JP2023136692A - 部品実装装置 - Google Patents

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康弘 鈴木
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Abstract

【課題】搭載ヘッドが保持部品を基板上の搭載目標位置に搭載するときの、搭載ヘッドと基板上の既搭載部品との干渉のリスクを判定することが可能であり、且つ、干渉のリスクがある場合に保持部品が廃棄されることを可及的に抑制可能な部品実装装置を提供する。【解決手段】制御部4は、搭載ヘッド251が保持部品P1を基板PP上の搭載目標位置A1に搭載するようにヘッドユニット25を制御する。制御部4は、保持位置ずれデータDDを算出する算出処理S4と、既搭載部品データDA及び搭載時ヘッドデータDBに基づいて搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクを判定する干渉処理S5と、を実行する。干渉処理S5において制御部4は、干渉のリスクがあると判定した場合、保持部品P1の搭載目標位置A1と同種部品の搭載目標位置C1とを入れ替える。【選択図】図4

Description

本発明は、ヘッドユニットの搭載ヘッドにより部品を保持して基板上に搭載する部品実装装置に関する。
従来から、プリント配線板等の基板上に電子部品(以下、単に「部品」という)を搭載する部品実装装置が知られている。この種の部品実装装置は、部品を保持するとともに当該部品を基板に搭載する搭載ヘッドを備え、搭載ヘッドの動作が制御されることにより、搭載ヘッドに保持された保持部品が基板上に搭載される。
搭載ヘッドが基板上に設定された搭載目標位置に保持部品を搭載するときに、基板上に搭載済みの既搭載部品と搭載ヘッドとの干渉が生じる場合がある。このような搭載ヘッドと既搭載部品との干渉は、基板上における部品の搭載品質に影響を与える。このため、搭載ヘッドと既搭載部品との干渉を抑制することが可能な技術が求められる。
特許文献1には、搭載ヘッドと既搭載部品との干渉が生じないように、基板上への部品の搭載順を決定する方法が開示されている。
特開2006-245537号公報
特許文献1に開示される技術のように、予め設定された搭載順などのパラメータを含む制御プログラムに従って搭載ヘッドの動作を制御したとしても、例えば、搭載ヘッドの保持面に対する保持部品の保持位置のずれ量が許容範囲を超えて大きい場合には、基板上の搭載目標位置に保持部品を搭載するときに、搭載ヘッドと既搭載部品との干渉が生じる虞がある。搭載ヘッドと既搭載部品との干渉のリスクがある場合には、例えば、搭載ヘッドに保持された保持部品を廃棄する処置が取られる。
本発明の目的は、搭載ヘッドが保持部品を基板上の搭載目標位置に搭載するときの、搭載ヘッドと基板上の既搭載部品との干渉のリスクを判定することが可能であり、且つ、干渉のリスクがある場合に保持部品が廃棄されることを可及的に抑制可能な部品実装装置を提供することである。
本発明の一の局面に係る部品実装装置は、部品を保持する保持面を有し当該保持面で保持した部品を基板上の搭載目標位置に搭載する搭載ヘッドを含むヘッドユニットと、前記搭載ヘッドの前記保持面に保持された保持部品を撮像し、保持部品画像を取得する第1撮像部と、前記搭載ヘッドが前記保持部品を所定の搭載順序に従って前記基板上の搭載目標位置に搭載するように前記ヘッドユニットを制御する制御部と、を備える。前記制御部は、前記保持部品画像に基づいて、前記搭載ヘッドの前記保持面に対する前記保持部品の保持位置のずれ量を示す保持位置ずれデータを算出する算出処理と、前記搭載ヘッドが前記保持部品を搭載目標位置に搭載する前に、当該搭載目標位置の周囲で前記基板上に搭載済みの既搭載部品に関する既搭載部品データと、前記保持位置ずれデータを含む部品搭載時の前記搭載ヘッドに関する搭載時ヘッドデータと、に基づいて、前記搭載ヘッドと前記既搭載部品との干渉のリスクがあるか否かを判定し、前記干渉のリスクがあると判定した場合には、前記保持部品の搭載目標位置を、前記保持部品よりも搭載順序が後ろの同一種類の同種部品の搭載目標位置と入れ替える干渉処理と、を実行する。
この部品実装装置によれば、制御部は、搭載ヘッドが保持部品を基板上の搭載目標位置に搭載するようにヘッドユニットを制御する。制御部は、第1撮像部により取得された保持部品画像に基づいて保持位置ずれデータを算出する算出処理と、搭載ヘッドと基板上の既搭載部品との干渉のリスクを判定する干渉処理と、を実行する。
干渉処理において制御部は、既搭載部品に関する既搭載部品データと、保持位置ずれデータを含む部品搭載時の搭載ヘッドに関する搭載時ヘッドデータと、に基づいて、搭載ヘッドと既搭載部品との干渉のリスクを判定する。保持位置ずれデータは、搭載ヘッドの保持面に対する保持部品の保持位置のずれ量を示すデータである。このため、保持位置ずれデータを含む搭載時ヘッドデータに基づき干渉のリスクを判定することにより、搭載ヘッドが保持部品を搭載目標位置に搭載するときに、保持面に対する保持部品の位置ずれに起因して、搭載ヘッドと既搭載部品との干渉のリスクがあるか否かを的確に判定することができる。
また、干渉処理において制御部は、搭載ヘッドと既搭載部品との干渉のリスクがあると判定した場合には、保持部品の搭載目標位置を、保持部品よりも搭載順序が後ろの同一種類の同種部品の搭載目標位置と入れ替える。この場合、制御部は、保持面に対する保持部品の位置ずれに起因して干渉のリスクがあるときに、搭載ヘッドに保持された保持部品を直ちに廃棄する処理を行うことはない。これにより、搭載ヘッドと既搭載部品との干渉のリスクがある場合に保持部品が廃棄されることを可及的に抑制することができる。
上記の部品実装装置において、前記既搭載部品データは、前記既搭載部品の前記基板上における位置を示す既搭載部品位置データと、前記既搭載部品の種類を示す既搭載部品種データと、を含み、前記搭載時ヘッドデータは、前記保持位置ずれデータに加えて、前記保持部品の種類を示す保持部品種データを含んでもよい。
この態様では、既搭載部品位置データ及び既搭載部品種データを含む既搭載部品データに基づいて、制御部は、基板上の搭載目標位置の周囲における既搭載部品の位置及び部品種を認識することが可能である。つまり、制御部は、既搭載部品位置データに基づき基板上の既搭載部品の位置を認識し、既搭載部品種データに基づき既搭載部品の部品種を認識することができる。一方、保持位置ずれデータ及び保持部品種データを含む搭載時ヘッドデータに基づいて、制御部は、基板上の搭載目標位置に保持部品を搭載する場面を想定した部品搭載時の搭載ヘッドを認識することが可能である。つまり、制御部は、保持部品種データに基づき搭載目標位置に搭載される保持部品の部品種を認識し、保持位置ずれデータに基づき保持面に対する保持部品の位置ずれ量を考慮して、搭載目標位置に保持部品を搭載する場合の搭載ヘッドの保持面の範囲を認識することができる。そして、制御部は、既搭載部品データに基づく既搭載部品の認識結果と、搭載時ヘッドデータに基づく部品搭載時の搭載ヘッドの認識結果とに基づいて、搭載ヘッドと既搭載部品との干渉のリスクを的確に判定することができる。
上記の部品実装装置において、前記搭載時ヘッドデータは、前記保持面のサイズを示す保持面サイズデータを更に含んでもよい。
この態様では、制御部は、搭載時ヘッドデータに含まれる保持面サイズデータを参照することにより、搭載目標位置に保持部品を搭載する場合の搭載ヘッドの保持面の範囲をより的確に認識することができる。
上記の部品実装装置は、前記制御部が前記ヘッドユニットを制御する際に参照される生産計画を示す生産計画データを記憶する記憶部を、更に備えてもよい。前記生産計画データは、前記基板に対する部品の搭載順序を示す搭載順データと、前記基板に搭載される部品に関する部品データと、前記基板上における部品の搭載目標位置を示す搭載目標位置データと、前記搭載ヘッドに関するヘッドデータと、を含む。前記制御部は、前記生産計画データに基づいて、前記既搭載部品データと前記搭載時ヘッドデータとを取得する。
この態様では、制御部は、記憶部に記憶された生産計画データに基づいてヘッドユニットを制御する。干渉処理において搭載ヘッドと既搭載部品との干渉のリスクを判定する場合、制御部は、生産計画データに基づいて、干渉のリスクの判定の際に用いる既搭載部品データ及び搭載時ヘッドデータを取得することができる。
上記の部品実装装置では、前記制御部は、前記干渉処理において、前記搭載時ヘッドデータに基づいて、前記基板上の搭載目標位置に前記保持部品を搭載するときの前記搭載ヘッドの存在可能範囲を示すヘッド干渉判定範囲を算出し、前記既搭載部品データで示される前記既搭載部品の少なくとも一部が前記ヘッド干渉判定範囲の内側に存在する場合に、前記干渉のリスクがあると判定してもよい。
この態様では、制御部は、搭載時ヘッドデータに基づいて、基板上の搭載目標位置に保持部品を搭載するときの搭載ヘッドの存在可能範囲を示すヘッド干渉判定範囲を算出する。そして、既搭載部品データで示される既搭載部品の少なくとも一部がヘッド干渉判定範囲の内側に存在する場合、制御部は、搭載ヘッドと既搭載部品との干渉のリスクがあると判定することができる。
上記の部品実装装置では、前記制御部は、前記干渉処理において、前記既搭載部品データに基づいて、前記基板上における前記既搭載部品の存在可能範囲を示す既部品干渉判定範囲を算出し、前記搭載時ヘッドデータで示される部品搭載時の前記搭載ヘッドの少なくとも一部が前記既部品干渉判定範囲の内側に存在する場合に、前記干渉のリスクがあると判定してもよい。
この態様では、制御部は、既搭載部品データに基づいて、基板上における既搭載部品の存在可能範囲を示す既部品干渉判定範囲を算出する。そして、搭載時ヘッドデータで示される部品搭載時の搭載ヘッドの少なくとも一部が既部品干渉判定範囲の内側に存在する場合、制御部は、搭載ヘッドと既搭載部品との干渉のリスクがあると判定することができる。
上記の部品実装装置では、前記制御部は、前記干渉処理において、前記搭載時ヘッドデータに基づいて、前記基板上の搭載目標位置に前記保持部品を搭載するときの前記搭載ヘッドの存在可能範囲を示すヘッド干渉判定範囲を算出し、前記既搭載部品データに基づいて、前記基板上における前記既搭載部品の存在可能範囲を示す既部品干渉判定範囲を算出し、前記ヘッド干渉判定範囲と前記既部品干渉判定範囲とが重なる場合に、前記干渉のリスクがあると判定してもよい。
この態様では、制御部は、搭載時ヘッドデータに基づいて、基板上の搭載目標位置に保持部品を搭載するときの搭載ヘッドの存在可能範囲を示すヘッド干渉判定範囲を算出する。また、制御部は、既搭載部品データに基づいて、基板上における既搭載部品の存在可能範囲を示す既部品干渉判定範囲を算出する。そして、ヘッド干渉判定範囲と既部品干渉判定範囲とが重なる場合、制御部は、搭載ヘッドと既搭載部品との干渉のリスクがあると判定することができる。
上記の部品実装装置では、前記制御部は、前記干渉処理において、前記干渉のリスクがあると判定した場合、前記保持部品の搭載目標位置を、当該搭載目標位置から所定範囲内の位置の前記同種部品の搭載目標位置と入れ替えてもよい。
この態様では、制御部は、保持部品に対応した搭載目標位置から所定範囲内の位置の同種部品の搭載目標位置を、搭載ヘッドと既搭載部品との干渉のリスクがある場合の入れ替え対象の搭載目標位置とする。この場合、入れ替え前後の各搭載目標位置同士の間の距離が所定範囲内に収まるので、搭載ヘッドが保持部品を搭載目標位置に搭載するときの搭載効率が、搭載目標位置の入れ替えに応じて低下することを可及的に小さくすることができる。
上記の部品実装装置では、前記制御部は、前記干渉処理において、前記保持部品の搭載目標位置を前記同種部品の搭載目標位置と入れ替えた場合、入れ替え後の搭載目標位置を対象に前記干渉のリスクがあるか否かを判定してもよい。
この態様では、制御部は、入れ替え後の搭載目標位置を対象に搭載ヘッドと既搭載部品との干渉のリスクを判定する。入れ替え後の搭載目標位置についても干渉のリスクを判定した後、干渉のリスクがない場合に、入れ替え後の搭載目標位置を対象に搭載ヘッドによる保持部品の搭載動作が行われる。
上記の部品実装装置は、前記ヘッドユニットに取り付けられ、前記基板上の前記既搭載部品を撮像し、既搭載部品画像を取得する第2撮像部を、更に備えてもよい。前記制御部は、前記干渉処理において、前記既搭載部品データと前記搭載時ヘッドデータとに基づき前記干渉のリスクがあると判定した場合、前記既搭載部品画像と前記搭載時ヘッドデータとに基づいて、前記干渉のリスクがあるか否かを再度判定する。
この態様では、制御部は、第2撮像部により取得された既搭載部品画像に基づいて、基板上における既搭載部品の実際の搭載状態を認識することが可能である。そして、既搭載部品データと搭載時ヘッドデータとに基づき干渉のリスクがあると判定した場合、制御部は、既搭載部品画像と搭載時ヘッドデータとに基づき干渉のリスクを再度判定する。これにより、制御部は、既搭載部品の実際の搭載状態に対応して、搭載ヘッドと既搭載部品との干渉のリスクを判定することができる。
上記の部品実装装置において、前記搭載ヘッドは、前記保持面に垂直な軸回りに回転可能であってもよい。前記制御部は、前記干渉処理において、前記搭載ヘッドの状態として第1の状態と当該第1の状態から所定の角度で回転させた第2の状態とを想定して、各状態において前記干渉のリスクがあるか否かを判定する。
保持部品の搭載目標位置と既搭載部品の位置との位置関係によっては、搭載ヘッドの保持面に対する保持部品の位置ずれの状況に応じて、搭載ヘッドを保持面に垂直な軸回りに回転させた場合に、搭載ヘッドと既搭載部品との干渉のリスクが変化する。このため、制御部は、搭載ヘッドを回転させた場合を想定して、第1及び第2の状態の搭載ヘッドと既搭載部品との干渉のリスクを判定する。例えば、第1の状態の搭載ヘッドと既搭載部品との干渉のリスクがある場合においても、第1の状態から所定の角度で回転させた第2の状態の搭載ヘッドでは、既搭載部品との干渉のリスクがなくなる場合がある。
上記の部品実装装置において、前記搭載時ヘッドデータは、前記搭載ヘッドの前記保持面に対する前記保持部品の保持位置のずれ量の許容範囲を示す許容範囲データを含んでもよい。前記制御部は、前記干渉処理において、前記干渉のリスクを判定する場合、前記保持位置ずれデータで示される保持位置のずれ量が前記許容範囲データで示される許容範囲内に収まっているか否かを判定し、許容範囲内に収まっていない場合に前記干渉のリスクがあると判定する。
この態様では、制御部は、搭載ヘッドの保持面に対する保持部品の保持位置のずれ量の許容範囲を示す許容範囲データを用いて、搭載ヘッドと既搭載部品との干渉のリスクを判定する。これにより、制御部が搭載ヘッドによる保持部品の搭載動作を制御するときの計算負荷を軽減し、干渉のリスクの判定効率を高めることができる。
以上説明したように、本発明によれば、搭載ヘッドが保持部品を基板上の搭載目標位置に搭載するときの、搭載ヘッドと基板上の既搭載部品との干渉のリスクを判定することが可能であり、且つ、干渉のリスクがある場合に保持部品が廃棄されることを可及的に抑制可能である。
本発明の実施形態に係る部品実装装置のブロック図である。 部品実装装置の実装機本体の構成を示す平面図である。 実装機本体に備えられるヘッドユニットを拡大して示す図である。 部品実装装置の制御部がヘッドユニットを制御するときの各処理を説明する図である。 制御部が実行する第1例に係る干渉処理について、搭載ヘッドと既搭載部品との干渉のリスクを判定する際の処理を説明する図である。 制御部が実行する第1例に係る干渉処理について、搭載ヘッドに保持された保持部品の搭載目標位置を同種部品の搭載目標位置と入れ替える際の処理を説明する図である。 制御部が実行する第1例に係る干渉処理の処理フローを示すフローチャートである。 制御部が実行する第2例に係る干渉処理について、搭載ヘッドと既搭載部品との干渉のリスクを判定する際の処理を説明する図である。 制御部が実行する第2例に係る干渉処理の処理フローを示すフローチャートである。 制御部が実行する第3例に係る干渉特定処理について、搭載ヘッドと既搭載部品との干渉のリスクを判定する際の処理を説明する図である。 制御部が実行する第3例に係る干渉処理の処理フローを示すフローチャートである。 制御部が実行する第4例に係る干渉処理の処理フローを示すフローチャートである。
以下、本発明の実施形態に係る部品実装装置について、図面に基づいて説明する。
[部品実装装置の全体構成]
図1のブロック図に示される部品実装装置1は、プリント基板(以下、「基板」と称する)上に電子部品(以下、「部品」と称する)が搭載された電子回路基板を生産する装置である。部品実装装置1は、実装機本体2と、記憶部3と、制御部4と、を備える。実装機本体2は、部品搭載動作を行う構造部分を構成する。記憶部3は、実装機本体2の部品搭載動作の際に参照される生産計画データD1を記憶する。制御部4は、記憶部3に記憶されている生産計画データD1を読み出し、当該生産計画データD1に基づいて実装機本体2の部品搭載動作を制御する。
まず、実装機本体2について、図1に加えて図2及び図3を参照して説明する。図2は、実装機本体2の構成を示す平面図であり、図3は、ヘッドユニット25を拡大して示す図である。なお、以下では、方向関係については水平面上において互いに直交するXY直交座標を用いて説明する。また、X軸方向の一方向側を「+X側」と称し、X軸方向の一方向側とは反対の他方向側を「-X側」と称する。同様に、Y軸方向の一方向側を「+Y側」と称し、Y軸方向の一方向側とは反対の他方向側を「-Y側」と称する。
実装機本体2による部品の搭載前において基板PPには、半田ペーストのパターンが印刷されている。つまり、実装機本体2は、パターン形成装置により半田ペーストのパターンが印刷された基板PPに部品を搭載する。実装機本体2は、本体フレーム21と、コンベア23と、部品供給ユニット24と、ヘッドユニット25と、基板支持ユニット28とを備える。
本体フレーム21は、実装機本体2を構成する各部が配置される構造体であり、X軸方向及びY軸方向の両方向と直交する方向(鉛直方向)から見た平面視で略矩形状を呈している。コンベア23は、X軸方向に延び、本体フレーム21に配置される。コンベア23は、基板PPをX軸方向に搬送する。コンベア23上を搬送される基板PPは、所定の作業位置(基板PP上に部品が搭載される部品搭載位置)に、基板支持ユニット28によって位置決めされるようになっている。基板支持ユニット28は、プッシュアップピンにより基板PPを支持することにより、当該基板PPを位置決めする。
部品供給ユニット24は、本体フレーム21におけるY軸方向の+Y側及び-Y側のそれぞれの領域部分に、コンベア23を挟んで配置される。部品供給ユニット24は、本体フレーム21において、フィーダー24Fが複数並設された状態で装着される領域であって、後述のヘッドユニット25に備えられる搭載ヘッド251による保持対象の部品ごとに、各フィーダー24Fのセット位置が区画されている。フィーダー24Fは、部品供給ユニット24に着脱自在に装着される。フィーダー24Fは、複数の部品を保持し、その保持した部品をフィーダー内に設定された所定の部品供給位置に供給できるものであれば特に限定されず、例えばテープフィーダーである。テープフィーダーは、部品を所定間隔おきに収納した部品収納テープが巻回されたリールを備え、そのリールから部品収納テープを送出することにより、部品を供給するように構成されたフィーダーである。フィーダー24Fは、保持する部品が同じである限り、例えばテープフィーダーの場合は同じ部品種の部品を収納した部品収納テープが巻回されたリールを装着している限り、同じ種類の部品を供給する。
ヘッドユニット25は、移動フレーム27に保持されている。本体フレーム21上には、Y軸方向に延びる固定レール261と、Y軸サーボモータ263により回転駆動されるボールねじ軸262とが配設されている。移動フレーム27は固定レール261上に配置され、この移動フレーム27に設けられたナット部分271がボールねじ軸262に螺合している。また、移動フレーム27には、X軸方向に延びるガイド部材272と、X軸サーボモータ274により駆動されるボールねじ軸273とが配設されている。このガイド部材272にヘッドユニット25が移動可能に保持され、このヘッドユニット25に設けられたナット部分がボールねじ軸273に螺合している。そして、Y軸サーボモータ263の作動により移動フレーム27がY軸方向に移動するとともに、X軸サーボモータ274の作動によりヘッドユニット25が移動フレーム27に対してX軸方向に移動するようになっている。すなわち、ヘッドユニット25は、移動フレーム27の移動に伴ってY軸方向に移動可能であり、且つ、移動フレーム27に沿ってX軸方向に移動可能である。ヘッドユニット25は、部品供給ユニット24とコンベア23により搬送された基板PPの所定の作業位置とにわたって移動可能である。
ヘッドユニット25は、図3に示されるように、複数の搭載ヘッド251を備えている。各搭載ヘッド251は、部品供給ユニット24から部品を取り出すとともに、その取り出した部品を基板PP上に搭載(実装)する部品搭載動作を行う。搭載ヘッド251には、その先端(下端)に保持ノズル2511が装着されている。保持ノズル2511は、部品供給ユニット24に配列されたフィーダー24Fにより供給された部品を吸着して保持する保持面251Aを有する保持具である。保持ノズル2511は、電動切替弁を介して負圧発生装置、正圧発生装置及び大気の何れかに連通可能とされている。つまり、保持ノズル2511に負圧が供給されることで当該保持ノズル2511による部品の吸着保持(部品の取り出し)が可能となり、その後、正圧が供給されることで当該部品の吸着保持が解除される。
搭載ヘッド251は、ヘッドユニット25のフレームに対してZ軸方向(鉛直方向)に昇降可能であるとともに、保持面251Aに垂直なZ軸方向に延びるヘッド軸回りの回転が可能である。搭載ヘッド251は、フィーダー24Fによって部品供給位置に供給された部品の保持ノズル2511による保持が可能な保持可能位置と、保持可能位置に対して上方側の退避位置との間で、Z軸方向に沿って昇降可能である。つまり、部品供給位置に供給された部品を保持ノズル2511によって保持するときには、搭載ヘッド251は、退避位置から保持可能位置へ向かって下降し、当該保持可能位置において部品を保持する。一方、部品の保持後の搭載ヘッド251は、保持可能位置から退避位置へ向かって上昇する。更に、搭載ヘッド251は、保持ノズル2511によって保持された部品を基板PP上の予め定められた搭載目標位置に搭載することが可能な搭載可能位置と、前記退避位置との間で、Z軸方向に沿って昇降可能である。つまり、保持した部品を基板PP上に搭載するときには、搭載ヘッド251は、退避位置から搭載可能位置へ向かって下降し、当該搭載可能位置において部品を基板PP上に搭載する。一方、部品搭載後の搭載ヘッド251は、搭載可能位置から退避位置へ向かって上昇する。
なお、図2に示されるように、本体フレーム21上において部品供給ユニット24とコンベア23との間には、第1撮像部29Aが設置されている。第1撮像部29Aは、例えばCMOS(Complementary metal-oxide-semiconductor)やCCD(Charged-coupled device)等の撮像素子を備えた撮像カメラである。第1撮像部29Aは、フィーダー24Fの部品供給位置から基板PPの作業位置へ向かってヘッドユニット25が移動している間において、搭載ヘッド251の保持ノズル2511によって保持された保持部品を、下方側から撮像して保持部品画像G1を取得する。第1撮像部29Aにより取得された保持部品画像G1は、制御部4に入力される。
また、ヘッドユニット25には、第2撮像部29Bが取り付けられている。第2撮像部29Bは、例えばCMOSやCCD等の撮像素子を備えた撮像カメラである。第2撮像部29Bは、コンベア23により搬送された基板PPの上面に付されたマークなどを上方側から撮像し、基板PPを認識するための基板認識画像G2を取得する。また、詳細については後述するが、第2撮像部29Bは、基板PP上に搭載済みの既搭載部品を上方側から撮像し、既搭載部品画像G3を取得する。第2撮像部29Bにより取得された基板認識画像G2及び既搭載部品画像G3は、制御部4に入力される。
図1に示されるように、記憶部3は、生産計画データD1を記憶する。生産計画データD1は、制御部4がヘッドユニット25を制御する際に参照される生産計画を示すデータである。生産計画データD1は、例えば、搭載順データD2と、フィーダーデータD3と、部品データD4と、搭載目標位置データD5と、許容範囲データD6と、ヘッドデータD7と、を含む。
搭載順データD2は、搭載ヘッド251による基板PPに対する部品の搭載順序を示すデータである。フィーダーデータD3は、部品を供給するフィーダー24Fの情報を示すデータである。フィーダーデータD3には、例えば、フィーダー24Fの種類、フィーダー24Fの部品供給ユニット24におけるセット位置などが登録されている。
部品データD4は、基板PPに搭載される部品に関する情報を示すデータである。部品データD4は、部品の種類を示す部品種データD41と、部品のX軸方向及びY軸方向の外形寸法、部品のZ軸方向の高さなどの部品のサイズを示す部品サイズデータD42と、を含む。なお、部品種データD41で示される部品種は、部品サイズごとに区分されていてもよい。この場合、部品種に応じて部品サイズが決められるので、部品データD4に部品サイズデータD42が含まれていなくても、部品種データD41に基づき部品種及び部品サイズの管理が可能である。
搭載目標位置データD5は、基板PP上に設定された部品の搭載目標位置に関する座標の情報を示すデータである。搭載目標位置データD5には、例えば、基板PP上における部品のX軸方向の搭載目標位置に関する座標X、基板PP上における部品のY軸方向の搭載目標位置に関する座標Yなどが登録されている。許容範囲データD6は、搭載ヘッド251により保持された保持部品の搭載ヘッド251の保持面251Aに対する保持位置のずれ量の許容範囲を示すデータである。許容範囲データD6には、搭載ヘッド251により保持される部品の被保持面上において、中心位置を基準保持位置とし、当該基準保持位置に対して、+X側のずれ量の許容最大値、-X側のずれ量の許容最大値、+Y側のずれ量の許容最大値、-Y側のずれ量の許容最大値などが登録されている。
ヘッドデータD7は、保持ノズル2511を含めた搭載ヘッド251に関するデータである。ヘッドデータD7は、保持ノズル2511の保持面251AのX軸方向及びY軸方向の外形寸法に関するサイズを示す保持面サイズデータD71と、基板PP上への部品の搭載時に搭載ヘッド251が下降されたときの搭載ヘッド251の位置を示す下降位置データD72と、を含む。なお、ヘッドデータD7は、保持面サイズデータD71を含んでいなくてもよい。
制御部4は、CPU(Central Processing Unit)、制御プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)、CPUの作業領域として使用されるRAM(Random Access Memory)等から構成されている。制御部4は、CPUがROMに記憶された制御プログラムを実行することにより、記憶部3に記憶されている生産計画データD1を参照して、実装機本体2のヘッドユニット25を含む各構成要素の動作を制御する。
制御部4は、コンベア23による基板PPの搬送動作を制御するとともに、部品供給ユニット24に配列された複数のフィーダー24Fの各々の部品供給動作を制御する。
更に、制御部4は、ヘッドユニット25のX軸方向及びY軸方向の移動動作、搭載ヘッド251の昇降動作及び回転動作を制御することにより、搭載ヘッド251による部品の保持動作と基板PPに対する部品の搭載動作とを制御する。この際、制御部4は、生産計画データD1と、第1撮像部29Aにより取得された保持部品画像G1と、必要に応じて第2撮像部29Bにより取得された既搭載部品画像G3と、を参照する。
[制御部によるヘッドユニットの制御]
制御部4によるヘッドユニット25の制御について、図4を参照しながら説明する。制御部4は、ヘッドユニット25の搭載ヘッド251が基板PP上の搭載目標位置A1に部品P1を搭載する一連の処理として、第1移動処理S1と、部品保持処理S2と、第2移動処理S3と、算出処理S4と、干渉処理S5と、搭載処理S6と、を実行する。
制御部4は、搭載順データD2で示される基板PPに対する部品P1の搭載順序に従って、搭載ヘッド251による保持対象の部品P1を部品データD4に基づき特定する。制御部4は、第1移動処理S1において、フィーダーデータD3に基づいて、搭載ヘッド251による保持対象の部品P1を供給するフィーダー24Fのセット位置を特定し、当該セット位置に向けてヘッドユニット25が移動するように、ヘッドユニット25の移動動作を制御する。ヘッドユニット25が当該セット位置の直上に到着すると、制御部4は、部品保持処理S2において、搭載ヘッド251の昇降動作及び回転動作を制御し、搭載ヘッド251の保持面251Aに部品P1を保持させる。
搭載ヘッド251の保持面251Aに部品P1が保持されると、制御部4は、第2移動処理S3において、搭載ヘッド251に保持された保持部品P1の搭載目標位置データD5で示される基板PP上における搭載目標位置A1に向けてヘッドユニット25が移動するように、ヘッドユニット25の移動動作を制御する。この際、フィーダー24Fから基板PP上の搭載目標位置A1へ向かってヘッドユニット25が移動している間において、搭載ヘッド251の保持面251Aに保持された保持部品P1の保持部品画像G1が第1撮像部29Aによって取得される。第1撮像部29Aにより保持部品画像G1が取得されると、制御部4は、算出処理S4において、保持部品画像G1に基づいて、保持面251Aに対する保持部品P1の保持位置のずれ量を示す保持位置ずれデータDDを算出する。保持位置ずれデータDDは、保持面251Aに保持された保持部品P1の中心を基準とし、当該中心から、保持面251Aの+X側、-X側、+Y側及び-Y側の4方向の各端縁までの距離の情報を含む。
搭載ヘッド251に保持された保持部品P1に対応した基板PP上の搭載目標位置A1の直上にヘッドユニット25が到着すると、搭載ヘッド251が保持部品P1を搭載目標位置A1に搭載する前に、制御部4は、干渉処理S5を実行する。制御部4は、干渉処理S5において、生産計画データD1に基づいて、保持部品P1に対応した搭載目標位置A1の周囲で基板PP上に搭載済みの既搭載部品P2に関する既搭載部品データDAと、搭載目標位置A1に保持部品P1を搭載する場面を想定した部品搭載時の搭載ヘッド251に関する搭載時ヘッドデータDBと、を取得する。なお、搭載時ヘッドデータDBには、算出処理S4において算出した保持位置ずれデータDDが含まれる。そして、制御部4は、既搭載部品データDAと搭載時ヘッドデータDBとに基づいて、搭載ヘッド251が保持部品P1を搭載目標位置A1に搭載するときに搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがあるか否かを判定する。
上記のように干渉処理S5において制御部4は、既搭載部品P2に関する既搭載部品データDAと、保持位置ずれデータDDを含む部品搭載時の搭載ヘッド251に関する搭載時ヘッドデータDBと、に基づいて、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクを判定する。保持位置ずれデータDDは、搭載ヘッド251の保持面251Aに対する保持部品P1の保持位置のずれ量を示すデータである。このため、保持位置ずれデータDDを含む搭載時ヘッドデータDBに基づき干渉のリスクを判定することにより、搭載ヘッド251が保持部品P1を搭載目標位置A1に搭載するときに、保持面251Aに対する保持部品P1の位置ずれに起因して、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがあるか否かを的確に判定することができる。
干渉処理S5において搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがないと判定した場合、制御部4は、保持部品P1に対応した当初の搭載目標位置A1に保持部品P1を搭載する搭載処理S6を実行する。制御部4は、搭載処理6において、ヘッドデータD7に含まれる下降位置データD72と保持位置ずれデータDDとに基づいて、搭載ヘッド251に保持された保持部品P1が搭載目標位置A1に搭載されるように、搭載ヘッド251の昇降動作及び回転動作を制御し、基板PP上に保持部品P1を搭載させる。
一方、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがあると判定した場合、制御部4は、生産計画データD1に含まれる搭載順データD2、部品データD4、及び搭載目標位置データD5に基づいて、搭載ヘッド251に保持された保持部品P1よりも搭載順序が後ろの同一種類の同種部品に対応した搭載目標位置を認識する。そして、制御部4は、保持部品P1に対応した搭載目標位置A1を同種部品に対応した搭載目標位置と入れ替える。この場合、制御部4は、保持面251Aに対する保持部品P1の位置ずれに起因して干渉のリスクがあるときに、搭載ヘッド251に保持された保持部品P1を直ちに廃棄する処理を行うことはない。これにより、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがある場合に保持部品P1が直ちに廃棄されることを可及的に抑制することができる。
入れ替え後の搭載目標位置を対象として搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがない場合、制御部4は、入れ替え後の搭載目標位置に保持部品P1を搭載する搭載処理S6を実行する。制御部4は、搭載処理S6において、ヘッドデータD7に含まれる下降位置データD72と保持位置ずれデータDDとに基づいて、搭載ヘッド251に保持された保持部品P1が入れ替え後の搭載目標位置に搭載されるように、搭載ヘッド251の昇降動作及び回転動作を制御し、基板PP上に保持部品P1を搭載させる。
[制御部の干渉処理の詳細]
制御部4が実行する干渉処理S5について詳細に説明する。
干渉処理S5において制御部4が用いる既搭載部品データDAは、既搭載部品P2の基板PP上における位置を示す既搭載部品位置データと、既搭載部品P2の種類を示す既搭載部品種データとを含む。制御部4は、生産計画データD1に基づいて、既搭載部品データDAに含まれる既搭載部品位置データと既搭載部品種データとを取得する。具体的には、制御部4は、生産計画データD1に基づいて、既搭載部品P2に対応した搭載目標位置データD5を既搭載部品位置データとして取得し、既搭載部品P2に対応した部品データD4に含まれる部品種データD41を既搭載部品種データとして取得する。既搭載部品位置データ及び既搭載部品種データを含む既搭載部品データDAに基づいて、制御部4は、保持部品P1に対応した基板PP上の搭載目標位置A1の周囲における既搭載部品P2の位置及び部品種を認識することが可能である。つまり、制御部4は、既搭載部品位置データとしての既搭載部品P2に対応した搭載目標位置データD5に基づき基板PP上の既搭載部品P2の搭載目標位置B1を認識し、既搭載部品種データとしての既搭載部品P2に対応した部品種データD41に基づき既搭載部品P2の部品種を認識することができる。
なお、既搭載部品データDAは、既搭載部品サイズデータを更に含んでいてもよい。この場合、制御部4は、既搭載部品P2に対応した部品データD4に含まれる部品サイズデータD42を既搭載部品サイズデータとして取得する。そして、制御部4は、既搭載部品サイズデータとしての既搭載部品P2に対応した部品サイズデータD42に基づいて、既搭載部品P2の部品サイズを認識することができる。
また、干渉処理S5において制御部4が用いる搭載時ヘッドデータDBは、保持位置ずれデータDDに加えて、保持部品P1の種類を示す保持部品種データを含む。制御部4は、生産計画データD1に基づいて、搭載時ヘッドデータDBに含まれる保持部品種データを取得する。具体的には、制御部4は、生産計画データD1に基づいて、保持部品P1に対応した部品データD4に含まれる部品種データD41を保持部品種データとして取得する。保持位置ずれデータDD及び保持部品種データを含む搭載時ヘッドデータDBに基づいて、制御部4は、基板PP上の搭載目標位置A1に保持部品P1を搭載する場面を想定した部品搭載時の搭載ヘッド251を認識することが可能である。つまり、制御部4は、保持部品種データとしての保持部品P1に対応した部品種データD41に基づき搭載目標位置A1に搭載される保持部品P1の部品種を認識し、保持位置ずれデータDDに基づき保持面251Aに対する保持部品P1の位置ずれ量を考慮して、搭載目標位置A1に保持部品P1を搭載する場合の搭載ヘッド251の保持面251Aの範囲を認識することができる。
なお、搭載時ヘッドデータDBは、保持部品サイズデータを更に含んでいてもよい。この場合、制御部4は、保持部品P1に対応した部品データD4に含まれる部品サイズデータD42を保持部品サイズデータとして取得する。そして、制御部4は、保持部品サイズデータとしての保持部品P1に対応した部品サイズデータD42に基づいて、保持部品P1の部品サイズを認識することができる。
また、搭載時ヘッドデータDBは、搭載ヘッド251の保持面251Aのサイズを示すデータとして、生産計画データD1のヘッドデータD7に含まれる保持面サイズデータD71を更に含んでいてもよい。この場合、制御部4は、搭載時ヘッドデータDBに含まれる保持面サイズデータD71を参照することにより、搭載目標位置A1に保持部品P1を搭載する場合の搭載ヘッド251の保持面251Aの範囲をより的確に認識することができる。
そして、制御部4は、既搭載部品データDAに基づく既搭載部品P2の認識結果と、搭載時ヘッドデータDBに基づく部品搭載時の搭載ヘッド251の認識結果とに基づいて、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクを的確に判定することができる。
次に、制御部4が実行する干渉処理S5について、複数の例を挙げて、より詳細に説明する。
(干渉処理の第1例)
制御部4が実行する第1例に係る干渉処理S5について、図5及び図6、図7のフローチャートを参照しながら、以下に説明する。
制御部4は、生産計画データD1に含まれる搭載順データD2、部品データD4及び搭載目標位置データD5に基づいて、搭載ヘッド251に保持された保持部品P1に対応した搭載目標位置A1の周囲の+X側、-X側、+Y側、及び-Y側の4方向の位置に既搭載部品P2が存在するか否かを判定する(ステップS5A1)。搭載目標位置A1の周囲に既搭載部品P2が存在しない場合(ステップS5A1でNO)、制御部4は、保持部品P1に対応した当初の搭載目標位置A1に保持部品P1を搭載する搭載処理S6を実行する。
一方、搭載目標位置A1の周囲に既搭載部品P2が存在する場合(ステップS5A1でYES)、制御部4は、生産計画データD1に基づいて、搭載目標位置A1の周囲の既搭載部品P2に関する既搭載部品データDAと、搭載目標位置A1に保持部品P1を搭載する場面を想定した部品搭載時の搭載ヘッド251に関する搭載時ヘッドデータDBと、を取得する。そして、制御部4は、既搭載部品データDAに含まれる既搭載部品種データとしての既搭載部品P2に対応した部品種データD41と、搭載時ヘッドデータDBに含まれる保持部品種データとしての保持部品P1に対応した部品種データD41とに基づいて、既搭載部品P2の高さが保持部品P1の高さ以上であるか否かを判定する(ステップS5A2)。既搭載部品P2の高さが保持部品P1の高さ以上ではない場合(ステップS5A2でNO)、制御部4は、保持部品P1に対応した当初の搭載目標位置A1に保持部品P1を搭載する搭載処理S6を実行する。
一方、既搭載部品P2の高さが保持部品P1の高さ以上である場合(ステップS5A2でYES)、制御部4は、搭載時ヘッドデータDBに基づいて、搭載目標位置A1に保持部品P1を搭載するときの搭載ヘッド251の存在可能範囲を示すヘッド干渉判定範囲A4を算出するとともに、既搭載部品データDAに基づいて、基板PP上における既搭載部品P2の存在可能範囲を示す既部品干渉判定範囲B4を算出する(ステップS5A3)。
具体的には、ヘッド干渉判定範囲A4の算出に際して制御部4は、搭載時ヘッドデータDBに含まれる保持部品種データとしての保持部品P1に対応した部品種データD41に基づいて、保持部品P1に対応した搭載目標位置データD5で示される搭載目標位置A1を中心とした保持部品P1の範囲を示す保持部品範囲A2を算出する。この際、制御部4は、搭載時ヘッドデータDBに含まれる保持部品サイズデータとしての保持部品P1に対応した部品サイズデータD42を参照して保持部品範囲A2を算出してもよい。更に、制御部4は、搭載時ヘッドデータDBに含まれる保持位置ずれデータDDに基づいて、保持部品範囲A2を外方から取り囲むように、搭載ヘッド251の保持面251Aの範囲を示すヘッド範囲A3を算出する。制御部4は、搭載ヘッド251が保持部品P1を基板PP上に搭載するときの搭載精度を加味してヘッド範囲A3を算出する。この際、制御部4は、搭載時ヘッドデータDBに含まれる保持面サイズデータD71を参照してヘッド範囲A3を算出してもよい。そして、制御部4は、ヘッド範囲A3よりも少し大き目で、ヘッド範囲A3を外方から取り囲む範囲を、搭載ヘッド251の存在可能範囲を示すヘッド干渉判定範囲A4として算出する。
一方、既部品干渉判定範囲B4の算出に際して制御部4は、既搭載部品データDAに含まれる既搭載部品種データとしての既搭載部品P2に対応した部品種データD41に基づいて、既搭載部品位置データとしての既搭載部品P2に対応した搭載目標位置データD5で示される搭載目標位置B1を中心とした既搭載部品P2の範囲を示す既搭載部品範囲B2を算出する。この際、制御部4は、既搭載部品データDAに含まれる既搭載部品サイズデータとしての既搭載部品P2に対応した部品サイズデータD42を参照して既搭載部品範囲B2を算出してもよい。更に、制御部4は、搭載ヘッド251の搭載動作によって基板PP上に搭載された既搭載部品P2の搭載精度を考慮して、既搭載部品範囲B2を外方から取り囲む範囲を示す精度考慮範囲B3を算出する。そして、制御部4は、精度考慮範囲B3よりも少し大き目で、精度考慮範囲B3を外方から取り囲む範囲を、既搭載部品P2の存在可能範囲を示す既部品干渉判定範囲B4として算出する。
ヘッド干渉判定範囲A4及び既部品干渉判定範囲B4を算出すると、制御部4は、ヘッド干渉判定範囲A4と既部品干渉判定範囲B4とが重なるか否かに応じて、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがあるか否かを判定する(ステップS5A4)。図5(A)に示されるように、ヘッド干渉判定範囲A4と既部品干渉判定範囲B4とが重ならない場合、制御部4は、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがないと判定する。一方、図5(B)に示されるように、ヘッド干渉判定範囲A4と既部品干渉判定範囲B4とが重なる場合、制御部4は、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがあると判定する。
搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがない場合(ステップS5A4でNO)、制御部4は、保持部品P1に対応した当初の搭載目標位置A1に保持部品P1を搭載する搭載処理S6を実行する。一方、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがある場合(ステップS5A4でYES)、制御部4は、生産計画データD1に含まれる搭載順データD2及び部品データD4に基づいて、搭載ヘッド251に保持された保持部品P1よりも搭載順序が後ろの同一種類の同種部品が存在するか否かを判定する(ステップS5A5)。同種部品が存在しない場合(ステップS5A5でNO)、制御部4は、搭載ヘッド251に保持された保持部品P1を破棄するようにヘッドユニット25を制御する保持部品破棄処理を実行する(ステップS5AZ)。
一方、同種部品が存在する場合(ステップS5A5でYES)、図6に示されるように、制御部4は、同種部品に対応した搭載目標位置データD5に基づいて、同種部品の搭載目標位置C1を認識する。そして、制御部4は、保持部品P1に対応した搭載目標位置A1を同種部品に対応した搭載目標位置C1と入れ替えて、当該同種部品に対応した搭載目標位置C1を、搭載ヘッド251が保持部品P1を搭載するときの搭載目標位置とする(ステップS5A6)。
保持部品P1に対応した搭載目標位置A1と同種部品に対応した搭載目標位置C1とを入れ替える場合、制御部4は、生産計画データD1に含まれる搭載順データD2、部品データD4及び搭載目標位置データD5に基づいて、保持部品P1に対応した搭載目標位置A1を、当該搭載目標位置A1から所定範囲内の位置の同種部品の搭載目標位置C1と入れ替える。すなわち、制御部4は、保持部品P1に対応した搭載目標位置A1から所定範囲内の位置の同種部品の搭載目標位置C1を、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがある場合の入れ替え対象の搭載目標位置とする。この場合、入れ替え前後の各搭載目標位置A1,C1同士の間の距離が所定範囲内に収まるので、搭載ヘッド251が保持部品P1を搭載目標位置に搭載するときの搭載効率が、搭載目標位置の入れ替えに応じて低下することを可及的に小さくすることができる。例えば、制御部4は、保持部品P1に対応した搭載目標位置A1を、当該搭載目標位置A1から所定範囲内で最も近い位置の同種部品の搭載目標位置C1と入れ替える。
なお、制御部4は、搭載順データD2で示される搭載順序について、保持部品P1よりも搭載順序が後ろであって、その保持部品P1に最も近い搭載順序の同種部品に対応した搭載目標位置C1を、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがある場合の入れ替え対象の搭載目標位置としてもよい。
ステップS5A6において保持部品P1の搭載目標位置A1と同種部品の搭載目標位置C1とを入れ替えた場合、制御部4は、入れ替え後の搭載目標位置C1を対象に、ステップS5A1からステップS5A5の各処理を、搭載ヘッド251に保持された保持部品P1を搭載する搭載目標位置が決まるか、又は、保持部品P1を破棄する保持部品破棄処理を実行することが決まるまで、繰り返す。すなわち、図6に示されるように、制御部4は、入れ替え後の搭載目標位置C1を対象に、ヘッド干渉判定範囲A4を算出するとともに、搭載目標位置C1の周囲の既搭載部品P2の既部品干渉判定範囲B4を算出する。そして、制御部4は、入れ替え後の搭載目標位置C1を対象に、ヘッド干渉判定範囲A4と既部品干渉判定範囲B4とが重なるか否かに応じて、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがあるか否かを判定する。制御部4は、入れ替え後の搭載目標位置C1についても干渉のリスクを判定した後、干渉のリスクがない場合に、入れ替え後の搭載目標位置C1を対象に搭載ヘッド251による保持部品P1の搭載動作を行わせる。
上記では、搭載時ヘッドデータDBに基づきヘッド干渉判定範囲A4を算出するとともに、既搭載部品データDAに基づき既部品干渉判定範囲B4を算出して、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクを判定することについて説明したが、このような判定に限定されない。
例えば、制御部4は、搭載時ヘッドデータDBに基づきヘッド干渉判定範囲A4を算出し、その算出したヘッド干渉判定範囲A4と既搭載部品データDAとに基づいて、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクを判定してもよい。この場合、制御部4は、既搭載部品データDAで示される既搭載部品P2の少なくとも一部がヘッド干渉判定範囲A4の内側に存在するか否かに応じて、干渉のリスクを判定する。制御部4は、既搭載部品データDAで示される既搭載部品P2の少なくとも一部がヘッド干渉判定範囲A4の内側に存在する場合に、干渉のリスクがあると判定することができる。
また、制御部4は、既搭載部品データDAに基づき既部品干渉判定範囲B4を算出し、その算出した既部品干渉判定範囲B4と搭載時ヘッドデータDBとに基づいて、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクを判定してもよい。この場合、制御部4は、搭載時ヘッドデータDBで示される部品搭載時の搭載ヘッド251の少なくとも一部が既部品干渉判定範囲B4の内側に存在するか否かに応じて、干渉のリスクを判定する。制御部4は、搭載時ヘッドデータDBで示される部品搭載時の搭載ヘッド251の少なくとも一部が既部品干渉判定範囲B4の内側に存在する場合に、干渉のリスクがあると判定することができる。
また、制御部4は、ヘッド干渉判定範囲A4及び既部品干渉判定範囲B4を算出せずに、既搭載部品データDAと搭載時ヘッドデータDBとに基づいて、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクを判定することもできる。この場合、制御部4は、例えば、搭載時ヘッドデータDBに含まれる保持位置ずれデータDDに基づいて、保持面251Aに保持された保持部品P1の中心を基準として、保持面251Aの+X側、-X側、+Y側及び-Y側の4方向の各端縁の位置を認識する。そして、制御部4は、認識した保持面251Aの各端縁の位置に、既搭載部品データDAで示される既搭載部品P2の少なくとも一部が重なる場合に、干渉のリスクがあると判定することができる。
また、制御部4は、搭載時ヘッドデータDBで示される部品搭載時の搭載ヘッド251における保持面251Aの中心から所定範囲内に、既搭載部品データDAで示される既搭載部品P2の少なくとも一部が存在する場合に、干渉のリスクがると判定することもできる。
(干渉処理の第2例)
基板PPに搭載される部品として、基板PPに対する第1の姿勢での搭載が許容され、且つ、第1の姿勢から例えば180度の所定の角度で回転させた第2の姿勢での搭載が許容される特定部品が存在する。搭載ヘッド251に保持された保持部品P1が前記特定部品である場合、保持部品P1の搭載目標位置A1と既搭載部品P2の搭載目標位置B1との位置関係によっては、搭載ヘッド251の保持面251Aに対する保持部品P1の位置ずれの状況に応じて、搭載ヘッド251を保持面251Aに垂直なヘッド軸回りに回転させた場合に、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクが変化する。そこで、第2例に係る干渉処理S5では、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクを判定する場合、制御部4は、搭載ヘッド251の状態として第1の状態と当該第1の状態から所定の角度(例えば180度)で回転させた第2の状態とを想定して、各状態の搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがあるか否かを判定する。例えば、第1の状態の搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがある場合においても、第1の状態から所定の角度で回転させた第2の状態の搭載ヘッド251では、既搭載部品P2との干渉のリスクがなくなる場合がある。
制御部4が実行する第2例に係る干渉処理S5について、図8、及び図9のフローチャートを参照しながら、以下に説明する。なお、第2例に係る干渉処理S5は、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクを判定する際に搭載ヘッド251を回転させた場合を想定すること以外は、上記の第1例に係る干渉処理S5と同じである。このため、上記の第1例に係る干渉処理S5と共通する処理内容については、簡略化して説明する。
制御部4は、生産計画データD1に基づいて、搭載ヘッド251に保持された保持部品P1に対応した搭載目標位置A1の周囲に既搭載部品P2が存在するか否かを判定する(ステップS5B1)。搭載目標位置A1の周囲に既搭載部品P2が存在する場合(ステップS5B1でYES)、制御部4は、生産計画データD1に基づいて、搭載目標位置A1の周囲の既搭載部品P2に関する既搭載部品データDAと、搭載目標位置A1に保持部品P1を搭載する場面を想定した部品搭載時の搭載ヘッド251に関する搭載時ヘッドデータDBと、を取得する。そして、制御部4は、既搭載部品データDAと搭載時ヘッドデータDBとに基づいて、既搭載部品P2の高さが保持部品P1の高さ以上であるか否かを判定する(ステップS5B2)。既搭載部品P2の高さが保持部品P1の高さ以上である場合(ステップS5B2でYES)、制御部4は、搭載時ヘッドデータDBに基づいて、搭載目標位置A1に保持部品P1を搭載するときの搭載ヘッド251の存在可能範囲を示すヘッド干渉判定範囲A4を算出するとともに、既搭載部品データDAに基づいて、基板PP上における既搭載部品P2の存在可能範囲を示す既部品干渉判定範囲B4を算出する(ステップS5B3)。
ヘッド干渉判定範囲A4及び既部品干渉判定範囲B4を算出すると、制御部4は、ヘッド干渉判定範囲A4と既部品干渉判定範囲B4とが重なるか否かに応じて、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがあるか否かを判定する(ステップS5B4)。図8(A)に示されるように、ヘッド干渉判定範囲A4と既部品干渉判定範囲B4とが重なる場合、制御部4は、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがあると判定する。
搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがある場合(ステップS5B4でYES)、図8(B)に示されるように、制御部4は、搭載ヘッド251を所定の角度(例えば180度)で回転させた場合を想定し、保持部品P1に対応した搭載目標位置A1を中心にヘッド干渉判定範囲A4を所定の角度で回転させる(ステップS5B5)。そして、制御部4は、回転後のヘッド干渉判定範囲A4と既部品干渉判定範囲B4とが重なるか否かに応じて、回転後の搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがあるか否かを判定する(ステップS5B6)。
回転後の搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがない場合(ステップS5B6でNO)、制御部4は、所定の角度で回転させた状態の搭載ヘッド251が当初の搭載目標位置A1に保持部品P1を搭載するように、搭載処理S6を実行する。一方、回転後の搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがある場合(ステップS5B6でYES)、制御部4は、生産計画データD1に含まれる搭載順データD2及び部品データD4に基づいて、搭載ヘッド251に保持された保持部品P1よりも搭載順序が後ろの同一種類の同種部品が存在するか否かを判定する(ステップS5B7)。同種部品が存在しない場合(ステップS5B7でNO)、制御部4は、搭載ヘッド251に保持された保持部品P1を破棄するようにヘッドユニット25を制御する保持部品破棄処理を実行する(ステップS5BZ)。
一方、同種部品が存在する場合(ステップS5B7でYES)、制御部4は、同種部品に対応した搭載目標位置データD5に基づいて、同種部品の搭載目標位置C1を認識する。そして、制御部4は、保持部品P1に対応した搭載目標位置A1を同種部品に対応した搭載目標位置C1と入れ替えて、当該同種部品に対応した搭載目標位置C1を、搭載ヘッド251が保持部品P1を搭載するときの搭載目標位置とする(ステップS5B8)。
ステップS5B8において保持部品P1の搭載目標位置A1と同種部品の搭載目標位置C1とを入れ替えた場合、制御部4は、入れ替え後の搭載目標位置C1を対象に、ステップS5B1からステップS5B7の各処理を繰り返す。
(干渉処理の第3例)
第3例に係る干渉処理S5では、搭載時ヘッドデータDBに基づくヘッド干渉判定範囲A4と既搭載部品データDAに基づく既部品干渉判定範囲B4との重なりに応じた判定において搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがあると判定した場合、制御部4は、第2撮像部29Bにより取得された既搭載部品画像G3と搭載時ヘッドデータDBとに基づいて、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがあるか否かを再度判定する。
制御部4が実行する第3例に係る干渉処理S5について、図10、及び図11のフローチャートを参照しながら、以下に説明する。なお、第3例に係る干渉処理S5は、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクを判定する際に既搭載部品画像G3に基づく再判定を行うこと以外は、上記の第1例に係る干渉処理S5と同じである。このため、上記の第1例に係る干渉処理S5と共通する処理内容については、簡略化して説明する。
制御部4は、生産計画データD1に基づいて、搭載ヘッド251に保持された保持部品P1に対応した搭載目標位置A1の周囲に既搭載部品P2が存在するか否かを判定する(ステップS5C1)。搭載目標位置A1の周囲に既搭載部品P2が存在する場合(ステップS5C1でYES)、制御部4は、生産計画データD1に基づいて、搭載目標位置A1の周囲の既搭載部品P2に関する既搭載部品データDAと、搭載目標位置A1に保持部品P1を搭載する場面を想定した部品搭載時の搭載ヘッド251に関する搭載時ヘッドデータDBと、を取得する。そして、制御部4は、既搭載部品データDAと搭載時ヘッドデータDBとに基づいて、既搭載部品P2の高さが保持部品P1の高さ以上であるか否かを判定する(ステップS5C2)。既搭載部品P2の高さが保持部品P1の高さ以上である場合(ステップS5C2でYES)、制御部4は、搭載時ヘッドデータDBに基づいて、搭載目標位置A1に保持部品P1を搭載するときの搭載ヘッド251の存在可能範囲を示すヘッド干渉判定範囲A4を算出するとともに、既搭載部品データDAに基づいて、基板PP上における既搭載部品P2の存在可能範囲を示す既部品干渉判定範囲B4を算出する(ステップS5C3)。
ヘッド干渉判定範囲A4及び既部品干渉判定範囲B4を算出すると、制御部4は、ヘッド干渉判定範囲A4と既部品干渉判定範囲B4とが重なるか否かに応じて、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがあるか否かを判定する(ステップS5C4)。図10(A)に示されるように、ヘッド干渉判定範囲A4と既部品干渉判定範囲B4とが重なる場合、制御部4は、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがあると判定する。
搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがある場合(ステップS5C4でYES)、図10(B)に示されるように、制御部4は、第2撮像部29Bにより取得された既搭載部品画像G3に基づいて、基板PP上における既搭載部品P2の範囲を示す既搭載部品範囲BSを算出し、既搭載部品画像G3に基づく再判定を行う(ステップS5C5)。この場合、制御部4は、ヘッド干渉判定範囲A4と既搭載部品範囲BSとが重なるか否かに応じて、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがあるか否かを再度判定する(ステップS5C6)。
制御部4は、既搭載部品画像G3に基づき既搭載部品範囲BSを算出することにより、基板PP上における既搭載部品P2の実際の搭載状態に対応して既搭載部品範囲BSを算出することができる。これにより、制御部4は、既搭載部品P2の実際の搭載状態に対応して、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクを判定することができる。ヘッド干渉判定範囲A4と既部品干渉判定範囲B4との重なりに応じた判定において搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがあると判定された場合であっても、既搭載部品画像G3に基づく既搭載部品範囲BSとヘッド干渉判定範囲A4との重なりに応じた判定において干渉のリスクがないと判定される場合がある。
既搭載部品画像G3に基づく再判定において搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがない場合(ステップS5C6でNO)、制御部4は、保持部品P1に対応した当初の搭載目標位置A1に保持部品P1を搭載する搭載処理S6を実行する。一方、既搭載部品画像G3に基づく再判定において搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがある場合(ステップS5C6でYES)、制御部4は、生産計画データD1に含まれる搭載順データD2及び部品データD4に基づいて、搭載ヘッド251に保持された保持部品P1よりも搭載順序が後ろの同一種類の同種部品が存在するか否かを判定する(ステップS5C7)。同種部品が存在しない場合(ステップS5C7でNO)、制御部4は、搭載ヘッド251に保持された保持部品P1を破棄するようにヘッドユニット25を制御する保持部品破棄処理を実行する(ステップS5CZ)。
一方、同種部品が存在する場合(ステップS5C7でYES)、制御部4は、同種部品に対応した搭載目標位置データD5に基づいて、同種部品の搭載目標位置C1を認識する。そして、制御部4は、保持部品P1に対応した搭載目標位置A1を同種部品に対応した搭載目標位置C1と入れ替えて、当該同種部品に対応した搭載目標位置C1を、搭載ヘッド251が保持部品P1を搭載するときの搭載目標位置とする(ステップS5C8)。
ステップS5C8において保持部品P1の搭載目標位置A1と同種部品の搭載目標位置C1とを入れ替えた場合、制御部4は、入れ替え後の搭載目標位置C1を対象に、ステップS5C1からステップS5C7の各処理を繰り返す。
(干渉処理の第4例)
第4例に係る干渉処理S5では、制御部4は、生産計画データD1に基づいて許容範囲データD6を取得し、当該許容範囲データD6が含まれる搭載時ヘッドデータDBを用いて、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクを判定する。これにより、制御部4が搭載ヘッド251による保持部品P1の搭載動作を制御するときの計算負荷を軽減し、干渉のリスクの判定効率を高めることができる。
制御部4が実行する第4例に係る干渉処理S5について、図12のフローチャートを参照しながら、以下に説明する。
制御部4は、生産計画データD1に基づいて、搭載ヘッド251に保持された保持部品P1に対応した搭載目標位置A1の周囲に既搭載部品P2が存在するか否かを判定する(ステップS5D1)。搭載目標位置A1の周囲に既搭載部品P2が存在する場合(ステップS5D1でYES)、制御部4は、既搭載部品P2の高さが保持部品P1の高さ以上であるか否かを判定する(ステップS5D2)。既搭載部品P2の高さが保持部品P1の高さ以上である場合(ステップS5D2でYES)、制御部4は、生産計画データD1に含まれる許容範囲データD6に基づく判定を行う(ステップS5D3)。
既述の通り、許容範囲データD6は、搭載ヘッド251により保持された保持部品P1の搭載ヘッド251の保持面251Aに対する保持位置のずれ量の許容範囲を示すデータである。この場合、制御部4は、保持部品画像G1に基づき算出された保持位置ずれデータDDで示される保持位置のずれ量が、許容範囲データD6で示される許容範囲内に収まっているか否かに応じて、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがあるか否かを判定する(ステップS5D4)。保持位置ずれデータDDで示される保持位置のずれ量が許容範囲データD6で示される許容範囲内に収まっている場合、制御部4は、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがないと判定する。一方、保持位置ずれデータDDで示される保持位置のずれ量が許容範囲データD6で示される許容範囲内に収まっていない場合、制御部4は、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがあると判定する。
搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがない場合(ステップS5D4でNO)、制御部4は、保持部品P1に対応した当初の搭載目標位置A1に保持部品P1を搭載する搭載処理S6を実行する。一方、搭載ヘッド251と既搭載部品P2との干渉のリスクがある場合(ステップS5D4でYES)、制御部4は、生産計画データD1に含まれる搭載順データD2及び部品データD4に基づいて、搭載ヘッド251に保持された保持部品P1よりも搭載順序が後ろの同一種類の同種部品が存在するか否かを判定する(ステップS5D5)。同種部品が存在しない場合(ステップS5D5でNO)、制御部4は、搭載ヘッド251に保持された保持部品P1を破棄するようにヘッドユニット25を制御する保持部品破棄処理を実行する(ステップS5DZ)。
一方、同種部品が存在する場合(ステップS5D5でYES)、制御部4は、同種部品に対応した搭載目標位置データD5に基づいて、同種部品の搭載目標位置C1を認識する。そして、制御部4は、保持部品P1に対応した搭載目標位置A1を同種部品に対応した搭載目標位置C1と入れ替えて、当該同種部品に対応した搭載目標位置C1を、搭載ヘッド251が保持部品P1を搭載するときの搭載目標位置とする(ステップS5D6)。
ステップS5D6において保持部品P1の搭載目標位置A1と同種部品の搭載目標位置C1とを入れ替えた場合、制御部4は、入れ替え後の搭載目標位置C1を対象に、ステップS5D1からステップS5D5の各処理を繰り返す。
1 部品実装装置
2 実装機本体
25 ヘッドユニット
251 搭載ヘッド
2511 保持ノズル
251A 保持面
29A 第1撮像部
29B 第2撮像部
3 記憶部
4 制御部
D1 生産計画データ
DA 既搭載部品データ
DB 搭載時ヘッドデータ
DD 保持位置ずれデータ
G1 保持部品画像
G2 基板認識画像
G3 既搭載部品画像
P1 保持部品
P2 既搭載部品

Claims (12)

  1. 部品を保持する保持面を有し当該保持面で保持した部品を基板上の搭載目標位置に搭載する搭載ヘッドを含むヘッドユニットと、
    前記搭載ヘッドの前記保持面に保持された保持部品を撮像し、保持部品画像を取得する第1撮像部と、
    前記搭載ヘッドが前記保持部品を所定の搭載順序に従って前記基板上の搭載目標位置に搭載するように前記ヘッドユニットを制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    前記保持部品画像に基づいて、前記搭載ヘッドの前記保持面に対する前記保持部品の保持位置のずれ量を示す保持位置ずれデータを算出する算出処理と、
    前記搭載ヘッドが前記保持部品を搭載目標位置に搭載する前に、当該搭載目標位置の周囲で前記基板上に搭載済みの既搭載部品に関する既搭載部品データと、前記保持位置ずれデータを含む部品搭載時の前記搭載ヘッドに関する搭載時ヘッドデータと、に基づいて、前記搭載ヘッドと前記既搭載部品との干渉のリスクがあるか否かを判定し、前記干渉のリスクがあると判定した場合には、前記保持部品の搭載目標位置を、前記保持部品よりも搭載順序が後ろの同一種類の同種部品の搭載目標位置と入れ替える干渉処理と、を実行する、部品実装装置。
  2. 前記既搭載部品データは、前記既搭載部品の前記基板上における位置を示す既搭載部品位置データと、前記既搭載部品の種類を示す既搭載部品種データと、を含み、
    前記搭載時ヘッドデータは、前記保持位置ずれデータに加えて、前記保持部品の種類を示す保持部品種データを含む、請求項1に記載の部品実装装置。
  3. 前記搭載時ヘッドデータは、前記保持面のサイズを示す保持面サイズデータを更に含む、請求項2に記載の部品実装装置。
  4. 前記制御部が前記ヘッドユニットを制御する際に参照される生産計画を示す生産計画データを記憶する記憶部を、更に備え、
    前記生産計画データは、前記基板に対する部品の搭載順序を示す搭載順データと、前記基板に搭載される部品に関する部品データと、前記基板上における部品の搭載目標位置を示す搭載目標位置データと、前記搭載ヘッドに関するヘッドデータと、を含み、
    前記制御部は、前記生産計画データに基づいて、前記既搭載部品データと前記搭載時ヘッドデータとを取得する、請求項1~3のいずれか1項に記載の部品実装装置。
  5. 前記制御部は、前記干渉処理において、
    前記搭載時ヘッドデータに基づいて、前記基板上の搭載目標位置に前記保持部品を搭載するときの前記搭載ヘッドの存在可能範囲を示すヘッド干渉判定範囲を算出し、
    前記既搭載部品データで示される前記既搭載部品の少なくとも一部が前記ヘッド干渉判定範囲の内側に存在する場合に、前記干渉のリスクがあると判定する、請求項1~4のいずれか1項に記載の部品実装装置。
  6. 前記制御部は、前記干渉処理において、
    前記既搭載部品データに基づいて、前記基板上における前記既搭載部品の存在可能範囲を示す既部品干渉判定範囲を算出し、
    前記搭載時ヘッドデータで示される部品搭載時の前記搭載ヘッドの少なくとも一部が前記既部品干渉判定範囲の内側に存在する場合に、前記干渉のリスクがあると判定する、請求項1~4のいずれか1項に記載の部品実装装置。
  7. 前記制御部は、前記干渉処理において、
    前記搭載時ヘッドデータに基づいて、前記基板上の搭載目標位置に前記保持部品を搭載するときの前記搭載ヘッドの存在可能範囲を示すヘッド干渉判定範囲を算出し、
    前記既搭載部品データに基づいて、前記基板上における前記既搭載部品の存在可能範囲を示す既部品干渉判定範囲を算出し、
    前記ヘッド干渉判定範囲と前記既部品干渉判定範囲とが重なる場合に、前記干渉のリスクがあると判定する、請求項1~4のいずれか1項に記載の部品実装装置。
  8. 前記制御部は、前記干渉処理において、前記干渉のリスクがあると判定した場合、前記保持部品の搭載目標位置を、当該搭載目標位置から所定範囲内の位置の前記同種部品の搭載目標位置と入れ替える、請求項1~7のいずれか1項に記載の部品実装装置。
  9. 前記制御部は、前記干渉処理において、前記保持部品の搭載目標位置を前記同種部品の搭載目標位置と入れ替えた場合、入れ替え後の搭載目標位置を対象に前記干渉のリスクがあるか否かを判定する、請求項1~8のいずれか1項に記載の部品実装装置。
  10. 前記ヘッドユニットに取り付けられ、前記基板上の前記既搭載部品を撮像し、既搭載部品画像を取得する第2撮像部を、更に備え、
    前記制御部は、前記干渉処理において、前記既搭載部品データと前記搭載時ヘッドデータとに基づき前記干渉のリスクがあると判定した場合、前記既搭載部品画像と前記搭載時ヘッドデータとに基づいて、前記干渉のリスクがあるか否かを再度判定する、請求項1~9のいずれか1項に記載の部品実装装置。
  11. 前記搭載ヘッドは、前記保持面に垂直な軸回りに回転可能であり、
    前記制御部は、前記干渉処理において、前記搭載ヘッドの状態として第1の状態と当該第1の状態から所定の角度で回転させた第2の状態とを想定して、各状態において前記干渉のリスクがあるか否かを判定する、請求項1~10のいずれか1項に記載の部品実装装置。
  12. 前記搭載時ヘッドデータは、前記搭載ヘッドの前記保持面に対する前記保持部品の保持位置のずれ量の許容範囲を示す許容範囲データを含み、
    前記制御部は、前記干渉処理において、前記干渉のリスクを判定する場合、前記保持位置ずれデータで示される保持位置のずれ量が前記許容範囲データで示される許容範囲内に収まっているか否かを判定し、許容範囲内に収まっていない場合に前記干渉のリスクがあると判定する、請求項1に記載の部品実装装置。
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