JP2023133337A - スクリーン印刷用マスク - Google Patents

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JP2023133337A
JP2023133337A JP2023114485A JP2023114485A JP2023133337A JP 2023133337 A JP2023133337 A JP 2023133337A JP 2023114485 A JP2023114485 A JP 2023114485A JP 2023114485 A JP2023114485 A JP 2023114485A JP 2023133337 A JP2023133337 A JP 2023133337A
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貴士 中島
Takashi Nakajima
良弘 小林
Yoshihiro Kobayashi
強 堀之内
Tsuyoshi Horinouchi
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Abstract

【課題】スキージの摺動抵抗に起因してマスクに生じる引張応力および圧縮応力によるマスクの伸縮を抑制して、印刷パターンを印刷対象上に高精度に形成できるようにし、さらにマスクの耐久性の向上を図る。【解決手段】一群のパターン開口3を有する下層2と、パターン開口3に対応する一群の調整開口4を有する上層1とを備えるスクリーン印刷用マスクであって、上層1の上面がスキージSが摺動されるスキージ面6とされ、該スキージ面6に凹み形成された摩擦軽減部13が設けられ、該摩擦軽減部13における凹みの深さ寸法分が下層2の厚さ寸法として形成されている。【選択図】図10

Description

本発明は、セラミックコンデンサや積層チップインダクタの内部電極などの微細な印刷
パターンをスクリーン印刷法で形成する際に用いられるスクリーン印刷用マスクに関する
この種のスクリーン印刷用マスクは、例えば本出願人が先に提案した特許文献1に開示
されている。特許文献1に記載のスクリーン印刷用メタルマスク(マスク)は、一群のパ
ターン開口およびカットマーク開口を備えたマスク版(下層)と、パターン開口およびカ
ットマーク開口に対応する一群の調整開口を備えるスキージ版(上層)とを備える。スキ
ージ版およびマスク版はそれぞれ金属で形成されており、スキージ版の上面が、スキージ
が接触するスキージ面とされている。
特開2015-127126号公報
印刷時におけるスキージは、スキージ先端がスキージ面に押し付けられた状態で一方向
へ移動される。スキージの移動中は、スキージ先端の接触位置よりもスキージの移動方向
上手側のマスクには引張応力が作用しており、一方、スキージの移動方向下手側のマスク
には圧縮応力が作用している。特許文献1のマスクでは、スキージ面すなわちスキージ版
の上面は、一群の調整開口およびカットマーク開口を除いて平坦な版面となっている。そ
のため、スキージ面に対して線接触状に接触するスキージ先端は、その長さ方向のほとん
どがスキージ面と接触しており、スキージの移動中に生じるスキージ面とスキージ先端と
の摩擦による摺動抵抗が大きい。スキージの摺動抵抗が大きいと、その分マスクに作用す
る引張応力および圧縮応力も大きくなり、当該応力によってマスクが伸縮してパターン開
口が変形すると、適正な形状の印刷パターンを得ることができない。また、繰り返しの伸
縮による金属疲労によりマスクの耐久性が低下するおそれもある。
本発明は、スキージの摺動抵抗に起因してマスクに生じる引張応力および圧縮応力によ
るマスクの伸縮を抑制して、印刷パターンを印刷対象上に高精度に形成できるようにし、
さらにマスクの耐久性の向上を図ることを目的とする。
本発明のスクリーン印刷用マスクは、一群のパターン開口3を有する下層2と、パター
ン開口3に対応する一群の調整開口4を有する上層1とを備える。上層1の上面は、スキ
ージSが摺動されるスキージ面6とされている。そして、スキージ面6に、凹み形成され
た摩擦軽減部13が設けられていることを特徴とする。
摩擦軽減部13が、調整開口4の形成位置と一致するようにスキージ面6に凹み形成さ
れた減面凹部15で構成されている。
摩擦軽減部13が、調整開口4の形成位置を避けてスキージ面6に凹み形成された減面
溝17で構成されている。
上層1が金属で構成され、下層2が樹脂で構成されている。
上層1と下層2とが一つの金属層40で一体的に形成されている。
本発明に係るスクリーン印刷用マスクのように、スキージ面6に、凹み形成された摩擦
軽減部13が設けられていると、スキージ面6を構成する上層1の上面を凹凸面として、
スキージ面6に接触するスキージSの先端の長さ(領域)を摩擦軽減部13の分だけ小さ
くすることができる。これにて、スキージ先端のほとんどがスキージ面と接触していた従
来のマスクに比べて、スキージSの先端とスキージ面6との摩擦を軽減して摺動抵抗を減
らすことができるので、スキージSが移動するときにマスクに生じる引張応力および圧縮
応力を抑えて、印刷パターンを印刷対象上により高精度に形成することができる。また、
マスクの耐久性の向上を図ることもできる。
摩擦軽減部13が、調整開口4の形成位置と一致するようにスキージ面6に凹み形成さ
れた減面凹部15で構成されていると、上層1のスキージ面6に減面凹部15を凹み形成
するだけの簡単な構成で摩擦軽減作用を発揮させることができる。また、従来のマスクに
比べて、減面凹部15の分だけマスクの軽量化を図ることができ、減面凹部15の分だけ
上層1の形成材料を減らすことができるので、マスクの製造コストを低減できる。
摩擦軽減部13が、調整開口4の形成位置を避けてスキージ面6に凹み形成された減面
溝17で構成されていると、上層1のスキージ面6に減面溝17を凹み形成するだけの簡
単な構成で摩擦軽減作用を発揮させることができる。また、従来のマスクに比べて、減面
溝17の分だけマスクの軽量化を図ることができ、減面溝17の分だけ上層1の形成材料
を減らすことができるので、マスクの製造コストを低減できる。
上層1が金属で形成され、下層2が樹脂で構成されていると、スキージ版(上層)およ
びマスク版(下層)がともに金属からなる従来のマスクに比べて、下層2の重量を軽減で
きるので、マスクの軽量化を図ることができる。これによれば、スクリーン印刷装置のマ
スク支持体に装着された際に、マスクの中央が自重により下凸状に湾曲するのを抑制でき
るので、マスクの湾曲に伴う一群のパターン開口3の変形を阻止して印刷の高精度化を図
ることができる。また、固定された印刷対象上にマスクを移動させて印刷を行う形態のス
クリーン印刷装置において、マスク移動に伴う慣性が小さくなる分、当該装置の負荷を軽
減することができるので、位置決めの高精度化と印刷サイクルの短縮に寄与することがで
きる。
上層1と下層2とが一つの金属層40で一体的に形成されていると、上層1と下層2を
、金属と金属あるいは金属と樹脂など二層に形成する場合に比べて、両層1・2間で剥離
が生じてマスクが破損することを防ぐことができる。
本発明の実施例1に係るスクリーン印刷用マスクの縦断側面図である。 実施例1に係るスクリーン印刷用マスクの全体平面図と、パターン開口および調整開口の拡大図である。 実施例1に係るスクリーン印刷用マスクの製造方法における一次電鋳工程を示す説明図である。 実施例1に係るスクリーン印刷用マスクの製造方法における二次電鋳工程を示す説明図である。 実施例1に係るスクリーン印刷用マスクの製造方法における樹脂層形成工程を示す説明図である。 本発明の実施例2に係るスクリーン印刷用マスクの縦断側面図である。 実施例2に係るスクリーン印刷用マスクの製造方法における一次電鋳工程を示す説明図である。 実施例2に係るスクリーン印刷用マスクの製造方法における二次電鋳工程を示す説明図である。 実施例2に係るスクリーン印刷用マスクの製造方法における樹脂層形成工程を示す説明図である。 本発明の実施例3に係るスクリーン印刷用マスクの縦断側面図である。 実施例3に係るスクリーン印刷用マスクの製造方法におけるダミー形成工程を示す説明図である。 実施例3に係るスクリーン印刷用マスクの製造方法におけるマスク形成工程を示す説明図である。
(実施例1) 図1から図5に、本発明に係るスクリーン印刷用マスク(以下、単に印刷
マスクと言う。)の実施例1を示す。なお、本発明における前後、左右、上下とは、図1
および図2に示す交差矢印と、各矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。
以下の実施例の各図における厚みや幅などの寸法は、実際の様子を示したものではなく、
それぞれ模式的に示している。
印刷マスクは、印刷対象であるセラミックフィルムの表面に、積層型セラミックコンデ
ンサを構成する内部電極をスクリーン印刷法で印刷形成するために用いられる。図2にお
いて印刷マスクは一辺が250mmの正方形状に形成されており、同マスクを四つの象限
に分割したとき、各象限のそれぞれに電極パターンを印刷するためのパターン形成領域M
が区画されており、さらにパターン形成領域Mの周囲を囲むように、スクリーン印刷後の
工程で印刷対象を規定の形状にカットする際に用いられるカットマークを印刷するための
カットマーク形成領域Cが区画されている。印刷マスクは、同マスク単体、あるいは四周
縁に枠体が固定された状態でスクリーン印刷装置のマスク固定部に装着される。
図1に示すように、印刷マスクは金属からなる上側の上層1と、合成樹脂(樹脂)から
なる下側の下層2とを積層した二層構造であり、下層2には一群のパターン開口3が設け
られ、上層2にはパターン開口3に対応する一群の調整開口4が設けられている。なお、
調整開口4の外郭形状は、パターン開口3の開口形状と同じ、ないしはパターン開口3の
開口形状よりもひとまわり小さく形成することもできる。
図2に示すように、下層2に形成されるパターン開口3の開口形状は、左右横長の長方
形状に形成されており、パターン形成領域M内にマトリクス状に配置されている。パター
ン開口3の上方において上層1に形成される調整開口4は、内部に格子状の調整リブ5が
形成されてメッシュ状の開口とされており、調整開口4の外郭形状は、パターン開口3の
開口形状よりもひとまわり大きく形成されている。調整リブ5は、パターン開口3に対す
る印刷ペーストの供給量を調整するために設けられている。
図示していないが、カットマーク形成領域Cには、その下層2に細長い長方形状に形成
されたカットマーク開口が形成されており、カットマーク開口の上方において上層1にカ
ットマーク開口用の調整開口が形成されている。前記調整開口は、内部に格子状の調整リ
ブが形成されてメッシュ状の開口とされており、その外郭形状は、前記カットマーク開口
の開口形状よりもひとまわり大きく形成されている。なお、カットマーク開口用の調整開
口の外郭形状は、カットマーク開口の開口形状と同じ、ないしはカットマーク開口の開口
形状よりもひとまわり小さく形成することもできる。また、パターン形成領域Mとカット
マーク形成領域Cとで開口形状を異ならせても良い。
上層1の上面はスキージ面6を構成しており、印刷時にはスキージ面6上にのせた印刷
ペーストをスキージSでスキージングすることにより、パターン開口3およびカットマー
ク開口に印刷ペーストが充填されて、印刷対象表面にパターン開口3に合致した電極パタ
ーンとカットマーク開口に合致したカットパターンからなる印刷層が形成される。スキー
ジSは、その先端がスキージ面6と接触した状態で印刷マスクの前側から後側に向かって
移動しながら印刷層を形成する。ここで言う「印刷ペースト」とは、はんだペースト、ク
リームはんだ、液状はんだ、導電性インキなどを含む概念である。なお、図1におけるス
キージSも、厚みや幅などの寸法と同様に、縮小した状態で模式的に記載している。
本実施例の上層1は、相対的に厚みが小さな上側の第1金属層11と、相対的に厚みが
大きな下側の第2金属層12とが積層されて形成されており、スキージ面6には、スキー
ジSとスキージ面6との摺動摩擦を軽減する摩擦軽減部13が凹み形成されている。先の
調整開口4は第2金属層12に形成されており、第1金属層11には調整開口4に対応し
て貫通孔14が形成されている。該貫通孔14は、調整開口4の外郭形状よりもひとまわ
り大きな形状に形成されており、貫通孔14と第2金属層12の上面とでスキージ面6に
減面凹部15が形成される。調整開口4は減面凹部15の底面に開口される。
調整開口4に対応して減面凹部15を設けることにより、スキージ面6の面積が減面凹
部15の分だけ減少しており、同凹部15は、スキージSとスキージ面6との摩擦を軽減
する摩擦軽減部13を構成する。各調整開口4に形成された減面凹部15により、パター
ン形成領域Mにおけるスキージ面6は、格子枠状になっている。印刷ペーストは、減面凹
部15を介して調整開口4内に進入し、パターン開口3へと充填される。第1金属層11
の厚みは2μmに設定され、第2金属層12の厚みは16μmに設定されて、金属からな
る上層1の厚みは18μmである。なお、樹脂からなる下層2の厚みは3μmに設定され
て、印刷マスクの全厚は21μmに形成されている。なお、カットマーク開口用の調整開
口に対応して減面凹部15を設けることもできる。
上記のように、摩擦軽減部13を、調整開口4の形成位置と一致するようにスキージ面
6に凹み形成された減面凹部15で構成したので、上層1のスキージ面6に減面凹部15
を凹み形成するだけの簡単な構成で摩擦軽減作用を発揮させることができる。従来のマス
クに比べて、減面凹部15の分だけマスクの軽量化を図ることができ、また、減面凹部1
5の分だけ上層1の形成材料を減らすことができるので、マスクの製造コストを低減でき
る。
本実施例に係る印刷マスクの製造方法の一例を図3から図5に示す。印刷マスクは図3
(a)~(d)に示す一次電鋳工程と、図4(a)~(d)に示す二次電鋳工程と、図5
(a)~(c)に示す樹脂層形成工程とを経て形成される。一次電鋳工程においては、図
3(a)に示すように、導電性を有する平板状のステンレス製の電鋳母型20の表面に、
ネガタイプの第1フォトレジスト層21を形成する。次いで第1フォトレジスト層21の
上に、第1パターンフィルム22(フォトマスク)を密着させると、図3(a)に示す積
層体を得ることができる。
次いで、紫外線ランプ23を備える紫外線照射装置の炉内を、露光作業時の炉内温度に
予熱する。予熱が完了したら、先に得た積層体を紫外線照射装置の炉内に収容し、当該積
層体を炉内温度に馴染ませたのち、紫外線ランプ23で紫外線光を照射することにより、
第1パターンフィルム22を介して第1フォトレジスト層21を露光する。露光後の積層
体を取り出し、第1フォトレジスト層21から第1パターンフィルム22を取り外し、第
1フォトレジスト層21の未露光部分を溶解除去(現像)することにより、図3(b)に
示すように、電鋳母型20上に一次パターンレジスト24を形成する。一次パターンレジ
スト24は、パターン開口3用の調整開口4およびカットマーク開口用の調整開口の開口
部に対応するレジスト体で構成される。
次いで、図3(c)に示すように、一次パターンレジスト24で覆われていない電鋳母
型20の表面に電鋳(めっき)処理を施すことにより、一次パターンレジスト24の高さ
の範囲内で第2金属層12となる一次電鋳層25を形成する。一次電鋳層25の形成後、
一次パターンレジスト24および一次電鋳層25の表面を研磨して平滑化すると、図3(
d)の状態になる。
二次電鋳工程においては、図4(a)に示すように、一次パターンレジスト24および
一次電鋳層25の表面に、ネガタイプの第2フォトレジスト層28を形成する。次いで第
2フォトレジスト層28の上に、第2パターンフィルム29(フォトマスク)を密着させ
る。第2パターンフィルム29には貫通孔14に対応する透光孔が形成されている。次い
で、紫外線ランプ23で紫外線光を照射して、第2パターンフィルム29を介して第2フ
ォトレジスト層28を露光する。露光後、第2フォトレジスト層28から第2パターンフ
ィルム29を取り外し、第2フォトレジスト層28の未露光部分を溶解除去(現像)する
ことにより、図4(b)に示すように、一次パターンレジスト24および一次電鋳層25
の上に二次パターンレジスト30を形成する。二次パターンレジスト30は、貫通孔14
に対応するレジスト体で構成される。
次いで、図4(c)に示すように、二次パターンレジスト30で覆われていない一次電
鋳層25の表面に電鋳(めっき)処理を施すことにより、二次パターンレジスト30の高
さの範囲内で第1金属層11となる二次電鋳層31を形成する。二次電鋳層31の形成後
、電鋳母型20を除去すると、図4(d)に示すマスク前段体を得ることができる。なお
、電鋳母型20を除去する前に、二次パターンレジスト30および二次電鋳層31の表面
を研磨して平滑化してもよい。なお、各工程における研磨は必要に応じて施すことができ
る。
樹脂層形成工程においては、反転させたマスク前段体を定盤上に仮固定し、図5(a)
に示すように、マスク前段体の表面に光硬化性の乳剤樹脂(光硬化性樹脂)34を流し込
み、乳剤に由来する流動性を利用して、一次電鋳層25と一次パターンレジスト24の表
面に乳剤樹脂34を均一に塗布する。乳剤樹脂34を均一に塗布したのち乳剤樹脂34の
上に、第3パターンフィルム35(フォトマスク)を配置する。なお、第3パターンフィ
ルム35は、乳剤樹脂34に密着配置することができ、また、僅かな隙間を介して乳剤樹
脂34の表面に正対するように配置することもできる。次いで、紫外線ランプ23で紫外
線光を照射して、第3パターンフィルム35を介して乳剤樹脂34を露光して硬化させる
。硬化後、乳剤樹脂34から第3パターンフィルム29を取り外し、乳剤樹脂34の未硬
化部分を除去することにより、図5(b)に示すように、一次パターンレジスト24およ
び一次電鋳層25上にパターン開口3に対応する開口を備える下層2をマスク前段体に形
成する。最後に、一次および二次パターンレジスト24・30を除去して再度反転させる
ことにより、図5(c)に示す印刷マスクの完成品を得ることができる。
本実施例の下層2は光硬化性樹脂で構成されるので、フォトリソグラフィ法によって、
複雑な平面形状の下層2を簡便にしかも高精度に形成することができる。また、下層2を
構成する光硬化性樹脂は、光硬化性の乳剤樹脂34を素材として形成したので、乳剤に由
来する流動性で乳剤樹脂34の表面が平滑になるように簡便に塗布することができる。光
硬化性の乳剤樹脂34は、紫外線に反応して硬化するもの以外に、可視光に反応して硬化
するものであってもよい。下層2は本実施例で用いた光硬化性の乳剤樹脂34に限らず、
液状のレジスト体やシート状のレジスト体で形成することもできる。また、下層2は熱硬
化性樹脂で構成することもできる。熱硬化性樹脂は光硬化性樹脂に比べて、耐薬品性、耐
溶剤性に優れるので、酸、アルカリ、あるいは溶剤等を含む印刷ペーストが用いられる印
刷環境であっても好適に使用できる。また、使用後のマスクの洗浄に酸、アルカリ、ある
いは溶剤等を含む洗浄剤を用いることができる点でも優れている。
上記ではスキージ面6に減面凹部15を形成したと説明したが、調整開口4が形成され
た面を基準面としたとき、隣り合う調整開口4・4の間において基準面すなわち第2金属
層12の上面から上向きに突出する格子枠状の突起を第1金属層11で形成したと見るこ
ともできる。このとき、第1金属層11で形成した格子枠状の突起の上面がスキージ面6
となる。突起は、パターン形成領域Mおよび/またはカットマーク形成領域Cを囲むよう
に枠状に形成することができる。また、突起は、格子枠状と連続状のものに限らず、断続
状(点線状)であってもよい。
(実施例2) 図6から図9に、本発明に係るスクリーン印刷用マスク(以下、単に印刷
マスクと言う。)の実施例2を示す。本実施例では摩擦軽減部13の構成が実施例1と異
なる。具体的には、上層1は、上側の第1金属層11と下側の第2金属層12とが積層さ
れて形成されており、スキージ面6には、スキージSとスキージ面6との摺動摩擦を軽減
する摩擦軽減部13が凹み形成されている。隣り合う調整開口4の間の第1金属層11に
はスリット16が形成されており、スリット16と第2金属層12の上面とでスキージ面
6に減面溝17が形成される。減面溝17は調整開口4を避けるように形成され、減面溝
17に隣接してスキージ面6に調整開口4が開口されている。
スキージ面6の面積は減面溝17の分だけ減少しており、同溝17は、スキージSとス
キージ面6との摩擦を軽減する摩擦軽減部13を構成する。各調整開口4を避けるように
格子枠状に形成された減面溝17により、パターン形成領域Mにおけるスキージ面6は、
調整開口4を囲む長方形枠状のスキージ面6がマトリクス状に配置されたようになってい
る。第1金属層11の厚みは2μmに設定され、第2金属層12の厚みは16μmに設定
されて、金属層からなる上層1の厚みは18μmである。樹脂層からなる下層の厚みは3
μmに設定されて、印刷マスクの全厚は21μmに形成されている。なお、カットマーク
開口用の調整開口に対応して減面凹部15を設けることもできる。他は実施例1と同じで
あるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。以下の実施例においても同
じとする。
上記のように、摩擦軽減部13を、調整開口4の形成位置を避けてスキージ面6に凹み
形成された減面溝17で構成したので、上層1のスキージ面6に減面溝17を凹み形成す
るだけの簡単な構成で摩擦軽減作用を発揮させることができる。従来のマスクに比べて、
減面溝17の分だけマスクの軽量化を図ることができ、また、減面溝17の分だけ上層1
の形成材料を減らすことができるので、マスクの製造コストを低減できる。
本実施例に係る印刷マスクの製造方法の一例を図7から図9に示す。印刷マスクは図7
(a)~(d)に示す一次電鋳工程と、図8(a)~(d)に示す二次電鋳工程と、図9
(a)~(c)に示す樹脂層形成工程とを経て形成される。一次電鋳工程においては、図
7(a)に示すように、導電性を有する平板状のステンレス製の電鋳母型20の表面に、
ネガタイプの第1フォトレジスト層21を形成する。次いで第1フォトレジスト層21の
上に、第1パターンフィルム22(フォトマスク)を密着させると、図7(a)に示す積
層体を得ることができる。
次いで、紫外線ランプ23を備える紫外線照射装置の炉内を、露光作業時の炉内温度に
予熱する。予熱が完了したら、先に得た積層体を紫外線照射装置の炉内に収容し、当該積
層体を炉内温度に馴染ませたのち、紫外線ランプ23で紫外線光を照射することにより、
第1パターンフィルム22を介して第1フォトレジスト層21を露光する。露光後の積層
体を取り出し、第1フォトレジスト層21から第1パターンフィルム22を取り外し、第
1フォトレジスト層21の未露光部分を溶解除去(現像)することにより、図7(b)に
示すように、電鋳母型20上に一次パターンレジスト24を形成する。一次パターンレジ
スト24は、パターン開口3用の調整開口4およびカットマーク開口用の調整開口の開口
部に対応するレジスト体で構成される。
次いで、図7(c)に示すように、一次パターンレジスト24で覆われていない電鋳母
型20の表面に電鋳(めっき)処理を施すことにより、一次パターンレジスト24の高さ
の範囲内で第2金属層12となる一次電鋳層25を形成する。一次電鋳層25の形成後、
一次パターンレジスト24および一次電鋳層25の表面を研磨して平滑化すると、図7(
d)の状態になる。
二次電鋳工程においては、図8(a)に示すように、一次パターンレジスト24および
一次電鋳層25の表面に、ネガタイプの第2フォトレジスト層28を形成する。次いで第
2フォトレジスト層28の上に、第2パターンフィルム29(フォトマスク)を密着させ
る。第2パターンフィルム29にはパターン開口3用の調整開口4およびカットマーク開
口用の調整開口の開口部およびスリット16に対応する透光孔が形成されている。次いで
、紫外線ランプ23で紫外線光を照射して、第2パターンフィルム29を介して第2フォ
トレジスト層28を露光する。露光後、第2フォトレジスト層28から第2パターンフィ
ルム29を取り外し、第2フォトレジスト層28の未露光部分を溶解除去(現像)するこ
とにより、図8(b)に示すように、一次パターンレジスト24および一次電鋳層25の
上に二次パターンレジスト30を形成する。二次パターンレジスト30は、パターン開口
3用の調整開口4およびカットマーク開口用の調整開口の開口部に対応するレジスト体3
0aと、およびスリット16に対応するレジスト体30bとで構成される。
次いで、図8(c)に示すように、二次パターンレジスト30で覆われていない一次電
鋳層25の表面に電鋳(めっき)処理を施すことにより、二次パターンレジスト30の高
さの範囲内で第1金属層11となる二次電鋳層31を形成する。二次電鋳層31の形成後
、電鋳母型20を除去すると、図8(d)に示すマスク前段体を得ることができる。なお
、電鋳母型20を除去する前に、二次パターンレジスト30および二次電鋳層31の表面
を研磨して平滑化してもよい。
樹脂層形成工程においては、反転させたマスク前段体を定盤上に仮固定し、図9(a)
に示すように、マスク前段体の表面に光硬化性の乳剤樹脂(光硬化性樹脂)34を流し込
み、乳剤に由来する流動性を利用して、一次電鋳層25と一次パターンレジスト24の表
面に乳剤樹脂34を均一に塗布する。乳剤樹脂34を均一に塗布したのち乳剤樹脂34の
上に、第3パターンフィルム35(フォトマスク)を配置する。なお、第3パターンフィ
ルム35は、乳剤樹脂34に密着配置することができ、また、僅かな隙間を介して乳剤樹
脂34の表面に正対するように配置することもできる。次いで、紫外線ランプ23で紫外
線光を照射して、第3パターンフィルム35を介して乳剤樹脂34を露光して硬化させる
。硬化後、乳剤樹脂34から第3パターンフィルム29を取り外し、乳剤樹脂34の未硬
化部分を除去することにより、図9(b)に示すように、一次パターンレジスト24およ
び一次電鋳層25上にパターン開口3に対応する開口を備える下層2をマスク前段体に形
成する。最後に、一次および二次パターンレジスト24・30を除去することにより、図
9(c)に示す印刷マスクの完成品を得ることができる。
上記の各実施例のように、下層2を樹脂層で構成すると、乳剤樹脂34に由来する流動
性を利用して、乳剤樹脂34を薄くしかも均一に塗布することができる。従って、樹脂層
で構成される下層2によれば、その厚みを薄くかつ均一に形成することができるのでマス
クの印刷精度が向上し、しかもマスク全体の薄型化、軽量化が可能となる。乳剤樹脂34
に由来する流動性を利用して塗布できるので、薄くしかも均一な厚みの下層を簡便に形成
できる利点もある。
上記の各実施例では、下層2は光硬化性の乳剤樹脂34を素材として形成したが、樹脂
シートを上層1の下面に接着固定して下層2を形成することもできる。この場合には、接
着前の樹脂シートにレーザー加工を施してパターン開口3を切り抜き形成したのち、これ
を上層1に接着固定する。あるいは上層1に樹脂シートを接着固定したのち、レーザー加
工を施してパターン開口3部分を昇華除去するなどの方法で印刷マスクを得ることができ
る。また、樹脂層形成工程は次の方法であってもよい。軟化温度以上に加熱した板状の熱
可塑性樹脂板を、定盤上に仮固定したマスク前段体の表面に載置し、軟化した熱可塑性樹
脂板をマスク前段体に面状に押付ける。これにて、同樹脂板の一部が受入れ凹部16Aに
侵入した状態となる。熱可塑性樹脂板を冷却して再度硬化させたのち、熱可塑性樹脂板の
不要部分をレーザー加工にて昇華除去し、あるいはエッチング処理にて溶融除去してパタ
ーン開口3を形成することで下層2を形成する。
上層1を金属で形成し、下層2を合成樹脂で構成したので、スキージ版(上層)および
マスク版(下層)がともに金属からなる従来のマスクに比べて下層2の重量を軽減でき、
マスクの軽量化を図ることができる。これによれば、スクリーン印刷装置のマスク支持体
に装着された際に、マスクの中央が自重により下凸状に湾曲するのを抑制できるので、マ
スクの湾曲に伴う一群のパターン開口3の変形を阻止して印刷の高精度化を図ることがで
きる。また、固定された印刷対象上にマスクを移動させて印刷を行う形態のスクリーン印
刷装置において、マスク移動に伴う慣性が小さくなる分、当該装置の負荷を軽減すること
ができるので、位置決めの高精度化と印刷サイクルの短縮に寄与することができる
上記の各実施例における製造方法では、一次パターンレジスト24および二次パターン
レジスト30を残存させたまま樹脂層形成工程を行なったが、一次パターンレジスト24
および二次パターンレジスト30を除去してから樹脂層形成工程を行うことも可能である
。この場合には、一次パターンレジスト24および二次パターンレジスト30の除去時に
下層2(光硬化性樹脂34)が一緒に脱落、除去されるのを防止できる。また、上記の各
実施例の印刷マスクは、第1金属層11に対応する凹みが形成された電鋳母型を用い、一
次電鋳工程で該凹み内に第1金属層11となる一次電鋳層を形成し、第2金属層12とな
る二次電鋳層を形成したあと、樹脂層形成工程により光硬化性樹脂34で下層2を形成す
ることでも得られる。この場合、電鋳母型の除去は、樹脂層形成工程(下層2の形成)後
であってもよい。
(実施例3) 図10から図12に、本発明に係るスクリーン印刷用マスク(以下、単に
印刷マスクと言う。)の実施例3を示す。本実施例の印刷マスクは、上層1と下層2とが
1個のマスク金属層(金属層)40で形成されている点が実施例2と異なる。マスク金属
層40は、一群の調整開口4を形成する厚み部分が上層1を構成し、残る一群のパターン
開口3を形成する厚み部分が下層2を構成している。スキージ面6には調整開口4を避け
るように、摩擦軽減部13を構成する減面溝17が形成されている。
本実施例に係る印刷マスクの製造方法の一例を図11および図12に示す。印刷マスク
は図11(a)~(d)に示すダミー形成工程と、図12(a)~(d)に示すマスク形
成工程とを経て形成される。ダミー形成工程においては、図11(a)に示すように、導
電性を有する平板状のステンレス製の電鋳母型42の表面に、ネガタイプのフォトレジス
ト層43を形成する。次いでフォトレジスト層43の上に、パターンフィルム44(フォ
トマスク)を密着させると、図11(a)に示す積層体を得ることができる。
次いで、紫外線ランプ45を備える紫外線照射装置の炉内を、露光作業時の炉内温度に
予熱する。予熱が完了したら、先に得た積層体を紫外線照射装置の炉内に収容し、当該積
層体を炉内温度に馴染ませたのち、紫外線ランプ45で紫外線光を照射することにより、
パターンフィルム44を介してフォトレジスト層43を露光する。露光後の積層体を取り
出し、フォトレジスト層43からパターンフィルム44を取り外し、フォトレジスト層4
3の未露光部分を溶解除去(現像)することにより、図11(b)に示すように、電鋳母
型42上にパターンレジスト46を形成する。パターンレジスト46は、減面溝17に対
応するレジスト体で構成される。
次いで、図11(c)に示すように、パターンレジスト46で覆われていない電鋳母型
42の表面に電鋳(めっき)処理を施すことにより、パターンレジスト46の高さの範囲
内でダミー電鋳層47を形成する。ダミー電鋳層47の形成後、パターンレジスト46お
よびダミー電鋳層47の表面を研磨して平滑化し、さらにパターンレジスト46を除去す
ると、図11(d)の状態になる。
マスク形成工程においては、図12(a)に示すように、電鋳母型42およびダミー電
鋳層47の表面に、ネガタイプのマスクフォトレジスト層49を形成する。次いでマスク
フォトレジスト層49の上に、マスクパターンフィルム50(フォトマスク)を密着させ
る。マスクパターンフィルム50にはパターン開口3用の調整開口4およびカットマーク
開口用の調整開口の開口部に対応する透光孔が形成されている。次いで、紫外線ランプ4
5で紫外線光を照射して、マスクパターンフィルム50を介してマスクフォトレジスト層
49を露光する。露光後、マスクフォトレジスト層49からマスクパターンフィルム50
を取り外し、マスクフォトレジスト層49の未露光部分を溶解除去(現像)することによ
り、図12(b)に示すように、電鋳母型42の上にマスクパターンレジスト51を形成
する。マスクパターンレジスト51は、パターン開口3用の調整開口4およびカットマー
ク開口用の調整開口の開口部に対応するレジスト体で構成される。
次いで、図12(c)に示すように、マスクパターンレジスト51で覆われていない電
鋳母型42およびダミー電鋳層47の表面に電鋳(めっき)処理を施すことにより、マス
クパターンレジスト51の高さの範囲内でマスク金属層40となるマスク電鋳層52を形
成する。このとき、電鋳処理における電鋳厚みは一定になることから、ダミー電鋳層47
部分は、電鋳母型42部分よりも上方に突出する。これにて、パターン開口3が設けられ
る下層2が上層1と一体に形成される。マスク電鋳層52の形成後、マスクパターンレジ
スト51を除去し、電鋳母型42次いでダミー電鋳層47を除去すると、図12(d)に
示す印刷マスクの完成品を得ることができる。
本実施例によれば、上層1と下層2とを1個のマスク金属層40で形成するので、上層
1と下層2を、金属と金属あるいは金属と樹脂など二層に形成する場合に比べて、両層1
・2間で剥離が生じて印刷マスクが破損するおそれを回避できる。また、実施例1および
2の印刷マスクに比べて、樹脂層形成工程を省いて製造することができる分だけ、印刷マ
スクの製造コストを低減することができる。なお、上記製造工程において、電鋳母型42
にダミー電鋳層47を強固に一体化して分離不能に形成することにより、これをスタート
としてマスク形成工程を行うことができるので、ダミー形成工程を省いて印刷マスクの製
造を簡略化して、より安価に印刷マスクを製造することができる。電鋳母型42とダミー
電鋳層47との密着性を強固にするためには、ダミー電鋳層47を形成する前に密着処理
(めっき前処理)を施すとよい。また、ダミー電鋳層47と金属層40との剥離性を良く
するために、少なくともダミー電鋳層47の表面に剥離処理を施すとよい。なお、ダミー
電鋳層47と金属層40とを分離せずに、ダミー電鋳層47と金属層40とが一体となっ
た印刷マスクも考えられる。また、本実施例の印刷マスクは、下層2に対応する凹みが形
成された電鋳母型を用い、マスクパターンレジスト51を形成したあと、マスク金属層4
0となるマスク電鋳層52を形成することでも得ることができる。
以上のように、上記各実施例に係るスクリーン印刷用マスクでは、スキージ面6に、下
向きに凹み形成された摩擦軽減部13を設けたので、スキージ面6を構成する上層1の上
面を凹凸面として、スキージ面6に接触するスキージSの先端の長さを摩擦軽減部13の
分だけ小さくすることができる。これにて、スキージ先端のほとんどがスキージ面と接触
していた従来のマスクに比べて、スキージSの先端とスキージ面6との摩擦を軽減して摺
動抵抗を減らすことができるので、スキージSが移動するときにマスクに生じる引張応力
および圧縮応力を抑えて、印刷パターンを印刷対象上により高精度に形成することができ
る。また、マスクの耐久性の向上を図ることもできる。
上記各実施例の減面凹部15および減面溝17は、段差のない凹部および溝で形成した
が、多段状の凹部および溝で形成することができる。各部の寸法等は上記実施例に示した
ものに限られない。本発明の印刷マスクは、積層型セラミックコンデンサを構成する内部
電極の印刷形成に使用されるものに限られない。また、印刷マスクのマスク構造は、蒸着
用マスク、はんだボール搭載用マスク、はんだボール吸着用マスクとして転用することも
可能である。
1 上層
2 下層
3 パターン開口
4 調整開口
6 スキージ面
13 摩擦軽減部
15 減面凹部
17 減面溝
40 金属層(マスク金属層)
S スキージ

Claims (5)

  1. 一群のパターン開口(3)を有する下層(2)と、パターン開口(3)に対応する一群の調整開口(4)を有する上層(1)とを備え、
    上層(1)の上面は、スキージ(S)が摺動されるスキージ面(6)とされており、
    スキージ面(6)に、凹み形成された摩擦軽減部(13)が設けられ、
    摩擦軽減部(13)における凹みの深さ寸法分が下層(2)の厚さ寸法として形成されていることを特徴とするスクリーン印刷用マスク。
  2. 摩擦軽減部(13)は、調整開口(4)の形成位置と一致するようにスキージ面(6)に凹み形成された減面凹部(15)で構成されている請求項1に記載のスクリーン印刷用マスク。
  3. 摩擦軽減部(13)は、調整開口(4)の形成位置を避けてスキージ面(6)に凹み形成された減面溝(17)で構成されている請求項1に記載のスクリーン印刷用マスク。
  4. 上層(1)が金属で構成され、下層(2)が樹脂で構成されている請求項1から3のいずれかひとつに記載のスクリーン印刷用マスク。
  5. 上層(1)と下層(2)とが一つの金属層(40)で一体的に形成されている請求項1または3に記載のスクリーン印刷用マスク。
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