出する。
検出部10は、スマートキーなどからドアロック施錠/解除指示やリモートエンジン始動を受け付けるリモートセンサ、ドアロックを施錠/解除するドアロックスイッチ、車内からドアロックスイッチを操作するドアロックセンサ、車両ドアの開閉状態を検出するドアセンサ、車載シートにユーザが着座しているか否かを検出する着座センサ、ユーザがシートベルトを装着しているか否かを検出するシートベルトセンサ、車載シートの前後位置を検知するシートポジションセンサ、シフトレンジを検出するシフトポジションセンサ、ドアミラーの角度調整用スイッチ、コンライト又はオートライト用のセンサ及びスイッチ、ユーザによりステアリングホイールが操舵されているか否かを検出するステアリングセンサを挙げることができる。
また検出部10は、エンジンの始動/停止又は電気系統を制御するイグニッションスイッチ又はパワースイッチ、車両2の速度を検出する車速センサ、エアコンの車室内温度設定や送風環境を指示するエアコンスイッチ、パーキングブレーキの状態を検出するパーキングブレーキセンサ、アクセルペダルの踏込検出用のセンサ又は電子スロットルセンサ、ブレーキペダルのペダルストロークセンサ又はブレーキペダルポジションセンサ、CIDの表面に搭載されインフォテインメント系アプリの操作を可能にするタッチパネル、フロントビューカメラ、サイドビューカメラ、コーナービューカメラ、バックビューカメラ、電子ミラー、LiDaRによるレーザレーダ、ミリ波レーダによる車両2の周辺を監視する周辺監視用センサ、なども挙げることができる。
また検出部10は、乗員モニタを用いることでユーザの状態を検出することもできる。乗員モニタは、車両2に搭乗した乗員の状態又は各種の操作機器の操作状態を検知する。乗員モニタは、ドライバ席、助手席又は後部座席の乗員の状態を画像センサにより撮影することで、当該乗員の状態を検知して撮像信号を出力するカメラを含んで構成される。ドライバの乗員状態モニタはDSMと称されている。DSMは、Driver Status Monitorの略である。
個人認識用のECU4は、HCU3や図示しない他のECUとネットワークなどを通じて通信接続されている。これにより、車両2の全体として連携した制御を実現する。ECU4は、DCM5を通じて車外の通信網7に接続可能に構成されている。DCM5は、Data Communication Moduleの略であり、車内外装置を仲介して通信するためのモジュールを示す。
ECU4は、記憶部4aに記憶されるプログラムを実行することで、検出部10の検出情報に基づいて個人を認識する個人認識部4bとしての機能を実現する。またECU4は、記憶部4aに記憶されるプログラムを実行することで、個人認識部4bにより認識された個人に基づいて外部に保存された個人毎のサブスク購入状態情報を取得可能にする外部情報取得部4cとしての機能を実現する。
またHCU3は、表示操作インタフェース系のECUを構成している。HCUは、Human Machine Interface Control Unitの略である。HCU3もまたプロセッサ、記憶部3a、I/O、これらを接続するバスを備えており、記憶部3aに記憶されたプログラムを実行することで各種の制御を実行する。記憶部3aは、コンピュータによって読み取り可能なプログラム及びデータを非一時的に格納する非遷移的実体的記憶媒体(non-transitory tangible storage medium)を示す。非遷移的実体的記憶媒体は、半導体メモリなどにより実現される。記憶部3aにはサブスク購入状態情報が逐次更新されるデータベース13が構築されている。
記憶部3aは、車両2の内部に設けられ過去に設定された車両用機器30のサブスク購入状態情報をデータベース13に記憶する。ユーザがHCU3に接続される操作入力部3eを操作することで車両2に内蔵された車両用機器30のサブスク購入状態情報がカスタマイズ設定されると、HCU3はそのサブスク購入状態情報を入力し記憶部3aのデータベース13に格納して随時更新する。
なお、車外管理サーバ6がデータベース9に記憶するサブスク購入状態情報と、車両2の内部のHCU3の記憶部3aのデータベース13に記憶されるサブスク購入状態情報とは、DCM5による通信状況が良好な通信環境の良いときに、HCU3と車外管理サーバ6との間でECU4及びDCM5を介して通信することで定期的(例えば、数日毎、1か月毎)などにアップデートされる。これにより、本実施形態においては、HCU3の記憶部3aのデータベース13にサブスク購入状態情報のコピー情報を保持できる。
また、HCU3は、個人認識用のECU4から個人認識部4bによる個人識別結果を取得すると、記憶部3aに保持されるサブスク購入状態情報を選択するための識別情報として用いる。
HCU3は、記憶部3aに記憶されたプログラムを実行することで、個人認識部4bによる個人の認識の遅延状況を判定する遅延判定部3bとしての機能を実現する。また、HCU3は、記憶部3aに記憶されたプログラムを実行することで、遅延判定部3bによる個人の認識の遅延状況に応じて外部情報取得部4cにより外部から取得するサブスク購入状態情報の取得内容を変更設定する変更設定部3cとしての機能を実現する。
またHCU3は、個人認識部4bにより個人が特定されると、当該外部から取得したサブスク購入状態情報に対応した個人と照合し、該当する個人が照合されると、当該照合された個人の車両用機器30のサブスク購入状態情報について設定する設定部3dとしての機能を実現する。HCU3には、近距離無線通信部11が接続されており、近距離無線通信部11により携帯端末8の近距離無線通信部8bとの間で通信可能になっている。
上記基本的構成について本実施形態の特徴的な作用効果を説明する。図2に通常時の流れを示している。HCU3は、図2に示す処理について、サブスク購入状態情報を車両用機器30に反映させる所定のタイミングにて実行する。例えば、車両2の電源スイッチにより起動した直後に実行することが望ましい。
ユーザがイグニッションスイッチ又はパワースイッチをオンすると、HCU3、ECU4、及びDCM5などが起動する。この後には、ECU4は、S1において個人認識部4bによる個人認識機能をアクティベート処理し、車両2の座席に座したユーザを認識する。ECU4は、個人認識部4bの機能によりユーザが認識されると、S2において個人の認識結果を取得するが、S3において個人の認識結果を取得成功するまで、このS2における個人の認識処理を繰り返す。
ECU4が、S2において個人の認識結果を取得成功すれば、S3でYESと判定し、S4においてサブスク購入状態情報を車外管理サーバ6から取得することになる。そして、サブスク購入状態情報を取得すればS6においてサブスク機能をアクティベート処理してサブスクリプションサービスを使用可能にできる。
これによりユーザは、例えば音楽配信サービスなど定額配信された各種サービスを車両2の中で楽しむことができる。なお、S6において車外管理サーバ6からサブスク購入状態情報を取得できなければ、S6においてNOと判定し、サブスク機能をアクティべート処理することなく終了する。
しかし、例えば個人認識部4bにより画像認識にて照合しても予め登録されたユーザに合致しない場合など、S2、S3において何度も個人の認識処理を繰り返す場合がある。そこで、下記のように処理内容を改良することが望ましい。
例えば、図3、図4に示すようにHCU3とECU4とで処理負担を並行して実施し、個人を認識する遅延状況に応じて処理内容を変更し、外部の車外管理サーバ6から取得するサブスク購入状態情報の取得内容を変更設定することが望ましい。
まず前述同様に、ユーザがイグニッションスイッチ又はパワースイッチをオンすると、HCU3、ECU4、及びDCM5などが起動する。この後、ECU4は、S1において個人認識部4bによる個人認識機能をアクティベート処理し、車両2の座席に座したユーザを認識する。
ECU4は、ユーザが個人認識部4bにより認識されると、S2において個人の認識結果を取得するが、S3において個人の認識結果を取得成功するまで、このS2における個人の認識処理を繰り返す。このとき、例えば個人認識部4bにより画像認識にて照合しても予め登録されたユーザに合致しない場合など、S2、S3において何度も個人の認識処理を繰り返すことがある。
ECU4は、S3において個人の認識結果を取得成功したと判定した場合に、S10においてHCU3に個人の認識結果を送信する。
図4に示すように、HCU3は、S10においてECU4から個人の認識結果を待機するが、S11において遅延判定部3bの機能により個人認識部4bによる個人を認識する遅延状況を判定する。すなわちHCU3は、ECU4から個人の認識結果を取得するのが所定より速いか否かを判断する。この所定より速いか否かの判断方法は、車両2の起動直後であれば起動タイミングからの時間をカウントしても良いし、車両2の起動後にECU4から個人の認識処理を実行開始するタイミングが情報として送信されるのであれば、この受信タイミングからの時間をカウントしても良い。また他の時間タイミングを起点として速いか否かを判断しても良い。
HCU3は、S11において個人の認証結果を取得するのが所定より速いと判定した場合、S12において当該ユーザ個人のサブスク購入状態情報をECU4に取得指令する。ECU4はこの取得指令を受信すると、ECU4は、外部情報取得部4cによりDCM5を通じて車外管理サーバ6からサブスク購入状態情報を取得する。ECU4は、HCU3にこのサブスク購入状態情報を転送する。HCU3は、S13においてサブスク購入状態情報をECU4の側から取得するまで待機し、取得すると、S13にてYESと判定する。
HCU3は、S14において、サブスク購入状態情報に紐づけられる個人と、ECU4から予め取得した個人の認識結果とを照合し、照合結果が良ければ、S14にてYESと判定し、S7においてサブスク機能をアクティベート処理する。これにより、ユーザはサブスクリプションサービスを楽しむことができる。
しかし、HCU3は、S11において個人の認証結果を取得するのが所定より遅いと判定した場合には、外部情報取得部4cにより外部から取得するサブスク購入状態情報の取得内容を変更設定する。この場合、一人の個人のサブスク購入状態情報を取得するのではなく、S15において、できる限り多くの複数のユーザのサブスク購入状態情報をECU4に取得指令することが望ましい。この理由は、個人の認証結果の取得が遅くなってしまうため、予め複数のユーザのサブスク購入状態情報を取得しておき、後に個人を照合し素早くサブスク機能を認証できるようにすることが狙いである。
HCU3が、複数のユーザのサブスク購入状態情報をECU4に取得指令すると、ECU4は、複数のユーザのサブスク購入状態情報を車外管理サーバ6から取得する。ECU4は、車外管理サーバ6から取得されるユーザのサブスク購入状態情報をHCU3に逐次転送する。するとHCU3は、S16において複数のユーザのサブスク購入状態情報を受信できる。HCU3は、S16においてECU4から個人の認識結果を受信したと判定すると、S17において、逐次取得したサブスク購入状態情報に紐付けられた個人と、S16において受信したと判定された個人の認識結果を照合する。
HCU3は、個人を照合した結果、照合結果が良ければS17にてYESと判定し、S7においてサブスク機能をアクティベート処理する。しかし、HCU3は、個人を照合した結果、照合結果が良くなければ、サブスク機能をアクティベート処理することなく、S18においてデフォルトにて使用する。この場合、例えばユーザはサブスクリプションサービスを受けることができないが、車両用機器30を通常使用できる。
<本実施形態のまとめ>
本実施形態によれば、個人認識の遅延状況に応じて外部から取得するサブスク購入状態情報の量などを変更設定するため、例えば個人認識が遅延したとしても、ユーザは車両用機器30のサブスク機能を可能な限り素早く使用できる。
またHCU3は、個人認識の遅延を生じていると判定されたときには、外部の車外管理サーバ6から取得するサブスク購入状態情報を複数の個人のサブスク購入状態情報とすることで、多数の個人のサブスク購入状態情報を予め取得しておくことができる。その後、個人認識部4bにより個人が認識されたときに、外部情報取得部4cにより取得した複数の個人と照合し、HCU3は、複数の個人の中から該当する個人のサブスク購入状態情報を設定できる。これにより、個人の認識が遅延したとしても、ユーザは車両用機器30のサブスク機能を可能な限り素早く使用できる。
<変形例>
前述実施形態では、できる限り多くのサブスク購入状態情報を車外管理サーバ6から取得するため、複数の個人のサブスク購入状態情報を並行して取得するようにしているが、少なくとも一人以上の個人のサブスク購入状態情報を取得するようにしても良い。
つまり、ECU4は、個人認識部4bにより個人の認識をしている最中に、外部情報取得部4cにより車外管理サーバ6から少なくとも一人以上の個人のサブスク購入状態情報を取得すれば、個人を認識している最中にサブスク購入状態情報を並行して取得できるようになる。このため、並列処理を実行しているだけでも素早く処理できるためである。
この場合もまた、個人認識部4bにより個人が認識されると、当該外部から取得したサブスク購入状態情報に対応した個人と照合し、該当する個人が照合されると、設定部3dは、当該照合された個人の車両用機器30のサブスク購入状態情報について設定すれば良い。これにより、個人認識が遅延したとしても、ユーザは車両用機器30のサブスク機能を可能な限り素早く使用できる。
(第2実施形態)
第2実施形態について図5から図7を参照しながら説明する。例えば、車外管理サーバ6からサブスク購入状態情報を取得できるものの、個人認識用のECU4が個人の特定信頼度が低い又は認識できないこともある。
そこで本実施形態では、HCU3は、個人認識部4bにより認識された個人の特定信頼度が所定より低いときには、個人認識部4bとは異なる別の第二認識部3fにより個人を認識し、外部情報取得部4cにより取得されるサブスク購入状態情報の中から、認識された個人の車両用機器30のサブスク購入状態情報を設定する設定部3dとしての機能を実装している。前述実施形態では、HCU3により「第二認識部3f」の認識処理を実行する形態を説明するが、他の車載器、例えばECU4により「第二認識部3f」の処理を実行するように構成しても良い。
図5に示すように、前述実施形態にて説明したS1~S3の処理を実施し、個人の認識結果を取得成功したとしても、個人の特定信頼度が低いこともある。例えば、個人の特定信頼度はパーセンテージで示すことができ、ECU4は、例えば検出部10によりドライバの顔の画像認識結果を、予め登録された個人の顔データと照合したときに、その一致度に基づいて特定信頼度は変化する。このときHCU3は、この個人の認識結果を取得成功したときであっても、特定信頼度が低いときには、第二認識部3fを使用して個人を認識すると良い。
HCU3は、図5のS21に示すように特定信頼度が所定より低くないと判定したときには信頼度を高く評価できるため、S21にてNOと判定してそのままS7においてサブスク機能をアクティベート処理しても良い。しかし、HCU3は図5のS21にて特定信頼度が所定より低いと判定したときには、図5のS22及び図6にその一例を示すように、第二認識部3fにより個人を認識して特定認識度の信頼度が高くなったことを条件として、S7においてサブスク機能アクティべート処理する。
図6に示すように、HCU3は、S23において操作入力インタフェースを通じてユーザにパスワード認証を実行させ、S24において記憶部3aに管理しているパスワードと一致しているか否かを判定する。HCU3は、パスワードが一致していればS24においてYESと判定し、通信網7に接続された認証サーバ20との間の二段階認証の処理を促すと良い。
二段階認証は、例えば携帯端末8に予めインストールされた認証アプリ、又は、メールアドレスを用いて別途コードの入力を促し、認証サーバ20がこの入力コードを適正であると認めるか否かを判定することで行われる。認証サーバ20により適正(OK)の判定がなされれば、S25にてYESと判定し、S7においてサブスク機能をアクティベート処理する。すると、ユーザは車両用機器30のサブスク機能を利用できる。
また、第二認識部3fの他の例を図7に例示している。HCU3は、図5のS21にて特定信頼度が所定より低いと判定したときには、図5のS22及び図7にその一例を示すように、第二認識部3fにより個人を認識して特定認識度の信頼度が高くなったことを条件として、S7においてサブスク機能アクティべート処理する。
図7に示すように、HCU3は、ECU4にサブスク購入状態情報の取得指令し、DCM5を通じて外部管理サーバ6からサブスク購入状態情報を取得する。HCU3は、車載器となるHCU3の記憶部3aの側で管理しているサブスク購入状態情報と一致するか否かを判定する。HCU3は、この内容が一致していれば、S7においてサブスク機能を有効化してアクティベート処理する。すると、ユーザは車両用機器30のサブスク機能を利用できる。
しかし、S27において一致していないと判定した場合、HCU3は、S23において操作入力インタフェースを通じてユーザにパスワード認証を実行させ、S24において記憶部3aに管理しているパスワードと一致しているか否かを判定する。HCU3は、パスワードが一致していればS24においてYESと判定し、通信網7に接続された認証サーバ20との間の二段階認証の処理を促す。
二段階認証は、例えば携帯端末8に予めインストールされた認証アプリ、又は、メールアドレスを用いて別途コードの入力を促し、認証サーバ20がこの入力コードを適正であると認めるか否かを判定することで行われる。認証サーバ20により適正(OK)の判定がなされれば、S25にてYESと判定し、S7においてサブスク機能をアクティベート処理する。すると、ユーザは、車両用機器30のサブスク機能を利用できる。これにより、ユーザ認証の正確さを担保できる。
しかし、HCU3は、S24、S25において追加で個人を認証した結果、その認証結果が良好でなければ、サブスク機能をアクティベート処理することなく、S18においてデフォルトにて使用する。この場合、例えばユーザはサブスクリプションサービスを受けることができないが、車両用機器30を通常使用できる。
以上説明したように、本実施形態によれば、個人認識部4bにより認識された個人の特定信頼度が所定より低いときには、個人認識部4bとは別の第二認識部3fにより個人を認識し、認識された個人の車両用機器30のサブスク購入状態情報を設定するようにしている。これにより、たとえ個人認識部4bによる個人認証の信頼度が所定より低かったとしても、信頼性良く認証できるようになり、車両用機器30に関する個人のサブスク購入状態情報を設定できる。これにより、ユーザはサブスクリプションサービスを適用した車両用機器30のサブスク機能を素早く楽しむことができる。
(第3実施形態)
第3実施形態について図8を参照しながら説明する。例えば、車外管理サーバ6からサブスク購入状態情報を取得できるものの、個人認識用のECU4が個人を認識できないこともある。ECU4が、個人認識部4bにより個人を識別できない場合には、車両ユーザが誰であるか特定できず、ユーザが車両2の中でサブスクリプションサービスを使用できない場合があり不便である。
そこで本実施形態では、第2実施形態で示した「第二認識部3f」の認識処理の代わりに、第二認識部3fは、車載器、ここではHCU3の記憶部3aに記憶、管理している個人情報を取得して個人を特定する機能を実現する。
ユーザが車両2に搭乗すると、携帯端末8が車両2の中の近距離無線通信部11とペアリングすることで情報通信できるようになる。このとき携帯端末8は近距離無線通信部8bを通じて車両2の中の近距離無線通信部11とペアリングすることで、HCU3は識別情報を取得できる。
HCU3は、携帯端末8に固有の識別情報やユーザの情報などのペアリング情報を識別情報として記憶部3aに記憶保持できる。携帯端末8や当該携帯端末8を所持するユーザを識別する識別情報はユーザと紐づけて記憶部3aに記憶されている。
図8に示すように、HCU3が、S1~S3において個人の認識結果を取得成功したか否かを判定した結果、取得成功しなかった場合、S3にてNOと判定しS2にて個人の認識結果の取得処理を繰り返すことになる。本実施形態では、HCU3が、S31において個人の認識結果の取得処理を所定回数トライしても取得成功できない場合を考慮しており、この場合、S31においてYESと判定し、S32の処理に移行する。
HCU3は、S32において、車載器の側、ここではHCU3の記憶部3aで記憶、管理されている識別情報を取得する。ここでの識別情報は、前述したペアリング情報に含まれる携帯端末8に固有の識別情報や当該携帯端末8を所持するユーザの識別情報などを示す。
HCU3は、携帯端末8から取得された識別情報に複数の個人が含まれている場合には、S33において操作入力インタフェースを介して車両2に搭乗した本人にユーザを選択させて認証する。この認証処理は、前述実施形態でも説明したように、パスワード認証や二段階認証を用いることができる。
HCU3は、S34において認証成功した場合に、S34においてYESと判定しS35においてサブスク機能をアクティベート処理する。ユーザが車両用機器30のサブスク機能を使用できる。
ただし、HCU3は、車両2に搭乗した本人にユーザを選択させたときに認証成功しなかった場合には、サブスク機能をアクティベート処理することなく、S18においてデフォルトでしか車両用機器30を使用許可しない。この場合、例えばユーザはサブスクリプションサービスを受けることができないが、車両用機器30を通常使用できる。
本実施形態によれば、第二認識部3fの機能により車両2に搭載されたHCU3の側で管理しているユーザの識別情報を取得して個人を認識するようにしているため、ユーザ認証を担保でき、個人認識用のECU4が個人を認識できない場合があっても、ユーザがサブスク機能を素早く使用できるようになる。
(第4実施形態)
第4実施形態について図9を参照しながら説明する。例えば、通信網7を通じた通信環境が悪化しており、DCM5が車外管理サーバ6と通信できないなど、ユーザが車両2の中でサブスクリプションサービスを使用できない場合があり、ユーザにとって不便となる。
そこで本実施形態では、HCU3は、車両2の外部に保存された個人のサブスク購入状態情報が取得されるまでは、車両2の中の記憶部3aに記憶されている個人のサブスク購入状態情報を読出して設定する設定部3dとしての機能を実現する。
第1実施形態で説明した図3に示すように、個人認識用のECU4は、S1~S3の処理を実行し、個人の認識結果を取得成功すると、S3でYESと判定し、この結果をHCU3に送信する。HCU3は、図9に示すように、S10aにおいてECU4から送信された個人の認識結果を受信すると、S4においてECU4から送信されるユーザのサブスク購入状態情報を取得待機する。
続いてHCU3は、S41においてサブスク購入状態情報の取得状況を判断し、通常に比べて遅延を生じているか否か、この場合、所定より遅延しているか否かを判定する。この所定より遅延しているか否かの判断方法は、車両2の起動直後であれば起動タイミングからの時間をカウントしても良いし、車両2の起動後にECU4からサブスク購入状態情報を車外管理サーバ6から取得開始するタイミングが送信されるのであれば、この受信タイミングからの時間をカウントしても良い。また他の時間タイミングを起点として遅延しているか否かを判断しても良い。
HCU3は、サブスク購入状態情報の取得遅延を生じておらず、速やかにサブスク購入状態情報を取得できた場合、S41においてNOと判定し、前述実施形態に示したS14の処理を実行する。HCU3は、S14において、サブスク購入状態情報に紐づけられる個人と、ECU4から予め取得した個人の認識結果とを照合し、照合結果が良ければ、S14にてYESと判定し、S7においてサブスク機能をアクティベート処理する。これにより、ユーザはサブスクリプションサービスを適用した車両用機器30のサブスク機能を素早く楽しむことができる。
しかしHCU3は、サブスク購入状態情報の取得遅延を生じていれば、S41においてYESと判定する。このとき、HCU3は、S42において個人の認識結果に合うサブスク購入状態情報が記憶部3aに記憶され保持されているか否かを判定し、HCU3の記憶部3aに記憶されたサブスク購入状態情報を取得する。その後、HCU3は、S7においてサブスク機能をアクティベート処理する。これにより、ユーザは、車両用機器30のサブスク機能を素早く楽しむことができる。
ここでHCU3は、S14において個人を照合できなかった場合には、サブスク機能をアクティベート処理することなく、S18においてデフォルト情報を使用する。この場合、例えばユーザはサブスクリプションサービスを受けることができないが、車両用機器30を通常使用できるようになる。
他方、S42において個人の認識結果に合うサブスク購入状態情報を記憶部3aから取得できない場合には、S42にてNOと判定し、S44において外部の車外管理サーバ6からDCM5及びECU4を通じてサブスク購入状態情報を取得できるまで待機する。そして、HCU3は、S44においてECU4からサブスク購入状態情報を取得すると、S14に移行し前述同様の照合処理を繰り返す。この照合結果が良好であれば、S7においてサブスク機能をアクティベート処理し、良好でなければS18においてデフォルト情報を使用することになり、サブスク機能を使用することはない。
本実施形態をまとめると以下のようになる。本実施形態においては、車両2の外部の車外管理サーバ6に保存された個人のサブスク購入状態情報が取得されるまでは、設定部3dは、車両2の中の記憶部3aに記憶されている個人のサブスク購入状態情報を取得して設定している。このため、記憶部3aに記憶されている個々人の車両用機器30のサブスク購入状態情報を用いてサブスク機能をアクティベートできるようになる。
これにより、車外管理サーバ6のデータベース9に記憶されている課金情報と、車両2のHCU3の記憶部3aの側に保存された有効期限情報を使い分けでき、HCU3の記憶部3aに保存されたサブスク購入状態情報に含まれる有効期限情報を有効活用できる。これにより、車外管理サーバ6からサブスク購入状態情報を取得できない場合があったとしても、ユーザがサブスク機能を可能な限り素早く使用できるようになる。
(他の実施形態)
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、種々変形して実施することができ、その要旨を逸脱しない範囲で種々の実施形態に適用可能である。
前述実施形態では、HCU3が主体として処理を実行する形態を示したが、その一部又は全部の処理、機能を他の車載器(例えば、ECU4)が実行するようにしても良い。また逆に、ECU4に搭載されている機能を他の車載器(例えば、HCU3)が実行するようにしても良い。
本開示に記載のHCU3又は他のECU4による手法は、コンピュータプログラムにより具体化された一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリを構成することにより提供された専用コンピュータにより実現されても良い。或いは、本開示に記載のHCU3及びECU4による手法は、一つ以上の専用ハードウェア論理回路によりプロセッサを構成することにより提供された専用コンピュータにより実現されても良い。若しくは、本開示に記載の制御装置及びその手法は、一つ乃至は複数の機能を実行するようにプログラムされたプロセッサ及びメモリと一つ以上のハードウェア論理回路により構成されたプロセッサとの組み合わせにより構成された一つ以上の専用コンピュータにより実現されても良い。また、コンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されるインストラクションとして、コンピュータ読み取り可能な非遷移有形記録媒体に記憶されていても良い。
本開示は、前述した実施形態に準拠して記述したが、本発明は当該実施形態や構造に限定されるものではないと理解される。本発明は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、さらには、それらに一要素、それ以上、あるいはそれ以下、を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範畴や思想範囲に入るものである。
図面中、1は車両用パーソナライズ設定システム、3はHCU(車載器)、3bは遅延判定部、3cは変更設定部、3dは設定部、3eは操作入力部、3fは第二認識部、4はECU(車載器)、4bは個人認識部、4cは外部情報取得部、20は認証サーバ、を示す。

Claims (10)

  1. 個人認識部(4b)により認識された個人毎に少なくとも1つ以上の車両用機器(30)のパーソナライズ設定情報を設定する車両用パーソナライズ設定システムであって、
    前記認識された個人に基づいて外部に保存された個人毎のパーソナライズ設定情報を取得可能にする外部情報取得部(4c)と、
    前記個人認識部による個人を認識する遅延状況を判定する遅延判定部(3b)と、
    前記遅延判定部による個人の認識の遅延状況に応じて前記外部情報取得部により外部から取得するパーソナライズ設定情報の取得内容を変更する変更設定部(3c)と、
    を備える車両用パーソナライズ設定システム。
  2. 前記遅延判定部により個人の認識に遅延を生じていると判定されたときに、前記外部情報取得部により外部に保存された複数の個人のパーソナライズ設定情報を取得し、
    前記個人認識部により個人が認識されると当該認識された個人と外部から取得した複数の個人とを照合し、前記複数の個人の中から該当する個人のパーソナライズ設定情報を設定する請求項1記載の車両用パーソナライズ設定システム。
  3. 個人認識部(4b)により認識された個人毎に少なくとも1つ以上の車両用機器(30)のパーソナライズ設定情報を設定する車両用パーソナライズ設定システムであって、
    前記個人認識部により認識された個人に基づいて外部に保存された車両用機器のパーソナライズ設定情報を取得可能にする外部情報取得部(4c)を備え、
    前記個人認識部により個人を認識している最中に、前記外部情報取得部は外部に保存された少なくとも一人以上の個人の車両用機器のパーソナライズ設定情報を取得し、
    前記個人認識部により個人が認識されると、当該外部から取得したパーソナライズ設定情報に対応した個人と照合し、該当する個人が照合されると、当該照合された個人の車両用機器のパーソナライズ設定情報について設定する設定部(3d)、を備える車両用パーソナライズ設定システム。
  4. 個人認識部(4b)により認識された個人毎に少なくとも1つ以上の車両用機器(30)のパーソナライズ設定情報を設定する車両用パーソナライズ設定システムであって、
    前記個人認識部により認識された個人に基づいて外部に保存された車両用機器のパーソナライズ設定情報を取得可能にする外部情報取得部(4c)と、
    前記個人認識部により認識された個人の特定信頼度が所定より低いときには、前記個人認識部とは別の第二認識部(3f)により個人を認識し、前記外部情報取得部により取得されるパーソナライズ設定情報の中から前記認識された個人の車両用機器のパーソナライズ設定情報を設定する設定部(3d)と、
    を備える車両用パーソナライズ設定システム。
  5. 前記第二認識部は、車両に搭載された車載器(3、4)の側で管理しているパスワード認証、又は、認証サーバ(20)による二段階認証する請求項4記載の車両用パーソナライズ設定システム。
  6. 前記第二認識部は、車両に搭載された車載器(3、4)の側で管理しているパーソナライズ設定情報と比較し、一致すると判定された場合にはパーソナライズ機能を有効化する請求項4記載の車両用パーソナライズ設定システム。
  7. 前記第二認識部は、車両に搭載された車載器(3、4)の側で管理しているユーザの識別情報を取得して個人を認識する請求項4記載の車両用パーソナライズ設定システム。
  8. 個人認識部(4b)により認識された個人毎に少なくとも1つ以上の車両用機器(30)のパーソナライズ設定情報を設定する車両用パーソナライズ設定方法であって、
    外部情報取得部(4c)は、前記認識された個人に基づいて外部に保存された個人毎のパーソナライズ設定情報を取得可能にするものであって、
    前記個人認識部による個人の認識の遅延状況を遅延判定部(3b)により判定する過程と、
    前記遅延判定部による個人の認識の遅延状況に応じて前記外部情報取得部により外部から取得するパーソナライズ設定情報を変更設定部(3c)により変更設定する過程と、
    を備える車両用パーソナライズ設定方法。
  9. 個人認識部(4b)により認識された個人毎に少なくとも1つ以上の車両用機器のパーソナライズ設定情報を設定する車両用パーソナライズ設定方法であって、
    前記個人認識部(4b)により個人を特定している最中に、外部に保存された少なくとも一人以上の個人の車両用機器のパーソナライズ設定情報を外部情報取得部により取得し、
    前記個人認識部(4b)により個人が特定されると、当該外部から取得したパーソナライズ設定情報に対応した個人と照合し、
    該当する個人が照合されると、設定部により照合された個人の車両用機器のパーソナライズ設定情報について設定する車両用パーソナライズ設定方法。
  10. 個人認識部(4b)により認識された個人毎に少なくとも1つ以上の車両用機器(30)のパーソナライズ設定情報を設定する車両用パーソナライズ設定方法であって、
    外部情報取得部(4c)は、前記個人認識部により認識された個人に基づいて外部に保存された車両用機器のパーソナライズ設定情報を取得可能にするものであり、
    前記個人認識部により認識された個人の特定信頼度が所定より低いときには、前記個人認識部とは別の第二認識部(3f)により個人を認識し、
    前記外部情報取得部により取得されるパーソナライズ設定情報の中から、設定部(3d)により前記認識された個人の車両用機器のパーソナライズ設定情報を設定する車両用パーソナライズ設定方法。
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