JP2023136608A - プログラムおよび試験装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】自動火災報知設備の施工時に、建物に設置された感知器であって、中継器を介して火災受信機に接続される感知器のアドレスを確認可能にする。【解決手段】試験システム1において、試験用プログラムは、可搬型のコンピュータ12を受信部と表示制御部として機能させる。実現される機能のうち、受信部は、自動火災報知設備の1以上の端末機器18、19のアドレスを確認するために使用される可搬型の試験装置(アドレステスタ11)から、1以上の端末機器18、19のアドレスを無線で受信する。一方、表示制御部は、受信したアドレスを表示装置に表示させる。1以上の端末機器18、19は、中継器13を介して試験装置に接続された1以上の感知器19を含む。【選択図】図1

Description

本発明は、プログラムおよび試験装置に関する。
従来、建物内の火災を感知して火災の発生を在館者に知らせる設備として自動火災報知設備が知られている。この自動火災報知設備の施工時には、まず感知器が建物に設置され、次にフロア単位で感知器同士が信号線で接続され、最後に感知器同士を接続する各信号線が火災受信機に接続される。その際、フロア単位で感知器の配線が完了した段階で、設定図通りに感知器が設置されているか否かを施工者が確認する。この確認作業を支援するためのシステムが特許文献1に記載されている。この特許文献1には、火災報知端末の状態を検知するために火災報知端末に接続される模擬装置と、模擬装置と無線で通信して火災報知端末の状態を表示する携帯端末とを備えるシステムが記載されている。
特開2020-119074号公報
しかし、特許文献1では、中継器を介して火災受信機に接続される感知器(具体的には例えば、P型自動試験機能付き感知器)については、状態の確認対象として想定されていない。そのため、特許文献1に記載のシステムでは、そのような感知器については、設定図通りに設置されているか否かを確認することができない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、自動火災報知設備の施工時に、建物に設置された感知器であって、中継器を介して火災受信機に接続される感知器のアドレスを確認可能にすることを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係るプログラムは、可搬型のコンピュータを自動火災報知設備の1以上の端末機器のアドレスを確認するために使用される可搬型の試験装置から、前記1以上の端末機器のアドレスを無線で受信する受信部と、前記受信されたアドレスを表示装置に表示させる表示制御部として機能させるためのプログラムであって、前記1以上の端末機器には、中継器を介して前記試験装置に接続された1以上の感知器が含まれることを特徴とする。
また、上記の課題を解決するため、本発明に係る試験装置は、自動火災報知設備の端末機器のアドレスを確認するために使用される可搬型の試験装置であって、前記端末機器が接続された配線に着脱可能に接続される接続部と、前記接続部を介して前記端末機器からアドレスを受信する受信部と、前記受信されたアドレスをユーザ端末に無線で送信する送信部とを備え、前記端末機器には、中継器を介して前記試験装置に接続された感知器が含まれることを特徴とする。
本発明によれば、自動火災報知設備の施工時に、建物に設置された感知器であって、中継器を介して火災受信機に接続される感知器のアドレスを確認可能にすることができる。
図1は、試験システム1の構成例を示す。 図2は、アドレステスタ11の機能構成例を示す。 図3は、R型端末機器テーブル23の例を示す。 図4は、P型端末機器テーブル24の例を示す。 図5は、スマートフォン12の機能構成例を示す。 図6は、端末情報取得シーケンス60の例を示す。 図7は、端末情報取得処理フロー70の例を示す。 図8は、スマートフォン12に表示される画面の遷移の例を示す。
1.実施形態
図1は、試験システム1の構成例を示す。
試験システム1は、アドレステスタ11、スマートフォン12および中継器13を備える。この試験システム1は、自動火災報知設備の施工時に施工者により使用される。具体的には、感知器が建物に設置され、フロア単位で感知器の配線が完了した段階で使用される。この試験システム1の使用目的は、設定図通りに感知器が設置されているか否かを確認することである。
なお、中継器13はオプションであり、アドレステスタ11に対して着脱可能に接続される。
アドレステスタ11は、自動火災報知設備の端末機器のアドレスを確認するために使用される可搬型の試験装置である。このアドレステスタ11は、施工者により使用されるツールであるため、小型である方が好ましい。具体的には、アドレステスタ11は、施工者の腰袋に入るサイズであると好ましい。
このアドレステスタ11は、図1に示すように、メイン基板111、伝送基板112およびバッテリ113を備える。
メイン基板111は、端末伝送からBluetooth(登録商標)通信への通信変換を行うための基板である。このメイン基板111には、プロセッサ1111、メモリ1112およびBLE(Bluetooth Low Energy)モジュール1113が搭載されている。このうち、BLEモジュール1113は、スマートフォン12とBluetoothで無線通信するためのモジュールである。
伝送基板112は、端末機器との間で信号を送受信するための基板である。この伝送基板112の端子には、ワニ口クリップコード14および15が接続されている。ワニ口クリップコード14は赤色の被覆を有し、ワニ口クリップコード15は青色の被覆を有する。これらのワニ口クリップコード14および15は、端末機器のアドレスを確認する際に施工者により、それぞれ信号線L1、L2に接続される。そのため、伝送基板112の当該端子は、端末機器が接続された信号線L1またはL2に着脱可能に接続される接続部に相当する。
信号線L1およびL2には、R型用の端末機器が接続されている。
ここでR型とは、火災受信機が火災信号を固有の信号として受信し、火災の発生を防火対象物の関係者に報知するシステムのことである。R型用の端末機器には、R型用感知器18とR型用発信機(図示略)が含まれる。これらのR型用感知器18とR型用発信機には、識別情報であるアドレスが付与されている。
伝送基板112の別の端子には中継器13が接続される。この中継器13は、自動試験機能付きの中継器である。この中継器13は、後述するP型自動試験機能付き感知器19用の中継器である。
この中継器13の端子には、ワニ口クリップコード16および17が接続されている。ワニ口クリップコード16は赤色の被覆を有し、ワニ口クリップコード17は青色の被覆を有する。これらのワニ口クリップコード16および17は、端末機器のアドレスを確認する際に施工者により、それぞれ信号線L3、L4に接続される。そのため、中継器13の当該端子は、端末機器が接続された信号線L3またはL4に着脱可能に接続される接続部に相当する。
信号線L3およびL4には、P型用の端末機器が接続されている。
ここでP型とは、火災受信機が火災信号を共通の信号として受信し、火災の発生を防火対象物の関係者に報知するシステムのことである。P型用の端末機器には、P型自動試験機能付き感知器19(以下では「P-AT感知器19」という。)が含まれる。このP-AT感知器19には、識別情報であるアドレスが付与されている。
図2は、アドレステスタ11の機能構成例を示す。
アドレステスタ11は、情報要求受信部21、端末情報受信部22、R型端末機器テーブル23、P型端末機器テーブル24および端末情報送信部25を備える。これらの機能は、プロセッサ1111が、メモリ1112に格納されている試験用プログラムを実行することで提供される。
情報要求受信部21は、スマートフォン12から送信される端末情報要求を受信する。
端末情報受信部22は、伝送基板112を介して、または伝送基板112と中継器13を介して端末機器から情報を受信する。その際、端末情報受信部22は、中継器13の情報を受信したことを契機として、中継器13を介してアドレステスタ11に接続されたP-AT感知器19の情報を受信する。
この端末情報受信部22により受信される情報には、端末機器のアドレス、機器種別情報、状態情報、アナログ値(言い換えると、検出値)が含まれる。
端末情報受信部22は、受信した端末機器の情報のうち、R型用の端末機器の情報をR型端末機器テーブル23に格納し、P型用の端末機器の情報をP型端末機器テーブル24に格納する。
R型端末機器テーブル23は、R型用の端末機器の情報を格納するためのテーブルである。図3は、このR型端末機器テーブル23の例を示す。
R型端末機器テーブル23は、アドレス31、機器種別32、状態33、アナログ値34というフィールドを有する。
これらのフィールドのうち、アドレス31のフィールドには、端末機器のアドレスが格納される。
機器種別32のフィールドには、端末機器の種類を示す値が格納される。格納される値は、感知器については、火災の感知方式と、アナログ式であるか否かを示す。
状態33のフィールドには、端末機器の状態を示す値が格納される。格納される値には、「正常」、「出力値異常」または「火災」を示す値が含まれる。
アナログ値34のフィールドには、端末機器により検出された値が格納される。格納される値には、熱感知器により検出された温度や、煙感知器により検出された煙濃度が含まれる。
P型端末機器テーブル24は、P型用の端末機器の情報を格納するためのテーブルである。図4は、このP型端末機器テーブル24の例を示す。
P型端末機器テーブル24は、中継器アドレス41、P-AT感知器アドレス42、機器種別43、状態44というフィールドを有する。
これらのフィールドのうち、中継器アドレス41のフィールドには、中継器13のアドレスが格納される。
P-AT感知器アドレス42のフィールドには、P-AT感知器19のアドレスが格納される。
機器種別43のフィールドには、P-AT感知器19の火災の感知方式を示す値が格納される。
状態44のフィールドには、P-AT感知器19の状態を示す値が格納される。格納される値には、「正常」、「火災」または「異常」を示す値が含まれる。
端末情報送信部25は、R型端末機器テーブル23とP型端末機器テーブル24に格納された情報を無線でスマートフォン12に送信する。
次にスマートフォン12について説明する。
スマートフォン12は、図示を省略するが、プロセッサ、メモリ、タッチスクリーン、移動通信モジュール、BLEモジュール等を備える。このうち、タッチスクリーンは表示装置であり、BLEモジュールは、アドレステスタ11とBluetoothで無線通信するためのモジュールである。
図5は、スマートフォン12の機能構成例を示す。
スマートフォン12は、情報要求送信部51、端末情報受信部52、R型端末機器テーブル53、P型端末機器テーブル54および表示制御部55を備える。これらの機能は、プロセッサが、メモリに格納されている試験用プログラムを実行することで提供される。
情報要求送信部51は、利用者による指示入力を受けて、端末情報要求を無線でアドレステスタ11に送信する。
端末情報受信部52は、アドレステスタ11から端末機器の情報を無線で受信する。受信される情報には、端末機器のアドレス、機器種別情報、状態情報、アナログ値(言い換えると、検出値)が含まれる。
この端末情報受信部52は、受信した端末機器の情報のうち、R型用の端末機器の情報をR型端末機器テーブル53に格納し、P型用の端末機器の情報をP型端末機器テーブル54に格納する。
R型端末機器テーブル53は、R型用の端末機器の情報を格納するためのテーブルである。このR型端末機器テーブル53のデータ構成はR型端末機器テーブル23と同じであるため、その説明を省略する。
P型端末機器テーブル54は、P型用の端末機器の情報を格納するためのテーブルである。このP型端末機器テーブル54のデータ構成はP型端末機器テーブル24と同じであるため、その説明を省略する。
表示制御部55は、R型端末機器テーブル53とP型端末機器テーブル54に格納された情報をタッチスクリーンに表示させる。その際、表示制御部55は、まずR型用の端末機器の第1のリストを上下方向にスクロール可能なようにタッチスクリーンに表示させる(図8(b)参照)。この第1のリストでは、R型用の端末機器の各々について、アドレス、機器種別、状態およびアナログ値が示される。そして、この第1のリスト上で中継器13のアドレスが利用者により選択されると、表示制御部55は、この第1のリストに重畳して、P-AT感知器19の第2のリストを上下方向にスクロール可能なようにタッチスクリーンに表示させる(図8(d)参照)。この第2のリストには、P-AT感知器19の各々について、アドレス、機器種別および状態が示される。
この第2のリストが第1のリストに重畳して表示されると、中継器13のアドレスとP-AT感知器19のアドレスが並べて表示されることになる。そのため利用者は、中継器13とP-AT感知器19の対応関係を一見して把握することができる。また、その際、表示制御部55は、第1のスクリーンのスクロールを禁止する。そのため、利用者が第2のリストをスクロールするのに伴って第1のリストがスクロールしてしまうことが阻止される。
次に、スマートフォン12が端末機器の情報を取得するためのシーケンスについて、図6を参照して説明する。図6は、端末情報取得シーケンス60の例を示す。
このシーケンスは、スマートフォン12において、後述する検索ボタン811(図8(a)参照)が利用者により選択されると実行される。
スマートフォン12の情報要求送信部51は、検索ボタン811の選択を受け付けると(ステップ61)、端末情報要求を無線でアドレステスタ11に送信する(ステップ62)。
アドレステスタ11の情報要求受信部21が、この端末情報要求を受信すると、アドレステスタ11の端末情報受信部22は端末情報取得処理を実行する(ステップ63)。
図7は、端末情報取得処理フロー70の例を示す。
情報要求受信部21は、まず伝送基板112を介してR型用の端末機器から情報を取得する(ステップ71)。情報要求受信部21は、取得した情報をR型端末機器テーブル23に格納する。
次に情報要求受信部21は、ステップ71で中継器13に固有の情報、例えば中継器13の機器種別を示す情報を受信したか否かを判定する(ステップ72)。この判定で、中継器13の機器種別を示す情報を受信したと判定した場合には(ステップ72のYes)、すなわち、アドレステスタ11に中継器13が接続されている場合には、情報要求受信部21は、伝送基板112と中継器13を介してP-AT感知器19の情報を取得する(ステップ73)。情報要求受信部21は、取得した情報をP型端末機器テーブル24に格納する。
ステップ72の判定で、情報要求受信部21が中継器13の機器種別を示す情報を受信したと判定しなかった場合には(ステップ72のNo)、すなわち、アドレステスタ11に中継器13が接続されていない場合には、情報要求受信部21は端末情報取得処理フロー70を終了する。
端末情報取得処理フロー70が終了すると、アドレステスタ11の端末情報送信部25は、R型端末機器テーブル23とP型端末機器テーブル24に格納された端末情報を無線でスマートフォン12に送信する(図6のステップ64)。
スマートフォン12の端末情報受信部52は、この端末情報を無線で受信すると、受信した端末情報のうち、R型用の端末機器の情報をR型端末機器テーブル53に格納し、P型用の端末機器の情報をP型端末機器テーブル54に格納する(ステップ65)。
以上が端末情報取得シーケンス60についての説明である。
次に、スマートフォン12に表示される画面の遷移について、図8を参照して説明する。図8は、この画面遷移の例を示す。
図8(a)は、表示画面81の例を示す。
表示画面81は、スマートフォン12に記憶される試験用プログラムを起動後に表示される画面である。この表示画面81が表示されている時点では、まだスマートフォン12により端末機器の情報が取得されていない。
この表示画面81は、検索ボタン811を有する。この検索ボタン811が利用者により選択されると、スマートフォン12はアドレステスタ11に対して端末情報要求を送信する。
図8(b)は、表示画面82の例を示す。
表示画面82は、検索ボタン811が選択され、スマートフォン12により端末機器の情報が取得された後に表示される画面である。
この表示画面82は、R型端末機器リスト821を含む。このR型端末機器リスト821は、R型用の端末機器の各々について、アドレス、機器種別、状態およびアナログ値を示す。また、このR型端末機器リスト821は、すべての端末機器の情報が画面内に収まりきらない場合に、スワイプ操作により上下にスクロールすることができる。
このR型端末機器リスト821を参照することで施工者は、当該フロアに設置されている端末機器のアドレス、機器種別、状態およびアナログ値を確認することができる。特にアドレスと機器種別を確認できることで、施工者は、設定図通りに端末機器が設置されているか否かを確認することができる。
このR型端末機器リスト821では、端末機器の状態に応じて情報の表示態様が決定される。具体的には、端末機器の状態に応じて情報の背景色が決定される。そのため、図8(b)はグレースケールで示されているため判別し難いが、状態が「火災」である熱アナログ式感知器の情報8211は赤色を背景色として示され、状態が「出力値異常」である熱アナログ式感知器の情報8212は黄色を背景色で示される。このように背景色を状態に応じて変化させることで、イレギュラーな状態の発生に対して施工者の注意を引くことができる。
また、R型端末機器リスト821では、中継器13の情報8213がその他の端末機器の情報とは異なる表示態様で示される。具体的には、図8(b)はグレースケールで示されているため判別し難いが、中継器13の情報8213だけ、緑色を背景色として示される。このように中継器13の情報8213だけ、背景色を緑色にすることで、当該情報が選択可能であることを施工者に知らせることができる。
なお、R型端末機器リスト821では、端末機器の情報が端末機器の状態に基づいて配列されている。具体的には、「火災」、「出力値異常」、「正常」の順で端末機器の情報が配列されている。しかし、情報の配列方法は利用者により選択可能としてよい。例えば、状態優先順とアドレス順の間で利用者により選択可能としてもよい。
次に、図8(c)は、表示画面83の例を示す。
表示画面83は、R型端末機器リスト821が下方向にスクロールされた際に表示される画面である。
図8(d)は、表示画面84の例を示す。
表示画面84は、表示画面83において中継器13の情報8213が選択された場合に表示される画面である。この表示画面84は、R型端末機器リスト821と、R型端末機器リスト821に重畳されたP型端末機器リスト841を含む。
P型端末機器リスト841は、P-AT感知器19の各々について、アドレス、機器種別および状態を示す。また、このP型端末機器リスト841は、すべてのP-AT感知器19の情報が画面内に収まりきらない場合に、スワイプ操作により上下にスクロールすることができる。
このP型端末機器リスト841のスクロール時には、R型端末機器リスト821のスクロールが禁止される。そのため、施工者がP型端末機器リスト841をスクロールするのに伴ってR型端末機器リスト821がスクロールしてしまうことが阻止される。
P型端末機器リスト841は、上記の通り、R型端末機器リスト821に重畳される。その際、P型端末機器リスト841中の中継器13の情報8213(特にアドレス)は、R型端末機器リスト821と並べて配置されることになる。そのため、施工者は、中継器13とP-AT感知器19の対応関係を一見して把握することができる。
このP型端末機器リスト841では、P-AT感知器19の状態に応じて情報の表示態様が決定される。具体的には、P-AT感知器19の状態に応じて状態情報の表示色が決定される。そのため、図8(d)はグレースケールで示されているため判別し難いが、アドレス「AD07」の煙感知器の状態(「火災」)8411は赤色で示され、アドレス「AD08」の熱感知器の状態(「異常」)8412は黄色で示される。このように表示色を状態に応じて変化させることで、イレギュラーな状態の発生に対して施工者の注意を引くことができる。
以上がスマートフォン12に表示される画面の遷移についての説明である。
以上説明してきた試験システム1によれば、自動火災報知設備の施工者は、端末機器と火災受信機が接続されていない状態において、建物に設置された端末機器のアドレス、機器種別、状態、アナログ値等の情報を確認することができる。特に施工者は、アドレステスタ11に中継器13を接続することで、P-AT感知器19のアドレス、機器種別および状態を確認することができる。
2.変形例
上記の実施形態を下記のように変形してもよい。
(1)アドレステスタ11とスマートフォン12はBluetoothで無線通信している。しかし、通信方法はBluetooth通信に限られず、その他の近距離無線通信方法(例えば、無線LAN)を採用してもよい。
(2)試験システム1では、施工者により使用されるユーザ端末としてスマートフォン12が採用されている。しかし、このスマートフォン12に代えて、その他の可搬型のコンピュータ(例えば、タブレット端末やモバイルPC)を採用してもよい。
(3)中継器13はアドレステスタ11のオプションであり、アドレステスタ11と別体になっている。しかし、これに代えて、中継器13をアドレステスタ11に内蔵してもよい。なお、中継器13は、R型用の端末機器であるため、例えば、図1に示す信号線L1およびL2上に、R型用感知器18等と同様に中継器13も接続可能であり、そのような配線を、伝送基板112に接続する形態についても、本発明を適用することができる。
(4)図8(b)に示すR型端末機器リスト821では、端末機器の状態に応じて情報の背景色が変更されている。しかし、背景色に代えて、その他の表示態様(例えば、文字のフォントやサイズ)を変更してもよい。
(5)図8(b)に示すR型端末機器リスト821では、中継器13の情報8213だけ、緑色を背景色として示されている。しかし、背景色を緑色にすることに代えて、その他の表示態様(例えば、文字のフォントやサイズ)を変更してもよい。
(6)アドレステスタ11は、中継器13に加えて又は代えて、R型用感知器18用の中継器を接続可能としてもよい。そして、アドレステスタ11は、この中継器を介してR型用感知器18の情報を取得してもよい。ここで取得される情報には、R型用感知器18のアドレス、機器種別情報、状態情報、アナログ値が含まれる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
また、上記の各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部又は全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現してもよい。また、上記の各構成、機能等は、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
なお、上述の実施例は少なくとも特許請求の範囲に記載の構成を開示している。
1…試験システム、11…アドレステスタ、12…スマートフォン、13…中継器、14、15、16、17…ワニ口クリップコード、18…R型用感知器、19…P-AT感知器、21…情報要求受信部、22…端末情報受信部、23…R型端末機器テーブル、24…P型端末機器テーブル、25…端末情報送信部、51…情報要求送信部、52…端末情報受信部、53…R型端末機器テーブル、54…P型端末機器テーブル、55…表示制御部、81、82、83、84…表示画面、111…メイン基板、112…伝送基板、113…バッテリ、811…検索ボタン、821…R型端末機器リスト、841…P型端末機器リスト、1111…プロセッサ、1112…メモリ、1113…BLEモジュール、L1、L2、L3、L4…信号線

Claims (8)

  1. 可搬型のコンピュータを
    自動火災報知設備の1以上の端末機器のアドレスを確認するために使用される可搬型の試験装置から、前記1以上の端末機器のアドレスを無線で受信する受信部と、
    前記受信されたアドレスを表示装置に表示させる表示制御部
    として機能させるためのプログラムであって、
    前記1以上の端末機器には、中継器を介して前記試験装置に接続された1以上の感知器が含まれることを特徴とするプログラム。
  2. 前記1以上の感知器は、P型自動試験機能付き感知器であることを特徴とする、請求項1に記載のプログラム。
  3. 前記表示制御部は、前記中継器のアドレスを前記表示装置に表示させ、前記中継器のアドレスが利用者により選択されると、前記1以上の感知器のアドレスを前記表示装置に表示させる
    ことを特徴とする、請求項1または2に記載のプログラム。
  4. 前記表示制御部は、前記中継器のアドレスが利用者により選択されると、前記中継器のアドレスと前記1以上の感知器のアドレスを並べて前記表示装置に表示させることを特徴とする、請求項3に記載のプログラム。
  5. 前記受信部は、前記1以上の端末機器のアドレスと状態情報を前記試験装置から受信し、
    前記表示制御部は、前記1以上の端末機器のアドレスと状態情報を前記表示装置に表示させ、
    前記状態情報の表示態様は、前記状態情報が示す状態に応じて決定される
    ことを特徴とする、請求項1から4のいずれか1項に記載のプログラム。
  6. 前記表示制御部は、前記1以上の端末機器のアドレスの第1のリストをスクロール可能なように前記表示装置に表示させ、前記第1のリストにおいて前記中継器のアドレスが利用者により選択されると、前記第1のリストに重畳して、前記1以上の感知器のアドレスの第2のリストをスクロール可能なように前記表示装置に表示させ、
    前記表示制御部は、前記第2のリストのスクロール中は、前記第1のリストのスクロールを禁止する
    ことを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載のプログラム。
  7. 自動火災報知設備の端末機器のアドレスを確認するために使用される可搬型の試験装置であって、
    前記端末機器が接続された配線に着脱可能に接続される接続部と、
    前記接続部を介して前記端末機器からアドレスを受信する受信部と、
    前記受信されたアドレスをユーザ端末に無線で送信する送信部と
    を備え、
    前記端末機器には、中継器を介して前記試験装置に接続された感知器が含まれることを特徴とする試験装置。
  8. 前記受信部は、前記中継器固有の情報を受信したことを契機として、前記感知器のアドレスを受信することを特徴とする、請求項7に記載の試験装置。

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