JP2023148024A - カテーテル - Google Patents

カテーテル Download PDF

Info

Publication number
JP2023148024A
JP2023148024A JP2022055846A JP2022055846A JP2023148024A JP 2023148024 A JP2023148024 A JP 2023148024A JP 2022055846 A JP2022055846 A JP 2022055846A JP 2022055846 A JP2022055846 A JP 2022055846A JP 2023148024 A JP2023148024 A JP 2023148024A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
anchor
tubular body
region
distal end
convex portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2022055846A
Other languages
English (en)
Inventor
恒平 柴田
Kohei Shibata
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Bakelite Co Ltd
SB Kawasumi Laboratories Inc
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
SB Kawasumi Laboratories Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Bakelite Co Ltd, SB Kawasumi Laboratories Inc filed Critical Sumitomo Bakelite Co Ltd
Priority to JP2022055846A priority Critical patent/JP2023148024A/ja
Publication of JP2023148024A publication Critical patent/JP2023148024A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】より良好な操作性を実現することが可能なカテーテルを提供する。【解決手段】カテーテル100は、ルーメン41を有する長尺な管状本体10を備え、管状本体10の先端部10aは、先端側から基端側に向けて徐々に外径が拡径しているテーパー部と、それぞれが当該管状本体10の外周面に周回状に形成された凹部又は凸部である複数のアンカー部30と、を有し、複数のアンカー部30には、管状本体10の軸方向においてテーパー部を間に挟んでいる第1アンカー部(凹部31)と第2アンカー部(第1凸部33)とが含まれる。【選択図】図1

Description

本発明は、カテーテルに関する。
近年、血管等の体腔に挿入可能なカテーテルの開発が行なわれている(例えば特許文献1)。
一般に、カテーテルは、ガイドワイヤを用いたオーバーザワイヤという手法で体腔に挿入される。この手法では、カテーテルに挿通したガイドワイヤの先端部をカテーテルの先端から突出させ、該ガイドワイヤの先端を所望の分枝路に到達させた後、ガイドワイヤに沿ってカテーテルを押し込むことによって、カテーテルを所望の分枝路に挿入させる。
同文献には、管状本体の外径が軸方向における位置にかかわらず略一定となっている構成が記載されている。
特開2007-82802号公報
本願発明者の検討によれば、特許文献1のカテーテルの構造では、カテーテルの操作性について、改善の余地がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、より良好な操作性を実現することが可能なカテーテルを提供するものである。
本発明は、ルーメンを有する長尺な管状本体を備え、
前記管状本体の先端部は、
先端側から基端側に向けて徐々に外径が拡径しているテーパー部と、
それぞれが当該管状本体の外周面に周回状に形成された凹部又は凸部である複数のアンカー部と、
を有し、
前記複数のアンカー部には、前記管状本体の軸方向において前記テーパー部を間に挟んでいる第1アンカー部と第2アンカー部とが含まれるカテーテルを提供するものである。
本発明によれば、カテーテルのより良好な操作性を実現することができる。
実施形態に係るカテーテルの模式的な全体図である。 図1に示すA部の部分拡大の側面図である。 図1に示すA部の部分拡大図であり、管状本体の軸方向に沿った断面を示す。 図3に示すA部の部分拡大図である。 図3に示すB部の部分拡大図である。 図1に示すB部の部分拡大の側面図である。 図7(a)は図6に示すA部の部分拡大図であり、図7(b)は図6に示すB部の部分拡大図であり、図7(c)は図6に示すC部の部分拡大図である。 実施形態に係るカテーテルの動作の一例を説明するための模式図である。 図9(a)は図8に示すA部の部分拡大図であり、図9(b)は図8に示すB部の部分拡大図である。 カテーテルの動作の他の一例を説明するための模式図である。
以下、本発明の実施形態について、図1から図9(b)を用いて説明する。なお、すべての図面において、同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜に説明を省略する。
本実施形態に係るカテーテル100の各種の構成要素は、個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等を許容する。
図1から図7(c)のいずれかに示すように、本実施形態に係るカテーテル100は、ルーメン41を有する長尺な管状本体10を備えている。
管状本体10の先端部10aは、先端側から基端側に向けて徐々に外径が拡径しているテーパー部(本実施形態の場合、後述する第2先端領域13)と、それぞれが当該管状本体10の外周面に周回状に形成された凹部又は凸部である複数のアンカー部30(図2及び図3参照)と、を有する。
複数のアンカー部30には、管状本体10の軸方向においてテーパー部を間に挟んでいる第1アンカー部(本実施形態の場合、図2及び図3に示す凹部31)と第2アンカー部(本実施形態の場合、図2及び図3に示す第1凸部33)とが含まれる。
カテーテル100は、例えば、ルーメン41を介して造影剤や薬液等の液体を体腔内に供給するために用いられる。本実施形態の場合、一例として、カテーテル100が挿入される体腔は血管であるが、当該体腔は、例えば、気管、腸管などの消化管等であってもよい。
本実施形態によれば、カテーテル100は、管状本体10の軸方向においてテーパー部を間に挟んでいる第1アンカー部と第2アンカー部とを少なくとも有する。
これにより、第1アンカー部又は第2アンカー部、もしくは第1アンカー部及び第2アンカー部の各々によって、屈曲した体腔(例えば、図8に示す血管310)の内壁面に対しても、管状本体10の先端部10aが良好にアンカーすることができる。すなわち、カテーテル100のより良好な操作性を実現することができる。
また、テーパー部の剛性が先端側から基端側に向けて高くなっているので、当該テーパー部の弾性復元力によって、基端側に配置されているアンカー部30が血管310の内壁面に対して十分に押圧される(すなわち良好にアンカーする)ようにできる。
なお、図8では、一例として、血管310が、第1部分312と、当該第1部分312から分枝している第2部分313と、を含み、第1部分312と第2部分313とによって、ヘアピンカーブ状の屈曲部311が形成されている状態を示している。
以下の説明において、カテーテル100の遠位側を先端側、その近位側を基端側ともいう。また、先端部は、遠位端(最先端)およびその周辺を含む一定の範囲を意味し、基端部とは、近位端(最基端)およびその周辺を含む一定の範囲を意味するものとする。
また、以下において、管状本体10の軸方向を単に軸方向と称したり、管状本体10の径方向を単に径方向と称したり、管状本体10の周方向を単に周方向と称したりする場合がある。
図1に示すように、管状本体10は、長尺な中空の管状部材である。
図3に示すように、管状本体10は、例えば、内層42と、内層42の周囲に設けられた外層43と、を備える二層構造であり、管状本体10の軸心側から、内層42と外層43との順に積層されて構成されている。
内層42は、管状本体10の最内層であり、管状本体10の先端と基端との両端において開口している。本実施形態の場合、ルーメン41は、内層42の内周面によって画定されている。
内層42は、例えば、フッ素系の熱可塑性ポリマー樹脂により構成されている。フッ素系の熱可塑性ポリマー材料は、特に限定されないが、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)、ポリビニリデンフルオライド(PVDF)及びペルフルオロアルコキシフッ素樹脂(PFA)などとすることができる。
外層43は管状本体10の最外層である。例えば、管状本体10の肉厚の大部分(過半部)は、外層43の肉厚によって占められている。
ルーメン41は、管状本体10の先端から基端に亘って連続的に形成されており、管状本体10の先端と基端においてそれぞれ開口している。
また、管状本体10は、例えば、編組された金属ワイヤにより網目状に構成された補強層50(図3参照)を含む。
補強層50は、例えば、外層43に埋設されており、内層42の周囲に配置されている。補強層50は、例えば、内層42と同軸に配置されている。
補強層50は、例えば、管状本体10の先端から基端に亘って配設されている。管状本体10は、補強層50によってその全体が補強されている。
なお、補強層50は、例えば、コイル状に巻回された金属ワイヤによって構成されたものであってもよい。また、補強層50は、例えば、管状本体10の軸方向における一部分に配設されていてもよい。
更に、本実施形態の場合、カテーテル100は、管状本体10の先端部10aに埋設されているマーカー部材70(図1参照)を備えている。
より詳細には、マーカー部材70は、例えば、外層43の先端部に埋設されている。
マーカー部材70は、例えば、白金やタングステンなどのX線不透過性の材料によって構成されている筒状の部材である。マーカー部材70は、管状本体10と同軸の配置で外層43に埋設されている。
マーカー部材70の位置を指標とすることにより、X線(放射線)観察下において体腔内における管状本体10の先端部10aの位置を適確に認識することができる。
また、図1に示すように、管状本体10の基端部10bには、使用者によって把持される把持部90が設けられている。把持部90は、その基端から図示しない注入器(シリンジ)やインジェクターなどの薬液注入デバイスを挿入するための連結部91を有している。連結部91の外周には、シリンジを着脱可能に固定できるようにねじ溝が形成されている。軸方向における把持部90の中央部には、ハブ92が設けられている。把持部90には当該把持部90を先端から基端に亘って軸心方向に貫通する貫通孔が形成されており、この貫通孔における先端側の部分に管状本体10の基端部10bが挿入されて、把持部90に対して管状本体10の基端部10bが固定されている。ハブ92は、把持部90の軸心を介して対向する2枚の羽部93を有している。把持部90の軸心を中心として羽部93を回転させることにより、管状本体10の全体を軸回転させるトルク操作が可能であり、体腔に侵入した管状本体10の先端の向きを調整することができる。ハブ92の先端側には、プロテクタ94が設けられており、カテーテル100の基端部の周囲を覆っている。
図1に示すように、管状本体10は、一例として、先端側小径領域21と、先端側小径領域21の基端側に連なっている拡径領域23と、拡径領域23の基端側に隣接しているとともに、先端側小径領域21よりも大径の大径領域22と、を含む。先端側小径領域21、大径領域22及び拡径領域23は、互いに同軸に配置されている。
図2に示すように、先端側小径領域21においては、例えば、凹部31の形成箇所を除いて、軸方向における位置にかかわらず内径及び外径が略一定となっている。
拡径領域23においては、例えば、基端側に向けてルーメン41の内径と当該管状本体10の外径とが段階的に拡径している。
大径領域22においては、例えば、後述する第3凸部35及び第4凸部37の各々の形成箇所を除いて、軸方向における位置にかかわらず内径及び外径が略一定となっている。
より詳細には、先端側小径領域21は、例えば、管状本体10の最先端部を構成している第1先端領域12と、第1先端領域12の基端側に連なっている凹部31(第1アンカー部)と、を含む。
拡径領域23は、例えば、凹部31を介して第1先端領域12の基端側に連なっている第2先端領域13と、第2先端領域13の基端側に第1凸部33(第2アンカー部)を介して連なっている第3先端領域14と、を含む。
図1に示すように、大径領域22は、例えば、第3先端領域14の基端側に連なっている第4先端領域15と、後述する第3凸部35(第4アンカー部)を介して第4先端領域15の基端側に連なっている第5先端領域16と、後述する第4凸部37(第5アンカー部)を介して第5先端領域16の基端側に連なっている中間・基端領域17と、を含む。
また、本実施形態の場合、管状本体10の先端部10aは、例えば、第1先端領域12から第5先端領域16までを含む領域である。すなわち、各アンカー部30(第1アンカー部~第5アンカー部)が、管状本体10の先端部10aに配置されている。
なお、図1においては、第1先端領域12~第5先端領域16及び中間・基端領域17の各部位の寸法比率を模式的に示している。
図1に示すように、第1先端領域12の先端部には、例えば、上述のマーカー部材70が設けられている。第1先端領域12の内径及び外径の各々は、例えば、軸方向における位置にかかわらず略一定となっている。
図2及び図3に示すように、凹部31は、例えば、第1先端領域12及び第2先端領域13の各々よりも径方向内側に窪んだ凹部31(溝部)となっている。凹部31は、例えば、管状本体10の外周面に周回状に形成されている。より詳細には、凹部31は、例えば、管状本体10の外周面に周方向において360度周回している。ただし、凹部31は、例えば、C環状(周方向において360度未満)に延在していてもよいし、複数の凹部31が、周方向において間欠的に配置されていてもよい。
本実施形態の場合、一例として、凹部31が上記の第1アンカー部を構成している。すなわち、本実施形態の場合、第1先端領域12と第2先端領域13との境界部に第1アンカー部が配置されている。
図1に示すように、本実施形態の場合、第2先端領域13の外径は、先端側から基端側に向けて徐々に拡径しており、当該第2先端領域13が、例えば、上記のテーパー部を構成している。
また、第3先端領域14の外径は、当該第3先端領域14の基端部を除いて、軸方向における位置にかかわらず略一定となっている。一方、図1及び図6に示すように、第3先端領域14の基端部は、例えば、第3先端領域14におけるその他の部分よりも僅かに大径となっている大径部14aと、大径部14aの基端側に連なっているとともに外径が先端側から基端側に向けて徐々に拡径している第2テーパー部14bと、を含む。
大径部14aの外径は、例えば、軸方向における位置にかかわらず略一定となっている。
第2テーパー部14bの基端は、例えば、第4先端領域15の先端側に連なっている。
図2及び図3に示すように、第2先端領域13の基端と第3先端領域14の先端との境界部には、例えば、径方向外方に向けて突出している第1凸部33が形成されている。第1凸部33は、例えば、管状本体10の外周面に周回状に形成されている。
第1凸部33(突条部)は、例えば、周方向において360度周回している。ただし、第1凸部33は、例えば、C環状(周方向において360度未満)に延在していてもよいし、複数の第1凸部33が、周方向において間欠的に配置されていてもよい。
本実施形態の場合、第1凸部33が、上記の第2アンカー部である。すなわち、本実施形態の場合、第2アンカー部は、管状本体10の外周面に周回状に形成されている凸部(第1凸部33)である。
図2及び図3に示すように、凹部31(第1アンカー部)は、テーパー部(第2先端領域13)の先端側に連なっており、第1凸部33(第2アンカー部)は、当該テーパー部(第2先端領域13)の基端側に連なっている。換言すると、軸方向において、凹部31(第1アンカー部)と第1凸部33(第2アンカー部)との間にテーパー部(第2先端領域13)が配置されている。
更に、図6に示すように、大径部14aの基端と第2テーパー部14bの先端との境界部にも、例えば、径方向外方に向けて突出している第2凸部34が形成されている。第2凸部34は、例えば、管状本体10の外周面に周回状に形成されている。
第2凸部34(突条部)は、例えば、周方向において360度周回している。ただし、第2凸部34は、例えば、C環状(周方向において360度未満)に延在していてもよいし、複数の第2凸部34が、周方向において間欠的に配置されていてもよい。
本実施形態の場合、第2凸部34は、例えば、後述する第3アンカー部である。
図1に示すように、第4先端領域15の外径は、例えば、軸方向における位置にかかわらず略一定となっている。第4先端領域15の外径は、例えば、第3先端領域14の基端の外径と略同等に設定されている。
第5先端領域16の外径は、軸方向における位置にかかわらず略一定となっている。第5先端領域16の外径は、例えば、第4先端領域15の外径よりも僅かに大きい寸法に設定されている。
中間・基端領域17の外径は、例えば、軸方向における位置にかかわらず略一定となっている。
図6、図7(b)及び図7(c)に示すように、本実施形態の場合、第4先端領域15の基端と第5先端領域16の先端との境界部には、例えば、径方向外方に向けて突出している第3凸部35が形成されている。同様に、第5先端領域16の基端と中間・基端領域17の先端との境界部には、例えば、径方向外方に向けて突出している第4凸部37が形成されている。
第3凸部35及び第4凸部37の各々は、例えば、管状本体10の外周面に周回状に形成されている。
第3凸部35及び第4凸部37の各々は、例えば、周方向において360度周回している。ただし、第3凸部35及び第4凸部37の各々は、例えば、C環状(周方向において360度未満)に延在していてもよい。また、複数の第3凸部35が、周方向において間欠的に配置されていてもよい。同様に、複数の第4凸部37が、周方向において間欠的に配置されていてもよい。
本実施形態の場合、一例として、第3凸部35は、第4アンカー部であり、第4凸部37は、第5アンカー部である。すなわち、複数のアンカー部30は、例えば、先端側から順に、凹部31(第1アンカー部)、第1凸部33(第2アンカー部)、第2凸部34(第3アンカー部)、第3凸部35(第4アンカー部)及び第4凸部37(第5アンカー部)をそれぞれ有する。
本実施形態の場合、上述のように、第1アンカー部は、例えば、管状本体10の外周面に周回状に形成されている凹部31である。
これにより、凹部31が血管310の内壁面に対して良好にアンカーするようにできるので、例えば、液体を血管310内に注入する際に、当該液体が吐出される際の反動によって、意図せず管状本体10が基端側に後退してしまうことを抑制できる。すなわち、血管310内における所望の部位により確実に液体を注入することができるので、カテーテル100の操作性がより良好となる。
また、上述のように、第2アンカー部は、管状本体10の外周面に周回状に形成されている凸部(第1凸部33)である。
これにより、第1凸部33が血管310の内壁面に対して良好にアンカーするようにできるので、例えば、液体を体腔内に注入する際に、当該液体が吐出される際の反動によって、意図せず管状本体10が基端側に後退してしまうことを抑制できる。
より詳細には、本実施形態の場合、上述のように、テーパー部(第2先端領域13)を基準として、先端側に凹部31が配置されており、基端側に第1凸部33が配置されている。
このため、図8に示すように、例えば、血管310の第1部分312から第2部分313に管状本体10の先端部10aを挿入する場合、第1部分312と第2部分313との境界部であるヘアピンカーブ状に屈曲した屈曲部311の内周側(インコース側)の内壁面に対して凹部31がアンカーする(図9(a)参照)。一方で、屈曲部311よりも基端側(手前側)の血管310の内壁面に対して第1凸部33がアンカーするようにできる(図9(b)参照)。
また、上述のように、管状本体10において、凹部31と第1凸部33との間の部分は、テーパー部(第2先端領域13)となっている。
本実施形態の場合、テーパー部(第2先端領域13)の弾性復元力は先端側に向けて徐々に小さくなっている。
これにより、例えば、図8に示すように、管状本体10の先端部10aが血管310の第1部分312から第2部分313に向けて屈曲しているとともに、凹部31が屈曲部311(第1部分312と第2部分313との境界部)にアンカーしている状態において、テーパー部の弾性復元力によって凹部31のアンカーが解除されてしまうことを抑制できる。
また、テーパー部(第2先端領域13)の剛性が先端側から基端側に向けて徐々に高くなっているので、当該テーパー部の弾性復元力によって、第1凸部33が、図8に示すように、血管310の内壁面に対して十分に押圧される(すなわち良好にアンカーする)ようにできる。
よって、例えば、液体を血管310内に注入する際に、管状本体10の先端部10aが、血管310の屈曲部311に沿って屈曲した状態を良好に維持することができる。
更に、上述のように、複数のアンカー部30には、例えば、第2アンカー部(本実施形態の場合、第1凸部33)よりも基端側に配置されている第3アンカー部(本実施形態の場合、第2凸部34)が含まれている。
第3アンカー部は、管状本体10の外周面に周回状に形成されている凸部である。
これにより、管状本体10における第1凸部33よりも基端側の部分においても、当該管状本体10が血管310の内壁面に対して良好にアンカーするようにできる。
同様に、上述のように、複数のアンカー部30には、例えば、第3アンカー部よりも基端側に配置されている第4アンカー部(本実施形態の場合、第3凸部35)と、第4アンカー部よりも基端側に配置されている第5アンカー部(本実施形態の場合、第4凸部37)と、が含まれている。
第4アンカー部及び第5アンカー部の各々は、管状本体10の外周面に周回状に形成されている凸部である。
これにより、管状本体10における第2凸部34よりも基端側の部分においても、当該管状本体10が血管310の内壁面に対して良好にアンカーするようにできる。
図4に示すように、第1アンカー部(凹部31)の凹形状は、例えば、底面31aと、底面31aの先端から径方向外方に起立している前壁面31bと、底面31aの後端から径方向外方に起立している後壁面31cと、を有する。
前壁面31bは、例えば、基端側から先端側に向けて径方向外方に変位する向きに傾斜している。
また、後壁面31cは、例えば、先端側から基端側に向けて径方向外方に変位する向きに傾斜している。
底面31aは、例えば、先端側から基端側に向けて径方向外方に変位する向きに傾斜している。
これにより、基端側から先端側に向けてカテーテル100を体腔内に挿入する際の摺動抵抗を低減できる。
また、図8に示すように、血管310の屈曲部311の内壁面に底面31aが当接する場合、管状本体10の先端部10aは、当該内壁面に沿って良好に基端側から先端側に向けて摺動できる。
ここで、図4に示すように、底面31aと後壁面31cとのなす内角R1は、90度を超え180度未満であり、底面31aと前壁面31bとのなす内角R2は、底面31aと後壁面31cとのなす内角よりも小さいことが好ましい。
このようにすることによって、管状本体10を先端側に向けて摺動させて、当該管状本体10の先端部10aを血管310にアンカーさせる際に、血管310の内壁面の一部分を後壁面31cに沿って凹部31内へとスムーズに案内することができる。また、前壁面31bが血管310の内壁面に対して良好にアンカーするようにできるので、意図せず管状本体10が基端側に後退してしまうことを抑制できる。
また、図5に示すように、第2アンカー部(本実施形態の場合、第1凸部33)は、例えば、突出方向の先端側に向けて、基端側に反り返った形状に形成されていることが好ましい。
このようにすることによって、例えば、液体を血管310内に注入する際に、当該液体が吐出される際の反動によって、管状本体10が先端側から基端側に後退しようとする際に、第1凸部33が血管310の内壁面に対して良好にアンカーするように(フックするように)できる。よって、管状本体10が意図せず基端側に後退してしまうことをより確実に規制することができる。
第1凸部33は、例えば、略鉤爪状に形成されている。
ただし、本発明において、第1凸部33の形状はこの例に限定されず、例えば、上述のように突出方向の先端側に向けて、基端側に反り返った形状でなくともよく、例えば、山形形状などのその他の形状となっていてもよい。
また、第1アンカー部の深さ寸法(図4に示すD1)の絶対値よりも第2アンカー部の高さ寸法(図5に示すH1)の絶対値の方が大きいことが好ましい。
このようにすることによって、管状本体10が先端側から基端側に後退しようとする際に、第1凸部33が血管310の内壁面に対してより良好にアンカーするようにできる。
本実施形態の場合、一例として、第2アンカー部(第1凸部33)の高さ寸法H1の絶対値は、第1アンカー部の深さ寸法D1の絶対値の1.5倍以上であることが好ましく、より好ましくは2倍以上、更に好ましくは2.5倍以上である。
このようにすることによって、管状本体10が先端側から基端側に後退しようとする際に、第1凸部33が血管310の内壁面に対してより一層良好にアンカーするようにできる。
本実施形態の場合、凹部31を形成する手法としては、特に限定されないが、例えば、所望の凹部31の寸法に応じて、レーザ加工等により管状本体10の外層43の表層の一部分を切削する手法や、ナノインプリントなどの微細加工によって凹凸を転写する手法等を挙げることができる。また、これらの手法以外にも、樹脂チューブの外周面にワイヤを1周巻き付けて、ワイヤの形状を樹脂チューブの外周面に対して熱収縮テープを用いて熱賦形することによって凹部31(溝部)を形成する手法や、管状本体10を構成する複数の樹脂チューブの隙間や重なりの長さを所定に調整する手法なども挙げることができる。
また、第1凸部33、第2凸部34、第3凸部35及び第4凸部37を形成する手法としては、特に限定されないが、例えば、2枚の薄い帯状部材と樹脂チューブとを用いて形成する手法が挙げられる。より詳細には、管状本体10を成形する際に、先ず管状本体10のコア部材(不図示)に樹脂チューブを外挿する。続いて、樹脂チューブの外周囲に2枚の帯状部材をそれぞれ巻回する。この際に、帯状部材の軸線方向において、当該帯状部材どうしの間に僅かな間隙が形成されるようにする。そして、各帯状部材の外周囲に熱収縮テープを更に巻回し熱賦形することで、溶解した樹脂チューブの樹脂が上記隙間から溢れ出て凸条(凸部)が形成される。また、この手法以外にも、凹部31と同様に、管状本体10を構成する複数の樹脂チューブの隙間や重なりの長さを所定に調整する手法なども挙げることができる。
ここで、管状本体10は、例えば、先端側から基端側に向けて段階的に樹脂硬度が増大している。
そして、複数のアンカー部30には、例えば、管状本体10の樹脂硬度の変化点と対応する位置に配置されている2つ以上のアンカー部30が含まれる。
2つ以上のアンカー部30には、当該2つ以上のアンカー部30の深さ寸法又は高さ寸法の絶対値が、変化点における樹脂硬度の変化割合に応じた大小関係となっている組み合わせが存在する。
このような構成によれば、管状本体10において、2つ以上のアンカー部のうち、より浅い/低い寸法のアンカー部(凹部又は凸部)が、樹脂硬度の変化割合がより小さい変化点と対応する位置に配置され、より深い/高い寸法のアンカー部(凹部又は凸部)が、樹脂硬度の変化割合がより大きい変化点と対応する位置に配置されるようにできる。
これにより、管状本体10に凹部又は凸部を形成しつつも、軸方向における管状本体10の剛性の変化を緩やかなものとすることができる。よって、凹部又は凸部(複数のアンカー部30)によって管状本体10のアンカー性を確保しつつも、管状本体10の剛性の不連続性に起因するキンクの発生を抑制できる。
より詳細には、管状本体10は、図1に示すように、例えば、第1硬度領域61と、第1硬度領域61の基端側に連なっている第2硬度領域62と、第2硬度領域62の基端側に連なっている第3硬度領域63と、第3硬度領域63の基端側に連なっている第4硬度領域64と、第4硬度領域64の基端側に連なっている第5硬度領域65と、を含む。
本実施形態の場合、第1硬度領域61、第2硬度領域62、第3硬度領域63、第4硬度領域64、第5硬度領域65、の順に樹脂硬度が増大している。
また、第2硬度領域62は、先端側から基端側に向けて徐々に外径が拡径している第1領域62aと、当該第1領域62aの基端側に連なっているともに、外径が軸方向における位置にかかわらず略一定となっている第2領域62bと、を含む。
同様に、第4硬度領域64は、先端側から基端側に向けて徐々に外径が拡径している第1領域64aと、当該第1領域64aの基端側に連なっているともに、外径が軸方向における位置にかかわらず略一定となっている第2領域64bと、を含む。
一例として、第1硬度領域61は、ショア硬度25Dであり、第2硬度領域62は、ショア硬度35Dであり、第3硬度領域63は、ショア硬度40Dである、また、第4硬度領域64は、ショア硬度55Dであり、第5硬度領域65は、ショア硬度70Dである。
また、本実施形態の場合、一例として、各アンカー部30の深さ寸法又は高さ寸法の絶対値は、第2アンカー部の高さ寸法(図5に示すH1)の絶対値、第4アンカー部の高さ寸法(図7(b)に示すH3)の絶対値、第5アンカー部の高さ寸法(図7(c)に示すH4)の絶対値、第1アンカー部の深さ寸法(図4に示すD1)の絶対値、第3アンカー部の高さ寸法(図7(a)に示すH2)の絶対値、の順に大きい。
本実施形態の場合、一例として、第2硬度領域62と第3硬度領域63との境界部に配置されている第3アンカー部(第2凸部34)の高さ寸法H2と、第4硬度領域64と第5硬度領域65との境界部に配置されている第4アンカー部(第3凸部35)の高さ寸法H3とが、変化点における樹脂硬度の変化割合に応じた大小関係となっている。
そして、上述のように、第2硬度領域62はショア硬度35D、第3硬度領域63はショア硬度40Dとなっているので、第2硬度領域62から第3硬度領域63への樹脂硬度の変化割合は、一例として、14%である。また、上述のように、第4硬度領域64はショア硬度55D、第5硬度領域65はショア硬度70Dとなっているので、第4硬度領域64から第5硬度領域65への樹脂硬度の変化割合は、一例として、27%である。
また、上記のように、第3アンカー部の高さ寸法H2は、第4アンカー部の高さ寸法H3よりも小さい。
なお、本発明において、第3アンカー部(第2凸部34)及び第4アンカー部(第3凸部35)以外の各アンカー部30の深さ寸法又は高さ寸法の絶対値が、変化点における樹脂硬度の変化割合に応じた大小関係となっていてもよい。また、このような大小関係となっているアンカー部30の組み合わせの数は特に限定されず、例えば、2組以上のアンカー部30が、当該大小関係となっていてもよい。
また、本発明において、上記のように、2つの凸部の各々の高さ寸法が、変化点における樹脂硬度の変化割合に応じた大小関係となっている例に限定されず、例えば、凹部の深さ寸法の絶対値と、凸部の高さ寸法の絶対値とが、このような大小関係となっていてもよい。
以上、図面を参照して実施形態を説明したが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
また、上記の各実施形態は、本発明の主旨を逸脱しない範囲で、適宜に組み合わせることができる。
例えば、上記においては、テーパー部(第2先端領域13)を基準として、先端側に凹部31が配置されており、基端側に第1凸部33が配置されている例を説明したが、本発明において、例えば、テーパー部を基準として、先端側に第1凸部33が配置されており、基端側に凹部31が配置されていてもよい。
このような構成によっても、体腔(例えば、血管310)に対する管状本体10の良好なアンカー性を確保できる。
また、例えば、上記においては、カテーテル100が有するアンカー部30の数が5つである例を説明したが、カテーテル100が有するアンカー部30の数はこの例に限定されず、カテーテル100の寸法や用途に応じて適宜設定することができる。
また、本発明において、複数のアンカー部30が含む凹部の数と、複数のアンカー部30が含む凸部の数も特に限定されず、カテーテル100の寸法や用途に応じて適宜設定することができる。
また、上記においては、一例として、カテーテル100がヘアピンカーブ状に屈曲した血管310に挿入される例を説明したが、本発明において、カテーテル100の用途はこの例に限定されない。
より詳細には、例えば、図10に示すように、血管310に形成された血瘤腫330の内部に管状本体10の先端部10aを挿入する場合、血瘤腫330に向けて屈曲した先端部10aのアウトコース側が、凹部31によって、血管310と血瘤腫330との境界部に対してアンカーするようにできる。また、血管310と血瘤腫330との境界部よりも基端側(手前側)の血管310の内壁面に対して第1凸部33がアンカーするようにできる。
また、例えば、上記においては、カテーテル100が非能動カテーテルである例を説明したが、本発明において、カテーテル100は、能動カテーテルであってもよい。この場合、カテーテル100は、ルーメン41とは別のルーメンに挿通されている操作線(不図示)と、操作線の基端部と接続されている操作部(不図示)と、を備えており、操作部の操作により管状本体10の先端部10aを屈曲させてカテーテル100を選択的に指向させることが可能に構成されていてもよい。
本実施形態は以下の技術思想を包含する。
(1)ルーメンを有する長尺な管状本体を備え、
前記管状本体の先端部は、
先端側から基端側に向けて徐々に外径が拡径しているテーパー部と、
それぞれが当該管状本体の外周面に周回状に形成された凹部又は凸部である複数のアンカー部と、
を有し、
前記複数のアンカー部には、前記管状本体の軸方向において前記テーパー部を間に挟んでいる第1アンカー部と第2アンカー部とが含まれるカテーテル。
(2)前記第1アンカー部は、前記管状本体の外周面に周回状に形成されている凹部である請求項1に記載のカテーテル。
(3)前記第1アンカー部の凹形状は、底面と、前記底面の先端から径方向外方に起立している前壁面と、前記底面の後端から径方向外方に起立している後壁面と、を有し、
前記底面と前記後壁面とのなす内角は、90度を超え180度未満であり、
前記底面と前記前壁面とのなす内角は、前記底面と前記後壁面とのなす内角よりも小さい(2)に記載のカテーテル。
(4)前記底面は、先端側から基端側に向けて径方向外方に変位する向きに傾斜している(3)に記載のカテーテル。
(5)前記第2アンカー部は、前記管状本体の外周面に周回状に形成されている凸部である(1)から(4)のいずれか一項に記載のカテーテル。
(6)前記第2アンカー部は、前記管状本体の外周面に周回状に形成されている凸部である(2)から(4)のいずれか一項に記載のカテーテル。
(7)前記第1アンカー部の深さ寸法の絶対値よりも前記第2アンカー部の高さ寸法の絶対値の方が大きい(6)に記載のカテーテル。
(8)前記第2アンカー部は、突出方向の先端側に向けて、基端側に反り返った形状に形成されている(5)から(7)のいずれか一項に記載のカテーテル。
(9)前記複数のアンカー部には、前記第2アンカー部よりも基端側に配置されている第3アンカー部が含まれ、
前記第3アンカー部は、前記管状本体の外周面に周回状に形成されている凸部である(1)から(8)のいずれか一項に記載のカテーテル。
(10)前記管状本体は、先端側から基端側に向けて段階的に樹脂硬度が増大しており、
複数のアンカー部には、前記管状本体の樹脂硬度の変化点と対応する位置に配置されている2つ以上のアンカー部が含まれ、
前記2つ以上のアンカー部には、当該2つ以上のアンカー部の深さ寸法又は高さ寸法の絶対値が、前記変化点における樹脂硬度の変化割合に応じた大小関係となっている組み合わせが存在する(1)から(9)のいずれか一項に記載のカテーテル。
10 管状本体
10a 先端部
10b 基端部
12 第1先端領域
13 第2先端領域(テーパー部)
14 第3先端領域
14a 大径部
14b 第2テーパー部
15 第4先端領域
16 第5先端領域
17 中間・基端領域
21 先端側小径領域
22 大径領域
23 拡径領域
30 アンカー部
31 凹部(第1アンカー部)
31a 底面
31b 前壁面
31c 後壁面
33 第1凸部(第2アンカー部)
34 第2凸部(第3アンカー部)
35 第3凸部(第4アンカー部)
37 第4凸部(第5アンカー部)
41 ルーメン
42 内層
43 外層
50 補強層
61 第1硬度領域
62 第2硬度領域
62a 第1領域
62b 第2領域
63 第3硬度領域
64 第4硬度領域
64a 第1領域
64b 第2領域
65 第5硬度領域
70 マーカー部材
90 把持部
91 連結部
92 ハブ
93 羽部
94 プロテクタ
100 カテーテル
310 血管
311 屈曲部
312 第1部分
313 第2部分
D1 深さ寸法
H1~H4 高さ寸法
R1、R2 内角

Claims (10)

  1. ルーメンを有する長尺な管状本体を備え、
    前記管状本体の先端部は、
    先端側から基端側に向けて徐々に外径が拡径しているテーパー部と、
    それぞれが当該管状本体の外周面に周回状に形成された凹部又は凸部である複数のアンカー部と、
    を有し、
    前記複数のアンカー部には、前記管状本体の軸方向において前記テーパー部を間に挟んでいる第1アンカー部と第2アンカー部とが含まれるカテーテル。
  2. 前記第1アンカー部は、前記管状本体の外周面に周回状に形成されている凹部である請求項1に記載のカテーテル。
  3. 前記第1アンカー部の凹形状は、底面と、前記底面の先端から径方向外方に起立している前壁面と、前記底面の後端から径方向外方に起立している後壁面と、を有し、
    前記底面と前記後壁面とのなす内角は、90度を超え180度未満であり、
    前記底面と前記前壁面とのなす内角は、前記底面と前記後壁面とのなす内角よりも小さい請求項2に記載のカテーテル。
  4. 前記底面は、先端側から基端側に向けて径方向外方に変位する向きに傾斜している請求項3に記載のカテーテル。
  5. 前記第2アンカー部は、前記管状本体の外周面に周回状に形成されている凸部である請求項1から4のいずれか一項に記載のカテーテル。
  6. 前記第2アンカー部は、前記管状本体の外周面に周回状に形成されている凸部である請求項2から4のいずれか一項に記載のカテーテル。
  7. 前記第1アンカー部の深さ寸法の絶対値よりも前記第2アンカー部の高さ寸法の絶対値の方が大きい請求項6に記載のカテーテル。
  8. 前記第2アンカー部は、突出方向の先端側に向けて、基端側に反り返った形状に形成されている請求項5から7のいずれか一項に記載のカテーテル。
  9. 前記複数のアンカー部には、前記第2アンカー部よりも基端側に配置されている第3アンカー部が含まれ、
    前記第3アンカー部は、前記管状本体の外周面に周回状に形成されている凸部である請求項1から8のいずれか一項に記載のカテーテル。
  10. 前記管状本体は、先端側から基端側に向けて段階的に樹脂硬度が増大しており、
    複数のアンカー部には、前記管状本体の樹脂硬度の変化点と対応する位置に配置されている2つ以上のアンカー部が含まれ、
    前記2つ以上のアンカー部には、当該2つ以上のアンカー部の深さ寸法又は高さ寸法の絶対値が、前記変化点における樹脂硬度の変化割合に応じた大小関係となっている組み合わせが存在する請求項1から9のいずれか一項に記載のカテーテル。
JP2022055846A 2022-03-30 2022-03-30 カテーテル Pending JP2023148024A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022055846A JP2023148024A (ja) 2022-03-30 2022-03-30 カテーテル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2022055846A JP2023148024A (ja) 2022-03-30 2022-03-30 カテーテル

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2023148024A true JP2023148024A (ja) 2023-10-13

Family

ID=88288592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022055846A Pending JP2023148024A (ja) 2022-03-30 2022-03-30 カテーテル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2023148024A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI774832B (zh) 導管及導管套件
JP3915862B2 (ja) カテーテル
US20150051541A1 (en) Medical instrument and method of manufacturing medical instrument
JP6149431B2 (ja) 医療用機器、カテーテルおよび医療用機器の製造方法
EP2937110B1 (en) Medical device
KR20230093530A (ko) 카테터 및 카테터의 제조 방법
KR102184238B1 (ko) 장척 의료용 부재
JP6592892B2 (ja) バルーンカテーテル
JP2011062354A (ja) カテーテル
WO2015101333A1 (zh) 一种导引导管
JP5990907B2 (ja) 医療機器および医療機器の製造方法
JP2019154903A (ja) カテーテル組立体
US11890428B2 (en) Catheter
JP6089864B2 (ja) 医療用機器および医療用機器の製造方法
US10286186B2 (en) Guiding catheter assembly and method of using the same
JP2023148024A (ja) カテーテル
JP2015159969A (ja) カテーテルおよびカテーテルの製造方法
JP2014188215A (ja) 医療用機器
WO2014203343A1 (ja) 医療機器および医療機器の製造方法
JP5834536B2 (ja) 内腔と外周が異なるテーパー構造を有するカテーテル
JP5994335B2 (ja) カテーテル
US11045624B2 (en) Medical elongated body
JP2018000372A (ja) バルーンカテーテル
WO2015119075A1 (ja) 医療用カテーテル及び医療用カテーテルの製造方法
JP2018201575A (ja) カテーテルおよびその製造方法