JP2023131114A - 巻取装置及び巻取設備 - Google Patents

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Abstract

【課題】巻取装置の高さ寸法が大きくなることを抑制する。【解決手段】巻取装置21は、クレードルアーム30と、パッケージ貯留部50と、第1支持面61を有するストッカー60と、接触ローラ40とを含む。鉛直面Fを境にして一方側にストッカー60が配置され、他方側にパッケージ貯留部50が配置されている。接触ローラ40は、鉛直面Fを境にして一方側に、かつ、ストッカー60よりも低い位置に配置されている。鉛直方向において、第1支持面61は、解放位置にあるクレードルアーム30に支持された巻取パッケージPwの仮想最大周面の上端t1よりも下方にある。また、鉛直方向において、接触ローラ40の回転中心40aは、解放位置にあるクレードルアーム30に支持された巻取パッケージPwの仮想最大周面の下端t2よりも上方にある。【選択図】図3

Description

本発明は、巻取装置及び当該巻取装置を有する巻取設備に関する。
特許文献1には、糸に仮撚加工を施す仮撚加工機が開示されている。特許文献1の仮撚加工機は、糸を給糸する給糸部と、糸を巻き取る巻取装置と、給糸部から巻取装置までの糸道に配置された加熱装置、冷却装置及び仮撚装置とを有している。巻取装置は、ボビンホルダを回転自在に支持するクレードルを有しており、ボビンホルダに装着されたボビンに糸を巻き取ってパッケージを形成する。
巻取装置において満巻きパッケージが形成されると、満巻きパッケージがクレードルから取り外され、新しい空ボビンがクレードルに供給される。特許文献2には、クレードルに供給される空ボビンを貯留するストッカー(特許文献2の空ボビン供給路)と、クレードルから払い出された満巻きパッケージを貯留するパッケージ貯留部(特許文献2のパッケージトレー)とを有する巻取装置が記載されている。クレードルから取り外された満巻きパッケージがパッケージ貯留部に送り出された後、ストッカーに貯留された空ボビンがクレードルに供給されることでボビンの交換が完了する。
特許文献2の構成では、ボビンホルダの軸方向と直交する方向におけるクレードルの一方側にストッカーとパッケージ貯留部との両方が配置されており、パッケージ貯留部の上方にストッカーが配置されている。このため、クレードルから取り外された満巻きパッケージは、ストッカーの下側を通ってパッケージ貯留部に送り出される。
特開2011-47074号公報 特開平10―279188号公報
ここで、鉛直方向におけるストッカーとパッケージ貯留部との間の距離が小さいと、クレードルから取り外された満巻きパッケージがパッケージ貯留部に送られる際に、満巻きパッケージとストッカーとが接触してしまうおそれがある。そうすると、満巻きパッケージのパッケージ貯留部への移動が阻害されたり、パッケージ品質が低下したりするという問題が生じる。このため、鉛直方向におけるストッカーとパッケージ貯留部との間の距離は、パッケージ貯留部に送られる満巻きパッケージとストッカーとの接触を回避できる程度に大きくする必要がある。
しかしながら、鉛直方向におけるストッカーとパッケージ貯留部との間の距離が大きくなると、巻取装置全体の高さ寸法が大きくなる。特に、特許文献1のように、巻取装置が鉛直方向に複数段並べられて配置される構成では、鉛直方向に並べられた巻取装置の数が多いほど、仮撚加工機全体としての高さ寸法も増大する。また、複数段並べられた巻取装置のうちの上方に位置する巻取装置のストッカーやパッケージ貯留部については、作業者がストッカーに空ボビンを補充する作業やパッケージ貯留部から満巻きパッケージを取り出す作業を行うことが困難となる。
本発明は、巻取装置の高さ寸法が大きくなることを抑制することを目的とするものである。
本発明の巻取装置は、ボビンホルダを回転自在に支持可能であって、前記ボビンホルダに装着されたボビンに糸が巻き取られ、パッケージの形成が開始する巻取開始位置と前記パッケージを前記ボビンホルダから解放する解放位置との間で移動可能なクレードルと、前記解放位置にある前記クレードルから解放された前記パッケージを貯留するパッケージ貯留部と、前記ボビンを下方から支持する第1支持面を有し、前記クレードルに供給するための前記ボビンを貯留するストッカーと、前記パッケージの外周面に接触しながら回転する接触ローラと、を備え、前記解放位置にある前記クレードルに支持された前記ボビンホルダの軸心を通る鉛直面を境にして一方側に前記ストッカーが配置され、前記鉛直面を境にして他方側に前記パッケージ貯留部が配置され、前記接触ローラは、前記鉛直面を境にして前記一方側に、かつ、前記ストッカーよりも低い位置に配置され、鉛直方向において、前記ストッカーの前記第1支持面は、前記解放位置にある前記クレードルに支持された前記パッケージの、所定の最大巻き径まで巻き取られたときの仮想最大周面の上端よりも下方にあり、前記鉛直方向において、前記接触ローラの回転中心は、前記解放位置にある前記クレードルに支持された前記パッケージの前記仮想最大周面の下端よりも上方にあることを特徴とするものである。
本発明によれば、解放位置にあるクレードルに支持されたボビンホルダの軸心を通る鉛直面を境にして一方側にストッカーが配置され、他方側にパッケージ貯留部が配置されている。このため、解放位置にあるクレードルから解放された満巻きパッケージがパッケージ貯留部に送られる際に、満巻きパッケージとストッカーとが接触する可能性を考慮する必要がない。このような構成の巻取装置において、ストッカーの第1支持面が解放位置にあるクレードルに支持されたパッケージの仮想最大周面の上端よりも下方にあり、ストッカーよりも低い位置に配置された接触ローラの回転中心が解放位置にあるクレードルに支持されたパッケージの仮想最大周面の下端よりも上方にある。以上により、満巻きパッケージのパッケージ貯留部への送り出しを阻害することなく、巻取装置の高さ寸法が大きくなることを抑制することができる。
本発明の巻取装置において、前記ストッカーは、複数の前記ボビンを貯留可能であって、前記鉛直方向において、前記ストッカーに貯留される少なくとも1つの前記ボビンの上端は、前記解放位置にある前記クレードルに支持された前記パッケージの前記仮想最大周面の上端よりも下方にあることが好ましい。
本発明によれば、鉛直方向においてストッカーのより多くの部分を、解放位置にあるクレードルに支持されたパッケージの仮想最大周面の上端よりも下方に配置することができるので、巻取装置の高さ寸法が大きくなることをさらに抑制することができる。
本発明の巻取装置において、前記クレードルは、前記ボビンホルダの軸方向に延びる揺動軸を中心に揺動することで前記巻取開始位置と前記解放位置との間を移動可能であって、前記パッケージ貯留部は、前記クレードルから解放された前記パッケージを下方から支持する第2支持面を有し、前記鉛直方向において、前記第2支持面は、前記揺動軸よりも上方且つ前記解放位置にある前記クレードルに支持された前記パッケージの中心よりも下方に位置していることが好ましい。
本発明によれば、鉛直方向において、パッケージ貯留部の第2支持面を、クレードルの揺動軸よりも上方且つ解放位置にあるクレードルに支持されたパッケージの中心よりも下方の領域内に収めることができる。このため、パッケージ貯留部に起因する巻取装置の高さ寸法の増大を抑制することができる。
本発明の巻取装置において、前記鉛直方向において、前記第2支持面は、前記解放位置にある前記クレードルに支持された前記パッケージの前記仮想最大周面の下端よりも上方に位置していることが好ましい。
本発明によれば、鉛直方向において、パッケージ貯留部の第2支持面を配置する位置を、解放位置にあるクレードルに支持されたパッケージの中心よりも下方の範囲内で、できるだけ上方にすることができる。このため、パッケージ貯留部に起因する巻取装置の高さ寸法の増大をさらに抑制することができる。
本発明の巻取装置において、前記パッケージ貯留部は、前記クレードルから解放された前記パッケージを下方から支持する第2支持面を有し、前記鉛直方向において、前記第2支持面は、前記解放位置にある前記クレードルに支持された前記パッケージの前記仮想最大周面の下端よりも上方且つ前記解放位置にある前記クレードルに支持された前記パッケージの中心よりも下方に位置していることが好ましい。
本発明によれば、鉛直方向において、パッケージ貯留部の第2支持面を、解放位置にあるクレードルに支持された仮想最大周面の下端よりも上方且つ解放位置にあるクレードルに支持されたパッケージの中心よりも下方の領域内に収めることができる。このため、パッケージ貯留部に起因する巻取装置の高さ寸法の増大を抑制することができる。
本発明の巻取装置において、前記ストッカーから前記クレードルへ前記ボビンを供給するボビン供給部を備えることが好ましい。
一般に、ストッカー全体がボビンホルダの軸方向に延びる回転軸を中心に揺動することで、クレードルにボビンを供給する構成の場合、揺動中のストッカーは、揺動前のストッカーよりも上方を通る。このような構成では、巻取装置の上方部分に、ストッカーを揺動させるためのスペースを確保する必要があり、巻取装置の実質的な高さ寸法は大きくなってしまう。本発明によれば、ストッカーとは別途、ストッカーに貯留されたボビンをクレードルに供給するためのボビン供給部が配置されているため、ストッカー全体を揺動させることによる巻取装置の高さ寸法の増大を抑制することができる。
本発明の巻取装置において、前記パッケージ貯留部は、複数の前記パッケージを貯留可能であって、前記鉛直面から前記他方側に向かう方向に沿って下方に傾斜していることが好ましい。
本発明によれば、クレードルから解放されてパッケージ貯留部に送られるパッケージが複数あったとしても、各パッケージはパッケージ貯留部の傾斜に沿って、鉛直面から他方側に向かう方向に順に送られる。このため、複数のパッケージをパッケージ貯留部に貯留させようとするときに、各パッケージを鉛直面から他方側に向かう方向に送るための装置を別途設ける必要がなく、巻取装置の高さ寸法が大きくなることを抑制することができる。
本発明の巻取設備は、上記何れかの巻取装置が鉛直方向に複数並んで配置されていることを特徴とするものである。
本発明に係る巻取装置を用いることで、各巻取装置の高さ寸法が大きくなることを抑制できるため、鉛直方向に複数並んで配置されている巻取装置について、鉛直方向における最上段の巻取装置から最下段の巻取装置までの高さ寸法が抑制される。これにより、作業者が上方に位置する巻取装置のストッカーやパッケージ貯留部にアクセスしやすくなる。したがって、作業者がストッカーに空ボビンを補充する作業やパッケージ貯留部から満巻きパッケージを取り出す作業を行うことが容易となる。
本実施形態に係る仮撚加工機の概略側面図である。 巻取装置の構成を示す模式図である。 クレードルアームが解放位置に移動したときの巻取装置の模式図である。 ストッカーがボビン供給位置に移動したときの巻取装置の模式図である。 クレードルアームが再び巻取開始位置に移動したときの巻取装置の模式図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
(仮撚加工機1の全体構成)
図1は、本実施形態に係る仮撚加工機1の概略構成を示す側面図である。以下、図1の紙面垂直方向を機台長手方向とし、紙面左右方向を機台幅方向とする。機台長手方向と機台幅方向の両方が直交する方向を、重力の作用する鉛直方向とする。以下、上記の方向語を適宜使用して説明する。
仮撚加工機1は、例えばナイロン(ポリアミド系繊維)等の合成繊維からなる糸Yを仮撚加工可能に構成されている。仮撚加工機1は、糸Yを供給するための給糸部2と、給糸部2から供給された糸Yを仮撚加工する加工部3と、加工部3によって加工された糸YをボビンBwに巻き取る巻取部4と、を含んでいる。給糸部2、加工部3及び巻取部4が有する各構成要素は、給糸部2から加工部3を通って巻取部4に至る糸道が配置される糸の走行面(図1の紙面)と直交する機台長手方向において、複数配列されている。
給糸部2は、複数の給糸パッケージPsを保持するクリールスタンド7を有し、加工部3に複数の糸Yを供給する。加工部3は、糸走行方向の上流側から順に、第1フィードローラ11、撚止ガイド12、第1加熱装置13、冷却装置14、仮撚装置15、第2フィードローラ16、交絡装置17、第3フィードローラ18、第2加熱装置19、第4フィードローラ20が配置された構成となっている。巻取部4は、巻取装置21が鉛直方向に複数(本実施形態では4つ)並んで配置された巻取設備5を有する。巻取設備5は、加工部3で仮撚加工された糸Yを巻取装置21でボビンBwに巻き取って巻取パッケージPwを形成する。
また、仮撚加工機1は、機台幅方向に間隔を置いて配置された主機台8及び巻取台9を有する。主機台8及び巻取台9は、機台長手方向に略同じ長さに延設されており、互いに対向するように配置されている。主機台8の上部と巻取台9の上部とは、支持フレーム10によって連結されている。加工部3を構成する各装置は、主に主機台8や支持フレーム10に取り付けられている。主機台8と巻取台9と支持フレーム10とによって、作業者が各装置に対して糸掛け等の作業を行うための作業空間22が形成されている。糸道は、糸Yが主に作業空間22の周りを走行するように形成されている。
仮撚加工機1は、互いに対向配置された1組の主機台8及び巻取台9を含むスパンと呼ばれる単位ユニットを有する。1つのスパンでは、機台長手方向に並んだ状態で走行する複数の糸Yに対して、同時に仮撚加工を施すことができるように各装置が配置されている。一例として、1つのスパンに含まれる巻取台9には、4段4列の計16個の巻取装置21が設けられている。そして、仮撚加工機1は、このスパンが、主機台8の機台幅方向の中心線Cを対称軸として、紙面左右対称に配置される(主機台8は左右のスパンで共通のものとなっている)とともに、機台長手方向に複数配列された構成となっている。
(加工部の構成)
次に、加工部3の各構成要素について説明する。第1フィードローラ11は、給糸部2から供給された糸Yを第1加熱装置13へ送るためのものである。第1フィードローラ11は、巻取台9の上方に配置されている(図1参照)。第1フィードローラ11は、機台長手方向に1列に配列されている。
撚止ガイド12は、後述する仮撚装置15で糸Yに付与された撚りが、撚止ガイド12よりも糸走行方向上流側に伝播しないようにするためのものである。撚止ガイド12は、第1フィードローラ11の糸走行方向下流側、且つ、第1加熱装置13の糸走行方向上流側に配置されている。撚止ガイド12は、例えば、給糸部2から供給される複数の糸Yに対して個別に設けられており、機台長手方向に1列に配列されている。
第1加熱装置13は、第1フィードローラ11から送られてきた糸Yを加熱するためのものであり、支持フレーム10に設置されている(図1参照)。第1加熱装置13は、給糸部2から供給される複数の糸Yに対して複数設けられており、機台長手方向に1列に配列されている。
冷却装置14は、第1加熱装置13で加熱された糸Yを冷却するためのものである。冷却装置14は、第1加熱装置13の糸走行方向下流側、且つ、仮撚装置15の糸走行方向上流側に配置されている。冷却装置14は、給糸部2から供給される複数の糸Yに対して複数設けられており、機台長手方向に1列に配列されている。
仮撚装置15は、糸Yに撚りを付与するための装置である。仮撚装置15は、冷却装置14の糸走行方向におけるすぐ下流側に配置されている。仮撚装置15は、機台長手方向において複数配列されている。例えば、仮撚装置15は、1つのスパンにつき16個設けられている。
第2フィードローラ16は、仮撚装置15で撚りが付与された糸Yを、交絡装置17に向けて送るローラである。第2フィードローラ16は、主機台8において仮撚装置15の糸走行方向下流側に配置されている。第2フィードローラ16による糸Yの搬送速度は、第1フィードローラ11による糸Yの搬送速度よりも速い。このため、糸Yは、第1フィードローラ11と第2フィードローラ16との間で延伸される。
交絡装置17は、糸Yに対して空気を噴射することによって交絡を付与する装置である。交絡装置17は、主機台8において第2フィードローラ16の下方に配置されている。
第3フィードローラ18は、交絡装置17によって交絡が付与された糸Yを、第2加熱装置19に向けて送るローラである。第3フィードローラ18は、主機台8において交絡装置17の下方に配置されている。第3フィードローラ18による糸Yの搬送速度は、第2フィードローラ16による糸Yの搬送速度よりも遅い。このため、糸Yは、第2フィードローラ16と第3フィードローラ18との間で弛緩される。
第2加熱装置19は、第3フィードローラ18から送られてきた糸Yを加熱するための装置である。第2加熱装置19は、主機台8において第3フィードローラ18の下方に配置されている。第2加熱装置19は、上下方向に沿って延びており、1つのスパンに1つずつ設けられている。
第4フィードローラ20は、第2加熱装置19によって熱処理された糸Yを、巻取装置21に向けて送るローラである。第4フィードローラ20は、巻取台9の下部に配置されている。第4フィードローラ20による糸Yの搬送速度は、第3フィードローラ18による糸Yの搬送速度よりも遅い。このため、糸Yは、第3フィードローラ18と第4フィードローラ20との間で弛緩される。
以上のように構成された加工部3では、第1フィードローラ11と第2フィードローラ16との間で延伸された糸Yに、仮撚装置15によって撚りが付与される。仮撚装置15によって形成される撚りは、撚止ガイド12までは伝播するが、撚止ガイド12よりも糸走行方向上流側には伝播しない。延伸されつつ撚りが付与された糸Yは、第1加熱装置13で加熱されて熱固定された後、冷却装置14で冷却される。仮撚装置15から下流では糸Yは解撚されるが、上記の熱固定によって各フィラメントが波状に仮撚りされた状態が維持される。仮撚装置15によって仮撚りが施された糸Yは、第2フィードローラ16と第3フィードローラ18との間で弛緩されながら、交絡装置17によって交絡が付与され、糸走行方向における下流側へ案内される。さらに、糸Yは、第3フィードローラ18と第4フィードローラ20との間で弛緩されながら、第2加熱装置19で熱固定される。最後に、第4フィードローラ20から送られた糸Yは、巻取装置21によって巻き取られ、巻取パッケージPwが形成される。
(巻取部4の構成)
巻取部4は、複数の巻取装置21を有する。巻取装置21は、第4フィードローラ20から送られる糸YをボビンBwに巻き取って巻取パッケージPwを形成するための装置である。
図2に示すように、巻取装置21は、一対のクレードルアーム30(本発明のクレードル)と、接触ローラ40と、パッケージ貯留部50と、ストッカー60とを含む。図2では、巻取装置21によって巻取パッケージPwを形成している途中の様子を示している。
一対のクレードルアーム30は、機台長手方向に対向して配置されている。一対のクレードルアーム30のそれぞれは、ボビンホルダ70を回転自在に支持可能である。一対のクレードルアーム30は、ボビンホルダ70を介してボビンBwを挟持可能に構成されている。また、一対のクレードルアーム30は、ボビンホルダ70の軸方向である機台長手方向に延びる揺動軸31を中心に回転することで巻取開始位置と解放位置との間を移動可能である。巻取開始位置は、図5に示すように、ボビンホルダ70に装着されたボビンBwに糸Yが巻き取られ巻取パッケージPw(本発明のパッケージ)の形成が開始する位置である。解放位置は、図3に示すように、クレードルアーム30がボビンホルダ70から巻取パッケージPwを解放する位置であって、解放された巻取パッケージPwをパッケージ貯留部50に送り出すことが可能な位置である。なお、クレードルアーム30は、クレードルアーム30に支持された巻取パッケージPwのパッケージ径が大きくなるにつれて、巻取パッケージPwの中心x1が機台幅方向の一方側から他方側に移動するように構成されている(図2及び図3を参照)。なお、クレードルアーム30に支持された巻取パッケージPwの中心x1は、ボビンホルダ70の軸心と略一致している。
接触ローラ40は、ボビンBw又は巻取パッケージPwの外周面に接触しつつ一定方向に回転駆動され、これによってボビンBwを回転させて糸Yを巻き取ることができるように構成されている。この接触ローラ40は、不図示のモータによって駆動される。図3に示すように、接触ローラ40は、解放位置にあるクレードルアーム30に支持されたボビンホルダ70の軸心を通る鉛直面Fを境にして一方側に配置されている。本実施形態において、鉛直面Fは、鉛直方向及び機台長手方向と平行な面である。本実施形態において、鉛直面Fを境にして一方側とは、鉛直面Fよりも機台幅方向の一方側(図3の紙面左側)のことである。図3に示すように、接触ローラ40は、鉛直方向においてストッカー60よりも低い位置に配置されている。さらに、図3に示すように、鉛直方向において、接触ローラ40の回転中心40aは、解放位置にあるクレードルアーム30に支持された巻取パッケージPwの仮想最大周面の下端t2よりも上方にある。巻取パッケージPwの仮想最大周面とは、巻取装置21の機械仕様において定められた巻取パッケージPwの最大巻き径のときの、巻取パッケージPwの周面のことである。巻取装置21の機械仕様において定められた巻取パッケージPwの最大巻き径は、例えば250mmである。なお、図3では、便宜上、満巻きとなった巻取パッケージPwの周面の下端をt2としているが、巻取パッケージPwの仮想最大周面の下端t2は、満巻きの巻取パッケージPwの周面の下端よりも下側にあってもよい。
パッケージ貯留部50は、解放位置にあるクレードルアーム30から解放された巻取パッケージPwを貯留する。本実施形態において、パッケージ貯留部50は、最大で2個の巻取パッケージPwを貯留可能である。図3に示すように、パッケージ貯留部50は、鉛直面Fを境にして他方側に配置されている。本実施形態において、鉛直面Fを境にして他方側とは、鉛直面Fよりも機台幅方向の他方側(図3の紙面右側)のことである。
図2に示すように、パッケージ貯留部50は、機台長手方向に対向して配置された2つのレール53を有する。2つのレール53の機台長手方向における間隔は、ボビンBwの機台長手方向における幅よりも若干狭く、ボビンBwに糸Yが巻き取られて形成された巻取パッケージPwの機台長手方向における幅よりも大きい。各レール53の上面には、クレードルアーム30から解放された巻取パッケージPwを下方から支持する第2支持面51が形成されている。より詳細には、2つの第2支持面51は、巻取パッケージPwが形成されているボビンBwの両端部分を下方から支持することによって、巻取パッケージPwを下方から支持する。図3に示すように、鉛直方向において、第2支持面51は、解放位置にあるクレードルアーム30に支持された巻取パッケージPwの仮想最大周面の下端t2よりも上方且つ解放位置にあるクレードルアーム30に支持された巻取パッケージPwの中心x1よりも下方に位置している。
パッケージ貯留部50は、図3に示すように、鉛直面Fから他方側に向かう方向、すなわち、機台幅方向の一方側(図3の紙面左側)から他方側(図3の紙面右側)に向かって下方に傾斜している。パッケージ貯留部50の第2支持面51も同様に、機台幅方向の一方側から他方側に向かって下方に傾斜している。このため、クレードルアーム30から解放された巻取パッケージPwは、下方に傾斜した第2支持面51に沿って機台幅方向の一方側から他方側へと転がる。なお、パッケージ貯留部50の機台幅方向の他方側の端部には、巻取パッケージPwが機台幅方向の他方側にそれ以上転がるのを防ぐためのストッパ(不図示)が形成されている。
パッケージ貯留部50には、満巻きとなった巻取パッケージPwの他、巻取装置21による糸Yの巻き取りの途中で糸切れが起きた場合の糸Yの巻き取りの途中の巻取パッケージPwが貯留される。
ストッカー60は、クレードルアーム30に供給するためのボビンBwを貯留する。本実施形態において、ストッカー60は、最大で4個のボビンBwを貯留可能である。ストッカー60に貯留されるボビンBwは糸Yが巻かれていない状態の空のボビンBwである。図3に示すように、ストッカー60は、鉛直面Fを境にして一方側に配置されている。ストッカー60は、鉛直方向においてパッケージ貯留部50及び接触ローラ40よりも高い位置に配置されている。
ストッカー60は、ボビンBwを下方から支持する第1支持面61を有する。図3に示すように、鉛直方向において、第1支持面61は、解放位置にあるクレードルアーム30に支持された巻取パッケージPwの仮想最大周面の上端t1よりも下方にある。さらに、ストッカー60に貯留される少なくとも1つのボビンBwの上端は、解放位置にあるクレードルアーム30に支持された巻取パッケージPwの仮想最大周面の上端t1よりも下方にある。本実施形態では、ストッカー60に貯留された複数のボビンBwのうちの機台幅方向の他方側3つのボビンBwの上端は、解放位置にあるクレードルアーム30に支持された巻取パッケージPwの仮想最大周面の上端t1よりも下方にある。
また、ストッカー60は、糸Yの巻き取りに伴って巻取開始位置から解放位置まで移動するクレードルアーム30に支持された巻取パッケージPwと機台幅方向において重複しないような位置に配置されている。
さらに、巻取装置21は、ストッカー60からクレードルアーム30にボビンBwを供給するボビン供給部80を有している。ボビン供給部80は、鉛直方向に延びるアーム部63と、アーム部63の上端部分に形成されたボビン支持部64とを有している。アーム部63は、その下端部分に設けられ機台長手方向に延びる回転軸62を中心に揺動可能である。ボビン支持部64は、1つのボビンBwを支持可能である。ボビン支持部64は、ボビンBwの機台幅方向の他方側への移動を規制可能である。ボビン支持部64は第1支持面61と接続されている。ボビン支持部64は、アーム部63と一体的に揺動可能である。
図3及び図4に示すように、ストッカー60からクレードルアーム30にボビンBwを供給する際、アーム部63は、機台長手方向から見たときに回転軸62を中心に時計回りに回転する。アーム部63とボビン支持部64とが一体的に揺動するとき、第1支持面61に支持された複数のボビンBwのうちの機台幅方向の最も他方側にあるボビンBwはボビン支持部64に移動して、ボビン支持部64に支持された状態となる。ボビン支持部64に支持された状態となったボビンBwは、アーム部63及びボビン支持部64とともに揺動し、クレードルアーム30に支持されたボビンホルダ70に供給される(図4参照)。ボビンBwのクレードルアーム30への供給が完了すると、アーム部63及びボビン支持部64は、元の位置、すなわち、ボビン支持部64が第1支持面61と接続される位置に戻る(図5参照)。アーム部63の揺動は、例えば、不図示のモータによって駆動される。
(ボビンの交換動作)
続いて、本実施形態の巻取装置21において、満巻きとなった巻取パッケージPwがクレードルアーム30から取り外され、空のボビンBwがクレードルアーム30に供給されるまでの一連の動作について、図2~図5を参照しつつ以下に説明する。
まず、巻取開始位置にあるクレードルアーム30に支持されたボビンBwに糸Yが巻き取られて巻取パッケージPwの形成が開始する。巻取パッケージPwが満巻きとなると、クレードルアーム30は揺動軸31を中心に回転することで解放位置に移動する(図3参照)。そして、クレードルアーム30から満巻きの巻取パッケージPwが解放される。
解放位置においてクレードルアーム30から解放された満巻きの巻取パッケージPwは、図4に示すように、パッケージ貯留部50の傾斜に沿って機台幅方向の一方側から他方側に送られる。その後、図4に示すように、ボビン支持部64と一体的にアーム部63が回転軸62を中心に回転することで、ストッカー60に貯留された複数のボビンBwのうちの機台幅方向の最も他方側にあるボビンBwが、解放位置にあるクレードルアーム30に供給される。
そして、解放位置において糸Yが巻かれていない状態の空のボビンBwを支持することとなったクレードルアーム30は、図5に示すように、揺動軸31を中心に回転することで巻取開始位置に移動する。そして、再び、クレードルアーム30に支持されたボビンBwに対して糸Yの巻き取りが行われる。
(効果)
本実施形態の巻取装置21は、巻取開始位置と解放位置との間で移動可能なクレードルアーム30と、パッケージ貯留部50と、第1支持面61を有するストッカー60と、接触ローラ40とを含む。解放位置にあるクレードルアーム30に支持されたボビンホルダ70の軸心を通る鉛直面Fを境にして一方側にストッカー60が配置され、鉛直面Fを境にして他方側にパッケージ貯留部50が配置されている。さらに、接触ローラ40は、鉛直面Fを境にして一方側に、かつ、ストッカー60よりも低い位置に配置されている。鉛直方向において、ストッカー60の第1支持面61は、解放位置にあるクレードルアーム30に支持された巻取パッケージPwの仮想最大周面の上端t1よりも下方にある。また、鉛直方向において、接触ローラ40の回転中心40aは、解放位置にあるクレードルアーム30に支持された巻取パッケージPwの仮想最大周面の下端t2よりも上方にある。本実施形態では、鉛直面Fを境にして一方側にストッカー60が配置され、他方側にパッケージ貯留部50が配置されている。このため、解放位置にあるクレードルアーム30から解放された満巻きの巻取パッケージPwがパッケージ貯留部50に送られる際に、満巻きの巻取パッケージPwとストッカー60とが接触する可能性を考慮する必要がない。このような構成の巻取装置21において、ストッカー60の第1支持面61が解放位置にあるクレードルアーム30に支持された巻取パッケージPwの仮想最大周面の上端t1よりも下方にあり、接触ローラ40の回転中心40aが解放位置にあるクレードルアーム30に支持された巻取パッケージPwの仮想最大周面の下端t2よりも上方にある。以上により、満巻きの巻取パッケージPwのパッケージ貯留部50への送り出しを阻害することなく、巻取装置21の高さ寸法が大きくなることを抑制することができる。
本実施形態の巻取装置21では、ストッカー60は、複数のボビンBwを貯留可能である。そして、鉛直方向において、ストッカー60に貯留される少なくとも1つのボビンBwの上端は、解放位置にあるクレードルアーム30に支持された巻取パッケージPwの仮想最大周面の上端t1よりも下方にある。これによれば、鉛直方向においてストッカー60のより多くの部分を、解放位置にあるクレードルアーム30に支持された巻取パッケージPwの仮想最大周面の上端t1よりも下方に配置することができるので、巻取装置21の高さ寸法が大きくなることをさらに抑制することができる。
本実施形態の巻取装置21では、クレードルアーム30は、揺動軸31を中心に揺動することで巻取開始位置と解放位置との間を移動可能である。パッケージ貯留部50は、クレードルアーム30から解放された巻取パッケージPwを下方から支持する第2支持面51を有する。鉛直方向において、第2支持面51は、解放位置にあるクレードルアーム30に支持された巻取パッケージPwの仮想最大周面の下端t2よりも上方且つ解放位置にあるクレードルアーム30に支持された巻取パッケージPwの中心x1よりも下方に位置している。これによれば、鉛直方向において、第2支持面51を配置する位置を、解放位置にあるクレードルアーム30に支持された巻取パッケージPwの中心x1よりも下方の範囲内で、できるだけ上方にすることができる。このため、パッケージ貯留部50に起因する巻取装置21の高さ寸法の増大をさらに抑制することができる。
本実施形態の巻取装置21は、ストッカー60からクレードルアーム30へボビンBwを供給するボビン供給部80を有する。一般に、ストッカー60全体がボビンホルダ70の軸方向に延びる回転軸を中心に揺動することで、クレードルアーム30にボビンBwを供給する構成の場合、揺動中のストッカー60は、揺動前のストッカー60よりも上方を通る。このような構成では、巻取装置21の上方部分に、ストッカー60を揺動させるためのスペースを確保する必要があり、巻取装置21の実質的な高さ寸法は大きくなってしまう。本実施形態によれば、ストッカー60とは別途、ストッカー60に貯留されたボビンBwをクレードルアーム30に供給するためのボビン供給部80が配置されているため、ストッカー60全体を揺動させることによる巻取装置21の高さ寸法の増大を抑制することができる。
本実施形態の巻取装置21では、パッケージ貯留部50は、複数の巻取パッケージPwを貯留可能であって、鉛直面Fから他方側に向かう方向に沿って下方に傾斜している。これによれば、クレードルアーム30から解放されてパッケージ貯留部50に送られる巻取パッケージPwが複数あったとしても、各巻取パッケージPwはパッケージ貯留部50の傾斜に沿って、鉛直面Fから他方側に向かう方向に順に送られる。このため、複数の巻取パッケージPwをパッケージ貯留部50に貯留させようとするときに、各巻取パッケージPwを鉛直面Fから他方側に向かう方向に送るための装置を別途設ける必要がなく、巻取装置21の高さ寸法が大きくなることを抑制することができる。
本実施形態の巻取設備5は、巻取装置21が鉛直方向に4段に並んで配置されている。本実施形態の巻取装置21を用いることで、各巻取装置21の高さ寸法が大きくなることを抑制できるため、鉛直方向に4段並んで配置されている巻取装置21について、鉛直方向における最上段の巻取装置21から最下段の巻取装置21までの高さ寸法が抑制される。これにより、作業者が上方に位置する巻取装置21のストッカー60やパッケージ貯留部50にアクセスしやすくなる。したがって、作業者がストッカー60に空のボビンBwを補充する作業やパッケージ貯留部50から満巻きの巻取パッケージPwを取り出す作業を行うことが容易となる。
(変形例)
以下に、前記実施形態に変更を加えた変形例について説明する。但し、前記実施形態と同様の構成を有するものについては、同じ符号を付して適宜その説明を省略する。
上記実施形態では、鉛直方向において、ストッカー60に貯留される複数のボビンBwのうちの少なくとも1つのボビンBwの上端は、解放位置にあるクレードルアーム30に支持された巻取パッケージPwの仮想最大周面の上端t1よりも下方にある。しかしながら、鉛直方向において、ストッカー60に貯留される複数のボビンBwすべての上端が解放位置にあるクレードルアーム30に支持された巻取パッケージPwの仮想最大周面の上端t1よりも上方にあってもよい。この場合、鉛直方向において、第1支持面61は、解放位置にあるクレードルアーム30に支持された巻取パッケージPwの仮想最大周面の上端t1よりも下方に配置されている。
上記実施形態では、ストッカー60に貯留されたボビンBwは、ボビン供給部80のアーム部63がボビン支持部64と一体的に回転軸62を中心に回転することで、クレードルアーム30に供給される。しかしながら、巻取装置21は、ボビン供給部80を有していなくてもよい。この場合、ストッカー60の下部に設けられ、且つ、ボビンホルダ70の軸方向に延びる回転軸を中心にストッカー60の全体が下方に回転することで、ストッカー60に貯留されたボビンBwがクレードルアーム30に供給される構成でもよい。また、ストッカー60は移動せず、クレードルアーム30が揺動軸31を中心に回転することでストッカー60からボビンBwを受け取る位置に移動可能な構成でもよい。
上記実施形態では、鉛直方向において、第2支持面51は、解放位置にあるクレードルアーム30に支持された巻取パッケージPwの仮想最大周面の下端t2よりも上方に位置している。しかしながら、第2支持面51は、解放位置にあるクレードルアーム30に支持された巻取パッケージPwの仮想最大周面の下端t2よりも下方に位置していてもよい。この場合、第2支持面51は、クレードルアーム30の揺動軸31よりも上方に位置していることが好ましい。
上記実施形態では、クレードルアーム30は、揺動軸31を中心に揺動することで巻取開始位置と解放位置との間を移動可能である。しかしながら、クレードルアーム30は、揺動式とは異なる方法で、巻取開始位置と解放位置との間を移動するものでもよい。例えば、クレードルアーム30は、不図示のレールに沿って移動するものでもよい。
上記実施形態では、ストッカー60は、鉛直方向においてパッケージ貯留部50の上方となる位置に配置されている。しかしながら、ストッカー60は、鉛直方向においてパッケージ貯留部50の下方となる位置に配置されていてもよい。
上記実施形態の巻取装置21は、仮撚加工機1に適用されるものである。しかしながら、本発明の巻取装置21は、仮撚加工機1に限らず、リワインダの巻取装置にも適用可能である。
上記実施形態の巻取装置21は、鉛直方向に4段に並んで配置されている。しかしながら、巻取装置21は、鉛直方向に2段又は3段に並んで配置されていてもよく、5段以上に並んで配置されていてもよく、1段でもよい。また、上記実施形態では、仮撚加工機1の巻取装置21が鉛直方向に複数並んで配置されているが、リワインダ等他の繊維機械の巻取装置が鉛直方向に複数並んで配置されていてもよい。
1 仮撚加工機
5 巻取設備
21 巻取装置
30 クレードルアーム
31 揺動軸
40 接触ローラ
40a 回転中心
50 パッケージ貯留部
51 第2支持面
60 ストッカー
61 第1支持面
62 回転軸
70 ボビンホルダ
80 ボビン供給部
Bw ボビン
F 鉛直面
Pw 巻取パッケージ
Y 糸
t1 上端
t2 下端
x1 中心

Claims (8)

  1. ボビンホルダを回転自在に支持可能であって、前記ボビンホルダに装着されたボビンに糸が巻き取られ、パッケージの形成が開始する巻取開始位置と前記パッケージを前記ボビンホルダから解放する解放位置との間で移動可能なクレードルと、
    前記解放位置にある前記クレードルから解放された前記パッケージを貯留するパッケージ貯留部と、
    前記ボビンを下方から支持する第1支持面を有し、前記クレードルに供給するための前記ボビンを貯留するストッカーと、
    前記パッケージの外周面に接触しながら回転する接触ローラと、を備え、
    前記解放位置にある前記クレードルに支持された前記ボビンホルダの軸心を通る鉛直面を境にして一方側に前記ストッカーが配置され、前記鉛直面を境にして他方側に前記パッケージ貯留部が配置され、
    前記接触ローラは、前記鉛直面を境にして前記一方側に、かつ、前記ストッカーよりも低い位置に配置され、
    鉛直方向において、前記ストッカーの前記第1支持面は、前記解放位置にある前記クレードルに支持された前記パッケージの、所定の最大巻き径まで巻き取られたときの仮想最大周面の上端よりも下方にあり、
    前記鉛直方向において、前記接触ローラの回転中心は、前記解放位置にある前記クレードルに支持された前記パッケージの前記仮想最大周面の下端よりも上方にあることを特徴とする巻取装置。
  2. 前記ストッカーは、複数の前記ボビンを貯留可能であって、
    前記鉛直方向において、前記ストッカーに貯留される少なくとも1つの前記ボビンの上端は、前記解放位置にある前記クレードルに支持された前記パッケージの前記仮想最大周面の上端よりも下方にあることを特徴とする請求項1に記載の巻取装置。
  3. 前記クレードルは、前記ボビンホルダの軸方向に延びる揺動軸を中心に揺動することで前記巻取開始位置と前記解放位置との間を移動可能であって、
    前記パッケージ貯留部は、前記クレードルから解放された前記パッケージを下方から支持する第2支持面を有し、
    前記鉛直方向において、前記第2支持面は、前記揺動軸よりも上方且つ前記解放位置にある前記クレードルに支持された前記パッケージの中心よりも下方に位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載の巻取装置。
  4. 前記鉛直方向において、前記第2支持面は、前記解放位置にある前記クレードルに支持された前記パッケージの前記仮想最大周面の下端よりも上方に位置していることを特徴とする請求項3に記載の巻取装置。
  5. 前記パッケージ貯留部は、前記クレードルから解放された前記パッケージを下方から支持する第2支持面を有し、
    前記鉛直方向において、前記第2支持面は、前記解放位置にある前記クレードルに支持された前記パッケージの前記仮想最大周面の下端よりも上方且つ前記解放位置にある前記クレードルに支持された前記パッケージの中心よりも下方に位置していることを特徴とする請求項1又は2に記載の巻取装置。
  6. 前記ストッカーから前記クレードルへ前記ボビンを供給するボビン供給部を備えることを特徴とする請求項1~5の何れか1項に記載の巻取装置。
  7. 前記パッケージ貯留部は、複数の前記パッケージを貯留可能であって、前記鉛直面から前記他方側に向かう方向に沿って下方に傾斜していることを特徴とする請求項1~6の何れか1項に記載の巻取装置。
  8. 請求項1~7の何れか1項に記載の巻取装置が鉛直方向に複数並んで配置されていることを特徴とする巻取設備。

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