JP2023137548A - 計測装置及び計測方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】一つの実施形態は、計測マークを高精度に計測できる計測装置及び計測方法を提供することを目的とする。【解決手段】一つの実施形態によれば、支持体と第1の光源と第2の光源と第1のセンサと第2のセンサとを有する計測装置が提供される。支持体は、計測対象の端部を支持可能である。第1の光源は、支持体の表面側に配される。第2の光源は、支持体の裏面側に配される。第2の光源は、光軸が第1の光源の光軸と一致している。第1のセンサは、第1の光源からの光を検知可能である。第2のセンサは、第2の光源からの光を検知可能である。【選択図】図1
Description
本実施形態は、計測装置及び計測方法に関する。
計測装置は、板状の計測対象の表面に配された計測マークを計測することがある。この計測では、計測マークを高精度に計測することが望まれる。
一つの実施形態は、計測マークを高精度に計測できる計測装置及び計測方法を提供することを目的とする。
一つの実施形態によれば、支持体と第1の光源と第2の光源と第1のセンサと第2のセンサとを有する計測装置が提供される。支持体は、計測対象の端部を支持可能である。第1の光源は、支持体の表面側に配される。第2の光源は、支持体の裏面側に配される。第2の光源は、光軸が第1の光源の光軸と一致している。第1のセンサは、第1の光源からの光を検知可能である。第2のセンサは、第2の光源からの光を検知可能である。
以下に添付図面を参照して、実施形態にかかる計測装置を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではない。
(実施形態)
実施形態にかかる計測装置は、板状の計測対象の表面に配された計測マークを計測する。板状の計測対象は、例えば、1枚の基板であってもよいし、上基板と下基板とが積層された積層基板であってもよい。計測対象が1枚の基板である場合、計測マークは、基板に形成される上層レイヤーと下層レイヤーとの合わせずれの計測に用いられる合わせずれマークであってもよい。計測マークは、基板の表面近傍に形成される。計測対象が積層基板である場合、計測マークは、上基板と下基板との位置合わせに用いられる基準マークであってもよい。計測マークは、上基板の表面近傍と下基板の表面近傍とのそれぞれに形成され得る。以下では、計測対象が1枚の基板である場合について例示する。
実施形態にかかる計測装置は、板状の計測対象の表面に配された計測マークを計測する。板状の計測対象は、例えば、1枚の基板であってもよいし、上基板と下基板とが積層された積層基板であってもよい。計測対象が1枚の基板である場合、計測マークは、基板に形成される上層レイヤーと下層レイヤーとの合わせずれの計測に用いられる合わせずれマークであってもよい。計測マークは、基板の表面近傍に形成される。計測対象が積層基板である場合、計測マークは、上基板と下基板との位置合わせに用いられる基準マークであってもよい。計測マークは、上基板の表面近傍と下基板の表面近傍とのそれぞれに形成され得る。以下では、計測対象が1枚の基板である場合について例示する。
計測装置1は、図1に示すように構成され得る。図1は、計測装置1の構成を示す図である。計測装置1は、支持体10、光源20、光源30、センサ40、センサ50及びコントローラ60を有する。光源20の光軸PA20と光源30の光軸PA30とは、互いに略一致している。以下では、光軸PA20・光軸PA30に沿った方向をZ方向として、Z方向に垂直な平面内で直交する2方向をX方向及びY方向とする。例えば、Z方向は鉛直方向に沿った方向で合ってもよく、XY方向は水平方向に沿った方向であってもよい。
計測対象100は、板状の部材であってもよく、例えば基板である。計測対象100は、表面100a近傍に計測マーク101が配される。計測装置1は、計測マーク101を計測する。
支持体10は、計測対象100の端部を支持可能である。支持体10は、計測対象100を表面100aが水平方向に沿った方向になる姿勢で支持可能である。これにより、計測対象100の端部より内側の部分において光が容易に透過できる状態で計測対象100を保持できる。計測対象100は、板状であってもよく、例えば基板である。支持体10は、計測対象100の端部近傍で表面100a及び裏面100bを挟持することで、計測対象100を支持してもよい。
支持体10は、把持部11,12、間隔調整部15、回転駆動部13、平面駆動部14を有する。
把持部11は、計測対象100の端部近傍で表面100aを把持する。把持部11は、XY方向外側の端部が、回転駆動部13に接続され、回転駆動部13を介して平面駆動部14に接続される。
把持部12は、計測対象100の端部近傍で裏面100bを把持する。把持部12は、XY方向外側の端部が、回転駆動部13に接続され、回転駆動部13を介して平面駆動部14に接続される。
間隔調整部15は、コントローラ60の制御に応じて、把持部11及び把持部12のZ方向の間隔を互に調節可能である。計測対象100を把持する際等に、間隔調整部15は、コントローラ60の制御に応じて、把持部11及び把持部12のZ方向の間隔を広げて計測対象100の端部を把持部11及び把持部12の間に挿入させる。計測対象100の端部が把持部11及び把持部12の間に挿入された状態で、間隔調整部15は、コントローラ60の制御に応じて、把持部11及び把持部12のZ方向の間隔を狭めて把持部11及び把持部12に計測対象100の端部を把持させる。
回転駆動部13は、コントローラ60の制御に応じて、把持部11,12をZ軸周りに回転駆動可能である。計測対象100の端部が把持部11,12で把持された状態で、回転駆動部13は、コントローラ60の制御に応じて、Z軸周りに把持部11,12を回転駆動することで、計測対象100(例えば、基板)をZ軸周りに回転させる。回転駆動部13は、XY方向外側の端部が、Z軸周りに摺動可能な構造を介して平面駆動部14に接続されてもよい。
平面駆動部14は、コントローラ60の制御に応じて、把持部11,12をXY方向に平面駆動可能である。計測対象100の端部が把持部11,12で把持された状態で、平面駆動部14は、コントローラ60の制御に応じて、XY方向に把持部11,12を平面駆動することで、計測対象100(例えば、基板)をXY方向に平面移動させる。
支持体10は、図2に示すように、計測対象100の端部を支持可能な任意の平面構成を有する。図2は、支持体10の構成を示すXY平面図である。図2では、簡略化のため、間隔調整部15、回転駆動部13及び平面駆動部14の図示を省略している。
例えば、図2(a)に示すように、把持部11,12が、XY平面視で環状に構成されてもよい。この場合、把持部11,12は、計測対象100の端部を全周に渡って把持するため、計測対象100を安定的に把持することができる。あるいは、図2(b)に示すように、把持部11,12は、XY平面視で孤形状に構成されてもよい。この場合、把持部11,12は、計測対象100を孤形状で規定される平面の姿勢で把持できるため、計測対象100を安定的に把持することができる。あるいは、図2(c)に示すように、把持部11,12は、複数の部材で構成されてもよい。複数の部材は、XY平面視で、計測対象100の平面形状に内接する多角形の頂点に位置する。この場合、把持部11,12は、計測対象100を多角形で規定される平面の姿勢で把持できるため、計測対象100を安定的に把持することができる。
図1に示す光源20は、光を発生させ、光を光軸PA20に沿って-Z方向に出射する。光源20の光は、計測対象100の表面100aで反射可能な光である。例えば、計測対象100が半導体(例えば、シリコン)で形成される場合、光源20の光は可視光であってもよく、波長帯域が300~900nmのブロード光であってもよい。光源20は、可視光を発生可能な任意の光源であり、キセノンランプ、LED(Light Emission Diode)又はLD(Laser Diode)などであってもよい。
光源30は、光を発生させ、光を光軸PA30に沿って+Z方向に出射する。光源30が出射する光は、計測対象100に対して透過性を有する光である。例えば、計測対象100が半導体(例えば、シリコン)で形成される場合、光源30の光は赤外光であってもよく、波長帯域が1000nm以上の光であってもよい。光源30は、赤外光を発生可能な任意の光源であり、赤外ランプ、赤外LED(Light Emission Diode)又は赤外LD(Laser Diode)などであってもよい。
光源20の光軸PA20と光源30の光軸PA30とは、いずれもZ方向に沿っており、互いにほぼ一致しており、ほぼ同一直線上にある。これにより、光源20の光と光源30の光とで同一のマークを計測すべき場合、光軸合わせが容易である。
センサ40は、光源20からの光に応じた計測対象100における所定のマークの像を取得可能である。センサ40は、計測対象100(例えば、基板)の表面100aに配される計測マーク101を検知する。計測マーク101は、レイヤー間の合わせずれを計測するための合わせずれマークであってもよい。センサ40は、支持体10の表面側(+Z側)に配される。センサ40は、計測対象100における計測マーク101の表面反射像を+Z側から取得可能である。
センサ40は、光学系41、ハーフミラー43及び画像検出器42を有する。光学系41は、光軸PA30上に配される。ハーフミラー43は、光軸PA30上における光学系41と光源20との間の位置に配される。光学系41は、光源20からハーフミラー43を透過して入射される光を計測マーク101に導く。計測マーク101で反射された反射光は、その一部がハーフミラー43でY方向に反射され画像検出器42へ入射される。画像検出器42は、入射された光に応じて計測マークの表面反射像の画像信号を取得しコントローラ60へ供給する。これにより、コントローラ60は、画像信号に応じて、計測マーク101の表面反射像の画像データを生成する。
センサ50は、光源20からの光に応じた計測対象100における所定のマークの像を取得可能である。センサ50は、計測対象100(例えば、基板)の表面100aに配される計測マーク101を検知する。計測マーク101は、センサ40で像が取得される計測マーク101と同じであってもよい。計測マーク101は、レイヤー間の合わせずれを計測するための合わせずれマークであってもよい。センサ50は、支持体10の裏面側(-Z側)に配される。センサ50は、計測対象100における計測マーク101の裏面反射像を-Z側から取得可能である。
センサ50は、フォーカスセンサ51、撮像センサ52、ハーフミラー53及びハーフミラー54を有する。ハーフミラー54は、光軸PA30上に配される。ハーフミラー53は、光軸PA30上おけるハーフミラー54と光源30との間の位置に配される。光源30からの光は、ハーフミラー54及びハーフミラー53をそれぞれ透過し計測対象100をさらに透過して表面100a側の計測マーク101へ導かれる。
計測マーク101で反射された反射光は、その一部がハーフミラー53でY方向に反射されフォーカスセンサ51へ入射され、他の一部がハーフミラー53を透過する。フォーカスセンサ51は、撮像センサ52に結合される。フォーカスセンサ51は、入射された光に応じてフォーカス計測を行い撮像センサ52のデフォーカス量を求めてコントローラ60へ供給する。コントローラ60は、そのデフォーカス量に応じて撮像センサ52をY方向に移動させ撮像センサ52の焦点調節を行う。
ハーフミラー53を透過した反射光は、その一部がハーフミラー54でY方向に反射され撮像センサ52へ入射される。撮像センサ52は、計測マーク101の裏面反射像の画像信号を取得してコントローラ60へ供給する。これにより、コントローラ60は、画像信号に応じて、計測マーク101の裏面反射像の画像データを生成する。
コントローラ60は、計測装置1を統括的に制御する。例えば、コントローラ60は、センサ40が計測マーク101を検知する動作とセンサ50が計測マーク101を検知する動作とが並行して行われるように、センサ40及びセンサ50を制御してもよい。コントローラ60は、計測マーク101の表面反射像の画像データをセンサ40から検知結果として受け、計測マーク101の裏面反射像の画像データをセンサ50から検知結果として受ける。コントローラ60は、センサ40の検知結果とセンサ50の検知結果とを比較する。コントローラ60は、計測マーク101の表面反射像の画像データと計測マーク101の裏面反射像の画像データとを比較し、両者の一致度を比較結果として求めてもよい。コントローラ60は、比較結果に応じて、センサ40及びセンサ50のいずれの検知結果を用いて計測を行うべきか判断する。コントローラ60は、判断結果に応じて、センサ40の検知結果又はセンサ50の検知結果を用いた計測を行う。
例えば、計測装置1は、図3に示すような動作を行う。図3は、計測装置1の動作を示すフローチャートである。
計測装置1は、表面照射・裏面照射の両方で計測マーク101の画像を取得する(S1)。すなわち、コントローラ60は、支持体10を制御し、把持部11及び把持部12に計測対象100の端部を把持させる。コントローラ60は、支持体10を制御し、把持部11及び把持部12を介して計測対象100をXY方向及びZ軸周りの回転方向に移動させ、光源20の光軸PA20を計測対象100における計測マーク101に合わせる。光源20の光軸PA20と光源30の光軸PA30とが一致しているため、光軸PA20及び光軸PA30と計測対象100との軸合わせが容易である。光源20の光軸PA20を計測対象100における計測マーク101に合わせることで、光源30の光軸PA30を計測対象100における計測マーク101に合わせることができる。この状態で、コントローラ60は、光源20から計測マーク101に光(例えば、可視光)を+Z側から照射し計測マーク101で反射した表面反射像をセンサ40で検知させ、計測マーク101の表面反射像の画像データを取得する。コントローラ60は、光源30から計測マーク101に光(例えば、赤外光)を-Z側から照射し計測マーク101で反射した裏面反射像をセンサ40で検知させ、計測マーク101の裏面反射像の画像データを取得する。
計測装置1は、計測マークの表面反射像と計測マークの裏面反射像とのずれが許容範囲を外れるか否かを判断する(S2)。すなわち、コントローラ60は、計測マーク101の表面反射像の画像データと計測マーク101の裏面反射像の画像データとを比較する。コントローラ60は、計測マーク101の表面反射像の画像データと計測マーク101の裏面反射像の画像データとの一致度が閾値より大きければ、計測マークの表面反射像と計測マークの裏面反射像とのずれが許容範囲内に収まっていると判断できる。コントローラ60は、計測マーク101の表面反射像の画像データと計測マーク101の裏面反射像の画像データとの一致度が閾値以下であれば、計測マークの表面反射像と計測マークの裏面反射像とのずれが許容範囲を外れていると判断できる。
例えば、図4(b)に示すように、基板W上に重ね合わせマークMK1及び所定のパターンPT1(図示せず)を含むレイヤーL1が形成されレイヤーL1上に重ね合わせマークMK2及び所定のパターンPT2(図示せず)を含むレイヤーL2が形成されるとする。重ね合わせマークMK1は、Y方向の重ね合わせマークMK1L,MK1R,MK2L,MK2RとX方向の重ね合わせマークMK1U,MK1D,MK2U,MK2Dとを含む。以下では、Y方向の重ね合わせマークMK1L,MK1R,MK2L,MK2Rについて例示する。
重ね合わせマークMK1L,MK1R,MK2L,MK2Rは、それぞれ、+Z側の表面の形状と-Z側の表面の形状とが均等である。
この状態において、計測装置1は、重ね合わせマークMK1L,MK1R,MK2L,MK2Rの画像を取得する。コントローラ60は、光源20の光による重ね合わせマークMK1L,MK1R,MK2L,MK2Rの表面反射像をセンサ40で検知させ、図4(a)に示すような重ね合わせマークMK1L,MK1R,MK2L,MK2Rの表面反射像の画像データIM40を取得する。コントローラ60は、光源30の光による重ね合わせマークMK1L,MK1R,MK2L,MK2Rの裏面反射像をセンサ50で検知させ、図4(c)に示すような重ね合わせマークMK1L,MK1R,MK2L,MK2Rの裏面反射像の画像データIM50を取得する。
コントローラ60は、表面反射像の画像データIM40と裏面反射像の画像データIM50とを比較する。図4(a)、図4(c)に示す画像データの場合、コントローラ60は、表面反射像の画像データIM40と裏面反射像の画像データIM50との一致度が閾値より大きく、計測マークの表面反射像と計測マークの裏面反射像とのずれが許容範囲内に収まっていると判断する。
ここで、計測マーク101は、計測対象100の加工(例えば、半導体基板への半導体装置の製造)において露光・現像・エッチング加工等の工程を経て形成される。このとき、露光・現像が適正に行われ、計測マーク101が計測対象100(例えば、基板)における適正な位置に形成されても、エッチング加工による加工量が平面方向にばらつくと、計測マーク101の表面側の形状が裏面側との形状に比べて歪むことがある。あるいは、同一レイヤー内の他のパターンのエッチング加工による膜応力が膜内で平面方向に働くことなどにより、計測マーク101の表面側の形状が裏面側の形状に比べて歪むことがある。計測マーク101の表面側の形状が裏面側の形状に比べて歪む場合、計測マーク101の表面反射像を用いて計測を行うと、計測マーク101の表面反射像から得られる計測値の誤差(計測騙され)が発生する可能性がある。
例えば、図5(b)に示すように、基板W上に重ね合わせマークMK1及び所定のパターンPT1(図示せず)を含むレイヤーL1が形成されレイヤーL1上に重ね合わせマークMK2及び所定のパターンPT2(図示せず)を含むレイヤーL2が形成されるとする。重ね合わせマークMK1は、Y方向の重ね合わせマークMK1La,MK1R,MK2L,MK2RとX方向の重ね合わせマークMK1U,MK1D,MK2U,MK2Dとを含む。以下では、Y方向の重ね合わせマークMK1La,MK1R,MK2L,MK2Rについて例示する。
Y方向の重ね合わせマークMK1La,MK1R,MK2L,MK2Rのうち、重ね合わせマークMK1R,MK2L,MK2Rは、それぞれ、+Z側の表面の形状と-Z側の表面の形状とが均等である。一方、重ね合わせマークMK1Laは、+Z側の表面の形状が-Z側の表面の形状に比べて歪んでY方向幅が適正な幅(図4(a)参照)より細くなっている。
この状態において、計測装置1は、重ね合わせマークMK1L,MK1R,MK2L,MK2Rの画像を取得する。コントローラ60は、光源20の光による重ね合わせマークMK1L,MK1R,MK2L,MK2Rの表面反射像をセンサ40で検知させ、図5(a)に示すような重ね合わせマークMK1La,MK1R,MK2L,MK2Rの表面反射像の画像データIM40aを取得する。コントローラ60は、光源30の光による重ね合わせマークMK1L,MK1R,MK2L,MK2Rの裏面反射像をセンサ50で検知させ、図5(c)に示すような重ね合わせマークMK1La,MK1R,MK2L,MK2Rの裏面反射像の画像データIM50を取得する。
コントローラ60は、表面反射像の画像データIM40aと裏面反射像の画像データIM50とを比較する。図5(a)、図5(c)に示す画像データの場合、コントローラ60は、表面反射像の画像データIM40aにおける重ね合わせマークMK1Laが裏面反射像の画像データIM50における重ね合わせマークMK1Lに比べてY方向幅が細いことを特定する。これにより、コントローラ60は、表面反射像の画像データIM40aと裏面反射像の画像データIM50との一致度が閾値以下であり、計測マークの表面反射像と計測マークの裏面反射像とのずれが許容範囲から外れていると判断する。
図3に戻って、計測マークの表面反射像と計測マークの裏面反射像とのずれが許容範囲内に収まっている場合(S2でNo)、計測装置1は、計測マークの表面反射像を用いて計測を行う(S3)。すなわち、コントローラ60は、計測マーク101の表面反射像の画像データを用いて計測を行う。コントローラ60は、計測マーク101の表面反射像の画像データを解析し、解析結果に応じて所定のプロセス評価量を求める。計測が合わせずれ計測である場合、コントローラ60は、計測マーク101の表面反射像の画像データを解析してレイヤー間の合わせずれ量を求める。
例えば、コントローラ60は、図4(a)に示す表面反射像の画像データIM40において、重ね合わせマークMK1L,MK1Rに応じたレイヤーL1の基準位置と重ね合わせマークMK2L,MK2Rに応じたレイヤーL2の基準位置とを比較し、比較結果に応じてレイヤーL1,L2間の合わせずれ量を求める。コントローラ60は、重ね合わせマークMK1L,WL1Rの重心位置WC1L,WC1Rの中点MP1をレイヤーL1の基準位置として求め、重ね合わせマークMK2L,WL2Rの重心位置WC2L,WC2Rの中点MP2をレイヤーL2の基準位置として求める。コントローラ60は、レイヤーL1の基準位置MP1とレイヤーL2の基準位置MP2とを比較し、両者のX方向のずれをレイヤーL1,L2間のX方向の合わせずれ量として求める。図4(a)では、レイヤーL1の基準位置MP1とレイヤーL2の基準位置MP2とが一致しており、合わせずれ量がゼロである場合が例示される。これにより、合わせずれ計測が適正に行われ得る。
図3に戻って、計測マークの表面反射像と計測マークの裏面反射像とのずれが許容範囲から外れている場合(S2でYes)、計測装置1は、計測マークの裏面反射像を用いて計測を行う(S4)。すなわち、コントローラ60は、計測マーク101の裏面反射像の画像データを用いて計測を行う。コントローラ60は、計測マーク101の裏面反射像の画像データを解析し、解析結果に応じて所定のプロセス評価量を求める。計測が合わせずれ計測である場合、コントローラ60は、計測マーク101の裏面反射像の画像データを解析してレイヤー間の合わせずれ量を求める。
コントローラ60は、図5(c)に示す裏面反射像の画像データIM50において、重ね合わせマークMK1L,MK1Rに応じたレイヤーL1の基準位置と重ね合わせマークMK2L,MK2Rに応じたレイヤーL2の基準位置とを比較し、比較結果に応じてレイヤーL1,L2間の合わせずれ量を求める。コントローラ60は、重ね合わせマークMK1L,WL1Rの重心位置WC1L,WC1Rの中点MP1をレイヤーL1の基準位置として求め、重ね合わせマークMK2L,WL2Rの重心位置WC2L,WC2Rの中点MP2をレイヤーL2の基準位置として求める。コントローラ60は、レイヤーL1の基準位置MP1とレイヤーL2の基準位置MP2とを比較し、両者のX方向のずれをレイヤーL1,L2間のX方向の合わせずれ量として求める。図5(c)では、レイヤーL1の基準位置MP1とレイヤーL2の基準位置MP2とが一致しており、合わせずれ量がゼロである場合が例示される。
例えば、図5(a)に示す表面反射像の画像データIM40aを用いて計測を行うと、本来一致しているべきレイヤーL1の基準位置MP1aとレイヤーL2の基準位置MP2とがY方向にずれているとして、レイヤーL1,L2間の合わせずれ量を求められてしまう。
それに対して、本実施形態では、図5(c)に示す裏面反射像の画像データIM50を用いて計測を行うため、レイヤーL1の基準位置MP1とレイヤーL2の基準位置MP2とが一致しており、合わせずれ量がゼロとして求められ得る。これにより、合わせずれ計測が適正に行われ得る。
計測装置1は、S3又はS4で得られた計測結果(例えば、合わせずれ計測の結果)を次のプロセスへフィードバックする(S5)。計測装置1は、計測結果のデータを次のプロセスを行う装置へ通信回線経由で送信することで、計測結果を次のプロセスへフィードバックしてもよい。
以上のように、実施形態では、計測装置1において、表面照射の光源20の光軸PA20と裏面照射の光源30の光軸PA30とが一致している。これにより、表面照射・裏面照射の両方で計測対象100における計測マーク101の画像を取得する際に、光軸PA20及び光軸PA30と計測対象100との軸合わせが容易である。
また、実施形態では、計測装置1において、センサ40で検知された計測マーク101の表面反射像とセンサ50で検知された計測マーク101の裏面反射像とを比較し、比較結果に応じて計測マーク101の表面反射像と計測マーク101の裏面反射像とのいずれを用いて計測を行うべきか判断する。これにより、計測騙され発生を避けた計測を行うことができるので、適正に計測を行うことができる。
なお、実施形態の第1の変形例として、計測装置201では、図6に示すように、計測マーク101の裏面反射像に代えて計測マーク101の裏面透過像が取得可能に構成されてもよい。図6は、実施形態の第1の変形例にかかる計測装置201の構成を示す図である。
計測装置201は、センサ50(図1参照)に代えてセンサ250を有する。センサ250は、光源20からの光に応じた計測対象100における所定のマーク(例えば、表面100aに配される計測マーク101)を検知する。センサ250は、支持体10の表面側(+Z側)に配される。センサ250は、計測対象100における計測マーク101の裏面透過像を+Z側から取得可能である。
センサ250は、フォーカスセンサ251、撮像センサ252、ハーフミラー253及びハーフミラー254を有する。ハーフミラー253は、光軸PA20上おけるハーフミラー43と光学系41との間の位置に配される。ハーフミラー254は、光軸PA20上おける光学系41と計測対象100との間の位置に配される。光源30からの光は、光軸PA30に沿って+Z方向に進み計測対象100の計測マーク101を透過し、透過光は光軸PA20に沿って+Z方向に進む。ハーフミラー254及び光学系41を通った透過光は、その一部がハーフミラー253でY方向に反射されフォーカスセンサ251へ入射され、他の一部がハーフミラー253を透過する。フォーカスセンサ251は、撮像センサ252に結合される。フォーカスセンサ251は、入射された光に応じてフォーカス計測を行い撮像センサ252のデフォーカス量を求めてコントローラ260へ供給する。コントローラ260は、そのデフォーカス量に応じて撮像センサ252をY方向に移動させ撮像センサ252の焦点調節を行う。
ハーフミラー253を透過した反射光は、その一部がハーフミラー254でY方向に反射され撮像センサ252へ入射される。撮像センサ252は、計測マーク101の裏面透過像の画像信号を取得してコントローラ260へ供給する。これにより、コントローラ260は、画像信号に応じて、計測マーク101の裏面反射像の画像データを生成する。
この場合、計測装置1において、センサ40で検知された計測マーク101の表面反射像とセンサ250で検知された計測マーク101の裏面透過像とを比較し、比較結果に応じて計測マーク101の表面反射像と計測マーク101の裏面透過像とのいずれを用いて計測を行うべきか判断する。
このような構成によっても、計測騙され発生を避けた計測を行うことができるので、適正に計測を行うことができる。
あるいは、実施形態の第2の変形例として、計測装置301は、図7に示すように、実施形態とその第1の変形例とが組み合わされて構成されてもよい。図7は、実施形態の第2の変形例にかかる計測装置301の構成を示す図である。
計測装置301は、センサ50に加えてセンサ250を有する。センサ50は、支持体10の裏面側(-Z側)に配され、センサ250は、支持体10の表面側(+Z側)に配される。センサ50は、計測対象100における計測マーク101の裏面反射像を-Z側から取得可能であり、センサ250は、計測対象100における計測マーク101の裏面透過像を+Z側から取得可能である。センサ50の構成及び動作は、実施形態と同様であり、センサ250の構成及び動作は、実施形態の第1の変形例と同様である。
この場合、計測装置301において、センサ40で検知された計測マーク101の表面反射像とセンサ50で検知された計測マーク101の裏面反射像とセンサ250で検知された計測マーク101の裏面透過像とを比較し、比較結果に応じて計測マーク101の表面反射像と計測マーク101の裏面反射像と計測マーク101の裏面透過像とのいずれを用いて計測を行うべきか判断する。
このような構成によっても、計測騙され発生を避けた計測を行うことができるので、適正に計測を行うことができる。
あるいは、実施形態の第3の変形例として、計測装置501は、図8に示すように、光軸PA20・光軸PA30に沿ったZ方向が水平方向に沿った方向になるように構成されてもよい。図8は、実施形態の第3の変形例にかかる計測装置301の構成を示す図である。
例えば、Y方向は鉛直方向に沿った方向で合ってもよく、XZ方向は水平方向に沿った方向であってもよい。計測装置501は、計測対象100を表面100aが鉛直方向に沿った方向になる姿勢で支持可能である。これにより、支持部10に指示された際に計測対象100が重力の影響で撓むことを抑制でき、計測対象100を安定的に支持できる。
あるいは、実施形態の第4の変形例として、計測装置401は、図9に示すように、基板接合における接合ずれの計測に用いられる装置であってもよい。図9は、実施形態の第4の変形例にかかる計測装置の概略構成を示す図である。
計測装置401による計測対象は、積層基板110であってもよい。積層基板110は、基板120,130が積層されている。計測装置401は、接合部402、計測部403、搬送部及びコントローラ460を有する。計測部403は、光源20(図1参照)に代えて光源420を有する以外、実施形態の計測装置1と同様の構成を有する。光源420が出射する光は、計測対象に対して透過性を有する光である。例えば、計測対象が半導体(例えば、シリコン)で形成される場合、光源420の光は赤外光であってもよく、波長帯域が1000nm以上の光であってもよい。光源420は、赤外光を発生可能な任意の光源であり、赤外ランプ、赤外LED(Light Emission Diode)又は赤外LD(Laser Diode)などであってもよい。
接合部402は、基板120の表面120aと基板130の表面130aとを接合し、積層基板110を生成する。接合部402は、吸着ステージ71、吸着ステージ72及び押圧部材73を有する。
吸着ステージ71及び吸着ステージ72は、使用時に互いにZ方向に対向するように配される。吸着ステージ71は、吸着ステージ72に対向する主面71a上に基板120を吸着可能である。吸着ステージ72は、吸着ステージ71に対向する主面72a上に基板130を吸着可能である。基板120の表面120aには、計測マーク121が形成される。基板130の表面130aには、計測マーク131が形成される。基板120の表面120aと基板130の表面130aとは、予め、プラグ間処理等により活性化されてもよい。コントローラ460は、吸着ステージ71及び吸着ステージ72をXY方向にアライメントさせる。このとき、コントローラ460は、計測マーク121のXY位置と計測マーク131のXY位置とが合うように、吸着ステージ71及び吸着ステージ72をアライメントさせてもよい。コントローラ460は、その後、押圧部材73を制御して基板120の表面120aを-Z側に押すようにする。コントローラ460は、基板120の中央部付近が基板130側へ凸になるように基板120を変形させながら基板130に接触させて、基板120及び基板130の接合を行う。コントローラ460は、基板120及び基板130の接合が完了すると、押圧部材73を+Z側に退避させ、吸着ステージ71による基板120の吸着を解除するとともに吸着ステージ71も+Z側に退避させる。これにより、基板120,130が積層された積層基板110が得られる。コントローラ460は、搬送部404を制御し、積層基板110を接合部402から計測部403へ搬送させる。
積層基板110が搬送されると、コントローラ460は、実施形態と同様に、支持体10を制御し、把持部11及び把持部12に積層基板110の端部を把持させる。すなわち、コントローラ460は、図10に示すように、支持体10を制御し、把持部11及び把持部12を介して積層基板110をXY方向及びZ軸周りの回転方向に移動させ、光源420の光軸PA420を積層基板110における基板120の計測マーク121に合わせる。光源20の光軸PA20と光源30の光軸PA30とが一致しているため、光軸PA420及び光軸PA30と積層基板110との軸合わせが容易である。光源420の光軸PA420を積層基板110における計測マーク121に合わせることで、光源30の光軸PA30を積層基板110における計測マーク131に合わせることができる。この状態で、コントローラ460は、光源420から計測マーク121,131に光(例えば、赤外光)を+Z側から照射し計測マーク121で反射した裏面反射像の画像データと計測マーク131で反射した表面反射像とをセンサ40で検知させ、計測マーク121の裏面反射像と計測マーク131の表面反射像の画像データとを取得する。
このとき、コントローラ460は、センサ40が計測マーク121を検知する動作とセンサ40が計測マーク131を検知する動作とセンサ50が計測マーク121を検知する動作とセンサ50が計測マーク131を検知する動作とが並行して行われるように、センサ40及びセンサ50を制御してもよい。
コントローラ460は、光源30から計測マーク121,131に光(例えば、赤外光)を-Z側から照射し計測マーク121で反射した表面反射像と計測マーク131で反射した裏面反射像とをセンサ40で検知させ、計測マーク121の表面反射像の画像データと計測マーク131の裏面反射像の画像データとを取得する。
計測装置401は、図3のS2と同様の判断を計測マーク121,131のそれぞれについて行う。計測装置401は、計測マーク121,131のいずれも、計測マークの表面反射像と裏面反射像とのずれが許容範囲内に収まっている場合(S2でNo)、計測マーク121,131をそれぞれ表面反射像で接合ずれの計測を行う(S3)。
計測装置401は、計測マーク121の表面反射像と裏面反射像とのずれが許容範囲内に収まっており(S2でNo)、計測マーク131の表面反射像と裏面反射像とのずれが許容範囲から外れている場合(S2でYes)、計測マーク121は表面反射像で接合ずれの計測を行い(S3)、計測マーク131は裏面反射像で接合ずれの計測を行う(S4)。
計測装置401は、計測マーク121の表面反射像と裏面反射像とのずれが許容範囲から外れている場合(S2でYes)、計測マーク131の表面反射像と裏面反射像とのずれが許容範囲内に収まっており(S2でNo)、計測マーク121は裏面反射像で接合ずれの計測を行い(S4)、計測マーク131は表面反射像で接合ずれの計測を行う(S3)。
計測装置401は、計測マーク121,131のいずれも、計測マークの表面反射像と裏面反射像とのずれが許容範囲から外れている場合(S2でYes)、計測マーク121,131をそれぞれ裏面反射像で接合ずれの計測を行う(S4)。
計測装置401は、S3及び/又はS4で得られた接合ずれの計測の結果を次の接合部402による接合プロセスへフィードバックする(S5)。
このように、計測対象が積層基板110である場合に、基板120の計測マーク121と基板130の計測マーク131とのそれぞれについて、センサ240で検知された計測マークの像とセンサ50で検知された計測マークの像とを比較し、比較結果に応じて計測マークの表面反射像と計測マークの裏面反射像とのいずれを用いて計測を行うべきか判断する。これによっても、計測騙され発生を避けた計測を行うことができるので、適正に計測を行うことができる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1、201,301,401 計測装置、10 支持体、20,30,420 光源、40,50,250 センサ。
Claims (12)
- 計測対象の端部を支持可能である支持体と、
前記支持体の表面側に配される第1の光源と、
前記支持体の裏面側に配され、光軸が前記第1の光源の光軸と一致している第2の光源と、
前記第1の光源からの光に応じた前記計測対象における所定のマークの像を取得可能である第1のセンサと、
前記第2の光源からの光に応じた前記計測対象における所定のマークの像を取得可能である第2のセンサと、
を備えた計測装置。 - 前記第1のセンサは、前記支持体の表面側に配され、前記計測対象の反射像を取得可能であり、
前記第2のセンサは、前記支持体の裏面側に配され、前記計測対象の反射像を取得可能である
請求項1に記載の計測装置。 - 前記第1のセンサは、前記支持体の表面側に配され、前記計測対象の反射像を取得可能であり、
前記第2のセンサは、前記支持体の表面側に配され、前記計測対象の透過像を取得可能である
請求項1に記載の計測装置。 - 前記第1の光源は、可視光を出射し、
前記第2の光源は、赤外光を出射する
請求項1に記載の計測装置。 - 前記第1の光源は、赤外光を出射し、
前記第2の光源は、赤外光を出射する
請求項1に記載の計測装置。 - 前記計測対象は、基板であり、
前記第1のセンサ及び前記第2のセンサは、それぞれ、前記基板の表面に配される第1の計測マークを検知する
請求項1に記載の計測装置。 - 前記第1のセンサが前記第1の計測マークを検知する動作と前記第2のセンサが前記第1の計測マークを検知する動作とが並行して行われる
請求項6に記載の計測装置。 - 前記計測対象は、第1の基板の表面と第2の基板の表面とが接合された積層基板であり、
前記第1のセンサ及び前記第2のセンサは、それぞれ、前記第1の基板の表面に配される第1の計測マークを検知し、前記第2の基板の表面における第2の計測マークを検知する
請求項1に記載の計測装置。 - 前記第1のセンサが前記第1の計測マークを検知する動作と前記第1のセンサが前記第2の計測マークを検知する動作と前記第2のセンサが前記第1の計測マークを検知する動作と前記第2のセンサが前記第2の計測マークを検知する動作とが並行して行われる
請求項8に記載の計測装置。 - 前記第1のセンサの検知結果と前記第2のセンサの検知結果とを比較し、比較結果に応じて、前記第1のセンサ及び前記第2のセンサのいずれの検知結果を用いて計測を行うべきか判断するコントローラをさらに備えた
請求項1に記載の計測装置。 - 前記コントローラは、前記第1のセンサの検知結果と前記第2のセンサの検知結果との差分が閾値以下である場合、前記第1のセンサを用いて計測を行うべきであると判断し、前記第1のセンサの検知結果と前記第2のセンサの検知結果との差分が前記閾値を超える場合、前記第2のセンサの検知結果を用いて計測を行うべきであると判断する
請求項10に記載の計測装置。 - 表面に計測マークが配された計測対象の端部を支持体で支持した状態で、前記支持体の表面側に配される第1の光源から前記計測対象に光を照射し、前記支持体の裏面側に配され光軸が前記第1の光源の光軸と一致している第2の光源から前記計測対象に光を照射することと、
前記第1の光源からの光に応じた像を第1のセンサで取得し、前記第2の光源からの光に応じた像を第2のセンサで取得することと、
前記第1のセンサの検知結果と前記第2のセンサの検知結果とを比較することと、
比較結果に応じて、前記第1のセンサの検知結果と前記第2のセンサの検知結果とのいずれを用いて計測を行うべきか判断することと、
を備えた計測方法。
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