JP2023141872A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】記録媒体に形成すべき画像の副走査方向における倍率をページごとに変更する際に画像が乱れてしまうことを抑制すること。【解決手段】画像形成装置は、各色ごとに、副走査方向における画像の解像度に相当する周期でライン周期信号を生成する。画像形成装置は、各ページごとの副走査方向における倍率に応じてライン周期信号の周期を制御するとともに、各色ごとの個別の画像の書き出しタイミングを制御する。とりわけ、画像形成装置は、各ページごとに、色ごとの個別の画像の書き出しタイミングを基準として、ライン周期信号の周期を切り換える。【選択図】図16

Description

本発明は画像形成装置に関する
従来、複数のLEDを用いる露光ヘッドにより感光体を露光し、当該感光体上にトナー像を形成する画像形成装置が知られている。画像形成装置では、副走査方向において画像を変倍(拡大または縮小)することがある。特許文献1では、副走査方向の露光タイミングを規定するライン同期信号の発生周期を変更することで、画像の副走査方向における微小変倍が実現されている。
特許第4531491号公報
ところで、複数のページを印刷する場合に、ページ単位で副走査方向の変倍率を変更したい場合がある。たとえば、1ページ目がシートの表面の画像であり、2ページ目がシートの裏面の画像である場合に、ページごとに変倍率を変更することが必要となる。具体的には、表面のトナー画像を定着させるための加熱処理によってシートが一時的に縮むため、それに応じて裏面のトナー画像は縮小されなければならない。これにより、シートが元のサイズに戻ったときに、表面の画像の位置と、裏面の画像の位置とが一致するようになる。
しかし、カラー画像形成装置では、ページごとに変倍率を変更することが困難であった。カラー画像形成装置では、それぞれ異なる色のトナー画像が順番に中間転写体またはシートに転写される。つまり、イエロー(Y)、マゼンダ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各トナー画像の形成タイミングは異なっている。たとえば、あるタイミングで、Y色の2ページ目が出力されているが、M、C、Kの各色の1ページ目が出力していることがある。Y色の2ページ目の出力タイミングに合わせて、MCKの各色のライン同期信号の周期も変えてしまうと、MCKの各色の画像の副走査方向の倍率が1ページ目の途中で変わってしまう。その結果、Y色の画像の形成位置と、MCKの各色の画像の形成位置とが、1ページ目の途中で合わなくなってしまう。その結果、形成されるカラー画像が乱れてしまう。そこで、本発明は、記録媒体に形成すべき画像の副走査方向における倍率をページごとに変更する際に画像が乱れてしまうことを抑制することを可能にすることを目的とする。
本発明は、たとえば、
第一露光ヘッドを用いて一ラインずつ露光することで第一色の画像を形成する第一画像形成手段と、
第二露光ヘッドを用いて一ラインずつ露光することで第二色の画像を形成する第二画像形成手段と、
第三露光ヘッドを用いて一ラインずつ露光することで第三色の画像を形成する第三画像形成手段と、
第四露光ヘッドを用いて一ラインずつ露光することで第四色の画像を形成する第四画像形成手段と、
前記第一色の画像、前記第二色の画像、前記第三色の画像、および前記第四色の画像を順番にシートへ転写することでフルカラー画像を形成する転写手段と、
各色ごとに、副走査方向における画像の解像度に相当する周期でライン周期信号を生成する第一生成手段と、
各ページごとの前記副走査方向における倍率に応じて前記ライン周期信号の周期を制御するとともに、各色ごとの個別の画像の書き出しタイミングを制御する制御手段と、を有し、
前記制御手段は、各ページごとに、色ごとの個別の画像の書き出しタイミングを基準として、前記ライン周期信号の周期を切り換えることを特徴とする画像形成装置を提供する。
本発明によれば、記録媒体に形成すべき画像の副走査方向における倍率をページごとに変更する際に画像が乱れてしまうことが抑制される。
画像形成装置を説明する図 感光体ドラムと露光ヘッドの配置を説明する図 プリント基板を説明する図 発光素子アレイを説明する図 発光素子を説明する図 発光素子の配列を説明する図 画像コントローラを示すブロック図 プリント基板を示すブロック図 デジタル部を示すブロック図 タイミング部を説明する図 点灯制御部を説明する図 アナログ部を示すブロック図 駆動部回路を説明する図 同期部を説明する図 lsync生成回路を説明する図 同期部の動作を説明するタイミングチャート 同期部の動作を説明するタイミングチャート 他の例示的な同期部を説明する図
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。なお、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[実施例1]
<画像形成装置>
図1は電子写真方式の複写機である画像形成装置1を示している。ただし、画像形成装置1は、モノクロプリンタ、フルカラープリンタ、ファクシミリ通信装置、および複合機として実現されてもよい。
スキャナ部100は、原稿台に置かれた原稿に対して、照明光を当てて原稿画像を光学的に読み取り、読取結果を電気信号に変換して画像データを作成する原稿読取装置である。プリンタエンジン103は、シートPに対してトナー画像を形成する。プリンタエンジン103は、感光体ドラム102を回転させる。帯電器107は、感光体ドラム102の表面の電位が一様な電位となるように、感光体ドラム102の表面を帯電させる。露光ヘッド106は、画像データに応じた光で感光体ドラム102の表面を露光し、感光体ドラム102の表面に静電潜像を形成する。現像器108は、感光体ドラム102に形成された静電潜像にトナーを付着させてトナー画像を形成する。感光体ドラム102がさらに回転することで、トナー画像が、転写ニップに到着する。転写ニップにおいて、感光体ドラム102と転写ベルト111とによりシートPが挟持されながら搬送される。これにより、トナー画像が感光体ドラム102からシートPへ転写される。
プリンタエンジン103は、トナーの色であるYMCK(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)に対応した四つの作像ユニット101Y、101M、101C、101Kを有している。四つの作像ユニット101Y、101M、101C、101Kが、それぞれ色の異なるトナー画像をシートPに転写することで、シートPにはフルカラー画像が形成される。
給送部105は、画像形成装置1の本体に設けられた給送装置109a、109b、当該本体の外部に設けられた給送装置109c、および手差しタイプの給送装置109dのうち、予め指示された給送装置からシートPを給送する。給送されたシートPはレジローラ110まで搬送される。レジローラ110は、転写ニップにトナー画像が到着するタイミングとシートPが到着するタイミングとが一致するように、シートPを搬送する。転写ベルト111は、トナー画像を転写されたシートPを定着器104へ搬送する。
定着器104は、トナー画像およびシートPに対して圧力と熱を加えることで、トナー画像をシートP上に定着させる。排紙ローラ112は、シートPを画像形成装置1の外部に排出する。
両面画像形成が実行される場合、排紙ローラ112は、第一面にトナー画像が形成されたシートPを、給送部105へ搬送する。給送部105は、シートPをレジローラ110へ搬送する。レジローラ110は、シートPをプリンタエンジン103へ再び搬送する。これにより、シートPの第二面にトナー画像が形成される。その後、定着器104が、トナー画像をシートP上に定着させる。排紙ローラ112は、シートPを画像形成装置1の外部に排出する。
<露光ヘッド>
図2(A)は感光体ドラム102を露光する露光ヘッド106の斜視図である。図2(B)は感光体ドラム102および露光ヘッド106の概略的な断面図である。露光ヘッド106は、発光素子群201、プリント基板202、ロッドレンズアレイ203、およびハウジング204を有している。プリント基板202に実装された発光素子群201から出力された光はロッドレンズアレイ203により集光されて感光体ドラム102の表面に照射される。プリント基板202とロッドレンズアレイ203はハウジング204に対して固定されている。
露光ヘッド106はそれ単体で組み立てと調整作業とを実行される。調整作業として、集光位置でのスポットサイズ調整(ピント調整)と、光量調整とが含まれる。ピント調整では、ロッドレンズアレイ203と発光素子群201との距離が所定値となるように、ロッドレンズアレイ203の取り付け位置が調整される。光量調整では、発光素子群201に含まれる複数の発光素子を一つずつ順番に発光させ、ロッドレンズアレイ203を介して集光させた光の光量が所定光量になるように、各発光素子の駆動電流が調整される。
<発光素子群の構成>
図3(A)はプリント基板202の非実装面301を示している。非実装面301には発光素子が実装されないものの、コネクタ305など他の電子部品は実装される。コネクタ305は、プリント基板202に対してクロック信号などの各種の信号を搬送するケーブル(電源線および信号線)が接続される。
図3(B)が示すように、プリント基板202の実装面302には発光素子群201が実装される。実装面302は、非実装面301に対して反対側の面である。発光素子群201は、千鳥状に配列されたm個の発光素子アレイ300-1~300-mを有している。発光素子アレイ300-1~300-mは、まとめて発光素子アレイ300と表記されることがある。
図3(C)が示すように、発光素子アレイ300-1~300-mのそれぞれには、発光素子アレイ300の長手方向に沿って複数の発光素子350が配置されている。
図3(B)が示すように、発光素子アレイ300は2つの列に配置されている。一列目には、発光素子アレイ300-1、発光素子アレイ300-3、・・・、発光素子アレイ300-m-1が設けられている。二列目には、発光素子アレイ300-2、発光素子アレイ300-4、・・・、発光素子アレイ300-mが設けられている。
図3(C)が示すように、ある発光素子アレイ300における隣り合った2つの発光素子350間の距離はLである。距離Lは、発光素子アレイ300の長手方向の距離である。1200dpiの解像度では、L=約21.16μmである。これは、1200dpiで1画素分に相当する距離である。なお、i番目の発光素子アレイ300-iの右端の発光素子350と、i+1番目の発光素子アレイ300-i+1の左端の発光素子350との距離もLである。iは1からm-1までの任意の整数である。図3(C)が示すように、発光素子アレイ300の短手方向において、発光素子アレイ300-iの右端の発光素子350と、発光素子アレイ300-i+1の左端の発光素子350との距離Sは、約105μmである。これは、1200dpiで5画素分の距離に相当する。なお、距離L,Sは一例にすぎない。
<発光素子アレイの構成>
図4は発光素子アレイ300の平面図である。X方向は感光体ドラム102の長手方向を示す。Y方向は感光体ドラム102の回転方向を示す。発光素子アレイ300は、発光基板402と、発光基板402上に実装された複数の発光素子350を含む発光部404と、発光基板402上に実装されたWBパッド408とを有している。WBはワイヤボンディングの略称である。発光基板402には発光部404を制御するための回路部406が内蔵されている。回路部406はアナログ駆動回路(アナログ部)とデジタル制御回路(デジタル部)との両方を含む。回路部406に対する電力の供給と、発光素子アレイ300に対する信号の入出力は、WBパッド408を通じて行われる。
<発光部>
図5は、発光素子350が設けられる部分の断面の一部を示している。発光基板402上には複数の下部電極504が形成される。下部電極504の上には発光層506が設けられ、発光層506の上には上部電極508が設けられる。上部電極508は、複数の下部電極504に対する1つの共通電極である。下部電極504と上部電極508との間に所定の電圧が印加されると、下部電極504から上部電極508に電流が流れることで発光層506が発光する。即ち、下部電極504が設けられている領域に対応する発光層506が発光する。なお、以下の説明における発光素子350は下部電極504に対応するが、例えば、発光素子は発光層に対応していてもよい。
下部電極504と上部電極508との間の長さdzに対して、長さdxを大きくすることで、隣接する下部電極504間のリーク電流を抑え、隣接する発光素子350の誤発光を抑えることができる。
発光層506には、例えば、有機EL膜を使用することができる。また、発光層506には、無機EL膜を使用することができる。上部電極508は、発光層506の発光波長を透過させる様に、例えば、酸化インジウム錫(ITO)などの透明電極で構成される。なお、本実施形態では、上部電極508の全体が発光層506の発光波長を透過させているが、上部電極508の全体が発光波長を透過させる必要はない。具体的には、各発光素子350(下部電極504に対応)からの光が射出される領域が発光波長の光を透過させればよい。
なお、本実施形態では、発光素子アレイ300-i(iは1以上m以下の整数)に設けられる下部電極504に対して1つの発光層506が設けられる。即ち、発光層506は発光素子アレイ300-iに設けられるすべての下部電極504に対して共通であるが、この限りではない。例えば、発光素子アレイ300-iに設けられる複数の下部電極504のうち第1の複数の下部電極504が第1の発光層506により覆われてもよい。発光素子アレイ300-iに設けられる複数の下部電極504のうち第2の複数の下部電極504が第2の発光層506により覆われてもよい。また、発光素子アレイ300-iに設けられる複数の下部電極504のそれぞれに対して発光層506が個別に設けられても良い。
なお、本実施形態では、発光の仕組みとして有機EL(Electro-Luminescence)が用いられた構成について説明したが、発光素子としてLED(Light Emitting Diode)が用いられてもよい。発光素子としてLEDが用いられる場合、発光素子350はLED1個に対応する。
図6は、発光部404を構成する発光素子列(下部電極列)を示している。発光部404は一列に並んだn個の発光素子350を有している。複数の発光素子350はそれぞれX方向において所定のピッチ(距離L=21.16μm)で並んでいる。
図6においてW1はX方向における発光素子350の長さである。dxはX方向における隣り合った2つの発光素子350の隣接間隔である。W2はY方向における発光素子350の長さである。長さW2はY方向における走査速度と解像度を考慮して決定される。一例として、長さW1、W2は20.9μmであり、隣接間隔dxは0.26μmである。
<制御ブロック>
図7Aは画像コントローラ600を示す。図7Bはプリント基板202Y、202M、202C、202Kを示す。なお、プリント基板202Y、202M、202C、202Kは共通部品であるため、プリント基板202Yが代表的に説明される。YMCKに共通する事項が説明される際には参照符号の末尾のYMCKの文字は省略されることがある。
画像コントローラ600は、上位コントローラ690に接続されており、プリント基板202を制御するための信号群を生成してプリント基板202に送信する制御回路である。このような信号群は、クロック信号clk、画像データdata_1~data_m、ライン同期信号lsync、通信信号comを含む。クロック信号clkは、クロック部608によって生成され、様々な回路において動作の基準となる信号である。画像データdata_1~data_mは、それぞれ発光素子アレイ300-1~300-mに供給される画像データである。画像データdata_1~data_mはYMCKの各色ごとに生成される。ライン同期信号lsyncは、副走査方向における画像の書き出しタイミングを表す。ライン同期信号lsyncはYMCKの各色ごとに生成される。画像は副走査方向における異なる位置を順番に露光されることで形成される。一般には一ラインごとに露光され、隣り合ったライン間の間隔は副走査方向における画像の解像度に対応している。したがって、ライン同期信号lsyncの周期は、ライン間隔(解像度)を定義するパラメータである。本来であれば、ライン同期信号lsyncの周期はYMCKにとって共通の周期であるが、ページごとに変更されることもある。シートPの第一面(i番目のページ)についての副走査方向における倍率とシートPの第二面(i+1番目のページ)についての副走査方向における倍率とを一致させることが求められる。しかし、第一面のトナー画像をシートPに定着させるための加熱処理によりシートPが一時的に縮む。この一時的に縮んだシートPの第二面にトナー画像が形成される。シートPの温度が低下すると、シートPが吸湿して伸びるため、第二面のトナー画像が拡大され、第一面のトナー画像の倍率と、第二面のトナー画像の倍率とが一致しなくなる。そこで、第一面の静電潜像の倍率に対して第二面の静電潜像の倍率を意図的に小さくすることで、第一面のトナー画像の倍率と、第二面のトナー画像の倍率とが一致するようになる。
ところで、図1が示すように、YMCKの各トナー画像は順番にシートPへ転写される。そのため、作像ユニット101Kが第一面の潜像を形成しているときに、作像ユニット101Yが第二面の潜像の形成を開始してしまうことがある。第二面の潜像の倍率と第一面の潜像の倍率とを変えるためには、作像ユニット101Kのためのライン同期信号であるlsyncK信号と作像ユニット101Yのためのライン同期信号であるlsyncY信号とを独立に制御することが必要となる。仮に、lsyncY信号の周期とlsyncK信号の周期とを同時に変更してしまうと、第一面のブラック画像の倍率が途中で変化してしまい、色ずれの原因となる。
通信信号comはCPU603とプリント基板202との間で送信または受信される通信信号である。クロック信号clkは、クロック信号線605を介してクロック部608からプリント基板202などへ伝送される。ライン同期信号lsyncは、同期信号線606を介して同期部604からプリント基板202、CPU603および変換部602などへ伝送される。画像データdata_1~data_mは、それぞれ画像信号線607-1~607-mを介して発光素子アレイ300-1~300-mへ伝送される。通信信号comは、通信信号線609を介してCPU603から情報格納部610および発光素子アレイ300-1~300-mへ伝送される。
画像データ部601は、上位コントローラ690を介して、スキャナ部100または画像形成装置1の外部のコンピュータから受信される画像データに対して画像処理を適用し、画像データを変換部602へ出力する。画像処理は、たとえば、CPU603により指示された解像度でのディザリング処理などを含む。たとえば、副走査方向に2400dpiの解像度で、かつ、主走査方向に1200dpiの解像度でディザリング処理が実行される。画像データは、8ビット幅のデータであり、たとえば、点灯光量を表す。
クロック部608は一定周期のクロック信号clkを生成する発振回路である。クロック信号clkは、CPU603、同期部604、変換部602、およびプリント基板202に供給される。CPU603はメモリ650のROM領域に記憶されている制御プログラムにしたがって次のような処理を実行する。なお、メモリ650は変数等を保持するRAM領域も含む。
CPU603は、ライン同期信号lsyncの生成周期を決定する。生成周期は、たとえば、感光体ドラム102の回転速度(感光体ドラム102の表面が回転方向に移動する速度情報)と、画像の副走査方向の変倍率と、を基に計算される。CPU603は、ライン同期信号lsyncの生成周期を同期部604に設定する。また、CPU603は、同期部604からライン同期信号lsyncを受け取り、ライン同期信号lsyncの生成が完了したタイミングを認識する。
変換部602は、画像データ部601から出力される1ライン分の画像データを分割して画像データdata_1~data_mを生成する。変換部602は、ライン同期信号lsyncおよびクロック信号clkに同期して、画像データdata_1~data_mをプリント基板202へ送信する。
同期部604は、CPU603から指示された生成周期のライン同期信号lsyncY、lsyncM、lsyncC、lsyncKを生成する。ライン同期信号lsyncYはプリント基板202Y、変換部602Y、およびCPU603に供給される。ライン同期信号lsyncMはプリント基板202M、変換部602M、およびCPU603に供給される。ライン同期信号lsyncCはプリント基板202C、変換部602C、およびCPU603に供給される。ライン同期信号lsyncKはプリント基板202K、変換部602K、およびCPU603に供給される。
同期部604は、上位コントローラ690から供給されるtop信号に基づき、YMCKの各色ごとにitop信号を生成し、対応する変換部602へ供給する。top信号は、シートPに形成されるトナー画像の先端を示す信号である。itopY信号は、イエローの静電潜像の書き出しタイミングを示す。itopM信号は、マゼンタの静電潜像の書き出しタイミングを示す。itopC信号は、シアンの静電潜像の書き出しタイミングを示す。itopK信号は、ブラックの静電潜像の書き出しタイミングを示す。図1が示すように、YMCKの各トナー画像がシートPに転写されるタイミングは、ずれている。このずれ時間は、ドラム間遅延時間と呼ばれ、作像ユニット101Y、101M、101C、101K間の搬送距離とシートPの搬送速度とに応じて決定される。変換部602Y、602M、602C、602Kは、それぞれ対応するitopY信号、itopM信号、itopC信号、itopK信号が入力されると、画像データの出力を開始する。
図7Bが示すように、プリント基板202において、発光素子アレイ300-iは、ライン同期信号lsync、クロック信号clk、画像データdata_i、通信信号comを供給されて動作する。情報格納部610は、ヘッド情報を記憶する記憶回路である。ヘッド情報は、発光素子アレイ300-1~300-mの各発光量と実装位置を示す位置情報などを含む。CPU603は、通信信号線609を介して情報格納部610にアクセスし、ヘッド情報を読み出したり、設定情報を書き込んだりする。なお、情報格納部610は、露光ヘッド106の組み立て工程において調整された駆動電流の設定値を記憶してもよい。
図7Bが示すように、クロック信号線605、通信信号線609、同期信号線606はすべての発光素子アレイ300に接続されている。画像信号線607と発光素子アレイ300とは一対一で接続されている。つまり、1個の発光素子アレイ300に一本の画像信号線607が接続されている。
<回路部の構成>
図8はi番目の発光素子アレイ300-i内の回路部406のブロック図である(iは1~mまでの整数)。回路部406はデジタル部700とアナログ部750を有する。デジタル部700はクロック信号clkに同期して、通信信号comによって予め設定された設定値、ライン同期信号lsync、および画像データdataを基に発光素子350を発光させるための点灯信号を生成する。デジタル部700は点灯信号線708を介してアナログ部750へ点灯信号を出力する。
通信IF701はCPU603からの通信信号comに基づいて、レジスタ702に対する設定値のライトおよびリードを制御する。レジスタ702は発光素子350の動作に必要な設定値を保持する。設定値としては、アナログ部750に設定される駆動電流を示す値が含まれる。
タイミング部704は、ライン同期信号lsyncに基づきタイミング信号を生成し、信号線707-1を介して点灯制御部705-1にタイミング信号を供給する。点灯制御部705-1は、タイミング信号にしたがって、画像信号線607から画像データdataを取り込む。点灯制御部705の個数nと発光素子350の個数nとは一致している。つまり、1個の発光素子350につき、1個の点灯制御部705が設けられている。点灯制御部705-jは、点灯信号線708-jを介して点灯信号をアナログ部750に出力する(jは1からnまでの整数)。なお、点灯制御部705-jは、入力されるタイミング信号に基づき、点灯制御部705-j+1のためのタイミング信号を生成し、信号線707-j+1を介して点灯制御部705-j+1にタイミング信号を供給する。このように、点灯制御部705-1はタイミング部704から直接的にタイミング信号を供給されるが、点灯制御部705-2~705-nはそれぞれ前段の点灯制御部705-1~705-n-1からタイミング信号を供給される。
アナログ部750はデジタル部700で生成されたパルス状の点灯信号を基に発光素子350-1~350-nを駆動する。
<タイミング部の詳細>
図9(A)はタイミング部704の回路図である。ここでは、ライン同期信号lsyncは負論理信号と仮定されているが、正論理信号であってもよい。we[1]はタイミング信号である。タイミング部704は、ライン同期信号lsyncがLowからHighに変わったときにのみタイミング信号we[0]を出力する論理回路である。
遅延回路801は、同期信号線606とクロック信号線605が接続され、同期信号線606によって伝送されてきたライン同期信号lsyncを1サイクルだけ遅延させて論理ゲート802に出力する。遅延回路801は、たとえば、フリップフロップ回路により実現される。
論理ゲート802はライン同期信号lsyncと、遅延回路801の出力信号を反転素子803で反転させた信号の論理積(AND)を演算し、タイミング信号we[0]を生成する。タイミング信号we[0]は信号線707-1に出力される。
図9(B)はタイミング部704のタイミングチャートである。ライン同期信号lsyncがLowからHighに変わったタイミングで、タイミング信号we[0]はHighとなる。タイミング信号we[0]は、クロック信号clkの1サイクル分に相当する時間にわたりHighを継続し、その後、Lowに戻る。
<点灯制御部の詳細>
図10(A)はi番目の発光素子アレイ300-iにおけるj番目の点灯制御部705-jの回路図である(jは1からnまでの整数)。遅延回路901は信号線707-jとクロック信号線605が接続されている。遅延回路901は、信号線707-jによって伝送されてきたタイミング信号we[j]を1サイクルだけ遅延させ、後段の点灯制御部705-j+1のためのタイミング信号we[j+1]を生成し、信号線707-j+1に出力する。遅延回路901は、入力信号を、クロック信号clkの1サイクルに相当する時間だけ遅延させて出できる回路あればよい。たとえば、遅延回路901としてはフリップフロップ回路を採用可能である。
ラッチ回路902は信号線707-jと画像信号線607-iとが接続されている。ラッチ回路902は、タイミング信号we[j]がHighである期間において画像データdata_iを取り込み、点灯信号el[j]として点灯信号線708-jに出力する。本実施例では、画像データdata_iを取り込む回路としてラッチ回路902が採用されているが、これは一例にすぎない。タイミング信号we[j]がHighになってから次にタイミング信号we[j]がHighになるまで、画像データdata_iを保持できる回路であればよい。たとえば、ラッチ回路902に代えて、フリップフロップ回路が採用されてもよい。
図10(B)は遅延回路901のタイミングチャートである。タイミング信号we[j]がクロック信号clkの1サイクル分だけ遅延させることで、タイミング信号we[j+1]が生成されている。
図10(C)はラッチ回路902のタイミングチャートである。タイミング信号we[j]がHighである期間に画像データdata_i(この例では"000")が取り込まれ、点灯信号el[j]が生成されている。
<アナログ部の詳細>
図11はアナログ部750のブロック図である。説明を簡明化するため、2つの発光素子350-1、350-nと、2つの駆動回路1001-1,1001-nが図示されている。実際には、n個の発光素子350-1~350-nとn個の駆動回路1001-1~1001-nが存在する。ここで、一般化するためにj番目の発光素子350-jとj番目の駆動回路1001-jについて説明する(jは1からnまでの整数)。
駆動回路1001-jはi番目の発光素子350-jを駆動する回路である。駆動回路1001-jには、点灯信号線708-jを介して点灯信号el[j]が供給される。
DAC1002は、レジスタ702に設定された駆動電流データをアナログ電圧に変換し、信号線1003を介して駆動回路1001-1~1001-nにアナログ電圧を供給する。DACはデジタルアナログ変換器の略称である。ここで、駆動電流データは発光素子350-1~350-nに供給される駆動電流の設定値を示す。
選択回路1007は、レジスタ702に設定されたデータに基づき、駆動回路1001を選択するセレクト信号を生成する。選択回路1007は、信号線1004-1~1004-nを介して駆動回路1001-1~1001-nにセレクト信号を供給する。セレクト信号は、n個の駆動回路1001-1~1001-nのうち、選択された1個の駆動回路1001に接続されている信号のみがHighとなる信号である。駆動回路1001-1が選択される場合、信号線1004-1のみがHighレベルに制御される。信号線1004-2(図示略)~1001-nはLowレベルに制御される。駆動回路1001-1~1001-nはそれぞれ、選択回路1007によって選択されたタイミング(セレクト信号がHighになるタイミング)で、信号線1003を介してアナログ電圧を設定される。CPU603は、レジスタ702を介して駆動回路1001-1~1001-nを一つずつ順番に選択し、選択した駆動回路1001に対応したアナログ電圧を設定する。これにより、単一のDAC1002を用いてn個の駆動回路1001-1~1001-nに個別のアナログ電圧を設定することが可能となっている。このように、駆動回路1001-1~1001-nはそれぞれ、駆動電流を決定するアナログ電圧と点灯信号を入力され、それぞれ対応する発光素子350-1~350-nを発光させる。
<駆動回路の詳細>
図12はj番目の駆動回路1001-jの回路図である(jは1からnまでの整数)。駆動回路1001-1~1001-nはいずれも同一の回路構成を有している。
MOSFET Q1は、ゲートに印加されたゲート電圧に応じて駆動電流を発光素子350-jに供給する。ゲート電圧がLowレベルのときは、駆動電流が減少し、発光素子350-jが消灯する。MOSFET Q2のゲートには、点灯信号線708-jが接続されている。MOSFET Q2は、点灯信号el[j]がHighのときにオンとなり、コンデンサC1に充電された電圧をMOSFET Q1に受け渡す。MOSFET Q3のゲートには、信号線1004-jが接続されている。MOSFET Q3は、選択回路1007からのセレクト信号に応じてオンオフする。つまり、MOSFET Q3は、セレクト信号がHighのときにオンし、DAC1002から出力されるアナログ電圧をコンデンサC1に印加し、コンデンサC1を充電する。本実施例においては、画像形成前に、DAC1002がコンデンサC1にアナログ電圧を設定する。画像形成期間中は、MOSFET Q3がオフとなり、コンデンサC1は電圧レベルを継続的に維持する。これにより、MOSFET Q1は、設定されたアナログ電圧に対応する駆動電流を、点灯信号に応じて発光素子350-1に供給したり、供給停止したりする。
発光素子350-jの入力容量が大きすぎると、発光素子350-jを点灯から消灯に切り替えるための応答速度が遅くなる。そこで、応答速度を改善するために、MOSFET Q4とインバータ1101が追加されてもよい。MOSFET Q4のゲートには、インバータ1101により点灯信号el[j]の論理を反転させた信号が入力される。点灯信号el[j]がLowレベルのときに、MOSFET Q4のゲートはHighになる。よって、MOSFET Q4がオンとなり、発光素子350-jの入力容量に充電された電荷を強制的に放電することが可能となる。
<同期部の詳細>
図13は同期部604の構成を示す図である。REF生成回路1201は、YMCKにとって共通の周期信号であるlsync_REF信号を生成する。CPU603は、レジスタ1204にlsync_REF信号の周期を示すlsync_REF_periodを格納する。REF生成回路1201は、レジスタ1204に保持されているlsync_REF_periodにしたがった周期でlsync_REF信号を生成する。たとえば、lsync_REF_periodが1000cycleであれば、REF生成回路1201は、クロック信号clkの1000サイクルごとに、lsync_REF信号をアサートする。つまり、REF生成回路1201は、クロック信号clkが入力されるたびにカウントアップし、カウント値がlsync_REF_periodに一致すると、lsync_REF信号を出力するカウンタ回路であってもよい。
itop生成回路1202は、lsync信号の生成タイミングの基準となるitop信号を生成する。レジスタ1205は、topMarginを保持する。topMarginは、CPU603により書き込まれ、top信号に対するマージン(遅延時間)を示す。itop生成回路1202は、top信号がアサートされると、topMarginに相当する回数だけlsync_REF信号をカウントする。つまり、itop生成回路1202は、lsync_REF信号のカウント値がtopMarginに到達すると、itop信号を出力するカウンタ回路であってもよい。たとえば、レジスタ1205Yに保持されているtopMarginYが10であり、レジスタ1205Mに保持されているtopMarginMが1000であると仮定する。top信号がアサートされてから、lsync_REF信号のアサートが10回検知されると、itopY信号が出力される。top信号がアサートされてから、lsync_REF信号のアサートが1000回検知されると、itopMが出力される。シアンとブラックについても同様である。
ところで、i番目のitop信号がアサートされる前に、i+1番目のtop信号がアサートされてしまうことがある。この場合、itop生成回路1202は、i番目のtop信号がアサートされたときに設定されたtopMarginにカウント値が一致したときに、i番目のitop信号をアサートするように構成されている。
lsync生成回路1203は、itop信号と、lsync_REF信号を入力される。lsync生成回路1203は、itop信号のアサートを基準に、lsync信号を生成して出力する。
<lsync生成回路>
図14(A)はlsync生成回路1203の構成を示す図である。生成回路1300は、itop信号に基づき、lsync信号を生成して出力する。生成回路1300は、CPU603により情報を書き込まれる二つのレジスタ1301、1302を有している。レジスタ1301は、lsync信号の周期であるlsync_periodを保持する。つまり、lsync_periodは副走査方向の解像度に応じたライン周期(間隔)を示すパラメータである。レジスタ1302は、変倍率magを保持する。
生成回路1300は、itop信号のアサートを検知すると、lsync_periodに相当する周期に変倍率magを乗算して得られる周期でlsync信号をアサートし続ける。たとえば、lsync_periodが1000cycleであり、magが100%であるケースを仮定する。この場合、クロック信号の1000サイクル毎にlsync信号がアサートされる。
lsync_periodに1000cycleが設定され、magに99%が設定されたと仮定する。この場合、クロック信号の990サイクル毎に、lsync信号が1回アサートされる。これにより、副走査方向における画像のサイズが微小に縮小される。
lsync_periodに1000cycleが設定され、magに99.99%が設定されたと仮定する。この場合、クロック信号の1000サイクル毎に、lsync信号のアサートが9度繰り返され、次にクロック信号の999サイクルでlsync信号が1回アサートされる。
このように、10回のlsync信号のアサートをクロック信号clkの10000cycleで実行したり、10回のlsync信号のアサートをクロック信号clkの9999cycleで実行したりすることが可能となる。後者の場合、副走査方向の倍率を99.99%にすることができるlsync信号を生成することが可能となる。
図14(B)は、lsync生成回路1203の別の構成例を示す図である。この例では、lsync生成回路1203は、lsync_1信号を生成する第一の生成回路1300と、lsync_2信号を生成する第二の生成回路1303と、セレクタ1304とを有する。生成回路1300の動作と構成は図14(A)に関連して説明された通りである。セレクタ1304は、lsync_1信号とlsync_2信号とのうちいずれか一方を選択して出力する。
第二の生成回路1303は、magを保持するレジスタを有してもよい。また、第二の生成回路1303は、lsync_periodに依存することなく、lsync_2信号を生成する。具体的に、第二の生成回路1303は、lsync_REF信号を基準にlsync_2信号を生成する。セレクタ1304はCPU603からの指示に従ってlsync_1信号とlsync_2信号とのうちのいずれか一方をlsync信号として出力する。
第一の生成回路1300は、大きな変倍率を実現しやすいが、二つのパラメータが必要となる。第二の生成回路1303は、一つのパラメータ(変倍率)を設定されるだけで、変倍を実現できる。なお、第一の生成回路1300を削除し、第二の生成回路1303だけが実装されてもよい。
<タイミングチャートの見方>
図15はtop信号、lsync_REF信号、画像データdataおよびitop信号のタイミングチャートである。ドラム間の遅延時間dは、d[n][色]と表記される。[n]はn番目のページを示す。[色]はYMCKのうちのいずれか一色を示す。たとえば、d1Yは、イエローの1ページ目についての遅延時間を示す。t[n]Topは、nページ目のtop信号がアサートされるタイミングを示す。たとえば、t1Topは1ページ目のtop信号のアサートタイミングを示す。t2Topは2ページ目のtop信号のアサートタイミングを示す。
t[n][色]_Sは、nページ目の各色の画像の書き出しタイミングを示す。なお、t[n][色]_Sは、各色のitop信号がアサートされるタイミングに一致する。たとえば、t1Y_Sは1ページ目のイエローの画像の書き出しタイミングを示す。t2K_Sは2ページ目のブラックの画像の書き出しタイミングを示す。
t[n][色]_Eは、nページ目の各色の画像形成の完了タイミングを示す。たとえば、t1Y_Eは1ページ目のイエローの画像形成の完了タイミングを示す。t2K_Eは2ページ目のブラックの画像形成の完了タイミングを示す。
図15には、itop生成回路1202の入出力が示されているが、説明の簡明化のために、Y色とK色について説明される。ただし、この説明はM色とC色にも当てはまる。
CPU603は、タイミングt[n]Y_Eからタイミングt[n+1]Topまでに、YMCKのそれぞれについてtopMarginを設定する。まずY色について説明される。itop生成回路1202は、タイミングt1Topで、1ページ目のtop信号のアサートを検知する。itop生成回路1202は、タイミングt1Y_Sで、itopY信号をアサートする。これは、1ページ目のイエローのtopMarginに"1"が設定されているからである。つまり、タイミングt1Topからタイミングt1Y_Sまでの遅延時間d1Yは、lsync_REF信号の一周期に相当する。
t1Y_Eからt2Topまでの間にtopMarginが"1"から"2"へ更新される。itop生成回路1202は、タイミングt2Topで、2ページ目のtop信号のアサートを検知する。itop生成回路1202は、タイミングt2Y_Sで、itopY信号をアサートしている。これは、2ページ目のイエローのtopMarginに"2"が設定されているからである。つまり、タイミングt2Topからタイミングt2Y_Sまでの遅延時間d2Yは、lsync_REF信号の二周期に相当する。
次にK色について説明される。K色の仕組みはY色の仕組みと全く同じである。ただし、タイミングt1K_Sで1ページ目のitopK信号がアサートする前のタイミングt2Topで、2ページ目のtop信号がアサートされている。
つまり、CPU603は、タイミングt[n]Y_Eからタイミングt[n+1]Topまでに、四色の各topMarginを設定する。itop生成回路1202は、top信号がアサートされたときの全色分のtopMarginを記憶し、各色ごとのtopMarginを用いて各色のitop信号を生成する。
図16は、同期部604に対する入出力のタイミングチャートを示す。ここでは、一例としてY色とC色について説明されているが、M色とK色にこの説明は当てはまる。図16では、1ページ目と2ページ目と3ページ目とで、各色のlsync信号の周期が変更されている。
CPU603は、タイミングt[n][色]_Eからタイミングt[n+1][色]_Sまでに、その色のlsync_periodとmagを設定する。つまり、変倍率に関与するパラメータは、色ごとに異なるタイミングで設定される。
まずY色について説明される。top信号とitop信号に関しては、図15で説明されているため、その説明は省略される。itop生成回路1202は、タイミングt1Topで1ページ目のtop信号のアサートを検知し、タイミングt1Y_SでitopY信号をアサートする。lsync生成回路1203は、itopY信号のアサートを検知すると、lsync_periodとmagに応じたlsyncY信号の周期を決定し、当該周期にしたがってlsyncY信号を出力する。
t1Y_Eからt2Y_Sまでの期間において、イエローについての2ページ目のlsync_periodとmagが更新される。itop生成回路1202は、タイミングt2Topで、2ページ目のtop信号のアサートを検知する。itop生成回路1202は、タイミングt2Y_Sで、itopY信号をアサートする。lsync生成回路1203は、itopY信号のアサートを検知すると、lsync_periodとmagに応じてlsyncY信号のアサート周期を決定し、当該周期にしたがってlsyncY信号を出力する。このように、本実施例では、タイミングt1Y_Eからタイミングt2Y_SまでにY色のlsync_periodとmagが更新される。その結果、1ページ目の周期よりもより短い周期のlsyncY信号が2ページ目で生成されている。
C色について、CPU603は、タイミングt1C_Eからタイミングt2C_Sまでの設定期間において、シアンについての2ページ目のlsync_periodとmagを設定する。itop生成回路1202は、タイミングt2Topで、2ページ目のtop信号のアサートを検知する。itop生成回路1202は、タイミングt2C_Sで、itopC信号をアサートする。lsync生成回路1203は、itopC信号のアサートを検知すると、lsync_periodとmagに応じてlsyncC信号のアサート周期を決定し、当該周期にしたがってlsyncC信号を出力する。本実施例では、タイミングt1C_Eからタイミングt2C_SまでにC色のlsync_periodとmagが更新される。その結果、1ページ目の周期よりもより短い周期のlsyncC信号が2ページ目で生成されている。
図16が示すように、itopC信号のアサートタイミングがitopY信号のアサートタイミングとは異なっている。そのため、lsyncC信号の1ページ目と2ページ目の周期(倍率)の切り替わりタイミングは、lsyncY信号の1ページ目と2ページ目の周期(倍率)の切り替わりタイミングと異なっている。いずれにしても、ページの途中で周期(倍率)が変更されなくなる。
このように、top信号からitop信号までの遅延時間は、周期が固定されたlsync_REF信号に基づいてカウントされる。そのため、各色の画像の書き出しタイミングは、作像ユニット101Y~101Kの物理的な設置位置に合わせて、制御可能となる。
さらに、YMCKの画像の書き出しタイミングに合わせて、YMCKの副走査方向のライン同期信号の周期が変更される。つまり、色ごとに適切なタイミングで、副走査方向のライン同期信号の周期が変更される。その結果、ページの途中で倍率が変更されないようになる。つまり、複数のページを連続的に印刷する場合でも、副走査方向の変倍制御が可能となる。
[実施例2]
上述されたように、lsync信号の周期は、副走査方向における解像度によって決定される。たとえば、解像度が2400dpiであれば、それよりも小さな間隔で副走査方向における画像の位置を補正することができない。そこで、実施例2では、各色のitop信号およびlsync信号を、lsync信号の周期よりも短い間隔でずらす仕組みが開示される。その結果、副走査方向における画像の位置ずれをより細かい精度で補正することが可能となる。
<同期部>
図17は実施例2の同期部604の構成を示す。図17に示された構成のうち実施例1においてすでに説明された構成には同一の参照符号が付与されており、その説明は省略される。参照符号の末尾に付与されているYMCKの文字は、四色に共通する事項が説明される際には、省略されることがある。
図17からわかるように、YMCKのそれぞれについて遅延回路1601が追加されている。なお、itop生成回路1202から出力されるitop信号は、pre_itop信号と表記される。lsync生成回路1203から出力されるlsync信号は、pre_lsync信号と表記される。pre_itop信号とpre_lsync信号は、遅延回路1601に入力される。
遅延回路1601は、CPU603により設定される遅延量delayを保持するレジスタ1602を有している。遅延回路1601は、pre_itop信号とpre_lsync信号を、レジスタ1602に保持されている遅延量delayだけ遅延させることで、itop信号とlsync信号として出力する。レジスタ1602に保持される遅延量delayは、クロック信号clkのサイクル数により定義される。
たとえば、pre_lsyncYとpre_lsyncMの周期は、クロック信号clkの1000cycleに相当すると仮定する。また、レジスタ1602Yには遅延量delayYとして0cycleが設定される。レジスタ1602Mには、遅延量delayMとして500cycleが設定される。この場合、itopY信号とlsyncY信号に対して、itopM信号とlsyncM信号は、lsync信号の半周期に相当する時間だけずれて出力される。
副走査方向の解像度が2400dpiである場合に、4800dpi相当で、副走査方向におけるYの画像の位置とMの画像の位置をずらすことが可能となる。
[実施例から導き出される技術思想]
(観点1)
作像ユニット101Yは、第一露光ヘッドを用いて一ラインずつ露光することで第一色の画像を形成する第一画像形成手段の一例である。作像ユニット101Mは、第二露光ヘッドを用いて一ラインずつ露光することで第二色の画像を形成する第二画像形成手段の一例である。作像ユニット101Cは、第三露光ヘッドを用いて一ラインずつ露光することで第三色の画像を形成する第三画像形成手段の一例である。作像ユニット101Kは、第四露光ヘッドを用いて一ラインずつ露光することで第四色の画像を形成する第四画像形成手段の一例である。転写ベルト111は、第一色の画像、第二色の画像、第三色の画像、および第四色の画像を順番にシートへ転写することでフルカラー画像を形成する転写手段の一例である。同期部604は、各色ごとに、副走査方向における画像の解像度に相当する周期でライン周期信号を生成する第一生成手段の一例である。CPU603は、各ページごとの副走査方向における倍率に応じてライン周期信号の周期を制御するとともに、各色ごとの個別の画像の書き出しタイミングを制御する制御手段の一例である。CPU603および同期部604は、各ページごとに、色ごとの個別の画像の書き出しタイミングを基準として、ライン周期信号の周期を切り換える。これにより、カラー画像を形成する画像形成装置においてページごとに倍率を変更することが可能になる。つまり、ページの途中で倍率が変更されないようになる。さらに、記録媒体に形成すべき画像の副走査方向における倍率をページごとに変更する際に画像が乱れてしまうことが抑制される。
(観点2)
lsync生成回路1203Yは、第一色の画像のためのライン周期信号を発生する第一発生手段の一例である。lsync生成回路1203Mは、第二色の画像のためのライン周期信号を発生する第二発生手段の一例である。lsync生成回路1203Cは、第三色の画像のためのライン周期信号を発生する第三発生手段の一例である。lsync生成回路1203Kは、第四色の画像のためのライン周期信号を発生する第四発生手段の一例である。第一発生手段、第二発生手段、第三発生手段および第四発生手段は、色ごとの個別の画像の書き出しタイミングを基準として、ライン周期信号の周期を切り換える。
(観点3)
上位コントローラ690は、各ページの副走査方向における先端の基準となる共通先端信号(例:top信号)を生成する第二生成手段の一例である。レジスタ1025Y~1025Kは、共通先端信号の出力タイミングから各色ごとの画像の書き出しタイミングまでの遅延時間を保持する保持手段の一例である。itop生成回路1202は、共通先端信号の出力タイミングに対して各色ごとの個別の遅延時間を適用して各色ごとの個別の書き出しタイミングを示す個別先端信号を生成する第三生成手段の一例である。第一発生手段、第二発生手段、第三発生手段および第四発生手段は、色ごとの個別先端信号(例:itopY~itopK)を基準として、ライン周期信号の周期を切り換える。
(観点4)
REF生成回路1201は、第一色、第二色、第三色、および第四色に共通の基準周期信号を生成する第四生成手段の一例である。第三生成手段(例:itop生成回路1202)は、基準周期信号を基準とした各色ごとの遅延時間に応じて、各色ごとの個別先端信号を生成する。
(観点5)
CPU603およびレジスタ1205Y~1205Kは、各色ごとの遅延時間を設定する第一設定手段の一例である。図15が示すように、第一設定手段は、i番目のページの第一色の画像の形成が終了した後で、かつ、i+1番目のページの共通先端信号が出力される前に、各色ごとの遅延時間を第三生成手段に設定する。
(観点6)
図15が示すように、第一色(例:イエロー)の画像は、第二色(例:マゼンタ)の画像、第三色(例:シアン)の画像、および第四色(例:ブラック)の画像よりも先に形成される。
(観点7、8)
クロック部608は、クロック信号(例:clk)を生成するクロック手段の一例である。第一発生手段、第二発生手段、第三発生手段および第四発生手段は、クロック信号のカウント値が所定値になるごとに、各色ごとのライン周期信号を出力する。第一発生手段、第二発生手段、第三発生手段および第四発生手段は、カウンタ回路により実現されてもよい。ここで、所定値は、クロック信号の基準カウント値に対して倍率が乗算されて求められた値であってもよい。
(観点9)
第一発生手段、第二発生手段、第三発生手段および第四発生手段は、それぞれ、基準カウント値を保持する第一保持手段(例:レジスタ1301)と、倍率を保持する第二保持手段(例:レジスタ1302)と、を有してもよい。CPU603は、基準カウント値と倍率を設定する第二設定手段の一例である。
(観点10)
所定値は、クロック信号を単位として増減されてもよい。つまり、倍率は、1クロックごとに、増減されてもよい。
(観点11)
CPU603は、i番目のページの第一色の画像の形成が終了してから、i+1番目のページの第一色の画像の形成が開始されるまでに、第一発生手段の第一保持手段に基準カウント値を設定するとともに、第一発生手段の第二保持手段に倍率を設定する。CPU603は、i番目のページの第二色の画像の形成が終了してから、i+1番目のページの第二色の画像の形成が開始されるまでに、第二発生手段の第一保持手段に基準カウント値を設定するとともに、第二発生手段の第二保持手段に倍率を設定する。CPU603は、i番目のページの第三色の画像の形成が終了してから、i+1番目のページの第三色の画像の形成が開始されるまでに、第三発生手段の第一保持手段に基準カウント値を設定するとともに、第三発生手段の第二保持手段に倍率を設定する。CPU603は、i番目のページの第四色の画像の形成が終了してから、i+1番目のページの第四色の画像の形成が開始されるまでに、第四発生手段の第一保持手段に基準カウント値を設定するとともに、第四発生手段の第二保持手段に倍率を設定する。
(観点12、13)
遅延回路1601は、色ごとの個別先端信号を遅延させる第一遅延手段の一例である。第一遅延手段は、色ごとの個別先端信号を、ライン周期信号の周期よりも短い時間だけ遅延させる。これにより、細かく、副走査方向における画像の先端位置を調整することが可能となる。
(観点14、15)
遅延回路1601は、色ごとのライン周期信号を遅延させる第二遅延手段の一例である。第二遅延手段は、色ごとのライン周期信号を、当該ライン周期信号の周期よりも短い時間だけ遅延させる。これにより、細かく、副走査方向における画像の形成位置を調整することが可能となる。
(観点16)
各ページごとの四つの色の倍率が一致するように、各ページごとに、色ごとの個別の画像の書き出しタイミングを基準としてライン周期信号の周期が切り換えられる。四つの色の倍率とは、第一色の画像の副走査方向における倍率と、第二色の画像の副走査方向における倍率と、第三色の画像の副走査方向における倍率と、第四色の画像の副走査方向における倍率とである。
(観点17)
セレクタ1304は、第一生成回路により生成されるライン周期信号または第二生成回路により生成されるライン周期信号のいずれかを選択する選択回路の一例である。生成回路1303は、共通の基準周期信号に基づき前記ライン周期信号を生成するように構成されている。選択回路(例:セレクタ1304)は、第一生成回路により生成されるライン周期信号または第二生成回路により生成されるライン周期信号のうち、制御手段により指定されたライン周期信号を選択する。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
101Y~101K:作像ユニット、111:転写ベルト、603:CPU、604:同期部

Claims (17)

  1. 第一露光ヘッドを用いて一ラインずつ露光することで第一色の画像を形成する第一画像形成手段と、
    第二露光ヘッドを用いて一ラインずつ露光することで第二色の画像を形成する第二画像形成手段と、
    第三露光ヘッドを用いて一ラインずつ露光することで第三色の画像を形成する第三画像形成手段と、
    第四露光ヘッドを用いて一ラインずつ露光することで第四色の画像を形成する第四画像形成手段と、
    前記第一色の画像、前記第二色の画像、前記第三色の画像、および前記第四色の画像を順番にシートへ転写することでフルカラー画像を形成する転写手段と、
    各色ごとに、副走査方向における画像の解像度に相当する周期でライン周期信号を生成する第一生成手段と、
    各ページごとの前記副走査方向における倍率に応じて前記ライン周期信号の周期を制御するとともに、各色ごとの個別の画像の書き出しタイミングを制御する制御手段と、を有し、
    前記制御手段は、各ページごとに、色ごとの個別の画像の書き出しタイミングを基準として、前記ライン周期信号の周期を切り換えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記第一生成手段は、
    前記第一色の画像のための前記ライン周期信号を発生する第一発生手段と、
    前記第二色の画像のための前記ライン周期信号を発生する第二発生手段と、
    前記第三色の画像のための前記ライン周期信号を発生する第三発生手段と、
    前記第四色の画像のための前記ライン周期信号を発生する第四発生手段と、を有し、
    前記第一発生手段、前記第二発生手段、前記第三発生手段および前記第四発生手段は、色ごとの個別の画像の書き出しタイミングを基準として、前記ライン周期信号の周期を切り換えることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 各ページの前記副走査方向における先端の基準となる共通先端信号を生成する第二生成手段と、
    前記共通先端信号の出力タイミングから各色ごとの画像の書き出しタイミングまでの遅延時間を保持する保持手段と、
    前記共通先端信号の出力タイミングに対して各色ごとの個別の前記遅延時間を適用して各色ごとの個別の書き出しタイミングを示す個別先端信号を生成する第三生成手段と、をさらに有し、
    前記第一発生手段、前記第二発生手段、前記第三発生手段および前記第四発生手段は、色ごとの前記個別先端信号を基準として、前記ライン周期信号の周期を切り換えることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記第一色、前記第二色、前記第三色、および前記第四色に共通の基準周期信号を生成する第四生成手段を有し、
    前記第三生成手段は、前記基準周期信号を基準とした各色ごとの前記遅延時間に応じて、各色ごとの前記個別先端信号を生成することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 各色ごとの前記遅延時間を設定する第一設定手段をさらに有し、
    前記第一設定手段は、i番目のページの前記第一色の画像の形成が終了した後で、かつ、i+1番目のページの前記共通先端信号が出力される前に、各色ごとの前記遅延時間を前記第三生成手段に設定することを特徴とする請求項3または4に記載の画像形成装置。
  6. 前記第一色の画像は、前記第二色の画像、前記第三色の画像、および前記第四色の画像よりも先に形成されることを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. クロック信号を生成するクロック手段をさらに有し、
    前記第一発生手段、前記第二発生手段、前記第三発生手段および前記第四発生手段は、前記クロック信号のカウント値が所定値になるごとに、各色ごとの前記ライン周期信号を出力することを特徴とする請求項2から6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  8. 前記所定値は、前記クロック信号の基準カウント値に対して前記倍率が乗算されて求められた値であることを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記第一発生手段、前記第二発生手段、前記第三発生手段および前記第四発生手段は、それぞれ、
    前記基準カウント値を保持する第一保持手段と、
    前記倍率を保持する第二保持手段と、を有し、
    前記画像形成装置は、さらに、
    前記基準カウント値と前記倍率を設定する第二設定手段を有することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
  10. 前記所定値は、前記クロック信号を単位として増減されることを特徴とする請求項7から9のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  11. 前記第二設定手段は、
    i番目のページの前記第一色の画像の形成が終了してから、i+1番目のページの前記第一色の画像の形成が開始されるまでに、前記第一発生手段の前記第一保持手段に前記基準カウント値を設定するとともに、前記第一発生手段の前記第二保持手段に前記倍率を設定し、
    前記i番目のページの前記第二色の画像の形成が終了してから、前記i+1番目のページの前記第二色の画像の形成が開始されるまでに、前記第二発生手段の前記第一保持手段に前記基準カウント値を設定するとともに、前記第二発生手段の前記第二保持手段に前記倍率を設定し、
    前記i番目のページの前記第三色の画像の形成が終了してから、前記i+1番目のページの前記第三色の画像の形成が開始されるまでに、前記第三発生手段の前記第一保持手段に前記基準カウント値を設定するとともに、前記第三発生手段の前記第二保持手段に前記倍率を設定し、
    前記i番目のページの前記第四色の画像の形成が終了してから、前記i+1番目のページの前記第四色の画像の形成が開始されるまでに、前記第四発生手段の前記第一保持手段に前記基準カウント値を設定するとともに、前記第四発生手段の前記第二保持手段に前記倍率を設定する、ことを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  12. 色ごとの前記個別先端信号を遅延させる第一遅延手段をさらに有することを特徴とする請求項3から6のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  13. 前記第一遅延手段は、色ごとの前記個別先端信号を、前記ライン周期信号の周期よりも短い時間だけ遅延させることを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。
  14. 色ごとの前記ライン周期信号を遅延させる第二遅延手段をさらに有することを特徴とする請求項1から13のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  15. 前記第二遅延手段は、色ごとの前記ライン周期信号を、当該ライン周期信号の周期よりも短い時間だけ遅延させることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
  16. 前記制御手段は、各ページごとの、前記第一色の画像の副走査方向における倍率と、前記第二色の画像の副走査方向における倍率と、前記第三色の画像の副走査方向における倍率と、前記第四色の画像の副走査方向における倍率とが一致するように、各ページごとに、色ごとの前記個別の画像の書き出しタイミングを基準として、前記ライン周期信号の周期を切り換えることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の画像形成装置。
  17. 前記第一発生手段、前記第二発生手段、前記第三発生手段および前記第四発生手段は、それぞれ、
    第一生成回路と、第二生成回路と、前記第一生成回路により生成される前記ライン周期信号または前記第二生成回路により生成される前記ライン周期信号のいずれかを選択する選択回路と、を有し、
    前記第一生成回路は、
    前記基準カウント値を保持する第一保持手段と、
    前記倍率を保持する第二保持手段と、を有し、
    前記第二生成回路は、共通の基準周期信号に基づき前記ライン周期信号を生成するように構成されており、
    前記選択回路は、前記第一生成回路により生成される前記ライン周期信号または前記第二生成回路により生成される前記ライン周期信号のうち、前記制御手段により指定された前記ライン周期信号を選択することを特徴とする請求項8に記載の画像形成装置。
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