JP2023124450A - 吸収性物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】嵩張らずコンパクト性に優れるウィング付きの吸収性物品を提供する。【解決手段】液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートとの間に吸収体が介在された本体部と、本体部の肌当接面側の長手方向に沿って備えられた一対の立体ギャザーと、本体部の幅方向両端からそれぞれ突出する2つのウィング部と、を有するウィング付きの吸収性物品であって、ウィング部は、トップシート又は立体ギャザーの少なくともいずれかが幅方向に延出した上部シートと、バックシートが幅方向に延出した下部シートと、上部シートと下部シートとの間に挟持されたウィング用吸収体と、を含んでおり、ウィング部は、長手方向に位相をずらして幅方向に互い違いに配置されていることを特徴とする、吸収性物品を提供する。【選択図】図1

Description

本発明は、ウィング付きの吸収性物品に関する。
一般に吸収性物品は、液透過性のトップシートと、液不透過性のバックシートと、トップシート及びバックシートの間に配置された吸収体と、で構成されており、これにより、尿等の体液は、トップシートを通って吸収体に吸収される。
吸収性物品のうち、一部の生理用ナプキンや軽度の失禁用パッドには、下着への固定性を高めるためにウィングが装着された商品がある。
例えば、特許文献1には、通気透液性表面シートと、通気不透液性裏面シートと、これら両シート間に介在する吸収性コアとを有し、裏面シートの側方への延出部分と、延出部分に接合するシート材料とによってウイングを形成し、ウイングの着用ショーツ当接面に粘着性の止着域が形成されているウイング付き生理用ナプキンであって、シート材料が、通気性のものであり、ナプキンの幅方向へ延びナプキンの長さ方向へ間欠的に配設された複数の接合部分において、裏面シートの延出部分と該延出部分の基端部分とに接合していることを特徴とするナプキンが開示され、特徴として、粘着剤が塗布された裏面シートの延出部分と、その延出部分に接合する別のシート材料と、の積層のみでウィングが形成される技術が記載されている。
一方で、特許文献2には、透液性表面シートと裏面シートとの間に吸収体が介在された本体部分の両側部に、左右一対で配置されたウイング状フラップが、本体部分の長手方向に沿って少なくとも3組以上配置されるとともに、これらウイング状フラップの内、少なくとも最後部に位置する左右一対のウイング状フラップには吸収体が介在されたヒップホールド用ウイング状フラップとされ、使用前の製品状態で、ウイング状フラップのすべてが裏面シート側に折り畳まれていることを特徴とする吸収性物品が開示されている。
特開2000-210330号公報 特開2009-232950号公報
しかし、特許文献1に記載された発明の構成では、薄くてコシがなく、下着に貼りつけ難いという欠点があった。また、ウィング付き製品を使用した際に不意に横漏れが生じる場合があるが、この構成では漏れを防ぐことはできなかった。
また、特許文献2に記載された発明は、上記の特許文献1の課題を同時に解決する技術が開示されているが、一方でウィング部を折りたたむ際、ウィング同士が重なり、折り畳んだ後の個包装の厚くなるため、持ち運び性が劣るという問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、嵩張らずコンパクト性に優れるウィング付きの吸収性物品を提供することを目的とする。
発明者は鋭意検討を行い、本体部の幅方向両端からそれぞれ突出する2つのウィング部を有するウィング付きの吸収性物品において、ウィング部がトップシート又は立体ギャザーの少なくともいずれかが幅方向に延出した上部シートと、バックシートが幅方向に延出した下部シートと、上部シートと下部シートとの間に挟持されたウィング用吸収体と、を含み、ウィング部が、長手方向に位相をずらして幅方向に互い違いに配置されているようにすることで、嵩張らずコンパクト性に優れるウィング付きの吸収性物品とすることができ、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、以下のものを提供する。
(1)本発明の第1の態様は、液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートとの間に吸収体が介在された本体部と、上記本体部の肌当接面側の長手方向に沿って備えられた一対の立体ギャザーと、上記本体部の幅方向両端からそれぞれ突出する2つのウィング部と、を有するウィング付きの吸収性物品であって、上記ウィング部は、上記トップシート又は上記立体ギャザーの少なくともいずれかが幅方向に延出した上部シートと、上記バックシートが幅方向に延出した下部シートと、上記上部シートと上記下部シートとの間に挟持されたウィング用吸収体と、を含んでおり、上記ウィング部は、長手方向に位相をずらして幅方向に互い違いに配置されていることを特徴とする、吸収性物品である。
(2)本発明の第2の態様は、(1)に記載の吸収性物品であって、上記本体部は、三つ折りするためのそれぞれ幅方向に延びる第一折り線と第二折り線を有し、上記ウィング部は、長手方向における上記第一折り線と上記第二折り線と間のクロッチ領域に、左右に1つずつ設けられることを特徴とするものである。
(3)本発明の第3の態様は、(1)又は(2)に記載の吸収性物品であって、上記ウィング部は、一のウィング部と他のウィング部を含み、上記一のウィング部と上記他のウィング部は、折り畳み時において、上記一のウィング部のウィング用吸収体と上記他のウィング部のウィング用吸収体が互いに重ならないよう配置されていることを特徴とするものである。
(4)本発明の第4の態様は、(3)に記載の吸収性物品であって、上記一のウィング部の上記他のウィング部寄りの一の付け根端部と、上記他のウィング部の上記一のウィング部寄りの他の付け根端部との、長手方向における離間距離は、2mm以上であることを特徴とするものである。
(5)本発明の第5の態様は、(3)又は(4)に記載の吸収性物品であって、上記一のウィング部の後辺と上記本体部の長手方向の一辺が成す角θ1と、上記他のウィング部の前辺と上記本体部の長手方向の他辺が成す角θ2の和は、160°以下であることを特徴とするものである。
(6)本発明の第5の態様は、(1)から(5)のいずれかに記載の吸収性物品であって、上記ウィング用吸収体の中央部にスリット部が設けられていることを特徴とするものである。
(7)本発明の第5の態様は、(1)から(6)のいずれかに記載の吸収性物品であって、上記ウィング用吸収体の幅方向の上記本体部寄りには、長手方向に沿う折り線スリットが設けられていることを特徴とするものである。
(8)本発明の第8の態様は、(1)から(7)のいずれかに記載の吸収性物品であって、上記ウィング用吸収体と上記吸収体とは、幅方向に少なくとも一部が接続されており、上記上部シートの肌当接面側に防水シートが積層されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、嵩張らずコンパクト性に優れるウィング付きの吸収性物品を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る吸収性物品をトップシート側から見た平面図である。 図1のY-Y線における断面図である。 本発明の別実施形態に係る吸収性物品をトップシート側から見た平面図である。 図3のY-Y線における断面図である。
以下、本発明を実施するための形態(以下、単に「本実施形態」という。)について詳細に説明する。以下の本実施形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明を以下の内容に限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨の範囲内で適宜に変形して実施できる。
なお、図面中、同一要素には同一符号を付すこととし、重複する説明は省略する。また、上下左右等の位置関係は、特に断らない限り、図面に示す位置関係に基づくものとする。さらに、図面の寸法比率は図示の比率に限られるものではない。
また、本明細書の説明において、吸収性物品1の着用時とは、吸収性物品1の着用時及び着用後の少なくとも一方をいう。吸収性物品1の長手方向とは、吸収性物品1が着用されたときに着用者の前後にわたる方向であり、図中、符号Xで示す方向である。また、吸収性物品1の幅方向とは、長手方向に対して横又は直交する方向であり、図中、符号Yで示す方向である。さらに、肌当接面とは、吸収体等の各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側に配される面であり、非肌当接面とは、吸収体等の各部材の表裏両面のうち、着用時に着用者の肌側とは反対側に向けられる面である。体液とは、尿や軟便中の水分等の体内から体外に排出された液体をいう。さらに、吸収性物品1としては、生理用ナプキンや軽度の失禁用パッドが例示され、特に軽度の失禁用パッドであることが好ましいが、これに限定されるものではなく、その他の吸収性物品であってもよい。
<吸収性物品>
図1は、本発明の実施形態に係る吸収性物品1をトップシート11側から見た平面図である。また、図2は、図1のY-Y線における断面図である。図1及び図2に示すように、吸収性物品1は、液透過性のトップシート11と液不透過性のバックシート12との間に吸収体13が介在された本体部10と、本体部10の肌当接面側の長手方向に沿って備えられた一対の立体ギャザー20と、本体部10の幅方向両端からそれぞれ突出する2つのウィング部30と、を有するウィング付きの吸収性物品1である。これにより、吸収体13は、トップシート11とバックシート12との間に挟まれた構造となっている。
<本体部>
吸収性物品1の本体部10における、長手方向の寸法は100mm以上500mm以下、幅方向の寸法は50mm以上250mm以下であることが好ましい。本体部10の寸法を上記の範囲に調整することにより、生理用ナプキン、失禁用パッド等に適した吸収性物品1を得ることができる。
(トップシート)
トップシート11は、体液が吸収体13へと移動するような液透過性を備えた基材から形成されればよく、例えば、サーマルボンド不織布、スパンボンド不織布など公知の親水性不織布等を使用できる。また、トップシート11には、液透過性を向上させるために、表面にエンボス加工や穿孔加工を施してもよい。これらのエンボス加工や穿孔加工を施すための方法としては、公知の方法を制限なく実施することができる。また、肌への刺激を低減させるため、トップシート11には、ローション、酸化防止剤、抗炎症成分、pH調整剤、抗菌剤、保湿剤等を含有させてもよい。
強度、加工性及び液戻り量の点から、トップシート11の坪量は、10g/m以上300g/m以下であることが好ましく、15g/m以上200g/m以下であることがより好ましい。トップシート11の形状としては特に制限はないが、漏れがないように体液を吸収体13へと誘導するために必要とされる、吸収体13を覆う形状であればよい。
(バックシート)
バックシート12は、吸収体13が保持している体液が衣類を濡らさないような液不透過性を備えた基材を用いて形成されればよく、通気性又は非通気性の不透液性のプラスチックフィルムを使用できる。
強度及び加工性の点から、バックシート12の坪量は、10g/m以上60g/m以下であることが好ましく、15g/m以上40g/m以下であることがより好ましい。バックシート12に通気性を備えさせるためには、例えば、基材の樹脂フィルムにフィラーを配合したり、バックシート12にエンボス加工を施したりすればよい。なお、フィラーとしては炭酸カルシウムを挙げることができ、その配合方法は、公知の方法を制限なく行うことができる。
(吸収体)
本発明の吸収性物品1の本体部10において、吸収体13の長手方向の寸法は、70mm以上450mm以下であることが好ましく、100mm以上400mm以下であることがより好ましい。また、吸収体13の幅方向の寸法は、40mm以上230mm以下であることが好ましく、50mm以上200mm以下であることがより好ましい。
吸収体13は、基材としての吸収性繊維及び高吸収性ポリマー(以下、SAPとも称する)を含むことが好ましい。
吸収性繊維は、一般に吸収性物品に使用されるものであれば特に制限はなく、例えば、フラッフパルプ、コットン、レーヨン、アセテート、ティシュー、吸収紙、親水性不織布等を挙げることができる。これらの中でも、吸収性の観点から、フラッフパルプを使用することが好ましい。フラッフパルプとしては、木材パルプ(例えば、サウザンパインやダグラスファー等の針葉樹晒クラフトパルプ(N-BKP))、合成繊維、樹脂繊維、非木材パルプ等を綿状に解繊したものを挙げることができる。吸収体13に、基材としての吸収性繊維にフラッフパルプを用いた場合、吸収性繊維の坪量は、特に限定されないが、100g/m以上800g/m以下であることが好ましく、150g/m以上600g/m以下であることがより好ましい。これにより、吸収体13により多くの体液を吸収させることができる。
吸収体13が含むSAPとしては、体液を吸収し、かつ、逆流を防止できるものであれば特に制限はなく、ポリアクリル酸ナトリウム系、ポリアスパラギン酸塩系、(デンプン-アクリル酸)グラフト共重合体、(アクリル酸-ビニルアルコール)共重合体、(イソブチレン-無水マレイン酸)共重合体及びそのケン化物等の材料から形成されたものを使用することができる。これらの中でも、重量当たりの吸収量の観点から、ポリアクリル酸ナトリウム系が好ましい。
また、SAPの坪量は、特に限定されないが、50g/m以上500g/m以下であることが好ましく、100g/m以上300g/m以下であることがより好ましい。
吸収体13において、吸収性繊維及びSAPの形態は、吸収性繊維中にSAP粒子を混合して形成したものでもよく、吸収性繊維間にSAP粒子を固着したシートでもよい。また、SAP粒子の漏洩防止や吸収体13の形状の安定化の目的から、吸収体13を包むような、キャリアシートを設けてもよい(図示しない)。キャリアシートの基材としては親水性を有するものであればよく、ティシュー、吸収紙、エアレイド不織布、スパンボンド不織布等の親水性不織布を挙げることができるが、中でもスパンボンド不織布が好ましい。また、キャリアシートを複数備える場合は、複数のキャリアシートの基材は同一のものであっても異なるものであってもよい。
<立体ギャザー>
吸収性物品1は更に、図1に示すように、着用者の排泄した体液の左右への漏れ(横漏れ)を防止するため、本体部10の肌当接面側において、長手方向に沿って一対の立体ギャザー20が備えられている。吸収性物品1の幅方向における一対の立体ギャザー20の外端はバックシート12に固定され、その内端はトップシート11に固定され、その中央はトップシート11に固定されない自由端となるように、一対の立体ギャザー20のシートが配される。一対の立体ギャザー20を長手方向に沿って設けることで、一対の立体ギャザー20が起立性を有し、着用者の体型に合わせて変形可能なものとなる。なお、強度及び加工性の点から、一対の立体ギャザー20の坪量は、10g/m以上50g/m以下であることが好ましい。
<ウィング部>
さらに、本発明の吸収性物品1は、本体部10の幅方向両端からそれぞれ突出する2つのウィング部30を有する。図1に示すように、ウィング部30は、長手方向に位相をずらして幅方向に互い違いに配置されている。ウィング部30をこのような配置とすることにより、ウィング部30を吸収性物品1の幅方向中央に向かってそれぞれ折りたたんだ際、互いに重ならないため、吸収性物品1の個包装における嵩張りを抑制でき、コンパクト性に優れるウィング付きの吸収性物品1とすることができる。
ウィング部30は、上記の配置であれば長手方向の任意の位置に自由に配置してよいが、図1に示すように、本体部10は、三つ折りするためのそれぞれ幅方向に延びる第一折り線14と第二折り線15を有し、ウィング部30は、長手方向における第一折り線14と第二折り線15と間のクロッチ領域16に、左右に1つずつ設けられることが好ましい。ウィング部30を設ける領域をクロッチ領域16、すなわち下着に取り付けられる股部に限定することにより、股部における下着への装着性、防漏性を集中的に向上できる。
ウィング部30は、トップシート11又は立体ギャザー20の少なくともいずれかが幅方向に延出した上部シート31と、バックシート12が幅方向に延出した下部シート32と、上部シート31と下部シート32との間に挟持されたウィング用吸収体33と、を含む。
このとき、上部シート31は上述したトップシート11又は立体ギャザー20と、下部シート32はバックシート12と、ウィング用吸収体33は吸収体13とそれぞれ同じ基材を用いることができる。上部シート31とトップシート11又は立体ギャザー20、下部シート32とバックシート12、ウィング用吸収体33と吸収体13は基材が異なっていてもよいが、加工性の点から同じ基材を用いることが好ましく、また、坪量も同等の数値範囲であることが好ましい。
また、図1に示すように、ウィング用吸収体33の中央部にスリット部34が設けられていることが好ましい。スリット部34が設けられることにより、吸収性物品1を装着するときや廃棄するときにウィング部30を掴みやすく、装着や廃棄の動作を行いやすくなる。
ウィング部30は、図1に示すように一のウィング部301と他のウィング部302を含むことが好ましいが、一のウィング部301と他のウィング部302は、折り畳み時において、一のウィング部301のウィング用吸収体33と他のウィング部302のウィング用吸収体33が互いに重ならないよう配置されていることが好ましい。下着への固定性を高めるために、ウィング部30を多少大きくしてもよい。ウィング部30(一のウィング部301と他のウィング部302)の、上部シート31と下部シート32の積層のみで形成されている領域同士が折り畳み時に重なっても、個包装は嵩張らないため、固定性を高めつつ、コンパクト性に優れるウィング付きの吸収性物品1とすることができる。
また、一のウィング部301の他のウィング部302寄りの一の付け根端部と、他のウィング部302の一のウィング部301寄りの他の付け根端部との、長手方向における離間距離D1は、2mm以上であることが好ましい。D1が2mm以上であると、吸収性物品1の加工時にウィング部30同士が重なりにくく、かつ、吸収性物品1の装着時に開きやすくなる。なお、D1は2mm以上10mm以下であることがより好ましい。
また、図1に示す一のウィング部301の後辺と本体部10の長手方向の一辺が成す角θ1と、他のウィング部302の前辺と本体部10の長手方向の他辺が成す角θ2の和は、160°以下であることが好ましい。160°以下であると、吸収性物品1の加工時にウィング部30同士が重なりにくく、かつ、吸収性物品1の装着時に開きやすくなる。なお、角θ1と角θ2の和は60°以上160°以下であることがより好ましい。
なお、別の実施形態における平面図である図3及びその断面図である図4に示すように、ウィング用吸収体33と吸収体13とは、幅方向に少なくとも一部が接続されていてもよい。ウィング用吸収体33が本体部10の吸収体13と接続していると、本体部10の吸収体13で吸収しきれない体液を、ウィング用吸収体33まで拡散し吸収することができ、これにより横漏れを軽減することができる。
また、図3及び図4に示すように、肌当接面側からの体液の横漏れを防止し、かつ、本体部10に集中させるために、上部シート31の肌当接面側に防水シート36が積層されていてもよい。防水シート36の基材及び坪量は、本体部10のバックシート12と同じ基材及び坪量であることが好ましい。
また、同じ図3及び図4に示すように、ウィング用吸収体33の幅方向の本体部10寄りには、長手方向に沿う折り線スリット35が設けられていてもよい。折り線スリット35が設けられることにより、個包装するときや使用済みの吸収性物品1を廃棄するときにウィング部30を折り畳みやすくなる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、そのような変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 吸収性物品
10 本体部
11 トップシート
12 バックシート
13 吸収体
14、15 折り線
16 クロッチ領域
20 立体ギャザー
30、301、302 ウィング部
31 上部シート
32 下部シート
33 ウィング用吸収体
34 スリット部
35 折り線スリット
36 防水シート

Claims (8)

  1. 液透過性のトップシートと液不透過性のバックシートとの間に吸収体が介在された本体部と、前記本体部の肌当接面側の長手方向に沿って備えられた一対の立体ギャザーと、前記本体部の幅方向両端からそれぞれ突出する2つのウィング部と、を有するウィング付きの吸収性物品であって、
    前記ウィング部は、前記トップシート又は前記立体ギャザーの少なくともいずれかが幅方向に延出した上部シートと、前記バックシートが幅方向に延出した下部シートと、前記上部シートと前記下部シートとの間に挟持されたウィング用吸収体と、を含んでおり、
    前記ウィング部は、長手方向に位相をずらして幅方向に互い違いに配置されていることを特徴とする、吸収性物品。
  2. 前記本体部は、三つ折りするためのそれぞれ幅方向に延びる第一折り線と第二折り線を有し、
    前記ウィング部は、長手方向における前記第一折り線と前記第二折り線と間のクロッチ領域に、左右に1つずつ設けられることを特徴とする、請求項1記載の吸収性物品。
  3. 前記ウィング部は、一のウィング部と他のウィング部を含み、
    前記一のウィング部と前記他のウィング部は、折り畳み時において、前記一のウィング部のウィング用吸収体と前記他のウィング部のウィング用吸収体が互いに重ならないよう配置されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の吸収性物品。
  4. 前記一のウィング部の前記他のウィング部寄りの一の付け根端部と、前記他のウィング部の前記一のウィング部寄りの他の付け根端部との、長手方向における離間距離は、2mm以上であることを特徴とする、請求項3に記載の吸収性物品。
  5. 前記一のウィング部の後辺と前記本体部の長手方向の一辺が成す角θ1と、前記他のウィング部の前辺と前記本体部の長手方向の他辺が成す角θ2の和は、160°以下であることを特徴とする、請求項3又は4に記載の吸収性物品。
  6. 前記ウィング用吸収体の中央部にスリット部が設けられていることを特徴とする、請求項1から5のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  7. 前記ウィング用吸収体の幅方向の前記本体部寄りには、長手方向に沿う折り線スリットが設けられていることを特徴とする、請求項1から6のいずれか1項に記載の吸収性物品。
  8. 前記ウィング用吸収体と前記吸収体とは、幅方向に少なくとも一部が接続されており、
    前記上部シートの肌当接面側に防水シートが積層されていることを特徴とする、請求項1から7のいずれか1項に記載の吸収性物品。
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