JP2023139954A - トレイ開閉装置、及び画像形成装置 - Google Patents

Abstract

【課題】手差しトレイを閉じるときに、手差しトレイに設けられたスライダーを移動させる操作を格別に行わなくても、スライダーを移動させて装置本体に干渉させないようにする
【解決手段】フレーム１４のストッパー２２の接触部２２Ｄをキャップ部１６の枠部１６Ａの内壁に接触させて、ストッパー２２を変形させ、ストッパー２２の突起２２Ｃを位置決め板１２Ｂの各凹部２８から外し、スライダー１３をレール１２上で開口部２Ｃの方向に移動することが可能な状態にする。手差しトレイ５を閉じて行くと、スライダー１３が、レール１２上で開口部２Ｃの方向へと移動して、スライダー１３が開口部２Ｃに収納される。
【選択図】図２

Description

本発明は、装置本体の側壁の開口部を開放又は閉鎖するトレイを開閉自在に支持するトレイ開閉装置、及びそれを備える画像形成装置に関し、特にトレイの開閉操作を簡単化するための技術に関する。

画像形成装置は、画像を記録紙に形成するものであり、記録紙を供給する給紙部を備える。給紙部としては、複数の記録紙が積載される給紙カセット又は手差しトレイなどがある。手差しトレイは、装置本体の側壁の開口部に設けられて、開閉操作されることによりその開口部を開放又は閉鎖する。

特許文献１に記載の画像形成装置では、手差し給紙台を装置本体の収容部に開閉操作可能に支持し、手差し給紙台を開いて、複数の記録紙を手差し給紙台に積載し、各記録紙の先端を記録紙押上板で持ち上げて、最上層の記録紙の先端を送り出しローラーに押し当て、送り出しローラーによりその記録紙を引き出して搬送するようにしている。また、手差し給紙台を閉じて装置本体の収容部に収容するときには、記録紙押上板が手差し給紙台とともに回転して収容部に収容され、ストッパーにより収容部からの記録紙押上板の突出が阻止される。

また、特許文献２に記載の画像形成装置では、装置本体の壁に対して開閉可能に支持された手差しトレイを備え、手差しトレイを開いて、複数の記録紙を手差し給紙台に積載するようにしている。手差しトレイは、複数の記録紙が積載収容されるトレイ本体と、リフトユニットとを有する。リフトユニットは、各記録紙の先端側を持ち上げるリフト板と、リフト板を押し上げるリフトばねと、各記録紙の両側を揃える一対のカーソルとを有する。手差しトレイが閉じられるときには、各カーソルのガイド部が対向壁部に当接して、リフト板の搬送方向下流側が下方に移動する。これにより、リフト板が押し上げられて上方に移動した状態で手差しトレイが閉じられても、リフト板が下方にスムーズに移動して、リフト板が装置本体の一部に干渉することがなく、これらの損傷が防止される。

特開２００１－１４６３４３号公報 特開２０１９－０８９６３５号公報

ここで、上記のような手差しトレイに、該手差しトレイ上に積載収容されている各記録紙の後端を揃えるためのスライダーを設けることがある。このスライダーは、手差しトレイ上の各記録紙の用紙搬送方向に移動可能に支持され、各記録紙の後端に突き当てられてその位置で留まるようになっている。

このスライダーは、手差しトレイが閉じられる前に所定位置まで移動させておく必要があり、スライダーを所定位置に移動させずに手差しトレイが閉じられると、スライダーが装置本体に干渉するという不具合が生じる。

特許文献１では、手差し給紙台が閉じられると同時に、記録紙押上板が手差し給紙台とともに回転して収容部に収容されるようにしている。また、特許文献２では、手差しトレイが閉じられると同時に、リフト板の搬送方向下流側が下方に移動して、リフト板が装置本体の一部に干渉することがないようにしている。

しかしながら、特許文献１及び特許文献２のいずれにおいても、上記のようなスライダーに関する記載がなく、手差しトレイを閉じるときに、スライダーを装置本体に干渉させないようにするための技術的な記載もない。

本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、手差しトレイを閉じるときに、手差しトレイに設けられたスライダーを移動させる操作を格別に行わなくても、スライダーを移動させて装置本体に干渉させないようにすることを目的とする。

本発明の一局面に係るトレイ開閉装置は、装置本体の側壁の開口部に設けられて、前記開口部の下端に沿う軸を中心にして回転自在に支持されて開閉操作され、前記開閉操作により前記開口部を開放又は閉鎖するトレイと、前記トレイ上に、前記開口部に対して交差する方向に延設されたレールと、前記レールにより該レールの長手方向に移動自在に支持されたスライダーと、を備え、前記レールの上面には、該レールの長手方向に並べられた複数の凹部が形成され、前記スライダーは、前記レールの上面から突出する方向に設けられたストッパーと、前記突出する方向に沿って往復移動自在に支持されて、前記往復移動により前記ストッパーに被せられ又は外されるキャップ部と、を備え、前記ストッパーの一端側には、前記キャップ部が該ストッパーから外されている状態で前記レールの上面の各凹部のいずれかに嵌合する突起が設けられ、前記ストッパーの他端側には、前記キャップ部が該ストッパーに被せられたときに該キャップ部の内壁に接触して押し退けられる接触部が設けられ、前記ストッパーの他端側の接触部が前記キャップ部の内壁に接触して押し退けられると、前記ストッパーが弾性変形して、前記ストッパーの一端側の突起が前記凹部から外れるものである。

また、本発明の一局面に係る画像形成装置は、上記本発明のトレイ開閉装置と、前記トレイ開閉装置のトレイ上に載置された記録紙を搬送する用紙搬送部と、前記用紙搬送部により搬送されて来た用紙に画像を記録する画像形成部と、を備えるものである。

本発明によれば、手差しトレイを閉じるときに、手差しトレイに設けられたスライダーを移動させる操作を格別に行わなくても、スライダーを移動させて装置本体に干渉させないようにすることができる。

本発明の一実施形態に係るトレイ開閉装置が適用された画像形成装置の外観を示す斜視図である。 本実施形態のトレイ開閉装置を示す斜視図である。 （Ａ）、（Ｂ）は、トレイ開閉装置におけるレール及びスライダーを示す斜視図及び縦断面図である。 （Ａ）、（Ｂ）は、トレイ開閉装置におけるレール及びスライダーを示す斜視図及び縦断面図であって、スライダーのキャップ部を倒した状態を示している。 （Ａ）はスライダーのストッパー及びレールを拡大して示す断面図であり、（Ｂ）はストッパーの突起部及びレールの凹部を更に拡大して示す断面図である。 （Ａ）、（Ｂ）は、トレイ開閉装置におけるレール及びスライダーを示す斜視図及び縦断面図であって、スライダーのキャップ部の枠部の内側にフレーム並びにストッパーを収容した状態を示している。 スライダーのストッパー及びレールを拡大して示す断面図であって、ストッパーの突起部がレールの凹部から外れた状態を示している。 トレイ開閉装置における手差しトレイを開いた状態を示す断面図である。 トレイ開閉装置における手差しトレイを開いて、スライダーのキャップ部を倒した状態を示す断面図である。 トレイ開閉装置における手差しトレイを閉じる途中の状態を示す断面図である。 トレイ開閉装置における手差しトレイを閉じた状態を示す断面図である。

以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図１は、本発明の一実施形態に係るトレイ開閉装置が適用された画像形成装置の外観を示す斜視図である。図１に示すように画像形成装置１は、プリンターであり、装置本体２には、画像形成装置１の様々な機能を実現するための複数の構成機器が設けられている。例えば、装置本体２には、操作部３、給紙カセット４、手差しトレイ５、及び排出トレイ６等が設けられ、また装置本体２の内部には、画像形成部及び定着装置が設けられている。

画像形成部は、トナーを用いる電子写真方式により、画像データによって示される画像を、給紙カセット４又は手差しトレイ５から供給される記録紙に形成する。画像形成済みの記録紙は、定着装置による定着処理を受けた後、排出トレイ６に排出される。

操作部３は、例えば、スタートキー、操作入力を確定させる決定キー、数値入力を行うための数値入力キー等を備えており、各種動作及び処理等について、操作者からの指示を受け付ける。また、操作部３には、操作者への操作案内等を表示する表示部が設けられている。

図２は、本実施形態のトレイ開閉装置を示す斜視図である。本実施形態のトレイ開閉装置１０では、手差しトレイ５が、装置本体２の側壁２Ａの凹部２Ｂに開閉自在に設けられている。側壁２Ａの凹部２Ｂの上側部分が壁部２Ｄとなっており、側壁２Ａの凹部２Ｂの下側部分が装置本体２の内部に通じる開口部２Ｃとなっている。この開口部２Ｃの下端に沿って設けられた一対の軸１１により手差しトレイ５が回転自在に支持され、手差しトレイ５が開閉操作されて、この開閉操作により、手差しトレイ５が凹部２Ｂから引き出されるか又は凹部２Ｂに収容され、同時に開口部２Ｃが開放されるか又は閉鎖される。

手差しトレイ５の上には、開口部２Ｃに対して交差する方向Ｘに延設されたレール１２と、レール１２により該レール１２の長手方向（方向Ｘと同じ方向）に移動自在に支持されたスライダー１３とが設けられている。

図３（Ａ）、（Ｂ）は、レール１２及びスライダー１３を示す斜視図及び縦断面図である。図３（Ａ）、（Ｂ）に示すようにレール１２は、方向Ｘに延設された両側の各ガイド板１２Ａ、位置決め板１２Ｂ、及び各ガイド板１２Ａと位置決め板１２Ｂを連結する２枚の底板１２Ｃを有し、位置決め板１２Ｂが各ガイド板１２Ａの間に配置され、これらの板１２Ａ、１２Ｂ、１２Ｃの断面が凸凹形状となっている。

スライダー１３は、レール１２により方向Ｘに移動自在に支持されたフレーム１４と、フレーム１４により支持されたキャップ部１６とを備えている。フレーム１４は、該フレーム１４の両側の柱状部２１、各柱状部２１の中央に突設されたストッパー２２、及び各柱状部２１とストッパー２２を一体化して支持する主板２３とを有している。フレーム１４の各柱状部２１の下端側には、それぞれのスリット２１Ａが形成されている。これらのスリット２１Ａに、レール１２の両側の各ガイド板１２Ａが滑動自在に挿入されて、フレーム１４（スライダー１３）が、レール１２により方向Ｘに移動自在に支持されている。

キャップ部１６は、枠部１６Ａ、及び枠部１６Ａの両側に設けられたそれぞれのアーム部１６Ｂを有している。各アーム部１６Ｂの内側には、一対の凸部２５、２６が該各アーム部１６Ｂの長手方向に沿ってそれぞれ設けられている。

フレーム１４の各柱状部２１の側壁には、それぞれのガイド溝２１Ｄが該各柱状部２１の高さ方向に形成され、これらのガイド溝２１Ｄが該各柱状部２１の上端に達している（図４（Ａ）を参照）。キャップ部１６の各アーム部１６Ｂの間にフレーム１４の各柱状部２１を挟みこんで、キャップ部１６の各アーム部１６Ｂの一対の凸部２５、２６をフレーム１４の各柱状部２１のガイド溝２１Ｄに挿入し、キャップ部１６をフレーム１４に装着する。キャップ部１６の各アーム部１６Ｂの一対の凸部２５、２６がフレーム１４の各柱状部２１のガイド溝２１Ｄにより案内され、キャップ部１６がレール１２の上面から突出する方向に沿って往復移動自在に支持される。

図３（Ａ）、（Ｂ）においては、キャップ部１６の各アーム部１６Ｂの下側の凸部２６のみがフレーム１４の各柱状部２１のガイド溝２１Ｄに挿入されている。この状態で、キャップ部１６を、各アーム部１６Ｂの下側の凸部２６を軸（方向Ｘと直交する軸）にして矢印方向Ｊに回転させて倒し、更に図４（Ａ）に示すようにキャップ部１６を下方に移動させる。これにより、図４（Ａ）、（Ｂ）に示すようにキャップ部１６の枠部１６Ａの壁部１６Ｃが装置本体２の開口部２Ｃと対峙する方向に向けられる。同時に、フレーム１４のストッパー２２がレール１２に対して直立した姿勢となる。

図５（Ａ）に拡大して示すようにストッパー２２は、該ストッパー２２の下端を主板２３に連結する連結部２２Ａ、主板２３とは反対側の連結部２２Ａの一端から直立して延びるアーム部２２Ｂ、アーム部２２Ｂの下端に形成された突起２２Ｃ、及びアーム部２２Ｂの上端に形成されて主板２３とは反対側に突出する接触部２２Ｄを有している。

また、レール１２の位置決め板１２Ｂの上面には、複数の凹部２８が方向Ｘに並べて形成されている。

図４（Ａ）、（Ｂ）に示すようにフレーム１４のストッパー２２がレール１２に対して直立した姿勢では、図５（Ａ）に示すようにストッパー２２の突起２２Ｃがレール１２の位置決め板１２Ｂの各凹部２８のいずれかに係合する。これにより、スライダー１３がレール１２上で方向Ｘの任意の位置に位置決めされる。

また、図５（Ｂ）に拡大して示すようにストッパー２２の突起２２Ｃは、手差しトレイ５が装置本体２から開いた状態で回動が止まり、例えば図２に示すような姿勢となっているときに、装置本体２の開口部２Ｃに向きかつレール１２の上面に対して傾斜した傾斜面３１と、開口部２Ｃとは反対側に向きかつレール１２の上面に対して直交する直交面３２とを有し、傾斜面３１と直交面３２が該突起２２Ｃの先端側で接近する形状となっている。

ストッパー２２の突起２２Ｃの直交面３２が位置決め板１２Ｂの凹部２８の内壁に対峙して係合するため、スライダー１３をレール１２上で開口部２Ｃとは反対側に方向に移動させることはできない。

また、ストッパー２２の突起２２Ｃの傾斜面３１が位置決め板１２Ｂの凹部２８に係合していても、スライダー１３をレール１２上で開口部２Ｃに接近する方向に移動させようとすると、図５（Ｂ）において一点鎖線で示すようにストッパー２２が変形して、ストッパー２２の突起２２Ｃの傾斜面３１が位置決め板１２Ｂの凹部２８から出される。このため、スライダー１３を開口部２Ｃに接近する方向に押せば、スライダー１３をその接近する方向に移動させるができる。

一方、キャップ部１６の各アーム部１６Ｂの一対の凸部２５、２６をフレーム１４の各柱状部２１のガイド溝２１Ｄに挿入し、図６（Ａ）、（Ｂ）に示すようにキャップ部１６を押し下げて、キャップ部１６の枠部１６Ａの内側にフレーム１４並びにストッパー２２を収容する。この場合は、各アーム部１６Ｂの一対の凸部２５、２６と各柱状部２１のガイド溝２１Ｄとの係合によりキャップ部１６の回転が阻止されて、キャップ部１６の姿勢が維持され、図６（Ｂ）に示すようにフレーム１４のストッパー２２の接触部２２Ｄがキャップ部１６の枠部１６Ａの内壁に接触して退き、図７に示すようにストッパー２２が変形して、ストッパー２２の突起２２Ｃが位置決め板１２Ｂの各凹部２８から外れる位置まで持ち上げられる。

この状態では、スライダー１３をレール１２上で開口部２Ｃに接近する方向又はその反対方向のいずれにも移動させることが可能である。

このような構成のトレイ開閉装置１０において、図８に示すように手差しトレイ５を開いて、装置本体２の開口部２Ｃを開放し、キャップ部１６の枠部１６Ａの内側にフレーム１４を収容して、ストッパー２２の突起２２Ｃを位置決め板１２Ｂの凹部２８から外し、スライダー１３をレール１２上で開口部２Ｃとは反対方向に移動させ、手差しトレイ５の上に複数の記録紙を積載する。そして、図３（Ａ）、（Ｂ）に示すようにキャップ部１６の枠部１６Ａを引き上げてから、図４（Ａ）、（Ｂ）に示すようにキャップ部１６の壁部１６Ｃを装置本体２の開口部２Ｃと対峙する方向に向け、フレーム１４のストッパー２２をレール１２に対して直立した姿勢とし、ストッパー２２の突起２２Ｃをレール１２の位置決め板１２Ｂの凹部２８に係合させる。更に、図９に示すようにスライダー１３をレール１２上で開口部２Ｃに接近する方向に移動させて、キャップ部１６の壁部１６Ｃが各記録紙の後端に当接する位置でスライダー１３を位置決めし、各記録紙の後端を揃えると共に、各記録紙の先端を開口部２Ｃの内側に設けられている各給紙ローラー２４（図２に示す）の下側に挿し入れる。この状態で、各給紙ローラー２４が回転されて、各給紙ローラー２４により各記録紙が装置本体２の内部の画像形成部へと順次搬送され、画像形成部によりそれぞれの画像が各記録紙に逐次形成される。

この後、手差しトレイ５を閉じて、装置本体２の開口部２Ｃを閉鎖する場合は、手差しトレイ５を閉じる操作を行う前に、まず図６（Ａ）、（Ｂ）に示すようにキャップ部１６の各アーム部１６Ｂの一対の凸部２６をフレーム１４の各柱状部２１のガイド溝２１Ｄに挿入し、キャップ部１６の枠部１６Ａの内側にフレーム１４を収容して、ストッパー２２の突起２２Ｃを位置決め板１２Ｂの凹部２８から外し、スライダー１３をレール１２上で開口部２Ｃに接近する方向又はその反対方向のいずれにも移動することが可能な状態にする。図１０に示すように矢印方向に手差しトレイ５を閉じて行くと、スライダー１３が自重によりレール１２上で開口部２Ｃの方向へと降りて移動し、スライダー１３がレール１２に設けられた弾性部材４１に当接して所定位置に停止し、図１１に示すように手差しトレイ５を閉じると、スライダー１３が開口部２Ｃに収納される。このため、スライダー１３が凹部２Ｂの壁部２Ｄに突き当たることがなく、スライダー１３などが損傷することがない。

このように本実施形態のトレイ開閉装置１０では、手差しトレイ５を閉じるときに、手差しトレイ５に設けられたスライダー１３が装置本体２の開口部２Ｃへと移動するので、スライダー１３を移動させる操作を格別に行わなくても、スライダー１３が装置本体２の壁部に干渉するというような事態を避けることができる。

尚、上記実施形態では、本発明の画像形成装置の一実施形態としてプリンターを例示しているが、これは一例に過ぎず、複合機、コピー機、ファクシミリ装置等であってもよい。

また、図１乃至図１１を用いて説明した上記実施形態の構成は、本発明の一例に過ぎず、本発明を当該構成に限定する趣旨ではない。

１ 画像形成装置
２ 装置本体
３ 操作部
４ 給紙カセット
５ 手差しトレイ
６ 排出トレイ
１０ トレイ開閉装置
１１ 軸
１２ レール
１３ スライダー
１４ フレーム
１６ キャップ部
２２ ストッパー

Claims (4)

1. 装置本体の側壁の開口部に設けられて、前記開口部の下端に沿う軸を中心にして回転自在に支持されて開閉操作され、前記開閉操作により前記開口部を開放又は閉鎖するトレイと、
   前記トレイ上に、前記開口部に対して交差する方向に延設されたレールと、
   前記レールにより該レールの長手方向に移動自在に支持されたスライダーと、を備え、
   前記レールの上面には、該レールの長手方向に並べられた複数の凹部が形成され、
   前記スライダーは、前記レールの上面から突出する方向に設けられたストッパーと、前記突出する方向に沿って往復移動自在に支持されて、前記往復移動により前記ストッパーに被せられ又は外されるキャップ部と、を備え、
   前記ストッパーの一端側には、前記キャップ部が該ストッパーから外されている状態で前記レールの上面の各凹部のいずれかに嵌合する突起が設けられ、
   前記ストッパーの他端側には、前記キャップ部が該ストッパーに被せられたときに該キャップ部の内壁に接触して押し退けられる接触部が設けられ、
   前記ストッパーの他端側の接触部が前記キャップ部の内壁に接触して押し退けられると、前記ストッパーが弾性変形して、前記ストッパーの一端側の突起が前記凹部から外れるトレイ開閉装置。
2. 前記ストッパーの一端側の突起は、前記トレイが前記装置本体から開いた状態であるときに前記開口部に向き、かつ前記レールの上面に対して傾斜した傾斜面と、前記開口部とは反対側に向きかつ前記レールの上面に対して直交する直交面とを有し、前記傾斜面と前記直交面が該突起の先端側で接近する形状である請求項１に記載のトレイ開閉装置。
3. 前記キャップ部は、前記突出する方向に沿って往復移動自在に支持されると共に、前記往復移動により前記ストッパーから外された状態では前記レールと直交する軸を中心にして回転自在に支持され、前記回転により前記開口部と対峙する方向に向けられる壁部を有する請求項１又は請求項２に記載のトレイ開閉装置。
4. 請求項１乃至請求項３のいずれか１つに記載のトレイ開閉装置と、
   前記トレイ開閉装置のトレイ上に載置された記録紙を搬送する用紙搬送部と、
   前記用紙搬送部により搬送されて来た用紙に画像を記録する画像形成部と、を備える画像形成装置。