JP2023128641A - パイプ同士の接合構造 - Google Patents

パイプ同士の接合構造 Download PDF

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康裕 長田
Yasuhiro Osada
裕康 宮本
Hiroyasu Miyamoto
和義 緒方
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Abstract

【課題】パイプ同士を従来に比べて安定して接合できる、パイプ同士の接合構造の提供。【解決手段】第1のパイプ20と第2のパイプ30が、第1のパイプ部分21とプレート40との重なり部である第1重なり部50、第2のパイプ部分31とプレート40との重なり部である第2重なり部51、をそれぞれ溶接することで、接合される。そのため、第1のパイプ部分21とプレート40との重ね継手溶接、および第2のパイプ部分31とプレート40との重ね継手溶接を行うことで、第1のパイプ20と第2のパイプ30を接合できる。重ね継手溶接は、一般的にフレア溶接に比べて溶接品質が安定しやすいため、従来に比べて、穴あき、溶け落ち、溶け込み不足が発生することを抑制できる。よって、パイプ同士(第1のパイプ20と第2のパイプ30)を安定して接合できる。【選択図】 図2

Description

本発明は、隣接するパイプ同士を溶接にて接合する、パイプ同士の接合構造に関する。
特公昭59-6747号公報は、隣接するパイプ同士を溶接で接合する技術を開示している。
隣接するパイプ同士を接合する際は、上記文献に開示の溶接方法以外にフレア溶接を用いることがある。しかし、フレア溶接は、パイプ同士の隙(隣接するパイプ間の板隙)を安定させることが困難である。また、溶接トーチの狙いを安定的に行うことが困難であり、溶接トーチが片側のパイプに寄ってしまい両パイプを均等に溶接することが困難である。そのため、溶接品質が安定せず、穴あき、溶け落ち、溶け込み不足が発生するおそれがある。
特公昭59-6747号公報
本発明の目的は、パイプ同士を従来に比べて安定して接合できる、パイプ同士の接合構造を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 第1のパイプと、第2のパイプと、プレートと、を有しており、
前記第1のパイプは、延び方向の少なくとも一部に第1のパイプ部分を有しており、
前記第2のパイプは、延び方向の少なくとも一部に、前記第1のパイプ部分と平行な方向に延びており前記第1のパイプ部分に接触して配置される第2のパイプ部分を有しており、
前記プレートは、前記第1のパイプ部分の外周面と前記第2のパイプ部分の外周面とに接触して配置されており、
前記第1のパイプと前記第2のパイプは、前記第1のパイプ部分と前記プレートとの重なり部である第1重なり部、前記第2のパイプ部分と前記プレートとの重なり部である第2重なり部、をそれぞれ溶接することで、接合される、パイプ同士の接合構造。
(2) 前記第1重なり部と前記第2重なり部は、それぞれ、アーク溶接による隅肉溶接にて溶接されている、(1)記載のパイプ同士の接合構造。
(3) 前記プレートは、互いに接触し合う前記第1のパイプ部分と前記第2パイプ部分の一側と他側にそれぞれ配置されている、(1)または(2)記載のパイプ同士の接合構造。
(4) 前記プレートは、平板プレートである、(1)~(3)のいずれか1つに記載のパイプ同士の接合構造。
(5) 前記プレートは、屈曲部または湾曲部からなる曲げ部を少なくとも1つ有する曲げプレートである、(1)~(3)のいずれか1つに記載のパイプ同士の接合構造。
上記(1)のパイプ同士の接合構造によれば、第1のパイプと第2のパイプが、第1のパイプ部分とプレートとの重なり部である第1重なり部、第2のパイプ部分とプレートとの重なり部である第2重なり部、をそれぞれ溶接することで、接合されるため、第1のパイプ部分とプレートとの重ね継手溶接、および第2のパイプ部分とプレートとの重ね継手溶接を行うことで、第1のパイプと第2のパイプを接合できる。重ね継手溶接は、一般的にフレア溶接に比べて溶接品質が安定しやすいため、従来に比べて、穴あき、溶け落ち、溶け込み不足が発生することを抑制できる。よって、パイプ同士(第1のパイプと第2のパイプ)を安定して接合できる。
上記(2)のパイプ同士の接合構造によれば、第1重なり部と第2重なり部が、それぞれ、アーク溶接による隅肉溶接にて溶接されているため、溶接部の脚長、のど厚を安定的に確保でき、溶接強度が確保しやすくなる。
上記(3)のパイプ同士の接合構造によれば、プレートが、互いに接触し合う第1のパイプ部分と第2パイプ部分の一側と他側にそれぞれ配置されているため、プレートが互いに接触し合う第1のパイプ部分と第2のパイプ部分の一側または他側のみに配置される場合に比べて、第1のパイプと第2のパイプの接合強度を高めることができる。
上記(4)のパイプ同士の接合構造によれば、プレートが、平板プレートであるため、プレートに曲げ加工を要する場合に比べてコスト上有利である。
上記(5)のパイプ同士の接合構造によれば、プレートが、屈曲部または湾曲部からなる曲げ部を少なくとも1つ有する曲げプレートであるため、プレートが平板プレートである場合に比べて、プレートを第1、第2重なり部において第1、第2のパイプ部分の接線方向にそれぞれ延ばして配置することが容易である。よって、第1、第2重なり部における溶接品質安定の点で有利である。
本発明実施例のパイプ同士の接合構造によって接合される第1、第2のパイプ部部分の斜視図である。 本発明実施例のパイプ同士の接合構造の、プレートが平板プレートである場合の断面図である。 本発明実施例のパイプ同士の接合構造の、プレートが曲げプレートである場合の断面図である。 本発明実施例のパイプ同士の接合構造によって接合される第1、第2のパイプの、プレートを省略した状態の斜視図である。 本発明実施例のパイプ同士の接合構造によって接合される第1、第2のパイプの、プレートを省略した状態の側面図である。
以下に、図面を参照して、本発明実施例のパイプ同士の接合構造(以下、単に接合構造ともいう)10について説明する。接合構造10は、図1に示すように、第1のパイプ20と、第2のパイプ30と、プレート40と、を有する。
第1のパイプ20、第2のパイプ30およびプレート40は、特に限定されるものではないが、たとえば、図示略のシートバックより車両後側にある荷物室に搭載される積荷(荷物)が車両前側に移動してくることを抑制するため(UN-R17(United Nations Regulation No.17)対応のため)に設けられる。
第1のパイプ20と第2のパイプ30は、プレート40と溶接可能であれば、同一材料で構成されていてもよく、別材料で構成されていてもよい。
図4に示すように、第1のパイプ20は、延び方向の少なくとも一部に、横断面円筒形状であり直線状に延びる第1のパイプ部分21を有する。なお、以下、第1のパイプ部分21の直線状に延びる延び方向を延び方向Aという。
第2のパイプ30は、延び方向の少なくとも一部に、横断面円筒形状であり第1のパイプ部分21と平行な方向(延び方向A)に直線状に延びる第2のパイプ部分31を有する。第2のパイプ部分31の内外径は、第1のパイプ部分21の内外径と同じであってもよく、異なっていてもよい。第2のパイプ部分31は、第1のパイプ部分21と接触して配置されている。第2のパイプ部分31の外周面31aは、第1のパイプ部分21の外周面21aと、延び方向Aに線接触している。第2のパイプ部分31と第1のパイプ部分21とは、互いに直接には溶接等されておらず接合されていない。
プレート40は、図2、図3に示すように、第1のパイプ部分21と第2のパイプ部分31とにわたって配置されている。第1のパイプ部分21と第2のパイプ部分31は、プレート40に対して同じ側にある。プレート40は、第1のパイプ部分21の外周面21aと第2のパイプ部分31の外周面31aとに接触して配置されている。プレート40は、延び方向Aと直交する断面視で、第1のパイプ部分21の外周面21aと第2のパイプ部分31の外周面31aの共通接線(共通外接線)方向に直線状に延びて設けられる平板プレートであってもよく(図2)、屈曲部または湾曲部からなる曲げ部40aを少なくとも1つ有する曲げプレートであってもよい(図3)。
プレート40は、延び方向Aと直交する断面視における一端部(第1のパイプ部分21側の端部)41で、第1のパイプ部分21と隅肉溶接可能な端面41aを有するようにして、第1のパイプ部分21に重ねられている。第1のパイプ部分21とプレート40の一端部41との重なり部(接触部)である第1重なり部50では、第1のパイプ部分21とプレート40とは、平行(略平行、隅肉溶接可能な程度の平行を含む)に重なっている。
プレート40は、延び方向Aと直交する断面視における他端部(第2のパイプ部分31側の端部)42で、第2のパイプ部分31と隅肉溶接可能な端面42aを有するようにして、第2のパイプ部分31に重ねられている。第2のパイプ部分31とプレート40の他端部42との重なり部(接触部)である第2重なり部51では、第2のパイプ部分31とプレート40とは、平行(略平行、隅肉溶接可能な程度の平行を含む)に重なっている。
プレート40と第1のパイプ部分21とは、第1重なり部50で、アーク溶接による隅肉溶接で互いに溶接W1されている。また、プレート40と第2のパイプ部分31とは、第2重なり部51で、アーク溶接による隅肉溶接で互いに溶接W2されている。そのため、第1のパイプ20と第2のパイプ30は、プレート40を介して接合されている。アーク溶接の種類は特に限定されるものではなく、消耗電極式であっても非消耗電極式であってもよく、TIG溶接であってもよく、MIG溶接であってもよく、MAG溶接であってもよく、その他であってもよい。
プレート40は、互いに接触し合う第1のパイプ部分21と第2のパイプ部分31の一側と他側(図2,3における上側と下側)にそれぞれ配置されている。互いに接触し合う第1のパイプ部分21と第2のパイプ部分31の一側と他側にそれぞれ配置されるプレート40の数は、1枚(1個)のみであってもよく、図1に示すようにA方向に断続的に複数枚(複数個)であってもよい。
第1のパイプ20と第2のパイプ30との接合方法は、
(a) 第1のパイプ20と第2のパイプ30を、第1のパイプ部分21と第2のパイプ部分31とが互いに延び方向であるA方向に線接触し合うようにして配置する接触工程と、
(b) 第1のパイプ部分21と第2のパイプ部分31とにプレート40を接触させて、第1重なり部50と第2重なり部51を形成する重なり部形成工程と、
(c) アーク溶接による隅肉溶接で、第1重なり部50を溶接して第1のパイプ部分21とプレート40の一端部41とを溶接W1するとともに、第2重なり部51を溶接して第2パイプ部分31とプレート40の他端部42とを溶接W2する、溶接工程と、
をこの順に有する。
つぎに、本発明実施例の作用、効果を説明する。
(A)第1のパイプ20と第2のパイプ30が、第1のパイプ部分21とプレート40との重なり部である第1重なり部50、第2のパイプ部分31とプレート40との重なり部である第2重なり部51、をそれぞれ溶接することで、接合されるため、第1のパイプ部分21とプレート40との重ね継手溶接、および第2のパイプ部分31とプレート40との重ね継手溶接を行うことで、第1のパイプ20と第2のパイプ30を接合できる。重ね継手溶接は、一般的にフレア溶接に比べて溶接品質が安定しやすいため、従来に比べて、穴あき、溶け落ち、溶け込み不足が発生することを抑制できる。よって、パイプ同士(第1のパイプ20と第2のパイプ30)を安定して接合できる。
(B)第1重なり部50と第2重なり部51が、それぞれ、アーク溶接による隅肉溶接にて溶接されているため、溶接部の脚長、のど厚を安定的に確保でき、溶接強度が確保しやすくなる。
(C)プレート40が、互いに接触し合う第1のパイプ部分21と第2パイプ部分31の一側と他側にそれぞれ配置されているため、プレート40が互いに接触し合う第1のパイプ部分21と第2のパイプ部分31の一側または他側のみに配置される場合に比べて、第1のパイプ20と第2のパイプ30の接合強度を高めることができる。
(D)プレート40が、平板プレートであり、第1のパイプ部分21及び第2のパイプ部分31の軸方向と直交する断面視で、第1のパイプ部分21の外周面21aと第2のパイプ部分31の外周面31aの共通接線方向に直線状に延びて設けられているため、プレート40に曲げ加工を要する場合に比べてコスト上有利である。
(E)プレート40が、屈曲部または湾曲部からなる曲げ部40aを少なくとも1つ有する曲げプレートであっても、プレート40を用いて第1のパイプ20と第2のパイプ30を接合できる。
(F)プレート40が曲げプレートであるため、プレート40が平板プレートである場合に比べて、プレート40を第1、第2重なり部50,51において第1、第2のパイプ部分21,31の接線方向にそれぞれ延ばして配置することが容易である。よって、第1、第2重なり部50,51における溶接品質安定の点で有利である。
10 パイプ同士の接合構造
20 第1のパイプ
21 第1のパイプ部分
21a 第1のパイプ部分の外周面
30 第2のパイプ
31 第2のパイプ部分
31a 第2のパイプ部分の外周面
40 プレート
40a 曲げ部
41 プレートの一端部
41a 端面
42 プレートの他端部
42a 端面
50 第1重なり部
51 第2重なり部
A 第1のパイプ部分の延び方向
W1、W2 溶接

Claims (5)

  1. 第1のパイプと、第2のパイプと、プレートと、を有しており、
    前記第1のパイプは、延び方向の少なくとも一部に第1のパイプ部分を有しており、
    前記第2のパイプは、延び方向の少なくとも一部に、前記第1のパイプ部分と平行な方向に延びており前記第1のパイプ部分に接触して配置される第2のパイプ部分を有しており、
    前記プレートは、前記第1のパイプ部分の外周面と前記第2のパイプ部分の外周面とに接触して配置されており、
    前記第1のパイプと前記第2のパイプは、前記第1のパイプ部分と前記プレートとの重なり部である第1重なり部、前記第2のパイプ部分と前記プレートとの重なり部である第2重なり部、をそれぞれ溶接することで、接合される、パイプ同士の接合構造。
  2. 前記第1重なり部と前記第2重なり部は、それぞれ、アーク溶接による隅肉溶接にて溶接されている、請求項1記載のパイプ同士の接合構造。
  3. 前記プレートは、互いに接触し合う前記第1のパイプ部分と前記第2パイプ部分の一側と他側にそれぞれ配置されている、請求項1または請求項2記載のパイプ同士の接合構造。
  4. 前記プレートは、平板プレートである、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のパイプ同士の接合構造。
  5. 前記プレートは、屈曲部または湾曲部からなる曲げ部を少なくとも1つ有する曲げプレートである、請求項1~請求項3のいずれか1項に記載のパイプ同士の接合構造。
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