JP2023130170A - 加熱調理システム - Google Patents

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憲一 逸見
Kenichi Hemmi
ちひろ 伊藤
Chihiro Ito
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Figure 2023130170000001
【課題】仕上がりのばらつきを抑制した調理を支援可能な加熱調理システムを提供する。
【解決手段】加熱調理システム300は、被加熱物を収容する鍋状容器5と、鍋状容器5を加熱する加熱手段と、鍋状容器5内の温度を検出する温度検出手段と、加熱手段に供給する電力を制御する制御手段とを備える。制御手段は、加熱手段へ間欠的に電力を供給させ、鍋状容器5内の温度が基準温度に達した基準時点において加熱手段へ電力が供給されている場合、基準時点後に第1電力量を加熱手段へ供給させ、基準時点において加熱手段へ電力が供給されていない場合、基準時点後に第2電力量を加熱手段へ供給させる。第2電力量は第1電力量よりも大きい。
【選択図】図6

Description

本開示は、加熱調理システムに関するものである。
被加熱物を収容する鍋状容器と、鍋状容器を加熱する加熱部と、加熱部を制御し、吸水工程、昇温工程、沸騰維持工程、ドライアップ工程及び蒸らし工程を実行する加熱制御部とを備えた炊飯器において、加熱部への電力供給のON/OFFを間欠的に繰り返すことで加熱部による加熱を制御し、鍋状容器内の温度を検知する内部温度センサが昇温工程において沸騰温度を検知したら沸騰維持工程に移行するものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2020-178803号公報
しかしながら、特許文献1に示されるような技術においては、内部温度センサが沸騰温度を検知した時に加熱部への電力供給がOFFであった場合、次に加熱部への電力供給がONになるまでの間に鍋状容器内の温度が低下し、沸騰維持工程において鍋状容器内を所望の温度に維持できる時間が短くなりやすい。そして、沸騰維持工程において鍋状容器内を所望の温度に維持できる時間が短くなることで、結果として調理終了時における加熱物の仕上がりに差ができてしまい、食味等を損なうおそれがある。
本開示は、このような課題を解決するためになされたものである。その目的は、鍋状容器内の温度を一定に保つ必要がある工程の初期における温度低下を抑制し、ひいては調理終了時における仕上がりのばらつきを抑制した調理を支援可能である加熱調理システムを提供することにある。
本開示に係る加熱調理システムは、食材及び水を含む被加熱物を収容する鍋状容器と、前記鍋状容器を加熱する加熱手段と、前記鍋状容器内の温度を検出する温度検出手段と、前記加熱手段に供給する電力を制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記加熱手段へ間欠的に電力を供給させ、前記鍋状容器内の温度が基準温度に達した基準時点において前記加熱手段へ電力が供給されている場合、前記基準時点後に第1電力量を前記加熱手段へ供給させ、前記基準時点において前記加熱手段へ電力が供給されていない場合、前記基準時点後に第2電力量を前記加熱手段へ供給させ、前記第2電力量は、前記第1電力量よりも大きい。
本開示に係る加熱調理システムによれば、鍋状容器内の温度を一定に保つ必要がある工程の初期における温度低下を抑制し、ひいては調理終了時における仕上がりのばらつきを抑制した調理を支援可能である効果を奏する。
実施の形態1に係る加熱調理システムの全体構成を模式的に示す図である。 実施の形態1に係る加熱調理システムが備える加熱調理器の構成を示す断面図である。 実施の形態1に係る加熱調理器の制御装置の機能的な構成を示すブロック図である。 実施の形態1に係る加熱調理器の炊飯工程における温度及び加熱コイルへの供給電力推移を示す図である。 実施の形態1に係る加熱調理器の昇温工程から沸騰維持工程に遷移する前後における温度及び加熱コイルへの供給電力推移を示す図である。 実施の形態1に係る加熱調理器の昇温工程から沸騰維持工程に遷移する前後における温度及び加熱コイルへの供給電力推移を示す図である。 比較例に係る昇温工程から沸騰維持工程に遷移する前後における温度及び加熱コイルへの供給電力推移を示す図である。 実施の形態1に係る加熱調理器の炊飯量と第2電力量との関係の一例を示す図である。 実施の形態1に係る加熱調理器における異なる炊飯量での温度推移の一例を示す図である。 実施の形態1に係る加熱調理システムが備える加熱調理器の変形例の構成を示す断面図である。 実施の形態1に係る加熱調理器の変形例の昇温工程から沸騰維持工程に遷移する前後における温度及び加熱コイルへの供給電力推移を示す図である。 実施の形態1に係る加熱調理器の変形例の昇温工程から沸騰維持工程に遷移する前後における温度及び加熱コイルへの供給電力推移を示す図である。 実施の形態1に係る加熱調理器の変形例の気圧と第3電力量との関係の一例を示す図である。 実施の形態1に係る加熱調理器の変形例の気圧と基準温度との関係の一例を示す図である。
本開示に係る加熱調理システムを実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一又は相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化又は省略する。以下の説明においては便宜上、図示の状態を基準に各構造の位置関係を表現することがある。なお、本開示は以下の実施の形態に限定されることなく、本開示の趣旨を逸脱しない範囲において、各実施の形態の自由な組み合わせ、各実施の形態の任意の構成要素の変形、又は各実施の形態の任意の構成要素の省略が可能である。
実施の形態1.
図1から図14を参照しながら、本開示の実施の形態1について説明する。図1は加熱調理システムの全体構成を模式的に示す図である。図2は加熱調理システムが備える加熱調理器の構成を示す断面図である。図3は加熱調理器の制御装置の機能的な構成を示すブロック図である。図4は加熱調理器の炊飯工程における温度及び加熱コイルへの供給電力推移を示す図である。図5及び図6は加熱調理器の昇温工程から沸騰維持工程に遷移する前後における温度及び加熱コイルへの供給電力推移を示す図である。図7は比較例に係る昇温工程から沸騰維持工程に遷移する前後における温度及び加熱コイルへの供給電力推移を示す図である。図8は加熱調理器の炊飯量と第2電力量との関係の一例を示す図である。図9は加熱調理器における異なる炊飯量での温度推移の一例を示す図である。図10は加熱調理システムが備える加熱調理器の変形例の構成を示す断面図である。図11及び図12は加熱調理器の変形例の昇温工程から沸騰維持工程に遷移する前後における温度及び加熱コイルへの供給電力推移を示す図である。図13は加熱調理器の変形例の気圧と第3電力量との関係の一例を示す図である。図14は加熱調理器の変形例の気圧と基準温度との関係の一例を示す図である。
この実施の形態に係る加熱調理システム300は、図1に示すように、加熱調理器100及び端末装置200を備えている。端末装置200は、例えば、加熱調理器100の使用者が所持するスマートフォン、タブレット端末等である。加熱調理器100は、例えば、炊飯器、自動調理器等である。ここでは、加熱調理器100が炊飯器である場合の例について説明する。炊飯器である加熱調理器100は、主に米である食材及び水を含む被加熱物を加熱調理して炊きあげるものである。
次に、図2を参照しながら、この実施の形態に係る加熱調理器100の構成について説明する。同図に示すように、加熱調理器100は、本体1と蓋体10を備えている。本体1は、その外観が有底筒状である。蓋体10は、本体1の上部開口部を開閉可能に本体1に取り付けられている。
本体1は、容器カバー2を備えている。容器カバー2は、有底筒状に形成されている。容器カバー2の内側には、鍋状容器5が着脱自在に収容される。鍋状容器5は、有底円筒形状に形成されている。鍋状容器5は、誘導加熱により発熱する磁性体の金属を含む材質によりなる。ここで説明する構成例では、鍋状容器5は羽釜形状である。すなわち、鍋状容器5の上端部外周には、全周にわたってフランジ部5aが形成されている。フランジ部5aは、鍋状容器5の上端部外周から外側へ突出している。鍋状容器5の内部には、加熱調理の対象となる被加熱物が入れられる。被加熱物には、食材及び水が含まれる。食材は主に米である。すなわち、鍋状容器5は、食材及び水を含む被加熱物を収容するものである。
容器カバー2の底部中央には、孔部2aが形成されている。容器カバー2の孔部2aの内側には、鍋底温度センサ4が挿入されている。鍋底温度センサ4は、鍋状容器5の、ここでは特に底部の温度を検出する。鍋底温度センサ4には、例えばサーミスタが用いられる。鍋底温度センサ4は、バネ等の弾性手段によって上方に付勢されており、容器カバー2に収容された鍋状容器5の底面に接するようなっている。なお、鍋底温度センサ4の具体的構成はサーミスタに限定されず、鍋状容器5に接触して温度を検知する接触式温度センサの他、例えば赤外線センサ等の鍋状容器5の温度を非接触で検知する非接触式温度センサを採用してもよい。
容器カバー2の底部には、加熱コイル3が設けられている。加熱コイル3は、孔部2aの周囲に円環状に配置されている。加熱コイル3は、鍋状容器5を誘導加熱する。すなわち、加熱コイル3は鍋状容器5を加熱する加熱手段を構成している。なお、加熱手段として、加熱コイル3に代えてシーズヒータ等の電気ヒータを用いてもよい。
本体1の上部の一端側には、ヒンジ部6が設けられている。ヒンジ部6は、本体1に対して蓋体10が開閉可能なように蓋体10を支持している。蓋体10は、外蓋11及び内蓋12を有している。外蓋11は、蓋体10の上部及び側部を構成している。外蓋11の上面には、操作表示部15が設けられている。外蓋11の本体1側の面には、内蓋12が係止材13を介して取り付けられている。内蓋12は、例えばステンレス等の金属で構成されている。
内蓋12の周縁部には、蓋パッキン9が取り付けられている。蓋パッキン9はシール材である。容器カバー2内に鍋状容器5を収容して蓋体10を閉じると、蓋パッキン9が鍋状容器5のフランジ部5aに密着し、鍋状容器5内の密閉性を確保することができる。内蓋12には、蓋蒸気口12bが形成されている。蓋蒸気口12bは、鍋状容器5内で発生する蒸気を外部に排出するための開口である。
外蓋11の内側(内蓋12側)には、内部温度センサ16が取り付けられている。内部温度センサ16は、内蓋12に形成された蓋孔部12a内を通されるように配置されている。内部温度センサ16は、鍋状容器5内の温度を検出する温度検出手段の一例である。内部温度センサ16は、例えばサーミスタで構成するとよい。内蓋12の蓋孔部12aの内縁部には、温度センサ用パッキン11aが設けられている。温度センサ用パッキン11aにより、内蓋12の孔部2aに挿入された内部温度センサ16の外周と、蓋孔部12aの内周との隙間が塞がれる。
外蓋11には、カートリッジ14が着脱自在に取り付けられている。カートリッジ14は、外蓋11の上面から本体1側の面まで貫通して配置される。カートリッジ14には、蒸気取入口14a及び蒸気排出口14bが設けられている。蒸気取入口14aは、カートリッジ14の内蓋12側に形成されている。蒸気取入口14aには、炊飯中に発生する蒸気圧に応じて上下動する弁(図示せず)が備えられている。蒸気取入口14aは、内蓋12の蓋蒸気口12bと対向して配置される。蒸気排出口14bは、カートリッジ14における外蓋11の上面側に配置される。蒸気排出口14bは、蒸気取入口14aの弁を通過した蒸気を外部へ排出するための開口である。鍋状容器5内で生じた蒸気は、蓋蒸気口12bを通過して蒸気取入口14aからカートリッジ14内に入ってカートリッジ14内を流れ、蒸気排出口14bからカートリッジ14の外へ流出する。
本体1と容器カバー2との間の空間には、断熱材17が設けられている。これにより、容器カバー2と鍋状容器5のフランジ部5aより下方に位置する部分との間の空間の断熱性を向上させることができる。
前述したように、外蓋11の上面には操作表示部15が設けられている。この操作表示部15は、操作部と表示部とを備えている。操作部は、加熱調理器100の使用者が行う各種の指示の操作を受け付ける例えばスイッチ等を備えている。操作部で行うことができる操作としては、例えば、炊飯の開始、取り消し、予約、炊飯メニュー等を指示する操作等が挙げられる。炊飯メニューの具体例としては、白米炊飯又は玄米炊飯等の米の種類に関するもの、標準炊飯又は早炊き炊飯等の炊飯時間に関するもの、かため、やわらかめ、粘りの大小等、炊き上がりの米飯のかたさに関するもの等が挙げられる。
また、操作表示部15の表示部は、各種情報を表示する例えば液晶ディスプレイを備えている。表示部に表示する情報には、例えば、炊飯メニュー、時間、炊飯する米の量等が含まれる。表示部には、例えば、炊飯中又は予約待機中等の加熱調理器100の状態、設定されている炊飯メニューの内容、炊き上がりの予定時刻、現在時刻、炊飯する米の量、又は、米の使用や購入に関する報知等が挙げられる。なお、ここで示した操作表示部15の具体的構成は一例であり、本発明を限定するものではない。
なお、本体1には、加熱調理器100を運搬するための図示しないハンドルを設けておくとよい。ハンドルを設ける場合、ハンドルを本体1の側面上部の略前後中央に軸支し、ハンドルの回転方向を蓋体10の回動方向と略同一とするとよい。そうすることで、加熱調理器100の運搬時には、ハンドルの軸支点のほぼ直上に位置するようにハンドルを回転させて持ち上げ、使用者はハンドルのみを持って加熱調理器100を運搬することが可能となる。
加熱調理器100には、制御装置20が備えられている。制御装置20には、鍋底温度センサ4の検出信号、操作表示部15の操作部から出力された操作信号、及び、内部温度センサ16の検出信号が入力される。そして、制御装置20は、これらの入力信号に基づいて、加熱コイル3への高周波電流の通電を制御する。制御装置20は、前述した加熱手段に供給する電力を制御する制御手段の一例である。また、制御装置20は、加熱調理器100のその他の動作全般も制御する。
制御装置20は、例えば、加熱調理器100の本体1又は蓋体10に内蔵されて設けられる。図3は、この実施の形態に係る加熱調理器100の制御装置20の機能的な構成を示すブロック図である。制御装置20の回路には、例えば、図示しないプロセッサ及びメモリが備えられている。制御装置20は、メモリに記憶されたプログラムをプロセッサが実行することによって予め設定された処理を実行し、加熱調理システム300の加熱調理器100を制御する。
プロセッサは、CPU(Central Processing Unit)、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータあるいはDSPともいう。メモリには、例えば、RAM、ROM、フラッシュメモリー、EPROM及びEEPROM等の不揮発性または揮発性の半導体メモリ、または磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク及びDVD等が該当する。
なお、制御装置20の回路は、例えば、専用のハードウェアとして形成されてもよい。制御装置20の回路の一部が専用のハードウェアとして形成され、かつ、当該回路にプロセッサ及びメモリが備えられていてもよい。一部が専用のハードウェアとして形成される回路には、例えば、単一回路、複合回路、プログラム化したプロセッサ、並列プログラム化したプロセッサ、ASIC、FPGA、またはこれらを組み合わせたものが該当する。
図3に示すように、制御装置20は、調理器通信部21、制御部22、時間計測部23及び記憶部24を備えている。制御装置20においてメモリに記憶されたプログラムをプロセッサが実行し、制御装置20のハードウェアとソフトウェアとが協働することによって、制御装置20が備える各部の機能が実現される。
調理器通信部21は、加熱調理器100が端末装置200と通信するための通信インターフェースである。時間計測部23は、制御部22からの指示により、指定された時点からの経過時間を計測する。経過時間の計測を開始する指定時点としては、例えば、炊飯開始(加熱開始)時点、沸騰開始時点等を挙げることができる。制御部22は、前述した各種の入力信号、時間計測部23の計測結果及び記憶部24に記憶されている情報に基づいて、加熱コイル3の動作及び操作表示部15の表示内容等を制御して、加熱調理器100に炊飯動作を行わせる。
この炊飯動作は、操作表示部15への操作により選択された炊飯メニュー及び炊飯する米の量に合わせたものが制御部22により実行される。すなわち、制御部22は、選択された炊飯メニュー及び炊飯する米の量に応じた炊飯プログラムによって、加熱コイル3等を動作、停止させて炊飯を実施するようになっている。
ここで、図4を参照しながら、炊飯動作における炊飯工程について説明する。炊飯工程は、吸水工程、昇温工程、沸騰維持工程、ドライアップ工程及び蒸らし工程を備えている。まず、吸水工程は、鍋状容器5内の水を沸騰させる前の段階で、鍋状容器5を予め設定された温度で予め設定された時間だけ加熱する。そして、この加熱により、米の吸水を促進して甘味成分である糖及び旨味成分であるアミノ酸等の呈味成分を生成させる。
次に、昇温工程は、吸水工程終了後から鍋状容器5内の水を沸騰させるまでの工程である。沸騰維持工程は、鍋状容器5内の水の沸騰を維持するように加熱して、米のデンプンの糊化を促進する工程である。そして、ドライアップ工程及び蒸らし工程は、米飯粒中心のデンプンまで十分に糊化させ、水分の分布を均一化する工程である。吸水工程、昇温工程、沸騰維持工程、ドライアップ工程及び蒸らし工程をこの順で実施して、蒸らし工程が完了すると炊飯工程は終了となる。
この実施の形態に係る加熱調理器100においては、制御部22は、吸水工程から沸騰維持工程において、加熱コイル3に間欠的に電力を供給させる。すなわち、制御部22は、加熱コイル3への電力供給のON/OFFを交互に繰り返す。
次に、図5及び図6を参照しながら、この実施の形態に係る加熱調理器100における昇温工程から沸騰維持工程に遷移する前後の動作について説明する。これらの図は、昇温工程から沸騰維持工程に遷移する前後における、内部温度センサ16により検出された鍋状容器5内の温度t1(以下、鍋内温度t1ともいう)、及び、鍋底温度センサ4により検出された鍋状容器5の温度t2(以下、被加熱物温度t2ともいう)の推移を示すものである。
制御部22は、内部温度センサ16により検出された鍋状容器5内の温度t1が基準温度T1に達した時、鍋状容器5内の水が沸騰したと判断する。基準温度T1の値は、例えば記憶部24に記憶されている。本開示においては、内部温度センサ16により検出された鍋状容器5内の温度t1が基準温度T1に達した時点を基準時点Aと呼ぶ。制御部22による制御は、鍋状容器5内の温度t1が基準温度T1に達した基準時点Aを境に、昇温工程から沸騰維持工程に移行する。
前述したように、昇温工程及び沸騰維持工程において、制御部22は加熱コイル3に間欠的に電力を供給させる。このため、鍋状容器5内の温度t1が基準温度T1に達した基準時点Aにおいて、加熱コイル3への電力供給がONである場合とOFFである場合とがある。この実施の形態に係る加熱調理器100においては、図5に示すように、制御部22は、基準時点Aにおいて加熱コイル3へ電力が供給されている場合、基準時点A後に第1電力量を加熱コイル3に供給させる。より詳しくは、基準時点Aにおいて加熱コイル3へ電力が供給されている場合、一度加熱コイル3へ電力供給を停止させ、基準時点A後に初めて行う加熱コイル3への電力供給において、制御部22は加熱コイル3に第1電力量を供給させる。第1電力量は、予め設定された電力量である。第1電力量の値は、例えば記憶部24に記憶されている。
一方、図6に示すように、基準時点Aにおいて加熱コイル3へ電力が供給されていない場合、制御部22は、基準時点A後に第2電力量を加熱コイル3に供給させる。より詳しくは、基準時点Aにおいて加熱コイル3への電力供給が停止されている場合、基準時点A後に初めて行う加熱コイル3への電力供給において、制御部22は加熱コイル3に第2電力量を供給させる。この第2電力量は、前述した第1電力量よりも大きい値に設定されている。第2電力量の値は、例えば記憶部24に記憶されている。図6に示す例では、第2電力量を供給する際、電力値は第1電力量を供給する際と同じで、供給時間を第1電力量を供給する際よりも長くすることで、第2電力量を第1電力量よりも大きくしている。すなわち、同図の例では、基準時点Aにおいて加熱コイル3への電力供給がOFFである場合、基準時点A後に最初に加熱コイル3への電力供給を開始するまでの時間間隔が短縮され、基準時点A後に最初に加熱コイル3へ供給する電力量が、第1電力量に一定の電力量を追加した第2電力量になる。
次に、図5及び図6に加えて図7の比較例を参照しながら、この実施の形態に係る加熱調理器100により得られる有利な効果について説明する。図7に示す比較例は、基準時点Aにおいて加熱コイル3へ電力が供給されていない場合に、基準時点A後に、基準時点Aにおいて加熱コイル3へ電力が供給されてる場合と同様に第1電力量を加熱コイル3に供給した場合である。
これらの図に示すように、加熱コイル3には間欠的には電力が供給されるため、昇温工程においては鍋内温度t1及び被加熱物温度t2は、上昇と下降を繰り返しながら全体として次第に上昇する。この際、加熱コイル3への間欠的な電力供給のON/OFFと、鍋内温度t1及び被加熱物温度t2の上昇/下降とには若干のタイムラグがある。すなわち、鍋内温度t1及び被加熱物温度t2の局所的な上昇ピークは、加熱コイル3へ電力供給がONからOFFに切り替わった瞬間より若干遅れている。
図5に示すように、鍋内温度t1が基準温度T1に達した基準時点Aにおいて加熱コイル3への電力供給がONである場合、基準時点A後も鍋内温度t1及び被加熱物温度t2が上昇を続ける。このため、基準時点A後に加熱コイル3への電力供給がOFFになっても、その後に加熱コイル3への電力供給が再びONになるまでの間に鍋内温度t1が基準温度T1以上の状態が維持され、被加熱物温度t2が沸騰温度B1の状態が維持されることが多い。
一方、図7に比較例として示すように、鍋内温度t1が基準温度T1に達した基準時点Aにおいて加熱コイル3への電力供給がOFFである場合、基準時点A後に加熱コイル3へ供給する電力量を、基準時点Aにおいて加熱コイル3への電力供給がONである場合と同じ第1電力量にすると、基準時点A後に加熱コイル3への電力供給がONになるまでの間に、鍋内温度t1が基準温度T1よりも低下し、沸騰維持工程の初期において被加熱物温度t2が沸騰温度B1を下回った状態になる可能性がある。例えば、炊飯等の澱粉を加熱して糊化させるような調理の場合、沸騰温度で一定時間保つことが重要である。図7の比較例では、沸騰維持工程の初期に被加熱物温度t2が沸騰温度B1を下回り、結果として沸騰維持工程において被加熱物温度t2が沸騰温度B1で保たれる継続時間が短くなりやすい。このような場合、仕上がりに影響し食味を損なうおそれがある。
これに対し、実施の形態1に係る加熱調理器100においては、図6に示すように、鍋内温度t1が基準温度T1に達した基準時点Aにおいて加熱コイル3への電力供給がOFFである場合、基準時点A後に最初に加熱コイル3への電力供給を開始するまでの時間間隔が短縮され、基準時点A後に最初に加熱コイル3へ供給する電力量が、基準時点Aにおいて加熱コイル3への電力供給がONである場合より追加されて第2電力量になる。このため、図6に示すように、基準時点A後に加熱コイル3への電力供給がONになるまでの間における、鍋内温度t1及び被加熱物温度t2の低下を抑制することが可能である。したがって、鍋状容器5内の温度を一定に保つ必要がある工程である沸騰維持工程の初期において被加熱物温度t2が沸騰温度B1を下回ることを抑制し、結果として調理終了時における加熱物の仕上がりのばらつきを抑制できる。
なお、制御部22は、第2電力量と第1電力量との差を、鍋状容器5内の被加熱物の量に応じて変更してもよい。この場合、制御装置20は、炊飯量検出部25を備えている。炊飯量検出部25は、例えば、昇温工程における鍋底温度センサ4の検出結果及び内部温度センサ16の検出結果の一方又は両方に基づいて、鍋状容器5内の被加熱物の量を検出する。
図9に示すのは、鍋状容器5内の被加熱物の量に応じた、昇温工程における内部温度センサ16により検出された鍋状容器5内の温度推移、又は、鍋底温度センサ4により検出された鍋状容器5の温度推移の一例を示すものである。同図の温度推移Cは、標準炊飯量(中量)における温度推移である。温度推移Dは、標準炊飯量より多い量(多量)における温度推移である。温度推移Eは、標準炊飯量より少ない量(少量)における温度推移である。
鍋状容器5内の被加熱物の量が異なると、加熱対象物の熱容量が異なるため、昇温工程における温度上昇速度が異なる。同図に示すように、鍋状容器5内の被加熱物が標準炊飯量より多い場合の温度推移Dは、標準炊飯量の温度推移Cと比較して温度上昇が遅くなる。一方、鍋状容器5内の被加熱物が標準炊飯量より多い場合の温度推移Eは、標準炊飯量の温度推移Cと比較して温度上昇が速くなる。そこで、このような温度推移の違いを利用し、炊飯量検出部25は、昇温工程における内部温度センサ16により検出された鍋状容器5内の温度推移、及び、鍋底温度センサ4により検出された鍋状容器5の温度推移の一方又は両方に基づいて、鍋状容器5内の被加熱物の量を検出する。
この場合、鍋底温度センサ4及び内部温度センサ16の一方又は両方と炊飯量検出部25とにより、鍋状容器5内の被加熱物の量を検出する被加熱物量検出手段が構成されている。なお、炊飯量検出部25による鍋状容器5内の被加熱物の量の検出方法は、上記の方法に限られない。
制御部22は、第2電力量を、炊飯量検出部25により検出された鍋状容器5内の被加熱物の量に応じて変更する。図8に示すのは、鍋状容器5内の被加熱物の量である炊飯量に応じた第2電力量Paの一例である。同図に示すように、炊飯量が少量の場合、第2電力量PaをP1とする。炊飯量が中量の場合、第2電力量PaをP2とする。炊飯量が多量の場合、第2電力量PaをP3とする。P1、P2及びP3の大小関係は、P1>P2>P3である。炊飯量が少量の場合、加熱対象物の熱容量が小さく温度が比較的に低下しやすい。一方、炊飯量が多量の場合、加熱対象物の熱容量が大きく温度が比較的に低下しにくい。そこで、鍋状容器5内の被加熱物の量が少ないほど第2電力量Paを大きくすることで、被加熱物の量に適した加熱を行い、沸騰維持工程の初期における被加熱物温度t2を一定に維持しやすくすることができる。
図1に示すように、この実施の形態に係る加熱調理システム300は、端末気圧センサ202を備えていてもよい。図示の例では、端末気圧センサ202が端末装置200に設けられている。端末装置200は、端末通信部201を備えている。端末通信部201は、端末装置200が加熱調理器100と通信するための通信インターフェイスである。端末気圧センサ202は、端末装置200がある位置の気圧を検出する。端末通信部201は、端末気圧センサ202により検出された気圧値を加熱調理器100へと送信する。加熱調理器100の調理器通信部21は、端末装置200から送信された気圧値を受信する。
ここで、端末通信部201と調理器通信部21との間の通信は、端末装置200が加熱調理器100から一定の通信可能範囲内にあるときに可能である。すなわち、加熱調理器100は、加熱調理器100から一定の通信可能範囲内にある端末装置200の端末気圧センサ202により検出された気圧値を取得できる。この意味で、端末装置200の端末気圧センサ202は、加熱調理器100の通信可能範囲内の気圧を検出するものであるといえる。そして、加熱調理器100の通信可能範囲内は、鍋状容器5外の予め設定された範囲内であると言い換えることができる。このような端末気圧センサ202は、鍋状容器5外の予め設定された範囲内の気圧を検出する気圧検出手段の一例である。なお、端末気圧センサ202は、鍋状容器5内の気圧を検出するものであってもよい。すなわち、気圧検出手段は、鍋状容器5内又は鍋状容器5外の予め設定された範囲内の気圧を検出するものである。
図10に示すのは、この実施の形態に係る加熱調理システム300の加熱調理器100の変形例である。この変形例においては、加熱調理器100は、調理器気圧センサ19を備えている。調理器気圧センサ19は、例えば、蓋体10における外蓋11の上面部に設けられている。調理器気圧センサ19は、加熱調理器100の位置における鍋状容器5外の気圧を検出する。このような調理器気圧センサ19も、鍋状容器5外の予め設定された範囲内の気圧を検出する気圧検出手段の一例である。
気圧検出手段が端末装置200に設けられた端末気圧センサ202である場合、端末気圧センサ202により検出された気圧値は調理器通信部21により受信され、受信された気圧値が制御装置20に入力される。気圧検出手段が加熱調理器100に設けられた調理器気圧センサ19である場合、調理器気圧センサ19により検出された気圧値が制御装置20に入力される。そして、制御装置20の制御部22は、基準時点Aにおいて加熱コイル3へ電力が供給されている場合、気圧検出手段により検出された気圧に応じて、基準時点A後に加熱コイル3に供給する電力量を変更する。
すなわち、図11に示すように、制御部22は、前述した基準時点Aにおいて加熱コイル3へ電力が供給されており、かつ、気圧検出手段により検出された気圧が基準気圧以上の場合には、基準時点A後に前述した第1電力量を加熱コイル3に供給させる。より詳しくは、基準時点Aにおいて加熱コイル3へ電力が供給されている場合、気圧検出手段により検出された気圧が予め設定された基準気圧以上であれば、一度加熱コイル3へ電力供給を停止させ、基準時点A後に初めて行う加熱コイル3への電力供給において、制御部22は加熱コイル3に第1電力量を供給させる。なお、基準気圧の値は、予め設定されている。基準気圧の値は、例えば記憶部24に記憶されている。
一方、図12に示すように、制御部22は、前述した基準時点Aにおいて加熱コイル3へ電力が供給されており、かつ、気圧検出手段により検出された気圧が前述の基準気圧未満の場合には、基準時点A後に第3電力量を加熱コイル3に供給させる。より詳しくは、基準時点Aにおいて加熱コイル3へ電力が供給されている場合、気圧検出手段により検出された気圧が予め設定された基準気圧未満であれば、一度加熱コイル3へ電力供給を停止させ、基準時点A後に初めて行う加熱コイル3への電力供給において、制御部22は加熱コイル3に第3電力量を供給させる。この第3電力量は、前述した第1電力量よりも大きい値に設定されている。第3電力量の値は、例えば記憶部24に記憶されている。第3電力量は、前述した第2電力量と等しくてもよいし異なっていてもよい。
図12に示す例では、第3電力量を供給する際、電力値は第1電力量を供給する際と同じで、供給時間を第1電力量を供給する際よりも長くすることで、第3電力量を第1電力量よりも大きくしている。すなわち、同図の例では、基準時点Aにおいて加熱コイル3への電力供給がOFFである場合、基準時点A後に最初に加熱コイル3への電力供給を開始するまでの時間間隔が短縮され、基準時点A後に最初に加熱コイル3へ供給する電力量が、第1電力量に一定の電力量を追加した第3電力量になる。
加熱調理器100が設置された環境の気圧が低くなるほど、鍋状容器5内の水の沸騰温度が低くなるため、特に沸騰維持工程の初期における被加熱物温度t2が低くなりやすい。以上のような加熱調理システム300によれば、加熱調理器100が設置された環境の気圧に応じて、沸騰維持工程の初期における加熱量を変更することで、沸騰維持工程の初期における被加熱物温度t2の低下を抑制できる。このため、沸騰維持工程において被加熱物温度t2を維持することができ、調理終了時における加熱物の仕上がりに差ができることを抑制できる。
制御部22は、第3電力量を、気圧検出手段により検出された気圧に応じて変更してもよい。図13に示すのは、気圧検出手段により検出された気圧に応じた第3電力量Pbの一例である。図13においては、気圧検出手段により検出された気圧を、低い、中程度、高いの3つのカテゴリに区分している。同図に示すように、気圧が低い場合、第3電力量PbをP4とする。気圧が中程度の場合、第3電力量PbをP5とする。そして、気圧が高い場合、第3電力量PbをP6とする。P4、P5及びP6の大小関係は、P4>P5>P6である。前述したように、気圧が低いほど沸騰維持工程の初期における被加熱物温度t2が低くなりやすい。そこで、気圧が低いほど第3電力量Pbを大きくすることで、気圧に応じた加熱を行い、沸騰維持工程の初期における被加熱物温度t2を一定に維持しやすくすることができる。
また、制御部22は、前述した基準温度T1を、気圧検出手段により検出された気圧に応じて変更してもよい。図14に示すのは、気圧検出手段により検出された気圧に応じた基準温度T1の一例である。図14においては、図13と同様に気圧検出手段により検出された気圧を低い、中程度、高いの3つのカテゴリに区分している。同図に示すように、気圧が低い場合、基準温度T1をTaとする。気圧が中程度の場合、基準温度T1をTbとする。気圧が高い場合、基準温度T1をTcとする。Ta、Tb及びTcの大小関係は、Ta>Tb>Tcである。前述したように、気圧が低いほど沸騰維持工程の初期における被加熱物温度t2が低くなりやすい。そこで、気圧が低いほど基準温度T1を高くすることで、気圧に応じた加熱を行い、沸騰維持工程の初期における被加熱物温度t2の低下を抑制できる。
1 本体
2 容器カバー
2a 孔部
3 加熱コイル
4 鍋底温度センサ
5 鍋状容器
5a フランジ部
6 ヒンジ部
9 蓋パッキン
10 蓋体
11 外蓋
11a 温度センサ用パッキン
12 内蓋
12a 蓋孔部
12b 蓋蒸気口
13 係止材
14 カートリッジ
14a 蒸気取入口
14b 蒸気排出口
15 操作表示部
16 内部温度センサ
17 断熱材
19 調理器気圧センサ
20 制御装置
21 調理器通信部
22 制御部
23 時間計測部
24 記憶部
25 炊飯量検出部
100 加熱調理器
200 端末装置
201 端末通信部
202 端末気圧センサ
300 加熱調理システム

Claims (6)

  1. 被加熱物を収容する鍋状容器と、
    前記鍋状容器を加熱する加熱手段と、
    前記鍋状容器内の温度を検出する温度検出手段と、
    前記加熱手段に供給する電力を制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、
    前記加熱手段へ間欠的に電力を供給させ、
    前記鍋状容器内の温度が基準温度に達した基準時点において前記加熱手段へ電力が供給されている場合、前記基準時点後に第1電力量を前記加熱手段へ供給させ、
    前記基準時点において前記加熱手段へ電力が供給されていない場合、前記基準時点後に第2電力量を前記加熱手段へ供給させ、
    前記第2電力量は、前記第1電力量よりも大きい加熱調理システム。
  2. 前記鍋状容器内の被加熱物の量を検出する被加熱物量検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、前記第2電力量を前記鍋状容器内の被加熱物の量に応じて変更する請求項1に記載の加熱調理システム。
  3. 前記鍋状容器内又は前記鍋状容器外の予め設定された範囲内の気圧を検出する気圧検出手段をさらに備え、
    前記制御手段は、
    前記基準時点において前記加熱手段へ電力が供給されており、かつ、前記鍋状容器内又は前記鍋状容器外の予め設定された範囲内の気圧が予め設定された基準気圧以上の場合、前記基準時点後に前記第1電力量を前記加熱手段へ供給させ、
    前記基準時点において前記加熱手段へ電力が供給されており、かつ、前記鍋状容器内又は前記鍋状容器外の予め設定された範囲内の気圧が前記基準気圧未満の場合、前記基準時点後に第3電力量を前記加熱手段へ供給させ、
    前記第3電力量は、前記第1電力量よりも大きい請求項1又は請求項2に記載の加熱調理システム。
  4. 前記制御手段は、前記第3電力量を、前記鍋状容器内又は前記鍋状容器外の予め設定された範囲内の気圧に応じて変更する請求項3に記載の加熱調理システム。
  5. 前記制御手段は、前記基準温度を、前記鍋状容器内又は前記鍋状容器外の予め設定された範囲内の気圧に応じて変更する請求項3又は請求項4に記載の加熱調理システム。
  6. 前記鍋状容器を収容し、前記加熱手段が設けられた調理器本体と、
    前記気圧検出手段が設けられた端末装置と、を備えた請求項3から請求項5のいずれか一項に記載の加熱調理システム。
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