JP2017065878A - シート搬送装置及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】圧板の昇降にともなうシートガイドと他の部材との干渉を低減することができるシート搬送装置及び画像形成装置を提供すること。【解決手段】第1サイドガイドは、後方側の端部部分に退避機構115を有する。退避機構115の退避部材125は、圧板43の上昇にともなって、載置後端部30Rから付与される反力によって回転する。これにより、第1サイドガイドは、退避部材125を回転させることによって、圧板43の上昇にともなう載置後端部30Rとの干渉を低減することが可能となっている。【選択図】図6
Description
本発明は、圧板に載置されたシートの位置を保持するシートガイドに関するものである。
従来、画像形成装置、例えば、プリンタは、画像を印刷する対象であるシートを搬送するシート搬送装置を備えている。例えば、特許文献1に開示されるシート搬送装置は、複数のシートを積載する圧板を有する。圧板は、シートの搬送方向における上流側に位置する回転軸を中心に回転して、下流側の端部を昇降させる。圧板の上方には、シートを送出する送出ローラが設けられている。圧板の下流側の端部は、この送出ローラに対して下側に離間した離間位置と、離間位置から上昇して送出ローラに近接した接近位置との間で昇降する。
また、圧板には、積載したシートの位置ずれを抑制するためのシートガイドとして、2つのサイドガイドが取り付けられている。2つのサイドガイドは、圧板に対してスライドして移動可能な構成となっている。シートの幅に合わせて位置を変更されると、サイドガイドは、シートを幅方向から挟み込みこんで位置決めする。
ここで、上記したサイドガイドは、離間位置又は接近位置に変位する圧板と一体的に移動する。このため、サイドガイドは、圧板とともに上昇した際に、他の部材と干渉する虞がある。
本願は、上記の課題に鑑み提案されたものであって、圧板の昇降にともなうシートガイドと他の部材との干渉を低減することができるシート搬送装置及び画像形成装置を提供することを目的とする。
本願に係るシート搬送装置は、シート支持板と、シート支持板の上方に設けられ、シート支持板と平行な回転軸を有する送出ローラと、送出ローラから離間する位置と送出ローラに当接する位置との間でシート支持板を昇降させる昇降機構と、昇降機構を駆動するモータと、シート支持板の上面に沿って送出ローラの回転軸の軸方向に直交する方向に延設され、シート支持板の上面に沿って軸方向に変位するシートガイドと、シートガイドの上方に設けられる当接部材と、を備え、シートガイドは、退避部材を有し、退避部材は、シート支持板の上昇にともなってシート支持板に対して変位する前に位置する第1の位置から、シート支持板と送出ローラとが当接するときに当接部材から付与される反力によって位置する第2の位置まで変位することを特徴とする。ここでいう当接部材とは、例えば、シート支持板上のシートとは別サイズのシートを載置するためのトレイである。あるいは、当接部材とは、例えば、送出ローラを保持するフレーム部分である。また、退避部材がシート支持板に対して変位を開始するタイミングとしては、例えば、シート支持板を上昇させる前から退避部材と当接部材とを当接させており、シート支持板の上昇を開始すると同時に変位を開始するタイミングが考えられる。あるいは、退避部材がシート支持板に対して変位を開始するタイミングとしては、例えば、シート支持板を上昇させる前には退避部材と当接部材とは当接しておらず、シート支持板の上昇の過程で退避部材と当接部材とを当接させ、更なるシート支持板の上昇によって変位を開始するタイミングが考えられる。
当該シート搬送装置において、シート支持板の一部又は全部は、昇降機構によって昇降する。シートガイドは、シート支持板の上面に沿って延設され、送出ローラの軸方向に変位する。シートガイドは、シート支持板に支持されたシートの大きさに応じて位置を変更されることで、前記軸方向へのシートの位置ずれを低減する。シートガイドの退避部材は、シート支持板の上昇にともなってシート支持板に対して変位を開始する前の状態では、第1の位置に位置する。また、退避部材は、シート支持板と送出ローラとが当接する際に、第2の位置となる。シート支持板の上昇にともなって、退避部材は、当接部材から付与される反力によって、この第1の位置から第2の位置まで変位する。退避部材を変位させることで、シート支持板の上昇にともなって、シートガイドは、他の部材(当接部材)との干渉を低減される。
また、本願に係るシート搬送装置において、第1の位置における退避部材の下端部とシート支持板との間の離間距離と、第1の位置から第2の位置までの下端部の変位量との関係が、離間距離≧変位量、となる構成としてもよい。
退避部材の下端部は、第1の位置において、離間距離だけシート支持板と離間した位置となる。この離間距離は、第1の位置から第2の位置までの下端部の変位量以上の大きさである。この関係が成立すれば、第1の位置から第2の位置まで退避部材が変位した場合に、下端部は、シート支持板と近接又は当接する位置までしか変位しない。このため、変位する退避部材との干渉を低減するために、穴や凹部などをシート支持板に設ける作業を必要としない。その結果、シート支持板の剛性が、穴などを形成することで低下するのを低減できる。
また、本願に係るシート搬送装置において、シートガイドは、退避部材を回転可能に保持する第1回転軸と、退避部材を第2の位置から第1の位置へ回転する方向へと付勢する第1付勢部材と、を有する構成としてもよい。
退避部材は、シートガイドに設けられた第1回転軸によって回転可能に保持され、第1付勢部材によって第2の位置から第1の位置へ回転する方向へと付勢される。このような構成では、退避部材は、当接部材から反力を付与されることで、第2の位置から第1の位置へと回転し、当接部材との干渉を低減する。また、当接部材から退避部材へ付与される反力は、シート支持板の下降にともなって減少する。退避部材は、第1付勢部材からの付勢力によって第2の位置から第1の位置に向かって回転する。これにより、退避部材は、シート支持板の昇降に合わせて、第1の位置と第2の位置との間で変位することが可能となる。
また、本願に係るシート搬送装置において、退避部材は、軸方向に直交する方向において第1回転軸により保持された端部とは反対側の端部に、上方に向かって突出する上方突出部を有する構成としてもよい。
このような構成では、退避部材における上方突出部以外の部分と当接部材との干渉を低減し、退避部材と当接部材とを近接して配置することが可能となる。その結果、シートガイドと当接部材とを上下方向においてより近接して配置することができ、装置の小型化を実現することが可能となる。また、上方突出部は、上方へ突出する量を大きくすることで、より高く積載されたシートの位置ずれを低減することが可能となる。
また、本願に係るシート搬送装置において、退避部材の少なくとも一部は、第2の位置において、シート支持板に比べて下方に位置する構成としてもよい。
退避部材は、例えば、シート支持板に設けられた穴に挿通されることで、シート支持板の下方まで変位する。このような構成では、当接部材から反力を受けて変位する退避部材の変位量をより大きくすることが可能となる。換言すれば、当接部材との干渉を低減するために退避部材を変位させる必要がある変位量の大きい位置においてもシートガイドを配置できる。例えば、シートガイドを、シートの搬送方向のより下流側へと延設することで、シートの位置ずれをより確実に低減することが可能となる。
また、本願に係るシート搬送装置において、シートガイドは、退避部材を回転可能に保持する第2回転軸と、退避部材を第2の位置から第1の位置へ回転する方向へと付勢する第2付勢部材と、を有し、シート支持板は、上下方向に貫通して形成され、第2の位置において退避部材を挿通する挿通部を有する構成としてもよい。
この構成では、第2の位置において退避部材を挿通部に挿通することで、退避部材の変位量をより大きくすることが可能となる。
また、本願に係るシート搬送装置において、退避部材は、軸方向に直交する方向において第2回転軸により保持された端部とは反対側の端部に、下方に向かって突出し、第2の位置において挿通部に挿通される下方突出部を有する構成としてもよい。
下方突出部は、下方へ突出する量を大きくすることで、積載されたシートの位置ずれをより確実に低減することが可能となる。また、下方突出部の形状に応じて挿通部の大きさ等を変更することが可能となる。例えば、下方突出部の形状に合わせて挿通部を小さくすることで、シート支持板の剛性を維持することが可能となる。
また、本願に係るシート搬送装置において、退避部材は、当接部材から付与される反力によって弾性変形する構成としてもよい。
当該シート搬送装置において、第1の位置から第2の位置までシート支持板を上昇させた場合に、退避部材は、当接部材から付与される反力によって弾性変形することで、当接部材との干渉を低減できる。
また、本願に係るシート搬送装置において、送出ローラによって送出されたシートを搬送する搬送経路が設けられた装置本体部を有し、当接部材は、装置本体部に対して着脱可能な着脱式のトレイである構成としてもよい。
当接部材は、例えば、シート支持板とは別に設けられるもので、シートを供給する着脱式のトレイである。そして、シートガイドは、シート支持板を上昇させた際に、この着脱式のトレイとの干渉を低減することが可能となる。
また、本願に係る発明は、シート搬送装置の発明に限定されることなく、当該シート搬送装置を備え、シートに画像を形成する画像形成装置の発明としても実施し得るものである。
本願に係るシート搬送装置及び画像形成装置によれば、圧板の昇降にともなうシートガイドと他の部材との干渉を低減することができる。
<第1実施形態>
以下、本発明の画像形成装置を具体化した一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。図1は、画像形成装置の第1実施形態であるモノクロレーザプリンタ10の正面図である。図2は、図1に示すA−A線でモノクロレーザプリンタ10を切断して左側から見た断面図を示している。図3は、図1に示すB−B線でモノクロレーザプリンタ10を切断して右側から見た断面図を示している。図1〜図3に示すように、モノクロレーザプリンタ(以下、単に「プリンタ」という)10は、シート搬送装置11と、画像形成部13とを備えている。以下の説明では、図1〜図3に示すように、プリンタ10の開口21を設けた側をプリンタ10の前方と規定し、前方からプリンタ10を見た場合の左側をプリンタ10の左側と規定して、前後、左右及び上下の各方向を規定して説明する。なお、図1〜図3は、後述する昇降機構95を駆動せず圧板43を前後方向及び左右方向に沿って水平とした状態(第1の位置)を示している。
以下、本発明の画像形成装置を具体化した一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。図1は、画像形成装置の第1実施形態であるモノクロレーザプリンタ10の正面図である。図2は、図1に示すA−A線でモノクロレーザプリンタ10を切断して左側から見た断面図を示している。図3は、図1に示すB−B線でモノクロレーザプリンタ10を切断して右側から見た断面図を示している。図1〜図3に示すように、モノクロレーザプリンタ(以下、単に「プリンタ」という)10は、シート搬送装置11と、画像形成部13とを備えている。以下の説明では、図1〜図3に示すように、プリンタ10の開口21を設けた側をプリンタ10の前方と規定し、前方からプリンタ10を見た場合の左側をプリンタ10の左側と規定して、前後、左右及び上下の各方向を規定して説明する。なお、図1〜図3は、後述する昇降機構95を駆動せず圧板43を前後方向及び左右方向に沿って水平とした状態(第1の位置)を示している。
<プリンタ10の構成>
シート搬送装置11は、装置本体部23、第1載置部25、送出ローラ27、分離ローラ28、及び第2載置部30(「着脱式のトレイ」及び「当接部材」の一例)等を備えている。装置本体部23は、前方側の部分に対して、後方側の部分を段状に高くした略箱状体をなしている。装置本体部23の上部は、本体カバー31によって覆われている。本体カバー31は、左右方向から見た場合に、装置本体部23の段差を設けた形状に沿って、前後方向の略中央部において上下方向に略S字に折れ曲がったクランク形状をなしている。
シート搬送装置11は、装置本体部23、第1載置部25、送出ローラ27、分離ローラ28、及び第2載置部30(「着脱式のトレイ」及び「当接部材」の一例)等を備えている。装置本体部23は、前方側の部分に対して、後方側の部分を段状に高くした略箱状体をなしている。装置本体部23の上部は、本体カバー31によって覆われている。本体カバー31は、左右方向から見た場合に、装置本体部23の段差を設けた形状に沿って、前後方向の略中央部において上下方向に略S字に折れ曲がったクランク形状をなしている。
本体カバー31の前方側の部分には、排出トレイ33が形成されている。排出トレイ33の前端部には、補助トレイ35が設けられている。補助トレイ35は、排出トレイ33の前端部に回転可能に支持された略平板状の部材である。補助トレイ35は、前方側に向かって展開され排出トレイ33の平面と略面一となる位置と、排出トレイ33の上方を覆う位置との間で回転する。図1〜図3に示す状態は、補助トレイ35を前方側に展開した状態を示している。また、排出トレイ33の後端部の上方には、排出ローラ37,38が設けられている。
第1載置部25は、装置本体部23の底部に設けられ、図示しないシート(用紙やOHPシート等)を収納する。第1載置部25は、開閉式トレイ41及び圧板43等を有している。開閉式トレイ41は、装置本体部23の前面23Fにおける下端部に回転可能に支持された略平板状の部材である。また、装置本体部23の前面23Fの下側には、装置本体部23の内外を連通する開口21が形成されている。開閉式トレイ41は、前方側に回転し前方に向けて略水平に延在する状態では、開口21を開放する(図1〜図3参照)。なお、図示は省略するが、開閉式トレイ41は、後方側に回転し上下方向に沿った状態では、開口21を閉鎖する。
圧板43は、装置本体部23の底部において、装置本体部23の前端部から後方側まで延在する略平板の樹脂成形部材である。圧板43の上面及び開放された状態の開閉式トレイ41の上面は、前後方向に延びる平面を構成する。ユーザは、開閉式トレイ41を開放し、圧板43及び開閉式トレイ41上に複数のシートを積載することができる。圧板43には、第1サイドガイド45A,45B(「シートガイド」の一例)が設けられている。なお、第1載置部25の詳細な構成については後述する。
また、装置本体部23内には、搬送シュート51、保持フレーム53や図示しない各フレーム部材等が設けられている。これらのフレーム部材(搬送シュート51など)は、例えば、樹脂形成部材である。搬送シュート51は、装置本体部23内における後方側の下部に設けられ、上下方向及び左右方向に延設された部材である。搬送シュート51の左右方向の端部は、図示しないサイドフレームによって保持されている。また、搬送シュート51は、装置本体部23の底面23Bに近接する位置から垂直に立ち上がる垂直面51Aと、当該垂直面51Aの上端部分から後側上方に向かって傾斜する傾斜面51Bとを有している。
ここで、装置本体部23は、シートを搬送するための搬送経路P1を有している。搬送経路P1は、搬送シュート51の垂直面51Aの上端部から傾斜面51Bに沿って後側上方に向かって延びた後、上方に向きを変えて略垂直に延びている。そして、搬送経路P1は、本体カバー31の下側で前方に向きを変えて排出ローラ37,38に向かって延び、排出トレイ33に至る。
保持フレーム53は、搬送シュート51の傾斜面51Bに対して上方かつ前方に配置されている。保持フレーム53は、左右方向に向かって延設されており、左右方向の端部をサイドフレーム(図示略)によって保持されている。保持フレーム53は、後方側における左右方向の中央に、収納部55を有している。送出ローラ27及び分離ローラ28は、この保持フレーム53の収納部55内に収容され、搬送経路P1の最上流側に位置している。
分離ローラ28は、搬送シュート51の傾斜面51Bの上方に配置され、左右方向と平行に延びるローラ軸28Aを中心として回転可能となっている。送出ローラ27は、搬送シュート51及び分離ローラ28の前方側、且つ圧板後端部43Rの上方に配置されている。送出ローラ27は、左右方向と平行に延びるローラ軸27Aを中心として回転可能となっている。送出ローラ27のローラ軸27Aは、図示しないギヤ部材を介して、分離ローラ28のローラ軸28Aと駆動連結されている。送出ローラ27及び分離ローラ28のローラ軸27A,28Aは、保持フレーム53によって回転可能に保持されている。送出ローラ27及び分離ローラ28は、装置本体部23内に設けられているモータM(図2参照)からの駆動力に基づいて回転し、第1載置部25や後述する第2載置部30に載置されたシートを搬送経路P1へと搬送する。搬送シュート51の傾斜面51Bは、分離ローラ28等によって搬送されるシートに下側から当接して、シートを搬送経路P1に沿って搬送されるように案内する。
搬送シュート51の傾斜面51Bには、分離ローラ28の位置に合わせて分離パッド57が設けられている。分離パッド57は、分離ローラ28に向けて押圧されている。分離ローラ28及び分離パッド57は、搬送されるシートを1枚ずつ分離する。
分離ローラ28の上方には、搬送ローラ59が設けられている。搬送ローラ59は、搬送経路P1を前後方向の間に挟んで対向する位置のそれぞれに設けられている。搬送ローラ59は、搬送経路P1を搬送されるシートを挟持しながら回転する。搬送ローラ59は、分離ローラ28等によって分離されたシートを画像形成部13のプロセスカートリッジ63に向けて搬送する。
<画像形成部13の構成>
画像形成部13は、スキャナ部61と、プロセスカートリッジ63と、定着部65とを有している。スキャナ部61は、装置本体部23内における前方側であって、第1載置部25及び第2載置部30の上方に設けられている。スキャナ部61は、レーザ光源、ポリゴンミラー、fθレンズ及び反射鏡等から構成されており、後方に位置するプロセスカートリッジ63の感光ドラム67に向けてレーザ光を照射し露光する。スキャナ部61は、レーザ光を照射して感光ドラム67の表面に、画像データ等に対応した静電潜像を形成する。
画像形成部13は、スキャナ部61と、プロセスカートリッジ63と、定着部65とを有している。スキャナ部61は、装置本体部23内における前方側であって、第1載置部25及び第2載置部30の上方に設けられている。スキャナ部61は、レーザ光源、ポリゴンミラー、fθレンズ及び反射鏡等から構成されており、後方に位置するプロセスカートリッジ63の感光ドラム67に向けてレーザ光を照射し露光する。スキャナ部61は、レーザ光を照射して感光ドラム67の表面に、画像データ等に対応した静電潜像を形成する。
プロセスカートリッジ63は、保持フレーム53の上方に設けられ、左右方向に延びる略箱状をなしている。プロセスカートリッジ63は、感光ドラム67、転写ローラ69、収容部71、供給ローラ73、現像ローラ75及び帯電器77等を有する。感光ドラム67は、左右方向に延びる円筒体である。転写ローラ69は、前後方向の間に搬送経路P1を挟んで感光ドラム67と対向している。搬送ローラ59から搬送されたシートは、プロセスカートリッジ63内を上方向に向かって搬送される。感光ドラム67と転写ローラ69とは、搬送経路P1を搬送されるシートを協働して挟持しながら回転する。
収容部71は、感光ドラム67に供給するトナーを収容している。供給ローラ73は、収容部71から現像ローラ75にトナーを供給する。現像ローラ75は、感光ドラム67にトナーを供給し、感光ドラム67の表面に形成された静電潜像を現像し、トナー像を担持させる。このトナー像は、搬送経路P1のシートに感光ドラム67を当接させた状態で、転写ローラ69に負の電圧を印加することによってシートに転写される。
帯電器77は、感光ドラム67の上方に配置され、感光ドラム67と平行に左右方向に延設されている。帯電器77は、感光ドラム67の表面をコロナ放電により一様に正帯電させる。
定着部65は、感光ドラム67及び転写ローラ69の上方に設けられている。定着部65は、加熱ローラ79と、搬送経路P1を挟んで加熱ローラ79の後方側に設けられた加圧ローラ81とを有している。感光ドラム67等によってトナー像を転写したシートは、搬送経路P1に沿ってさらに上方へ搬送され定着部65に到達する。加熱ローラ79は、シートを加熱する。また、加圧ローラ81は、シートを加熱ローラ79に向けて押圧してシートを加圧する。これにより、定着部65は、トナー像をシートに定着させる。その後、シートは、排出ローラ37,38によって排出トレイ33に排出される。
<第1載置部25の構成>
図4は、圧板43の斜視図を示している。図3及び図4に示すように、圧板43の前方側の端部部分である圧板前端部43Fには、左右方向の端部から外側に突出した軸部91が設けられている。2つの軸部91の各々は、装置本体部23に設けられた軸穴(図示略)に挿入され、揺動可能に支持されている。圧板前端部43Fは、2つの軸部91によって、左右方向と平行に延びる揺動軸心X1を中心に揺動する(図4参照)。
図4は、圧板43の斜視図を示している。図3及び図4に示すように、圧板43の前方側の端部部分である圧板前端部43Fには、左右方向の端部から外側に突出した軸部91が設けられている。2つの軸部91の各々は、装置本体部23に設けられた軸穴(図示略)に挿入され、揺動可能に支持されている。圧板前端部43Fは、2つの軸部91によって、左右方向と平行に延びる揺動軸心X1を中心に揺動する(図4参照)。
圧板43の後方側の端部分である圧板後端部43Rは、搬送シュート51の垂直面51Aに近接する位置に配置され、垂直面51Aとの前後方向の間に隙間を設けて配置されている。圧板43は、揺動軸心X1周りに揺動することによって、送出ローラ27の下方において圧板後端部43Rを上下方向に昇降させる。
また、圧板後端部43Rには、左右方向の中央部に摩擦部材49が設けられている。摩擦部材49は、例えば、摩擦係数の高い材料からなる扁平板材である。摩擦部材49は、シートを載置していない圧板43を上昇させた際に、送出ローラ27と当接する位置に設けられている。摩擦部材49は、第1載置部25及び第2載置部30に載置されたシートを送出ローラ27で送り出す際に、シートに摩擦力を付与して重送の発生を抑制する。
圧板43の略中央部の下方には、昇降機構95が設けられている。昇降機構95は、固定板97と、回転板98とを有している。固定板97は、装置本体部23の底面23Bに固定された板状の部材である。回転板98は、例えば、左右方向に延びる金属製の板であり、固定板97に支持された回転軸99を中心に回転可能となっている。昇降機構95は、装置本体部23内に設けられたモータM(図2参照)の駆動力を、図示しないギヤやカムによって回転板98に伝達し、回転板98を回転させる。回転板98は、回転しながら圧板43を下方から押し上げる。
昇降機構95を回転させない状態では、圧板43は、略水平に延在し、送出ローラ27に対して下側に離間している。昇降機構95は、印刷動作を開始する際に、モータMを駆動して回転板98を上方に向かって回転させる。図5に示すように、回転板98は、後側上方に向かって傾斜した状態に変位する。圧板43は、回転板98に押し上げられ、後方上方に向かって傾斜した状態に変位する。圧板43上に積載された複数のシートのうち、最もの上のシートは、送出ローラ27に押圧される。このため、圧板43の上昇する変位量は、シートの積層枚数に応じて変動する。送出ローラ27は、シートに接触したまま回転することによって、シートを搬送経路P1に送り出す。そして、印刷動作が終了するのに応じて、昇降機構95は、回転板98を下方に向かって回転させ、図3に示す状態に復帰する。
図4に示すように、第1サイドガイド45A,45Bは、圧板43上において左右方向で互いの間に所定の間隔を設けて対向し、前後方向に向かって延設されている。左側の第1サイドガイド45Aと、右側の第1サイドガイド45Bとは、互いの左右方向の間における中点を通り前後方向に平行な直線に対して線対称な構造をなしている。このため、以下の説明では、左側の第1サイドガイド45Aを中心に説明し、右側の第1サイドガイド45Bについての説明を適宜省略する。
第1サイドガイド45Aは、圧板前端部43Fのほぼ真上の位置から、圧板43の前後方向における中央部よりもやや後方側の位置まで延設されている。第1サイドガイド45Aは、底部110と、壁部113と、退避機構115を有している。なお、退避機構115については、第2載置部30の構成について説明した後に、詳細に説明する。
底部110は、前後方向に長い略長方形の板状に形成され、圧板43の上面に沿うようにして配置されている。圧板43の裏面には、底部110の位置に合わせてラックピニオン機構47が設けられている。第1サイドガイド45A,45Bは、互いの底部110をラックピニオン機構47によって連結されている。また、圧板43には、第1サイドガイド45Aとラックピニオン機構47との連結部分を挿入するための挿入孔43Aが形成されている。挿入孔43Aは、圧板43を上下方向に貫通し、前後方向の幅を略同一としながら、左右方向に沿って形成されている。
また、壁部113は、底部110の左側の端部に連続して形成され、底部110から上方に向かって形成されている。壁部113は、上下方向に沿った板状に形成され、底部110に対して立設している。壁部113の上下方向の高さは、前方側から後方側に向かうに従って、徐々に低くなっている。壁部113の前方側の上端部には、右側に向かって突出する操作部117が形成されている。底部110、壁部113、及び操作部117は、例えば、樹脂材料により一体的に成形されている。操作部117は、後方側部分に比べて前方側の部分を低くした段差を有する板状に形成されている。左側の第1サイドガイド45Aの操作部117と、右側の第1サイドガイド45Bの操作部117とは、壁部113の上端部から左右方向において互いに近接する方向へ延設されている。
ユーザは、例えば、左側の第1サイドガイド45Aの操作部117を手で摘まんで左右方向のいずれか一方に動かすことによって、第1サイドガイド45Aを左右方向に動かすことができる。ラックピニオン機構47は、左側の第1サイドガイド45Aの動作を、右側の第1サイドガイド45Bに伝達する。これにより、第1サイドガイド45A,45Bは、圧板43上において左右方向にスライドして、互いに接近又は離間する方向へと連動して動作する。ユーザは、例えば、圧板43上に載置するシートの幅(左右方向の幅)に合わせて第1サイドガイド45A,45Bをスライドさせ、左右方向における位置を変更する。積層されたシートは、壁部113によって左右方向の両側から挟持されることで、幅方向(左右方向)への移動を規制される。なお、図2に示すように、開閉式トレイ41には、前後方向にスライド可能なエンドガイド48が設けられている。このエンドガイド48は、開閉式トレイ41上に積載されたシートの後方側に当接して、シートの後方への移動を規制する。
本実施形態の第1サイドガイド45A,45Bは、図1に示すように、第1幅W1から第2幅W2まで移動可能となっている。換言すれば、第1サイドガイド45A,45Bは、第1幅W1から第2幅W2までのシートについて幅方向の位置決めを行うことが可能となっている。例えば、最大の第1幅W1は、A5サイズの幅である。この状態では、壁部113は、圧板43の左右方向の外側となる端部43B(図3参照)に当接又は近接した位置となる。また、最小の第2幅W2は、例えば、レターサイズである。この状態では、底部110の左右方向の内側端部110A(図3参照)は、圧板43の中央部分に設けられた段差部43Cに対して外側から当接する。
<第2載置部30の構成>
第2載置部30は、装置本体部23内において、第1載置部25の上方、且つ、開口21の上端縁より下方に位置している。第2載置部30は、第1載置部25の圧板43上に載置されるシートとは別に、シートを手差し給紙するためのものである。第2載置部30は、前後方向に延びる板状に形成され、前方から後方に向かうに従って下方に向かって若干傾斜した状態で取り付けられている。第2載置部30の前方側の端部部分である載置前端30Fは、装置本体部23の前面23Fに近い位置となっている。また、第2載置部30の後方側の端部部分である載置後端部30Rは、第1載置部25の第1サイドガイド45A,45Bの後方側の端部の上方に位置している。なお、第2載置部30の左右方向の幅は、第1載置部25の圧板43の左右方向の幅に比べて小さくなっている。
第2載置部30は、装置本体部23内において、第1載置部25の上方、且つ、開口21の上端縁より下方に位置している。第2載置部30は、第1載置部25の圧板43上に載置されるシートとは別に、シートを手差し給紙するためのものである。第2載置部30は、前後方向に延びる板状に形成され、前方から後方に向かうに従って下方に向かって若干傾斜した状態で取り付けられている。第2載置部30の前方側の端部部分である載置前端30Fは、装置本体部23の前面23Fに近い位置となっている。また、第2載置部30の後方側の端部部分である載置後端部30Rは、第1載置部25の第1サイドガイド45A,45Bの後方側の端部の上方に位置している。なお、第2載置部30の左右方向の幅は、第1載置部25の圧板43の左右方向の幅に比べて小さくなっている。
第2載置部30は、左右方向にスライド可能な第2サイドガイド140A、140Bを有する。第2サイドガイド140A、140Bは、左右方向で互いの間に所定の間隔を設けて対向し、前後方向に向かって延設されている。第2サイドガイド140A、140Bは、第1載置部25の第1サイドガイド45A,45Bと同様に、図示しないラックピニオン機構により、互いに連結されている。これにより、第2サイドガイド140A、140Bは、左右方向に互いに接近又は離間するように連動して動作し、第2載置部30に載置されるシートの幅方向への移動を規制する。
また、装置本体部23には、第2載置部30を係合させるガイドレール(図示略)が設けられている。このガイドレールは、第2載置部30を取り付ける位置に合わせて装置本体部23の左右両側に設けられ、前後方向に向かって延設されている。第2載置部30は、開口21から挿入され、このガイドレールに係合された状態で、装置本体部23内を前後方向へとスライド可能となっている。これにより、第2載置部30は、開口21から装置本体部23に対して着脱可能となっている。
第2載置部30を使用する場合には、例えば、ユーザは、開口21から第2載置部30上にシートを手差し給紙する。給紙されたシートは、第2載置部30に案内されて後側下方に滑り落ちていく。シートの先端は、圧板43又は圧板43上に載置された最上層のシートに接触し、滑りながら後方へ進み、搬送シュート51の垂直面51Aに当たって止まる。この状態で印刷動作を開始して昇降機構95を駆動すると、第2載置部30に給紙されたシートの先端部分は、圧板43により押し上げられて、送出ローラ27に当接する。そして、送出ローラ27は、第2載置部30に給紙されたシートを搬送経路P1に送出する。
<第1載置部25の退避機構115の構成>
ここで、第1サイドガイド45A,45Bは、圧板43の昇降にともなって、圧板43と一体的に上下動する。この際に、第1サイドガイド45A,45Bの壁部113は、第2載置部30と干渉する虞がある。これに対し、本実施形態の第1サイドガイド45A,45Bは、図4に示すように、昇降にともなって第2載置部30と干渉する虞がある部分に退避機構115を有している。なお、右側の第1サイドガイド45Bの退避機構115は、左側の第1サイドガイド45Aの退避機構115と同様の構成となっているため、その説明を適宜省略する。
ここで、第1サイドガイド45A,45Bは、圧板43の昇降にともなって、圧板43と一体的に上下動する。この際に、第1サイドガイド45A,45Bの壁部113は、第2載置部30と干渉する虞がある。これに対し、本実施形態の第1サイドガイド45A,45Bは、図4に示すように、昇降にともなって第2載置部30と干渉する虞がある部分に退避機構115を有している。なお、右側の第1サイドガイド45Bの退避機構115は、左側の第1サイドガイド45Aの退避機構115と同様の構成となっているため、その説明を適宜省略する。
退避機構115は、第1サイドガイド45Aの後方側の端部部分であって、壁部113の外側(左側)に設けられている。図6は、図3における退避機構115を拡大して示している。図4及び図6に示すように、退避機構115は、収納部121と、第1回転軸123と、退避部材125と、バネ127(「第1付勢部材」の一例)と、バネ固定部129とを有している。収納部121は、上部を開口した有底の略箱型であり、左右方向の幅を短くして前後方向に延びる薄型の箱形状をなしている。
壁部113には、前後方向の略中央部から後端部まで傾斜部113Aが形成されている。傾斜部113Aの上下方向の高さは、前方から後方に向かって一定の傾きをもって徐々に低くなっている。収納部121は、壁部113の傾斜部113Aを設けた部分の外側に取り付けられている。収納部121は、例えば、底部110や壁部113と同じ樹脂材料により一体的に成形される。
第1回転軸123は、収納部121内に設けられ、左右方向と平行に延びる円柱形状をなしている。第1回転軸123の両端は、収納部121の左右方向で対向する壁部に固定されている。退避部材125は、前後方向に延設された略板状をなしている。退避部材125の退避後端部125Rには、第1突出部125Aが形成されている。第1突出部125Aは、前後方向の幅を略同一としながら退避後端部125Rから上方に向かって突出して形成されている。また、第1突出部125Aには、後端側、且つ上端となる位置に、当該第1突出部125Aから上方に向かって突出した第2突出部125Bが形成されている。
第1突出部125A及び第2突出部125Bの後方側端部には、屈曲部125Cが形成されている(図4参照)。屈曲部125Cは、壁部113の外側となる退避部材125の後方端部から左右方向の内側に向かって延設されている。屈曲部125Cは、壁部113の後端面113Bと前後方向において対向する位置まで形成さている。屈曲部125Cは、壁部113の後端面113Bよりもさらに後方に配置され、前後方向において後端面113Bと離間している。
退避部材125の退避前端部125Fには、二股部125Dが形成されている。二股部125Dは、上下方向に分かれた2本の枝部分で構成されている。二股部125Dの各々は、退避前端部125Fからさらに後方に向かって突出し、前後方向と平行に延びている。退避部材125は、二股部125Dの間に第1回転軸123を挟み込んだ状態で、当該第1回転軸123を中心に上下方向に向かって回転可能となっている。このような構成では、例えば、第1回転軸123及び収納部121を有する第1サイドガイド45Aを樹脂で一体成形する。また、別の工程で退避部材125を成形する。そして、別部品の退避部材125を、収納部121の後方側から挿入し、二股部125Dの間に第1回転軸123を挿入させて、第1回転軸123に対して取り付けることが可能となる。換言すれば、第1回転軸123を有する収納部121を、第1サイドガイド45Aと樹脂材料により一体成形することが可能となる。
昇降機構95を駆動せず圧板43を水平とした状態では、退避後端部125Rは、載置後端部30Rの下面に第2突出部125Bを当接させた状態となっている。退避部材125は、上方への回転を載置後端部30Rによって規制され、前後方向に沿った状態となる。この状態の第1サイドガイド45A,45Bの位置は、本発明の「第1の位置」である。第1の位置において、第1突出部125A及び第2突出部125Bを含む退避部材125の上方側の部分は、傾斜部113Aよりも上方に配置される(図4参照)。この傾斜部113Aよりも上方に配置された退避部材125の一部は、圧板43に載置されたシートの幅方向への移動を規制する。
また、バネ127は、例えば、ねじりバネであり、棒状のばねを巻回させて構成されている。バネ127の両端のうち一端は、圧板43上に固定されたバネ固定部129に保持されている。また、バネ127の他端は、退避部材125の前後方向における略中央部の下面に取り付けられている。退避部材125を圧板43側に向かって回転させると、バネ127は、退避部材125に押されて弾性変形し、反発力を発生させる。
昇降機構95によって圧板43を上昇させると、退避部材125は、第2載置部30から受ける反発力によって圧板43側へと回転する。図5に示すように、退避部材125は、退避前端部125Fに比べて退避後端部125Rを下方とするように傾いた状態となる。第2突出部125B(図4参照)は、第2載置部30の下面に当接している。また、退避後端部125Rの下端部は、圧板43の上面に当接している。この状態の第1サイドガイド45A,45Bの位置は、本発明の「第2の位置」である。このような構成の第1サイドガイド45A,45Bでは、シートとの位置ずれを低減しつつ、第2載置部30との干渉を低減しながら昇降することが可能となる。なお、第2の位置の圧板43は、シートを載置しない状態では、圧板後端部43Rに送出ローラ27を当接させた状態となる。
また、印刷動作の終了にともなって圧板43を下降させると、バネ127は、復元力によって退避部材125を上方へと回転させる。退避部材125は、第2突出部125Bを載置後端部30Rの下面に当接させたまま、第1回転軸123を中心に上方へと回転する。第1サイドガイド45A,45Bを図3に示す第1の位置にすると、退避部材125は、前後方向に沿った元の状態に復帰する。
因みに、プリンタ10は、画像形成装置の一例である。第2載置部30は、当接部材の一例である。圧板43は、シート支持板の一例である。第1サイドガイド45A,45Bは、シートガイドの一例である。バネ127は、第1付勢部材の一例である。第1突出部125A及び第2突出部125Bは、上方突出部の一例である。
以上、上記した第1実施形態によれば、以下の効果を奏する。
第1サイドガイド45A,45Bは、後方側の端部部分であって、壁部113の外側に退避機構115を有する。退避機構115の退避部材125は、圧板43の上昇にともなって、載置後端部30Rから付与される反力によって第1の位置から第2の位置まで回転する。これにより、第1サイドガイド45A,45Bは、退避部材125を回転させることによって、圧板43の上昇にともなう載置後端部30Rとの干渉を低減することが可能となっている。
第1サイドガイド45A,45Bは、後方側の端部部分であって、壁部113の外側に退避機構115を有する。退避機構115の退避部材125は、圧板43の上昇にともなって、載置後端部30Rから付与される反力によって第1の位置から第2の位置まで回転する。これにより、第1サイドガイド45A,45Bは、退避部材125を回転させることによって、圧板43の上昇にともなう載置後端部30Rとの干渉を低減することが可能となっている。
ここで、上記した圧板43と第2載置部30との干渉を低減するために、例えば、第1サイドガイド45A,45Bを、第2載置部30と干渉しない位置まで下げて配置することが考えられる。しかしながら、この場合、圧板43と第2載置部30とを上下方向で離間させるために、プリンタ10の大型化を招く虞がある。また別の考えとして、例えば、第1サイドガイド45A,45Bを小型化して第2載置部30との干渉を低減することが考えられる。しかしながら、この場合、第1サイドガイド45A,45Bの小型化にともなってシートに対する規制力が低減し、圧板43上に積層されたシートに位置ずれが発生する虞がある。
これに対し、本実施形態の第1サイドガイド45A,45Bでは、退避機構115を設けることによって、上下方向の高さや前後方向の長さをできるだけ確保しつつ、第2載置部30と上下方向において近接して配置することが可能となる。これにより、プリンタ10の小型化を図りつつ、シートの位置ずれをより確実に低減することが可能となる。
また、図6に示す第1の位置において、退避後端部125Rの下端部は、圧板43の上面と離間距離L1だけ上下方向にいて離間した位置となる。一方で、図5に示す第2の位置において、退避後端部125Rの下端部は、圧板43に当接した状態となる。このため、本実施形態の退避部材125では、第1の位置から第2の位置までの間に退避後端部125Rの下端部を上下方向に沿って変位させた変位量は、離間距離L1と同一となっている。この構成では、退避後端部125Rは、圧板43の上面よりも下方へは回動しない。このため、退避後端部125Rとの干渉を低減するために、圧板43に穴や凹部などを加工することを必要とせず、圧板43の剛性を維持できる。
また、退避後端部125Rには、上方に向かって突出する第1突出部125A及び第2突出部125Bが形成されている。ここで、退避部材125に第1突出部125A及び第2突出部125Bを設けない場合との違いについて説明する。例えば、図6の仮想線VL1で示すように、退避部材125の上下方向の長さを、前後方向の全域に亘って、第2突出部125Bの上下方向の長さと同一にした場合を考える。この場合、退避部材125は、下方へ回転するのにともなって、第2突出部125Bよりも回転中心に近い部分と第2載置部30との干渉を生じる。これに対し、例えば、退避部材125と第2載置部30とを上下方向で離間させると、装置の大型化を招くこととなる。
一方で、図6の仮想線VL2で示すように、退避部材125の上下方向の長さを、前後方向の全域に亘って、退避前端部125Fの上下方向の長さと同一にした場合を考える。この場合、退避後端部125Rの上下方向の長さが短くなる。このため、圧板43上にシートを高く積層した場合、退避後端部125Rは、上層のシートの位置ずれを低減し難くなる。上記したように、本実施形態の第1突出部125A及び第2突出部125Bを設けた退避部材125では、仮想線VL1で示した場合に比べて装置の小型化を図れ、且つ、仮想線VL2で示した場合に比べてシートの位置ずれをより確実に低減することが可能となる。
<第2実施形態>
次に、第2実施形態のプリンタについて説明する。図7は、第2実施形態のプリンタ160の断面図であり、上記した第1実施形態の図3に対応した図である。また、図8は、第2実施形態の圧板161の斜視図である。また、図9は、第2の位置における退避部材167の状態を示す拡大図である。第2実施形態のプリンタ160は、圧板161に退避部材167を挿通するための挿通部169を設けた点で、第1実施形態と異なる。なお、以下の説明では、第1実施形態と同様の構成については同一符号を付し、その説明を適宜省略する。
次に、第2実施形態のプリンタについて説明する。図7は、第2実施形態のプリンタ160の断面図であり、上記した第1実施形態の図3に対応した図である。また、図8は、第2実施形態の圧板161の斜視図である。また、図9は、第2の位置における退避部材167の状態を示す拡大図である。第2実施形態のプリンタ160は、圧板161に退避部材167を挿通するための挿通部169を設けた点で、第1実施形態と異なる。なお、以下の説明では、第1実施形態と同様の構成については同一符号を付し、その説明を適宜省略する。
図7〜図9に示すように、第2実施形態の圧板161は、2つの第1サイドガイド163A,163Bを有する。第1サイドガイド163A,163Bは、互いの左右方向の間における中点を通り前後方向と平行な直線に対して線対称な構造をなしている。このため、以下の説明では、左側の第1サイドガイド163Aを中心に説明し、右側の第1サイドガイド163Bについての説明を適宜省略する。
第1サイドガイド163Aの退避機構165は、壁部113の外側(左側)に設けられている。退避機構165は、壁部113の前後方向における中央部よりも前方側の位置から後端まで設けられている。従って、第2実施形態における退避機構165の前後方向の長さは、第1実施形態の退避機構115に比べて長くなっている。
退避機構165の収納部121内には、左右方向と平行に延びる第1回転軸123(「第2回転軸」の一例)が設けられている。退避機構165の退避部材167は、前後方向に延設された略板状をなしている。退避部材167の退避後端部167Rには、下方に向かって突出した下方突出部167Aが形成されている。退避後端部167R及び下方突出部167Aの後方側の後端面167Cは、左右方向及び上下方向に沿った平面をなしている。下方突出部167Aの前方側端部には、前方から後方に向かうに従って下方へ傾斜した傾斜部167Dが形成されている(図9参照)。
下方突出部167Aの下面は、前後方向及び左右方向に沿った平面をなしている。従って、下方突出部167Aは、左右方向から見た場合に、上方から下方に向かうに従って、徐々に前後方向の幅を短くした台形形状をなしている。また、下方突出部167Aには、左右方向の内側(右側)に向かって突出した凸部167Hが形成されている。凸部167Hは、壁部113の後端面113Bと前後方向において対向する位置まで内側に向かって突出している。
また、退避部材167の上端部には、上方に向かって突出した上方突出部167Eが形成されている。上方突出部167Eは、退避部材167の下端部に形成された傾斜部167Dにおける前端部と、上下方向において対向する位置に形成されている(図9参照)。昇降機構95を駆動せず圧板161を水平状態とした第1の位置では、退避後端部167Rは、載置後端部30Rの下面に上方突出部167Eを当接させ、上方への回転を規制された状態となる。
退避部材167の退避前端部167Fには、二股部125Dが形成されている。退避部材125は、二股部125Dの間に第1回転軸123を挟み込んだ状態で、第1回転軸123を中心に回転する。また、圧板161には、下方突出部167Aの位置や形状に合わせて挿通部169が形成されている。挿通部169は、圧板161を上下方向に貫通して形成されている。挿通部169は、左側の端部に開口169Aを有しており、圧板161を上方から見た場合に左側端部から右に向かって凹設した形状をなしている。挿通部169は、前後方向の幅を一定としながら圧板161の左側の端部から内側に向かって形成されている。第1の位置において、退避部材167の下面は、挿通部169よりも上方に位置し、当該挿通部169に挿通されていない状態となっている。
第2の位置まで回転させた退避部材167は、挿通部169内に挿通される(図9参照)。このため、挿通部169は、左右方向へスライドする第1サイドガイド163Aの移動可能な範囲に合わせて形成されている。より具体的には、挿通部169の右側端部は、図1に示す最小の第2幅W2まで第1サイドガイド163Aを移動させた際、即ち、底部110の内側端部110Aを圧板43の段差部43Cに当接させた際に下方突出部167Aの下方に位置する。
昇降機構95によって圧板161を上昇させると、退避部材167は、第2載置部30から受ける反発力によって圧板161側へと回転する。図10は、第2の位置における圧板161の斜視図である。図9及び図10に示すように、第2の位置において、退避部材167は、後方側下方へと傾いた状態となる。下方突出部167Aは、圧板161の挿通部169内に挿通されている。挿通された下方突出部167Aの一部は、圧板161よりも下方に配置される。このような構成では、退避部材167を圧板161側へ退避させる変位量をより大きくすることが可能となる。このため、第2載置部30との干渉を低減するために退避部材167を変位させる必要がある変位量のより大きくなる位置に、第1サイドガイド163Aを設けることが可能となる。例えば、第1サイドガイド163Aを、シートの搬送方向のより上流側(後方側)へと延設することで、シートの位置ずれをより確実に低減することが可能となる。なお、圧板161を下降させると、退避部材167は、下方に設けられたバネ127(「第2付勢部材」の一例)の復元力によって第2載置部30側へと回転し、図7に示す第1の位置に復帰する。
また、退避部材167は、退避後端部167Rに下方突出部167Aを有する。ここで、退避部材167に下方突出部167Aを設けない場合との違いについて説明する。例えば、図9の仮想線VL3で示すように、退避部材167を、前方から後方に向かうに従って、上下方向の長さを下側へ広げた形状とした場合を考える。この場合、退避部材167は、下方への回転にともなって、下方突出部167Aよりも回転中心に近い部分と挿通部169の側縁部との干渉を生じる。これに対し、例えば、干渉を低減するために、挿通部169の前後方向の幅L2(図10参照)を大きくすると、圧板161の剛性の低下を招くこととなる。また、干渉を低減するために、退避部材167と圧板161とを上下方向で離間させると、装置の大型化を招くこととなる。
一方で、図7及び図9の仮想線VL4で示すように、退避部材167の上下方向の長さを、前後方向の全域に亘って、退避前端部167Fの上下方向の長さと同一にした場合を考える。この場合、退避後端部167Rの上下方向の長さを短くするため、退避後端部167Rと壁部113の傾斜部113A、あるいは退避後端部167Rと底部110との上下方向の間には、隙間が形成される。このため、圧板161上のシートは、隙間に入り込むなどして幅方向への位置ずれを生じる虞がある。上記したように、本実施形態の下方突出部167Aを設けた退避部材167では、仮想線VL3で示した場合に比べて圧板161の剛性を維持でき、装置の小型化も図れる。また、退避部材167は、仮想線VL4で示した場合に比べてシートの位置ずれをより確実に低減することが可能となる。
尚、本発明は上記した各実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内での種々の改良、変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上記各実施形態では、退避部材125,167を、載置後端部30Rからの反力を受けて回転する部材として構成したが、これに限らない。例えば、図11に示す退避部材171のように、本願における退避部材を、当接する部材(第2載置部30)から付与される反力によって弾性変形する部材で構成してもよい。図11に示す圧板170の第1サイドガイド45A,45Bには、壁部113の後方側に退避部材171が取り付けられている。退避部材171は、例えば、ウレタンスポンジなどの弾性変形可能な材料から形成されている。退避部材171は、図11に示す第1の位置では、後方側の上端部を載置後端部30R(図2等参照)に当接させた状態となる。また、退避部材171は、圧板170の上昇にともなって第2載置部30から受ける反力によって弾性変形する。そして、退避部材171は、下方へ収縮する、あるいは左右方向へ変形するなどして、第2載置部30との干渉を低減することが可能となる。
例えば、上記各実施形態では、退避部材125,167を、載置後端部30Rからの反力を受けて回転する部材として構成したが、これに限らない。例えば、図11に示す退避部材171のように、本願における退避部材を、当接する部材(第2載置部30)から付与される反力によって弾性変形する部材で構成してもよい。図11に示す圧板170の第1サイドガイド45A,45Bには、壁部113の後方側に退避部材171が取り付けられている。退避部材171は、例えば、ウレタンスポンジなどの弾性変形可能な材料から形成されている。退避部材171は、図11に示す第1の位置では、後方側の上端部を載置後端部30R(図2等参照)に当接させた状態となる。また、退避部材171は、圧板170の上昇にともなって第2載置部30から受ける反力によって弾性変形する。そして、退避部材171は、下方へ収縮する、あるいは左右方向へ変形するなどして、第2載置部30との干渉を低減することが可能となる。
また、上記各実施形態では、圧板43,161を水平状態とした場合に、退避部材125,167は、載置後端部30Rと当接した第1の位置となったが、これに限らない。例えば、圧板43,161を水平状態とした場合に、退避部材125,167を、載置後端部30Rと上下方向において離間した位置に配置してもよい。この場合、退避部材125,167は、例えば、圧板43,161の上昇の過程で載置後端部30Rと当接し、更なる圧板43,161の上昇によって圧板43,161に対して変位を開始する。
また、第1実施形態では、退避機構115は、第2の位置において、退避後端部125Rの下端部を圧板43に当接する構成であったが、これに限らない。例えば、退避機構115の退避部材125は、第2の位置において、圧板43から所定の距離だけ上方に離間した位置で停止する構成でもよい。
また、第1実施形態の退避部材125は、第1突出部125A及び第2突出部125Bを有しない構成でもよい。また、退避部材125は、第1突出部125A又は第2突出部125Bの一方のみを有する構成でもよい。
また、第1実施形態の退避部材125は、二股部125Dの間に第1回転軸123を挟み込んだ状態で当該第1回転軸123に回転可能に保持されていたが、これに限らない。例えば、退避部材125は、第1回転軸123を挿通するための挿通孔を退避前端部125Fに有する構成でもよい。
また、第1実施形態の退避部材125は、第1突出部125A及び第2突出部125Bを有しない構成でもよい。また、退避部材125は、第1突出部125A又は第2突出部125Bの一方のみを有する構成でもよい。
また、第1実施形態の退避部材125は、二股部125Dの間に第1回転軸123を挟み込んだ状態で当該第1回転軸123に回転可能に保持されていたが、これに限らない。例えば、退避部材125は、第1回転軸123を挿通するための挿通孔を退避前端部125Fに有する構成でもよい。
また、第2実施形態において、挿通部169を、圧板161を貫通して形成したが、これに限らない。例えば、挿通部169を、上方から下方突出部167Aを挿入可能な凹部で構成してもよい。また、挿通部169を、開口169Aを閉じた貫通孔として構成してもよい。
また、第2実施形態において、挿通部169は、第1サイドガイド163A,163Bの可動範囲に合わせて設けられたが、これに限らない。例えば、退避部材167と載置後端部30Rとの干渉が発生する範囲にのみ、挿通部169を設けてもよい。
また、第2実施形態の退避部材167は、下方突出部167Aを有しない構成でもよい。
また、第2実施形態において、圧板161は、挿通部169を有しない構成でもよい。
また、第2実施形態において、挿通部169は、第1サイドガイド163A,163Bの可動範囲に合わせて設けられたが、これに限らない。例えば、退避部材167と載置後端部30Rとの干渉が発生する範囲にのみ、挿通部169を設けてもよい。
また、第2実施形態の退避部材167は、下方突出部167Aを有しない構成でもよい。
また、第2実施形態において、圧板161は、挿通部169を有しない構成でもよい。
また、上記各実施形態において、本願における当接部材として、第2載置部30を例に説明したが、これに限らない。当接部材としては、例えば、送出ローラ27等を保持する保持フレーム53を採用することができる。
また、上記各実施形態では、圧板43,161を、軸部91を中心に回転する構成としたが、これに限らない。例えば、圧板43,161を、装置本体部23の底面23Bと略平行に上下動する構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、本願のシート搬送装置として、画像形成機能を有するプリンタ10,160のシート搬送装置11を例に説明したが、これに限らない。例えば、シート搬送装置としては、給紙のみを行う給紙装置を採用することができる。また、本願の画像形成装置としてプリンタ10,160を例に説明したが、これに限らない。例えば、画像形成装置としては、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能が単独で、あるいは適宜の組み合わせにより実装される複合機を採用することができる。
また、上記各実施形態では、圧板43,161を、軸部91を中心に回転する構成としたが、これに限らない。例えば、圧板43,161を、装置本体部23の底面23Bと略平行に上下動する構成としてもよい。
また、上記各実施形態では、本願のシート搬送装置として、画像形成機能を有するプリンタ10,160のシート搬送装置11を例に説明したが、これに限らない。例えば、シート搬送装置としては、給紙のみを行う給紙装置を採用することができる。また、本願の画像形成装置としてプリンタ10,160を例に説明したが、これに限らない。例えば、画像形成装置としては、スキャナ機能、コピー機能、ファクシミリ機能が単独で、あるいは適宜の組み合わせにより実装される複合機を採用することができる。
10 モノクロレーザプリンタ、13 画像形成部、27 送出ローラ、28 分離ローラ、30 第2載置部、43,161,170 圧板、45A,45B 第1サイドガイド、95 昇降機構、125,167,171 退避部材、123 第1回転軸、125A 第1突出部、125B 第2突出部、127 バネ、M モータ、L1 離間距離。
Claims (10)
- シート支持板と、
前記シート支持板の上方に設けられ、前記シート支持板と平行な回転軸を有する送出ローラと、
前記送出ローラから離間する位置と前記送出ローラに当接する位置との間で前記シート支持板を昇降させる昇降機構と、
前記昇降機構を駆動するモータと、
前記シート支持板の上面に沿って前記送出ローラの回転軸の軸方向に直交する方向に延設され、前記シート支持板の上面に沿って前記軸方向に変位するシートガイドと、
前記シートガイドの上方に設けられる当接部材と、を備え、
前記シートガイドは、退避部材を有し、
前記退避部材は、前記シート支持板の上昇にともなって前記シート支持板に対して変位する前に位置する第1の位置から、前記シート支持板と前記送出ローラとが当接するときに前記当接部材から付与される反力によって位置する第2の位置まで変位することを特徴とするシート搬送装置。 - 前記第1の位置における前記退避部材の下端部と前記シート支持板との間の離間距離と、前記第1の位置から前記第2の位置までの前記下端部の変位量との関係が、
前記離間距離≧前記変位量、
となることを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。 - 前記シートガイドは、
前記退避部材を回転可能に保持する第1回転軸と、
前記退避部材を前記第2の位置から前記第1の位置へ回転する方向へと付勢する第1付勢部材と、を有することを特徴とする請求項2に記載のシート搬送装置。 - 前記退避部材は、前記軸方向に直交する方向において前記第1回転軸により保持された端部とは反対側の端部に、上方に向かって突出する上方突出部を有することを特徴とする請求項3に記載のシート搬送装置。
- 前記退避部材の少なくとも一部は、前記第2の位置において、前記シート支持板に比べて下方に位置することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
- 前記シートガイドは、
前記退避部材を回転可能に保持する第2回転軸と、
前記退避部材を前記第2の位置から前記第1の位置へ回転する方向へと付勢する第2付勢部材と、を有し、
前記シート支持板は、上下方向に貫通して形成され、前記第2の位置において前記退避部材を挿通する挿通部を有することを特徴とする請求項5に記載のシート搬送装置。 - 前記退避部材は、前記軸方向に直交する方向において前記第2回転軸により保持された端部とは反対側の端部に、下方に向かって突出し、前記第2の位置において前記挿通部に挿通される下方突出部を有することを特徴とする請求項6に記載のシート搬送装置。
- 前記退避部材は、前記当接部材から付与される反力によって弾性変形することを特徴とする請求項1に記載のシート搬送装置。
- 前記送出ローラによって送出されたシートを搬送する搬送経路が設けられた装置本体部を有し、
前記当接部材は、前記装置本体部に対して着脱可能な着脱式のトレイであることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載のシート搬送装置。 - 請求項1乃至請求項9の何れかに記載のシート搬送装置と、
前記送出ローラによって送出されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。
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