JP2023141272A - スラブ軌道用脱線防止ガード装置とスラブ軌道用脱線防止ガードシステム - Google Patents

スラブ軌道用脱線防止ガード装置とスラブ軌道用脱線防止ガードシステム Download PDF

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英 後迫
Suguru Ushirosako
浩樹 河野
Hiroki Kono
充 飯島
Mitsuru Iijima
敏博 森
Toshihiro Mori
崇 唐須
Takashi Karasu
孝二 加藤
Koji Kato
啓 岡本
Hiroshi Okamoto
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Abstract

【課題】 スラブ軌道に加工することなく本線レールに沿ってガード材を適切に設置できるスラブ軌道用脱線防止ガード装置を提供する。【解決手段】 本線レールに沿って配設するガード材と、ガード材を保持するガード保持部材と、ガード保持部材にガード材を取り付ける取付部材と、ガード保持部材の下面とスラブ軌道の上面との間に装着してガード保持部材の下面とスラブ軌道の上面との隙間を埋める隙間閉鎖部材と、を備え、ガード保持部材は、本線レールに固定する固定部が一体的に形成されている。【選択図】 図1

Description

本出願は、スラブ軌道において鉄道車両の車輪が本線レールから脱線することを防止する脱線防止ガード装置と脱線防止ガードシステムに関する。
従来、鉄道車両(以下、単に「車両」ともいう)が走行する本線レール(この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「本線レール」は、鉄道列車が走行するレールをいう)に沿って、車輪の脱線を防止するガード装置を設ける場合がある。このようなガード装置は、スラブ軌道の本線レールに沿って設ける場合がある。
例えば、この種の先行技術として、枠型スラブが用いられた軌道の本線レールに沿ってガード材を設ける車輪ガード装置がある(例えば、特許文献1参照)。この車輪ガード装置では、枠型スラブに固定部材を固定し、その固定部材の上部にガード材が取り付けられたガード保持部材を固定している。
特開2014-211010号公報
ところで、スラブ軌道に車輪ガード装置を設ける場合、例えば、スラブ軌道の配筋を避けて車輪ガード装置の固定部材を固定することができない場合などがあり、上記車輪ガード装置では本線レールに沿って適切に設けることができない場合がある。
また、配筋の位置が明確でないスラブ軌道の場合も、上記車輪ガード装置では本線レールに沿って適切に設けることができない。
そこで、本出願は、スラブ軌道に加工をすることなく本線レールに沿ってガード材を適切に設置できるスラブ軌道用脱線防止ガード装置とスラブ軌道用脱線防止ガードシステムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本出願に係るスラブ軌道用脱線防止ガード装置は、本線レールに沿って配設するガード材と、前記ガード材を保持するガード保持部材と、前記ガード保持部材に前記ガード材を取り付ける取付部材と、前記ガード保持部材の下面とスラブ軌道の上面との間に装着して該ガード保持部材の下面とスラブ軌道の上面との隙間を埋める隙間閉鎖部材と、を備え、前記ガード保持部材は、前記本線レールに固定する固定部が一体的に形成されている。
この構成により、スラブ軌道において、ガード保持部材の固定部を本線レールに固定し、このガード保持部材にガード材を取付部材で固定する。そして、ガード保持部材の下面とスラブ軌道との隙間に隙間閉鎖部材を装着して、ガード保持部材の下面とスラブ軌道の上面とに密着させる。これにより、隙間閉鎖部材でガード保持部材の下面とスラブ軌道の上面との隙間を埋めて、スラブ軌道用脱線防止ガード装置を配置することができる。よって、スラブ軌道に加工をすることなく脱線防止ガード装置を設けることができる。
また、前記隙間閉鎖部材は、可変パッドであり、前記ガード保持部材は、下面に前記可変パッドが接触する凹凸部を具備していてもよい。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「可変パッド」は、厚み方向に可変なものであり、変形後にその形状を保つことができるパッドをいう。このように構成すれば、ガード保持部材の下面とスラブ軌道の上面との隙間に可変パッドを装着し、可変パッドを膨出させることで隙間を埋めることができる。可変パッドは、ガード保持部材の下面の凹凸部に係合して水平方向のズレが防止される。
また、前記凹凸部は、外周凸部と、中央凸部と、前記外周凸部と前記中央凸部との間の凹部と、を有し、前記可変パッドは、前記ガード保持部材の下面と接する範囲に芯材を有していてもよい。このように構成すれば、可変パッドを膨出させて変形させた時に外周凸部と中央凸部との間の凹部に可変パッドが入り込むように変形させられ、変形後の可変パッドは芯材の範囲でガード保持部材の下面とスラブ軌道の上面との間を埋めた状態を適切に保つことができる。
また、前記隙間閉鎖部材は、クサビ部材であり、前記クサビ部材は、前記ガード保持部材の下面と前記スラブ軌道との間に挿入される勾配部を有し、前記ガード保持部材は、前記ガード材の下方位置における下面が、前記ガード材の延びる方向と交差する方向に前記クサビ部材の前記勾配部と同一の勾配を有するとともに、前記クサビ部材の脱落を防止する係止機構を具備していてもよい。このように構成すれば、ガード保持部材の下面とスラブ軌道の上面との隙間にクサビ部材を挿入し、クサビ部材で隙間を適切に埋めることができる。クサビ部材は、ガード保持部材に係止機構で係止されるので、脱落を防止することができる。
また、前記取付部材を前記ガード保持部材に固定する固定ボルトと、前記固定ボルトの固定状態を保って回転を阻止する回り止め部材と、をさらに有していてもよい。このように構成すれば、回り止め部材によって、本線レールを走行する車両の振動などによってガード保持部材にガード材を固定している取付部材の固定ボルトが緩むことを防止できる。
また、前記ガード材は、前記本線レールの内方に向けて車輪が脱線するのを防止する外側当接部と、脱線した列車が軌道外方に向けて逸脱するのを防止する内側当接部と、前記ガード保持部材に固定するウエブ部と、を有していてもよい。このように構成すれば、ガード材は、脱線しようとする車輪を外側当接部に当接させて脱線を防ぐことができ、車輪が脱線したとしても内側当接部で列車を係止して列車が軌道から外側に大きく逸脱するのを防ぐことができる。
また、前記ガード材の前記ウエブ部と、前記ガード保持部材の前記ガード材を保持する保持部と、に前記ガード材の長手方向に係合する係合部を有していてもよい。このように構成すれば、ガード保持部材の保持部とウエブ部とが係合部で係合しているため、ガード材をガード保持部材に保持した状態を適切に保つことができる。
一方、本出願に係るスラブ軌道用脱線防止ガードシステムは、前記スラブ軌道用脱線防止ガード装置を前記本線レールの延びる方向に複数備え、前記スラブ軌道の端部に備えられた前記スラブ軌道用脱線防止ガード装置よりも内方位置に前記ガード材の脱落防止装置をさらに備えており、前記脱落防止装置は、前記本線レールに固定する固定ベースと、前記ガード材の前記ウエブ部に形成された凹凸部と係合する凹凸部を有するガード材支持ブロックと、を有している。この明細書及び特許請求の範囲の書類中における「内方位置」は、スラブ軌道の端部からスラブ軌道の中心方向に入った位置をいう。
この構成によれば、本線レールの延びる方向に複数備えられたスラブ軌道用脱線防止ガード装置に加えて、スラブ軌道の端部に備えられたスラブ軌道用脱線防止ガード装置よりも内方位置に脱落防止装置が備えられているため、仮に、スラブ軌道用脱線防止ガード装置からガード材が外れようとしても、ガード材と脱落防止装置のガード材支持ブロックの係合が係合した状態が保たれる。よって、本線レールに沿って備えられたガード材の位置ずれを防止することができる。
また、前記ガード材支持ブロックと前記固定ベースとは着脱可能に構成され、前記ガード材支持ブロックは、前記ガード材の前記ウエブ部を軌道方向に挿通させる挿通部を有し、前記挿通部に前記凹凸部を具備していてもよい。このように構成すれば、ガード材支持ブロックの挿通部にガード材のウエブ部を挿通し、ガード材支持ブロックを固定ベースに固定することで、脱落防止装置を効率良く設置することができる。
本出願によれば、スラブ軌道に加工をすることなく本線レールに沿ってガード材を適切に設置できるスラブ軌道用脱線防止ガード装置を提供することが可能となる。
図1は、本出願の第1実施形態に係る第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置を示す正面図である。 図2は、図1に示す第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置の平面図である。 図3は、図1に示す第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置を下方から示す斜視図である。 図4は、図1に示す第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置の可変パッドを示す図面であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。 図5は、図1に示す第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置の取付部材を示す斜視図である。 図6は、図1に示す第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置の回り止め部材を示す図面であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。 図7は、本出願の一実施形態に係る脱落防止装置を示す正面図である。 図8は、図7に示す脱落防止装置の平面図である。 図9は、本出願の第2実施形態に係る第2スラブ軌道用脱線防止ガード装置を示す正面図である。 図10は、図9に示す第2スラブ軌道用脱線防止ガード装置をクサビ部材で固定した状態を示す正面図である。 図11は、図9に示すクサビ部材の図面であり、(a)は斜視図、(b)はXI-XI断面図である。 図12は、図2に示す第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置と図8に示す脱落防止装置を備えたスラブ軌道用脱線防止ガードシステムの平面図である。 図13は、図1に示す第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置による脱線防止時の正面図である。 図14は、図1に示す第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置による逸脱防止時の正面図である。
以下、本出願の一実施形態を図面に基づいて説明する。以下の実施形態では、スラブ軌道1(枠型スラブ)の軌道方向Lに設けられた本線レール200に沿ってガード材10を配設する第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20及び第2スラブ軌道用脱線防止ガード装置80と、第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20を備えたスラブ軌道用脱線防止ガードシステム100を説明する。第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20及び第2スラブ軌道用脱線防止ガード装置80は一例である。なお、この明細書及び特許請求の範囲の書類中における方向の概念は、図12に示すように、本線レール200が延びる方向を軌道方向Lといい、軌道方向Lと直交する方向を軌道幅方向Mという。
(第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置)
図1は、一実施形態に係る第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20を示す正面図である。図2は、図1に示す第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20の平面図である。図3は、図1に示す第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20を下方から示す斜視図である。図3は、可変パッド40を除いて図示している。
図1,2に示すように、第1実施形態の第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20は、本線レール200に沿って配設するガード材10と、このガード材10を固定するガード保持部材21と、このガード保持部材21にガード材10を取り付ける取付部材35とが備えられている。また、ガード保持部材21の下面22とスラブ軌道1との間には、スラブ軌道1の上面2とガード保持部材21との隙間Gを埋める隙間閉鎖部材として、可変パッド40が備えられている。
ガード保持部材21は、本線レール200の底部201に固定する固定部24が一体的に形成されている。固定部24は、本線レール200の底部201の幅方向一端部に係止される係止部25と、本線レール200の底部201の幅方向他端部を挟持する固定部材26とを有している。ガード保持部材21は、本線レール200の底部201の幅方向一端部に係止部25が係止された状態で、本線レール200の底部201の幅方向他端部に固定部材26で固定される。固定部材26は、固定ボルト27でガード保持部材21に固定される。この実施形態の固定ボルト27は、上方から装着して固定可能なTボルトとなっている。
ガード保持部材21には、係止部25の斜め上方位置にガード材10を保持する保持部28が設けられている。保持部28は、軌道方向Lの両端部にU字状の開口部分を形成するアーム部29を有しており、上方からガード材10のウエブ部11を入れて保持できるようになっている。アーム部29の間に、取付部材35が取り付けられる。
保持部28のガード材10を保持する部分には、ガード材10のウエブ部11の長手方向に設けられた係合凹部15(係合部)に入り込む係合凸部30(係合部)が軌道方向Lに設けられている。この実施形態では、ガード材10のウエブ部11に係合凹部15が設けられ、ガード保持部材21の保持部28に係合凸部30が設けられているが、これらは逆の配置でもよい。
ガード材10は、ガード保持部材21の保持部28に固定されるウエブ部11と、このウエブ部11の上端に設けられて水平方向に延びるフランジ部12とを有する略T字状断面で形成されている。フランジ部12は、水平方向一端が外側当接部13であり、他端が内側当接部14となっている。ガード材10は、ガード保持部材21の保持部28に保持された状態で、取付部材35を固定ボルト36でガード保持部材21に固定することで定位置に固定される。固定ボルト36は、定位置に保持されたナット36cにねじ込んで固定している。ガード保持部材21に固定されたガード材10は、係合凹部15がガード保持部材21の係合凸部30と係合した状態となる。
本線レール200に固定されたガード保持部材21のガード材10は、外側当接部13の上端位置が、本線レール200の頭部202の側面に対して所定間隔Aで、頭部202の上面に対して上方に高さBの位置となっている。
また、この実施形態では、ガード材10とガード保持部材21及び取付部材35との間に絶縁材38が設けられている。絶縁材38は、ガラス繊維クロスなどを用いることができる。絶縁材38を設けることで、本線レール200とガード材10とが導電状態となることを防止している。なお、導電の心配が無い場合は、絶縁材38を設ける必要はない。
また、取付部材35をガード保持部材21に固定する固定ボルト36の頭部36aの位置には、固定ボルト36の固定状態を保って回転を阻止する回り止め部材50が設けられている。回り止め部材50の詳細は、後述する。回り止め部材50を固定ボルト36の頭部36aの位置に設けた後、頭部36aのピン孔36bに抜け止めピン37を挿している。抜け止めピン37により、回り止め部材50が固定ボルト36の頭部36aから外れる方向に移動することを防止している。
なお、第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20は、回り止め部材50を設けない構成でもよいが、回り止め部材50を設けることで固定ボルト36の点検間隔を延ばすことなどができる。
また、上記ガード保持部材21と下面とスラブ軌道1の上面との間に可変パッド40を設けることによって、スラブ軌道1の上面2とガード保持部材21の下面22との隙間Gが埋められている。各ガード保持部材21の位置における隙間Gの高さ寸法は、スラブ軌道1の施工状態などによって多少異なるが、その差は可変パッド40の膨出量で吸収することができる。図1,2は、可変パッド40で隙間Gを埋めて第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20を固定した状態を示している。可変パッド40の芯材44は、ガード保持部材21の下面よりも大きくなっている。可変パッド40により、ガード保持部材21に作用する力をスラブ軌道1に伝えて、スラブ軌道1で受けることができる。よって、第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20によれば、ガード保持部材21に固定されているガード材10に荷重が作用した時に、その荷重をガード保持部材21から可変パッド40を介してスラブ軌道1で適切に受けることができる。可変パッド40の詳細は、後述する。
図3に示すように、上記ガード保持部材21は、下面22に凹凸部23を有している。凹凸部23は、周囲の外周凸部23aと、中央部分の十字状となった中央凸部23bと、これらの間の中間凹部23cとを有している。この凹凸部23により、後述するように可変パッド40を膨出させると、可変パッド40がガード保持部材21の下面22の中間凹部23cに入り込むように変形し、硬化後は外周凸部23aと中央凸部23bとの間に入り込んだ状態が保たれる。
(可変パッド)
図4は、図1に示す第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20の可変パッド40を示す図面であり、(a)は平面図、(b)は側面図である。この実施形態の可変パッド40は、本体部41が平面視で矩形状に形成されている。本体部41は、ガード保持部材21の下面22(図4)よりも大きな矩形状になっている。本体部41は変形可能な袋状に形成されており、対角位置には内部に樹脂材を注入する注入口42と、内部の空気を排出する排気口43とが設けられている。
本体部41は、内部にガード保持部材21の下面と接する範囲を含む大きさの芯材44を有している。本体部41は、注入口42から内部に樹脂材を注入することで排気口43から内部の空気が排出されて、樹脂材が充填される。樹脂材は、硬化型の樹脂材が用いられる。
このような可変パッド40により、本体部41の内部に樹脂材が充填されることでガード保持部材21の下面22の中間凹部23cに入り込むように膨出して外周凸部23aと中央凸部23bと係合する状態に変形し、内部の樹脂材が硬化することで、凹凸部23と係合した状態が保たれる(図1の状態)。すなわち、可変パッド40は、上面が接しているガード保持部材21の下面形状に沿うように変形し、内部に充填された樹脂材が硬化することで、その形状を保つことができる。なお、可変パッド40は、内部の樹脂材が硬化した後、注入口42と排気口43を切除してもよい。
(取付部材)
図5は、図1に示す第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20の取付部材35を示す斜視図である。この実施形態の取付部材35は、矩形状に形成されており、幅寸法はガード保持部材21の保持部28に設けられたアーム部29の間に入る寸法に形成されている。取付部材35は、ガード保持部材21の保持部28の下方部分とガード材10のウエブ部11とに接する背面35aと、固定ボルト36(図1)の頭部36aが当接する前面35bとを有している。前面35bから背面35aに向けて、固定ボルト36のボルト穴35cが設けられている。また、前面35bの下部には、回り止め部材50の係止部53を係止させる凹状の段部35dが設けられている。
(回り止め部材)
図6は、図1に示す第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20の回り止め部材50を示す図面であり、(a)は正面図、(b)は側面図である。この実施形態の回り止め部材50は、固定ボルト36の頭部36aが挿入される挿入部52を有する回り止め部51と、取付部材35の下部の段部35dと係合する係止部53とを有している。
回り止め部51は、所定の厚みHを有し、中央部分に固定ボルト36(図1)の頭部36aを挿入する挿入部52が設けられている。挿入部52には、周囲に固定ボルト36の頭部36aと係合する複数の係合突起52aが設けられている。この実施形態の係合突起52aは、六角の頭部36aの角部と係合するように12個が設けられている。回り止め部51の厚みHは、固定ボルト36の頭部36aに設けられたピン孔36bが外部に出る厚みで形成されている。
回り止め部材50は、回り止め部51の下部に、取付部材35の方向に突出する係止部53が設けられている。係止部53は、幅方向の両端部に設けられた二つの突出する部分となっている。係止部53は、取付部材35の段部35dに係止される部分を外向きの斜め傾斜として、頭部36aの角部の位置に応じて傾いた状態での係止も可能となっている(図3)。係止部53は、取付部材35の段部35dと2箇所で係止させることで、回り止め部材50の時計回り及び反時計回りのいずれの方向の回転も止める。
(脱落防止装置)
図7は、一実施形態に係る脱落防止装置60を示す正面図である。図8は、図7に示す脱落防止装置60の平面図である。図7,8に示すように、この実施形態の脱落防止装置60は、本線レール200の底部201に固定される固定ベース61と、ガード材10のウエブ部11が挿通された状態で固定ベース61に固定されるガード材支持ブロック62とを備えている。
固定ベース61は、本線レール200の底部201に固定する固定部63を有している。固定部63は、本線レール200の底部201の幅方向一端部に係止される係止部64と、本線レール200の底部201の幅方向他端部を挟持する固定部材65とを有している。固定ベース61は、本線レール200の底部201の幅方向一端部に係止部64が係止された状態で、本線レール200の底部201の幅方向他端部に固定部材65で固定される。固定部材65は、固定ボルト66で固定ベース61に固定される。この実施形態の固定ボルト66は、上方から固定可能なTボルトとなっている。固定ベース61には、係止部64が設けられた方向にガード材支持ブロック62の取付部67が設けられている。取付部67には、少し窪んだ凹部67aが設けられている。
ガード材支持ブロック62は、ガード材10のウエブ部11が挿通される挿通部68が設けられた係合部材69と、係合部材69の下端に固定され、固定ベース61の取付部67に取り付けられるベース板70とを有している。係合部材69とベース板70は、一体的に形成されている。挿通部68は、ガード材10の係合凹部15(係合部)と係合する係合凸部71(係合部)を有している。挿通部68は、ガード材10を軌道方向Lに挿入することで、係合凹部15と係合凸部71とが係合するようになっている。ガード材支持ブロック62は、挿通部68にガード材10を挿通させた状態で、ベース板70が取付部67に固定ボルト72で固定される。この実施形態の固定ボルト72は、上方から固定可能なTボルトとなっている。ガード材支持ブロック62のベース板70は、固定ベース61の取付部67に設けられた凹部67aに入り込んだ状態で固定される。これにより、固定ベース61の所定位置にガード材支持ブロック62を固定することができる。
脱落防止装置60は、固定ベース61が係止部64と固定部材65とによって本線レール200の底部201に固定された状態で取り付けが完了する。本線レール200に取り付けられた脱落防止装置60は、スラブ軌道1の上面2から浮いた状態となっており、隙間Gがある状態で取り付け完了となる。脱落防止装置60は、固定ベース61が本線レール200に固定されているため、ガード材10は係合凹部15がガード材支持ブロック62の係合凸部71と係合して挿通部68から上方への移動が阻止される。よって、脱落防止装置60は、ガード材10の位置ずれを防止することができる。
(第2スラブ軌道用脱線防止ガード装置)
図9は、第2実施形態に係る第2スラブ軌道用脱線防止ガード装置80を示す正面図である。図10は、図9に示す第2スラブ軌道用脱線防止ガード装置80を固定した状態を示す正面図である。図11は、図9に示すクサビ部材90の図面であり、(a)は斜視図、(b)はXI-XI断面図である。なお、第2スラブ軌道用脱線防止ガード装置80は、上記した第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20とほぼ同一の構成であり、可変パッド40に代えてクサビ部材90を備えている部分のみが異なる。このため、第2スラブ軌道用脱線防止ガード装置80の説明は第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20と異なる部分のみを説明し、第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20と同一の構成には同一符号を付し、その説明は省略する。
図9に示すように、第2スラブ軌道用脱線防止ガード装置80には、ガード保持部材81の下面82とスラブ軌道1の上面2との隙間Gを埋める隙間閉鎖部材として、クサビ部材90が備えられている。ガード保持部材81は、ガード材10を保持する保持部28の下方の下面82が、軌道幅方向M(紙面左右方向)に所定の勾配Sに形成されている。図示するように、下面82の勾配Sが形成された部分は、ガード保持部材81のガード材10が保持される部分の下方から外側端部に向けて上方へ広がるように、所定範囲Tに形成されている。所定範囲Tは、ガード保持部材81においてガード材10のウエブ部11を保持する保持部28の下方を含む範囲であり、ガード材10に作用する力を受けることができる範囲となっている。この実施形態では、ガード材10の下方位置における下面82の所定範囲Tに勾配Sが形成されている。
図10に示すように、第2スラブ軌道用脱線防止ガード装置80では、ガード保持部材81の勾配Sで形成された下面82の部分に、同じ勾配Sの勾配部91が形成されたクサビ部材90が挿入されて打ち込まれる。これにより、ガード保持部材81の勾配Sを有する下面82の部分とスラブ軌道1の上面2との隙間Gがクサビ部材90で埋められる。
図11(a)に示すように、この実施形態のクサビ部材90は、中央部分に所定の勾配となった勾配部91が設けられ、勾配部91の両端部に上方に立ち上がる立上がり部92が設けられている。勾配部91は、ガード保持部材81の軌道方向Lの寸法よりも広くなっている。クサビ部材90は、勾配部91をガード保持部材81の下面82に挿入した状態で、立上がり部92がガード保持部材81の両外側に位置するようになっている。立上がり部92には、軌道幅方向Mに延びる係止長穴93が設けられている。図11(b)に示す勾配部91の勾配Sとしては、例えば、1/15~1/25程度に設定される。
図10に示すように、第2スラブ軌道用脱線防止ガード装置80は、上記クサビ部材90がガード保持部材81の下面82とスラブ軌道1の上面2との間に挿入され、軌道幅方向Mの外側から内側に向けて打ち込まれる。これにより、クサビ部材90で隙間Gが埋められる。各ガード保持部材81の位置における隙間Gの高さ寸法は、スラブ軌道1の施工状態などによって多少異なるが、その差はクサビ部材90の打込み量で吸収することができる。ガード保持部材81とスラブ軌道1との隙間Gにクサビ部材90が打ち込まれた後、係止長穴93からガード保持部材81の係止穴83に向けてピン94が打ち込まれる。ピン94は、ガード保持部材81の係止穴83から係止長穴93に向けて突出した状態で設けられる。このピン94により、クサビ部材90がガード保持部材81とスラブ軌道1との隙間Gから外れようとしても、係止長穴93がピン94に係止されて脱落が防止される。これが係止機構である。なお、係止機構は、ピン94以外に、ワイヤ、ボルトとナットなどでクサビ部材90の脱落防止を図る機構としてもよい。
このように構成された第2スラブ軌道用脱線防止ガード装置80によれば、ガード保持部材81に固定されたガード材10の下方において、ガード保持部材81の下面82とスラブ軌道1の上面2との隙間Gがクサビ部材90で埋められた状態で設けられる。これにより、ガード材10に作用する力を、ガード保持部材81の下面82からクサビ部材90を介してスラブ軌道1で受けることができる。よって、第2スラブ軌道用脱線防止ガード装置80によれば、ガード保持部材81に固定されているガード材10に荷重が作用した時に、その荷重をガード保持部材81からクサビ部材90を介してスラブ軌道1で適切に受けることができる。
(スラブ軌道用脱線防止ガードシステム)
図12は、図2に示す第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20と図8に示す脱落防止装置60を備えたスラブ軌道用脱線防止ガードシステム100の平面図である。この図では、スラブ軌道1としての枠型スラブの継目部分を例にしている。この実施形態のスラブ軌道用脱線防止ガードシステム100は、第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20に加えてガード材10の脱落防止装置60をさらに備えている。図示する本線レール200は、レール固定部210によってスラブ軌道1に固定されている。
この実施形態に係るスラブ軌道用脱線防止ガードシステム100は、スラブ軌道1に設けられた本線レール200に沿ってガード材10を配設するように第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20が設けられている。第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20は、スラブ軌道1の継目における隙間3の部分から所定間隔で設けられている。そして、この例では、一方のスラブ軌道1(図示する右方向)は隙間3の部分から2箇所目の内方位置に脱落防止装置60が設けられ、他方のスラブ軌道1(図示する左方向)は隙間3の部分から3箇所目の内方位置に脱落防止装置60が設けられている。脱落防止装置60は、スラブ軌道1の隙間3に一番近い位置でなければよく、他の位置でもよい。
このようなスラブ軌道用脱線防止ガードシステム100の第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20によれば、スラブ軌道1の本線レール200に沿ってガード材10を配置する場合でも、スラブ軌道1に加工をすることなくガード材10を本線レール200に沿って配設することが可能となる。
また、この実施形態のスラブ軌道用脱線防止ガードシステム100によれば、第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20が回り止め部材50(図1)を備えているので、本線レール200を走行する列車Vの車輪Wから伝わる振動などで固定ボルト36が緩むことを防止することができる。
その上、仮に固定ボルト36が緩んだとしても、ガード材10は脱落防止装置60のガード材支持ブロック62に設けられた挿通部68に挿通されているウエブ部11の係合凹部15が係合凸部71と係合した状態が保たれるため、ガード材10の位置がずれることを防止できる。
なお、図12では第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20と脱落防止装置60とを備えたスラブ軌道用脱線防止ガードシステム100を例に説明したが、スラブ軌道用脱線防止ガードシステム100は第2スラブ軌道用脱線防止ガード装置80と脱落防止装置60とを組み合わせた構成としてもよい。また、スラブ軌道用脱線防止ガードシステム100は、第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20と第2スラブ軌道用脱線防止ガード装置80とを組み合わせた構成としても、これらに脱落防止装置60を組み合わせた構成としてもよい。スラブ軌道1に応じて、第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20と第2スラブ軌道用脱線防止ガード装置80とを使い分けることができる。
(脱線防止用ガード装置の機能)
図13は、図1に示す第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20による脱線防止時の正面図である。図14は、図1に示す第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20による逸脱防止時の正面図である。これらの図に基づいて、第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20による列車Vの脱線防止と逸脱防止を説明する。なお、列車Vの下面には、車輪Wが脱線した場合にガード材10の内側当接部14に当接し、列車Vが軌道から大きく逸脱するのを防止するための逸脱防止突起部Dが長手方向に所定間隔(例えば、列車Vの1両の前後位置)で設けられている。
図13に示すように、本線レール200上を走行する列車Vに大きな荷重F(この例では図の右側からの横力)が作用した場合、一方の車輪(図の左側)は本線レール200の上面に乗り上げ、他方の車輪W(図の右側)は内側がガード材10の外側当接部13に接してガードされた状態となる。この状態では、図の右側の車輪Wは本線レール200上を走行しているので、車輪Wの脱線を防ぐことができる。
そして、図14に示すように、さらに荷重Fが増して、車輪Wがガード材10を越えて脱線した場合、列車Vは荷重Fによって軌道外方(図の左方向)に飛び出そうとするが、列車Vの下部に設けられた逸脱防止突起部Dがガード材10の内側当接部14に当接して、それ以上逸脱するのを防止することができる。これにより、仮に列車Vが本線レール200から脱線したとしても、列車Vを対向列車と接触しない状態で停止させることができる。よって、地震時などに列車Vが本線レール200から脱線したとしても、スラブ軌道1から大きく逸脱しないようにできる。
なお、上記した実施形態では、第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20に加えて脱落防止装置60を備えた構成を説明したが、脱落防止装置60がなく、第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20のみの構成であってもよく、本出願は上記実施形態に限定されるものではない。
また、第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置20の一部が第2スラブ軌道用脱線防止ガード装置80となった構成でも、全てが第2スラブ軌道用脱線防止ガード装置80となった構成でも同様であり、本出願は上記実施形態に限定されるものではない。
また、回り止め部材50を備えさせた例を説明したが、他の固定ボルト36の緩み対策を備えさせてもよく、本出願は上記した実施形態に限定されるものではない。
さらに、上記した実施形態は一例を示しており、本出願の要旨を損なわない範囲での種々の変更は可能であり、本出願は上記した実施形態に限定されるものではない。
1 スラブ軌道(枠型スラブ)
2 上面
3 隙間
10 ガード材
11 ウエブ部
12 フランジ部
13 外側当接部
14 内側当接部
15 係合凹部(係合部)
20 第1スラブ軌道用脱線防止ガード装置
21 ガード保持部材
22 下面
23 凹凸部
24 固定部
25 係止部
26 固定部材
27 固定ボルト
28 保持部
29 アーム部
30 係合凸部(係合部)
35 取付部材
35d 段部
36 固定ボルト
36a 頭部
36b ピン孔
37 抜け止めピン
38 絶縁材
40 可変パッド(隙間閉鎖部材)
44 芯材
50 回り止め部材
51 回り止め部
52 挿入部
52a 係合突起
53 係止部
60 脱落防止装置
61 固定ベース
62 ガード材支持ブロック
63 固定部
64 係止部
65 固定部材
66 固定ボルト
68 挿通部
69 係合部材
70 ベース板
71 係合凸部(係合部)
72 固定ボルト
80 第2スラブ軌道用脱線防止ガード装置
81 ガード保持部材
82 下面(勾配面)
83 係合穴(係止機構)
90 クサビ部材(隙間閉鎖部材)
91 勾配部
92 立上がり部
93 係合長穴(係止機構)
94 ピン(係止機構)
100 スラブ軌道用脱線防止ガードシステム
200 本線レール
201 底部
202 頭部

Claims (9)

  1. 本線レールに沿って配設するガード材と、
    前記ガード材を保持するガード保持部材と、
    前記ガード保持部材に前記ガード材を取り付ける取付部材と、
    前記ガード保持部材の下面とスラブ軌道の上面との間に装着して該ガード保持部材の下面とスラブ軌道の上面との隙間を埋める隙間閉鎖部材と、を備え、
    前記ガード保持部材は、前記本線レールに固定する固定部が一体的に形成されている、スラブ軌道用脱線防止ガード装置。
  2. 前記隙間閉鎖部材は、可変パッドであり、
    前記ガード保持部材は、下面に前記可変パッドが接触する凹凸部を具備している、請求項1に記載のスラブ軌道用脱線防止ガード装置。
  3. 前記凹凸部は、外周凸部と、中央凸部と、前記外周凸部と前記中央凸部との間の凹部と、を有し、
    前記可変パッドは、前記ガード保持部材の下面と接する範囲に芯材を有している、請求項2に記載のスラブ軌道用脱線防止ガード装置。
  4. 前記隙間閉鎖部材は、クサビ部材であり、
    前記クサビ部材は、前記ガード保持部材の下面と前記スラブ軌道との間に挿入される勾配部を有し、
    前記ガード保持部材は、前記ガード材の下方位置における下面が、前記ガード材の延びる方向と交差する方向に前記クサビ部材の前記勾配部と同一の勾配を有するとともに、前記クサビ部材の脱落を防止する係止機構を具備している、請求項1に記載のスラブ軌道用脱線防止ガード装置。
  5. 前記取付部材を前記ガード保持部材に固定する固定ボルトと、前記固定ボルトの固定状態を保って回転を阻止する回り止め部材と、をさらに有している、請求項1~4のいずれか1項に記載のスラブ軌道用脱線防止ガード装置。
  6. 前記ガード材は、前記本線レールの内方に向けて車輪が脱線するのを防止する外側当接部と、脱線した列車が軌道外方に向けて逸脱するのを防止する内側当接部と、前記ガード保持部材に固定するウエブ部と、を有している、請求項1~5のいずれか1項に記載のスラブ軌道用脱線防止ガード装置。
  7. 前記ガード材の前記ウエブ部と、前記ガード保持部材の前記ガード材を保持する保持部と、に前記ガード材の長手方向に係合する係合部を有している、請求項6に記載のスラブ軌道用脱線防止ガード装置。
  8. 請求項7に記載のスラブ軌道用脱線防止ガード装置を前記本線レールの延びる方向に複数備え、
    前記スラブ軌道の端部に備えられた前記スラブ軌道用脱線防止ガード装置よりも内方位置に前記ガード材の脱落防止装置をさらに備えており、
    前記脱落防止装置は、前記本線レールに固定する固定ベースと、前記ガード材の前記ウエブ部に形成された凹凸部と係合する凹凸部を有するガード材支持ブロックと、を有している、スラブ軌道用脱線防止ガードシステム。
  9. 前記ガード材支持ブロックと前記固定ベースとは着脱可能に構成され、
    前記ガード材支持ブロックは、前記ガード材の前記ウエブ部を軌道方向に挿通させる挿通部を有し、前記挿通部に前記凹凸部を具備している、請求項8に記載のスラブ軌道用脱線防止ガードシステム。
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