JP2023148264A - 搬送機構 - Google Patents

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JP2023148264A JP2022056184A JP2022056184A JP2023148264A JP 2023148264 A JP2023148264 A JP 2023148264A JP 2022056184 A JP2022056184 A JP 2022056184A JP 2022056184 A JP2022056184 A JP 2022056184A JP 2023148264 A JP2023148264 A JP 2023148264A
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拓弥 笛田
Takuya Fueda
宏樹 櫻井
Hiroki Sakurai
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Abstract

【課題】搬送物の運動エネルギーを有効に活用して、搬送物の搬送におけるエネルギー効率の向上を図ることが可能な搬送機構を提供する。【解決手段】搬送機構100は、接触部材3と、保持部材4と、接触部材3の移動に伴い、接触部材3の移動方向とは反対方向側に移動される搬送物押進部材51と、搬送物押進部材51の移動に伴い、搬送物Wを減速させて搬送物Wの運動エネルギーを蓄積する弾性部材50と、を含む蓄積機構と、を備え、蓄積機構5は、搬送物Wが停止位置で停止された場合に、搬送物押進部材51を搬送物Wの後方側位置P2で停止させて、弾性部材50の搬送物Wの運動エネルギーの蓄積状態を保持するように構成され、搬送物Wの停止位置P0での停止が解除された場合に、弾性部材50の搬送物Wの運動エネルギーの蓄積状態を解除して、搬送物押進部材51により、搬送物Wを後方側位置P2から前方に押し進める。【選択図】図2

Description

本発明は、搬送機構に関し、特に、パレットまたはワークを含む搬送物を搬送する搬送機構に関する。
従来、パレットを搬送する搬送コンベアが知られている(たとえば、特許文献1参照)。
上記特許文献1には、圧縮コイルバネを有するパレットストッパ機構が設けられた搬送コンベアが開示されている。上記パレットストッパ機構は、搬送コンベアにより搬送されるパレットの前端面にストッパーを接触させて、パレットを停止させるように構成されている。この際、パレットストッパ機構は、パレットの駆動力により圧縮コイルバネを弾性変形させて、パレットに接触する衝撃を緩和しながらパレットを停止させるように構成されている。また、パレットストッパ機構は、圧縮コイルバネを弾性変形(縮む方向に変形)させたまま、ストッパーを下降させてストッパーとパレットとの接触状態を解除することによって、搬送コンベアによる搬送を再開するように構成されている。その結果、圧縮コイルバネの弾性変形が解除される。すなわち、パレットの衝撃を緩和して停止させる際に圧縮コイルバネに蓄積されたパレットの運動エネルギーを、単に圧縮コイルバネの縮み状態を解除(開放)することによって、外部に放出して、パレットの搬送を再開している。
特開平6-271059号公報
ここで、上記特許文献1には明記されていないが、従来から搬送機構の分野では、パレットの運動エネルギーの損失が小さくなるようにして搬送を行うことが求められている。上記特許文献1では、パレットの衝撃を緩和して停止させる際に圧縮コイルバネに蓄積されたパレットの運動エネルギーを単に外部に放出しているため、パレットの搬送におけるエネルギー効率の観点より改善が望まれている。
この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、この発明の1つの目的は、搬送物の運動エネルギーを有効に活用して、搬送物の搬送におけるエネルギー効率の向上を図ることが可能な搬送機構を提供することである。
上記目的を達成するために、この発明の一の局面における搬送機構は、前方に移動するパレットまたはワークを含む搬送物に接触して搬送物に押されることにより移動する接触部材と、接触部材を保持して、接触部材とともに移動する保持部材と、接触部材の移動に伴い、接触部材の移動方向とは反対方向側に移動される搬送物押進部材と、保持部材および搬送物押進部材に取り付けられ、搬送物押進部材の移動に伴い、接触部材を介して搬送物を減速させて搬送物の運動エネルギーを蓄積する蓄積部材と、を含む蓄積機構と、を備え、蓄積機構は、搬送物が停止位置で停止された場合に、搬送物押進部材を搬送物の後方側位置で停止させて、蓄積部材の搬送物の運動エネルギーの蓄積状態を保持するように構成され、搬送物の停止位置での停止が解除された場合に、蓄積部材の搬送物の運動エネルギーの蓄積状態を解除して、搬送物押進部材により、搬送物を後方側位置から前方に押し進めるように構成されている。
この発明の一の局面による搬送機構では、上記のように、接触部材の移動に伴い、接触部材の移動方向とは反対方向側に移動される搬送物押進部材と、保持部材および搬送物押進部材に取り付けられ、搬送物押進部材の移動に伴い、接触部材を介して搬送物を減速させて搬送物の運動エネルギーを蓄積する蓄積部材と、を含む蓄積機構を設け、蓄積機構を、搬送物が停止位置で停止された場合に、搬送物押進部材を搬送物の後方側位置で停止させて、蓄積部材の搬送物の運動エネルギーの蓄積状態を保持するように構成するとともに、搬送物の停止位置での停止が解除された場合に、蓄積部材の搬送物の運動エネルギーの蓄積状態を解除して、搬送物押進部材により、搬送物を後方側位置から前方に押し進めるように構成する。これによって、搬送物を停止させる際に蓄積部材に搬送物の運動エネルギーを蓄積しておき、搬送物の停止を解除して搬送を再開する際に、蓄積部材の搬送物の運動エネルギーの蓄積状態を解除して、搬送物押進部材により、搬送物を押し進めることができる。したがって、搬送物を停止させる際に蓄積した搬送物の運動エネルギーを、従来のように単に外部に放出して無駄に消費するのではなく、搬送物を押し進めることに用いることができる。このため、搬送物の運動エネルギーを有効に活用して、搬送物の搬送におけるエネルギー効率の向上を図ることができる。
上記一の局面による搬送機構において、好ましくは、蓄積部材は、弾性部材を含み、弾性部材は、接触部材と搬送物との接触前の搬送物押進部材の位置である初期位置から、後方側位置への搬送物押進部材の移動に伴い弾性変形量が大きくなるように構成されている。
このように構成すれば、搬送物の移動を停止させる際に、搬送物を後方から押し進めることができるように、搬送物押進部材を後方側位置に移動させながら、弾性部材を弾性変形させるだけで、容易に、搬送物の運動エネルギーを比較的大きな弾性エネルギーとして蓄積することができる。
この場合、好ましくは、接触部材と搬送物押進部材との間に配置され、保持部材を回動可能に支持する回動中心軸をさらに備え、蓄積機構および搬送物押進部材は、それぞれ、カムおよびカムフォロワを含み、カムは、初期位置から後方側位置へのカムフォロワの移動をガイドするように構成され、初期位置から後方側位置に近づくにつれて回動中心軸からの離間距離が大きくなるとともに、回動中心軸の回動方向に沿って延びる第1ガイド部を有する。
このように構成すれば、弾性部材が取り付けられた搬送物押進部材のカムフォロワを、カムの第1ガイド部に沿って容易に移動させることができる。その結果、容易に、弾性部材を弾性変形させて搬送物の運動エネルギーを蓄積することができる。
上記カムが第1ガイド部を有する構成において、好ましくは、カムは、搬送物の停止位置での停止が解除された場合に、搬送物押進部材により搬送物を後方側位置から前方に押し進めるように、後方側位置から前方側位置へのカムフォロワの移動をガイドする直線状の第2ガイド部を有する。
このように構成すれば、搬送物の停止を解除して搬送を再開する際に、カムフォロワを、カムの第2ガイド部に沿って容易に移動させることができる。その結果、容易に、搬送物押進部材により搬送物を後方側位置から前方に押し進めることができる。
上記カムが第2ガイド部を有する構成において、好ましくは、初期位置は、前方側位置および後方側位置の下方に配置され、カムは、搬送物と接触部材との接触が解除された場合に、前方側位置から初期位置へのカムフォロワの自重による移動をガイドする円弧状の第3ガイド部を有する。
このように構成すれば、弾性部材に蓄積した運動エネルギーを消費して、前方側位置に位置する搬送物押進部材のカムフォロワを、円弧状のカムの第3ガイド部に沿って自重によって初期位置まで移動させることができるので、初期位置に向けてカムフォロワをスムーズに移動させることができるとともに、搬送物押進部材を初期位置に移動させて次の搬送物に対応する状態に復帰させることができる。
上記一の局面による搬送機構において、好ましくは、接触部材と搬送物押進部材との間に配置され、保持部材を回動可能に支持する回動中心軸をさらに備え、保持部材は、接触部材が搬送物の前端面に接触した状態で回動するとともに、接触部材が搬送物の底面に接触した状態で回動が規制されるように構成されている。
このように構成すれば、搬送物の接触位置に応じて、保持部材の回動(移動)および回動の停止を切り替えることができるので、容易に、弾性部材に運動エネルギーを蓄積している状態と弾性部材に蓄積された運動エネルギーを保持する状態とを切り替えることができる。
なお、上記一の局面による搬送機構において、以下の構成も考えられる。
すなわち、上記油搬送機構において、弾性部材は、伸びにより弾性エネルギーが蓄積される引張ばねを含む。
このように構成すれば、引張ばねを伸ばして弾性変形させるだけで、容易に、搬送物の運動エネルギーを弾性エネルギーとして蓄積することができる。
また、上記油搬送機構において、接触部材は、搬送物に接触した状態で搬送物の前方への移動に伴い回動するローラーを含む。
このように構成すれば、ローラーにより、搬送物に接触した際の摩擦抵抗を低減することができる。
また、上記カムが第1ガイド部を有する構成において、第1ガイド部は、カムフォロワが移動する間において滑らかにかつ継続的に弾性部材の弾性変形量が大きくなるように、略正弦曲線状に形成されている。
このように構成すれば、第1ガイド部に沿ってカムフォロワが移動する際に、第1ガイド部とカムフォロワとの間の摩擦力により、カムフォロワが途中で停止することを回避することができる。
また、上記カムが第1ガイド部を有する構成において、カムフォロワが第3ガイド部に沿って初期位置に移動した場合に、初期位置から前方側位置に向けたカムフォロワの移動を規制する規制部材をさらに備える。
このように構成すれば、規制部材により、カムフォロワを初期位置から前方側位置に移動させることなく、確実に、初期位置から後方側位置に移動させることができる。
本発明によれば、上記のように、搬送物の運動エネルギーを有効に活用して、搬送物の搬送におけるエネルギー効率の向上を図ることができる。
実施形態による搬送機構がコンベヤに取り付けられた状態を示した側面図である。 実施形態による搬送機構を示した斜視図である。 図1のIII-III線に沿った断面図である。 実施形態による搬送機構の接触部材に搬送物が接触した状態示した側面図である。 実施形態による搬送機構のカムフォロワが第1ガイド部に沿って初期位置から後方側位置に移動する途中の状態を示した側面図であり、図4の状態に続く状態を示した図である。 実施形態による搬送機構のカムフォロワが後方側位置に位置する状態を示した側面図であり、図5の状態に続く状態を示した図である。 実施形態による搬送機構のカムフォロワが第2ガイド部に沿って、後方側位置から前方側位置に移動した状態(搬送物を押し進める状態)を示した側面図であり、図6の状態に続く状態を示した図である。 実施形態による搬送機構の接触部材と搬送物との接触が解除された状態を示した側面図であり、図7の状態に続く状態を示した図である。 実施形態による搬送機構のカムフォロワがラッチプレートに衝突した状態を示した側面図であり、図8の状態に続く状態を示した図である。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。
[実施形態]
(搬送機構の構成)
図1~図9を参照して、実施形態による搬送機構100の構成について説明する。
図1および図2に示す搬送機構100は、パレットまたは製品などのワークを含む搬送物Wを搬送するコンベアCに取り付けられて、コンベアCによる搬送物Wの搬送をアシストするように構成されている。
詳細には、搬送機構100は、前方に移動する搬送物Wの前端面W2に接触して、搬送物Wを減速させるように構成されている。この際、搬送機構100は、後述する蓄積機構5の弾性部材50により、搬送物Wの運動エネルギーを蓄積するように構成されている。搬送物Wは、減速した状態で、コンベアCのストッパーS(図6参照)に接触することにより、所定の停止位置P0(図6参照)で停止する。なお、弾性部材50は、特許請求の範囲の「蓄積部材」の一例である。
そして、搬送物Wの移動を開始する際に、搬送機構100は、弾性部材50の搬送物Wの運動エネルギーの蓄積状態を解除して、搬送物Wを前方に押し進める(アシストする)ように構成されている。
一例ではあるが、コンベアCは、左右方向(下記のY方向)に離間する平行な2つのレーンが設けられたローラー式コンベアにより構成されている。搬送物Wは、2つのレーンに跨るようにしてコンベアC上に載置される。なお、図1では、コンベアCの右側のレーンのみを示している。
各図では、上下方向をZ方向により示す。Z方向のうちの上方をZ1方向により示し、下方をZ2方向により示す。
また、各図では、コンベアCが延びる方向をX方向により示す。X方向のうちの前方(搬送方向前方)をX1方向により示し、後方(搬送方向後方)をX2方向により示す。
また、各図では、コンベアCの左右方向(幅方向)をY方向により示す。Y方向のうちのコンベアCの前方(X1方向)に対する右方をY1方向により示し、コンベアCの前方(X1方向)に対する左方をY2方向により示す。なお、搬送機構100は、コンベアCの右側(Y1方向側)のレーンに対して、左右方向(Y方向)の内側から設置されている。
なお、Y方向は、保持部材4の第1保持部材40の回動中心軸2の中心軸線α1が延びる方向でもある。また、Y方向は、保持部材4の第2保持部材41の回動中心軸2aの中心軸線α2が延びる方向でもある。また、Y方向は、ラッチプレート6の回動中心軸6aの中心軸線βが延びる方向でもある。また、Y方向は、ローラーにより構成される接触部材3の中心軸線γが延びる方向でもある。
また、各図では、保持部材4(第1保持部材40)の長手方向をA方向により示す。A方向のうちの保持部材4(第1保持部材40)の前方端部から後方端部を向く方向をA1方向により示し、その反対方向をA2方向により示す。
搬送機構100は、取付部材1と、回動中心軸2と、接触部材3と、保持部材4と、搬送物Wの運動エネルギーを蓄積する蓄積機構5と、ラッチプレート6(規制部材)とを備えている。
搬送機構100は、全体として、上下方向(Z方向)および前後方向(X方向)の大きさに比して、左右方向(Y方向)の大きさ(厚み)が小さくなるように形成されている。一例ではあるが、左右方向(Y方向)の大きさは、上下方向(Z方向)および前後方向(X方向)の各大きさの半分よりも小さい。搬送機構100全体の左右方向(Y方向)の大きさ(厚み)を小さくすることにより、限られた搬送コンベア内での収納空間において搬送機構100の省スペース化が図られている。
(取付部材の構成)
取付部材1は、搬送機構100をコンベアCに取り付けるための構成である。取付部材1には、搬送機構100の他の構成部品(接触部材3、保持部材4、蓄積機構5)が取り付けられている。取付部材1は、上記他の構成部材の右方側(Y1方向側)に配置されている。取付部材1は、ボルト孔(図示せず)が設けられており、ボルトによりコンベアCに取り付けられている。
取付部材1は、上部取付部材10と、上部取付部材10に対して下方側(Z2方向側)から接続される下部取付部材11とを含んでいる。
上部取付部材10は、上下方向(Z方向)を厚み方向とし、前後方向に細長く延びる形状を有している。上部取付部材10には、回動中心軸2を介して保持部材4(第1保持部材40)が回動可能に取り付けられている。
下部取付部材11は、左右方向(Y方向)を厚み方向とする薄肉の矩形状に形成されている。
下部取付部材11には、蓄積機構5の後述するカムプレート52が固定されている。また、下部取付部材11には、ラッチプレート6が回動中心軸6aを介して回動可能に取り付けられている。また、下部取付部材11には、回動規制部11aおよび緩衝部11bが設けられている。なお、カムプレート52は、特許請求の範囲の「カム」の一例である。
回動規制部11aは、カムプレート52の第3ガイド部52cに沿って回動中心軸2周りに回動する保持部材4(第1保持部材40)に接触して、保持部材4の回動を規制するように構成されている。回動規制部11aは、下方側(Z2方向側)から保持部材4に当接するように構成されている。
緩衝部11bは、圧縮ばねにより構成されている。緩衝部11bは、保持部材4(第1保持部材40)が回動規制部11aに当接する直前に、保持部材4に接触して、保持部材4に加わる衝撃を緩和するように構成されている。緩衝部11bは、下方側から保持部材4に当接するように構成されている。
(回動中心軸の構成)
回動中心軸2は、上記の通り、保持部材4の第1保持部材40を回動可能に支持する軸である。回動中心軸2は、A方向において、接触部材3と、蓄積機構5の後述する搬送物押進部材51との間に配置されている。また、回動中心軸2は、A方向において、接触部材3と、蓄積機構5の後述する弾性部材50との間に配置されている。
回動中心軸2は、常に搬送物押進部材51および弾性部材50の前方側(X1方向側)に配置されている。回動中心軸2は、常に接触部材3の下方側(Z2方向側)に配置されている。回動中心軸2は、保持部材4(第1保持部材40)が回動規制部11aに当接している状態で、搬送物押進部材51および弾性部材50の上方側(Z1方向側)に配置されている。回動中心軸2は、接触部材3が搬送物Wの底面W1に接触した状態で、接触部材3の後方側(X2方向側)に配置されている。
(接触部材の構成)
接触部材3は、搬送物Wに接触した状態で搬送物Wの前方への移動に伴い回動するローラーにより構成されている。接触部材3は、保持部材4(第2保持部材41)の前方側かつ上方側の端部に設けられている。接触部材3は、前方に移動する搬送物Wに接触して搬送物Wに押されることにより移動するように構成されている。
詳細には、接触部材3は、搬送物Wの前端面W2に接触した場合、保持部材4の回動中心軸2周りの回動に伴い、保持部材4とともに回動するように構成されている。なお、各図において、接触部材3は、搬送物Wに接触した場合、反時計回り方向(R1方向)に回動するように構成されている。
そして、接触部材3は、搬送物Wの前端面W2に対する接触位置が搬送物Wの停止位置P0(図6参照)に向けた前方への移動に伴い下方に移行していき、搬送物Wが停止位置P0で停止する際には搬送物Wの底面W1に接触する。
(保持部材の構成)
保持部材4は、接触部材3を保持して、接触部材3とともに移動(回動)するように構成されている。
保持部材4は、接触部材3が搬送物Wの前端面W2に接触した状態で回動するとともに、接触部材3が搬送物Wの底面W1に接触した状態で回動が規制されるように構成されている。なお、接触部材3が搬送物Wの底面W1に接触した状態で、保持部材4の長手方向であるA方向が、前後方向(X方向)と(略)一致する。
保持部材4は、第1保持部材40と、第1保持部材40の前方側に取り付けられる第2保持部材41と、第1保持部材40と第2保持部材41との間に設けられた圧縮ばね42とを含んでいる。
第1保持部材40は、細長形状を有している。第1保持部材40の前方端部は、接触部材3と搬送物Wとの接触前の状態で、回動中心軸2の前方かつ上方に配置されている。第1保持部材40の後方端部は、接触部材3と搬送物Wとの接触前の状態で、回動中心軸2の後ろ方かつ下方に配置されている。
図3に示すように、第1保持部材40には、搬送物押進部材51の係合部51aを係合させて、搬送物押進部材51のA方向への移動をガイドするガイドレール40aが設けられている。ガイドレール40aは、第1保持部材40のY1方向側の側面に設けられている。ガイドレール40aは、回動中心軸2の後方側に設けられ、長手方向(A方向)に直線状に延びている。ガイドレール40aは、回動中心軸2の半径方向に延びている。
図1および図2に示す第1保持部材40は、接触部材3が搬送物Wの前端面W2に接触して、前方に移動するにつれて回動して、傾斜状態から水平方向に延びる水平状態に移行して停止する。搬送物Wが停止位置P0(図6参照)で停止した状態では、第1保持部材40は、水平状態で保持される。そして、ストッパーSによる搬送物Wの停止状態が解除された場合、第1保持部材40は、再び傾斜状態になる。
第1保持部材40は、弾性部材50の前方の端部が取り付けられるばね取付部40bを有している。ばね取付部40bは、回動中心軸2の後方に配置されている。
第2保持部材41は、側面視で(Y方向から見て)、三角形状を有しており、上方の角部で接触部材3を保持している。第2保持部材41は、回動中心軸2aを介して第1保持部材40の前方側に回動可能に取り付けられている。
第2保持部材41は、側面視で(Y方向から見て)、圧縮ばね42により反時計回り方向(R2方向)に付勢された状態で、第1保持部材40に取り付けられている。なお、第2保持部材41は、第1保持部材40に当接することにより、第1保持部材40に対する回動が規制され、図1に示すような第1保持部材40に対する所定の回動位置が保持されている。
なお、第2保持部材41の第1保持部材40に対する所定の回動位置は、搬送物Wを前方に移動させる作業時には、圧縮ばね42により常に保持される。一方、搬送モードを切り替えて搬送物Wを後方に移動させる作業時には、接触部材3は、圧縮ばね42の付勢力に抗する搬送物Wの後方への駆動力により後方に移動される。すなわち、第2保持部材41は、第1保持部材40に対して時計回り方向(R2方向の逆方向)に回動される。このようにして、搬送機構100は、搬送物Wの後方への移動を許容している。
(蓄積機構の構成)
蓄積機構5は、弾性部材50と、搬送物押進部材51と、カムプレート52とを備えている。
弾性部材50は、伸びにより弾性エネルギーが蓄積される引張ばねにより構成されている。
弾性部材50は、保持部材4および搬送物押進部材51に取り付けられ、搬送物押進部材51の移動に伴い、接触部材3を介して搬送物Wを減速させて搬送物Wの運動エネルギーを蓄積するように構成されている。弾性部材50は、第1保持部材40と平行に配置されている。すなわち、弾性部材50は、A方向に延びるように配置されている。
弾性部材50は、接触部材3と搬送物Wとの接触前の搬送物押進部材51の位置である初期位置P1から、搬送物Wの後方側の位置である後方側位置P2への搬送物押進部材51の移動に伴い弾性変形量が大きくなるように構成されている。
搬送物押進部材51は、上記の係合部51aと、弾性部材50の後方の端部が取り付けられるばね取付部51bと、搬送物Wの後端面W3に当接して搬送物Wを前方に押し進める押進部51cと、カムプレート52に当接してカムプレート52に移動がガイドされるカムフォロワ51dとを一体的に含んでいる。
搬送物押進部材51は、接触部材3の移動(回動中心軸2周りの回動)に伴い、保持部材4を介して、接触部材3の移動方向とは反対方向側に移動されるように構成されている。すなわち、回動により接触部材3が下方側に移動する際、搬送物押進部材51は、回動により上方側に移動する。また、回動により接触部材3が前方側に移動する際、搬送物押進部材51は、回動により後方側に移動する。
押進部51cは、搬送物押進部材51が後方側位置P2に移動した際に、搬送物Wの後端面W3に当接するように構成されている。搬送物WがストッパーS(図6参照)により停止位置P0(図6参照)で停止している間において、押進部51cは、搬送物Wの後端面W3に当接した状態が保持される。
カムプレート52は、左右方向(Y方向)を厚み方向とする薄肉の三角形状に形成されている。カムプレート52は、カムフォロワ51dの移動をガイドする第1ガイド部52a、第2ガイド部52bおよび第3ガイド部52cを有している。第1ガイド部52aは、カムプレート52の外側面により形成されている。第2ガイド部52bは、カムプレート52の上面(前後方向に延びる水平面)により形成されている。第3ガイド部52cは、カムプレート52の外側面よりも回動中心軸2の近くに位置する内側面により形成されている。
第1ガイド部52aは、初期位置P1から後方側位置P2へのカムフォロワ51dの移動をガイドするように構成されている。第1ガイド部52aは、初期位置P1から後方側位置P2に近づくにつれて回動中心軸2からの離間距離D(図5参照)が大きくなるとともに、回動中心軸2の回動方向(R1方向)に沿って延びている。
したがって、第1ガイド部52aに沿ってカムフォロワ51dが移動する場合、回動中心軸2からカムフォロワ51dまでの距離が徐々に大きくなる。したがって、ガイドレール40aおよび係合部51aの機構により、カムフォロワ51dが第1ガイド部52aに沿って移動する間において、搬送物押進部材51は、A1方向に移動する。
また、第1ガイド部52aは、カムフォロワ51dが第1ガイド部52aに沿って移動する間において、継続的かつ滑らかに弾性部材の弾性変形量が大きくなるように、略正弦曲線状に形成されている。
カムフォロワ51dが初期位置P1から移動を開始した当初は、回動中心軸2からカムフォロワ51dまでの距離が僅かずつ増加していき、次第に回動中心軸2からカムフォロワ51dまでの距離の増加する勢いが増していく。そして、後方側位置P2付近では、回動中心軸2からカムフォロワ51dまでの距離の増加する勢いが徐々に小さくなっていく。
第2ガイド部52bは、前後方向に直線状に延びている。第2ガイド部52bは、搬送物Wの停止位置P0(図6参照)での停止が解除された場合に、搬送物押進部材51により搬送物Wを後方側位置P2から前方に押し進めるように、後方側位置P2から前方側位置P3へのカムフォロワ51dの移動をガイドするように構成されている。なお、第1ガイド部52aは、カムフォロワ51dが第1ガイド部52aに沿って移動する間において、搬送物押進部材51が回動中心軸2に近づく。すなわち、弾性部材50の弾性変形量は徐々に小さくなる。
第3ガイド部52cは、回動中心軸2(中心軸線α1)を中心とする円弧状に形成されている。第3ガイド部52cは、搬送物Wと接触部材3との接触が解除された場合に、前方側位置P3から初期位置P1へのカムフォロワ51dの自重による移動をガイドするように構成されている。なお、前方側位置P3から初期位置P1に移動する際に、弾性部材50の弾性変形量は変化しない。
蓄積機構5は、搬送物Wが停止位置P0で停止された場合に、搬送物押進部材51を搬送物Wの後方側位置P2で停止させて、弾性部材50の搬送物Wの運動エネルギーの蓄積状態を保持するように構成されている。
そして、蓄積機構5は、ストッパーS(図6参照)による搬送物Wの停止位置P0での停止が解除された場合に、弾性部材50の搬送物Wの運動エネルギーの蓄積状態を解除して、搬送物押進部材51により、搬送物Wを後方側位置P2から前方に押し進めるように構成されている。
(ラッチプレートの構成)
ラッチプレート6は、カムフォロワ51dが第3ガイド部52cに沿って前方側位置P3から初期位置P1に移動した場合に、初期位置P1から前方側位置P3に向けたカムフォロワ51dの移動(戻り)を規制するように構成されている。
詳細には、ラッチプレート6には、回動中心軸6aと、引張ばね6bとが設けられている。ラッチプレート6は、引張ばね6bによりカムプレート52に向けて付勢されており、カムプレート52に接触した状態で保持されている。そして、ラッチプレート6は、自重により前方側位置P3から初期位置P1に移動する途中でカムフォロワ51dが衝突することにより、カムプレート52から一時的に離間するように構成されている。
この際、カムフォロワ51dは、ラッチプレート6とカムプレート52との隙間を通過して、初期位置P1に移動する。なお、ラッチプレート6は、引張ばね6bの付勢力により、すぐにカムプレート52に接触した状態に戻される。すなわち、ラッチプレート6とカムプレート52との隙間が即座に塞がれるため、カムフォロワ51dは、次の搬送物Wが接触部材3に接触した際に、初期位置P1から後方側位置P2に確実に移動することができるようになる。
(搬送物の停止および停止解除の動作)
図4~図9を参照して、搬送物Wの停止および停止解除の動作について説明する。
まず、図4に示すように、搬送物Wが接触部材3に接触して、回動中心軸2を中心として接触部材3とともに保持部材4が反時計回り方向(R1方向)に回動される。すなわち、カムフォロワ51dが第1ガイド部52aに沿って、初期位置P1から後方側位置P2に向けて移動する。この際、搬送物押進部材51(係合部51a(図2参照))は、ガイドレール40aに沿ってA1方向に移動する。
次に、図5に示すように、初期位置P1から後方側位置P2に向けて移動する途中では、略正弦曲線状の第1ガイド部52aに沿って、カムフォロワ51dがスムーズに移動される。
次に、図6に示すように、ストッパーSにより停止位置P0で搬送物Wが停止される。この状態では、搬送物押進部材51(押進部51c)は、後方側位置P2に位置し、搬送物Wの後端面W3に接触している。この状態では、弾性部材50が搬送物Wの運動エネルギーを蓄積した状態で保持される。
次に、図7に示すように、ストッパーSによる搬送物Wの停止位置P0での停止が解除された場合、弾性部材50が縮むため、弾性部材50によって前方に引っ張られる搬送物押進部材51(押進部51c)により、搬送物Wが後方側位置P2から前方に押し進められる。そして、搬送物押進部材51(カムフォロワ51d)は、第2ガイド部52bに沿って後方側位置P2から前方側位置P3に移動する。この際、搬送物押進部材51は、ガイドレール40aに沿ってA2方向に移動する。
次に、図8に示すように、搬送物Wと接触部材3との接触が解除された瞬間に、保持部材4の回動中心軸2周りの回動が許容される状態になる。したがって、搬送物押進部材51(カムフォロワ51d)は、自重により第3ガイド部52cに沿って前方側位置P3から初期位置P1に向けて移動する。この際、搬送物押進部材51は、ガイドレール40aに沿ってA方向に移動することはなく、A方向の位置が保持される。
次に、図9に示すように、搬送物押進部材51(カムフォロワ51d)は、自重により第3ガイド部52cに沿って前方側位置P3から初期位置P1に向けて移動する途中において、ラッチプレート6に衝突することによってラッチプレート6を前方に移動させて、初期位置P1に復帰する。
なお、搬送物押進部材51(カムフォロワ51d)が初期位置P1に復帰する直前に、保持部材4が緩衝部11bによって緩衝される。また、搬送物押進部材51(カムフォロワ51d)が初期位置P1に復帰した状態で、保持部材4は、回動規制部11aに接触して回動が規制される。
そして、搬送物押進部材51(カムフォロワ51d)が初期位置P1に復帰した場合、ラッチプレート6は、付勢部材によりカムプレート52に接触した状態に戻される。
(本実施形態の効果)
本実施形態では、以下のような効果を得ることができる。
本実施形態では、上記のように、接触部材3の移動に伴い、接触部材3の移動方向とは反対方向側に移動される搬送物押進部材51と、保持部材4および搬送物押進部材51に取り付けられ、搬送物押進部材51の移動に伴い、接触部材3を介して搬送物Wを減速させて搬送物Wの運動エネルギーを蓄積する弾性部材50と、を含む蓄積機構5を設け、蓄積機構5を、搬送物Wが停止位置P0で停止された場合に、搬送物押進部材51を搬送物Wの後方側位置P2で停止させて、弾性部材50の搬送物Wの運動エネルギーの蓄積状態を保持するように構成するとともに、搬送物Wの停止位置P0での停止が解除された場合に、弾性部材50の搬送物Wの運動エネルギーの蓄積状態を解除して、搬送物押進部材51により、搬送物Wを後方側位置P2から前方に押し進めるように構成する。これによって、搬送物Wを停止させる際に弾性部材50に搬送物Wの運動エネルギーを蓄積しておき、搬送物Wの停止を解除して搬送を再開する際に、弾性部材50の搬送物Wの運動エネルギーの蓄積状態を解除して、搬送物押進部材51により、搬送物Wを押し進めることができる。したがって、搬送物Wを停止させる際に蓄積した搬送物Wの運動エネルギーを、従来のように単に外部に放出して無駄に消費するのではなく、搬送物Wを押し進めることに用いることができる。このため、搬送物Wの運動エネルギーを有効に活用して、搬送物Wの搬送におけるエネルギー効率の向上を図ることができる。
本実施形態では、上記のように、弾性部材50は、弾性部材50を含み、弾性部材50は、接触部材3と搬送物Wとの接触前の搬送物押進部材51の位置である初期位置P1から、後方側位置P2への搬送物押進部材51の移動に伴い弾性変形量が大きくなるように構成されている。これによって、搬送物Wの移動を停止させる際に、搬送物Wを後方から押し進めることができるように、搬送物押進部材51を後方側位置P2に移動させながら、弾性部材50を弾性変形させるだけで、容易に、搬送物Wの運動エネルギーを比較的大きな弾性エネルギーとして蓄積することができる。
本実施形態では、上記のように、接触部材3と搬送物押進部材51との間に配置され、保持部材4を回動可能に支持する回動中心軸2をさらに備え、蓄積機構5および搬送物押進部材51は、それぞれ、カムプレート52およびカムフォロワ51dを含み、カムプレート52は、初期位置P1から後方側位置P2へのカムフォロワ51dの移動をガイドするように構成され、初期位置P1から後方側位置P2に近づくにつれて回動中心軸2からの離間距離D(図5参照)が大きくなるとともに、回動中心軸2の回動方向に沿って延びる第1ガイド部52aを有する。これによって、弾性部材50が取り付けられた搬送物押進部材51のカムフォロワ51dを、カムプレート52の第1ガイド部52aに沿って容易に移動させることができる。その結果、容易に、弾性部材50を弾性変形させて搬送物Wの運動エネルギーを蓄積することができる。
本実施形態では、上記のように、カムプレート52は、搬送物Wの停止位置P0での停止が解除された場合に、搬送物押進部材51により搬送物Wを後方側位置P2から前方に押し進めるように、後方側位置P2から前方側位置P3へのカムフォロワ51dの移動をガイドする直線状の第2ガイド部52bを有する。これによって、搬送物Wの停止を解除して搬送を再開する際に、カムフォロワ51dを、カムプレート52の第2ガイド部52bに沿って容易に移動させることができる。その結果、容易に、搬送物押進部材51により搬送物Wを後方側位置P2から前方に押し進めることができる。
本実施形態では、上記のように、初期位置P1は、前方側位置P3および後方側位置P2の下方に配置され、カムプレート52は、搬送物Wと接触部材3との接触が解除された場合に、前方側位置P3から初期位置P1へのカムフォロワ51dの自重による移動をガイドする円弧状の第3ガイド部52cを有する。これによって、弾性部材50に蓄積した運動エネルギーを消費して、前方側位置P3に位置する搬送物押進部材51のカムフォロワ51dを、円弧状のカムプレート52の第3ガイド部52cに沿って自重によって初期位置P1まで移動させることができるので、初期位置P1に向けてカムフォロワ51dをスムーズに移動させることができるとともに、搬送物押進部材51を初期位置P1に移動させて次の搬送物Wに対応する状態に復帰させることができる。
本実施形態では、上記のように、接触部材3と搬送物押進部材51との間に配置され、保持部材4を回動可能に支持する回動中心軸2をさらに備え、保持部材4は、接触部材3が搬送物Wの前端面W2に接触した状態で回動するとともに、接触部材3が搬送物Wの底面W1に接触した状態で回動が規制されるように構成されている。これによって、搬送物Wの接触位置に応じて、保持部材4の回動(移動)および回動の停止を切り替えることができるので、容易に、弾性部材50に運動エネルギーを蓄積している状態と弾性部材50に蓄積された運動エネルギーを保持する状態とを切り替えることができる。
本実施形態では、上記のように、弾性部材50は、伸びにより弾性エネルギーが蓄積される引張ばねを含む。これによって、引張ばねを伸ばして弾性変形させるだけで、容易に、搬送物Wの運動エネルギーを弾性エネルギーとして蓄積することができる。
本実施形態では、上記のように、接触部材3は、搬送物Wに接触した状態で搬送物Wの前方への移動に伴い回動するローラーを含む。これによって、ローラーにより、搬送物Wに接触した際の摩擦抵抗を低減することができる。
本実施形態では、上記のように、第1ガイド部52aは、カムフォロワ51dが移動する間において滑らかにかつ継続的に弾性部材50の弾性変形量が大きくなるように、略正弦曲線状に形成されている。これによって、第1ガイド部52aに沿ってカムフォロワ51dが移動する際に、第1ガイド部52aとカムフォロワ51dとの間の摩擦力により、カムフォロワ51dが途中で停止することを回避することができる。
本実施形態では、上記のように、カムフォロワ51dが第3ガイド部52cに沿って初期位置P1に移動した場合に、初期位置P1から前方側位置P3に向けたカムフォロワ51dの移動を規制するラッチプレート6をさらに備える。これによって、ラッチプレート6により、カムフォロワ51dを初期位置P1から前方側位置P3に移動させることなく、確実に、初期位置P1から後方側位置P2に移動させることができる。
[変形例]
今回開示された実施形態は、全ての点で例示であり制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内での全ての変更(変形例)が含まれる。
たとえば、上記実施形態では、弾性部材を引張ばねにより構成した例を示したが、本発明は、これに限られない。本発明では、弾性部材をゴムチューブなどの引張ばねとは異なる構成としてもよい。
また、上記実施形態では、本発明の蓄積部材を弾性部材により構成した例を示したが、本発明は、これに限られない。本発明では、蓄積部材をエアシリンダなどの弾性部材とは異なる構成としてもよい。
また、上記実施形態では、1つのコンベアに対して1つの搬送機構を取り付けた例を示したが、本発明は、これに限られない。本発明では、1つのコンベアに対して複数の搬送機構を取り付けてもよい。
また、上記実施形態では、コンベアの左右方向において、コンベアの右方側に搬送機構を配置した例を示したが、本発明は、これに限られない。本発明では、コンベアの左右方向において、左方側または中央付近などに搬送機構を配置してもよい。
また、上記実施形態では、ローラー式コンベアに搬送機構を取り付けた例を示したが、本発明は、これに限られない。本発明では、ベルト式コンベアなどに搬送機構を取り付けてもよい。
また、上記実施形態では、本発明のカムをカムプレート(薄肉のプレート)により構成した例を示したが、本発明は、これに限られない。本発明では、カムをレール部材などにより構成してもよい。
また、上記実施形態では、第1ガイド部を略正弦曲線状に形成した例を示したが、本発明は、これに限られない。本発明では、第1ガイド部を側面視で複数の直線状の面の組み合わせなどにより形成してもよい。
2 回動中心軸
3 接触部材
4 保持部材
5 蓄積機構
50 弾性部材(蓄積部材)
51 搬送物押進部材
51d カムフォロワ
52 カムプレート(カム)
52a 第1ガイド部
52b 第2ガイド部
52c 第3ガイド部
100 搬送機構
P0 (搬送物の)停止位置
P1 (搬送物押進部材、カムフォロワの)初期位置
P2 (搬送物押進部材、カムフォロワの)後方側位置
P3 (搬送物押進部材、カムフォロワの)前方側位置
W 搬送物
W1 底面
W2 前端面

Claims (6)

  1. 前方に移動するパレットまたはワークを含む搬送物に接触して前記搬送物に押されることにより移動する接触部材と、
    前記接触部材を保持して、前記接触部材とともに移動する保持部材と、
    前記接触部材の移動に伴い、前記接触部材の移動方向とは反対方向側に移動される搬送物押進部材と、前記保持部材および前記搬送物押進部材に取り付けられ、前記搬送物押進部材の移動に伴い、前記接触部材を介して前記搬送物を減速させて前記搬送物の運動エネルギーを蓄積する蓄積部材と、を含む蓄積機構と、を備え、
    前記蓄積機構は、
    前記搬送物が停止位置で停止された場合に、前記搬送物押進部材を前記搬送物の後方側位置で停止させて、前記蓄積部材の前記搬送物の運動エネルギーの蓄積状態を保持するように構成され、
    前記搬送物の前記停止位置での停止が解除された場合に、前記蓄積部材の前記搬送物の運動エネルギーの前記蓄積状態を解除して、前記搬送物押進部材により、前記搬送物を前記後方側位置から前記前方に押し進めるように構成されている、搬送機構。
  2. 前記蓄積部材は、弾性部材を含み、
    前記弾性部材は、前記接触部材と前記搬送物との接触前の前記搬送物押進部材の位置である初期位置から、前記後方側位置への前記搬送物押進部材の移動に伴い弾性変形量が大きくなるように構成されている、請求項1に記載の搬送機構。
  3. 前記接触部材と前記搬送物押進部材との間に配置され、前記保持部材を回動可能に支持する回動中心軸をさらに備え、
    前記蓄積機構および前記搬送物押進部材は、それぞれ、カムおよびカムフォロワを含み、
    前記カムは、前記初期位置から前記後方側位置への前記カムフォロワの移動をガイドするように構成され、前記初期位置から前記後方側位置に近づくにつれて前記回動中心軸からの離間距離が大きくなるとともに、前記回動中心軸の回動方向に沿って延びる第1ガイド部を有する、請求項2に記載の搬送機構。
  4. 前記カムは、前記搬送物の前記停止位置での停止が解除された場合に、前記搬送物押進部材により前記搬送物を前記後方側位置から前記前方に押し進めるように、前記後方側位置から前方側位置への前記カムフォロワの移動をガイドする直線状の第2ガイド部を有する、請求項3に記載の搬送機構。
  5. 前記初期位置は、前記前方側位置および前記後方側位置の下方に配置され、
    前記カムは、前記搬送物と前記接触部材との接触が解除された場合に、前記前方側位置から前記初期位置への前記カムフォロワの自重による移動をガイドする円弧状の第3ガイド部を有する、請求項4に記載の搬送機構。
  6. 前記接触部材と前記搬送物押進部材との間に配置され、前記保持部材を回動可能に支持する回動中心軸をさらに備え、
    前記保持部材は、前記接触部材が前記搬送物の前端面に接触した状態で回動するとともに、前記接触部材が前記搬送物の底面に接触した状態で回動が規制されるように構成されている、請求項1~5のいずれか1項に記載の搬送機構。
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