JP2023136706A - 金属化フィルム、フィルムコンデンサ、および金属化フィルムの製造方法 - Google Patents

金属化フィルム、フィルムコンデンサ、および金属化フィルムの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】優れた耐湿性および耐酸化性に優れる金属化フィルムを提供する。【解決手段】高分子フィルムの少なくとも片面にアルミニウム(Al)と亜鉛(Zn)を含む金属層を有する金属化フィルムであって、X線光電子分光法により測定されるAlの原子数比の最大値を示す測定点が、高分子フィルムと金属層との界面と、金属層の中間位置と、の間に存在する、金属化フィルム。【選択図】図1

Description

本発明は、耐湿熱性に優れたコンデンサ用金属化フィルムおよびそれを用いてなるコンデンサに関する。
低炭素化社会の実現に向けて、太陽光発電や風力発電などの再生可能エネルギーや、自動車のEV化などのインフラ市場の拡大、また、スマート都市化の動きが加速するなど、世界的にカーボンニュートラルの実現に向けた動きが活発化している。
このような動きから、電源インフラ用コンデンサにおいても、パワーコンディショナーや充電ステーション、スマートメータなどの市場が拡大しており、これらの用途では、屋外過酷環境での使用や、長期信頼性、高電圧/低ロスといった特性が要求されることから、これらの特性に優れた金属を蒸着した誘電体フィルムからなる金属化フィルムコンデンサの需要が高まっている。
従来からコンデンサ用金属化フィルムの蒸着金属として、亜鉛(Zn)、アルミニウム(Al)、またはその合金が主として用いられている。Znについては、融点が420℃であり、Alの融点660℃に対し低く、蒸着時の誘電体フィルムに与える熱ダメージを軽減できるとともに、コンデンサに交流電圧を印加した際に発生するコロナ放電に対して、Alよりも劣化しにくいという特徴があるが、耐湿性が劣る欠点がある。
一方、Alについては、Znよりも耐湿性に優れるとともに、導電性が高く、比較的その膜厚を薄く出来る為、コンデンサの絶縁破壊時に流れる短絡電流により、絶縁欠陥部周辺の金属膜を蒸発させて絶縁を回復させる、いわゆる自己回復(セルフヒーリング)性に優れるという特徴があるが、交流電圧を印加した際に発生するコロナ放電により劣化しやすい欠点がある。
このようなZnとAlの特徴をいかしつつ、欠点を補完する為、ZnとAlの混合蒸着が用いられており、さらには金属層の上にオイル等の有機物層を形成することによりさらに耐湿性を向上させる技術が用いられている(特許文献1,2)。
特開平07-278787号公報 特開2005-15848号公報
しかしながら、従来の技術では益々要求が厳しくなる過酷条件下の使用に対して十分な特性が得られない場合がでてくるようになった。
上記に鑑み、本発明の課題は、優れた耐湿性および耐酸化性に優れる金属化フィルムを提供すること、である。
本発明は、かかる課題を解決するために、以下のような手段を採用する。すなわち、本発明の好ましい一態様は以下である。
(1)高分子フィルムの少なくとも片面にアルミニウム(Al)と亜鉛(Zn)を含む金属層を有する金属化フィルムであって、以下に記載の測定条件を用いたX線光電子分光法により測定されるAlの原子数比の最大値を示す測定点が、高分子フィルムと金属層との界面と、金属層の中間位置と、の間に存在する、金属化フィルム。
<X線光電子分光法測定条件>
・励起X線 :monochromatic AlKα
・X線径 :200μm
・光電子脱出角度 :45°(試料面に対する検出器の傾き)
・Arイオンエッチング条件 :2kV
・エッチングレート :10nm/min以内(SiO換算)
・エッチング間隔 :3nm(SiO換算)以内/1ステップ。
(2)X線光電子分光法により測定される前記最大値を示す測定点におけるAlの原子数比EalとZnの原子数比Eznが下記式を満たす、(1)に記載の金属化フィルム。
Eal/(Eal+Ezn)×100≧30%
(3)金属層に含まれる全てのAlに対する、高分子フィルムと金属層との界面から金属層の中間位置との間に存在するAlの原子数比率が50%超過である、(1)または(2)に記載の金属化フィルム。
(4)金属層100質量%中に含まれるAlの比率が10質量%以下である、(1)から(3)のいずれかに記載の金属化フィルム。
(5)X線光電子分光法により測定される高分子フィルムと金属層の界面における酸素(O)の原子数比が20%以上である、(1)から(4)のいずれかに記載の金属化フィルム。
(6)X線光電子分光法により測定される高分子フィルムと金属層の界面、前記界面と金属層表面の中間位置、および前記金属層表面におけるAlとZnの原子数比が下記式を満たす、(1)から(5)のいずれかに記載の金属化フィルム。
a1/(a1+b1)×100≧50%
a2/(a2+b2) < a3/(a3+b3) < a1/(a1+b1)
a1:界面におけるAlの原子数比
a2:中間位置におけるAlの原子数比
a3:表面におけるAlの原子数比
b1:界面におけるZnの原子数比
b2:中間位置におけるZnの原子数比
b3:表面におけるZnの原子数比
(7)金属層の上にオイル層を有していない(1)から(6)のいずれかに記載の金属化フィルム。
(8)(1)から(7)のいずれかに記載の金属化フィルムを用いてなるフィルムコンデンサ。
(9)AlとZnがそれぞれ入った2つ以上の蒸発源を用い、少なくともAlとZnの金属を同時に蒸着する工程を有する、(1)から(7)のいずれかに記載の金属化フィルムの製造方法。
(10)金属層の上にオイル層を形成する工程を設けない、(1)から(9)のいずれかに記載の金属化フィルムの製造方法。
本発明によれば、優れた耐湿性および耐酸化性に優れる金属化フィルムを提供することができる。
本発明の金属化フィルムの一例を示した断面図である。 本発明の金属化フィルムを製造するための巻き取り式蒸着装置を模式的に示す概略図である。 X線電子分光法により求めた、実施例1における膜厚に対する原子数比のグラフである。 X線電子分光法により求めた、比較例1における膜厚に対する原子数比のグラフである。
[金属化フィルム]
図1に本発明の金属化フィルムの一例の断面図を示す。本発明の金属化フィルムの好ましい一態様は、高分子フィルムの少なくとも片面にアルミニウム(Al)と亜鉛(Zn)を含む金属層を有する金属化フィルムであって、X線光電子分光法により測定されるAlの原子数比の最大値を示す測定点が、高分子フィルムと金属層との界面と、金属層の中間位置と、の間に存在する金属化フィルムである。本態様とすることで、極めて高い耐湿性および耐酸化性に優れ、コンデンサ素子製造工程における加工性に優れた金属化フィルムを提供することができる。
[X線光電子分光法による測定]
上記した、金属層がアルミニウム(Al)と亜鉛(Zn)を含むこと、およびAlの原子数比の最大値が、高分子フィルムと金属層との界面と、金属層の中間位置と、の間に存在すること、を求めるためのX線光電子分光法による測定方法は以下の方法を採用するものとする。
<測定条件>
・励起X線 :monochromatic AlKα
・X線径 :200μm
・光電子脱出角度 :45°(試料面に対する検出器の傾き)
・Arイオンエッチング条件 :2kV
・エッチングレート :10nm/min以内(SiO換算)
・エッチング間隔 :3nm(SiO換算)以内/1ステップ。
[各層の規定]
本発明において、X線電子分光法により、表層から高分子フィルム方向に向かって上記記載の条件でエッチングしながら組成分析を行ったとき、最初の測定点となる金属層の最表面を表層(表層基準面)とする。なお、金属層の表面にオイルなどの有機化合物層が存在する場合は、最初にAlとZnが検出された測定点を表層(表層基準面)とする。また、金属層に由来して炭素(C)の原子数比率が50.0%を下回ったあと、炭素(C)の原子数比率が初めて50.0%超える測定点の一つ手前の測定点を高分子フィルムと金属層の界面と定義する。これにより算出される表層基準面から高分子フィルムと金属層との界面までのエッチング深さを金属層厚みと定義する。また、金属層の中間位置とは、前記金属層厚みの1/2となる位置と定義する。なお、高分子フィルムはフィルム基材にアンダーコートなど高分子材料でコーティングしたものも含むものとする。
<Alの原子数比の最大値を示す測定点>
X線光電子分光法により、表層から高分子フィルム方向に向かって上記記載の条件でエッチングしながら組成分析を行い、SiO2換算膜厚で、3nm間隔で求めた全ての測定点において、最もAlの原子数比が大きい点をAlの原子数比の最大値を示す測定点と定義する。
また、本発明において、Alの原子数比の最大値を示す測定点が、高分子フィルムと金属層との界面と、金属層の中間位置と、の間に存在することが重要であるが、この範囲については、高分子フィルムと金属層との界面から1nm以上金属層側に、また金属層の中間位置から1nm以上高分子フィルム側の範囲と定義する。
本発明の金属化フィルムについて、前記高分子フィルムの少なくとも片面にアルミニウム(Al)と亜鉛(Zn)を含む金属層を有することが好ましい。前記金属層が少なくともAlとZnを含むことにより、水分による金属層の劣化軽減と交流電圧印加により発生するコロナ放電による金属層の酸化劣化の軽減を両立することが出来る。一方で、発明者らは、Alの原子数比の最大値を示す測定点の位置によってその効果が異なることを見出した。すなわち、Alの原子数比の最大値を示す測定点が界面と中間位置との間になるよう調整することにより、金属層の劣化低減効果をより大きなものとすることが出来ることを見出した。そのメカニズムとして、本発明者らは以下のように推測している。
Alについては、高分子フィルムとの界面付近で、フィルムが含有する水分やフィルム側から侵入する水分により、水酸化や酸化が進行することにより、酸化膜保護層を形成し、金属層表層側への水酸化や酸化が抑制できる。同様に金属層表層側においてもAlが存在することにより、水分による金属層の劣化を軽減することが出来るが、表層側においては、コンデンサにした場合の交流電圧印加により発生するコロナ放電によるAlの酸化劣化が進行しやすくなることから、高分子フィルム界面側と同様にAl原子数比を高くしすぎることは逆効果となる。
これに対し、Alの原子数比の最大値を示す測定点を、高分子フィルムと金属層との界面と、金属層の中間位置と、の間に調整することにより、界面側からの水分による金属層の劣化と表層側からのコロナ放電による金属層の劣化低減を両立することが可能となることを見出した。とくに、水分の侵入の観点では、空気と直接触れうる金属層表層にAlの原子数比の最大値を示す測定点があると効果的に思われるところであったが、実際のところ、それとは異なり、本願のようにAlの原子数比の最大値を示す測定点を、高分子フィルムと金属層との界面と、金属層の中間位置と、の間に存在させることにより優れた耐湿熱性とコロナ放電によるAlの酸化劣化耐性をえることができることがわかり、本発明に至っている。
また、水分の侵入の観点から、ある程度は界面から金属層表層との間にもAlが存在することが好ましく、Alの原子数の最大値位置が、高分子フィルムと金属層の界面に位置する場合、界面から金属層表層にかけて存在するAl原子数比が不足する為、水分による金属層の劣化軽減効果が十分に得られなくなると考えている。
上記した金属化フィルムを得るための方法として、AlとZnの両金属を同時に蒸着する工程で形成する場合であれば、AlとZnがそれぞれ入った蒸発源を設けること、そしてAlとZnがそれぞれ入った蒸発源の設置間距離を調節する方法を好ましく例示することができる。
また、本発明において、さらには前記X線光電子分光法により測定される前記最大値を示す測定点におけるAlの原子数比EalとZnの原子数比Eznが下記式1を満たす金属化フィルムであることが好ましい。
式1:Eal/(Eal+Ezn)×100≧30%。
式1すなわち、Alの原子数比の最大値を示す測定点におけるZn原子数比とAl原子数比の和に対するAl原子数比率を30%以上とすることで、界面側のAl比率を十分高くすることができ、界面側からの水分による金属層の水酸化や酸化の進行を抑制することができる。また、金属層中間位置から表層にかけてのAl原子数比を最適に調整することが出来、表層側からの水分による水酸化や酸化の進行とコロナ放電による酸化進行を抑制することが出来る。
また、上記観点から、より好ましい態様として、Eal/(Eal+Ezn)×100≧50%、さらに好ましい態様として、Eal/(Eal+Ezn)×100≧80%、とすることである。
なお、金属層中間から表層にかけてのAl比率を最適に調整する観点から99.9%≧Eal/(Eal+Ezn)×100であることが好ましく、同様の観点から85%>Eal/(Eal+Ezn)であることがより好ましい。
本発明において、金属層は少なくともAlとZnを含むが、金属層に含まれる全てのAlに対する、高分子フィルムと金属層との界面から金属層の中間位置との間に存在するAlの原子数比率を50%超過とすることが好ましい。本態様とすることにより、高分子フィルム側から侵入する水分による金属層の劣化をより軽減できるとともに、金属層表層側のコロナ放電による劣化を軽減することが出来る。
本発明において、金属層100質量%に含まれるAlの比率は10質量%以下であることが好ましい。一般的にZnを主とするAlとZnの合金において、Al比率を高くすることにより耐湿性が向上することが知られているが、Al比率が高すぎると、交流課電下における耐コロナ性が悪化する場合がある。全金属層中のAl比率を10質量%以下とすることで、耐湿性と耐コロナ性を両立することが出来る。質量比率は実施例に記載の蛍光X線分析装置を用いて測定するものとする。
本発明において、金属層100質量%に含まれるAlの比率とZnの比率との和は90質量%以上であることが好ましく、99質量%以上がより好ましく、100質量%であることが更に好ましい。
本発明の金属化フィルムは、X線光電子分光法により測定される高分子フィルムと金属層の界面における全原子のうち、O(酸素)の原子数比が20%以上であることが好ましい。高分子フィルムと金属層の界面におけるO(酸素)の原子数比を20%以上とすることにより、高分子フィルム側からの水分侵入に対し、酸化膜保護膜として機能することで優れた耐湿性を発現するものと考えている。
なお、本発明の金属層は、少なくともAlとZnを含むが、上記要件を満たせば、他の元素、例えば、Sn、Ni、Cr、Mg、Ti、Si、Co、Mn等を本発明の効果を阻害しない範囲で含むことができる。
また、本発明の金属化フィルムは、X線光電子分光法により測定される高分子フィルムと金属層の界面、前記界面と金属層表面の中間位置、および前記金属層表面におけるAlとZnの原子数比が下記式2および/または3を満たすことが好ましく、下記式2および3を満たすことが好ましい。
式2:a1/(a1+b1)×100≧50%
式3:a2/(a2+b2) < a3/(a3+b3) < a1/(a1+b1)
a1:界面におけるAlの原子数比
a2:中間位置におけるAlの原子数比
a3:表面におけるAlの原子数比
b1:界面におけるZnの原子数比
b2:中間位置におけるZnの原子数比
b3:表面におけるZnの原子数比。
[式2、式3]
a1/(a1+b1)×100を50%以上とすることで、高分子フィルム界面におけるZnに対する亜鉛の原子数比を高くすることが出来、高分子フィルム界面側から侵入する水分による金属層の劣化を抑えることが出来る。また、さらにa2/(a2+b2) < a3/(a3+b3) < a1/(a1+b1)とすることで、高分子フィルム界面側において、Znに対して最もAlの原子数比が高く、次いで、金属層表面側において、Znに対するAlの原子数比が高くなる構成となり、高分子フィルム界面側からの水分影響による劣化を抑制するとともに、金属層表面側においても、表層側からの水分の影響による劣化軽減と、交流電圧印加時のコロナ放電による劣化軽減を両立させることが可能となる。同様の観点から、a3/(a3+b3)×100 ≦ 45%であることが好ましく、5%≦ a3/(a3+b3)×100 ≦ 35%であることがより好ましく、13%≦ a3/(a3+b3)×100 ≦ 35%であることがさらに好ましい。
本発明の金属化フィルムの金属層厚みは5nm以上50nm以下であることが好ましい。本態様とすることにより、金属蒸着フィルムの特徴である自己回復性と電気特性を両立することができる。なお、金属層の厚みはX線光電子分光法による測定の際の表層基準面と金属層の界面の間におけるSiO2換算膜厚をいう。
本発明の金属化フィルムは耐湿熱性の観点から金属層の上にオイル層を有していてもよいが、金属層自体で十分に耐湿熱性や耐コロナ性を有することから、金属層の上にオイル層を有していないことがより好ましい態様である。金属層の上にオイル層を有していないことにより、フィルムの滑り性が悪化してコンデンサ製造工程のフィルム搬送や巻き取り、プレス工程での加工不良が多くなるなどのトラブルを減らすことができる。なお、オイルとしては後述するオイルを例示できる。
本発明の金属化フィルムを用いることにより、優れた耐湿熱性と耐コロナ性を両立し、過酷環境下の使用においても、容量低下の少ない優れた金属化フィルムコンデンサを得ることが可能となる。
本発明の金属化フィルムの製造方法は、例えば、高分子フィルム上に長手方向に連続した非蒸着マージンを形成する工程と、金属層を設ける工程で作製される。これらを同一工程で実施する方法として、真空蒸着機を使用することが好ましい。
高分子フィルム上に長手方向に連続した非蒸着マージンを形成する工程は、シリコーン系オイル、フッ素系オイル、流動パラフィンなどのオイルを用いる方法がある。この他の方法として、テープ、レーザーを用いる方法があるが、いずれの方法でも所定の幅で非蒸着部分が長手方向連続的に形成されれば良く、特に方法に限定されない。これらの中でも高速かつ簡便に非蒸着マージンを形成する方法として、フッ素オイルを用いる方法が好ましい。オイル蒸発機の中にフッ素オイルを入れて、加熱、蒸発させ、オイル蒸発器上部に設けられたスリットを通して、フィルム基材に長手方向の非蒸着マージンを形成することができる。
金属層を形成する方法は、高分子フィルムを真空蒸着機内の巻出軸から巻出して高分子フィルムを冷却ドラム上で冷却しながら、AlとZnがそれぞれ入った蒸発源から誘導加熱法もしくは抵抗加熱法、電子ビーム法などにより加熱・溶融させ、両金属を同時に蒸着する工程で形成することができる。この場合において、AlとZnがそれぞれ入った蒸発源の設置間距離が重要である。すなわち、AlとZnの蒸発源の距離が近すぎる場合、前記Alの原子数比の最大値を示す測定点の位置が高分子フィルムとの界面位置付近に形成されるとともに、金属層中間から表層にかけてのAl比率が高くなりすぎるため、界面側からの劣化とともに、表層側からの劣化を抑制する効果が不十分となる。AlとZnの蒸発源の設置間距離を最適に調整することにより、目的とする前記Alの原子数比の最大値を示す測定点の位置を調整することができる。また、金属層の厚み(表面抵抗値)はそれぞれの蒸発源温度やフィルム搬送速度により所望の値となるよう調整できる。
なお、金属層については、幅方向に等間隔に形成された前記非蒸着マージン部間の金属層中央部に、ヘビーエッジ部と称する厚膜部分を設けることが出来る。ヘビーエッジ部を設けることにより、コンデンサ素子においてメタリコン電極との機械的な接続強度が高くなり、コンデンサの信頼性を向上させることが出来る。
このようにして得られた金属化フィルムはコンデンサ用フィルムとして好ましく用いることができ、公知の方法で積層もしくは巻回してコンデンサを得ることができる。
また、金属化フィルムを製造する工程において、金属層の上にオイル層を形成する工程を設けないことが好ましい。金属層の上にオイル層が無いことにより、フィルムの滑り性が悪化してコンデンサ製造工程のフィルム搬送や巻き取り、プレス工程での加工不良が多くなるなどのトラブルを減らすことができる。もちろん、オイル層を設ける工程が不要となり金属化フィルムの生産性が向上する。なお、オイルとしては上述したオイルを例示できる。
[高分子フィルム]
本発明に用いられる高分子フィルムは、金属層が蒸着などにより形成できるものであれば特に限定されないが、ポリエチレン、無延伸あるいは延伸ポリプロピレン、ポリメチルペンテン、シクロオレフィン系ポリマー、ノルボルネン系ポリマー、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート、ポリアミド、ポリアミドイミド、ポリフェニレンサルファイド、ポリエーテルイミド、ポリイミド、液晶ポリマーなどの単体、またはこれら2種以上の混合物並びにポリマーアロイからなる有機高分子フィルムが好ましく、コンデンサを形成した場合の耐電圧特性、誘電正接特性、絶縁抵抗特性に優れる点から、無延伸あるいは延伸のポリプロピレン系フィルムが特に好ましく用いられる。ポリプロピレン系フィルムは、ポリプロピレンのホモポリマーからなるフィルム以外に、プロピレンと他のαーオレフィン(例えばエチレン、ブテンなど)の共重合体からなるフィルムであっても、またポリプロピレンと他のα-オレフィン重合体(例えばポリエチレン、ポリブテンなど)とのブレンド品からなるフィルムであっても構わない。
高分子フィルムには本発明の目的とする特性に支障を及ぼさない範囲で公知の添加剤として、滑剤や可塑剤などが含まれてもよい。また、高分子フィルムの表面はコロナ放電処理、火炎処理、プラズマ処理などの表面処理、或いは、接着剤のコーティング層、樹脂コーティング層、溶融押し出しによる樹脂層が積層されていても構わない。なお、高分子フィルムの表面に形成される層、例えば接着剤のコーティング層、樹脂コーティング層、溶融押し出しによる樹脂層などは、高分子フィルムに含まれる(高分子フィルムの一部である)。
本発明で使用する高分子フィルムの厚みは、特に制限はなく、コンデンサを使用する用途に応じて適宜決定できるが、コンデンサの小型化、高容量化の観点から、0.1μm以上10μm以下が好ましく、より好ましくは1μm以上7μm以下である。
以下、本発明を実施例に基づき、具体的に説明する。ただし、本発明は下記実施例に限定されるものではない。
[評価方法]
まず、各実施例および比較例における評価方法を説明する。
(1)金属層の組成分布
金属層の組成分析は、X線電子分光法(XPS法)により行った。アルゴイオンエッチングを用いたスパッタリングにより、金属層表面から高分子フィルム方向に向けて、1回のエッチング毎に組成比率を分析した。XPS法の測定条件は以下のとおりである。
・装置 :QuanteraSXM(Ulvac-PHI社製)
・励起X線 :monochromatic AlKα
・X線径 :200μm
・光電子脱出角度 :45°(試料面に対する検出器の傾き)
・Arイオンエッチング条件 :2kV
・エッチングレート :10nm/min以内(SiO換算)
・エッチング間隔 :3nm(SiO換算)以内/1ステップ。
(2)金属層のAl量、Zn量
理学電気工業(株)製の自動蛍光X線分析装置(RIX3000)を用いて試料板の上にフィルムをのせ、10mmφの測定面積でAl、Zn元素のそれぞれの含有量を測定した。
(3)表面抵抗値
ヘビーエッジ部(非蒸着マージンに対向する長手方向の端部側の金属層が厚い部分)の膜抵抗を測定する場合は、非蒸着マージンに対向する長手方向の金属層端部から幅方向に3mm、長手方向に250mmを切り出し、測定サンプルとした。ヘビーエッジ部以外の膜抵抗を測定する場合は、長手方向の非蒸着マージンと金属膜の界面から幅方向に5mm、長手方向に250mmを切り出し、測定サンプルとした。
4端子法により100mmの電極間の金属抵抗を測定し、測定値に(測定幅×電極間距離)を掛けて、幅10mm、電極間距離10mmあたりの膜抵抗を算出した。単位はΩ/□と表示する。
(4)コンデンサの課電耐湿熱性評価
各水準の蒸着フィルムから作製されたコンデンサ素子各10個を、温度85℃、相対湿度85%の雰囲気下で、電圧310VACとなるように交流電圧を印加し、1000時間経過後の静電容量変化率ΔC/C×100(%)を測定した。
ここで、C(μF)は耐湿性試験前の静電容量、ΔC(μF)は耐湿性試験後の静電容量変化量(=耐湿性試験後の静電容量(μF)-耐湿性試験前の静電容量(μF))であり、静電容量変化率ΔC/C×100は増加方向を+、減少方向を-で表した。10個の素子の測定値の平均を算出した。静電容量変化率の絶対値が小さいものほど良好である。
なお、耐湿性評価におけるコンデンサ素子の静電容量は、安藤電気株式会社製TYPE AG-4311 LCRMETERを用いて、1VAC×1kHzを課電して測定した。
[実施例1]
高分子フィルムとして幅640mm、厚み6.0μmの2軸延伸ポリプロピレンフィルム(東レ(株)製:“トレファン”(登録商標)2172)を用いた。まず図2に示す装置の真空蒸着機上室の繰り出し軸より高分子フィルムを繰り出し、予めオイル蒸発器の中に供給しておいたフッ素系オイルを90℃以上に加熱し、オイル蒸発器上部に設けられたスリットを通して、高分子フィルムの長手方向に幅3.0mmの非蒸着マージン部を形成した。
次いで、減圧された真空蒸着機下室の冷却ドラム下部に配置されたAl蒸発源とZn蒸発源の設置距離を調整することにより目的のAlとZnの組成分布をもった混合金属層を形成した。なお、Alの含有比率は、6質量%となるよう、また、表面抵抗値は、ヘビーエッジ部で2~3Ω/□、アクティブ部で8~10Ω/□となるよう、各蒸発源温度と高分子フィルムの搬送速度を調整し巻取り軸で巻き取り金属化フィルムを得た。得られた金属化フィルムについて、上述した評価を行った。結果を表1に示す。
次いで、得られた金属化フィルムをフィルム幅14mm、非蒸着マージン幅1.5mmになるように裁断し、リールを作製した。得られたリール2つを互いに非蒸着マージンが反対面になるよう重ね、ずらし幅を1.0mmとして巻回し、金属化フィルムコンデンサ素子を作製した。ここで、作製後のフィルムコンデンサの静電容量は500pFになるように巻回長さを調整した。次に、得られた素子を圧力25kg/cm、温度105℃、プレス時間5分の条件でプレスして素子を扁平型にし、メタリコン処理、電極端子のはんだ付けを行い、フィルムコンデンサを作製した。得られたフィルムコンデンサ素子をエポキシ樹脂製外装ケースに入れ、2液性注型エポキシ樹脂を充填して温度100℃で2時間加熱、硬化して、外装ケース入りのフィルムコンデンサ素子を作製し上述した評価を行った。結果を表1に示す。
[実施例2]
Al蒸発源とZn蒸発源の設置距離を調整することによりAlとZn組成分布を変更するとともに、Alの含有比率が、7質量%となるよう、各蒸発源温度を調整した以外は、実施例1と同様にして金属化フィルムを得た。得られた金属化フィルムについて、上述した評価を行った。結果を表1に示す。
次いで、得られた金属化フィルムを使用し、実施例1と同様にして外装入りのフィルムコンデンサ素子を作製し上述した評価を行った。結果を表1に示す。
[実施例3]
Al蒸発源とZn蒸発源の設置距離を調整することによりAlとZn組成分布を変更した以外は、実施例1と同様にして金属化フィルムを得た。得られた金属化フィルムについて、上述した評価を行った。結果を表1に示す。
次いで、得られた金属化フィルムを使用し、実施例1と同様にして外装入りのフィルムコンデンサ素子を作製し上述した評価を行った。結果を表1に示す。
[実施例4]
Al蒸発源とZn蒸発源の設置距離を調整することによりAlとZn組成分布を変更するとともに、Alの含有比率が、5質量%となるよう、各蒸発源温度を調整した以外は、実施例1と同様にして金属化フィルムを得た。得られた金属化フィルムについて、上述した評価を行った。結果を表1に示す。
次いで、得られた金属化フィルムを使用し、実施例1と同様にして外装入りのフィルムコンデンサ素子を作製し上述した評価を行った。結果を表1に示す。
[実施例5]
Al蒸発源とZn蒸発源の設置距離を調整することによりAlとZn組成分布を変更するとともに、Alの含有比率が、2.5質量%となるよう、各蒸発源温度を調整した以外は、実施例1と同様にして金属化フィルムを得た。得られた金属化フィルムについて、上述した評価を行った。結果を表1に示す。
次いで、得られた金属化フィルムを使用し、実施例1と同様にして外装入りのフィルムコンデンサ素子を作製し上述した評価を行った。結果を表1に示す。
[比較例1]
Al蒸発源とZn蒸発源の設置距離を調整することによりAlとZn組成分布を変更するとともに、Alの含有比率が、7質量%となるよう、各蒸発源温度を調整した以外は、実施例1と同様にして金属化フィルムを得た。得られた金属化フィルムについて、上述した評価を行った。結果を表1に示す。
次いで、得られた金属化フィルムを使用し、実施例1と同様にして外装入りのフィルムコンデンサ素子を作製し上述した評価を行った。結果を表1に示す。
[比較例2]
Al蒸発源とZn蒸発源の設置距離を調整することによりAlとZn組成分布を変更するとともに、Alの含有比率が、3質量%となるよう、各蒸発源温度を調整した以外は、実施例1と同様にして金属化フィルムを得た。得られた金属化フィルムについて、上述した評価を行った。結果を表1に示す。
次いで、得られた金属化フィルムを使用し、実施例1と同様にして外装入りのフィルムコンデンサ素子を作製し上述した評価を行った。結果を表1に示す。
[比較例3]
Al蒸発源とZn蒸発源の設置距離を調整することによりAlとZn組成分布を変更するとともに、Alの含有比率が、13質量%となるよう、各蒸発源温度を調整した以外は、実施例1と同様にして金属化フィルムを得た。得られた金属化フィルムについて、上述した評価を行った。結果を表1に示す。
次いで、得られた金属化フィルムを使用し、実施例1と同様にして外装入りのフィルムコンデンサ素子を作製し上述した評価を行った。結果を表1に示す。
[比較例4]
Al蒸発源とZn蒸発源の設置距離を調整することによりAlとZn組成分布を変更するとともに、Alの含有比率が、2.5質量%となるよう、各蒸発源温度を調整した以外は、実施例1と同様にして金属化フィルムを得た。得られた金属化フィルムについて、上述した評価を行った。結果を表1に示す。
次いで、得られた金属化フィルムを使用し、実施例1と同様にして外装入りのフィルムコンデンサ素子を作製し上述した評価を行った。結果を表1に示す。
Figure 2023136706000002
本発明によれば、優れた耐湿性および耐酸化性に優れる金属化フィルムを提供することができる。
1 高分子フィルム
2 Al、Zn混合金属層
3 ヘビーエッジ部
4 非蒸着マージン部
5 真空蒸着機
6 真空蒸着機上室
7 巻出し軸
8 オイル蒸発器
9 真空蒸着機下室
10 冷却ドラム
11 Al蒸発源
12 Zn蒸発源
13 巻き取り軸

Claims (10)

  1. 高分子フィルムの少なくとも片面にアルミニウム(Al)と亜鉛(Zn)を含む金属層を有する金属化フィルムであって、以下に記載の測定条件を用いたX線光電子分光法により測定されるAlの原子数比の最大値を示す測定点が、高分子フィルムと金属層との界面と、金属層の中間位置と、の間に存在する、金属化フィルム。
    <X線光電子分光法測定条件>
    ・励起X線 :monochromatic AlKα
    ・X線径 :200μm
    ・光電子脱出角度 :45°(試料面に対する検出器の傾き)
    ・Arイオンエッチング条件 :2kV
    ・エッチングレート :10nm/min以内(SiO換算)
    ・エッチング間隔 :3nm(SiO換算)以内/1ステップ。
  2. X線光電子分光法により測定される前記最大値を示す測定点におけるAlの原子数比EalとZnの原子数比Eznが下記式を満たす、請求項1に記載の金属化フィルム。
    Eal/(Eal+Ezn)×100≧30%
  3. 金属層に含まれる全てのAlに対する、高分子フィルムと金属層との界面から金属層の中間位置との間に存在するAlの原子数比率が50%超過である、請求項1または2に記載の金属化フィルム。
  4. 金属層100質量%中に含まれるAlの比率が10質量%以下である、請求項1から3のいずれかに記載の金属化フィルム。
  5. X線光電子分光法により測定される高分子フィルムと金属層の界面における酸素(O)の原子数比が20%以上である、請求項1から4のいずれかに記載の金属化フィルム。
  6. X線光電子分光法により測定される高分子フィルムと金属層の界面、前記界面と金属層表面の中間位置、および前記金属層表面におけるAlとZnの原子数比が下記式を満たす、請求項1から5のいずれかに記載の金属化フィルム。
    a1/(a1+b1)×100≧50%
    a2/(a2+b2) < a3/(a3+b3) < a1/(a1+b1)
    a1:界面におけるAlの原子数比
    a2:中間位置におけるAlの原子数比
    a3:表面におけるAlの原子数比
    b1:界面におけるZnの原子数比
    b2:中間位置におけるZnの原子数比
    b3:表面におけるZnの原子数比
  7. 金属層の上にオイル層を有していない請求項1から6のいずれかに記載の金属化フィルム。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の金属化フィルムを用いてなるフィルムコンデンサ。
  9. AlとZnがそれぞれ入った2つ以上の蒸発源を用い、少なくともAlとZnの金属を同時に蒸着する工程を有する、請求項1から7のいずれかに記載の金属化フィルムの製造方法。
  10. 金属層の上にオイル層を形成する工程を設けない、請求項1から9のいずれかに記載の金属化フィルムの製造方法。
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